松尾千鶴「タクシー☆しゅがは?」 (28)
橘ありす「タクシーフレデリカ?」
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二宮飛鳥「タクシーイチノセ?」
二宮飛鳥「タクシーイチノセ?」 - SSまとめ速報
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これらのスピンオフコメディになっています。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1579359218
~事務所~
松尾千鶴「うぅ……」ソワソワ
千鶴(心さんから「大事な話があるから☆」って事務所に呼ばれたけど……)
千鶴(てっきりいつもみたいに遊びに誘われるのかと思ったら、そうじゃなさそう……)
千鶴(な、何の話をされるんだろう……も、もしかして……いきなり壁ドンとか……顎をクイって……それで……)
「はぁとのオンナになれよ☆」
千鶴(な、なんてことが!? ど、どうしよう……心の準備ができてないというか別に準備してたらいいわけじゃないし心さんをそんな目で見たことなんてないけどもしも積極的に来られちゃったら!?」キャー
「おーい」
千鶴「どうしよう……どうしよう……」ブツブツ
「おい☆」ペシッ
千鶴「ぁいたっ!? な、何するんですか! し……しん……さん……?」
佐藤心「いやいや、はぁとはさっきから声かけてるのに、千鶴ちゃんがブツブツ言いながら無視するからだろ☆」
千鶴「そ、それはすみませ……ハッ!? き、聞かれてた……!?」
心「いや? 何を言ってるかまではよくわかんなかったけど?」
千鶴「よかった……」ホッ
心「お? はぁとに聞かれちゃイケナイことを考えてたの~? なんだなんだ悪口か~? はぁとはメンタル弱いから、悪口はオブラートに包んで燃えるゴミに出しといてくれな☆ 褒め言葉なら大歓迎だぞ☆」
千鶴「メンタル強くなきゃそんな服で人前に出れないでしょう」
心「はいはぁとのはぁとに100ダメージ~!」ゴファ
心「ま、それは置いといて」
千鶴「別にいいですけど……それで、ええと……大事な話って……」
心「よくぞ聞いてくれたな! 千鶴ちゃんは……」
千鶴「千鶴ちゃんは……?」
心「”タクシーフレデリカ”って聞いたことある?」
千鶴「……は?」
心「えっ、何ではぁと睨まれちゃってる!?」
千鶴「……続けてください」
心「顔が怖いぞ☆ リラックスリラックス☆」
千鶴「続けてください」
心「おおう……ブレない……! フレちゃんがいろんな子をおんぶしてるの、見るでしょ?」
千鶴「それは、ええと……まぁ……」
心「それを見たはぁとは思ったのよ!「これだ!」って!」
千鶴「それは……他の人におんぶしてもらえば移動が楽になるということですか? いくら年齢が事務所の中では上の方だとはいえ、他人に甘えて生きるのは見苦しいですよ」
心「ちげーし!!! 乗っける側だし!!!」
千鶴「え……あっ、いや、いくら飲み会代が足りないからといって、ぼったくりタクシーでお金を稼ぐのは流石に」
心「どんだけ信頼されてないんだ☆ はぁとはかなしいぞ☆」オヨヨヨ
千鶴「違うんですか……?」
心「千鶴ちゃんが普段、はぁとをどう思ってるかはわかった☆」
千鶴「すみません……」
心「ちーがーうーちーがーうー! はぁとも人助けがしたい系なんだってばー!」
千鶴「それで、あわよくば?」
心「あわよくば真奈美ちゃんやあいちゃんみたいに「頼れるお姉さん」のポジに入りたい!!! ……ハッ!!!」
千鶴「そんなことだろうと思いましたけど」
心「はぁとも千鶴ちゃん色に染まっちゃったな☆」
千鶴「そ、そういうのはいいですから」
心「お? 照れてる? 照れマユゲ? 今シーズンも照れマユゲが水揚げされる季節か? お?」
千鶴「う、うるさい! 早く話を進めてください!!!」
心「いけずぅ~☆ ま、そんなわけで「タクシー☆しゅがは」開業のお知らせってことだぞ☆」
千鶴「それで呼ばれたんですか……はぁ……心配して損したわね」ボソッ
心「なんか言った?」
千鶴「変なことに巻き込まれて厄日だって言いました」
心「言ってなかっただろ☆」
千鶴「そもそもどうして私は呼ばれたんですか。心さんが一人で寂しく活動してればいいことでしょう」
心「寂しくは余計だからな☆」
千鶴「間違ってはいないと思います」
心「でもでも、この事務所でタクシーをやる以上、優秀な助手は不可欠なんだぞ☆」
千鶴「優秀……ハッ! そ、そもそもどうしてタクシーを名乗る人が複数いるのか……」
心「まぁまぁ、はぁとも、フレちゃん横のありすちゃんとか、志希にゃん横の飛鳥ちゃんみたいな、可愛くて頼りになる聡明な助手が欲しいんだって~」
千鶴「可愛い……頼りに……聡明……ふふふ……」テレテレ
心(不安になるチョロさだな……)
千鶴「ま、まあ、そこまで言われたら断るのも野暮ですね。年上の顔を立ててあげましょう」ニコニコ
心(いい笑顔だな☆)
千鶴「で、具体的にはどうするんですか」
心「お客さんを待つ!」
千鶴「無策ということですね」
心「シ・ン・ラ・ツ☆」
千鶴「そもそも他人をおんぶした経験なんてあるんですか?」
心「お! 疑ってるな~? 千鶴ちゃんは知らないかもだけど、はぁとだって普段から活躍してるんだぞ☆」
千鶴「具体的には誰を?」
心「腰をいわした菜々パイセンとか酔って潰れた美優ちゃんとか」
千鶴「リアクションとりにくっ……」
心「『レッスンルームに入る時は足が4本、出る時は足が2本、これなーんだ?』ってなぞなぞが出たら答えは『しゅがみん☆』って言うのが正解だぞ☆(レッスンで腰をやっちゃったウサミンがしゅがはの背中に乗っているため)」
千鶴「明日からどんな目で菜々ちゃんを見ればいいんですか」
心「ま、そんな感じで慣れてるから心配すんな☆」
千鶴「別にいいですが……」
ガチャ
遊佐こずえ「ふわぁ……しんと……ちづるだー……」トコトコ
心「お! こずえちゃんだ! 今日もかわいいなー☆ 天使かと思ったぞ☆」
こずえ「しんもー……かわいいよー……」
心「あとははぁとって呼んでくれれば100点なんだけどな☆」
こずえ「しんはー……しんだよー……?」
心「一瞬”心は死んだよ”って聞こえて心臓止まったからやめてくれ☆」
千鶴「レッスン帰りかな?」
こずえ「そうだよー……ちづるもかわいいよー……」
千鶴「べっ、別に私はかわいいって言われたくて話しかけたわけじゃ」ワタワタ
心「かわいいぞ☆」
千鶴「うるさいです」スンッ
心「マジレス☆」
こずえ「それじゃー……おやすみぃ……」
千鶴「わ! こんなとこで寝たら風邪ひいちゃうよ!」
こずえ「でもー……」ウトウト
心「よっしゃよっしゃ! さっそくはぁとの出番だな☆」
千鶴「立てる? はい、手を掴んで……仮眠室まで一緒に行こう?」トコトコ
心「まてまてまてーい!!!!!」ズコー
千鶴「何ですかそのリアクション。昭和ですか」
心「令和にそのツッコミは刺さるから☆」
こずえ「しんー……おんぶー……?」
心「そ☆ 話が早くてはぁと大助かり!」
千鶴「嫌なら乗らなくていいからね……?」
心「そこ☆ 余計な口を挟むな☆」
千鶴「車両への安全上の懸念を伝えるのも助手の務めです」キリッ
心「くっ……屁理屈マユゲ……!」
千鶴「心さん、私をマユゲで認識してる節がありますよね」
こずえ「よいしょー……」ヨジヨジ
心「よっしゃー! しゅっぱーつ☆」
こずえ「おー……!」
千鶴「お、おー……」
心「助手は別にやんなくてもいいぞ☆」
千鶴「なんなんですか」
心「お姫様、乗り心地はどうでしょうか? なんちって」
こずえ「ふわぁ……おかあさんみたいー……」
心「ぐぼぁ!!!!!!」グハァ
千鶴「うわ、吐血した」
千鶴「きっと褒めてるんですから、受け止めてあげましょうよ」
心「うっせー……! こちとら年末年始のご報告ラッシュでメンタルはボロボロなんだぞ……★」
千鶴「知りませんけど……」
こずえ「しんー……ごめんねー……?」
千鶴「こずえちゃんは謝らなくても大丈夫だよ。この人に問題があるから」
心「”この人”て」
心「それじゃ、目的地は仮眠室な☆」トコトコ
千鶴「そこまで遠くではないですね」トコトコ
心「お望みとあれば家にだって連れてくぞ☆」
千鶴「検索履歴が「佐藤心 人さらい」にならなければいいですね」
心「脅し方が独特だな☆」
千鶴「純粋な感想です」
心「つれないなー……あ」
千鶴「?」
心「……」
千鶴「いきなり黙って……どうしたんですか」
心「……」ホレホレ
千鶴「え?」
こずえ「zzz……」スゥ
千鶴「あっ……」
心(な?)ヒソヒソ
千鶴(なるほど……)ヒソヒソ
心(はぁとからは見えないんだけど、どんな寝顔?)ヒソヒソ
千鶴(……まあ、安心してるみたいですね。まるでお母さんにおんぶされる赤ちゃんみたい)ヒソヒソ
心(ぐはぁ)ヒソヒソ
千鶴(小声で吐血した……)
心(と、とにかく、こっからはサイレントしゅがはモードだぞ☆)ヒソヒソ
千鶴(はいはい……)ヒソヒソ
心「……」トコトコ
千鶴「……」トコトコ
心「……」トコトコ
千鶴「……」トコトコ
心「……」トコトコ
千鶴(……心さん……黙っていれば美人なのに)ジー
千鶴(ちゃんと周りのことも見えてるし、本当にイヤなことはしないし……)ジー
千鶴(やだ……普段はまじまじと顔なんて見ないけどなんだか意識しちゃう……どうしよ……よく見ると肌も綺麗だし、よく自虐するほどじゃないと思うけどな……顔立ちも整ってるし、髪も綺麗だから頑張ってお手入れしてるんだよね……それに比べて私は……どうして素直に言えないんだろう……いつも気にかけてくれる心さんに、ぶっきらぼうな対応ばかり……それにしてもこずえちゃんをおんぶしててもぜんぜん息が切れたりしないんだな……あ、でもちょっと顔が赤いかも……そりゃ疲れるよね、だけど赤らんだ顔もちょっと色っぽくて素敵かもしれな」
心「……なぜならさっきから全部聞こえてるからな☆」
千鶴「」
千鶴「」
千鶴「は?」
心「なんでキレた!?」
千鶴「ああああああ穴があったら入りたい……」プシュー
心「んっふっふ~☆ やっぱりツンデレマユゲだな~? このこの~!」
こずえ「このこのー……」
千鶴「ハッ! ご、ごめんねこずえちゃん、起こしちゃった……!」
こずえ「だいじょうぶだよー……ちづる、まっかっかー……」
千鶴「こ、こずえちゃん!!!」
~仮眠室~
こずえ「ありがとぉー……しゅがはー……」
心「お! こっちこそご利用ありがとうなー! 寝る子は育てよー!」
千鶴「……」
こずえ「ちづるもありがとー……」
千鶴「い、いや、私は何も……」
心「自爆も助手の大切なお仕事だぞ☆」
千鶴「う、うるさいです! 私はもう帰りますからね!」
心「ああん、もうちょっと付き合ってくれって☆」
千鶴「いーやーでーすー」
心「そーんーなー」
「あああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
心「!?」
千鶴「!?」
千鶴「い、今の叫び声は!?」
心「と、とりあえず行くぞ☆」
こずえ「いってらっしゃいー……」フリフリ
~晶葉のラボ~
心「ここか☆」ガチャー!!!
千鶴「ああ、ノックもなしに……って菜々ちゃん!?」
安部菜々「うう……」チーン
心「ぱ、パイセン! そんなヤムチャみたいな倒れ方してどうしたパイセン!!!」
池袋晶葉「おお! いいところに!」
心「ハカセ! 説明お願い! 腰か! 腰なのか!」
ライラ「そうなのですよー。みんなでラボのお片づけをしていたのですが、ナナさんがそこの荷物を持とうとした瞬間に動かなくなってしまったのでございますです」
千鶴「そうなんだ……ライラさん、説明ありがとう……」
心「おっし! ここははぁとが引き受けた!」
晶葉「助かる。医務室までどう運ぼうか考えていたところだ」
心「いやー、ホントはライラちゃんも乗っけてあげたかったんだけどな☆」
千鶴「どうしてですか?」
心「何を隠そう、ライラちゃんはタクシーフレデリカ、タクシーイチノセなどを制覇している数少ないタクシーマスターなのだ!」
晶葉「そんな立場になっていたのか……!?」
ライラ「知らなかったですねー」
千鶴「本人が認識してないけど」
ライラ「たしかにライラさん、シキさんに最初にタクシーをしてもらったお客さんだと聞きましたです」
心「ちなみに乗っけた全員が軽さにびっくりして、アメとかをあげてるらしいぞ☆」
晶葉「客が貰ってるの、前代未聞だな」
千鶴「まあ、アメをくれる運転手さんとかはまだいるから……」
心「ま、専門家の意見はまた今度! パイセン! パイセーン!」ユサユサ
菜々「はうっ!!! ゆ、揺らさないでくださいはぁとちゃん……!」
心「意識アリ! はいはい千鶴ちゃん! パイセン乗っけるの手伝って!」
千鶴「は、はい! 菜々ちゃん、大丈夫……? 若いのに腰なんて……大変だね……」
菜々「………………はい」
心(ダメージ入ったな☆)
~廊下~
心「パイセンに振動がいかないように……ゆっくり……」トコトコ
菜々「いつもすみません……」オヨヨ
心「あんまり無理しちゃダメだぞ☆」
菜々「でもやっぱり、お片づけはメイドの血が騒ぐと言いますか……」
心「重いもんは若人に任せた方がいいって☆」
菜々「やっぱりそうですよね……って、ナナも十分若いんですけどね!!! はうっ!」グキッ
心「もー、大きな声出すから」
菜々「ごめんなさい……」シクシク
菜々「あ、千鶴ちゃんも、助けてくれてありがとうございますっ! いつか恩返ししちゃいますからね! ウサミン星人の恩返し! こうご期待ですっ」
心「はいはい、まずは腰を治してからな☆」
菜々「うう……」ショボミーン
千鶴「……」
心「お、どうした? はぁとが連れまわしてアレだけどお疲れさまか?」
千鶴「いえ、心さんと菜々ちゃん、仲良しですよね」
心「お! ジェラシーか~? ジェラシーマユゲか??? 今日はいつにも増してかわいいな~! このこのー!!!」
千鶴「あああもう! そういうのじゃないですから!!!」
菜々「うふふ……」ニコニコ
心「どうしたパイセン。おばあちゃんみたいなニコニコ声で」
菜々「ぐはぁ!!!」
千鶴(今日吐血多いな)
心「じ、冗談だぞ☆ ね!」
菜々「だ、だいじょうぶです……」
千鶴「致命傷にみえるけど……」
菜々「でも、はぁとちゃん、ナナといる時はよく千鶴ちゃんの話をしてくれるんですよ」
千鶴「え……」
心「おいおい☆ はずいな☆」
菜々「素直じゃないけどかわいいんだって、いっつも言ってますから! もうひとり妹ができたみたいで嬉しいって」
千鶴「……ま、まあ、娘って歳ではないですからね」
心「お、照れ隠しか~?」
千鶴「……うるさいですよ」
菜々「ナナも妬いちゃいますね~」ニコニコ
心「もちろんパイセンのことも好きだぞ☆」
菜々「ふふ……ナナも、みなさんのことが大好きですよ」
千鶴「……そうやって言えるの、羨ましい……ハッ!」
心「伝わってっから気にすんなって!」
千鶴「そ、それはそれで恥ずかしいけど……」
心「よーし! なんかテンション上がってきたし、目的地までダッシュすんぞ!」ダダダダダ
菜々「おー!」
千鶴「えっ……そ、そんなに激しく走ると……!!!」
グキッ!!!!!
千鶴「あっ……」
心「あっ……」
菜々「……」チーン
心「パイセーン!!!!!」
~ウサミン輸送完了~
心「ま、ベッドに横にしたから、しばらく休めば大丈夫だろ☆」トコトコ
千鶴「そうですね」トコトコ
心「念のため、後で様子は見に行っとくかな☆」トコトコ
千鶴「この後はどこに?」トコトコ
心「うーん? 考えてない☆」テヘペロ
千鶴「はぁ。そんなことだろうと思いましたけど」
心「別にはぁととしては、千鶴ちゃんが素直になるための特訓とかしてあげてもいいんだぞ?」
千鶴「よ、余計なお世話です!」
心「ほらほら~? 恥ずかしがらずに言ってみ? 「あいらぶしゅがは♪」って☆」
千鶴「言うか!!!」
心「いけずだな☆ そんなとこも可愛いけど☆」
千鶴「う、うるさいうるさい!」
心「こりゃ素直になる特訓より、褒められ耐性をつけることが先か~? かわいいんだから~」
千鶴「か、かわいいかわいい言わないでください!」バシーン
心「ぐえー!!!!!」グキッ!!!
千鶴「ハッ! い、今、変な音が……」
心「」チーン
千鶴「心さん!!!!!!」
千鶴「し、心さん! そんなヤムチャみたいな倒れ方してどうしたんですか心さん!!!」ユサユサ
心「こ、腰が……ゆ、揺らすな☆」
千鶴「あわわわ……ど、どうしよう……私のせいで……」ワタワタ
心「あー……ま、平気平気……ちょうどパイセン連れてった医務室からそんなに離れてないし、ちょっくら横になれば……」ヨロヨロ
千鶴「だ、ダメですって!」
心「おー? じゃ、肩貸してもらって……」
千鶴「ダメです! えっと……ええと……!」
心「って言っても、テレポートなんてはぁとできないし……」
千鶴「わ、私がおんぶします!!!」グルグル
心「!?」
千鶴「こ、この距離なら大丈夫です! もとはと言えば私が叩いたのがいけないので!!! さあ!!!」
心「いやー、はぁとがからかったのがアレだったんだし……」
千鶴「さぁ!!!」
心「お、話を聞かないモードだな☆」
千鶴「さぁ!!!」
心「わかった! わかったって!」ヨイショ
千鶴「……」
心「お、重くない?」
千鶴「……大丈夫です、思っていたより軽いです」ヨロ…
心「それもちょっとフクザツ☆」
千鶴「それでは……医務室まで……」
心「む、無理すんなー……?」
「あれ?」
千鶴「え?」
本田未央「うわ!? ちーづーがさとしんをおんぶしてる!? ふつう逆じゃない!?」
千鶴「み、未央ちゃん!?」
心「おお! ちょうどいいとこに! 未央ちゃん、千鶴ちゃんを支えておくれ!」
未央「べ、別にいいけど……どうしてこうなったの?」
千鶴「えっと……私のせいで心さんが腰をやってしまって……」
未央「腰をヤってしまった!?!?」
心「だってあんな凄いのが入るとは思わなかったんだぞ☆」
未央「凄いのが入る!?!?!?」
千鶴「それにしても大きな声出しすぎですよ……」
未央「大きな声が出る!?!?!?!?」
千鶴「とにかく、早く医務室に……」
未央「……」
心「おろ?」
千鶴「未央ちゃん?」
未央「……から」
千鶴「へ?」
未央「ふ、ふたりがどんな関係でも、未央ちゃんは気にしないからー!!!」ダダダダダ
心「!?」
千鶴「み、未央ちゃん!?!?!?」
心「……なんだったんだろ☆」
千鶴「……さぁ?」
※この後しばらく”ちづしん付き合ってる”というウワサが流れたが、いつものことなので誰も気にしませんでした。
(未央ちゃんには厳重注意が入った)
おわり
ありがとうございました。
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