〈エルダーテイル〉。国内だけでも10万人ほどのプレイヤーがいるとされる老舗オンラインRPGだ。
ディスプレイの中ではもう1人の自分とも言えるキャラクターが仲間達といくつもの冒険を繰り広げる。
そして今夜、12番目の拡張パック〈ノウアスフィアの開墾〉が実装される。
〈プレイヤーの設定〉
名前
性別
レベル (1~90)
メイン職業
守護戦士、武士、武闘家
施療神官、森呪遣い、神祇官
暗殺者、盗剣士、吟遊詩人
妖術師、召喚術師、付与術師
サブ職業
大工、筆写師、見習い徒弟など
その他特徴や装備など
>>2->>4まで募集します
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1582623000
名前 アスカ
性別 女
レベル 50
メイン職業
妖術師
サブ職業
刻印術師
その他特徴や装備など
中堅クラスの妖術師テンプレ装備。杖だけ立派なレアドロップ
前衛職の友人に誘われて始めたはいいものの、尽く育成難の職業を選び続けた
回復アイテムと刻印術の生産アイテムに金を消費させられる毎日だが、レアドロ杖を手に入れてモチベーションが高まっている
銀髪ロングで色々とちっこい15歳
名前:リュウ
性別:男
レベル:45
メイン職業
武闘家
サブ職業
追跡者
その他の特徴や装備など
赤髪天然パーマ。鼻に絆創膏が貼ってある青年。筋肉質で黒いレザージャケットのような防具を着ていて、武器はレアドロップでとったグローブのような武器を装備している。
性格は誰にでも優しく、ちょっと熱血漢なところがある。基本的に最前線で闘うが状況に応じて「追跡者」で音もたてずに接近する戦法をとることがある。ソロで活動することあるがパーティーを組んで活動することが多い。
アスカ「……ん?」
気がついた時、視界は真っ暗だった。どうやら何かに顔を埋めているらしい。
嗅ぐだけで懐かしい気分になる青い香りがした。
目を閉じたまま仰向けになった。
刺すような日差しが目に痛い。
ゆっくりと目を開けると、そこは日が照り、廃ビルと生い茂る木々の街。アスカの知る〈エルダーテイル〉のプレイヤータウンである〈アキバ〉に近いものだった。
アスカ「ここはエルダーテイルなの……?」
ゲーム時代のそれと違う点を挙げるならば、そこにいるのは冒険の準備や商売を行うプレイヤー達ではなく、阿鼻叫喚する哀れなもの。
叫び、這い蹲り、怒鳴り散らす。
アスカも戸惑いはしたものの、それが解決策でないのを理解した時点で思考を停止させた。
今動かすべきは頭ではなく、身体なのだ。
身体はよく動く。動かしてやっと気が付いたのだが、ゲーム時代の装備をそのまま着ていた。
〈緑玉布のローブ〉の感触が肌に心地よい。ゲームと現実の体格差が全くないため、違和感なく動くことができた。
アスカ「よしっ! まずは状況確認する!」
状況といっても、〈アキバ〉の街には怒号や悲鳴が飛び交うばかりで情報の交換が可能な人はいなかった。
ドン、と視界が揺れる。
「危ねーな! どこ見て歩いてんだよ」
つまずいて膝をついた拍子に、視界に重なる形でメインメニューが表示された。
アスカ「これ、ゲームの……」
アイテムやステータスなどの中にログアウトの項目があったが、実行はできなかった。
そしてアスカはフレンドリストの項目を発見する。
アスカ「そっか。フレンド……! 誰か……」
表示を指で触れるとフレンドの名前が一覧になって出てくる。
そしてアスカはある人物の名前を見つける。触れると〈念話〉、所謂ボイスチャットを選択した。
フレンド>>1のテンプレを使用して
>>9
名前 ルーシオ
性別 男
レベル 87
メイン職業
召喚術師
サブ職業
会計士
その他特徴や装備など
エルダーテイルの中でも比較的ベテランのプレイヤーで、全体的にレア度の高い術士系装備で固めている
見た目は10代前半くらいの金髪の少年だが、喋り方はかなり大人びている
新人プレイヤーの面倒見も良く、時には人生の荒波を乗り越えてきたかのようなアドバイスを送ることもあるため、実年齢はかなり大人なのではないかともっぱらの噂
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