シンジ「モテ期?」 (40)
エヴァSSです
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シンジ「モテ期ですか?」
ミサト「そう!人生の中で3度はモテ期がくるって聞いたことあるわ」
アスカ「バカシンジには無縁な話よね~」
シンジ「な、なんだよそれ!」
アスカ「バカシンジみたいなナヨナヨしてて女々しい奴を好きになる女の子なんているわけないでしょって意味よ」
ミサト「あら~?案外そうでもないみたいよ」
アスカ「いきなりなによ」
ミサト「今はガッツガツの肉食系よりも、優しくておっとりした男の子がモテるってテレビでやってたから」
シンジ「そうなんですか??」
アスカ「食いつき方がエグいわよあんた」
ミサト「そんなこと言ってるとシンちゃん誰かに取られちゃうかもよ~?」ニヤニヤ
アスカ「バ、バカシンジみたいなの私の好みじゃないから!」
シンジ「僕だってアスカみたいに男勝りな女の子好みじゃないから!」
アスカ「な、なな、なんですってぇぇ??バカシンジのクセに私に刃向かうつもり!」
シンジ「先に突っかかってきたのはそっちだろ!」
ミサト「相変わらず仲がよろしいことで」
シンジ・アスカ「よくない(です)??」
アスカ「バカシンジの相手してると疲れるわ…先にお風呂入って寝ちゃうから」
シンジ「はいはい。行ってらっしゃい」
アスカ「覗いたらぶっ[ピーーー]から!」
シンジ「誰がアスカの裸なんか…」
アスカ「は?なんか言った?」
シンジ「何にも言ってないよ」
アスカ「ふん!」
ガチャ バタン??
ミサト「アスカも素直じゃないわね~」
お風呂
バシャー
アスカ「ふぅ…モテ期ね~」
アスカ「バカシンジにモテ期なんかくるわけないじゃない」
ミサト『今はガッツガツの肉食系よりも、優しくておっとりした男の子がモテるってテレビでやってたから』
アスカ「は、ははっ!そんなバカな…」
ミサト『そんなこと言ってるとシンちゃん誰かに取られちゃうかもよ~?』
アスカ「……バカシンジに彼女?楽しそうに会話して、手つないで、チュ、チューして……」
アスカ「ダ、ダメェェェ!」
ビクッ!
シンジ「な、なんだ!?」
ミサト「うふふっ…」
アスカ「あがったわよ…」
シンジ「なんかお風呂場で叫び声聞こえたけどなんかあった?」
アスカ「あれは…」
アスカ「熱唱してたのよ!」
シンジ「そうなんだ。いきなり聞こえたからビックリしたよ」
アスカ「い、いいからサッサとお風呂入っちゃいなさいよ」
シンジ「言われなくても入るよ~」
ガチャ バタン!
アスカ「ふぅ…」
ミサト「お風呂場でなに考えてたの~?」
アスカ「だ、だから熱唱してたって言ったじゃない!」
ミサト「ホントに~?」
アスカ「これ以上からかうと怒るわよ!」
ミサト「ごめんごめん~そう怒らないでよアスカ~」
アスカ「まったく…」
ミサト「あっそうそう!なんか携帯で名前と生年月日入れるとモテ期が何歳にくるか分かるサイトがあるらしいわよ!」
アスカ「はぁ~?なんでそんなこと教えんのよ。私はそういうの信じないから!」
ミサト「ただ言ってみただけよ」ニヤニヤ
アスカ「まったく意味が分からないわ…もう私寝るから!」
バタン??
ミサト「おやすみ~……さて、面白い感じになってきたわね
アスカ部屋
アスカ「なにがモテ期よ!私なんか年中モテ期だっつ~の!」
アスカ「……」
アスカ「モテ期が何歳にくるか分かるサイトか…」
アスカ「ちょっと試してみようかしら」
アスカ「どれどれ?アスカ・ラングレー、2001年12月4日A型っと…」
■第1回目:『12歳!』モテ値70点
■第2回目:『28歳!』モテ値100点
■第3回目:『46歳!』モテ値70点
アスカ「12歳とかもう過ぎてるじゃないの…しかも次が28って…なんかたかが占いだけどショックでかいわね」
アスカ「は~ぁくだらない」
アスカ「……」
アスカ「一応、バカシンジのも試してみよう」
アスカ「えっと、2001年6月6日A型 碇シンジっと」
アスカ「……なんでバカシンジの誕生日しってんのよ私」
アスカ「ま、まぁそれはさておき、さぁ結果は?」
■第1回目:『14歳!』モテ値100点
■第2回目:『14歳!』モテ値100点
■第3回目:『14歳!』モテ値100点
アスカ「ええぇぇぇぇ!?」
アスカ「な、なな、なによこれ!?オール14歳!?人生の3回のモテ期が集中してるじゃないの!」
アスカ「しかも、オール100点ってなんなのよ!バカシンジのくせに!」
アスカ「ってあれ?14歳って今じゃないの?」
アスカ「……」
アスカ「は、あははっ!たかが占い!当たるわけないわ!」
ミサト「たかが占いされど占いよ」
アスカ「きゃあぁぁぁ!」
アスカ「なな、なに覗いてんのよミサト!」
ミサト「アスカがこっちに聞こえるぐらいのデカさで喋ってるからいけないんでしょ?」ニヤニヤ
アスカ「どこまで聞いてたのよ!」
ミサト「私なんか年中モテ期だっつ~のってところから」
アスカ「」
アスカ「こんな占い当たるわけないじゃん!バカシンジがモテモテになるとか天と地がひっくり返るぐらいレアよ!」
ミサト「そうかしらね?最近、私もシンジ君にちょっと気持ち傾いたりしてる感じよ?」
アスカ「はぁ?なに言っちゃってんのミサト?」
ミサト「料理できて掃除洗濯もこなして、あのお姉さんの母性をくすぐる性格…ネルフのお姉さん達の間じゃあ結構評判いいのよ?」
アスカ「嘘でしょ…」
ミサト「だからさっき言ったとおり誰かに取られちゃうわよ?っていったのよ」
アスカ「バカシンジがモテモテ……」
アスカ「ありえないありえない!こんなの絶対にありえない!ていうか私が認めない!」
ミサト「シンジ君も男の子なんだからね」
アスカ「うるさいうるさい!早く出て行きなさいよ!」
ミサト「はいはい。アスカも早く寝なさいよ」
アスカ「わかってるわよ!」
ミサト「おやすみ~」
アスカ「……」
アスカ「誰にも渡すもんですか…バカシンジは私が手にいれる!」
ミサト「クックック…アスカは単純なんだから…」
ミサト「リツコにモテ期のサイトをちょちょっといじってもらったのはやっぱり正解ね!」
ミサト「さてさて、あとはあの子に…」
次の日 朝
シンジ「ふわぁ~……お弁当作らなきゃ」
トントントン
シンジ「ん?」
トントントン
シンジ「誰か起きてる…?」
アスカ「う~ん…なんか薄味ね。なにが足りないのかしら」
シンジ「ア、アスカ!?」
シンジ「こんな早くになにやってるの!?」
アスカ「見てわかんないの?朝ごはん作ってんのよ。」
シンジ「急にどうしたんだよ!」
アスカ「べ、べつ私が朝ごはんぐらい作ったっていいでしょ!」
シンジ「なんかあった?」
アスカ「な、なんもないわよ!早く食べないと遅刻しちゃうでしょ!」
シンジ「うん…じゃあいただきます」
スッ
チラチラ
アスカ「毒なんか入れてないわよ」
シンジ「そ、そうだよね!」
パクッ
モグモグ
シンジ「……お、美味しい!」
アスカ「でしょ?私にかかれば料理なんかちょちょいのちょいよ」
ミサト「おはよ~」
シンジ「ミサトさんおはようございます!見てくださいよ!アスカが朝ごはん作ってくれたんですよ!」
ミサト「あらら~どういう風の吹き回しかしらね~」ニヤニヤ
アスカ「ミサトは食べなくていいから」
ミサト「ごめんなさい。いただきます」
シンジ「料理できるなら今までも手伝ってくれれば助かったのに…」
アスカ「バカシンジが料理、洗濯、掃除担当なんだからしょうがないでしょ!」
シンジ「全部じゃないか…」
アスカ「それよりも早く準備しちゃいなさいよ。遅れるわよ」
シンジ「今日はアスカのおかげでちょっとゆっくりできたよ。ありがとう」ニコッ
アスカ「す、素直にお礼言われるのも悪くないわね!(バカシンジの笑顔…///絶対にモテ期なんかに負けない!バカシンジは私がいただく!)」
寝ます
シンジ「じゃあ先に行っちゃうね」
アスカ「ちょっと待ったぁ!」
シンジ「な、なに??」
スッ
アスカ「お弁当よお弁当!せっかくこのアスカ様が作ってあげたんだから残したら承知しないわよ!」
シンジ「お、お弁当まで作ったの?」
アスカ「悪い?」
シンジ「あとで、この見返りを……とか言わないよね?」
アスカ「バ、バカシンジィィィ!どんだけ私のこと疑ってんのよ!」
シンジ「ヒィィ!?ごめん!お弁当ありがとう!行ってきます」
ガチャ バタン??
アスカ「こうも疑わしい目で見られるとか…普段の行いのツケが回ってきたのね…」
シンジ「じゃあ先に行っちゃうね」
アスカ「ちょっと待ったぁ!」
シンジ「な、なに??」
スッ
アスカ「お弁当よお弁当!せっかくこのアスカ様が作ってあげたんだから残したら承知しないわよ!」
シンジ「お、お弁当まで作ったの?」
アスカ「悪い?」
シンジ「あとで、この見返りを……とか言わないよね?」
アスカ「バ、バカシンジィィィ!どんだけ私のこと疑ってんのよ!」
シンジ「ヒィィ!?ごめん!お弁当ありがとう!行ってきます」
ガチャ バタン??
アスカ「こうも疑わしい目で見られるとか…普段の行いのツケが回ってきたのね…」
ミサト「アスカも乙女ね!」キャピッ☆
アスカ「ミサトは黙ってて!」
ミサト「はいはい、大人は口出ししませんよ」
アスカ「じゃあ私もそろそろ学校行くから」
ミサト「で、私のは?」
アスカ「なにがよ」
ミサト「だから私の!」
アスカ「はぁ?だから何がって聞いてんの!」
ミサト「お・べ・ん・と・う!」
アスカ「あぁ、まったく眼中になかったわ」
ミサト「……」
アスカ「行ってきま~す」
ガチャ バタン!
ミサト「ちょっと私に冷たすぎやしない?」
登校中
アスカ「バカシンジを一人で行かせるんじゃなかったわ。登校中にでも異性にキャピキャピされたら…」
ヒカリ「おはようアスカ!」
アスカ「ブツブツブツブツ……」
ヒカリ「ア・ス・カ!」
アスカ「ひゃあ!?」
ヒカリ「どうしたの?なんか一人でブツブツ言ってたけど?」
アスカ「あぁ、ちょっといろいろあってね」
ヒカリ「碇君のこと?」
アスカ「そうなのよ……って違うわよぉぉ!」カァ~///
ヒカリ「やっぱりそうなんだぁ~隠さなくてもいいのに」
アスカ「だ、だから違うって言ってるじゃないの!」
ヒカリ「ごめんごめんアスカ!だからそんなに怒らないで!」
アスカ「まったく…」
ヒカリ「けど、本当に悩みがあるんだったら私でよければ相談にのるからね?一人で抱え込まないでね」
アスカ「……ありがとう」
学校
ガラガラ
アスカ「(バカシンジはっと…」
キョロキョロ
シンジ「それで昨日さぁ…」
ペチャクチャ
トウジ「ホンマかシンジ!」
ケンスケ「いいないいなぁ~」
アスカ「ふぅ…あの二人と一緒なら大丈夫そうね」
レイ「碇君おはよう」
シンジ「!?」
トウジ「!?」
ケンスケ「!?」
アスカ「!?」
シンジ「お、おはよう綾波。綾波から声かけてくれるなんて珍しいね」
レイ「碇君に挨拶したいと思ったから」
シンジ「そ、そうなんだ!ありがとう」
スタスタ
トウジ「どういうこっちゃ。あの綾波から声かけてくるなんてどういう風の吹き回しや」
シンジ「ちょっとビックリしちゃったよ」
ケンスケ「くぅ~!羨ましすぎるぞシンジ!」
わしゃわしゃ
シンジ「ちょっ!?やめろよケンスケ!」
アスカ「あのえこひいきからバカシンジに挨拶…?予想外のダークホースがいたもんね…」
キーンコーンカーンコーン
先生「ほら!席つけお前ら!」
トウジ「なんや?社会の先生はどうしたんや?」
先生「今日は一日休むらしい。だからこの時間は自習だ」
トウジ「ヒャッフゥゥゥ!サボれんでぇ~!」
ワイワイ
ガヤガヤ
先生「馬鹿野郎!ちゃんと自習用のプリントを貰ってある!授業終わりに回収しに来るからそれまでに全部埋めるように!サボってた奴らには、放課後に再度プリントやってもらうからな!」
えぇぇぇ!
トウジ「せっかくの自習やのに勉強せなあかんのか…」
シンジ「仕方ないよ。先生も自習って聞いて喜ぶ姿が目に見えてるだろうしね」
トウジ「かぁ~!プリントとかめんどくさいの~!」
シンジ「そんなこと言ってると怒られるよ?」
トウジ「誰にや?」
シンジ「そりゃあもちろん…」
ヒカリ「鈴原!ちゃんとプリントやりなさいよ!」
トウジ「ゲゲッ!?イインチョ!?」
シンジ「だから言ったのに…」
ヒカリ「サボってないで勉強しなさいよ!」
トウジ「ホンマ、イインチョは真面目やなぁ~わしゃ勉強する気全くないで」
ヒカリ「先生も言ってたでしょ?授業終わりにプリント回収するからそれまでにやっとけよって!」
トウジ「せやけど、プリント出さないで怒られんのはワシやろ!イインチョには関係ないやろが!」
ヒカリ「が、学級委員長として大有りなの!鈴原がやらないとクラスの問題にもなるのよ!!」
トウジ「そ、そんなもん知ったこっちゃないわい!!」
女子A「夫婦喧嘩はよしなさいよ~」
ヒカリ「なっ!?ふ、夫婦ってなによぉ~!///」
トウジ「だ、誰が夫婦じゃい!!いらんこと言うなや!!」
はははははっ!
ヒカリ「ちゃ、ちゃんとやりなさいよね!///」
トウジ「しゃ~ないの~!やりゃあいいんやろ!やりゃあ!」
トウジ「ったく…あいつはワシのオカンか」
シンジ「とりあえずプリントやろ?教えるからさ」
トウジ「助かるわセンセ」
~10分後~
トウジ「まったくわからん」
シンジ「ここはねぇ…確か教科書の58ページあたりに…」
ガタッ
ヒカリ「あ、綾波さん?どうしたの?」
スタスタスタッ
シンジ「!?」
レイ「勉強教えて。碇君」
アスカ「(ま、またエコヒイキからバカシンジに!?)」
シンジ「ど、どうしたの綾波?」
レイ「碇君に勉強教えてほしいの」
トウジ「ヒューヒュー!今日は綾波にモテモテやないかぁ!」
シンジ「や、やめてよトウジ!」
トウジ「アツアツやなぁ~!見てるこっちが恥ずかしく…」
レイ「碇君に勉強教えてもらうからどっかいって」
トウジ「は、はぁ?珍しく話しかけてきた思ったらどっかいけやとぉ~?どこに行けっちゅ~ねん!」
アスカ「(エコヒイキにばっかりアプローチさせないから!)」
ガタッ!
ヒカリ「ア、アスカ?」
スタスタスタ
シンジ「な、なに!?」
アスカ「わ!た!し!に!勉強教えなさいよバカシンジ!」
シンジ「二人とも急にどうしたんだよ!?」
アスカ「いいから私に勉強教えなさいよ!私だけに!」
レイ「私に教えて、碇君」
トウジ「これはまさに愛の三角関係っちゅ~やつか?」ニヤニヤ
アスカ「あんた邪魔だからどっか行きなさいよ!」
トウジ「じゃ、邪魔とはなんちゅ~言い方…」
レイ「邪魔」
トウジ「二人してなんやねん!」
~5分後~
アスカ「ジャージ!」
トウジ「ジャージて…」
レイ「邪魔」
トウジ「邪魔て…」
トウジ「何かもうあかんわ…わしっていらん子なんかな…」
ガタッ
シンジ「ちょ、ちょっとトウジ!」
トウジ「わいかて鉄のハートを持っとるわけやない…今まさに打ち砕かれたわ…3人仲良くやり~や…」
スタスタスタ…
トウジ「イインチョ…隣座るで…」
ヒカリ「う、うん…さっきは言い過ぎた。ごめんね」
トウジ「いいんやいいんや…あの二人に比べたら可愛いもんや…仲良うやろうやイインチョ」
ヒカリ「うん…///」
アスカ「もらったぁぁ!」
ガタン!
レイ「どいて弐号機の人」
アスカ「早い者勝ちに決まってんでしょ~?」
レイ「私が先に碇君に勉強教えてもらうように言ったわ」
アスカ「う、うるさい!」
シンジ「二人ともやめなよ…」
レイ「いいわ」
スタスタスタ
アスカ「やっと諦めたわね(とりあえず阻止成功!)」
レイ「邪魔だからどいて」
ケンスケ「よ、よろこんで!(綾波の席に座れるぞぉぉ!)」ギンギン!
アスカ「」
アスカ可愛い
期待
シンジ「(両隣に女の子って嬉しいはずなんだけどなぁ…気まずくてしょうがないよ)」
アスカ「(なんで今日に限って積極的なのよこいつ)」
レイ「碇君」
シンジ「ど、どうしたの?」
レイ「勉強教えて」
シンジ「そ、そういえばそうだったね!」
アスカ「私に勉強教えなさいよバカシンジ!」
シンジ「ど、どうしろって言うんだよぉ!二人に教えるから仲良くしてよ!」
レイ「私に教えるのはイヤ?」
シンジ「い、嫌じゃないよ!」
アスカ「ふ~ん?じゃあ私に教えるのはイヤってことね?」
シンジ「そ、そんな事ないよ!」
アスカ「どっちに教えるのかハッキリ決めなさいよ!」
シンジ「えっ…ええぇぇぇ!?なんだよそれ!?別に二人に教えれば済む話じゃないか!」
アスカ「ハッキリしない男は嫌われるわよ!」
シンジ「(だ、誰か助けてぇ~)」
ガラガラ
先生「よーし!お前ら真面目にやってたか?」
アスカ「げっ!?もうこんな時間!?」
シンジ「お、終わったぁぁ!」
アスカ「なに嬉しがってんのよ!」
バシッ!
シンジ「いたっ??叩かなくてもいいだろ!」
先生「それじゃあプリント回収するからな!」
シンジ「ヤ、ヤバイ!全然やってないや…」
アスカ「ちょっと!バカシンジのせいで私も居残り確定じゃないの!」
シンジ「僕のせい!?元わといえばアスカが邪魔してきたからいけないんだろ!」
アスカ「じゃ、邪魔ですって!?バカシンジが素直に私に教えてれば…」
先生「お前ら2人で喧嘩するのはいいが、放課後居残りってのは忘れるんじゃないぞ!」
あっはははは!
シンジ「…」///
アスカ「…」///
アスカ「あれ?なんで私たちだけ?」
シンジ「他にはいないんですか?」
先生「お前ら以外、全員やってあるぞ?」
アスカ「エ、エコヒイキは?」
先生「エコヒイキ?」
シンジ「あ、綾波は?」
先生「綾波だって…ほら」
ビッシリ!
アスカ「あ、あんたいつの間にぃぃぃぃぃ!!」
シンジ「わ、わからなかったんじゃなかったの?」
レイ「私の役目は果たしたから。じゃあ」
スタスタ
レイ「邪魔」
ケンスケ「でへへっ…今どきます~!」
シンジ「な、なんだったの?」
アスカ「わ、わけわからない…」
お昼
ヒカリ「ご飯食べよアスカ!」
アスカ「あ、あぁ…もうそんな時間になったんだ」
ヒカリ「一時間目終わってからずっとボ~ッとしてたもんね」
アスカ「朝からバカシンジの相手してたらドッと疲れちゃったわ…(エコヒイキのわけわからない行動のせいでもあるんだけど…)」
ヒカリ「放課後に居残りなのは良かったんじゃない?」
アスカ「はぁ?居残りよ?なにが良かったってのよ」
ヒカリ「碇君と二人きりじゃないの」
アスカ「バッ!?バカ言わないでよ!バカシンジと二人きりとかサイッアクよ!(居残りの事しか考えてなかった…)」
ヒカリ「ホントアスカは素直じゃないんだから~」
ヒカリ「一時間目のアスカの行動なんて碇君への積極的アプローチにしか見えなかったよ?」ニヤニヤ
アスカ「そ、それは」
ヒカリ「アスカは素直になればもっと可愛いと思うんだけどなぁ」
アスカ「こ、この話はもうやめ!ご飯食べるんでしょ!」
ヒカリ「ごめんごめん。さっ、ご飯食べよ!」
アスカ「(素直…か。バカシンジの前だとどうしてもあんな態度になっちゃうのよね…)」
4時間目
アスカ「ふわあぁぁ…眠い。(さすがに慣れない早起きなんかするもんじゃないわね…)」
アスカ「(はぁ…なんか一日目から疲れたわ…ずっとバカシンジに気を配ってたからな…)」
アスカ「(こんなの毎日続けられる自信が無くなってきたわ)」
アスカ「(それなら、いっそバカシンジの恋人になったほうが…いやムリムリムリ!私からとかマジ無理!バカシンジだって私のことなんか男勝りで好みじゃないって言ってたし…?)」
アスカ「(あれ?私って嫌われてる…?っていうか嫌われる要素ばっかりじゃない…)」
アスカ「(自分の気持ちだけ先走っちゃってて、あたしなにやってんだろ…あぁ、自分に自信無くなってきたわ…はぁ…)」ウトウト
キーンコーンカーンコーン
トウジ「よっしゃあぁぁぁ!!今日の授業終わりやあァァァ!!」
ケンスケ「今日は近くの駄菓子屋寄ってアイスでも食べようぜ!」
トウジ「そりゃええな!ほなセンセも行くやろ?」
シンジ「僕はこの後、居残りあるから2人で行ってきなよ」
トウジ「なんやシンジ…ノリ悪いで?居残りなんかサボって行こうや」
シンジ「ははっ。サボりたい気持ちもあるんだけどサボった後に後悔するだろうからやってくよ。アスカ一人にさせるのも悪いし」
トウジ「そうか?ほんならセンセには悪いが二人で行かせてもらうわ!」
ケンスケ「二人きりだからって変なことするなよ~?」ニヤニヤ
シンジ「しないよ!」
ヒカリ「あんたたち!さっきの会話聞いてたわよ!」
トウジ「ゲゲッ!?イインチョ!?」
ヒカリ「買い食いは校則違反でしょ!」
トウジ「くっ!!このままやと長~いお説教が!逃げるでケンスケ!じゃあなセンセ!また明日!」
ケンスケ「じゃあなシンジ!」
ダダダダダッ!
ヒカリ「こ、こら!待ちなさい2人とも!」
タタタッ…
シンジ「じゃあね~!」
ガラガラ
先生「おっ!ちゃんと残ってるな!これがプリントだ。先生はやることあるからできたら教壇にでも置いてから帰ってくれ」
先生「帰る時は気をつけるんだぞ!じゃあ頑張れよ」
シンジ「はい」
ガラガラ
シンジ「さてと、アスカは…?」
アスカ「……すぅ~……すぅ~……」zzz
シンジ「寝ちゃってるのか…」
シンジ「なんか起こすの悪いな…今日は珍しく早起きして朝ご飯もお弁当も作ってくれたし」
シンジ「このまま寝かしてあげようかな」
~30分後~
カリカリ
カリカリ
アスカ「ん…ふわあぁぁ…」
シンジ「あっ、起こしちゃったかな?」
アスカ「あれぇ…ここは…?」
シンジ「学校だよ。アスカあのまま爆睡しちゃったんだよ」
アスカ「あっ…プリント!!」
シンジ「アスカの分もやっといたよ」
アスカ「えっ?」
シンジ「なんか気持ち良さそうに寝てたし、起こしちゃあれかなって思って…」
アスカ「(ホント馬鹿みたいに優しいんだからこいつ…///)」
アスカ「あ、ありがとう…」
シンジ「アスカがお礼ってなんかムズムズするなぁ」
アスカ「私だってお礼ぐらい言えるっつ~の」
シンジ「ごめんごめん。ちょっとからかっただけだから」
シンジ「あっ、もう終わるからもうちょっと待ってて」
アスカ「うん」
カリカリ
カリカリ
アスカ「(なんだろ…バカシンジが無駄にカッコ良く見える…)
シンジ「ア、アスカ…ちょっといい?」
アスカ「な、なによ(えっ?えっ?嘘でしょ!このタイミングで、まさか…ヤバイヤバイ!いきなりすぎて心の準備が…!)」
シンジ「そんなにジッと見られてたら集中できないんだけど…」
アスカ「あぁ…悪かったわね(なわけないわよねやっぱり)」
シンジ「ふぅ…終わったぁ!」グググッ!
アスカ「おつかれさん」
シンジ「ちょっと遅くなっちゃったね。ミサトさんご飯大丈夫かな?」
アスカ「ミサトなら大丈夫でしょ?ああ見えてタフだから」
シンジ「ははっ!言い過ぎだよアスカ!」
シンジ「じゃあそろそろ帰ろっか!
」
アスカ「そうね!お腹減ったし」
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