【安価】カスタム式異能バトルロワイヤル 2 (223)
前作
【安価】カスタム式異能バトルロワイヤル
【安価】カスタム式異能バトルロワイヤル - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1565104840/)
【ルール】
【カードについて】
・参加者は最初にカードを二枚配られる。
・カードは最大五枚まで持てる。
・カードは戦場にランダムに落ちている。
・分類『マテリアル』のカードは何かを発生、出現させる。
・分類『エフェクト』のカードは何らかの現象、変化を起こす
・カードの分類に関わらず、原則、効果は手のひらから発動する。
・カードを使用するにはエナジーを、カードに設定された効率で消費する必要がある。
・エナジーは毎秒回復する。
【死亡について】
・参加者は最初に復活権を持つ。
・参加者は死亡時、復活権を消費し別の場所に復活することができる。この時、原則、所持カードは引き継がれる。
・参加者は他の参加者を死亡させた時、その参加者の所持カードを一枚奪える。
・復活権がない状態で死亡した参加者は失格となり、現世に戻る。
・五人死ぬごとに、何らかのイベントを発生させる。
【戦場について】
・戦場は架空、無人の街である。
・戦場に朝、夜の概念はない。
・戦場に居る間、参加者は空腹にならない。
・失格、優勝以外の方法で戦場を出ることはできない。
【優勝について】
・最後に残った二人の参加者を優勝とする。
・優勝した参加者は、願い事を何でも一つ叶えてもらえる。
(※【死亡について】は前作になかった追加ルールです)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1585909655
最初に五人の主人公を募集します。キャラクターのプロフィールとそのキャラクターが受け取った初期カードセットを埋めて安価してください。
また、コンマ下一桁が奇数だった安価のキャラクターは、追加でもう一枚カードを拾ったことにして、キャラクター募集が終わった後にもう一度安価を行います。
キャラクタープロフィール
名前:
性別:
年齢:
一人称:
性格:
願い事:
初期カードセット
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
↓1~5
名前:田村 幸来 たむら さや
性別:女
年齢:13
一人称:吾輩
性格:表面では穏やかだが神経質で慎重な性格
迂闊に他者を信用しない排他的傾向がある
願い事:人を思い通りに動かす力がある異能が欲しい
初期カードセット
名前:【影に潜む人食い虎】
分類:マテリアル
効率:(A)
効果:文字通り暗い場所から血と肉に飢えた獰猛な虎を出現させる
名前:【映る濃い霧】
分類:エフェクト
効率:(D)
効果:濃い霧が漂わせてると思わせる視覚認識操作
コンマ下一桁が奇数だったキャラクターは追加でカードを一枚拾います。
杉田 龍之介が拾ったカード↓1
田村 幸来が拾ったカード↓2
折賀 頑駄無が拾ったカード↓3
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
カスタム更新!
倉敷 美波 ♀(21)
1【魚】mS
2【炙】eS
3=スロットは空です=
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
杉田 龍之介 ♂(23)
1【爆破】mB
2【スピード】eA
3【ランダムジャンプ】eE
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
田村 幸来 ♀(13)
1【影に潜む人食い虎】mA
2【映る濃い霧】eD
3【画伯】mA
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
折賀 頑駄無 ♂(16)
1【サーベル】eB
2【ビーム】mB
3=スロットは空です=
4=スロットは空です=
5【凶星】eB
湯上 健太 ♂(15)
1【電撃】mA
2【跳弾】eC
3=スロットは空です=
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
倉敷 美波の視点から始めます。
美波「……ここどこ!?」
美波(あたしは気付くと見知らぬ街に居た)
ナビ「倉敷美波。お前はバトルロワイヤルに参加してもらう」
美波「バトル……?ってかおじさん誰?」
ナビ「おじさんではない。お前に付くナビだ。そしてここは創造された架空の街で、バトルロワイヤルとは複数人でする殺し合いのことだ」
美波「殺し合い!?」
ナビ「何、案ずるな。ここは架空の世界。死んだ参加者も最終的には全員蘇生された状態で元の世界に帰される」
美波「いや、そんなん言われても……別にやる意味ないし……」
ナビ「優勝すれば、願い事を何でも一つ叶えてもらえるとしても」
美波「えっ!?本当に!?えー、じゃあ……綺麗になりたいとか、お金欲しいとか、彼氏欲しいとか、本当に叶えてくれるの!?」
ナビ「……どれか一つだけな」
美波「おぉ……やる気出てきた!やろう!やろうよバトルロワイヤル!」
ナビ「うむ」ニッコリ
美波「でも殺し合いかぁ……あたしかよわい乙女だからなぁ……勝てるかなぁ」
ナビ「何、案ずるな。参加者には全員カードが配られる」
美波「カード?」
ナビ「それをスロットに挿した状態で念じれば、各カードに応じた超能力が使える」
美波「超能力!そういうのアリなんだ!それならあたしでもなんとかなるかな……それで、どういうのができるの?炎でドカーンとか、雷でズバーンみたいな?」
ナビ「最初に配られるカードは二枚。まずはこのカードを使ってみろ」
美波「えいっ」ポンッ
魚「ギョギョーッ」ピチピチ
美波「……なにこれ」
ナビ「今お前が使ったカードは【魚】。手のひらから魚を出すことができるカードだ」
美波「弱っ、弱……弱いよねこれ!ねぇ!」
ナビ「何、案ずるな。カードは二枚配られると言っただろう。このバトルロワイヤルはカスタム式。全てのカードは、他のカードと組み合わせることで真価を発揮するのだ。二枚目のカードを使ってみろ」
美波「えいっ」ジュッ
焼き魚「……」コンガリ
ナビ「今お前が使ったカードは【炙】。対象を炙り焼きができる」
美波「馬鹿じゃないの!?殺し合いに使えるわけなくない!?」
ナビ「だが、その分エネルギー効率はどちらもS。ほとんどエネルギーの消費を気にせず使えるぞ」
美波「焼き魚がいっぱい作れるからなんなの!?」
美波「こんなので殺し合いとか……」
美波(いや……【炙】は相手にそのまま使えば強いのかな?【燃】。みたいなカードなら迷わず強いって思えたけど……【炙】……うーん)
ナビ「何、案ずるな。さっきも言ったがこのバトルロワイヤルはカスタム式。今のカスタムに不満があるなら、他のカードを……」
龍之介「……お。他の参加者か」ザッ
美波「あっ……」
美波(他の人だ!どうしよう!さっき考えたみたいに近付いて【炙】……いや、近付くの怖い)
美波「えっと……ええいっ!」ポイッ
龍之介(何か投げてきた。あれは……魚?)
龍之介(よく分からんが……厄介なエフェクトを組み合わせてる可能性もある。ここは)
龍之介「【爆破】!」ドカーンッ
美波「……!」
龍之介「何が目的だったか知らないけど、無駄だったな」シュウウ
美波「ズルぅぅぅ……!」
龍之介「ん?」
美波「ねぇ!あたしもああいうカードが良かったんですけど!?」
ナビ「そんなことを言われても困る。それよりいいのか。相手が向かって来るぞ」
龍之介「……悪いけど、俺の優勝のためだ。粉々になってもらう」
美波「ひぃぃ!逃げるしかない!」ダッ
龍之介「待て……!」ギュンッ
美波「わああ何かあの人走るの速い!」ダダッ
ナビ「ふむ……走力を上げるカードも持っているのかもしれんな」
美波「ズルすぎる!」
美波(ヤバい……【魚】と【炙】じゃ何もできない。このままじゃすぐ追いつかれて、粉々……!)
美波(……ん?前に何か落ちてる。あれって……カード?)
ナビ「さっきの話の続きをしよう。このバトルロワイヤルはカスタム式。他の参加者から奪う、あるいはランダムに落ちているカードを拾うことで、自分のカスタムを強化できる所に妙がある」
美波「そういうのアリなのね!ってことは、このカードが強ければ……!」ビッ
美波(このカードに賭けるしかない!)
倉敷 美波が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
名前:【屋根に上がる梯子】
分類:マテリアル
効率:E
効果:特に何の変哲もない一連梯子を出現させる
美波「強いカード来て……!」ビッ
龍之介(……あいつ、追加カードを拾った!折角追い詰めたんだ。逆転なんてさせない!カードを使う暇も与えないまま畳み掛ける!)
龍之介(【スピード】を体の部位全てにかける。個別にエネルギーを喰うのでさっきまでは足にしかかけていなかったが……出し惜しみはなしだ!)ギュギュンッ
美波「うわぁっ!?」
美波(更に速く!?)
龍之介「終わりだぁっ……!」
美波(カード読む時間も……ええいままよっ!)
美波「なんか出ろぉっ!」ジャッ
ガイィンッ
龍之介「んがっ」クラァッ
美波「……へ」
龍之介「う……あ……」バタンッ
美波(手のひらから現れた梯子が、敵のおでこに直撃した。敵は倒れて動かなくなった)
美波「カードは、【屋根に上がる梯子】……梯子を出すカードだったんだ」
ナビ「それがここまで殺傷力を持ったのは、相手の『走力強化』の勢いに、カウンター気味に当たったからだがな。ほら、私が言った通りコンボは重要だろう」
美波「敵のカードとコンボって……」
美波「まぁ、何はともあれ勝ててよかったー」
ナビ「まだだぞ」
美波「え?」
ナビ「言っただろう、殺し合いだと。こいつはまだ気絶しただけだ。殺さん限り、こいつは失格にならん」
美波「殺すったって……【屋根に上がる梯子】でもっかい殴る?」
ナビ「どうだろうな。手のひらから出る勢いだけで致命傷を与えられるとは思えん。下手な攻撃では、折角気絶させた敵を起こすことになるぞ」
美波「え、じゃあ……喉に【炙】を使えば、息できなくなったりしないかな」ジュッ
龍之介「ぶっ、ふ、ぐぅ……あぐっ……!……!!……!!!」ビクンッ
龍之介「……」ガクッ
ナビ「うむ。死んだな」
美波(生き返るんだとしても、どうせならもう少し楽に殺してあげたかった)
ナビ「ほら、【炙】にもちゃんと使い道があっただろう」
美波「うーん……」
杉田 龍之介 -死亡-
龍之介「……」シュンッ
美波「わっ、死体が消えた」
ナビ「さて、勝利ボーナスだ。殺した相手のカスタムから一枚だけ、好きなカードを選んで自分の物にできるぞ」
美波「おお。それなら……」
1.【爆破】をもらう。
2.【スピード】をもらう。
3.【ランダムジャンプ】をもらう。
下1
美波「【爆破】か【スピード】。どっちがいいかな……ん?」
美波「なにこれ。【ランダムジャンプ】?」
ナビ「こいつも追加カードを持ってたみたいだな。さっきの勝負では使わなかったみたいだが」
美波「瞬間移動……!これ逃げるのにすっごく便利じゃない!?」
ナビ「そんな逃げの思考でいいのか?」
美波「戦えるカスタムじゃないのに戦う思考じゃダメでしょ」
美波(さっきのは完全にまぐれだったわけだし……強いカードを拾うまでは、逃げるのがいいよね)
美波「よし!この【ランダムジャンプ】もーらおっ!」
ナビ「了解した……しかし、【爆破】や【スピード】をあいつの手に残しておいてよかったのか?」
美波「よかったのか、って?あの人もう失格だから関係ないじゃん?」
ナビ「いや、全ての参加者は一回までなら復活できる」
美波「えっじゃあやっぱり」
ナビ「既に【ランダムジャンプ】をお前のスロットに転送しておいたぞ」
美波「んもーっ!」
龍之介「うおっ」シュタッ
龍之介(急に別の場所に瞬間移動した……?【ランダムジャンプ】を使った覚えはないが……)キョロキョロ
ナビ「あのね~君はあの女の人に殺されちゃったんだよ~」
龍之介(眼前に迫る梯子がフラッシュバックする。そうだ。俺はあれに……)
龍之介「ってことは、俺は貴重な復活権を消費したってことか」
ナビ「そゆこと~」
龍之介「奪われたカードは……【ランダムジャンプ】か」
龍之介(【爆破】と【スピード】だけで戦えないこともないが、緊急脱出の手段がなくなったのは痛い)
龍之介「ガンガン攻めたのが敗因か……やっぱ柄にもないことするもんじゃねぇな」
龍之介(俺は俺らしく、あんまりやる気を出さないスタイルで行こう)
ナビ「次は頑張ろ~」
カスタム更新!
倉敷 美波 ♀(21)
1【魚】mS
2【炙】eS
3【屋根に上がる梯子】mE
4【ランダムジャンプ】eE
5=スロットは空です=
杉田 龍之介 ♂(23)
1【爆破】mB
2【スピード】eA
3=スロットは空です=
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
新しく三人の主人公を募集します。(これ以降の主人公募集はないです)
キャラクターのプロフィールとそのキャラクターが受け取った初期カードセットを埋めて安価してください。
また、コンマ下一桁が奇数だった安価のキャラクターは、追加でもう一枚カードを拾ったことにして、キャラクター募集が終わった後にもう一度安価を行います。
キャラクタープロフィール
名前:
性別:
年齢:
一人称:
性格:
願い事:
初期カードセット
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
↓1~3
もしやアル寿司の人か。安価の結果とはいえ焼き魚のくだりがあのスレのチュートリアルを彷彿とさせる
>>31
酉を使ってないということからお察しください。
ただ、アルティメット寿司じゃんけんは私も見ていたので、影響された所はあると思います。
コンマ下一桁が奇数だったキャラクターは追加でカードを一枚拾います。
桐ケ谷 王久斗が拾ったカード↓1
ジョセフィーヌが拾ったカード↓2
紙屋 桃子が拾ったカード↓3
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
カスタム更新!
桐ケ谷 王久斗 ♂(19)
1【零度支配】eS
2【はぐれメタル】eC
3【べトンランチャー】mC
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
ジョセフィーヌ ♀(14)
1【透明人間】eA
2【衝撃波】mB
3【ラインハルト】mE
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
紙屋 桃子 ♀(17)
1【炎】mA
2【権能】eC
3【時間にルーズな電光石火】eS
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波
2.杉田 龍之介
3.田村 幸来
4.折賀 頑駄無
5.湯上 健太
6.桐ケ谷 王久斗
7.ジョセフィーヌ
8.紙屋 桃子
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波と出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で折賀 頑駄無と
40~49で湯上 健太と
50~59で桐ケ谷 王久斗と
60~69でジョセフィーヌと
70~79で紙屋 桃子と
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
美波「うーん……カード落ちてないなぁ」キョロキョロ
美波(落ちてる奴はもう他の人が拾っちゃったのかな……?)
ナビ「そんなに今のカスタムに不満があるなら、他の参加者からカードを恵んでもらったらどうだ?」
美波「他の人を倒すってこと?今のカスタムじゃそれは……」
ナビ「いや、それもいいが、違う。協力者を探すんだ」
美波「協力?バトルロワイヤルでそんなの無理でしょ、優勝できるのは一人なんだから」
ナビ「二人だぞ?>>1に戻って確認してみろ」
美波「本当だ。ってことは二人までならチームを組めるんだ」
美波「よし!じゃあ今度他の人と会ったら協力をお願いしよう!」スタスタ
桃子「あ……」ピタッ
桃子「ほ、他の参加者さんだ……!」ビクッ
美波(お、丁度いい所に……)
桃子(どうしよう……戦う?戦うしかないよね……?)
美波「えっと、あたしとチームにならない!?」
桃子「え……」
桃子(ち、チーム……?そっか、そういうのもあるんだ。味方ができるなら、それが一番……)
桃子(いや、そうやって油断させて私のことを殺すつもりなのかも……)
桃子「なら、カードを見せてください……」
美波「え?」
桃子「あなたが持っているカードを、一つずつ順番に使って、どんな効果か私に見せてください……そうすれば信じます」
美波「……あたし怪しく見えるのかな。ちょっとショック」
ナビ「バトルロワイヤルだからな。あの子娘の反応が普通だろう。何、案ずるな。あいつの言う通りに情報アドバンテージを従順に晒せば、信じてもらえるはずだ」
美波「よーし、じゃあちゃんと見ててね!」
桃子(一体どんなカードを持ってるのか……不意打ちにも警戒しておかないと)
美波「えいっ」ポンッ
魚「ギョギョーッ」ピチピチ
美波「今のは【魚】。魚を出すカード」ジュッ
焼き魚「……」コンガリ
美波「これが【炙】。対象を炙り焼きにできるカード」ジャッ
梯子「……」シュバッ
美波「これは【屋根に上がる梯子】。梯子を出すカード。それから最後に……」シュンッ
桃子(消えた……!?)バッ
美波「【ランダムジャンプ】……どこかに瞬間移動できるカード」ヒョッコリ
桃子「……それで全部、なんですか?」
美波「うん!嘘ついてないよ。信用してもらえたかな?」
桃子「弱ぁ……」
美波「えっ」
桃子「あなたのことは信用しますが……あなたとチームを組む意義を感じません」
美波「えっ、えっ」
桃子「でも最後の【ランダムジャンプ】ってカードだけはとても魅力的なので……」
桃子「それだけ貰いますね」ボゥッ
美波「ひぃっ!【ランダムジャンプ】!」シュンッ
桃子「……逃げられちゃった」
美波「うぅ……酷いよあの子、言う通りにしたのに……これじゃあたしが雑魚ってバレただけじゃん!」
ナビ「実際雑魚なのが悪いだろう」
美波「雑魚カード配ったあんたが悪いんじゃん!」
ナビ「何だと、【魚】と【炙】のエネルギー効率がSだったからこそ、カードを全て披露した後でも【ランダムジャンプ】を使うエネルギーが残ってたんだぞ?効率Eを三連発なんて、ほとんどフルエネルギーでなければ……」
美波「うるさい!」
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
(×がついてるキャラは復活権なしです)
1.倉敷 美波
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来
4.折賀 頑駄無
5.湯上 健太
6.桐ケ谷 王久斗
7.ジョセフィーヌ
8.紙屋 桃子
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波と出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で折賀 頑駄無と
40~49で湯上 健太と
50~59で桐ケ谷 王久斗と
60~69でジョセフィーヌと
70~79で紙屋 桃子と
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
美波「【ランダムジャンプ】で逃げてきたけど……どれくらい離れたんだろう」
龍之介「復活権でまた戦場に移動したが……さっきの所からどれくらい離れたかな」
美波「……あ」
龍之介「ん?」クルッ
龍之介(……さっきの女!?)
龍之介(まさか二連続で当たるとはすげぇ偶然だな……とにかく、このチャンス無駄にはしない)
龍之介(全速力で飛びかかるのは駄目だ。【スピード】を眼球と脳にかけて、反応力を上げた状態で追い詰める。あの梯子も、来ると分かってれば怖い物じゃない!)バッ
美波(やばっ……【屋根に上がる梯子】が二回も通じるとは思えないし、ここは即【ランダムジャンプ】で!)
美波「えいっ」シーン
美波「……あれ?」
美波(【ランダムジャンプ】が発動しない!?)
ナビ「エネルギー切れだな。さっき一度使い切ったからな、まだE効率のカードが使えるほど回復していないんだ」
美波「何それぇっ!」
美波「あああやばやばやば、ええい【魚】!何とかなれぇっ!」ポンッ
龍之介「!」
↓1は01~10から整数を一つ選んでください。
↓1のコンマがレスの数字より低かった場合、鯨が出ます。
稚魚「ギョギョーッ」
龍之介「……」
美波「……」
龍之介「……【爆破】」ガシッ
ドカーンッ
倉敷 美波 -死亡-
ナビ「やった~リベンジ成功だ~」
美波「……」シュンッ
龍之介「死体が消えた……死ぬとこうなるのか。おいナビ、勝利ボーナスは」
ナビ「焦らないの~。この中から選んでね~」
龍之介「【魚】、【炙】……なんだこのふざけたカスタムは」
龍之介(こんなのに負けたのか、俺は)
龍之介「ここは一番使えそうな【ランダムジャンプ】を返してもらうとするか」
カスタム更新!
倉敷 美波 ♀(21)
1【魚】mS
2【炙】eS
3【屋根に上がる梯子】mE
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
杉田 龍之介 ♂(23)
1【爆破】mB
2【スピード】eA
3【ランダムジャンプ】eE
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来
4.折賀 頑駄無
5.湯上 健太
6.桐ケ谷 王久斗
7.ジョセフィーヌ
8.紙屋 桃子
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波と出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で折賀 頑駄無と
40~49で湯上 健太と
50~59で桐ケ谷 王久斗と
60~69でジョセフィーヌと
70~79で紙屋 桃子と
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
美波「うわっ」シュンッ
美波(知らない所にワープした……もしかして、土壇場で【ランダムジャンプ】が使えた?)
ナビ「違うぞ。死んで復活して別の場所に配置されただけだぞ」
美波「だよねー……うわ、やっぱ【ランダムジャンプ】取り返されてる」
美波(弱いカスタムが更に弱く……)
美波(でもまぁこれだけ連戦したんだし、しばらくは誰にも出会わないだろうから……ゆっくりとカード探しができるよね)
ハルト「ジョセフィーヌ様。他の参加者です。ご警戒を」ザッ
セフィ「あら……」
美波「あらぁ……」
セフィ「ラインハルト。あの方を……」
美波「何あの人達、もうチーム組んでるの!?」
ナビ「いや……男の方はカードで生み出された召喚獣だな」
美波「そういうのもあるの?なら……」
美波「チームを組みませんかーっ!」
セフィ「……チーム?」
美波「チームを組むと二人なので強いと思います!はい!」
セフィ(優勝者は二人……それを考えればある程度の協力は期待できますが……)
セフィ(それでもこれはバトルロワイヤル。あの方が裏切りを仕掛けてくる可能性も十分にありますね。ここは……)
セフィ「であれば、あなたが持つカードを全て見せていただけませんか?」
美波「……じゃ、じゃあ……」ビリッ
ボウッ
セフィ(破いた布片が燃えた……炎に関するカード、あるいは直接的に『燃』なんてカードでしょうか)
美波(【炙】でも小さい薄い布くらいなら燃やせる……)
美波「み、見せるのはここまで!全部見せちゃったら公平じゃないからね!」
セフィ「そうですか……」
美波(……これで多分、めっちゃ雑魚だとは思われないはず!お願い!ここで戦うことになったら……もう復活権はない!本当に失格になる!)
セフィ(さて、どうしましょう)
1.倉敷 美波と組む。
2.倉敷 美波と組まない。
↓1
セフィ「……よろしい。あなたと組むことにしましょう」
美波「ほっ……」
美波(よかったぁ~)
セフィ「ただ……全面的に信用したわけではないのであしからず。ラインハルト、この方がわたくしに対して怪しげな素振りをした場合……即座に切り伏せなさい」
ハルト「御意」
美波「あわわ……えっと、この人は召喚獣……みたいだけど、一体どういう能力を?」
セフィ「……教えませんよ?」プイッ
美波「えっ」
セフィ「言ったはずです。あなたの全てを信用したわけではないと……どうしてもお知りになりたいのなら、あなたが先に全てのカードを明かすのが道義ではないでしょうか」
美波「まっ……まぁ、その時が来たら、ね」
セフィ「ふふ……期待しています」
美波(状況はあんまりよくないけど……死ぬより安い、はず)
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来
4.折賀 頑駄無
5.湯上 健太
6.桐ケ谷 王久斗
7.ジョセフィーヌ
8.紙屋 桃子
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で折賀 頑駄無と
40~49で湯上 健太と
50~59で桐ケ谷 王久斗と
60~69で紙屋 桃子と
70~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
健太「…………うん。それで、俺のカードはなんなんだ?」
ナビ「一枚目はこれ!【電撃】!電撃を飛ばせるよ!早速使ってみて!」
健太「……【電撃】!」ババチィッ
健太「ん……飛ばせるとは言っても、射程は2mくらいか……」
健太(更に弾道のブレもある。それなりに近づかなければ敵に当てることはできないか)
健太(威力も思ったより低い。ダメージにならないということはないが、致命傷を与えられるほどでもない)
ナビ「遠距離攻撃は、本来【発射】とかマテリアルと別のカードを組み合わせてやるものだからね!一つのカードで二つ分の働きをして!エネルギー効率はAと軽い!」
ナビ「エネルギー効率とカードの性能は反比例するよ!結果どっちつかずな感じになっちゃったね!」
健太「そうか……二枚目は?」
ナビ「【跳弾】!マテリアルが床や壁を反射するようになるよ!」
健太「……つらいな」
健太(【電撃】の射程がもっとあれば、使えるエフェクトだったんだろうが……)
健太(そんなやり取りが一時間前。カスタムの強化のため、戦場でカードを探していると、ついに出会った)
健太(ランダムに落ちているという追加カードと……)
龍之介「……おっ」ザッ
健太(自分以外の参加者)
龍之介(カードは俺とあいつの真ん中に落ちている。あれを拾いにいくか、否か)
健太(俺は取りに行く。【電撃】なら接近戦にも分があるからだ)ダッ
龍之介(【スピード】を使えばあいつよりも早く……いや、さっきはこれで負けたんだったな)
龍之介(ここは落ち着いて相手の出方を見る。【スピード】と【ランダムジャンプ】があれば十分対応できるだろう)
健太(相手は近付いてこない……それならそれで、安全にカードが拾えて好都合だ)
健太(さぁ、このカードは……?)ビッ
湯上 健太が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
名前:【スラムで育ったウサギ】
分類:マテリアル
効率:(D)
効果:
態度がでかい性格な (・x・)が登場して
しばらくした後に何か拾ってくるよ ※高確率で屋根に上がる梯子クラスの凡カード
所有者が死亡しても(・x・)が捜索中の場合 "スラムで育ったウサギ"のカードは相手から奪えない
健太(【スラムで育ったウサギ】……他のカードを集めるカード。こんなのもあるのか)
健太(D効率でエネルギーを消費するのは痛いが……【電撃】はA効率だし、おそらく【跳弾】はこの勝負では使わない。今すぐ使っても大きな影響はないだろう。なら保険の意味もかけて……いや、どうせ使うなら)
龍之介(相手はカードを拾ってからこっちを見据えたまま動かない……即効性のあるカードではなかったのか……それとも、俺を誘っている?)
龍之介(……なら、乗ってやろう)ザッ
健太(……近付いてきた!余程自信があるらしいな)
龍之介(【スピード】を眼球、脳に使いクロックを上げる。反応力を高めた状態でゆっくりと距離を詰め、【爆破】で殺す。俺のカスタムの黄金パターン!)ザッザッ
龍之介(注視するは敵の手のひら、全てのカードは手のひらを介して発動する。その出始めさえ確認できれば何だって対応できる!)
ピョンッ
(・x・)「ワイやで」
龍之介「【爆破】っ!」
(・x・)「ぐえー」ドカーンッ
龍之介(今のは……兎か?一体何のために……)
健太(逸らしたな……手のひらから、視線を)パリッ
龍之介「!」バッ
健太「【電撃】!」ババチィッ
龍之介「ぐっ……まだまだぁ!」
健太(……!直撃を避けた!?なんという反射神経……だが確かに入ったダメージと、無理に動いた体勢……二射目以降は避けられまい)
健太(さっきの『爆破』も、この距離からでは届かない、俺の勝ちだ……!)
ボボンッ
健太(……!?『爆破』!?なんのために……攻撃、目晦まし……違う!これは……)
龍之介「終わりだ」ガシッ
健太(こいつ、爆風で体をこっちに……!)
健太(どうする!?【電撃】……駄目だ。当たってもあの威力じゃ相討ちにもならない、ここは……)
龍之介「【爆破】!」
健太「がっ……」
湯上 健太 -死亡-
ナビ「おお~連勝だぁ~」
龍之介「さぁ、勝利ボーナスだな」
ナビ「は~い。この中から選んでね~」
龍之介「【電撃】と【跳弾】に……【スラムで育ったウサギ】?」
龍之介「勝手にカードを拾ってきてくれるのか……こいついいな。これにしよう」
ナビ「ざんね~ん。それは今奪えないみた~い」
龍之介「兎はきっちり【爆破】したはずだが……最後に新しいのを出してたってことか」
龍之介(奪えないカード……ルールに干渉するカードもあるのか)
龍之介「となると、奪えるのは【電撃】か【跳弾】……【電撃】は【爆破】と役割が被るし、【跳弾】は今の所使い道がない」
龍之介(どっち選んでも微妙だな……ならこっちを貰うか)
1.【電撃】
2.【跳弾】
↓1
カスタム更新!
杉田 龍之介 ♂(23)
1【爆破】mB
2【スピード】eA
3【ランダムジャンプ】eE
4【跳弾】eC
5=スロットは空です=
湯上 健太 ♂(15)
1【電撃】mA
2=スロットは空です=
3【スラムで育ったウサギ】mD
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来
4.折賀 頑駄無
5.湯上 健太 ×
6.桐ケ谷 王久斗
7.ジョセフィーヌ
8.紙屋 桃子
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で折賀 頑駄無と
40~49で湯上 健太と
50~59で桐ケ谷 王久斗と
60~69で紙屋 桃子と
70~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
セフィ「さて、美波さん。追加カードを探しに行きますか」
美波「はぁ……えっと、因みに、見つけたカードはどちらの物に……?」
セフィ「そうですね……お互いにカスタムを明かしていない現状、カード内容から振り分けることはできませんし……早い者勝ち、ということで」
美波「……了解」
美波(ジョセフィーヌちゃんとチームは組めたけど……まだ完全には信頼されてないし、ハッタリがバレるのもヤバい!)
美波(あたし個人のカスタムを強化しなきゃいけないのは変わらない!カードを見つけたら、何としてでもジョセフィーヌちゃんよりも早く取らなきゃ!いざとなったら……)
セフィ「……おや、あれは」
美波「何!?カード見つけた!?」
桃子「……あ」
美波(あ、あの子さっき会った子じゃん!爆破男とか、再開率高くない!?)
美波(でも……さっきとは違う!もう一方的に逃げるだけじゃない!今の私には心強い味方が居る!)
美波「ジョセフィーヌちゃん!コテンパンにやっつけちゃえ!」
セフィ「……さぁ、どうしましょう」
美波「え?」
桃子「ジョセフィーヌ、さんですか?その人と組んでるみたいですけど……その人のカスタム、知ってますか?」
セフィ「……いえ、まだ明かされてはいませんが」
桃子「なら教えてあげますね……その人、魚を出すとかそれを炙るとか、ろくなカード持ってませんよ。チームへ誘われた時に見せてもらったので、間違いありません」
セフィ「……そうなんですか?」
美波「う、嘘!あの子は嘘をついている!そんなふざけたカードあるわけないでしょ、やだなぁもう!」
セフィ「……」
桃子「そんな人より、私とチームを組みませんか、ジョセフィーヌさん」
桃子(バトルロワイヤルにおいて、チームは重要……一人だと心細いし、強い仲間が欲しいな)
美波「あっ酷い!あたしの誘いは断ったくせにぃ!」
セフィ「ほう……誘いを断られたのは事実なんですね」
美波「あっいやその」
セフィ「決めました!お二人、そこで殺し合ってください」
美波「はい!?」
セフィ「私としても、仲間はお強い方が望ましいですし、生き残った方とチームになることにします」
美波「えっえっ」
セフィ「何をためらっているのです?お持ちが『ふざけたカード』ではないのなら、それを使って戦えばよいでしょう」
美波「いやっ、ちょっ」
セフィ「少なくとも……あちらは『その気』のようですが」
桃子「【炎】っ!」ボウッ
美波「熱ちゃーっ!?」バッ
桃子「外しましたか……もう一回!」ボウッ
美波「うわぁっ!」ダッ
桃子「逃げないでください!えいっ、はぁっ!」ボボボウッ
美波「ひぃぃ!」ドタバタ
美波(どうしよう……戦うったって、【魚】も【炙】も使えないし、【屋根に上がる梯子】の奇襲は……近づかないとできないし、当たったとしても一撃で倒せるかどうか分かんない……)
美波(ううっ、また一方的に逃げるしかないじゃん!何かバトルロワイヤル始まってからずっとピンチなんですけど!?)
美波(しかも今度は前と違って【ランダムジャンプ】がない……あれ?もしかして終わった?)
美波(こ、こうなったら多少の火傷覚悟で【屋根に上がる梯子】を……)クルッ
ポンッ
美波「!?」
桃子「!?」
美波(あたしとあの子の間の道の上に、急にカードが!カードってあんなふうに出てくるんだ……なんて考えてる暇はない!)バッ
桃子(あのカードを拾わせたら逆転されちゃうかも!何としても私が先に拾わないと!大丈夫、この位置なら、私の方が一歩早……)
美波「【屋根に上がる梯子】っ!」ガシャンッ
桃子(なっ、梯子を後ろの地面に出して、反動で一気にカードへ!)
美波「取ったぁ!」ビッ
美波(もう全部このカード次第!強いの来い!)
倉敷 美波が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
桃子(カードを取られちゃった……ここは一度距離を取……)
美波「らせない!」ジャッ
桃子「うわっ」ガンッ
桃子(足元に梯子がっ!ダメ、転んじゃう……!)グラッ
美波「捕まえたっ!」ガシッ
桃子「熱……っ」ジュッ
桃子(掴まれた所が熱い。もしかして炙られてる?でもこんなの大したダメージじゃない)
桃子(この距離なら、私の【炎】の方が……)
美波「そして最後に【魚】……」ポンッ
桃子(【魚】?どうしてこのタイミングに……)
美波(これで条件は揃った!)
美波「【デス】!」
ズクンッ
桃子「え……」バタッ
桃子「……」シュンッ
美波「か、勝てた……」
美波(今回もギリギリだったけど……なんとかなった)
紙屋 桃子 -死亡-
ナビ「ほらどうだ。【魚】と【炙】の効率がSだったおかげで、【デス】の発動条件を簡単に満たせただろう」
美波「逐一フォローを入れるなぁ……そもそも【魚】と【炙】がもっと強いカードなら【デス】に頼らなくても……」
セフィ「【魚】、【炙】……」ジーッ
美波「ぎくーっ!あのねジョセフィーヌちゃん今のは、あれだよ、ナビさんなりの軽口というか。本当にそんなふざけたカードが配られたわけじゃ」
セフィ「あなたが手のひらから魚を出すのも、倒れたあの人の腕に火傷の跡があったのも見ました。言い訳はできませんよ」
美波「う……」
美波(【デス】以外のカードが全部バレちゃった……折角あの子に勝てたのに、このままジョセフィーヌちゃんとも戦うことになるの……!?)
セフィ「……良いカスタムではありませんか」
美波「えっ」
セフィ「魚を炙る……食料が支給されないこの戦場で、安全な食料を自給できるのは
非常に……」
ハルト「ジョセフィーヌ様。神の異能によってこの戦場では飢餓の概念が」
セフィ「黙りなさい」
ハルト「……」
セフィ「ともかく、そのカスタムはとても有用です。なので、わたくしはあなたのハッタリに騙されたわけではない。そうですね?」
美波「……え?いや」
セフィ「そ う で す ね ?」
美波「はい」
美波(プライドが高い子なんだなぁ……)
セフィ「……では、美波さん。わたくしの腕を見てください」
美波「え?何?」
セフィ「はっ」スゥッ
美波「わっ、腕が消えちゃった!」
セフィ「これが【透明人間】。『自分にしか使えない』『部位ごとに対象にしなければいけない』という制約により、エネルギー効率はA」
セフィ「次に……ほっ」ドウッ
美波「うわっ、何、風……?」
セフィ「【衝撃波】。効率はBです。そして【ラインハルト】です。それなりの戦闘能力を有した、従順なしもべを生成します。同時に一体まで、効率はE……これが私の持つ全カードです」スッ
ハルト「……」スッ
美波「なるほど……えっなんで見せてくれたの?あたしまだ全部見せてないけど……」
セフィ「……まぁ、あのような試し方をしたのです。これくらいの歩み寄りがなければ、不公平でしょう」
美波「ジョセフィーヌちゃん……」
美波「あたしもカード全部見せるね!さっき拾ったのが【デス】って名前で……」ペラペラ
セフィ「あなた……ちょろいってよく言われません?」
美波「?」
ナビ「おい、勝利ボーナスがまだだろう」
美波「あっそうだった。【炎】、【権能】、【時間にルーズな電光石火】……ねぇジョセフィーヌちゃん、どれが良いと思う?」クルッ
セフィ(さっきまでの様子が嘘みたいに明け透けになりましたね……)
セフィ「そうですね、この中からなら……」
1.【炎】
2.【権能】
3.【時間にルーズな電光石火】
↓1
セフィ「【デス】のことを考えると、他のカードはエネルギー効率が良い物で固めておいた方がいいでしょう。ここは【時間にルーズな電光石火】がいいんじゃないですか?」
美波「じゃあそれで」
カスタム更新!
倉敷 美波 ♀(21)
1【魚】mS
2【炙】eS
3【屋根に上がる梯子】mE
4【デス】eA
5【時間にルーズな電光石火】eS
紙屋 桃子 ♀(17)
1【炎】mA
2【権能】eC
3=スロットは空です=
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来
4.折賀 頑駄無
5.湯上 健太 ×
6.桐ケ谷 王久斗
7.ジョセフィーヌ
8.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で折賀 頑駄無と
40~49で湯上 健太と
50~59で桐ケ谷 王久斗と
60~69で紙屋 桃子と
70~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
ナビ「優勝すればなんでも願いを一つ叶えてあげるので、頑張ってくださいね」
頑駄無「よおし!ガンダムっぽい世界にするために頑張るぞ!」
頑駄無「と、いき込んでたら早速カードを発見だ。これは……?」ピラッ
頑駄無「【凶星】……?」
頑駄無(なんだこれ……どんな使い道があるんだ、これは)
頑駄無「まぁないよりかはマシか……一番最後のスロットに挿しとこ」
頑駄無(こんなのよりもっと使えるカードが欲しいが……)キョロキョロ
幸来「おや……」ピタッ
頑駄無(小さい女の子……俺以外の参加者か!)
幸来「ほう……お前が吾輩の最初の贄か」
頑駄無「なんか変な喋り方する子だな」
幸来「来い……【影に潜む人食い虎】!」ズズズ
頑駄無(少女の足元から黒い獣が!あれは……?)
影虎「にゃ~」
頑駄無「……虎?それ虎なのか?ちっちゃくない?」
幸来「仕方ないだろう。吾輩の影のサイズではこいつで精一杯なんだ……まぁ、凶暴さは保証する。安心して噛み殺されたまえっ!」バッ
頑駄無「【ビーム】!」ビキャンッ
影虎「ぎゃっ」ボシュウッ
頑駄無「……やっぱり弱いじゃないか」
幸来「!?」
幸来(猫サイズとは言え、あそこまで弱いのはおかしいぞ……まさか、影から生まれた召喚獣だから光……【ビーム】に弱い?)
幸来(この仮説が正しいのだとしたら……奴は天敵!)
幸来「逃げるっ!」
頑駄無「待てっ、落ちろカトンボ!」ビキャンッビキャンッ
幸来「くっ……」ササッガチャッ
頑駄無(むっ、民家の中に身を隠すか……どうする?玄関に罠が仕掛けられている可能性もある……ここは!)
頑駄無「適当な木の枝を折って……【サーベル】!」ヴンッ
頑駄無「そして窓から入る!」ドガシャーンッ
頑駄無(少女にとってこの侵入経路は予想外だったはず!呆気に取られている間にたたっきる!)
幸来「残念、この狭い部屋に入った時点で……お前に勝ち目はない!【映る濃い霧】!」
ブワッ
頑駄無(なんだこれは……!眼潰し!?)ピタッ
幸来(ほう……焦って【ビーム】の乱発はしないか……それならエネルギー切れを狙ってもよかったんだがな)
幸来(まぁ、どちらにせよ私の勝ちだ!【影に潜む人食い虎】!屋内なら、さっきの数倍のサイズで作れるぞ!)ズズズ
ジャリッ
頑駄無「そこっ!」ズバンッ
影虎「ごあっ……」
幸来「!?」
幸来(【影に潜む人食い虎】が斬られた!馬鹿な!奴の視覚は今、【映る濃い霧】で埋まっているはず……どうして影虎が来るのが分かった!?)
幸来(……奴の足元にガラス片が!あれの擦れる音で、こちらの攻撃の機を読んだのか!)
頑駄無(未だ俺の視界は奪われている……だが、これだけの霧を出し続けるには相当のエネルギーを消費するはず!)
頑駄無(対して俺はビームサーベルを構えているだけ。エネルギーが先に底をつくのはあっちだ!そしてこの霧が晴れた時……俺の勝ちが確定する!)
幸来(どうにかしてエネルギーが続いている内に奴を倒さなければこっちが負ける……!どうする?音で判断しているのなら、足元のガラス片を排除……ダメだ、それ自体をあいつに悟られない方法がない)
幸来(音を出さずに攻撃を……音を……?)
幸来(そうだ!これなら……!)
頑駄無(相手から攻撃がない……逃げたか?いや、霧が晴れていない。まだこの部屋で息を潜めているはず)
頑駄無(大丈夫だ。音を出さずに攻撃など不可能!このまま居れば俺の勝……)
コケコッコー!
頑駄無「!?」
コケコッコー!
コケコッコー!
コケコッコー!
頑駄無(そこかしこから鶏の鳴き声がっ、まずい!まずいぞ!)ブンブンッ
幸来(【画伯】で鶏を数羽出現させた……無音が不可能なら、立てた音を更なる音で塗りつぶす!これならこっちの攻撃の機を読むなどできまい!勝ったッ!)
幸来「【影に潜む……」
頑駄無(これだけは使いたくなかったんだがな……仕方あるまい)
頑駄無「……【凶星】」ズァッ
幸来「!?」
幸来(三枚目のカード!?一体何が……?)
折賀 頑駄無の身に↓1が起こりました。
(何が起きたか自由に書いてください。ですが頑駄無にとって『都合が悪い』と解釈できない物は却下します)
影虎「ぐあうっ!」バクンッ
頑駄無「うあっ……」ドサッ
幸来「……?」
幸来(【影に潜む人食い虎】の攻撃は無事に完了した……奴が最後に放った【凶星】とかいうカード……一体どんな効果だったんだ?)
幸来「まぁいいか。ナビ、勝利ボーナスは【ビーム】を……」
ズゴゴゴゴ……
幸来「……!?」
幸来(何だこれは、揺れと共に、下から熱波が……!)
チュドーンッ!!!
折賀 頑駄無・田村 幸来 -死亡-
頑駄無「うわっ、ここは?」シュンッ
ナビ「戦場内の別の場所ですよ。あなたはあの少女に殺されたのです。カスタムを確認してみてください」
頑駄無「【ビーム】がなくなってるぞ!」
頑駄無(【凶星】の発動は間に合わなかったのか……!?)
ナビ「次に、あなたの勝利ボーナスです」
頑駄無「ん?」
ナビ「あなたのカードによってあの少女が死亡したため、あなたに勝利ボーナスが寄与されます。この中から好きなカードを一枚選んでください」
頑駄無(【凶星】の使い道……あったな)
頑駄無(ここは【ビーム】を返してもらうか)
頑駄無「僕が一番【ビーム】を上手く扱えるんだ!」
ナビ「了解です。それから、もう一つお知らせが……」
一方その頃
健太「戦場に復活してから数十分……放ったウサギはいつ帰ってくるんだ?」
ナビ「もうすぐじゃないかな!あっほら!」
(・x・)「持ってきたったで」フンス
健太「おお、これは……?」
(・x・)が拾ってきた物↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(カードを安価するときは上の四つを埋めてください)
カスタム更新!
湯上 健太 ♂(15)
1【電撃】mA
2【丸太は持ったな】mD
3【スラムで育ったウサギ】mD
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
健太「【丸太は持ったな】……弱いなこれ」
健太(敵の近くで出せば強いか……?いやそれならエネルギー効率的にも【電撃】の方が……)
ナビ「どんなカードも組み合わせ次第だよ!」
健太「そうかな……」
(・x・)「ほな……」サァァ
健太(ウサギが役目を終えたかのように消えていく)
健太「二匹目出しとくか」ポンッ
(・x・)「いってくるわ」ピョンッ
ナビ「……あ!」
健太「ん?どうした」
ナビ「五人目死んだみたい!」
健太「……は?もう五人失格したのか?」
ナビ「失格じゃなくて死亡!復活権が残ってる状態の死亡もカウントしてるってことね!」
健太「ああ……ってことは」
ナビ「そう!イベントの時間だよ!」
起きたイベント↓1
ナビ「イベントが決まったよ!『ステージに隠された2個の卵を探した者が敗者復活』!」
健太「敗者復活……」
ナビ「卵が復活権の代わりになるってことね!要は1UPだよ!」
健太「なるほどな……」
健太(復活権を消費してしまった立場としては、是非手に入れたい所だ)
健太(そして、【スラムで育ったウサギ】のテキストでは、『持ってくる物』はカードに限定されていない。場合によってはウサギが卵を持ってきてくれるかも……)
健太「まぁ、それとは別に、俺本体も卵を探しに行っておくべきか」ザッ
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×
4.折賀 頑駄無 ×
5.湯上 健太 ×
6.桐ケ谷 王久斗
7.ジョセフィーヌ
8.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で折賀 頑駄無と
40~49で湯上 健太と
50~59で桐ケ谷 王久斗と
60~69で紙屋 桃子と
70~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り二個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
>>96 死亡カウントされてる者を指したつもりです。 卵を二つ集めたものだけが×を免除できる感じです。
>>100
了解しました。誤解して申し訳ございません。
ナビ「イベント発表だ。『ステージに隠された2個の卵を探した者が敗者復活』……特定の卵を揃えた者は自分が一度死んだ事実をなかったことにできる」
美波「おお!それは欲しい!」
セフィ「……美波さん、一度死んでるんですね」
美波「あっいやその」
セフィ「そういえば……美波さんの願い事ってなんですか?優勝をした暁には、何を願うつもりで?」
美波「え?あー……なんだったっけ……」
セフィ「……はぁ?」
美波「なんか、これって感じのはなかったような……彼氏?いや、お金だったかな。多分お金」
セフィ「くだらない……」フッ
美波「酷い!じゃあ、ジョセフィーヌちゃんの願い事ってなんなの?」
セフィ「私は……貴族という身分の者なのですが……その、少し、ほんのちょっとだけ落ち目になってしまってですね。それを……」
美波「なんだっけ、そういう貴族のこと……あ、没落貴族!」
ハルト「……」ビッ
美波「ひえっ」サッ
セフィ「没落ではありません……!ほんのちょっと落ち目なだけです。分かりましたか」ギヌロッ
美波「は、はい!」
美波(そうだった、プライド高いんだったこの子……)
美波「……いやちょっと待って。じゃあジョセフィーヌちゃんの願い事も結局お金じゃ」
セフィ「よいですか?貴族とはただお金を多く持っている者を指すのではありません。貴い族と書いて『貴族』。その高貴なる精神を持って、端麗なる振る舞い、優雅なる生を送る者を指すのです。ただそのために幾ばくかのお金が必要な事実は否めませんが、だからといって魂まで俗に売ってしまったと捉えられるのは心外です。そもそもこの元凶は、我が家を卑劣なる罠にて脅かした他家にあり、その者達こそが高貴なる精神を失った没落者の誹りがこれ似つかわしく、むしろそんな憂き目に対しても気高い心を忘れぬ私こそが『貴族』の名を冠するに相応し……」
美波「ごめんなさい」
セフィ「更に言えば……」クドクド
頑駄無「おっ」ザッ
美波(他の参加者!)
頑駄無「あいつら、三人で行動を……?」
ナビ「いや、あの騎士風の男は、カードの効果で生まれた召喚獣ですね」
頑駄無(それを差し引いても二人……バトルロワイヤルなのに協力してるのか)
セフィ「ハルト、美波さんを守りなさい」
ハルト「御意」チャッ
セフィ「では……【透明人間】」スゥッ
頑駄無「……消えた!?」
頑駄無(どうする……?消えられちゃあ、攻撃することも防御することもできない。さっきのガラス片みたいに音が出るトラップはないし……そもそも近づいてくるかどうかも分からない)
頑駄無(更に透明になった少女を攻略できたとしても、もう一人の女と同時に戦うことになったら……勝ち目は限りなく薄いと言わざるをえないな)
頑駄無(流石にここは逃げるしか……)
ポンッ
美波「!」
頑駄無「!」
セフィ(!)
頑駄無(追加カードが出現した!)
美波(あのカード次第じゃ、ジョセフィーヌちゃん負けちゃうかも!ここは私が……)
頑駄無「【ビーム】!」ビキャンッ
美波「きゃんっ!」
頑駄無(あのカードは俺が拾う!)ダッ
美波(ダメ……!あの【ビーム】のせいで拾いにいけない!)
ナビ「そもそもお前は既にカードを五枚持ってるから、あのカードは拾えないんだがな」
美波(多分ジョセフィーヌちゃんもあのカードを拾いにいってるんだろうけど……透明だからどこに居るか、どれだけカードに近いか、どれだけの速さで近付いてるか分かんない!)
美波「どっちが、あのカードを……?」
セフィ(……!)ダッ
頑駄無「うおおお!」ダッ
1.折賀 頑駄無が拾った。
2.ジョセフィーヌが拾った。
↓1
↓1が拾ったカード↓2
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
セフィ(いける……!このままなら、わたくしが先にカードに触れ……)ピッ
頑駄無「……触れたな?」キュウウッ
頑駄無(むしろこの展開を待っていた!いくら本体が透明だろうと、カードが動く瞬間だけは、そこに居ることが確信できる!)
セフィ(しまっ……)
頑駄無「【ビィィィムッ】!」ビキャァンッ
セフィ「がっ……!」
美波「ジョセフィーヌちゃん!」
セフィ(……まだです。まだ勝負は終わっていません……!あの男の【ビーム】を喰らったのは確かに痛手ですが……一撃で行動不能になるような威力ではなかった!引き続き【透明人間】を維持して戦えば……)タタッ
頑駄無「……第二射、ファイエル」ビキャンッ
セフィ「うぐ……っ!?」ドシャッ
セフィ(な……どうしてわたくしの場所が……!?)
美波「ジョセフィーヌちゃん、血!血が見えてるよ!」
セフィ「!」ポタッ
頑駄無「お前の【透明人間】……効果範囲は自分と自分が纏う物、って所か?何にせよ、滴り落ちた血までは透明にできないみたいだな」
頑駄無「まぁ、気付いた所でどうもできないだろう!既に【ビーム】を二発受けているんだ!『止血』など都合の良いカードがなければ、流れる血を隠すなどできまい!【透明人間】、破れたり!」
頑駄無「そしてこれがとどめの三発目だぁ!」ビキャンッ
セフィ「っ、【衝撃波】!」ドウッ
頑駄無(!?少女が【透明人間】を解いたかと思えば、後ろの仲間まで吹き飛んだ!?)
美波(【衝撃波】を地面に当てて、その反動で吹き飛んだんだ!)
セフィ「くっ……」ズサァッ
ハルト「ジョセフィーヌ様!」ハシッ
美波「ジョセフィーヌちゃん!」
頑駄無「……驚いたが、その移動法、何らかのデメリットがあるな?無制限に使えるのなら、カードを取りに行く時にも使っていたはずだ」
頑駄無(だが、奴が透明でいる間、あんな衝撃音は一度も聞かなかった)
頑駄無「その様子を見る限り……反動が大きすぎて、自らダメージを負ってしまう!そうだな!?」
セフィ「結構目ざといですね……あなた」
セフィ(ひとまず距離は稼ぎましたが……ここからどうしましょう)
セフィ(【透明人間】が使えないなら、あの男の【ビーム】に対抗する手段は……【ラインハルト】を露払いにすれば近付けるでしょうか……いや、この負傷では厳しいですね)
セフィ(代わりに美波さんに近づいてもらっても、【デス】を使うには時間が要ります。おそらく条件を満たすよりも敵の【ビーム】の方が早いでしょう……)
セフィ(なら、美波さんに【衝撃波】を渡せば……いや、スロットから抜いたカードは数十秒間使えなくなる。敵と対峙しているこの状況では、この作戦は不可能ですね)
セフィ(八方塞がり……【ジョブチェンジ:シェフ】なんてくだらないカードを拾ったから……こんなカードなら、敵に拾わせてしまえばよかった)
セフィ(せめてこの場に何か食材でもあれば、ラインハルトを一流シェフにジョブチェンジさせた後、料理を作ってもらい、伏せられた『特殊効果』とやらに賭けることもできたのですが……)
美波「ごめんねジョセフィーヌちゃん……私が【魚】なんてふざけたカードしか持ってないから、こんなピンチに……」
セフィ「……」ジーッ
美波「せめてこれが『薬草』とかだったら、ジョセフィーヌちゃんの怪我も直せたのに……」
セフィ「美波さん、魚を出してください」
美波「え?」ポンッ
セフィ「【ラインハルト+ジョブチェンジ:シェフ】!ラインハルト!この魚で料理を作りなさいッ!」
ハルト「できあがりました」コトッ
美波「……何これ」
頑駄無「……何だあれ」
セフィ(戦闘中に食事とは何とも馬鹿げた真似ですが……わたくしが生き残るにはこれしかありません!どうにかなってください!)スッスッモグモグ
美波「わー、やっぱりお嬢様は食べ方が綺麗だなぁ」
ラインハルトの魚料理の特殊効果 ↓1
セフィ「これは……!」ファアア
頑駄無(馬鹿な!少女の傷が塞がっていく……!?俺が付けた、流血のマーキング諸共!)
セフィ(これなら、もう一度【透明人間】が通用する……!)グッ
頑駄無(まずいか……!?いや、奴の【透明人間】は強い、だからこそそれなりにエネルギーを消費するはず!)
セフィ(【透明人間】のエネルギー効率はAですが、全身にかけるとなるとかなりの消費になります。さっきまでそれを通して使っていましたから……エネルギーの残量が少ないです。敵を詰めるには足りませんね……)
頑駄無(なら、相手がエネルギーを回復する前に殺せば済む!)ダンッ
セフィ「では……時間を稼ぎなさい、ラインハルト」シュンッ
ハルト「……御意」ザッ
美波(ラインハルトさんが騎士の姿に戻った!)
頑駄無「【ビーム】!」ビキャンッ
ハルト「ぐっ……」ドシュッ
頑駄無(こいつ……召喚獣を肉壁に!)
頑駄無「このっ!」ビキャンッビキャンッ
ハルト「まだまだぁ……!忠義、果たさん!」ドシュッドシュッ
頑駄無「邪魔だあああ!そこをどけえええ!」ビキャァンッ
ハルト「ぐ……ふ……」ドシャッ
セフィ「……ご苦労様。おかげで、エネルギーが回復しました……【透明人間】!」スゥッ
頑駄無(また消えやがった!血が流れていない今、奴の姿を捕捉する術は……!)
頑駄無「くそっ、逃げるしかないか!」ダッ
セフィ(逃がすものですか!)ドウッ
美波(衝撃音!ジョセフィーヌちゃんがまた【衝撃波】で飛んだんだ!)
頑駄無「……飛んだな?」クルッ
セフィ(!)
頑駄無「ただの少女であるお前が、男子高校生である俺に追いつくにはそれしかないと思ったよ!だが、そりゃ悪手だろ、がきんちょ!」
頑駄無(俺は既に、奴の【衝撃波】による移動、その速さと軌道を把握している!つまり、衝撃音の位置と飛ぶ方向さえ分かれば、奴が今どこを飛んでいるかも把握できるということ!)
頑駄無「そんで目の前まで来たところに、俺はこいつを振りゃ勝てるって寸法よ!【サーベル】!」ヴンッ
頑駄無(これで一刀両断すれば、敵は即死!回復のチャンスは二度と与えない!)グワッ
スカッ
頑駄無「!?」
頑駄無(馬鹿な!俺の軌道計算は完璧だったはず!何故ビームサーベルが空を切る!?)
セフィ「残念ですが……今の衝撃音は空撃ち、ただのフェイクです」ヒタッ
頑駄無「……!」
セフィ「【衝撃波】!」ドウッ
頑駄無「がはっ……!」
セフィ(へその緒にゼロ距離の【衝撃波】……カードによる防御がなければ、内臓が潰れて即死でしょう)
折賀 頑駄無 -死亡-
また、復活権も消費済みのため失格。
美波「良かった……ちゃんと勝てたみたい」
ナビ「うむ。【魚】のおかげだな」ウンウン
美波(……そろそろ本気でこのカードが強く見えてきた)
美波「ジョセフィーヌちゃん!大丈夫!?」タッタッ
セフィ「ええ、大丈夫です」
美波「そっか……でもラインハルトさんが」
セフィ「現れなさい」ポンッ
ハルト「イエス、ユアハイネス」ザッ
美波(あ、何人も出せるんだ)
セフィ(同時に一人までという制限がありますけどね)
ナビ「良かったね。ジョセフィーヌ。君へ勝利ボーナスが与えられるよ」
セフィ「そうですね……このカードをいただきましょうか」
1.【サーベル】
2.【ビーム】
3.【凶星】
↓1
セフィ「一番厄介だったカードをいただきましょうか。【ビーム】をお願いします」
ナビ「了解した」
カスタム更新!
ジョセフィーヌ ♀(14)
1【透明人間】eA
2【衝撃波】mB
3【ラインハルト】mE
4【ジョブチェンジ:シェフ】eS
5【ビーム】mB
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で湯上 健太と
40~49で桐ケ谷 王久斗と
50~59で紙屋 桃子と
60~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り二個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
王久斗「中々他の奴と会わねーな……」スタスタ
王久斗「なぁナビ。この戦場ってどれぐらい広いんだ?あとバトルロワイヤルの参加人数は?」
ナビ「悪いが、その情報はどちらも非公開だ……ただ、どちらも有限ではあるとは言っておく」
王久斗「ふーん」
ナビ「あ……」
王久斗「ん?どうした」
ナビ「五人死んだみたいだ。イベントの時間だな」
王久斗「は?」
王久斗(俺様がずっと一人で散歩してた間に、もうそんなにバトルが……?)
ナビ「イベント内容は……」
王久斗(死亡の撤回……一回も死んでない俺様には関係ないな)
王久斗(なんかまずい気がしてきたぞ……?このバトルロワイヤルは明らかに敵からカードを奪い、自分のカスタムを強化していくことを前提にしている。だが俺様は誰とも戦ってないせいで初期カードに追加で一枚拾っただけ……おまけに経験と情報も不足している)
王久斗(戦ってないおかげで復活権を残せてはいるが……もしかしたらそれ以上にやばい状況にあるんじゃないか?)
王久斗(気付けば残りの奴ら全員、カスタムを最強に仕上げてて、俺様のカスタムじゃ歯が立たない……そんなことになったら悲惨だ)
王久斗「まだ、中盤。他の奴らのカードが揃ってない内に、俺様も誰かからカードを奪わねぇと……!」ダッ
ナビ「お、カードが落ちてるぞ」
王久斗「……」
王久斗(できれば他の奴らから奪っていきたかったが……まぁないよりマシか)
桐ケ谷 王久斗が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
王久斗「【無数の矢】か……」
王久斗(対象になるマテリアルが【零度支配】……薄い氷の膜になるから威力はそんなに出ないだろうが、攻撃手段が増えたのはいいな)
カスタム更新!
桐ケ谷 王久斗 ♂(19)
1【零度支配】eS
2【はぐれメタル】eC
3【べトンランチャー】mC
4【無数の矢】eD
5=スロットは空です=
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で湯上 健太と
40~49で桐ケ谷 王久斗と
50~59で紙屋 桃子と
60~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り二個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
健太「ウサギはまだか……?」キョロキョロ
健太(ん……あれは)
王久斗「おっ」ザッ
健太(他の参加者!できればウサギが帰ってきて、カードが増えてから出会いたかった)
王久斗「よおし……おいお前!俺様の質問に答えることを許可する!」
健太「あ?」
王久斗「お前、何人の参加者と戦い、何回勝った?今何枚のカードを持ってる?」
健太「……答えるわけがないだろう」ダッ
王久斗「まぁそうか……なら!お前を殺して確かめるとしよう!【零度支配!」シュキィンッ
健太(敵の体に氷のスーツが!)
王久斗「……+無数の矢】!蜂の巣になるがいい!」バババッ
健太(纏った氷が破片になってこちらに飛んでくる!この弾数、攻撃範囲、避けられない……!)
健太「なら……【丸太は持ったな】!」ズンッ
カカカカッ
王久斗「何っ」
王久斗(突如現れた巨大な丸太が俺様の攻撃を防いだだとぉ……!)
健太(いいぞ……この丸太は、良い盾になる!これなら近付ける!)
王久斗「く、くそっ、何度でも撃ってやるぞ!」バババッバババッ
健太「何度やっても同じだっ!」ズンッズンッ
王久斗(駄目だ……【零度支配+無数の矢】の威力では、あの屈強な丸太を打ち破ることはできない。エネルギー的にも無限に撃ち続けるのは不可能、攻撃の合間に距離を詰められてしまう……!)
王久斗(……というのも実は予定通り!俺様の狙いは、奴から『避ける』意識を排除すること!更に相手は、俺様の攻撃に間隙があることを確信している!その上、丸太に身を隠している間、相手の視界も丸太で阻害される!)
王久斗(相手の油断、視界不良、近付いた距離!これだけの条件が揃えば、確実に当てれるぞ!)
健太(攻撃が止んだ!この隙を突いて一気に……!)バッ
王久斗「そこだっ!【べトンランチャー】!」バチュッ
健太「うわっ……」ベチャッ
健太(しまった!足元に何か……何だこれ、とりもち?あ、足が地面から、離れない……!)グググッ
王久斗「ふはははっ!悪いな、俺様の勝ちだ!」
王久斗(奴はもうあの場から動けない。後は安全な距離から【べトンランチャー】を撃ちまくれば、その内顔面に当たり窒息させることができるだろう……)
ポンッ
王久斗「ん?」
王久斗(俺様と奴の間に何か出たぞ……?あいつのマテリアル?いや違う、あれは……)
健太(追加カード……!)
王久斗「あーはっはっは!どうやら勝利の女神は俺様にぞっこんらしい!」
健太(駄目だ、とりもちに足を取られている今、あのカードを拾いにはいけない!)
王久斗「勝利ボーナスのことを考えれば、判断材料は多い方が良いよな……お前を殺す前に、あのカードを拾うとするか」スッ
健太(くっ……このまま殺されて、ここで失格になるしかないのか……!?)
健太「……ん?」チョンチョン
(・x・)「持ってきたったで」フンス
健太(ウ、ウサギ……!)
王久斗「ふむふむ。このカードは……」
健太(奴の意識は完全にカードに向いてる!ウサギが来たことに気付いていない!もしかしたら、このウサギが持ってきてくれた物が大逆転の鍵になるかもしれない!)
桐ケ谷 王久斗が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
(・x・)が拾ってきた物↓2
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(カードを安価するときは上の四つを埋めてください)
>>131
途中で名前変えたからミスった
1回目を発動した時点で発動準備状態となり、5回発動するまでの間他のカードが使えなくなりエナジーが溜まり次第【死の天使】を自動で発動する。
>>124の説明で一部変更
「能力を使うと能力の動作が遅くなるので注意が必要。(例えば弾を発射できても弾が普通より遅くなったり、電気など発動するがすぐには出ない)
>>133のようなミスは誰しもするものですし、>>134のような訂正も個人的には許容範囲です。
なので今回はこのまま進行しますが、捕捉、訂正レスが連なるとテンポが悪くなりますし、参照する側としてもややこしく、ミスする恐れが増えます。
安価してくださる時は、内容を精査して1レスの内に収まるようにしていただけるとありがたいです。
(・x・)「ほな……」サァァ
健太(【スローモーション】か……駄目だ。このとりもちを取り除けるカードじゃない。発動しても時間稼ぎにしか……時間稼ぎ?)
健太(そうだ!時間さえあれば、【スラムで育ったウサギ】にもう一度希望を託せる……どこまで時間稼ぎが持つか分からないし、おそらくウサギが戻ってくるまで持たない可能性の方が高いが……これしかない!三匹目行ってこい!)ポンッ
(・x・)「いってくるわ」ピョンッ
健太(さぁ、後は奴の攻撃を……)バッ
王久斗「これは……」ブツブツ
健太(……?なんだ、カードを見たまま攻撃してこない。どんなカードだろうと、とりあえず俺を殺すべきなんじゃないのか……?一体、どんなカードを)
王久斗(【死の天使】か……参加者をランダムに殺す大味なカード。俺様自身も死ぬリスクがあるが、他の参加者の方が多ければ、期待値は五分を優に越える)
王久斗(このカードを使うに当たって、絶対に欲しい情報は、現在参加者が何人居るか。ナビは結局教えてくれなかったが、ある程度は予想できる)
王久斗(まず初期人数は……『カードを奪い合う』というバトルロワイヤルの性質から、それなりの人数が居なければなりたたない。九……少なくとも八人は参加していたと考えていいだろう)
王久斗(更にナビの『五人』死んだという情報から、あまり時間が経ってない。だから失格者は多くても二人、死亡者が被ってない可能性も考えれば一人も妥当か)
王久斗(つまり、少なくともざっと六、七人は戦場に居る。今【死の天使】を使っても俺様が死ぬ確率は15%前後……余裕で使った方が得だな。第一俺様はまだ復活権を残している。他の奴らにだけ、一方的に失格のリスクを押し付けることができるというわけだ)
王久斗(……さて、とりあえずこのカードを使うことは決定したわけだが)チラッ
健太「……?」
王久斗(参加者が多く残っている方が、俺様の死のリスクは薄まる。どうせこいつは抵抗できないんだ。こいつは生かしたまま、【死の天使】を使うことにしよう)
王久斗「それじゃあ行くか……!【死の天使】!」グオオッ
健太(……!?なんだこの、強そうなオーラは!)
王久斗(一回しか発動しない……エネルギーがE効率一発分しか残ってなかったってことか……【無数の矢】を連発したし、仕方ねぇ。回復を気長に待つとしよう)
王久斗「さぁて……誰が死ぬかな……?」
カスタム更新!
湯上 健太 ♂(15)
1【電撃】mA
2【丸太は持ったな】mD
3【スラムで育ったウサギ】mD
4【スローモーション】mA
5=スロットは空です=
桐ケ谷 王久斗 ♂(19)
1【零度支配】eS
2【はぐれメタル】eC
3【べトンランチャー】mC
4【無数の矢】eD
5【死の天使】eE
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で湯上 健太・桐ケ谷 王久斗と
40~49で紙屋 桃子と
50~69で『敗者復活の卵』を拾う。(残り二個)
70~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
桃子「うわっ、こ、ここは?」シュンッ
ナビ「戦場のどこか、よ。あなた復活権を使って別の場所に配置されたの」
桃子「じゃあ私死んじゃったってこと……?」
桃子(あの状況からどうやって……?)
ナビ「詳しいことは言えないけど、あの時拾われたカードのせい、って考えるのが自然じゃないかしら」
桃子(一体どんなカードを……?いや、それよりも)
桃子「チームを組めなかった……!」
桃子(うぅ……一人は心細い。優勝するにはあの二人を倒さないといけないことも考えると、他の誰かとチームを組むのは絶対)
桃子「そのためにも、他の参加者を探さなきゃ……!」スタスタ
桃子(何てやり取り、そしてイベントを経てから少し、未だに他の参加者とは出会えない)トボトボ
桃子「……あ、カードだ」スッ
桃子(最悪、私一人で戦わなくちゃいけないかもしれない……そうじゃなくても、自分のカスタムは強くして損はないよね)ピッ
紙屋 桃子が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
前スレは「いろいろなカードを強化できるカード」の組み合わせを楽しむゲームだったが
このスレは「1枚で効果が完結してるカード」をどう活用するかというゲームになってるな
桃子「何これ……【カードダス】?」
桃子「他の人にカードあげるだけって弱……」
桃子(くもないのかな。例えば同じチームの人にカードを渡したりすれば……『抜いたカードは数十秒間使えなくなる』というデメリットを無視できる……?だとしてもE効率なのはかかりすぎだと思うけど)
紙屋 桃子 ♀(17)
1【炎】mA
2【権能】eC
3【カードダス】mE
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で湯上 健太・桐ケ谷 王久斗と
40~49で紙屋 桃子と
50~69で『敗者復活の卵』を拾う。(残り二個)
70~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
美波「ジョセフィーヌちゃん!」ポンッ
セフィ「……どうしたんですか、おもむろに魚なんか出して」
美波「ラインハルトさんにさ、あらかじめ料理作っておいてもらおうよ。いつでも全回復!」
セフィ「……あまりあの料理を信用しない方がいいと思います」
美波「え、なんで」
セフィ「効果が一定である証拠がないからです。さっきは土壇場だったので食べましたが……もしあそこでデメリットのある特殊効果が発動していたら……」
美波「え、そんなことあるの?」
セフィ「……どうでしょう。詳細が伏せられている以上何も言えませんね」
セフィ「とにかく、あれは奥の手、緊急手段です。いつでも使える万能回復薬だとは思わないようにしてください」
美波「はーい」
美波「あ!カードみっけ」ピタッ
セフィ「ついてますね」
美波「……あれ?」スカッ
セフィ「どうしました?」
美波「何か……カード触れないんだけど」スカッスカッ
ナビ「君がカードを五枚持っているからだね。『カードは最大五枚まで持てる』……そのカードを確かめたいなら、先に一枚捨てないとね」
美波「なるほど……じゃあ【炙】を一旦捨ててから……」ポイッ
倉敷 美波が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
美波「【バーニングキャッチ】かぁ」
美波「【炙】は使い道ないだろうし、このまま捨てておこ」
カスタム更「ちょっと待ってください」
美波「な、何ジョセフィーヌちゃん……【炙】捨てちゃダメだった?」
セフィ「そうではなくて……ここいらでお互いのカードを何枚か交換しておくべきかと思いまして」
美波「交換?」
セフィ「チームを組んでるからには、お互い相性の良いカスタムを目指すべきでしょう」
美波「いっ、いいの!?多分何と何交換しても私が強くなってジョセフィーヌちゃんが弱くなるけど……」
セフィ「……まぁ、それでもいいでしょう。チーム……なんですから」
美波「ジョセフィーヌちゃん……!じゃあお言葉に甘えて、↓1枚交換して欲しいな!」
1.交換しない。
2.1枚交換する。
3.2枚交換する。
(どのカードを交換するかは次の安価で決定します)
↓1
美波「いや……でもやっぱいいよ、交換なしで」
セフィ「……どうしてですか?」
美波「あたしもう一回死んでるからさ……次死んだら、そのまま失格なんだよね。その時私が強いカード持ってたら、そのまま使えなくなっちゃうでしょ?最悪ジョセフィーヌちゃんだけでも戦えるように……強いカードはジョセフィーヌちゃんが持っててよ」
セフィ「……何故そんな仮定を考えるんです?あなたも叶えたい願いが……」
美波「うーん、私のは正直適当に思いついた願いだったしなぁ……なんだったっけ?私なんて言ってた?寿命伸ばしたいとか?……まぁなんでもいいんだけどね。私は私より、ジョセフィーヌちゃんの願いを叶えてあげたいんだよね。だって友達だし!」
セフィ(友達……)キュンッ
セフィ「ふん……美波さん、何歳ですか?私十四歳ですけど」
美波「七歳差……まぁ、七歳差ならアリでしょ、友達!」
セフィ(どうしてでしょう……どうして、こんなに胸が高鳴るんでしょう)
セフィ(ただ、初めて友達ができた……ただそれだけのことで)
一方その頃
グオオッ
王久斗「くくっ……」
健太(あいつから、定期的に強そうなオーラを感じる……一体何なんだ?俺をここに拘束したまま、殺さないでいるのも不可解だし……)
王久斗「次で五回目だ……来るぞ!」グオオッ
ギュアアアン
機械天使「オ……お……えバ……」ギシッピシッ
健太(……!激しい紫の閃光と共に、どこからともなく巨大な鉄くずの塊が!)
王久斗「こいつが機械天使か……さぁ、どこのどいつを殺す?」
機械天使が殺した参加者↓1
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
機械天使「う……」グリンッ
王久斗「ん?」
機械天使「お……ク……ト」ジリリリリ
王久斗「……マジかよ」
メシャッ
健太「……あ!?……え……あ!?」
桐ケ谷 王久斗 -死亡-
王久斗「っ、これは……」シュンッ
ナビ「再配置……貴重な復活権がなくなったな」
王久斗「……!」
王久斗(いや、さっきのは運が悪かっただけ!もう一回やれば今度こそは他の誰かを……!)
王久斗(……もしそれで、また自滅したらどうする?)
王久斗(無論、依然として俺様が死ぬ確率は低いままだろう。期待値の観点から言えばまだまだ使った方が得な場面なんだろう)
王久斗(だがもし!二連続自滅で失格ともなれば……!それは単なる失格以上の精神的苦痛を俺様に与える!)
王久斗「いいぜ……実力でやれってことだろ!?やってやるよ……!他の奴らを、他ならぬこの俺様の手で直々にぶちのめしてやる!」
王久斗(まずは【べトンランチャー】で拘束した奴を殺しに行くか……あいつの勝利ボーナスを他の誰かに横取りされたらと思うと腹が煮えくり返りそうだ)
一方その頃
健太「あの男……結局なんだったんだ?」
(・x・)「持ってきたったで」フンス
健太「あ……」
健太(とりあえず……このとりもちを何とかできるカードだったらいいな)
湯上 健太が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
健太(【餃子】……)
健太「これでスロット埋めるのもったいないな……そこらに捨てておこう」ポイッ
健太(やっぱ無条件に集め続けられるカードなんて、こんなクソカードが関の山ってことか……?)
(・x・)「ほな……」サァァ
健太(それでもまぁ、有用なカードを拾ってくる可能性があるからにはお使いさせておいて損はないだろう)ポンッ
(・x・)「行ってくるわ」
>>156の最後に倉敷 美波のカスタムを書くつもりが失念しておりましたのでここに書きます。
カスタム更新!
倉敷 美波 ♀(21)
1【魚】mS
2【バーニングキャッチ】eA
3【屋根に上がる梯子】mE
4【デス】eA
5【時間にルーズな電光石火】eS
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗 ×
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で湯上 健太と
40~49で桐ケ谷 王久斗と
50~59で紙屋 桃子と
60~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り二個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
幸来「……あっ!?ここは……」
ナビ「あー、嬢ちゃん。あんた一辺死んだんやわ。そんで復活権使て別ん所来たっちゅーわけやな」
幸来「は……?」
幸来(一体、吾輩は何で死んで……)
ナビ「そんで、ほい。勝利ボーナスの時間や。あの兄ちゃんのカスタムからなんでも一枚好きなん貰い」
幸来(……相討ちだった、ということか?)
幸来「相手のカード一覧は……何だこれ、【凶星】……」
幸来(この自爆に巻き込まれたということか……!何とも腹の立つ最期だ)
幸来「……どうせ取り返されるだろうが、【ビーム】を頼む」
ナビ「はいよ」シュンッ
シュンッ
幸来(スロットに転送された【ビーム】が一瞬でスロットから消えた。本当に取り返されてしまったようだ)
幸来「くそう……次はこうはいかんぞ、今度会ったら自爆する暇なく殺してやる……!」
ナビ「そんでも一個言うことあるんやけど」
幸来「ん?」
ナビ「嬢ちゃんが死んで死亡者が五人なったから、イベントの時間や」
幸来「……特に論拠はないが、これもなんか腹立つな」
ナビ「イベントの内容はかくかくしかじかや」
幸来「死亡の撤回……いいな。これを揃えれば復活権が復活する」
幸来(そうなればこの苛立ちも収まりそうだ)
幸来「なんてやり取りから結構歩き回ってるが……見つかったのは一個だけ」
幸来(もう一個は他の誰かが拾ってしまったのか……?)
幸来「まぁ、いい。何にせよ探すしかないからな」
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×(卵)
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗 ×
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で湯上 健太と
40~49で桐ケ谷 王久斗と
50~59で紙屋 桃子と
60~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り一個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
王久斗「中々知ってる道に出ねぇな……」スタスタ
王久斗(結構遠くに飛ばされたのか……どこか見たことのある道に出れば、そっから逆算してとりもちのガキの所まで行けるんだが)
王久斗「ん、人影……」ピタッ
龍之介「三人目……か」
王久斗「先手必勝!【零度支配+無数の矢】!」バババッ
龍之介(……!文字通り、氷が無数の矢になって……だが!)
龍之介「一つ一つは薄く、脆い……【爆破】!」ドカーンッ
王久斗(自爆!?……いや違う、奴は無傷だ。防御系のカードを同時に使ったのか、それともあの【爆破】自体が元々そういう性能なのか?)
王久斗(ともかく、さっきのコンボは通用しなかった……そしておそらく【べトンランチャー】も通用しないだろう。もし当てることができても、ダメ元で【爆破】されれば、とりもちは溶けて拘束はできない。【べトンランチャー】は熱に弱い)
王久斗(……となるとこちらの攻撃手段はもうないわけだが……逃げるしかないか?)
龍之介「どうした……?あれで終わりか?なら今度はこっちから……!」
ポンッ
王久斗(追加の!)
龍之介(カード!)
王久斗「あれを拾えば……!」
王久斗(いや、駄目だ!今俺様のスロットは全部埋まってるからこれ以上カードは拾えない!何か一枚捨ててから改めて拾ったとしても……『カードを抜いた直後のスロットは、数十秒使えなくなる』……意味はない)
王久斗(それでも敵を牽制するために拾いに行く素振りだけでも……いや、それも危険だ。あの【爆破】相手に距離を詰めるのは御免被りたい。ここは静観し、いつでも逃げれる距離を保っておくのがベスト……!)ピタッ
龍之介(拾いに来ない……?よっぽどカスタムが揃ってないか、その逆か……どちらにしろ、譲ってくれるってんなら貰わない手はないだろう)ザッ
龍之介「このカードは……?」ビッ
杉田 龍之介が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
龍之介「【臭い瓶】……?」
龍之介(……はずれだな。怯ませるぐらいしか用途がないだろうし、それならスロットを埋めるデメリットの方がでかい。捨てとくか)ポイッ
王久斗(捨てた……一度拾えたということは空きスロットがあるはずだが……どれだけ弱かったんだ?)
龍之介「待たせたな。それじゃ、続きと行こうか……!」ザッ
王久斗(……戦況に変化なし。忸怩たる思いだが、やはり逃げるしかない!)
王久斗「【はぐれメタル】!」デュルン
龍之介「!?体が、溶け……」
王久斗「逃げろおおお」ピャーッ
龍之介「っ、速い!」ギュンッ
龍之介(……けど、俺には【スピード】がある!これを全身にかけた最高速度なら、ギリギリ追いつけ……)
バシャンッ
王久斗「逃げろおおお」スイーッ
龍之介(こいつっ、排水溝の中に!)スカッ
龍之介「逃がしたか……」
龍之介(いずれあいつも殺さなきゃいけないと考えると……液状の相手にも効くカードが必要か……あればいいけどな、そんなカードが)ザッ
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.倉敷 美波 ×
2.杉田 龍之介 ×
3.田村 幸来 ×(卵)
4.湯上 健太 ×
5.桐ケ谷 王久斗 ×
6.ジョセフィーヌ
7.紙屋 桃子 ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で倉敷 美波・ジョセフィーヌと出会う。
10~19で杉田 龍之介と
20~29で田村 幸来と
30~39で湯上 健太と
40~49で桐ケ谷 王久斗と
50~59で紙屋 桃子と
60~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り一個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
セフィ「中々ありませんね……卵」キョロキョロ
美波「ん?なんでジョセフィーヌちゃんが卵探してんの?ジョセフィーヌちゃんまだ死んでないし、卵いらなくない?」
セフィ「わたくしは要らなくてもあなたは要るでしょう」
美波「……私のために……!成長したなぁ、ジョセフィーヌちゃん」
セフィ「あっ、あなたにわたくしの何が分かると……!?」
美波「えー?でも人のためにって感じじゃなかったじゃん、最初」
セフィ(……わたくしが、変わった?いや、変えさせられた……誰に……?)
美波「そういえばジョセフィーヌちゃんってさ、現実世界ではどこに住んでるの?」
セフィ「フルガニアのバンア区ですが……ま、まぁあなたがどうしてもわたくしに会いたいというのであれば、客人として迎えてあげなくもないですが……」ソワソワ
美波「……ふるがにあ。聞いたことのない国だなぁ……あっ」ピタッ
桃子「あっ」ピタッ
桃子(仲間になってくれる人を探してる途中で、よりにもよってこの二人と再会するなんて……)
桃子(二対一じゃ勝てない!ここは逃げるのみ!)ダッ
美波「ジョセフィーヌちゃん!私に【衝撃波】撃って!」
セフィ「はぁ?急に何を……」
セフィ(いや、そうか。さっき拾ったあのカードなら……)
セフィ「行きますよっ、【衝撃波!」ドウッ
美波「+バーニングキャッチ】!」
ドヒューンッ
桃子「……飛んできた!?」ザッ
美波(【衝撃波】の衝撃と、【バーニングキャッチ】の吹き飛び!合わせればすっごい飛べる!)
桃子「っ、近付いたからって何なんです?」タッ
桃子(触られさえしなければ、おそらく大丈夫!)
桃子「むしろ一人でこちらに来たのは悪手なのでは……!?」ボウッ
美波(【炎】!来る!けど大丈夫!【バーニングキャッチ】なら無効化できる!……その代わり後ろに吹っ飛んじゃうけど、一瞬でも足を止められれば、後はジョセフィーヌちゃんが何とかしてくれる!)
美波「【バーニングキャッチ】!」バッ
スルッ
美波(え……何、【炎】が……腕をすり抜けて……)
美波「あぐっ……」ボウッ
美波(あ、熱い……!胸が……燃やされた、【バーニングキャッチ】で無効化できなかったっ、どうして……!?)
桃子「【炎+権能】……あなたの心臓だけを指定して、燃やした。防ごうとせず、避けていればこうはならなかったでしょうね……まぁあの距離じゃどっちみち無理かな」
美波(痛いっ、意識がぁ……!)
セフィ(【炎+権能】……!?くっ、一度見たのにその使い方を予見できなかった……!)タタッ
セフィ「っ、【ビーム】!」ビキャンッ
桃子「【権能】」スルッ
桃子「無駄ですよ……マテリアルの攻撃なら、【権能】をかけて何も指定しなければ、全てすり抜ける。私にそれを当てることはできません」
桃子「それより、どうですか?お仲間さん、死んじゃいましたし、次は私とチームを……」
セフィ「……」ビキャンッ
桃子「あの……聞いてました?当たらないんですって」スルッ
セフィ「それでも、あなたのエネルギーは無尽蔵じゃない。いずれ【権能】も使えなくなる」ビキャンッビキャンッ
桃子「!」
セフィ「つまりこれは先にエネルギー切れを起こした方が負け……」
セフィ「そしてわたくしは、あなたの【権能】と私の【ビーム】のエネルギー効率を把握した上でこの勝負を挑んでいるわけですけれど……この意味、分かりますか?」
桃子「あの、本当にチームになってもらえませんか!?私、こんな人よりよっぽど役に……」
セフィ「死になさいっ!」ビキャァンッ
桃子「うぐっ……」ドサッ
セフィ「倒した……美波さん!無事ですか!?【魚】を出してください!」
セフィ(ラインハルトに料理を作らせる!前回と同じ効果が発現するかどうか分からないけど、どうか……)
美波「……」シュンッ
セフィ「あ……っ」
セフィ(美波さんが……消えた……)
ナビ「どうやら、手遅れだったようだね」
倉敷 美波・紙屋 桃子 -死亡-
また、両名共に復活権も消費済みのため失格。
セフィ(わたくしは……どうしてこんなに苛立っているんでしょう。美波さんは、一度死んだとはいえ、現実世界に生きて帰るのは確かなのに……)
セフィ(例え、仮初のゲームでの命だったとしても……あの人が死ぬところを見たくなかった。死なせたくなかった……それほどまでに、あの人の存在がわたくしの中で大きくなっていた?)
セフィ(馬鹿な、会ってたかだか数時間だというのに……)
セフィ「……あ」
セフィ(美波さんが横たわっていた所に、カードが五枚、散乱している。【魚】、【バーニングキャッチ】……あの人のカスタムだ)
ナビ「どうやら……美波の置き土産みたいだね」
セフィ(わたくしのために……?)キュンッ
ナビ「勝利ボーナスもある。それも含めてカスタムを決めるといい」
セフィ(そうですね……ここは……)
カスタム更新!
ジョセフィーヌ ♀(14)
1【透明人間】eA
2【衝撃波】mB
3【バーニングキャッチ】eA
4【権能】eC
5【ビーム】mB
ナビ「それから、もう一つお知らせだ。倉敷美波が死んだことにより、死亡者数が10になった」
セフィ「次のイベント……ですか」
起きたイベント↓1
起きたイベント↓1
ナビ「イベントの内容は『一度でも人殺したカードを没収』」
セフィ「……!【衝撃波】と【ビーム】が!」シュシュンッ
ナビ「フィニッシャーが消えるのは痛いね……けど、君はタイミングが良かったんじゃないかな。カスタムを大幅に変えたばかりだから、丁度替えのカードが足元にあるじゃないか」
セフィ「そうですね……」
セフィ(他の参加者もこの没収を喰らっていると考えれば、むしろわたくしに有利なイベントだったのでは?)
セフィ「ここは【ラインハルト】と【時間にルーズな電光石火】を拾って……」
カスタム更新!
杉田 龍之介 ♂(23)
1 =スロットは空です=
2【スピード】eA
3【ランダムジャンプ】eE
4【跳弾】eC
5=スロットは空です=
田村 幸来 ♀(13)
1=スロットは空です=
2【映る濃い霧】eD
3【画伯】mA
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=
湯上 健太 ♂(15)(変更なし)
1【電撃】mA
2【丸太は持ったな】mD
3【スラムで育ったウサギ】mD
4【スローモーション】mA
5=スロットは空です=
杉田 龍之介 ♂(23)
1【爆破】mB
2【スピード】eA
3【ランダムジャンプ】eE
4【跳弾】eC
5=スロットは空です=
桐ケ谷 王久斗 ♂(19)
1【零度支配】eS
2【はぐれメタル】eC
3【べトンランチャー】mC
4【無数の矢】eD
5 =スロットは空です=
ジョセフィーヌ ♀(14)
1【透明人間】eA
2【ラインハルト】mE
3【バーニングキャッチ】eA
4【権能】eC
5【時間にルーズな電光石火】eS
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.杉田 龍之介 ×
2.田村 幸来 ×(卵)
3.湯上 健太 ×
4.桐ケ谷 王久斗 ×
5.ジョセフィーヌ
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~09で杉田 龍之介と出会う。
10~19で田村 幸来と
20~29で湯上 健太と
30~39で桐ケ谷 王久斗と
40~49でジョセフィーヌと
50~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り一個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
って思ったけど二つ貼ってあるからコピペミスか
ナビ「イベントの時間だよ~」
龍之介「【爆破】がっ……」シュンッ
龍之介(まずいぞ……俺の攻撃カードは【爆破】しかなかったのに……これは早急に新しい攻撃カードを調達せねば)キョロキョロ
龍之介「お……早速発見……」ピタッ
セフィ「……あら」
龍之介(くそ……敵も一緒か)
セフィ(あの男の人……美波さんが言っていた男の特徴と合致する。おそらく同一人物ですね。この人も、美波さんを……!)
セフィ「ラインハルト!あのカードを拾いなさい!」
ラインハルト「……」ダッ
龍之介「させるか!【スピード】!」ギュンッ
龍之介(折角見つけたカードだ!多少無茶してでも取りに行く!)
セフィ(あの速さ……やはり美波さんから聞いた通り、【スピード】を持ってますね……!ラインハルトの走力はあくまで一般人の域を出ません。ここは取られますか)
龍之介(さぁ、攻撃カード来い!)ビッ
杉田 龍之介が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
>>188
お察しの通りミスです。下に居る杉田龍之介は偽物です。
龍之介(【絶対無敵慢心剣】……これなら攻撃手段になり得るが……制約が重いな……!)
セフィ「ラインハルト!そのまま敵を殺しなさい!」
ハルト「御意!」ザッ
龍之介(……それでも使うしかないか!)
龍之介「【絶対無敵慢心剣】!」ズバッ
セフィ「……!?」
セフィ(ラインハルトがやられた……今の敵の剣、ラインハルトの受け太刀をすり抜けたように見えました……おそらくそういうエフェクトがかかっているんでしょう。なら……)
セフィ「……【ラインハルト】、現れなさい!」ポンッ
ハルト「はっ」ザッ
龍之介(騎士の男が復活した!召喚獣だったのか……)
龍之介「……関係ねぇ!そいつごと殺す!」ダッ
龍之介(【絶対無敵慢心剣】は制約が重い代わりに、近距離ではほぼ無敵!間合いを詰めれば勝てる!)
セフィ「ふっ」ダッ
龍之介(逃げるか!だとしても年端の行かぬ少女じゃ、成人男性の俺からは逃げれまい!追いかけて殺……)
龍之介(……いや待て。こんな展開、どこかで……)
ドスッ
龍之介「!?」ドクンッ
龍之介(何だ……!?何が起きたっ、騎士が持っていた剣が、急に俺の方向へ飛んで、体に、刺さ……!)
龍之介「……」ドサッ
杉田 龍之介 -死亡-
また、復活権も消費済みのため失格。
セフィ「【ラインハルト+時間にルーズな電光石火】……上手く行きましたね。ラインハルト、あの剣を回収してきなさい」
ハルト「御意」スッ
ナビ「やったね。それじゃ勝利ボーナスだけど……」
セフィ「……五枚全部が【絶対無敵慢心剣】……?」
セフィ(なるほど……【スピード】によって反射神経が強化された状態では、あるいは【時間にルーズな電光石火】による奇襲も防がれてしまうかもと思いましたが……あの時点で既に【絶対無敵慢心剣】を失っていたんですね)
セフィ「勝利ボーナスはなしでお願いします」
ナビ「了解。それと、ハーフタイムのお知らせだ」
セフィ「ハーフタイム?」
ナビ「今の男……杉田龍之介の失格を持って、バトルロワイヤルの参加者は半分の四人に減った」
ナビ「それに伴い、戦場を二分の一の広さに縮小する。他の参加者と遭遇する確率が、開始時に戻ったと考えてくれ」
セフィ「……ありがたいですね」
セフィ(おそらく、今最もカスタムが揃っているのはわたくし。他の参加者のカスタムが潤わない内に、このまま優勝を決めるとしましょう……!)
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.田村 幸来 ×(卵)
2.湯上 健太 ×
3.桐ケ谷 王久斗 ×
4.ジョセフィーヌ
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~19で田村 幸来と
20~39で湯上 健太と
40~59で桐ケ谷 王久斗と
60~79でジョセフィーヌと
80~89で『敗者復活の卵』を拾う。(残り一個)
90~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
ナビ「イベントやで」
幸来「【影に潜む人食い虎】が……!」シュンッ
幸来(残りカードは二枚……攻撃に使えそうなのは【画伯】だけか)
幸来(しかし威力は【影に潜む人食い虎】に大きく劣る。他の攻撃用カードを見つけるまでは、他の参加者には会いたくないな……)
幸来「……と、思っていた矢先にか……」ピタッ
セフィ「どんどん他の人に会えるのは、嬉しいですね……」ザッ
セフィ「ラインハルト、あの方を……」
幸来(ここは、また屋内に逃げて……)
ポンッ
セフィ「!」
幸来(……追加カードか!)
幸来(拾いたいし、相手に拾わせるのもまずい!作戦変更だな……今ここで使う!)
幸来「【映る濃い霧】!」ブワッ
セフィ(……霧のマテリアル!?それとも……)
セフィ「ラインハルト、わたくしに剣を振るいなさい!」
ハルト「はっ!」ブンッ
セフィ(ラインハルトの剣を【バーニングキャッチ】で受けて……)ビュンッ
セフィ「飛ぶ!」ズササッ
セフィ(霧からの脱出はできた……けど、あのカードは取られてしまいますね)
幸来(相手は霧から脱出したか……範囲の狭さがこのカードのネックだな。やはり屋内でなければ真価を発揮しないか)
幸来(だが、これで安全にカードを拾うことができる!強いカードよ、来い!)ビッ
田村 幸来が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
幸来(【パワーチャージ】!これなら……手始めにこいつを!)
幸来「はぁっ!」グワッ
ハルト「ぐっ……!」ドシャッ
セフィ(!……ラインハルトが出せるようになりました。霧の中でラインハルトが死んだということですね……)チカッ
幸来(いいぞ……この【パワーチャージ】、人一人くらい簡単に撥ね殺せる……ある程度距離を詰めなければならないが、攻撃用としては十分!)
幸来(このまま本体も叩く!)
セフィ(まずいですね……ここは!)スゥッ
幸来(少女が消えた……?『透明化』か!ならば……)
幸来「【画伯】!出でよイカ達!」ポンッ
幸来(イカ墨を撒き散らし、少女の居場所を探り出す!)ブジュルルルッ
シーン……
幸来(辺り一帯に撒いたが……空中で止まったり、消えたりする不自然な墨はなかった……もう既にここには居ないということか)
幸来「【映る濃い霧】解除……」フッ
幸来(残り人数は四人、このまま勝負をつけるためにも、相手を殺してやりたかったが……まぁいい)クルッ
幸来(吾輩が失格にならなければそれで……)
ズバッ
幸来「が……っ!?」
セフィ「油断……しましたね」スッ
幸来「どうして……!いつの間に……」
幸来(墨によるクリアリングに反応はなかったはず……!何故!?)
セフィ(【権能】というカードを使いました……何て、馬鹿正直に説明する必要はありませんね)スッ
幸来(これは……駄目だな。吾輩はもう死ぬだろう……だが)
幸来(一度目は敵の道連れで死んだんだ……二度目は、敵を道連れにして死ぬ!)
幸来「【パワーチャージ】……っ!」グワッ
セフィ「……!」ドシャッ
田村 幸来・ジョセフィーヌ -死亡-
また、田村 幸来は復活権も消費済みのため失格。
セフィ「……っ」シュンッ
セフィ(やられました……!ラインハルトを殺された時点で、もっと近づくのを警戒するべきでした)
ナビ「さぁ、勝利ボーナスだよ」
セフィ(カードは何も取られていない……わたくしが先に死んだはずですが、勝利ボーナスを受け取る前に失格になったということでしょうね)
セフィ「【時間にルーズな電光石火】を捨てます。【パワーチャージ】を」
ナビ「了解だ」
セフィ(イベントと途中経過のアナウンスのタイミングから逆算すれば……おそらくこれで全員が一度死んだことになります)
セフィ「そして残り参加者は三人……つまり」
セフィ(あと一人殺せば……バトルロワイヤルが終わる!)
カスタム更新!
ジョセフィーヌ ♀(14)
1【透明人間】eA
2【ラインハルト】mE
3【バーニングキャッチ】eA
4【権能】eC
5【パワーチャージ】eA
他のキャラクターの視点に移ります。
↓1にイベントが起きました。
1.湯上 健太 ×
2.桐ケ谷 王久斗 ×
3.ジョセフィーヌ ×
↓1
また、何が起こったか↓1のコンマで決めます。
00~19で湯上 健太と
20~39で桐ケ谷 王久斗と
40~59でジョセフィーヌと
60~79で『敗者復活の卵』を拾う。(残り二個)
80~99、もしくは安価されたキャラと被ったら、そのキャラは追加でカードを一枚拾います。
キャラが二人出会い、かつコンマが奇数だった場合も追加でカードが出現し、出会った二人の争奪戦になります。
王久斗「にげろおおお……お?」ポフン
王久斗「あれ……俺様は何を……」
ナビ「やっとエネルギーが切れて、【はぐれメタル】が解けたな」
王久斗(そうか……さっきまで【はぐれメタル】の効果で『逃げる』ことに意識を支配されて……)
ナビ「それじゃあ、話ができる状態になった所で連絡事項だ。イベントと、残り半分」
王久斗「【死の天使】が消えてる……」
王久斗(自分から使うことはないと思っていたが……最終手段になりうる性能ではあった。消えたのはちょっと痛いな……)
王久斗(だがまぁ、その他の四枚は残ってる。実質これで一人倒してるんだし、まぁなんとかなるだろ)
王久斗「……っていうかもう残り四人なんだし、逃げ回ってるだけでも優勝枠に入れるんじゃ……」
セフィ「……」ザッ
王久斗(とか言った矢先に……)ピタッ
王久斗「とりあえず、様子見と行くか!【零度支配+無数の矢】!」バババッ
セフィ「ラインハルト!盾になりなさい!」
ハルト「はっ、……ぐうっ」ザシュッ
王久斗(召喚獣で防いだか……それならあいつが召喚獣を出せなくなるまで撃ち続けてやりたい所だが……こっちもエネルギー効率DとSのカードをコンボで使ってる。相手の召喚獣の効率がEでもない限り先にエネルギー切れになるのはこっちだ)
王久斗(まぁ、人型で命令に従順で剣の心得もある召喚獣ともなれば、効率がEでもおかしくはないが……だとしても一度の射撃で奴を倒せていない。二射ずつならどうあがいてもエネルギーレースには勝てない)
王久斗(……というわけであの召喚獣を本体から離すことはできない。よって【べトンランチャー】を当てることもできない……勝ち筋、なし!)
王久斗(それでも、相手の出方によっちゃ、まだやりようはある)
セフィ「ラインハルト、あの方を殺しなさい」
ハルト「……御意」ダッ
王久斗(相手から召喚獣を離した!これなら……)
王久斗「喰らえっ!【べトンランチャー】!」バチュッ
王久斗(召喚獣をあそこに貼り付けにする!そしてこの手の召喚獣には一度に召喚できる制限があるはず!一体目を生かしたままにして、二体目を出せない本体を叩けば……)
スカッ
王久斗「……!?」
王久斗(【べトンランチャー】が、召喚獣をすり抜けた!?)
セフィ(【ラインハルト+権能】……今のラインハルトは、『自身以外のマテリアル』と干渉しない……)
王久斗(すり抜けるエフェクト……?なら俺様への攻撃もすり抜けるんじゃ……いや、真っ直ぐ俺様の方に向かってるってことは、おそらくすり抜ける対象を選べるんだ)
王久斗(くそ……こりゃもう逃げるしか……)
ポンッ
王久斗「!」
セフィ(追加カード……)
王久斗(拾いに行く!あの召喚獣と距離を詰めることになるが……追加カードならあいつをどうにかできるかもしれないし、そうじゃなくても【はぐれメタル】で逃げれるから問題ない!)
王久斗「拾ったぁ!」
桐ケ谷 王久斗が拾ったカード↓1
名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:
(安価するときは上の四つを埋めてください)
王久斗「【正露丸】……クソカードか!」
王久斗(この状況はどうもならない……逃げる!)
王久斗「【はぐれメタル】ッ!」デュルン
セフィ(体がスライムに!?)
王久斗「逃げろおおお」ピャーッ
王久斗「……おっ?」ポフン
王久斗(【はぐれメタル】が解けた!?馬鹿な!俺様は解除など念じては……いや、そもそも意識を支配されて自発的な解除はできないはず!)
ナビ「さっきと同じ解け方……つまりは、エネルギー切れだな」
ナビ「一度目の【はぐれメタル】でエネルギーを使い切り、そこからの回復分も他のカードを使って消費してしまった」
ナビ「【はぐれメタル】の効率はC……重くはないが、けして軽くもない。残された僅かなエネルギーじゃ、二三秒しか発動できなかったってことだ」
ハルト「……」バッ
王久斗「……!」
ズバッ
桐ケ谷 王久斗 -死亡-
また、復活権も消費済みのため失格。
王久斗「……」シュンッ
セフィ「やっ……た……?」
ナビ「バトルロワイヤル、終了……」
セフィ「!」
ナビ「彼の死によって、参加者は残り二人。君と、もう一人が優勝者だ。おめでとう」
優勝
『湯上健太』
『ジョセフィーヌ』
健太「うわっ」シュンッ
健太(瞬間移動……また死んだのか?いや、既に復活権を消費している俺は、死んだらそのまま失格になるはず……)
ナビ「良かったね!君が優勝だよ!」
健太「え!?」
ナビ「ここは神の間!そこの神様に願い事を言うといいよ!」
神「願い事どうぞ」
健太「えっ、えぇ~……?」
健太(いいのか?俺、途中からとりもちに捕まってただけなんだけど……まぁ、願いが叶うならなんでもいい、か)
健太「自然保護……『山の自然保護』を、あんたに頼みたい」
神「わぁ、殊勝。山神の奴らも喜ぶだろうなぁ……OK、叶えとくよ。現世でも元気でね」シャランラ
神「さて……次は君だね」
セフィ「……」
セフィ「願い事の前に……一つ聞きたいことがあるのですが」
神「うん?」
セフィ「倉敷美波という方の……住んでいる場所を、教えて欲しいのですが」
神「叶えられる願いは一つまでだよ」
セフィ(……それならそれで構いません。名前は分かっているんですから。願いによって得た金でどうにか居場所を突き止めて……)
神「……と言いたいところだけど流石にこれ教えないで現世に帰すのはなぁ……意地が悪すぎるよなぁ……というわけで、うん。タダで答えてあげるよ」
セフィ「……?」
神「倉敷美波は、地球の、日本という場所に住んでいる」
セフィ「地球……聞いたことのない国ですね」
神「……違うよ、ジョセフィーヌ。『地球』は星の名前だ」
セフィ「星……?どういう、意味ですか」
神「一から説明するとね、このバトルロワイヤルゲーム、一回目じゃないんだ。もう何十回も繰り返してる」
神「ただ、前回の優勝者は臆病でね。他の人間が願い事を通して世界を破滅させるんじゃないかと怯えていた。そんな彼の願い事は……『二度とバトルロワイヤルを開くな』」
神「私はもう本当に困った。もっとバトルロワイヤルは見たいし、約束を破るわけにもいかない。そこで思いついたんだ。『別の世界の人間達でやればいいや』ってね」
神「そしてまた同じことを願われないよう、全員別の世界の人間から参加者を集めるようにしたんだよね。これなら他の人の願い事なんかどうでもいいわけだから」
神「だから、君と倉敷美波は別の世界の人間なんだ。残念だけど……現世で会うことはできない」
セフィ「……そんな……!」
セフィ(美波さん……わたくしは……わたくしは……!)
現世
美波「ふ……る……がにあ。っと……」カタカタ
美波「ダメだ……何度検索しても、フルガニアなんて場所出てこない……」
美波(『フルガニア』……そこに住んでるってジョセフィーヌちゃんは言ってた、聞き間違いじゃない……ジョセフィーヌちゃんが嘘をついた?いや、あの時はジョセフィーヌちゃんもあたしに心を開いてくれてたはず……)
美波(もしかして……別の世界の人だったり?神様のやることだし、ありえないことじゃない)
美波「だとしたら……もう会えないのかな」
美波「折角仲良くなれたのに……残念だな……」ショボン
ムギュッ
セフィ「美波さんっ」
美波「わーっ!?何!?誰!?」
セフィ「わたくしです!ジョセフィーヌです!」
美波「ジョセフィーヌちゃん!?どうやってここに……」
セフィ「『世界線を移動する力が欲しい』と……そう願ったんです!おかげで……こうして再会できました……!」
美波「ジョセフィーヌちゃん……!」ウルッ
美波「あれ……?でもそれだと貴族を再興するって願いは?」
セフィ「それは……」
美波(あっ、こんなこと聞いたらまた、貴族とは~って語られちゃうかな)
セフィ「わたくしは……貴族であるより、あなたの友達でいたかった……それだけです」
美波「ジョセフィーヌちゃん……!」ウルッ
美波「……ねぇ、あたしジョセフィーヌちゃん家がまた貴族になれるように、手伝うよ」
セフィ「……はぁ……」
美波「あっ!今『何の役に立つんだこいつ』って思ったでしょ!まぁ……あたしも自分でそう思うけど……大丈夫だよ!あの【魚】ですら使い道はあったわけだし……」
美波「どんなカードも、人間も、組み合わせることで真価を発揮するんだから!あたし、ジョセフィーヌちゃんのためなら何でもできちゃう気がするな!」
セフィ(美波さんは、そう言ってわたくしの手を取った)
美波「カスタム更新!」
=終=
以上になります。
ここまで読んでいただき、安価してくださりありがとうございました。
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