【安価】カスタム式異能バトルロワイヤル (217)

【ルール】

・参加者は最初にカードを二枚配られる。
・カードは最大五枚まで持てる。
・分類『マテリアル』のカードは何かを発生、出現させる。
・分類『エフェクト』のカードは何らかの現象、変化を起こす
・カードを使用するにはエナジーを消費する必要がある。
・エナジーは毎秒回復する。

・戦場は無人の街である。
・一定時間気絶、死亡、棄権した参加者を失格とする。
・最後に残った二人の参加者を優勝とする。
・優勝した参加者は、願い事を何でも一つ叶えてもらえる。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1565104840

ハジメ「俺の名前はハジメ!見知らぬ街に転送させられたあげく変な奴に変な脅しをかけられている普通の男子高校生だ!」

ナビ「カードバトルロワイヤル!しろ!」

ハジメ「嫌だ!」

ナビ「優勝したら願い事を何でも一つ叶えてやるぞ!」

ハジメ「じゃあやる!」

ナビ「よっしゃあ!ではこの二枚のカードを受け取れい!」



名前:【炎】
分類:マテリアル
効率:A
効果:炎を出現させる。



名前:【巨大化】
分類:エフェクト
効率:D
効果:対象のサイズを大きくさせる。

ハジメ「えっと……このカードは一体?どうやって使うの?」

ナビ「スロットに差し込んで念じれば使える!まずは【炎】を使ってみろ!」

ハジメ「えいっ」ボォッ

ハジメ「おおっ、手のひらから炎が」

ナビ「【炎】などの『マテリアル』カードは何かを出すことができるぞ!」

ナビ「次は【巨大化】だ!【炎】と一緒に使えばでっかい炎を出せるぞ!」

ハジメ「えいっ」ボオオオッ

ハジメ(火力が強すぎて制御できない!)

ハジメ「うわあっ!?」ズサァッ

ハジメ(ロケットみたいに吹っ飛ぶ所だった)

ナビ「ははは!パワーが全然違うだろう!」

ナビ「【巨大化】などの『エフェクト』カードは、何か変化を起こすぞ!」

ナビ「これらを組み合わせたり組み合わせなかったりして戦うのだ!」

ハジメ「なるほど……カスタム式ってそういうことね」

ズドンッ


ハジメ「!?」

ハジメ(何か飛んできた……今のは、水の弾丸?)

敵「へへ……見つけたぜ……俺以外の参加者!」

ハジメ「なっ……もうバトルか!」

敵「喰らえっ!」ドンッ

ハジメ「ひぃっ!?」バッ

ハジメ(あいつ、また水を飛ばしてきた!あの水圧……当たったらただじゃすまないぞ!)

ナビ「言い忘れていたが、初期カードセットは参加者ごとに違うぞ!あいつのはおそらく【水】と【発射】だな!」

ハジメ「俺が炎であいつが水……初っ端から相性最悪じゃねぇか!」

ハジメ(くそ……勝ち目がない。ここは逃げるしかない!)

敵「おらっ!」ドンッ

ハジメ「【炎+巨大化】!ロケット噴射だ!」ブワァッ

敵「何ぃっ!?」

ハジメ「ほっ、はっ」ブワッヒョイブワッヒョイ

敵「くそっ、ちょこまかと逃げやがって!中々弾が当たらねぇ……!」ドンドンッ

敵「おいナビ!もっと命中精度上げられねぇのか!」

敵ナビ「……それなら【遠隔操作】か【追尾】か【範囲拡大】がおすすめ……かな」

敵「そのカードはどこで手に入る!」

敵ナビ「落ちてるのを拾うか……持ってる奴から奪うか」

敵「今すぐ使うのは無理ってことか……まぁいい!このままならいずれジリ貧だろ!」ドンドンッ

ハジメ「へへ、いくらでも避けられ……」プスンッ

ハジメ「あれ?」フラッ

ハジメ(【炎】が出ない!なんで!)

ナビ「言い忘れていたが、カードを使うにはエナジーを消費する!そして【炎】のエネルギー効率はA!【巨大化】がD!同時に使い続けていれば、三分かそこらでガス欠だ!」

ハジメ「先に言え!」

ナビ「問題ない!エナジーは毎秒回復する!」

ハジメ(けど、今のエナジー量だと十秒持つかどうか……)

敵「止まった……?エナジー切れか!」

ハジメ「くっ……ここまでか……!」カサッ

ハジメ(ん?足元に何か……)スッ

ナビ「言い忘れていたが、戦場にはランダムにカードが落ちている!もちろん拾って使えるぞ!」

ハジメ「先に言え!」ビッ

ハジメ(このカードに賭けるしかない!)



ハジメが拾ったカード↓1~3

名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

(安価するときは上の四つを埋めてください。三つの安価から一つ採用します)

名前:【アルコール】
分類:マテリアル
効率:B
効果:アルコールを出現させる。


名前:【ドロドロ】
分類: エフェクト
効率: A
効果: 自分の体がスライム状になる

ハジメ「このカードは……!」

敵「何を拾おうが関係ねぇーっ!この距離!補助カードがなくたって外さねぇぜ!喰らえっ!【水+発射】!」

ハジメ「……っ!?」


ズドンッ


ハジメ「ぐあっ……!」ズシャアッ

敵「ヒットォ……!って、まだ意識残ってんじゃねぇか!」

ハジメ「くっ……」フラッ

敵ナビ「【発射】によって威力が増しているとは言え、元が水だからな……一発で仕留めるには足りんかったようだな」

敵「へっ……だが、見ろよあいつの顔を!恐怖に染まっちまってるぜ!どうやら拾ったカードもクズカードだったらしいなぁ!?」

敵「しかもさっきの一撃のせいでよろよろだ!逃げることすらままならねぇだろうぜ!」

敵「もう一発!【水+発射】を当てて終わりだっ!」

ハジメ「くそっ……こうなりゃ、こんなカード要らねぇっ!」ブンッ

敵(!拾ったカードを捨てやがった!)

ハジメ「今だっ!」ダッ

敵(逃げやがる!なるほど……俺があのカードを拾っている内に逃げ切るつもりか)

敵(確かに、このまま直接あいつを追いかければ、その隙に他の参加者があのカードを拾うかも……最悪、その参加者にそのまま負ける可能性もある。俺はあのカードを拾わざるを得ない)

敵(……だが、奴には一つ誤算がある!)

敵「一撃もらったその体じゃあ!時間稼ぎがあっても逃げ切れないってことだ!」ダッ

敵(カードを拾う!奴を倒す!どちらも遂行してみせるっ!)

敵「まずはこの【巨大化】のカードを拾って……」スッ

敵(……いや待て、【巨大化】?これは奴の初期カードだ。さっき拾ったカードじゃない!)

敵(じゃあ一体、さっきのカードは一体……!?)ビチャッ

敵(……何だ?足元の水がおかしいぞ?これは俺の【水】じゃない!虹色に光を反射するこの液体は!)

ハジメ「そういうことだ……逃げる足なんか、要らないんだよ」

敵「お前……っ!」

ハジメ「お前のマテリアルが【水】じゃなかったら……辺りや俺の体を水浸しにしてなけりゃ、俺が【アルコール】を撒きながら逃げていたことに気づけたかもな……」

敵「まっ……!」

ハジメ「喰らえっ!【アルコール+炎】!」ボォッ

敵「ぎゃあああっ!」ゴオオッ

敵(あ、熱い!水!【水】ゥ!)シュウウ

ハジメ「そうやって自分の消化に【水】を使っている限り、お前は【発射】を使えない!」ダッ

敵「くっ、来るなっ!」

ハジメ「捕まーえた……」ガシッ

敵(こいつ、俺の顔に手を……)

ハジメ「さぁてこの距離。お前が構えを取るのと、俺がお前の顔面を燃やすの。どっちが早いかなぁっ!?」

敵「……はっ【発……」スッ

ハジメ「【アルコール+炎】!」ゴオオッ

敵「ぐわあああっ!!」ゴオオッ



敵「か……は……」ドサッ

ナビ「……気絶したな」

ハジメ「【アルコール】を口、鼻、眼にぶちまけてから【炎】で燃やしたんだ。これで気絶しなかったら人間じゃねぇよ」

ハジメ(……さて、さっき捨てた【巨大化】とこいつの持ってた【水】と【発射】を回収して……と)

名前:【水】
分類:マテリアル
効率:A
効果:水を出現させる。


名前:【発射】
分類:エフェクト
効率:E
効果:対象を一定の速度で発射する。

カスタム更新!


ニノマエ ハジメ ♂(17)

1【炎】mA
2【巨大化】eD
3【アルコール】mB
4【水】mA
5【発射】eE

ハジメ「いきなりスロットがいっぱいになったけど……こういうのってちょっとずつ揃っていくもんじゃないの?」

ナビ「否!お前のスロットはまだまだ完成には程遠い!戦いと選択を経て、参加者達のスロットは洗練されていく!より無駄なく!より強力に!」

ハジメ(……そう言われてみれば、【アルコール】と【水】はどっちかだけでもいい気がする。更に【発射】メインで戦うなら【巨大化】は使う機会が少なさそうだ)

ナビ「今から終盤が楽しみだぞ……!さぁ!完成されたスロットを目指すのだ!」

ハジメ「つってもなぁ……バトルロワイヤルなんて初めてだし、一体どう動くのが正解なのやら……」テクテク

謎の女『……聞こえるかしら』

ハジメ「!?」バッ

ハシメ(急にどこからか女の声が……けど振り返っても誰もいない!一体どこから……)

ハジメ「だ、誰だ!?」

謎の女『ふふ……そんなに怯えなくてもいいじゃない。これはあなたの脳に直接語りかけているのよ』

謎の女『私の一枚目のカードは【テレパス】。遠く離れた人間といつでも会話が可能なの』

ハジメ「【テレパス】だと……?お前!一体何が目的なんだ……っ!?」

謎の女『SOSよ』

ハジメ「え?」

謎の女『今ヤバい奴に狙われててめっさピンチなの。助けてくださいお願いします』

ハジメ「え~……?」

ハジメ(どうしよ……バトルロワイヤルだしなぁ。他の参加者を助けるっていうのはやめといた方がいいか……?)

謎の女『あの……黙らないでくれる?不安になるから』

ハジメ「え?【テレパス】なんだろ?心を読めるならそんなの関係なくない?」

謎の女『さっき言ったでしょう。【テレパス】の効果は「遠隔の会話」なの。それ以上でもそれ以下でもないわ。心読は不可能よ』

ハジメ「じゃあスマホの方が高性能じゃん……」

ナビ「ちなみに参加者の持ち物は転送時に服以外全て没収したぞ。もちろんスマホもだ」

ハジメ「ちゃんと後で返してね?」

謎の女『私と組みなさい。バトルロワイヤルでは情報が重要よ。この【テレパス】はきっと役に立つわ。お願いなので組んでください』

ハジメ「組むって言ったって、優勝できるのは一人なわけだから……」

謎の女『二人よ?』

ナビ「二人だぞ?>>1に戻って確認してみろ」

ハジメ「本当だ……じゃあ一応二人までならチームは成立するのか」

ハジメ(なら……助けてあげてもいいかな……?)

謎の女『お願い><』

ハジメ(なんか可哀想だし……)

謎の女のプロフィール↓1

名前:
性別:
年齢:

謎の女の二枚目のカード↓2

名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:


謎の女を追い詰めている奴のプロフィール↓3

名前:
性別:
年齢:
一人称:
性格:

謎の女を追い詰めている奴のカードセット↓4~6

名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

名前:【爆発】
分類:エフェクト
効率:B
効果:対象を勢いよく散乱させる。ただし対象となるのは気体・流体・集合体・現象のみ。
 (あくまでも「爆発的に広がる」という性質を付与するだけで、石を爆弾化したり敵を直接爆破したりはできない)

名前 サンドマン
分類 マテリアル
効率 A
効果 砂を出現させる

名前:【対象選択】
分類:エフェクト
効率:B
効果:生み出したものが効果を及ぼす範囲を精密に決めることができる

ハジメ「……ハジメだ。俺の名前はニノマエハジメ。助けてやるよあんたのこと」

謎の女『ほ、ほんと!?』

ハジメ「本当。だからあんたの名前と他に持ってるカードと、あんたを追い詰めてる奴の情報をくれ」

しのぶ『……私の名前は八乙女しのぶ。持っているカードはさっき説明した【テレパス】と……【爆発】というエフェクトカードよ。マテリアルを持っていないので意味がないわ』

ハジメ「初期セットざっこ……敵のカードセットは分かるか?」

しのぶ『【ドロドロ】というカードを持っていたわね……体をスライム状にして物理攻撃を無効にするの』

しのぶ『それと【サンドマン+対象選択】というコンボも使ってきたわ』

ハジメ「……んん?そのコンボって砂を遠くに出せるようになるだけだろ?何が強いんだ?」

しのぶ『出現させる場所によっては十分攻撃になるわ。例えば……胃の中、とかね』

ハジメ「……!」

しのぶ『ふふ……腹に石を詰められた狼の気分よ。あなたも助けに来てくれるなら気をつけることね』

ハジメ(何で上から目線を保てるんだこの女)

しのぶ『私が居るのはビルの二階よ。そこから動けないの……あいつに見つかる前に早く……』

ハジメ「ここか……よし、行くぞ」

しのぶ『がはっ……』

ハジメ「!?お、おいどうした!」

一二三『はっはー!よく来たな!』

ハジメ(!さっきと声が違う……【テレパス】の使用者が変わった!?)

一二三『俺様の名前は辻村一二三……目的は戦闘を楽しむこと!だったんだが……この女、話にならんほど弱かった。故に!こいつを泳がせ、他の参加者をおびき寄せることにしたのさ!』

一二三『そういうわけだ!こいつが今まで生きていたのは俺の手加減、逃げ切れると思うなよ!』

ハジメ「……!」

一二三『【テレパス】を切るぞ!さぁ、殺し合いを楽しもうじゃないか!』プツッ

ナビ「あの女はやられてしまったらしいな……どうする?当初の『助ける』という目的は達成できなくなったが」

ハジメ「いや……奴が持つ『ドロドロ』を奪えば、しのぶの腹から砂だけを排出することができるはずだ……まだしのぶが助かる方法はある」

ナビ「なるほど」

ハジメ(そのためにはやっぱり一二三とかいう奴を倒さなくちゃいけないんだが……)

ハジメ「ここは……さっき手に入れた、あのカードを使うか」



1.【水】を使う。
2.【発射】を使う。

↓1

一二三(さて、奴はどんなカードを使ってくるかな……?)

一二三(まぁ、どんなカードだろうと関係ない。俺様の【ドロドロ】はどんな攻撃も無効にし、更に【サンドマン+対象選択】のコンボは相手の居場所を捕捉できた時点で倒すことができる。たった三枚で無敵のカードセットだと言えるだろう)

一二三(ではどうやって敵を捕捉するのか?それにはさっき奪った【テレパス】が役立つ)

一二三(そう!【テレパス】を切ったというのはフェイク!実際にはまだ発動し続け、あいつの周りの音を拾い続けている!その音から奴の居場所が捕捉できる!)


スタスタ……ザッザッ……


一二三(足音が変わった……ビルの中へ足を踏み入れたのが手に取るように分かるぞ!)


ビチャ……ビチャ……


一二三(水の音……?このビルに液体はない。ということはこれは奴のマテリアルか?)

ハジメ『よし。【アルコール】を撒き終えたぞ』

一二三(アルコール……こいつまさか!)

ゴオオッ


一二三(下の階から熱風!こいつ……一階を燃やしやがった!)

一二三(火は下から上に昇る。このビルはもうすぐ炎に覆いつくされるだろう。あの女ごと俺を焼き殺すつもりか……面白い!戦いはこうでなくてはな!)

一二三(一階を丸々燃やし、奴はこれで俺様の逃げ道をなくしたつもりかもしれんが……俺はその一歩先を行くぞ!)

一二三(発動!【ドロドロ】!スライム状になれば、飛び降りてもノーダメージ!窓からの逃走が可能……)ドロッ

ハジメ「やっぱり、飛び降りたな」

一二三(!着地点に奴が!こいつ、俺様の行動を読ん出やがった……!?だが、むしろよし!)

一二三「俺様の能力も知らずにのこのこ姿を現しやがって!喰らえっ【サンドマ……」

ハジメ「させるかよ!【炎+水】!」バシュウウッ

一二三(蒸気の霧か!奴がどこに居るか、見えない!)ベチャッ

一二三(いや、まだ問題ない!俺様の姿が見えないのは奴も同じ!そしてスライム状態の俺が無敵なのは変わらない!)

ハジメ「……って考えてるなら残念だったな。今から俺が行う攻撃は必中。そしてお前にダメージを与える仕込みは完了した。聞こえてたんだろ?『アルコールは撒き終わってる』」

一二三(……!こいつ、ビルの外、俺様の着地点にもアルコールを撒いてやがった!)

ハジメ「上から叩きつけられて、よく染み込んだだろうよ!内側から燃やされ、水分を失ったスライムはどうなると思う!?」

一二三「しまっ……」

ハジメ「終わりだ!【アルコール+炎】!」ゴオオッ


ハジメ「あっつ!水!」シュウウ

ハジメ(作戦のため、仕方がないとはいえ足元が少し焦げてしまった。酷くならない内に【水】で消火する)

ハジメ(そうしている内に、俺の【炎+水】でできた蒸気の霧が晴れていく。そして見えてきたのは、ひび割れた大きな炭とその脇に散らばる五枚のカードだった)

ハジメ「……敗因二つ。お前が俺のカードを知らなかったこと。俺はお前のカードを知ってたこと」

ハジメ(一応、しのぶが言ってた通り、情報は大事だったってことかな……)

ハジメ「さて、そのしのぶを助けに行くか」スッ

しのぶ「熱い……下の階が、燃えてる……?」

しのぶ(体が重い……吐き気がする……腹痛が酷い、動けない……)

しのぶ「がはっ、うっ、けほっ」ジャリジャリ

しのぶ(自分の喉からジャリジャリなんて音が出るのは、中々の絶望感ね……)

しのぶ「やっぱりあのハジメとかいう男……私を見殺しにするつもりかしら……?」

しのぶ(まぁ普通そうよね……これはバトルロワイヤル……カードが欲しいなら奪えばいいだけだもの……)


ハジメ「【水+巨大化】!」バッシャアッ

しのぶ「……!」

ハジメ「ふー……やっと消火が終わった。あ、お前がしのぶだな!ちょっと待ってろ、今お前のスロットにさっき奪ったカードを……」

しのぶ「あ……」

ハジメ「ん?何だ?」

しのぶ「ありがとう……」

しのぶ「出すもの出して完全復活。お腹がすっきりしたわ」シャキッ

ハジメ「誤解を招く」

しのぶ「さて、これから私達はチームとして動くわけだけど……その前に二つ聞きたいことがあるわ」

ハジメ(上から目線崩さないなぁこいつ)

しのぶ「あなたの願い事は何?」

ハジメ「願い事……あぁそういえばそれをかけてバトルロワイヤルしてんだっけ」

ハジメ「そうだなぁ……特に考えてなかったな。やっぱお金かな。あって困らんし」

しのぶ「なるほど、合格よ」

ハジメ「……ちなみに、何て言ってたら不合格だったんだ?」

しのぶ「私に不利益な願い事だったら不合格よ……正直、さっきまでは私以外のもう一人の願い事なんてどうでもいいと思ってたけど、あいつを見て気が変わったわ」

しのぶ「ああいう戦闘狂は世界から法律を無くしてくれとか言いそうだもの。今の私の目標は、私と私の信用できる人物で願い事の権利を独占すること。それができれば最悪私の願い事が叶わなくてもいいわ」

ハジメ「なるほど……それで、お前の願い事は?」

しのぶ「金よ」

ハジメ「気が合うね」

しのぶ「それで、二つ目の聞きたいことだけど……カードスロット、どうする?何枚か交換して調整しましょう」

ハジメ「あ、ああ……」

ハジメ(持てるカードは一人五枚までだからな。なるべく最良の組み合わせを考えないとな)

ハジメ(でもどうするかな……【アルコール】と【水】はどっちかだけでもいい気がするって言ったけど、一回のバトルでどっちもかなり役立ったしなぁ……ここは悩みどころだぞ)

ナビ「ちなみにスロットからカードを抜いた後、そのスロットが使えるようになるまで数十秒かかるぞ!戦闘中にカード交換はできないものだと思っておけ!」


現在のカスタム

ニノマエ ハジメ ♂(17)

1【炎】mA
2【巨大化】eD
3【アルコール】mB
4【水】mA
5【発射】eE


八乙女 しのぶ ♀(16)

1【テレパス】eS
2【爆発】eB
3【ドロドロ】eB
4【サンドマン】mA
5【対象選択】eB


1.交換しない。
2.1枚交換する。
3.2枚交換する。

(どのカードを交換するかは次の安価で決定します)
↓1

ハジメ「じゃあ……【↓1】と【↓2】を交換しよう」


現在のカスタム

ニノマエ ハジメ ♂(17)

1【炎】mA
2【巨大化】eD
3【アルコール】mB
4【水】mA
5【発射】eE

↓1


八乙女 しのぶ ♀(16)

1【テレパス】eS
2【爆発】eB
3【ドロドロ】eB
4【サンドマン】mA
5【対象選択】eB

↓2

ハジメ(マテリアルが一つじゃバランスが悪いよな……こっちは三枚持ってるし、一枚あっちに渡すか)

ハジメ(となると……渡すのは【水】かな。【アルコール+炎】のコンボは一人で持ってる方が扱いやすいし)

ハジメ(次は俺がしのぶから一枚エフェクトカードを貰うわけだが……近距離攻撃ができる【爆発】は【巨大化】や【発射】と役割が被る。物理無効の【ドロドロ】は戦闘力の低い方に持たせてやりたい)

しのぶ(戦闘力が低いとは聞き捨てならないわね)

ハジメ(【テレパス】でスロットを一枠使ってる方はどうしてもそうなるだろ)

ハジメ(そんなわけで俺は【対象選択】を貰うことにしよう)


カスタム更新!


ニノマエ ハジメ ♂(17)

1【炎】mA
2【巨大化】eD
3【アルコール】mB
4【対象選択】eB
5【発射】eE


八乙女 しのぶ ♀(16)

1【テレパス】eS
2【爆発】eB
3【ドロドロ】eB
4【サンドマン】mA
5【水】mA

ここで一度ハジメ・しのぶ視点を終了します。

新しく五人の主人公を募集します。キャラクターのプロフィールとそのキャラクターが受け取った初期カードセットを埋めて安価してください。
また、コンマ下一桁が奇数だった安価のキャラクターは、追加でもう一枚カードを拾ったことにして、キャラクター募集が終わった後にもう一度安価を行います。


キャラクタープロフィール

名前:
性別:
年齢:
一人称:
性格:
願い事:

初期カードセット

名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:


↓1~5

名前:鳳 燕太郎(おおとり えんたろう)
性別:男
年齢:15
一人称:オレっち
性格:臆病かつ慎重。勝ち目がないとすぐ逃げるタイプ
願い事:絶滅したリョコウバトを復活させたい


名前:【飛翔】
分類: エフェクト
効率:C
効果:触れた物体を空へ飛ばすことができる。最大高度1000メートル。他社や自身にもつけることができるが液体、気体には使えない。


名前:【砂】
分類: マテリアル
効率:B
効果: 砂を出現させる。



……これ参加者何人いるんだろ
多いなら下手に外で戦闘を見せるより室内で暗殺した方が他の敵にカードを見せない分情報戦で優位に立てるな

名前:マッスル斎藤 (まっするさいとう)
性別:男
年齢:22
一人称:俺
性格:脳筋・バカ・人がいい
願い事:妹の病気を治す為

初期カードセット

名前:【サンフラッシュ】
分類:マテリアル
効率:(S)
効果:光を発生させることができる(光の強弱や発生場所は自分の意思でコントロールできる)

名前:【肉体強化グレート】
分類: エフェクト
効率:(C)
効果: 自分の肉体に様々な強化を施すことができる(筋力を上げる皮膚を堅くする反応速度を上げる等)

名前:水上 治夫(みずかみ はるお)
性別:男
年齢:41
一人称:私
性格:義理堅いが陰湿、恩も恨みも絶対に忘れない
願い事:心を読む能力が欲しい(真実を明らかにして恨みを晴らすため)

初期カードセット

名前:【鉄球】
分類:マテリアル
効率:B
効果:ボーリング球のような重量感ある鉄球を作る

名前:【遅発】
分類:エフェクト
効率:C
効果:組み合わせた効果を、いつでも発動できる状態にして空間に固定しておける
(エナジーが続けばいくつでも固定しておけるが、固定している間はその【遅発】ぶんのエナジーは回復しない)

名前:鹿島 寧々(かしま ねね)
性別:女
年齢:21
一人称:私
性格:冷静沈着。誰にでも敬語で話す。
願い事:不老不死になりたい。

初期カードセット

名前:【幻】
分類:エフェクト
効率:C
効果:相手に幻覚を見せることができる。複数人に見せることも可能。どんな幻覚を見せるか使用者の自由。

名前:【電気】
分類:マテリアル
効率:S
効果:電気を出現させることができる。電気は最大で雷ぐらいの電力を出せる。

名前 田中トミ子(たなか とみこ)
性別 女
年齢 86
一人称 あたし
性格 超強気
願い事 永遠の若さを

名前 経年劣化
分類 エフェクト
効率 B
効果 対象の時間を進める。

名前 暴風
分類 マテリアル
効率 D
効果 風を生み出す。強さは自在

コンマ下一桁が奇数だったキャラクターは追加でカードを一枚拾います。

鳳 燕太郎が拾ったカード↓1
マッスル斎藤が拾ったカード↓2
水上 治夫が拾ったカード↓3
鹿島 寧々が拾ったカード↓4


名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

(安価するときは上の四つを埋めてください)

名前:【フロート】
分類: エフェクト
効率:B
効果: 空中を低速で飛行できる、高度は三階建てのビル程度

名前:【氷河】
分類: マテリアル
効率: A
効果: 氷を出現させる

名前:【模倣】
分類: エフェクト
効率:C
効果: 相手のマテリアルカードを一つ選択する。このカードは同じ効果のカードになり、しばらく使うことができる。
ただし効率は模倣元より悪くなる

名前:【剣化】
分類:エフェクト
効率:D
効果:気体・流体・集合体・現象を収束させ、剣として使えるようにする。一度剣にすればその維持にはエナジー消費不要


ところで、効率ってSが低燃費でEが燃費悪い?

>>48
エネルギー効率の解釈はそれでOKです。



カスタム更新!


鳳 燕太郎 ♂(15)

1【飛翔】eC
2【砂】mB
3【フロート】eB
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=


マッスル斎藤 ♂(22)

1【サンフラッシュ】mS
2【肉体強化グレート】eC
3【氷河】mA
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=



水上 治夫 ♂(41)

1【鉄球】mB
2【遅発】eC
3【模倣】eC
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=



鹿島 寧々 ♀(21)

1【幻】eC
2【電気】mS
3【剣化】eD
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=



田中トミ子 ♀(86)

1【経年劣化】eB
2【暴風】mD
3=スロットは空です=
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=

鳳 燕太郎の視点から始めます。



燕太郎「え!?このバトルロワイヤルで優勝すれば絶滅したリョコウバトが復活する!?」

ナビ「うん」

燕太郎「よーしやってやるぜ!」


燕太郎「とは意気込んだものの……自信ないなぁ……」

燕太郎(【飛翔】は逃げる時にしか使えないし、【砂】は掌から砂が出るだけ……運よく拾った【フロート】も【飛翔】と効果が被る始末)

燕太郎「こんなんじゃ優勝できねーよ……」

ナビ「自信がないなら、もっとカードセットを強くすればいい」

燕太郎「カードセットを強くするにはどうしたらいい?」

ナビ「他の参加者を倒して奪えばいい」

燕太郎「他の参加者を倒すにはどうしたらいい?」

ナビ「カードセットを強くすればいい」

燕太郎「ジレンマぁ!」

燕太郎(最初に上手くいけばそのまま、強くなり続けて……最初に上手く行かなかった奴は他の強者の餌……なんだこれ。現代社会の縮図か?何で見知らぬ街に転送されてまでこんな理不尽を味わうはめに?)

燕太郎「いや……弱音なんて吐いてられない。これもリョコウバトのためだ。何とかしないと……」

燕太郎(何も敵から奪うだけがカードを手に入れる方法じゃない。さっきみたいに道端に落ちてるカードを拾えれば……)

燕太郎「そうと決まれば街を探索だ!」スタコラ

燕太郎「お!早速カード発見!やっぱりツイてるぜオレっち!」ピーン

燕太郎(さぁ、拾いに……)

↓1「……あ」

燕太郎「あっ」

燕太郎(……と同時に他の参加者に見つかっちまった!やっぱりツイてないぜ!)



出会った他の参加者

1.ハジメ・しのぶ
2.マッスル斎藤
3.水上 治夫
4.鹿島 寧々
5.田中トミ子
6.別の新しいキャラ

(6.別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
↓1

斎藤(……お。適当に歩いていたら落ちてるカードを発見したぞ)

斎藤「……む」

燕太郎「あっ」

斎藤(ついでに他の参加者も)

斎藤「……」

燕太郎「……」

斎藤「……」ムキッ ピカー

燕太郎(どうする……?もちろんこの貧弱カードセットで情報のない相手と戦うのは無理。逃げるのは確定なんだけど……)

燕太郎(問題はあのカードを拾うか否か)

燕太郎(あいつとオレっち、どっちが拾えるか分からない……欲を出して敵に襲撃のチャンスを与えるのは避けたい)

燕太郎(かといって、また別のカードを見つけられる保証はない。ここでこのカードを拾うのは半ばマスト!)

燕太郎(大丈夫だ……いざとなれば【飛翔】ですぐに逃げられる。というわけで拾いに行く!)ダッ

斎藤「むっ」

燕太郎「よしっ、先に走り出したのはオレっちだ!相手に移動系のカードがなければ……」

斎藤「【肉体強化グレート】!走力増強!」バッ

燕太郎「あんのかよ!」

燕太郎(でもまだ先行したアドバンテージがある!ギリギリ俺の方が速……)

斎藤「まだまだぁっ!【サンフラッシュ】ゥ!」


ピカァッ


燕太郎「うおっまぶしっ」クラッ

燕太郎(光の目眩まし……?あの筋肉の輝きは能力によるものだったのか!)

斎藤「拾ったーぁッ!」バッ

燕太郎「拾われた……!【飛翔】で逃げ……」

斎藤「このカードは……!?」


マッスル斎藤が拾ったカード↓1

名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

(安価するときは上の四つを埋めてください)

名前:【拡大縮小】
分類: エフェクト
効率:B
効果: 対象の大きさを自由に変更できる

燕太郎「【飛翔】……!」フワァッ

斎藤(浮いた!飛んで逃げる気か!?)

斎藤「させんぞ!【氷河】!」ピキィッ

燕太郎(何か出した!あれは……氷のマテリアル?そんなものでどうやって俺を……)

斎藤「……+拡大縮小】!」ズギャンッ

燕太郎「うおおっ!?」

燕太郎(氷塊がでっかくなりながら俺に迫ってくる!このままじゃぶつかる!)

斎藤「捉えたぁッ!」

燕太郎「まだだ!【飛翔】!」ペタッ

斎藤「!?氷塊が浮いただと!?」

斎藤(あの【飛翔】とかいうカード……自分以外にも使えるのか……)

斎藤「だがむしろそれ待ちよぉ!お前がその氷塊に【飛翔】を使った瞬間、お前は飛べなくなる!」

燕太郎「あっ」

斎藤「俺の拳に散れぇっ!」

燕太郎「……【フロート】!」フワッ

斎藤「何ぃッ!?」スカッ

斎藤(氷塊に対する【飛翔】は解けていない……こいつ何故飛べる!?)

燕太郎(同じようなカード二枚持ってて良かったぁ~)

燕太郎「そんでこうなりゃ今度はオレっちのターンだぜ!」グワッ

斎藤(氷塊が俺の真上に!)

燕太郎「お前の馬鹿でかい氷を利用させてもらうぜ!ぺしゃんこになっちまえっ!」グンッ

斎藤「【拡大縮小】解除」シュンッ

燕太郎「えっ」

燕太郎(氷が元のサイズに!)

斎藤「誰をぺしゃんこにするってぇ?」パァンッ

燕太郎「……逃げる!【飛翔】!」ビュンッ

斎藤「あっ待て!」

斎藤(くっ……流石に一度態勢を整えられちゃあ、追撃はできんか)

斎藤(まぁ、このカードを拾えただけでも良しとするか……)


燕太郎(くっそぉ……結局カード増やせなかった……!)

燕太郎(【飛翔】を使って攻撃するのは結構良いと思ったんだけどなぁ……オレっちが持ってるマテリアルは【砂】だけだから【飛翔】と組み合わせても眼潰しぐらいしかできないんだよなぁ……)

燕太郎(もっと鉄球なんか生み出せるカードでもあれば良かったんだけど)

燕太郎「まぁ、命を拾えただけでも良しとするか……」



カスタム更新!


マッスル斎藤 ♂(22)

1【サンフラッシュ】mS
2【肉体強化グレート】eC
3【氷河】mA
4【拡大縮小】eB
5=スロットは空です=

他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.鳳 燕太郎
3.マッスル斎藤
4.水上 治夫
5.鹿島 寧々
6.田中トミ子
7.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.水上 治夫
3.鹿島 寧々
4.田中トミ子
5.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(さっき出会ったばかりの『鳳 燕太郎』と『マッスル斎藤』は出会わないようにしています)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

寧々(私は鹿島 寧々。バトルロワイヤルに参加することになり、ナビからカードを二枚、追加でもう一枚、合計で三枚のカードを手にした)

寧々(……けれど、そのカードセットが思ったより強くない)

寧々(まずは【幻】、そこまで万能なカードではない。まず自分の幻を作ってみる)

幻「……」パッ

寧々(ここまではいい。しかしそれを歩かせようとすると……)

幻「……」グニャア

寧々(私の想像力が足りないのか、不器用なのか、幻を動かすということが難しい。止まった幻しか作り出せない)

ナビ「あなた自身の能力の問題ではありません。カードの方である程度の制限がなされているのです」

ナビ「その【幻】のエネルギー効率はC……あるいはその位がD、Eなどの下位の物であれば、より精巧な幻を作り出せたことでしょう。原則、エネルギー効率と効力は反比例しますからね」

ナビ「または、作り出せる幻の大きさ、範囲などに制限があれば、それでも幻のクオリティは上がっていたでしょう」

寧々「逆に言えば、この程度のクオリティの幻しか作れない代わりに、自分と同じ大きさの幻が作れるし、掌から離れた場所にも作れるってことですね」

寧々(まぁ、全く使えないというわけでもない)

寧々(そして同様のことが【電気】にも言える……出せる電気が小さいのだ。ビー玉くらいの大きさしかない)

ナビ「エネルギー効率は最高位のSであり、威力も落雷と同じ……その分、出量が制限されるのは必定と言えます」

寧々(それでも当たれば勝てるぐらいの威力が出てるんだから、決して弱いわけではないんだけど……初見時の期待よりは下であると言わざるを得ない)

ナビ「カード間で差が出ないよう、効果は調整されています。このバトルロワイヤルの肝はカスタム式。組み合わせによって通常よりも大きな力を出せることにあります。ただ強いカードを集めるだけのゲームではないのです」


寧々(そしてその余波によって追加で拾った【剣化】もあんまり使えなくなっている。私が持っているマテリアルは【電気】しかないし……こんな大きさの物を剣の形にしても、黒ひげ危機一髪サイズの剣にしかならない。現段階でこのカードは全くの無駄と言って差支えない)

寧々(別に【幻】と【電気】だけで戦えないこともないが……色んなタイプの人間と戦うことを想定すると、もう少しスタイルに変化を付けられるようにしたい所だ)


寧々(というわけで、カードを探すためにビルを探索をしているけれど……中々見つからない)

寧々(さっき【剣化】を拾えたのは、結構運が良かったのか……それとも、既にここに落ちていた分は誰かが拾ったとか……?)

寧々(この部屋で最後……)ガラッ

治夫「ストップ」

寧々(……!他の参加者!)バッ

治夫「……そう警戒しないでいただきたい。あなたに少し話がある」

寧々(話?罠かもしれない……どうする!?)


1.話を聞く。
2.話を聞かない。(戦闘)

↓1

寧々(話……おそらく時間稼ぎか何かだろう)

寧々「お断りしますっ!【幻】っ!」パッ

治夫「!?」

治夫(目の前が暗く……敵の視力を奪うカードか?)フラッ

寧々(ただ真っ黒な煙で彼の顔を覆っただけなんだけど……上手く行った!)

寧々(後は目の見えない相手の腕を掴んで【電気】を当てるだけ……!)バチバチッ

寧々「はぁっ……!」パシッ


シーン……


寧々(!?何故発動しない!……とりあえずもう一度距離を……)グッグッ

治夫「逃げるな。……先に攻撃してきたのはあなたでしょう」ガシッ

寧々「しまっ……」

治夫「私の視界を奪う所までは良かったんですが……その後わざわざ掴んで自分の位置をバラしたのは悪手でしたね」

治夫「……まぁ、それ以外に攻撃方法がないのは分かっていましたがね。【模倣】を使った時点であなたのマテリアルが【電気】しかないのは把握していましたから」

寧々(【模倣】……?まさか……)

治夫「……【電気】!」

寧々「あぁっ、があああ!」バヂィッ

寧々「かっ、ぐぅう……」シュウウ

治夫(黒焦げになった彼女から距離を置いて……)スッ

治夫「【遅発】解除」


バチバチッ


治夫(何もない空間……先ほどまで私の腕があった空間に、小さな稲妻が走る)

治夫(【遅発】……発動するには対象に触れている必要があるが……逆に言えば相手が接触してから発動するカードは全て無効化できる……見立て通り、中々使える能力だ)

治夫「さて……戦利品をいただくとしましょう」スッ

治夫(【幻】、【電気】、【剣化】……こいつもカードを三枚持っていたのか)

ナビ「スロットは五つ。一度に持てるカードは五枚まで!ここで一枚捨てなきゃいけないね!」

治夫(どうしたものか……【幻】も【遅発】も有用だし、【模倣】も本効果以外に相手のマテリアルを把握できるという強みがある。【鉄球+剣化+電気】などのコンボも強力だろう)

治夫(どれを捨てる……?)


1【鉄球】mB
2【遅発】eC
3【模倣】eC
4【幻】eC
5【電気】mS
6【剣化】eD

↓1

治夫「ここは【剣化】を捨てるか……」

治夫(リーチが心許なくなるが、その欠点は残した五枚のスペックで埋められるだろう)


カスタム更新!


水上 治夫 ♂(41)

1【鉄球】mB
2【遅発】eC
3【模倣】eC
4【幻】eC
5【電気】mS

治夫(……いや、待てよ?そもそもスロットに差さずにポケットか何かに入れておけば、実質的に六枚以上のカードを持てるんじゃないか?)スカッ

治夫「触れない……?」

ナビ「ぶっぶー。カードを五枚所有している参加者は、他のカードを触ることができませーん」

治夫「なるほど……」

治夫(戦闘に使えないにしても、何かの交換材料にできないかと思ったが……持ち運べないならそれも不可能か)

治夫(まぁ、『ここに【剣化】が落ちている』という情報だけでも持っていて損はないだろう)

治夫「さて……これで私も五枚持ち……単独で動いても問題ないでしょう。他の参加者を探しますか……」

治夫(次は交渉が上手く行くといいが……)スタスタ



寧々「…………行った、わね……」ググッ

寧々(あいつが捨てたのは【剣化】……よりにもよって単体では一番扱いづらいのを残して……)

寧々(カードセットは初期より貧弱……体は【電気】のダメージでまともに動かない……状況は思いつく限り最悪……)

寧々(けれど……けれど、生きている。私はまだ……戦場から降りてはいない!)

寧々「ぐぅっ……あ、諦めないわよ……必ず!永遠の命を、手に入れてみせる……!」


カスタム更新!


鹿島 寧々 ♀(21)

1【剣化】eD
2=スロットは空です=
3=スロットは空です=
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=

他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.鳳 燕太郎
3.マッスル斎藤
4.水上 治夫
5.鹿島 寧々
6.田中トミ子
7.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.鳳 燕太郎
3.マッスル斎藤
4.水上 治夫
5.鹿島 寧々
6.田中トミ子
7.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

ナビ「さぁ……眼を開けろ」

トミ子「ここは……」カッ

ナビ「ここがバトルロワイヤルの戦場だ。日は沈まず、月は昇らぬ。ここに居る間は腹も減らない。また、失格、優勝以外の方法でこの戦場から抜け出すことはできない」

ナビ「そして、これがお前の初期カードの二枚だ。精々上手くやれ」

トミ子「【経年劣化】と【暴風】……かい。これは強いのかい、弱いのかい?」

ナビ「さてな。それを決めるのはお前の今後のカスタム次第だ」

トミ子「さっき言ってた……組み合わせって奴かい」

ナビ「そうだ。今の状態で例えば五枚持ちの奴と戦うことになったりすれば、かなり厳しいだろう。そうなる前に相性のいいカードをどうにかして手に入れることだ」

トミ子「……おぉ、丁度良くカードを見つけたよ。どれどれ……」スッ



田中トミ子が拾ったカード↓1


名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

(安価するときは上の四つを埋めてください)

名前:【酉変え】
分類:エフェクト
効率:S
効果:自分の外見を好きな姿に変える。他人に接触されると解除される

トミ子「【酉変え】……別に、他の二枚と相性が良いって感じはしないけれど……まぁないよりはましかねぇ」


カスタム更新!


田中トミ子 ♀(86)

1【経年劣化】eB
2【暴風】mD
3【酉変え】eS
4=スロットは空です=
5=スロットは空です=



他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.鳳 燕太郎
3.マッスル斎藤
4.水上 治夫
5.鹿島 寧々
6.田中トミ子
7.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.鳳 燕太郎
3.マッスル斎藤
4.水上 治夫
5.鹿島 寧々
6.田中トミ子
7.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

燕太郎「【飛翔】解除……っと」フワァッ スタッ

燕太郎「よし……もうあの筋肉モリモリマッチョマンは追いかけて来ないな……ここらでエネルギーが回復するまで待つか」

燕太郎(しかし……やっぱり今のカードセットは戦闘に向いてないな……敵からカードを奪えるほど強くないし、これ以上カードが見つかる保証もない)

燕太郎「くそ……他に戦力を増強する方法はないのか……!?」

治夫「……こんにちは」ザッ

燕太郎(!まぁた他の参加者か!やんなるぜ全く!)

燕太郎(とりあえず逃げ……)

治夫「待ってください。君に話がある」

燕太郎「話……?」ピタッ

燕太郎(罠か……!?どうする、ここは……)

燕太郎「【フロート】!」フワッ

燕太郎(高度を調整して……と)スゥッ

燕太郎「……話は聞いてやる。だが条件が二つある。それ以上こちらに近づかないこと、一分以内に話を終えること」

燕太郎(それ以上かかると【飛翔】の分のエネルギーがなくなっちゃうからな)

治夫「……分かりました」

治夫(交渉にある程度乗り気でありながら、冷静。合格……でしょう)

治夫「単刀直入に言います。君とチームを組みたい!」

燕太郎「チームぅ……?」

治夫「最初のルール説明にあった、『最後に残った二人の参加者を優勝とする。』という文言。これはおそらくチームでの行動を想定、誘発するためのものです」

治夫「他の参加者の中にも、チームで行動している者が居るはず!もしそいつらと戦うことになれば、いくら五枚カードを揃えていても勝つことは難しい!」

治夫「それに対抗するためには、私達もチームを組むしかない!どうですか!」

燕太郎「なるほどね……」

燕太郎(……願ってもない幸運じゃね?協力……俺が探していた、第三のパワーアップ!)

燕太郎「……いいぜ、あんたとチームになってやる!」スゥッ

治夫「ありがとうございます。……では早速、カードセットの調整をしましょう」

治夫「とりあえずお互い所有カードが同じ枚数になるように、このカードを渡します」


水上 治夫が鳳 燕太郎に渡したカード

1【鉄球】mB
2【遅発】eC
3【模倣】eC
4【幻】eC
5【電気】mS

↓1

治夫「では……この【遅発】を渡します。それから、↓1枚交換しましょう」


現在のカスタム

鳳 燕太郎 ♂(15)

1【飛翔】eC
2【砂】mB
3【フロート】eB
4【遅発】eC
5=スロットは空です=


水上 治夫

1【鉄球】mB
2=スロットは空です=
3【模倣】eC
4【幻】eC
5【電気】mS


1.交換しない。
2.1枚交換する。
3.2枚交換する。

↓1

燕太郎が渡すカード(↓1で決まった枚数分安価してください)
↓2

治夫が渡すカード(↓1で決まった枚数分安価してください)
↓3

治夫「【飛翔】と【フロート】は別々に持つようにして……こちらからは【幻】を渡しておきます」

燕太郎「いや、そっちの方が持ってるマテリアルの数が多いし、【模倣】は俺が持ってた方がいいでしょ」

治夫「……そうですね。了解です、それで行きましょう」



カスタム更新!


鳳 燕太郎 ♂(15)

1【飛翔】eC
2【砂】mB
3【模倣】eC
4【遅発】eC
5=スロットは空です=


水上 治夫  ♂(41)

1【鉄球】mB
2=スロットは空です=
3【フロート】eB
4【幻】eC
5【電気】mS

燕太郎(よーし……これでかなり戦えるようになったな)

治夫「それから……【剣化】というカードが落ちている場所を知っています。行きましょう」スッ

燕太郎(更に強化イベント!上手くいきまくりだぜ!)

燕太郎(……いやちょっと待て。さすがに上手くいきすぎじゃないか?俺を始末しやすい場所に誘導する罠だったりして……?)

燕太郎「なぁ……治夫、さん。質問なんだけど」

治夫「なんでしょう」

燕太郎「治夫さんは、何で俺をチームに選んだの?俺中学生だし……頭も力も大人の人と比べたらあんまりだと思うんだけど」

治夫「正直に言うと……誰でも良かった。というのが本音ですかね」

燕太郎「えっ」

治夫「チームを組む前に他のチームに当たれば敗北は濃厚……それを避けるためにも、チームは早急に組むべき目標でした……とはいえ、本当に誰でもよかったわけではないですよ。交渉不可であれば、それ相応の対応をするつもりでしたし、そうでなくても無思慮に乗るようでしたら、こちらから断るつもりでした」

治夫「あなたはその点において私の希望を満たしていた……それだけですよ」

燕太郎(うーん……俺を騙そうって喋り方じゃないし……カード枚数も同じにしてくれた、立場的に優位を取ろうとしなかった。カード交換内容だって、異議を唱えたらすんなり通ったし……)

燕太郎(とりあえず、疑う所はない……まぁ、ここで逃げても、この人が言うとおり他のチームと遭遇するとまずい。ここは、この人と一緒に居た方がいい……よな?)

治夫「……燕太郎君?行きますよ」

燕太郎「あ、ああ……今行きます」

治夫「ここ……のはずなんですが」

治夫(おかしい。【剣化】が見つからない。先程倒した女性の姿も……ない)

燕太郎「倒したと思ったらまだ生きてて……【剣化】を持って逃げた、ってことですか?」

治夫「……そうなりますね」スッ

治夫(私としたことが……!)

治夫(おそらく、彼女が生き残っていたとしても風前の灯だろう。探して倒すか?いや、どこに逃げたか分からない。もしかすると移動系のカードを手に入れて、もっと遠くへ行ったかも……そうなれば徒労を重ねることになる)

治夫「……とりあえず目下の目標はありません。他の参加者を警戒しながら、落ちているカードを探しましょう」

燕太郎「了解です!」


他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.マッスル斎藤
4.鹿島 寧々
5.田中トミ子
6.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.マッスル斎藤
4.鹿島 寧々
5.田中トミ子
6.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)




名前:笠倉 桔梗
性別:女
年齢:27
一人称:私
性格:常に前を向いていながらも万事を諦めやすく、何かが駄目だとなればさっさと別の手段を探すタイプ
願い事:親族と完全に縁を切り今後の人生で二度と出会わないようにしてほしい

初期カードセット

名前:【雪】
分類:マテリアル
効率:A
効果:無数の細かい氷の粒を作れる

名前:【弓矢化】
分類:エフェクト
効率:B
効果:逆手を前に構えて利き手で引き絞り放つ動作で、本物の矢のように放物線を描く長射程の攻撃ができる
 剣化と違ってエナジーは1本ごとに消費するが、弓矢をつがえるのと同等の速度で連発可能(着弾する前でも次の矢を引ける)

斎藤「うーん……」

斎藤(正直、【肉体強化グレート】一枚で全部勝てると思ったんだが……他三枚を組み合わせてもあの少年を逃がしてしまった)

斎藤(そんでもって、もしあいつに武器になるマテリアルがあれば……おそらく逃げるハメになっていたのは俺の方)

斎藤(強化が必要だな。もっとカードを集めて……)


ビュンッ


斎藤(氷の……弓矢!?)

斎藤(【氷河】で盾を……いや、間に合わない!ここは……)

斎藤「【肉体強化グレート】ッ!」ガキャッ

斎藤「……っ!結構ダメージ残るな……誰だぁッ!あんた!」バッ

桔梗「【雪+弓矢化】が顔に当たったのに……倒れない……?」

ナビ「あら?【雪】といえど、流石に顔面に当たれば気絶するはずだけど……」

桔梗(何か防御系のカードを使った……?だとしても、あの様子じゃノーダメージではないはず!このまま押し切る!)スッ


斎藤「……ッ!くそっ……一発は耐えたが、もっかい同じ所に喰らうときついぞ……!」

ナビ「【肉体強化グレート】の能力は多岐に渡る。故に一つ一つの効果は薄い。皮膚を硬化させた上に、敵のマテリアルが脆かったとしても、顔面に喰らっちゃ致命傷は避けられん」

ナビ「しかもあの動き……おそらく『引き絞る動作』という制限を付けて、命中率を上げている。さっきの攻撃、まぐれだと思わんほうがいいぞ」

斎藤「なるほどね……けど、逆に言えば、接近戦じゃあの攻撃はできないってことだ」

斎藤(こっちから遠距離攻撃するとしたら【氷河+肉体強化グレート】で氷塊ぶん投げるぐらいだが……それじゃ多分、威力、命中、弾数の全部で負ける)

斎藤「答えは一つ!まっすぐいってぶっとばす!」

桔梗(直進!並みの走力ではない……おそらく接近戦に分があるカードを持ってる……)

桔梗「それならこのまま迎え撃つ!【雪+弓矢化!】」ギュンッ

斎藤「今だぁッ!【サンフラッシュ】!」ピカァッ

桔梗「!?」フラッ

斎藤「ふんっ!」スカッ

桔梗(外した……っ!何、今の光は!これもあいつの能力!?)ギュンッギュンッ

斎藤「どこに撃ってる!?流石に眩んだ目ではこの高速で動く俺を捉えることはできないようだな!」スカッスカッ

斎藤(【サンフラッシュ】のエネルギー効率はS!【肉体強化グレート】と併用しても問題はない!)

斎藤(しかし……思ったよりも撃ってくるな。『引き絞る動作』の制限のおかげで、エネルギー効率も上げてるのか)

斎藤「だが問題なし!右ストレートでぶっとばす!」

桔梗(……!多分、次の一射がラスト!ここで決める!)

桔梗(私の【雪】は一つ一つが小さい代わりに、一度の発動で大量に出せる!そして【弓矢化】に対象数の制限はない!エネルギーを使い切っちゃうけど、この一つ一つに【弓矢化】を加えて……!)ググッ

桔梗「【雪+弓矢化】!大量一斉射撃!」ブワッ

斎藤「!?」

桔梗(これだけ撃てば、いくら逸れようと二、三発は当たるはず!)

斎藤(まずい!防御間に合うか……!?)



マッスル斎藤VS笠倉 桔梗の決着

1.マッスル斎藤が勝つ。
2.引き分け。
3.笠倉 桔梗が勝つ。

↓1

斎藤「うおおおっ!【氷河+拡大縮小】!」ズギャンッ

桔梗(氷の壁に矢が弾かれた!)ギギギギンッ

斎藤「間に合ったぁッ!」

斎藤(あの弾量、この距離!リロードはない!俺の勝ちだぁッ!)ダッ

桔梗(まだだ!まだ、さっき真上に……)

斎藤「さっき真上に撃った弾が落ちて来れば……か?」ピタッ

桔梗「!?」

斎藤「【肉体強化グレート】は視力をも強化する!お前が【サンフラッシュ】の光に紛れて一発、真上に撃ち込んでいたのを俺は見逃さなかった!落弾で不意打ちを狙ったんだろうが……甘かったな!」ヒョイッ

桔梗(最後の策もかわされた……!)

斎藤「これで完全に俺の勝ちだぁッ!筋肉パンチ!」ドゴォッ

斎藤「よしよし……【肉体強化グレート】を使えば、ただのパンチでも必殺になりうるな!」

斎藤(さて、早速戦利品を見てみるか……【雪】と【弓矢化】)

斎藤(これで俺のと合わせて六枚……どれか一枚をすてなければならない)

斎藤(【氷河】と【雪】は同じ氷のマテリアルだが……さっきの一斉射撃を見ると、どちらも違った役割はあるように思える)

斎藤(さて、何を捨てようか……)


1【サンフラッシュ】mS
2【肉体強化グレート】eC
3【氷河】mA
4【拡大縮小】eB
5【雪】mA
6【弓矢化】eB

↓1

名前:長名 衣斐子 おさないいこ
性別:女
年齢:9
一人称:いーこ
性格:真面目だがちょっと融通が利かないとこがある。
願い事:生き別れの兄を見つけたい。

初期カードセット

名前:【レプリカ】
分類:マテリアル
効率:C
効果:自分の視界にある物の複製品を出現させるカード。
出現させたものは本物と差異はないが五分ほどで消えてしまう。
小さなものなら一度に複数可能。
生物に対しても可能だが命は宿らない。

名前:【読心術】
分類:エフェクト
効率:B
効果:相手の心の声が聞こえるようになるカード。

コンマ下一桁が奇数だったキャラクターは追加でカードを一枚拾います。

長名 衣斐子が拾ったカード↓1


名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

(安価するときは上の四つを埋めてください)

名前:【力場】
分類:マテリアル
効率:A
効果:純粋な運動エネルギーを生み出す
 衝撃波ではないため、これ単体でダメージを与えようと思うなら相手を壁や障害物等に向けて弾き飛ばしてぶつけるしかない

トミ子(【経年劣化】【暴風】【酉変え】……まだまだカードの揃いが悪い)

トミ子(早いとこ他の参加者を見つけて、肥やしにしたいねぇ……)


衣斐子(……なーんて怖いこと考えてるおばあちゃんを発見したわけだけど……)コソッ

衣斐子(どうしよ……一番最初に見つけた人をチームに誘うつもりだったんだけど、この偉そうな心の声に、自分のための願い事。このおばあちゃん、チームに乗ってくれなさそうだなぁ……)

衣斐子(でも、まぁいいか。ダメ元で誘ってみよう。もし戦うことになっても……もうあの人のカードセットは分かった。勝つのはいーこだ)


衣斐子「おばーちゃんっ」ヒョコッ

トミ子(!他の参加者……こんな小さな女の子まで参加してんのかい)

トミ子「のこのこ姿を現して……なんの用だい」

衣斐子「あのね?このゲームを一人で生き残るのはとっても難しいと思うの。だからおばあちゃん!いーことチームになってほしいの!」

トミ子「……チームぅ?」

トミ子(最近の子は子供でも油断ならないからねぇ……上手いこと言ってあたしのカードを奪うつもりじゃないかい?さて、どうしようか)


1.チームを組む。
2.チームを組まない。

↓1

トミ子「……嫌だね。あんたが何考えてるか分かりゃしない」

衣斐子「えぇ~酷いよぉ……」

衣斐子(まぁ……いーこも【読心術】で何考えてるか分からなきゃ、こんなに素直に出てこなかったけどさぁ)

衣斐子「まぁいいや!こうなるかもとは思ってたし!じゃあ悪いけどおばあちゃん、失格になってもらうよ!」

衣斐子「【レプリカ+力場】!道路標識を複製、からの飛んでけーっ!」ブンッ

トミ子(道路横幅いっぱいの攻撃……【暴風】で上に逃げる……?いや【暴風】はエネルギー効率が悪い。ここは……)

トミ子「【経年劣化】……!道路標識を錆びて朽ちらせるよ!」ボロッ

衣斐子「やっぱり、そっちに使ったね。それ」ピョンッ

トミ子(!この子……飛ぶ道路標識に乗って……まずい、手が間に合わん……!)

衣斐子「はいターッチ!勝ち決定!【力場】!」ピトッ

トミ子「くっ……!?」ズンッ

トミ子(お、重い……体が、地面に……!?)グググ

衣斐子「【暴風】で抵抗する?【経年劣化】で地面を柔らかくする?どっちもエネルギー効率的に、いーこの【力場】の方が長いんだけどね」

衣斐子「下アスファルトだし……このままだとおばあちゃん体の色んな骨折れて死んじゃうと思うし……早いとこまいったした方がいいと思うな」

トミ子「う……ま、まだ……」グググググ

衣斐子(……目閉じて耳ふさいどこ)ハシッ


ベキッベキベキベキッ


衣斐子「……終わったかな?」チラッ

トミ子「……」

衣斐子「えっと、なんだっけ……あんまんぶつぶつ?」

衣斐子「よし、まだ一人ぼっちだけど、とりあえずこれでスロットは五枚全部埋まるね」ゴソゴソ

衣斐子(心読んで、カードセット分かった時から、何捨てるか決めてたんだよね~)

衣斐子「ここは↓1捨てようっと!」


1【レプリカ】mC
2【読心術】eB
3【力場】mA
4【経年劣化】eB
5【暴風】mD
6【酉変え】eS

↓1

衣斐子「しばらくは一人で戦うんだし、なるべくエネルギー効率が良いカードで固めた方が良いよね~」ポイッ


カスタム更新!


長名 衣斐子 ♀(9)

1【レプリカ】mC
2【読心術】eB
3【力場】mA
4【経年劣化】eB
5【酉変え】eS



他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.マッスル斎藤
4.鹿島 寧々
5.長名衣斐子
6.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.マッスル斎藤
4.鹿島 寧々
5.長名衣斐子
6.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

ハジメ「他の参加者を見つけた……けど」


燕太郎「……~」

治夫「……~」


しのぶ「二人……並んで歩いている……私達と同じ、チームを組んでるようね」

ハジメ「クッソ~。相手が一人なら楽なのに」

しのぶ「他の参加者もバカではないということでしょう」

ハジメ(……けど、発見したのがこっちで良かった。問答無用で先手を取れる)

ハジメ「しかも今なら、【炎+発射】で遠距離から一方的に攻撃できる!一発で仕留めれば、実質2対1……!」

ハジメ「喰らえっ!【炎+発射】!」ドンッ


燕太郎「……っ、治夫さん!後ろ!」

治夫「!【フロート】!」フワッ

ハジメ「か、躱されたぁ!?」

しのぶ「仕方ないわね……私が接近するわ。ハジメくんは援護をお願い」ダッ

治夫「他の参加者、達!あちらもチームなのか……燕太郎君!【鉄球】!」ポイッ

燕太郎「は、はい!【鉄球+飛翔】!」パシッ

燕太郎(まずは接近してくるお姉さんの方に飛ぶ鉄球をぶち当てる!)ゴォッ

しのぶ「うわっ」バシュッ

燕太郎「!?」

燕太郎(顔面が弾け飛んだ!?いくら【飛翔】の出力が高いからって、そこまでの威力は出ないはず……)

しのぶ「……不愉快な……もの……ね……顔面を吹き飛ばされるというのは」グニュニュ

燕太郎(と思ったら再生した!?スライムになる能力……?)

治夫「燕太郎君、標的をあの少年に変更してください。少女の方は……私が相手をします」スタッッ

燕太郎「……了解ですっ!」ゴォッ

ハジメ「うおっ、こっち来た!【炎+巨大化】!」ブワッ

燕太郎(こっちはブースターで避けられた!)

ハジメ(【発射】よりかは遅い……避けられるのは避けられる……)

ハジメ(けど、避けても避けてもこっちに向かってくる!奴の所へ行けない!)

燕太郎(仕留め切れない……!)

ハジメ(近付き切れない……!)

燕太郎(俺達のマッチングが互角ってことは……この勝負、あの二人の勝敗で大きく傾く!)


治夫「……!」ザッ

しのぶ「……!」ダッ



水上 治夫VS八乙女 しのぶの決着

1.水上 治夫が勝つ。
2.八乙女 しのぶが勝つ。

↓1

治夫「……【壁】!」ズアッ

しのぶ(地面から壁が生えた!?)

燕太郎(いや!俺は治夫さんのカードセットを知ってる……あの人は【壁】なんてカード持ってない!あれは【幻】で作られた虚像!)

しのぶ(壁は一枚しか建っていない……ここは迂回して……)タッ

治夫(壁を壊すか?飛び越えるか?迂回するか?そのいずれにせよ、私に一手遅れる!)スゥッ

しのぶ(!?壁をすり抜けて来た……!?)

治夫(そして【電気】ならスライムだろうが関係ない……)

治夫「喰らえっ……」ブンッ

しのぶ「【ドロドロ+爆発】!」バシュウッ

治夫(攻撃しようとした箇所が、先に爆発した……!?)スカッ

しのぶ(敵の攻撃は避けた!あとはこっちの攻撃を当てるだけ……!)

しのぶ「【砂+爆発】!」ドシュウッ

治夫「……」スゥッ

しのぶ(すっ、すり抜けた……!?)

治夫「……【電気】」スッ

しのぶ「うっ、ぐぅぅっ……あぁっ!?」バヂィッ

しのぶ(壁から、手が……!?)

治夫「あなたが今攻撃したのは、【フロート】で動かした【幻】ですよ。本物の私は、ずっとこの壁に重なって潜んでいた」

治夫「……やはり、一手遅れたのはあなたでしたね」

ハジメ「……しのぶ!」

ハジメ(しのぶが、やられた……!?)

燕太郎「よぉし!これで2対1だ!」


ハジメ(どうする……!?まだ距離はあるし、エナジーも少しは残ってる。【炎+巨大化】のブースターを駆使すれば、逃げ切ることはできるかもしれない)

ハジメ(けど、その場合しのぶは確実に……)

ハジメ(しのぶを助けるなら、三枚コンボの【炎+巨大化+発射】に賭けるしかない……これなら鉄球くらい貫通して攻撃できる)

ハジメ(……けど、避けられたら終わり。エナジーが空の状態でなす術なく負ける……!)

ハジメ(俺は……!)


1.しのぶを見捨てる。(しのぶは失格)
2.しのぶを助けることに成功する。
3.しのぶを助けることに失敗する。(しのぶとハジメは失格)

↓1

ナビ「さて、どうする?あの女を見捨てるか?それとも……」

ハジメ「……決まってる!一度助けるって決めたんだ!これから何があろうと、何回こんな場面になろうと、絶対に助ける!」ダッ


燕太郎「向かってきた……逃げないのか」

治夫(……義理堅い少年だ)

燕太郎(奴の狙いはおそらく【炎+巨大化+発射】の三枚コンボ。最後の大技に賭けるつもりだ……)

燕太郎(そんなチャンスすら与えない!こっちもコンボで攻撃をかき消してやる!)

燕太郎「【模倣→水+飛翔】!」ゴオオッ

ハジメ(水が尾を描いて俺の方に!)

燕太郎(液体なら、量関係なく『一つ』として【飛翔】の対象にできる!相性がいいぞ!このまま水のビームを当てて、とどめだ!)

ハジメ「……それなら、【対象選択+炎+巨大化+発射】!」ボゥッ

燕太郎「!?」

燕太郎(奴から離れたところに火球が!?そんな……マテリアルは基本、掌からしか出せないはず!例外のマテリアルなのか……別のエフェクトを使ったのか……)

燕太郎(いや、問題はそこじゃない!【飛翔】よりも【発射】による動きの方が素早い!弾道が重ならないのなら、奴の火球をかき消すことができない!)

治夫(狙いは……私か!発射位置、スピード、大きさ、かわせない……!)

燕太郎「【飛翔】解除!からの俺に【飛翔】!……治夫さん!」ガシッ


ゴオオオッ


燕太郎「……っぶねー……ギリギリかわせ……」ガクッ

燕太郎(しまった!【模倣】で効率が一段下がった【水】と【飛翔】を連続で使い続けて、エナジーを消費しすぎた!ガス欠!)ドシャッ

治夫「……あ、ありがとうございます。燕太郎君」


ハジメ(二人がしのぶから離れた……今だ!)ガシッ

燕太郎「あ、あいつ逃げますよ!」

治夫「こっちもほとんどガス欠ですが……あっちも確実にガス欠のはず。距離を置きながら追いかけ、エナジーがある程度回復したらこちらから攻撃を仕掛けます。行きますよ、燕太郎君!」

燕太郎「……はい!」ダッ


ハジメ「くそ……あいつら追いかけてくる……!」

ハジメ(さっきみたいに遠距離攻撃を仕掛けてこないってことは、向こうもガス欠なんだろうけど……それも時間の問題!あいつらのエナジーが回復する前に撒かなきゃいけない!)

ハジメ(けど、こっちもガス欠。ブースターコンボはまだまだ使えない!こうなりゃ……)

ハジメ「どりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ」ペチペチペチペチペチペチ

しのぶ「あばばばばばばば」

ハジメ「起きたか!しのぶ!」

しのぶ「3ペチ目ぐらいで起きてたわよ」

ハジメ「これでとりあえず失格はないな……」

しのぶ「……どうやら、また助けてもらっちゃったみたいね」

ハジメ「というわけで今度はお前が俺を助けてくれ!今、ガス欠じゃないのはお前だけだ!」

しのぶ「なるほど……状況は把握したわ。あなた、本当にガス欠?【炎】も使えない?」

ハジメ「いや……四枚コンボで一度はガス欠になったけど……あれから数十秒は経った。【炎】のエネルギー効率はAだし、ちょっとなら出せる」

しのぶ「OK……それじゃ、そこのT字路で【炎】を出してちょうだい」

燕太郎「あいつら……何か話してる?」

治夫(起きたか……相方の気付けがあったとは言え、どうも【電気】は一撃必殺というわけではなさそうですね……一度に出せる総量が少ない分、威力が伝わりづらいのでしょうか)


ハジメ「……やるぞ!【炎!」ボッ

しのぶ「+水+爆発】!」バシュウウッ


ブワッ


治夫「水蒸気の……霧!?」

ハジメ(すげぇ……ただの【炎+水】より、ずっと広く覆ってる。一枚混ぜるだけでこうも変わるのか)

治夫(相手がどちらに曲がったか……分からない!)

燕太郎「どうします!?二手に分かれますか!?」

治夫「いや……それは危険です。ここは外す可能性があったとしても、どちらか一方を二人で追うべき……右、右に曲がります!ついてきてください!」

燕太郎「……了解ですっ!」ダッ

しのぶ「さて……私達は右と左、どちらに曲がったのか……?」

ハジメ「正解は、霧の中で止まってた……と」スウッ

しのぶ「ふふ……意趣返しって奴ね。あのおっさんの手を模倣してやったわ」

ハジメ「これでとりあえず撒けたな……改めてしのぶ。大丈夫か?」スッ

しのぶ「大丈夫……ではないわね。ダメージがかなり残ってる……立って歩くのも厳しい……って感じよ。有事の際は、また抱っこしてくれると助かるわ」

ハジメ「はいはい」

しのぶ「それすら厳しい時は……すっぱり見捨てなさいよ。私達の第一の目的は、願い事の権利を悪用させないこと……私達が共倒れになるのが一番最悪なんだから。今回は助かったけど……これからはもっとシビアに判断するように」

ハジメ「……はいはい」

ハジメ(……何か、回復系のカードでもあれば良かったんだけどな)



他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.マッスル斎藤
4.鹿島 寧々
5.長名衣斐子
6.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.マッスル斎藤
4.鹿島 寧々
5.長名衣斐子
6.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

衣斐子「……あっ、また他の人発見」ピコン

衣斐子(【読心術】……願い事は、『妹の病気を治すこと』。……いいお兄ちゃんだ)

衣斐子(多分妹さん、私と同じくらいの年齢だろうし……私の願い事は『生き別れの兄を見つけること』……色々共感して、チームになってくれるかも!)

衣斐子「……そこのお兄ちゃん!」ヒョコッ

斎藤「何奴!」バッ

衣斐子「いーことチームになってください!」

斎藤「チームだとぉ?いいぞ!!」

衣斐子「はやっ」

衣斐子(本心で言ってる……とにもかくにも、これでチームメイト確保だね。よっぽど妹さんに似てたのかな、いーこ)

衣斐子「……ちなみに、何でチームメイトになってくれたの?」

斎藤「ん?小さい子を守るのは、大人として当然だろう」

衣斐子「……そっか」

衣斐子(こういう人こういう人!こういう人を探してたんだよいーこは!)

衣斐子「じゃあ、カード交換しよっか。↓1枚交換しよ」

斎藤「いいよ」


現在のカスタム

マッスル斎藤 ♂(22)

1【サンフラッシュ】mS
2【肉体強化グレート】eC
3【氷河】mA
4【拡大縮小】eB
5【弓矢化】eB


長名 衣斐子 ♀(9)

1【レプリカ】mC
2【読心術】eB
3【力場】mA
4【経年劣化】eB
5【酉変え】eS


1.交換しない。
2.1枚交換する。
3.2枚交換する。

↓1

斎藤が渡すカード(↓1で決まった枚数分安価してください)
↓2

衣斐子が渡すカード(↓1で決まった枚数分安価してください)
↓3

衣斐子「じゃあ、【拡大縮小】と【経年劣化】交換しよ」

斎藤「いいよ」

衣斐子(全部言う通りにしてくれるこの人)

斎藤「カスタム云々は複雑でよく分からん……衣斐子ちゃんに任せよう」

衣斐子「だとしても……【読心術】があるんだし、一回でもこれを借りて私の本心を確かめる……とかしなくていいの?」

斎藤「わざわざ忠告してくれるってことは、そういうことだろう?信ずるに十分だ」

衣斐子(……こういう人こういう人!)


カスタム更新!


マッスル斎藤 ♂(22)

1【サンフラッシュ】mS
2【肉体強化グレート】eC
3【氷河】mA
4【経年劣化】eB
5【弓矢化】eB


長名 衣斐子 ♀(9)

1【レプリカ】mC
2【読心術】eB
3【力場】mA
4【拡大縮小】eB
5【酉変え】eS



他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.斎藤・衣斐子
4.鹿島 寧々
5.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.斎藤・衣斐子
4.鹿島 寧々
5.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

5

名前:坂場 優(さかば ゆう)
性別:女
年齢:35
一人称:アタシ
性格:サバサバ系
願い事:自身の肝臓がんを完治させたい

初期カードセット

名前:【蔦】
分類:マテリアル
効率:A
効果:自身の見える範囲に蔦を生やすことができる
殺傷力はさほどないが、地面やカードの使用者に触れていなくても蔦は生やすことができる

名前:【不可視化】
分類: エフェクト
効率:E
効果:認識した対象物を見ることができなくさせる。これは触れていなくても発動できる。
ただしカードの対象物は自身の周囲にあるものにしか使えず、エネルギー効率も悪く、持続時間は短い

コンマ下一桁が奇数だったキャラクターは追加でカードを一枚拾います。

坂場 裕が拾ったカード↓1


名前:【】
分類:
効率:(S~Eから一つ選んでください)
効果:

(安価するときは上の四つを埋めてください)

名前:【きららジャンプ】
分類: エフェクト
効率: C
効果: 自分の身長の5倍の高さまでジャンプできるようになる

寧々「ふぅーっ……」ザッザッ

寧々(なんとか立って歩けるぐらいには、回復したわね……)

寧々(けど、戦闘するにはまだまだ厳しい。カードも【剣化】しかないし……別のカードを見つけなければ……見つけた!)

寧々(あれが今の私と相性の良いカードなら……まだ勝機はある!)ザッ


裕「……ん」バッタリ

寧々「あっ」

裕(他の参加者……と追加カード!)

裕「あたしが取ぉーる!」ダッ

寧々(あれを取られたらほぼ負け……私が取る!走力には差があるけど、この距離なら私の方が……!)

裕「【蔦】!」シュルッ

寧々「がっ……~っ」ビタンッ

寧々(足元に、蔦!?

裕「よぉし、いただき」パシッ

寧々(取られた……!)

裕「さぁて、今度はがっつり……【蔦】!」シュルルルッ

寧々(蔦が全身に!)

寧々「……」フニャフニャ

寧々「ふんっ!」ブチッ

寧々(この蔦、今の私でも千切れるほど脆い!)

裕「……千切られたんだけど」

ナビ「そらあんた発動範囲とエネルギー効率のこと考えてみぃ。その分効力が下がるんは当たり前やがな。さっき転ばせられたんはただ不意討ちやったからだけやで」

裕「そっか……じゃあ、さっき手に入れたカードも含めた、他の二枚で戦うとしますか」グッ

寧々(まぁ……逃がしちゃくれないよね)スッ

寧々(勝機は一つ。相手が接近戦型であること祈って……近距離でこの蔦を【剣化】!リーチを上回る一瞬を使って、一撃で倒す!)

寧々(マテリアルが蔦なので威力が不安だけど……これしか……)

裕「【不可視化」スゥッ

寧々「!?消え……」

裕(+きららジャンプ】!)ビュンッ

寧々「がはっ……!」ドカッ

裕「おっ、結構勢いよく跳べた」スタッ

寧々「今……何……が……」ガクッ

裕「透明になってから、勢いよく跳び蹴りしただけなんだけど……ま、初見じゃ何されたか分からんよね」

裕「何はともあれ、カードはいただいてくよ。……なんだこいつカード一枚しか持ってないじゃん」


カスタム更新!


坂場 裕 ♀(35)

1【蔦】mA
2【不可視化】eE
3【きららジャンプ】eC
4【剣化】eD
5=スロットは空です=



他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.斎藤・衣斐子
4.坂場 裕
5.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.斎藤・衣斐子
4.坂場 裕
5.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

5
名前:我妻 ジェイク(わがつま じぇいく)
性別:男
年齢:40
一人称:自分
性格:紳士的な性格。ここに来るまで病院で医者をしていて、その為かケガしてる人を見るとほっとけない所がある(戦闘をして相手がケガしてる時はしない)。ちなみに日本とイギリスのハーフ。
願い事:事故で亡くなった嫁を生き返らせる。

初期カードセット

名前:【バリア】
分類:マテリアル
効率:A
効果:バリアを出現させる。バリアはドーム状や盾などどんな形にも変えることができ、どんな事をしても壊れない。

名前:【シャドウ】
分類:マテリアル
効率:D
効果:自分の影を操ることができる。影自体攻撃したり、相手を捕まえることができる。影を人型にして変わりに戦うことができる(影自体に攻撃しても使用者したいに影響はない)。

名前:【応急手当】
分類:エフェクト
効率:(C)
効果:患者の傷を塞ぎ体力とエナジーをほんの少しだけ回復 (あくまで応急なので完全に治すわけではない)
   自分自身に使う場合は効率が一段階悪化する

衣斐子「……あ。他の参加者さんだ」

斎藤「先手必勝ーッ!【氷河+弓矢化】!」ドギュンッ

衣斐子(思いきりのいい人だなぁ)


ジェイク「……【バリア】」バキィンッ

斎藤「!?弾かれたぞ!?」

衣斐子「こっちに意識が向いた……読んでみるね。【読心術】!」キィィ

衣斐子「読めた!あのおじいちゃんのカードは【バリア】と【シャドウ】!それで、敵の作戦は……」ゴニョゴニョ

ジェイク「……」スッ

斎藤(……向こうから来た!ならば迎え撃つ!)ダッ

ジェイク「ふむ。中々活きの良い……だが【バリア】」ブゥンッ

斎藤(遮られた!……だけではない!ドーム状の【バリア】に囲まれた!)ベタァッ

斎藤「【バリア】による牢獄……か!」

ジェイク「あなたにはそこで、おとなしくしていてもらいましょう」ザッ

衣斐子「きゃっ……来ないで!」

ジェイク「……いやはや。小さな子供を狩るのは心が痛みますな……しかし、勝負の世界とは非情な物。せめて一撃で意識を飛ばしてさしあげましょう……【シャドウ】」ズズズッ

衣斐子(来た……敵を攻撃するんじゃなくて、自分に巻き付ける【シャドウ】!そして上がった身体能力で……私に迫る!)

ジェイク「……行きますよ」ダンッ

衣斐子「【レプリカ→バリア】!」ブゥンッ

ジェイク「……!?これは、自分の……ならば」ズズズッ

衣斐子(そして【バリア】がない地面の下に【シャドウ】を送って、私を捕まえようとしている……)

衣斐子(ここまで全部、計算内!)

衣斐子「【バリア】解除!」スゥッ

ジェイク「!」

衣斐子(自分に巻き付けた【シャドウ】を解除した!ここで飛びついて【力場】を使って!さっきのおばあちゃんみたいに勝ち!)ピョンッ

衣斐子「もらったー……」

ジェイク「……ふっ!」ピシャアッ

衣斐子「……あ?」グンッ

衣斐子(触るより早く……腕をはたかれた!?)

ジェイク「……ただの老いぼれに見えましたかな?自分とて、寝ぼけて歳を取ってきたわけではなありません。幼子の手を咎めるくらいの腕は、持っている」

ジェイク「お嬢さんの敗因は、相手の素の身体能力を測り違えたこと……ですな」ズズズッ

衣斐子(……また全身【シャドウ】!まずい、この近さじゃあの形の【バリア】はコピーできない!)

衣斐子(【レプリカ】は良い物が出せない、【読心術】は使っても意味ない、【力場】は触らなきゃ使えない、【拡大縮小】は対象にできるマテリアルがない、【酉変え】も意味ない。あの速さに勝てない!)

衣斐子(……あれ、私、負け……?)

斎藤「うぬぅんっ!【サンフラッシュ】ッ!」ビキャアアア

ジェイク(!腕の【シャドウ】が、解けて……)バキッ

衣斐子「ぐえっ」ゴロンッ

衣斐子(……痛いぃ……けど、気絶はしてない。途中でおじさんのチョップの威力が少なくなった……)

衣斐子(【シャドウ】の弱点は光!そして【サンフラッシュ】なら半透明のバリアを貫通できる!しかも【読心術】でもこの情報が読めなかったということは、このおじさんもこの弱点を知らなかったってこと!今なら、勝てる!)

ジェイク「【応急処置】!」パァァ

衣斐子「!?」

衣斐子(まだカード持ってたの!?でも、【読心術】で分かんなかったってことは、あの時思い浮かべなかった……戦闘には意味ないカードのはず……一体何!?)

ジェイク「お嬢さん、お腹の痛みはどうですかな」

衣斐子「あ、あれ?あんまり痛くない……」

ジェイク「それは良かった」ニッコリ

衣斐子「……!?」

ジェイク「さて、失礼の詫びは及ばずながら済みました。どうやらあなたのカードとは相性が悪い様子……ここはひとまず退散させていただきます」ズズッ

衣斐子(全身分の【シャドウ】を全部足に!このおじさん逃げる気だ!)

衣斐子「マッスルお兄ちゃん!もっかい【サンフラッシュ】して!」

斎藤「いやしかしだな衣斐子。あの紳士、お前の怪我を治した……人が良い。攻撃するのは気が引けるぞ」

衣斐子「ブーメランが【バリア】貫通してるよ???」

衣斐子「このバトルロワイヤルで願い事を叶えられるのは二人までなの!あのおじさんが生き残ってたら優勝できないの!あのおじさんはいずれ絶対倒さなくちゃいけないの!倒すなら確実に勝てる今なの!!」

斎藤「問題ない。あの紳士をどこかの悪者に倒してもらい、その悪者を俺達が倒せばいい。正義は貫かれ、優勝もできる」

衣斐子「んもーっ!」

衣斐子(チームは優しい人がいいなって思ってたけど……優しすぎるよ)




他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.斎藤・衣斐子
4.坂場 裕
5.我妻 ジェイク
6.別の新しいキャラ

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.坂場 裕
4.別の新しいキャラ

↓2

(別の新しいキャラを安価する時は、>>38のプロフィールと初期カードセットを埋めて安価してください)
(さっき出会ったばかりの『斎藤・衣斐子』と『我妻 ジェイク』は出会わないようにしています)
(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

ハジメ「……人だ。他の参加者が居る」

しのぶ「先手必勝よ。撃ち抜きなさい」

ハジメ「物騒だな……」

ハジメ(けど、それが最善……か。悪く思うなよ、おじさん!)

ハジメ「【炎+発射】!」ボウッ


ジェイク「……【バリア】」ドシュウッ

しのぶ「防がれたわよ」

ハジメ(……なんとなくそんな気はしていた)

ジェイク「やれやれ……またも不意打ちとは、紳士的でない人が多いようだ」ザッ

ハジメ(こっちに来る……しのぶが怪我を負っている以上、逃げるという選択肢はない。【炎+発射】も多分相手の『バリア』より効率悪いから使えない……ここは、相手がある程度近付いてきてから……)

ジェイク「……おや?そこのお嬢さん、怪我をされているようですな。どれ……【応急処置】」ポゥッ

しのぶ「……!」

ハジメ「!?しのぶ!何された!?」

しのぶ「体が軽いわ」ピョンピョン

ハジメ「!?」

ジェイク「怪我している人間を見ると、どうにも放っておけない性分でしてな」

しのぶ「わざわざ敵の怪我を治しちゃうとは……あのおじさん良いおじさんね。ハジメ、どうかしら。彼をチームに誘うのは」

ハジメ「え?願い事を叶えられるのは二人までだろ?だから三人チームは組めないんじゃ……」

しのぶ「私が降りるわ。悪意ある第三者に願い事の権利が渡るよりかは、確実にあなた達に独占してもらった方が安心だわ」

ハジメ「しのぶ……」

しのぶ「……ということなんだけど。どうかしら、おじさま!」

ジェイク「ふむ……そのように言っていただけて誠にありがたいのですが……生憎、『前回』はそれで痛い目を見たのでね。お断りさせてもらいますよっ!」ダッ

しのぶ(……『前回』?)

ハジメ(なんだあの黒いの!身体強化か!?)

ジェイク「まずは、あなただ!【バリア】!」キュインッ

ハジメ「……!閉じ込められた!」

ジェイク「そして次にお嬢さん!その命、貰い受ける!」バッ

しのぶ「いやん」バシャアッ

ジェイク(!?体が……)ピタッ

しのぶ「【ドロドロ】……私に物理攻撃は効かないわよ。ついでに、彼に『バリア』も効かなかったりして」グニュグニュ

ハジメ「動きを止めたな……おじさん!【対象選択+アルコール+炎】!」ゴアッ

ジェイク「体の内側からっ、燃える……っ!?」グオオッ

しのぶ「交渉決裂……ね。三人チームは魅力的だったんだけど……」

ハジメ「まぁ、バトルロワイヤルだしな。チーム組むのもそう簡単な話じゃないだろ。とりあえず、この人のカードセットを確認して……」

ナビ「ハアアアアアアアフタイムッ!!!」バアアアン

ハジメ「!?」

しのぶ「!?」

ナビ「今しがたの『我妻 ジェイク』の失格により、参加者は開始時の半分、七人に減った!」

ハジメ「……途中経過報告か」

ナビ「そしてここまで残った上位七名は!『コンティニュー権』を獲得する!」

しのぶ「『コンティニュー権』……ですって!?」

ナビ「うむ。コンティニュー権を持っている人間は次のバトルロワイヤルに参加できるぞ!」

ハジメ「次の……?ってことは、この先もずっとバトルロワイヤルを開くってことか……?いや、そもそも今回だって……『何回目』だったんだ?」

しのぶ(さっきのおじさんの『前回』という発言……そういう意味だったのね)


ハジメ「お、おい……これからも同じようにバトルロワイヤルが開かれるなら……今回だけ願い事独占しても意味なくね……?」

ハジメ(もし次の大会で、『地球をぶっ壊してくれ』なんて願い事を持つ奴が優勝したら……)

しのぶ「……ナビ。『これ以降のバトルロワイヤルの開催をやめてくれ』……願い事は、OK?」

ハジメ「……!」

ナビ「無論。OKだ。叶えられない願い事はない」

しのぶ「……というわけで、ハジメ。何としてでも優勝して、地球を守るわよ」

ハジメ「お、おう!」

ハジメ「そのためにもまずカードセットのカスタムだな」

しのぶ「13C5*8C5=144144 十四万通りあるから慎重に選びましょうね」


1【炎】mA
2【巨大化】eD
3【アルコール】mB
4【対象選択】eB
5【発射】eE
6【テレパス】eS
7【爆発】eB
8【ドロドロ】eB
9【サンドマン】mA
10【水】mA
11【バリア】mA
12【シャドウ】eD
13【応急処置】eC


ハジメのカスタム
↓1~5

しのぶのカスタム
↓6~10

ハジメ「よし……こんな感じでいいだろ」


カスタム更新!


ニノマエ ハジメ ♂(17)

1【炎】mA
2【アルコール】mB
3【発射】eE
4【水】mA
5【ドロドロ】eB


八乙女 しのぶ ♀(16)

1【バリア】mA
2【応急処置】eC
3【サンドマン】mA
4【シャドウ】eD
5【爆発】eB



他のキャラクターの視点に移ります。
↓1と↓2が出会いました。

1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.斎藤・衣斐子
4.坂場 裕

↓1


1.ハジメ・しのぶ
2.治夫・燕太郎
3.斎藤・衣斐子
4.坂場 裕

↓2

(↓1と↓2で同じキャラが選ばれた場合、そのキャラは追加でカードを一枚拾います)

>>165のしのぶのカスタムを訂正します。正しくは


八乙女 しのぶ ♀(16)

1【バリア】mA
2【応急処置】eC
3【サンドマン】mA
4【シャドウ】eD
5【巨大化】eD


です。↓から本編を再開します。

裕「……お、他の参加者みーっけ」

裕(けど……チーム組んでんじゃん。どうするかな……あいつらが何枚ずつ持ってるか分かんないけど、手札四枚じゃ厳しいかな……)

裕「まぁ……今回もコンティニュー権ゲットしたわけだし、最悪死んでもいいよね……」ザッ


しのぶ「……!他の参加者!」

裕「行くよぉ……!【不可視化+きららジャンプ】!」

しのぶ「消えた……!とりあえず【バリア】!」キュインッ

裕(嘘ぉっ!)ガインッ

ハジメ(なんかぶつかった!おそらく『透明化』!……なら!)

ハジメ「【水】!」バシャアッ

裕(やっべ)

ハジメ「水が浮いてる所が本体!喰らえっ【炎】……」

裕(【水】に【不可視化】!)スゥッ

ハジメ「水も消えた!?」


シーン……


しのぶ「攻撃が来ない。おそらく【バリア】と『透明化』ではエネルギー効率の分が悪いと踏んで逃げたわね」

裕(……って、まともならそう考えるよねぇ……!残念!私はまだあんた達の目の前に居る!)

裕(【不可視化】の効率はE……エナジーはごりごり削れてる。けど、エナジーが底を着く前に【バリア】が解除されれば!不意打ちで一人倒せる!勝負はまだ分かんない!)

しのぶ「……【バリア】解除……」

裕(来た!)

しのぶ「の前に【シャドウ】でクリアリングしておきましょうか」

裕(えっ)

しのぶ(下部のみ【バリア】解除。隙間から【シャドウ】を鞭のように360度回して……)ペシッ

裕「あっ」ガシッ

しのぶ「……間抜けは見つかったようね。処理、頼んだわ」

ハジメ「【炎+発射】!」ドンッ

裕「ぐは……っ!」

しのぶ「更にカードをゲット。私はこのカスタムで行くわ」


カスタム更新!


八乙女 しのぶ ♀(16)

1【不可視化】eE
2【剣化】eD
3【サンドマン】mA
4【シャドウ】eD
5【きららジャンプ】eC


ハジメ「じゃあ俺は……」


1【炎】mA
2【アルコール】mB
3【発射】eE
4【水】mA
5【ドロドロ】eB
6【バリア】mA
7【応急処置】eC
8【巨大化】eD
9【蔦】mA


ハジメのカスタム
↓1~5

斎藤「……む」

斎藤(あの少年は……)

燕太郎「……あっ」

燕太郎(あのお兄さんは……)

衣斐子(また他の参加者……戦闘開始!まずは【読心術】で心を読む!)

燕太郎「治夫さん……あいつ俺が話したムキムキマッチョマンです」

治夫「見たら分かるよ」

治夫(一応カードセットも聞いているが……聞いたのは燕太郎君との接触時の物。隣にチームらしき少女も見られる。あれからカスタム更新があったであろうことは自明)

治夫「燕太郎君。【鉄球+飛翔】で様子を見てみましょう」ポイッ

燕太郎「はいっ!」ビュンッ


衣斐子(……ただ【鉄球】を【飛翔】で飛ばしただけか)

衣斐子「マッスルお兄ちゃん。触って大丈夫!」

斎藤「OK!【経年劣化】ァッ!」ザフッ

燕太郎(【鉄球】が錆びてボロボロに!前とは違うカードを!)

治夫「……前回のように、近付いて【電気】を当てるしかないですね」

燕太郎「……今【模倣】で確認しましたけど、あいつ【力場】ってカード持ってますよ。多分、あれを俺達自身に使われたら……」

治夫「それでも、行くしかないでしょう」


衣斐子「……!あの人【電気】ってカード持ってる。隣の人もそれを【模倣】できるみたい」

斎藤「ほう……男子三日会わざれば……か!」

衣斐子「こっちの【力場】、【経年劣化】が先か……相手の【電気】が先か……」

治夫(触れば勝ち対触れば勝ち……!)

斎藤「近付いて来るぞ……【氷河+弓矢化】で迎え撃つか?」

衣斐子「さっきのコンボで防御されると思う……エナジーと情報の無駄だから、向こうから来るのを待って」

斎藤「はい」


治夫「……【幻】!」ゾワッ

治夫(奴らの視界にモザイクをかける!この状態ならこちらが一方的に攻撃できるはず……!)バッ

衣斐子(っていう思考もお見通しなんだよねぇっ!)

衣斐子「マッスルお兄ちゃん!一時の方向から攻撃!」

斎藤「ふんっ!」ブンッ

燕太郎「うおおっ!?」スカッ

燕太郎(かわされたっ……!)

治夫(だけでなくカウンターを喰らいそうに……!)

衣斐子(そんでこっちはここら辺にぃっ!)ブンッ

治夫(こっちも読まれたっ!)ザッ

斎藤「すまん、外した!」

衣斐子「こっちも……けど、今度はもっと上手くやるよ。成功するまで……!」


燕太郎「くそっ、もっかい……!」

治夫「待ってください燕太郎君。あの少女……明らかにこちらの動きを読んでいた。おそらく『読心術』のようなカードを持っているのでしょう」

衣斐子(察するのはっや……厄介だなぁこういう人)

燕太郎「じゃあ突っ込めば突っ込むだけ、向こうの攻撃試行回数を増やすだけ……!」

治夫(どうにかしてあの『読心術』を突破しなければ……できるか?今この思考すら読まれているというのに……)


斎藤「どうしたァ……!?来ないならこっちからだァッ!【肉体強化グレート】ォ!」ダンッ

燕太郎「【模倣→鉄球+飛翔】!」ビュンッ

斎藤「そいつぁさっき無効化して……」スッ

衣斐子「マッスルお兄ちゃん!それ囮!」

燕太郎(【模倣→電気】!)バッ

斎藤「おおっとォ!」スカッ


治夫(やはりこちらの思考は筒抜け……!)

燕太郎「……治夫さん!このマッチョマンの相手は俺がします!だから治夫さんはそっちの子を!」

治夫「しかし、思考がバレている今……」

燕太郎「っ、俺を信じて!」

治夫「……!分かりました!」ダッ

斎藤「……俺の足止めか!」

斎藤(衣斐子ちゃんは【読心術】を持っているし頭もいい。心配は要らないだろうが……さっきの少年の口振り……不穏だ。早く助けに行かねば!)ダッ

燕太郎「行かせない!【模倣→氷河+飛翔】!」ビュンッ

斎藤「俺の【氷河】を……【経年劣化】!」バシャアッ

燕太郎「加えて!【模倣→サンフラッシュ】!」チカッ

斎藤「っ、煩わしい!」バキッ

燕太郎(目をつぶった!今だ!)

燕太郎「【模倣→レプリカ→俺+飛翔】!そして俺自身に【模倣→力場】!」フワッ

斎藤(【模倣】とやら……大活躍だな。そして少年の体が二体同時にこちらへ!どっちが本物だ……!?見てなかったから分からん!)

斎藤(本物を見分けなければ【電気】で負ける……!)

衣斐子「お兄ちゃん!本物は左!」

斎藤「よっしゃあ!【経年劣化】ァッ!」ブンッ

燕太郎「……【模倣→氷河】っ!」バシャアッ

燕太郎(くっそ、もう少しあの子の判断が速かったら【模倣→氷河】のガードが間に合わなかった!)

斎藤(もう少し衣斐子ちゃんの判断が遅かったら負けていた……!)


斎藤「やるな……すぐに逃げたあの時とは大違いだ……」

燕太郎「チームなんでね……あの人置いて、一人で逃げるわけにはいかない」

斎藤「良い眼差しだ……だが、そのカードを多用する戦い方。エナジーを多く消費するだろう」

斎藤「少なくとも、【肉体強化グレート】一枚の俺よりよっぽど!」

燕太郎(……図星だ。【模倣】で攻撃にバリエーションを付けるのはいいけど、【模倣】は元のカードよりエネルギー効率が一段下がる。この戦い方は長くは持たない)

燕太郎(俺のエナジーが切れるより先に、治夫さんがあっちの子を倒してくれるのを待つしかない!)

衣斐子「お兄ちゃん!本物は左!」

治夫「おや……パートナーの心配ですか」

衣斐子「ふん!おじさんも頭良いみたいだけど【読心術】で読めれば、どんな作戦だって意味ないよ!」

治夫「……それはどうでしょう。読めたって意味のない作戦だって、あるかも知れませんよ……【幻】!」ゾワッ

衣斐子(っ、また視界が!けど大丈夫!あの人がどこを攻撃してくるか読めば……【読心術】!)キィン

衣斐子(……!?この人、【幻】のモザイクこの辺り一帯に撒いてる!これじゃ……)

治夫「どこを攻撃するか、読もうとしても無駄ですよ。何故なら、私にだって分からない……!」グッ

衣斐子(……!こんなの、適当に腕振って先に当たった方が勝つ運ゲーじゃん!)



水上 治夫VS長名 衣斐子の決着

1.水上 治夫が勝つ。
2.長名 衣斐子が勝つ。

↓1

衣斐子(……!こんなの、適当に腕振って先に当たった方が勝つ運ゲーじゃん!)

衣斐子(……いや、本当にそう?本当に頭の良い人なら、こんな運任せなことしないはず!絶対に何か作戦がある!)

衣斐子(そういえば、あっちの男の子の方は自信満々だった!)

治夫(燕太郎君は『信じろ』と言った……私はそれを信じて動くのみ!)

衣斐子(何か作戦があるのは男の子の方!なら……【読心術】の対象をあっちに切り替える!)

治夫(……いや、待てよ?そうだ。この瞬間なら、少女は燕太郎君に【読心術】を使う!今なら!私の思考は読まれないのではないか!?)

治夫(そうか……燕太郎君はこの瞬間を作るために!……ならば私のやるべきことはもう彼を信じることではない!この一瞬で、策を練ること!)


(衣斐子(あの男の子は、今何を考えて……)

燕太郎(……【幻】が、女の子の周り以外解除された!治夫さん、気付いてくれたんだ!)

衣斐子(……!?【幻】が解除された!?そんなの、この人は考えてなかった!今、この瞬間に思い付いたってことぉ!?)

衣斐子(でも、大丈夫!ギリギリセーフ!この男の子の心を読んだことで、同時にこの男の子が見てる景色……つまりおじさんの位置も分かった!おじさんは目の前!)スカッ

衣斐子「すか……?」

治夫(少女が燕太郎君の脳内を覗いているのを知っているのに、わざわざ自分の位置をバラすようなことはしない)

治夫(燕太郎君が見たのは、この少女を欺くために私が新たに【幻】で作ったフェイクの私!本物の私は後ろに……))

衣斐子「……っていう思考も全部読めてるのっ!」グルンッ

治夫「……!」チッ

治夫(先に触られ……!)

衣斐子「【力場】っ!」ズゥンッ

治夫「ぐっ……ああああっ!」バキベキッ

治夫(すぐそこなのに……!腕が押さえつけられて、届かない……!)

衣斐子(……危なかった。【読心術】のタイミングがちょっとずれれば、読み切れずに負けてたかも)

衣斐子(【読心術】……同時に一人までしか対象にできない弱点を突かれるなんて……完璧万能なカードなんてないってことかな)


燕太郎「……っ、治夫さん……!」

斎藤「ふむ……杞憂だったか。流石衣斐子ちゃん。大人に負けないくらい賢いぞ」

燕太郎「まだだ……まだ、勝機はある!」

斎藤(……!まだ目が死んでいない!)

燕太郎(俺に残された唯一の勝機!それはさっきと一緒!今この土壇場で逆転の一手を思いついて、読まれる前に実行して倒す!)

燕太郎(……勝機と呼ぶにはあまりに希望的観測が過ぎる……けど、治夫さんがやったんだ!俺だってやってやる!)

燕太郎(考えろ考えろ考えろ……!)

衣斐子「お、お兄ちゃん!そいつもしかしたらヤバいかも!早くとどめを!」

斎藤「おう!【経年劣化】ァッ!」

燕太郎(閃いた……逆転の一手!)

燕太郎(敵の『経年劣化』を【模倣→氷河】と……俺の右腕で受けるっ!)


グジュウッ


燕太郎(散々【経年劣化】で溶かされた【氷河】と、今さっき噴き出た俺の血!……フィールドは整った!今こいつは、水たまりの上に居る!)

斎藤(こいつ!まさか……)

衣斐子「っ!お兄ちゃん!早くそこから……!」

燕太郎(これなら!直接触れる必要はない!水を走れ!)

燕太郎「【模倣→電気】!」バチバチバチッ

斎藤(避けっ……!)



1.避けれた。(燕太郎は失格)
2.避けれなかった。(斎藤は失格)

↓1

斎藤(来る……ッ!今まさに奴の【電気】が水面を迸ろうとしている!)

斎藤(通常ならそれを避けるために水たまりから離れるべきなのだろう!だがしかし!むしろ!あえて!逆に!俺は水たまりに手を突っ込む!)バシャッ

斎藤「そして!【拡大縮小】!」

斎藤(この水たまりも元は【氷河】というマテリアル!エフェクトカードの効果を受ける!)シュンッ

燕太郎(水たまりが小さく……俺の【電気】が届かない!)バシュウッ

斎藤「……終わりだ。【氷河+弓矢化】!」ギュンッ

燕太郎(もうエナジーが……ない!)


ザシュッ


燕太郎「……がはっ」ドサッ

斎藤「……ギリギリ、だったな」

衣斐子「やっぱり、ちゃんとチーム組んでるのが相手だと苦戦するね」

衣斐子(次、いつ他の参加者が襲ってくるか分からない……ちゃっちゃとカスタム更新しちゃおっか)

衣斐子「マッスルお兄ちゃんはこれがいいと思う」


カスタム更新!

マッスル斎藤 ♂(22)

1【サンフラッシュ】mS
2【肉体強化グレート】eC
3【電気】mS
4【弓矢化】eB
5【鉄球】mB


斎藤「あい分かった!」シャキーン

衣斐子「それで、私は……」



1【飛翔】eC
2【砂】mB
3【模倣】eC
4【遅発】eC
5【フロート】eB
6【幻】eC
7【氷河】mA
8【経年劣化】eB
9【レプリカ】mC
10【読心術】eB
11【力場】mA
12【拡大縮小】eB
13【酉変え】eS


衣斐子のカスタム
↓1~5

衣斐子「これがいいかな……?」


カスタム更新!


長名 衣斐子 ♀(9)

1【読心術】eB
2【模倣】eC
3【力場】mA
4【遅発】eC
5【飛翔】eC



斎藤「……来たな。他の参加者」

衣斐子「……!」


しのぶ「居た。他の参加者ね」

ハジメ「……おい、あそこに転がってるの、前に戦った二人じゃあ……」


衣斐子「今【読心術】使ってみたけど……あの二人、紳士のおじさん倒したみたい」

斎藤「……ほう。ということはバトルロワイヤルは残り四人」


ハジメ「最終決戦……か」

しのぶ「行くわよ!」ザッ

ハジメ「おう!」ダッ


衣斐子「来た!マッスルお兄ちゃん!【鉄球+弓矢化】で男の人の方撃って!」

斎藤「了解ッ!」ギュンッ

ハジメ「……なんか飛ばしてきた!【炎+巨大化】!」サッ

しのぶ(ハジメが少し遅れた……けど、問題ない!私一人でも!【サンドマン+剣化】と【シャドウ+不可視化】!)スゥッ

しのぶ(【シャドウ】と【不可視化】を同時連続使用は十数秒しかもたないけど……それだけあれば十分!必ず一人は刈り取れる!)バッ

衣斐子(っていう作戦、バレバレだよ!)サッ

しのぶ(!?透明な斬撃が……かわされた!?)

衣斐子「お兄ちゃん!そこっ!」ビシッ

斎藤「【電気】ッ!」バチバチッ

しのぶ「っ、【きららジャンプ】!」ピョーンッ

斎藤「上に逃げたか!だが、それなら着地を狩ればよいだけのことォ!」

衣斐子「あっ、ダメ!避けてお兄ちゃん!」

しのぶ(空中で砂剣に足を乗せて……下の相手に弾き飛ばす!)

しのぶ「【きららジャンプ】!」ギャンッ

斎藤「うおおっ!?」

ハジメ(かわした隙に……)

ハジメ「【炎+巨大化】!」ブオッ

斎藤「がぁ……ッ!」

衣斐子「お兄ちゃん!」

衣斐子(男の人に【読心術】を使う暇がなかった……)

斎藤「問題ない!【肉体強化グレート】の防御は間に合っている!軽傷だ!」

ハジメ「くそっ……もうちょい踏み込んでから当てなきゃ駄目か……」


しのぶ(あの女の子……私の動きを読んでいた。『未来予知』?『読心術』?……どちらにせよ、これ以上の【不可視化】は無意味ね。解除しておきましょう)スタックルンッパシッ

しのぶ(そして、動きを読まれようとあの筋肉達磨の邪魔さえなければ……【シャドウ】による物量で推しきれる!)ダッ

しのぶ「ハジメ!そっちの筋肉は任せたわ!」

ハジメ「りょ、了解!」

衣斐子「……残念。【シャドウ】の方も無効化できるんだよねっ!お兄ちゃん!」

斎藤「合点!【サンフラッシュ】ァ!」ピカァッ

しのぶ(……!?【シャドウ】が……消えた!)スゥッ

衣斐子(【サンフラッシュ】の効率はS!ずっとこっちを明るくしてもそこまで負担にはならない!【不可視化】も【シャドウ】も封じた!これで衣斐子の勝ちだ……)

しのぶ「……でも、やることは変わらないわよっ!【きららジャンプ】!」ビュンッ

衣斐子「うわぁっ!?」サッ

衣斐子(一気に距離詰められちゃった!)

しのぶ(からの……再び【不可視化】!)スゥッ

衣斐子「……【読心術】!」キィン

しのぶ「はぁっ!」ブンッ

衣斐子「わ、分かってるでしょ!?私はあなたの動きが読めるの!【不可視化】したって無意味……」

しのぶ「でも、あなたは後ろから近づくハジメの動きを読めていなかった……同時に読めるのは一人まで。違う?」

衣斐子「うぐっ」

しのぶ「そして私が【不可視化】を使ってあなたに攻撃する限り、あなたはその対象を私に固定しなければならないし、他のカードを使う隙なんて与えないっ!」ザンッ

衣斐子(……他のカードを使う隙がない……?それは違う。いくら私が子供で身体能力に差があっても、こっちから触るくらいはでき……)


ビュンッ


衣斐子(ない!本当にできない!この人が私の攻撃を警戒してるからじゃない。むしろその逆、この人は全く私の攻撃を警戒していない)

衣斐子(例え触って【力場】を発動させても、その隙に【きららジャンプ+砂+剣化】を受けて相討ちになる。距離を取って避け続けるしかない……!)

しのぶ「でも、私は相討ちで構わない。私達の願いは同じ。だから勝ち残るのはどちらか片方で構わない!」

衣斐子(こ、こんなアドバンテージの取り方があるなんて……!)

衣斐子「……それでも!そっちに決定打がないのは変わらないし【不可視化】と【読心術】じゃ絶対そっちが先にガス欠になる!」

しのぶ「でも……その間、ハジメはあなたの妨害を受けない」

しのぶ(頼んだわよ……!ハジメ!)

ハジメ「【炎+巨大化】!」ブワッブワッ

斎藤(……速い!)

ハジメ(よし、瞬間速度なら【肉体強化グレート】を上回れる!……けど)

斎藤「が、反応できるッ!」ブンッ

ハジメ「……っ!」

ハジメ(その分直線的にしか動けない……小回りが利かない!ここはもう一枚、攪乱のために……)

ハジメ「【蔦】!」シュルッ

斎藤「こんなか細い蔦ァ!足止めにもならんわ!」ブチブチィッ

ハジメ(こうやって細いので油断させてからぁ……)

ハジメ「【蔦+巨大化】!」ギュムッ

斎藤「!?」グラァッ

ハジメ(崩した!入る!相手の反撃は間に合わない!)

ハジメ「【炎+巨大……」


バチッ


斎藤「【電気+弓矢化】ァッ!」バリリリッ

ハジメ「……!?」

ハジメ(【電気】が、掌から掌へ伸びた……!?馬鹿な、これはこんなリーチのあるカードじゃないはず……っ!)

斎藤「【電気】は【弓矢化】で飛ばせるほど総量のあるマテリアルではない……が、それはあくまで、飛ばすには。の話……『引き絞る動作』の手と手の間くらいは電流を走らせることだって可能なんだよ……!」

斎藤「勝った……っ!後はあの女を二対一で倒すだけ……」

ハジメ(まだ、だ……!【電気】を喰らう瞬間に【応急処置】でダメージを抑えた!意識はまだある!体もちょっとなら動く!)

ハジメ「……【炎+巨大化】!」ブワッ

斎藤「!」

斎藤(こいつ……俺の頭上を越えて……俺より先にあの二人の所へいって加勢するつもりか!)

ハジメ(【炎+巨大化】の連続使用……効率は悪いけど、ただ直線を飛ぶだけなら【肉体強化グレート】の走力を上回る!そしてこれなら体が動かなくても関係ない!)ゴオオッ

斎藤「させるかァッ!」

斎藤(……何としてでも奴を止める!)



1.【鉄球+弓矢化】で撃ち抜く。
2.【肉体強化グレート+電気】で飛びついて倒す。

↓1

斎藤「……撃ち落とすッ!【鉄球+弓矢化】!」ギュンッ

ハジメ(来た……これを待ってた!)

ハジメ(実の所、もう向こうまで飛ぶエナジーなんて残ってないんだ。残ってるエナジーでできることと言えば……一瞬だけ、体を溶かすぐらい……っ!)

ハジメ「【ドロドロ】!」バチャアッ

斎藤(こいつ!俺の【鉄球+弓矢化】を無効化して……)

斎藤(いや……違う!無効化じゃない!こいつの真の目的はッ!)

ハジメ(俺はあいつの所へ一直線に飛んでいた……なら、俺を貫いた鉄球もまた、一直線に……)


ガァンッ


衣斐子「……っ!」フラッ

衣斐子(てっ、鉄球……!?何で、私に……?)

しのぶ「……埋まったわね。あなたを斬るための、あと一手が」


ザシュッ


衣斐子「あ……」ドサッ

斎藤「……!そんなっ……!」

斎藤(俺の【鉄球+弓矢化】を利用して……)

ハジメ「へへ……悪いな……これで俺達どっちかの生き残りは確定……俺達の、勝ちだ……!」

斎藤「っ、【電気】!」バヂィッ

ハジメ「うぐあっ……!」

ハジメ(流石に二発目は……耐えられな……)

ハジメ(けど……これでいい。しのぶは生き残った……それが俺の、勝利……)ガクッ


ナビ「バトルロワイヤル!終ウウウウ了オオオオ!!!」

斎藤「!」

ナビ「今しがたの『ニノマエ ハジメ』の失格により、参加者は最後の二人になった!この両名を今大会優勝者とし、バトルロワイヤル終了とする!」



優勝

『八乙女 しのぶ』
『マッスル斎藤』

ナビ「さぁ……優勝者は神の間へ。そこで願いを宣言するが良い」

しのぶ「……」スッ

斎藤「……」スタスタ

しのぶ(こいつ……落ち着いてるわね。最後の決着の仕方は、割と引きずりそうなもんだけど)

斎藤「……女。お前の願い事はなんだ」

しのぶ「……『このバトルロワイヤルを終わらせること』。何でも願い事を叶えられるなんて……不特定多数に預けるには危険すぎる力だわ」

斎藤「ふむ……危険、とは?」

しのぶ「例えば『地球をぶっ壊してくれ』なんて願い事が叶えられたらヤバいでしょ」

斎藤「なるほどヤバい」

しのぶ「そういうあなたの願い事はなんなの?」

斎藤「俺の願い事は……」


1.『妹の病気を治してくれ』
2.『長名衣斐子と生き別れの兄を再会させてやってくれ』
3.『地球をぶっ壊してくれ』

↓1

斎藤「『妹の病気を……『長名衣斐子と生き別れの兄を再会させてやってくれ』だ」

しのぶ「今……何か言いかけたわよね。妹の病気……?」

斎藤「……関係ないだろう」

しのぶ「いや……わざとでしょ。今絶対わざと途中まで聞かせたでしょ。そうやって私の同情惹こうってのねそうは行かないわよ」

斎藤「……?」

しのぶ(天然……?)

しのぶ「……生き別れの兄と再会。なら自力でなんとかなりそうじゃない?いやまぁ、なんとかならないからこれに参加したんだろうけど……比較的ね。比較的。それと比べるなら……病気の方優先させた方がいいんじゃないかしら?これは利他的利己的、関係なく効率の話ね。どうせなら重い方叶えた方が効率いいじゃないの……どうしても良心が痛むっていうなら、現実世界に戻った後お兄さん探すの手伝ってあげたりすれば……それでいいじゃない」

斎藤「そういう問題ではない。俺の妹をなめるなよ。他人を裏切って得た薄汚い命など、決して認めん」

しのぶ「そう……」

しのぶ「……」

しのぶ「……」チラチラ

しのぶ「……」

しのぶ「……~っ」ブンブン


ナビ「着いたぞ」

神「願い事どうぞ」

斎藤「……『長名衣斐子と生き別れの兄を再会させてやってくれ』」

神「OK。現世でも元気でね」シャランラ

斎藤(これで良かったのだ……これで……)スゥッ

神「よし、次だ」

しのぶ「私の、願い事は……」

斎藤「ここは……現世か」シュンッ

斎藤(本当に終わってしまったのだな……妹の病気を治す最後のチャンス、バトルロワイヤル……)ショボン

妹「お兄ちゃーん!病気治ったーッ!」ドタドタ

斎藤「ん何ィーッ!?!?!?」

斎藤「ど、どうしてだ……?『今夜が峠ですな』と毎日言われていたお前がどうして急にそんな元気ハツラツしゃっきりぽんに……!?」

しのぶ「私が説明するわ」バァーzン

斎藤「や、八乙女しのぶ!」

しのぶ「(何で名前知ってるの?怖い)私が彼女の病気が治るように願ったのよ」

斎藤「ん何ィーッ!?ありがとう!!!」

しのぶ「礼はいいわ。その代わり……」

ハジメ「うぅ~ん。今日も空は青いなぁ」

ハジメ「これもちゃんと地球があるおかげだ。あのバトルロワイヤルがなくなって本当に良かった」

ナビ「あっ、ニノマエハジメさんですね?次のバトルロワイヤル開催日時が決定したので、お伝えに参りました」

ハジメ「うぅ~ん?」

ナビ「あれ?ハジメさん、コンティニュー権持ってましたよね?」

ハジメ「いや、うん、まぁ、持ってはいるけど」

ハジメ(馬鹿な……バトルロワイヤルは今後一切執り行われないはずじゃあ……!?)

しのぶ「私が説明するわ」バァーzン

ハジメ「や、八乙女しのぶ!」


しのぶ「……というわけで、今度のバトルロワイヤルで四人チームを組むわよハジメ」

斎藤「殺し殺された仲だが仲良くしような」

衣斐子「仲良くしようねっ」

しのぶ「四人チームはきっと最強よ。次のバトルロワイヤルで願い事を独占すれば無問題よね」

ハジメ「なんだそりゃ……普通に今回で終わらせた方が確実だっただろ……」

しのぶ「それはそうだけど……あなたが私を助けてくれた時、私本当に感動したわ」

しのぶ「だから……これは私なりのあなたへの恩返しなの。受け取って欲しい」

ハジメ「しのぶ……」

ハジメ「……」

ハジメ「いや全然恩返しになってなくない?」

しのぶ「えぇそうよ一時の情に流されたわよ何か文句あるの?」

ハジメ「可愛いやつだなお前は」

数日後



ハジメ「はぁ……またここに来ることになるとは」シュンッ

ナビ「おお、待っていたぞニノマエハジメ……二度も参加するとは、お前さてはバトルロワイヤル大好きだな?」

ハジメ「はいはい。いいからさっさとカード寄越せカード」

ナビ「よっしゃあ!ではこの二枚のカードを受け取れい!」


カスタム更新…………



    =終=

以上になります。

ここまで読んでいただき、安価してくださりありがとうございました。
安価されたカードがどれも個性的で、読んでいて書いていてとても楽しかったです。

バトルロワイヤルSSはエタる物が多いイメージがあるのですが、完結まで楽しんで書けて良かったです。

また同じルールでキャラクターだけ変えて書くかも知れないので、その時はまた気軽に安価していってくださいね。

安価されたカード群をリストにしてまとめておきます。私と一緒に「俺だったらこんなカスタムにするなぁ」と妄想して楽しみましょう。個人的に【炎】と【巨大化】の二枚が最初から最後までハジメのカスタムから外れなかったのが嬉しかったです。
(あとまとめてる途中で気付いたんですが【ドロドロ】のエネルギー効率を間違えて進行してました。更に【応急手当】を【応急処置】と誤記して進行していました。安価してくださった人は申し訳ございません。他にミスがあれば加えて申し訳ございません)


1【炎】mA >>2
2【巨大化】eD >>2
3【アルコール】mB >>6
4【水】mA >>12
5【発射】eE >>12
6【テレパス】eS >>15,>>16
7【爆発】eB >>19
8【ドロドロ】eA >>7
9【サンドマン】mA >>22
10【対象選択】eB >>23
11【飛翔】eC >>39
12【砂】mB >>39
13【サンフラッシュ】mS >>40
14【肉体強化グレート】eC >>40
15【鉄球】mB >>41
16【遅発】eC >>41
17【幻】eC >>42
18【電気】mS >>42
19【経年劣化】eB >>43
20【暴風】mD >>43
21【フロート】eB >>45
22【氷河】mA >>46
23【模倣】eC >>47
24【剣化】eD >>48
25【拡大縮小】eB >>56
26【酉変え】eS >>75
27【雪】mA >>91
28【弓矢化】eB >>91
29【レプリカ】mC >>101
30【読心術】eB >>101
31【力場】mA >>103
32【蔦】mA >>132
33【不可視化】eE >>132
34【きららジャンプ】eC >>136
35【バリア】mA >>140
36【シャドウ】eD >>140
37【応急手当】eC >>144


まとめ漏れがあったらごめんなさい。

最後に、改めてここまで読んでいただき、安価してくださりありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom