【好感度】志熊理科「僕は好感度が低い」【安価・コンマ】 (192)

僕は友達が少ないのssです

多少のオリジナルと設定やキャラが居ます。ご了承ください。

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・



志熊理科「もうすぐ完成します」

理科「ぐふふふ。あの難聴先輩に現実を突きつける装置が」

理科「隣人部を改革させます!!!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1584016487

・・・・・・・

神河史記「夜な夜な、この部屋から奇声が聞こえると苦情が来ている」

史記「君は確か、1年生の・・・」

悠「悠(ひさし)といいます。一週間前に転校してきました」

史記「悠君。転校して一週間で生徒会の仕事を手伝ってくれるとは・・・」

史記「なかなか居ない、そんな人物」

悠「・・・・・」

転校したのは二学期、すでに周りは友達グループが出来ていて・・・入る余地も無かった

部活に入ろうとも考えたが・・・どんな部活を入るかも決めていない

ふらふらしていたら、生徒会の人がいた・・・・

暇つぶしに手伝うことにした。何かのきっかけになれれば良いが




悠「理科室・・・?」

史記「志熊理科の特別室、ペガサス理事長が特別に用意した個人の部屋」

史記「ここから奇声が聞こえてくる」

「ぐへへへへ」

悠「・・・・うぉ、確かに聞こえてくる」

「うひゃひゃひゃ」

史記「入るぞ」

悠「・・・・・・はい」

ガチャッ

理科「ついに・・・ついてに完成した」

理科「これであの鈍感難聴男も・・・・性悪女ども・・・・ぐへへへ」

史記「はい。注目」

史記「志熊理科・・・生徒会の神河史記だ」

理科「えっと。2年生の生徒会庶務の神河史記先輩」

理科「この間のテストで学年3位でしたね」

史記「上の2人を倒すにはなかなか難しい。今度の期末テストでは1位を狙いたい」

史記「その話はさておき、最近奇声をあげているだろ」

史記「生徒から迷惑だという苦情が来ている」

理科「それくらいは許してほしいですね。世紀の大発明をしたんですから」

悠「世紀の・・・大発明?」

理科「転校生君も気になります?ふふふふ」

悠「・・・・・」

悠(転校生だって知っているんだ。)

理科「その名も好感度測定装置です。」

理科「これさえあれば、お互いの好感度を測れるのです!!!」

史記「・・・・・胡散臭い発明だな」

理科「試してみますか?」

史記「だったら、あの外でいちゃついているカップルの好感度を調べてみろ」

理科「ああ、あそこにいる。カップルですね」

男子生徒「好きだ~♪」

女子生徒「私も////」

イチャッイチヤッ

悠(凄い・・・・いちゃついている)

理科「さぁ、試しにポチッと」

男子生徒から女子生徒への好感度
↓コンマレス

女子生徒から男子生徒への好感度
↓×2コンマレス

男子生徒 → 女子生徒 33
女子生徒 → 男子生徒 68

理科「あの男子生徒、やっぱり低いですね」

理科「本命の彼女が別にいると聞きました」

史記「・・・・・ますます胡散臭い」

史記「取りあえず、俺は帰る」

史記「とりあえず、あんまり迷惑を掛けるとペガサス理事長に直訴しなければならない」

史記「理科室登校が無くなるのは嫌だろ?」

理科「・・・・・わかりました。肝に銘じておきます」

史記「ふんっ・・・」

バタンッ

理科「さて、次は隣人部で本番です」

悠「・・・・・」

理科「貴方は帰らないのですか?」

悠「その装置を開発して・・・良からぬことに使おうとしている」

悠「人の心は数値化できるはず無い」

理科「所詮人間もこの世界のデータに過ぎません」

理科「それにこの装置は悪い事には使用しない」



隣人部の部室

理科「結局ついてくるんですか」

悠「まだその装置を信じてはいないが」

悠「仮に本当だとしても悪い事に使わないか、見ています」

理科「別に良いですけど、内輪ネタで外部の人には面白くないと思いますよ」

悠「・・・・」

ガチャッ

羽瀬川小鷹「・・・・・・」

三日月夜空「・・・・・・」ブツブツ

柏崎星奈「そろそろ、逃げないで回答が欲しいんだけど」

星奈「小鷹、私と付き合いなさい」

理科「また修羅場ですね。それも今日で終わりです」

理科「星奈先輩、夜空先輩・・・小鷹先輩」

小鷹「理科。丁度いいところにきた、今日は外で活動を」

理科「星奈先輩も夜空先輩も小鷹先輩の事が好きですよね?」

理科「そして小鷹先輩は逃げている・・・・難聴なふりをして」

理科「理科は・・・そろそろ前に進むべきだと考えます」

理科「そこで好感度測定装置を開発しました」

理科「これは、お互いの好感度をデータ化します」

理科「お互いの好感度を測り、決着を付けます」

小鷹「!!!!!」

星奈「!!!!!」

夜空「・・・・話が無茶苦茶だ」

夜空「そんな得体のしれない装置を利用して、好感度を測るなど・・・」

理科「ビビっているんですか?小鷹先輩の好感度が星奈先輩より下だったらと」

理科「そうやって後手後手に回るから、負けるんですよ?」

夜空「・・・・・・」

夜空「くっ・・・・」

夜空「今すぐ、測れ!!!!」

理科「フフフ、そうこなくては」ニコニコ

羽瀬川小鷹から三日月夜空への好感度
↓コンマレス

三日月夜空から羽瀬川小鷹への好感度
↓×2コンマレス

小鷹 → 夜空 90
夜空 → 小鷹 01

理科「この結果は・・・」

星奈「1って事は夜空。小鷹の事嫌いだったの?」

小鷹「・・・・・・夜空。いやソラ」

小鷹「この際言っておくが、俺は大切な人だと思っていた」

夜空「・・・・それはお前だけだ」

夜空「私は嫌いだ。女に誰でも媚びへつらうお前など」

夜空「どうしてこんな奴と友達をやっていたのか」

理科「・・・・・・夜空先輩は意外にも小鷹先輩を嫌いだった」

星奈「・・・・・」

星奈「ねえ、理科。次は私にやってくれない?」

星奈「私の小鷹への本当の気持ちを伝えたいから」

理科「良いですよ。勿論そのつもりで来たんですから」

星奈「小鷹・・・もし私と相思相愛なら・・・付き合いなさい////」

理科「相思相愛となると、好感度は80以上は必要ですね」

羽瀬川小鷹から柏崎星奈への好感度
↓コンマレス

柏崎星奈から羽瀬川小鷹への好感度
↓×2コンマレス




小鷹 → 星奈 06
星奈 → 小鷹 85

星奈「小鷹・・・・」ポロポロ

星奈「馬鹿、アホ、最低」ポロポロ

バタンッ

ダッタッタッタ

理科「小鷹先輩、星奈先輩の事が嫌いだったですね?」

小鷹「・・・・・・」

小鷹「今だから話せるが隣人部は、俺と夜空・・・2人だけの部活だったんだ」

小鷹「その間に割り込んできて・・・」

理科「だから嫌いだという事ですか。なんだがしょうもないですね」

理科「でもこれではっきりしましたね」

小鷹「・・・・なんだがスッキリしたかも」

理科「ではついでに理科たちも好感度を測りましょう」

小鷹「ん・・・まぁこの際いっか」

羽瀬川小鷹から志熊理科への好感度
↓コンマレス

志熊理科から羽瀬川小鷹への好感度
↓×2コンマレス

小鷹 → 理科 90
理科 → 小鷹 87

理科「小鷹先輩の事、理科は好きです///」

小鷹「俺も好きだ////」

小鷹「初めて会った時から惚れていた。眼鏡をはずした姿を見て・・・もう・・・」

理科「相思相愛ですね」

理科「まさにハッピーエンド!!!!」

悠「なわけないだろ」

悠「この装置のせいで今、悲しみが生まれた」

悠「さっきの金髪の人・・・大丈夫なのか?」

理科「まぁ、2、3日寝てれば立ち直るでしょ」

悠「・・・・・なんという暴論」

夜空「・・・・・・」

夜空「お前、hisasiか?」

悠「ん?悠ですけど」

夜空「小鷹。コイツ・・・悠だ。お前が昔転校する前に少し遊んだろ?」

小鷹「・・・・マジか?」

理科「知り合いなんですか?」

小鷹「昔、少しだけ遊んだことがある」

夜空「外へ行っても本を読んでるやつだったがな」

悠「・・・・・」

悠「気づかなかった。苗字が変わっているから」

悠「と、感動の再開に喜んでいる場合じゃない」

悠「2人とも、この装置で人の悲しみが生まれた」

悠「なんとも思わないのですか!!!!」

小鷹「・・・・理科との気持ちが通じて、悪くは無かった。まぁ・・・ソラの気持ちは悲しかったが」

夜空「肉のどん底に落ちた姿を見て楽しかった」

理科「フフフ、みんな幸せです」

悠(おかしい。絶対間違っている)

夜空「肉め・・・明日はちゃんと学校に来るだろうか・・・・」




次の日

星奈の部屋

ジリリリリリリリリリリ

星奈「・・・・・あれっ」

星奈「私・・・・寝ちゃってたの・・・・」

星奈「・・・・・・・」

星奈「夢・・・じゃないのよね」

星奈「・・・・・」ポロポロ

星奈「小鷹ぁ・・・」ポロポロ

星奈「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

星奈「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

・・・・・

昼休み

夜空「・・・・・」

女子生徒A「さそれでさー、昨日の動画がね・・・・・」

女子生徒B「マジ受けるよねwwwww」

女子生徒C「確かにそれはいえるwww」

夜空「どいつもこいつも」ボソッ

夜空(つまらない話で群れている。どこがおもしろいのだ?)

夜空(その点、トモちゃんはいい子だ。楽しい話もいっぱい知っているし)

遊佐葵「三日月夜空さん」

夜空「生徒会の犬か。何の用だ?リア王に関わる連中とは話したくもない」

葵「柏崎星奈が学校を休んでいます」

葵「何か心当たりはありませんか?」

夜空「・・・・・・」

↓コンマレス
1~50 本当のことを言う 51~100 追い払う

夜空「知るか、そんなもの」

夜空「2、3日すれば来るだろう」

夜空「早くお前の教室に戻れ」

葵「・・・・・」

葵「・・・・・わかりました」

夜空「まったく。肉も失恋したくらいで大袈裟だ・・・・あの小鷹のどこに魅力があるのか」

夜空「都合が悪いと難聴の振りをする屑だろうに」

?「意外だねぇ。夜空先輩が一人で飯だなんて」

夜空「貴様、悠!!!!」

悠「10年前はさ、友達滅茶苦茶いたはず」

悠「友達100人出来るかなを体現した人だったのに」

夜空「一年生の教室に帰れ!!!!!」

悠「教室に帰っても1人です。一緒に食べましょうよ」

夜空「どうしてそうなる。消えろ・・・目障りだ」

男子生徒A「おい。あの夜空が男と一緒に居るぞ」

男子生徒B「なんだなんだ。言い合っているけど痴情のもつれか?」

ヒソヒソ

夜空(勝手な事ばかり言いやがって)

夜空「そんなにここで食べたいなら勝手に食べてろ」

夜空「私は外で食べる」

タッタッタッタ

悠「あっ・・・」

悠「・・・・・・・」

悠「なんどよぉ・・・昔と変わったな」

悠「・・・・・小鷹先輩のところへ行くか」

↓コンマレス
1~50 羽瀬川小鷹のところへ行く 51~100 理科室へ行く

理科室

理科「私の愛馬は凶暴です」

理科「そうして、マグナムをぷっさし」

理科「発射」

理科「うぁぁぁぁぁぁぁぁ」

理科「ハァハァ・・・・・」

理科「きょ、今日の夜のオカズはこれに決定です!!!!」

ガチャッ

悠「・・・・失礼します」

理科「・・・なんだ。また来たんですか」

理科「理科は今食事中ですので邪魔しないでいただけませんか?」

悠「・・・・・」

悠「自分もここで食べても良い?食べる人が誰も居ない」

理科「別に理科は構いませんが」

上司「さぁ・・・この会社に残りたいなら・・・分かるだろ?」

後輩「はい・・・・」

上司「こんな姿を奥さんがみたら・・・・どう思うか?」

後輩「妻には・・妻には・・・・」

理科「・・・・・ハァハア」

悠「・・・・・最低だ。人を脅して体の関係を結ぼうとするなんて」

悠「なんで警察に相談しないのですか」

理科「そうなったら物語にならないでしょう?」

理科「フフフ、そろそろ始まります。性行為シーンが・・・」

後輩「優しく・・・・してください・・」

悠「・・・・・・」

悠(男同士のシーンを昼間から見るなんて・・・・)

悠「思ったんですけど、18禁ですよね」

悠「学園で堂々と見て良いんですか?」

理科「ハァハァ・・・・」

悠「聞いちゃいない・・・」

こうして昼休みは終わった


キーンコーンカーンコーン

悠「そろそろ5限目が始まる」

悠「確か国語の時間だったな」

ガチャガチャ

悠「あれ・・・開かない」

悠「なんで開かない」

理科「もしかすると、扉がロックされたのかもしれません」

理科「誰にも入ってほしくないときにはロックするんですけど」

理科「一度ロックしたら4時間は開きません」

悠「・・・・嘘」

理科「そう悲観せずに、まだまだBL動画はいっぱいありますし」

悠「ハハハハ・・・・」

「ダメだ・・・もう俺の機関銃は発射する」

「いいよ。こいよ。暴発しちまえよ」

「アーッ」

理科「(*´Д`)ハァハァ」

悠「・・・・」

悠「聞いても良い?」

理科「はい?」

悠「日高夜空先輩とは仲が良いのですか?」

理科「日高夜空・・・・夜空先輩って昔はそう呼ばれていたんですね」

理科「仲は悪くないと思いますよ。隣人部の中でもそれなりに上手くやっていますし」

悠「隣人部?」

理科「友達を作る目的とした部活です。夜空先輩が創設者なんです」

理科「今となっては色々と崩壊していますが」

悠「友達を作る部活か・・・」

悠「夜空先輩は友達っていないんですか」

理科「むしろいると思いますか?性格悪いですし」

理科「ひねくれ者で、愛想も悪く、陰険で、毒舌で、豆腐メンタルで・・・・・」

理科「あれじゃあ、容姿がよくても台無しです」

悠「・・・・・」

悠(そうなのか・・・)

・・・・・・・・

10年前

夜空「タカ・・・俺の母さんが前に言っていた。」

小鷹「ん?」

夜空「1年生になったら友達100人出来なくても良いから、100人分大切にできるような」

夜空「本当の友達を作りなさいって」

夜空「・・・・たった一人だけでも、大切に思える本当の友達がいれば・・・」

小鷹「いいな、お前の母さん」

小鷹「だったら俺は、ソラの事を100人分大切にするよ」

夜空「あっ・・・・」






小鷹「世界が敵になっても、俺だけはお前の友達でいる」

夜空「/////」

夜空「恥ずかしい事いってんじゃねーよ////」

「凄いカッコいいです」

「うんうん。まさにマブダチだね」

「漫画のようなセリフだ」

悠「・・・・・」

このセリフを聞いた時、この人は素晴らしい人だと
尊敬できる人物だと思った・・・

・・・・・・

悠(あれから10年。夜空先輩は・・・・・)

悠(100人分大切にできる友達を見つけられていないのか)

キーンコーンカーンコーン

放課後

後輩「先輩・・・好きっス。俺と・・・今後も熱帯雨林の関係に」

先輩「お前・・・いいぜ。俺と夜の社会勉強をしよう」

悠「・・・・・」ポロッ

悠「不覚にも・・・・少し感動した」

理科「同性愛の素質がありますね」

理科「好きな男の人とか居ないのですか?」

悠「・・・・分からない」

悠「だが・・そう簡単に男が男に恋愛感情を抱くのは難しい・・・・」

ガラガラガラッ

楠幸村「理科どの、あにきがよんでいます」

理科「幸村君。」

悠「・・・・・」

悠「凄い・・・可愛い」



悠(制服を見るに・・・・男だが、華奢で女の子みたいだ)

悠(俗にいう男の娘って奴か?)

悠「・・・・・」ジー

理科「なに視姦しているんですか」

悠「な、な・・・何言っているんですか!!!」

理科「幸村君をじっと見ているじゃないですか?」

悠「ちょっと容姿にビックリしただけだ」

悠「初めまして、自分の名前は悠と言います」

幸村「楠幸村です。おふたりのかんけいはどういったもので?」

理科「BL仲間です」

悠「違う」

理科「でも感動して涙を流してましたよね」

悠「・・・・・・くっ」

幸村「男色はりっぱなだんじのたしなみです」

幸村「武田信玄も織田信長も・・・男を抱いたとききます」

悠「・・・うぅ」




隣人部

小鷹「星奈は休みか・・・」

夜空「居ない分。せいせいする・・・・雑音が無いと落ち着ける」

幸村「星奈のあねごは、何かあったのですか?」

夜空「現実を知っただけだ。人間と肉では恋愛できないって事だ」

理科「うーん・・まさかの結果でしたね」

小鷹「明日も来なかったら、様子を見に行くか」

悠「みなさんに紅茶を淹れてきました」

悠「ローズヒップです」

高山マリア「なんだか色が違うぞ。これ飲めるのかー?」

悠「美味しいですよ。飲んでみてください」

マリア「・・・・」ゴクッゴクッ

マリア「旨いな、これ!!!もう一杯くれ」

悠「はい」

夜空「何故お前が居る!!!!」

夜空「部員でも無いだろ」

悠「小鷹先輩と夜空先輩という、知り合いが2人も居るんです」

悠「部活の見学したって良いでしょう」

小鷹「別にいいじゃないか。夜空も初見ってわけじゃないだろ」

夜空「・・・・・」

夜空(昔の私を知っている奴がいては困る。しかも小鷹より厄介だ)

幸村「紅茶を淹れるのはわたくしのやくめ・・・・」

幸村「わたくしの仕事をうばうつもりですか?」

悠「そ、そうなのか。悪かったよ」

悠「・・・・・」

悠(執事の格好しているのも魅力的だ)

悠(ガタイは良くないけど・・・これはこれで可愛い)





理科「・・・・・みなさん。今日は趣向を変えてゲームをしませんか?」

夜空「ゲームだと?」

理科「はい!ちゃんと友達を作る練習にもなるゲームです」

理科「ずはり、小鷹先輩を喜ばせるゲーム!!!」

小鷹「なんだって!?」

悠「・・・・喜ばせるゲーム」

理科「今から二時間後に小鷹先輩にみなさんで1つずつプレゼントをします」

理科「それで、もっとも小鷹先輩が喜んだプレゼントをした人が優勝です」

幸村「なるほど・・・相手をいかによろこばせるか。友だちをつくるのにもっとも必要なようそというわけですか」

夜空「勿論、最下位には罰ゲームはあるんだろ?」

理科「はい!!!当たり前じゃないですか!」

・・・・・・・・

羽瀬川小鷹を喜ばせるゲーム

参加者

三日月夜空
志熊理科
楠幸村
高山マリア


小鷹(一体みんな、どう喜ばせてくれるのか?)

夜空「・・・・・・」

理科「♪~」

小鷹「2人は幸村たちみたいに出て行って準備しないのか?」

夜空「・・・・既に勝負は決している。私の一人勝ちだ」

理科「いえいえ、理科が勝ちますよ」

理科(おそらく夜空先輩も考えていることは同じ。後は小鷹先輩の意志に掛かっています)

悠「参加することになったとはいえ、勝ちたい」

悠「小鷹先輩が喜びそうなプレゼント」

悠「・・・・・」

悠「何が良いかな」

葵「柏崎星奈・・・・・」

?「心配だったら家に行けば?」

葵「っ!!!!」

葵「でも、そこまでの関係じゃないから」

?「ふーん。そうなの?でもきっかけにはなるんじゃない?」

?「仲良くなるキッカケに」

悠「・・・・・」

悠(柏崎星奈って人だったよな。昨日の人)

神宮寺火輪「何をコソコソしているんですか?」

悠「あっ」

火輪「葵のストーカー?」

悠「ち、違います。ちょっと話声がしたので」

火輪「まぁ、どっちでも良いですが生徒会に来てください」

生徒会室

火輪「連れてきました」

史記「来たか・・・」

悠「何も悪い事はしていません」

悠「呼ばれた意味も不明です」

史記「まぁ、悪い事ではない。質問を少しするだけだ」

史記「なぁ、生徒会長」

日高日向「その通り」

悠「・・・・」

悠(この学園の生徒会長。日高日向)

悠(会うのは十年ぶりか)

日向「懐かしい。その顔を見るのは」

悠「・・・・」

日向「色々と大変だったようだな」

日向「家庭の事も・・・」

悠「家庭の話はどうでも良い。それを言うなら生徒会長はどうなんですか?」

悠「妹・・あれを見て何も思わないのですか?どう考えても壊れている」

日向「・・・・・」

悠「人の心配するより、妹を救うことを考えたらどうです」

大友朱音「くっ、言わせておけば・・・生徒会長だって」

日向「待て、悠のいう事も一理ある。」

悠「・・・・・」

悠「早く質問してください。こっちも急いでいるので」

史記「昨日。俺と別れてから隣人部に行っただろ」

史記「あの時に何かあったのか?」

日向「二年生の柏崎星奈が学校に来ていない」

悠「・・・・・」

悠「1日くらいで大袈裟ですよ」

悠「案外明日には来るんじゃないかな」

日向「来てくれないと、葵が仕事にならない」

史記「好感度測定装置に関係あったりするのか?」

悠「・・・・」

悠「取りあえず、明日まで様子見るしかないです」

悠(しかし、好感度を数値化するのは良くは無い)

悠(今後は被害者が増えないように、破壊でもするか?)



史記「取りあえず。この件は明日まで置いておいて」

史記「さっき家庭科室でワラスボを焼いてきた」

火輪「ワラスボ・・・・?」

史記「佐賀とかでは食べられている一品だ」

悠「佐賀・・・」

悠(小鷹先輩ってあちこちを転々としていた)

悠(昔、一度だけ手紙を送った時は佐賀県に居た)

悠(使えるかもしれない。この勝負にワラスボが・・・)

・・・・・・・

理科「さぁ、2時間が経過しました」

理科「みなさんが考えた。小鷹先輩を喜ばせるプレゼントを見せてください」

小鷹「なんだか緊張してきた。受け取る側だけど」

夜空「・・・・・・」

幸村「・・・・・」ゴクリッ

悠「・・・・」

マリア「ならまずは私からだぁ」

マリア「大量のポテトチップスをやる」

マリア「受け取れ」

小鷹「・・・これって夜空から貰ったプレゼントか?」

マリア「うんこ夜空から貰ったものだが、健康に悪いからいらない」

マリア「うんこ夜空はろくでもない物しかくれない」

ボコッ

夜空「そうか・・・なら、ゲンコツ100発くらいプレゼントしようか?」

マリア「鬼・・・悪魔・・・」ポロポロ

理科「さぁ、この好感度測定器で小鷹先輩の点数を見てみましょう」

小鷹「そういうのも分かるのか?」

理科「色んな使い方も出来ますよ。オカズの回数やエロ度を測定するなんて応用も出来ます」

悠「エロ度・・・・」

夜空「・・・・色々と使えそうだな。」

理科「それでは測りますね」

理科「小鷹先輩の評価は・・・・」

高山マリアのプレゼントによる羽瀬川小鷹の点数
↓コンマレス

高山マリアのプレゼントの点数 58点

小鷹「ポテトチップスは美味しい。ありがとうなマリア」

理科「58点は夜空先輩のお古を貰ってなら、高いですね」

夜空「気に食わん、私の好意を無駄にするなど・・・」

夜空「マリアには教育が必要だな」

マリア「ひいっ・・・」

理科「次は誰が行きますか?」

幸村「・・・・・わたくしが行きます」

理科「幸村君のプレゼントですか・・・もしかして刀とか用意していたりして」

小鷹「刀か・・・ちょっとそれは置く場所に困りそうだな」

幸村「いえ、そんなものより大切な物です」

幸村「少々おまちください・・・・」

・・・・・・・・

数分後

幸村「わたくしのぷれぜんとはこれです」

羽瀬川小鳩「うぁぁぁぁぁぁん。兄ちゃん・・・無理矢理連れてこられたんじゃぁ」ポロポロ




小鷹「小鳩・・・」

夜空「どういう事だ」

幸村「兄貴がいちばん大切なのは、いもうと君である。小鳩殿だとおもいます」

幸村「わたくしが考える一番喜ぶ、ぷれぜんとはこれしかありません」

幸村「どうぞ」

小鳩「うぁぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

悠「妹をプレゼントするっていう意味が不明だ」

理科「そもそも、プレゼント以前に家族ですし、いつも一緒にいますよね」

小鷹「ズレている・・・幸村」

幸村「そんな・・・・(´・ω・`)」

理科「まぁ一応、測ってみますか」

楠幸村のプレゼントによる羽瀬川小鷹の点数
↓コンマレス




楠幸村のプレゼントの点数 32点

幸村「・・・・」

夜空「妥当だな、頭悪い幸村にはこの程度で十分だろう」

夜空「次は、悠。幸村の失態をなんとかしろ」

悠「はいはい」

悠「自分は・・・これです」

理科「・・・・変な物を用意しましたね」

夜空「なんだ。この気持ち悪い料理は・・・」

マリア「うんこだな!!!」

悠「ワラスボを餃子にしました」

小鷹「ワラスボ・・・・」

小鳩「あんちゃん、ワラスボじゃ。懐かしいんじゃ」

夜空「・・・・・佐賀フロンティアで出てきたアレか?」

理科「よくワラスボなんて、見つけてきましたね」

悠「アンテナショップで買ったんです」

小鷹「あるのか、アンテナショップが!?」

悠「はい、帰りに教えます」

小鷹「良かったな、小鳩。ずっと食べたかったもんな」

小鳩「これでワラスボがまた食べられる」

幸村「・・・・・・」

幸村「・・・・・」イラッ

・・・・・・・・・

理科「さて食べ終わったので採点に入りますか」

悠「悪いけど、小鷹先輩の評価1位は頂きましたよ」

悠「フフフフ」

悠(ワラスボが好印象だったのは熱い。賭けてよかった)

悠のプレゼントによる羽瀬川小鷹の点数
↓コンマレス

悠のプレゼントの点数 3点

悠「えっ・・・」

小鷹「これは・・・ワラスボに対しての冒涜だ」

小鷹「どうしたらこんなマズい料理になるのか」

理科「流石の理科も・・・無理でした」

夜空「ゲロを食べている感覚だったな」

幸村「あねごは食べたことあるのですか?」

夜空「・・・・・・」

小鳩「せっかく楽しみにしとったのに・・・残念じゃ」

マリア「気分が悪い・・・・うぇぇ」

悠「・・・・・・・・」

悠(料理できないのか・・・自分は・・・・)

理科「最下位は確定としまして、最後は私と夜空先輩が同時に行きましょう」

理科「理科も夜空先輩も考えていることは同じ」

理科「あとは・・・どっちが小鷹先輩に評価されるか」

夜空「良いだろう。理科如きに負けるはずは無い」

小鷹「一体どんなプレゼントだ」

理科「・・・・・・・」

夜空「・・・・・・・////」

夜空&理科「自分自身です。」

小鷹「!!!!!」

悠「そうきたか・・・やられた」

悠(あの好感度測定を信用するなら、お互いに小鷹先輩への好感度は90)

悠(惚れているという事は、自分自身をプレゼントするという無茶苦茶なプレゼントも可能か)

理科「先輩は理科を選んでくれますよね?相思相愛なんですから・・・・」

夜空「幼馴染が勝つ。それが法則だ」

幸村「どうかんがえても、幼なじみは敗北ふらぐです」

小鷹「お、俺は・・・」

三日月夜空のプレゼントによる羽瀬川小鷹の点数
↓コンマレス

志熊理科のプレゼントによる羽瀬川小鷹の点数
↓×2コンマレス

夜空のプレゼントの点数 7点
理科のプレゼントの点数 100点

理科「//////」

幸村「100点・・・・」

小鷹「理科の事を愛している。どんなプレゼントでもうれしい」

理科「小鷹先輩////」

ギュッ

小鷹「いきなり抱きつくな/////」

夜空「・・・・・・・死ね難聴ゴミと腐女子が!!!」

夜空「イライラする。リア充は滅びろ」

マリア「性格の差が出たな。うんこ夜空はゴミだからなぁ」ケラケラ

ボコッ

ボコッボコッボコッボコッ

その後マリアは保健室へ運ばれた




ファミレス

店員「ジャンボパフェ6つ」

小鷹「大きいな」

理科「食べきれますかね」

夜空「・・・・・」ゴクリッ

幸村「このようなぜいたくは・・・わたくしなどが味わっていいものか」

小鳩「あの・・・・」

小鳩「うちも食べて良いのか?」

悠「ああ、誰かさんが殴ったせいで、1人これなくなったから」

小鳩「・・・あ、ありがとう」

夜空「殴ったのではない。教育だ・・・クソガキには教育が必要なのだ」

悠「暴力では、教育とは言えないよ」


夜空「・・・・・」

理科「しかし、ジャンボパフェ1つ3000円」

理科「合計で18000円ですけど、大丈夫ですか?」

悠「金なら心配ご無用」

悠「この通り・・・財布には50000円入っている」

幸村「・・・・・」

幸村「10000円札など、わたくしは手にしたことがありません」

悠「なら、触ってみる?」

幸村「いいのでしょうか?」

悠「無いとあるとでは経験が違う。体験できるならした方が良い」

幸村「はい・・・・それでは失礼します」

サワサワッ

幸村「これがいちまんえん・・・」

夜空「たかが一万円でそこまで盛り上がれるとは・・・・幸村は本当に馬鹿だな」

夜空(だから自分を男だと思い込むのだ)



小鳩「クリームが美味しい・・・至福の時間じゃ」パクパクッ

小鷹「確かに・・・3000円するだけはあるな」

幸村「美味です・・・」

理科「・・・しかし。見るからに平凡そうなのに・・・五万円もよく持ち歩けますね」

悠「まぁ・・・色々とね」

夜空「・・・・・・・」

夜空「なぁ、みんな元気にしているのか?」

悠「気になるなら、会ってみれば良い」

悠「どういう状態なのか。分かるはずだし」

夜空「っ!!!どうでも良い」

・・・・・・・・

夜空「・・・・・」

夜空「・・・・・・」

夜空「隣人部も随分と馴れ合いが多くなった」

夜空「居心地が・・・・少しは良いと思った」

夜空「だが、理想にはまだ遠い。」

夜空「私が目指すもの・・・」

夜空「それは・・・」

ガチャツ

夜空「ただいま・・・」

シーン

夜空「・・・・・・・」


次の日

隣人部

悠「掃除を欠かさず。日々精進あれ・・・」

ウィィィィィンッ

悠「最新の掃除機の力は凄い。通販で買って正解だ」

悠「このまま埃を除去して進め、進め」

悠「ははははは」

ガチャッ

小鷹「朝から、隣人部で声がすると思ったら・・・・掃除をしていたのか」

悠「小鷹先輩。おはようごさいます」

悠「この部室。ちゃんと掃除していますか?」

悠「埃だらけですよ」

小鷹「そういえば、全然していないな」

悠「そして、ゲームが散乱しています。中には18禁のゲームまで」

悠「年齢的にプレイしたらアウトです」

小鷹「それは星奈の私物だからなぁ、本人に言ってくれ」

悠「あの金髪の人か」

悠「今日は学校に来ればいいんですけどね」

悠「・・・・・」

悠「きらめきスクールライフ・・・」

・・・・・

女子生徒A「それでねぇ・・・」

女子生徒B「ハハハ、それはヤバいよ」

夜空(ヤバいのはお前の頭だろ。私の席に勝手に座って)

夜空(チャイムがなるまで待つか)

葵「三日月夜空。」

夜空「・・・・・また面倒な奴が来た」

夜空「生徒会の犬。私には用がない。はやく消えろ」

葵「今日も柏崎星奈が休むそうなのです」

葵「いったい。一体何があったのですか!!!」

夜空「・・・・・」

↓コンマレス
1~50 正直に話す 51~100 殴って追い出す


夜空「失恋したんだよ。だから休んでいるだけだ」

葵「失恋・・・」

夜空「放っておけばいい。失恋如きで腐るようなゴミ肉に相手する時間」

夜空「無駄だと思わないか?」

夜空「そのまま退学になった方がこの学園も平和になる」

夜空「汚物は消毒だ。」ゲラゲラッ

葵「・・・・貴方は、柏崎星奈の友達では無いのですか?」

夜空「私に友達などいない。」

夜空「用が済んだなら、消えろ」

夜空「リア王にも伝えておけ。二度と生徒会の犬を連れてくるなと」

葵「・・・・」

キーンコーンカーンコーン

昼休み

小鷹「昼休みだ」

悠「お疲れ様でーす」

悠「お昼ご飯にどうぞ、チーズホットクとタピオカミルクティーです」

小鷹「た、タピオカミルクティー」

小鷹「行列で買えないと言われているのに、よく買えたな」

悠「ウーバーイーツです。」

小鷹「すこまで用意していたのか」

悠「そりゃあ、小鷹先輩と昼ごはん食べたかったですから」

小鷹「そうなのか・・・」

小鷹「・・・・・」ゴクッゴクッ

小鷹「タピオカが無い方が俺は好きだな」

悠「このつぶつぶの食感が良いんですよ」

悠「ナタデココミルクティーも今度飲んでみてください。絶対病みつきになりますよ」

悠「・・・・・」ゴクッゴクッ

悠「旨い」

小鷹「・・・・・」

小鷹「ただ一緒に食事をしにきたわけじゃあ無いよな」

小鷹「本題はなんだ?」

悠「今日の放課後、隣人部で柏崎星奈さんの家に行きましょう」

小鷹「星奈、今日も来ていないらしいな」

悠「いつまでも休んでいでは学業にも影響が出ます」

小鷹「しかし、どう声を掛ければ良いか」

小鷹「俺は星奈の事なんて好きじゃない」

悠「方法は考えています」

悠「だから、小鷹先輩や隣人部のみなさんは会いに行くだけでいいんです」

小鷹「・・・・・」

小鷹「どうしてそこまで隣人部に対してするんだ?」

小鷹「転校してまだ、数日くらいなんだろ」

悠「・・・・・」

悠「夜空先輩の為だよ」

小鷹「夜空の為・・・・」

悠「あの人の為に出来る事をしたいだけだ」

悠「勿論、小鷹先輩にも」

放課後

キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン

葵「ハァ・・・・」

葵(結局柏崎星奈は来なかった)

葵(隣人部の三日月夜空は、失恋したと言っていたけど・・・)

葵(だとすれば、どうやって柏崎星奈を・・・)

葵「私に出来る事は無い・・・の」

葵(諦めてたまるものか)

葵(柏崎星奈にまだテストに勝っていない。このまま勝ち逃げなんて許さない)

葵「何か出来る方法があるはず」

・・・・・

バスの中

ブゥゥゥゥゥゥゥン

理科「小鷹先輩は星奈先輩に会って何か言うんですか?」

小鷹「・・・・」

小鷹「俺から何か言っても余計に傷つけるだけだ」

小鷹「とりあえず、会うが何も言わない」

理科「理科も自重した方がよさそうですね。小鷹先輩の好感度が理科の方が上ですから」

理科「で、肝心の悠君はどちらへ?」

小鷹「仕込みがあるから先に行ってくれと言っていた」

理科「仕込みですか・・・」

小鷹「まぁ、どうでるかは気になるが。信じるしかない」

理科「会ったのも数分の星奈先輩の為によく行動しますね」

理科「昔から、あんな感じ?」

小鷹「ずっと本を読んでるイメージしかない」





小鷹「だからビックリしている。」

理科「誰かの影響なんですかね」

夜空「・・・・・」

夜空(下らん。余計な働き者は迷惑だ)

夜空(なぜ私まで、肉の面倒を見なければいけないのか)

幸村「あねごは・・・・悠殿の事をどうおもっていますか?」

夜空「何故答えなければならない」

幸村「わたくしはあまり好きではありません」

幸村「お昼も、わたくしがいつもあにきにパンを渡すのが日課でした」

幸村「しかし、悠殿はうーばーいーつであにきの心を掴んでいました」

幸村「・・・・・・あにきがどんどん、わたくしからはなれるような、気がして」

夜空(どうでも良い話だな)

幸村「教えてください。あねごはどうおもっているのでしょうか?」

夜空「そうだな・・・」

↓コンマレス
1~50 嫌い 51~100 嫌いではない





夜空「嫌いではない」

幸村「・・・・」

幸村「あねごならおなじ気持ちだとおもっていたのですが・・・」

夜空(お前みたいな奴と同類なわけないだろ)

夜空「悔しかったら、小鷹を喜ばせる事のひとつでもしてみろ」

夜空(受け身で何もできないお前には不可能だろうがな)

幸村「・・・・・」ポロポロッ

幸村「わたくしだって・・・」ポロポロ

夜空(泣いて気持ち悪いな)

夜空(早く目的地に着け)


柏崎邸

理科「はぇ~、何度見ても凄い豪邸ですね」

夜空「うぇ・・・酔った」

小鷹「夜空、大丈夫か?」

夜空「吐きそうだ。もうダメだ・・・」

幸村「わたくしが夜空のあねごの面倒をみますので・・・おふたりはお先に」

小鷹「そうか・・・・悪いな」

理科「後から来てくださいね」

小鷹「理科、行くぞ」

理科「はい////」

理科(二人っきりになれましたね)

・・・・・・・

氷川「柏崎家の料理人。氷川と言います」

氷川「来てくれてうれしいのですが、星奈お嬢様は今朝から家出して行方不明なんです」

小鷹「家出した!!!」

理科「なんだか、悪い展開になってきましたね」

理科「心当たりは無いのですか?」

氷川「それが分かれば、すでに解決しています」

氷川「旦那様も、ステラ様も必死に探していますが・・・」

小鷹「理科、俺達も探した方が良いな」

理科「そうですね」

氷川「お願いします」



一方その頃

・・・・・・

図書室

悠「面白いな、やっぱりこの小説は何度読んでも」

悠「フフフ、借りて家で読むか」

悠「と言っている間に、もう16時30分・・・・」

悠「そろそろ時間だな」

ガラガラガラッ

?「・・・・・・」

?「・・・・・・」キョロキョロ

?「・・・・・よしっ」

悠「君、中等部の子だよね」

?「は、はい」

悠「中等部の子が高等部の図書室に来るなんて・・・よっぽど本が好きなんだ」

?「・・・・えっと。中等部にある本はすべて読みつくしたので」

悠「自分は高等部1年の悠と言います」

悠「貴方にぜひ協力して欲しい事がある」

悠「イエスと言ってもらわないと困るんだ。イエスと言って欲しい」

?「わ、私は・・・・」

悠「悪いようにはしない」

悠「ただ、ある人物を助けて欲しいだけだ」

悠「頼む・・・」

?「えぇ・・・・」

?「えっと・・・えっと・・・・」

↓コンマレス
1~50 協力する 51~100 逃げる

?「協力しても・・・いいですけど・・・どうすれば・・・・」

悠「ありがとう」

悠「少し髪型を変えて・・・制服に着替えて・・・・」

?「せ、制服」

悠「コスプレショップに行けばあるかな」

悠「店が閉まるかもしれない。さっさと行こう」

葵「待ちなさい」

葵「何をしているのですか!!!」

悠「貴方は生徒会の人。名前は・・・」

葵「遊佐葵です!!!」

葵「下級生に近づいて何をするのですか!!!!」

悠「別に何もしないけど」

葵「絶対にいかがわしい事をする顔です」

悠「そうかな、じゃあ良からぬことをしようかな」

葵「!!!!!」

葵「やっぱりする気ですか!!!!」

悠「やだなぁ、冗談ですよ」

悠「引きこもっているこの学園の生徒を登校させるために、協力してもらうだけです」

葵「引きこもっている生徒・・・」

悠「2年の柏崎先輩です」

葵「!!!!!」

葵「柏崎星奈・・・・」

葵「柏崎星奈の為に、中等部の下級生が必要なのですか?」

?「・・・・・」

悠「それは試してみないと分からないけど」

悠「試すは価値はあると思いますよ」

葵「・・・・」

葵「・・・・・・」

葵(この男を信用していいのか?柏崎星奈の為に・・・)

葵(私は・・・・私は・・・・)

↓コンマレス
1~70 信じてみる 71~100 信じられない

葵「良いでしょう。信じます」

葵「ただし、変な事をしたら・・・どうなるか」

悠「しないですよ。」

?「・・・・・」

悠「そういえば」

悠「葵先輩はこの中等部の下級生とは、関係あるんですか?」

?「えっと・・・私の名前。遊佐有希子」

葵「妹です」

悠「えっ・・・そうだったのか」

葵「有希子は内気で主張もしないから、押しに弱い・・・」

葵「だから、私が守らないといけない。野獣から」

悠「過保護すぎるのもあまり良くない」

悠「と思うけどね」

有希子「葉鍵文学ですか。私も・・・・だ、大好きです」

有希子「天使の鼓動は何度読んでも感動します」

悠「自分は、小さい駆除屋かONE辺りが好きだな」

有希子「小さい駆除屋は幸せスパイラルの印象が強すぎて・・・・」

悠「幸せスパイラルはヤバいな。何度読んでも頭がおかしくなる」

悠「でも・・・憧れる」

葵「何の話ですか、さっきから」

悠「文学小説の話。葵先輩は何か本を読みますか?」

葵「スーホの白い馬とか・・スイミーとか・・国語の教科書しか読んだこと無いです」

悠「それはそれで羨ましいな」

葵「・・・・・ふぇ」

葵「本を読んでいる人は、読まない人をバカにすると思っていました」

悠「そうかな、色んな本に出会えるから本当に羨ましい」

悠「記憶を消してもう一度読みたい本とかもありますし」

有希子「叙述トリックがある本とかは、分かります・・・・・・」



コスプレショップ

葵「凄い・・・いっぱい衣装が売っています」

悠「これは凄いな・・・おそらく色んなアニメとかの作品の物なんだろうけど」

有希子「これは・・・ち、チキマヨの執事服」

葵「チキマヨ?」

悠「男装している執事の小説です」

悠「そういえば、楠幸村が着ていたな」

悠「この店で買ったのかな」

葵「どの衣装を買うのです!!!不健全なものは許しませんよ!!!!」

悠「・・・・すみません。」

店員「なんでしょう?」

悠「きらめきスクールライフの制服ってこの店に売っていますか?」

店員「・・・・・今人気ですので、なかなか入荷しないんです」

店員「この店にも女子用が1着あるだけ」

店員「ですので、その1着は似合う方に販売しようということで・・・店内には置いていません」

悠「だったら、とても似合う子がいる」

悠「ほらっ」

有希子「えっと・・・どうも・・・」

店員「長田有希子にそっくり。まるでゲームから出てきたみたい」

店員「・・・この子になら販売するわ」

悠「・・・・よしっ」

?「待ちなさい。」

?「わたしもその制服が狙いに買いに来たの、部活動でどうしても必要だから」

店員「前園観月にそっくりな女の子がきた・・・」

店員「今日は、とても幸運な日ね」

葵「彼女、2年の演劇部。小清水観月です」

悠「何を言っているか。これは自分たちが先に言ったんだ・・・・譲れないね」

観月「貴方達は真剣に着てコスプレするというなら譲りします」

観月「そうではないでしょ?葵さん」

葵「えっ・・・私ですか」

観月「答えてください」

↓コンマレス
1~50 真剣にコスプレするつもりで買う 51~100 遊びのつもりで着る

葵「・・・・・・」

葵(本来なら、妹の有希子にコスプレなんて言語道断ですが)

葵(柏崎星奈を救うためには必要です)

葵「真剣にコスプレします」

葵「有希子、今すぐ着替えてください」

有希子「えっ・・・」

悠「ノッてきてますね」

・・・・・・

有希子「・・・・・ど、どうですか?」

悠「・・・・・・」

葵「どうなのですか、有希子は似合っていますか?」

観月「もう少し、髪型を変更すれば長田有希子そのものだ」

観月「恐れ入った」

観月「そなたが着るべきだ」

有希子「あ、ありがとうございます」

・・・・・・

有希子「これから・・・・どうしますか?」

葵「早く、柏崎星奈の家に行きましょ」

悠「今からだと、遅くなるけど。大丈夫?」

葵「多少遅くなっても、柏崎星奈には来てほしいです」

葵「学校には休んで欲しくないから」

悠「・・・・そうですね」

悠「取りあえず、連絡を取るか」

悠「隣人部の人たちが先に行っているはず」

悠「どうなっているか連絡しないと・・・・」

悠「・・・・・・・・」

悠「・・・・・・・」

葵「どうしたのですか。早く連絡して」

悠「誰一人、連絡先知らない」

有希子「・・・・・・」

葵「・・・・・・」

・・・・・・・

葵「隣人部とは仲良くないのですか?」

悠「まだ出会って3日目ですよ」

葵「そうでした。確か先週転校してきたばかりだった」

葵「それでも連絡くらいは聞くと思いますが」

悠「・・・・・まぁあとで聞く」

葵「仕方ないです。ペガサス理事長の連絡先は知っているので、電話します」

悠「理事長の知っているんですか」

悠(柏崎星奈はペガサス理事長の娘・・・父親に連絡するのはどうかと思うけど。この際は仕方ない)

葵「生徒会として、何度か連絡したことがありますので・・・」

プルルルルルルル

プルルルルルルル

葵「こんにちは、生徒会の遊佐葵です。」

葵「・・・・・・」

葵「えっ・・・」

葵「分かりました。私も探します」

ピッ

葵「・・・・・・」

葵「柏崎星奈が、家出して行方不明のようです」

悠「そっか・・・行方不明か」

悠「じゃあ、今日は無理だな。また明日にしよう」

有希子「行方不明なのに・・・・良いのですか?」

葵「少しも心配していないですね。心が無いのですか!!!」

悠「家出したなら、腹減ったら帰ってくる」

悠「自然に待てばいい」

葵「・・・・・・・」

悠「今日は付き合っていただきありがとうごさいました。」

2日後

結局、柏座星奈は依然として行方不明であった

隣人部

悠「・・・・・・」

ペラッ

悠「to be or not to be」

夜空「死ぬべきだ」

夜空「死んで、来世で浄化されろ」

悠「そりゃ酷い」

悠「夜空先輩は愛が無いのかい?」

夜空「愛よりお金だ。生きる原動力の全ては金だ」

夜空「愛もお金で買えるぞ」

悠「すべては買えない」

夜空「そういう奴には教育で矯正させる」

悠「酷い・・・・」

夜空「小鷹と理科、幸村達は隣人部に来ないのに・・・・・・お前は来るんだな」

悠「あの人たちは柏崎星奈の捜索に力を入れているからね」

悠「特に小鷹先輩は、責任を多少感じている。あの時の好感度のせいで・・・行方不明なったと」

夜空「気にすることは無い。悪いのは勝手に傷ついて、家出する肉だ」

夜空「勝手に死ねばいいんだ」

悠「友達に向かって、随分辛口だ。ツンデレかな?」

夜空「黙れ、あんな奴と友達じゃない」

悠「・・・・・・・」

悠「冷たいねぇ・・・・」

夜空「だったらお前はどうなんだ?お前だって探しもせずに・・・・読書しているだろ」

悠「んっ・・・眠いからパス」

悠「昨日もさ・・・ちょっと色々あって」

悠「家族喧嘩して・・・・遅くまで言い合ってね」

夜空「馬鹿だ」

悠「夜空先輩は家族で喧嘩はしないのですか?」

悠「あっ・・・・」

悠「そういえば離婚して姉妹別居だったんだ」

夜空「気を使わなくていい。あんな奴は姉とは思っていない」

夜空「リア王だ」

悠「・・・・?」

夜空「・・・・・」

夜空(コイツには少し話しておくか)

↓コンマレス
1~50 家庭の事情を話す 51~100 話さないで内に秘めておく


夜空「今は3人で暮らしている」

悠「3人?」

夜空「母親が離婚した後に再婚して・・・・色々とな」

悠「そうなのですか」

夜空「喧嘩はしない、良好な関係だ」

悠「今度家に行って、挨拶でもしようかな」

夜空「好きにしろ。何もないからつまらないだけだぞ」

悠「そんなことない。夜空先輩の家なんだ・・・・きっと楽しいに決まっている」

夜空「・・・・・・」

夜空「私を買いかぶり過ぎだ」

夜空「私はそんなに凄くは無い」

悠「そうでもない。夜空先輩がいなければ救われなかった人間もいる」

夜空「・・・・・」

悠「明日は土曜日。柏崎の家に行こう」

夜空「私は行かない。アルバイトがある」

悠「無いでしょ。明日は休みだとシフト表にありますよ」

夜空「貴様・・・勝手に見たのか!!!」

悠「ちょっと鞄の中から見えた」

夜空「・・・・だったら今からシフトを入れる」

悠「夜空先輩にも来てほしいんです」

悠「お願いします」ウルウル

夜空「・・・・純粋な目で見つめるな馬鹿!!!!」

夜空「・・・・分かった。行ってやる」

夜空「そろそろ肉も餓死している頃だ。遺体くらいは探すのに協力してやろう」

悠「それじゃあ。明日の8時に駅集合で」

夜空「勝手にしろ」

悠「当日ドタキャンは無しですから」

夜空「わかった!!!」

夜空「もういい。後は読書するから話しかけるな」

悠「はい。」

夜空「・・・・・・」

夜空(まったく・・・・こいつといると気が狂う。)

夜空(明日は1日中寝たかったが・・・)



悠の家

悠「・・・・・・」ドキドキッ

悠「小鷹先輩に教えてもらったけど・・・・本当に通じるかな」

ピポパポピッ

プルルルルルルル

小鷹「はい。羽瀬川小鷹です」

悠「小鷹先輩。夜分遅くにすみません・・・悠です」

悠(なんとか通じた)

小鷹「ああ、悠か。どうした?」

悠「柏崎先輩き見つかりましたか?」

小鷹「全然。もう・・・色んな所へ行った。幼稚園まで・・・・」

小鷹「打つ手なしだ」

小鷹「・・・・・・・」

小鷹「俺のせいだよな」

悠「大丈夫。きっとなんとかなる」

小鷹「・・・・・」

悠「明日。夜空先輩と一緒に柏崎先輩の家に行こうと思います」

小鷹「そうか・・・俺はもう少し」

ガチャッ

?「また。私のチュッパチャプス食べたよね!!!」

悠「今電話しているんだけど」

悠「それに私のじゃない。家族のものだ」

?「でもプリン味は・・・私が食べるって」

悠「自分だってその味食べたい。どの味も美味しいからな」

悠「コーラ味が大量にあるから。そっち食べろよ」

?「うぅぅぅ・・・馬鹿、アホ、たわけ!!!!」

バタンッ

悠「・・・・・・」

小鷹「今の声って」

悠「妹だ・・・チュッパチャプスのプリン食べたからって大袈裟だよね」

小鷹「謝った方が良いと思うけどな」

悠「別に、また買うんだし」

小鷹「いや、今すぐ買った方が良い。食い物の恨みって恐ろしいんだぞ」

小鷹「沢山買って謝るんだ」

↓コンマレス
チュッパチャプスの買う量



悠「取りあえず、97個くらい買ってくる」

小鷹「97個って・・・・まぁ・・・・取りあえず何でもいいから買って謝るんだ」

悠「はい。ありがとうございます」

悠「また・・来週」

ブッ

ツーツー

悠「コンビニで大量に買うか・・・」

悠「今の時間は・・・・午後9時」

悠「遅いな・・・今から出かけても大丈夫か?」

悠「・・・・・・」

悠「・・・・・」キョロキョロ

悠「バレないように・・・・バレないように・・・・」

?「どこへ行く気ですか?夜遅くに」

悠「買出しに行くんだよ。急に買わないといけない用事が出来たので」

?「ほぉ・・・なら私が代わりに行きますのでご心配なく」

悠「・・・・・いや、自分で行くから」

悠「放っておいてくれ」

?「このまま、私が代わりに行くか・・・無理矢理外に出ようとして朝まで睡眠コースか」

?「どっちを選びますか?」

悠「・・・・・」

悠「決まっている」

↓コンマレス
1~50 買い物を任せる 51~100 無理矢理でも自分が買う

悠「強行突破だ・・・・無理矢理でも自分が買う」

悠「他人の力など借りない」

ガチャッ

悠「一気に走って追いつかれないように・・・・」

ピンッ

悠「なっ・・・玄関に紐が張ってある」

ガタンッ

?「おそらくダッシュして逃げると思い・・・あらかじめ仕込んでおきました」

悠「くっ・・・」

ドテッ

悠「痛ててて」

?「覚悟してもらいます」

悠「うぉぉぉぉぉぉぉ、まだだ」

↓コンマレス
1~50 回避してダッシュ 51~100 捕まる


悠「ダッシュ・・・・そして逃げる」

ガシッ

悠「あっ・・・・」

?「それでは、朝まで眠ってもらいます・・・・おやすみなさいませ・・・」

ボコッ

・・・・・

・・・・

・・・

ジリリリリリリリリリリリ

ジリリリリリリリリリリリ

悠「うるさい・・・・」

ガンッ

悠「・・・・・」

悠「朝・・・5時」

悠「くそっ、失敗したって事か」

悠「出来れば昨日のうちに終わらせたかったのに」

?「すぅーすぅー・・・・」

悠「もう早朝だし・・・別にいいだろう」

ガチャッ

悠「よし、チュッパチャプスのプリン味をコンビニ買うか」

・・・・・

1時間後

悠「97個揃えてみたが・・・・問題は」

悠「あいつが昨日までのあいつなのか・・・それとも新しいあいつなのか」

トントンッ

悠「夏樹起きてるか?入るぞ~」

ガチヤッ

?「・・・・・ひいっ!!!」

?「えっと・・・えっと・・・」

悠「怖がるな、安心しろ。察している・・・夏樹」

夏樹「そうなの・・・?」

悠「今から、一緒にチュッパチャプスを食べよう」

夏樹「えっ・・・?」

悠「旨いものを食べたら不安なんて、消える」

悠「な?」ニコッ



リビング

夏樹「・・・美味しい。このプリン味、美味しいよ」

悠「美味しいだろ。夏樹がチュッパチャプスで一番好きな味だ」

夏樹「そうなの?」

悠「後でノートを見てみろ。きっと書いてあるから」

夏樹「うんっ♪」

夏樹「・・・・」ペロッペロッ

夏樹「♪~美味しい」

悠(なんだかんだ。色々と思う事はあるが)

悠(家族が喜んでいるのを見るのはとても、気分が良い)

夏樹「不安だったけど、乗り切れそうな気がする」

夏樹「ありがとう。お兄ちゃん♪」

悠「・・・・・/////」ドキッ

・・・・・

夏樹「流石に10本も同じのを舐め続けたら、飽きてきたかな」

悠「遠慮すんな」

悠「まだ、あと87本もあるんだ」

夏樹「いや、もう後で食べる」

悠「食えって、美味しいんだろ?」

夏樹「舌も疲れてたし・・・」

悠「・・・・・・」

↓コンマレス
1~40 無理矢理食べさせる 41~90 止める 91~100 自分のチュッパチャプスを舐めさせる

悠「まぁ・・・この87個のチュッパチャプスはお前にやる」

夏樹「あ、ありがとう・・・」

悠「まぁ・・・この87個のチュッパチャプスはお前にやる」

夏樹「あ、ありがとう・・・」

悠「例には及ばん、昨日は悪かったな」

夏樹「・・・・・?」

悠「今から朝ごはんを作るから待ってろ」

・・・・・

ガチャッ

?「ん・・・・あれっ、2人とも早いね」

悠「飛鳥か、ちょうど今朝ごはん作った。」

飛鳥「料理下手なのに・・・はりきっちゃって」

飛鳥「どうせまた、ゲテモノでしょ?」

夏樹「そんなこと無いよ。美味しい匂いがするし」

夏樹「いただきまーす」

悠「・・・・・」ドキドキッ

夏樹「まずはスープから」

夏樹「・・・・・」ゴクッゴクッ

↓コンマレス
1~50 美味しい 51~100 まずい

夏樹「美味しい、これ凄く美味しいよ」

夏樹「・・・・・もう1杯」

悠「オーケー」

飛鳥「・・・・・・」クンクン

飛鳥「そのスープ何が入っているの?」

悠「今朝、取れたての公園で」

飛鳥「ストップ。もういい」

飛鳥「夏樹が可哀そうになるから・・・・」

飛鳥「私はご飯いらないから・・・」

ピッ

アナウンサー「8時の時間です。ニュース『エンドレスエイト』」

アナウンサー「今日のゲストは今、陸上界のエース・・・・世界のあきらちゃんです」

飛鳥「テレビに引っ張りだこだねぇ~」

悠「陸上部のエースオブエースだからな」

悠「まったくもって尊敬するよ」

悠「しかし・・・今8時か」

悠「8時?」

悠「あっ!!!!!!集合時間に遅刻だ」

悠「ちょっと、今から出かけてくるから。後片付けよろしく」

バタンッ

飛鳥「ばいばーい」

飛鳥「さてと・・・・私も何か食べようかな」

夏樹「・・・・・・」

夏樹「スープの中から、へんな虫が出てきた」

飛鳥「おそらく公園で朝から取ってきた新鮮な虫たちでしょ」

飛鳥「虫入れるの好きだから」

夏樹「・・・・・・」

夏樹「」

バタンッ

飛鳥「気絶した」

原作『僕は友達が少ない』
  『Hisasi作品』

登場人物

■悠
この物語の主人公。何を考えているかいまいち分からない子
三日月夜空と羽瀬川小鷹とは旧知の仲

■三日月夜空
もう一人の主人公。隣人部の部長
性格が悪く、自分勝手で周りを困らせる

□羽瀬川小鷹
隣人部の部員。都合が悪いと難聴の振りをする。
夜空と理科は大好き。星奈は嫌い

□柏崎星奈
隣人部の部員。ギャルゲーとエロゲ、アニメなど二次元をこよなく愛する
小鷹に嫌われ、失恋して現在家出中

□志熊理科
隣人部の部員。BL好きの変態学生。
好感度測定器という悪魔の装置で、隣人部をかき回した

□楠幸村
隣人部の部員。本来は女性だが男としてふるまう
悠に対して、小鷹を取られと勘違いして、嫌っている

□羽瀬川小鳩
小鷹の妹。中二病で成長も止まっている。

□高山マリア
隣人部の顧問で幼女シスター。天敵は夜空

□羽瀬川隼人
小鷹と小鳩の父親。仕事で世界各地に飛び回っている

□羽瀬川アイリ
小鷹と小鳩の母親。現在故人

□柏崎天馬
星奈の父親で聖クロニカ学園の理事長

□ステラ・レッドフィールド
柏崎家に仕える家令。何か訳ありだが・・・

□氷川
柏崎家に仕える料理人

□初瀬
かつて柏崎家に天馬の父の代から仕えていた、初老の家令

□高山ケイト
マリアの姉。小鷹を気に入っている

□麻田
聖クロニカ学園の教師。世界史担当。

□遊佐葵
生徒会会計を務めており、クラスは星奈と同じでライバル視している

□日高日向
生徒会長を務めており、夜空の実の姉

□大友朱音
生徒会副会長

□神宮寺火輪
生徒会書記。夜空の事が好き

□神河史記
生徒会庶務。学年3位の学力

〇あかり

〇遊佐有希子
葵の妹で文学少女。長田有希子にそっくり

〇美帆

〇菜摘

〇可憐

〇小清水観月
演劇部で意識の高い人。前園観月そっくり

〇アイナ






●あきら
hisasi作品『せせらぎ』

●夏樹
hisasi作品『夏の向こうに』

●飛鳥
hisasi作品『太陽の雫』

●真由
hisasi作品『そっとよびかけて』

●天々
hisasi作品『エンジェルリング』

●百花
hisasi作品『胸いっぱいの好き』

●沙織
hisasi作品『メイドインシークレット』

●スイスの少女

駅前

悠「ハァハァ・・・」

悠「間に合ったかな」

悠「30分遅れた・・・・」

悠「夜空先輩は・・・・」

↓コンマレス
1~50 いる 51~100 いない(遅刻している)

夜空「遅い、何をしている」

悠「ごめんなさい。遅くなってしまって」

夜空「彼女とデートするなら、もう振られているぞ」

夜空「遅刻する男はモテない」

悠「いいよ。自分は夜空先輩と仲良く過ごせればそれで」

夜空「キモいこと言うな、気持ち悪い」

悠「・・・・・(´・ω・`)」

夜空「落ち込む暇があるなら、さっさと行くぞ」

バスの中

夜空「・・・・・」

夜空「気持ち悪い・・・・酔った」

悠「そんなに揺れましたか?」

夜空「私は繊細なんだ・・・ジェットコースターに行った時も・・・・嘔吐して」

夜空「うぅぅ・・・・」

悠「下呂温泉するなら、どうぞ袋を用意しているので」

夜空「・・・・我慢だ。絶対に吐くものか」

ドンッ

悠「おっ、結構揺れた」

夜空「うぉ・・・ぐっ・・・・・」

↓コンマレス
1~40 我慢する 41~60 袋の中へ嘔吐 61~80 車内にぶちまける 81~100 嘔吐物を全身に浴びる

夜空「耐える・・・・耐える耐える」

悠「頑張れ・・・あと三十分。頑張れ」

ガタンッ

夜空「・・・・・・」

夜空「ダメ・・・もう・・・無理」

悠「どうすればいい。どうすれば・・・・」

↓コンマレス
1~20 お腹を触る(吐く) 21~40 背中をさする(耐える) 41~60 柏崎星奈の写真を見せる(吐く)

61~80 ???の写真を見せる(耐える) 81~100 バスから降りる

悠「こういう時は背中をさすって・・・・」

サスサス

夜空「・・・・くっ・・・うぅぅぅ」

夜空「少しは落ち着く・・・到着するまでずっとしてくれ」

悠「分かった」

なんとか夜空先輩は吐かずに堪える事が出来た

・・・・・

夜空「なんとか・・・・耐えれた」

悠「おめでとう。夜空先輩」

夜空「ずっと面倒をかけてすまなかった・・・」

夜空「いや、もとはと言えば。お前が肉の家に連れてくるのが原因だ!!!!」

夜空「そもそも、服装からして私と同じの黒ジャージを着てきやがって」

悠「うちの家ってみんなジャージ大好きなんだ」

悠「たまたま、黒ジャージを着たら夜空先輩とかぶった」

夜空「・・・・・・くそっ」

柏崎邸

柏崎天馬「こんにちは、よく来てくれた」

天馬「友達が来てくれるているというのに・・・・星奈は・・・・」

天馬「本当に申し訳ない」ペコリッ

夜空「心配ない・・肉など友達では・・・」

悠「あの・・・手がかりも何もないのですか?」

ステラ・レッドフィールド「わかれば、とっくに見つかっています」

ステラ「・・・・失礼な事を聞きますが、2人は恋人同士ですか?」

夜空「そう見えるか?悪いが違う」

ステラ「おそろいのジャージを着ていたので・・・つい」

悠「フフフフ、ジャージは万能ですよ。体も動かしやすいし・・・」

天馬「悠君」

天馬「来週は楽しみにしている。聖クロニカ学園に来てくれることを」

悠「きっと気に入ると思いますよ。グランドも整備されて綺麗ですから」



夜空「来週・・・」

夜空(悠だけが来るはずない。やはりあいつも聖クロニカ学園に来るのか)

夜空(学園がうるさくなるな)

悠「ペガサス理事長」

悠「1つお伺いしますけど」

天馬「なんだね?」

悠「柏崎星奈に、兄弟や姉妹は居ますか?」

天馬「・・・・・」

↓コンマレス
1~50 いる 51~100 いない

ステラ「・・・・・」

天馬「・・・・・・」

天馬「君には、世話なったし。話しても良いか」

天馬「・・・・・・・・・姉がいる」

天馬「このことは星奈には内緒にしてほしい。」

夜空(肉に姉が居たのか)

悠「なるほど・・・ありがとうごさいます」

悠「後それから・・・ちょっと、星奈先輩の部屋に入りますね」

天馬「ああ、だが。くれぐれも変な事はしないように」

悠「しませんよ」

星奈の部屋

夜空「結局何がしたかったんだ」

夜空「ただ、理事長に挨拶するだけか?」

悠「柏崎星奈先輩は見つかりますよ」

夜空「なに!?」

悠「良い情報を貰いました」

悠「柏崎先輩には姉がいる・・・・」

悠「その人に会ってみて、探してもらう」

夜空「・・・・・」

夜空「・・・・・わけがわからん」

夜空「何故、その肉の姉が見つけられると思うのか?」

夜空「警察も探したし、肉の親や小鷹でも見つけられないのだぞ」

悠「姉だからこそ、見つけられる。」

悠「ヨスガの絆だ。」

夜空「なんだ。その理論は・・・姉だからって万能なわけない」

夜空「私の姉なんて残念な奴だぞ」

悠「あの人はね・・・まぁ」

悠「・・・・・」

悠「よしっ、下着でも探すか」

夜空「気持ち悪い・・・男というのはすぐそういう思考に走る」

夜空「頭が下品な事でいっぱいなのか?」

夜空「まったく・・・・ブツブツ」

悠「このクローゼット怪しいな。開けるか」

悠「・・・ビンゴ。ブラジャーとパンツ発見」

悠「・・・・・・」

↓コンマレス
1~50 何もしない 51~60 下着を嗅ぐ 61~70 下着を頭にかぶる 71~80 持ち帰る 81~90 写真を撮る 91~100 夜空にあげる

夜空「・・・・・・何をするつもりだ」

夜空「・・・・・おい」

悠「匂いでも嗅ごうかなって」

悠「いきまーす」

夜空「なっ!!!」

夜空(頭おかしい。こんないかれた奴だったか?)

ガチャツ

ダッダッダッダッタ

ボコッ

悠「痛っ!!!」

ステラ「お嬢様の部屋で何をしているのですか!!!!」

ステラ「警察呼びます。いますぐ!!!」

悠「・・・釣れた。アンタだろ」

悠「柏崎星奈の姉っていうのは」

ステラ「!!!!!」

夜空「この人は使用人だぞ。それが肉の姉だというのか?」

悠「あのペガサス理事長が星奈先輩には、実の姉がいる事を伝えていない」

悠「なにやら事情がある関係なんだろと察した」

悠「そしてその時、貴方は浮かない顔していた」

悠「顔もちょっと似ていて金髪だし、彼女が姉だと判断した」

夜空「だからってパンツを嗅ごうとする行為には何の意味がある?」

悠「星奈先輩をどう思っているか、試したかった」

悠「男を星奈先輩の部屋に入れるんだ。監視くらいはするだろうと見込んでね」

悠「止めに来たって事は大切に思っている」

悠「という解釈で良いんですね?」

ステラ「・・・・・・」

ステラ「だとしたら何ですか?」

ステラ「大切に思っていれば、なんだって言うんです?」

ステラ「お嬢様は見つからない。どんなに探しても」

ステラ「どんなにどんなにどんなに・・・・探しても」ブツブツ

悠「・・・・・・」

悠「本気を出していない。だから見つからないんです」

悠「もう一度じっくり探しましょう」

夜空「・・・・そうか。分かったぞ」

夜空「つまりはこういう事か?」

↓コンマレス
1~50 姉目線で考えろ 51~100 妹に欲情しろ

夜空「姉目線で考えろという事だ」

夜空「今までの視点というのは、使用人としての視点で探していた」

夜空「それではダメだ言いたいのだな?」

悠「その通り。星奈先輩は貴方にとって妹です」

悠「だとしたら姉目線で探すべきなんです」

ステラ「・・・・・」

ステラ「姉目線と言っても、どうすれば・・・」

ステラ「日本でお嬢様と過ごしたところは、全て見ました」

ステラ「これ以上は・・・・」

悠「・・・・・」

悠「現実世界の思い出でなく、二次元での思い出とか」

4時間後

「あっ////そこっ・・・・ダメェ」

「もうすぐ・・・・いくっ////」

悠「・・・・・」

悠「・・・・・」

悠「このエロアニメヤバいな」

悠(1人で見ていたら、宝刀を抜いていたかも)

夜空「どいつもこいつも・・・すぐに男とヤる・・・・下品なビッチしかいないのか」

夜空「男も男で、何人の奴と関係をもっているのか」

ステラ「こんな男が好きなのですか。お嬢様は・・・・」

悠「終わった終わった。さて次だ」

悠(ずっと、星奈先輩の部屋にある。二次元のアニメを見ているが・・・意味あるのか?)

悠(二次元の思い出は無いのか?)

悠「・・・・・次のアニメは」

悠「同性の灯」

悠「これは、知っている。究極のレズアニメ」

夜空「究極のレズアニメ」

悠「主人公は山登りが好きな女子高生で、そこで自殺をしようとしている女の子を見つける」

悠「その子は、好きな男に告白して振られてショックで自殺するつもりだった」

悠「主人公はその子を説得して自殺を止めさせる」

悠「そして、その子と友達になり幸せな日々を過ごし・・・」

悠「主人公は彼女の事を好きになる」

ステラ「・・・・・なかなかいい話ですね」

悠「だが、その自殺しようとした子は主人公を利用して。好きな男に再び告白して付き合うことになる」

悠「そして、利用するだけ利用して主人公の事を排除する」

悠「同性愛者として学校で言いふらし、孤立させ・・・いじめの主導したり」

悠「最後に、主人公は彼女との思い出の山に登り・・・自殺する」

夜空「・・・・・で助けるからそうなるんだ」

夜空「自業自得だな」

悠「まぁ、取りあえず見てみよう。何か手掛かりがあるかもしれん」





「私は生きていけない・・・もうこの世界には・・・私は必要とされていない」

夜空「たかが、好きな女が男と付き合い、孤立したくらいで馬鹿な女だ」

夜空「だから自殺するのか」

ステラ「・・・・・・・」ポロッ

ステラ「私は・・・・感動しました」ポロポロ

ステラ「確かに・・・・好きな人と添い遂げられなければ・・・生きる意味はありません」ポロポロ

夜空「・・・・」

夜空(肉の姉らしい)

悠「・・・・・」

悠(良かった)

ステラ「もしかしたら、山に行ったのかもしれません」

ステラ「嫌な事があったから、家出して山に行った」

夜空「山と言ってもいろいろあるぞ」

悠「そこは姉の感性で判断してもらおう。ヨスガの判断は重要ですので」

・・・・・

・・・・

・・・

高野山

悠「なんで、こんなところまで・・・・」

悠「寒っ・・・夜は寒い」

悠「本当にこんなところまで星奈先輩がいるとは思えないが・・・・」

プルルルルルルル

プルルルルルルル

悠「はい」

ピッ

?「今どこにいらっしゃるのですか?」

悠「高野山」

?「高野山・・・・?」

悠「和歌山県にある山。」

?「そんなことは分かっております。どうしてそんな場所まで」

悠「人探し・・・また終わったらかけ直すからじゃあ・・・・ピッ」

悠「今の時間は午後7時。あと2時間くらいしたら戻ってホテルでも泊まるか」

悠「おーい。柏崎星奈せんぱーい」

悠「出て来てくださーい」

悠「そろそろお腹空いたでしょー」

悠「・・・・早く出て来てくださーい」

?「・・・・・・・」

悠「誰!?まさか・・・・」

↓コンマレス
1~50 柏崎星奈 51~100 羽瀬川隼人

星奈「・・・・・うぅぅ」

バタンッ

悠「しっかりしてください。」

星奈「・・・・・」

悠「・・・・・早く手当てしないと・・・・」

・・・・・・

病院

星奈「パパ・・・ステラ・・・・小鷹・・・・」

星奈「夜空・・・・助けて」

悠「助けはもうすぐ来る・・・・だがら我慢してください」

星奈「えっ・・・」パッ

星奈「あれ・・・ここは」

悠「病院だよ。高野山から一番近い」

星奈「・・・・・」

星奈「アンタ・・・誰よ」

悠「・・・・・」

1~50 聖クロニカ学園の生徒 51~100 彼氏

悠「覚えてないのですか?」

悠「星奈先輩の彼氏ですよ。付き合っていたじゃないですか!!!」

星奈「・・・・・・」

星奈「は?何言ってんの?冗談言わないでよ」

悠「・・・・」

悠「元気そうでよかった。それなら来週から学校に行けますね」

星奈「学校・・・・」

星奈「・・・・・・小鷹に会うなんて・・・・」

悠「小鷹先輩、心配していましたよ」

悠「小鷹先輩だけじゃない。家族も・・・隣人部も・・・クラスメイトも」

悠「いっぱい愛されているのに、何が不満なのですか?」

星奈「アンタには分からないわよ。初恋の相手が全然見向きもされないで・・・惨めな気持ちなんか」

悠「分からないね。恋なんてまたすれば良いじゃないですか」

悠「この世界にはまだまだ沢山素敵な人はいっぱいいる」

悠「もしかしたら明日には、もっと良い人に出会えるかもしれない」

悠「可能性を殺すっていうのは良くないよ」

悠「同性の灯ってアニメもさ・・・最後は主人公は自殺したけど」

悠「あの人を好きでいた、後輩の子の気持ちを・・・気付かなかった」

悠「実に勿体ないと思わないかい?」

星奈「・・・・・・」

星奈「・・・・・でも・・・でも」ポロポロ

悠「まぁ月曜日学校に来てよ」

悠「いいもの見せるから、星奈先輩の活力になる」

悠「だから・・・・」

ガラガラガラッ

ステラ「お嬢様!!!」

悠「あっステラさん」

星奈「・・・・」ポロポロ

ステラ「お嬢様に何をした!!!!」

悠「ちょっと、誤解です。自分は何も・・・・」

ステラ「言い訳無用。ここは3階です」

ステラ「覚悟しなさい!!!」

悠「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

こうして柏崎星奈は無事見つかり、一件落着となった・・・・

・・・・・・・

月曜日

隣人部

理科「よく見つけましたね。星奈先輩を・・・」

小鷹「ああ、もうダメだと思っていた」

幸村「・・・・・」

夜空「高野山まで大変だったな」

悠「まぁ・・・最後にステラさんに勘違いで殴られたのはヤバかったが」

夜空「行いが悪いからだろ」

↓コンマレス
1~50 隣人部のみんなに、パンツを嗅いだ件を話す 51~100 言わないで恩を売る

夜空「肉の部屋に入り、クローゼットから下着を取り出して嗅いだのだからな」

小鷹「そんなことをしたのか!!!!」

理科「気持ち悪っ」

幸村「・・・・・性はんざい者です」

悠「違う、あれは・・・」

夜空「興奮してたくせに」

悠「してない・・・・」

理科「いますぐ警察呼んだ方が良いですね」

悠「違う・・・違うんだよ」

悠「あぁぁぁぁぁぁぁ」

ガチャッ

葵「失礼します」

小鷹「星奈の様子はどうだった?」

葵「えぇ、元気は無かったですけど・・・一応は最後まで授業を受けていました」

小鷹「良かった」

葵「これもみなさんのおかけです」ペコリッ

悠「・・・・葵先輩。準備は出来ましたか?」

葵「はい・・・後は星奈がくるだけです」

悠「楽しみだ・・・・喜ぶ姿」

悠「フフフフ」

理科「もう・・犯罪者の笑いにしか見えないです」

小鷹「ああ・・・」





一時間後

ガチャッ

星奈「・・・・・・・」

小鷹「星奈・・・」

理科「星奈先輩」

幸村「星奈のあねご」

夜空「相変わらずの・・・むかつく面だな」

星奈「みんな、迷惑を掛けてごめんなさい」ペコリッ

星奈「今回の件でどれだけ迷惑を掛けたか自覚したわ」

星奈「小鷹には振られたかもしれないけど・・・また新しい恋をすればいい話」

星奈「理科、好感度測定器を用意して・・・今すぐ測定するわ」

理科「星奈先輩、良いですよ。どんどん使ってください」

悠「好感度測定するのか・・・・危険すぎる」

悠「好感度を具現化するなんて・・・・」

悠「また悲しみが生まれる・・・」

星奈「もう悲しみは生まれているの」

星奈「乗り越える為には使うしかない・・・・」

葵「・・・・?」

悠「ああぁぁ」




星奈「まずは理科から・・・行くわよ」

理科「理科は小鷹先輩と相思相愛です。残念ですけど・・・無理ですよ」

星奈「私にNTRなさい、こんな難聴男より金持ちの私を選ぶべきよ」

小鷹「おい!!!」

星奈「理科は変態だけど、二次元に対しての理解はある」

星奈「好感度はそれなりにあるはず・・・・」

星奈「結果は・・・・」


柏崎星奈から志熊理科への好感度
↓コンマレス

志熊理科から柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → 理科 50
理科 → 星奈 93

葵「これはどういう事・・・・」

悠「好感度を数値化した結果です。星奈先輩は志熊理科に対しては普通の感情ですが」

悠「志熊理科から星奈先輩に対してはかなり高い」

星奈「へぇー、小鷹より私を選ぶんだ。理科は・・・」

理科「同じ金髪でも、星奈先輩の方が素敵です。金持ちですし・・・・容姿端麗で/////」

理科「理科の事をよろしくお願いします////」

小鷹「そんな・・・・理科・・・・・」

星奈「フフフフ、愛を育みましょ。」

星奈(理科はキープね。私ならもっと高みを目指せる)

星奈「次は幸村ね。その華奢な体も物にするわ」

幸村「わたくしの心はあにき一筋なので」

幸村「色恋には興味ありません」

星奈「理屈じゃないのよ幸村の心を頂くわ」

柏崎星奈から楠幸村への好感度
↓コンマレス

楠幸村から柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → 幸村 15
幸村 → 星奈 37

悠「これは・・・・」

葵「お互いに低い・・・・」

夜空「単純な事だ。肉は頭の弱い幸村は嫌いだという事だ」

夜空「それで、幸村は容姿の嫉妬か下品すぎる女には興味ないと」

星奈「そうね。私のような完璧な人間からすると気になっちゃうのよね・・・頭の弱い子って」

幸村「下品なおなごには興味ありませんヽ(`Д´)ノプンプン」

夜空「順調に良い雰囲気なってきたな。次は小鷹の妹と測ってみろ」

マリア「ハハハ・・・面白そうだな。うんこ吸血鬼を測ってみろ」

小鳩「・・・・嫌じゃ、なんでウチが参加するんじゃ」

星奈「小鳩ちゃーん/////」

星奈「小鳩ちゃんを絶対物にして、持ち帰って犯すわ」

星奈「ぐひふへへへ」

柏崎星奈から羽瀬川小鳩への好感度
↓コンマレス

羽瀬川小鳩から柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → 小鳩 2
小鳩 → 星奈 32

小鷹「どういう事だよ。小鳩の事嫌いなのか?」

星奈「正直体以外に興味ないわね。頭弱そうだし」

星奈「肉奴隷には欲しいけど」

夜空「肉が肉奴隷を欲するのか・・・」

星奈「小鳩ちゃん、体だけの関係になりましょ?」

小鳩「嫌じゃ嫌じゃ・・・」

マリア「うんこ吸血鬼を生贄に捧げろ~」ニヤニヤ

悠「・・・・どんどん。酷い展開になっていくな」

理科「うーん。星奈先輩が頭悪い子を嫌うとは思いませんでした」

理科「凄い発見ですね」

理科「次はマリアちゃんと星奈先輩を測りましょ」

悠「ノリノリだな。好感度を数値化して・・・」

理科「こういう人の闇を暴くのは大好きなので♪」

柏崎星奈から高山マリアへの好感度
↓コンマレス

高山マリアから柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → マリア 77
マリア → 星奈 39

星奈「将来の期待値は高いわね。ケイトの妹だし」

星奈「体も・・・」

マリア「成金には興味ねー」

マリア「あたしはお兄ちゃん一筋」

マリア「/////」

小鳩「うちの兄ちゃんじゃ、手を出すなぁ!!!!」

葵「なるほど・・・柏崎星奈の傾向としては頭の良い人間を好む」

夜空「学年2位のお前なら、肉とは相思相愛になれるとでも思っているのか?」

葵「・・・・そんなことは思っていません」

夜空「試してみてやる・・・どういう結果になるか楽しみだな」

柏崎星奈から遊佐葵への好感度
↓コンマレス

遊佐葵から柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → 葵 93
葵 → 星奈 49

星奈「葵は私の次に頭いいし、貧相な体もなかなか見どころね」

星奈「大好きよ////」

葵「・・・・」

葵「ごめんなさい。私は・・・それほど好きではありません」

星奈「えっ・・・・・」

夜空「先週はあれだけ執着していたのに・・変わったのか?」

葵「・・・頭の悪い人を差別して嫌うのは、許せません」

葵「我々生徒会は、平等精神を重んじるので」

夜空「それはそれで気持ち悪いがな」

夜空「世の中は平等ではない、弱肉強食だ」

星奈「・・・・」

小鷹「理科の時点でやめとくべきだったな」

小鷹「そうだったら、葵と相思相愛だった」

悠「だから数値化するのは良くないんだ」

理科「・・・・引き際は肝心と・・・・・理科も学びました」

星奈「こうなったら夜空・・・・アンタだけが頼りよ」

柏崎星奈から三日月夜空への好感度
↓コンマレス

三日月夜空から柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → 夜空 91
夜空 → 星奈 09

星奈「夜空・・・・(*´Д`)ハァハァ」

星奈「どうして、こんなに低いのよ!!」

夜空「気持ち悪い肉を好きになると思ったか?」

夜空「家畜のくせに思い上がるな」

理科「ガードが堅いですね。小鷹先輩も低かったし」

理科「誰ならオーケーなんでしょうか?」

夜空「私はお前たち全員嫌いだから」

小鷹「・・・・・・・・」

星奈「いったい誰となら、相思相愛になれるのよ」

星奈「やっぱり私って・・・・」ショボーン

理科「マズいです。落ち込んでいますよ」

夜空「今度は家出しても探さないからな」

葵「せっかく登校したのに・・・このままでは・・」

夜空「悠、まだ測っていないお前が肉を救え」

悠「嫌だ。好感度を測定なんて」

夜空「下着を物色する仲だろ?大丈夫だ」

柏崎星奈から悠への好感度
↓コンマレス

悠から柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → 悠 31
悠 → 星奈 68

悠「・・・・・」

理科「低いのは仕方ないですね。下着を嗅ぐ気持ち悪い変態を好きになる方がおかしいです。」

幸村「妥当というところです」

小鷹「まぁ・・・・くれぐれも犯罪だけはやめておけよ」

星奈「高野山まで来て、探してくれたのは感謝しているわ」

星奈「でもステラから聞いたら、私の部屋で下着を・・・・・」

星奈「普通は警察に突き出しても良いくらいなのよ」

星奈「パパも大目に見てあげているからお咎めなしだけど」

悠「・・・・くっ」

夜空「肉、でも悠とは仲良くした方が為になるぞ」

星奈「どうしてよ」

夜空「まぁ、そのうち分かる」

夜空(肉にとっては悠の家族はなかなかの優良物件だろうに・・)

星奈「結局相性が良かったのは、理科だけだった」

星奈「私って嫌われているのね」

星奈「ハァ・・・・(´・ω・`)」

葵「柏座星奈・・・・」

悠「そろそろお披露目しても良いころ」

悠「葵先輩。いよいよ出番だよ」

葵「そうですね。待たせるのは良くないですから」

小鷹「何かあるのか?」

悠「星奈先輩が喜ぶ事を行います」

葵「・・・・・」












・・・・・

・・・・

・・・

・・



ガチャッ

有希子「あの・・・・その・・・・」

星奈「・・・・・」

星奈「きらめきスクールライフの長田有希子そっくり」

星奈「凄い・・・制服も髪型も・・・体つきも・・・・」

星奈「(*´Д`)ハァハァ・・・」

有希子「ひっ!!!!」

葵「妹に変な真似をしたら許しません」

星奈「大丈夫。変な事はしないから、ちょっと遊ぶだけ(*´Д`)ハァハァ」

有希子「こ、怖い」

星奈「そうだ。この子とも好感度を測ってみよう」

星奈「相思相愛なら、今夜は一緒に寝るわ」

柏崎星奈から遊佐有希子への好感度
↓コンマレス

遊佐有希子から柏崎星奈への好感度
↓×2コンマレス

星奈 → 有希子 95
有希子 → 星奈 97

小鷹「これは・・・」

理科「相思相愛ですね」

葵「有希子は、柏崎星奈のどこに惚れたのですか?」

有希子「・・・・カッコいい。憧れの女性・・・////」

星奈「・・・・・・・」ポロポロ

星奈「私・・・私・・・相思相愛になれる子が居たんだ」ポロポロ

星奈「うぁぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

有希子「な、泣かないでください」

有希子「ハンカチ・・・」

星奈「・・・・・あり゛がどう゛」ポロポロ

幸村「星奈のあねご・・・幸せになれてよかったです」

理科「これで家出する心配もありませんね」

悠「世の中は何があるか分からない」

悠「星奈先輩は失恋したけど、世の中には星奈先輩を想っている人は居る」

悠「家出して・・・あのまま帰らなかったら、こうなってはいなかった」

悠「・・・・」

悠「1件落着だね」

悠「あとは若人に任せて、老兵は去ることにする」

悠「お代は、星奈先輩の笑顔って事で・・・」

バタンッ

理科「良いこと言って締めたけど、星奈さんの下着を嗅いだ変質者には変わりないですよ」

幸村「まったくそのとおりです・・・・」


次の日

隣人部

夜空「さて・・・・早く学校に来てしまった。」

夜空「朝のチャイムまで、読書をしよう」

ガチャッ

悠「レズに男は必要です」

悠「男がいるからこそ、レズは目立つんだ」

理科「それは不要です。男は男・・・女性は女性で恋愛するべきです」

理科「ホモはレズ、レズはホモ」

悠「違う・・・BLでも女性は必要だ。その中で男を選ぶのが意味がある」

悠「男しか居ない世界で男を選ぶなんて普通ですよ」

理科「余計な外乱は要りません」

夜空「朝からうるさい奴らだ。何をギャーギャー騒いでいる」

理科「夜空先輩はレズ漫画に男は必要だと思いますか?不要だと思いますか?」

悠「必要ですよね?」

理科「不要ですよね?」

夜空「・・・・」

↓コンマレス
1~50 必要 51~100 不要



夜空「不要だな」

理科「そうですよね。同性のいちゃらぶに異性は不要です」

悠「そんな・・・・」

悠「夜空先輩は谷崎潤一郎の卍とか好きそうなイメージなのに」

夜空「私のバイブルを出すな」

夜空「確かに・・・・あれは名作だし好きだ。私が小説を読むようになったのは」

夜空「谷崎潤一郎のおかげだ」

夜空「だからといって同性愛に男が必要かと思えば、必要ない」

悠「・・・・・」

理科「是非、夜空先輩にはその道を究めて欲しいです」

理科「というわけでせ、理科と好感度を測りましょう」

理科「性格は屑ですけど、理科なら大丈夫です♪」

三日月夜空から志熊理科への好感度
↓コンマレス

志熊理科から三日月夜空への好感度
↓×2コンマレス

夜空 → 理科 87
理科 → 夜空 81

理科「先輩/////」

夜空「ばっか////」

悠「百合百合してるね」

悠「・・・・・・・・」

悠(だが安心した。夜空先輩もちゃんと好きな人が居て)

これから先どんな事があっても、夜空先輩を支えてあげてください

第一章 完

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