提督「おはよう金剛。今日こそオッパイさわらせて?」
金剛「朝っぱらからセクハラやめるネー!そういうのは二人きりのときに……/////」
提督「鹿島、スカートめくっていい?」
鹿島「あ、明日は勝負下着履いてきますから明日なら////」
吹雪(風紀が乱れきっている……!)
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吹雪には鎮守府の風紀紊乱の原因がわかっていた。
提督はもともとスケベだが、まだ誰ともケッコンしていなかった。
だから艦娘に片っ端からセクハラをしかけ、
艦娘もまんざらでもない反応をしてしまうのである。
吹雪(初期艦かつ秘書艦として、私がなんとかしなければ!)
しかし吹雪による綱紀粛正の提言はこれまで何度も却下されていた。
風紀を乱している張本人に提言するのだから採用されるわけがなかった。
何か別の、正攻法以外のやり方をする必要があった。
吹雪型の部屋
吹雪(普通に提言しても無理……いったいどうすれば)
深雪「磯波ー!乳首当てゲームしようぜ!こないだ提督が高雄さん相手にやってた!」
磯波「え!!?嫌だよそんなの……」
深雪「いいじゃんいいじゃん!それっ!」ツンツン
磯波「ちょ、ちょっとやめっ……ひゃんッ/////」
吹雪(提督の影響が妹たちにまで……)
吹雪(……乳首?)
吹雪(……そうだ!)
次の日
提督「おはよう長月。そのちっぱい触らせてくれない?」
長月「あ、朝から破廉恥なこと言うな!!しかしどうしてもというなら、その……////」ゴニョゴニョ
提督「え?」
長月「なんでもない!失礼する!」
提督「長月はかわいいなあ」
吹雪「ハァ……司令官、あなたはかわいそうな人です」
提督「いきなりなんだ?」
吹雪「みんなは司令官の夢を壊すまいと、ああいう反応をしてくれてるんですよ?」
提督「?」
吹雪「司令官、人間の妊娠期間はどれくらいです?」
提督「一般的に十月十日といわれるが」
吹雪「では艦娘の建造時間は?」
提督「17分から8時間」
吹雪「そうです。でもいくら妖精さんたちが優秀だからって、人間が十月十日かけることを、最長でも8時間でやってのけるなんて不可能です」
提督「さっきから話がよくわからん」
吹雪「つまりですね、人間の形をした艦娘を作るためには、本来十月十日が必要なんです。
だけどそれじゃ増え続ける深海棲艦に対処できないから、建造時間は縮められるギリギリのところまで短縮されました。
余分な機能を徹底的に削ぎ落とすことで」
提督「余分な機能……まさか」
吹雪「ようやく気付いたようですね。艦娘には戦闘に必要なもの以外は付いてないんです。
だから艦娘の乳首なんてもの、そんなものは……」
提督「や、やめろ!それ以上聞きたくない!」
吹雪「いや、聞いてもらいます!艦娘に乳首は付いてないんですよ!!!」
提督「!!!!!!」
吹雪「司令官が求めてやまない艦娘のオッパイ、そんなものは存在しません。
乳首がついてない以上、ただの膨らみなんですよ。
それも知らずにオッパイオッパイって、みんな内心バカにしてますよ」
提督「なんてことだ……俺はピエロじゃないか……」
吹雪「さらに言いましょうか。オッパイが無い以上……」
提督「もうやめてくれ!これ以上聞くと精神がもたない!」
吹雪「いや、聞いてもらいます!艦娘にはアソコもありません!!!」
提督「!!!!!!!!!!!!!!」
吹雪「戦闘に不要なものの筆頭ですからね。
これでわかりましたか?今までのセクハラがいかに恥ずかしいことだったかって。
これからは真面目に執務してください」
提督「ああぁ……あ……」
金剛「提督、おはようございマース!今日こそオッパイさわっていいヨー!」
提督「おはよう金剛……自分の体を大事にして……」
鹿島「提督さん、今日こそ鹿島のスカート、めくっていいですよ?」ピラ
提督「鹿島、スカートは規定の長さにするように……」
長月「司令官、本日の指示を」
提督「全艦待機……」
金剛「提督、最近どうしちゃったデース……」
鹿島「生きる気力が無くなってしまったかのようです……」
長月「出撃指示も出さないから戦果もない。このままでは司令官更迭の可能性もあるぞ」
吹雪(やりすぎた……)
あの日から提督は変わってしまった。
いつか自分が手に入れたいと思い、そのために努力してきた、艦娘のオッパイ。
それがこの世界に存在しないと知ったとき、生きる気力がプツンと切れてしまったのだ。
提督(……待てよ?オッパイが無いと言ったのは吹雪だけ。
もしかしたら吹雪が嘘をついているのかもしれない。確かめたい)
提督(だが艦娘に聞いても、俺の夢を壊すまいとしてみんな「付いている」と言うに決まっている。
これでは本当のところがわからない)
提督(確実に確かめる方法が1つあるが、それをしたら間違いなく更迭だ……)
提督(いや、このままの状態でもいずれは更迭される。ならばいっそのこと……)
提督(対象は吹雪だな。そもそも原因は吹雪の発言だし)
吹雪「司令官、お呼びでしょうか」
提督「吹雪、提督命令だ。服を脱げ」
吹雪「ええぇ!!??そ、そりゃ私も本当は司令官のことは嫌いじゃないですけど、いきなりすぎますしムードも何もないし、
日のあるうちからそんなことするのはちょっとどうかと思ったり思わなかったり、心の準備がまだできてないというかなんというか」
提督「ごちゃごちゃうるさい!自分で脱がないなら俺が脱がす!」
吹雪「あ、ちょちょっと待ってください、やめ」
・・・・・・
提督「あるじゃねえか!!!」
提督「艦娘の真実を知れたんだ、提督の地位を抛っても後悔はない。
俺はこれから憲兵隊に自首する。吹雪、お前には最初から最後まで世話になった。
なんだかんだ、お前のことは好きだったよ。セクハラには厳しかったが」
吹雪「待ってください司令官!
私の大事なところ見ておきながら憲兵に自首だなんて、そんなの許しませんよ!」
提督「では、どう詫びたらいい?」
吹雪「い、一生私のそばで、無期徒刑です!」
提督「というわけで、吹雪とケッコンした」
吹雪「///////」
鹿島「は?」
金剛「死ねデース」
長月「なんだコイツら……」
終わり
次はもっとお上品なの書くから許して
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