透「えっとあれ何だっけ？」

P「あれ？」

透「ほらなんかむっちゃ夜に光ってる奴」

P「夜…？むっちゃ光ってる…？」

透「そうそう。あれいいよね」

P「…すまん情報量が少なくてわからん」

透「んーなんかビルの上の方についててキラキラしてる奴」

P「ビル？上？」

P「……円香わかる？」

円香「航空障害灯。夜間に飛行する航空機に対して超高層建築物や管制塔、発電所などの建築物、あるいは煙突、鉄塔といった構築物の存在を示すために使用される赤色または白色の電灯であり、これらは点灯または明るくなったり暗くなったりする明滅をおこなう。航空保安施設のうち航空灯火のひとつ」

P「……うん？」

透「あっそれだ。サンキュー樋口」

円香「別に」

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透「あのむっちゃ焦げてるやつ食べに行こうよ」

P「焦げてるやつ？」

透「そうそう。この前見た映画に出てきてて美味しそうだなって」

P「映画に出てきて美味しそうな焦げたもの？」

透「えっと、なんかカツンってやって割るやつ」

P「…さっぱりわからん」

円香「クリームブリュレ。フランス語で「焦がしたクリーム」という名称のとおり、カスタードの上面には、砂糖をグリルやバーナーで焦がした、硬いカラメルの層が乗っている。通常はラメキンの皿に卵液を流し込んで調理し、固まったカスタードの上に砂糖をふりかけて焦がし、器のまま冷して供される。映画「アメリ」に登場して有名になった」

透「それそれ。ナイス樋口」

P「おっおう…」

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透「あそこ行ってみたい。すごいエモい場所」

P「初手の情報量が少ない」

透「えっと、何か世界の終わりっぽい地獄みたいな感じ」

P「あんまり行きたくない情報が増えた」

透「なんかもうすぐ見れなくなるみたいだから、一度みてみたいなって」

P「地獄ならこの前Pカップで見たのだか」

P「当事者の円香、わかる？」

円香「ダルヴァザガスクレーター?(トルクメン語:?Garagum yalkymy)[1][2][3]、通称「地獄の門」とはトルクメニスタンのダルヴァザにある洞窟に貫通する形で崩落した天然ガス田（英語版）である[4]。1971年、メタンガスの拡散を防ぐために地質学者によって火を付けられ燃焼が続いている。総面積は5,350?m2で直径は69 メートル (226?ft)、深さは30 メートル (98?ft)[5]。ね」

透「ふふっ。さすが樋口」

P「その括弧つきの数字はどうやって発音してるの？」

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透「あのあれがこうなってそうなるのまじかって奴やってみたい」

P「国語の授業ちゃんと受けてる？プロデューサーはとても心配だよ」

円香「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン。ピタゴラ的装置（ピタゴラてきそうち）とも呼ばれることがある普通にすれば簡単にできることをあえて手の込んだからくりを多数用い、それらが次々と連鎖していくことで実行する機械・装置のこと」

P「透の語彙力が育たないのは円香が甘やかすからでは」

円香「は？」

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透「えっと、あれ欲しい」

円香「ん、わかった」

P「すまん幼馴染同士でテレパシーを使わないでくれ」

透「ふふっ。プロデューサーにもわかんないことがあるんだね」

P「すまんが何が欲しかったんだ」

透「えっと…何だっけ？」

P「忘れたんかい」

円香「はい、四次元殺法コンビなりきりセット」

P「んなわけあるか」

透「それだ」

P「マジか」

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透「樋口」

円香「何？」

透「私、あれが欲しい」

円香「……なんで私に聞くの」

透「だって、樋口も欲しいんでしょ？」

透「だから、抜け駆けはダメかなって思った」

円香「……私にとってどうでもいい存在だから」

透「嘘」

透「そんな目で見つめていたらバレバレ」

円香「……そんなわかりやすかった？」

透「あんなに最近コーヒー飲んでいて気が付かないわけないじゃん」

円香「別にそんなつもりじゃない」

透「でも欲しいんでしょ？」

円香「……なんで」

透「ふふっ。いつも一緒だったから。好きになるもの」

円香「浅倉…」

透「――ねぇ、半分こにしない？」

円香「えっ」

透「だから一緒に手に入れよう」

透「コーヒーの景品のデビ太郎の限定ぬいぐるみ」

円香「……は？」

P「あっ！最近俺と同じコーヒー飲んでると思ったらそういうことか！」

円香「……………………は？」

P「ごめんなさい」

透「あっ、ごめん溜めてたバーコード入れてた財布ないわ」

円香「たぶん机の三番目の引き出しにあるから」

透「さすが樋口」


おしまいっ！