【モバマス】久川漫才 (9)

初スレ立てです。たぶん数レスで終わります。

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颯「どーもー、ミロワールでーす!よろしくお願いしまーす!」

凪「わーお、アイドルとは漫才をするものだったのか」

颯「えっとね、たぶん初めましての人が多いと思うから、まずは自己紹介からしたいと思います」

凪「そうですね、どうも、久川の右です」

颯「左です!ってちがーう!」

凪「おや、立ち位置が逆でしたか」

颯「いや立ち位置は合ってるけどね、名前だよ名前!」

凪「そうでした。では気を取り直して、久川の釘です」

颯「金槌だよ!ってそれもちがーう!」ペシン

凪「ふむ、金槌が釘を叩く、何も間違ってはいないと思うのですが」

颯「そういう問題じゃないから、ちゃんとしてよもう」

凪「はい、久川の麦です」

颯「ホップだよ!私たち力を合わせておいしいビールに…ならない、ならないから!」

凪「そう、我々の行く末はビールはおろか発泡酒でもなく、いわゆる第3のビール。安い女です」

颯「もうわけわかんないんだけど…」

凪「まさかはーちゃんからこんなにノリツッコミが返ってくるとは。しばらく見ない間に腕を上げたな」

颯「毎日会ってるよね?これじゃ埒が明かないから私から、久川颯です!」

凪「凪です。二人合わせてベルベットローズだったりするかもしれなくなくなくない?」

颯「ちょっと!?まあようやく名前を言えたところで、次ははーたちの故郷について話そうか」

凪「はい、凪たちの故郷といえばはるか辺境の地、四国は徳島ですね」

颯「あ、普通に言った」

凪「なるほど、はーちゃんも徳島ははるか辺境だと思っているのか」

颯「え?あー、それはそれとして、徳島といえば、やっぱり阿波踊りだよね」

凪「はい、広々とストレスのない環境で育ったその肉はきゅっと引き締まった鮮やかな赤身」

颯「うん?」

凪「そのまま焼くだけで外はカリッと中はジューシー、旨味たっぷりの肉汁は味付けいらず」

颯「ちょ、ちょっと待って、何の話してるの?」

凪「ですからあわおどり…あわお、どりです」

颯「あーそっちかー。たぶん伝わってないと思うから説明するとね、徳島には阿波尾鶏っていうブランド地鶏があるの」

凪「じどり…はーちゃんの得意なやつだな」

颯「スマホなんか出してどうしたの?」

凪「はーちゃんを見習って自撮りの練習をしようかと。はい、バター」パシャリ

颯「写真撮るときにチーズじゃなくてバターって言う人初めて見たんだけど」

凪「凪も初めて言いました」

颯「って鶏の話だったのに。いやそもそも鶏の話でもないけど。脱線しすぎて隣の隣の線路まで行っちゃったじゃん」

凪「複々線か。徳島では考えられない」

颯「ね、東京の電車って…だーかーらー!」

凪「そう、そもそも徳島には電車がない」

颯「そうじゃなくて、もう話戻すよ?」

凪「はい、徳島ではどれほど阿波踊りが愛されているかという話ですね」

颯「そうそう」

凪「凪たちが上京前に通っていた学校では、このぐらいの時期になるとなんと体育の授業で阿波踊りをやります」

颯「これほんとにほんとだから。たぶん徳島じゃどこの学校でもやってるんじゃないかな」

凪「これが全国的に広がって昨今のダンス必修化につながったとかつながらないとか」

颯「この時期は雨が多くて外での運動ができないからっていうけど、だからって阿波踊りじゃなくてもいいのにね」

凪「はい、もっとみんなで盛り上がれる、例えばそうだな…カバディとか」

颯「なんで!?」

凪「カバディカバディカバディ…」

颯「今ここで始めないで」

凪「失礼、そして夏休み前の一大イベント、クラス対抗カバディ大会を迎えるわけです」

颯「阿波踊り大会ね。どんだけカバディ好きなの」

凪「クラス対抗で阿呆さ加減を競う大会とは。こんな教育よそにあるだろうか、いやない」

颯「その言い方はどうかなぁ」

凪「きっとアホの坂田師匠も草葉の陰で喜んでいることでしょう」

颯「死んでない、師匠死んでないから!」

凪「おっとはーちゃん、大変です」

颯「今度はどうしたの?」

凪「先ほど楽屋でお湯を入れたカップラーメンがそろそろ食べ頃です」

颯「何それ!?もうなーってば自由すぎ!どうも、ありがとうございましたー!」

凪「ありがとうございました。ぺこり」

終わりです。
筆者は徳島には縁もゆかりもないので事実と異なる描写があるかもしれませんがあしからず。
HTML化依頼してきます。

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