氏家むつみ誕生日ということで、思いつきましたお話です

かなり、作者の独自解釈が含まれますので、よろしくお願いいたします

―聖がAEDを持ってきてくれました

むつみ「ふぅ……生き返りました」

由愛「……それ、決して誇張じゃないんですよね」

聖「生命の波動……聞こえなかったから……」

小春「でも～そんなに、びっくりするようなことでしたか～」

由愛「褒められるのに慣れてないと聞いたけど……お祝いは……」

むつみ「あぁ、それですか？」

むつみ「実は、私」

むつみ「加蓮さんや文香さん。あと、ちとせさん達より体力がなくて弱いんですよ」





三人『……』

三人『え゛？』

むつみ「……なんですか？その信じられないって顔は」

聖「あの……むつみちゃんといえば、冒険をイメージするから……」

由愛「その……秘境とかジャングルとか…ひ、一人で行ったりするイメージで……」

小春「幸子ちゃんぐらいには、何をやっても大丈夫なそれが～」



むつみ「誰だ。そんなイメージを植え付けたのは」

むつみ「あー、こほん。……私は、あくまで大冒険に憧れる夢みる女の子です」

むつみ「本や映画の世界で得た知識で、色々と空想したりするのは大好きですから」

むつみ「冒険小説や映画等で得た知識は豊富ですが、幸子ちゃんみたいに実践はしたことはありませんからね！」

むつみ「むしろ文香さんみたいな文学少女の方が近く、冒険に関する本を読むのなら、文香さんにも負けてませんよ！」

むつみ「……私が冒険したことがあるといえば、牛丼屋さんに一人で入ったりとか、芽衣子さんみたいに知らない道を行ったりするぐらいです！」

三人『……』

由愛（えっと……それってつまり……）

聖（だ、ダメ。本当のことは……真実は言えないけど）



小春「つまり、日菜子さんみたいなキャラ付けなんですね～」

むつみ「」ｽﾞｺｰ

むつみ「日菜子さんなら、由愛ちゃんの方がより近いですよ！」

由愛「え、え……なんで？」ｵﾛｵﾛ

小春「日菜子さんの描いた【禁則事項】を見ただけで瞬時に理解できるぐらい、むっつりさんですから～」

由愛「がーん」



聖「あぅ……止められなかった……」

由愛「ﾄﾞｰｾ」

由愛「むぅ……そんな事言うむつみちゃんは、この冒険映画の試写会のチケットはいらないんですね……」ﾋﾗﾋﾗ

むつみ「え……冒険映画って……」

聖「由愛ちゃん……プロデューサーさんに頼んでたから……」

由愛「ふーん」

小春「ほらほら、こちらの気が変わらないうちに、早く謝った方いいですよ～」ﾆﾔﾆﾔ

むつみ「うぅ……卑怯な！」



ヒョウくん（小春ちゃん。何故か悪役の台詞になりつつあるんだけど……）

ヒョウくん（まぁ、別にいいんじゃないですか）

ヒョウくん（だって）





聖「なら……日曜日に」

由愛「大丈夫……ですね」

むつみ「この四人なら、どんなアイドルの道め恐くありません！」

小春「……とコンパス役は言ってます～」

むつみ「コンパスならありますよ」ｺﾞｿｺﾞｿ

由愛「あ……地図は……」

むつみ「地図？なんでいるんですか？」

小春「……当日は迷子になっちゃダメですよ～」

聖「わかった……」





ヒョウくん（ね……個性的な個人はそれぞれだけど）

ヒョウくん（アイドルとしてはみんな気が合うから大丈夫さ）



―お誕生日おめでとう