【安価】退魔の巫女と蠢く妖魔 (657)
時は現代。
科学が発展し、夜にどれだけの光が溢れようとも、この世から闇が消え去ることはない。
闇に蠢く異形の怪物『妖魔』と、それらを祓う退魔士たちとの戦いは、今もなお歴史の影で繰り広げられていた。
◆ ◆ ◆
このスレは、退魔の力を持った少女が妖魔と呼ばれる化け物たちと戦っていくスレです
まずは主人公を決めます
性別は女確定。↓1~↓3までで良さげなものを選びます
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【異能・武器等】
【その他】
【名前】紅 あかり (くれない あかり
【年齢】17
【容姿】赤毛のミドルロング ぱっちりした大きな瞳
乳尻かなり大きめ キュッと引き締まったお腹 身長167
【性格】大雑把 友達思いで誰に対してもフレンドリーに接する
【異能・武器等】発火能力により日本刀に炎を纏わせ敵を切り裂く
【その他】代々伝わる忍びの家系でピッチリして体のラインがはっきり出るシノビスーツを身に付け戦う
才能はあるが戦闘においても非情になりきれない未熟さもある
ヌメヌメしたものが大の苦手
【名前】小倉 夕凪(おぐら ゆうな)
【年齢】17歳
【容姿】黒髪ポニテの凛々しい顔つき。スレンダーだか胸は大きい。
上下紅白巫女服に足袋と草鞋。
【性格】
【異能・武器等】霊力が込もった薙刀。溜めが必要だが薙刀から周囲に波動を飛ばして範囲攻撃することも可能。
【その他】普段は薙刀部主将を勤めている普通の高校生
>>4のキャラで行きます
【名前】紅 あかり (くれない あかり
【年齢】17
【容姿】赤毛のミドルロング ぱっちりした大きな瞳
乳尻かなり大きめ キュッと引き締まったお腹 身長167
【性格】大雑把 友達思いで誰に対してもフレンドリーに接する
【異能・武器等】発火能力により日本刀に炎を纏わせ敵を切り裂く
【その他】代々伝わる忍びの家系でピッチリして体のラインがはっきり出るシノビスーツを身に付け戦う
才能はあるが戦闘においても非情になりきれない未熟さもある
ヌメヌメしたものが大の苦手
まずはプロローグ、そのあと本編を始めます
◆ ◆ ◆
あかり「んん……むにゃむにゃ……」
「紅さん、起きて、紅さん……!」ヒソヒソ
あかり「やぁん……あと5分……」
「じゃあこの問題を、紅……紅ッ!!」
あかり「ひゃいっ!?」ガタン!
跳ねあがるように立ち上がった際に膝が机にブチ当たり、少女は涙を滲ませながら低く唸った。
ややカールのかかったミドルロングの赤毛がふわりと揺れる。
入学当初はかなりキツイ注意を受けたが、徹底抗戦の末に地毛と認められお咎めなしとなったという経緯がある。
「この問題、分かるか?」
あかり「すみません、分かりません……」
「授業中に寝てるからそんなことになるんだ。じゃあ次は――」
あかり「うぅ……」
見るからにしょんぼりとした表情を浮かべながら、少女――紅 あかりは席に着いた。
そのモデルのような容姿とフレンドリーな性格からいわゆる『今時の若者』に見られがちなあかりだが、根は素直ないい子なのだった。
「紅さん大丈夫? 寝不足なの?」
あかり「うん……ちょっと昨日漫画読みすぎちゃって」
あかり「それより、さっきは起こそうとしてくれてありがとね」ニコッ
「っ……!」ドキッ!
そういって屈託なく笑うあかりに、隣の席に座るクラスメイトは胸を高鳴らせた。
あかりと彼は別に特別仲がいいというわけではない。
だが、あかりはクラスの地味めな男子相手であっても、変わらない笑顔を見せてくれるのだった。
その眩しい太陽のような笑顔と、思春期男子の視線を否応なく惹き付ける豊満ボディが多くの少年たちを悩ませていることをあかりは知らない。
あかり(まずったなぁ……最近、あんま寝れてなかったから……でも、本当のことを先生やみんなに話すわけにもいかないし……)
隣の席から向けられる淡い熱のこもった視線に気付かないまま、あかりは小さくため息をついた。
◆ ◆ ◆
夜。駅から離れた閑静な住宅街を、一人の女が歩いていた。
等間隔に並ぶ街灯は頼りなく自身の足元を照らすのみで、その間の闇をより一層濃く浮かび上がらせた。
カツン、カツンと、ヒールの甲高い音が、彼女の焦りを表すかのように短く刻まれる。
彼女のもの以外に足音は聞こえない。辺りには、彼女以外には誰もいない。
(でも、いる……! 何かが、後ろを着いてきてる……!)
肩から下げたバッグの取っ手を強く握りしめる。
歩き慣れたいつもの帰り道のはずなのに、今日は確実に何かが違った。
いつもより肌寒い気がするのに、空気が澱んで纏わりついてくるように感じる。
考えすぎだ、考えすぎだと自分に言い聞かせても、心臓の鼓動は早まり悪寒を全身に巡らせていく。
もう耐えられない。
見えない何かに対する馬鹿げた恐怖を振り払うために、彼女はあえて勢いをつけて後ろを振り返った。
ほら、何もない。
何の変哲もない、見飽きた街並みが広がっているだけ。
……そうなるはずだったのに。
「え……?」
広がっていたのは、闇だった。
どこまで続くか分からない暗闇。
まるで、世界が飲み込まれてしまったかのような。ここではないどこかへ繋がってしまったかのような。
その闇の向こう側に、白い面をした女の影。表情なんて見えない。
けど、目が合った。
「い、いやあああああぁぁぁぁああぁぁあああ!!!」
「オオオオオオオォォォォオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛……!!」
地の底を這うような低い唸り声。
彼女はその白い女に背を向けて、慌てふためくように駆け出した。
あれが何なのか、現実なのか幻覚なのか、そんなことを考えられる余裕もなかった。
恐怖に突き動かされ、彼女はただ一刻も早くその場から逃げることだけを考えていた。
と、走るために本能的に振り上げた腕が、何かに掴まれた。
彼女の腕を掴んだのは、女の髪だった。彼女はそれを、女の髪だと思った。
長く細い黒髪が、束になって彼女の腕を縛り上げていた。無数の黒い線が蠢く様に、彼女は生理的嫌悪と恐怖を覚えた。
「いや、いやっ、いやあああぁぁぁ!!」
半狂乱になりながら、彼女は泣き叫んだ。
もはや、正常な思考は失われていた。走馬灯を見るどころか、言語化できるレベルの考えを浮かべることもできなかった。
得体のしれない何かの気配が、首裏にまで迫っている感覚があった。
訪れたのは、心を押し潰すほどの絶望と死への恐怖。
見開いた目から涙を零す女の首筋に黒髪が巻き付き、そして――
あかり「はぁぁ!!」
「ッ!?」
赤く煌めく円弧が、女の髪を切り裂いた。
焦げた煤の臭いが僅かに漂う。
あかり「もう大丈夫! 安心して!」
「あ、え……!?」
「オオオオオォォォオ゛オ゛オ゛オ゛!!」
突如現れた少女に、白い女は怒りの咆哮を上げた。
そんな女を怯むことなくまっすぐに睨みつけながら、少女――あかりは刀を構えた。
あかりの身体に宿る目に見えない力が高まっていく。
まるで炎のように揺らめいていたそれは、あかりの手にもつ刀に収束し、そして。
透き通った白刃が、闇を照らすほどの眩い紅を纏った。
「ウ、ウウゥゥゥ……!」
白い女が怯んだ。光を遮るように腕で白い顔を庇う。
人の理を超えた異形が、少女に対して明らかな恐怖を抱いていた。
あかりは躊躇わなかった。そのまま風を切るように駆け出す。刀の炎がさらに大きく揺らめいた。
あかり「はぁぁ!」
「ギャアアアアァァァァア゛ア゛ア゛ア゛ッッ!!」
そして、刹那の間に、異形の身体は真っ二つに切り裂かれた。
怨念の籠った断末魔を残し、白い女は切り口から燃え広がった炎に飲まれ、灰と化した。
あかり「せめて、『むこう』では安らかに……」
その最期を見届けたあかりは、血振りのように勢いよく刀を振った。
炎が掻き消え、白刃が月光に煌めく。
あかり「……ふぅ、終わったぁ~」
カチン、と刀を鞘に納める音がしたあと、あかりは気が抜けたような声を漏らした。
僅かに滲んだ額の汗を手の甲で拭う。深く息を吸い込むと、彼女の胸元に実った豊満な果実が揺れた。
あかりが身に着けていたのは、彼女のボディラインをこれでもかというほど目立たせるピッチリスーツだった。
夜に紛れるための黒を基調としたスーツだが、ラバー調の材質のせいで艶めかしい光沢が浮き上がっている。
そして、かつての楔帷子の名残として、太ももや胸の谷間などは網タイツに包まれていた。
彼女の極端に強弱のついた女性らしいフォルムのせいで、傍から見るといかがわしいコスプレの類にしか見えなかった。
あかり(代々受け継がれてきた忍装束を時代に合わせて最適化させてるって話だけど……こんなの、知り合いには見せらんないや///)
やや息苦しさも感じるほどバツンバツンになっている胸元のスーツをつまみながら、あかりは苦笑した。
あかりの家系は、代々忍の術を受け継ぎ、闇より出でる異形『妖魔』を払う使命を帯びていた。
まだ二十歳にも満たない少女が背負うにはあまりにも過酷な使命であったが、妖魔に脅かされる人々を守りたいとあかりは自らの意志で戦いに身を投じたのだ。
あかりは、妖魔に襲われていた女の方を見やった。
女は道路に倒れていたが、規則的に呼吸を行っていた。
あかり(気絶しちゃってる……大きな怪我はないみたいで良かった)
だが、服に隠れている部分で内出血などを起こしているかもしれない。
あかりは腰に下げた巾着袋から御札を取り出すと、女の額に張り付けた。
御札が溶け、筆で描かれた文字だけが額に残った。
しばらくすると、その文字も肌に沁み込んでいくように消えていった。
これは、対象の治癒力を高めるとともに、少し前の記憶を夢か現か曖昧にする効力もあるお札だ。
あかり(今の世の中、何かあるとすぐネットで広まっちゃうもんね。最近は、なんだか妖魔もよく現れるようになった気がするし)
あかり(……嫌な予感がする。何も、起きないといいけど……)
あかりの表情が曇る。しかし、悩んだところで何も始まらない。
思考を切り替え、いつもの前向きな彼女に戻る。
あかり(この人、このまま放って帰るわけにいかないし、偶然通りかかったふりをして起こそうかな)
あかり(……と、とりあえず、この格好はなんとかしないとね///)
【プロローグ 完】
あかりが戦う妖魔を決めます
特にテンプレは考えてないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間でもOK
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
擬態妖魔
他の妖魔(主に大暴れするもの)とセットで活動する
人間への擬態能力、媚薬毒の注入、怪我を装うなど
他の妖魔が暴れてる中一般人に紛れで救助に来た巫女を騙して油断したところを媚薬漬けにする
金剛丸
でっぷりお腹以外はムキムキの鬼
見た目道理の怪力とタフネス
機嫌が悪いととにかく暴れる
出してからですけど、>>26みたいに他とセットの場合ってモブ妖魔的なあれが出る感じですか?
というかそもそも他とセット前提の妖魔って投げてOK?
>>29
>>26みたいな感じなら他の妖魔はモブにするか安価を取り直すかします
これぐらいなら全然OKですけど、複数の妖魔についての詳細な設定を一つの安価でとられるとどうしようかなってなるけど……
安価は>>27採用で。飯食うので空けます
妖魔の多くは夜を好む。
夜の闇に紛れやすいからか、はたまた闇を恐れる人の心に惹かれるのか。
少なくとも、多くの退魔の家系で古くよりそう言い伝えられてきたし、あかりの実体験としてもその傾向にあった。
あかりが担当する区域で妖魔が現れた場合、枕元に置いた鈴が鳴ることであかりはそれを知ることができる。
草木も眠る丑三つ時に鈴の音で起こされるのは正直堪えるが、しかし退魔士の事情で学校を休むことも辞めることも憚られた。
それでも、前は一、二週間に一度出るか出ないかといった様子だったので大して問題にはならなかったのだが。
ここ最近は、二、三日に一度は妖魔が現れるようになっている。
出てくる妖魔自体は大したことがないので『総会』ではまだ様子見ということになっているが、あかりはもやもやとした虫の知らせのようなものを感じていた。
あかり「授業中に寝ると怒られちゃうから、ちゃんと夜寝たいんだけど、なッ!!」ザシュ!
「ギャアアア!!」
今日も今日とて、あかりは妖魔と対峙していた。
代々受け継がれし祓魔刀『日輪』に炎を纏わせながら、迫りくる魑魅魍魎たちを一閃の下に屠り続ける。
一体一体は雑魚と言っていい。
数の多さに骨は折れるが、ただ生者への怨みのみで動く下級妖魔たちにチームワークという概念はなく、ただ順番に斬り伏せていけばよいだけだった。
「ギチチチチチチ……!」
あかり「はんっ、ようやく親玉のお出ましってわけね!」
現れたのは、辺りの雑魚たちよりも遥かに大きな妖魔だった。
それはまるでムカデのようだった。その平べったい胴体の脇から人間の腕が無数に伸びており、波打つように規則正しく蠢いている。
その胴体も、よく見れば大勢の人間が圧し潰されて作られているように見える。
あかり(うげ!? なんて悪趣味なの! 妖魔ってこんなのばっかり!)
刀を構えるあかりにたいし、ムカデの妖魔は歯をギチギチと鳴らした。
緊張が高まる。
そして、あかりが妖魔に向かって駆け出そうとした寸前。
ムカデの胴体に、大きな風穴が開いた。
あかり「え……?」
「ギャアアアアアアァァァァア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
妖魔が悲痛な叫び声を上げる。
のたうつように身を捩らせる妖魔の頭上に、何かが落ちてきた。
それはそのまま勢いを殺すことなくムカデの頭を踏み潰し、地面に着弾したと同時に辺りを大きく揺るがした。
空気が震えるほどの轟音が響く。その衝撃に、あかりは思わずよろめいた。
ムカデの妖魔は、ピクリとも動かなくなった。辺りには、緑色の体液が無惨に飛び散っている。
即死だ。決して弱い妖魔ではなかったのに。
あかりは呆然と、降ってきたソレを見つめていた。
それは棍棒だった。黒光りする無骨な鉄の塊。
あかりの背丈ほどはある。先ほどの衝撃を考えても、どれほどの重さなのか想像もできなかった。
他の退魔士による援軍、ではない。あかりの知る限り、このあたりの退魔士にあんな武器を扱うものはいなかった。
それに、その棍棒に沁みついた、寒気がするほどの血の臭い……おぞましい、恐怖と怨嗟の残り香。
金剛丸「なんだ、もうお陀仏かよ。つまんねぇな」
あかり(言葉を……!? こいつ、ヤバい……!)
脂汗を滲ませながら、あかりは刀を構えた。荒くなっていく呼吸を、鍛錬で身体に覚え込ませた呼吸法でなんとか整える。
妖魔との戦いはいつだって命がけだ。だが、目の前の怪物が放つ死の臭いは、あまりに強すぎた。
現れたのは巨大な鬼だった。背丈はあかりの二倍ほどはあるだろう。
腹だけはでっぷりと肥えていたが、岩のような筋肉に覆われたその四肢は、まさに鉄の棍棒を振り回すにふさわしい怪力を持っているに違いなかった。
金剛丸「ふぅん、お前がこのあたりを守ってる退魔士か……女だったか」
あかり「女だったら何だってのよ! 手加減でもしてくれるわけ?」
金剛丸「まさか。ぬるい殺し合いほどつまらねぇものはねぇ。ただ、女相手なら『愉しみ方』が変わるだろ?」
あかり「っ……! ふん、私はあんたを楽しませてやるつもりはないけどね!」
金剛丸「それでいい。あっさり終わるんじゃねぇぞ、こいつみたいにな」
ムカデの体液に汚れた棍棒を握りしめると、鬼はまるで金属バットを扱うような手軽さでその先端をあかりに向けた。
先ほど殺したムカデ妖魔の恐怖や怨嗟が、今までに屠られた者たちのソレと同じように棍棒に宿る。
あかりは、刀の柄を握る手に力を込めた。恐怖を抑え込み、勇気を奮い立たせる。
あかりの扱う霊力は生命力、精神力と直結している。気持ちで負けることはすなわち死を意味していた。
あかりの刀から上がる炎が小さく爆ぜた。
それが、殺し合いの合図となった。
【戦闘開始!】
【戦闘ルール説明】
戦闘は安価とコンマで進めていきます。
戦闘は2ターン。各ターンは以下の流れで進めます。
↓1~3 敵側の攻撃
敵側の攻撃を自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
基本全て採用。ただし内容によりずらす場合あり
↓4 あかりの反撃
こちらは指定なしでコンマ判定のみ
あかりの反撃コンマが敵の攻撃コンマを上回った場合はその攻撃は無効、
逆にあかりの反撃コンマを上回った敵の攻撃はすべて有効となります
敵の攻撃が有効になった場合のみ、あかりは(敵の攻撃コンマ - あかりの反撃コンマ)分のダメージを受けます。
例)
敵攻撃1 コンマ10: おっぱいぺろぺろ
敵攻撃2 コンマ20: おまんこぺろぺろ
敵攻撃3 コンマ30: おまんこぱこぱこ
あかり反撃 コンマ20:
敵攻撃1はコンマが20を下回るため無効、
敵攻撃2はコンマが20と同じ値なので無効、
敵攻撃3はコンマが20を上回るため有効! あかりはおまんこをぱこぱこされます
また、あかりは 30 - 10 = 20 のダメージを受けます
あと、ゾロ目補正として、
敵側でゾロ目が出た場合、攻撃が有効になったらコンマ分のダメージをそのまま受けます
あかり側でゾロ目が出た場合、敵のコンマに関係なく攻撃を全て無効にできます(ただし敵側でもゾロ目が出ていた場合は大きいほうが優先)
ターンは2回、あかりの体力は100です
あかりの体力が0以下になったらあかりの敗北、0にならずに2ターン耐えきればあかりの勝利です
>>37
さっそく例が間違えてる……
ダメージは30 - 20 = 10ですね
とりあえず始めてみます
細かいところは都度調整で
まずは金剛丸の攻撃指定
↓1~↓3で自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
掴んで締め付け
これどうなるんだろ
例では↓4であかりの反撃って書いてるのに>>39でまずは↓1~3って書いてしまった……
↓4の>>43は反撃クリティカルになるんですが……
まあ初回ということもありアレなんで、あかりの反撃判定だけこのレスの↓1でやり直します。
(敵の攻撃は>>40-42を採用します)
次からはあかりの反撃まで含め1つのレスで指定します
↓1 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
【攻撃1 24 VS 67 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 51 VS 67 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 98 VS 67 有効! 31ダメージ!】
【あかりの体力 100 → 69】
金剛丸「ははッ、行くぜ!!」
あかり「くっ……!」
鬼は腕力に物を言わせるように、鉄の棍棒を勢いよく振るった。
豪快なフルスイングに、空気が渦巻き轟音が響く。
振るわれた棍棒はそのまま、鬼の手元を離れあかりに向かって吹き飛んできた。
あかり「はぁ!?」
あまりにも滅茶苦茶な攻撃に、あかりは一瞬呆気にとられた。
一つしかない得物をわざわざ手放すなど、普通に考えればあり得ない攻撃だ。
だが、先ほどのムカデも投げ上げられた棍棒の投擲攻撃によって絶命したのだ。まったく予期できない攻撃というわけではなかったかもしれない。
いずれにせよ、完全に虚を突かれた形となったあかりは、対応が遅れてしまった。
棍棒はグルグルと回転しながら、物凄いスピードであかりに向かってきていた。
いくら霊力で強化しているといっても、あんな質量と速度の攻撃を真正面から受け止めれば、あかりも無事では済まないだろう。
あかりは全霊の力を込めて横に飛んだ。先ほどまであかりが立っていた場所を、すんでのところで棍棒が通り過ぎていく。
金剛丸「貰ったぁ!!」
あかり「!?」
砲弾のような巨体が、眼前まで迫ってきていた。
生身の突進であるというのに、先ほどの棍棒よりも威圧感が勝っていた。
すでに、棍棒を回避するために全霊の力を使っている。さらにこの巨躯を回避する余裕などない。
このまま直撃し、身体がバラバラに弾け飛ぶ様を想像して、あかりの全身が一気に粟立った。
あかり(ダメだ、折れるな!! かわせないなら、やるしかない!!)
あかり「うおおおおおぉぉぉぉぉ!!」
金剛丸「!?」
刀が帯びた炎が、あかりの叫びに呼応するように勢いを増した。
空気が爆ぜたことによる爆発力も勢いに乗せて、紅蓮の刃が鬼の喉笛目掛けて振るわれる。
眩い光が、二人の視界を遮った。
あかり「ガフッ!?」
吹き飛ばされたのは、あかりの方だった。
発育はよいものの年相応の少女の身体が吹き飛び、水切り石のように地面を跳ねた。
勢いよく地面の上を転がったのち、あかりはうつ伏せの状態で動きを止めた。
あかり「ハァ、ハァ……ぐふっ……!」
金剛丸「ハハッ、なんだよ結構やるじゃねぇか!!」
ボロボロになり横たわるあかりとは対照的に、鬼は鋭い牙を覗かせながら獰猛に笑った。
鬼の肩から鎖骨あたりに賭けて、赤く燻る傷跡が刻まれていた。
灼熱の炎を纏ったあかりの刃は、その熱と鋭さにより鋼のような鬼の筋肉にも傷をつけることができる。
もし、鬼があと一歩深く踏み込んでいれば、あかりの心臓を潰したと同時に鬼の首も刎ね飛ばされていただろう。
金剛丸「ほら、立てよ! さっきのは大したことなかったろ! お前に勢いを殺されたからな!」
あかり「はぁ、はぁ……うっさいわね、今すぐ叩き斬ってあげるから待ってなさい」
そう吐き捨てながらフラフラと立ち上がったあかりに、鬼はさらに口元を大きく歪ませた。
立ち上がる時に支えとして使用した刀を、あかりは構えなおす。
あかり(チッ、何が大したことないよ……霊力とこの装束がなかったら、今頃骨と内臓がぐちゃぐちゃにされてたわ)
息をするだけで胸が痛む。とはいえ、荒く酸素を取り込もうとする本能的な動きを止めることもできなかった。
腕に力が入らない。刀を握る力が弱まっていることを悟られないように、揺れる刀身を必死に抑える。
視界が霞む。痛みと恐怖で涙が出そうになるのを、必死に堪える。
そうだ、怖い。怖くないわけがなかった。たった一撃でこれだ。次はもっと痛いかもしれない。死ぬかもしれない。
いくら闘いの日々に身を投じているといっても、あかりはまだまだ子供だった。やりたいことだっていっぱいある。
だけど。
あかり(こんな怪物を放っておいたら、どれだけの血が流れるか分からない……)
あかり(退魔士として、絶対に私が倒すッ!)
なんてことはない、かけがえのない日常に生きる人々の顔を思い浮かべ、あかりは強く柄を握りしめた。
鬼の方も、コンクリートの壁に突き刺さっていた棍棒を引き抜いて構える。
金剛丸「行くぜぇ!!」
あかり「来い!!」
【ターン2】
【体力 残り69】
これで体力が0になればあかりの敗北、耐えきればあかりの勝利です
↓1~↓3 金剛丸の攻撃 自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
あかりがすべての攻撃を防ぎ切ったところで今日はここまで
明日も書きます
【攻撃1 68 VS 95 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 43 VS 95 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 31 VS 95 有効! 0ダメージ!】
金剛丸「オラァ!!」
あかり「くっ……!」
反撃を恐れず猪突猛進してくる鬼に対し、あかりはバックステップで一定の距離を保ちながら棍棒を回避していた。
真正面から受け止めようとせず、刃の上を滑らせるようにして潰滅の一撃を反らす。
黒鉄との鍔迫り合いにより、祓魔の炎とは異なる火花が弾けた。
それでもなお、あかりの霊力によって強度が底上げされた刀には刃こぼれひとつつかなかった。
金剛丸「チィ! どうした、防いでばっかりか!? そんなへっぴり腰じゃつまんねぇぞ!!」
鬼の怒号が響く。あかりの刀を警戒して深く踏み込めないようだが、それが余計に鬼を苛立たせるのだった。
棍棒の速度が増す。すんでのところでかわしているはずなのに、あかりの薄いスーツに切り傷が刻まれていく。
覗いた白い肌に鮮血が滲む。もし掠りでもしたら、次は肉を削ぎ落されてしまうだろう。
あかりの心拍数が上がっていく。ただ、不思議と恐怖はなかった。
少しの失敗も許されない死闘の中で、極限まで集中力が高められていく。
芯が燃えるように熱い。宝石のような澄んだ瞳に、紅の炎が映る。
金剛丸「潰れろ!!」
鬼は棍棒を高く振り上げた。岩のような腕の筋肉が、さらに隆々と盛り上がっていく。
あかり(来た……! 大振りの攻撃!)
頭に血が上った鬼の一撃。今までよりも遥かに速く重い攻撃だが、あかりはそれを待っていた。
後ろに下がり続けていたあかりは、一気に鬼の懐目掛けて飛び込んだ。
金剛丸「ッ!?」
あかり「はあああぁぁ!!!」
まるで、炎の龍が天高く舞い上がるかの如く。
あかりは、目にも留まらぬ速さで炎刀を振り上げた。
ズシン! と地面が揺れた。
地に落ちた棍棒が倒れた。その柄には、丸太ほどの太さの鬼の腕が柄を掴んだ状態のまま残っていた。
肉の焦げた臭いが鼻を突く。
鬼が自身の腕を斬られたことに気付いたのは、その臭いの出所を理解した後だった。
プスプス、と断面から煤の弾ける音がする。断面が焼け焦げたことで、血が噴き出るということはなかった。
金剛丸「て、テメェェ!! う、腕を、人間ごときが……!」
あかり「どう? 私結構強いでしょ。お望み通り楽しめた?」
金剛丸「このッ……! 殺す! 殺してやる!!」
残った方の腕があかりに迫る。たとえ得物を失ったといっても、その片腕一つで小娘一匹程度、簡単に粉砕できる。
ただし、当たればだが。
あかり「ふっ……!」
金剛丸「こ、このっ……!」
あかり「はぁぁ!」
鮮烈な炎が煌めいた。
鬼の首が宙を舞い、主を失った巨躯は膝から崩れ落ちた。
金剛丸「ば、馬鹿な……! この俺様が、こんなガキに……!」
まさに鬼の形相を浮かべあかりを睨みつけていた妖魔は、やがて灰となり風に溶けていった。
あかり「……ふぅ~、疲れた……」
あかりはぺたん、とその場に座り込んだ。バストに負けじと大きくなったお尻が地面に潰されわずかに弛む。
忍装束であるピッチリスーツはところどころ裂けていて、はち切れそうになった柔肉が背徳的な色気を醸し出していた。
とはいえ、このスーツがなければ今頃は見るも無残な痛々しい姿になっていただろうが。
あかり(すごい強い敵だった……あんなの、年に一度出るか出ないかよ……)
ということは向こう一年はあのレベルの敵は出てこないということだ、という考えはいささか能天気すぎるか。
あかり(ひとまず……あんな強敵に一人で勝てたなんて、私すごい! 自分にご褒美あげちゃお♥)
今は草木も眠る丑三つ時。
花のJKが帰りのコンビニで買ったスイーツを食べるにはあまりに冒涜的すぎる時間だが、あかりは普段の自分には結構甘いのだった。
【第一話 勝利!】
一戦目はあかりの勝利に終わりました。
次の敵を決めます
特にテンプレは考えてないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
名前
天宮 栞里(あまみや しおり)
見た目
各所に蠢く黄色い宝石(触手の眼)と赤黒い血管が浮かぶ触手が擬態したドレスと、触手の幼体を育てるための母乳を蓄えたOカップの爆乳に触手の卵を孕んだ苗床少女。元は暗紅色ロングストレートヘアーのBカップ・やせ型の小柄どこにでもいる普通の16歳の少女。
能力
身体能力の強化に加え、遠くの者には触手の毒液弾、近づいたら生体エネルギーを吸い取る針付き触手で襲い掛かる。触手の幼体を飛ばして直接寄生を狙ってくることもある。
どんな悪いことをするか
元々は困っている人々を救いたいと願う心優しい少女だったが、力が無い故に理想の自分になれない現実に絶望していた。
ある日寄触手の苗床として生きる事を強要する触手生物に寄生され、見返りに触手を操る力を持つ異形の少女となった。
非力だった自分が理想を叶えられる力を得た事で触手の虜になり、『みんなが触手と共生すれば妖魔に負けないようになって平和が守られる』という考えから他の女性に自らが産み育てた触手の幼体を寄生させようと襲いかかる。
あかりを同じ異形の存在にしようと目論んでいる。
世の中には、退魔士でなくても『見える』者が稀にいる。
その多くも成長の過程で見えないようになるが、見えるまま大人になるものも僅かだが存在する。
ある者は異形への恐怖から逃れるため狂信に走り、ある者は磨り減る心を守るため異形を存在しないものとして扱った。
そして、その姿が見えることを妖魔に気付かれ、猫の玩具にされた虫のような悲惨な末路を迎える者もいた。
彼らの多くは人生を狂わされる。彼らはただ見えるだけで、妖魔を祓う力などないのだから。
力なき者にとって、異形は天災だ。抗うことなどできない。
たとえ、自身や自身の大切な人が死を迎えることになったとしても。
それを、耐えられない者がいた。悲劇を嘆き、人々を救いたいと願う者がいた。
そして、それを最悪な形で叶えることになる少女がいた。
◆ ◆ ◆
「いやぁ、いやぁぁぁあああ!!」
倒れ込んだ少女に、おぞましい何かが這い寄った。
赤子が母乳を求めるように、異形は少女の膨らみにちゅうちゅうと吸い付く。
少女の身の毛がよだった。恐怖と生理的嫌悪で膝がガクガクと震えた。
獣臭く生温かい息が少女の頬を撫でる。あまりに受け入れがたい現実に、意識が遠のきそうになる。
分厚くざらざらとした舌が少女の乳頭を転がす。少女の命の源が、異形に吸い取られていく。
あかり「はぁぁ!!」
「ギャアアアァァァ!!」
遠くから飛んできた御札が妖魔に張り付く。
それは瞬く間に発火すると、妖魔のみを紅蓮の炎で包んだ。
炎が消えた時には、妖魔は塵一つ残っていなかった。
「ぅ、うぅ……」
あかり(なんとか間に合った、けど……)
あかりは倒れた少女の元に駆けよった。
少女の瞳は虚ろだった。あかりが現れたことにも気付いていない。
命に別状はないが、生命力をいくらか削られているのに加え、異形に触れたことで精神にも深い傷が刻まれてしまっている。
あかりは苦渋に顔をしかめながらも、回復用の御札を少女に張り付けた。
「オオオォォォォオオオオ゛オ゛!!」
あかり「!? しまっ……!?」
あかりの背後から、先ほど祓ったものと同種の妖魔が飛び掛かってきた。
あかりは向き直ると、瞬時に刀の柄を掴んだ。不意打ちであったとはいえ、あかりの技量であれば抜刀は十分間に合う。
そして、あかりが目の前の妖魔を斬り伏せようとした次の瞬間。
横から飛んできた何かに射抜かれるようにして、妖魔が視界の端に消えていった。
あかり「え……!?」
妖魔が吹き飛んでいった方を見やる。
妖魔の横腹に風穴が開いていた。どうやら一撃で絶命したようだ。
濃い紫の粘液に塗れた穴からは煙が立っている。ジュウジュウと音を立てながら肉が崩れ、穴が広がっていく。
やがて妖魔は、まるで腐り果てたかのように形を保てなくなった。
あかり(毒……!? いったい誰が……!)
栞里「可哀想に……」
あかり「ッ!?」
栞里「化け物に襲われて……怖かったよね、苦しかったよね……」
現れたのは、派手なドレスに身を包んだ少女だった。
返り血を浴びたかのような赤黒いドレスに、猫の瞳のような悪趣味な宝石が散りばめられている。
あかりよりもさらに一回り大きな胸はかろうじて先端を隠しているといった様子で、まろび出ていないのが不思議なほどだ。
少女は、ゾッとするほどの妖艶な笑みを浮かべていた。
しかし、そのわずかに垂れた目元を見ると、その笑みはどこか彼女には相応しくないものに感じられた。
少女の視線はあかりではなく、その足元に倒れた少女に向けられていた。
異形に襲われていた少女を憐れみ、助けてくれたのか。
しかし。
あかり(この邪悪な気配……退魔士じゃない、この子、妖魔に取りつかれてる……!)
あかり「止まりなさい! あなた、一体何者!?」
栞里「あなたに力があれば、自分の身を守ることができたのに……」
あかり「ッ……!?」
血染めのドレスにスリットが入っていく。少女の青白く艶めかしい脚が覗いた。
スカートの裾がひとりでに持ち上がると、それはみるみる厚みを帯びていった。
それは、まさに触手だった。体表に浮かぶ血管が脈動し、黄色い瞳がギョロギョロと蠢く。
そして、先端から何かが勢いよく射出された。
あかり「はぁぁ!!」
栞里「……!」
倒れた少女目掛けて発射されたそれを、あかりは反射的に叩き斬っていた。
それは、足の裏ほどのサイズはあろうかというナメクジにも似た何かだった。
切断面から、どろりと紫色の体液が零れ出した。粘液に塗れて光沢を放つソレは、苦しむようにのたうっている。
生理的嫌悪感に、あかりの全身に鳥肌が立った。
あのヌメヌメとした異形に触れた時の肌の感触を想像してしまい、あかりは思わず身震いしてしまう。
栞里「私の、赤ちゃんを……!」
あかり(赤ちゃん、これが……? お、オエェ、きもぢわるい……!)
嫌悪感に支配されそうになった思考を頭を振って切り替える。
彼女は完全な妖魔ではない。生身の人間が、妖魔が寄生されてしまっているのだ。
いたいけな少女に巣食う卑劣な妖魔に対し、あかりは怒りを覚えた。
抜いた刀に、その怒りを表すかのような業火が宿る。
妖魔ごと少女を斬り伏せる、なんて選択肢はあかりにはなかった。
あかり(待ってて、必ず助けてみせる……!)
栞里「なんで邪魔をするの? 私はただ、みんなを守りたいだけなのに……」
【戦闘開始!】
↓1~↓3 栞里の攻撃(敵の詳細は>>66)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
栞里「あなたにも、この力の素晴らしさを教えてあげるわ……そうすればきっと、あなたも理解してくれる」
少女のドレスが捲れ上がり、その真の姿を見せた。
現れた無数の触手が、あかり目掛けて伸びていく。
触手はあかりの逃げ道を塞ぐように、縦横様々な角度から一斉に襲い掛かった。
あかり「はぁぁ!」
栞里「!?」
そのすべての攻撃を、あかりは一太刀で捌いてみせた。
目にも留まらぬ達人のような斬撃。
円弧を描いた紅が触手の先端を斬り落とし、その切断面に業火を纏わせた。
触手たちが、悶え苦しむように蠢く。
栞里「チィ……!」
触手の少女は舌打ちをしたと同時に、右手をあかりに向けて掲げた。
袖が綻び、赤黒い触手に分かれると、それらの先端から粘性を帯びた毒液が放たれた。
それはまさに弾丸だった。発砲音もなく放たれたそれは、瞬きするほどの間もなく標的に着弾するだろう。
たった数滴肌に触れれば巨象であろうと倒れ込む。絶対不可避で防御不能な必殺の毒槍。
あかりはそれを、刀を横に薙ぐことで容易く防いだ。
祓魔の炎に焼かれた毒液は、刀身に触れることなく一瞬で蒸発した。
切り札をあっさりを防がれてしまったことに、少女の瞳が驚愕で見開かれる。
あかり「悪いけど、私にはそんな力必要ないわ……あなたにも、そんな力は必要ないはずよ」
栞里「だ、黙れ黙れ黙れッ!! 私にはこの力が必要なの! みんなを助けるための力が!」
栞里「もう嫌なの! 化け物に怯えて傷ついていく人たちをただ見てるだけなのは!」
栞里「この力があれば、化け物たちとも戦える! もう誰も、化け物たちになすがまま殺されていくこともなくなる!」
栞里「どうしてそれが分からないのよッ!!」
あかり「……そういうことだったのね」
あかりは理解した。
少女が本当は心優しい普通の女の子であったことを。
そして、その無垢すぎる優しさを卑劣な妖魔に利用されてしまったということを。
あかり「許せない……!」
あかりは、鋭い目つきで少女を――少女に巣食う妖魔を睨みつけた。
今の彼女の姿は、まさに彼女が恨んでいる化け物そのものだ。
蠢く触手のドレスに憑りつかれた少女の精神は、今もなお妖魔に蝕まれつつある。
こんなおぞましい力が、誰を助けるための力であるはずがない。
あかり「あなたは、絶対に私が助けてみせる!」
栞里「黙れ! 私を助けることができるのは、私が持つこの力だけだ!」
【ターン1終了】
【攻撃1 49 VS 59 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 01 VS 59 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 24 VS 59 無効! 0ダメージ!】
【ターン2】
【あかりの体力 残り100】
ターン1を無傷で乗り切ったあかり
このターンで体力が0になればあかりの敗北、耐えきればあかりの勝利です
↓1~↓3 栞里の攻撃(敵の詳細は>>66)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
栞里「オオオオォォォオ゛オ゛オ゛オ゛!!」
触手でできたドレススカートの裏側から、さらに触手が伸びてきた。
僅かに見えていた少女の脚も見えなくなり、下半身が完全に触手に覆われる形となる。
うじゃうじゃと這い出てきた触手は互いを捕食するように絡み合い、そして、数本の巨大な触手となった。
見上げるほどの高さまで伸びたそれは、人を悠々と飲み込めるほどの巨大な大蛇に見えた。
死そのものを連想させる、血で染まったような赤黒い体表に、無機質な黄色の瞳が蠢いている。
あかり(あれは、そう簡単には斬り落とせなさそうね……!)
あかりを見据えて頭を垂れていた大蛇たちが、一斉にあかりに襲い掛かってきた。
重力による自由落下の勢いも利用して、あかりを吹き飛ばさんと凄まじいスピードで迫る。
あかり「ふっ……! はぁ……!」
あかりはそれを、刃で滑らせながらステップを踏んで回避した。
鮮やかに煌めく紅に彩られたあかりの剣さばきは、まるで優雅な舞いにも見えた。
グネグネと動きを変えながら迫りくる触手を、あかりは冷静に観察し紙一重でかわしていく。
そうしながらもあかりは、わき腹を掠める触手に炎刀の切っ先を突き立てることで、最小限の力で触手を切り裂いていく。
それで触手の動きが鈍ることはなかった。だが、どこかで必ずチャンスが訪れることを信じて、あかりは刀を振るい続けた。
呼吸すら忘れそうになる。
極限の集中の中で、あかりは決して焦らず、勝利への糸口を手繰り寄せようとしていた。
額に滲んだ汗が頬を伝い落ち、炎熱により一瞬で気化した。
あかり「ガフッ!?」
それは唐突に訪れた。
巨大触手を回避することに全神経を注いでいたあかりは、宿主の少女から一瞬目を離してしまった。
その隙を突かれたのだ。
あかりの太ももに、細い触手の先端が突き刺さっていた。
忍スーツの破邪の障壁を突き破ったその針から、麻痺性の毒が一気に注入される。
あかりの視界がグラリと揺れた。全身の筋肉が強張る。
集中が途切れ、アドレナリンにより無視できていた疲労が一気にのしかかってきた。
栞里(もらった……!)
少女は、巨大な触手を頭上高くまで振り上げた。
このまま地面に叩きつけてやろう。多少身体が壊れても大丈夫、この触手を宿してやれば欠損ぐらいいくらでもまかなえる。
彼女ほどの優れた母体であれば、より強力な『子』を産み育てることができるだろう。
そうすれば、もっと多くの人に力を分け与えることができる。理想に一歩近づける。
栞里「終わりよ!」
来たる未来に胸を膨らませながら、少女は手を掲げた。理想を妨げる悪の退魔士に終わりの鉄槌を下そうとする。
あかり「おおおおぉぉぉおおおおッ!!」
栞里「!?」
あかりが咆哮を上げたと同時に、刀の炎が一際大きく燃え上がった。
空気が爆ぜ、刀が勢いよく振り下ろされる。弛緩したあかりの腕では、その勢いを止めることはできなかった。
炎を帯びた刃は、そのままあかりの太ももに深く食い込んだ。
あかり「ガアアアアァァァァア゛ア゛ア゛ア゛!!」
栞里「は、はははっ!! 馬鹿ね、毒の触手じゃなく自分の脚を斬っちゃうなんて!」
あかり「いや、いいのよこれで……!」
栞里「なっ!?」
あかり「ああああもう! これ、めっちゃくちゃ痛いっ!! おかげで、身体の痺れなんてどっか行っちゃったわ!」
栞里「そんな、滅茶苦茶な……!?」
あかり「オラァァ!!」
栞里「きゃあっ!?」
あかりは、自身の太ももに突き刺さった触手を掴むと、それを強引に手繰り寄せた。
向かい側に繋がれた少女の華奢な身体が、勢いよくあかりの元に吹き飛んでいく。
驚愕に目を見開く少女に対し、あかりは歯を食いしばりながらも不敵に微笑んだ。
浄化の炎に焼かれた血液が、あかりの全身を巡っていく。
全身がグツグツと煮え滾るように熱い。あかりの瞳に紅の炎が宿る。
栞里「こ、この……! ふざけるなッ!」
呆気に取られていた少女は正気に戻ると、あかりに引き寄せられながらも触手を放った。
あかりはそれをかわさなかった。否、かわせなかった。脚が痺れて、もうその場から動くことができなかったのだ。
だからあかりは、前のめりに倒れるようにして、額を少女に突き出した。
あかり「おおおおおおぉぉぉぉぉおおおおお!!!」
栞里「ガッ――!?」
ゴチン! という鈍い音とともに、あかりの頭突きが炸裂した。
今まで一度も食らったことのない脳を揺るがす衝撃に、少女は白目を向いた。
少女の指示に従い動いていた触手たちが、一斉に蠢き出した。
宿主の脳からの指令が突然シャットダウンしたのだ。危険を感じ取った触手は、宿主からの緊急脱出を試みた。
少女の不自然なほどに巨大な乳の谷間から、ハリガネムシのような細い触手が飛び出した。
あかり「地獄で悔い改めなさい。卑怯者」
「キュッ――」
あかりが刀を振るう。触手は呆気なく燃え尽きた。
巨大な触手は先端からボロボロと崩れていき、宝石のような瞳はひび割れ粉々に砕けていった。
悪趣味なドレスが消え去り、宿主だった少女は一糸まとわぬ姿となった。
栞里「……」
あかり「はぁ、はぁ……」
栞は震える手で、腰巾着から御札を取り出した。
指の隙間から滑り落ちた御札は、足元で倒れている少女の腹に運良く張り付き、少女の身体に溶けていった。
あかり「はぁ、はぁ……頭いったー……」
あかり「ていうか、ヤバい……無茶、しすぎ、た――」
ついに限界が来たあかりは、糸が切れたようにその場に崩れ落ち気を失った。
しかし、その顔には僅かな安堵の表情が浮かんでいたのだった。
【ターン2 終了】
【攻撃1 69 VS 83 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 88 VS 83 クリティカル! 88ダメージ!】
【攻撃3 05 VS 83 無効! 0ダメージ!】
【第二戦 勝利!】
クリティカルが出て若干ピンチでしたが無事二戦目もあかりの勝利で終わりました。
次の敵を決めます
特にテンプレは考えてないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
名前 槍杉之魂狩(やりすぎのたまかり)
見た目 鎧武者
能力 刀を使った白兵戦、殺したもの魂を喰らう
どんな悪いことをしているか
その昔近くの戦国武将に妻をNTRれてその深い恨みから悪霊となった侍
NTR、略奪愛などをした人を惨殺し魂を喰らっている
このまえの少女の名は栞里というらしい。
数日前から行方が分からなくなっていたそうだが、捜索願は出されていなかったようだ。
『あんな疫病神、いなくなってくれた方が助かる』。
彼女を女手一つで育てていた母親はそう言っていたと聞いた。
あかり「なんだかなー……」
自室のベッドに寝そべりながら、あかりは浮かない顔をしていた。
『見える』人だった彼女がいったいどういう人生を歩んできたのか。邪推することに意味などないが、勝手に暗い気持ちになってしまう。
彼女の身柄は現在、『総会』と裏で繋がりがある特別な病院に預けられていた。
元々霊感の強い少女が妖魔に深く寄生されてしまっていたということもあり、治療兼経過観察が行われている。
彼女のような人を保護するのも、あかりたち退魔士の大事な使命だ。
あかり(そう考えると、家族全員理解がある私は恵まれてるのかもなー)
彼女が背負う過酷すぎる使命を考えば、彼女を恵まれていると評する第三者は少ないだろう。
しかし、あかりは自身の運命を恨んではいなかった。
むしろ、誰かを守るために力を振るえることを誇らしいとすら思っていた。
あかり「はぁ……寝よ」
考えても仕方ないことに悩むのはらしくない。
部屋の明かりを消し、あかりは静かに目を閉じた。
チリリリリリリン! チリリリリリリン!
あかり「!!」
あかり(妖魔!? でも、この感じ……!)
妖魔検知用の鈴がけたたましく鳴り響いた。
目覚まし時計のようにそれを止めたあかりは、一度すべての衣服を脱ぎ捨ててから御札をかざした。
あかりの魅惑的なボディラインにピッチリと沿うように、黒を基調としたレザー調のスーツが現れた。
今にもはち切れんばかりの柔肉が、スーツの中に押し込まれている。
シノビというにはあまりに刺激的すぎるこのコスチュームこそ、彼女の正式な戦闘フォームである。
あかりは窓から飛び出すと、颯爽と闇夜を駆けていった。
夕凪「どうだ? 段々と馴染んできたんじゃないか?」
「ひゃうっ!? や、やめっ……!♥」
夕凪「ふふ、かわいいな♥ そんな蕩けた顔をされると、もっと虐めたくなってしまう♥」
裏路地に、女の嬌声と水気を帯びた音が響いていた。
倒れ込んだ裸の女の上に、一人の女の影があった。
その女は、組み敷いた女の片脚を持ち上げ、その豊満な胸に押し付けるようにして抱きかかえていた。
いわゆる松葉崩しのような姿勢で、自身の股を組み敷いた女の股に擦り合わせている。
ずちゅ、ずちゅ、といやらしい音が響く。蜜を溢れさせているのは、上に跨る女だけではなかった。
クリトリスを擦り上げる度に可愛く喘ぐ女を見下ろしながら、その女は嗜虐に満ちた笑みを浮かべた。
あかり「は、離れなさい! 警察に通報したわ、観念しなさい!」
夕凪「ん……? なんだ、痴女か」
あかり「ち、痴女はあんたでしょっ!! いいからその人から離れて!」
夕凪「やれやれ……」
女は呆れたように肩をすくめると、そのまま素直に立ち上がった。
思っていたよりもずっと若かった。幼いといってもいい。あかりと同年代ではないだろうか。
だが、同年代の中では背が高い方なあかりよりもさらに背が高い。
引き締まったくびれも、たわわに実った胸も、モデル顔負けのあかりにまるで引けをとらなかった。
その涼し気な切れ長の瞳と、闇夜であってもなお映える絹のような黒髪が、あかりとは対照的に見えた。
夕凪「警察に通報したというのは嘘だろう。一般人の目撃者を増やしたくはないだろうからな」
あかり「な、なにを……!」
夕凪「君、退魔士だな?」
あかり「!?」
夕凪「随分とハレンチな退魔士もいたものだ。私の霊力を嗅ぎつけたといったところか」
あかり「あなた、一体何者なの?」
夕凪「私も退魔士だ。元、だけどな」
女が懐から御札を取り出した。
その御札が光を放ったと思った次の瞬間、女の衣装が切り替わっていた。
それは、まさに巫女といった風体だった。腰まで届く黒髪は後ろで結われおり、風に靡く様はまさに大和撫子と言えた。
あかりのなんちゃって忍装束に比べると、はるかに基本に忠実な衣装だ。
だが、白衣の緩い襟元から零れそうになっている胸元は、巫女装束の持つ神聖なイメージも相まって背徳的な色気を醸し出していた。
女のあかりでさえ、その妖艶さに思わず息を飲むほどだ。
巫女の手元に、いつの間にか薙刀が現れていた。彼女が妖魔と戦う際に使用していた物なのだろう。
模造ではない、人を殺めることができる本物の刃が、月光に煌めいていた。
女の、温度を感じさせない冷たい瞳が、丸く澄んだあかりの瞳を射抜いていた。
あかりも、静かに剣の柄に手をかけた。
あかり「やる気?」
夕凪「君が私を見逃してくれるというのなら、無駄な血が流れずにすむけどね」
あかり「あんたみたいな危険そうなやつ、放っておけるわけないでしょ!」
夕凪「残念だ。まあ、私も引くつもりなど毛頭ないがな」
夕凪「君のような強く美しい娘の泣き顔は、きっと最高にかわいいんだろうな♥」
【戦闘開始!】
↓1~↓3 夕凪の攻撃(詳細は>>6。闇堕ちして新たに目覚めた能力もあり)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
巫女が薙刀を構えた。
重心を落とし、脱力する。
手を抜いているわけではない。どんな攻撃が来ようと瞬時に最大出力が出せるように、無駄を削ぎ落しているのだ。
まるで罠にかかる得物を待ちわびるかのように、鋭い眼光をあかりに向けながら巫女は舌なめずりをした。
目に見えない気力が練り上げられていくのが分かる。精神が研ぎ澄まされ、それ自体が刃のような殺気を帯びる。
それに合わせるように、薙刀に込められた霊力が高まっていく。
――のに気付いて、あかりは躊躇うことなく敵の懐に飛び込んでいった。
夕凪「ふっ……!」
あかり「!?」ガキン!
夕凪「ほう……」
あかりが薙刀の射程内に一歩踏み入れようとしたその瞬間には、薙刀はすでに振るわれていた。
自身の首目掛けてまっすぐに振るわれた稲妻のような白刃を、あかりは燃え盛る紅刃で受け止めた。
その衝撃に、思わず刀を弾かれそうになる。あかりは、ぐらついた身体を何とか持ちこたえた。
刃を食い止めたにも拘わらず、斬られた赤毛が数本ふわりと舞い上がり、白く透き通ったあかりの首筋に鮮血の筋が一本走った。
だが、これぐらいで済んだのはあかりの判断がよかったからだ。
もし、様子見をしている間により多くの霊力を込められていたら、先ほどの一撃であかりの首は刎ね飛ばされていただろう。
凪「薙刀の性質に気付けたとしても、間合いで不利になる薙刀相手に自ら飛び込むのは勇気がいっただろう」
夕凪「いい判断力だ。腕がいいだけじゃない、いくつもの死線を潜り抜けてきたと見える」
あかり「褒めてくれてありがとね! でも、余裕ぶっこいてると痛い目見るわよ!」
夕凪「おっと」
あかり「はぁぁ!」
夕凪「……!」
確かに、リーチの差では刀より薙刀の方が有利だろう。だがそれは、通常の武術の心得しかない者同士の話だ。
あかりの振るった刃から、猛火が吹き荒れた。
先ほどの薙刀の攻撃と同じく、得物で防いだとしてもその余波に煽られることになる。
巫女はバックステップで距離をとった。
霊力で守られているはずの巫女装束が煤けている。陶器のような白い肌が、熱波に焼かれてひりひりと痛んだ。
夕凪「……ふん、結構やるみたいだな」
あかり「降参するなら今のうちだけど」
夕凪「まさか。君の方は降参しないでくれよ。最後まで気高く抗う娘を堕としてこそだからな」
あかり「この、変態……!」
【ターン1 終了】
【攻撃1 45 VS 84 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 63 VS 84 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 68 VS 84 無効! 0ダメージ!】
【ターン2】
【あかりの体力 残り100】
またもターン1を無傷で凌いだあかり
今回も無事勝利することができるのか
↓1~↓3 夕凪の攻撃(詳細は>>6。闇堕ちして新たに目覚めた能力もあり)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
あかり「はぁぁ!!」
夕凪「おおぉぉ!!」
溜めの時間を与えないために、あかりは間髪入れずに攻め立てた。
巫女もあかりに近づかせないために、長いリーチを生かしながら薙刀を振るい続けた。
両者の間で紅白の刃が縦横無尽に乱れ合い、火花が連続して爆ぜる。
常人では残像も捉えることができない必殺の刃を互いに撃ち落とす。
命を削り合うような激しい剣戟は、そう長くは続かないであろうことを両者とも理解していた。
相手の隙を作るために、あかりはこの一撃で終わらせるという覚悟を持って渾身の一撃を放った。
そしてそれは、相手が放った渾身の一撃と同じタイミングだった。
衝撃波と業火が真正面からかち合い、爆炎が上がった。
互いに、自身の獲物を大きく弾かれる。がらりと空いた胴体を、互いに晒し合うことになった。
あかり「ふっ……!」
夕凪「!?」
距離を詰めにかかったのはあかりの方だった。
懐に飛びこめば、刀を振るうあかりの方に分がある。
遠心力がかかる分、獲物の長い薙刀は構えなおすのに時間を要するはずだ。
刀を構えなおすよりも先に、あかりは脚を前に踏み出すことを優先した。
夕凪「いいだろう、来い! 抱きしめてやる!」
あかり「!? 気持ち悪いこと言うな!」
なんと、巫女の方も距離を詰めるように前に駆け出してきた。
その動きに警戒しつつ、あかりは刀を十全に振るえるように柄を握りなおす。
突如、その拳を下から勢いよく弾かれた。
巫女が、その緋袴には似つかわしくない鮮やかなハイキックを放ったのだ
あかり(なっ!? こいつ、ステゴロの格闘も……!?)
夕凪「剣を離さないか、さすがだ! だが――ブッ!?」
あかり「素手での喧嘩が強いのは、あんただけじゃないけどね!」
あかりの体重の乗った拳が、巫女の端正な顔に容赦なく叩き込まれた。
あかりは忍の一族の末裔として、戦闘の技術はあらかた仕込まれているのだ。
夕凪「ぐふっ、はは、情熱的じゃないか!」
あかり「次は鼻でもへし折って……きゃあ!?」
夕凪「だが、レディの顔面を殴るのはいただけないな」
振り抜かれた腕を掴んだ巫女は、そのまま腕をひっぱりあかりの身体を裏路地の壁に叩きつけた。
あかりの首を腕で抑え込み、身動きを封じるとともに気絶しない程度に気道を塞ぐ。
あかり「か、かはっ……!」
夕凪「はぁ、はぁ……さて、随分とてこずらせてくれたな」
巫女の女性らしいしなやかな指が、あかりの太ももを撫で上げた。
網タイツに包まれたむちむちの太ももを優しく撫でられ、あかりの腰がゾクゾクと震えた。
あかり「ふぁんっ! や、やめろっ……!」
夕凪「改めてみると、本当にハレンチな格好だな。誘っているとしか思えない」
あかり「ん、んんぅ……!」
夕凪「蒸れやすい胸の裏側までぴっちりとスーツに覆われて、本来の形がはっきり分かるじゃないか」
巫女は熱い吐息を漏らしながら、その存在を惜しげもなく主張する乳房に指を這わせた。
光沢を放つスーツはツルツルとした触り心地だったが、その薄さのおかげで沈み込む肉の軟らかさを堪能することができた。
胸を触る手の動きが大胆になる。手のひらに収まりきらないほどの爆乳を、巫女はいやらしい手つきで捏ね回した。
女とは言え、自身の胸を遠慮なく弄ばれてしまうという状況に、あかりは羞恥と怒りで顔を朱くさせた。
あかり「いい加減に……ひゃうっ♥」
あかりの口から、それまでとは明らかに違うトーンの声が漏れた。
巫女は嗜虐的に笑いながら、胸の先端に人差し指を立て沈み込ませていく。
ぐにぐにと、穴をほじるように指を回転させる。スーツに押し込められて潰れた状態となっているソコを、巫女は的確に刺激してきた。
奥を指先で引っ掻くように、巫女が指を折り曲げる。その甘い刺激に、あかりはぴくんと背中を仰け反らせた。
まずい。このままでは、知る必要のない感覚を知ってしまいそうな気がする。
キツく睨みつけてくるあかりの表情に、巫女は背筋をゾクゾクと震わせた。
夕凪「ハァ、ハァ……ふふ、意外と感度はいいんだな。じゃあ、こっちはどうだ?」
あかり「やっ、そ、そこは……!」
夕凪「私が、隅々までイジめてやるからな……」
夕凪「君には素質があるぞ……『あの日』の私のように、虐げられる悦びを覚えるといい♥」
あかり「こ、のっ……! いい加減にしろ!!」
夕凪「ぐああぁっ!?」
あかりは、ひそかに腰巾着から取り出していた御札を巫女の露出した谷間に張り付けた。
それは瞬く間に燃え上がると、巫女の身体を包み込んだ。
夕凪「あ、あついぃ! 胸が、胸が焦がれるようだぁ……!♥」
あかり「大人しくしなさい、この変態が!」
夕凪「ガフッ!?」
あかりの怒りの一撃が鳩尾にクリーンヒットし、巫女はあかりに寄りかかるようにして気を失った。
基本に忠実だった巫女装束はところどころが焼け落ち、あかりよりも露出度が上がってしまっていた。
丸出しになった張りのある巨乳と、先端で可愛らしく存在を主張する鴇色の乳首に、あかりは一瞬目を奪われる。
しかし、すぐに思考を切り替えると、ないよりはマシかと秘所を隠すための御札を張り付けた。
白目を剥きながら恥ずかしい場所を御札で隠されたその姿は、女性としての自信を失いかねないほどかなりマヌケな姿だった。
あかり(にしても、こいつ一体なんだったのかしら……一瞬、妖魔のような邪悪な気を感じたけど……)
あかり(まあ、詳しいことは『総会』で調査してくれるでしょ)
あかり(それにしても……)
あかりは、女の身に着けた巫女装束に目をやり、小さくため息を漏らした。
あかり(私も、もっとちゃんとした衣装で戦いたかったなぁ……)
【ターン2 終了】
【攻撃1 18 VS 80 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 42 VS 80 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 95 VS 80 有効! 15ダメージ!】
【あかりの体力 100 → 85】
【第三戦 勝利!】
三戦目まで終わったので、一度特別編を挟みたいと思います
特別編でも、妖魔や悪い人が出てきてエッチな目にあう展開はありです
その場合は、戦うでもいいですし、あかりが敵の標的にされてしまう展開でもいいです
まず、どんな感じの内容にするか ↓1~3 コンマ最大
1.倒された後の栞里についてのイベント
2.倒された後の夕凪についてのイベント
3.普段の学園生活でのイベント
4.短期のアルバイトでのイベント
5.その他
次は他地区の退魔士との交流イベントで決定です
今日はここまで。平日は更新少なめになります
おつおつ
ゾロ目クリでコンマそのままのダメージってことは、00が出たら一撃死?
>>147
00は100扱いにするので、そうなりますね(あかりも00を出せればセーフ)
1回負けただけではゲームオーバーにはしないつもりですし、現状勝ち越しているのでとりあえず今のルールで進めます
歴史の表舞台には決して現れることなく、人知れず妖魔の脅威から人々を守っている退魔士たち。
そんな彼らにもコミュニティというものは存在していた。
『総会』は退魔士のみで構成された国内最大級の組織であり、情報共有や全体としての方針決定などの場に利用されている。
その上層ともなれば、時に三権の機関をも上回る権限を持ち、裏の世界で幾度となく国を動かしていたのだとか。
まあそんな話は、末端の一退魔士家系の産まれであるあかりには関係のないことなのだが。
そもそも、まだ当主ではないあかりは担当区域の会議に参加する機会すら少なく、『総会』との関わりは薄かった。
あかりが主に『総会』のお世話になっているのは、若手育成を目的とした鍛錬の機会の提供についてである。
あかり「はぁぁ!」
「キュウ!」
模造刀を突き立てられた白い人形が、ボフン!と白煙に包まれた。
ひらひらと、手のひらサイズの人形の紙切れが道場の床に落ちる。
鍛錬用の式神である。あかりが利用する訓練場では、上級者用の人形であれば五体1500円で戦わせてもらえる。
長らく実戦主義が主流だった退魔士業界だが、最近は時代の流れに後押しされて教育が重要視されるようになってきた。
あかりは時たまこうやって、鍛錬場に来て汗を流していた。
スポーツ感覚で気軽に行える鍛錬は、自身の成長に集中できる分、実戦とは異なる利点がある。
あかり「ふぅ……」
あかりは額の汗をぬぐった。鍛錬で上気した頬が、健康的な色気をたたえていた。
今のあかりが身に着けているのは、鍛錬用の胴着だった。
普段の忍装束は退魔士としての使命を果たすために使用する神聖な装備であり、それを鍛錬の場で着用することは礼式に欠ける。
というのは建前で、誰が来るとも分からない鍛錬場であんなハレンチスーツに身を包む勇気がないだけだった。
とはいえ、胴着の下に身に着けた黒のインナーは、普段のスーツに負けず劣らずのぴっちり具合なのだが。
と、誰かが道場に入ってくる気配を感じ取り、あかりはそちらに向き直った。
現れた退魔士(男も可) ↓1~↓3コンマ最大
城戸 茜
ガンマン風の少女
両親の仇を探している
男勝り
茜「会いたかったぜ~あかり~!」ムギュッ
あかり「あ、茜!? ちょ、いきなり何してんのよ!///」
茜「いやぁ、久しぶりにあかりに会った時はこれは欠かせねぇだろ。にしても、またデカくなったなぁ!」
あかり「うっさい! おっさんみたいなことしないでよ!」
茜「いーじゃん別に、女の子同士なんだから♪ なんなら、私のも揉むか?」
あかり「結構よっ!!」
にしし、と悪戯っぽく笑うのは、あかりの旧友である城戸 茜だった。
彼女もまた、あかりと同じく退魔士である。
担当地区が隣同士ということもあって幼い頃から顔を合わせる機会が多く、自然と仲良くなったのだ。
あかり「あんたも稽古? 随分気合が入ってるわね」
茜「この格好じゃねぇと気持ちが乗らねぇんだよ」
茜の出で立ちは、純和風であるこの道場の中にあって、かなり異質なものだった。
袖なしの茶革のジャケットに丈夫そうなウェスタンブーツ、渋いテンガロンハットに腰に巻いたホルスター。
その様は、まさに西洋のガンマンといった出で立ちだった。
ともすればコスプレにしか見えない奇抜な格好だったが、彼女のその甘いマスクのおかげか不思議と様になって見える。
それが、彼女の正式な戦闘フォームだった。
彼女の家系がウェスタンに起源があってー、というようなことはなく、その格好は単なる彼女の趣味なのだった。
古くからの慣習やしきたりを重んじる傾向の強い退魔士において、彼女のような存在は異端と言っていい。
一族の掟としてピッチリスーツに身を包んで戦わなければならないあかりからすれば羨ましい限りである。
しかし、茜にはその特別扱いが許されるだけの理由があった。
茜「じゃ、始めますか」
茜は懐から式神の紙を取り出すと、それを無造作に投げ捨てた。
ひらひらと舞い落ちる紙が、ひとりでに厚みを帯びていく。
横に広がった紙が翼となって空を叩き、その身体をぶわりと浮き上がらせた。
あかり(鳥獣型の式神……しかも、最高難度の上級者向け……)
およそ十羽ほどの鳥の式神が茜の前で滞空する。
手のひらサイズだった紙切れが、今や鷹ほどの大きさとなっていた。
式神とはいえ、なかなかの威圧感だ。その羽ばたきによりできたつむじ風が、離れた場所に立っているあかりの赤毛を揺らした。
式神の額に描かれた同心円の一つ目が、茜を見定めるかのように射抜いていた。
茜「あかり、ちょっとだけ待っててくれ。すぐ終わらせるからよ」
そういった茜は、脱力した状態で腕を下ろしていた。彼女の獲物は、今もなおホルスターに納められたままだ。
静寂が訪れる。嵐の前の静けさのようにも思えた。
あかりも、じっと茜を見つめたまま動かなくなる。
彼女の言った通り、それは一瞬にして終わることを予感したからだ。
茜「ゴー!!」
茜の合図とともに、式神たちが一斉に散らばった。
一瞬で最高速度に達した白い式神たちは、まさに雷光のように残像だけを残して縦横無尽に飛び回る。
あかり(速い……! 目で追うんじゃ間に合わない……!)
無意識のうちに、あかりは刀の柄に手を添えていた。
そして。
耳をつんざくような破裂音がして、あかりは思わず顔をしかめた。
キーン、と甲高い耳鳴りが残っている。破裂音は連続して響いていたが、正確にはそれが何発だったのかあかりには分からかった。
茜「……フッ」
茜は肩の力を抜くと、硝煙が上がる銃口を唇に寄せ、短く息を吹いた。
額にかいた玉のような汗を拭う。あの一瞬で激しく消耗するほどの集中力の高さを物語っていた。
道場のあちらこちらに、風穴が開いた紙切れが落ちていた。
その銃痕は、ちょうど眉間に当たる同心円に見事収まる位置に刻まれていた。
終わった。瞬きするほど一瞬で。
ようやく正常な聴覚を取り戻したあかりは、柄を持つ手に力を込めた。
もし、自分が彼女の側に立っていたとして、同じような成果を上げられただろうか。
実のところ、あかりも同世代の中では十分に強い方だった。
だが、城戸 茜はそれを上回る。
齢十七にして、全国の災害級の妖魔を討伐するための遠征に召集されるほどの天才。
彼女はあかりの幼馴染であり、同志であり、そしてライバルであった。
茜「……ふふん、惚れ直したか?」
あかり「さ、最初から惚れてなんかないから!」
そして、彼女が同性であることを知るまで密かに片思いをしていた初恋の相手でもある。
茜「ふぅ、疲れたな~。あかり、これから時間あるか?」
あかり「え?」
茜はあかりに何を持ちかけたか(二人はこれから何をするか) ↓1~3 コンマ最大
1.二人で手合わせをする
2.二人でJKらしく遊びに行く
3.二人で汗を流しに銭湯に行く
4.茜が密かに追っていた両親の仇についての情報を探りに行く
5.茜が一人暮らしをする家でお泊り会
6.あかりに会わせたいという人の元へ連れていく
7.その他
次回二人が裸のお付き合いをすることが決まったところで、短いですが今日はここまでで
99ゾロ目だったのでいろいろと盛りました
あかりと茜(あかね)で間違えそうで怖い……
茜「おっふろ、おふっろ~♪」
茜の誘いで、二人は道場近くの銭湯に汗を流しに来ていた。
個人経営の割と古びた風呂屋だが、道場を利用する退魔士の中には足しげく通う者も多かった。
「いらっしゃい、茜ちゃん」
茜「うっすばあちゃん! 今日もひとっ風呂浴びにきたぜ」
「ありがとうねぇ」
あかり「こんにちはー! お久しぶりです」
「あら、あかりちゃん! いらっしゃい。またしばらく見ないうちに随分と大きくなって」
茜「だろ? 私が育てた」
あかり「あんたに育てられた覚えはないから。ていうかどこ見て言ってんのよ!」
「あらあら、仲がいいのはいいことだけど、他のお客さんもいるからはしゃぎすぎないようにね」
茜「分かってんよ」
あかり「大丈夫だよ、私たちもう女子高生だし……なんかあったらこいつは私がとっちめるから安心してね」
茜「私がやらかす側なの確定かよ」
あかり「当たり前でしょ」
「あらあら、うふふ」
割と誰とでもフレンドリーに接する二人は、幼いころから通っていたということもあって番頭とは顔見知りだった。
あかり(懐かしいな……昔は、一緒によく来てたっけ……あの時はまだ、おばさんも、おじさんも……)
かつて、家族ぐるみでの交流があったときの頃を思い出す。
茜の天真爛漫な笑顔は、あの時と少しも変わっていないように見えた。少なくとも、表向きは。
時刻は夕方ごろということもあって、脱衣場には人がまばらにいる程度だった。
その客たち全員が、チラチラと二人に視線をやっていた。
あかり(うぅ……そうだ、銭湯とかプールとか、知らない人がいるところだと毎回こうなるのよね……)
彼女たちにこちらを咎めたり辱めたりする意思がないことは分かっている。
こちらが変に意識していることが見透かされることの方がなんだか恥ずかしい。
あかりはその視線に居心地の悪さを感じながらも、気にする素振りを見せずに衣服を脱ぎ捨てていった。
同級生よりもずっと大きなブラを外すと、ずっしりとした重みを感じさせる乳房が露になった。
うら若き乙女らしい瑞々しい張りの良さを持っているものの、その圧倒的存在感ゆえに万有引力に逆らえずわずかに弛んでいる。
その柔らかな質感は、少女でありながらすでに成熟した女の色気を醸し出していた。
きゅっと引き締まったくびれからぐっと広がる安産型のヒップも、彼女のコンプレックスの一つだった。
彼女のそのグラマラスな体型は、異性は当然のこと同性ですら目線を奪われてしまう。
茜「うおぉ……生で見るとやっぱすげぇな……ありがとうございます」
あかり「なんのお礼よそれは!」
眼福眼福、と胸の前で拝むように擦り合わされる茜の手を、あかりは顔を真っ赤にしながら叩き落とした。
だが、そういう茜の方も、あかりとはまた違った魅力により人の視線を惹き付けていた。
程よく引き締まった筋肉質な身体には、健康的に焼けた肌の小麦色がよく映えた。
ショートヘアとその中性的な甘いマスクも相まって、パッと見は少年と勘違いされても不思議ではない。
実際、脱衣所に入った時に先客たちが二度見するように茜の方を見やっていた。
だが、手のひらに収まるほどのツンと張りのある胸や、女性特有の広い骨盤によって生じるくびれが、彼女がまぎれもなく『彼女』であることを示していた。
むしろ、彼女の持つボーイッシュな側面が彼女の女性性を強調することにより、思わず息を飲むほどのアンバランスな色気を放っていた。
あかり「……」ジー
茜「なんだ、そんな熱い視線で見つめられても何も出ねぇぞ?」
あかり「そ、そんな目で見てない!」
凝視してやればすこしは恥ずかしがるだろうと仕返しのつもりで見つめていたが、茜にはまるで効果なしだった。
むしろ、その綺麗な身体を見つめていたあかりの方が照れてしまう始末だった。
茜は他人の視線など全く気にしないたちだった。
むしろ、見せたがりの気があるんじゃないかとあかりは密かに疑っていた。
茜「じゃあ入ろうぜ。後でどっちが長くサウナに入れるか競争しようぜ!」
あかり「もう、子供じゃないんだからあんまはしゃがないの」
茜とあかりの銭湯での台詞・行動等(風呂から上がった後でも可)↓1~3コンマ最大
茜「ふぃぃ……ごくらくごくらく……」
あかり「気持ちいい……やっぱり、こういう大浴場に来るのもたまにはいいわね」
タイルの壁に描かれた大きな富士山を背に、二人は湯船に浸かって一息ついていた。
普段は快活な印象を与える茜の表情は緩みきっており、湯船のふちにだらしなくもたれかかっていた。
あかりも目を閉じて、身体の芯まで温まるようなお湯の気持ちよさに身を委ねていた。
二人の口数は少なかった。それでも、二人の心は満ち足りていた。
穏やかな時間が流れる。凝り固まっていた余計なものがお湯に溶けだし、頭がクリアになっていく。
二人は数分の間、別の風呂に移ることなくそうしていた。
肌に玉のような汗が浮かぶ。火照った頬に朱が差し、漏れる吐息に熱が混じる。
茜「……そろそろ上がるかぁ」
あかり「ええ、そうしましょう」
二人は湯船から上がると、わずかにふらふらとした足取りで洗い場に向かった。
茜「なぁ、あかり~」
あかり「お断りよ」
茜「まだ何も言ってねぇだろ!」
あかり「あんたが言いそうなことなんて簡単に想像つくわよ。どうせ身体洗いっこしようぜ~とかそんなんでしょ」
茜「やっぱ分かってんねぇ! さすが親友!」
あかり「親友なら私が断ることも分かってるでしょ」
茜「なら私がそれでも諦めないってことも分かるだろ。なぁーいいじゃんかー女の子同士きゃぴきゃぴしようぜー」
あかり「きゃぴきゃぴって……私もあんたもそんなキャラじゃないでしょ」
茜「あーかーりー」ギュッ
あかり「抱き着くな、熱いっ! あぁーもう、分かったから!///」
茜「んふふー! 任せとけって、私のテクで最っ高にキモチよくしてやっからよ♪」
あかり(不安しかないんだけど……まあ、さすがに限度ってものを弁えるでしょ)
あかりと茜の洗いっこ どうなるか ↓1~3
1.普通に身体を洗いあって終わる
2.茜がふざけてエッチな感じで洗ってくるが、あかりにドつかれる
3.茜がふざけてエッチな感じで洗ってくるが、あかりが普通に感じてしまい逆に戸惑う
4.茜が完全にそういう手つきで洗ってくる
5.むしろあかりが茜を感じさせてしまう
6.その他
あかり(うぅ、恥ずかしい…/// 他のお客さんもいるのに、洗いっことかめっちゃ仲良しみたいじゃん……)
すでに若干後悔気味のあかりに対し、茜はウキウキした様子でタオルを泡立てていた。
そっと、背中にタオルが押し当てられる。タイミングを計れなかったために、あかりの肩がぴくんと跳ねた。
そのまま、優しく背中を擦り上げられる。
程よい圧の強さはあるものの、あかりの柔肌を傷つけまいという丁寧な洗い方だった。
何をされても反応は見せないと身構えていたあかりだったが、背中を滑るタオルの気持ちよさに、思わず緊張が解ける。
茜「へへっ、気持ちいいだろ?」
あかり「んっ、まあまあね……」
茜「素直じゃねぇなー」
茜を調子に乗らせたくないとつれない態度をとるあかりだが、茜には当然見透かされてしまっているだろう。
鼻歌交じりに背中を洗う茜に、あかりは苦笑した。
あかり(こういうのも、悪くないかもね)
戦場では、敵に背中を晒すことはすなわち死を意味する。
警戒のない、どこまでも無防備な背中を心許せる友に晒している。そんな平穏な時間に、あかりは心を和ませた。
だが、そんなしんみりとした気分も、次の瞬間には粉々に砕かれてしまうのだった。
茜「じゃ、次は前な」
あかり「はぁ!? ちょっと、前は洗わなくていいから!」
茜「なんでだよ、むしろこっちが本番だろうが」
あかり「前を洗わせるってさすがにおかし、ひっ、ちょ、バカ……!」
あかりの脇の下に滑り込んできた茜の腕が、抱き着くように前に回される。
泡まみれになっていた茜の手が、露にになっているあかりの胸を鷲掴みにした。
茜「うお、すっげ! 私の手のひらじゃ収まりきらねぇ……!」
あかり「こら、なんで素手っ……!///」
茜「無駄な抵抗はよせ! 暴れているのはこの乳か! おりゃおりゃ!」
あかり「この、いい加減にっ……!」
少年のように無邪気に笑いながら、茜はあかりの胸を揉みしだいた。
スライムで遊ぶ子供のように、手のひらで胸を揺らしたり、にぎにぎと指を沈み込ませたりする。
イッチスライムで遊んだ事あるんか…(驚愕)
悪戯にしては度が過ぎる。強めのお灸を据えてやろうとあかりが拳を握りしめたところで。
茜の指が、胸の頂きにあるぽっちを柔肉に押し込んだ。
あかり「ひゃうんっ!?♥」
茜「っ……!?」
茜の指が思わず止まる。
茜としては、スキンシップも兼ねた普段のおふざけの延長上というつもりだった。
だが、これまで一度も聞いたことがないあかりの上ずった声色に、茜は戸惑ってしまった。
あかりは何も言わず、ただ肩をプルプルと震わせるだけだった。
茜(あ、これヤバいやつ)
茜「あ、あのー、あかりさん? ごめん、ちょっとやりすぎちゃったかも……」
あかり「っ……!」
バッと勢いよく振り返ったあかりは、顔を耳まで真っ赤に染めながら茜を睨みつけた。
その後、茜はどうするか ↓1~↓3 コンマ合計(ゾロ目は数値2倍)
1~80 そのまま平謝り
81~160 あかりの逆襲に合う
161~240 なぜかそのまま洗い続ける
241~ シャワールームにあかりを連れ込む(300以上でクリティカル)
>>185
スライムといってもおもちゃのスライムです
女の子にも意外と人気があるらしい
【17 + 71 + 17 = 105!】
あかり「私が洗う……」
茜「へ?」
あかり「次は、私は洗う番だから」
茜「は、はい……! もう隅々まで洗っちゃってください!」
あかりの今にも爆発しそうな凄みに気圧されて、舎弟ムーブを繰り出す茜。
王への献上品のように差し出された泡まみれのタオルを、あかりはひったくるように奪った。
ソープボトルのポンプを押し、さらなる泡を追加する。
あかり「背中向けて」
茜「はいぃ!」
あかり「……」ゴシゴシ!
茜「ちょ、痛い! 力強すぎだから! 肌が剥げちまう!」
あかり「なんなら本当に剥いでやろうか?」
茜「ヒッ!? じょ、冗談ですよねあかりさん!?」
力任せに擦り付けられるタオルから逃げるように、茜は背中を仰け反らせた。
あかりはふん、と鼻息を吐くと、何の前ぶりもなく茜の胸を鷲掴みにした。
距離が近づき、あかりの突き出された胸が茜の背中に押し付けられる。
茜「うひゃあっ!? あ、あかり、大胆すぎ……!」
あかり「いつもいつも、人の胸をおもちゃみたいに……!」
茜「ごめんって! だって、あかりのおっぱいがすっごいでかいから!」
あかり「理由にならならでしょそんなの! だったらあんたの胸ももっと大きくしてあげる!」モミモミ!
茜「や、やめてぇ! お嫁に行けなくなるぅー!」
あかり「この、このっ……! お返しよ……!」
茜「ひゃんっ!? あ、あかり!? マジでもう、やめ、んぁっ…♥!」
あかり「っ……!」ドキッ
少女にしては低い声の茜から、甘ったるい女の声が漏れた。
聞いたこともないその声に、あかりの心臓が跳ねる。
密着する背中も、あかりの腕を拒むように添えられている腕も、今あかりの手の中でなすがままにされている胸も。
目の前の親友が、どうしようもなく『女』であることを示していた。
あかり(な、何よ、昔はあんなにカッコよかったくせに……! 今も、顔はカッコいいけど……)
茜「だ、ダメだって! 私が、悪かったから、んひゃう!♥」
あかりの手つきが、徐々に変化していく。
ただただ乱暴であったものから、何かを探り当てようとするかのような執拗な動きに。
このまま進むと、越えてはいけない一線を越えてしまいそうな気がした。
でも、止まれない。何かに急き立てられるように、あかりの心がざわめく。
あかり「ん、ふっ…♥」
茜「んっ、あっ、あん♥ あかり、これ以上は、ホントにっ…♥」
茜の背中に押し潰されている胸の先端が、じわじわと熱くなっていく。
その疼きを鎮めるための行為を代替させるかのように、あかりは茜の胸を責め立てた。
そして。
茜「ん、んんッ~~!♥」
あかり「っ…!?」
噛み殺したような嬌声を上げながら、茜の身体が一際大きくビクンと跳ねた。
そのまま、あかりにもたれかかる。
肩を上下させながら、茜は熱い息を漏らした。気が付けば、あかりも息が荒くなっていた。
二人の吐息が交わる。目と鼻の先に、茜の顔があった。頬を上気させながら、潤んだ瞳であかりを見つめていた。
あと少し顔を寄せれば、触れてしまう。茜の唇が震えた。
茜「ヤリすぎ……」
あかり「ご、ごめんなさい……」
ふたりはしばらくそうして見つめ合った後、どちらともなく立ち上がり浴場を後にした。
のぼせあがる直前だったということに気付いたのは、脱衣所の涼しい空気に触れてからだった。
茜「んぐ、んぐ、ぷはぁ……! やっぱ風呂上がりのコーヒー牛乳は最高だな!」
あかり「そうね……」
風呂から上がった後、茜はまるで何事もなかったかのようにいつも通りの茜だった。
いや、本当に何もなかったのかもしれない。熱に浮かされて見てしまった幻影なのかも。
正直、このまま茜と気まずくなってしまうんじゃないかと恐れていたあかりは、何も変わらない茜の様子に胸をなでおろした。
あかり「しばらくこっちに居られるの?」
茜「ああ。そのつもりだ。まあ、どっかでとんでもなく強ぇのが出てきたら、また呼ばれるかもな」
あかり「そう……」
茜は才能もあったが、幼いころからあかりの知る誰よりも鍛錬に励んできた。
より強い妖魔を殺せるように、危険を顧みず死地に飛び込んだ。
その機会をより多く得るために、少女ながら遠征に呼ばれるほどまでに強くなった。
なぜそこまでして強さを求めるのか。なぜ強い妖魔を殺すことを求めているのか。
あかりはその理由に察しはついていたが、聞くのが怖くて本人には一度も確かめたことはなかった。
茜「……心配すんなって! 私は強いから!」
あかり「ふふ、知ってる」
茜「お前こそ気ぃ付けろよ。あかりはちょっと雑なところがあるから心配だぜ」
あかり「あんたほどじゃないっての!」
茜「……ほら、これ」
あかり「これ、御守り?」
茜「私の霊力をたーんと込めてある……もしもお前が危険な目にあっても、私が必ず助けるから」
あかり「……うん。じゃあ、茜は私が助けるね」
茜「ははっ、お前に助けられるほど私は弱かねぇよ」
あかり「はぁ!? 何よそれ! じゃあ私もこんな御守りいらないから!」
茜「バカ! それは素直に貰っとけ!」
あかり「素直じゃないのはあんたでしょ!」
二人は、喧嘩するように言い合って、馬鹿みたいに笑いあった。
たとえ関係性が変わることがあっても、変わらず傍にいたい。
笑顔で手を振りながら別れを告げた茜に対し、あかりは胸の中でそう思った。
そして…… ↓1コンマ一桁
1~4 休日はだいたい茜と遊ぶようになった
5~8 しばらくして茜が行方不明となった
9~0 茜が妖魔に凌辱され尽くし堕ちてしまった
あかり(茜……どうして……!)
茜が居なくなったのは、それからしばらくしてのことだった。
道場にも来ない。メッセージアプリには既読すらつかない。
茜が借りていた一人暮らし用のマンションに訪れてみたが、郵便物の受け取りボックスにチラシが詰め込まれているだけだった。
すでに警察に捜索願もだされている。
茜ほどの実力者が突如行方をくらましたということで『総会』も独自で捜索を行っているようだが、手掛かりは何も得られていないようだった。
何らかの事件に巻き込まれたのか、それとも。
あかりの脳裏に浮かんだのは、茜の両親が妖魔に殺された直後の茜の姿だった。
今でこそ茜はかつての太陽のような笑顔を取り戻していたが、当時の茜は一切の感情を感じさせなかった。
あるのは、妖魔への激しい憎悪のみ。茜の持つ膨大な魔力が、そのまま呪いへと成り果てそうなほどの、深い深い怨念。
今もまだ、その闇が晴れていなかったというのか。
もし、その闇に気付くことができていたとすれば、私は。
あかり(私のこと、助けてくれるんじゃなかったの……!)
茜に貰った御守りを握りしめながら、あかりは歯を食いしばった。
確かに宿っている茜の霊力が、あたたかく感じられた。
【幕間1 完】
茜がいなくなったところで特別編は終了です
茜がまた出てくるかどうかは安価次第……
次からはまた敵と戦っていきます。
敵安価
特にテンプレは考えてないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
闇薬剤師ヤクマ
日々様々な実験を繰り返し危険な薬物、媚薬、洗脳薬など生み出している
生み出した薬物を自らに注入することで肉体強化を施し超人的な力を発揮できる
安価だけ先にとろうとする人が出てくるかもしれないので、安価内容の後からの付け足しや修正は無効とします
今回は>>1が事前に言えてなかったのと>>203単体でもちゃんと設定のある安価なのでそのまま採用します
まあ最初のイメージから男だと思っていたので性別は男でいきます
茜がいなくなってからも、あかりは変わらぬ日常を送っていた。
親友が危険な目に合っているかもしれないというのにのうのうと学校に通うなど、自身は薄情者なのではないかと自己嫌悪に陥ったりもした。
しかし、あかりにできることなどそう多くはない。
他者の霊力を感じ取ることはできるものの、『総会』に所属する霊力探知に特化した退魔士が見つけらないのであればあかりには到底不可能だ。
そのあたりは、警察や『総会』にいるその道のプロに任せた方がいい。
それに、あかりには家族もいるし、学校の級友もいた。
あかりがいなくなることで、彼らにあかりと同じような辛い思いをさせるわけにはいかない。
あかり(それに、私にはこの街の人々を妖魔から守るという使命がある! 私は、私のできることをするんだ!)
茜への想いを抱えながらも、あかりは今日も夜の闇を駆けた。
◆ ◆ ◆
あかり「はぁぁ!」
「ギャアアアアァァァ!!」
小鬼のような妖魔の首が飛んだ。
切断面から紅蓮の炎が燃え上がり、鬼の血が溢れ出るそばから蒸発して消えていく。
地獄の底から響いてきたかのような鬼の金切り声が上がった。
炎に包まれた鬼の首が宙を舞う。
その憎悪に満ちた目があかりを射抜いたかと思うと、鬼は舌を蛇のように伸ばしあかりの腕に巻き付けてきた。
あかり(なっ!? まだ動けるの……!)
「グギャギャ!」
あかり「この、しつこい!!」
そのまま身体を縛り上げようとしてくる鬼の舌を切り裂く。
牙を剥き出しにし、なおも戦意を失わない妖魔の相貌を、あかりの刀が貫いた。
妖魔が呻き声を上げるよりも速く、あかりは刀を振り落とす。
顔だけ残った鬼が綺麗に両断される。今度こそ力尽きた鬼は、炎に焼かれて塵と化した。
あかり(あの妖魔、首だけになって祓魔の炎に焼かれていたのに、死ぬどころか再生しようとしてた)
燃え尽きる前、鬼の首からぼこぼこと肉の芽が生えてきていることにあかりは気付いていた。
あかり(でも、霊力の強さから考えても、とてもじゃないけどそんな生命力のある妖魔には思えない)
あの妖魔自身に特別な力があったというより、何か外的要因によって限界を超えた力を得ていたように思えた。
あかり「……隠れてないで出てきたら? さっきからコソコソ様子を伺ってるのバレバレだから」
あかりは、誰もいないはずの虚空に向き直った。
月の光も届かない暗闇からは、なんの音も返ってこない。
あかり「ブラフだと思ってる? だったら……!」
あかりは刀を構えると、向き直った方向へ一気に駆け出した。
刀に纏った炎が闇を払う。その向こうに、一人の男が立っていた。
分厚い眼鏡の奥底に、感情のない渇いた瞳が覗いていた。
あかりは躊躇わず、男に向かって刀を振り下ろす。
ヤクマ「おっと」
あかり(跳んだ!? 大した霊力も感じられないのに、この身体能力は……!)
男はバックステップであかりの攻撃を交わすと、一蹴りで十数メートルほど後ろへ跳び下がった。
ヤクマ「バレてしまいましたか。存在感を消すのは得意な方なんですがね」
あかり「さっきの妖魔、あんたが何か細工をしてたわね」
ヤクマ「ええ。少しばかり、強くなれる『おくすり』をね」
あかり「妖魔に、クスリ……?」
ヤクマ「不思議ですか? 歴史的に、魔術や霊術と薬は切っても切れない関係にあります」
ヤクマ「錬金術において、真理を追い求める過程で作られた霊薬が医学の進歩に役立てられたようにね」
ヤクマ「しかし、先ほどの実験は随分とつまらない結果でした。やはり元が大したことないと得られる効果も小さいか」
男はそう話しながら、慣れた手つきで自身の腕の血管に注射の針を刺した。
ゆっくりと、シリンジに入った鉛色の液体が注入されていく。
ブルリと、男が身を震わせた。見開かれたその目に、あかりは忌避感を覚える。
ヤクマ「見逃してはもらえませんか? 私はただ、ほんの少し知的好奇心が旺盛でいろんなことが知りたいだけの一般人です」
あかり「そんなヤバそうなクスリ使っておいてよくそんな台詞が吐けるわね」
男は空になった注射器を捨てると、それを乱暴に踏みつぶした。
渇いた音を立てて割れた注射器を、グリグリと靴の底で踏みにじる。
口調は丁寧だが、先ほどのクスリのせいで男はハイになっているようだった。
血走った眼を細めながら、男はおどけたように肩をすくめた。
ヤクマ「まあ、丁度いい。私もそろそろ新しいサンプルが欲しかったんですよ。前のは壊れてしまってもう使い物にならない」
あかり「……それ、どういう意味?」
ヤクマ「貴重なんですよ。貴方みたいな若くて健康な雌の退魔士はね!」
あかり「お前ッ!!」
頭に血が上ったことを隠しもせず、あかりは怒号を上げた。
男が、あかねと同じような退魔士に対し何らかの危険な行為を行っていることは明らかだった。
男の被害にあった人物が、もしかしたらあかりの良く知る大切な人だったかもしれない。
そう思うと、あかりは怒りで腸が煮えくり返りそうになった。
あかり「あんたのやってきたこと、洗いざらい吐いてもらうからね!」
ヤクマ「ええ、聞かせてあげますよ。私の実験室に連れて行ってたぁーっぷりとねェ!!」
【戦闘開始!】
↓1~↓3 ヤクマの攻撃(詳細は>>203)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
男は懐から試験管を取り出すと、それを勢いよく地面に叩きつけた。
試験官が割れ、中に閉じ込められていた液体が一気に気化する。
瞬く間に煙が立ち昇り、風に乗ってあかりの方へ流れてきた。
ヤクマ「安心してください、ちょーっと身体が痺れたりキモチよくなったりするだけですから!」
あかり(これもご自慢のおクスリってことね! ていうかなんて悪趣味なもん作ってんのよ!)
あかりは鼻から下を覆うように素早く口布を巻き、空気を必要以上に吸い込まないようにする。
口元を隠したその姿は、まさに忍のようであった。
ヤクマ「無駄ですよ! そんな布切れ一枚じゃ微粒子レベルの私の薬煙は防げません!」
ヤクマ「さらに、この薬は肌に触れただけでも効果を及ぼします! さぁ、どうしますか!」
ヤクマ「退魔士だろうと所詮は人間、動物です! ならば、私のクスリに抗う術など――」
あかり「フッ……!」
ヤクマ「!?」
あかりは、炎を纏った刀を横薙ぎにはらった。
刃から火炎が迸る。放たれた炎の刃が、たゆたう濃煙に吸い込まれるように切り込んでいった。
刹那、業火が膨れ上がる。熱波とともに、あたりの煙を一瞬で吹き飛ばした。
男の身体が爆風により吹き飛ばされる。地面に背中を強く打ち付け、肺の中の空気が吐き出された。
数回地面の上を転がったのち、男は上体を起こし膝をついた。
薬の力で超人的な身体能力を得た男は骨折こそしなかったものの、吹き飛ばされたダメージにより身体の節々が痛んだ。
あかり「自分のクスリの弱点も分からずに威張ってたわけ? さっき打ったクスリが頭にも回っちゃったんじゃない?」
ヤクマ「こ、この、小娘が……!」
あかり「口数も多くなったみたいだしね。最初のあんたの方がよっぽど不気味だったわ」
あかり「どんだけ力が強くなったんだとしても、クスリに頼らないと何もできないやつなんか怖くもなんともない!」
ヤクマ「黙れェェ! 私の研究成果を馬鹿にするな!!」
あかり「私がバカにしたのはあんた自身なんだけど」
ヤクマ「頭の軽い売女が! 貴様ごときが、私の崇高な真理探究の理念を理解できるものかァ!」
男は喚きながら、あかりに向かって駆け出した。
運動が得意そうな身体つきではなかったが、薬で身体能力を底上げされた男は獣のような勢いであかりに迫った。
あかりの顔面めがけて腕が伸びる。
速度は常人のそれを遥かに超えていたが、所詮は素人の拳。あかりは冷静に、その拳を払おうと裏拳を放った。
しかし、あかりがその腕を弾くよりも前に、男の腕からスプレーのような液体が噴出された。
袖口から、男の腕に装着された小さな装置がちらりと見えた。
あかり「くっ……!」
ヤクマ「ククク、浴びましたね! 私の特性液薬を! 肌に触れれば一気に気が遠ブッ!?」
あかり「そんな小細工まで仕込んで、手品師かあんたは! どこまでもセコいやつね!」
鼻っ柱に拳を叩きこまれ、男は怯むように後ずさった。眼鏡が歪み、潰れた鼻から鼻血が垂れた。
ヤクマ「な、なぜ効かない! 私が作ったクスリだぞ!」
あかり「知らないわよ。大したクスリじゃなかったんじゃない?」
あかりは顔に付着した液体を手拭いで拭った。
あかりは忍の家系に生まれた子として、幼い頃から毒への耐性を得るための訓練を行ってきた。
それに今は、シノビスーツのおかげで霊的防御力も上がっている。
ほんのちょっと飛沫が散った程度では、今のあかりには毒も薬も効かない。
あかり(とはいえ、時間が経ったらどうなるか分からないけどね。変な効果が出てくる前に片付ける!)
ヤクマ「こ、この、退魔士風情が! 旧来の陋習に囚われ進化を忘れた猿が、科学者である私に歯向かうなッ!!」
【ターン1 終了】
【攻撃1 52 VS 52 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 27 VS 52 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 38 VS 52 有効! 0ダメージ!】
敵の攻撃コンマとあかりの反撃コンマが同値の場合には、攻撃は無効です(>>37参照)
【ターン2 開始】
↓1~↓3 ヤクマの攻撃(詳細は>>203)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
ヤクマ「仕方がありませんね……これだけは使いたくなかったのですが」
男は、懐から新たな注射器を取り出した。
先ほどのものよりも大きく、太い針が鈍く光る。
その中に込められた毒々しい液体は、どうみても人体に投与していい『クスリ』などではなかった。
あかり「ちょ、ちょっと! それ、明らかにヤバいやつなんじゃ……!」
ヤクマ「ふふ、今さら怯えてももう遅い! その生意気な面を、痛みと恐怖で歪ませてあげますよ!」
慌てて制止するあかりの言葉を振り払うようにして、男はその針を躊躇なく首筋に突き立てた。
血管から血が溢れるが、お構いなしに薬を流し込んでいく。
男の顔色がみるみる悪くなる。口元からは泡を吹き、見開かれた目は、完全に正気を失ってしまっていた。
あかり「どこまでバカなのっ……!」
苦虫を噛み潰したように、あかりは顔をしかめた。
もはや見ていられなかった。男にとっては、自らの身体ですら実験体ですらないのだろうか。
自らを意味もなく傷つけるような戦い方に、あかりは同情すら覚え始めていた。
早く終わらせないと手遅れになってしまうかもしれない、とあかりは刀を構えた。
無意識のうちに、激しい怒りを覚えていた敵のことすら救おうと考えてしまう。
その優しさが、あかりの強さであり、弱さでもあった。
ヤクマ「おお、オオオォォォオオオオ!!」
男の身体が膨張していく。許容量を超えた衣服がひきちぎれ、浅黒い肌に覆われた隆々とした筋肉が露になる。
背丈が、ついにあかりの二倍ほどの大きさになる。フシュー、フシューと、男は飢えた獣のような息を吐いた。
ヤクマ「あァ、力が漲るようダ……世界が澄んで見えル。モウ、誰にも負ける気がしなイ」
あかり「そんな力、まがい物よ! 今すぐ病院に連れてってあげるから、大人しくしてて!」
ヤクマ「クハハハハ! 命乞いをするなラ今のうちだゾ! このパワー、止められるカ!」
あかり「っ……!?」
見上げるほどの巨躯が、一瞬にして視界から消えた。
あかりの頭上から影が落ちる。今まさに、男の丸太のような腕が振り下ろされようとしていた。
あかりは弾かれたように後ろに逃げる。
空を切った拳は地面に叩きつけられ、そのままコンクリートでできた道路を粉々に吹き飛ばした。
いくらあかりが強い退魔士だとしても、あの一撃をまともに食らえばぺしゃんこだろう。
確かに、常人が手にするにはあまりに強大すぎる力だ。
あくまで、常人を基準に考えるならだが。
あかり(あんなの、身体への負担がハンパじゃないはず、早く止めないと!)
なおもあかりに恐怖はない。
あんなただ早くて強いだけの攻撃、かつて戦った巨大な鬼の妖魔に比べれば可愛いものだった。
ヤクマ「いくゾ、小娘!」
あかり「このっ……! ちょっと痛いけど、我慢してね!」
あかりは刀を持ち換え、峰の部分を男に向けた。そのまま、風のように疾く男の前に躍り出た。
これだけ分厚い筋肉に包まれていれば、あかりの全力の峰打ちであっても死ぬことはないだろう。
あかり「はぁぁ!」
ヤクマ「かかったナ! これでも喰らエッ!」
あかり「へぶっ!?」
あかりの顔に突如、丸い何かが投げつけられた。
それは一気に弾けると、あかりの顔をピンク色に染め上げた。
ヤクマ「ハハハハハッ! 媚薬たっぷりのカラーボールダ! オラ雌豚ッ! 私にチンポを請べらッ!?」
あかり「どこまで卑怯者なのよあんたは!! その性根、叩き直せッ!」
ヤクマ「ゴフッ!?」
あかりの見事な正拳突きが、男の鳩尾にクリーンヒットした。
筋肉達磨が冗談のような勢いで吹き飛んでいく。男は壁にぶつかると、白目を剥いてズルズルと地面に沈んでいった。
あかり「うわ、きったね! 何よこれ、最悪……!」
あかりは口布を外し、顔に着いたペイントを落とした。
無味無臭だがべとべととして気持ちが悪い。
髪にもかかってしまった。早く家に帰ってシャワーを浴びなければ。
あかりはその地区の『総会』支部に連絡すると、空気が抜けたように萎んだ男を担いで夜の街を駆けた。
――その夜。
あかり「あふんっ♥ あん、んぁ♥ なんで、今日、すっごいムラムラする♥」
あかり「んぁ、あっ、あん♥ ん、んっ、いく…♥」ビクビク
なぜか異様に火照った身体を慰めるために夜更かしをしてしまい、次の日の学校で爆睡を決め込んだあかりはしこたま怒られるのだった。
【ターン2 終了】
【攻撃1 56 VS 92 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 20 VS 92 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 93 VS 92 有効! 1ダメージ!】
【第四戦 勝利!】
今回もあかりの圧勝に終わりました。
一発KOもありえますし、そろそろ負けても不思議ではないですが……
次の敵を決めます
特にテンプレはないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
あの男――ヤクマは、元は『総会』と協力関係のある医療機関の人間だったらしい。
最先端の医療科学と古来より伝わる退魔の知恵が合わされば、最強の退魔士を生み出すことができる。
彼は在職中そのような理想を掲げていたらしいが、実際にあの男がやりたかったのは退魔士や妖魔を使用した悪趣味な人体実験だろう。
ヤクマは裏社会との繋がりもあったようで、あの男が作った霊薬は、非合法のものよりも遥かに強力なヤクとして裏で売買されていた。
その薬がどんな連中に買われ、どんな用途で使用されていたのか、想像するだけで反吐が出る。
その先は、退魔士というよりは警察の仕事だ。その奥には、妖魔の世界とは異なる深い闇が広がっているはずだ。
ヤクマが実験室と称していた地下室には、正体の分からない数々の薬物の他、妖魔の死骸が瓶詰にされていた。
そして、あの男の実験という名の拷問により命を落とした少女たちの遺体もあったという。
決して許されることではない。
それなのに、その中に茜はいなかったという情報を聞いて一瞬安堵してしまった自分に、あかりは自己嫌悪を抱いた。
そもそも、あの程度の小物に茜が負けるはずもない。
茜がいなくなってから二週間近くが経とうとしているが、茜の情報は一向に得られなかった。
あかり(茜……いったい、どこで何をしてんのよ……)
あかり「うぅん……」
「紅さん、紅さん……!」ヒソヒソ
あかり「んぇ?」
「紅ッ! 授業中に寝るなと言ってるだろ!」
あかり「ひゃん!? す、すいませぇん!」
なんてことない日常が、ただただ過ぎ去っていった。
◆ ◆ ◆
「や、あぁん…♥ だ、ダメです先輩、私には、彼氏が……」
「いいじゃん別に、あんな真面目くんより俺と遊んでた方が絶対たのしーって」
「あんっ…♥ だ、めっ…!」
「そういって、お前もノリノリじゃん。こんなに濡らしちゃってさ、これ、どう説明すんの?」
「そ、それはぁ……やっ、奥、挿れないで…♥」
「大丈夫だって、バレねーし。それにちょっとつまみ食いするだけだから浮気じゃねーよ」
「あ、あぁん♥ せ、せんぱい……♥」
へらへらと軽薄そうに笑う男を、女は潤んだ瞳で見上げていた。
いけないことだと分かっているのに、あんな誠実な人を裏切ってこんな男に抱かれている自分の弱さに涙が出てくる。
しかし、彼女はこの状況にどうしようもなく興奮してしまっている自分がいることにも気付いていた。
男が女の顎を掴み、そのまま顔を寄せてきた。
このままでは、奪われてしまう。避けようと思えばいくらでも避けられるはずなのに、女はぎゅっと目を閉じた。
しかし、どれだけ待っても、思っていたはずの感触が訪れない。
肩透かしを食らったような気分になり、女はゆっくりと目を開けた。
「……? 先輩?」
見開かれた、生気のない男の瞳と目が合った。
女は思わず、引き攣ったような悲鳴を上げた。
と、お腹のあたりがじわじわと熱くなってくるのを感じて、女は下の方を見やった。
一瞬、その光景を理解することを脳が拒んだ。
男の腹部を突き破って伸びていた刃の切っ先が、自身の腹に突き立てられていた。
ふわっとした男好みのするワンピースに、生温かい血が滲んでいく。
視界がぐらぐらと揺れ、心臓が壊れたように早鐘を打つ。
そして、目の前の男が頭から胸のあたりまでばっくりと割れ、それから迸った血飛沫を浴びた瞬間、女のパニックはピークに達した。
「い、いや、いやああぁぁぁあああああ!!」
魂狩「返せ……ミツを……俺の妻を返せェェ!!」
武者のような鎧に身を包んだ亡霊が、呻き声を上げながら女を睨みつけていた。
亡霊が男に突き刺していた刀を抜き去る。もたれかかってきた亡骸を、女は突き飛ばすように払いのけた。
幸か不幸か、女が負った腹の傷は致命傷ではなかった。女は逃げようとするが、腰が抜けて前のめりになって倒れ込んだ。
「いやぁ、何、なんなのぉ……! お願い、ゆるして、ころさないでぇぇ……!」
魂狩「返せ、返せぇぇ!」
あかり「フッ!」
魂狩「!?」
突如目の前に飛び込んできたあかりの刀を、鎧武者は咄嗟に受け止めた。
恐怖が臨界を超えた女が気を失った。女から妖魔を遠ざけるために、あかりは燃え盛る剣を勢いよく振るった。
あかり「はぁぁ!」
魂狩「っ……!」
あかり(鎧武者の怨霊……相当古い魂ね。魂だけが彷徨っていたのが、ここ最近なんかの拍子に実体を帯びたって感じかしら)
魂狩「うぅ、返せ、返せ……」
あかり「残念だけど、あなたが求めていたものはきっともうこの世には残っていないわ。どうか大人しく成仏して――」
魂狩「……ミツ? ミツ……!」
あかり「え、な、何!?」
突如飛び掛かってきた鎧武者を、あかりは反射的に刀で斬りつけた。
元は霊体であったにもかかわらず、刀と打ち合った鎧は甲高い金属音を響かせた。
鎧武者を退けることはできたが、まるでダメージは与えられていない。
自身が攻撃されたことに気付いていないかのように、鎧武者は歓喜していた。
魂狩「ミツ、帰ってきてくれたのか、ミツ……!」
あかり「よく分かんないけど、私は紅 あかりよ! あなたの知ってる誰かじゃない!」
魂狩「もう、奪わせない……誰にも、渡さない……!」
あかりが何も事態を飲み込めないまま、鎧武者は再び怒りに震え出した。
もう遥か昔に死んでいった者の悪霊だ。
気が遠くなるほどの長い間、怨嗟だけが歪んで増長した憐れな存在だ。
もはやかつての人格などほとんど残っていないだろう。
鎧武者は、自身が殺した男の心臓に刀を突き刺した。
返り血に染まった刃に、薄く白い男の魂が喰われていく。
あかり(もうすでに、かなりの人魂を喰らってる……! このまま放っとくと、どんどん手が付けられなくなる!)
程度の差はあるが、人魂を喰らった妖魔は確実に強くなる。
今ここで断ち切っておかなければ、さらに多くの血が流れることになるだろう。
あかり「悪いけど、斬らせてもらうから! 恨まないでね!」
魂狩「ミツは、俺の……俺のモノだアアア!!」
【戦闘開始!】
↓1~↓3 魂狩の攻撃(詳細は>>102)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
魂狩「ミツゥゥ!」
あかり「このっ……!」
鎧武者は剣を構えることなく、まるで熱い抱擁を交わそうとするかのように両腕を広げてあかりに迫ってきた。
あかりはそれを刀で弾き、近づかせないようにする。
無防備に晒された鎧の胴に、あかりは容赦なく祓魔の炎刃で斬りつける。
だというのに、鎧は甲高い音を響かせるだけで小さな切り傷程度しか刻まれなかった。
あかり(くっ、なんて硬さなの……! 『日輪』の刃がここまで通らないなんて……!)
魂狩「なぜだ、ミツ……帰ってきてくれたんじゃないのか……」
あかり(あれを斬るためには、生半可な一撃じゃダメだ!)
あかりはバックステップで大きく距離をとると、刀を一度鞘に納めた。
腰を低く落とし、目の前の鎧武者をキツく睨みつける。
鎧武者は頭を抱え、何かにうなされるように念仏のような低い唸り声を上げていた。
どういうわけかは知らないが、今妖魔に敵意はない。
このチャンスを見過ごす理由はない。今なら、大振りの攻撃を放っても避けられないかもしれない。
フッと短く息を吐くと、あかりは弾かれたように駆け出した。
最初の数歩で一気に最高速度にまで持っていく。常人では残像すら捉えられないだろう。
精神が、極限まで研ぎ澄まされていく。加速する世界の中で、あかりの思考だけがゆっくりと流れる。
刀の柄を握る拳に力を込める。それでいて、無駄に力が逃げてしまわないように脱力を行う。
鞘の内側を走る刃は、鞘から解き放たれた瞬間に神速の斬撃を放つ。それが、抜刀術の極意。
あかり(今だッ!)
あかりは、加速する身体の勢いも乗せるようにして、刀を抜き去ろうとする。
刹那の出来事だった。人間の感覚では捉えられない、時の狭間の無音のような世界で。
対峙した武者が、腰に納めた自らの刀に手をかけているのが見えた。
いつの間にか鞘に納められていた刀。戦意を持っていないので邪魔にならないようにしたのだろう程度にしか思っていなかった。
あかりの背筋に悪寒が迸る。汗が吹き出し、全身の気が逆立った。
脳裏に刻まれるのは、鮮烈な死のイメージ。胴から切り離され、無惨に宙を舞う自らの首。
全身が怯えていた。生物としての本能が、必死の攻撃を回避せよと全神経に命令を送る。
あかり「うおおおおおおぉぉぉぉッッ!!」
あかりは、その恐怖を全霊でねじ伏せた。
このタイミングで回避などしようものなら、それこそが致命的。
あかりの退魔士としての本能が、その一撃を迎え撃てと全身を奮え立たせた。
両者、必殺の間合いに入る。
鞘から抜き放たれた二つの刃は、その一瞬だけ、世界を置き去りにした。
神速の刃が斬り結む。
邂逅の後、再び時が動き出したかのように金属音が響いた。辺りの壁すべてに、横一閃の切り傷が刻まれる。
あかりは脂汗を流しながら、苦渋を舐めたかのように顔をしかめた。
視界の端に白い欠片が星屑のように煌めく。あかりの『日輪』が欠けてしまったのだ。
対する鎧武者の持つ刀には、一つの刃こぼれもない。
あかり(負けた! 剣士として……!)
鎧武者の横を通り過ぎたあかりは、震える脚に力を入れられなくなり、跪くように崩れ落ちた。
そして。
バキン! と大きな音を立てて、鎧の胴が砕け散った。
あかりの決死の刃は、武者の刀を弾いてその鎧に届いていたのだった。
魂狩「うぅ、ミツ、なぜ……」
あかり「ハァ、ハァ……!」
あかり(でも、本当にヤバかった……! あの妖魔と、峰ではなく刃で斬り結んでいたら、今ごろ……!)
あかりは荒々しく肩を上下させながらも、徐々に息を整えていく。
疲労感はあるものの、終わってみればあの局面を無傷で乗り切れたことはほぼ奇跡に近かった。
鎧武者が、ヨロヨロとあかりの方に向き直る。
ひび割れた胴に空いた大きな穴からは、どこまでも続いていそうな闇が覗いていた。
【ターン1 終了】
【攻撃1 94 VS 94 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 55 VS 94 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 30 VS 94 無効! 0ダメージ!】
仮に敵の攻撃コンマでゾロ目が出たとしても、あかりの反撃コンマを上回らなければその攻撃は有効にはなりません(>>37参照)
実質3vs1だしと思ってこういうバランスにしましたが、しかし……
【ターン2 開始】
↓1~↓3 魂狩の攻撃(詳細は>>102)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
魂狩「ミツ……取り戻す、絶対に……!」
こちらに向き直った鎧武者が、あかりに真剣の刃を向けて構える。
瞬間、あかりは悟った。もう、鎧武者に加減はないと。
膝が震える。今度は、疲労によるものではなかった。
逸る心臓を努めて抑えながら、あかりは静かに息を吐く。
あかりも応えるように刀を構えた。
あかりの刀に紅蓮の炎が纏われる。闇夜を照らし、妖魔を斬り伏せる祓魔の炎。
瞳が抜け落ち窪みとなった武者の双眸は、煌々と燃える炎に照らされながらも暗い闇をたたえていた。
すると、対峙する鎧武者の持つ刀にも変化が現れた。
白く煌めく刃が、徐々に透き通っていく。その刃は、まさに芸術品のようであった。
青白く半透明な刃の周りに、白い靄がかかるのが見えた。
冷気だ。燃え盛る劫火を前にして、なお凍てつくような冷気を放っている。
あかりは、背筋がすぅーっと冷たくなっていくのを感じた。
強者を前にした恐怖がそう錯覚させるのか。情けないが、愛刀の放つ炎熱が打ち負けているという可能性の方が堪える。
あかりが妖魔に与えたダメージはおそらく大きい。
だが、先ほど一撃で仕留められなかったのはまずかったかもしれない。
知らず知らず悲観的になる思考を切り替えるように、あかりは小さく頭を振った。
対峙する鎧武者に隙はない。
だが、なければ作るしかない。『格下』が挑むなら、相手の出方を見るなどという悠長なことはしてはならない。
あかり「おおおぉぉぉ!!」
あかりは、鎧武者めがけて一直線に駆け出した。
爆ぜた空気の勢いも載せ、炎熱を纏う刀が振るわれた。
受ける氷刃が炎刃を受け止めた。
正反対の力がぶつかり合った余波で、辺り一面がミシミシと音を立てて揺れた。
そして、あかりの持つ刀が纏っていた炎が掻き消えた。
あかり「っ!?」
攻撃が効かないことはあっても、祓魔の炎を掻き消されることなど今まで一度もなかった。
持ち主の動揺はそのまま刀に現れる。
均衡は一気に崩れ、勝負は呆気ないほどに片が付く。
あかりの持つ刀が瞬く間に氷漬けにされた。炎熱で防いでいた冷気がスーツを貫通し、あかりの肌を貫く。
筋肉が強張る。柄を握る指がかじかみ、強く握りしめることも刀から手を離すことすらできなくなった。
当然、そんな大きな隙を妖魔が見逃すはずもない。
刀身で刀を舞い上げられる。これまで数多くの妖魔を共に斬り伏せてきた愛刀を手放したことで、あかりの心は一瞬で恐怖に塗りつぶされる。
そのまま重たい蹴りを放たれ、あかりは地面を転がった。
あかり(ダメだ、怯むな! 刀がなくても立ち上がらないと……!)
腰巾着に納めていたクナイを取り出す。刀ほど使い慣れてはいないが、忍の末裔として最低限武器としては使用できる。
しかし、それを投擲するよりも先に、鎧武者に地面に押さえつけられてしまった。
あかり「くっ……!」
仰向けにされ、あかりは完全に組み敷かれた形となった
豊満な胸が、ピッチリスーツに支えられながらも重力に負け左右に押し広がる。
上にのしかかる鎧は重く、霊力により強化されたあかりの腕力でしても一ミリも動かせなかった。
魂狩「ミツ、ミツゥ……」
あかり「だから、そんな人知らないってば! 離してよ!」
魂狩「ミツゥ!」ガシッ
あかり「ひゃっ!? は、離して……!」
魂狩「帰ってこい、帰ってこい……!」ミシミシ!
あかり「が、ハッ……! やめ……!」
あかりの身体が、鎧に抱き抱えられるように締め上げられた。
冷たく硬い鉄の鎧に押しつぶされて、胸がはち切れそうになるほどたわみ、ひしゃげた。
全身の骨がミシミシと軋む。肺から空気が押し出され、あかりは舌を突き出しながら空気を求めるように喘いだ。
どれだけ力を込めても、鎧はびくともせずにあかりを締め上げ続けた。
抵抗をすればするほど、ただ自身の肉が潰される感覚を味わうだけだ。
酸欠で、視界が狭くなっていく。あかりの心が、絶望に染められていく。
虚ろになった瞳から、ついに涙が零れ始めた。
あかり「おね、がい……たす、けて……!」
魂狩「もう離さない……帰ってきてくれ、ミツ……!」
あかり「い、いやだ……死にたく、ない……誰、か……」
どんな強敵を前にしても決して消えることのなかった不撓の炎が、あと一息で掻き消えようとしていた。
あかり「助、けて……あか、ね……!」
魂狩「ッ!?」
少女の口から漏れたその誰かの名を聞き、鎧武者はハッとしたように動きを止めた。
穿たれた双眸で、組み敷いた少女の顔を見やる。
涙を流しながら、縋るように誰かの名を呼ぶ弱々しい少女がそこにいた。
この少女には、大切に想う誰かがいる。そんな少女の命を、自分の妻だと思い込みこんな理不尽な形で踏みにじろうとしていたのか。
それではまるで、愛する妻を強引に奪い去ったやつらと同じではないか。
魂狩「う、うぅ……ミツ、俺は……!」
あかり「はぁ、はぁ……」
あかり(何? 何が、どうなって……)
万力のような拘束から解き放たれたあかりは、明らかに狼狽し始めた鎧武者を見て困惑した。
しかし、このチャンスを黙って見過ごすわけにはいかない。
あかり(私ってば、何やってんのよ……! こんな情けない姿、茜に見られたら笑われちゃう!)
あかり「はああぁぁぁぁ!!」
あかりは浄炎の御札を取り出すと、握りしめた拳をそのまま鎧の風穴に突っ込んだ。
暗闇の中で紅が爆ぜ、鎧武者の穴から眩い光が漏れだした。
暗闇をたたえていた双眸に、光が宿った。
その奥に、優しそうな男の瞳が見えた。
「「ありがとう」」
声が、重なって聞こえた。
男の手を引く優しそうな女性が、あかりに向かって微笑んだ。
二つの幻影は、業火に焼かれて跡形もなく消え去った。
あかり「何よ……あんな綺麗な人、私なんかと間違えたらダメでしょ……」
堰き止められていた血液が全身を巡り出す。痺れていた指先に、徐々に感覚が戻ってきた。
回復用の御札を取り出すよりも前に、あかりは胸に忍ばせていた御守りを取り出した。
僅かに宿っていた彼女の霊力は日に日に薄れていき、今やただの飾りとなってしまっていた。
あかり「ううぅ……会いたいよ……帰ってきてよ、茜……」
あかりの目元から、一筋の涙が零れた。
【ターン2 終了】
【攻撃1 69 VS 31 有効! 38ダメージ!】
【攻撃2 45 VS 31 有効! 14ダメージ!】
【攻撃3 40 VS 31 有効! 9ダメージ!】
【あかりの体力 100 → 39】
【第五戦 勝利!】
後半盛り返されましたが、五戦目もあかりの勝利です
確率的におそらく勝敗は半々ぐらいになると思うんですが……
次の敵を決めます
特にテンプレはないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
これが終わったらまた区切りをつけて特別編です
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
名前 さえ
見た目 黒髪おかっぱ頭に赤い着物を着たからくり人形の付喪神。
能力 毎晩自分を拾った人が寝ると夢の中に入り込み、その人が望む淫らな夢を見せて活力を奪っていく。一定以上の活力を得ると自身の分身を生み出せる。
どんな悪いことをしているか 憑りついた人の淫夢を見せながらさえを崇めるよう暗示を掛け、さえの望むがまま活力を捧げ分身を増やす傀儡にしてしまう。
次の敵は>>301です
00ゾロ目なので、何か補正をつけるかも
今日はここまで。付き合ってくれた人はありがとうございました
一つ質問!
ちんこ生えた女の子とか男の娘の妖魔や対魔士を登場させるのはOKですか?
>>313
OKです
では始めていきます
あかり「はぁぁ!」
「ギャアアアァァァ!?」
あかりの炎刃が妖魔を切り裂いた。
その妖魔は一見すると普通の少女のように見えたが、その陶器のような白い肌が砕けると、中には闇のような空洞が広がっていた。
瞳が生気を失い、身体がバラバラに砕ける。血も肉もない、それはまるで人形だった。
砕けたパーツが紅蓮の炎に包まれる。人形の妖魔はそのまま塵も残らず消えていった。
その妖魔に取りつかれていた女が倒れ込みそうになったところを、あかりはすんでのところで抱きかかえる。
あかり(なんだか妖しい気を放ってたから探りを入れてみたら……ビンゴだったわね)
あかり(あの妖魔に生気を吸われてしまっていたみたいだけど……よかった、これぐらいならすぐに良くなる)
あかり(にしても、あの妖魔……呪詛タイプで元々戦闘は不向きなようだったけど、それにしても手ごたえがなかったというか……)
あかり(自分が祓われるかもって状況なのに、必死さがなかった気がする)
妖魔の多くは、その強すぎる怨みや憎しみが核となってこの世に具現化する。
どんな小物であろうと、死ぬ間際にはそれらへの強い執着を見せるはずなのだが。
あかり(なんだか、これで終わった気がしない……『総会』にもそう報告しておこう)
あかりは刀をしまうと、ビルの屋上を駆けながら夜の街に消えていった。
さよ(ふふ、あのお姉さん、なんて上質な霊気なの。すっごくおいしそう♥)
闇夜の中、気付かれないようにあかりを盗み見ていたその少女は、うっとりと目を細め朱い舌で唇を濡らした。
黒髪のおかっぱに、赤い着物。先ほどあかりが倒した妖魔と寸分たがわず同じ容姿をしていた。
当然だ。先ほどあかりが倒したのは、この妖魔の分身なのだから。
さえ(でも、すごく強いわ。本体の私でも、真正面から挑めば勝ち目はないでしょうね)
さえ(あの霊感の強さじゃあ人形も拾ってもらえずに壊されちゃう。困ったわ)
さえ(どうしましょう。危ないけれど、あのお姉さんの霊気、どうしてもほしくなっちゃった♥)
さえ(退魔士の家に忍び込むのは自殺行為……となれば……)
さえ(ふふ、大丈夫……どれだけ強い退魔士であっても、夢の中じゃあみんな無防備なんだから♥)
少女は目を閉じ、先ほどまで熱いまなざしで見つめていた退魔士の華麗な姿を思い描いた。
空洞であるはずの臍下の奥辺りが、ジクジクと疼くのを感じた。
◆ ◆ ◆
あかり「すぅ……すぅ……」
「紅さん、最近よく寝てるよね……特に午後一の授業は100パー寝てるし」
「あれだけ先生に注意されてるのに、懲りないよねー。夜バイトとかしてんのかな」
「あるいは、彼氏とか!」
「うっわーそれヤバいね! 男だったら、あのおっぱいは寝かさないでしょ」
「ヤりまくりだろうねー! 紅さんがそんな感じだったら男子ども泣いちゃいそう」
クスクス、とクラスメイトたちが下世話な女子トークを繰り広げているのにも気付かず、あかりはぐっすりと眠っていた。
あかりとしても、授業中に寝てしまうのは申し訳ないという気持ちはあった。
だから、昼食をとった後は次の授業までの合間に仮眠をとることにしていた。
腕を枕にして、うつ伏せになって眠っている。ブラウスの上からも分かる豊満な胸が窮屈そうに潰れていた。
「……」
クラスメイトの一人が、教室に戻ってきた。
虚ろな目をした少女は、寝ているあかりの横を通って自席に座った。
そのまま、あかりと同じように仮眠の体勢に入る。
すっと目を閉じると、少女は数秒もしないうちに夢の世界へと堕ちていった。
あかりは、よだれを垂らしながら気持ち良さそうに眠っていた。
その顔のすぐそば、寝息が当たるほどの位置に、紙で作られた小さな人形が置かれていた。
先ほど、クラスメイトの少女が横を通る際に、腕の隙間からそっと忍ばせたものだ。
その人形には、長い女の黒髪がぐるぐると巻かれていた。
さえ「ふふ、うまく入り込めたようね」
右も左も、上も下も分からない。何もない、果てのない世界。
あらゆる概念が混沌とし、結果として何の意味も持たない潜在意識の海を、赤い着物の少女は深く深く沈んでいった。
本来は、その世界の主以外は決して足を踏み入れることのできない聖域。
その妖魔は、自身に忠誠を誓わせた傀儡を媒介にして、あかりの夢に忍び込んだのだった。
妖魔の向かう先には、この世界の創造主であるあかりが揺蕩っていた。
一糸纏わぬ生まれたままの姿で、あかりは眠ったように目を閉じていた。
あかりに触れられるところにまで降りてきた少女は、その小さな手をあかりの頬にそっと添えた。
あかりはまるで反応を示さない。母の腕の中で眠る赤子のように無防備だった。
少女は、あかりにゆっくりと顔を近づけていく。そして、額と額をぴとっとくっつけた。
あかり「ん……」
さえ「ねぇ、お姉さんはどんな夢が見たいのかしら♥」
漆で塗り潰されたかのような黒の瞳が、あかりの奥底を見透かすように射抜いていた。
さえがあかりに見せる淫夢の内容 ↓1~↓3 コンマ最大
最大ゾロ目(00)補正で、通常の戦闘に入る前に採用コンマの数値分のダメージを与えます
コンマの内容はあかりの反撃なしで有効になります(内容によってずらしあり)
教会に、祝福の鐘の音が響いた。
純白のウェディングドレスに身を包んだ新婦が、深紅のバージンロードをゆっくりと歩く。
純潔の象徴であるはずのそのドレスは前面がぱっくりと割れ、その溢れ出そうな乳の谷間や引き締まったお腹が曝け出さられていた。
彼女が向かう先には、彼女が恋焦がれていた最愛の人が待っていた。
新婦が、新郎の前に並び立つ。
ゆっくりと持ち上げられたベールの奥にあったのは、大人に至る過程の中でまだ幼さを残した少女であった。
少女――あかりは頬を染め、とろんとした熱っぽい視線で目の前の新郎を見上げていた。
シックな黒のタキシードがよく似合う。あかりでなくとも、女性であればそのカッコよさに目を奪られるだろう。
しかし、よく見てみれば、その長い睫毛や柔らかそうな唇、そしてシャツを内側から押し上げる双丘が、彼女がまぎれもない女性であることを示していた。
「健やかなるときも、辞める時も、互いを愛し、決して離れることなく生涯を共にすることを誓いますか?」
茜「誓います」
神父の問いかけに、彼女――茜は間を置くこともなく断言した。
もう二度と離れないという彼女の誓いの言葉に、あかりの胸は切ないほどに熱くなった。
あかり「……誓います」
後に続くように、あかりも誓いを打ち立てた。
訪れていた来客たちが、にこやかな笑顔とともに祝福の拍手を送る。
皆に祝福されながら最愛の人と結ばれることができる幸福に、あかりは自然と涙をこぼしていた。
神に契りを交わした二人は向かい合う。視線が交じり合い、熱い吐息が肌に触れ、そして、二人の距離がゼロになった。
あかり「ん、ふっ…ちゅ、ちゅぱ……♥」
茜「んっ、ちゅ、んふ、れろっ……♥」
あかり「んんっ…! ちゅぱ、れろ、んぐ、んあぁ!♡」
誓いのキスが、徐々に荒々しくなっていく。
唇を奪われたのは初めてだというのに、舌まで絡ませてくる茜にあかりは必死に応えた。
未知の感覚に、あかりは肩を跳ね上がらせた。腰を強く抱き寄せられ、逃げ場もないままに唇を貪られる。
その力強く、荒々しい求愛の口づけに、あかりの下腹部は熱でグズグズに熔かされてしまった。
あかり「んちゅ、れろ、ぷはぁ♥ はぁ、はぁ…あかねぇ……♥」
あかりは完全に雄を誘う雌の目をしながら、茜の首に腕を回して身体を寄せた。
あかりの豊満な胸と、茜のほどよく膨らんだ胸が潰れ合う。
あかりは腰を艶めかしく揺らしながら、胸をむぎゅむぎゅと押し付ける。
前面が大きく開かれていたドレスがずれ、ぴんと勃った鴇色の乳首があらわになった。
茜は期待に答えるように、あかりの胸にそっと手を伸ばした。
あかり「あんっ♥ はぁ、はぁ、んっ、ああぁ♥」
胸を揉みしだかれる。いつものじゃれるような手つきではない。いやらしい、官能的な触り方。
茜は、開かれたドレスのふちに指をひっかけると、それを一気に擦り下ろした。
ばるんっ! と弾むようにして、あかりの胸が勢いよく曝け出された。
茜だけでなく、大勢の来客たちにも自身の胸を見られてしまっているということに、あかりは羞恥で震えた。
茜はあかりの髪を掻き分けると、真っ赤に染まった耳に舌を這わせた。
あかり「はうんっ!?♥ あひ、あ、そこっ、んひぅ♥」
目をきゅっと瞑るあかりの目尻に、涙が浮かぶ。
あかりの胸を弄びながら、茜はもう一方の手でぐちょぐちょに濡れそぼったあかりの秘所に指を滑り込ませた。
あかり「あはぁん!♥ あ、あんっ♥ すごい、キモチいい…!♥」
犬のような荒い息を吐きながら、あかりは最愛の人から与えられる快楽を享受していた。
大切な場所を指で荒々しく掻き回されても、それが茜によるものだと思うと腰が砕けそうになるほどの快感しか感じられない。
あかりは頬をだらしなく緩ませながら、雄に媚びるような嬌声を上げ続けていた。
茜「あかり……あかりっ……!」
あかり「はぁ、はぁぁ…♥ あかね、あかねぇ…♥」
耳元で悩ましく自身の名を呼ばれるたびに、あかりの脳が溶かされていく。
と、秘所に触れた指ではない何かの感触に、あかりは虚ろな瞳を下に向けた。
あかりの濡れた陰唇に、赤黒く怒張したソレの先端があてがわれていた。
あかり(え、あれ、これ、男の人の……なんで、茜に……?)
靄がかかったかのように、思考が上手くまとまらない。何かを考えようとしても、すぐに霧散してしまう。
茜にコレが生えているのっていいんだっけ?
ていうか、茜とこんなことをしていいんだっけ?
そもそも、ここはどこ? 私は……茜は、今どこにいるの?
あかり「ま、待っ――おっへえぇぇ!?♥」ビクン!
浮かびかかっていた疑問は、あかりの奥深くまで突き立てられた肉棒により消し飛んでしまった。
バチバチと、あかりの視界で火花が弾ける。
火傷してしまいそうなほどの狂熱を帯びた膣内が、侵入してきた肉棒をキュンキュンと締め付けた。
『初めて』のはずなのに一切の痛みはなかった。訪れたのは、壊れてしまいそうになるほどの甘美な快感だけだ。
あかり「ま、待っへ♥ これ、ヤバ――んぎぃ!?♥ ひぎっ、あへ、あひぇええ!♥♥」
あかりが制止の言葉を吐くよりも早く、抽挿が開始されてしまう。
自分でも届かない、今まで誰にも触れさせたことのなかった最奥を容赦なく突き上げられる。
キュンキュンと締まる膣内を、肉棒が強引にこじ開けていく。
ヒダをゴリゴリと削られるような力任せの抽挿に、あかりの腰がビクンと跳ねた。
かり(き、キモヂいいっ♥ お、おかしい、こんなの、おかしいよ♥ 頭、おかしくなる!♥)
あかり(あれ、でも、何がおかしいんだっけ♥ ダメ、キモチいい、分からなくなる♥)
あかり(ダメなのに、おかしくなるほどキモヂいいぃぃ!♥♥ あれ、こんなキモチいいのに、何がダメなんだっけ♥)
あかり「おほッ、お、ひぐゥ!?♥ やめ、らめてっ、茜、イグッ♥」
グズグズに蕩け切った雌の顔をしながらも、あかりは茜にやめてもらうよう懇願した。
縋りつくように、茜の胸元を掴む。
しかし、茜は答えない。これだけ近くにいるのに、表情もよく分からない。茜の息遣いを感じない。
あかり「あ、あかね……? ひ、ひぐっ!?♥ ち、違う、これ、茜じゃない……!」
あかり「やっ、ダメ、ダメダメっ♥ やらっ、いぐ、イっちゃう♥」
あかり「イッグウウウウゥゥゥゥウウウウ!!?♥♥」ビクンビクン!
あまりに強烈な絶頂に、あかりは跳ね上がるように背中を大きく仰け反らせた。
痙攣するあかりの膣内に、白濁が容赦なく吐き出される。
熱くドロドロとしたもので最奥を満たされていく感触に、あかりは望まない多幸感を覚えた。
ピークが過ぎた後も、あかりは余韻で腰を震わせていた。
結合部から、愛液と混ざり合った白濁が零れ、白い糸を垂らした。
あれだけ出したというのに、膣内の肉棒はまだ硬さを保っていた。
あかりは涙で濡れた瞳で、キッと目の前のソレを睨んだ。
茜に化けた何かが、生気のない表情であかりを見つめていた。
ゾッと、あかりの背筋が震えた。こんなものを茜だと思って、甘えた声を出し、身体まで許してしまったのか。
次に、あかりに湧き上がってきたのは怒りだった。沸々と、燃え滾る炎があかりに力を与えた。
虚ろだったあかりの瞳に、炎のように強く煌めく光が戻った。
あかり「はぁぁ!」
「ッ!?」
紅蓮の炎を纏った拳が、目の前の亡者を砕いた。
その炎はあかりの霊力が具現化したものだった。霊力は精神の力。夢の世界であろうと強い意志があれば行使できる。
気が付けば、教会も大勢の来客たちも跡形もなく消えていた。
そこに広がるのは、上も下も分からない果てのない世界。
あかり(これは夢、でも夢にしては感覚がリアルすぎる……!)
あかり「出てきなさい! どこかに本体がいるんでしょ!」
さえ「あれほどまでに溺れた状態から戻ってこれるのね。なんて精神力」
あかり「!?」
さえ「ふふ、ますます欲しくなっちゃった♥」
突如姿を現したのは、紅い着物を着た少女だった。
その姿には見覚えがある。薄く細められた目の奥に、光を映さない漆黒の瞳が覗いていた。
あかり「あんたはこの前の……! 祓ったはずじゃ……!?」
さえ「この前お姉さんが祓ったのは私の分身。本体は私」
あかり「ってことは、あんたを祓えばこのふざけた夢も醒めるってことね」
さえ「ええ。でも、いいの? ここは夢の世界。全ての理想が叶う世界」
さえ「私なら、あなたが望むままに夢を見せてあげられるんだけどなぁ。さっきまでみたいにね」
あかり「ッ!? あれのどこが理想の世界なわけ!?」
さえ「否定するの? あんなにキモチよさそうにしてたじゃない。あの新郎さんが、あなたの想い人?」
あかり「そ、そんなんじゃない! 茜は私の親友よ!」
さえ「へぇー。でも、あのお姉さんに犯されるのがあなたの深淵が望む理想なのよ?」
さえ「あのお姉さんに男のモノを生やして犯されたいと思ってるのね。ふふ、とんだ変態さんなのね、あなた」
あかり「黙れッ! それ以上適当なこと喋ると、容赦しないから!」
怒りに荒れ狂うあかりに対し、少女の妖魔はくすくすと余裕の笑みを絶やさなかった。
事実、分が悪いであろうことはあかり自身も認識していた。
先ほどの熱の余韻により、身体がのぼせたように気怠い。曝け出されたままの秘所からは、愛蜜が滴り落ちていた。
あかり(こいつは、私と茜の尊厳を踏みにじった! 絶対に許さない!)
あかりの全身から、紅い炎が舞い上がる。夢の世界では、現よりもより鮮明に霊力が具現するようだった。
さえ(あら、夢の世界でも強そうね。でも、ふふっ……お姉さん、自分があともう一押しで堕ちそうになってるの気付いてる?)
【戦闘開始!】
【ゾロ目補正! 先制攻撃有効! 80ダメージ!】
【あかりの体力 100 → 20】
ゾロ目補正はコンマ最小を採用にするか悩んだのですが、
00はゾロ目でも最大値だしと思ってコンマ最大にしました
【ターン1 開始】
通常の戦闘と同じく2ターン凌げれれば勝利、体力が0になれば敗北です
今までのあかりと同じく鉄壁の防御ができれば十分勝てます!
↓1~↓3 さえの攻撃(詳細は>>301)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
辺りの景色が一瞬で切り替わる。
空には月が昇り、あたりは暗い影に覆われていた。
強烈な既視感に襲われる。あかりはかつて、この光景を見たことがある。
かつてと同じ路地裏に、かつてと同じ少女が、かつてと同じ異形の姿で立っていた。
栞里「私はただ、みんなを守りたいだけなのに……」
あかり「あなたは……!?」
有無を言わせないというように、少女のドレスから伸びた触手が横薙ぎに振るわれた。
鞭のようなその触手を、あかりはバックステップでかわす。
なぜ、彼女はあの時確かに倒したはずなのに。
あかり(いや、違う! これは夢の世界、あの人形の妖魔が見せているだけの幻!)
少しでも気を抜けば、夢の世界に取り込まれそうになってしまう。
あかりは持っていた刀に炎を纏わせ、触手の少女に向かって駆けた。
先ほどまで裸だったのに、気が付けばいつもの戦闘スタイルになっているということに、あかりは疑問を抱くことができなかった。
妖魔と戦うときは、常にこのシノビスーツを身に纏っている。
今もそうだ。あかりには、そこに疑問を抱く余地などなかった。
迫りくる触手を鮮やかな剣さばきで斬り捨てながら、少女との距離を一気に詰めていく。
あかり「ガフッ!?」
突如太ももに鋭い痛みを感じたあかりは、思わず脚を止めてしまった。
まるで虚空から突如現れたかのような触手に、深く突き刺されてしまったのだ。
あかりのむっちりとした太ももに、ドクドクと液体を注ぎ込まれているのが分かる。
この毒を、あかりは知っていた。破邪のスーツを突き破り、毒耐性のあるあかりですら身体の自由が一瞬で奪われてしまう麻痺毒。
抗えない。あかりがそう思えば、夢の中ではそれが現実となる。
あかり(まだよ……!)
かつての時と同じように、あかりは燃え盛る刃を自らに突き立て気付を行おうとする。
しかし、そのあかりの行動をまるで最初から知っていたかのように、触手があかりの手から刀を弾いた。
やはり、奇策は二度も通じない。あかりは一人そう納得してしまう。
そもそもなぜ今、かつて倒したはずの敵と再び相まみえることになっているのか。
あかりはそこに、疑問を抱けない。因果が失われた世界で、あかりは正常な思考を組み立てることができなくなっていた。
得物は失われ、身体の自由は奪われた。
待っている結末は明白だ。あかりはもはや、捕食者に抗う術を持たない供物であった。
石のように動かなくなった脚を触手で縛り上げられ、そのまま吊り上げられる。
世界が残像となって、頭上に勢いよく流れていく。重力とは真逆の遠心力がかかり、あかりは吐き気を覚えた。
あかり(ま、まずい、このままじゃ……!)
加速する世界に、あかりの恐怖が膨れ上がっていく。
霊気を練ろうとしてもうまくいかない。
やがて訪れる破滅の瞬間を想起してしまい、あかりの鼓動がどんどん早くなっていく。
そしてついに、あかりの身体は勢いよくブロック塀に叩きつけられた。
あかり「ガハッ!? アアアアァァァァア゛ア゛ア゛ア゛!!」
身体がバラバラに砕けたかと思うほどの衝撃。
一瞬世界が白に染まり、遅れて全身が軋むような激痛に襲われた。
喉を引き絞るような絶叫を上げた後、あかりは吐血した。鉄と酸の混ざった味に、あかりはさらに嘔吐きそうになる。
あかりのシノビスーツは、霊的干渉だけでなく物理的な衝撃も吸収してくれる。
生身であれば間違いなく即死だった。あかりは朦朧とした意識のなかでそう考えた。
しかし、ここは夢の世界。スーツの有無など本当は関係がない。
どれだけの衝撃を受けようとも、あかりの身体は砕けない。
人体で知覚できる痛みに限度はあっても、精神体にはそんなものはない。死ぬことはなく、死よりも強烈な痛みを味わうことにある。
あかりの身体が再び吊り上げられた。
投げ縄を回すかのようにグルグルと乱暴に振り回され、あかりの身体はどんどん加速していく。
その時点ですでに、遠心力に引っ張られるあかりの身体は引き千切られそうなほどの痛みを感じていた。
あかり(ま、また来る……! さっきよりも痛いのが、また……!)
あかり(か、考えないと! なんとか逃げないと! じゃ、じゃないと、死ぬ、私死んじゃう!)
あかり「いや、いやああああぁぁぁぁぁああああ!!!」
ただの少女のような痛々しい悲鳴を上げながら、あかりは容赦なくにブロック塀に叩きつけられた。
二度では終わらなかった。何度も何度も、あかりの身体は吊り上げられ、振り回され、叩きつけられる。
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。
叩き付けられ、痛みで思考が消し飛ぶ度に、あかりの心にヒビが入っていく。
退魔士としていくつもの死線を潜り抜けてきたという自尊心。人々を守らなければという正義感。
卑劣なやつらに負けたくないという矜持。弱い自分を晒してはならないという理性。
そのすべてが、粉々に砕かれていく。
ここは夢の世界。今のあかりへの攻撃は、あかりの精神をそのまま抉る行為に等しかった。
鎧をすべて砕かれた後に残るのは、触れただけで壊れてしまいそうなほど脆弱な、剥き出しになったあかりの心だった。
あかい「う、ぁ……」
いったいどれほど繰り返されていたのか。ようやくあかりへの暴虐は止まった。
脚を縛り上げられ、宙づりの状態で持ち上げられる。
あかりが身に着けていたスーツは、すでに原型がないほどにボロボロになっていた。
最初に限界を迎え曝け出されていた胸は、重力に負けてだらしなく垂れていた。
あかりの秘所も丸出しになってしまっている。黄色い液体が、わずかに赤みかかった陰毛を濡らしていた。
全身のいたるところが青い痣になっていたが、不思議と骨折などはなく、身体は綺麗なフォルムを保ったままだった。
虚ろな目から涙を流しながら、あかりはボソボソと呟いた。
あかり「ゆる、して……もう、いや……いたいの、いや……」
さえ「あら、もう降参しちゃうの? ここは精神世界、心さえ強く持てばどんな痛みにも耐えられるはずだけど」
あかり「もう、いやぁ……! あや、あやまりますから、ゆるしてぇ……!」
さえ「ふふ、そう。ちょっと虐めすぎたかしら」
くすくすと笑う着物の少女に頬を撫でられるあかりは、完全に怯え切った表情を浮かべていた。
すでに戦意は折られている。今のあかりは誇り高き退魔士などではなく、ただのか弱い少女だった。
泣きながら許しを請うあかりに対し、少女は優しく微笑み返した。
さえ「私はね、何もあなたを虐めたかったわけじゃないの。ただ、あなたに素直になってほしかっただけ」
あかり「え……? 素直に……?」
さえ「もう、強がらなくていいわよ……ほら、あなたの望む夢を見せて?」
あかり「え――え、ここは……!?」
気が付くと、辺りがまた別の景色となっていた。
ここも見覚えがある。夢に堕ちる前、一番最後に見た光景だ。
教室で談笑しあうクラスメイトたちの姿。それは、人知れず戦場を駆けるあかりにとってかけがえのない日常の姿だった。
あかり「へ、なんで私……きゃあっ!?」
あかりが上げた素っ頓狂な声に反応するように、クラスメイトたちがあかりの方を見やった。
教室の中心で、あかりは触手に縛られて宙に浮いていた。
脚をはしたなく開かされ、何も隠すものがない丸出しの秘所を見せつけるような体勢で固定される。
教室がどよめく。男子も女子もみな、憐れな姿となったあかりに目をやっていた。
ある者は忌避を、あるものは侮蔑を、そしてある者は劣情を抱いた目であかりを見やる。
あかりの頭が羞恥で沸騰しそうになる。なぜこんな状況に陥ったのかにまで思考が至らない。
グロテスクな触手が、ゆっくりと這うようにあかりの肌を撫でていく。
触手が通った後に残るヌメヌメとした体液に、あかりはゾワリと背筋を震えさせた。
触手の先端が、お尻の割れ目に沿うようにゆっくりと昇ってくる。その目指す先は明らかだった。
あかり「い、いや、待っ――ひぎぃぃ!?♥」
触手のぷっくりと膨らんだ先端が、あかりの秘所に滑り込んできた。
愛液で濡れそぼったあかりの膣内は、粘液に塗れた異形を驚くほどあっさりと受け入れた。
ズリズリと膣壁を擦りながら、最奥を激しくノックされる。
その度に衝撃が背筋を迸り、そのまま脳を貫く。理性を砕かれていたあかりは、快楽の信号をそのまま素直に受け取ってしまう。
あかり「ンほおぉぉおっ!!♥♥ キモチいい、オマンコキモヂいいのぉぉ!!♥」
鼻の下を伸ばし、惚けたようなにやけ面をさらしながら、あかりはそれまで口にしたこともないような淫語を叫んだ。
理性というストッパーが完全に外れてしまっていた。本能のままに、あかりは快楽によがる。
先ほどまでの暴力が強すぎる鞭であるなら、今あかりにもたらされている快感は強すぎる飴だった。
そのあまりの落差に、あかりの脳内に多幸感がドバドバと溢れる。
ビンビンに勃った乳首に触手が吸い付くと、あかりは弾けたように仰け反り獣のような嬌声を上げた。
あかり「ち、乳首すごいぃぃ!♥ もっと、もっとイジめてぇ!♥」
触手は、吸盤のような先端で乳首を吸い上げながら、乳を搾るように胸に巻き付いた。
あかりは目をグリンと裏返しながら、舌を突き出して無様に喘いだ。
太陽のような笑顔も、燃え滾るような闘志をたたえた瞳も、その雌豚の顔には相応しくなかった。
ジュプジュプと触手が抽挿を繰り返すたびに、ピュッピュとおもらしのような潮が噴き出た。
触手によって開かされた脚をさらに広げるようにして、あかりは積極的に触手を迎え入れる。
あかり「イぐ、イグゥ!♥ すごいのくるぅ!♥ あへっ、もっと♥ もっと突いてぇ!♥」
あかり「イグッ、イグイグイグッ、イグウウウぅぅぅううううううっっ!!!♥♥」
噴射と呼べるほどの勢いで膣奥に叩きつけられる吐精に、あかりは全身を戦慄かせながら絶頂を迎えた。
心の奥深くの繊細な部分に、決して消えることのない快楽の傷が刻まれる。
今のあかりは、殻をすべて剥ぎ取られ、精神の核を直接犯されているようなものだった。
あかりはもう二度と、この快楽を忘れることはできない。この快楽に、抗うことはできない。
触手が引き抜かれ、白濁液が勢いよくあふれ出した。
排泄に近い感覚に、あかりはガクガクと小刻みな絶頂を繰り返す。
あかり「オ゛ッ、おほッ♥ ンおっ♥ お♥」
さえ「ふふっ、すごい顔してるわよ。とっても私好み♥」
さえ「それじゃあ、私もご馳走をいただいちゃおうかしら♥」
あかり「あへぇ…あひぇ……んっ、んんんん~~!!?♥♥」
少女が惚けたあかりに顔を寄せ、強引に唇を奪った。
舌を絡めながら、あかりの霊気を貪っていく。
あかりは目にハートを浮かべながら、嬉々として少女と舌を絡めていた。
自身の活力の源とも言える霊気を奪われているというのに、あかりはお尻を振りながら少女の小さな舌にしゃぶりついていた。
さえ「ふぅ、ごちそうさま♥ とってもおいしかったわ♥」
あかり「はぁー…♥ はぁー…♥」
少女から解放されたあかりは、生気が抜けたような虚ろな目をしていた。
涙も鼻水もよだれも、拭うことなく垂れ流しにしている。
まるで廃人になってしまったかのようなあかりを見下ろしながら、少女はくすくすと愉快そうに笑っていた。
さえ「すごいわね、笑っちゃうぐらい力が漲ってくる。あなたと一緒に居たら、私はもっと強くなれそう」
あかり「あへぇ…♥ んえぇ…♥」
さえ「これからもよろしくね、お姉さん♥」
耳元で甘く囁く少女には答えず、あかりはただ弛緩しきった顔にだらしのない笑みを浮かべるだけだった。
「――さん、紅さん……!」
あかり「ひゃうんっ!?」
「紅! 授業中に寝るなと何回言ったら分かるんだ!」
あかり「ご、ごめんなさぁい!」
もはや恒例となりつつやり取りを終え、あかりはいそいそと席に座った。
「紅さん、大丈夫? 夢でうなされてたみたいだけど……」
あかり「あはは、大丈夫大丈夫! 多分怖い夢とかじゃなかったから!」
「そ、そう……ならよかったけど……でも、顔真っ赤だよ?」
あかり「え、そう!? あははは、寝てる時ちょっと暑かったのかも!」
なんだかモジモジと気恥ずかしそうにする隣の男子に対し、あかりは笑いながら手で顔を仰ぐジェスチャーをした。
実際、身体が熱くなっているのは本当だ。
全身が汗ばんで、ブラウスが肌にひっついていた。
いったいどんな夢を見たのか、あかりはよく覚えていなかった。
ただ、覚えていなくともどういう夢だったのかぐらいは分かる。
制服のスカートの下にあるあかりのショーツが、音が立ちそうなほどぐしょぐしょに濡れてしまっているのだから。
【ターン1 終了】
【攻撃1 92 VS 39 有効! 53ダメージ!】
【攻撃2 78 VS 39 有効! 39ダメージ!】
【攻撃3 81 VS 39 有効! 42ダメージ!】
【あかりの体力 20 → -114】
【第六戦 敗北…】
まだ身体の方は純潔なのよね?
あかりが初の敗北を喫してしまいました
ただ、前にも言った通り一敗だけではゲームオーバーにはしないつもりです
>>360
現実世界ではまだ犯されていません。処女ビッチです
六戦目まで終わったので特別編です
日常のイベントや過去出てきた人物、妖魔についての関連イベントなど
戦闘にはなりませんが、妖魔やエロい敵キャラを出してもOK
また、あかりが堕ちてしまったので自発的なエロイベントもあり
特別編の発生イベント ↓1~3コンマ最大
1.行方不明になった茜についてのイベント
2.ヤクマが売り捌いたクスリについてのイベント
3.あかりの夢に憑りついたさえについてのイベント
4.上記以外の日常で発生したイベント
あかりは最近、茜の夢をよく見るようになった。
記憶が朧気で内容ははっきりと思い出せないが、茜の夢を見ていることだけは確かだった。
それは、とても幸せな夢だった。
夢の中の茜は、あかりが知るちょっと生意気そうな屈託のない笑顔を浮かべていた。
あかりはそれに対し、呆れたような態度をとりつつも笑顔で返していた。
なんてことない話題で笑いあい、些細なことで喧嘩をした。
そして、夢の中の二人は、情熱的に愛し合っていた。
あかり「茜、あかねっ……♥」クチュクチュ
自室のベッドの上で、あかりは少女の名を切なげに呼び続けていた。
濡れそぼった秘所に指を二本同時に突き入れ、音を立てながら膣内を掻き回す。
手のひらに収まらない豊満な胸を自らで揉みしだき、乳首をぎゅっと抓んで捻り上げと、あかりは一際甘い声を漏らした。
皮がむけ、ぷっくりと膨らんだクリトリスを指の腹で転がしながら、あかりは小さく腰を浮かせていた。
あかり「いくっ、茜、イくっ……!♥」
脚をぴんと伸ばしながら、あかりは絶頂に至る快感を噛み締めた。
その夜、すでに三回目の絶頂だった。ここ最近は、毎晩のように自慰に耽っていた。
全身を覆う気怠さと、心をじわじわと蝕むような罪悪感に、あかりは顔をしかめた。
自分は一体何をやっているのだろう。
あかりは親友なのに。今もどこかで危険な目に合っているかもしれないのに、彼女への劣情は日に日に高まっていく。
あかり「あかね……」
自慰で消耗したあかりは、そのまま夢の世界へと堕ちていった。
夢の中のあかりは、現実世界での妄想よりもさらに過激な情事を繰り広げていた。
変わらない、自堕落な毎日が過ぎていく。
そんなある日のことだった。
あかりが茜についての情報を知ったきっかけ ↓1~3コンマ最大
1.茜が妖魔と戦闘をしたと思われる痕跡が見つかった
2.茜の両親を殺した妖魔についての情報を得た
3.茜の居場所を知るという謎の人物から連絡がきた
4.駅前を歩いているときに、茜のような人物を見かけた
5.妖魔退治中に、茜のような人物と遭遇した。
6.茜に貰った御守りが、茜の居場所を教えてくれた
7.あかりに憑りついたさえが、茜の情報を教えてくれた
8.その他
「ガルルルルッ!!」
あかり「くっ!? はぁ、はぁ……!」
妖魔に吹き飛ばされながらも空中でなんとか体勢を整えたあかりは、衝撃を殺しながら着地した。
胸が苦しい。荒い息が自然と零れてしまい、うまく酸素を取り込めない。
膝をつきそうになるのを、刀を杖代わりにして身体を支えることで堪えた。
最近、異様に疲れやすくなっている気がする。
眠りが浅いせいだろうか。家でも学校でも、寝て起きるとぐったりとしてしまうことが多かった。
とはいえ、そんなものは何の言い訳にもならない。あかりは今、異形の怪物と命のやり取りをしているのだから。
一つの胴に三つの首を持つ巨大な犬が、あかりを睨みつけながら唸り声を上げていた。
それぞれの首から炎、氷、雷と異なる攻撃が繰り出される。どれもまともに食らえば一溜まりもないだろう。
あかり「クソ、骨が折れる……!」
「ガルルルルルッ!」
あかり「はぁぁ!」
真ん中の犬頭が牙を剥き出しにしながら口を大きく開いた。獣臭い息とともに、煉獄の炎が吹き荒れる。
あかりも、負けじと大きな炎を刀に纏わせた。
そして、あかりが妖魔の首を斬り落とそうと脚を蹴り出したその時。
空気を揺るがすような破裂音がしたかと思うと、三つの犬頭が同時に吹き飛んだ。
あかり「!?」
飛び散った肉片が、現世で形を保てなくなり塵となって消えていく。
力尽きた獣の前に、一つの影が舞い降りてきた。
あかりの目が驚愕で見開かれる。
先ほどの破裂音は、銃声だ。しかし、現代兵器ではどれだけ威力が高かろうと妖魔には傷はつけられない。
それは、退魔士による攻撃だった。そして、銃を扱う退魔士などあかりが知る限り一人しかいなお。
硝煙が燻る銃口に、その持ち主がフッと短く息を吹きかけた。
人影がこちらに振り替える。
これまで、どれだけ待ち焦がれても会いに来てはくれなかったのに。
ふらっと戻ってきて、何の前触れもなく忽然といなくなったその人は、またなんの予兆もなくあかりの前に姿を現した。
あかり「茜っ!!」
溢れてくる涙をぬぐいもせず、あかりは彼女の名を叫んだ。
現れた茜らしき人物とは ↓1~3
1.あかりがよく知る茜そのものだった
2.あかりがよく知る茜の姿だったが、その目は冷ややかだった
3.茜ではあったが、身に纏うガンマンの衣装が禍々しく妖艶になっていた
4.茜ではあったが、衣装が禍々しくなっているだけでなく肌の色まで変わってしまっていた
5.茜に瓜二つではあったが、纏う霊気が茜のものとはまるで違った
6.その他
茜「よぉ、あかり……会いたかったぜ」
あかり「あか、ね……?」
あかりの目の前に現れたのは、確かに茜で間違いなかった。
しかし、あかりのよく知る彼女は、今目の前にいるような女ではなかった。
彼女は、あんなに肌を露出し男を蠱惑するような淫らな格好はしない。
彼女は、あんな禍々しい形状の銃なんて持ってはいない。
彼女は、妖魔と混ざり合ったようなどす黒い霊気は発したりしない。
彼女は、あんな風に冷たい瞳を向けて笑ったりはしない。
彼女は――城戸 茜は、あかりに対してこんな凄まじい殺気を放つはずがなかった。
あかり「ど、どうしたのよその格好……似合ってないから、やめなさいよ」
茜「そうか? 結構気に入ってるんだけどな」
そういって彼女は艶めかしく腰をくねらせると、ほとんど肌を隠せていない胸の丸みを確かめるように長い指を這わせた。
その妖艶な仕草に、あかりは思わず生唾を飲んだ。
彼女の知るボーイッシュな茜とは似ても似つかないのに、彼女から放たれる雌の魅力に否応もなく惹き付けられる。
茜「やっぱり気に入ってんじゃん、お前も♥」
あかり「っ……! いったい、何があったのよ! どうして何も言わずにいなくなったりしたの!?」
茜「ああ、別に難しい理由じゃねぇよ」
茜「負けたんだ、私」
あかり「――え?」
茜「妖魔がいたから祓おうとして、んで負けた。そっからずっと、『ご主人様』の棲み処で犯されてたんだ」
あかり「え、え?」
あっけらかんと世間話のような調子で語られる茜の言葉を、あかりは理解することができなかった。
負けた? 茜が妖魔に? それでずっと、何をされていたって?
あの茜が? 強くて、優しくて、カッコよくて、憧れでもありライバルでもある、茜が?
犯された。妖魔に? それはつまり、凌辱されたということ? 身体を汚され、純潔を踏みにじられたということ?
あかりが変わらない日常を送っている間もずっと、こんな風に変えられてしまうまで?
茜「ご主人様はスゴいんだ♥ 私も最初は抵抗してたんだけど、ご主人様の逞しいチンポで何度も――」
あかり「嘘だッ!!」
茜「嘘じゃねぇよ」
あかり「茜が妖魔なんかに負けるわけがない! 茜は強いんだ! 私なんかよりもずっと!」
茜「あかり」
あかり「お前は偽物だ! お前なんか茜じゃない! 返せ! 本物の茜はどこに――」
茜「あかり。私は茜だ」
あかり「う、うぅ、ううううぅぅぅぅ!!」
あかりは顔を覆い、嗚咽を漏らしながら大粒の涙を流した。
分かっている。目の前の少女は、間違いなく茜だった。
どれだけ妖魔の霊気が混ざったとしても、彼女の霊気をあかりが間違えるはずがなかった。
茜「泣くなよ。私は別に辛くなんかねぇぜ? むしろ今、とっても清々しい気分だ」
茜「私は強くなった! 妖魔の力を取り込む前よりも遥かに!」
茜「今なら、パパとママを殺したクソ野郎だって必ずブチ殺せるッ!!」
あかり「茜……」
目を血走らぜ、仇敵への憎悪を隠すことなく口にする茜に、あかりは胸が締め付けられる思いがした。
妖魔の力に魅入られてもなお捨てられない憎悪への執着を持ってしまった彼女に。
そんな彼女の憎悪に気付けなかった、癒すことができなかった自身の不甲斐なさに。
茜「あかり……お前もこっちに来い」
あかり「え?」
茜「はっきり言う。お前は弱い」
あかり「っ――」
茜「確かに、そこらの雑魚に比べれば才能はある。でも、この世にはもっと恐ろしい妖魔がうじゃうじゃいるんだ」
茜「お前じゃ、いつか必ずそいつらに殺される」
彼女に追いつきたいと、彼女を守りたいと必死に戦ってきたあかりの努力を、彼女は冷徹に斬り捨てた。
あかりの瞳がぐらぐらと揺れる。もう、何を信じればいいのか分からなくなった。
茜「すでにもう、『余計なもん』に憑かれちまってるじゃねぇか。でも、大丈夫だ」
茜「ご主人様なら、そんな小物すぐにでも引き剥がせる。お前をもっと強くすることができる」
茜「頼む、私と一緒に来てくれ。私に、お前を守らせてくれ」
茜は、あかりに向かって手を差し出した。
ずっと握りしめたかった彼女の手。今その手をとれば、今度はもう二度と茜は離れていかないかもしれない。
茜は、あかりがよく知る優しい笑顔を浮かべていた。
あかり「茜……私ね、あんたが好き」
茜「ああ、私もだ」
あかり「ううん、違う……茜のそれは、友情でしょ? 私は、茜を愛してる」
茜「……」
あかり「だから……だからね……!」
あかりが刀を構えた。刀から、あかりの覚悟を示すような大きな炎が燃え上がる。
紅蓮の炎が闇夜を照らした。茜は、何も言わずに目を伏せた。
茜「あーあ、やっぱこうなっちまうのか」
あかり「取り戻してみせる! 必ず、あんたを私の大好きな元の茜に戻してみせる!」
茜「お前の脳内の理想の私なんざ知らねぇよ」
茜「しかたねぇ、力づくだ。腕の一本二本は諦めてくれよ」
茜の向けた銃口が、まっすぐにあかりに向けられていた。
ズキズキと胸が痛む。本当は泣き出してしまいたかった。投げ出してしまいたかった。
でも、それはできない。
彼女の知るあの茜なら、必ずこうしたから。
あかり「はあぁぁぁ!!」
【戦闘開始!】
戦闘にはなりませんといいましたがなりました
↓1~↓3 茜の攻撃(詳細は>>153。闇堕ちして新たに目覚めた能力もあり)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
銃の引き金が引かれ、始まりを告げる銃声が鳴った。
霊力により強化された弾丸は、音よりも早く標的に着弾し炸裂する。
あかりはそれを、斬るのではなく刃の腹で反らすようにして交わした。
あかりの後方で、コンクリートでできた分厚い壁が粉々に砕け散る。
二、三発と続けて放たれた弾丸も、あかりは全てをかわしきった。
常人を遥かに超えたあかりの動体視力であっても、茜の放つ弾丸を捕えることなどできない。
銃口の向きと引き金が引かれるタイミング、あとはより濃い死の気配を避けるという退魔士としての直感で回避していた。
茜「ヒュー! 結構やるじゃねぇか!」
あかり「あんたが全然本気じゃないおかげでね!」
茜「……!」
横薙ぎに振るわれた剣を茜はバックステップでかわそうとする。
しかし、刃から放たれた炎の円弧という第二撃をかわしきれず、茜は腕を前で交差して防御した。
茜は腕を払い、火の粉を振りほどいた。霊力で強化されているのか、業火に焼かれたというのに茜の腕には火傷一つなかった。
あかり「銃使いのあんたが剣士である私をこんなあっさりと懐に潜り込ませるなんて、私のこと舐めてるの!?」
茜「舐めてなんかねーよ! お前なんて、今の私にとっちゃこれでも十分ってことだ!」
あかり「それを舐めてるっつってんのよッ!!」
茜が放った鋭い蹴りを、あかりは腕で防御した。
すかさずこちらに向けられる銃口を、あかりは刀の柄頭で茜の腕ごとカチ上げるようにして反らした。
返す手で茜を斬りつけようとするも、茜はバク転の要領で軽やかに刃を避け、牽制の銃弾を放つ。
あかりは横に転がるようにしてそれをかわしながら、すばやく立ち上がり刀を構えた。
あかり「ハァ、ハァ……!」
息つく暇もない。一瞬たりとも気が抜けない。茜の弾を一発でも喰らえば、それで終わることをあかりは理解していた。
全身がカッと燃えたように熱い。肌に玉のような汗が浮かぶ。
疲労によりカタカタと悲鳴をあげる筋肉を、あかりは深呼吸と鋭い集中力で鎮めようとする。
心臓から送り出される血液に乗せて、細胞の隅々にまで霊気を巡らせるイメージをする。
頭のてっぺんからつま先まで、全身の神経を研ぎ澄まさなければ、茜に勝つことなどできはしない。
しかも、それはかつての茜と対峙した時の話だ。今の茜は、かつて戦った触手の少女と同じように異形の力を身に着けている。
あかり(戦いが長引けばそれだけ不利になる。一気に終わらせる!)
対する茜は、銃を持った方の手で頬を掻き、自嘲するように笑った。
茜「強いなぁ、あかり。こんなに強くなってたのか」
あかり「はぁ、はぁ……お世辞なんていらないから」
茜「お世辞じゃねぇよ。ご主人様の力を分け与えてもらっておきながらこの体たらく。自分が情けねぇ」
茜はそういうと、手に持っていた拳銃を腰のホルスターにしまった。
あかり「……なんのつもり? 私を倒すのに、拳銃なんていらないって?」
茜「そうじゃねぇ。こっちのほうがノるんだよ、気持ちがな」
あかり「……」
茜はゆっくり目を閉じた。全身から力が抜けているのが分かる。
しかし、あかりは知っていた。その脱力は、次の瞬発力を産むための前準備だということを。
あかりも同様に刀を鞘に納めた。腰を低く落とし、細い息を吐く。
二人の間に静寂が訪れた。嵐の前の静けさに思えた。
目に見えない気が練り込まれ、洗練されていく。
極限にまで研ぎ澄まされた集中力が、互いの呼吸、筋肉の動き一つ一つを感じ取る。
先ほどまでの目にも留まらぬ戦闘よりも、遥かに高次元な駆け引きが繰り広げられていた。
その静寂は、刹那のようにも思えたし、永遠のようにも思えた。
膨れ上がった二人の霊気が、その狭間で触れ合い、火花を散らした。
そして、次の瞬間にはすでに、二人の獲物は抜き去られた後だった。
銃声と抜刀の音が、遅れて響いた。
つぅ、と茜の露出された肌に一閃の紅が刻まれた。
傷口から祓魔の炎が上がるのを気にも留めず、茜は妖艶に微笑んだ。
そして、今だ硝煙の燻る銃口を艶のある唇のそばに寄せると、フッ、と短く息を吹いた。
あかり「あ、あぁ……」
刀を横に薙いだ状態のまま静止していたあかりが、小刻みに震え出した。
煌々と燃えていた祓魔の炎が消える。月光を反射して鈍く光る白刃が、渇いた音をたてて地面に転がった。
あかり「あひいいぃぃぃいいいいいっっ!!?♥♥」
勇ましかった顔を無様に歪ませながら、あかりが情けない嬌声を上げた。
プシャアアア! と噴水のような勢いで、あかりの股から愛潮が噴き出す。
生まれたての小鹿のように、あかりの膝がガクガクと震えた。
ピッチリとしたスーツの上から分かるほどに、あかりの乳首は硬く勃起していた。
スーツにも、その裏側のあかりの皮膚にも傷一つついていない。
しかしあかりは、今の一撃で的確に急所を貫かれていた。
あかりの下腹部。生命を宿すための神聖な場所であり、雌としての最大の弱点。
そのど真ん中を寸分もたがわずに、茜の霊気で作られた実体のない弾丸に打ち抜かれたのだ。
あかり「おっ、オッ♥ ひ、ひぐっ♥ んオ゛♥」
ついに崩れ落ちそうになるあかりの髪を乱暴に掴み、茜はその顔を持ち上げた。
目にはハートを浮かべ、鼻の下をだらしなく伸ばして舌を零していた。
まさに発情した雌の顔そのものだ。この調子では、自身が何をされたのか、何が起こったのかすら理解できてないだろう。
茜は嗜虐芯に満ちた笑みを浮かべながら、あかりのスーツを強引に引き裂いた。
はちきれそうになっていた胸がまろび出る。ビンビンに充血した乳首が健気に存在を主張していた。
ヒクヒクと物欲しげに疼く陰花からは、犬のよだれのような愛蜜がとめどなく溢れている。
へその下あたり、茜の放った弾丸に貫かれた場所に、ハートマークを模したような淫靡な紋章が刻まれていた。
それは呪い。子宮に強制的に排卵を促し、身体の全器官が雄を受け入れるための雌穴の付属品になり果てる。
茜が、ご主人様と呼ぶ妖魔に堕とされる最後の一押しとなった強力な淫紋だった。
茜「あかり、もうお前の負けだ。大人しく私に着いてきてくれるな?」
あかり「ひ、ひぎッ♥ い、やだ……!」
茜「あん?」
あかり「ま、まけてにゃいっ♥ わたしは、まら、まけひぇにゃいのぉぉ♥♥」
茜の支えなしではろくに立つこともできない、脳が快楽にショートしかけている状態で、あかりはうわ言のようにそう呟いた。
茜は呆れたようにため息をついた。お望みとあらば、決定的な終わりを与えてやろう。
あかり「あ、あかねぇぇ♥ わたひは、ぜ、ぜっひゃい、まけにゃいんだかりゃあぁ♥」
【ターン1 終了】
【攻撃1 38 VS 70 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 99 VS 70 クリティカル! 99ダメージ!】
【攻撃3 25 VS 70 無効! 0ダメージ!】
【あかりの体力 100 → 1】
【ターン2 開始】
かろうじて首の皮一枚繋がったあかり
このターンで体力が0になればあかりの敗北、耐えきればあかりの勝利です
安価がとりにくいということで少し改変
本日の『23:45』以降のレスから判定(それ以前のものは無効)
↓1~↓3 茜の攻撃(詳細は>>153。闇堕ちして新たに目覚めた能力もあり)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 あかりの反撃(コンマ判定のみ)
今日はこれでおしまいです
明日も朝からやります
あかり「あへぇ、んぇっ♥ わらひは、ぜっひゃいぃ…!♥」
茜「……その往生際の悪さだけは認めてやる」
茜はあかりの頭を掴んだ状態で、あかりの身体を無造作に放り投げた。
宙に浮くあかりに向かって銃弾を放つ。あかりの身体は何もないはずの空中に縫い付けられ、大の字の体勢で磔にされた。
あかり「ま、まけにゃいぃ♥ あかねを、もとに、もどしゅんらかりゃあぁ…♥」
茜「余計なお世話だ。私は今の私に満足してる」
茜「化け物どもを殺せるこの力に、ご主人様に愛してもらえるこの身体に」
茜「お前もこっちに来い。二人で、幸せになろう」
あかり「ふ、ふたりで……んぶっ!?♥ んぢゅ、ちゅぱ、れろっ…!♥」
茜「ん、んふっ♥ ちゅぷ、んぐ、れろぉ…♥」
顎を掴まれたあかりは、茜に強引に唇を奪われた。
ねっとりと絡みつくようなキス。唇が捲れるほどに強く吸い付き、舌を引っ張られるように絡めとられる。
茜の舌先で、上顎をくすぐられる。唾液にまみれた舌を、下品な音を立てながら啜られる。
あの茜がこんないやらしいキスをしてくるなんて。かつての彼女からは想像もつかなかった。
……否。それは間違いだ。
あかりはそれを、想像してきたはずだ。
深層の願望を投影する夢の世界で、何度も何度も、彼女の中の茜を歪めて口づけを交わし続けた。
それが今、こうして現実のものとなっている。
あかり(キス、だめぇ♥ こんなエッチなキス、溶かされちゃうぅ♥)
あかり(キモチいい♥ 興奮するぅ♥ もっと、もっとキスしたいのぉ♥)
あかり「んべぇ、むぐ、ちゅぱ、んぢゅっ…♥」
茜「ん、ちゅぱ、ぢゅるっ…♥」
あかり「ひぐぅ!♥ んべ、ぢゅぷ、れろぉ、んぐ♥」
息継ぎのための茜が口を離すと、あかりは追い縋るように口を窄め、舌を伸ばした。
伸ばした舌先に、茜の舌先がぐにぐにと押し付けられる。その舌を唇で甘噛みされて、あかりは小さく潮を漏らした。
あかり「ひゃいんっ!?♥ あんっ、んちゅ、ぢゅぱ…!♥」
茜のしなやかな指が、あかりの肌をゆっくりと撫でていく。
白い首筋をつたい、浮き上がる鎖骨をなぞって、肩を撫でた。
指先は脇の下を通ると、その豊満な胸に至り、その柔らかさを確かめるように沈み込んだ。
少し大きめの乳輪をなぞりながら、茜の指が円を描く。
もどかしさに、あかりは腰をくねらせた。大きな胸がゆさゆさと揺れるが、茜は肝心のところに触れようとしない。
あかりが悩まし気に眉をひそめ、潤んだ瞳で茜を見つめた。
茜は妖艶に微笑み返すと、痛いほどに充血しているあかりの乳首をピンと弾いた。
あかり「あっひいいぃぃぃいいい!!?♥♥」
あかり(ち、ちくびぃぃいいい!♥ こんな、これだけでぇぇえ!♥)
あかり(イグ、イっぢゃううぅぅう゛う゛う゛!!♥♥)
あかりは仰け反り、舌を上に突き出した。腰が壊れた玩具のようにガクガクと震え、潮が吹き出す。
あかり「はぁー♥ はぁー♥ ひぎっ、んぇ♥」
息も絶え絶えといった風に、あかりは肩を上下させながら喘ぐ。
顔は蕩けきり、その潤んだ瞳にかつての炎の輝きは見つけることができない。
発情しきった身体は雌臭をまき散らし、雄を求める子宮は待ちわびるかのように膣肉をキュンキュンと締め付けていた。
あかり「まけにゃいぃ♥ わたひは、わたひはぁ…♥」
なおもうわ言のように口だけの戦意を見せるあかりに対し、茜は何も言わずに指を這わせた。
おへその下に刻まれた淫猥な紋章をなぞったあと、茜の指があかりの繁みに触れた。
わずかに赤みがかったくせ毛を、わしゃわしゃと撫でる。そして。
あかり「あ、あっ!♥ らめ、そこはっ…!♥」
ここにきて、あかりが初めて拒絶の言葉を口にした。
快楽から少しでも逃れるようにと、その肉付きのいいデカ尻を可愛らしくフリフリと振る。
茜「何がダメなんだ? こんなにトロットロにしてんのに♥」
あかり「らめ、らめなのぉ…!♥ そ、そこは、やめてぇ…!♥」
茜「なんだ、怖いのか? 負けないんだろ? 『元の私』に戻してくれるんじゃなかったのか?」
あかり「あぅ、うぅぅ…!♥ おねがい、やめてぇ…!♥ もとの茜に、もどってよぉ…!♥」
泣きながら、茜に縋りつくように懇願するあかり。
それはつまり、あかりが自身の力で彼女を取り戻すことを諦めてしまっていることの証であった。
茜は何も言わず、あかりのほぐれきった肉壺に指を突き挿れた。
あかり「ヒッ――ぐううううぅぅぅううううううッッ!!?♥♥」
ぐるん、とあかりの瞳が裏返る。雷に打たれたような衝撃に、あかりの身体は大袈裟なほどに跳ねた。
身体の中で爆ぜたような強烈な快感が全身を迸る。
指の先まで淫らな雌に変えられてしまっていることを理解させられてしまう。
痙攣し収縮する膣壁を、茜は指で強引にこじ開けた。あかりの弱点を探し出すと、そこを削るような激しさで責め立てる。
あかり「ひぐ、ひぐぅぅうううッ!?♥♥ やらっ、イってる、イってるかりゃあ!!♥」
あかり「お゛お゛お゛ぉぉぉ!!♥ ゆるじてぇぇ!♥ あたま、ヤバいッ!♥ こわれりゅうう!!♥」
あかり「おッほおぉぉぉお゛お゛お゛!?♥ イっでるぅ♥ イってりゅのにまたイグゥゥ!!♥♥」
あかり「しゅごいぃぃ♥ こんにゃの、むりぃぃいい!!♥ いっぐううぅぅううううっっ!!♥♥」
溶かされていく。理性も、思考も、感情も、最奥で燃え上がる情欲の炎に焦がされていく。
掻き消される。あかりを突き動かしてきた信念が、守りたかった想いが、風前の灯火となる。
そして、唇が、燻る煙を吹き消すように寄せられて。
あかり「んっぐうううううぅぅぅぅうううううう!!!♥♥」
一際大きく発せられたあかりの絶叫は、口を覆った茜の唇によって遮られた。
唇がゆっくりと離される。名残惜しそうに、二人の間に銀糸のアーチがかかった。
茜「どうだ、あかり? まだ私に勝つことを諦めないか?」
あかり「あひぇ、あへっ♥ も、もう、むりぃ♥ もう、どうれもいいのぉ…♥」
もう無理だ。勝てない。抗えない。取り戻せない。
それならば、いっそ。
あかり「もっと、もっとイかせてぇ♥ もう、こわれちゃうくらい、めちゃめちゃにしてぇぇ!♥」
どこまでも堕ちていこう。二人で。
茜「ああ、もちろん。お前は、私が壊してやる」
茜は銃を抜くと、それをあかりの胸に押し付けた。
そして、躊躇なく引き金を引く。
あかり「ひぎいいいぃぃぃいいいいいいい!!?♥♥」
痙攣するように、あかりの身体がガクガクと揺れる。秘所からは、栓が壊れてしまったように愛液と尿が溢れ出てくる。
あかりの胸に、臍下に刻まれたのと似たような紋章が刻まれた。
もう一方の胸にも同じように弾丸を打ち込む。ビクン! とあかりの身体が跳ねた。
淫紋が刻まれた胸が、むちむちと膨らんでいく。
大きいながらも綺麗な形を保っていたあかりの胸は、その肉量で弛み下品な爆乳となった。
その先端でピンと勃った乳首から、ひとりでに母乳が滲み出す。
茜は、淫化の弾丸をあかりに何発も叩き込んでいく。その度に、茜は身体をビクンと跳ねさせ、潰れた蛙のような喘ぎ声を上げた。
時たま直接は狙わず、跳弾を利用した狙撃でタイミングをずらした。
正常な判断力をうしなっているあかりに、その焦らしがどれだけ効果があったのかは分からないが。
あかり「オ゛ッ♥ オ♥ ンオッ♥」
全身の穴という穴から体液を垂れ流しにしながら、あかりは狂ったように喘ぎ続けていた。
身体のいたるところに、淫紋がタトゥーのように刻まれている。
もともとメリハリのあったフォルムは、さらに雌の特徴が肥大化されていた。
むせ返りそうなほどの濃い雌臭に、絶え間ない凌辱により嗅ぎ慣れているはずの茜ですら酩酊しそうになる。
茜「はぁ、はぁ……最高だぜ、あかり…♥」
いつの間にか、一方的に責め続けていた茜の方も異様な興奮を見せていた。
もともと銃を撃つ感触が好きだった茜は、途中から銃の反動と壊れていくあかりの痴態により、小さな絶頂を繰り返していた。
茜は恍惚とした表情を浮かべながら、銃口をあかりの眉間に突きつけた。
この強力な呪いの弾丸が脳を貫けばいったいどうなってしまうのか、それは茜にすら分からなかった。
これを撃てば、あかりは終わる。今の茜なんて比較にならないほどの破滅が訪れるはずだ。
幼い頃から知っている親友を、両親を殺される前まで淡い想いを抱いていた初恋の相手を、この手でめちゃくちゃにしようとしている。
その事実に、茜は身震いするほどの興奮を覚えていた。
対するあかりも、ソレで頭を貫かれた時の衝撃を想像して、昇天してしまいそうなほど胸が高鳴っていた。
あかり「ハッ、ハッ、ハッ♥」
茜「あかり……たとえお前がどんなに変わっちまっても、私がお前を守ってみせる」
あかり「あ、あははっ! きてぇ! こわれちゃったわたしの脳ミソ、早くブチぬいてぇぇぇ!!♥」
パン、と乾いた銃声が響いて。
そうして、紅 あかりという少女は死んだ。
◆ ◆ ◆
あかり「んぢゅ、ぐぽっ、れろ、ちゅぱ…♥」
茜「れろ、はむ、ちゅぱ…♥ きもちいいれふか、ごしゅじんさま……♥」
恋焦がれる乙女の瞳をその醜悪な妖魔に向けながら、茜は献身的に肉棒を舐め上げていた。
常人であれば鼻が曲がるほどの悪臭を放つそれを、茜はおいしそうに頬張る。
それが、彼女の両親を殺した憎むべき妖魔のモノだとも気付かずに。
茜と向き合うようにして、あかりもその肉棒にしゃぶりついていた。
あかりにはもう、人としてのまともな思考は残っていない。夢を見ることもない。
それでも、大好きな人とそのご主人様にペットとして飼われ、肉欲を満たしてもらえる今の生活が最高に幸せだった。
茜と息を合わせるように、亀頭に吸い付きカリ首を舐める。
そして、シャワーのように噴き出た白濁で顔を汚しながら、あかりは淫らに微笑んだ。
あかり「くぅん、くぅーん…♥」
喉を鳴らしながら、茜の顔についた精液を舐めとる。
茜もされるがままになりながら、あかりの頭を愛おしそうに撫でた。
そんな二人の間に割って入るように、今だ硬さを失わぬ肉棒が突き出される。
二人はそれに答えるように、仰向けになり愛玩動物としての服従のポーズをとった。
妖魔の子を宿し、はちきれんばかりに膨らんだ二人のお腹には、おそろいの淫紋が妖しい光を放っていた。
妖魔に敗れ、堕ちた退魔の巫女たちは、死ぬまで妖魔の精を受け止め続けることになるだろう。
二人の霊力が底をつき、孕み袋としての価値がなくなるその時まで。
【あかり編 完】
【ターン2 終了】
【攻撃1 45 VS 06 有効! 39ダメージ!】
【攻撃2 83 VS 06 有効! 77ダメージ!】
【攻撃3 22 VS 06 有効! 16ダメージ!】
【あかりの体力 1 → -131】
【あかり 敗北…】
リザルトを入れるタイミングを逃してしまいました……
区切りがよかったのでこれであかり編終了です。
あとひとりかふたり別の主人公でやりたいと思います
次の主人公
今日の『12:00』からのレスから判定(それ以前のものは無効)
性別は女確定。↓1~↓5までで良さげなものを選びます
【名前】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【異能・武器等】
【その他】
※ある程度待っても埋まらなかった場合はその時点までのレスから選びます
【名前】神楽坂 志乃(かぐらざか しの)
【年齢】15歳
【容姿】黒のボブカット、中背Bカップ。制服、スカートのまま戦う。
【性格】口数は少ないが暗いわけではなく、親しい人には甘えるタイプ。芯は強め。
【異能・武器等】 霊力を帯びての格闘戦、特に脚技を好んで使用する。
【その他】無自覚だが露出っ気があり。パンツ見られたい派。
今回は>>438で行きます
【名前】神楽坂 志乃(かぐらざか しの)
【年齢】15歳
【容姿】黒のボブカット、中背Bカップ。制服、スカートのまま戦う。
【性格】口数は少ないが暗いわけではなく、親しい人には甘えるタイプ。芯は強め。
【異能・武器等】 霊力を帯びての格闘戦、特に脚技を好んで使用する。
【その他】無自覚だが露出っ気があり。パンツ見られたい派。
本編の前にまずプロローグから
夜。草木も寝静まる頃。
科学の発達のより多くの謎が究明され、人々ははソレへの畏れを忘れかけているが、今もなお奴らは闇夜を蠢いていた。
「ひいぃぃぃ!?」
「ァ、アア……!」
スーツを着た中年小太りの男が、情けない叫び声を上げながら尻もちをついた。
向かいに立っているのは、髪の長い女。
痛んだ前髪から、青白い肌と血走った目が覗いた。
女はカッターナイフの刃をカチ、カチと意味もなく出し入れする。その音に、男は恐怖を煽られた。
女が狂気を孕んだ笑みを浮かべながら、自身の頬に切り傷を付ける。
すると、倒れ込んだ中年男の頬にも、同じような傷が刻まれるのだった。
「ひ、ひぃぃ!? 誰か、誰か助けてくれぇぇ!!」
閑静な街に助けを求める声が響く。
しかし、誰も答えない。車の走行音も、室外機の稼働音も聞こえない。虫の音すらも。
まるでこの世界に自分一人だけ取り残されたかのように思えて、男は恐怖で顔を引き攣らせた。
女が、その青白い首筋にカッターの刃を添えた。男の首に血の珠が浮かび上がる。
女が刃を横に動かすのに合わせて、すぅーっと、男の首に赤い線が伸びていく。
「だ、誰か!? た、助け……!」
志乃「フッ!」
「!?」
突如、中年男の後方から現れた人影が、髪の長い女を蹴り飛ばした。
勢いよく吹き飛んで行った女は、地面を数回転がりながらも即座に体勢を整えた。
血走った目を見開き、突如現れた敵に威嚇するように犬歯を剥き出しにする。
男を庇うように前に立ったのは、一人の少女だった。
身に着けていたのは、このあたりの高校の制服だ。
さらさらとしたボブカットの黒髪に、平均的な身長、太くも細くもないスタイル。
その暗めの色調の制服と相まって、どこにでもいそうな地味な印象を与える少女だった。
気になるところがあるとすれば、手首と足首に数珠を巻いていることと、スカートの丈が割と際どいといったところぐらいか。
志乃「おじさん、下がってて」
「き、君はいったい……!?」
「アアアァァァアアアア!!」
志乃「フッ…!」
激昂した女が自身の首を掻っ切るより早く、少女の蹴りが女の腕を蹴り飛ばしていた。
驚愕の表情を浮かべる女の顔に、間髪入れずに少女の靴底が叩き込まれる。
選考落ちしたキャラはもう採用は無しですかね?
有りならもう一度トライしてみます
「ガッ、ガフッ!? ギャアァ!?」
連続して繰り出される少女の蹴りが、女に反撃も防御も許さなかった。
女の髪が、自然法則に逆らい浮き上がる。かろうじて人間の風貌を保っていた女が異形へと姿を変えた。
禍々しい鉤爪が生えた女の腕は、けれども、先ほどまでと同じように少女に容易く弾かれた。
少女は蹴りの勢いを利用して回転すると、女の胸めがけてとびっきり鋭い蹴りを放つ。
志乃「はぁぁ!」
「ギャアアアアァァァァ!!」
霊力を帯びた蹴りにより心臓ごと貫かれ、妖魔は断末魔とともに塵と化した。
少女はすとんと脚を綺麗に下ろすと、小さく息を吐いて髪を耳にかき上げた。
(いったい、何がなんやら……)
腰が抜けたまま立てなくなっていた中年男は、眼前で繰り広げられたあまりにも現実離れした光景を受け止められずにいた。
だが少なくとも、目の前にいる何の変哲もなさそうな少女が怪物から守ってくれたということだけは確かだろう。
「あ、ありがとう……」
それなりの年月を社会の荒波に揉まれて生きてきた中年としての矜持が、かろうじて感謝の言葉を述べさせた。
志乃「別に。おじさんは大丈夫?」
そんな健気な中年のお礼を簡単に受け流し、少女は尋ねた。
大丈夫といえば、大丈夫だ。しばらく立ち上がれそうにないし、少しだけチビってしまったが。
中年男がそんなことを考えているときだった。
世界から切り離されたかのようだったその場所に、一陣の風が吹いた。
健康的な太ももを半分以上晒していたスカートが大きくめくれ上がる。
きゅっと引き締まったお尻に履かれていたのは、少女の地味な印象とは異なる意外と大人っぽいパンツだった。
「黒……」
「見た?」
「え、あ、その」
「……まぁ、別にいいけど。どうせすぐ忘れてもらうし」
そう素っ気なく返す彼女の頬は、わずかに朱く染まっているように見えた。
【志乃編 序章 完】
>>448
今回も割と悩んだので、もし次の機会があれば再投稿はありです
ただ、>>1が選ぶ場合はやっぱり新しいキャラが優先的になるかも
志乃が最初に戦う敵を決めます
特にテンプレはないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
『14:00』以降のレスから判定
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
名前:
荒人神
見た目:
引き締まった筋肉質な体で中性的な見た目
能力:
圧倒的なスピードとパワー
感情の起伏に合わせて強くなる風圧を纏っており嵐を操る
どんな悪いことをするか:
存在することで嵐を呼び寄せ、"満足する"と去っていく
常識を逸した自然災害はこいつによるものであることが多い
名前 夕霧
見た目 上半身は花魁のように髷と簪を付けたキツい目の和服美女、下半身は蜘蛛
能力 強靭かつ粘性の強い糸を吐き出し拘束する
どんな悪いことをしているか 男の精を搾り取って食らい、女は人目につく場所に捨て、無様に晒して貶める
【名前】
シオ(栞里から取った仮名。新しくお母さんになってくれる人がつけてくれる可愛い名前募集中)
【見た目】
天宮栞里の『赤ちゃん』が偶然にも人と同じ意識と身体を持ちながら産まれ、妖気たっぷりの栞里の母乳で急成長した突然変異種
見た目は人間時の栞里本人を更に小さくしたような暗紅色ショートヘアの小さな女の子だが、背中からは毒針付きや毒液弾を撃ち出せる触手が何本も生えている
霊力または妖気さえ満たされれば、普通の人間と同じ食事でも生きていけるし成長も出来る
【能力】
毒針はエネルギー吸収だけでなく寄生されていた時の栞里のように母乳を蓄えたOカップの爆乳にする膨乳毒も注入できる。
身体能力は人間の子供と変わらないが触手は成人男性でも締め殺せる力がある。毒液弾は触手以外にも手のひらから出すことも可能
まだ子供なので幼体は産めず、生まれつき人間に寄生する事も不可能
【どんな悪いことをするか】
栞里がいなくなってしまった為に母親恋しさにお母さんに相応しい人間を探し、見付けたら膨乳毒で胸を大きくし母乳を飲もうとしてくる
本能的に霊力や妖気が多い存在ほど栄養価の高い母乳が出せると理解しているので、退魔士や女性の妖魔など霊力の高そうな者を狙おうとする
それ以外はまだ甘えん坊の無垢な少女に過ぎず、母親になった者の教育や周囲の環境次第で善にも悪にも染まる可能性がある
園崎 マリア
狼の妖魔に敗北した退魔士が犯されて産まされた子
ケモ耳と尻尾を持つ 本人は天然な性格だがドSでふたなり 全体的にはスレンダーな体系
強い父のことも良い母体である母のことも尊敬している
爪には毒があり、これを使った格闘戦を得意とする
>>454で決定
時間指定を試しでやってみましたが、一気にレスが増える分安価が逆に取りにくくなってるような気もしますがどうですかね?
主人公決めとかの重要なところ以外は今まで通り投稿時点で安価とるって方針で行こうかなと思うんですがどうでしょうか
他のスレもだいたいそうですし
書くのが遅くて投稿時間が読みづらいというのは申し訳ないです
退魔士安価と同じく妖魔も制限時間・安価範囲内から>>1が選ぶって形も有りかも
真夜中のオフィス街。
今だに光に照らされている地上を見下ろしながら、神楽坂 志乃はビルの屋上を駆けていた。
身に着けているのは、闇夜に馴染む暗い紺のセーラー服。
退魔士の家系によっては代々退魔業専門の装束を受け継ぐところもあるようだが、あいにくと志乃の家にはそんな格調高いしきたりはなかった。
足りていない防御力は、自身の霊力とそれぞれの手首、足首に巻き付けた数珠で補っている。
彼女は特殊な武器も異能も持たず、ただその霊力と華奢な少女の身体一つで戦っていた。
年端も行かぬ少女が異形と死を賭して戦うには、あまりに心もとない力。
それでも彼女は、妖魔を祓うため今日も闇夜を駆けた。
深い理由なんて別にない。ただ、そういう環境でそういう風に育てられたから、そうしているだけだ。
少なくとも、他人に聞かれれば志乃はそう素っ気なく答えるだろう。
志乃(妖魔がいるのはこのあたりのはず)
ビルの屋上から裏路地を見下ろしていた志乃は、躊躇することなくそこから飛び降りた。
常人であれば頭がスイカのように砕け散る高さだったが、霊力で強化された志乃であれば容易く着地できる。
と、迫りくる地面を見据える志乃の視界で、一閃の光が煌めいた。
志乃「ッ!?」
志乃は慌てて身体を捻り、空中で方向転換する。
そのまま、鍛えられたしなやかな身体だからこそできるアクロバットな着地を決めた。
すらりとした白い太ももに、薄い切り傷が刻まれていた。
志乃(これは、糸……?)
薄暗い裏路地で、志乃は目を凝らす。
細い路地のあちこちに、縦横無尽に糸が張り巡らされていた。
さらに、その奥。志乃の視界の先には、巨大な蚕の繭のような糸の塊が鎮座していた。
あんなもの、真上からは見えなかった。
志乃(妖気が結界の役目を果たしていたのか……まずいな……)
底に沈殿する澱みのような濃い妖気。
まだ新鮮な血の臭い。そこに僅かに混ざる生臭い獣臭。雌雄の臭い。
ここには、志乃が想定していたよりも上位の妖魔がいる。
夕霧「ふふ、可愛らしいお客さんだこと」
志乃「!?」
夕霧「一番は精のついた若い男だけど、でも、あなたもとっても美味しそう♥」
現れたのは、下半身が蜘蛛になっている女の妖魔だった。
上半身は花魁のように派手な着物と髪飾りをしており、化粧の施された切れ長の目は美しくも見るものを威圧する。
蜘蛛となっている部分は、そこだけで志乃の背丈を超えるほど大きかった。
でっぷりと肥えた胴体に、薄い毛が生えた細長い腕が八本生えている。
見下ろしてくる異形を前にしても、志乃は少しも怯まずその顔を睨み返していた。
夕霧「ふふ、いいわぁ♥ あなたみたいなすました子を見ると、泣かせたくなっちゃう♥」
志乃「……」
志乃は妖魔の戯言に取り合うことなく、妖魔の元への駆け出した。
【戦闘開始!】
↓1~↓3 夕霧の攻撃(詳細は>>454)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 志乃の反撃(コンマ判定のみ)
つまり計算上退魔士の5分の1は妖魔に敗けてアヘアヘ言わされたり妖魔に堕とされてるわけか
志乃「はぁ!」
手刀で辺りの糸を切り裂きながら、志乃は妖魔との距離を詰めていく。
先端に鋭い鉤爪を持つ蜘蛛の腕が振るわれた。
迫りくるそれを、志乃は蹴りで弾き飛ばす。
夕霧「あら、意外と力自慢なのね」
志乃「はぁぁ!」
上半身の女めがけて放たれた蹴りは、前方でクロスされた蜘蛛の腕により防がれた。
妖魔の巨体がグラつく。それでも、笑みを浮かべる女にはダメージは届いていない。
志乃は、直ちに体勢を整え追撃をしかけようとすした。
しかし、引こうとした脚が何かに引っかかり、バランスを崩した志乃は後ろに倒れ込んだ。
志乃(なっ!? 糸が、脚に絡みついて……!)
志乃は地面に背中から落ちることもなく、宙吊りにされてしまった。
丈の短いスカートが捲れ上がり、少女にしては少し背伸びをしたような下着があらわになる。
そんな志乃をみながらニタニタと笑う女に、志乃は自由の効くもう片方の脚で蹴りを放った。
しかし、体重の乗り切っていない苦し紛れの蹴りは、女のか細い腕で簡単に受け止められてしまった。
その脚にも蜘蛛の糸が絡みつく。志乃が得意とする足技は、完全に封じられてしまった。
夕霧「ふふ、万事休すかしら?」
志乃「こ、のっ……!」
志乃は、こんなの時のためにと忍ばせておいた呪符をスカートのポケットから取り出そうとする。
しかし、その手がポケットに挿し込まれるよりも早く、女の口から大量の糸が吐き出された。
瞬く間に志乃の肢体が蜘蛛の糸に覆われる。
一本一本に妖魔の霊気が練り込まれたその糸は、強力な粘着力と頑丈さを兼ね備えていた。
志乃は全霊の霊気を込めて糸を振り払おうとするも、巨大な繭となった糸は僅かに伸張するのみで、引き千切れる気配はない。
くすくすと笑う女を睨みつけながら、志乃は必死にこの状況を打開する方法を考える。
しかし、妖魔の言った通り、もう志乃に打てる手はない。
あまりにも呆気なく、勝敗は決した。
夕霧「あらあら、もう終わり? 勇ましく挑んできたわりには大したことないわねぇ」
志乃「っ……!」
夕霧「それじゃあさっそく、いただいちゃおうかしら♥」
宙吊りにされていた志乃は、頭が上になる状態に直された。
舌なめずりをしながらこちらを見据える妖魔に、志乃はゾクリと背筋を震わせた。
最悪の結末が浮かぶ。牙の生えたその口で、頭からバリバリと噛み砕かれていく想像をして、志乃の顔が青ざめた。
しかしそれでも、志乃は嗚咽が漏れそうになるのを堪えながら、まっすぐに妖魔を睨みつけた。
その反抗的な眼差しが妖魔の嗜虐心をよりくすぐるのだということに、志乃は気付いていなかった。
女の顔が、ゆっくりと志乃の顔に寄せられる。
志乃の肩がカタカタと震える。その首筋に妖魔の生温かい息が触れたとき、咄嗟に志乃は目を瞑ってしまった。
そして、その少女の柔肌に、妖魔の牙が突き立てられた。
志乃「ひゃうんっ!?♥」
志乃から上がったのは断末魔の叫びではなく、甘い女の声だった。
状況が掴めず妖魔の方を見やる志乃に、女は艶めかしい笑みを浮かべた。
夕霧「食べられちゃうと思った? 怖がっちゃってかわいい♥」
志乃「っ……! 馬鹿にして楽しんでるわけ?」
夕霧「違うわよ。あなたみたいなか細い女の子の肉って、食べてもおいしくないんだもん」
志乃「あ、くっ……! ふぁんっ♥」
牙に穿たれた穴から、血が吸われていく。
ちゅう、ちゅう、と啜られるたびに、首筋がぞわぞわとしてくすぐったいような声が漏れてしまう。
声を堪えようと志乃は唇を噛み締める。しかし、牙がくいっと奥まで挿し込まれると、たまらず声を漏らしてしまうのだった。
甘痒いような刺激に、背筋がゾクリと震える。身体を縛る繭の中で、志乃は脚を内股に閉じ、太ももを擦り合わせてしまう。
血とともに、生命の源でもある霊気を吸われているというのに、身体がどんどんと火照っていく。
血を失い青白くなるところか、頬が赤く上気する。
吐息とともに漏れていたような小さい嬌声が、次第に大きくなっていった。
志乃「あぁ、んくぅ!♥ あ、あひっ、はあぁん!♥」
最初はすました顔をしていた志乃は、苦悶に眉を歪め、大きく口を開けながら喘いでいた。
妖魔の牙が深いところまで刺さっているというのに、志乃に痛みはなかった。
妖魔が血を吸いながら、志乃に媚薬効果のある麻痺毒を注入し続けていたからだ。
それが続けば当然、血液中の媚薬の濃度はみるみると高くなっていくことになる。
そして、これ以上血を吸えば命を落とすというところまできたところで。
ついに、志乃に限界が来た。
志乃「んっひいいいいぃぃぃいいいい!!♥♥」
繭に縛られた志乃の身体がビクンと跳ねた。
玉のような汗をかきながら、志乃は荒い息を吐いていた。瞳は熱で朦朧とし、緩んだ口の端からよだれが零れている。
志乃の首筋から牙が抜かれる。その瞬間すらも快感を感じ、志乃は身体を震わせた。
夕霧「ふふ、ごちそうさま♥」
志乃「はぁー…♥ はぁー…♥」
志乃の身体にべったりとくっついていた糸が、しゅるしゅると解けていく。
巨大な蜘蛛の巣に捕らわれたような格好となった志乃は、ぐったりとした様子でうなだれていた。
本調子の志乃ならば、この程度の拘束であれば難なく振りほどけただろう。
しかし、血と霊気を抜かれ、催淫の麻痺毒に犯された志乃は、すでに抗う力を失っていた。
スカートの下に履かれた大人びたショーツはぐっしょりと濡れ、愛液が太ももまでつたっていた。
虚ろな目をする志乃を見ながら、蜘蛛の妖魔は恍惚とした表情を浮かべていた。
彼女が男への搾精や女への凌辱を好むのは、それにより上質な霊気が得られるからでもあるが、単に彼女の嗜好によるところも大きかった。
このまま少女を殺してしまうのはたやすい。
しかし、せっかく上質な霊気を喰らって栄養を蓄えたのだ。餌となってくれた少女には、ちゃんとお礼をしなくては。
妖魔は糸を器用に手繰り、志乃の股をはしたなく開かせた。
塗れて肌に張り付いていた黒のショーツを剥ぎ取る。むわっと漂ってくる若々しい雌臭に、妖魔は腰をブルリと震わせた。
そして、志乃のすぐそばに這い寄ると、その股座に聳え立った肉棒を少女の秘所にあてがった。
志乃「な、な、何を……!?」
惚けていた志乃が我に返る。怯えた表情を浮かべながらも、蜘蛛の巣から逃れようと身体を必死に捩る。
しかし、巣にかかった得物を妖魔が見逃してくれるはずもない。
非情にも、異形の剛直が志乃の純潔を食い破った。
志乃「ひぐううううぅぅぅうううう!?♥」
訪れたのは破瓜の痛みではなく、身体を突き抜けるほどの快感だった。
自身の身体に起こった現象が理解できないままに、続けざまに快感を叩きつけられる。
志乃「んひいぃいい!?♥ あ、あひっ、あぐ!♥ ひぎぃッ!?♥」
抽挿のリズムに合わせて、ピンと張った蜘蛛の巣がスプリングのように振動する。
元の位置に戻ろうとする糸と乱暴に突き上げてくる剛直、正反対の向きの力が最奥でぶつかり合う。
そのたびに志乃の意識は飛び、空白となった思考に被虐の快感が刻まれていった。
『初めて』なのに。異形に、無理やり犯されているというのに。
痛みは感じない。恐怖もない。妖魔の肉棒に、ただ甘い蜜のような快感だけを与えられる。
志乃「やら、なん、なんでっ♥ やめろっ♥ あん、んぎっ!♥」
妖魔に敗北し凌辱されているという状況に、そんな状況で感じてしまっているという事実に、志乃の頭がぐちゃぐちゃになる。
志乃は泣きながら、いやいやと子供の駄々のように首を振った。
しかし、少女の血に流れる妖魔の毒が、何も知らなかった少女の身体を淫猥な雌のそれへと変えてしまっていた。
志乃(嫌なのに……! こんな、妖魔に無理やりなんて、気持ち悪いに決まってるのに……!)
志乃(なんで、こんな……! だめ、もう、イッ――♥)
志乃「んっくうううううううぅぅぅぅぅっ!♥」
腰を大きくくねらせながら、志乃は妖魔の肉棒によって達してしまった。
志乃「やっ、あん♥ あっ、あくっ、んあぁぁ…!♥」
夕霧「ふふ、なかなかいい具合よ。狭いけど、キュンキュン締め付けてくる」
夕霧「それじゃあそろそろ、終わらせてあげるわね♥」
志乃「お、わり……? あひぃ!?♥ あん、んあ、ひぐっ…!♥」
妖魔の抽挿が激しさを増していく。志乃の膣内に挿入されていた肉管が、徐々に膨らんでいくのを感じた。
そのとき、志乃は妖魔の言う終わりの意味を理解してしまった。
全身に鳥肌が立つほどの悪寒が走る。恐怖と嫌悪で、奥歯がカタカタと揺れた。
退魔士としての誇りも正義もすべて投げ捨て、志乃はただの少女のように泣き喚いた。
志乃「おねがい、やめてぇ! やだ、やだぁぁ! 出さないでぇ!」
夕霧「大丈夫。あなたの身体はすでに、私の子を受け入れられるように変えられちゃってるから♥」
志乃「や、やらあああ!! 妖魔の赤ちゃん、やなのぉぉ! おねがい、許してぇぇ!」
妖魔の子を宿すことを拒む志乃の意志とは裏腹に、何度も最奥を小突かれた志乃の身体はすでに孕まされる準備を終えていた。
降りてきた子宮口が、愛おしそうに肉棒にキスをする。
そうして、最も強く剛直が突き立てられた瞬間、その先端が子宮口をこじ開けた。
衝撃で呼吸が止まり、志乃の思考が一瞬スパークする。
そして、戻ってきた志乃の意識に、強烈な快感が叩きつけられた。
志乃「ひっぎいいいぃぃぃいいいいい!!?♥♥」
吐き出された白濁が、瞬く間に子宮内を塗り潰していく。
丸い何かが続けて子宮に打ち込まれ、内側から子宮壁をボコボコと盛り上げた。
想像していたものとは違う感触に戸惑うこともできず、志乃は絶頂を繰り返した。
敏感になった中になおも吐き出され続ける白濁に、志乃は腰が折れそうになるほど身体を仰け反らせる。
子宮に収まりきらなかった白濁が膣内に流れ出し、さらに溢れた分が結合部から勢いよく噴き出す。
普段のクールな表情からは想像がつかないほど無様なアヘ顔を晒しながら、志乃は射精を受け入れ続けた。
ようやく射精が終わったころには、志乃のお腹は臨月を迎えたかのように真ん丸に膨らんでいた。
そのずっしりとした重みに、志乃の心が絶望に染まっていく。
志乃(こ、これ……お腹の中にあるのって……)
赤ちゃんのための部屋を占拠した丸い何かが、だんだんと蠢き始める。
志乃の顔が青ざめていく。いや、いや、と小さく呻きながら、虚ろな瞳から涙を流す。
そして、先ほど中に出されたばかりのソレが、今度は勢いよく外に出ていこうとした。
志乃「ひぎいいいぃぃぃいいい!? いだいぃいい!! やだ、出てこないでぇぇ!!」
悍ましい何かが胎内にいることへの恐怖を、それらが出ていこうとするときの痛みへの拒絶が上回った。
腹に力を込め、必死に押しとどめようとする。しかし、力めば力むほど、それを内側から押し出す手助けをすることになるだけだった。
ミシミシと子宮口が押し広げられる痛みに、志乃の視界がチカチカと点滅する。
そしてついに、玉の一つがぽんっ、と弾き出された。
堰が切られた。もう、止まらない。
志乃「ひっぐうううぅぅぅうううう!!?♥♥ いぐ、イぐ、イグゥゥウウウッ!!♥」
志乃「おおぉお゛お゛お゛♥ でりゅ、でりゅうう!♥ たまごでりゅうう!♥」
志乃「おっほおぉおおお!♥ しゅごいぃ!♥ ぶりぶりたまごとまんにゃいぃぃ!♥」
志乃「いぐぅ!♥ ぜんぶいぐぅ!♥ たまごうまれるたびにイグゥゥ!!♥♥」
志乃「バカになりゅう♥ 子宮も、マンコも、ぜんぶバカになっちゃうのぉおお!♥」
普段の物静かな彼女なら絶対に口にしないような言葉を吐きながら、志乃はバカみたいに絶頂した。
妖魔が産みつけた卵が、志乃の股座からとめどなく溢れ出していく。
排泄にも似た開放感のある快感に、志乃は卵が飛び出すたびにイき続けた。
ぴゅっぴゅっと壊れたみたいに潮を吹きながら、志乃はついにすべての卵を吐き出した。
まだ誰も知らなかった青い蜜花が、奥まで覗き込めるほどぼっかりと開いたガバガバマンコになっていた。
生み出された卵からは、蜘蛛の胴に赤子の顔がくっついたような醜悪な妖魔が次々と孵化してきた。
自身の身体から生まれてきた我が子の顔を見ることもなく、志乃は気を失った。
◆ ◆ ◆
朝日が昇って間もなく。
まだ閑静なはずのオフィス街の一角に、人混みができていた。
彼らが取り巻くようにして眺める先には、一人の少女がいた。
細いワイヤーのようなもので電柱に縛り付けられていた裸の少女は、はしたなく開かれた股から白濁を垂れ流していた。
志乃「んぁ、あぇ……♥ あかちゃん、やらぁ……♥」
自身の痴態が観衆の目に晒されているということにも気付かず、少女はうわ言を繰り返していた。
【ターン1 終了】
【攻撃1 35 VS 15 有効! 20ダメージ!】
【攻撃2 69 VS 15 有効! 54ダメージ!】
【攻撃3 67 VS 15 有効! 52ダメージ!】
【志乃の体力 100 → -26】
【第一戦 敗北…】
志乃は一戦目から出産アクメを決めて敗北です
さすがに長くなりすぎました。次からは短くできるよう頑張ります
次の敵を決めます
特にテンプレはないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
『19:30』以降のレスから判定
↓1~5でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
窓の外では、吹き荒れる風が木々をざわめかせていた。
その日は平日だったが、突如発生した大型台風の影響で学校は休校となっていた。
ラフな部屋着を身に着けた志乃は、ベッドに寝転がりながらスマートフォンを耳に押し当てた。
数回の呼出音の後、聞きなれた友人の声が聞こえてきた。
「おいーっす。どしたん?」
志乃「台風、大丈夫かと思って」
「今回の結構すごいよねー。まあうちは大丈夫! 志乃は?」
そのまま、流れで当たり障りのない会話が続く。
志乃は基本聞き手に回り、うん、うん、と相槌をしながら、時々可愛らしい笑い声を返していた。
志乃は口数は少ないが、会話が嫌いというわけではなかった。
志乃とは異なる感性から発せられるオモシロ返答に、くすくすと笑い声を漏らす。
仲のいい友人にしか見せない、志乃の年頃の少女らしい一面だ。
「まぁーアレだ、私に会えなくて寂しいのかもしれないけど、元気出して!」
志乃「べ、別に、そういうわけじゃ」
「何があっても、私は志乃の味方だからね」
志乃「……うん。ありがと」
「じゃあまた明日、学校でね!」
志乃は通話を切ると、スマートフォンを持ったまま手を胸の上に置いた。
『あの日』のことは、『総会』が野次馬たちの記憶消去を迅速に行ってくれたおかげで日常に支障が出ることはなかった。
志乃も、霊気を吸われすぎていたためにしばらく安静にする必要があったが、後遺症などは特になかった。
志乃は今も、これまでと変わらぬ日常を送れていた。
それでも、あの時の記憶が、今もなお志乃を苦しめていた。
妖魔に負けた屈辱、なすがままにされるしかなかった恐怖、純潔を踏みにじられたことによる怒り、絶望。
そして、その身に深く刻まれた、雌としての快楽。
志乃「……あの蜘蛛女、次あったら絶対祓う」
それでも、志乃は決して挫けなかった。
負けたまま逃げ出すのは好きじゃない。
それに、志乃には守りたい人が、支えてくれる人がいる。
だから彼女は、これからも妖魔と戦い続ける。
志乃「……!?」
志乃の部屋で、妖魔検知用の鈴が鳴り響く。
志乃(妖魔!? でも、この気配は……)
今は夕暮れ時。闇夜を好む妖魔がこんな早い時間から現れることは珍しかった。
志乃は窓の外を見やった。
分厚い雲に覆われた荒れ狂う街並みは、あるいは夜よりも薄暗い闇に閉ざされていた。
その男は、眼下に広がる灰色の街を退屈そうに見下ろしていた。
ビルの屋上。叩き付けるような雨風の中だというのに、男は引き締まったその上半身を惜しげもなく曝していた。
世界がうねるような嵐の中心に、その男は立っていた。
荒人神「つまんねぇなぁ。つまんねぇ場所になっちまったよ、ここは」
荒人神「昔はもっと、そこかしこに魑魅魍魎どもが蔓延ってたのになぁ」
荒人神「気付けばよく分かんねぇ建物ばっかだし、俺らが見えねぇ人間で溢れてるし、妖魔どもも夜しか外を出歩かねぇ」
荒人神「もういっそ、誰かが俺に気付くまで暴れつくしてやろうか。なぁ、どう思う?」
志乃「反対に決まってるでしょ、そんなの」
問いかけられた志乃は、ぶっきらぼうにそう答えた。
丈の短い紺のスカートがバタバタとはためく。すでに中の下着までびっしょりと濡れていた。
この暴風雨ではもはや服など来ていないほうがマシにも思えたが、さすがにそこまで世間体を捨てることはできなかった。
志乃の目の前に立つ中性的な顔立ちの男は、妖魔というよりはむしろ、神に近かった。
ここは八百万の国。神の存在など珍しくもない。
しかし、目の前の男は、明らかに凡百の神とは一線を画していた。
志乃「ねぇ、この風を止めてくれない? 見違えたように見えるけど、人間にとって天災はまだまだ脅威なの」
荒人神「やだね。なんで俺がつまらねぇ人間のためにつまらねぇことしなくちゃいけねぇんだ」
妖魔でないのなら無理に戦う必要もないと退くことを進めたが、はなから期待などしちゃいない。
志乃は腰を低く落とし、臨戦の構えをとった。
荒人神「へぇ、素手で俺とやるってのか?」
志乃「私にはこれしかないから」
荒人神「いいねぇ、呆気なく死ぬんじゃねぇぞ!」
男が志乃に向き直ると、志乃に向かって突風が吹き荒れた。
目を開くことすら困難なほどの風に吹かれながらも、志乃はまっすぐに男を見据えていた。
【戦闘開始!】
↓1~↓3 荒人神の攻撃(詳細は>>453)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 志乃の反撃(コンマ判定のみ)
荒人神「いくぜッ!!」
志乃「くっ……!」
後ろから吹く突風に乗るようにして、男は凄まじい速度で志乃に迫った。
志乃はすんでの所でそれをかわす。
志乃がいた場所を通り過ぎていった男は、そのまま風に乗り空高く舞い上がった。
そして、志乃を目掛けて急降下してくる。
上から吹き付ける風に全身を押さえつけられながらも、志乃は足に霊気をため勢いよく飛び退いた。
男が拳を叩きつけたビルの屋上が、粉々に砕け散った。
志乃(なんてパワー……! めちゃくちゃだ……!)
荒人神「かわしてばっかだとつまらねぇぞ!」
志乃「ぐっ!?」
男が指をくいっと曲げ、かかってこいというジェスチャーをする。
すると、志乃の後方から叩き付けるように突風が吹き、志乃の華奢な身体が男のいる方へ吹き飛ばされた。
男も風に乗り、志乃の方に迫る。
両者が、一気に肉薄する。志乃は覚悟を決めると、霊気を込めたしなやかな脚を男に突き出した。
志乃「はぁぁ!」
男の拳と志乃の蹴りが激突する。
志乃の身体が錐揉みをしながら吹き飛び、向かいのビルの壁に叩きつけられた。
志乃「ガハッ!?」
なんとか急所からの衝突は避けたものの、背中を強打したことにより呼吸が止まった。
視界が白く染まり、痛みで身体の制御が効かなくなる。しかし、男が待ってくれるはずもない。
風に乗り一直線に向かってきた男の突きを、志乃は逆上がりのように脚を思い切り真上に振り上げることで回避した。
天に向かって伸びた脚を、そのまま勢いよく振り下ろす。志乃の渾身の踵落としが、荒人神の脳天に直撃した。
志乃「やった――きゃあっ!?」
足首を掴まれた志乃は、そのまま勢いよく地面に投げ付けられた。
空気抵抗もなく魚雷のような勢いで地面と激突する。轟音とともにアスファルトが砕け、粉塵が舞い上がった。
吹き荒れる風に乗り、粉塵が即座に流されていく。
ひび割れた道路の上で、志乃は膝をついて息を整えていた。
志乃「ハァ、ハァ……!」
荒人神「ハハッ、結構やるじゃねぇか!」
志乃の目の前まで降りてきた男が、ふわりと柔らかく着地した。
志乃は痛む身体を抑えながらも、よろよろと立ち上がる。
全身が傷つきながらも、その目はいまだ闘志を失ってはいなかった。
荒人神「いいねぇ、少しは楽しめそうだ」
志乃(今までのは、小手調べだったってこと……?)
圧倒的な彼我の実力者に、志乃の心が折れかける。
しかし、ここで諦めるわけにはいかなった。
今ここに、この怪物と戦う術を持っているのは自分だけなのだから。
余った霊力を脚に注ぎ込んでいく。志乃の集中力が、極限まで高まっていく。
志乃(長期戦は不利。一か八か、次で決めるッ!)
志乃の脚が地面を蹴った。爆発的な加速により、音の壁に肉薄するほどの速度を叩き出す。
残像すらも残さない、まさに神速の走り。
その志乃の限界を上回るスピードで、男の拳が志乃の鳩尾に叩き込まれた。
志乃「ガフッ――」
遥か後方のビルにぶち当たるまで、志乃の身体は一度も地面に触れることなく吹き飛んだ。
コンクリートの壁を粉々に粉砕し、それでも勢いの収まらない志乃の身体が地面の上を転がっていく。
ようやく動きを止めた志乃は、力なく横たわったまま動かない。
志乃は、先ほどの一撃で完全に気絶してしまっていた。
制服はボロボロに引き裂かれ、志乃の肌をほとんど隠せていなかった。
元は透き通るような白さをしていたお腹には、痛々しい青痣が浮かんでいた。股間から、失禁により生温かい尿が垂れ流しになる。
荒人神「なんだ、もう終わりかよ。これからだってのに」
いつの間にか志乃が倒れている場所に飛んできていた男は、横たわる志乃の身体をつま先で小突いた。
眠るように気を失っている志乃は、何の反応も返さなかった。
【ターン1 終了】
【攻撃1 05 VS 19 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 88 VS 19 クリティカル! 88ダメージ!】
【攻撃3 46 VS 19 有効! 27ダメージ!】
【志乃の体力 100 → -15】
【第二戦 敗北…】
このあと荒人神はどうするか ↓1~3コンマ最大
1.わりと満足したので帰る
2.まだまだ満足したりないので志乃で遊ぶ(何をするかも)
2
勝負で満足できないなら身体で満足させてもらって気に入ったらお持ち帰り
>>521で決定
今日はここまで。平日は更新少なめです
付き合ってくれた方はありがとうございました
暗闇に閉ざされた世界で志乃が最初に認識したのは、自身の身体が揺れているというだった。
思考も感覚も靄がかかったかのように曖昧だったが、後ろから思いのほか激しく揺さぶられているようだ。
次に知覚したのは、胸を抑えつけられているかのような息苦しさだった。
本能のまま深く息を吸い込もうとするも、水中で喘いでいるかのようにまるで空気が取り込めない。
そして、徐々に五感が取り戻されていく。
ジンジンとした痺れだとしか認識できなかった感覚が、軋むような痛みと疼くような快感に変わっていく。
遠くのほうで聞こえているように思えた女の高い声が、自身から発せられているということに気付く。
そして、暗闇に光が差し込むと、意識が一気に浮上していった。
志乃「――んぎ、ひぐうぅ!?」
志乃は、覚醒したばかりの身体に叩き込まれる衝撃にたまらず苦悶の声を上げた。
状況も理解できぬまま、身体の内側を絶え間なく突き上げられる。
最奥を一突きされるたびに振動が全身を貫き、志乃の脳を揺さぶった。
肺の空気を強引に押し出され、酸素を求めた身体が不格好な喘ぎ声を出す。
青痣を重ねて殴られるような痛みに歯を食いしばることもできず、志乃はされるがままに啼き続けていた。
志乃「がっ、く、ひぐっ!? おっ、おぐ、んぎ……!」
荒人神「おぉ、やっと目が覚めたのかよ。遅ぇぞ。あの程度で伸びちまうとか脆すぎんだよ」
志乃「ぐ、くっ……! お前……!」
男はそう責めるように言いながら、目の前で這いつくばる志乃に容赦なく腰を叩きつけた。
引き締まった上半身を惜しげもなく曝した中性的な男。嵐を呼ぶ暴れ神。
志乃はその男に完膚なきまでの敗北を喫し、そして今、なすがまま凌辱されていた。
志乃は四つん這いになった状態で、後ろから激しく肉棒を突き挿れられていた。
志乃の身体にはもはや力は入っていないが、目に見えない空気の枷が志乃の身体を縛り付けていた。
その華奢な身体が吹き飛ばされそうになるほどの衝撃を、志乃は抗うこともできず受け止め続けていた。
荒人神「肩透かしもいいところだぜ。せっかく盛り上がってきたところだったのによォ」
志乃「ん、ぐっ、くっ……! うっ、んああぁ……!」
荒人神「昂ったまま大人しく帰るのも気に食わねぇし、かといってお前にはあれ以上期待できそうもねぇし」
荒人神「だから、こっちで満足させてもらうことにしたわ」
志乃「ぐっ、勝手なことを、このクズ……! あんっ、んぎっ……!」
荒人神「つっても、こっちも大していいもんじゃねぇけどな。生娘みてぇに締まりがいいことだけは褒めてやるが」
男はそう言いながらも、志乃を責める腰使いを緩めることはなかった。
まるで、志乃の穴を使い捨ての道具としか思っていないような乱暴さ。
壊れてしまっても構わないのだろう。神に近い存在であるその男にとって、人の命など羽虫ほどの価値しかなかった。
己の非力さに、志乃は歯を食いしばった。けれども、それすらも男の抽挿によってこじ開けられ、志乃は悔しさに涙を零した。
志乃「はぁ、ん、くぅぅ…! ん、ぐふっ……!」
志乃はただ、耐えることしかできなかった。嵐のような暴力が過ぎ去るのを、ただ待ち続けることしかできない。
豪快に砕かれた壁から覗く、曇天と豪雨に支配された世界をキツく睨みつけながら、志乃は心を強く持とうとする。
しかし、屈辱に耐え切ってみせるという志乃の最後の矜持すら、男は強引に奪い去る。
志乃「はぎゅっ!?♥」
突如自身から漏れたその声に、突如自身の身体に訪れたその変化に、志乃は目を見開いた。
人間のソレよりも長く、逞しい剛直が、志乃の最奥を抉るように突く。
その瞬間、志乃の身体をビリビリとした快感が駆け巡った。
志乃「ふ、ひぐっ!♥ あ、あんっ、んぎ……!♥」
志乃(な、なんで、こんなの、嘘だ……! 私、無理やり犯されてるのに、こんな……!)
ぱん! ぱん! と肉を打つ渇いた音に、徐々に水気を帯びた音が混ざり始める。
志乃は、内側から湧き上がってくるソレを否定するように首を横に振ったが、それでも嬌声はとめどなく溢れてくる。
否定などできようもない。志乃は、男の責めにより明らかに感じていた。
そもそも、気を失うほどのダメージを負った志乃がその暴虐に耐えることができたのは、その痛みに隠れていた快感に助けられていたからだった。
気を失っている間も責められ続けていた志乃の中で、ついに痛みと快感が逆転し始めた。
まだまだ抵抗の意志を失っていない志乃とは裏腹に、その肉棒に虐められ続けていた膣内は、従順にソレを受け入れつつあった。
男の肉棒に媚びを売るように、膣壁のヒダで肉棒をシゴき上げる。溢れてきた愛液が潤滑油となって、男の肉棒をより奥深くへと誘う。
志乃の反応に気をよくしたのか、剛直はさらに硬さを増し、攻めも激しくなっていく。
志乃から上がっていたくぐもったような嬌声は、いつの間にか叫び声に近いものとなっていた。
志乃「んはあぁ!♥ あぎっ、や、やめろっ……!」
荒人神「ははっ! いいぜ、ノってきた! オラ、そろそろ出すぞ!」
志乃「だ、出すって……!? だ、ダメ、それだけは……!」
荒人神「オラァ!」
志乃「んんんんんんんっっ……!!♥」
最奥に吐き出される白濁の感触に、志乃はぎゅっと目を瞑って耐えた。
子宮口にぐいぐいと押し付けられた亀頭から、精液が勢いよく噴き出す。
膣内を白濁で塗り潰されていく感触に、志乃の心が絶望に染まっていく。
思い起こされるのは、蜘蛛の女に敗北した時の光景。
同じように無様に犯され、種付けされ、そして女として最後まで穢されてしまった自身の姿。
グラグラと瞳が揺れる志乃から発せられたのは、悲痛な叫び声ではなく甲高い嬌声だった。
先ほど射精したばかりの男が、再び抽挿を始めたのだ。
出された精液を膣壁に刷り込むかのように、怒張した肉棒が膣壁を擦り上げていく。
よりスムーズに動けるようになった肉棒が、蕩けそうな熱を帯びた膣内をより一層激しく責め立てた。
志乃「ひ、ひぐぅ!?♥ な、なんでっ、また……!♥」
荒人神「この俺がたった一発で満足できるわけねぇだろ! オラ、もっと締め付けろ!」
志乃「んはあぁぁ!♥ や、やめて、もう、奥叩かないで……!♥」
男は志乃の汗ばんだくびれを掴むと、自身に引き寄せるようにして腰を叩きつけた。
その激しさに、充血した志乃の割れ目が泡立つ。ごぽっと音を立て、膣内で掻き混ぜられた白濁が零れだした。
志乃は頬を上気させながら歯を食いしばり、その衝撃に必死に耐えた。
もうすでに、痛みはなかった。腰が砕けそうになるほどの痺れが全身をゾクゾクと震わせ、はしたない嬌声が漏れそうになる。
いつしか志乃は、男がもたらすその暴力のような快感に屈しないようにと、必死に耐えていた。
小ぶりながらもくびれから広がる形のよいお尻を、男が平手で打つ。その刺激に怯えるように、志乃は肉棒をキュンと締め付けた。
志乃(こ、こんなの間違ってる! 人外に無理やり、犯されるのに、私……!♥)
志乃(早く、早く終わって……! じゃないと、私、もう……!♥)
志乃「イッ――!♥♥」
二発目の精を受け止めながら、志乃は声にならない嬌声を上げて絶頂した。
震える膣肉が、一滴でも多く精液を絞り出そうと肉棒をキュンキュンと締め付けたる
絶頂が終わり、強張っていた身体から力が抜けると、志乃は息も絶え絶えに肩を上下させた。
虚ろになった眼は半開きとなり、小さな口からだらしなく零れた舌からよだれが滴り落ちていた。
志乃「はぁー…♥ はぁー…♥」
志乃(やっと終わ、りぃ!?♥)
志乃「おっ、おほぉお!?♥ ま、まだ動くの!? いい加減に……!」
声を荒げて制止を呼びかける志乃など意に介さず、男は獰猛な笑みを浮かべながら一心不乱に腰を振り続けた。
志乃にはめていた風の拘束を解くと、志乃の髪を乱暴に掴み上体を引っ張り起こした。
エビ反りに背中を仰け反らせた志乃の痩躯に、男は容赦なく肉棒を叩き込む。
志乃の視界がチカチカと点滅する。息苦しさに、潰れたカエルのような喘ぎ声が上がる。
余りにも非道な扱いを受けているにもかかわらず、志乃の奥底から沸々と何かが湧き上がってくる。
人を超越した雄から叩きつけられる嵐のような快感に、志乃の中の雌がただ溺れていく。
グリン! と志乃の瞳が裏返る。志乃が気をやったことで、糸が切れたように身体からガクンと力が抜けた。
そして、臨界を超えた快感による絶頂の衝撃で、志乃は強制的に覚醒させられる。
志乃「ひっぐううぅぅううううう!!♥♥」
舌を突き出し、あられもない嬌声を上げながら志乃が達しても、男は止まらなかった。
ビクビクと痙攣する膣肉を力づくで黙らせるように、肉棒を容赦なく突き挿れていく。
敏感になった膣内を肉棒でゴリゴリと削られ、臍下が火傷しそうなほどの熱を帯びる。
視界がチカチカと点滅する。志乃の脳内で桃色の火花が爆ぜる。
志乃「らめらめらめぇぇぇ!♥ イってるからぁぁ!♥ オマンコイってりゅうぅぅ!♥」
志乃「ゆるじてぇぇ!♥ おかじくなるうぅぅ!♥」
志乃「んおっ、おおお!♥ ひっぐううぅぅぅ!!♥♥」
志乃はついに、泣き喚きながら男に許しを請い始めた。退魔士としての勇ましい姿などもはやどこにもない。
それでも、志乃の言葉は届かない。荒れ狂う神に、天災に、人が抗う術などないのだから。
暴力のような責めで気を失い、絶頂の衝撃で目覚める。短い時間で、志乃は何度も何度もそれを繰り返した。
対する男も、志乃の膣内で何度も熱い精を吐き出した。どれだけ出しても男の魔羅は決して衰えず、志乃の身体を貫いていた。
外では暴雨が荒れ狂い、人の叡智が作り上げた都市に甚大な破壊の爪痕を刻んでいった。
その嵐が過ぎ去るまで、志乃の身体から男の剛直が抜き去られることはついぞなかった。
志乃「お、オほっ♥ んっぎぃ!?♥」
心行くまで精を吐き出した肉棒が、ズルリと引き抜かれる。
膣内になみなみと注がれていた白濁が勢いよく噴き出し、志乃はマヌケな雌ヅラを晒しながらイき続けた。
男の手が離れる。支えを失った志乃の身体は、そのまま白濁に濡れた地面に崩れ落ちた。
荒人神「ふぅ、満足したぜ。途中で壊れるかと思ったがなんとか最後までもったな。割とやるじゃねぇか」
男はすがすがしい顔をしながら、足元でビクビクと身体を引き攣らせながら気を失っている少女を見下ろした。
荒人神「つっても、有象無象よりは多少マシって程度だがな」
荒人神「もっと俺を楽しませてくれるようになったら、俺のモノにしてやってもいいぜ」
どこまでも不遜にそう言い残し、男は風とともに消えていった。
雲が晴れ、空に丸い月が煌めいても、志乃は目を覚ますことはなかった。
【第二戦 敗北…】
しょっぱなから二連敗を決めてしまう志乃。はたして次は勝てるのか
敵安価
特にテンプレはないので自由で
妖魔や妖魔が憑りついた人間等でもOK
『15:15』以降のレスから判定
↓1~3でコンマ最大
(名前、見た目、能力、どんな悪いことをするか等)
志乃(不甲斐ない、私はいったい何をやってるんだ……)
あの後。
『総会』とつながりのある病院で、志乃は治療を受けたのだった。
本来であれば一生歩けない身体になるほどの損傷を負っていたが、志乃自身の霊力と特殊な治療のおかげで四日ほどで退院できた。
溢れるほどの精液をナカで出された件についても、志乃が恐れていた最悪の事態は免れていた。
検査結果が陰性であったことを聞いたとき、張り詰めていた緊張がゆるみ身体にドッと疲れが押し寄せたほどだ。
しかしそれは、単なる幸運でしかない。
あの半人神がその気になっていれば、志乃は容易に人ならざる子を身籠ってしまっていたはずだ。
実のところ、女の退魔士が妖魔や人外に孕まされてしまうことは、死と同様にありふれた悲劇と言えた。
色欲という本能に直結する強い執念を持つ妖魔も少なくないし、強い霊力を持つ母体に同胞を産ませたいと望む妖魔もいる。
中には単純に、退魔士の心を折るというだけの目的で子を孕ませる悪趣味な妖魔もいた。
その分治療や対応の技術の進んでおり、避妊用の霊薬や霊術も多種存在する。
ただその多くも、術者が心を折られた状況であっては、妖魔の理を歪める力に対抗できないというのが実情であった。
最悪、『堕ろす』という手段もある。
だが、例え妖魔に孕まされた望まぬ子であったとしても、堕胎を拒む者も少なくないのであった。
志乃(私も、出来ればそんなことはしたくないけど……)
セーラ服の中に隠れた、ほっそりとした白いお腹を撫でながら、志乃は苦々しい表情を浮かべた。
マリア「ねぇ、そこのお姉さーん」
志乃「……」
マリア「あれ、聞こえてない? 紺のセーラーのおかっぱお姉さーん!」
志乃「……これはボブだけど」
志乃が振り返った先に居たのは、志乃と同い年ほどの少女だった。
日本人離れした銀色の髪。月光を映したかのような金の瞳。
少女は人懐っこい笑みを浮かべながら、志乃に向かって脈絡もなく話し出した。
マリア「今日は、月が綺麗ね!」
志乃「なに? 新手のナンパ? 興味ないから他をあたってくれない?」
マリア「ふふっ、そんなんじゃないよー。本当に、まんまるで綺麗なお月さまでしょ!」
少女が見上げる闇夜には、他の星屑たちを掻き消すほどに煌めく大きな満月が昇っていた。
マリア「こういう月夜には、なんだか素敵な出会いがあると思わない? 私のパパとママみたいにさ♥」
志乃「……やっぱりナンパの台詞でしょ、それ」
志乃は冷めたようにそう言いながら、手足首に巻いた数珠を振って軽く鳴らした。
銀髪の少女が、その大きな瞳には似合わない大人びた笑みを浮かべる。
薄く開かれた唇から鋭い牙が覗いた。少女の身体に纏われた禍々しい霊気が、狼のような大きな耳と毛むくじゃらの尻尾を模る。
その細い指先に延びる鋭い爪に、少女は真っ赤な舌をそわせた。
マリア「んふふ、いいなーその冷たい瞳、ゾクゾクしちゃう♥ 可愛い声で啼かせてあげたいな♥」
志乃「キャンキャン吠えて尻尾撒いて逃げるなら今のうちよ? まぁ、逃がさないけど」
静かに構える志乃に対し、銀髪の少女は獣のように駆け出した。
【第三戦 開始!】
↓1~↓3 マリアの攻撃(詳細は>>457)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 志乃の反撃(コンマ判定のみ)
その動きは、まさに獣的だった。
最短距離で、まっすぐ一直線に突っ込んでくる。
人の限界を遥かに超越した素早さで、銀髪の少女は瞬く間に志乃の前に躍り出た。
マリア「あっはは!」
銀色の毛に覆われ、鋭い爪が伸びた猛獣の手を、少女は容赦なく振り下ろした。
志乃「フッ!」
マリア「きゃあ!?」
その手を、志乃は鮮やかな回し蹴りで弾き飛ばした。
驚愕する少女の横腹に続けての蹴りを放つ。少女の身体は勢いよく吹き飛びビルの壁に衝突した。
マリア「ガフッ!? いったーい! 私痛いの嫌いなのにー!」
志乃(人間が妖魔に憑りつかれてるわけじゃない……こいつ……)
人の霊気が、妖魔の霊気に侵されているわけではない。
本来は相反する二つの霊気が、その境目も分からないほどに溶け合っている。
人と妖魔の中間にあるような独特な霊気。
理論上それが存在しうることは知っている。しかし、実在するそれをこうして目にしたのは初めてだった。
志乃(人と妖魔との混血、半妖!!)
マリア「もう、大人しくイジめられてよね!」
同じく超人級の志乃の蹴りをまともに食らったにもかかわらず、少女は腰をさすりながらぷりぷりと可愛らしく怒るだけだった。
志乃は少女のノリに取り合わず、静かに腰を落とす。
志乃(耐久力も半分獣のソレか……でも、あんな単純な動きしかしてこないなら、負けることはない!)
【ターン1 終了】
【攻撃1 33 VS 69 無効! 0ダメージ!】
【攻撃2 22 VS 69 無効! 0ダメージ!】
【攻撃3 04 VS 69 無効! 0ダメージ!】
【ターン2 開始】
↓1~↓3 マリアの攻撃(詳細は>>457)
自由指定(エロでも普通の攻撃でも可)
↓4 志乃の反撃(コンマ判定のみ)
マリア「ていうか、やっぱこれダメだわ」
志乃「……?」
銀髪の少女はそう言うと、唐突に靴を脱ぎ捨てた。
手と同じく、脚も銀色の獣毛に覆われていた。
少女はそのまま屈みこみ、手を地面についた。
まさに獣のような姿勢となった少女は、ふふんっと得意気に笑った。
マリア「やっぱこれこれ~♪ 二足歩行なんて馬鹿らしいよね。四足なら二倍だよ、二倍!」
志乃(こいつ、何をして……)
マリア「じゃあ、行っくよー」
間延びした風にそういった少女は、牙を覗かせながら舌なめずりをした。
目に見えない獰猛な殺気が、少女の銀毛を逆撫でていく。金色の瞳の瞳孔が、縦に薄く伸びていく。
獣の眼光が、志乃を射抜いた。
瞬間、志乃の背筋がゾッと凍りついた。
檻から解き放たれている飢えた猛獣を前にしたかのように、本能的な恐怖が志乃の身体を竦ませる。
理性がその恐怖を振り払うよりも早く、少女は動き出していた。
少女が忽然と姿を消した。志乃の目にはそう見えた。
集中力を極限まで研ぎ澄ませていた志乃が目で追えないほどの速度で、少女が飛び掛かってきた。
志乃「くっ……!」
マリア「おっと!」
反射的に放った志乃の蹴りをかわすため、少女は大きく飛び上がった。
そのまま宙で器用に体勢を整えて着地すると、少女はがら空きとなった志乃の背中に勢いよく体当たりした。
志乃「ガフッ!?」
背中を強く打ち付けた痛みで、志乃の呼吸が止まる。
志乃はそのまま、銀狼の少女に押し倒されてしまった。
マリア「この脚が悪い子ちゃんなのかなー?♥」
志乃「ぐっ……!? こ、この、やめろ!」
志乃の細くしなやかな脚を掴み、少女は志乃の関節を極めた。
にこやかに笑いながら、少女は徐々に力をかけていく。ミシミシと、耳を塞ぎたくなるような音が志乃の膝から発せられる。
志乃の顔が青ざめていく。霊気を巡らせ必死に脚を守ろうとするも、少女の細い腕に見合わぬ剛力により徐々に膝が折りたたまれていった。
そして。
ゴキッ! という痛々しい破壊音の後、闇夜に志乃の悲痛な叫び声が響いた。
志乃「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁあああ!!!」
マリア「ああん、そんな声で啼かないでぇ♥ アソコに響いちゃうよぉ♥」
志乃「ぐぅぅ、んぐぅ……! フゥ、フゥ……!」
マリア「……まだそんな目ができるんだ。お姉さん、サイコーかも…♥」
だらだらと滴るよだれを拭いもせず、銀狼の少女は獰猛な笑みを浮かべた。
力なく横たわる志乃の上にのしかかった少女は、そのギラつく牙を志乃の白い首筋に近づけた。
獣臭い息が頬に触れ、志乃は喉が引き攣ったような小さな悲鳴を上げた。
ガブリ、と少女が首筋に噛み付いた。肉を切られる鋭い痛みに、志乃の身体が強張る。
かつての蜘蛛女とは違う、ひりつくような恐怖をもたらすその牙に、志乃は思わず息を止めてしまう。
がぶがぶと何度も歯を突き立ててくる少女にとってそれは、あくまで甘噛みに過ぎないのだろう。
しかし、子猫が玩具として使った鼠を殺してしまうかのように。
その少女の牙がいつ、大動脈を引き裂き、脊椎を噛み砕いてしまうかと思うと、志乃は生きた心地がしなかった。
マリア「がぶ、がぶ…♥ んふふ、こうすると、雌は主従関係を理解して大人しくなるんだって。パパが言ってた通りだ♥」
志乃「っ……くっ……」
志乃はなおも、自身に跨るその半妖の少女を睨みつけていた。
しかし、その瞳は涙で潤み、唇は小さく戦慄いていた。黒いショーツにはすでに、黄色いシミが広がっている。
志乃は完全に、自身が捕食される側に立ったことを理解してしまっていた。
月光に煌めく銀の尻尾を揺らしながら、その少女は嗜虐的な笑みを浮かべた。
マリア「ふふっ、どうしてあげちゃおっかなー♥」
【ターン2 終了】
【攻撃1 34 VS 07 有効! 27ダメージ!】
【攻撃2 91 VS 07 有効! 84ダメージ!】
【攻撃3 14 VS 07 有効! 7ダメージ!】
【志乃の体力 100 → -18】
【志乃の敗北が確定しました】
マリアは志乃をどうするか(志乃はどうなるか)↓1~↓3コンマ最大
基本後付けはなしで
あと、俺の安価の出し方が悪かったんですが、
最終的に志乃をどうするかというよりも今この場で志乃に対して何をするかという行動安価のつもりでした
(まだエンディング予定ではないので)
申し訳ないんですが再安価とさせてください
このあとマリアは何をするか
『18:40』からのレス↓1~↓3で
積極的に振る舞えば、この場の行為だけで返す事を約束して偽装イチャ種付け。
時折アマガミ
種付セックスしながら自分の所有物の証を身体に刻みまくる(普通に服を着ると隠せないようなところを重点的に)
目の前の無邪気な猛獣が一体何を仕掛けてくるか分からず、志乃は悪い想像だけを先走らせていた。
鮮血に濡れた唇が艶やかにテカる。その指先に伸びた鋭い爪は、志乃の柔肉を容易く引き裂くだろう。
このまま、猛獣の戯れで嬲り殺されてしまうのか。であれば、いっそ。
マリア「あ、妙なことは考えないでねー。残った脚や腕も折らなきゃいけなくなっちゃうから」
志乃「っ……!」
マリア「もう、油断も隙も無いなー。もう私が勝ったんだからね、お姉さんはもう私のモノなの♥」
銀髪の少女はくすくすと笑いながら、唐突に自身が身に着けたワンピースの裾を持ち上げた。
マリア「じゃーん♥ これ、なーんだ?♥」
志乃「な、なんで……!?」
志乃よりも細い、ともすればまだ幼さの残るその少女の下半身に、決してあるはずのないソレが屹立していた。
それは、雄の肉棒だった。そそり立ったソレはビキビキと血管を浮かび上がらせ、赤黒い先端からよだれのようなカウパーを溢れさせていた。
そこらの男のソレを遥かに凌ぐ凶悪な形状の怒張に、志乃の瞳が驚愕に揺れる。
マリア「私は女の子だけど、強い雌を孕ませたいっていうパパの力を受け継いで、こんな立派なチンポが生えてるんだよー! すごいでしょ!」
志乃「くっ……!」
マリア「ふふ、これを、どうすると思う?」
志乃「この、やめろ……!」
少女は、霊的保護がかけられた志乃の制服を容易く引き裂くと、志乃の上に寝そべるようにして怒張したソレを擦り付けた。
ずり、ずり、と志乃のすらりとしたお腹の上を亀頭が滑り、カウパーによってナメクジが這った後のような痕が残る。
少女は志乃の輪郭を指先でなぞりながら、身体を捩るようにしてゆっくりと後ろに下がっていく。
そして、志乃の秘所にその先端をあてがった。
くちゅり、と濡れた音がして、銀狼の少女はたまらず恍惚とした表情を浮かべた。
マリア「あれれー? お姉さん、もしかしてもう濡れちゃってるの?♥」
志乃「っ……!/// そ、そんなわけ……!」
マリア「うっそだー! これ私の我慢汁じゃないもん! お姉さん、私に無理やり犯されそうになって興奮してるんだ?」
志乃「違う! そんなわけ、んくっ…!♥」
少女がへこへこと腰をくねらせながら、竿で割れ目を擦り上げていく。
触れ合った場所から聞こえてくるいやらしい音に、志乃は羞恥と屈辱で顔を朱に染めた。
違う。そんなはずない。心の中で強く否定するほどに、腰がジンジンと痺れていくような感じがした。
マリア「お姉さん、妖魔に負けて犯されるの初めてじゃないでしょ」
志乃「っ……!」
マリア「ちょっとざんねーん。でも私、そんなの全然気にしない、よっ!」
志乃「ひぐぅ!?♥」
マリア「だって私が、お姉さんの最後の人になればいいだけだもんね♥」
さしたる抵抗もなく肉棒を受け入れた肉壺に気をよくして、少女は最初からスパートをかけた。
パンパンパンパン! と短いリズムで腰を叩きつけ、子宮口を容赦なく突き上げる。
僅かに反り上がった肉棒にお腹の方の膣壁を擦られて、志乃の腰が浮き上がった。
志乃は自らの指を噛みながら、その衝撃に耐え続けた。
零れないよう必死に堪えたのは、苦痛による喚声でない。
それは、快感による嬌声だった。
強者に組み敷かれ凌辱されるという状況に容易く感じるようになってしまった自分に、志乃は言葉にならない失望を覚えた。
志乃を犯す少女の腰がブルリと震えた。
その予感を感じ取った志乃が目をぎゅっと瞑ったのと同時に、肉棒が最奥に強く押し付けられた。
溢れんばかりの白濁が堰を切ったかのようにブチまけられ、志乃は一気に臨界まで押し上げられた。
志乃「んっくううぅぅぅ!♥」ビクンビクン!
マリア「あ゛あぁ~…♥ サイッコーだよ、お姉さんの雑魚マンコ♥」
志乃「はぁ、はぁ、んはっ……♥」
それは、まさに白濁の奔流だった。イったばかりの膣内が、瞬く間に白濁で満たされる。
脳を襲うビリビリとした甘い痺れが、志乃の思考能力を奪っていく。
膣内を貫いたままの猛獣の肉棒が、みるみる硬さを取り戻していく。
その肉棒を模ろうかというように、膣壁がキュンキュンと肉棒を締め付けた。
マリア「あははっ、全ッ然おさまらない♥ 私たち、身体の相性いいのかも♥」
志乃「ふざけたこと、言うなっ……!」
マリア「むぅ、つれないなぁ……」
マリア(このまま泣き叫ぶまで犯してあげるのも愉しそうだけど……♥)
容赦ない抽挿を再開した銀狼の少女は、嗜虐心に満ちた目で志乃を見下ろしていた。
先ほどよりも高く甘い声を漏らす志乃に腰を振り続けながら、少女は語りかけるように言った。
マリア「お姉さんのこと、気に入っちゃったなぁ。このままおうちに持って帰って、お嫁さんにしちゃおうかな♥」
志乃「ぐっ、くっ……! 誰が、あんたの嫁になんか……!」
マリア「誰にも邪魔されない二人だけの場所で、繋がったまんま、ずーっと種付けし続けるの。お姉さんがイっても、気を失っても、ずーっとだよ?♥」
志乃「んっ……! んくっ……!」
マリア「それで、何度も何度も膣内で射精してあげて、私の赤ちゃんを孕ませてあげる♥」
志乃「っ……!? んああぁ……!♥」
志乃が一際甲高い声を上げ、膣内をキュンと締め付けてきたのに気付いて、少女は口元を歪めて牙を覗かせた。
恥辱と快感に顔を歪ませる志乃の耳に顔を寄せ、盛った雌犬のような荒い息を吹きかけつつ囁く。
マリア「赤ちゃんが大きくなって、お腹がはち切れそうなほど丸くなっても、変わらず犯し続けてあげるね♥」
志乃「んあぁ! ぐっ、くふっ……!♥」
マリア「たっくさん産ませてあげる。私のママは七人も産んだんだよ。人間なのにすごいでしょ? あなたと同じ退魔士だったんだよ?」
マリア「まぁ、私以外の子はみんなパパと同じ異形だったし、最後は自分が産んだ子に食べられて死んじゃったんだけどね」
志乃の鼻先を舌で舐めながら、少女は狂熱を孕んだ獣の目で志乃を見つめた。
顔を逸らそうとする志乃を強引にこちらに向き直させ、その目を覗き込む。
屈辱と、怯えと、そして破滅願望に似た快楽をたたえた瞳に、少女の顔が映り込んでいた。
まっすぐと見つめる少女に対し、志乃の瞳がぐらぐらと揺れる。それは、両者の主従関係が決定的なものになっていることを示していた。
マリア「……ふふ、嫌だ? 怖い?」
優しい声色で問いかける少女に、志乃はゆっくりと頷いた。
マリア「ああん、可哀想なお姉さん♥ じゃあ、私の言うことを聞いてくれたら、今日だけで許してあげていいよ?」
志乃「ん、はっ……! んんあっ……!」
マリア「今だけ、私のお嫁さんになったみたいにいちゃいちゃしよ? そうしたら、本当にお嫁さんにするのはやめてあげる」
志乃「くっ、んっ……! はぁぁ……!♥ お、おほぉッ!?♥ んぐぉお!♥」
志乃は最初答えなかったが、少女が最奥を抉るように肉棒を叩きつけると、潰れたような嬌声を上げながら何度も首を縦に振った。
志乃「ひ、ひぐっ……で、でも、……いったい、何をすれば……」
マリア「そんなの、あなたのパパとママがしてるようなことをすればいいだけだよ」
志乃「そ、そんな……私の、親は、そんな感じじゃ……」
マリア「ふーん、人間のツガイってつまんないね。じゃあいいや」
マリア「舌、出して?」
少女はギザギザとした歯を覗かせながら、その真っ赤な舌を志乃に向かって垂らした。
志乃は僅かに逡巡したのち、恐る恐るといった様子で口から舌を伸ばす。
それを、銀狼の少女は一気に絡めとった。驚愕に目を見開く志乃を意に介さず、舌を志乃の咥内に侵入させる。
舐るように志乃の舌と絡ませながら、少女は貪るような口づけをかわした。
志乃の下唇が少女の牙で薄く切れた。滲んできた血を、少女はじゅるじゅると音を立てて吸い上げる。
志乃の『初めて』は、血の味がした。少女が吐く濃い雌の獣臭を吸い込み、志乃の頭がぐらぐらと揺れた。
少女が顔を離す。解放された志乃は、酸素を取り込もうとより大きく喘いだ。志乃の瞳は熱に潤み、銀狼の少女を見上げていた。
マリア「どう? キモチよかった?」
志乃「そ、それは……」
マリア「あれれー? 私たちって、今は恋人同士だったんじゃなかったっけー?」パンパン!
志乃「はああぁぁん!♥ き、キモチ、キモチよかった……!」
マリア「だよねー! 私たち、ラブラブだもんね?」
志乃「うん、ラブラブ、ラブラブだから……!」
マリア「じゃあもっと、いーっぱいチューしようね♥」
志乃「んんっ!? んぐ、ぢゅぱ、んんっ……! ん、むはぁ…!♥」
志乃は少女に答えるように、必死で舌を動かした。
口元が少女のよだれにまみれることも気にせず、唇を強く押し付ける。
少女が垂れ流してくるよだれを、拒むことなく飲み下す。身体を摺り寄せてくる少女に抱き着くように、少女の首裏に腕を回した。
志乃「ん、ぢゅぱ、れろ…!♥ んむ、ぢゅる、れろ、んむぅ……!♥」
ぎこちなかった舌の動きが、大胆になっていく。
唇の隙間から漏れるくぐもった嬌声が、蜜のような甘さを孕み始める。志乃の瞳がとろんと潤み、瞳にハートが浮かび上がる。
マリア「ぷはぁ……♥ ふふ、最高にコーフンするでしょ? ドスケベベロチュー♥」
志乃「うん、するっ♥ 興奮する♥ ベロチュー、キモチいい…!♥」
マリア「……マリア、私はマリアだよ。呼んでみて?」
志乃「んぢゅ、マリア、マリア……♥ キモチいい、キモチいいよぉ…!♥」
マリア「お姉さんの名前は、なんていうの? 教えてよ」
志乃「ん、んはっ……し、志乃…かぐらざか、しのっ……!♥」
マリア「シノか……シノ、私のこと、愛してる?」
志乃「あ、愛してる!♥ マリア、好き、愛してるのっ♥」
マリア「んふふ…♥ どうされたい? お嫁さんらしく、かわいくおねだりしてみて?」
志乃「もっと、もっと突いてぇ!♥ 奥、ぐちゃぐちゃに掻き回すみたいに、激しくぅ…!♥」
マリア「ふーん、チンポでめちゃくちゃに犯されるのが好きなんだ?」
志乃「すきっ…♥ チンポでっ、めちゃくちゃに犯されるの、すっごく興奮するのぉぉ…!♥」
銀狼の少女――マリアを抱きしめる志乃の口から、普段の彼女からは想像もできない甘ったるい言葉が溢れ出てくる。
しかし、これは演技だ。この場を助かるための、敵を出し抜くための嘘なんだ。
そう言い聞かせてくる自身の心の声が、志乃はどこか遠くから聞こえてくるような気がしていた。
マリアは獣じみた腰使いで志乃を責め立てながら、その牙で志乃の身体の至る場所に噛み付いていく。
胸に、鎖骨に、肩に、腕に、首筋に。
消えてしまわないようにと深く刻まれる所有物としての烙印に、志乃は身を焦がすほどの高揚を覚えた。
どちゅ、どちゅ、と、蕩けきった膣内に獣の肉棒が容赦なく叩きつけられ、結合部から白濁が泡となってあふれ出す。
再び上り詰めてきた射精感に、マリアは一際強く最奥を突き上げた。
志乃は腰を浮き上がらせ、自ら肉棒を受け入れるように咥え込む。
白濁が勢いよく吐き出され、志乃はかつて味わったことのないような多幸感に包まれた。
志乃「い、イグイグイグ、いっぐうううぅぅぅうううううう!!♥♥」
背中を仰け反らせ、獣のような絶叫を上げながら、志乃は発情しきった雌顔をいやらしく歪めていた。
普段はきゅっと引き締められている口元ははしたなく弛み、零れた舌からよだれが滴っていた。
マリアは、尿道に残った最後の一滴まで絞り出さんというように腰をブルリと震わせた。それだけで、志乃は軽く果ててしまう。
マリア「うふふ、シノ……私のかわいいお嫁さん……これから、ずーっと可愛がってあげるからね♥」
志乃「ひ、ひぐっ、おほッ♥」
マリア(あぁん、可愛い、本当にこのまま食べちゃいたいぐらい……でも、そろそろ潮時かも)
マリアはその小さな鼻をヒクヒクと動かした。
遠くから、こちらに向かってきている複数の臭いがある。
常人では不可能なスピードだ。おそらく、別地区の退魔士が救援に向かってきているのだろう。
マリア「……じゃあね、シノ。シノはもう、私のお嫁さんだからね♥」
マリア「浮気なんかしたら、絶対許さないから」
マリアは、真っ赤に染まった志乃の耳に唇を寄せ、そして、がぶりと噛み付いた。
そのまま、ためらうことなく最後まで噛み切る。
口の中に残るコリコリとした肉を、マリアは恍惚とした表情を浮かべながら咀嚼していた。
形の良かった志乃の片耳が欠けていた。決して消えない傷跡を志乃に刻んだマリアは、満足そうに笑いながら闇夜に消えていった。
片脚があらぬ方向に折れ曲がり、片耳まで欠けさせた志乃は、惚けた顔を浮かべたまま身体をビクビクと跳ねさせていた。
完全なる敗北を喫した無様な退魔士の姿を、闇夜に浮かぶ満月が煌々と照らしていた。
【第三戦 敗北…】
ついに怒涛の三連敗を迎え、志乃が無理やり犯されて感じるマゾ犬になったところで、特別編です。
過去に敗北を喫した妖魔とのイベントや、まったく妖魔とは関係のない日常イベントを行います
志乃はだいぶ犯されてしまっているので、自発的なエロイベントもありです
場合により、ここでエンディングを迎えます
特別編の発生イベント
『23:00』から↓1~↓5でコンマ最大
1.夕霧(>>454)関連のイベント
2.荒人神(>>453)関連のイベント
3.マリア(>>457)関連のイベント
4.まったく関係がない日常イベント(露出・痴漢・被虐願望など)
志乃「……」
「ねぇ、志乃……やっぱり何かあった?」
志乃「え? 別に、何もないけど」
「ここ最近、前にも増してぼーっとしてること多いじゃん」
志乃「そうかな」
「……あんたが隠したがってるから聞かなかったけどさ、あんた、一体何してんの?」
志乃「……」
「この前1週間ぐらい学校休んだと思ったら、また先週も休んでたよね?」
「それにあんたの首、耳も……よく見たら、変な痕ついてるよ。それ、普通の怪我とかじゃないよね?」
志乃「……」
「なんか言ってよっ!! 私、心配なんだよ! ねぇ、志乃、私は何があったってあんたの味方だから、だから!」
志乃「大丈夫だから」
「っ……」
志乃「……ごめん。大丈夫だから」
それから志乃は、妖魔をひたすら祓い続けた。
そのしなやかな脚で、数多の妖魔を蹴り飛ばし、へし折り、砕き、踏み潰した。
あの銀狼の半妖に壊された方の脚も、違和感なく振るうことができた。
しかし、あれから毎晩のように疼くのだ。
あの少女の牙に刻まれた傷痕が、服従の証が、ズキズキと疼く。
齧り取られた耳には霊術によって作られた偽耳がとりつけられており、遠目からは依然となんら変わりないように見えた。
しかし、その耳にこびりついた幻聴が消えない。
飢えた獣のような荒々しい呼吸音。そして、甘く溶かされたような耳障りな声で発せられる偽りの愛の言葉。
志乃「はああぁぁ!!」
志乃は、それらを振り払うように戦い続けた。
あれ以来、一度の敗北もない。最後の敗北から、もう一月が経とうとしていた。
その日。闇夜には大きな満月が昇っていた。
マリア「やっほー! 会いたかったよ、シノ♥」
あの日と変わらぬようにそう笑いながら、銀狼の少女――マリアは、銀の尻尾を揺らしていた。
志乃はどんな状態か ↓1コンマ一桁
1~4 あの日の決着をつけるため、強い戦意に満ちた状態
5~8 マリアを倒すつもりでいるが、心のどこかで何かに期待してしまっている状態
9~0 完全に何かを期待してしまっている状態
ゾロ目 何をしてほしいのか自らおねだり
志乃「っ……!」
あの日と同じ満月の夜。あの日と同じ路地裏。
もしかしたら、という予感はあった。
しかし、まさか本当にもう一度出会うことになるとは。
志乃の心臓が早鐘を打つ。体温が上がり、あの日負った傷がズキズキと痛む。
これは、こちらにとっても好都合だ。ようやく、あの時の借りを返せるのだから。
このザワザワとした高揚は、復讐を果たせることによる高揚感だ。
志乃は自身にそう言い聞かせながら、静かに臨戦態勢をとった。
マリア「えー! やるつもりなのー!? この前、力関係ってやつをしっかり教えてあげたはずなんだけど」
志乃「黙れ。私は、お前なんかのモノになんてならない!」
マリア「はぁ、ちょっと時間が空くとこれかぁ。これはもう、再教育がてらおしおきかなー♥」
志乃「っ……!」ゾクッ!
マリア「仕方ない、付き合ってあげるね」
マリアはそういうと、腰を低く落とし四つん這いの体勢となった。
あの時と同じ、猛獣の構え。闇夜に煌めく満月のような瞳が、志乃を射抜いた。
瞬間、志乃の身体が竦む。獰猛な捕食者の目。あの瞳に射抜かれると、こちらが狩られる側なのだと思わされてしまう。
怯んだ志乃を前に舌なめずりをしたマリアは、銀の獣毛に覆われた腕で地面を蹴った。
肉食獣による、狩りのゲームが始まった。
マリアの行動(マリアは志乃に何をするか。マリアの詳細は>>457) ↓1~3コンマ最大
マリア「あっはは! どっち向いてんの? 私はこっちだよ!」
志乃「くっ……!」
マリア「シノ、おっそーい! ほらほら、そんなんじゃ蹴り当たんないよ?」
志乃「このっ……! はぁぁ!」
マリア「おっと、惜しい!」
志乃「舐めるな――きゃあ!?」
マリア「はい、捕まえた♥」
マリアに押し倒された志乃は、苛立ちのこもった目でマリアを睨みつけた。
なんとか跳ねのけようとするも、志乃の身体を押さえつける獣の脚はびくともしなかった。
この痩躯のどこにそんな力があるというのか。半妖の少女は、完全に志乃の動きを封じていた。
あの時のように志乃の脚をへし折ろうとはせず、マリアは妖艶な笑みを浮かべながらワイピースの裾を持ち上げた。
マリア「ねぇ、シノ……シノをいっぱい愛してあげたくて、私のここ、もうこんなになってるんだよ?♥」
志乃「っ……!♥」
マリア「ねぇ……シノは、コレが欲しいんじゃないの?」
そこには、まだ幼さの残るマリアの顔には不釣り合いな、グロテスクな怒張がそそり立っていた。
ビキビキと血管を浮き上がらせたその雄の象徴は、目の前の雌を蹂躙したいと戦慄いていた。
赤黒い先端の割れ目からとろりと溢れたカウパーが、志乃の白いお腹の上にゆっくりと垂れ落ちる。
臍下が、グズグズに溶かされていく。最奥が切なげに疼き、志乃の腰を震わせた。
銀狼の鋭い爪が、志乃が身に着けた黒のショーツを容易く剥ぎ取った。
むわっとした雌臭が鼻を突く。レースがあしらわれたセクシーな黒のショーツは、愛蜜でぐっしょりと濡れていた。
そのショーツを顔の近くに投げ捨てられ、志乃の顔が羞恥で赤く染まる。
マリア「ふふっ、濡らしすぎ♥ そんなに期待してたんだ?」
志乃「ち、違う……! 私は……!」
マリア「ねぇ、早く素直になったら? そうしたら、これで奥まで掻き回してあげる。あの時みたいにさ♥」
志乃「あ、あぁん……!♥ こすり、つけるな……!」
ぐちゅ、ぐちゅ、といやらしい音を立てながら、マリアは竿を割れ目の上で滑らせた。
ぷにっとしたマン肉が、マリアの肉棒に追い縋るように吸い付く。
勃起したクリトリスが竿に押し潰され、電気のような快感が志乃の腰を痺れさせた。
とろとろと溢れてくる志乃の愛液により、肉棒はスムーズに割れ目を擦り上げる。
マリアがあとほんの少し腰を引けば、突きのタイミングで肉棒はそのまま志乃の雌穴に挿し込まれるだろう。
悩ましい嬌声を上げながら、志乃は嗜虐的に微笑むマリアを睨みつけた。
志乃はどうするか ↓1コンマ一桁
1~2 蹴りを放ってその場から逃れる
3~6 何も答えずマリアを睨みつけたまま
7~0 欲しいと答えてしまう
ゾロ目 自分で腰を動かしてチンポを挿れてしまう
こんなやつの言うことなんて聞く必要はない。
早く跳ねのけてしまえばいい。そして、いつも妖魔を祓うときと同じように、その脳天に蹴りを叩き込んでやればいい。
早く、早くそうしろ。そう強く自身に言い聞かせるも、志乃の身体は金縛りにあったように動かせなかった。
肉棒の快感から逃れるように腰を捩らせる。
しかし、そんな行為は何の意味もない。むしろ、柔肉を押し付けてマリアの劣情を煽るだけだ。
志乃は荒い息を吐きながら、自身を見下ろすマリアを睨みつけていた。
その唇は小さく震えるだけで、拒絶の言葉は何一つ出てこなかった。
マリア「……そうやって黙ってたら、チンポ挿れてもらえると思ってる?」
志乃「っ……!」
1トーン低いその声に、志乃の身体がビクついた。
霊的防壁の張られた紺のセーラーを、猛獣の爪が裁ちバサミのようにあっさりと引き裂いていく。
下着も一緒に引き裂かれ、手のひらサイズほどの胸もあらわになった。
鋭い爪が、志乃の白い首筋に添えられる。志乃の身体がカタカタと震え、爪の切っ先が刺さったことで僅かに血が滲む。
マリア「ふふっ、いいよ。だったら、もっと素直になれるようにしてあげるね♥」
銀狼の少女はそういうと、獰猛に笑い牙を覗かせた。
マリアの行動(マリアは志乃に何をするか。マリアの詳細は>>457) ↓1~3コンマ最大
マリアは、その爪の切っ先を引っ掻けたまま、ゆっくりと志乃の首筋をなぞった。
切っ先があと少しでも深く刺されば、たちまち鮮血が噴き出し志乃は絶命するだろう。
自身の命をその少女に握られているということに、志乃の背筋に冷たい汗が流れた。
皮膚が薄く裂かれ、白い首筋に赤い線が浮き上がる。
志乃「ッ――!?♥」
ゾクン、と志乃の身体が震えた。身を捩らせたくなるほどの胸のざわつきに襲われる。
肌がみるみる上気していく。昂っていた快感が、志乃の中で一気に燃え上がった。
志乃「や、あんっ…!♥ これ、なに……!?♥」
マリア「シノが素直になれるように、ちょっとしたおまじない♥」
マリアはそうとぼけながら、その爪で志乃の身体に傷をつけていった。
爪の切っ先から分泌される媚薬の毒が、傷口から志乃の身体を蝕んでいく。
チクリと針で刺されたような痛みと、ヒリヒリとした沁みるような痛み。
そして、しばらく置いて、肌の内側を掻きむしりたくなるほどのゾワゾワとした快感に志乃は襲われた。
マリア「ほらほらー、どんどんカリカリしちゃうよー?」
志乃「んあっ、くぅ、はあぁん…!♥」
マリア「どこを引っ掻かれたい? 肩? 腕? おへそ? それとも……」
志乃「おっひょおぉ!?♥」ビクン!
マリア「あは、ごめーん、ちょっと深く刺さりすぎちゃった♥」
志乃の身体に、小さな引っ掻き傷がいくつも刻まれていく。綺麗だった少女の身体が、痛々しい姿となる。
爪の切っ先が、志乃の小ぶりな胸に至った。
緩やかな曲面をなぞり、その後、頂きでぴんっと勃った乳首に、その切っ先が押し当てられる。
志乃「いや、だめっ、そこは――んひいいいぃぃぃいいいい!!?♥♥」
食い込んだ切っ先で乳首をほじるように弄りながら、マリアは媚薬毒を流し込んだ。
充血していた乳首がさらに硬さを増す。敏感になった乳首にもたらされる焼けるような刺激に、志乃は背中を仰け反らせた。
志乃「ハァー…♥ ハァー…♥」
発情しきった雌犬の顔を浮かべた志乃は、荒い息を吐きながら自らの支配者を見つめた。
自由を奪われ、身体を傷つけられ、今まさに、その凶悪なソレに犯されようとしているのに。
どこか異様な興奮を覚えている自分に、志乃は気付いていた。
なすすべもなく、暴力のような快感に溺れたいという破滅的な願望が、被虐への期待が、甘美な毒のように志乃を支配していく。
なおも割れ目を擦り続ける肉棒の抽挿に合わせ、志乃は腰を捩らせた。溢れ出た愛液は粘性を増し、白く泡立っていた。
何も挿れられていない膣内が、物寂しそうにキュンキュンと締まった。ソレの到来を待ちわびて、膣内の熱がどんどん上がっていく。
志乃(ダメ、ダメだ…戦わないと……あぁ、でもぉ……♥)
志乃はどうするか ↓1コンマ一桁
1~2 強靭な精神力でマリアを跳ねのける
3~6 チンポを挿れてほしいとおねだりする
7~0 完全に堕ち、めちゃくちゃにしてほしいとおねだりする。
ゾロ目 マリアを強く拒絶するが……
ズキズキと、銀狼の少女につけられた傷痕が疼く。
ずっと、消えなかった。少女に敗北し、犯されたあの日から。
どれだけ激しく自分を慰めても、あの身を焦がすような快感を得ることはできなかった。
どれだけ大切な人の傍にいても、あの心が蕩かされるような多幸感を得ることができなかった。
あの夜から一度の敗北もなかった。誰も、自分を負かしてはくれなかった。
陰毛が透けて見えるほどの卑猥なショーツを身に着け、何度も折って丈を短くしたスカートを翻しながら戦っても、誰もそれを剥ぎ取ることはできなかった。
満月の夜、夜道をフラフラと歩きながら、志乃は心のどこかで期待していた。
また、あの少女と出会えることを。また、完膚なきまでの敗北を与えてもらえることを。
嘘偽りなどではない、志乃の本心が口から零れだした。
志乃「……して……」
マリア「え、なに? 聞こえないよ?」
志乃「お、犯してぇ!♥ ずっと犯されたかったの♥ 無理やり抑えつけられて、激しく掻き回されたかったの♥」
志乃「チンポ、チンポ欲しかったのぉ!♥ その逞しい獣チンポで、私の雑魚マンコめちゃくちゃにしてぇぇ!♥」
マリア「あはっ♥ よくできましたっ!」ズプン!
志乃「おっへえええぇぇぇえええ!?♥ イぐううぅぅうううう!!♥♥」
たった一突きで、志乃は舌を突き出しながら容易く絶頂した。
今か今かと肉棒を待ちわびていた膣内が歓喜に震える。志乃の腰はガクガクと震え、ぴゅっぴゅっと嬉ションを漏らした。
志乃の顔が淫らに歪む。かつてのクールな彼女は見る影もなかった。
マリア「あぁ、私のかわいいシノ……壊れちゃうぐらい、愛してあげるからね♥」
志乃「うん、うんっ、壊れてもいい♥ だから、いっぱい愛してぇぇ!♥」
志乃に跨ったマリアは、はち切れんばかりに怒張した肉棒を叩き付けるように突き入れた。
実のところ、マリアも我慢の限界だった。本能のままに、獣じみた腰使いで志乃を責め立てる。
獣のように野太い声で喘ぐ志乃の口を、マリアは強引に塞いだ。
毛むくじゃらの手で志乃の手を握りしめながら、そのまま志乃を喰らおうかというほどに激しく貪りつく。
唇を強く押し付けながら、志乃の咥内を舐め回す。触れた志乃の舌に自身の舌を執拗に絡ませ、しゃぶり上げる。
ズゾゾゾ! と下品な音を立てながら、志乃の唇を啜る。二人の合間からよだれが零れ落ちるのも気にせず、ひたすら激しい口付けを交わす。
志乃「んぶぅ!♥ んぢゅ、ぢゅぷ、れろ、むちゅうぅ♥」
そのあまりにも激しい愛情表現に、志乃は目を白黒させながらも懸命に答えていた。
腕をマリアの首裏に回し、そのすらりとした脚を腰に絡ませて、マリアに甘えるように抱き着く。
ぶるり、とマリアは腰を震わせると、腰使いをさらに激しくしていった。
抽挿のリズムが小刻みになる。絶え間なく叩き込まれる快感に、志乃は容易に昇り詰めていく。
そして、熱い精が最奥でブチまけられた瞬間、脳内で弾けた快感が志乃の思考を塗り潰した。
志乃「おほおおおおおぉぉぉおおおおおおぉぉぉ!!♥♥」
マリア「はああぁぁぁん……!♥」
猛獣の少女に組み敷かれ自由を失っていた志乃は、大量に吐き出された精液を余すところなく全て受けとめた。
膣内を雄汁で満たされる感覚に、志乃の中の雌が言いようのない多幸感に包まれる。
射精の快感に酔いしれるマリアは、無意識のうちに志乃の身体に爪を立てる。
それが深く刺さることも気にせず、志乃はマリアの痩躯をぎゅっと抱きしめた。
マリアの爪から流れ込んでくる媚薬の毒に、志乃は血管がグツグツと煮え滾るような狂熱の快感を覚えた。
志乃「おっほぉ!?♥ おへ、あへ、ひぎっ!♥」
一度出しただけでは、獣の情欲が収まるはずもない。
仰向けで抑えつけられていた志乃は、今度は四つん這いになって後背位で犯されていた。
マリアは志乃に覆いかぶさるようにして、激しく腰を打ち付ける。
まさに獣の交尾といった体勢で犯され、志乃は背徳的な興奮を覚えた。
マリアは腰を振りながら、志乃の汗ばんだ背中をぺろぺろと舐める。
そして時折、うなじに甘噛みする。そうすると、志乃は面白いほどわかりやすくマリアの肉棒を締め付けるのだった。
志乃「おおぉお!♥ お゛ぉッ♥ イく、イグッ!♥」
志乃は顔を突っ伏し、お尻だけをはしたなく持ち上げた状態で、マリアの抽挿を受けとめ続けた。
斜め上から抉るような角度で、臍下の裏側に肉棒を叩きつけられる。
その度に志乃は潰れたような汚い喘ぎ声を漏らし、膣肉をキュンと締め付けた。
互いに獣のような嬌声を上げながら、二人は何度も果てた。
激しい抽挿により、結合部から白濁がゴボッと音を立てて零れるが、零れる以上の量が射精で注ぎ足される。
獣セックスで絶頂を迎えるたびに、志乃の人としての理性や矜持が砕かれ、剥き出しの本能に支配されていく。
自身より小柄なはずのマリアに覆い被さられ、志乃は自身が屈服する側なのだと思い知らされる。
マリアは志乃の耳に唇を寄せると、欠けた耳を埋め合わせるように取り付けられた義耳を容赦なく噛みちぎった。
志乃が一際甲高い声を上げて身体を跳ねさせる。
耳から溢れてくる血をぴちゃぴちゃと舐めとりながら、志乃は興奮した声で囁きかける。
マリア「ああぁん…! キモチいい、キモチいいわ、シノ…!♥」パンパン!
志乃「おほッ!♥ んぐ、あへぇぇ! わた、わたひも、しゅっごくキモヂいいのぉぉお!♥」
マリア「大好きよ、シノ♥ 私の赤ちゃん、孕ませてあげるからね♥」
志乃「あ、あかちゃんっ…♥ マリアとの、赤ちゃん♥ ほしい、赤ちゃんほしいぃ!♥」
マリア「いーっぱい、産ませてあげるからね♥ パパやママよりも、たくさん子供産もうね!♥」
志乃「うん、うんっ!♥ んほおぉぉお!♥ いぐ、わたひもうイぐっ!♥」
マリア「イく、私もイくっ♥ イクイクイクッ――!♥」
志乃「いっぐううううぅぅぅうううううぅぅぅうう!!!♥♥」
遠吠えのような喘ぎ声を上げながら、マリアは絶頂を迎えた。
そのまま志乃の柔尻に限界まで腰を押し付け、志乃の最奥で吐精する。
身体を串刺しにされたかのような衝撃が志乃を襲った。芯を穿つその射精の勢いに、志乃は口から精液を吐き出してしまうのではとすら思った。
端正な顔を歪ませ無様な雌ヅラを晒しながら、志乃は深い絶頂を迎えた。正常な思考はすでに霧散し、本能のまま快感に酔いしれる。
上に覆いかぶさるマリアの方へ突き出した尻が、ビクビクと震える。
マリアはハッハッと犬のような息を吐きながら、腰を震わせて最後の一滴を搾り出した。
マリア「ハァ、ハァ……ふふ、サイコーよ、シノ……絶対、孕ませてあげるんだから♥」
マリアは、行為中一度も抜くことはなかった肉棒をようやく引き抜いた。
栓が外れた雌穴から、大量の白濁が勢いよく流れ出る。
志乃は意識を朦朧とさせながらも、その衝撃で小さな絶頂を繰り返した。
マリアは、力なく倒れ込む志乃を見下ろしながら、獰猛な笑みを浮かべた。
そして、口元を汚す口紅のような鮮血を拭いとる。
白く美しかった志乃の背中は、掻き傷と噛み痕によって血だらけとなっていた。
今の志乃にとっては、その痛みすら、自身の主から与えられる甘美な快楽であった。
零れ出た白濁に、滴る鮮血が混じる。
志乃は恍惚とした雌の表情を浮かべたまま、静かに意識を手放した。
闇夜には、煌々と輝く満月が昇っていた。
その月が照らす薄明かりの中に、志乃の姿はもうなかった。
異形の子を産み続け霊気が尽き果てるか、または無邪気な獣に戯れで壊されるか。
いずれにせよ、彼女に終わりが訪れるのは、そう遠い未来ではなかった。
【志乃編 完】
これで志乃編は終了です
結局志乃は一度もカッコいい姿を見せることができませんでした……
割とエロがたくさん書けた気がするので、このスレはこれで終わりにしたいと思います
戦闘描写も書けて楽しかったです。次は敗北エロ以外も書ける軽めの物にするかもしれません。
付き合ってくれた人はありがとうございました。
乙
>>634でゾロ目だったらどうなってたん?
>>649
マリアを強く拒絶するけど実はそれはキツいおしおきを受けたかったからで、それに勘付いたマリアにお望み通りズタズタにされちゃうみたいな感じです
マリアはドS+狼っ子ということでちょっとリョナ要素強くなりすぎた感があるのは若干申し訳ない
書いてて楽しかったけど
次回作の予定はありますか?
>>651
明確にいる何をやるかってのはないですが、似たようなスレはいつか立てるかもしれないです
ただ次やるなら退魔士ではないですね、魔法少女とかヒーローモノとか
おつおつ。
世界観は今回みたいな現代社会+ファンタジー要素?
それとも完全にファンタジー?
>>654
特に決めてないですね……その時書きたいもので決める感じです
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