【シャニマス】ソープ嬢、田中摩美々 (15)




──不思議な夢を見た。



──

 「カーテンの向こうに女の子が待っています。それでは、行ってらっしゃいませ」

 ここはソープランド、いわゆる風俗、大人の社交場だ。受付スタッフの声に見送られカーテンを開ける。今回はどんな娘が待っているのだろうか……

「ご指名ありがとうございまーす。田中摩美々ですーはじめまして~じゃないですよねー……お久しぶりですねープロデューサー」

 摩美々と名乗ったその少女に見覚えがあった。だが何故か思い出せない。プロデューサー?なんの事だ。

「えっと……」

「私は悪い子だったからアイドル解雇されたんですよー忘れたんですかー?」

 アイドルからソープランドで働く事になったらしい。彼女の表情は少し悲しげだった。

「あまりのショックで記憶喪失ですかー?この店を探して私を見つけたのに」

「すまない……何も……」

「いいですよーご指名も頂いてますし、まみみを抱いて思い出してくださいねー❤」

 その少女は10代に見えた。少し特徴的な髪型をしているが、顔もスタイルも抜群で抱き心地も良さそうだ。俺たちは手を繋ぎ奥の部屋へと進んでいった。

──


「ふっふっふーどうですかぁ?密着洗体気持ちいいですかー?」

 摩美々は身体を密着させ俺の背中を泡で洗う。柔らかい胸の感触が背中にひろがる。とっても欲情的だ。こんな魅力的な女性を思い出せないのは何故だろうか?

「ココも洗っちゃいますねー❤」

コキコキ

 摩美々はペニスを優しく洗う。その手つきは洗うというより手コキに近く、ペニスへの刺激はとても心地がいい。それよりそそられたのが表情だ。とてもエロかった。そんな彼女を見て平気でいられる訳もなく……

「あれあれー?もう勃起してますよーヘンタイさんですねー❤いいですよっ後でまみみの膣で治めてあげますからー❤」


「フェラチオや手コキで出すのもいいですけど、せっかくソープに来たからには本番で出しましょうよー❤」

 完全に勃起したペニスをこれからこの少女に挿入する。興奮が抑えきれない、今にでも押し倒したい。

「ふふふー焦りすぎですよー逃げたりしませんからー❤それより、マットがいいですかぁ?それともベッドでヤリますー?」

 即答でマットを選ぶ、濡れた身体を拭かずにサッサとヤりたいからだ。

「そう言うと思いましてローションもある程度準備してましたよーあとは混ぜるだけですよー❤」

 摩美々はぬるぬるのローションを身体に垂らし、仰向けになる。俺はその上に覆いかぶさる正常位だ。

「重くないか?」

「下がマットなので平気ですよー❤少し重い方が密着度増しますしー❤❤」

 摩美々が目を閉じキスを待っている。俺はそれに答えるように口づけをする。

チュ

「んっ❤ちゅううううぅ❤れろぉ……❤」

 互いの舌を絡みあうディープキス。唾液がお互いを行き来する。粘液がこすれる卑猥な音が部屋中に響き渡る。

「あっ❤ちゅゅゅれぇぇ❤❤ぷはぁ❤」

 唇同士が離れると俺と摩美々の間に唾液の橋がかかる。エロい、エロすぎる。さらに勃起してしまうとは必然だった。

「あれれー?ソレさっきより大っきくなってませんー?❤それに先から我慢汁垂れてますねー❤」

「もう、いいだろ?ヤラしてくれっ」

「いいですよー❤プロデューサーにはトクベツサービスしちゃいますー❤」
「ゴムなし中だしセックスー❤」

「大丈夫なのか?」

「えー今日は安全日ですからー孕みませんよー❤」

 俺はゆっくりと摩美々の秘所にペニスをあてがい、やさしく挿れる。

「あぁ゛っ痛ぁっ!」

「えっ?」

 摩美々の突然の悲鳴にペニスを抜こうと、秘所を見ると鮮やかな鮮血が着いていた。

「……もしかしてハジメテだったのか?」

「そーですよー❤プロデューサーが迎えに来てくれるまで待ってましたー❤」

「なんで……ここって」

「ふふっーなんででしょうねー❤もう平気ですから挿れてくださいー❤」

 疑問に思いつつも、気を取り直してペニスを挿入する。今度はローションをたっぷりと使いぬるぬる状態にする。そうするとさっきの事が嘘のように簡単に奥まで入ってしまった。

「動くぞ」

「どーぞ❤ご自由にー……あっ゛ああ❤」

 摩美々は一見するとマグロのような娘だと思ったが、俺が腰を振った瞬間、あえぎ声を上げる。余裕そうな顔が歪んでいく、その表情が俺の支配欲を掻き立てる。

「んっ❤んんんん❤あ゛ぁぁぁぁ❤❤」
「激しっ❤ソコぉぉ!!あ゛ッあああ❤❤」

 ピストンスピードを上げる。処女だったとは思えないほど淫乱だ。

「摩美々!どうだ!!」

「さっあああ❤さ、ッ゛最高❤❤ですよぉ…ああああ❤❤」

「膣内に出すぞ……!俺のザーメン受け止めろ」

 ドピュウウウウウウウ

「あ゛っおおお❤せーしナカに゛❤」ビクンビクン

 射精を終え摩美々からペニスを抜く、秘所からはドロっと血が混ざった精液が流れ出る。

「大丈夫か?摩美々?」

「アイドルに中出ししちゃいましたねー❤」

 えっ?ソープ嬢のはずでは……?

「……」

「ソープ嬢も安全日も全部ウソですよー」

「それって……」

「1x歳で妊娠確定ですー❤責任取ってくださいねー❤」

 たった1回快楽……俺の人生はもう滅茶苦茶だ。でも不思議と怒りも悲しみもない。

「怒らないんですかー?❤アクシツなイタズラしたんですよー❤」


「俺は絶対にお前を見捨てない!子供も育ててみせるだから一緒に行こう……摩美々!!」


「へぇーそうきますー?ならイイですよ、もう1回中だしさせてあげますよー❤」

──


ビクンビクン

「はぁ!?」

「おはようございまーす。眠れましたかプロデューサー?」

 プロデューサーが目を覚ますと、目の前には担当アイドル田中摩美々がいた。

 そして股間辺りに不快な湿り気を感じた。

(うわっまさか、夢精?!)

「摩美々?俺は一体……」

「ねぇ?寝てる時に耳元で囁いたら、寝言が面白いですねー」


 気だるそうに答えた摩美々。仮眠をとっていた俺の耳元で話をして、夢を誘導していた……事実はそうらしい。

「つまりイタズラですー楽しんでもらえましたかー?」

「おい……!」

「プロデューサーはムッツリスケベなんですねー❤……でも、最後の言葉は素敵でしたー」

 摩美々の表情はどこか嬉しそうだった。

(おしまい)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom