___ソコラノ村
男「今日も農作業疲れるな~...」ザクザク
男「村に勇者様が来てるって話だけど、俺は畑でひとりぼっち...見物にさえいけやしねえ」ザクザク
男「...ちくしょう!こんな鍬なんてあるから畑仕事させられるんだ!!オヤジのバカヤローッ!!」ブンッ
ヒュルルルル...
男「あっ、やべ...つい投げつけちまった...ひ、人はいねえし大丈b...」
ザクッ!
会心の一撃!!
男「!?!!?」
勇者「な...なんと...」ボタボタ
男「ゆ、勇者様ァーーーッ!?」
男「だ、いや、ごめ、あわわ...!」アタフタ
勇者「今の一撃...君が?」ボタボタ
男「あ、は、はい、まことにごめんなさい!!非常に悪うございました!!悪気はなかったんです!!年端もいかないガキです!タスケテ!!許して!!!!」
勇者「完全に意識の外から...殺気すらも出さずに的確に僕にダメージを与えるなんて...」ドバ...
勇者「キミ!!是非僕と決闘してくれないか!!」ガシッ
男「あぇっ、うぇ...ええ!?ゆ、勇者様と決闘!?!!?」
____
男「ってことがあってさぁ、一ヶ月後に決闘なんだ...どうすりゃいいんだよぉ!!」
友(冒険者ギルドトップランカー、剣の達人)「ううん、そんなこと言われてもなあ」
妹(世界有数の魔法使い、国ひとつを片手で滅ぼせる)「お兄ちゃんが悪いよお兄ちゃんが」
幼馴染(最強の格闘家、指一本でドラゴンを倒す)「私、男くんが心配...男くんはなにも悪くないよ!」
兄(村でただ一人の無職、親の機嫌次第で明日家にいれるかどうかも解らない)「俺なら当然受けて立つんだがな、あいにくお前には度胸も実力もないだろう...」
友「俺が剣を教えてやったら、まだ可能性はあるんじゃないか?」
妹「それより、アタシが魔法教えてあげるよ!」
幼馴染「私、男くんを守りたい...」
兄「ふん、どうしてもと言うなら俺が特訓してやらん事もない...仮にも兄なんだ、こういうときくらい頼ってみろ」
男「うっ...>>4」
妹に魔法を教えてもらう
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