女上司「おう!頼むわ!!」
ぼく「むさ苦しいところですが…」
女上司「気にすんな!私の部屋なんか地獄だぞ地獄!!」
ぼく「オフィスの机もハチャメチャですもんね」
女上司「ガハハ!!」
ぼく「どうぞあがってください」
女上司「おー上等上等、屋根があって壁がありゃ文句ないわ!」
ぼく「いまお茶でも入れますね」
女上司「いや、荷物置いてコンビニ行こう!飲み直そうや!!!」
ぼく「あ、はい」
女上司「給料日明けだし奢ったるわ!!」
数時間後…。
ぼく「割とガチの勢いで呑んでましたね」
女上司「こんなんじゃいずれ肝臓ぶっ壊れらぁな!!」
ぼく「身体は大事にした方がいいですよ」
女上司「…ここだけの話、私が脂肪肝で死んだらフォアグラ食べる?」
ぼく「そういう猟奇的な相談はレクター博士にでもしてください」
女上司「あ、やっべ。さっきコンビニでパンツ買おうと思って忘れてた」
ぼく「恥じらい」
女上司「裏返して履くか、ノーパンで過ごすかの二択だな…念のため聞くけどブリーフ派?」
ぼく「トランクス派です」
女上司「あー詰んだわ。ブリーフならまだいけるけどトランクスだと色々漏れるからな」
ぼく「いやそもそも仮にブリーフ派だったとしても貸しませんよ」
女上司「おいおい、それじゃ全裸で寝ろってか?」
ぼく「いやいやスウェットくらいは貸すつもりでしたけどパンツ貸すは無いでしょ。何なら男同士だって無いでしょ」
女上司「でもたまにオークションで使用済みパンツとか売ってんじゃん」
ぼく「ありゃどちらかというと観賞用のジャンルでしょ」
女上司「わたし実際に履いてる奴知ってるぞ。男だけど」
ぼく「その人のためにも黙秘してあげて」
女上司「そういう訳でシャワー浴びてくるわ」
ぼく「着替え問題解決してなくないですか?」
女上司「なんかこう…タオルとかうまい具合にしたらなんとかいけるだろ!」
ぼく「そんな見切り発車する?」
女上司「汗かいたし気持ち悪いんだよ。皮脂が」
ぼく「皮脂とか言わんで」
女上司「30過ぎるとマジで皮脂がやべぇよ」
ぼく「タオルとパジャマここに置いときますね~」
女上司「ん波の谷間にぃ命のぉ花があ~!!」
ぼく「演歌歌うにしても声量~!お隣さん迷惑になるんでボリューム下げて下さーい!」
女上司「おう!したらちょっくら背中でも流してくれや!!」
ぼく「セクハラ~」
女上司「ああ~いい湯だった!!風呂上りのビール!!」
ぼく「もうお茶でも飲んで寝ましょうよ」
女上司「お母さんみたいだな!お前な!!」
ぼく「気分的には親戚の子供寝かしつけてる気分です」
女上司「私が寝たら絶対に襲えよ!」
ぼく「襲いませんしむしろこれぼくが襲われる側なのではとすら思ってます」
女上司「30過ぎたら既成事実が大事だからな」
ぼく「身の危険を感じたのでここからの会話はレコーダーに記録しといていいですか」
翌日…
女上司「オラァ廣岡はそこで打てねえからダメなんだよ!!これじゃあ村上個人軍じゃねえか!!奥川見殺しにしてんじゃねえぞ!!」
ぼく「なんで1泊して普通に次の晩もうちでナイター観てるんですか」
女上司「山田だけ残してエスコバーはとっとと国へ帰れ!!!」
ぼく「先輩も帰ってください…」
おわり
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