【リトバス】理樹「淡々とみんなと絡むだけ」 (15)

理樹、鈴の成長によりバス事故が無事回避できた世界。
鈴と理樹は付き合っていない。
はっきりした虚構世界の記憶はないがぼんやり残っている。
朱鷺戸さんもリトバスメンバーに入った現実世界。

ゆるく書いていきます。
まだ見てくれるリトバスファンがいることを願って。

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お昼休み

小毬「今日もいい天気だね〜」

理樹「うん、さっき食堂でたくさん食べたから眠くなっちゃった。」

小毬「私もだよ〜。理樹くん、一緒に寝ちゃおっかぁ〜♪」

理樹「えええぇぇ、だめだよ。そんなの!」

小毬「ふぇぇ?なんで?」

理樹「なんだってそりゃあ、、、」

小毬「??」

理樹「あ…(そういう意味じゃないのか)」

小毬「・・・!」

小毬「はわわわ」

理樹「あわわわ」

キーンコーンカーンコーン

真人「クド公は本当に犬っぽいよなッ!」

理樹「あはは、そうだよね。」

クド「はう〜、それは褒められているんでしょうか・・・。」

理樹「わぁ!!クド、いつから居たの。」

クド「今ちょうどきたところですよ。それより、リキ〜、ちょっといいですか?」

理樹「どうしたの?」

クド「あのですね、その、えっと〜」

クド「次の数学の宿題を忘れてしまいまして・・・」

クド「その〜・・・」

理樹「珍しいね。クドが悪い子なんて。写す?」

クド「あうぅ。は!はいっ!なんとか10分の内に写しますですっ!」

クド「あっ!8分で写して2分で返しますっ!」

理樹「あはは、そんな焦らなくていいよ〜」

ーーー

クド「よいしょ、よいしょ」

クド「あれっ」

クド「わんちゃんの絵が書いてあります・・・!」

クド「(リキも落書きとかするんですね〜)」

8分後

クド「リキ!ありがとうございました!」

理樹「ううんーいいよー」

クド「わんちゃん、可愛かったですよ」

理樹「・・・?」

理樹「ええ、あ!(消し忘れてた・・・!)」

クド「わふー!リキも悪い子です〜!」

授業中

クド「・・・ふむふむ」

クド「あれっ」

『クド公は本当に犬っぽいよなッ』

『あはは、そうだよね。』

クド「はっ・・・!」

ちらっ

リキ「っ・・・!」

来ヶ谷「(何か面白いことはないだろうか)」

理樹「あっ・・・(来ヶ谷さん、本読んでる)」

理樹「これはもしかしたら、いつもの仕返しをするチャンス・・・!」

来ヶ谷「(少年、いや、理樹くんが後ろにいるな)」

理樹「(後ろからそっと近づいて・・・)」

来ヶ谷「(とか思っているだろうから、逆に驚かしてやろう)」

・・・

理樹「(いや、待てよ。女の子から男の子にいたずらするならともかく)」

理樹「(僕が、女の子の来ヶ谷さんにいたずらするのはマズいんじゃ)」

来ヶ谷「(・・・遅い)」

理樹「(やっぱりやめておこう)唯湖さん〜」

来ヶ谷「なっ!!?!??」

理樹「え、あれっ!ごめん、なんか名前で呼んじゃった!」

来ヶ谷「不覚・・・」

西園「直江さん、今日は中庭にいらっしゃるんですね」

理樹「うん、教室で食べるのもいいけど、何となく外で一人で食べよっかなって」

西園「では、私は別の場所でいただきますね」

理樹「ああいや!そういう意味じゃなくて、教室のみんなとじゃなく」

理樹「偶には、中庭で西園さんと食べられたらいいなと思って」

西園「・・・」

西園「そうですか。もの好きな人ですね。」

西園「・・・ちょうど、多く作りすぎたサンドイッチがあるのですが、召し上がりますか?」

理樹「ええっ、いいの!いただくよ。ありがとう」

西園「どうぞ」

理樹「もぐもぐ・・・」

西園「レタスがちょっと古かったので、心配です」

理樹「え、これレタスなんだ〜。キャベツかと思ったよ。もぐもぐ」

西園「キャベ・・・」

西園「・・・」

理樹「な、何そんなにこらえてるのさ。ちょっと間違っただけだよ!!!」

西園「くっ(可愛い・・・!)」

葉留佳「やはー、理樹くん」

理樹「葉留佳さん、こんにちは」

理樹「(あれ、僕いつから三枝さんのことを名前で呼ぶようになったんだっけ)」

理樹「(まぁ、いいや)」

葉留佳「今日はですね、クイズを出そうと思うんですよ。」

理樹「へぇ、わかるかな。どんなやつ?出してみてよ。」

葉留佳「ほい!じゃあ行きますヨ」

葉留佳「私と佳奈多の一番大きな違いはどこでしょう!!!!」

理樹「ええっ」

理樹「そんなの一目瞭然じゃないか。だってまず髪型も違うし、声も違うし…」

葉留佳「声や髪なんて、変えようと思えば変えられますから〜、ぶっぶー」

理樹「ええー…難しいなぁ、変えられないところかぁ」

理樹「(じー・・・)」

葉留佳「フフ〜」

理樹「(じー・・・)」

葉留佳「・・・」

理樹「(じー・・・)」

葉留佳「ど、どこ見てるんですか!!!!!!」(ばちーん)

理樹「いったああああい!」

理樹「何やってるの?」

鈴「(びくうっ)」

鈴「な、何もしてないぞ。あっちいけ」

理樹「え〜なんか今隠したよ。僕に見せられないもの?」

理樹「危ないものとかじゃないよね?」

鈴「うるさいっ。お前は私のおかーさんか!!」

理樹「みーせーてー」

理樹「あ…もしかして、、、それはテスト?」

鈴「ち、違うぞ。」

鈴「ラブレターだ」

理樹「誰からの?」

鈴「ね、猫からの…。」

理樹「嘘だー。絶対テストだよ。」

鈴「本当じゃ、ぼけえぇぇぇええ!」

理樹「えいっ」

鈴「!!!!!!!!!!!!」

理樹「え、(あ…本当にラブレターがかけそうな手紙…!)」

理樹「(あれ、でも何も書いてないぞ…?)」

鈴「◯ねえええええええぇぇぇぇえええ!」(バキィッ)

理樹「」

理樹「(二木さんどこだろう…保健室の先生から呼んできてねって言われたけど…)」

二木「直枝。」

理樹「あ!ふたきさん。ちょうどよk」

二木「あなた。ちょっと髪長いんじゃない?目にかかってると思うんだけど。長いのは校則違反よ。」

二木「切ってきなさい。」

理樹「え、ええ〜いいじゃんこれくらい。短いよ。ふたきさんだって、目にかかりそうじゃない?」

二木「女子はいいのよ。」

二木「それよりあなた。なんか発音変よ。二木、二木よ。」

理樹「そんな発音まで指摘しなくても・・・。でも、なんか違和感があるんだよね、この呼び方。」

二木「何よ。人の苗字に文句言わないでくれる?」

理樹「い、いやそういう訳じゃなくて」

理樹「うーん、佳奈多さんって呼んでもいい?」

佳奈多「なっ・・・!何であなたに名前呼」

理樹「あ!!!!!」

佳奈多「!…な、何。」

理樹「保健室に行こう!!」

佳奈多「ひっ」

佳奈多「(佳奈多・・・保健室・・・佳奈多・・・保健室…)」

理樹「えっ、どうしたの。顔赤いよ…早く行こう!」

沙耶「(私だけは、前起きたことをはっきりと覚えている…はっきりとというか。。。)」

沙耶「(あそこにあったのは生物兵器…のハズ。でも…実際にあったのはタイムマシン。)」

沙耶「(そこから先はよく覚えてない…ッ、ここからが重要そうなのに!!)」

沙耶「(なんか良い感じにおさまってお父さんも生きてるし…!平和すぎるわ…。)」

沙耶「(でも、いろいろ調査した結果、紛れもなくここは現実なのよね。)」

沙耶「(唯一違うのは、名前かしら。私はどうやら"朱鷺戸沙耶"ってことになったらしい。)」

女の子「朱鷺戸さん〜、他のクラスの子が呼んでるよ〜。廊下で待ってるって。」

沙耶「え!あ、は、はい!」

沙耶「はーい、朱鷺戸です。」

理樹「あ、君が朱鷺戸さん?」

沙耶「ウ、ウわぁあああああああああああああああああああああああ!」

理樹「えええええええええええええ!」

理樹「な、何!?」

沙耶「い、いや何でもないわよ。あ、じゃない、何でも、ないです!ごめんなさい、大きな声を出して。」

理樹「びっくりしたよ〜、これ、落ちてて…」

沙耶「あっ」

沙耶「(私の生徒手帳…)」

沙耶「ありがとう・・・ございます。」

理樹「うん、ちゃんと届いてよかった。どういたしまして。」

沙耶「・・・」

沙耶「・・・そ、それだけ?」

理樹「うん。」

沙耶「そう…じゃ、じゃあまた。」

理樹「うん!」

理樹「またメール待ってるね、沙耶」(ぼそっ)

沙耶「い、今なんて!!!!!!!!!」ダッ

理樹「ふふっ、知らない〜〜」

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