【俺ガイル】×【ミルクボーイ】 (9)
八幡「どうもーどうも 奉仕部ボーイ&ガールですー」
雪乃&八幡「お願いします ありがとうございますー」
八幡「あーありがとうございますー ねっ 今『江口拓也ファーストフォトブック「MEET」』をいただきましたけどもね」
雪乃&八幡「ありがとうございますー」
八幡「こんなのいくらあっても良いですからね」
雪乃「私は要らないけれどね」
八幡「ちょっと雪ノ下さん正直過ぎませんか?」
雪乃「貴方のロッカーにでも入れておきましょう」
八幡「嫌な事思い出すからやめてくれ…」
八幡「ゆーとりますけどもね」
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雪乃「いきなりだけどね 姉さんが見ているアニメに好きなキャラクターが居るらしいのだけど」
八幡「あの人アニメとか見るんだな」
雪乃 「そのキャラクターの名前を忘れたらしいの」
八幡「好きなキャラクターの名前忘れるとかどうなってんだよ」
雪乃「それで色々聞くのだけど全然分からないの」
八幡「マジで言ってる? いや、なら俺がお前の姉ちゃんの好きなキャラクター一緒に考えてやるから どんな特徴言ってたのか教えてみ」
雪乃「『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』で雪ノ下雪乃に並ぶもう1人のヒロインらしいわ」
八幡「あー…由比ヶ浜だな。その特徴はもう完全に由比ヶ浜だな」
雪乃「由比ヶ浜さんね」
八幡「すぐ分かるだろこんなもん。つーか友達だろお前ら」
雪乃「でも少し分からないの」
八幡「何が分からないんだよ。バカなのか?お前ら姉妹は」
雪乃「私はそこまで馬鹿ではないわ。いや私も由比ヶ浜さんだと思ったのだけどね」
八幡「いやそうだろ?」
雪乃「姉さんが言うには。物語の最後の敵らしいわ」
八幡「あー、じゃあ由比ヶ浜じゃねぇな。最後の方は敵とか出てくるほど殺伐とはしてないしな」
雪乃「そうよね」
八幡「なんだったらお前の母ちゃんか姉ちゃん辺りが敵だったぞ」
雪乃「ごめんなさい。うちの身内が…」
八幡「まぁいいんだけどよ。由比ヶ浜じゃねぇだろ?」
雪乃「そうね」
八幡「もうちょっと詳しく教えてくれるか?」
雪乃「部室に入ってくる時に『やっはろー』と叫ぶらしいの」
八幡「由比ヶ浜じゃねぇか!あんなアホな挨拶するやつ由比ヶ浜しか居ねぇだろ!小町がやっはろー返しする度に将来が不安になってんだよこっちはよ!」
雪乃「たしかに」
八幡「しかもお前の姉ちゃんが返しに言う『ひゃっはろー』は聞く度にイライラすんだよ。俺は視聴してる時あの人が喋るシーンはミュートにしてるまである」
雪乃「気持ちはわかるのだけど分からないのよ」
八幡「何が分かんねーんだこれで」
雪乃「私も由比ヶ浜さんだと思ったのよ」
八幡「そうだろ普通」
雪乃「姉さんが言うには人を陥れる陰湿なキャラクターらしいの」
八幡「じゃあ由比ヶ浜じゃねぇよ。由比ヶ浜はウザいだけで陰湿ではないし基本的に優しくて良い子だ。Wikipediaの由比ヶ浜結衣の概要にそんな事書こうもんなら2分でファンが飛んで来てお前と葉山辺りの概要が荒されるからな」
雪乃「ええ、充分承知しているわ」
八幡「な?それだけに飽き足らず他のキャラクターのファンやアンチまで巻き込んで戦争勃発すらありえるぞ」
雪乃「そうね、特に葉山くんのアンチは過激派が多いから」
八幡「それで一色がしたり顔で一人勝ち感出してるぞ」
雪乃「目に浮かぶわ」
八幡「由比ヶ浜は違うだろ?他にもうちょっとなんか言ってなかったか?」
雪乃「そのキャラクターの飼い犬が車道に飛び出して助けに入った人が轢かれたらしいわ」
八幡「由比ヶ浜じゃねぇか!いや、轢かれたのは俺だけど!あとお前が乗ってたろその車!」
雪乃「でも分からないの」
八幡「なんで分からねぇんだよ当事者だろお前も」
雪乃「私も由比ヶ浜さんだと思ってたのだけど」
八幡「もうそれしかないもんな」
雪乃「姉さんが言うには料理上手の設定があるらしいのよ」
八幡「なら由比ヶ浜とは違うじゃねぇか!由比ヶ浜が作るクッキーを食べた後なら精進料理から煩悩を見出せるまであるぞ!」
雪乃「そうよね」
八幡「由比ヶ浜が作る料理は女子高生が作ったって補正だけがその存在を許してるからな?もしもアレ作ったのが材木座だったら逮捕だぞ?」
雪乃「ザイツくんには余罪もありそうよね」
八幡「由比ヶ浜じゃないだろ?他に何か言ってなかったか?」
雪乃「主人公に好意を寄せているらしいわ」
八幡「由比ヶ浜!……だよな?多分」
雪乃「同意を求められても困るのだけど」
雪乃「しかも何故いきなり自信をなくすのかしら?」
八幡「いやこれで由比ヶ浜だって言い切って勘違いだったらめっちゃ恥ずかしいだろ俺」
雪乃「私も由比ヶ浜さんだと思ったのだけどね」
八幡「なら意地悪しないで同意してくれよ」
雪乃「姉さんが言うには最後に主人公と相思相愛で付き合うらしいの」
八幡「由比ヶ浜じゃねぇだろ!!俺が好きなのお前だし最終的に付き合うのもお前だろ!!」
雪乃「!!!」
雪乃「う、うん」もじもじ
八幡「もじもじすんな。可愛い」
八幡「ご、ゴホン……えー、由比ヶ浜じゃないな。他に何か言ってたか?」
雪乃「アニメ三期ではよく泣いているらしいわ」
八幡「由比ヶ浜だよそれは!いや、原因は多分俺だけども!」
雪乃「責任の一端は私にもあるけれど」
八幡「2回1回くらいのペースで由比ヶ浜が悲しみの涙流してるから俺は気が引けてせっかく買った三期のBlu-rayが再生できないんだよ!」
八幡「なんだったら『貴方が好きよ比企谷くん』の部分だけYouTubeで繰り返し再生してる!」
雪乃「やめて」
雪乃「でも分からないの」
八幡「分かってるはずだ!由比ヶ浜で決まりだこの話はもぉ」
雪乃「でも姉さんが言うには由比ヶ浜さんではないらしいわ」
八幡「なら由比ヶ浜じゃねぇだろ!!!本人が由比ヶ浜じゃないって言ってんなら由比ヶ浜じゃねぇよ!」
雪乃「だから分からないと言ってるじゃない」
八幡「先に言えよ!俺が交通事故の話してる時どう思ってたんだお前」
雪乃「なんだか痛そうって」
八幡「事故の感想じゃねぇよ!!」
八幡「もうわかんねぇよコレ」
雪乃「平塚先生が言うにはね」
八幡「平塚先生が?」
雪乃「『私の事か!?』って」
八幡「いや絶対違うだろ、誰か貰ってあげて」
雪乃&八幡「どうも、ありがとうございましたー」
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