初代ウルトラマン「私の名前」 (27)

私は地球に来て、ある地球人を死なせてしまった



私は彼と一体化し、その命を救った



それから私は、彼と共に地球を守る「ウルトラマン」となった



しかし、ある戦いで我々は力尽き、私は地球を離れた



それから…

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あれから年月が経ち、何人かのウルトラマン達が地球を守ってきた


それから数百年、数千年と過ぎ、私のいた地球は我々の力が必要ないくらい、強くなった


ある戦いで、光の国以外にも宇宙があり、そこにもウルトラマンがいることを知った


そして…

ウルトラマン(光の国にも、別宇宙のウルトラマンが訪れるようになった)

ウルトラマン(ヒカリの開発しているウルトラメダルの開発に協力しているのだ)

ウルトラマン(私も何度か挨拶された)



ギンガ「ウルトラマンさん!こんにちは!」

X「ウルトラマンさん、先日はお世話になりました」

オーブ「ウルトラマンさん!今日も平和ですね!」


ゼロ「よぉウルトラマン、今湊兄弟が遊びに来てるんだが…」

ジード「僕が応対するよ」

ウルトラマン(こうして、ウルトラマンの名を関する者が増えていった)

ウルトラマン(そう考えていたら、ふと忘れそうになる)

ウルトラマン(私の名前を)



ウルトラマン「いかんな、弱気になっては…」


ウルトラマン「トレーニングでもするか」





タイタス「ウルトラマンさん、相変わらずすごい筋肉だ…惚れる」ポッ

フーマ「おいコイツキモイぞ」

タイガ「父さんのお兄さんなんだからすごくて当たり前だろ」

ウルトラマン「ふぅ…」

ゾフィー「どうしたウルトラマン、ため息などついて」

ウルトラマン「ゾフィー…いや、少し感傷に浸ってしまってな」

ゾフィー「お前ほどの男がか、珍しいな」

ウルトラマン「私はそんな大それた奴じゃないさ」

ゾフィー(そんなことはないだろ、その筋肉で…私よりあるんじゃないか?)

ウルトラマン「最近、沢山のウルトラマン達が光の国に来ているだろう?」

ゾフィー「ああ、お陰でヒカリも大忙しだ」

ウルトラマン「皆それぞれ名前があって、個性がある…」


ウルトラマン「そんな中で、私はただウルトラマンと呼ばれるだけ…」

ウルトラマン「私の名前は、何だったのかってな…」

ゾフィー「・・・・・」

ゾフィー「君は言ったな、自分の命はいいからハヤタを助けてと」

ウルトラマン「・・・・・」

ゾフィー「我々から見れば、彼等の命など儚い」

ゾフィー「それでも君は、彼を助けたいと言った」

ゾフィー「そもそも地球で戦い続ける事自体、君の使命ではなかったはずだ」

ゾフィー「それでもやり遂げた、自分の身を顧みず」

ゾフィー「だからこそ、セブンやジャック、エースにタロウ…弟達も後に続けたのではないか?」

ゾフィー「そして君の意思は次元の壁を越え、そこの光の巨人たちにも受け継がれた」


ゾフィー「全ての始まりの戦士、ウルトラマン」

ゾフィー「それが、君の名前だ」

ウルトラマン「・・・・・」

ウルトラマン「そうか…そうだな」

ウルトラマン「ありがとう、少し気が晴れ…」




ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!



ウルトラマン「!?」

ゾフィー「何事だ!?」



タロウ「兄さん達大変です!ゼットンの大群が光の国を攻めてきました!」

ウルトラマン「何だと…!?」

ゾフィー「狙いはウルトラメダルか…」

タロウ「既に各地で戦闘が始まっています!」

ゾフィー「ウルトラマン、行けるか?」

ウルトラマン「ああ、勿論だ」





ウルトラマン「シュワッチ!!!」

ゼットンA「ゼットーン!」ピポポ…

ゼットンB「ゼットーン!」ピポポ…

ゼットンC「ゼットーン!」ピポポ…


セブン「何て数だ…」

ゼロ「何だ親父、ビビってんのか?」


エース「だが戦うしかあるまい」

ジャック「光の国を守るために!」


ヒカリ「メダルは絶対に渡さん!」

メビウス「絶対に守って見せる!」

ウルトラマン「本当にゼットンだらけだ…」

タロウ「タイガ達も奮闘していますが…苦戦しているようです」

ゾフィー「ウルトラマン、君は彼等の援護に行ってくれ」


ウルトラマン「私が?」

ゾフィー「ああ、頼んだぞ」

ゼロ「フッ、今日はアンタにアイツらのお守りは譲ってやるぜ!」

ダイナ「ここは俺達に任せてくれ!」

ティガ「久しぶりに変身したけど…僕も頑張ります!」


ウルトラマン「みんな…わかった!」



ウルトラマン「シュワッチ!!!!!」

ゼットン「ゼェットォン…」ピポポ…


ゾフィー「さて、こいつらは我々が相手をしよう…」




ゾフィー「M87光線!」

セブン「ウルトラノック戦法!」

ジャック「ウルトラハリケーン!」

エース「エースブレード!」

タロウ「ウルトラダイナマイト!」

ティガ「タイマーフラッシュスペシャル!」

ダイナ「レボリウムウェーブ」


ゼロ「ウルトラゼロキック!!!」



ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ハイパーゼットンA「ズェットオン!!!」

ハイパーゼットンB「ズェットオン!!!」

ハイパーゼットンC「ズェットオン!!!」


ギンガ「こいつら…強いのにこんなにたくさん…」

ビクトリー「くっ…」

エックス「ゼットンアーマーが破られるなんて…」

オーブ「デスサイスとはえらい違いだ…」

ジード「ジーっとしてても…ドーにも…ならねぇ…」


グリージョ「私はもうダメかもしれません…最後にイサ兄、隠してたコッペパンこっそり食べちゃってごめんなさい…」

ブル「何!?あれお前だったのか!」

ロッソ「今そんなことやってる場合じゃないだろ…」

??「ひるむな、若者たちよ」

タイガ「あの声は…」




ウルトラマン「シュワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッチ!!!!!」


ドカァッ!


ハイパーゼットンA「ゼッ…」


ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!


フーマ「ぱ、パンチ一発で粉砕した…」

タイタス「やはり筋肉は嘘をつかないな」

ハイパーゼットンB「ゼエエエエエエエエエエエッ!!!」ダッ

ウルトラマン「フンッ!」ガシッ


ウルトラマン「デヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブンッ

ハイパーゼットンB「ゼッ…」



ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!


ロッソ「投げただけで爆発した…」

ブル「どういう原理だよ」

ウルトラマン「・・・・・・」


ズン・・・ズン…


ハイパーゼットンC「ゼッ…」ガタガタ


エックス「ゼットンが震えている…」

オーブ「流石ウルトラマンさん!」


ウルトラマン「この距離なら吸収できないな」


ウルトラマン「スペシウム…光線!」


ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ビクトリー「あんな至近距離で撃つとは…」

ジード「半端ねぇ…」

グリージョ「カッコイイです~♪」




??「フォフォフォ…流石だなウルトラマン」

ウルトラマン「お前は…」

ギンガ「あいつは…」

エックス「セミ人間か!?」

タイガ「いや違う、あいつは…」



ウルトラマン「お前か、バルタン星人」

バルタン星人「フォフォフォ…久しいなウルトラマン」

ロッソ「バルタン星人…」

ブル「カニみたいだ…」

グリージョ「そうだ!今日の夕食はカニ鍋にしましょう!」


オーブ「バルタン星人…M78のウルトラマンとは因縁深い宇宙人だ…」

タイタス「私も噂でしか聞いたことないな…あいつが…」

ウルトラマン「最近表立って姿を見せていなかったが…これはお前の仕業か」

バルタン星人「そうだ、そろそろ頃合いかと思ってね」

ウルトラマン「だがそれもここまでだ、お前たちのような宇宙の掟を破る者と戦う…」



ウルトラマン「それが、ウルトラマン!」



ウルトラマン「私の名だ!」

ウルトラマン「うおおおおおおおおいくぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」



バルタン星人「さぁ来いウルトラマン!」



~おわり~

これで終わりです

ネロンガとかレッドキングとかブルトンとか、今のウルトラマンでも苦戦してるような連中を倒しまくってたマン兄さんはやっぱすごいんだなって改めて感じました

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