ウルトラマンゼロ×魔法少女まどか☆マギカ (24)

pixivで既に投稿されている、
『ウルトラシリーズ』と『魔法少女まどか☆マギカ』クロスSS

凄く長いから、プロローグだけ投稿するよ?

残りはそっちのサイトで頼んます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527911544

まどか「どうして……


どうしてなの……」


勝てない……

かけがえのない友達を救う為に、その友の制止を振り切ってまで桃色の髪の少女は力を手に入れることを願った。



ほむら「また……

私はまどかを……!」


ワルプルギス『ウフフフフ…! アハハハハハハ!!』



しかし、彼女達に立ちふさがる巨大な魔女『ワルプルギスの夜』はその力を持ってしても勝てる相手ではなかった。


いや、方法はあったのだ。

まどかがその方法を使っていれば勝てたことを、彼女の黒い髪の友達『暁美ほむら』は知っている。


だが、ほむらはその結末を望まない。

まどかは『今回は』その方法は使わなかった、それで勝てればまだ僅かながらの希望はあったのだ。



キュゥべえ「鹿目まどか、君が悪かったのさ




君の願いを確かに僕は叶えてあげた。

途方もない願いでも叶う、君との契約をね。」


白いぬいぐるみのような小動物。

コレが彼女の願いを叶え、力を与えた張本人であった。



キュゥべえ「でも、その願いは僕ひとりに聞かせても仕方のないものだった。


また別の誰かに聞いてもらわなければならなかった、それは誰の耳にも届かなかった。」


まどか「だって…! だって……!」


キュゥべえ「僕にだけ頼めば、結末は変わったかもしれない。


だけど、その願いは僕にとっては最高の選択だったよ?

そんな願いでは、絶対にワルプルギスの夜を倒すことは叶わなかっただろうからね。」



そう、この生き物は彼女達が負けることを望んでいた。


味方ではないのだ。



ほむら「くぅ……!」


どうしようも出来ない状況に涙が流れた。

もうどんな理屈や感情をぶつけても、希望はやってこない。

まどか「お願い…… お願い…だから……」


それでも彼女は同じ願いを続けた……

いや、それしか出来ることがなかった。



まどか「誰か……!
誰かほむらちゃんを……助…けて……」



彼女の願い、それは

『この状況を打破する、誰かを呼び込むこと』


救世主を待つことであった。



ウルトラマンゼロ×魔法少女まどか☆マギカ ~breke of despair~

~アナザースペース~


ここは幾多の宇宙のひとつである、アナザースペース。


更に此処とは別の宇宙『M78ワールド』からやってきた一人のウルトラマンが暮らしている世界である。




『惑星エスメラルダ』



ゼロ「式典か……

あぁ……、やっぱりこういう堅い行事っていうのは、どうも性に合わないな……」


彼の名は『ウルトラマンゼロ』

M78ワールドから来たウルトラマンとは、彼のことである。



ミラーナイト「少しの辛抱ですよ、心を安らかに。」


グレンファイヤー「少しってなぁ? この星で半日近くかかるんだぞ!?
そんなに長い時間じっとしてられっかよ!」


ミラーナイト「じっとする以前に、お静かに。」



彼らはゼロが立ち上げた5人のメンバーからなる警備隊『ウルティメイトフォースゼロ』の仲間、鏡の騎士『ミラーナイト』と炎の戦士『グレンファイヤー』である。

グレンファイヤー「はぁ……

こんなことなら、ゼロちゃんと一緒にパトロールに出かけてるんだったよ……」


ゼロ「そう言うな。

今日はジャンナインが正式にエスメラルダ王国に遣える者として認められるんだ。


仲間の立派な姿をその目に焼き付けておくのも、俺達がやらなくちゃいけないことだぞ。」


グレンファイヤー「はいはい……」



こうして、文句を交じえながらも王宮による式典が開始された。



エメラナ

「エスメラルダの皆さん、我々生きとし生ける者の為に我がエスメラルダ家には心優しきロボット達が遣えております。」



ミラーナイト(姫様……

随分とご立派になられましたね。)



彼女はエスメラルダ王家の次女『エメラナ・ルルド・エスメラルダ』


ミラーナイトと、もう一人ウルティメイトフォースゼロのメンバーであるロボット『ジャンボット』が遣えてきた王女である。



かつて少女だった頃の彼女は、宇宙全土の支配を目論む悪しき帝国軍の魔の手から逃げおうせるのが精一杯であった。



だが別の世界からやってきたゼロと友人となり、命を懸けて戦うゼロの姿を見て自らも戦いに身を応じたのであった。



そんな彼女も今では成人し、国を支える程の立派な王族となっていた。


※ウルティメイトフォースゼロのメンバーは巨人と巨大ロボットですが、エメラナの種族は地球人と同じサイズです(てか、見た目はまんま地球人)

エメラナ「そのロボット達に、新たな仲間が加わることとなりました。


彼もまた心優しく、勇敢で、皆さんを守る誇り高き武人として活躍していくことでしょう。



ウルティメイトフォースゼロ所属・ジャンナインです!」


ジャンナイン「…………」



ゼロ「おっ!」


グレンファイヤー「来た来た!
ナインの坊主だ!」



エメラナ「それでは、彼にエスメラルダ家の儀式を。


お願いします、ジャンボット。」


ジャンボット「はい!」


ウルティメイトフォースゼロのメンバー、ジャンボットとジャンナインは兄弟機である。


ジャンナインは独善的なロボットによりジャンボットを元にした、殺戮兵器『ジャンキラー』としてこの世に誕生した。



だが、ジャンボットにプログラムされている『か弱き者を守る心』がコピーされていたことにより、彼は自らの意思と心で『ジャンナイン』という守る存在に成長したのである。



ジャンボット「ジャンナイン。

お前は今日より正式にエスメラルダ家に遣え、王宮だけでなく全ての生きとし生ける者の為にその身を捧げることを誓えるか?」


ジャンナイン「はい。

この宇宙のために、誓います!」




グレンファイヤー「アイツ、敬語喋れるようになったのかよ!?
俺達には未だに生意気な口、きいてくるのによぉ……!!」


ゼロ「コラ、静かにしろ。」



ジャンボット「では、この冠を被って皆の前へ。


お前の姿を皆に見せるのだ、そしてお前の守るべき者達をその目に焼き付けるのだ。」


ジャンナイン「かしこまりました。」


ジャンナインは片膝をつき、エスメラルダ家の象徴であるエメラナ鉱石を使用したクラウンを兄であるジャンボットに被せてもらった。


そして、式典に集まった国民達の前に出るのであった。

パチパチパチパチパチパチ!!!!!!

ジャンナイン(これが…… 僕が守っていく者達……)


盛大な拍手を前に、ジャンナインは今までに感じたことのない不思議な感情に駆られた。


『誇り』である。




ゼロ「これでジャンナインもこの宇宙の一員として認められたっていうことだな?」


ミラーナイト「はい、より働きぶりに磨きがかかることでしょう。」



グレンファイヤー「んなことしなくたって、十分に俺達の一員だっつーの。」


ミラーナイト「アナタはアウトロー過ぎるんです。


アナタもジャンボットから教育を受けてもらってはいかがですか?」


グレンファイヤー「ちぇ……」



ゼロ「ハハハハ……!」









『……助…けて……』



ゼロ「……!?」

グレンファイヤー「あん?」


ミラーナイト「どうかしましたか、ゼロ?」



ゼロ「今……、 助けを求める声が……」


だがゼロに聞こえた声は、あまりにも微かだった。


何処から発せられた声なのかは判らなかった。



グレンファイヤー「あぁーー!!
さてはゼロ!
お前、一人だけ式典を抜けるつもりだなぁ!?」


ミラーナイト「アナタじゃありませんし、そんな訳がないでしょう?」



ゼロ「頼む…… もう一度叫んでくれ……!
俺は何処へ向かえばいい……?」


だが、ゼロに届いたのは別のものであった。



警備ロボット達

『ビー!! ビー!!ビー!!ビー!!ビー!!』



グレンファイヤー「な、何だ何だぁ!?」


ミラーナイト「緊急事態ですね……

しかし、一体何が?」




ジャンボット「……!
王宮の近くに、巨大な物体が接近中!」


ジャンナイン「ベリアル軍の残党のロボット……ではない。


有機生命体……怪獣だ!」

『王宮前』



クレッセント「ギャァァァァオ!!!!」


月の輪怪獣『クレッセント』

ツキノワグマの様な見た目のこの怪獣は、怪力と赤い目から発射される熱線『クレスト・エンド』を武器に暴れる怪獣である。




国民

「わぁぁぁぁっっっ!!!!」


国民

「早く逃げろぉぉっ!!!!」



警備ロボット

「皆さん、落ち着いて逃げてください!」


警備ロボット

「我々が皆さんを守ります、順番に安全な場所へ!」


突然の脅威に混乱する人々、それを何とか導こうとするロボット達。


だが、大事な式典に集まった人はあまりにも多く、スムーズに避難誘導が出来ない。



ジャンボット「姫様! 私にお乗りください!
すぐに安全な場所まで……!」


エメラナ「なりません、ジャンボット!
国民よりも先に私が避難するなど、あってはならないことです!」



ジャンボット「しかし……!」


エメラナ「命令です!
ジャンナインと共に避難誘導に加わりなさい!」



ジャンナイン「かしこまりました。


行くよ、兄さん。

僕達が守るのは、王族だけではないのだろう?」


ジャンボット「…………


かしこまりました、姫様……!」


ジャン兄弟も人々を避難させるために、仲間のロボット達の元へ向かった。

ゼロ「クソッ……!
コッチを片付けるのが先か!」



ミラーナイト「避難誘導は彼らに任せて、私達で敵を食い止めましょう。」


グレンファイヤー「よっしゃー!
ストレス解消と行こうじゃねぇか!!」


ゼロ「急ぐぞ!」


『王宮前』



クレッセント「ギャァァァァオ!!!」

ビイイイィィィーーーー!!!!
熱線攻撃のクレスト・エンドが王宮を襲う。

だが、彼らがそれを見過ごす訳がない。



ゼロ「シャァッ!」


ミラーナイト「フッ!」


グレンファイヤー「よいしょっとおぉっ!!」


宙を飛んで颯爽ときた三人、宇宙の悪を全て退治するのがウルティメイトフォースゼロの役目である。



ゼロ「マイナスエネルギーから生まれた怪獣か。


上等だ!」

シャキーン!!
シュンシュンシュンシュン!!
ゼロの頭に装着されている2つのブーメラン『ゼロスラッガー』がクレッセントに向かう。



クレッセント「ギャオオ!!」

カキンッ! カキンッ!
だが、クレッセントは自分の体よりも大きいヒレで覆われており、ゼロスラッガーでは命中してもダメージを与えることは出来なかった。



ミラーナイト「ミラーナイフ!」

シュパパパパパパッ!!
グレンファイヤー「ファイヤーフラァァッシュッッ!!」

ゴオオォォォォ!!
ミラーナイトは光で出来たナイフを複数放ち、グレンファイヤーも炎のエネルギーをクレッセントに放つ。




ドカァァァァンッッ……!!!!
クレッセント「グゥゥ…!!」


だが、やはり大したダメージにはならない。

ゼロ「何てタフな野郎だ……!」



クレッセント「グゥゥゥゥ!!」

ビイイイィィィーーーー!!!!
反撃とばかりにクレッセントはクレスト・エンドを放つ。



ゼロ & グレンファイヤー

「あぶねぇ!」

サッ……!!
二人はとっさに空へ回避し、グレンファイヤーは再度攻撃の態勢に入る。



グレンファイヤー「だったら、パンチでどうだ!」


クレッセント「ギャァァァァオ!!」


ビシッ! ビシッ!
グレンファイヤー「おわぁっ!?」


強力な遠距離攻撃を持つクレッセントに格闘技で対抗しようとするものの、クレッセントは怪力だけでなく素早い身のこなしでグレンファイヤーを圧倒してしまう。



クレッセント「グゥゥゥゥ!!」

ビイイイィィィーーーー!!!!
ミラーナイト

「ハァッ!」

キラーン!
ビイイイィィィーーーー!!!!
一度見た攻撃を完全に見切ったミラーナイトは、その場に鏡を作る防御技『ディフェンスミラー』でクレスト・エンドを反射させた。



ビイイイィィィーーーー!!!!
クレッセント「グワッ……!?」


流石に自分の攻撃が返ってくることは予想出来ず、クレッセントは怯んでしまった。

グレンファイヤー「ただの怪獣の割には、妙に強ぇぞアイツ!」


ゼロ「相当な量のマイナスエネルギーを蓄えてやがる……」


クレッセントは、人の負の感情『マイナスエネルギー』が具現化したことで生まれる怪獣である。


その強さはマイナスエネルギーの量で決まるため、場合によってはゼロ達でも歯が立たないこともあるのだ。



ゼロ「だったら、コレだ!」

ピカーン……!
ゼロの体が輝き、全身が青い姿に変化した。



LMゼロ

「ルナミラクルゼロ!」


かつて共闘した二人のウルトラマンから授かった、超能力と自愛の光を持つルナミラクルゼロである。



LMゼロ

「フルムーンウェーブ!」

パァァァ……


クレッセント「ギャゥゥゥ……!?」


怯んだクレッセントに浄化作用や沈静化作用を持つ、優しい光が包み込む。


マイナスエネルギーを活力にしているクレッセントは、たちまちに弱っていく。



クレッセント「グゥゥ……ガァァァァ!!」


だが、クレッセントはそれでも暴れようとする。


クレッセントはただの巨大な生物ではない。

人の心が実体化した怨念のような存在である為に、どんなことがあろうと落ち着くことがないのだ。

LMゼロ

「グレン、ミラーナイト、今だ!」


グレンファイヤー「よっしゃあ!」

ゴォォォォ……!!
グレンファイヤーは自らの全身を真っ赤に燃え上がらせた。



ミラーナイト「任せてください。


ミラーナイフ!」

シュパパパパパパッ!!

グサッ!グサッ!グサッ!グサッ!
クレッセント「ギャァッ!?」


弱体化したクレッセントに、先ほどは通用しなかった連続攻撃が炸裂する。



グレンファイヤー「ファイヤーダァァァァッッシュッッ!!!!」


クレッセント

『グギャァァァァァ……!!』

ドカァァァァンッ!!!!!
自身を超高温にしたグレンファイヤーの体当たりに、流石のクレッセントも爆散してしまった。



グレンファイヤー「フゥ、決まったぜぇ♪ ハッハー♪」

ゴォォ……!!
彼は決めポーズとして炎のような頭部をかきあげ、その頭から炎が吹き上がった。



ミラーナイト「もう問題はないようですね、姫様の元へ戻りましょう。」


キラーン……!!
ゼロ「あぁ、とんだ式典になっちまったな……」


戦闘が終わったことを確認し、ゼロは本来の姿に戻った。

『王宮内』



ジャンボット「では、怪獣は別の宇宙から来たというのか?」


ゼロ「あぁ、あの場からは負の感情を抱えている奴を感じることは無かった。


マイナスエネルギーの怪獣が現れる筈がない。」


国民達を避難し終えた後、ゼロや王族達は緊急に会議を開いた。


突然のマイナスエネルギーの怪獣の出現をただごとだとは思えなかったのである。



国王「では、何故宇宙を超えて此処に来たのだ?」


ミラーナイト「ゼロに聞こえた、助けを求める声と関係があるかもしれません。」


ジャンナイン「その声と共に届いたマイナスエネルギーが怪獣に変化した確率…………



高い数値が出ている。」



グレンファイヤー「おいおい!
それじゃ、また何処にあのクマが出てきてもおかしくねぇってことかよ!?」


国王「早く救助に向かわねばその者だけではなく、この宇宙……


いや、様々な宇宙にも被害が及んでしまう。」

エメラナ「ゼロ、あなたのイージスの力でその宇宙へ行くことは可能ですか?」


イージスとは、普段はゼロの左腕に装着されているブレスレットのことである。


全ての宇宙の神『ウルトラマンノア』から最後まで諦めない人々の希望を認められ、その代表であるゼロに授けられた奇跡のアイテム『ウルティメイトイージス』なのだ。



ウルティメイトイージスがあれば、宇宙を越えることも可能なのである。



ゼロ「あぁ、声と怪獣が同じところから来たっていう仮説が当たってさえいれば、あの怪獣が通ってきたマイナスエネルギーの痕跡を辿れば場所を特定出来る。


もう一度声が聞こえるまで待っていたら、また怪獣が現れる危険があるからな。



俺は行く!」


グレンファイヤー「おう!
宇宙の悪ワルを全部ぶっ倒すのが、俺達ウルティメイトフォースゼロだからな!」



国王「うむ。

ありがとう、ゼロ、グレンファイヤー。」



エメラナ「ミラーナイト、ジャンボット、ジャンナイン、あなた達も向かってください。


そして守るのです、その宇宙の守るべき者たちを。」


ミラーナイト「かしこまりました、姫様。」


ジャンボット「守り抜きます、私の命に代えてでも。」


ジャンナイン「了解、姫様たちもご無事で。」



ゼロ「よし、そうと決まれば行くぞ!!」

『王宮前』



ウルティメイトフォースゼロは、多くの人々に見送られることとなった。



ゼロ「みんな!
俺達は今から、あの怪獣を呼び寄せた元凶を見つけてソイツを地獄へ送ってやる。



それまでにまた怪獣が現れたら、自分達の力で乗り切ってくれ!
ウルトラマンノアに認められたお前達なら大丈夫だ!」



国民達

「おおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」



ラン「あぁ、任せておけ!」


ナオ「ゼロ達も気をつけろよー!」


ピグモン「キュキュー!」



かつてゼロと戦った青年達からも力強い反応が返ってきた。


この宇宙ならば、問題はない。

国王「ウルティメイトフォースゼロに、栄光あれ!」



シャキーン!!
Uゼロ

「行くぞ!」


ゼロはウルティメイトイージスを鎧に変化させて纏い、ウルティメイトゼロとなった。



グレンファイヤー「イヤッホォォォォォォ!!」


ミラーナイト「フッ!」


ジャンボット「たぁっ!」


ジャンナイン「セイッ!」


ウルティメイトゼロが出現させたワームホールに、仲間達は続く。


その先に待つ絶望を払う為に……


0章 テーマソング

「すすめ! ウルトラマンゼロ」


歌手:ボイジャー

作詞:田中秀樹 山口智大

作曲・編曲:小西貴雄


ウルトラマンゼロTHE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 挿入歌

~解説~

ウルティメイトフォースゼロ


ウルトラマンゼロをリーダーとした、アナザースペースに存在する宇宙警備隊。

2011年に放映された映画『劇場版ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』のラストで、グレンファイヤー、ミラーナイト、ジャンボットの3人を(強引に)スカウトして結成された。

その後、2011年にリリースされたOVA作品『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』でジャンナインが新たにメンバー入りを果たした。


エメラナ姫は、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の登場人物達のレイ、ヒュウガ、ゴモラ、リトラの4名もウルティメイトフォースゼロの仲間として認識している。

『ジャンナインを9人目の仲間扱いするためのこじ付け』とか言うな。


主な活動内容は、アナザースペースでのベリアル軍の残党狩りや悪者退治である。

アナザースペースだけでなく、ウルティメイトゼロの力を使って別宇宙へ出張することもある。

2012年に放送された『ウルトラマン列伝』のミニコーナー『ウルトラゼロファイト』で、彼等が拠点としている秘密基地『マイティベース』が登場した。(突然初登場して、破壊されて、すぐに直るというなかなか忙しい設備)


かつて円谷プロダクションで『ミラーマン』、『ジャンボーグA』、『ファイヤーマン』などの作品をウルトラシリーズに絡める『銀河連邦』という実現しなかった企画があったが、ウルティメイトフォースゼロはそれを実現したともいえる。

『ウルトラマンA』の主題歌に出てくるのは『銀河連峰』なので、無関係。


それまでのウルトラシリーズからは想像もつかない程、ヒーロー達のキャラが濃いことで知られている。

(あと円谷プロダクションが財団Bのお膝元になったからか、機動戦士のロボットアニメで重要人物を担当している声優がやたら多いことでも有名。)


本作では、それぞれのメンバーが1人ずつ魔法少女のパートナーとして活躍していく。

どの組み合わせも『兄妹』の様な関係であり、恋愛関係には発展しないから男性諸君は安心しろ。

エメラナ・ルルド・エスメラルダ

種族:エメラナ人
出身:アナザースペース 惑星エスメラルダ
身長:不明
年齢:不明
演者:土屋太鳳


アナザースペースに存在する『惑星エスメラルダ』の第二王女。

2010年に放映された映画『劇場版ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』に初登場した。


ウルティメイトフォースゼロに最も携わっている存在で、ミラーナイトとジャンボットは彼女の従者である。

自身の身体に高純度のエメラナ鉱石と同じエネルギーが含まれており、エネルギー切れ寸前のジャンボットを助ける為に自らジェネレーターに飛び降りたことがある。(消費するエネルギーは、巨大ロボットが死闘を繰り広げるのに対し、『ちょっと痩せるくらい』で済む)


王族らしくお淑やかな性格だが、芯が強く勇敢な一面もある。

開拓民のナオ(後のウルトラマンジード)や、未知の存在であるゼロともすぐに友達になれる程の人格者。


惜しいことに、実はウルトラシリーズでは『2作品』しか出演していない。

演者は、かなりのウルトラファンなのに……

クレッセント

別名:月ノ輪怪獣
身長:56m
体重:4万t


マイナスエネルギーから生まれる怪獣。
1980 ~ 81年に放送された『ウルトラマン80』の記念すべき第1話に登場した。


ツキノワグマを連想させる外見をした地底怪獣。

全身を60mもの長さのヒレで覆われており、非常に頑丈。


『ウルトラマン80』同様、本作の最初の敵として登場。

大量のマイナスエネルギーを吸収し、ゼロ達でも手を焼くレベルに超強化されていた。


真っ赤な目に、鋭い牙と爪、そして首元に三日月の様な白い模様がある。

頭頂部が異様に小さい。(身長とヒレの長さのことを考えると、別に脳みそは小さくない模様)


地中を掘りながら移動し、それだけでマグニチュード8の地震を起こすという迷惑極まりない怪獣である。

クマらしく怪力の持ち主だが、軽いフットワークもこなせる厄介なヤツ。

目から発射する熱線『クレスト・エンド』で、遠距離へ攻撃することも可能。


『ウルトラマン80』で最初に登場した怪獣なのに、その後全く出番が存在しない……

何でだろう……?

マイナスエネルギー


人間の負の感情(怒り、恨み、悲しみ、妬み、恐怖、絶望など)から生まれる邪悪なエネルギー。

本作では、まど☆マギの『魔女が生み出す呪い』や『ソウルジェムの穢れ』もその一例となっている。


用語として登場したのは、1980 ~ 81年に放送された『ウルトラマン80』から。(あんまり物語に関わらなかったのは、内緒だ)


あまりにもエネルギーの濃度が濃くなると、怪獣を生み出すことがある。
 
人間1人から発生するマイナスエネルギーでも怪獣が発生することがあるくらいに危険な代物である。


『ウルトラマン80』が放送される前にも、マイナスエネルギーから誕生したと思われるウルトラ怪獣も存在する。

(ガラン、シシゴラン、フブギララ、ギーゴン、バサラ ……って、ほとんど超獣じゃねーか!)

その実態は科学的にも解明されておらず、謎な部分が多い。


『ウルトラマン80』の続編、『ウルトラマンメビウス』からヤプールが利用していることが判明。(ぶっちゃけると、後付け設定なんだけど……)

後のシリーズで、悪役サイドの便利アイテムみたいな立ち位置で使われていくことになる。


まどか達が暮らしている地球では、マイナスエネルギーの濃度が非常に高く、怪獣の代わりに魔女が大量に存在している状況である。

狡猾で貪欲なウルトラシリーズの悪役達が、この高濃度のマイナスエネルギーを見過ごす訳がなく……


マルチバース


現実でも提唱されている多次元宇宙論。
凄く簡単に言うと、『宇宙はいくつも存在していて、それぞれの宇宙に異なる地球も存在している』ということ。

ウルトラシリーズでもこの理論が使用され、世界観の違う作品同士での客演が簡単になった。


この設定を最初に使用したのは1999年に放映された映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ & ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』であり、シリーズに大きく関わるようになってきたのは2011年に放映された映画『劇場版ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』からである。

完全な別宇宙だけでなく、パラレルワールドの様な宇宙も存在している。


本作でもこの設定を活用し、クロス2次作品を作った。

はい!
という訳で、プロローグはここまで!


続きを読みたい方は、
↓此方から
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9580037

もう1度プロローグを読みたい方は、
↓此方から
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9579135


そんでもって、注意書きが
↓此方です
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9579092


気軽に楽しんでいってね?

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