ゼロ「スネークと仲直りがしたい」 (41)

注意
・安価SS(アンケートも取る)
・時系列はMGS3とPWの間
・MGSPWのネタバレ表現アリ
・色々とおかしな点があるかも知れない

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402500159

ゼロ「美味しくない」モグモグ

シギント「は?」

ゼロ「実に美味しくない」ズズズ

パラメディック「ゼロ?いきなりどうしたの」

ゼロ「スコーンを食しても、紅茶を飲んでも、007を見ても、UMA雑誌を閲覧しても…」

ゼロ「虚しい!虚しい!!虚しい!!!実に虚しい!!!!」ドンッ

シギント・パラメディック「っ!!!」

ゼロ「ハァハァハァ………」

ゼロ「………………」


ゼロ「スネークと仲直りがしたい」

シギント「気持ちは分かる。痛いほどな」チラッ

パラメディック「でももう引き返せないわ」チラッ

後のリキッド「オギャーオギャー!!」

後のソリッド「オギャ~オギャ~」

ゼロ「……」

シギント「俺達はビックボスと別れた。しかしそれでもザ・ボスの意志を受け継いでいかなければならない」

パラメディック「過去を振り返っても仕方ないわ」

ゼロ「……」

ゼロ「それでも…取り戻してたい。私は過去を取り戻したい」

ゼロ「スネークとの…ビッグボスとの友情を!!」

シギント「ゼロ。アンタ私情で愛国者の方針を変えるつもりはないよな?」

パラメディック「目的実現の為に、あの男と情報交換まで始めたでしょ?」

ゼロ「……」

シギント「それともカズヒラ・ミラーに嫉妬してるのか?」

ゼロ「口を慎め。私はただスネークともう一度、二人三脚で闘っていきたいだけだ」

シギント「それなら例の作戦はどうする。今更取り消しにするのか?」

パラメディック「KGBのザドルノフを泳がせ利用し、オーシャン(パスの本名)をMSFに潜入させる作戦を忘れたわけじゃ無いわよね?」

ゼロ「……言われなくても分かってる」

ゼロ「だが諸君、聞いて欲しい」

ゼロ「もし可能ならば…スネークと仲直りしたくないか?」

シギント・パラメディック「それはそうだけど…」

ゼロ「……」

ゼロ「シギントにパラメディック…君達には感謝している」

ゼロ「君達がいなかったら私は今頃、自我を保つ事すら出来なかった…」

ゼロ「だがそれでも…やはり私にはあの男が必要なのだ!」

シギント・パラメディック「……」

ゼロ「私達の過去を取り戻そう…スネークを、ビッグボスとの友情を!!」

パラメディック「スネークとの友情…」

シギント「だがどうする、作戦を変えるのか?」

ゼロ「そうだな…」

※アンケート
①「予定通り」…ザドルノフを泳がせ、パスにMSFに潜入させ様子を見る
②「作戦を変更」…ザドルノフを暗殺もしくは捕獲し、パスを保護
③その他

今日はここまで
アンケートは明日の夜23時までに締め切り

ご協力お願いします

仲直りかぁ…

一応作戦の方は続行してMSFにはマザーベースを入手してもらうとして…

赤ん坊ソリッドとリキッドを纏めてスネークに譲るというのはどうかな。恐るべき子供達計画は中止した体裁で、「キミが認知してくれ」て事で。

ほら、子は鎹って言うじゃん。スネークも少しは丸くなるかも。

アンケートありがとう
今から少し書き留めします

一応2にします
ただ>>15のような提案は一部、取り入れていこうと思うので
最終的には安価で話を進めるけど

~某南米大学の研究室~

ドドドドド!!

ザドルノフ「んん?なんだこの足音は」

ガチャッ!!

謎の兵士達「手を挙げろ!!」チャキッ

ザドルノフ「!?」サッ

謎の兵士「ヴラジーミル・ザドルノフだな?」チャキッ

謎の兵士「よし、そのまま歩け」グッ

ザドルノフ「クッ…銃口をグリグリと押し付けるな」

『ザドルノフは?』

謎の兵士「捕獲しました」

『良くやった。次にオーシャンを保護しろ』

謎の兵士「オーシャン、我々とご同行願いたい」ゝ

パス「……ええ」ゝ

ザドルノフ「パス…!?」

『そのまま本国まで護送しろ』

~???~

「……」

ザドルノフ「何者だ貴様…」ググッ

「サイファー…あるいはゼロと名乗れば分かるかな?」

ザドルノフ「ッ!!!!!!?」

ゼロ「私がキミにこの名前を教える事に、何を意味するのか良く考えた方がいい」

兵士「……」チャキッ

ザドルノフ「……」

ゼロ「キミの企みは大体分かっている」

ゼロ「後でコールドマンにも、キツイお仕置きをさせておく必要もあるな」

ゼロ「さて早速本題だが……」

~MSF仮設基地~

ppppp

カズヒラ「こちらMSF。ああガルベス教授か」

カズヒラ「会えなくなった?そうか。それではいつ会おうか?」

カズヒラ「……未定?良く分からんが大変みたいだな。では」ガチャッ

カズヒラ「……?」

ppppp

カズヒラ「もしもし、親愛なるゼロ」

カズヒラ「パスとガルベス教授…いや、ザドルノフが会えなくなったと連絡が来たが」

カズヒラ「例の洋上プラントの件はどうなるんだ?」

カズヒラ「……」

カズヒラ「ふむ…一先ず保留か」

カズヒラ「君と私はあくまで、ビジネスパートナー…どうか頼む。では」ガチャッ


カズヒラ「ハァ~~…保留か」

~???~

ゼロ「ご苦労」

ザドルノフ「人の背中に銃口を突きつけて言う言葉では無いな」

兵士「……」グリグリ

ゼロ「さて…洋上プラントだが、我々がKGBに金を払って買いたい思う」

ゼロ「君は私のいう事に素直に従えば良い。わかるな?」

ザドルノフ「……それでこの後、私をどうする気だ」

ゼロ「さっきも言ったがコールドマンをお仕置きせねばなるまい」

ゼロ「彼の思想は危険だ。しかし手を下すのは我々ではない」

ザドルノフ「ビッグボスを利用するのか?」

ゼロ「利用?違う」

ゼロ「ビッグボスの新たなる伝説を作ってもらうのだ。それと…」

ザドルノフ「それと?」

ゼロ「スネークと仲直りをする」

ザドルノフ「!?」

ザドルノフ「ビッグボスと和解…だと?」

ゼロ「まあキミにはあまり関係ないことかも知れんな」

ゼロ「さてキミに最後の試練だ」

ザドルノフ「……」

ゼロ「我が合衆国に忠誠を尽くさないか?」

ザドルノフ「なんだと…?」

ゼロ「サイファーとCIAに加入し、トリプルクロスをやって欲しい」

ザドルノフ「……」

ゼロ「もしもその条件が吞めるのであるならば、キミを生存させてやっても良いだろう」

ザドルノフ「ふふふ…ハハハハハ!!馬鹿馬鹿しい…」

ザドルノフ「堕落しきった資本主義者どもに忠誠を尽くすとでも?」

ゼロ「………」

※ 安価下
① まだ生かしておく
② 射殺

ゼロ「そうか、残念だ」

ザドルノフ(私もここまでか。ならば最後に)

ザドルノフ「勝利のV!ロケットピーs」v

ゼロ「待ちたまえ。まだ話は終わってない」

ザドルノフ「ええいまどろっこしい!早くしろ!」

ゼロ「君は一先ず、生かしておこうと思う」

ザドルノフ「なんだと…?」

ゼロ「どの道キミは、KGBからアメリカ軍事企業に洋上プラントの買収手続きをしてもらうからな」

ゼロ「今日中にその手続きをしてもらう。それを終えたら暫くは牢屋暮らしだが」

ゼロ「頭を冷やし考える期間を設けよう」

ザドルノフ「……」

~手続き終了後~

ゼロ「さて、これで洋上プラントは我々の物となった訳だが」

シギント「どうするんだこれから?」

パラメディック「だいぶシナリオが修正された気がするんだけど」

ゼロ「……」

ゼロ「まずはダメもとで…」

~MSF仮設基地~

カズヒラ「ボス、手紙が来てるぞ」

カズヒラ「差出人はトムという者からだ」ススッ

スネーク「……トムだと?」カサッ

『やあスネーク、私だ。キミなら分かるはずの懐かしいコードネームだ。早速本題だが君とじっくり話がしたい。具体的な待ち合わせ場所はキミの返事が来てから考えよう。一週間待つ。いい返答を願ってる』

スネーク「………………」

ビリビリ、グシャグシャ、ポイッ

カズヒラ「!?」

スネーク「さあ、仲間達を鍛えに向かおう」

カズヒラ「ボ、ボス」

カズヒラ(一体何が書かれて…)ガサゴソ

スネーク「カズ」

カズヒラ「っ!!」ビクッ

スネーク「あまり良い趣味とは言えないな」

スネーク「この残骸はライターで燃やすとしよう」チャッ

ボゥゥゥゥ

カズヒラ(何だったんだ一体…)

シギント「……で、一週間が経過したが返答はなしと」

パラメディック「まあダメ元だしね」

ゼロ「ああわかっていたさ。こうなる事ぐらい」

ゼロ「分かっては…いるが…」

ゼロ「………」ズズズ

ゼロ「……紅茶の味が一層落ちた気がする」

シギント「んで、次の作戦は?」

ゼロ「他にも手を考えてある」

ゼロ「だがまずは他の件を解決せねば」

ゼロ「カズヒラ・ミラーとの交渉の件を、円滑に進めなければならない」

ゼロ「MSFを洋上プラントまで送る案内人を用意せねば」

シギント「どうするんだ?」

ゼロ「当初の予定に戻し、ザドルノフとパスをMSFに送る」

シギント「それじゃ何の為にザドルノフを襲撃したんだ…」

ゼロ「KGBの厄介な駒を潰すためさ」

ゼロ「既にKGBには多額の金を払ってある。自分の組織に多額の金が入ったんだ。その点はザドルノフとしても悪くないハズだ」

ゼロ「後はザドルノフがどうするかだ」

シギント「もしザドルノフがサイファーに忠誠を尽くさなかったら?」

ゼロ「その時はまた留置所にぶち込めば良い」

ゼロ「そして代わりに別な手を用意する」

~留置所~

ゼロ「やあザドルノフ。少しは考えが改まったかな?」

ゼロ「実はキミに依頼したい任務がる」

ゼロ「パス…いやオーシャンと共に、MSFに向かってくれ」

ゼロ「当初の予定通りに」

ザドルノフ「……KGBの使いとしてでなく、サイファーの使いとしてか」

ゼロ「そうだ」

ザドルノフ(……いっそ殺された方がマシにも思ったが、奴らは私を殺害する気が無い風にも見える)

ザドルノフ(だからと言って、このまま留置所で一生を終えるのはあまりに虚しい)

ザドルノフ「……」

ザドルノフ「分かった。協力しよう」

ゼロ「助かる」

ザドルノフ(KGBに忠を尽くすか、このままサイファーに流されるか…それは後で考えよう)

ゼロ「これで良い」

ゼロ「カズヒラ・ミラーにも連絡を済ませてきた」

パラメディック「ザドルノフをKGBとしてでなく、サイファーの使いにしたのは良いけど、これからどうするの?」

シギント「これじゃ、スネークとの仲直りには直接結びついてはないぜ」

ゼロ「さっきもいっただろう。他にも手は考えてあると」

シギント「どんな作戦だ?」

ゼロ「それは―――」

シギント・パラメディック「っ!!?」

ゼロ「暫くは君達に任せる」

シギント「ゼロ、アンタ何を言って」

ゼロ「こう見えて私はSAS、CIAと特殊部隊で活動、指揮もとってきた」

シギント「アンタもう60才越えてるだろ!」

ゼロ「それを言ったらコブラ部隊のジ・エンドは100歳を越えていたではないか」

パラメディック「あの人と比べちゃダメでしょう…」

ゼロ「私は本気だ」

ゼロ「そして必ず、目的を成し遂げて見せる」

~数日後・MSF仮設基地~

※MGSPWのオープニング後

スネーク「分かった。あの娘の為に、平和の為に闘おう」

スネーク「ゼェゼェ…」

カズヒラ「なるほど…平和の為にか」

カズヒラ(流石のスネークも、ザ・ボスの事になると動揺が凄い)

~~

スネーク「すまんカズ。無茶な依頼を受け入れて」

カズヒラ「良いさ。洋上プラントも手に入れたしな」

カズヒラ「それはそうと、今日は新しい志願者が面接に来る」

スネーク「……今日は客人が多いな」

コンコン

カズヒラ「おう、入ってくれ」

覆面「……よろしくお願いします」

カズヒラ「面接の時くらい、素顔を見せたらどうだ」

覆面「……」ススッ

カズヒラ「うぅ、それは…!」

カズヒラ(顔面に大火傷のあと…)

覆面「私が覆面をしている理由だ」

カズヒラ「……わかった。マスクをしていて良い」

カズヒラ「そうだ!コスタリカコーヒーでも飲むか?」

覆面「コーヒーは嫌いだ」

カズヒラ「お、おう…そうか」

~10分後~

カズヒラ「元米軍出身で最終階級は少佐」

カズヒラ「体力的衰えは多少あるが、闘うのに問題ない…と」

カズヒラ「うん。まあいいだろう。合格だ」

覆面「……」ペコリ


スネーク「……」ジーッ

カズヒラ「洋上プラントも手にし、経験豊富な人材をも補強した」

カズヒラ「これからが楽しみだ」

スネーク「………だと良いが」

カズヒラ「スネーク?」

スネーク「うまく言えんがあの男、怪しい」

カズヒラ「見た目で判断してないか」

スネーク「いやそうじゃない。妙に引っかかる声と口調、オーラ…」

カズヒラ「……?」

スネーク「まあいい。俺は皆を鍛えに出かけてくる」

カズヒラ「……」

カズヒラ(俺もサイファーと連絡をとるか)

カズヒラ「……これからは連絡取れる回数が減る?」

カズヒラ「そうですか、そちらも多忙のようですね」

カズヒラ「ふむ、シギントとパラメディックとは良く連絡が取れると」

カズヒラ「ではゼロ、あなたとはお互い時間が取れたときに連絡をしあいましょう」

カズヒラ「それでは。親愛なるゼロ」ガチャッ

カズヒラ「ふむ…一体どうしたんだろうか」

~~~~

覆面「くっ……」ガバッ

ゼロ「ふうぅ…黒覆面とスカルフェイスの二重マスク…熱い上にキツイ」

ゼロ(だが素顔のまま会いに行っても、追い出されるだけだ)

ゼロ「今はMSFに潜伏し気を伺おう」

ゼロ「そしていつか必ず、私はスネークと仲直りしてみせる!」

今日はここまで
多分次回からまた安価とる

スカルフェイス(仮面)は、MGSVの奴のを想像して下さい

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