ウルトラマンゼロ「ウルトラマンR/B1話鑑賞会!」 (46)


・新世代ヒーローズがウルトラマンR/B第1話を実況するだけ

・深刻なネタバレがあるので、未見の方はyoutubeからどうぞ
https://youtu.be/Uh1jgpqlba4

・メタ発言、謎時空、キャラ崩壊、台詞内草などなどご注意をば


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531169738


―――光の国

 キーーーン

ゼロ「おっ、来たか!」

ギンガ「ショウラッ!」
ビクトリー「ジュアッ!」
エックス「イーッサァーッ!」
ジード「ハアァッ!」

 ズシーーーン!!

ゼロ「みんな、久しぶり!」

ジード「ゼロ! 久しぶり!」

ギンガ「間に合ってよかった」


ゼロ「早くテレビの前に来いよ。始まっちまうぜ」

エックス「ああ。じゃあ、お邪魔します」

ビクトリー「…………」

ジード「あれ? ガイさんはいないの?」

ゼロ「ああ。オーブの奴はちょっと連絡がつかなくてな」

ゼロ「たぶん、別の宇宙でミッションに励んでるんだと思うが」

ジード「そっかあ。残念だな。一緒に見たかったのに」

ゼロ「ま、仕事だからしゃーねーわな。今日は俺たちで新たな後輩の誕生を見届けるとしようぜ」

エックス「ああ!」


ギンガ「ところで……ジード。君と会うのは初めてだったな」

ジード「あっ、はい! ウルトラマンジードです。よろしくお願いします!」

エックス「ふふ。先輩のオーブに影響を受けたのか、礼儀がいい奴だな」

ジード「エックスさんも、お噂はかねがね」

ビクトリー「…………」

ジード「ビクトリーさんも――」

ビクトリー「……………………」

ジード「……え、えっと……」

ギンガ「すまない。ショウが抜けたビクトリーはとても無口なんだ。悪気はないから許してやってほしい」

ジード「い、いえいえっ! 尊敬してます、みんな!」

エックス「そうかそうかー。よし、今度一緒にどっかのリゾート惑星にでも行こう!あっはっは」バシバシ

ジード「あ、あはは。ありがとうございます」

ゼロ「おーいエックス。ウザい上司みたいな絡み方すんなよー。後輩が怖がってるだろー」

エックス「ウザい上司!?」ガーン


ジード「そんなこんなしているうちに、そろそろですね」

ゼロ「そうだな! 静かに待つか」

時計『08:55』

ゼロ「…………」
ギンガ「…………」

時計『08:56』

ビクトリー「…………」
エックス「…………」

時計『08:57』

ジード「…………」ウズウズ

時計『08:58』

ジード「…………」ウズウズ…

ジード「………………」

ジード「……だーーーーっ!!!!」

ゼロ「!? 何だ、どうした!?」


ジード「ジーっとしててもドーにもならねえ!! ちょっと走ってくる!!!」

エックス「お、落ち着け! 気持ちはわかるが絶対に見逃すぞ!」

ジード「大丈夫! そんな運命、絶対にひっくり返す!!」ダダダッ!!

 ダダダダダ……

エックス「い、行ってしまった……」

ギンガ「大人しそうだと思っていたのに、実はけっこう情熱的なのだな……」

ゼロ「あいつヒーローオタクだからな……。ジーっとしてらんなかったんだろう……」

時計『08:59』

エックス「そんなこんなしているうちにあと一分だが大丈夫なのか!?」


時計『08:59:30』

ギンガ「……ま、まだ戻ってこない」

時計『08:59:40』

エックス「まさかこのまま、初の後輩の誕生を見逃してしまうのか……!?」

時計『08:59:50』

 ――ギュルルルルルルルッ!!!

ギンガ「ん!?」

ジード「コークスクリュージャミーーーーーング!!!!!!!」ギュルルルルルルルッ!!!

 ドオオオオオオオオオオン!!!!

エックス「うわああああっ!?」

ジード(アクロスマッシャー)「み…………見せるぜ……衝撃……」ゼェハァ

ゼロ「コスモスとヒカリの力そんなことに使うな!!!」


時計『09:00:00』


カツミ『今日もいい天気だ。ここは俺たちの街、綾香市』

カツミ『みんな休日を思い思いに楽しんでいる』


ゼロ「おい、始まったぞ!」


 ドーーーン!

ロッソ『グアアッ!』

カツミ『俺たちは、それどころじゃないけど!』


エックス「あれ、もう変身してる!?」

ギンガ「しかもボロボロじゃないか」

ジード「この二人が僕の後輩か……!」キラキラ


カツミ『俺の名は湊カツミ、こっちは弟のイサミ』

カツミ『これは、俺たち兄弟の物語だ』


エックス「なるほど、最初から二人もいると思ったら兄弟ウルトラマンなんだな」

ゼロ「レオ師匠とアストラ以来か? 最初から二人一緒って言うなら史上初だな」

ジード「へ~、いいなぁ。僕ひとりっ子だから兄弟って憧れるなぁ」

エックス(きれいなお姉さん的存在はいたくせに……)

ゼロ「にしても、タイトルは『ウルトラマンルーブ』なのに『ルーブ』って奴はいないんだな」

ビクトリー「…………」

ギンガ「『私とギンガのように合体しそうだ』とビクトリーが言っている」

ジード(通訳!?)


~OP~

『決して絆を諦めない』

『繋がる 重なる 未来へ ウルトラマンルーブ』


エックス「ん!? ギンガと……一瞬、ビクトリーのアイテムも映ったぞ!」

ギンガ「今回は私がメインで力を貸すようだな。後輩の力になれるというのは良いことだ」

ゼロ「いいなー、俺もメイン張りたかったぜ」

エックス「いやあんたはオーブでもジードでも力貸してただろ!?」

ジード「僕も二人に力を貸す日が来るのかな……!」

ゼロ「おう、きっと来るさ。かっこいい貸し方考えとけよ~?」

ジード「はい!」

ビクトリー「…………」(←何気にメインっぽいのは初めてなので嬉しい)


『(Oh ルーブ!)何百回 何千回 何万回』

『堅く結んだ 手と手は(Go!)絶対(Go!)離さない!』

『もっと強く 羽ばたくための物語』


ジード「すごく爽やかで疾走感溢れる曲だなぁ」

エックス「映像もポップで明るいな。作風が出ている」

エックス「あとこの湊アサヒという子かわいい」

ゼロ(こいつほんと惚れっぽいな……)


『決して絆を諦めない』

『この瞬間起こった奇跡きっと嘘じゃない』


ギンガ「…………」
ビクトリー「…………」


『決して明日を諦めない』

『繋がる 重なる 未来へ』

『ウルトラマンルーブ』


エックス「…………」
ジード「…………」


デレレレデレレレンデデンッ♪

『ウルトラマンはじめました』バァーーン!!


みんな「「「「「いや冷やし中華じゃないんだから!!!」」」」」


エックス「最後の最後にとんでもない爆弾があったな……」

ゼロ「まぁ……それはそれとして」

ゼロ「これ、めっちゃ良い曲だな」

ギンガ「私もそう思う」

エックス「特に『決して絆を諦めない』『繋がる 重なる 未来へ』っていうのが良いな……」

ギンガ「新たなヒーローのテーマソングにこんなことを言うのは失礼かもしれないが……我々ニュージェネレーションヒーローズを象徴するような歌に聞こえる」

ジード「ゼロ、ギンガ、ビクトリー、エックス、オーブ、そして僕……。みんな、絆を繋いでここまできた」

ゼロ「ああ。そして、新たなヒーローが誕生するという『奇跡』……」

ギンガ「それは、きっと嘘ではないのだな」

エックス「現にこうして現実になっているわけだからな」

ジード「そしてその想いはロッソとブルの二人も繋いでくれるんですよね」

ギンガ「そうだな。彼らもニュージェネレーションヒーローズの一員なのだから」

ゼロ「いやしっかし、ニュージェネレーションも息が長いシリーズになったな……」

ギンガ「そうだな……」

 しみじみする五人であった


~本編、クワトロM~

カツミ『ピンクとイエローは、今年の流行色ですよ!』


ゼロ「兄貴はアパレルショップの店員をやってるのか」

ギンガ「笑顔が爽やかな好青年だな」


カツミ『ふうっ。……何してんの? 父さん』

ウシオ『ん? 見てみろよ、これ!』

カツミ『ん? 「うちゅ~ん」……?』

ウシオ『うちゅ~ん! 果てしない大宇宙への憧れを言語化してみた!』

カツミ『また変な商品作って……! 在庫の山が増えるだけだろ!?』


ギンガ・エックス・ジード(((あ、これ苦労人だ……)))


ゼロ「良いな……あのTシャツ……」

ジード「え?」

ゼロ「この親父、なかなか光るセンスしてんじゃねーか。俺も一着欲しいぜ……」

エックス(えぇ……)

ジード「そっか……! ゼロが良いって言うなら、もしかしたらかっこいいのかも!」

エックス「えっ?」

ゼロ「だろ~? ぜってー流行来るってあれは」

ジード「僕も予約しとこっかな~」

エックス(ど……どうするギンガ? ゼロだけならともかく、前途有望な若者が……)ヒソヒソ

ギンガ(そっとしておこう)


~イサミ登場~

イサミ『はぁ……腹減った。あっ、カツ兄。朝飯は?』

カツミ『もう昼だバカ』


エックス「弟のイサミはマイペースそうだな。大学生なのか」

ギンガ「宇宙考古学か……色々な学問の形があるのだな」

ゼロ(なぁジード、さっきの説明わかった?)ヒソヒソ

ジード(いや、全然)ヒソヒソ


~夜、ルーブジャイロを使う謎の人物~

『グルジオボーン』

男『あれ? 今なんか動かなかった?』

女『えっ、何? ……キャーーーーッ!!』

グルジオボーン『グオオオオオン!!!』


ゼロ「あれ? 今のアイテムって主人公たちと同じやつじゃないのか?」

ギンガ「この後カツミたちの物になるのか? それとも……」

ジード「僕の時みたいに暗躍している何者かがいるのか……」

ゼロ「いったい何者なんだ……」


~翌朝、24分TVにて愛染登場~

愛染『愛と善意の伝道師……愛染誠です!』

愛染『ニカッ』(ハートマークを作りながら)


ゼロ「ぜってーこいつだろ!!!」

ジード「ま、待ってゼロ! 決めつけるのはまだ早いよ! 確かにめちゃくちゃ怪しいけど!」


レポーター『早速ですが愛染社長、あれはいったい何でしょうか?』

愛染『あれは筋肉強化バイオパワード・フットギアです』

 今ならバイオパワード・フットギア
 \39,000→\29,900!


エックス「怪しすぎる……」

ギンガ「別の意味でも怪しすぎる……」


ウシオ『母さんだって愛染さんにはずいぶんお世話になったんだよ』

カツミ『母さん……あれから15年か』


カツミ『今どこで何してるんだろう……』

ウシオ『ん? なーに。母さんはいつかきっと帰ってくるって。港に船が戻るようにね』


ゼロ「ほら! 失踪した母親と関係が深い人物! こいつで間違いねーじゃねーか!」

ジード「ほ……ほら? 怪しすぎて逆にミスリードって可能性もあるし?」(震え声)

ギンガ「そうだぞ。第一印象で偏見を持つのはよくない」

ゼロ「うーん……そうかなぁ~……?」


エックス「それにしても今度の主人公も母親がいないんだな。大地もそうだったけど……」

ギンガ「おいバカ!」ペシッ!!

エックス「痛っ、何だよ急に」


ゼロ「…………」ズーーン
ジード「…………」ズーーン


エックス「あっ」


ジード「ゼロ……ゼロはきっと大丈夫だよ……探せばきっと見つかるって……」ドズーーーン…

ゼロ「あぁ……確かにそうかもな……お前と比べればまだ救いはある方だ……」ドズーーーン…

ジード「僕の母さんなんて伏井出ケイだし……」ズーーン…

ゼロ「いや、あいつではないだろ……」ズーーン…

ジード「そうかな……そうかも……」ズーーン…


ギンガ「こういう面倒くさいことになるだろ!」

エックス「ごめん」


 カーーン ヨォ~~ッ!! ポンッ

愛染『本日のお言葉は……「石橋に当たって砕けろ」』

愛染『何事もまず、チャレンジする精神が、大切です!』


ゼロ「……すまねえ、前言撤回する」

ジード「え?」

ゼロ「こいつたぶん良い奴だわ」

エックス「手のひら返しはやっ!」

ギンガ「しかもどこでそう判断したのか意味不明だ……!」

ゼロ「俺も格言コーナーとかやってみようかな……『ビッグバンは一日にしてならず』……『すべての道はブラックホールに通ず』」

ギンガ「い……今はルーブに集中しよう」

ゼロ「そうだな」


 その後も五人の実況は続き……


~グルジオ様の伝説~

イサミ『綾香山には絶対なんかいんだよ!』

ウシオ『昔からあの山にはグルジオ様がいるという伝説があるからなぁ~』


ゼロ「出た、伝説」

エックス「私やオーブのときの太平風土記もそうだったが、こういう古代からの伝説というのは――」

ビクトリー「浪漫が在るな」

エックス「うんうん……」

ゼロ・エックス・ジード「「「…………」」」

ゼロ・エックス・ジード(((……しゃべった!!??!?)))

ギンガ(『古代からの伝説』という言葉が琴線に触れたのか……)


~グルジオボーンから子供を守って絶体絶命になる二人~

グルジオボーン『グオオオオン……!!』

イサミ『まずい……!!』


ゼロ「ぐっ……今すぐにでも飛んでいきてえ……!!」

ジード「……っ!」


カツミ『イサミーーーー!!!』

イサミ『カツ兄ーーーーっ!!!』

 ガシッ!!

二人『『うおおおおおーーーーーっ!!!』』


ゼロ「よっしゃ回った! ウルトラマンでは回れば何とかなる!」

ギンガ「そうだろうか……」(←回ってる最中に蹴られた人)


~謎の空間の中で謎の映像を見る二人~

怪獣『グアアアオオオオオン!!』

ロッソ・ブル『『…………』』ガクッ

 パキィィィィン


エックス「あの怪獣は……グルジオボーンか?」

ギンガ「ロッソとブルが消滅した際にクリスタルが飛び散ったのも謎だな……」


カツミ『もしかして俺たちにこれを使えってことか』

イサミ『じゃあ、1、2の3で行こう』

二人『『1、2、3。――俺色に染め上げろ! ルーブ!!』


ゼロ「おっ、遂に変身くるか!」


カツミ『セレクト、クリスタル!』ジャキーン!!

『ウルトラマンタロウ!』

カツミ『纏うは火。紅蓮の炎!』

『ウルトラマンロッソ フレイム!』

カツミ『はあぁぁぁっ!!』ゴォォォォッ!!

ロッソ『――シュワァァッ!!』


イサミ『セレクト、クリスタル!』ジャキーン!

『ウルトラマンギンガ!』

イサミ『纏うは水。紺碧の海!』

『ウルトラマンブル アクア!』

イサミ『はあぁぁぁっ!!』ゴボッゴボゴボッ!!

ブル『――ハァァッ!!』


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira154322.jpg


ジード「おおぉぉぉ……! かっこいい!!」キラキラ

ジード「『纏うは火。紅蓮の炎!』『纏うは水。紺碧の海!』」シュバッ シュバッ!!

ジード「うん、すげえかっこいい!」キラキラ

エックス「一度見ただけで完コピしてるのすごいな……」

ギンガ「流石ヒーローオタク……」

ゼロ「…………」

エックス「どうしたゼロ? 黙り込んで」

ゼロ「いや……すげー気になったんだけどよ」

エックス「うん」

ゼロ「タロウクリスタルが火なのは分かるんだが……ギンガ、お前に水要素ってあったか?」

ビクトリー・エックス・ジード「「「――!!!」」」


 ゴゴゴゴゴゴ……

ゼロ「ギンガ……お前の必殺技を挙げてみよう」

 ギンガサンダーボルト ギンガファイヤーボール ギンガセイバー ギンガスラッシュ
 ギンガサンシャイン ギンガクロスシュート ギンガエスペシャリー

ジード「す……すごい。見事に水要素が皆無……!!」

エックス「なのに……クリスタルの属性は『水』……ッ!!」

 ゴゴゴゴゴゴ……

ゼロ「どうなんだ……ギンガ」

ギンガ「…………」

 ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

ゼロ「お前……まさか新作に出たいがために自分を偽って……!!」


ギンガ「いや……ゼロ。それは違う」

ゼロ「何が違う……?」

ギンガ「……これが何か、わかるか」(自分の頭を指さす)

ゼロ「……クリスタル」

ギンガ「クリスタルを日本語で言うと、『水晶』」

ギンガ「『水』……『晶』」

ギンガ「だから私は、水属性なのだ」

ゼロ・エックス・ジード「「「そんなんでいいの!?」」」


ビクトリー(諸説あるので読者のみんなは本気にしないでくれ)


イサミ『マジか! 俺たちすげえことになってんぞ!!』

カツミ『何だ!? いったいどうなってんだ!?』


エックス「イサミめちゃくちゃテンション高いな……」

ゼロ「嫌な予感がするぜ……」


グルジオボーン『グァァオオン!!』ドドド

ロッソ『おお来た、どうするイサミ!』

ブル『よっしゃー! 行くぜっ!!』

ロッソ『おいちょっと待てって!』


ゼロ「まずい! これは力に溺れて過ちを犯すパターンだ! プラズマスパークを奪おうとしたベリアルや、かつての俺のように!」

ゼロ「殴ってでも止めろ、ロッソ!!」


ブル『ジャンピングキーック!!』

 スカッ

ブル『あれ、あれ? どこだ?』

グルジオボーン『グオオオオン!』

 バキィッ!

ブル『あれ? うわーーっ!!』

ロッソ『うおおおお~~! いって!』


ゼロ(…………)

ギンガ(…………)

ビクトリー(…………)

エックス(…………)

ジード(…………)

ゼロ(……思ってたよりギャグだった)


グルジオボーン『グオオオオオン!!』ズドドドドド!!!

ロッソ『来るぞ、どけ!』グイッ

ブル『いてっ!』

 ぼっ ずどーん!

グルジオボーン『ギャァァァァオン……!』バタバタ


イサミ『カツ兄……どうやったんだ?』

カツミ『わからん……何かピュッて出た』


ゼロ「wwwwwwwwwwwww」バタバタ

ギンガ「まぁ……こういう感覚なんだろうな……」

エックス「二人とも素人な分、反応が新鮮すぎる……」


ロッソ『おっ……! どけ!』グイッ

ブル『いてっ!』ゴロンッ

グルジオボーン『ギャオオオン!!』

ロッソ『っとっとっとぉ~~おわぁっ~~っ!』

ブル『この野郎っ!』ガシッ

 ぶんっ、どぉんっ!

ロッソ『ぐあっ!』(尻尾に撥ね飛ばされる)

ロッソ『ぐぅっ……! てやぁ……っ! でやっ!』

 ぺしっ、ぺしっ(倒木で殴るも効果なし)

グルジオボーン『グゥゥゥウウウ……!!』

ロッソ『あっ……。おおぁ~~っ!』グルンッ

ブル『おりゃぁっ!!』ベキッ!!

 ドズーーン!

ブル『大丈夫!?』

ロッソ『いって~……おい、お前蹴るなよぉ!』

 ブンッ! バキィッ!!

二人『『ぐわぁぁ~~っ!!』』ドズーン

グルジオボーン『グァァァオオン……!!』ゴォッ!!

 ゴオオオオオッ!!!

二人『『ぐあっ! うあぁっ!!』』


CM『ハッピーセット!!』


ゼロ「…………」

ジード「CM入りましたけど……」

ゼロ「グダグダだな!!!」

エックス「本格的にヤバい。ウルトラマンが二人もいるのに勝てる気がしない」

ギンガ「まぁ二人とも素人だからな……」

ゼロ「ジード、お前も素人だったのによくやれたな!」

ジード「あの時は無我夢中だったから……それにレムの助言もあったし、遺伝子的なプログラミングもあっただろうし……」

エックス「大地の場合、私とユナイトしていたから何とかなったが……」

ビクトリー「……ショウは元々ビクトリアンの戦士だったから戦い慣れていた」

ギンガ「ヒカルは……」

五人「「「「「………………」」」」」

ゼロ「……何で普通に戦えてたんだ? アイツ」

ギンガ「流石は私が見込んだ男だ」ドヤァ…


~戦闘を思い返して何かひらめくイサミ~

イサミ『そうだカツ兄! 俺とクリスタルを交換してくれ!』

カツミ『はあ? 何言ってんだそんなことできるのか!?』

イサミ『カツ兄と俺とじゃ光線の形が違う! ちょっと試したいことがあるんだ!』

カツミ『でも……!』

イサミ『早くっ!!』

カツミ『まったく……しょうがないな!』


ゼロ「おっ……? イサミが何か思いついたみたいだぜ」

エックス「作戦を立てるのはイサミの役なのかもしれないな。頭脳担当」


『ウルトラマンブル フレイム!』

ブル『ハァァァ……ハッ!』

『ウルトラマンロッソ アクア!』

ロッソ『ハァァァ……シュワッ!』


ジード「おー! 色が入れ替わった!」

ゼロ「てか『そんなことできるのか!?』とか言ってたわりにあっさり決めたな……」

エックス「この兄弟、バイタリティが異常だ」


~グルジオボーンの火炎を水のバリアで防ぎ反撃するロッソ~

ロッソ『フッ! ハッ! ハァッ!!』ドコッバキィッ!!

ブル『よーし俺もー! はぁっ!!』

 ドドドドドドドッ!!!

ロッソ『うおおおおおあああ!! あっつ! あっち、あっちあっち、やばいだろ周り確認して撃てよ!』

ブル『やっぱ交換すると違う火が出るんだぁ! かっけ~!』

ロッソ『聞いちゃいないなこいつ……なあ?』

グルジオボーン『……』

ロッソ・ブル『『あっ』』


ゼロ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」バタバタ

エックス「反撃に出たのに基本的にノリが変わってない!!」

ギンガ「いや……だが徐々に連携が取れ始めている!」


~カラータイマーが鳴り出す二人~

ブル『やばいカツ兄……なんか、急に胸がドキドキしてきた』

ロッソ『俺もだ……!』


ゼロ(胸がドキドキ?)

ジード「胸がドキドキするもんなんですか?」

ギンガ「どうだろうか……言われてみればそうかもしれない……」

エックス「人間だからこその表現だな……これもまた新鮮だ」


~協力してジャイアントスイングする二人~

ロッソ・ブル『『せーのっ!!』』

 ブンッ! ズシーーーン!!


イサミ『カツ兄! 怪獣を水のバリアで覆ってくれ!』

カツミ『わかった!』


ロッソ『てえいっ!』ヒュンッ!!

ブル『からの~~……熱線!』

 ドゴーーーーン!!!


ジード「おおーっ! コンビ技!!」キラキラ

エックス「今のは……水蒸気爆発か? 上手くやったな」

ゼロ「こうやって各々のエレメントを工夫して使うのは面白いな!」


二人『『セレクト!』』キィンッ!!

(再びロッソ フレイムとブル アクアに戻る)


ゼロ「おーっ、頭のてっぺんから色が変わった」

ギンガ「まるでティガのタイプチェンジのようだったな」

ジード「僕やオーブは全身が光に包まれてタイプチェンジだったから新鮮な感じしますね」

エックス「チェンジ前後でシルエットが変わらないからこそできることだな」


ロッソ『――フレイムスフィアシュート!!』

ブル『――アクアストリューーーム!!』

 ドゴォォォォオオン!!!


ジード「よっしゃあっ!!」
ゼロ「イエーイ!!」

 パシンッ!


ロッソ『やった……! やったぞ!』グッ

 パンッ パンッ パシンッ!

ブル『決まったね、俺たち! ……うお、わ、ほわぁぁ~~~……』シュゥゥゥゥ…

ロッソ『お、おい! しっかりしろイサミ! ……えっ、おわぁぁぁ~~~……』シュゥゥゥゥ…


ゼロ「『ほわぁぁ~~』ってwwwwww」バタバタ

ジード「さっきからツボに入りすぎでしょゼロ」

エックス「今円谷ッターの実況を覗いてみたんだが『消滅時の声がカワイイ』と評判だな……」

エックス「……今度から私もやろうかな」

ギンガ「普通に飛んで帰れ……」


~夕方、公園に倒れている二人~

アサヒ『カツ兄、イサ兄、しっかりしてください!』

アサヒ『目を覚ましてください!』

二人『『……。アサヒ……』』


エックス「!!!!!!!!!」ガタッ!!!!!

ギンガ「座ってろ」


カツミ『というわけでなんだか大変なことになってしまった』

カツミ『これから俺たち、どうなっちゃうんだろう……』

カツミ『でもまあ、とりあえず母さん』

カツミ『お誕生日おめでとう』


ゼロ・ジード「「…………」」(黙って涙を流す二人)

ギンガ(声を掛けづらい……)


~ED~

『胸の奥秘めたまま 躊躇った言葉は ありがとう』

『永遠なんてないから 伝えなくちゃ』

『あの夕日が沈む前に いつものように』


エックス「良い歌だな……心に染み入るようだ」

ジード・ゼロ「「…………」」

エックス「どうしたんだ? 二人とも」

ゼロ「あ、いや……」

ジード「この歌声……どっかで聞いたような……??」


~ルーブクリスタルナビ~

カツミ・イサミ『『ルーブクリスタルナビ!』』

イサミ『こっからはルーブクリスタルについての研究だ、カツ兄』

カツミ『ああ。今日のクリスタルは、これだ』

『ウルトラマンタロウ!』

カツミ『ウルトラマンタロウはウルトラダイナマイトっていう炎の技を持っている』

カツミ『火の力が宿るタロウクリスタルで変身すれば、タロウのような炎の技を使えるんだ』

カツミ・イサミ『『次回も……見てくれよな!』』


ゼロ「なるほど……」

 ゴゴゴゴゴゴ……

ギンガ「――っ!!」

ゼロ「このコーナーでクリスタルの解説がなされるわけだな」

ゼロ「今週がタロウということは、来週は……恐らくギンガクリスタル」

ギンガ「……!」

 ゴゴゴゴゴゴ……!!

ゼロ「来週、お前が水のエレメントを持つ理由が明らかになる……ということだな。フフッ」

ギンガ「……!!」

ゼロ「審判の日は近いぜ。――ギンガ」

ギンガ「……!!!」


エックス「何だこのノリ?」

ジード「さあ?」


~次回予告~

カツミ『突然、ウルトラマンの力を得てしまった俺たち。そんな重い責任を背負えるのか……?』

イサミ『考えすぎだぜカツ兄。悩んでる間にも怪獣は現れる。俺たちがやんなきゃ!』

カツミ『次回、ウルトラマンR/B「兄弟の絆」』

二人『『俺色に染め上げろ! ルーブ!』』


ギンガ「次回は兄弟の意見がぶつかり合う話のようだな」

ジード「今回だけでも兄弟の性格の違いがよく表れてましたしね」

ジード「どんな風にぶつかり合ってどう解決するのか、楽しみだ!」ワクワク


ゼロ「やーしかし、面白かった」

ジード「めちゃくちゃ笑い転げてたもんね、ゼロ……」

エックス「何と言うか、『ウルトラマンになっちゃいました!』ってノリだった」

ギンガ「そうだな。『一般人がなってしまった』というところがテーマであるようにも感じる」

ジード「それが今後どういう風に転がっていくのか、楽しみです!」


ゼロ「にしても、こんなに面白かったのに見れてないなんて、オーブは惜しいことしたなー」

ジード「そうだね。今度会ったら録画見せてあげようっと」

エックス「今頃何をしているんだろうな。ガイ君は」

ゼロ「さあな? ま、風来坊だし元気にしてるだろう」


ギンガ「さて、そろそろ戻るとするか」

ビクトリー「…………」コク

エックス「そうだな。私たちは私たちのやるべきことをやりながら……」

ジード「ロッソとブルの戦いを見守ることにしましょう!」

エックス「いいかゼロ、アサヒちゃんに対して『俺に惚れたら火傷するぜ』とか言うんじゃないぞ!」

ゼロ「いつまで根に持ってんだお前は!!」


ギンガ「では、平成最後のウルトラマン、『ウルトラマンR/B』」

ジード「彼らの運命がどう展開していくのか、目が離せない!」

エックス「みんなも応援よろしくな!」

ゼロ「あばよ!」


おわり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom