【安価】僕が勇者になる理由 (28)
夜、凄まじい寒気と共に目が覚めた。
正体不明の殺意を感じたのだ。
慌ててベッドから飛び起きメガネをかけると、金色の毛玉が部屋の中心に浮いていた。
赤井明人「夢…じゃないな…」
赤井明人「何だろうこれ…?」
超常的な“ソレ”はとても神秘的だった。
けれども赤井にはハッキリ分かった。
これは神聖な物ではなく、死よりも悍ましい何かだと。
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赤井明人「息が苦しい…」
ドクン、と心臓が大きく脈を打った。
その鼓動は赤井の物ではない。
赤井自身の動悸も乱れつつあるが、それ以上に大きな鼓動が、静寂な部屋に響いた。
それは紛れもなく金色の毛玉からだった。
赤井明人「コイツが原因なのか?」
赤井は意を決して“ソレ”に触れてみることにする。
普通の目=セーフ
ゾロ=アウト
00=ネタ
コンマ↓1
赤井はとても慎重な性格だったので、ベッドの横に常に備えてあった軍手を着用して“ソレ”を触った。
赤井明人「う!?何だこれは!!」
赤井明人「軍手が…腐った…!?」
幸いな事に赤井にまでは影響は無かったが、その軍手は腐った卵の様にドロドロに溶けた。
慌てて軍手を外すと、床までもが煙を立てて溶けてゆく。
赤井明人「あっぶねぇ」
赤井明人「コイツは一体…」
再び金色の毛玉に目を向けると、眩い光が視界を遮った。
赤井の意識はそこで途絶えた。
ある場所で美女と言っても過言ではない女性が、何かと会話をしていた。
腐食の女王「真実の鏡よ」
腐食の女王「世界で一番美しいのは誰だ?」
真実の鏡「それは私でございます」
腐食の女王「…では二番目に美しいのは誰だ?」
真実の鏡「それも私でございます」
腐食の女王は頭を抱える。
お世辞と言う物を知らないのかこの鏡は。
腐食の女王「…まあよい」
腐食の女王「英雄の召喚はどのくらい進んでいる?」
諦めて彼女が質問すると、鏡は少し考えてから言った。
真実の鏡「やはり私でございます」
腐食の女王「おちょくってるのかコイツは」
真実の鏡「待って!割らないで下さい!!」
腐食の女王「煩い煩い!お前みたいなゴミは処分して新しい鏡を買ってやる!」
腐食の女王が鏡を持ち上げた所で、空気がざわつき出した。
「もうすぐ英雄が召喚されるみたいですよ」と鏡が言うと、彼女は慌てて儀式の部屋へと向かった。
儀式の部屋では六人の神官と沢山の騎士達が並んでいた。
腐食の女王は侍女と共に部屋の中心へと向かう。騎士達は統制の取れた動きで道を開けた。
神官「女王様、英雄が降臨なされました」
神官が言うと、カーテンが開かれ、薄暗い部屋が明るくなった。
赤井明人「うーん…」
赤井明人「ここはどこだ?」
無数の本が並んでいる。
赤井の目が覚めた場所は古びた図書館だった。
埃が被っていて、蜘蛛の巣だらけだった。
恐ろしい事に骸骨も散らばってる。
赤井明人「マジか…」
赤井明人「誰か居ないか?」
赤井は大きな声で呼びかけてみるも返事はない。
赤井明人「…とりあえずこの部屋を物色してみるか」
見つかった物↓1~3
赤井明人「僕のスマホはいいとして…」
赤井明人「この本は何だ?どうみても異国の文字なのに何故か読める…」
赤井明人「それとこのコインは…この世界のお金かな…?」
赤井は見つけた物を順番に見ていく。
念のためにスマホの電源を入れてみると普通についたがやはり圏外だった。
ネットも繋がらない。ただよく見ると充電が0%になっている。
何故充電も無いのにつくのか疑問に思いつつも赤井は本を手にとった。
赤井明人「衝動の世界…?」
赤井明人「この世界は僕のいた地球とは別の歴史を辿った地球なのか」
赤井明人「俄に信じがたいけど一概に否定することもできないな」
赤井明人「次のページを開こう」
男か女か↓1
新キャラの性別
安価下
やってしまった感があるので両方出すぜ
年齢コンマ
男↓1
女↓2
ページを捲ると不思議な魔法陣が描かれていた。
その魔法陣は精霊の契約魔法と書かれている。
よく分からずそれを眺めていると急に魔法陣が動き出した。
赤井明人「っ!?」
赤井は本を投げ捨てた。
しかし本は落ちることなく浮翌遊しだした。
オーバー・ゲート。
そんな言葉が頭に浮かぶと眼の前に空間の裂け目が現れる。
ゼロ「んん?俺様を呼んだか?」
プリティ「うわっ何ここ汚っ」
saga入れればいいのかな?
浮遊
赤井明人「…貴方達は誰ですか?ここはどこですか?」
ゼロ「は?知らねぇよお前が呼んだんだろ?」
プリティ「うーん、あ!もしかしてこの本読んだ?」
一見すると10代前半にも見えるおばさんが赤いが先程手にしていた本を取った。
赤井明人「そうですけど…」
プリティ「誰がおばさんだコラ」
赤井明人「えぇ!?」
ゼロ「なるほど…偶然手にした魔本を開いちまったって訳か…」
ゼロ「俺達との契約の対価は寿命だから気の毒だがアンタは長生きできねだろうなぁ」
赤井明人「えぇ!?」
残りの寿命コンマ↓1
ゼロ「アンタの寿命は残念ながらあと74年だ」
プリティ「可哀想に…契約さえしなければ長寿記録更新できたのに…」
赤井明人「いや、90まで生きられれば十分なんだけど…」
赤井は怪訝そうな目で二人を見た。
契約。確か彼らは契約と言った。
となると本の通りなら彼らは精霊なのか…?
赤井明人「あの…お二人はどういった存在で…?」
プリティ「精霊だよ!」
ゼロ「俺様達は神に近い存在だ」
ゼロ「たぶん」
たぶんって。
寝る
ゼロかプリティ
相棒枠選んで下さい
↓1~
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