大淀型 天龍型 球磨型 川内型 について (19)


大淀型 大淀 から 川内型 那珂まで


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【 大淀 】


普段は隠れて見えないが はっちゃけスイッチが内蔵されており

オンになると愉快なお姉さんに変化して騒動を巻き起こす。


霞は心労で死ぬ。



【 天龍 】



繰り返し 繰り返し、語り続けてきた言葉


天龍「艦娘ってのはなぁ、ガソリンや重油で動くんじゃねーんだ」

暁「じゃあ、何で動くの」


繰り返し 繰り返し、教え続けてきた言葉


雷「あ、モーターって事?それともエンジン」

天龍「機械じゃねぇ」

響「なら、妖精さん?」

天龍「魔法でもねぇ」

電「はわわっ、難しいのです」

天龍「難しくねぇよ、簡単だ」


震える身体に聞こえるように、竦んだ足にも伝わるように


雷「じゃあ、何なのよ」

暁「もう、意地悪しないで教えてよ」

天龍「いいか、艦娘を動かすのはな――――」



あの言葉をもう一度、自分自身に投げ掛ける。



      「艦娘を、動かすのは?」


   軽巡洋艦 天龍型 一番艦 “ 天龍 ”


       「―― 勇気、だ」


            抜刀。





【 龍田 】


風呂好き。

いつも凛として隙のない彼女にとって、バスタイムは数少ない癒しの時間。

キャンドルを灯しアロマを焚いて、ぬるめのお湯にゆったり浸かる。 至福。



龍田「落ち着くわぁ……」カポーン


電「はわわっ、大きいのです」

雷「前よりも大きくなってるわ!」

天龍「こらお前ら、触んじゃねえ!」

響「ハラショー、力を感じる」

暁「べ、別に羨ましくなんかないんだからねっ!」

天龍「だから、揉むなっつーの!」

電「お尻も大きいのです」

雷「知ってる!安産型っていうのよ」

天龍「ちょっ!?そこは駄目」

響「フサフサだよ、やはり私たちとは違うね」

暁「あっ、憧れてなんかないんだからっ!」

天龍「待て待て待て、そこはマジでヤバいから!」


 キャーキャー ワーワー ヤメロー ハラショー


龍田「平和だわぁ……」ウトウト



【 球磨 】


人を見かけで判断してはいけない。

愛くるしい外見や語尾のせいで誤解されがちだが、実はかなりの実力者。



提督「本当に強いのか」

大淀「大井さんや木曾さんの姉ですから」

大淀「もしかしたら、軽巡最強かもしれません」

提督「マジか!?」



球磨「おやつの時間クマ。今日はところてんクマ」ウキウキ

球磨「間違えたクマ。こっちは酢醤油だったクマ」

球磨「黒蜜がいいクマ。取り替えてほしいクマ」

多摩「嫌にゃ」

球磨「交換するクマ。甘くないと食べられないクマ」

多摩「我慢しろにゃ」

球磨「寄越すクマ。球磨はお姉ちゃんクマ」

多摩「そんなの知らないにゃ」

球磨「……」

多摩「……」

球磨「やってやるクマーッ!」クマー!

多摩「かかって来いにゃーッ!」フシャーッ!



多摩「~~♪」

球磨「……引っ掻くのは反則クマ」メソメソ



提督「あ、負けた」

大淀「泣いてますね」

提督「本当に最強なのか」

大淀「多摩さんも相当強いので」



【 多摩 】


猫じゃない。

猫の言葉は分からない。分からないが近所の野良猫には顔が利く。


毎朝近所の野良猫が、枕元に鼠の死骸を持ってくる。

上納品らしい。 やめてほしい。



普段の掃除は平気でブッチする悪童だが、年末の大掃除には喜び勇んでやって来る。


球磨「障子を張り替えるクマ」

大井「古いのは破いていいですよ」

多摩「ニャオラーッ!」バリバリー!

北上「こっちの襖は?」

木曾「それも貼り替えだな」

多摩「ニャオラオラオラーッ!」バリバリーッ!



提督「輝いてるな」

大淀「キレが違いますね」



【 北上 】


脱力系女子。


群れないと死ぬ。 派閥を組まないと死ぬ。

噂話をしないと死ぬ。 陰口や悪口を言わないと死ぬ。


……などの女特有の面倒臭さがなく、一緒にいてすごく楽。


今ならセットで大井っちがついてくる。



【 大井 】


高性能家政婦(北上専用)


鬼教官、ハイパーズ、大井っち、クレイジーサイコレズ。

地味に見えるが中身は多彩。

見る人によって表情の変わる万華鏡。



ケッコンするとカカア天下になり、提督を大きな尻に敷く。


夜には大井が下になる。



【 木曾 】


木曾の私服は大きなリボンやフリルのついた、可愛らしいものばかり。


天龍「何だよこれ……」

木曾「姉さん達が買ってくるんだ」

木曾「俺に拒否権はない」

天龍「お、おう……」

天龍「まあ少し派手だが、別にこれでいいんじゃねぇか」

木曾「馬鹿を言うな!こんな恥ずかしいものが着られるか!」

天龍「でも提督は好きそうだぜ、こういうの」

木曾「うっ……」

天龍「初めてのデートくらい喜ばせてやれよ」

木曾「デートじゃない。一緒に買い物に行くだけだ」

天龍「それをデートだっつーの」

木曾「もういっそ制服でよくないか」

天龍「ダメだろ、そんなの」

木曾「じゃあ、お前の私服を貸してくれ」

天龍「サイズが合わねーだろ」

木曾「くっ……」

天龍「これなんてどうだ?この黒いやつ」

木曾「どれだ」

天龍「ほらこれ、上品だし高級感もあるぞ」

木曾「ドレスじゃねーか!舞踏会か!」

天龍「何でこんなのがあるんだよ」

木曾「大井姉ぇの手縫いなんだ」

天龍「自作かよ!すげえよ大井!」


木曾「どうすればいいんだ……」



【 川内 】


昼は力なくしなだれて、夜に花咲く月下美人。



夜戦が好き。

バナナが好き。

高いところが好き。




艦隊三大黙っていれば美人の一人。


確かに口を噤んでみれば、誰もが美人と答えるも

夜戦夜戦と騒ぎ立て大きく笑う彼女の方が、魅力的だと実は知る。


川内「夜戦だ!やったぁー!」

球磨「うるせークマー!」



【 神通 】


ホモの館に連れてこられたジャニーズJr.のように不安そうな顔をしている。


気弱で声も小さく頼りなく見えるが中身は鬼。


辞書機能が壊れており、妥協という単語が検索しても出てこない。




女三人寄ればかしましいとはよく言うが、川内は一人で充分かしましい。

那珂ちゃんも、三人分はかしましい。


神通だけが、おとなしい。



提督「まあ、ベッドではかしましいんですけどね」

神通「!? ///」

青葉「ほほう?」

提督「それはもう、上でも下でも鹿島しいですね」

青葉「上でも下でも!」

神通「そ、そんなの嘘です ///」

提督「もちろん、前でも後でも!」

青葉「前でも!後ろでも!かしましいと!」

神通「違います、違いますからー ///」



【 那珂 】


歌って踊って弾ける笑顔。今日も可愛い!毎日可愛い!

ラッキーナンバーは48。真ん中センター那珂ちゃんです!




地獄のど真ん中。絶望の真っ只中。

暗く深い海の上、敵意の異形に囲まれて。

いつもの笑みが不意に消え 、別の貌がげらりと嗤う。


あの川内の妹が

あの神通の妹が


まさか普通であるとでも。


まさか鬼でないとでも。



以上です。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2019年02月07日 (木) 15:54:12   ID: yu7rV_n2

このシリーズキレがあって好き…

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