~注意~
・キャラ崩壊
・ブラック鎮守府
・大破進撃、轟沈あり(予定)
・大 破 進 撃 、轟 沈 あ り(予 定)
気分とノリで行くので更新不定期
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天龍「くそっ・・・」
天龍(あの野郎何が、命は大事にしろ!だ)
天龍(こっちは死ぬまで戦わせろってのに・・・)
天龍(仕舞いには人をどことも知れねぇとこに飛ばしやがって)
天龍「だいたい聞いたこともないぞ南西諸島海域戦線維持分遣隊とか・・・」
天龍「えー、と・・・エレベーターで地下一階に下りて、と」
天龍「突き当たりの部屋が南西諸島・・・、なげぇ!」
天龍「てか何だここは・・・? どう見ても執務室があるとは思えないぞ」
天龍「というか物置・・・?、と」
扉「どうも南西諸島海域戦線維持分遣隊です」
天龍「ほんとにあったよ。物置の入り口にしかみえねぇけど・・・」
天龍「・・・」
天龍(どんな日和った連中がいるか知らねぇがなめられのは勘弁だ)ギロッ
扉「え」
天龍(ここはひとつ・・・)スゥー・・・
天龍「オラァ! 天龍様のお出ましだっ!」ブンッ
ドガァーン!
天龍「・・・!」プルプル
天龍「・・・イッテエエェェェェ!!?」
天龍「なんだよこの扉?! 見た目普通かと思ったら鋼鉄製かよ!!」ガンガンガン
天龍「くぅ、こうなったらこの連装砲で吹っ飛ばしてやるよ!」ガシャッ
ズガシャン! ガリガリガリ
天龍「うお?!」ビクッ
ゴゴゴゴ
隼鷹「はいはい今あけるよー。どちらさまー? ウイッ」ボヘー
隼鷹「なに物騒なもん構えんてんだい、お前さん?」
天龍「え、えーと・・・」
隼鷹「何でもいいや。用があるならちゃっちゃと入ってくれー」ウイック
天龍「お、おう・・・(コイツ酒くせぇ)」
天龍(何なんだこの部屋・・・)
天龍(酒瓶に魚雷・・・? 分解されてる主砲・・・、)キョロキョロ
天龍「・・・な、ななな!///」
天龍(なんで机の上に堂々とバ、ばばバイb?///)マッカ
隼鷹「んー、どしたー? あー、その机のはあたしんじゃないからなぁ?」
隼鷹「あたしに言っても貸せないよー」グビ
隼鷹「まぁあたしは勝手に使ってるけどなぁ! あっはっっはー!」
天龍「?!」
天龍「何なんだよここは、まるでどころかまんま物置じゃねえかよ」
隼鷹「まぁちょーっと物が多かったりするからねー」グビー
天龍「ちょっとってレベル超えてんだろ!」
天龍「マジでなんなんだよ南西諸島海域戦線維持分遣隊って・・・」
隼鷹「おー、すごいねー。ここの名前すらすら言えるなんて。あたしなんかめんどくさいから分遣隊しか言ってないよ」グビー
隼鷹「ぷはー!」
天龍「ていうか、おまえ何で酒なんか飲んでんだよ」
隼鷹「んー? 酒は飲むもんだぞー?」
天龍「んなことは知ってるわ!」
隼鷹「酒は飲んでも飲まれるなぁ! あっはっはー!」ケラケラ
天龍「この野郎ォ・・・。いい加減にしろよな!」パシッ
ガシャー
隼鷹「あ・・・」
天龍「いったい何なんだよここは! とっと説明しやがれ!」
隼鷹「(´;ω;`)」ブワッ
天龍「お、おいなんだよ・・・」
隼鷹「あ、あたしの酒があああああああああああああ」
隼鷹「あ、あああんた、あたしの大事な酒を・・・! 何てことするんだい?!」
天龍「うるせぇ! そもそも酒なんか飲んでんじゃねぇよ!」
隼鷹「あ・・・」
天龍「いったい何なんだよここは! とっと説明しやがれ!」
隼鷹「(´;ω;`)」ブワッ
天龍「お、おいなんだよ・・・」
隼鷹「あ、あたしの酒があああああああああああああ」
隼鷹「あ、あああんた、あたしの大事な酒を・・・! 何てことするんだい?!」
天龍「うるせぇ! そもそも酒なんか飲んでんじゃねぇよ!」
隼鷹「あたしとあたしの酒に謝れ!」
天龍「あぁ、なんじゃそりゃ?!」
隼鷹「いいから謝れ!」
天龍「うるせぇ!」
隼鷹「・・・謝るつもりはないんだね?」グスッ
天龍「知るか。いいからオレの質問に答えろよ。ここは何なんだ?」
隼鷹「そうかい、だったら・・・」ニッコリ
天龍(なんだ、泣いてたと思ったら急に笑顔になった?)
隼鷹「あたしの酒の代償は、あんたの血であがなってもらうよ」
ガガガガガガガガガ!
天龍「うおっ?! 」小破
天龍「てててめぇ、なにしやがる!(コイツいつの間に艦載機を・・・!)」
隼鷹「言っただろ、あたしの酒の代償だ。あんたの血なんか大吟醸に値しないけどね」ブーン ブブーン
天龍「・・・上等じゃねぇか。」ジャキン
隼鷹「自己紹介がまだだったね。あたしは隼鷹。生きてたら覚えておいてもいいよ~?」
天龍「天龍だ。覚えてたら酒の肴にでもしてやるよ、フフッ」
天龍「てめぇの血で出来たやっすい酒のなぁ!」ダッ
隼鷹「あははは! あんたにゃあたしの血じゃなくて小便やるよ! うりゃー!」ガガガガガ
天龍「てめぇのションベンなんかいるか?! んな趣味はねえよ!!」キキキン! ボン!
隼鷹「ひゅー、やるねー。得物で弾はじくなんてなかなかできないよー」
天龍「世辞なんかいらねぇよ! それよかこりゃハンデのつもりか?」ドンドン
隼鷹「何がだいー?」ブーン ガガガガ
天龍「見たところ攻撃機しか使ってねぇなじねぇか、うおっと」キンキン
隼鷹「ハンデじゃないよー? これだけで十分な火力が出せるの、さ!」ガガガガガ
天龍「それがハンデじゃねぇのかよ!」ドンドンドン
隼鷹「あれー、そうかも?」
天龍「なめやがって。でも、これで・・・」ダン
隼鷹「うおっとー?!」
天龍「オレさまの間合いだ。ゼロ距離で艦載機に撃たせたらどうなるかな、んー?」ニタニタ
隼鷹「あちゃー、まいったねー」タハハー
天龍「さぁて、ゆっくりテメェの血搾ってやる、よおおおおお!」ザンザンザンザン
隼鷹「うお! っと! うはー!!」ヒョイヒョイ ズバッズバッ
天龍「へー、うまく避けるじゃねぇか。そら、もっと上げてくぜー!!」ザンザンザザザン
隼鷹「ぬおー?! イテッ、うひゃー!!!」ヒョイズバッ ヒョイズババッ
天龍「ふー、いいじゃねぇか。一杯飲めるくらいは流れてきたかー?」
天龍「んー・・・」カタナペロー
天龍「・・・うへ、鉄くせー」
隼鷹「なんだよー、人の大吟醸口にしてそれが感想かよー?」ポタポタ
天龍「こんだけで味の良し悪しなんかわからねえよ」
天龍「だからもっと、血ぃ流しなあー!!!」ブン
ズバァ
隼鷹「うぐぅ・・・!」ボタボタ
隼鷹「くぅ、効くねー・・・。酔いが醒めて来ちゃったよー」大破
隼鷹「うぅー・・・」フラフラ
天龍「おーおー、こっちにケツ向けながらどこ行こうってん、だぁ!」ブン
ズバァ
隼鷹「ううぅぅぅぅ!」フラフラ
隼鷹「う・・・、ふぅー」ドサ
天龍「なんだ、もう諦めたのかよ。つまんねぇ」
隼鷹「いやぁ、酔いは醒めたけどまだ頭が覚めないからねー。ちょっと眠気覚ましを、ね」
天龍「強がりか? はん、それで楽しませてくれるなら何でもいいぜ」
隼鷹「んじゃ、一緒にスッキリしようか。コイツでね」ウシロクイ
天龍「あん? コイツは46cm・・砲・・・。ま、さか・・・」
隼鷹「さぁ、一緒におはようしようか!」ガガガガ
カンカンカン
カチッ
ドゴォーン!!!
天龍「う、くぅ・・・!」
天龍「う?! ゴホッ!!ゴホッ!!」ビシャー ボタボタ
天龍「くっそ、直撃とか洒落になんねぇぜ・・・!」
隼鷹「おーい、目ぇ覚めたかーい?」ダラダラ
天龍「な・・・」ビクッ
天龍「なんで、テメェ動けるんだよ?!」
隼鷹「んー? だから言ったじゃん、眠気覚ましだって。これでさっきよりは楽しめるよー」
隼鷹「あー、でも艦載機も一緒に吹っ飛んじゃったからあたしもステゴロになっちゃうけどいいかな?」
天龍「な、そんなんでまだやるのかよ・・・」
隼鷹「お互いまだ動いてるんだから当然っしょ」
隼鷹「あ、それともまだ目が覚めないかな? それじゃー・・・」
ズブッ
天龍「?! うがああぁぁぁぁっぁあ!!」
隼鷹「左利きっしょ? だから右手にしといたけど」グリグリ
天龍「ヒ、ヒィィィィ!!?」ズキズキ
天龍「も、もうやめ・・てくれ・・・!」
天龍「オレが、悪かった・・から・・・!」
隼鷹「ちょっとちょっと、勘弁してよー。やっとノって来たってのにやめるのー?」
隼鷹「んっ、体火照ってきちゃったのに生殺しはないだろー。しゃーない・・・」ハァ
天龍「な、なにするん、んっ」
チュ チュル ヌチュ
隼鷹「ん、ふっ・・・。はぁ」
隼鷹「代わりにこっちで我慢してやる、んっ・・よ・・・」クチュクチュ
天龍「あ、あ、ああああああああ」
シュボッ ジジジ
カキン
隼鷹「ふぅー・・・」
隼鷹「なかなかよかった天龍くん?」
天龍「・・・」グッタリ
隼鷹「おーい、生きてるかー?」スッ
シーン
隼鷹「やば、息してない・・・」
隼鷹「そ、蘇生蘇生!!」
天龍『オレの名は天龍。フフフ、怖いか?』
天龍『怖くて声もでねぇかァ? オラオラ!』
天龍『クソがっ! オレがここまで剥かれるとはな・・・いい腕じゃねぇか』
天龍『こら! オレを第一線から下げるなっての!』
天龍『オレを戦線離脱させるな! 死ぬまで戦わせろよ!?』
『そんなに戦いたいかい?』
ドガァーン!
隼鷹『お互いまだ動いてるんだから当然っしょ』
スブッ
天龍『?!』
隼鷹『さぁ、早く続きをしようか・・・』ニター
スマホからもやっちゃってるから一応酉つけとこう
天龍「うわああああああああ?!」ガバッ
天龍「イッテェ・・・!」ズキ
天龍「・・・ゆ、夢か」
天龍「んっ///」ビクッ
天龍「な、なんだ・・・?」
バサ
隼鷹「んふっ、ふぅ・・・」
天龍「オイ」
隼鷹「んっ・・・。あ・・・」
隼鷹「すんませんでした」ボロッ
天龍「この野郎、ひとが気ぃ失ってる隙にやりたい放題しやがって」
隼鷹「体は正直だけどね」ボソッ
天龍「ケツの穴に魚雷ぶちこんでやるから後ろ向けや、オラオラ」ガシャコン
隼鷹「突っ込むの好きだけど突っ込まれるのはちょーっと勘弁かな?!」
隼鷹「一応傷は適当に処置しておいたから。暴れると傷開くからねー?」
天龍「ドックに突っ込んで修復材使ったほうが早かったんじゃねぇのか?」
隼鷹「意識があるならそれでよかったんだろうけど、息もなかったからねぇ。さすがに危ない。あと修復材がもったいない」
天龍「誰のせいでこうなったんだよ、あぁん?」ギロッ
隼鷹「あたしの大吟醸ぶちまけてくれたあんただよ?」ジトー
天龍「真顔で言ってるが、昼まっからしかも仕事中に酒盛りのほうが非常識だからな?」
隼鷹「そんなのもの米と一緒に醸しちゃったぜ!」ドヤァ
天龍「上手いこと言ったつもりか、このアル中め・・・!」
天龍「はぁ・・・」ガシガシ
ズキッ
天龍「っ・・・」
天龍「・・・」チラッ
天龍(ひとの右手にデケェ穴開けやがって・・・。動くか?)グッ
天龍「イッッ・・・!」
ガタゴソガサゴソ
隼鷹「お、あったあった!」
天龍「なにやってんだよ」
隼鷹「辛うじて生き残ってた純米酒~。よっと」キュポン
トクトク
隼鷹「ほれ、あんたにもやるよ」ズイ っ旦
天龍「お、おう、ありがとな・・・」
隼鷹『左利きっしょ? だから右手にしといたけど』
天龍「・・・」ズキッ
隼鷹『お互い動いてるんだから当然っしょ』
天龍「・・・っ!」カタカタ
天龍(認めたくねぇ・・・)
天龍(認めたくねぇが、あのときは本気で死ぬのが怖かった・・・)
天龍(大破どころか轟沈寸前なのになんでもない顔でヤろうとしてたコイツが死ぬほど怖かった・・・!)
天龍「・・・」チラッ
隼鷹「1月~は正月で~酒が飲めるぞ~♪」グビグビ
天龍「なぁ・・・」
隼鷹「んー? なんだい~?」
天龍「お前、なんであんな無茶苦茶ができるんだ・・・?」
隼鷹「無茶苦茶? んー、無茶苦茶ねー・・・」
隼鷹「別に普通じゃないかねー?」
天龍「・・・普通って、どう考えてもあれは絶対おかしいぞ?! 頭がイカれてるぞ!」
隼鷹「・・・」ズズー
隼鷹「ここにいるのが長いせいかなー? 他所の感覚がわかんないや」
隼鷹「そういえば言ってたね、『ここは何なんだ』って」
隼鷹「南西海域諸島戦線維持分遣隊。名前の通り南西海域における海軍の戦線及びシーレーンの維持が目的の部署だよ」
隼鷹「今の最前線は北方海域だけど南西海域も不定期ではあるけど深海棲艦が出没するからね」
隼鷹「そいつらを掃除するのがあたしらの仕事だ」
天龍「・・・なんだよ、真面目な顔したかと思ったら全然まともじゃねぇか」
隼鷹「そう思うっしょ? でもね、そんなの表向きの大義名分なんだよ」
隼鷹「話した通り南西海域は散発的にだけど深海棲艦の出没するのよ。こういう言い方すると大したこと無いように聞こえるけどね・・・」トクトク
隼鷹「ん・・・」グビ
隼鷹「くはー・・・! ごめん思い出したら、ちょっと・・・」カタカタ
天龍「ど、どうかしたのか・・・。お前、震えてるのか?」
隼鷹「あー、違う違うそうじゃな・・・。あ、なるほどねー」カタカタ
天龍「何一人で納得してるんだよ?」
隼鷹「はっ、はぁ・・・。うん、今話すからね・・・」
隼鷹「・・・っん! ・・ふぅ・・・・」フルフル
天龍「おい、ほんとに・・・」
隼鷹「今まで3桁はイったかな」
天龍「・・・スコア、な訳ないよな。まさか・・・!」
隼鷹「堪んないよ? 水平線を埋め尽くすくらいの深海棲艦」
隼鷹「3桁って言ったけど、途中で数えられなくなったからね。実際はずっと多かったんじゃないかな」
隼鷹「あいつらの一斉射撃すごかったよー? 言葉じたいは耳にしたことあったけどさ、あれは本当に文字通りの弾幕だったよ。真っ黒い壁こっち押し寄せてくるの」
隼鷹「空もやばかったよ。レシプロの唸り声が聞こえてきたと思ったらさ、辺りが薄暗くなったからね」
天龍「・・・」
隼鷹「でもね? それだけの数相手にこっちはだいたい1艦隊分。良いときでも2艦隊分に届くかくらいだからね」
天龍「・・・冗談だろっ」
隼鷹「ほんとだよ。南西海域諸島戦線維持分遣隊てのはね」
隼鷹「提督達の手に負えない子達が集められる、要は艦娘の廃棄処分場みたいなところなんだよ」
パープー(起床ラッパ)
天龍「・・・」ショボショボ
天龍「ん・・・!」ノビー
天龍「いっ・・・!」ズキッ
天龍「はー・・・」
天龍(艦娘の廃棄処分場、ね・・・。すげー所にまた来ちまったもんだな)
隼鷹『ごめん、やっぱこれ以上は駄目みたい。あたしは自分の部屋戻るよ』ハァハァ
天龍『お、おい待てよ! 肝心なことがまだだぞ!』
隼鷹『明日また話すからさ。ついでに提督もたぶん明日帰ってくる思うから、その時にな! それじゃな!』スタコラー
天龍『あ、おい!』
ズガシャン!
天龍『行っちまったよ』
ズガシャン!
天龍『!』ビクッ
隼鷹『忘れてた。明日提督来たらあんたも頭下げるんだよ!』
隼鷹『そんだけ! 今度こそお疲れなー!』スタコラー
ズガシャン!
天龍『・・・。部屋目茶苦茶にしたのほとんどあいつだろ?』
天龍(強引に話ぶったぎられて、その後オレに宛がわれた部屋に帰って・・・)
天龍(全身ガタガタだから横になってたらそのまま寝ちまったのか)
天龍「・・・」ミギテヲミテ
天龍「考えてもしょうがねぇ・・・。支度して行くか」
~執務室(だったもの)前~
天龍「・・・」
天龍(そういえば中の惨状の事を忘れてたな。あのプッツン空母め・・・)
天龍「てか、これどうやって開けるんだ? 扉っぽいがノブにあたるものが見当たらないぞ!」
天龍「誰かくるまで待つしかないか・・・」
天龍(今は0730か。始業までには誰かくんだろ)
10分後
天龍「・・・早くだれかこいよ~」
20分後
天龍「あと10分で旗あがるぞ・・・?」
30分後
パープー(始業ラッパ)
天龍「おい、仕事始まったぞ」
旗揚げから30分後
天龍「・・・」タイイクズワリ
更に30分後
天龍(今日平日だよな? まさか祝日とかじゃないよな・・・?)
更に更に30分後
天龍「・・・フガッ!」ビクッ
天龍「寝ちまった・・・」グシグシ
天龍「仕事始まって二時間経つのに誰も来ないってどういう事だよ、あぁん?!」ガンガン
扉「痛くも痒くもないけどやめて!」
天龍「あったま来た・・・」ガシャコン キリキリキリ
天龍「オラァァァァァ!!」
ドンドンドンドン!!
バシュシュシュシュ!!
ゴンゴンゴンゴン! ガイン!
ズドォォォォォン!
天龍「硝煙の匂いが最高だなぁ! なぁオイィィィィィィ?!」ドゴドゴドゴドゴ!!
天龍「オラオラオラオラオラオラオラッ!!!」ドドドドドドドドドドドドン!!
天龍「止めに酸素魚雷、吹っ飛べぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」バシュー
ズドォォォォォン!
天龍「ふー・・・! ふー・・・!」
天龍「テメェはオレを怒らせたっ」ビシッ
モクモク
扉「無駄だ」
天龍「・・・」ヒクヒク
ズガシャン! ガリガリガリ
隼鷹「はいはい朝っぱらからなんなのさー? 出前ー? 今頼んだのにもう来たのー?」
天龍「・・・#」ヒクヒク
隼鷹「お、やっと来たのかい。今何時だと思ってるのさー? 重役出勤とはいいご身分だねぇ新参やー?」
天龍「うるせぇ!? 扉の開け方がわかんねぇから誰か来るの待ってたんだよ!!」
天龍「ていうか中にいたのかよ!」
隼鷹「朝から元気だねー。なにかいいことあったかー?」
天龍「ねぇよ!!」
隼鷹「はいはい、とりあえず中に入んなよ」
天龍「待て、今のうちにここの開け方教えろ。開け方わからなくて部屋の前で放置されんのはもう勘弁だ」
隼鷹「あ、言ってなかったっけ?」
天龍「そんな空気でもなかったし、さっさとお前は部屋に帰っちまったじゃねぇか」
隼鷹「あらま、そりゃ悪いことしたなぁ」
隼鷹「開け方なんてそんな大層なもんじゃないよ。普通に開けるだけさ。ただ合言葉必要でね?」
天龍「合言葉?」
隼鷹「ふふん、まぁ見てなって」ガシャコン!
隼鷹「扉にさわって、んっん! いくぜー・・・!」
隼鷹「ひらけー、ゴマ!」
天龍「・・・。おまえ、オレのことバカにしてんだろ?」
隼鷹「え、そんなことないよー?(棒)」
天龍「よぉし、そこ動くんじゃねぇぞ? 今テメェのケツを俺様の15.5cm砲で便秘知らずにしてやるから」
隼鷹「やめて、船底に穴開けたら沈没するからね? イロイロ駄々もれで沈没とか恥ずかしくて死んじゃうよ」
天龍「オメェはオレ怒らせたっ」
ガシャコン!
隼鷹「ほい、あたしのヒップじゃなくて扉が開いたよ」
天龍「納得できねぇー?!」
隼鷹「合言葉は冗談として、うちの物好きが作った生体認証?、ってので開くのさ。ここに触ってしばらくしたらロック外れるから、あとは引き戸の要領でいたたたたた」
天龍「・・・っっ! この! この!」グリグリグリ
隼鷹「痛い痛い痛い! ごめんってばー!」
隼鷹「ほんの冗談なのに本気になることないじゃんよー。あー、痛かった・・・」サスサス
天龍「おまえの冗談に付き合ってられるかっ」
隼鷹「まぁまぁ、茶でも飲んでのんびりしましょうや。芋と麦どっちがいい?」
天龍「・・・なんだよその選択肢は。麦わかるが芋のお茶ってなんだよ?」
隼鷹「焼酎だけど? 生憎と米は切らしててねー。しょうがないからこれで我慢してるのよ」
天龍「また酒かよ!? お茶とか言っときながらなんで酒なんだよ!」
隼鷹「なんだよー、飲まないのかー? ならあたしが頂くよ?」
天龍「端から飲む気満々だったんだろっ。普通に茶ぁ出しやがれこの呑んだくれ」
隼鷹「部屋出て隣に給湯室あるからそこにあるの好きに飲んでいいよ」
天龍「オレがいれるのかよ?!」
隼鷹「あ、ついでに冷蔵庫から氷もってきてくれー」
天龍「パシりかよ!」
天龍「お茶飲むとか誘っておいてテメーで何もしないってどういうことだよオイ」
隼鷹「ごめん、水もお願い。一升瓶に入ってるやつねー」
天龍「・・・もうやだコイツ」ホロリ
天龍「おらよ」ドン
隼鷹「お、サンキュー」カランカラントクトクトク
天龍「あー・・・、くそっ。なんか疲れた・・・」ズズー
隼鷹「お疲れさん♪ ほら、茶菓子くらいは出してあげるから機嫌直してよ、な?」
天龍「そんなんでご機嫌とるとか、オレは子供か? あぁんっ?!」
隼鷹「悪かったって。ほら、カステラと羊羮。煎餅もあるよ?」
天龍「で、提督殿はどこにいるんだよ?」モグモグ
隼鷹「出張で総監に行ってるけど、予定じゃあ今日戻ってくるはずだよ」モグモグ グビー
隼鷹「午前中に帰って来なかったから午後だねー。んー、夕方の可能性もあるかなー」
天龍「そうかいそうかい。で、帰ってくるまでどうするんだ? どうせ仕事しないんだろうけどな」
隼鷹「失礼な。人をなんだと思ってるんだい?」
隼鷹「仕事はしないんじゃない、無いんだなコレが!」ドヤァ
天龍「・・・」
隼鷹「冗談は置いといて、提督帰ってくるまでにここの片付けはしなきゃ駄目だけどなー」
隼鷹「誰かさんが大暴れしてくれちゃったからねぇ?」
天龍「さも自分は関係無い見たいにいってるがほとんどテメェに原因があるからな?」
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