【ミリマス】高槻やよひと三浦あづさ (13)
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スレッド「タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6」より、
タイトル「高槻やよひと三浦あづさ」でSSを書いていきます。
ミリシタのエイプリルフールイベント「MILLION LIE!? FISHER DAYS」のネタがいくつかあります。
キャラクター崩壊、固有名詞などは原作に準拠しない、呼称も若干オリジナル、などが注意事項です。
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533724096
―――――ミリシタ「ミリオンライ」イベ終了後―――――
P「釣り上げた宇宙人から聞き出した技術でアイドルをコピーした、ですって!?」
美咲「聞き出したなんて人聞きの悪い。放流する前に教えてくれたんですよ!
そこで、たまたま控室にいたやよいちゃんとあずささんに了承を貰ってモデルにしました。」
高槻やよひ「うっうー! はいたーっち♪ イェイ♪」
三浦あづさ「あらあら、やよひちゃんは元気ね~♪」
P「うーん、どこかしら妙な感じが。やよひはべろちょろがイルカのペンダントになって、あづささんは長髪になってるんですね。」
美咲「それにしても、かなり再現度が高いですよね! …倫理的な問題はさておいて。」
P「ところで、本人はどう思ってるんですか?」
美咲「出会った当初は驚いてましたけど、やよいちゃんは『一緒に頑張りましょー!』とハイタッチして、
あずささんは『お互いに幸せになれるといいですね~』と挨拶してましたよ。」
P「なるほど。これが伊織だったり千早だったりしたらと思うと胃が痛くなるところでしたけど、人選は間違ってなかったですね。」
ワイワイ
伊織「ちょっと! 騒々しいわよ! って、やよい、どうしたの? 今日はデパートでバーゲンがあるって帰ったんじゃ…?」
やよひ「わー、伊織ちゃん、心配してくれたの? 嬉しいなー♪」ベタベタ
伊織「ま、待って、みんな見てるってば! まったくもう、マイペースなんだから。って、財布落としちゃったの?」
P「さすが伊織。やよいのことならすぐわかるな。」
伊織「何ですって!?」
P「実は、彼女はやよいのコピーなんだ。」
伊織「…いきなりすぎて意味が分からないんだけれど。詳しく説明してもらえる?」
P「たまたま控室にいたから、宇宙人の技術でコピーさせてもらった、と美咲さんは言っていたぞ。」
美咲「ちょ、っと、いやそうなんですけど、やよいちゃんは快諾してくれました…よ?」
伊織「言いたいことはたくさんあるけれど、分かったわ。ということはそこのロングのあずさもコピーなの?」
あづさ「はいー。よろしくお願いします~。」
伊織「…それで、この二人をどうするわけ?」
美咲「とりあえず、劇場で本人の体調が悪い時に代役をしてもらおうかと。」
伊織「肝心な話。誰が世話をするの? 劇場に住まわせるわけにはいかないでしょ?」
美咲「あ。」
P(コピーが成功した時の興奮で先のことを考えてなかった、という顔だ。)
伊織「ハァ、仕方ないわね。やよいのコピーは私が一緒に連れて帰るから、あずさはアンタがどうにかしなさい?」
P「え、俺? 一緒に住むの?」
伊織「そんなわけないでしょ! 新居を別に探しなさいよ。」
P「そうか。俺も責任者だからな。とりあえず、一緒に住居探しをしますか。」
あづさ「はい~。」
P(生活能力を見ないことにはひとり暮らしもさせられない気がするな。)
麦わら帽子とサングラスをセットし、あづささんと二人で劇場を後にしたのだった
P(あちこち不動産を回ってみたけど、身元が明かせないから契約にはこぎつけなかったな。)
P「あのアイドルのあずささんのコピーです、なんて言ったら、別問題になりそうだ。」
あづさ「あのー、プロデューサーさん、私のことで困ってらっしゃるんですか?」
P「いえ、あづささんは気にしないでください。ドーンと大船に乗ったつもりで!」
あづさ「はい~。頼りにしていますー。」
P(どうも二割増しでマイペースな気がする。最近はしっかりしてきたけど、アイドルになりたての頃のような…?)
あづさ「そんな風に見つめられると困ってしまいますよー。」
P「あっ、すみません。そろそろ暗くなってきましたし、今日は俺の自宅に行きますか。」
あづさ「わかりました。不束者ですが、よろしくお願いします~。」
―――――
P(結局、連れて帰ってきてしまった。仕方ないよな。)
こうして、あづささんとの奇妙な一夜が幕を開けたのだった。
長髪あずささんか懐かしい
http://www.idolmaster-anime.jp/character/ch_azusa.html
やよいのイルカのペンダントは初期設定だっけ?
P「とりあえず先に部屋に上がってください。」
あづさ「お邪魔します。意外と綺麗に片付いてあるんですね。」
P「帰ってきて寝るだけの生活ですからね。テーブルの上は散らかってますけど。
ところで、あづささんは料理はできるんですか?」
あづさ「材料さえあれば適当に作りますよ~。グラタンは自信作です~。人より時間がかかっちゃいますけど。」
P「それなら一安心ですね。今日はとりあえず買ってきた弁当を食べますか。」
あづさ「はい~。それでは、いただきます♪」
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P(腹も膨れたし、そろそろ眠る準備をするかな。)
P「あづささん、先にひと風呂浴びておいて下さい。その間に寝床の準備をしますから。」
あづさ「何から何までありがとうございます~。」
P「そんなに畏まらなくても。これがバスタオルと、洗面タオル。それと、男物ですけどパジャマです。」
あづさ「それではお先に失礼しますね~。」
P(よし、これで布団を引っ張り出して敷いておかないと。)
それから数分後、布団を敷き終わったところで、あづささんが風呂場から上がってきた。
あづさ「プロデューサーさん、下着はどうしましょうか?」
汚れた下着を替えないといけない、というのは、どうやら頭に残っていたようだった。
P「うーん、この時間だとコンビニくらいしか開いてませんね。サイズはわかりますか?」
あづさ「はい~。」
P「それなら一緒に近くの店まで少し出かけますか。」
P(湯冷めもするんだろうか。風邪を引いたりしたら。)
あづさ「そうですね。歩きながらお話しましょう。」
P(…どうも、俺が考えているより、よほど「あずささんらしい」のかもしれない。)
あづさ「迷子にならないように、手を繋いでくださいね。」
P「わかりました。」
ドアを開けると爽やかな風が頬を撫でた。一応、バレないように帽子とサングラスをかけて、二人で外へ出た。
――――――
夜の街を手を繋いで歩く。
P(あずささんが酔って介抱したときは肩を貸したんだったか。)
取り留めなく考え事をしては掻き消えて、まとまらない思考のまま何かを話そうと思っていると、
あづさ「プロデューサーさん、私、歩くの遅くないですか?」
隣から申し訳なさそうな声が耳に届いた。
P「そんなことないですよ。育と比べたら速いくらいです。」
あづさ「育さんに聞かれたら、怒られちゃいそうですね。うふふ。」
屈託のない笑顔に見とれてしまう。
P「…あ、あの店ですね。」
あづさ「こんな近くにあるんですね~。」
入店してからあづささんに財布を渡し、商品をレジに持って行ってもらう。
P(カードを渡して全額支払いで、と頼めばよかったかな。)
財布の小銭をこぼしてしまい、慌てふためく姿を見てそう思った。
一緒に拾おうとしてサングラスが鼻にぶつかってしまい、危うくバレそうになった。
体調が優れないため、本日はここまで。
続きは翌日に書く予定です。
>>5
調べてみて取り入れようと思いました。
書き始めは「ちょきんぎょ」にしようかとも考えてました。
帰り道、あづささんの身の上話を聞いたり、こちらのことを話したりした。
OLになりたかったこと、犬を飼っていること。
どれもあずささんの過去の記憶だ。
P(考えてみると、本人には酷なことだな。これから、あづささん自身の思い出を作っていけたらいいんだけど…)
あづさ「プロデューサーさん、難しい顔してます~。どうかしたんですか~?」
P「…風が冷たくて、湯冷めしてしまっていないかと思いまして。」
あづさ「もう一度入浴すれば大丈夫ですよ~。」
P「早く帰りますか。」
あづさ「あら~、プロデューサーさん、手を引っ張らないでくださ~い。」
二人とも入浴を終えて、並べた布団に入り込んだ。
P「それでは、あづささん、おやすみなさい。」
あづさ「はい~。おやすみなさい~。」
P(今日は、色々あったな…。明日からはあづささんにもレッスンを、)
疲労が押し寄せて、目を閉じたらいつのまにか眠ってしまっていた。
――――――
P(ん、いい匂いがする。)
あづさ「起きましたー? 意外とお寝坊さんなんですね~。」
コーヒーとトーストの香ばしい香りに食欲が刺激される。もぞもぞと布団から這い出て、キッチンへ。
P「すみません。朝食の用意をしてもらってしまって。」
あづさ「こちらこそ、勝手に調理器具を使っちゃいましたから。二人分できましたよ~。」
P「いただきます。」
あづさ「召し上がれ~。私もいただきますー。」
二人で顔を合わせて食べる朝食は格別だった。とはいえ、のんびり食べてはいられず、支度してすぐさま劇場へ向かった。
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