【プロローグ】
P「みんな揃ってるな、少しいいか?」
春香「どうしたんですか、プロデューサーさん?」
P「ああ、普段からお世話になってるBNさんから新しく出すゲームの声優をうちのアイドルでやってほしいって依頼があってな」
P「試作品を渡すからやってみて誰がどのキャラをやりたいか選んでくれと」
杏奈「プロデューサーさん…ゲームの、ジャンルは…?」
P「RPGらしい」
杏奈「ありがとうございます…」
P「じゃあ早速やってみるか」
カチッ
ピカッ
P「な、なんだ!?」
茜「うお、眩し!」
百合子「何の光!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426589034
P「くそっ…意識…が…」
「らい…」
「みら…い…」
未来「うーん…後15時間」
P「未来、起きろ!」
未来「わ!もう…怒鳴らなくても起きますよ…」
P「まったく…こんな状況でも寝ていられるとは…大物なんだか図太いんだか」
未来「あれ…ここ、どこですか?それにプロデューサーさんの声はするけど姿が…」
P「俺はここだ」
未来「あれ?プロデューサーさん、なんだか小さくなってる?」
P「かわりに羽根が生えて空を飛べる。俗にいう妖精ってやつか」
未来「プロデューサーさん」
P「なんだ?」
未来「スーツ姿に羽根って致命的に似合わないですね」プッ
P「…」イラッ
未来「いひゃいれふ」
P「俺だって好き好んでこんな格好してる訳じゃない」フンッ
未来「だからってほっぺた引っ張らなくても…」
P「まあお前の格好も格好だと思うが」
未来「なんだか前にやったファンタジーの撮影の時の衣装に似てますね」
P「確かに、よく似ている」
未来「そういえばここって結局どこなんですか?プロデューサーさんが小さくなってるから撮影じゃなさそうだけど…」
P「お前が目を覚ます前に少し飛んでみたが詳しいことは何もわからなかった、ただ近くに城があるみたいだから一旦行ってみるか」
未来「はい!ところでこの棍棒って本物なんですか?」
P「多分本物だろ」
未来「結構軽いですね」ブンッブンッ
P「おい、あんまり振りまわおごっ!」ドゴォ
P「」
P:HP0
未来「プ、プロデューサーさん!」
P「…」
未来「プロデューサーさん、ごめんなさい」
P「もういい…次は気を付けるように」
未来「はい」
P「街が見えてきたな」
未来「よーし、ダッシュで行きましょう!」
P「あ、おい!」
【始まりの街 サン・プラザ】
P「結構賑やかな街だな」
未来「そうですねー…お腹空きました」
P「…所持金は?」
未来「…100Gです」
P「あそこで売ってる果物、150G」
未来「…」
P「干し肉、250G」
未来「…」
P「魚の干物、450G」
未来「もう!意地悪しないでくださいよ!」
兵士「…」
未来「すみませーん!王様に会いたいんですけど」
兵士「王様ならここをまっすぐ進めばいらっしゃるよ」
未来「ありがとうございまーす!」
P「警備ザル過ぎるだろ…いいのかこれで」
未来「でも王様に会えるんだからいいじゃないですか!」
王様「よく来た、勇者よ」
P「は?」
未来「勇者?」
王様「お主は勇者春香の生まれ変わりだ、ワシにはわかる」
P「春香だと!?」
未来「勇者のこと、詳しく聞かせてください!」
支援だよ
春日未来(14) Vo
>>1
天海春香(17) Vo
望月杏奈(14) Vo
野々原茜(16) Da
七尾百合子(15) Vi
王様「今から1000年前、世界は魔王に支配されていた」
王様「魔王は人間に対し戦争を仕掛けた、人間は抵抗したが次第に押されていった」
王様「そんなときだった、勇者春香が現れ魔王軍を蹴散らしていったのだ」
王様「勇者春香は魔王と対峙し魔王を討ち果たした、だが春香も同時に姿を消してしまった」
王様「だが春香の使っていた剣は残っていたので保管していたのだ」
王様「しかしつい最近春香の剣が光を発し始めた」
P「持ち主に呼応して光っている…と?」
王様「うむ、そしてもうひとつの根拠はお主だ」
P「私ですか?」
王様「本来妖精族は人間との関わりを断っているのだが春香は妖精族と交流があった、妖精族たるお主がついているということは勇者の証だ」
P「なるほど…」
>>10ミス
春日未来(14) Vo
http://i.imgur.com/gsqhS9x.jpg
http://i.imgur.com/fI1yT1i.jpg
>>1
天海春香(17) Vo
http://i.imgur.com/RHJ3yKf.jpg
http://i.imgur.com/56dXQq3.jpg
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/zRQ53Qy.jpg
http://i.imgur.com/lteJdJe.jpg
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/7pEt5wP.jpg
http://i.imgur.com/s8EYXhr.jpg
七尾百合子(15) Vi
http://i.imgur.com/6ZbxriX.jpg
http://i.imgur.com/ew5AMhp.jpg
王様「近頃魔物の動きが活発化しているとの報告もうけている、つまり勇者と魔王が同時に復活したと見るべきだろう」
未来「…」
P「…」
王様「勇者よ、お主には旅に出て魔王を討ち果たしてもらいたい」
未来「そんな、私じゃ」
王様「頼む」
未来「プロデューサーさん…」
P「…魔王はともかく旅に出る価値はあると思う、春香がこの世界に飛ばされているのなら他の子も飛ばされている可能性が高い、もしかしたら合流できるかもしれない」
未来「確かに…わかりました、旅に出ます」
王様「すまぬな、会ったばかりのお主に」
未来「気にしないでください!」
宿屋
未来「とは言ったものの…」
P「どこから行くべきか」
未来「王様から地図はもらったけど…」
P「とりあえず一番近い町に行ってみるか」
未来「そうですね…何か食べませんか?」
P「俺は腹減ってないから未来だけ食べなさい」
未来「はーい」
P「王様から1万Gもらってるけど無駄遣いしないように」
未来「わかってますよー」
「いらっしゃいませー、果物100Gですよー」
未来「あ、三つください」
律子「まいどありー…えっ?」
未来「り、律子さん…?」
律子「未来…?」
P「律子!」
律子「プ、プロデューサー…?プロデューサー!」ガバッ
P「うお!?」
律子「プロデューサー…!」ギュウゥゥゥ
P「り、りづご…ギブ…ギ…」ガクッ
P「」
未来「プ、プロデューサーさん!」
P:HP0
一旦ここまで
一旦乙です
>>15
秋月律子(19) Vi
http://i.imgur.com/aA8vb7I.jpg
http://i.imgur.com/W8xWesg.jpg
律子「すいません取り乱しました」
P「いや、気にするな、いきなり知らない場所に一人で飛ばされたら心細かっただろう」
律子「はい…半年も一人でこの先どうしようかと…」
P「半年?」
律子「はい、プロデューサーたちは何してたんですか?」
P「…律子、実は俺たちはこの世界に来てからまだ数時間しか経っていないんだ」
律子「…本当ですか?」
P「ああ」
未来「実は律子さんに会う前に王様に会いに行ったんですけど…」
P「…春香は1000年前に飛ばされたらしい」
律子「せん…じゃあ春香は…」
P「もう死んでいるだろう」
律子「…」
未来「…」
P「…だが落ち込んでいる暇はない、他にも飛ばされた子達と合流して元の世界に帰るんだ」
律子「でもどうやって…」
P「ひとつの町に籠っていても手に入る情報は限られている、なら世界を回って情報を集めた方がいい」
律子「確かに…」
P「俺たちは街をでる、律子はどうする?」
律子「私も、いきます、私だって帰りたいですから」
P「そうか、じゃあ改めてよろしく頼む」
未来「律子さん、頑張りましょう!」
律子「ええ、よろしく!」
律子が仲間になった!
律子「この世界に来てまだ数時間ってことは戦闘は未経験なんですよね?」
P「ああ…といってもこの体じゃ戦えないからな、未来頼みになってしまうが 」
未来「教えてください、律子さん!」
律子「わかったわ、ちょうどいいところにゴブリンがいるわね、あのゴブリンを実験台にしましょうか」
未来「はい!」
律子「一対一の時は相手の動きをよく見て、しっかり動けば倒せるわ」
未来「はい!」
ヒュン
未来「おっと!たぁ!」ブンッ
ドガッ
未来「当たった!」
律子「いい調子ね、そのまま倒しなさい」
未来「はい!」
律子「上出来ね、次あそこのゴブリンアーチャーよ」
未来「ゆ、弓矢もちですか…」
律子「相手の矢はまっすぐにしか飛ばないから左右に不規則に動けば当たらないわ」
未来「わかりました!」
ヒュン
ヒュン
未来「たああ!」ブンッ
ドガッ
未来「なんとなくわかってきました!」
律子「次は相手が複数の時なんだけど…これはまあ囲まれなきゃ大丈夫よ」
律子「そしてこちらが複数の場合はどうすればいいと思う?」
未来「えっ?うーん…」
律子「…敵を袋叩きにすればいいのよ」
未来「なるほど!」
律子「基本はこんなものね…後は慣れよ、慣れ」
P「少し暗くなってきたな」
律子「そうですね、ここから一番近い町でも4時間はかかりますから今日は戻って宿をとりましょう」
未来「疲れた~…」
P「今思ったんだけどさ」
律子「はい」
P「宿を取るのはいいとして、部屋はどうするんだ?」
律子「あ」
未来「私は別にプロデューサーさんと同じ部屋でもいいですよ?」
P「いや、そういうわけにはいかんだろ」
律子「うーん…でも小さいプロデューサーの為だけに一部屋とるのも勿体無いし…同じ部屋でもいいんじゃないですか?」
P「おい律子…」
未来「じゃあ決まりですね!」
律子「そういうことなので、諦めてくださいプロデューサー」
P「はあ…」
P「まあラッキースケベとかそういうのが現実で起こるはずもなく」
律子「現実って今のプロデューサー殿からもっともかけ離れた言葉の一つですよね」
P「うるさいよ」
律子「地図によると次の町は7時の方向ですね」
P「ちょっと見てくる」
未来「あ、そっか、プロデューサーさん飛べますもんね」
P「7時の方向に町は確かにある、途中三体ほどバラバラに魔物がいる、注意していけ」
律子「はい」
未来「気を付けます!」
P「見張りはするから何かあったらいつでも動けるようにしておけ」
律子「はい」
P「3時の方向に弓ゴブ確認、不意打ちで一気に行け」
律子「了解!」
未来「たぁ!」
ドガッ
律子「てい!」
ザクッ
未来「ふうっ…」
律子「未来、倒したらちゃんとG回収しなさいよー」
未来「はーい」ゴソゴソ
未来「たった8Gかぁ…」
律子「この辺の魔物はあまりお金持ってないからあまり美味しくないのよねぇ…」
未来「そうなんですか?」
律子「ええ、多分強さに比例して金額も変わってくるんじゃないかしら」
未来「じゃあ頑張って強い魔物倒しましょう!」
律子「ええ、先立つものは必要だものね」
P「…」
【普通の町 ルルイエ】
律子「ようやく着いたわね」
未来「はい!」
P「これと言った特徴のない普通の町だな…ゲームなら最序盤で出てくるような」
律子「ですね」
未来「すみませーん!ちょっと聞きたいことが!」
町人「なんだい?」
未来「実は人を探してるんですけどこの辺で一番大きな街ってどこですか?」
町人「人探しか…それならこの大陸の中央にある魔導国家アスガルドに行ってみたらどうだい?あそこには探求と予言の魔女が管理する大図書館があるしね」
律子「探求と予言の魔女?」
町人「1000年以上生きてるって言われてる魔女がいるんだよ。彼女の占いや予言はよく当たるって評判だからね」
律子「なるほど、ありがとうございました」
P「探求と予言の魔女…か」
律子「どう思いますか?」
P「前に百合子が同じ肩書きで撮影したことがあっただろ?決めつけるのは危険だがいってみる価値はあるな」
律子「ですね」
未来「あ、干し肉ください!」
「まいどー」
P「ん?町の出口の辺りが騒がしいな」
未来「本当だ、何かあったのかな?」
律子「すいません、何かあったんですか?」
町人「実は昨日眠り姫の館に度胸試しに出た町の青年がまだ帰ってこないんだよ」
律子「眠り姫の館?」
町人「町の南西にある小さな館でね、500年前からあるみたいなんだが魔物が住み着いていて調査できないんだよ」
律子「なるほど、気になるわね…」
↓2
1眠り姫の館に行く
2今は先に進む
律子「わかりました、よかったら私達が見てきましょうか?」
町人「いいのかい?助かるよ」
P「律子、眠り姫に心当たりがあるみたいだな」
律子「はい、もしうちのアイドルが全員飛ばされているとしたら…眠り姫は間違いなく」
P「千早だろうな」
律子「確認のために行ってみたいんですが、プロデューサーはどうですか?」
P「反対する理由がないな、もし千早なら儲けものだ」
律子「じゃあ早速準備しましょう」
P「ああ」
未来「あ、果物ください!」
「まいどー」
律子「薬草よし、回復薬よし、その他アイテムよし、武器よし、準備完了です」
未来「私もOKです!」
P「行くぞ」
【眠り姫の館】
律子「ここが…」
P「眠り姫の館か…」
未来「なんだかホラー映画に出てきそう」
P「…人の気配はあるな」
律子「とにかく入りましょう」
ギイィィィィ
【エントランスホール】
未来「人が倒れてます!」
律子「大丈夫ですか!?」
町の青年「…zzz」
律子「寝てるだけか…」
律子「無事なのは確認したからとりあえず放置しましょう」
P「そうだな」
律子「パッと見た感じ館はそんなに広くなかったですよね?」
P「ああ」
律子「ならぱぱっと探索しましょう」
未来「はーい!」
P「ふむ、エントランスホールの時から思ってたが、中は綺麗なんだな」
律子「ですね…これで一通り回ったけど…」
P「魔物がいた以外は特に何もなしか」
律子「何か仕掛けでもあるのかしら…」
未来「あれ?」
P「どうした?」
未来「プロデューサーさん、この絵、壁から少し浮いてる気が」
P「なに?…本当だ、少し浮いてるな」
律子「プロデューサー、スイッチみたいなものもありますよ」
未来「私達じゃちょっと届かないです…」
P「わかった、任せろ」ポチッ
どこかでなにかが開いたような音がした
律子「エントランスからですね」
P「行ってみよう」
未来「階段ができてます」
律子「降りてみましょう」
P「扉…?」
律子「鍵がかかってますね」
未来「てい」ブンッ
バシィッ!
律子「魔法的な鍵みたいですね…」
P「もう一度探してみよう」
P「ああいうところの鍵って大抵書斎に隠されてるんだよな…」
律子「もう一度行ってみますか」
【書斎】
P「とりあえずしらみ潰しにやるしかないな」
律子「ですね」
未来「うーん…」
↓2
1表紙に72と書かれた本を調べる
2表紙に91と書かれた本を調べる
3表紙に93と書かれた本を調べる
律子「…」パラッ
この世界に飛ばされてからどのくらい経ったのだろうか
体感では1000年を越えた気がする
それだけの月日が経ったにも関わらず私の体は何も変わらなかった
どうしてなのだろうか
決まっている、みんなが私の成長を奪って自分に蓄えているのだ
私の胸に行く栄養は周りが吸収しているに違いない
そうでなければあれだけ牛乳を飲んでいるのに成長しないはずがない
憎い…
巨乳が憎い
今なら憎しみで世界が滅ぼせそうだ
ただ、もし私を誰かが止めてくれるのならば
エントランスの石像の下に隠してある鍵を使って私の目を覚ましてほしい※ただし巨乳は除く
後は白紙のようだ
P「千早…孤独に耐えきれずに…」
律子「これ、私は行かない方がいいんじゃ」
P「石像は動かせそうか?」
律子「そうですね…未来、一緒に押すわよ」
未来「はい!」
律子「せーの!」グググッ…
未来「よいしょ!よいしょ!」グググッ
ゴゴゴゴゴ
律子「ふう…」
未来「お、重かった…」
P「本当に鍵が出てきたな」チャリッ
未来「じゃあ」
律子「眠り姫を起こしにいきますか!」
【眠り姫の寝室】
カチャリ
P「…」
律子「…」
未来「…」
P「…千早」
千早「…んっ…誰?」
律子「おはよう、千早」
未来「千早さん」
千早「律子に…春日さん?」
律子「久しぶりね」
千早「私…元の世界に帰ってきたのかしら、それともあれは夢?」
律子「残念ながら現実だし帰れてないわ」
千早「そう…私はまだ館の中にいるのね」
律子「ええ」
千早「どうして今更私を起こしたの?ずっと放置していたくせに」
律子「…私達は時間も場所もバラバラに飛ばされたみたいでね、私がこの世界に来たのは半年前よ」
未来「私とプロデューサーさんは昨日です!」
千早「プロデューサー…?プロデューサーもこの世界に?」
P「そうだ、俺はここにいるぞ」
千早「きゃっ!」バシン
P「へぶっ!」ビタァン
P「」
未来「プ、プロデューサーさん!」
P:HP0
千早「ごめんなさい、いきなり目の前に来たので」
P「い、いや、気にするな」
千早「でも…よかったです、この先もずっと一人だと思っていたから」
P「…千早、長い間よく頑張ったな…」ナデナデ
千早「プロ…デューサー…ううっ…一人は…もう嫌です…!」
P「…」
千早「ごめんなさい、泣いてしまって」
P「気にするな」
千早「この先はどうするんですか?」
律子「私はプロデューサーに見つけてもらってみんなを探す旅に加わったの。…千早、あなたにも一緒に来てほしいんだけども…」
千早「勿論、私も一緒に行くわ、この世界に来てから最初の数年は剣を使って生きてきたから足は引っ張らないはずよ」
未来「心強いです!」
律子「よろしくね、千早」
千早「ええ」
千早が仲間になった!
千早「ところでプロデューサー」
P「ん?」
千早「どうしてスーツ何ですか?」
P「………………わからん」
一旦休憩
P「さて、この先どうするかな」
律子「もうルルイエに滞在する意味はないですからね、次の町に行きましょう」
千早「そうね、律子の言うことに賛成だわ」
未来「…」モグモグ
P「地図を出してくれ」
ガサッ
P「現状目指すべきは百合子らしき人物のいるアスガルドだが…」
律子「山を越える必要がある上に私達だけでは心許ないですね」
P「ああ、だからアスガルドは後回しだ、今は戦力を増強して確実に山越え出来るようにしておきたい」
千早「地図を見る限り近辺には二つほど村がありますね」
律子「村以外にもちょっと行ったところに格闘ギルドと魔法使いギルドがあるみたいですね」
P「最悪用心棒を雇うのもありだな…」
千早「どうしますか?」
P「ふむ…」
↓2
1格闘ギルド方面に向かう
2魔法使いギルド方面に向かう
3構うもんか、山越えしてやるぜ!
P「魔法使いギルド方面に向かおう」
律子「理由を聞いても?」
P「うちのパーティーは近距離型しかいないから」
律子「ああ…」
P「今はまだなんとかなってるけど眠り姫の館にいた蝙蝠の魔物とか面倒だっただろ?つまり飛行型の敵を対処するためには遠距離型のメンバーが必要なんだよ」
千早「確かに」
P「まあ仲間になってくれるとは限らないが…」
律子「わかりました、では明日の朝一番から出発しましょう」
P「4時の方向にオーク確認!備えろ!」
オーク「グヘヘ…」
千早「っ!」
オーク「…」ジロジロ
千早「…?」
オーク「ナンダ、マナイタカ…オヨビジャナインダヨ」ペッ
千早「」ブチッ
千早「先を急ぎましょう」
P「お、おう…」
律子「綺麗に輪切りにしたわねー」
未来「158G…結構持ってる!」
P「この大樹が魔法使いギルドだな…」
千早「誰か知り合いがいればいいけど…」
「兄ちゃん隙ありー!マジカルハンマー!」ドガァ
P「ぐえっ!?」
P「」
未来「プ、プロデューサーさん!」
P:HP0
P「そろそろ死に慣れてきたぞ」
律子「慣れないでくださいよ…」
P「俺を殺してるのは君らだからね?わかってる?」
千早「久しぶりね、亜美」
亜美「千早お姉ちゃんおひさー!」
恵美「やー、無事で良かったよ」
志保「…」
千早「志保も、無事でよかったわ」
志保「千早さんも、よくご無事で」
律子「にしても亜美、あんた私達が来ること知ってたみたいだけど…」
可憐「そ、それは…」
恵美「昨日さ、百合子が来たんだよ」
P「百合子が?」
恵美「うん」
>>62
双海亜美(13) Vi
http://i.imgur.com/iUa4fKW.jpg
http://i.imgur.com/KKkFYie.jpg
所恵美(16) Vi
http://i.imgur.com/mvte9zN.jpg
http://i.imgur.com/IE95Awa.jpg
北沢志保(14) Vi
http://i.imgur.com/nYHhZfG.jpg
http://i.imgur.com/zu0Dq5s.jpg
篠宮可憐(16) Vi
http://i.imgur.com/nXu2AGz.jpg
http://i.imgur.com/qQGWzgc.jpg
恵美「うん、やることがあるからってすぐ帰っちゃったけど」
P「百合子は何て言ってたんだ?」
恵美「明日ここにプロデューサー達が来るから一緒に旅に出てほしいって」
P「…」
恵美「あと、プロデューサーに伝言」
P「なんだ?」
恵美「『アスガルドで待ってます』って」
P「…やはり探求と予言の魔女は百合子か」
恵美「うん」
P「それで、恵美達はどうするんだ?」
恵美「アタシ達の答えは最初から決まってるよ」
可憐「プ、プロデューサーさんに…ついていきます!」
P「そうか…」
P「しかし7人パーティーか…これがもしゲームの世界なら分けないといけないな」
恵美「なに言ってんのさプロデューサー」
P「ん?」
恵美「仮にこれがゲームの中だとしてもアタシらはシステムに縛られてる訳じゃないんだよ?」
P「つまり?」
恵美「全員で袋にしちゃえばいいじゃん♪」
P「確かに」
恵美「というわけで、これからよろしく!」
恵美が仲間になった!
志保が仲間になった!
可憐が仲間になった!
亜美が仲間になった!
P「ところで恵美」
恵美「何?」
P「その格好恥ずかしくない?」
恵美「…考えないようにしてたのに!あんまこっち見ないでよプロデューサー!」バシン
P「おぶっ!」ベチッ
P「」
未来「プ、プロデューサーさん!」
P:HP0
P「志保は魔法少女か…」
志保「わかってますよ、私に似合ってないって言うのは」
P「そんなことはないさ。ただ…」
志保「ただ?」
P「志保が銃を持ってるのを見るとあれを思い出してさ、ほら、CIAの女エージェント!」
志保「…」
P「国家機密ビームだっけ?あれを思い出すと…ブフッ…笑いが…ククッ」
志保「お望みとあらば見せてあげますよ、ルーンマグナムをKILLにセット」
P「えっ」
志保「国家機密ビーム!」バシュウゥン
P「ぬわーー!!」
P「」
未来「プ、プロデューサーさん!」
P:DEATH
律子「一気に戦力が増えたわね…これなら山越え出来るかしら?」
千早「多分行けると思うのだけど…」
志保「恐らく可能でしょうが…もう少し余裕を持たせた方がいいかと」
律子「そうね…プロデューサー殿はどう思いますか?」
P「」
律子「ああ、まだ死んでるんですね…仕方ないわね、それなら…」
↓2
1山越え決行
2格闘ギルドに向かう
律子「格闘ギルドに行きましょうか、ここみたいに誰かいるかもしれないし」
志保「わかりました」
千早「亜美、プロデューサーを玩具にしてないで行くわよ」
亜美「らじゃー!」ポイッ
P「」ボトッ
可憐「メ、メギドラオン!」
ドゴォォォォン
恵美「可憐の魔法はやっぱり豪快だね!」
可憐「そ、そうですか?」
亜美「普通邪魔だからって魔物ごと森を吹っ飛ばすなんてできないっしょー」
律子「」
千早「魔法って凄いのね」
P「…」グデー
志保「プロデューサーさん、揺れはどうですか」
P「ん、大丈夫」グデー
志保「そうですか、気分が悪くなったら言ってくださいね、ペースを落としますから」
P「ん」
未来「プロデューサーさんハム蔵みたいですね!」
P「んー…もうすぐ格闘ギルドだ」パラッ
律子「思ったより早く着きそうね」
亜美「障害物全部消し飛ばしてまっすぐ来たもんね」
恵美「可憐様様だね」
可憐「え、えへへ…」
千早「春日さん、これ、食べるかしら?」
未来「はい!いただきます!」
志保「…!なにか来ます!」
P「岩!?全員避けろ!」
ガラガラガラガラ
「チッ、外したか」
未来「誰!?」
スタッ
昴「不審者は格闘ギルドに一歩も通さないからな!」
恵美「す、昴!?」
昴「ん?あー!恵美!?それに…みんなも!」
律子「やっぱり知り合いがいたわね」
昴「ひいふうみい…7人だけ?」
千早「後はプロデューサーがいるわ」
昴「プロデューサー?いったいどこに…」
P「ここだ」
昴「プロデューサー、なんか小さくない?というかなんで志保の頭に乗ってるのさ」
P「色々あってな…それより昴」
昴「なに?」
P「そんな服を着てあんなに足をあげたらパンツ見えるぞ、ていうか見えてた」
昴「んな!?バ、バ、バカァ!」ガシッ
ドゴォ
P「がはっ!?」
P「」
未来「プ、プロデューサーさん!」
P:HP0
律子「もうプロデューサーが余計なこと言わないように口を縫い合わそうかしら…」
一旦ここまで
>>74
永吉昴(15) Da
http://i.imgur.com/vBYcrmp.jpg
http://i.imgur.com/hYFOdnS.jpg
なぜそうもしに急ぐのか・・・・
一旦乙です
昴「プロデューサー達なら怪しくないし上がりなよ」
律子「ありがとう。みんなー、いくわよー」
「はーい!」
昴「真ー、ただいまー」
真「おかえり昴、不審者はどうだった?」
昴「オレの後ろにいるよ」
真「え?」
律子「真、久しぶりね」
真「律子!無事だったんだ!」
律子「ええ」
真「あー、よかった、この世界に飛ばされてから会えたのは昴だけだったから他のみんなが心配だったんだよ」
律子「真と昴はこの世界に飛ばされてからどのくらい経ってる?」
真「ボクと昴は…3年くらいかな」
律子「…やっぱりか」
真「やっぱりって?」
P「みんな飛ばされた時間がバラバラだってことだ」
真「も、もしかしてプロデューサー?」
P「ああ」
真「うわー、妖精化してるんですね…」
P「飛べるのは便利だ」
真「いいなぁ…ところで時間がバラバラって言うのは?」
P「真と昴はこの世界に来て3年って言ったよな?」
真「はい」
律子「私は半年前なのよ」
真「え?」
P「俺と未来は一昨日なんだ」
恵美「アタシらは2年前くらいかな?」
千早「私は500年よ」
真「ごひゃ…」
P「春香や百合子に至っては1000年以上前だ」
真「なにか法則があるんですか?」
P「正直わからんが…百合子は何かを知っているみたいだから会いに行こうと思ってな」
真「百合子はどこにいるんですか?」
P「アスガルドだ」
真「アスガルドですか…じゃあ山越えする必要がありますね」
P「ああ、だから仲間は多い方がいいと思ってな、だからここに来たんだ」
真「ボク達の力が必要ってことですね?わかりました!一緒に行きましょう!」
P「助かる」
真「昴もいいよね?」
昴「聞くまでもないだろ?」
真「まあね」
P「よろしく頼むぞ、真、昴」
昴「任せとけって!」
真「みんなはボクが守りますからね!」
真が仲間になった!
昴が仲間になった!
真「プロデューサー」
P「ん?」
真「この3年間でボクは可愛さに磨きをかけたんです!」
P「ほう」
真「見てくれますか?」
P「おう」
真「へへっ!行きますよ!はああああああ!!」ゴゴゴゴゴ
P「ま、真?この時点で可愛さからかけ離れてる気がするんだが、ていうか嫌な予感が!」
真「まっこまっこりーん!」ドワォ!
P「しょ、衝撃波!?ぐわああああ!!」ドガァ
P「」
真「プ、プロデューサー!」
P:HP0
P「日が沈むまでにルルイエに帰ろう」
未来「けど一気に集まりましたね」
律子「そうね、一気に6人も合流できてラッキーだわ」
真「ボク達もプロデューサー達と合流できて良かったよ」
恵美「うんうん!」
P「まあ人が増えたから宿の部屋割りも考えないとな」
恵美「プロデューサー、アタシのベッドならいつでも隣空いてるよ?なーんて」
可憐「プ、プロデューサーさん、わ、私の隣も空いてますよ!」
亜美「兄ちゃん、亜美の隣も空いてるよん!」
P「断る」
亜美「そういえば千早お姉ちゃんって500年生きてるんだよね?」
千早「ええ」
亜美「…」ジロジロ
千早「…亜美?」
亜美「500年経っても成長しなかったんだねぇ…」ウンウン
千早「亜美」
亜美「なに?千早お姉ちゃん」
千早「死になさい」バシュン
亜美「ぐわああああ!!」
亜美「」
亜美:HP0
P「…zzz」
志保「プロデューサーさん、疲れが取れていないみたいですね」
千早「飛ぶのも体力使うって言ってたわ」
律子「まあ今のうちにゆっくり休んでてもらいますか」
【テンガン山】
P「すまん、寝てた」
律子「プロデューサーもお疲れでしょうしもう少し寝ててもいいですよ?」
P「山越えするのに暢気に寝てる訳にはいかんだろ」
恵美「百合子が言ってたんだけど」
恵美「このテンガン山の山頂には神話の時代から時間を操る竜と空間を操る竜が住んでるんだって」
P「時間を操る竜と空間を操る竜か…元の世界に戻るために会うことになりそうだな…だが今は多分会えないだろう、何となくだがわかる」
P「こうやって立ち入ると思っていたよりもだいぶ険しい山だな…」
律子「ですね…」
真「ボクと昴は最後尾に行きます」
P「頼む」
可憐「うう…怖いです…!」
亜美「よっ、ほっ、っと!兄ちゃん、楽しいよここ!」
千早「亜美は身軽ね」
亜美「千早お姉ちゃんも邪魔なものついてないからいけるっしょー」
千早「亜美、今すぐそこから突き落としてあげるから待っていなさい」
亜美「うええ!?そういう意味じゃないのにー!」
P「少し見てきたが外からは難しそうだ、洞窟があるみたいだからそこを通って行くことになるな」
律子「洞窟ですか…」
恵美「戦える空間が限られてるってことは強力な魔法で全部吹き飛ばすっていう戦法が出来ないね…」
千早「しかしルートがないのであれば仕方ありません、行きましょうプロデューサー」
P「ああ」
P「中は暗くないな」
志保「思っていたよりも視界が効きますね」
未来「なんだか冒険って感じがしますね!」
P「そうだな、小さい頃はこういうの憧れたなぁ…前方から蝙蝠型3」
志保「男性って冒険とか好きですね、弟もそういうお話が好きでした」バンッバンッバンッ
律子「三匹でたったの12G?ゴブリンよりしけてるわね」ゴソゴソ
千早「後ろから鏡型2、蝙蝠型2」
恵美「でも小さい頃作らなかった?アタシらの秘密基地ー!って」バシュバシュバシュバシュ
亜美「鏡型は一匹で150Gみたいだよ、りっちゃん」
律子「狩り尽くすわよ」
真「ちょ、ちょっと律子!」
可憐「うう…怖いです…」
昴「大丈夫だって、ちゃんと守ってやるから」
可憐「範囲魔法しか使えなくてごめんなさい…」
P「別れ道だな」
志保「どうするんですか?」
律子「逃げるな鏡!」
P「…一旦メンバーを分けて様子見しよう」
P「…ん?」
未来「どうしたんですか?」
P「いや、なんだ、これ…扉?」
志保「古代文字の書かれた封印ですね、掠れていて解読はできませんが」
P「…この場所、覚えていたほうがいいかもしれない」
千早「しかし行き止まりですね…」
P「曲がる方向を間違えたか…戻って律子達と合流しようか」
P「こっちは行き止まりだったよ」
律子「見てくださいプロデューサー!ほら!150000Gですよ!」
P「お、おう…どれだけ狩ったんだよ…」
律子「私もうここに住もうかしら!」
真「はいはい、行くよ律子」
律子「わ、私の楽園がぁ!」ズルズル
テンガン山の鏡型の魔物の生息数:0
バサバサバサバサバサ
バサバサバサバサバサ
バサバサバサバサバサ
P「くそ、数が多い!」
志保「キリがありませんね…」バンッバンッバンッバンッバンッ
千早「くっ」ザシュザシュ
亜美「とりゃー!」ブオン
P「出口は見えてるっていうのに…!」
恵美「か、可憐!前撃った圧縮魔法、撃てる!?」
可憐「こ、こんな状況じゃ集中できません!」
真「ボク達が守るから、やってみて!」ドガッ
昴「こんのぉー!」ガスッ
未来「たあ!」ブンッ…ブンッ…ブンッ…
可憐「わ、わかりました!」
律子「みんな!可憐を絶対守るのよ!」
P「可憐、まだか!」
可憐「後5秒!」
真「よし、みんな下がって!」バッ
可憐「蝙蝠さん、ごめんなさい!」キュイイイイ
P「ちょ、俺まだ退避できてな」
ズオォォォォォ!
昴「うわぁ…洞窟が広がってるよ」
可憐「い、一応威力は押さえたんですけど…」
律子「でも蝙蝠型は全滅したから良かったわ」
千早「そうね、これで外に出られるわ」
未来「じゃあ行きましょう!」
P「」
P:HP0
そういや可憐さんにはまだ殺されてなかったっけ・・・・南無
可憐「ご、ごめんなさいプロデューサーさん…」ギュウウウ
P「か、可憐苦しい…胸に押し潰されて死ぬ…」
千早「チッ」
律子「ここから後は下山するだけね」
未来「あそこに見えてるのがアスガルドかな?おっきいなぁ」
恵美「あれだけ大きいと情報も多いよねー」
志保「行きましょう」
P「なんとか暗くなる前に降りられたな」
律子「はい」
志保「ですがもうすぐ日没みたいですね」
真「プロデューサー、近くに村があるみたいですよ」
P「今日はそこに泊まるか…」
【開拓の村 ダッシュ・分村】
P「宿屋はっと…ん?」
「うどん屋『最上』」
P「…」
未来「…」
P「ちょっと見てくる」
都合によりしばらく休業します
P「人の気配はないか…」
P「みんな、調子はどうだ?」
志保「問題ありません」
未来「大丈夫です!」
千早「行きましょう、プロデューサー」
【魔導都市 アスガルド】
P「はあー…でかいな…小さくなってるから尚更か」
律子「どうしますか?」
P「うーん…まずは百合子に会いに行こう、その後自由行動だ」
昴「大図書館は中央区にあるみたいだな」
【大図書館】
受付「ようこそ、大図書館へ、なにかご用ですか?」
未来「探求と予言の魔女に会いたいんですけど…」
受付「御予約かアポイントメントはおありですか?」
未来「え?えっと…」
受付「ございませんのでしたら予約いただくかアポイントメントをお取り付けください」
律子「どのくらいかかりますか?」
受付「予約でしたら3年、アポイントメントでしたら2年はかかるかと」
律子「うわぁ…」
P「…プロデューサーが来た、とお伝えできますか?」
受付「はあ…では聞いて参りますので少々お待ちください」
受付「お待たせしました、確認がとれましたのでどうぞ、お入りください」
P「ありがとうございます」
【知識の迷宮】
百合子「お久しぶりですね」
P「百合子…」
百合子「知識の迷宮へようこそ、プロデューサーさん」
一旦ここまで
百合子「さて、なにから知りたいですか?」
P「百合子は…どこまで知ってるんだ?」
百合子「そうですね、あえて言うなら…すべて知ってます」
P「すべて…とは?」
百合子「この世界のことも、行く末も」
P「教えてくれ、ここはどこなんだ?」
百合子「ここはゲームの中の世界です、プロデューサーさんが持ってきたゲームの中」
P「じゃあ俺たちは今データなのか?データ化されているのか?」
百合子「ゲームの中の世界と言っても電脳世界とかそういうのではないですよ、正確にはゲームに出てくる世界が存在していて私達はそこにいるんです」
百合子「あのゲームがゲートになっていて私達はこの世界に来ました、もっともなんの力もない私達が死なないようにあの光を浴びることで力を得るように工夫はされているみたいですけど」
百合子「次は…この世界のことを話しましょうか」
百合子「魔物や魔王のことは聞きましたか?」
P「いや…」
百合子「じゃあその辺りから」
百合子「今から1200年前、この世界では大陸を二分する大きな戦争がありました」
百合子「互いを憎んで殺しあい、滅ぼそうと言う意識が世界を飲み込んでいました」
百合子「殺意と憎悪は世界に歪みを生み、その歪みから最初の魔物が産まれました」
百合子「それが魔王です」
百合子「魔王は生まれてすぐに人を滅ぼせるだけの力をつけました、魔王のエネルギー源となる感情は世界を包んでいましたから」
百合子「力をつけた魔王は人間を支配するために動き始めました」
百合子「魔物を放ち両軍を襲撃したのです」
百合子「思わぬ第三勢力の出現に両軍は困惑しましたが強いのは魔王であって魔物まで強いわけではありません」
百合子「初戦はなんとか退けました」
百合子「魔物の出現を重く見た両軍は停戦協定を結び、連合軍として共に戦うことにしました」
百合子「皮肉にも魔王が生まれた原因が手を組み魔王を倒すために戦うことになったのです」
百合子「初戦を落とした魔王は魔物達に力を分け与えました」
百合子「力を与えられた魔物達は強力でした、最初こそ撃退できていましたが連合軍は次第に押され始めたのです」
百合子「その後200年間世代を越えて戦い続けてきた連合軍でしたが、完全な劣勢に疲れはてていました」
百合子「ちょうどその頃です、春香さんがこの世界に飛ばされたのは」
百合子「春香さんはこの世界の状況を知り、世界に平和を取り戻すために戦うこと決意しました」
百合子「春香さんは魔王軍に一人立ち向かいました、その姿は人々に希望を…」
P「百合子」
百合子「はい」
P「長い、簡潔に」
百合子「魔王を倒せば元の世界に帰れます」
昴「最初から簡潔に言えよ…」
P「結局魔王を倒すことになるか…」
百合子「ゲームの世界ですからね、それが目標になります」
P「百合子は着いてきてくれるのか?」
百合子「残念ながら私が仲間になるのは後半なのでまだ同行できません」
P「あれ、そうなのか?」
百合子「私もプロデューサーさんと一緒にいたいんですけど…あんまり無茶すると世界が滅びて元の世界に帰れなくなりますので」
百合子「でも私は普段ここにいますから、また来てくださいね?というよりも一つのお話が終わるごとにここに来ることになりますので」
P「面倒臭いな…」
昴「パーティー分けとかのシステム縛りはないけどシナリオだけはその通りにしか進めないってこと?」
百合子「はい」
亜美「じゃあ近道とか出来ないのかー」
百合子「ただ私達は死んでも生き返るのでゲームオーバーにはならないから」
P「まあ、俺も何回も死んでるしな」
百合子「さて、プロデューサーさん」
P「…」
百合子「この先二つほど事件が起きます」
百合子「ファム大農場と荒野の神殿、どっちを先に終わらせますか?」
↓2
1ファム大農場
2荒野の神殿
P「じゃあファム大農場に行ってみるよ」
百合子「ファム大農場はここから南西にある超巨大な農場です」
P「南西か、わかった」
百合子「事件が解決したらまた来てくださいね」
P「ああ」
百合子「これ、大図書館の入場許可証です、プロデューサーさんの分しか作れてないので他の皆さんは入れませんけど…」
P「ありがとう百合子」
百合子「次に会える日を楽しみにしてます」
昴「なあ百合子」
百合子「?」
昴「入場許可証が一つしかないのってプロデューサーと二人っきりになりたいから…じゃないよな?」
百合子「…………………………そんなことないですよ?」のワの
昴「おい」
P「さて、自由行動だが…」
P「誰かと一緒に街を回ろうかな?」
↓3
1パーティーメンバーから一人選ぶ
2誰も選ばずファム大農場行きの準備をする
千早「プロデューサー、自由時間、よろしければ一緒に行きませんか?」
P「そうだな…一緒に行こうか」
千早「はい」
P「しかし異世界か…」
千早「プロデューサー?」
P「いや、ゲームの中とはいえ本当に異世界なんてものが存在するなんてな」
千早「そう…ですね、私も驚きました」
P「千早は異世界とかどう思ってるんだ?」
千早「人が住んでいて文化があるなら、そこには何かしらの歌があると思います」
千早「その歌を自分の物に出来たら、私の世界はもっと広がると思います」
P「だな、異文化に触れるのはいい刺激になるだろう」
千早「はい。不安もありますが、楽しみでもあります」
………………
P「お、この世界にもクレープがあるのか」
千早「一つ500Gですか…どうしますか?」
P「二つ買うか」
千早「でも今のプロデューサーでは持てないのでは?」
P「あー、そうか…」
千早「…私が持ちましょうか?」
P「いいのか?」
千早「はい」
P「じゃあお願いしようかな」
「まいどー」
P「しかし自分の背丈ほどあるクレープか…元の世界では絶対に出来ない経験だな」
千早「そうですね…はい、どうぞ」
P「いただきます…うん、美味い」
千早「自然な味がしますね」
P「添加物とか入ってないだろうしな…」
千早「あむっ」
P「あ、おい、勝手に俺の分を食べるな」
千早「私が持っているのでこれくらいは許してください」
P「仕方ないな…」
千早「…プロデューサー?クリームがついてますよ」
P「なに?どこだ?」
千早「じっとしててくださいね」
P「ん…」
千早「取れました」
P「ああ、ありがとうちは」
千早「…」ペロッ
P「や…?」
千早「さ、皆のところへ戻りましょうか」
P「千早、今何を…」
千早の親愛度が上昇しました
P「…ん?」
「うどん屋『最上』」
P「…」
↓2
1店を覗いてみる
2気にせず通りすぎる
P「…」
都合によりしばらく休業します
P「ここもか」
P「人の気配はないな…」
律子「みんな揃ってるわねー」
P「点呼もとったし大丈夫だ」
律子「じゃあファム大農場に向けて出発するわよ!」
未来「なんか遠足みたいで楽しいね!」
恵美「あ、なんかわかるよそれ!」
未来「仲のいい子で班を作って」
恵美「口裏合わせてお菓子持ってきたり」
未来「うんうん!」
恵美「プロデューサーとか律子さんは引率の先生だね!」
未来「ぴったり!」
志保「…」
千早「…」
昴「ん?どうしたんだ二人とも、黙りこんで」
志保「別に」
千早「なんでもないわ」
真「はあ!」ドゴォ
律子「相変わらず技のキレがいいわねー」ゴソゴソ
真「まあね、修行は欠かしてないし」バチン
可憐「わ、私も頑張ってるんですけど…中々新しい魔法が使えなくて…」
昴「可憐は火力で薙ぎ払えるからいいじゃないか、細かい奴らの相手はオレ達に任せてよ」
真「ボクが、君を守るからね」キラーン
可憐「は、はい!」
P「見えてきたぞ」
昴「うおー!広いなー!」
千早「これは…凄いわね」
【ファム大農場】
P「人も多いな」
律子「見た感じ私達みたいな旅人も多いですね」
P「だな」
千早「プロデューサー、あれを」
P「ん?」
「うどん屋『最上』本店、すぐそこ」
P「…行ってみるか?」
志保「そうですね、静香がいるかもしれませんし」
【うどん屋最上・本店】
P「凄い行列だな…」
律子「200人位並んでませんか…?」
千早「閉店後に来た方が良さそうね…」
P「しかし…百合子が言っていたような事件、こんなに平和なのに本当に起きるのだろうか」
律子「どうなんでしょうね…」
P「警戒するにはするが…」
農民「魔物が来たぞー!」
P「なに!?」
律子「なるほど、魔物を倒すのがシナリオフラグなのね…みんな、行くわよ!」
俺達は魔物を倒すために声がした方へと向かった
俺達が辿り着いたとき、そこにあったのは腹部が異常なまでに膨れ上がっている防衛隊らしき若者達の成れの果てだった
そして…真ん中に立っていた防衛隊を壊滅させた存在が、ゆっくりとこちらを向いた
その顔は…
美奈子「さあ、お腹一杯食べましょうね!」
一旦休憩
P「み、美奈子…」
美奈子「あ、もしかしてプロデューサーさんですか!?」
P「美奈子、何でこんなことを…」
美奈子「農場を襲うキョンシー役ですから」
P「つまり魔王側なのか…」
美奈子「はい!あ、でも私を倒せたら仲間になりますよ?」
P「じゃあ倒してやる、恨むなよ?」
美奈子「大丈夫です!私も」
プロデューサーさんが元の大きさに…ううん、前より大きくなるくらい食べさせてあげますね?
昴「たあ!」
美奈子「動きが鈍いよ、ちゃんとご飯食べてる?食べてないならご馳走するよ!」
昴「食べてるから!だからいらないから!」
美奈子「口ではそう言ってても身体は正直だよ?ほら、お腹の虫が鳴きたがってる」
千早「くっ、佐竹さんの動きが早くて捉えきれない…!」
志保「恵美さん、可憐さん、魔法で弾幕を貼って美奈子さんの動きを制限してください」バババババババ
恵美「あいよー!」バババババババ
可憐「は、はい!」ズドオォォォォン
美奈子「わっ!っとっと…」
亜美「とりゃあ!」ブォン
美奈子「危ないなぁ」サッ
亜美「嘘!?」
美奈子「亜美ちゃん、お腹空いてる?空いてるんだね、わかった!」ガッ
亜美「亜美なにも言ってなモガッ!?」
亜美「」
亜美:満腹度250%
P「亜美ィィィィ!!」
昴「よくも亜美を!」
美奈子「亜美ちゃんお腹一杯で幸せそう!」
昴「ガラスの仮面みたいな白目剥いてるのに幸せもくそもあるか!」
美奈子「そんなことないよ、お腹一杯なら幸せでしょ?」
昴「それはお前の理屈だ!」
律子「思い出したわ!」
P「何をだ!?」
律子「キョンシーの弱点です!キョンシーはもち米が苦手なんです!」
P「もち米…?そうか!」
P「志保、可憐、恵美!美奈子を追い込め!昴!美奈子に隙を作ってくれ!真!…やれるな?」
真「プロデューサー…はい!」
志保「円の動きで包囲します」バババババババ
恵美「美奈子、大人しくしてもらうよ!」バババババババ
可憐「ご、ごめんなさい!」ドォンドォンドォンドォン
美奈子「またさっきと同じ…」
昴「美奈子、大人しくしろ!」ガッ
美奈子「私を押さえつけても無駄だよ?」
昴「無駄じゃないさ」
美奈子「?」
真「昴、ありがとう!」
美奈子「真さん!?」
真「自分のゴマ団子でも食べて落ち着きなよ!」
美奈子「モガッ!?」
真「このっ…!」
美奈子「」バンバン
美奈子「」
美奈子:満腹度500%
真「た、倒した…」
P「もち米とか関係無かったな」
律子「もち米っていっても生もち米が必要ですから…」
律子「童貞の小便でも良かったみたいですよ、プロデューサー?」
P「おい待てなんで俺を見ながら言うんだ」
律子「それは…ねえ?」
P「どどど童貞ちゃうわ!」
美奈子「」パアァァ
P「美奈子の体が光ってる…」
美奈子「…」
P「姿が変わった…」
美奈子「ルナラビット美奈子です!お団子をお腹一杯食べましょうね!」
P「ぶれないなお前」
美奈子「えへへ…」
P「なんにせよこれで仲間になってくれるのか?」
美奈子「はい!」
P「よし、よろしく頼む」
美奈子「パーティーの料理は任せてくださいね!」
P「あ、結構です」
美奈子「そう言えばプロデューサーさんも律子さんも何も食べてくれませんでしたね、他のみんなは食べてくれたのに」
P「あれは食べてくれたんじゃなくて避けきれずに口に放り込まれただけだろ…」
美奈子「というわけでお二人ともどうぞ!」ズイッ
P「あ、結構です」
律子「私お腹空いてないから…」
美奈子「昴ちゃん、真さん」
真「任せて」ガシッ
昴「悪いね二人とも」ガシッ
P「な!?お前ら!」
律子「今なら許してあげるから放しなさい!」
美奈子「さ…ゆっくりどうぞ!」
P「うわぁぁぁぁ!」
P:満腹度1200%
律子:満腹度150%
律子「セロテープしかなかったんですけど、大丈夫ですか?」
P「多分自然にくっつくのにそんなに時間はかからないと思うからなんとか行けるだろう」
未来「プロデューサーさん、セロテープで継ぎ接ぎだらけでフランケンなんとかみたいですね!」
P「うるさいよ」
農民「あんたらがあの凶悪な魔物を退治してくれたんだな、皆に代わり礼を言うよ、ありがとう」
農民「かわりにファム大農場の宿を無料にしておくから良かったら来てくれよな」
律子「プロデューサー、無料ですよ、無料!」
P「ああ、ありがたいな」
P「おっと、うどん屋に顔を出さないと」
本日は終了しました
P「早くね?」
未来「まだ夕方なのに…」
P「人の気配はないか…」
P「仕方ない、訪ねるのはまた今度にしよう」
翌日
P「今日は定休日で開いていないみたいだな」
P「皆は自由に行動しているし…俺はどうしようかな」
↓3
1パーティーの誰かと一緒に農場を回る
2荒野の神殿に向かうために一人で準備をする
恵美「やっほープロデューサー」
P「恵美か、どうしたんだ?」
恵美「や、なんかプロデューサーが暇そうにしてたからさ、良かったらデートでもどう?」
P「いいぞ」
恵美「なーんちゃっ…えっ?」
P「ここにはパパラッチはいないし今の俺達はアイドルでもプロデューサーでもないただの旅人だからな、気にする必要はない」
恵美「そ、そっか…そうだよね、じゃあ思いきり楽しんじゃおう!」
恵美「あ、見てプロデューサー、ソフトクリームだって」
P「この世界甘いものはなんか充実してるな…アスガルドにはプリンやクレープ、パフェもあったし」
恵美「あ、そうなんだ?」
P「ああ、千早と街を回ってるときに見つけてな」
恵美「千早と…ふーん」
P「どうしたんだ?」
恵美「別にー…千早と何か食べたの?」
P「クレープだけ」
恵美「そっか…じゃあアタシとはソフトクリーム食べようよ」
P「別にいいけど多分俺は食べきれないぞ?」
恵美「一つを半分こにすればいいの!」
P「まあ恵美がいいならそれでもいいが」
恵美「じゃあ買ってくるねー」
恵美(やった!)
恵美「プロデューサー、お待たせ」
P「お帰り」
恵美「じゃあ、はい!」
P「ん、いただきます」
P「これ、美味いな」
恵美「どれどれ?あ、本当だ!」
P「やっぱりこういう所の食べ物は美味しいな」
恵美「だねー、買ってよかった」
P「もう一口」
恵美「はい」
P「ありがとう」
恵美「んふふー、幸せ」
恵美「いい風だね、プロデューサー」
P「そうだな…」
恵美「あふっ…」
P「眠いのか?」
恵美「んー、暖かくて風が気持ちいいから…」
P「よくわかる、正直俺も…」
恵美「昼寝する?」
P「そうだな…あの丘の辺りで一眠りするか」
恵美「じゃ、行こっか」
P「ああ」
P「それじゃあ」
恵美「おやすみー」
P「あ、こら恵美、抱き寄せるな」
恵美「いいじゃんこのくらい。ふあぁ…」
P「まったく…」
P「さて、次だが…」
律子「荒野の神殿はここから東ですね」
志保「徒歩だと二日はかかりそうですね」
P「でもまあ行くしかないだろ」
農民「あんたら、何か困り事かい?」
未来「あ、昨日の…」
律子「実は東の方に行きたいんですけど…」
農民「こっから東ってことは荒野の神殿辺りかい、馬車がないなら4日はかかるぞ」
恵美「うへぇ…」
農民「だがあんたらはここの恩人だからな、俺のとっておきの馬車があるんだが、貰ってくれないか?」
律子「いいんですか?」
農民「もう被害が広がることもないしな、本当に感謝してるんだ、だからな」
P「わかりました、ありがとうございます」
農民「またファムの近くに来たら寄ってくれよな!旅の無事を祈ってるぜ!」
【荒野の村】
P「なんだここ…いくら荒野とは言え村なのに人一人いないじゃないか…」
恵美「事件のせいなのかな」
村人「反逆の悪魔の仕業でございます…」
律子「!人が」
村人「反逆の悪魔の仕業でございます…」
P「反逆の悪魔とは?」
村人「反逆の悪魔が複数の魔物を操り村を滅ぼしたのでございます…」
P「その反逆の悪魔はどこに?」
村人「荒野の神殿…悪魔はそこに住み着いております」
P「ありがとうございます」
P「みんな、聞いての通りだ」
真「反逆の悪魔…それがボクたちの倒す相手ですね!」
P「ああ、小さいとは言え村一つ滅ぼせる敵だ、気を付けていこう」
一旦ここまで
短くてすまん
【荒野の神殿】
P「でかいな」
千早「ですね」
P「罠があるかもしれない、警戒していこう」
未来「あ、なんかボタンが…押しちゃえ!」ポチー
ドカアァァァン
未来「ごめんなふぁい」
P「マジで反省しろ、神殿突入直後に全滅するところだったぞ」
未来「ふぁい」
P「まったく…」
千早「はっ!」ザン
ヂュイ
志保「そこっ!」パァン
ヂュイヂュイヂュヂュ
恵美「当たれ!」
律子「…動物型の魔物ばかりですね」
P「ああ、すばしっこくて厄介だ」
バウ!
P「ちっ、次から次へと…!」
律子「キリがないわね」
真「プロデューサー、あそこに扉が!」
P「よし、逃げ込むぞ!」
バタン
未来「はあ…はあ…」
昴「追いかけては…こないみたいだな…」
恵美「つ、疲れた~…」
P「ここは…大聖堂か?」
律子「祭壇らしきものもありますね」
志保「…行き止まりみたいですね」
P「なにかヒントになるものがあるかもしれない、少し探索してみよう」
P「目立った収穫はなしか…」
律子「一つだけ確かなのは私達が八方塞がりなことですね」
P「ううん…」
↓2
1もう一度地道に辺りを調べる
2思いきって可憐の魔法で大聖堂の半分を吹き飛ばす
P「…可憐」
可憐「は、はい」
P「大聖堂の半分を吹き飛ばせるか?」
可憐「えっ」
律子「プ、プロデューサー?」
P「出来るか?」
可憐「…はい、やってみます」
ギュイイイイ
P「いけ、可憐!」
可憐「…!」
ドガアァァァン
パラパラ…
P「…どうなった?」
律子「…!祭壇から魔法結界らしきバリアが出てます!」
P「ビンゴ、亜美!」
亜美「久しぶりの出番だよ兄ちゃん!」
亜美「必殺!達磨落としハイパーアルティメットマスタースイミング!」ドゴォォン
昴「祭壇が真横に吹っ飛んだぞ」
P「あんなのを俺にやったのか…」
亜美「兄ちゃん、階段が出てきたよ」
美奈子「どうしますか?プロデューサーさん」
P「降りるしかないだろ」
P「地下にこんな広い場所があったとはな」
律子「明らかにボス戦の雰囲気ですよ、これ」
P「しかしなんだ…体が重い」
千早「階段を降り始めた頃から闇の力が増幅しています、プロデューサーは今妖精族なので敏感なのでは?」
P「かもしれないな」
「待ってたぞ、勇者!」
未来「勇者って誰でしたっけ?」
昴「お前だろ」
「自分の軍勢を切り抜けてここまで来れたことをまずは誉めてやるぞ!」
P「そりゃどーも」
「でも自分に会ったのが運の尽きだったね!」
P「まったく…何やってるんだ?響」
響「うん?お前なんで自分の名前を?」
P「おま…プロデューサーにお前とか言うなよ?」
響「プロデューサー?あり得ないぞ!だってプロデューサーは200年前に死んでるんだから!」
P「はい?」
響「自分がここに来て300年も経ってるんだ、でも誰とも会えなかった!みんな死んじゃったんだ!だから自分はずっと一人で…!」
P「待て、響、それは」
響「うるさいうるさい!プロデューサーやみんなの偽者め!自分がお前達を消してやる…!みんなとの思い出を汚させはしないぞ!」
P「くっ、戦うしかないのか」
響「漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!」
カッ
響「自分に力を!来て!リベ子!」
ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン「グオオォォォォ!!」
未来「ド、ドラゴン!?」
真「来るよ!」
みんなはもういない…だから、自分がみんなの事を覚えていないとみんなが消えちゃうんだ!…だから、自分の前から消してやる!
一旦ここまで
P「とりあえず大人しくさせるしかないか…可憐、一撃で気絶させられるか?」
可憐「は、はい、やってみます」
P「よし、行くぞ!」
「はい!」
真「たあっ!」ガンッ
真「っ!固い!」
響「リベ子にそんな攻撃が効くもんか!」
ブォン
真「っ!なら響を直接!」ダッ
響「!」サッ
真「はやい!?」
響「自分はダンスしてるからな!」
真「ダンス、関係無いよね!はあっ!」
可憐「い、いきます!」
響「お前の力が一番強いのは分かってるぞ!リベ子、あいつの力を奪っちゃえ!トリーズンディスチャージ!」
ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン「グオオォォォォ!!」キュイン
可憐「あ、あれ?力が…」ヘタッ
響「そのまま尻尾で叩き潰して!」
昴「可憐!」
可憐「助けて…!プロデューサーさん!」
バァン
ダベリオン「グルルルル…」クルッ
志保「こっちにきなさい!…可憐さん、退避して!」
可憐「し、志保ちゃん…」
千早「篠宮さん、肩を」
可憐「千早ちゃん…ありがとう…」
真「そうだ、ボクが可愛いことをすればあのドラゴンも油断するかも!」
昴「こんなときに何言ってんだよ!?」
真「試すしかないよ!はああああああ!!」
真「まっこまっこりーん!」キャピッ☆
…………………………
響「…………リベ子!あの迷走Mindを吹っ飛ばして!」
ダベリオン「グオオォォォォ!!」ブォン
真「うわぁぁぁぁぁ!!」ドガァ!
昴「真ぉ!」
恵美「ちょっとプロデューサー!どうしようこれ!?」
P「ぐぬぬ…」
律子「囲んでも攻撃が効かないなら意味ないわね…!」
未来「…私にいい考えがあります」
P「却下」
律子「却下ね」
恵美「ごめん却下」
未来「ひどい!」
未来「聞いてくださいよー」
P「聞くだけ聞いてやる」
未来「神殿の入り口に爆発するボタンがあったじゃないですか」
P「あったな」
未来「あそこまで誘導して爆発させればいいんじゃないですか?」
P「…」
律子「…」
未来「あれ?」
P「その発想はなかった」
律子「たまには賢いことも言うのね、見直したわ、未来」
未来「でへへ…」
P「やってみる価値は充分にあるな…よし!」
P「みんな、撤退だ!撤退するぞ!」
昴「わ、わかった!」
真「いてて…」
昴「ほら、掴まれ真!」
真「ごめん昴…」
志保「プロデューサーさん、私の頭に」バンバンバンバン
P「ああ」
千早「篠宮さん、立てる?」
可憐「う、うん…奪われたのは魔力だけみたいだから…」
P「撤収!」
響「待て、逃がさないぞ!特に勇者と妖精!」
ダベリオン「グオオォォォォ!!」
P「予想通り追って」ガリッ
P「~~~~~~~!!」
志保「喋ったら舌噛みますよ」
律子「魔物たちが消えてる!チャンスよ!」
響「待てえええ!!」
未来「あった!スイッチ!」
響「!?しまっ」
未来「ポチっとな」ポチー
ドガアアァァァァァァン!!
P「…どうなった?」
律子「わかりません、爆発の影響で神殿の一部が崩壊して下敷きにはなったみたいですが…」
ガララ
P「…!」
ダベリオン「グルルルル…」
恵美「効いてない…!」
ダベリオン「…グオオォォォォ…!!」バタァン!
昴「た、倒れた…」
響「リベ子…自分を庇って…よくもぉ!」
千早「我那覇さんは無傷…あのドラゴンが守ったのね」
響「もう絶対に許さない…この世から塵一つ残さずに消してやる!」
P「来るぞ!」
亜美「ところがギッチョン!後ろががら空きなんだよねぇ!」ブォン
響「えっ?」ドゴォ
響「」バタッ
亜美「ひびきんの力は素晴らしかった!」
亜美「コンビネーションも能力も!」
亜美「だが、しかし、まるで全然!」
亜美「ひびきん本人は隙だらけなんだよねぇ!」
P「そういやお前どこにいたんだ?」
亜美「柱の陰に隠れてたら兄ちゃん達が逃げたからひびきんの後ろから追いかけてた」
P「だからいなかったのか…」
一旦ここまで
ちょっと忙しくて書き溜め出来てないんですごめんなさい
響「う…うーん…あれ、自分は…って、あれ?縛られてる」グッグッ
P「お、起きたか響」
響「!お前が自分を縛ったのか!?」
P「まあまた暴れられても困るしな」
響「暴れられても困るって…わかった、自分に乱暴する気なんでしょ!ピヨ子の持ってる本みたいに!」
P「なんつう物もってんだあの人は…」
響「くっ、自分は辱しめを受ける気はないぞ!殺せ!」
P「響、本当に俺達がわからないのか?」
響「ふん!プロデューサーとか言うんでしょ、でもプロデューサーはもうとっくに死んでるはずだから会いたくても会えないもん!」
P「うーん…」
律子「もしかしたら美奈子の時みたいに魔王関連で記憶が混乱している可能性もありますね」
P「衝撃でも与えてみるか?」
千早「頭に一撃加えればいいのでは?」
未来「じゃあこの棍棒でガツンと?」
昴「ちょっとインパクトが弱くないか?」
亜美「じゃあ亜美のマジカルハンマーで?」
真「それはオーバーキルじゃないかな」
リベ子「グアォグアグア」
P「リベ子の尻尾で?それもちょっとなぁ…」
響「こらぁリベ子!なんでそっちにいるんだ!動けるなら自分を助けてよ!」
リベ子「グアグア」
響「えっ?一食の恩?」
美奈子「はい、リベ子ちゃん、おかわり持ってきたよー」
リベ子「」モシャモシャ
響「餌付けされてるー!?」
美奈子「プロデューサーさん、私に任せてください!」
P「何か策があるのか?」
美奈子「はい、私の月の杵を使います!」
P「餅つき用のやつか?でも未来の棍棒とそんなに変わらんだろ」
美奈子「私の月の杵は特別製なので大丈夫です!」
P「そこまでいうならやってみてくれ」
美奈子「わっほーい!任せてください!」ズッ
響「えっ」
志保「さ、3mくらいある気がするんですが…」
恵美「それで殴ったらさすがに死ぬんじゃ…」
美奈子「大きく振りかぶってー」
響「待って!待って!」
美奈子「わっほーい!」ブォン
響「まっ」ゴォン!
響「」
響「」パアアアア…
P「響、大丈夫か?」
響「あ、あれ…ここは…自分は…一体?」
P「目を覚ましたか」
響「あれ…プロデューサー?じゃあここは…元の世界?自分は帰ってきたのか…」
P「残念だがまだ帰れていない…だがお前が無事でよかったよ」
響「…プロデューサーは本当にプロデューサー?自分が知ってる…自分を知ってくれてるプロデューサー?」
P「ああ…お前たち765プロのアイドルのプロデューサーだ。ずっと待たせて悪かった、これからはちゃんと一緒にいるからな」
響「プロ…デューサー…自分、ずっと一人で…765プロのみんなも…ハム蔵やいぬ美もいなくて…一人で…ずっと…」
P「…」
響「寂しかった…寂しかったよぉ…」グスグス
P「…」ポンポン
響「じゃあみんなばらばらで自分だけが一人だった訳じゃないんだね」
P「ああ、春香や百合子なんかは1000年以上前だ」
響「それに比べたら自分はまだマシだったのかな」
P「100年以上の孤独にマシもなにもないさ、特に響は常に家族が傍にいたからな、ずっと一人は辛かっただろう」
響「うん…」
P「とにかく会えてよかったよ」
響「自分も…会えてよかったぞ!」
P「お、ようやく笑ったな、やっぱり響は笑ってる方がいい」
響「な、なに言ってんのさプロデューサー!照れるぞ!」
P「とにもかくにも、元の世界に帰るために、響も一緒に戦ってくれるか?」
響「もちろん!自分、頑張るからね!」
響が仲間になった!
P「これで二つの事件を解決したな、一旦アスガルドに戻ろう」
【アスガルド】
響「おっきい街だなー」
P「響ー、あんまりうろうろして迷子になるなよー」
響「自分、そこまで子供じゃないぞ!」
P「はいはい」
響「むー、この世界じゃ自分の方が年上なのに…」
【大図書館】
受付「プロデューサー様、お待ちしておりました。魔女様がお待ちですので知識の迷宮へどうぞ」
P「ありがとうございます」
律子「じゃあ私達は待ってますね」
P「ああ」
受付「プロデューサー様、失礼ですが我那覇響様はおられますでしょうか?」
響「ん?自分がどうしたの?」
受付「魔女様より響様もお通しするよう承っておりますので、どうぞお進みください」
【知識の迷宮】
P「おーい、百合子ー」
シーン…
P「あれ?」
響「いないのかな…」
百合子「」モグモグ
P「なんだ、いるじゃないか、百合子」
百合子「ひゃっ!?」ビクッ
百合子「プ、プロデューサーさん!早かったですね!」
P「まっすぐ来たからな」
百合子「そ、それって私に会うために…」
P「ああ」
百合子「プロデューサーさん…」
P「元の世界に帰るには百合子の協力が不可欠だからな」
百合子「…まあわかってましたけど」
P「ど、どうしたんだ百合子?急に不機嫌になって」
百合子「なんでもないですー」
響「プロデューサー…今のはないと思うぞ…」
P「??」
百合子「とりあえずお疲れ様でした、プロデューサーさん」
P「あ、ああ…」
百合子「物語は序盤を越えて中盤に差し掛かります、中盤から後半にかけて魔王の四天王と戦うことになります」
P「四天王…」
百合子「四天王の皆さんは強いですよ?何せ魔王が直々に選んだ猛者たちです。でもプロデューサーさんなら多分大丈夫ですよ!だって私のプロデューサーさんですから!」
P「おう、ありがとうな!…といっても俺自身は戦えないけど…」
百合子「期待していますね!」
響「…ところで自分はなんで呼ばれたんだ?」
百合子「そうでした。響さんは自分の能力は把握してますか?」
響「自分の…能力?」
百合子「はい」
響「リベ子…ダークリベリオンエクシーズドラゴンっていうドラゴンを呼び出したり出来るぐらいだけど」
百合子「そう、それが響さんの能力、【召喚】です」
響「召喚?」
百合子「異世界から魂を呼び寄せてこの世界に呼び出す力です」
百合子「響さん…呼びたいものを心に強く思い浮かべてください」
響「心に…強く…」
響(ハム蔵…いぬ美…)グッ
ピカッ
ハム蔵「…ヂュイ?」
響「…ハム…蔵…?」
ハム蔵「ヂュイ!」
響「ハム蔵…ハム蔵!ハム蔵!」
ハム蔵「ヂュイ!?ヂュ…ヂュイ…ヂュ…」ガクッ
響「ごめんハム蔵、取り乱した」
ハム蔵「ヂュイ」
P「すごいな…なんでも呼べるのか?」
百合子「力の使い方がわかれば…ですけどね。ただ私にも詳しい使い方はわからないので響さんが自分で編み出すしかないです」
響「うん…自分、頑張るぞ!」
百合子「さて、プロデューサーさん、これから先どうしますか?」
P「選択肢はあるのか?」
百合子「はい」
百合子「東の狂気の刃、西の独裁の戦地、南の呪われた聖剣、北の煌めく執刀…どこにしますか?」
P「…」
↓3
P「東に行かせてもらうよ」
百合子「わかりました。…東の四天王は強いです、気を付けてくださいね」
P「東の四天王は誰なんだ?」
百合子「ごめんなさい、それは教えられないんです」
P「そうか…」
百合子「では、頑張ってくださいね!倒せたらまた来てください」
P「ああ」
P「さて、どうしようか」
↓3
1パーティーの誰かと一緒に行動する(キャラ指定)
2東に行くために一人で準備する
P「可憐」
可憐「あ、プロデューサーさん…♪」
P「何してるんだ?」
可憐「ハーブを見てたんです」
P「ハーブを?」
可憐「はい♪現実にはない匂いとかもあって…楽しいです」
P「ほう」
可憐「プロデューサーさん…良かったら一緒に見て回りませんか?」
P「楽しそうだな、一緒に行かせてもらうよ」
可憐「はい♪」
可憐「あ、これ素敵な香りです」スンスン
P「どれどれ?」クン
可憐「プロデューサーさんはこういう匂いは好きですか?」
P「そうだな、いい匂いだ」
可憐「ふふっ、すいません、これください」
P「どうするんだ、それ?」
可憐「香りを楽しむためにお香かコロンを作ろうかなと思って」
P「いいな、それ」
可憐「いい香りは気持ちをほぐしてリラックスさせてくれますから…」
P「そうだ、元の世界に帰ってからでもいいから俺に何か作ってくれないか?」
可憐「は、はい!私のとっておきを…プロデューサーさんに作ります!」
P「ああ、楽しみにしてるよ」
可憐「はい!…何を配合しようかな…まずはイランイランと…」
可憐の親愛度が上昇しました
P「さあみんな、出発だ」
ハム蔵「ヂュイ、ヂュヂュ」
P「ふむ、そうなのか」
いぬ美「ばう」
P「はは、それはいいかもな」
未来「プロデューサーさん、ハム蔵たちの言葉がわかるんですね」
律子「動物と話せると妖精っぽく見えるわね。…スーツじゃなければ」
昴「あの見た目でスーツだからなー」
真「でも僕達は服が変わったのになんでプロデューサーは変わらないんだろうね」
亜美「さあ?」
志保「…」さわさわ
千早「志保、どうしたの?」
志保「いえ、別に…」
恵美「志保はプロデューサーをいぬ美にとられちゃって頭の上が寂しいんだよねー♪」
志保「そ、そんなことありません」
千早「ふふっ、そうなのね」
志保「…」
ハム蔵「ヂュヂュ」
P「ほう?」
ハム蔵「ヂュイヂュイ!」
P「流石響、器用だな」
響「ん?自分の事呼んだ?」
P「ああ、いや、ハム蔵から響が事務所のみんなの編みぐるみ作ってたって話を聞いてな」
P「響は編み物得意だったはずだし流石だなと思ってな」
響「ふふん!自分完璧だからな!」
ハム蔵「ヂュイヂュイ、ヂュヂュ」
P「響の編みぐるみを作り終わったところだったんだな」
ハム蔵「ヂュ、ヂュ」
P「ん?手を繋ぐようにもうひとつ作ってるって?」
響「!」
P「一体誰の編みぐるみなんだ?」
ハム蔵「ヂュ」
響「ダ、ダメぇ!」バチィン
P「ぐぶ」ベチャ
ハム蔵「ヂ」ベチャ
響「内緒!この話は内緒だぞ!」
P「」
ハム蔵「」
P:HP0
ハム蔵:HP0
P「地図を見る限りもうすぐ海が見えてくるな」
律子「海ですか?」
P「ああ、地図に示された四天王がいる場所は海に面しているらしい」
千早「海…ということは水に関する魔物が多く生息しているのでしょうか」
P「可能性はある、電気属性の武器を用意しておこう」
???「寄らば斬ります!」
P「…?なんだ?」
いぬ美「ばう!」
恵美「プロデューサー!あそこ!」
P「あれは…エミリー!?」
エミリー「…」
P「囲まれてる、助けに行くぞ!」
エミリー「寄らば斬ります!」
ジリッ
エミリー「寄らなくても寄って斬ります!」ズバッ
「グオォ…」
「グググ…」ダッ
エミリー「逃げても追って斬ります!」ザシュ
「グアァ!」
「グオォ!」バッ
エミリー「!」
ザン
あずさ「あらあら、遅れてごめんなさいね、エミリーちゃん」
エミリー「あずささん」
このみ「ごめんねエミリーちゃん、あずさちゃんを探してたら遅れちゃったわ」
エミリー「大丈夫ですよ、このみさん」
風花「私達も戦うからね、背中は任せて」
エミリー「はい!」
「グウゥ…」
「…」ダッ
このみ「…新手はないみたいね」
エミリー「ふう…」
風花「敵も攻め方を変えてきましたね」
あずさ「そうねー…どうにかしないと」
このみ「やっぱり直接乗り込むしかないかもしれないわね」
P「エミリー!あずささん!風花!このみさん!」
このみ「…!?もしかしてプロデューサー!?」
エミリー「仕掛け人様!」
あずさ「あらあら、お久しぶりです~」
風花「あ~みんなもいる!良かった~」
P「会えて良かったですよ」
このみ「待ちなさい、あなた本当にプロデューサーかしら?」
P「えっ?」
このみ「私たちが乗り込もうか思案しているときに都合よくプロデューサーが現れる…ちょっと出来すぎよね?」
このみ「そう、まるで私たちが乗り込もうとしているのを見計らったようにね」
このみ「それに敵が退いてすぐに来たことも怪しいわ、あなた、本当に自分がプロデューサーだと証明できる?」
P「…」
このみ「証明できないなら偽物と判断して斬るわよ」チャキ
P「ランドセル」ボソッ
このみ「」ビクッ
P「一升瓶を抱えて寝落ち、恵美用の衣装を間違えて着てサイズが合わないから胸に風船」
このみ「」プルプル
P「他には…」
このみ「もういい!もういいから!わかったから!」
P「なら良かったです」
このみ「あー、みんな無事で良かったわ」
P「ええ、このみさん達もよくご無事で」
このみ「私とあずさちゃんと風花ちゃんは早い段階で合流できたからずっと一緒にいたのよ」
あずさ「この世界のお酒も美味しかったです~」
風花「エミリーちゃんと二年前にここで会ってからずっとここに滞在してたんです」
P「なるほど…」
このみ「私達は確かに無事なんだけど…」
P「…?どうかしたんですか?」
エミリー「仕掛け人様、お連れしたいところがありますので、ついてきてくれますか?」
P「あ、ああ…」
【隠れ家】
P「ここは?」
エミリー「私達の隠れ家です」
P「隠れ家?」
エミリー「はい」
P「…」
エミリー「ここです」
P「開けていいのか?」
エミリー「はい」コンコン
「はーい」
スッ
P「…海美?」
海美「プ、プロデューサー…?」
海美「あ、あはは、久しぶりだね、プロデューサー」こほっこほっ
P「海美、一体どうしたんだ?かなり具合が悪そうだが…」
海美「いやー、ちょっとね…まあ大丈夫だよ」けほっ
P「大丈夫なわけないだろ、こんなに痩せて…何があったんだ?」
エミリー「海美さんはこの世界で水龍神様になっておられました、私は水龍神の神子として海美さんと一緒に行動してたんですが…」
エミリー「数年ほど前に海辺に工場が出来て海が汚染されてしまったのです。…それ以来海美さんは体調を崩して…」
P「なるほど、海美は水龍神だから水を汚染されると体調にダイレクトに影響するわけか…」
一旦中断
>>236
エミリー(13) Da
http://i.imgur.com/cGHf7M8.jpg
http://i.imgur.com/5SawBdr.jpg
>>237
三浦あずさ(21) Vo
http://i.imgur.com/2PsbQ21.jpg
http://i.imgur.com/EkD1dgE.jpg
>>237
馬場このみ(24) Da
http://i.imgur.com/K80ame7.jpg
http://i.imgur.com/csfMxph.jpg
衣装としては↓右のが近いだろうか?
http://i.imgur.com/tHWj6tM.jpg
>>237
豊川風花(22) Vi
http://i.imgur.com/bwbznit.jpg
http://i.imgur.com/2XoriRc.jpg
>>240
高坂海美(16) Da
http://i.imgur.com/jzkrtww.jpg
http://i.imgur.com/HAkFiOG.jpg
>>238
ランドセル
http://i.imgur.com/BLhLHQa.jpg
一升瓶を抱えて寝落ち
http://i.imgur.com/c04EgCx.jpg
恵美用の衣装を間違えて着てサイズが合わないから胸に風船
http://i.imgur.com/Jb4b66F.jpg
このみ「本当は私達が工場に乗り込んで原因を取り除きたいんだけど…海美ちゃんを一人にできないから」
海美「ごめんねみんな、私のせいで…」けほっ
P「海美、無理はしなくていい。…実は俺たちの目的も工場なんだ、だから海美、俺たちが必ずお前を苦しめているものを取り除いてやるからな」
このみ「じゃあプロデューサー、悪いんだけれど工場のほうはお願いしてもいいかしら?」
P「はい、任せてください、このみさん達は海美を頼みます」
このみ「ふふっ、このみお姉さんに任せなさい!」
海美「…ありがとう、プロデューサー、みんな」
P「さて、聞いての通りだ」
「…」
P「やることは簡単、あそこに見える工場をぶっ潰す、それだけだ」
「…」
P「俺の大切なアイドルを苦しめたことを魔王に一生後悔させてやる、いくぞみんな!」
「おー!」
【デストル工場】
侵入者発見!侵入者発見!排除シーケンス二移行シマス
「グオォ!」
「グアァ!」
響「邪魔だぞ!リベ子、反逆のライトニングディスオベイ!」
リベ子「グオオォォ!」ズガガガ
「グアァ!」
響「へへん!」
美奈子「わっほーい!」バゴンバゴン
律子「まるで餅をつくように敵をなぎ倒してるわね」
美奈子「お餅食べたいですか?じゃあこれでお餅作りますね!」
律子「やめて!」
【監視室】
???「…」
P『未来、左だ!』
未来『わっとっと!』ガイン
千早『はっ!』ザシュ
亜美『大車輪!』グルグルグルグル
『グアァ!』
???「やはり試作品じゃ敵わないわね…まあ足止めにはなってくれるか」
???「来なさい、勇者達、私が屠ってあげるわ」
排除シーケンスカラ防衛シーケンス二移行シマス
ダンダンダンダン
P「チッ、隔壁が降り来てたか!」
千早「閉じ込められましたね…」
ウィーン
志保「!上です!」
「グアァ!」
「グオォ!」
昴「この!」ドガッ!
真「覇!」ブワッ
P「さて、どうするか…」
↓2
1隔壁を吹き飛ばす
2迂回する
2
響「ふん!壁なんか吹っ飛ばしてやるぞ!リベ子!ライトニングディスオベイ!」
リベ子「グオオォォ!」ズガガガ
ガキィン
リベ子「!?」
響「リベ子の牙が弾かれた!?」
可憐「え、えーい!」ズオォォォ
バシュウゥゥン…
可憐「ま、魔法も効かない…」
P「壊すのは無理か…仕方ない、別のルートを探そう」
P「…」
律子「さっき閉じてたところが開いていたり、その逆もあったり…これは」
P「相手の掌の上で遊ばれているようで気に入らないな」
千早「しかし今は相手の誘いに乗るしかありません」
P「ああ、敵が作っているルートだ、みんな気を付けろ」
未来「はあ…はあ…」
P「みんな、大丈夫か?」
恵美「け、結構きついね」
P「連戦に次ぐ連戦…このままだとじり貧だな…しかし、どうすればいいんだ…」
防衛シーケンス解除、基地機能ヲノーマル二戻シマス
P「な、なんだ?また罠か?」
【監視室】
???「何が起こったの!?」
???「基地システムにアクセス!…弾かれた!?再アクセス!…ダメ、基地のシステムが完全に死んでいるわね…仕方ない、まだ不完全だけれど、迎え撃つ!」
P「隔壁が道を作っている…」
可憐「プ、プロデューサーさん、この先から…あの時の響さんと同じ匂いがします」
P「ということは、四天王がいるってことか…みんな、正念場だ、行けるか?」
「はい!」
P「よし、行くぞ!」
???「あなた様、御武運を」
【実験所】
P「な、なんだここは…」
真「これ…全部人…?」
律子「人体実験をしていたようね」
千早「…」
???「ようやく来たわね」
志保「!」チャキ
???「私の実験所にようこそ、勇者様御一行」
P「…お前が四天王の一人だったのか…紗代子!」
紗代子「ふふっ…」
P「今すぐこの施設を止めろ!こんなこと、許されるわけがない!」
紗代子「別に許してもらわなくても結構、私の目的のためならこの程度は些細な犠牲よ」
P「どういうつもりだ、紗代子!海美まで巻き込んで!」
紗代子「海美…?ああ、あの水龍神のことか、あれは私の物にする、あれがデストル化すれば素晴らしい戦力になるだろう」
P「お前…!人の心を失ったのか…!」
響「プロデューサー、ムダだぞ」
P「響」
響「紗代子は多分力に飲まれてる、自分もそうだったから。あそこまで魔王の力が強いと紗代子本人は多分意識すらないはず」
P「つまり完全に別人が喋っているってことか…」
響「紗代子を元に戻すには、自分達が紗代子を倒すしかないぞ 」
P「…紗代子、待っていろ、今元に戻してやるからな」
紗代子「なんの話をしているのかは知らないけど…」
紗代子「わかっていることはたった一つの事実」
紗代子「あなた達が私の前に倒れデストルドーとして私に永遠に従うことだけよ!」
P「来るぞ!」
紗代子『 闇の暴力に囚われし愚民どもを生贄に…出でよ、魔獣デストラオン!勇者どもを蹂躙せよ! 』
デストラオン「グオオォォ!!!」
さあ…どこまでも深い闇に、堕ちなさい?
響「そいつがどんな力を持っていたとしても!リベ子の前には無力だぞ!トリーズンディスチャージ!」
リベ子「グオオォォ!」キュイン
デストラオン「グアァァァ!」ブォン
リベ子「!」ビタァン
響「リベ子!?そんな…なんでトリーズンディスチャージが効かないんだ!?」
紗代子「デストラオンに小細工なんて通用しないわ!いきなさい、デストラオン、そのドラゴンを叩きのめしなさい!」
デストラオン「ガアアァァ!」
響「リベ子!よけて!」
リベ子「!」
紗代子「チッ、逃げ足の早い…」
千早「余所見してて良いのかしら?高山さん!」ヒュン
昴「オレ達に目を向けないなんて余裕だな!」
ガッ キィン
紗代子「…勘違いしないでほしいんだけど、私は余所見をしているんじゃなくて」グググ
千早「なっ!?」
昴「う、動かねぇ…!」ギリギリギリギリ
紗代子「最初から眼中にないのよ」
千早「くっ!」
昴「うわぁ!」
真「千早!昴!」
昴「真!オレを踏み台にしろ!」
真「わかった!」ダンッ
真「いくよ紗代子!奥義!ライダーキィーック!」
紗代子「…」バチィ
真「届けぇ!」
紗代子「煩わしいわね」ガシッ
真「足首を!?」
紗代子「邪魔よ!」ブンッ
真「うわぁぁ!」
可憐「えっ?きゃああ!」ドガッ
P「真!可憐!」
紗代子「デストラオンに任せていてもあなた達を殲滅することは容易いけれど…ここは私も相手をしてあげるわ」チャキ
P「なんだ…あの刀は…」
紗代子「魔剣デストル刀…斬れぬものなどこの世にない」
亜美「そういうのってこんにゃくが斬れないってソーダが決まってるんだよさよちん!」
紗代子「ふん」ザン
亜美「うえっ」ベチャ
紗代子「はっ!」マワシゲリ
亜美「おうっ!?」
志保「このっ!」バァンバァンバァンバァン
紗代子「遅いわ」
志保「かはっ…!」
紗代子「あなた達、この程度の力で私を倒すつもりだったのかしら?」
P「くそ、どうすれば…ん?百合子からもらった入場許可証から光が…これは!?」
ピンチの時はこれを使ってください
P「百合子、感謝するぞ」
美奈子「たああ!」ブンッ
紗代子「!月の力…!月兎が地上に来ているとはね!」
美奈子「地上をお腹一杯にするために来たんだよ!あなたもお腹一杯にしてあげる!」
紗代子「結構よ!」
美奈子「まあまあそんなこと言わずに!」
紗代子「ええい冗談じゃないわ!」
P「来い!マイティセーラ!」
マイティセーラ「…」
P「やれるか?」
マイティセーラ「…」コクッ
P「頼む」
響「はあ…はあ…り、リベ子…」
リベ子「グウゥゥゥ…」
デストラオン「グオオォォ!!!」
響「みんな…ごめん…」
ズドン!
響「…えっ?」
マイティセーラ「…」
デスト○オン「」グラッ
ドオォォォン
響「ゆ、百合子…なんでここに…」
マイティセーラ「…」
響「あ、待って百合子!…行っちゃった」
>>257
高山紗代子(17) Vo
http://i.imgur.com/JNMRI7o.jpg
http://i.imgur.com/HFefbX6.jpg
>>265
マイティセーラ
http://i.imgur.com/Q3kK1E0.jpg
紗代子「さっきまでの勢いはどうしたのかしら?」
美奈子「うっ…」
紗代子「ほらほら、もっと抵抗しないと…死ぬわよ?」
未来「美奈子さん!」
紗代子「邪魔よ勇者!」
未来「きゃあ!」
紗代子「あとで遊んであげるから大人しくしていなさい」
未来「ううっ…」
紗代子「はあっ!」
美奈子「きゃっ!」
紗代子「とどめ!…!?」サッ
ズドオォォォン
紗代子「何!?」
マイティセーラ「…」
紗代子「あなたは…」
マイティセーラ「…」ダッ
紗代子「っ!」キィン
マイティセーラ「…!」
紗代子「面白い!」
ガガガガガガガ
P「ちょっと甘く見すぎてたか…」
律子「全員の回復、終わりました」
P「みんなの様子はどうだ?」
律子「ダメージは大きかったですがなんとか回復しました」
P「ありがとう律子」
律子「いえ…もしマイティセーラが負けたら…」
P「撤退するしかない」
律子「…」
エミリー「仕掛け人様」
紗代子「あはははははは!楽しいわ!こんなに楽しい戦いは初めてよ、マイティセーラ!」
マイティセーラ「!」
紗代子「昂る…昂るわ!」
マイティセーラ「…!」
紗代子「全力で戦うってこんなに気持ちがいいのね!」ガッ
マイティセーラ「!」ドォン
紗代子「あら、もう終わりかしら?残念だわ、こんなに楽しい時間が終わってしまうなんて…」
マイティセーラ「…」グググ…
紗代子「さようなら、マイティセーラ、あなたのことは覚えていてあげる」キラッ
響「トリーズンディスチャージ!」
リベ子「グオオォォ!!!」キュイン
紗代子「なっ!?」
響「余所見してるからだぞ!」
紗代子「デストラオンを倒したと言うの!?」
響「えっ?あ、うん、そうだぞ!自分とリベ子は完璧だからな!」
紗代子「くっ、油断したわ…力が…」
マイティセーラ「!」
紗代子「くっ!」
P「なあエミリー、これ、どうしてもやらないとダメか」ギリギリ
エミリー「仕掛け人様でないと魔王の呪縛はとけませんから」
P「だからって俺を矢に縛り付けて打ち出すってどうよ?あ、痛い痛い千切れる!」
律子「プロデューサー殿」
P「り、律子…」
律子「頑張ってくださいね!」b
P「畜生!」
響「ライトニングディスオベイ!」ドガッ
紗代子「ぐっ、思うように体が動かない…!」
マイティセーラ「!」ガシッ
紗代子「しまった!組み付かれた!?離せ!」ジタバタ
マイティセーラ「!」
紗代子「くっ!…はっ」
エミリー「…」ギリギリギリギリ
P「」
紗代子「離せ、離せぇ!」
エミリー「…!」ピシュン
紗代子「うわあぁぁぁぁ!!」
P「うわあぁぁぁぁ!!」
バシュウゥゥン
P:HP0
【???】
???「紗代子さんが…やられた…」
???「けど紗代子は四天王の中でも最弱や」
???「勇者ごときに負けるなんて「わさんぼーん!」面汚しやな」
???「…」
???「…台詞被せんのやめてくれへん?」
一旦中断
可憐「はあ…はあ…も、もう動けません…」
P「お疲れ様、可憐」
響「プロデューサー、全部壊してきたぞ」
P「響もお疲れ様、これで海の汚染もとまるだろう」
律子「けど紗代子は目を覚ましませんね…」
P「百合子の所に連れていくしかないか…いずれにせよまずは海美の所に戻ろう」
【隠れ家】
海美「きゃっほーい!久しぶりのウェミダー!」バシャシャシャシャ
P「はしゃぎ回ってるな…」
このみ「運動大好きっ子が何年も寝たきりならそりゃああなるわよ」
エミリー「仕掛け人様、みなさん、ありがとうございました」
P「気にするな、プロデューサーとして当然だ」
海美「いやー、ほんとありがとね、プロデューサー!」ザバァ
P「ん、よくみたらヒレとか生えてるんだな」
海美「うん、一応龍だからね」
P「なるほどな」
このみ「プロデューサー達はこの後どうするのかしら?」
P「俺達は一旦アスガルドに戻ります、その後は…まだ決めてないですね」
このみ「私達もついていっていいかしら?」
P「勿論です、仲間は多い方がいいですからね」
このみ「そうね、じゃあ改めてよろしくね、プロデューサー」
海美「あ、私とエミリーもついていっていい?」
P「俺は構わないが…いいのか?ここを守護しなくて」
海美「いいんじゃない?」
P「適当だなおい…」
海美「まあまあいいじゃん!よろしくね、プロデューサー!」
このみが仲間になった!
あずさが仲間になった!
風花が仲間になった!
海美が仲間になった!
エミリーが仲間になった!
あずさ「あの…プロデューサーさん?」
P「なんですか?あずささん」
あずさ「なんで私、縛られてるんでしょうか」
P「馬車に着くまでに5回も迷子になりましたからね。あずささん、この世界に来て迷子スキルに磨きをかけたんでは?」
あずさ「あらあら、うふふ♪」
P「誉めてませんからね?」
あずさ「あ、プロデューサーさん、ちょっと縛り方がきついので少しだけ調整を…」
P「はいはい、どの辺りですか?」
あずさ「えっと、んしょ、んしょ」ゴロッ
P「えっ」プチ
あずさ「今上を向いている辺りなんですけど…あら?プロデューサーさん?」
…………………
あずさ「困ったわ…プロデューサーさんが迷子になっちゃった、探しにいきましょう」スルッ
P「」
P:HP0
【大図書館】
受付「お待ちしておりました、プロデューサー様、高山紗代子様、どうぞお通りください」
【知識の迷宮】
百合子「お疲れ様です、プロデューサーさん」
P「ちょっと見通しが甘かったよ、危うく全滅するところだった」
百合子「ゲームを先々進めようとするとイベントを見逃したりレベルが足りなかったりしますから適度な寄り道は必要ですよ」
P「ああ」
百合子「さて、紗代子さんですが…四天王なだけあってリライブには時間がかかります、なので私が預かりますのでプロデューサーさんは次の四天王の討伐をお願いしますね」
P「わかった」
百合子「では、西の独裁の戦地、南の呪われた聖剣、北の煌めく執刀、どれにしますか?」
↓3
P「北だ」
百合子「………………頑張ってくださいね」
P「?」
律子「あれ、紗代子はどうしたんですか?」
P「百合子がリライブに時間がかかるから預かるって」
律子「わかりました、次はどこに向かうんですか?」
P「北だ」
律子「北ですね、わかりました」
P「さて、どうしようか」
↓3
1パーティーの誰かと一緒に行動する(キャラ指定)
2北の四天王に備えて一人で準備する
北を早めに消化することが吉とでるか凶とでるか
たぶん一番厄介な相手だな・・・・・
P「エミリー」
エミリー「仕掛け人様、どうされましたか?」
P「ああ、街を見て回ろうと思うんだが、一緒に行かないか?」
エミリー「わかりました、御供します」
エミリー「とても賑やかな街ですね、仕掛け人様」
P「ああ、活気があって楽しいな」
「おい、なんだよこれ!スタドリの値段が店頭の値段と違うじゃねえか」
「我が値段を書き換えたのだ」
「ふざけるなてめぇ!なんで俺に気持ちよく買い物させねえんだ!」
P「…まあ必ずしも良いことばかりじゃなさそうだな」
エミリー「…」キラキラ
P「エミリー?…ん?」
茶屋
P「茶屋か…行ってみるか?」
エミリー「よろしいのですか!?」
P「ああ」
エミリー「ありがとうございます、仕掛け人様!」
「お待たせしました」
P「お、来たか」
エミリー「し、仕掛け人さま、もう食べてもよろしいですか!?」
P「食べてもいいから落ち着け」
エミリー「では、いただきます」パクッ
エミリー「ああ…とても懐かしくて、安心する味…おいしいでしゅ♪」
P「それならよかった」
エミリー「…」コクン
エミリー「はふぅ…」
P「すっかり骨抜きだな」
エミリー「私、今とても幸せです」スッスッ
エミリー「仕掛け人さま、一口いかがですか?」
P「もらうよ、あーん」パクッ
P「うん、うまい!」
エミリー「ふふっ、おいしいです」
P「そろそろ行こうか」
エミリー「はい」
P「お、レジで抹茶が売ってるな」
エミリー「し、仕掛け人さま」ソワソワ
P「はは、わかってるって。抹茶もください」
エミリー「仕掛け人さま、ありがとうございます、大切に飲みますね」
P「そんな大袈裟な…いつでも買ってやるから、な?」
エミリー「はい!」
エミリーの親愛度が上昇しました
親愛度
千早 1/5
恵美 1/5
可憐 1/5
エミリー 1/4
【???】
???「四天王達、集まるのです」
???「…はい」
???「どうしはったんですか?」
???「…ほ?北はどうしたのです?」
???「いや、なんか知らん間におらんなってて…」
???「置き手紙、預かってる…」
???「みせるのです」
はいほー!
???「…」グシャア
???「うわぁ…めっちゃ怒ってるであれ」
???「…最近天使共も不穏な動きを見せているのです、奴等に横槍を入れられる前に器に力を移すのです」
???「その為にも力を封印している勇者を倒し、封印を解くのです!」
???「任しといて、私は紗代子みたいにヘマ打たへんで!」
???「でも勇者…北に向かってる…」
???「…」
???「まあ…頑張るのです」
???「」グスン
一旦中断、ご飯食べてきます
P「な、なんか魔物強くないか?」
未来「明らかに強いです…」
このみ「もしかしなくても来るのが早かったんじゃ…」
律子「どうしますか?一旦戻ります?」
P「いや、進もう」
律子「まあ、プロデューサーがそういうなら着いていきますけど…」
旅人「よう、あんたらどこにいくんだ?」
P「ああ、ちょっと北の方に」
旅人「北の方ね…実は北の方に赤い十字架のある建物があるんだけどそこには近寄らない方がいい」
律子「というと?」
旅人「あそこには得体の知れない何かが棲んでるって話だ、昔国をあげてその建物を壊そうとしたらしいが…誰一人として帰ってこなかったらしい」
このみ「えっ…」
旅人「まあ行きたいなら止めはしないけどな、それじゃあ」
P「…行くしかないんだけど…行きたくないなぁ」
律子「ここまで来て何言ってんですか、行きますよ」
【廃病院】
P「…」
未来「わー、お化けでも出そうですね」
可憐「お、お化け…」
律子「はいはい、行くわよ」
P「明らかに現代風な病院だな」
律子「この世界ってよくわかりませんね」
恵美「プロデューサー、フロアガイド見つけたよ」
P「お、院長室は…最上階か」
このみ「院長室を目指すの?」
P「はい、何か情報があるかもしれませんし」
このみ「わかったわ」
【院長室】
ガラッ
P「…何もいない?」
律子「そうですね」
P「四天王はここじゃなかったか…戻ろう」
麗花「そうですね、戻りましょうか」
P「しかし北の四天王はどこにいるんだろうか…」
麗花「案外すぐ近くにいるかもしれませんよ?」
P「すぐ近くってどこだよ?」
律子「…プロデューサー」
P「どうした、律子?」
律子「…誰と話してるんですか?」
P「誰って…えっ?」
麗花「こんばんは♪」
P「うおぉぉぉぉ!?!?」
麗花「勇者さん達、私に会いに来てくれたんだよね、じゃあ私と遊ぼ?」
未来「れ、麗花さん!?」
麗花「じゃあ鬼ごっこしよっか、私が鬼をやるね」
P「まさか…麗花が北の四天王!?」
麗花「私に捕まった人は…うーん、メスを入れちゃおっかな♪」ギラッ
志保「ひっ」
P「これはまずい、逃げるぞ!」
麗花「じゃあ私は50数えたら追いかけるね、1、2、50」ダッ
P「やばいやばいやばいやばい!出口に向かって全速力で走れ!」
麗花「うふふ♪」ダダダダダ
ガラッ
恵美「!?向こうの扉が」
麗花「こんばんは♪」
このみ「い、いつの間に!?」
麗花「立ち止まっていいの?」ダダダダダ
律子「後ろからも!?」
P「麗花が…二人!?」
ガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッ
「こんばんは♪」
P「くっそぉ!かれぇん!全部吹き飛ばせぇ!」
可憐「は、はいぃ!」
チュドーン
可憐「はあ…はあ…」
P「やったか!?」
ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ
P「ふ、増えてる…」
このみ「と、とにかく逃げるわよ!私達の敵う相手じゃない!」
恵美「プ、プロデューサー!」
P「どうした!?」
昴「か、階段が…なくなってるんだ!」
P「何!?」
真「ただの壁になってます!」
P「くそ!他のルートを探すぞ!」
千早「プロデューサー!さっきもここを通りました!」
P「どうなってるんだ一体!」
麗花「みーつけた」
響「ひいっ!」
このみ「プロデューサー!」
P「今度はなんだ!?」
このみ「部屋よ、部屋を探しなさい!」
P「部屋!?」
このみ「逃げながら確認してたんだけれどいくつか麗花ちゃんが出てこない部屋があったわ!そこにきっと鍵がある!」
P「わかりました!取り敢えず手当たり次第に行きます!」ガラッ
麗花「」にこっ
ピシャン
P「次!」
ガラッ
P「!階段がある!」
このみ「ビンゴ!」
律子「早く降りてください!来てます!」
麗花「」ドドドドドド
P「っ、はあ…はあ…外までは追いかけてこないか…」
志保「お、おそらくは…」
亜美「も、もう走れない…」
P「撤退だ、一旦アスガルドに戻ろう」
【知識の迷宮】
百合子「お帰りなさいプロデューサーさん、早かったですね」
P「ま、まあな…ところで百合子」
百合子「麗花さんの攻略法なら残念ながら私は知りません」
P「うっ…」
百合子「流石にそういうところまでは干渉できないんですよ」
P「自分達でやるしかないってことか…」
百合子「勝てなかったのなら戦力を増やすか、他のところにいく方がいいですね」
P「そうさせてもらうよ」
百合子「じゃあこれが行き先です。西の独裁の戦地、南の呪われた聖剣、どちらも仲間は確実に増えます」
P「…」
↓3
P「南の聖剣に行く」
百合子「わかりました、ちょうどファムでも動きがありそうなのでいいと思います」
P「さて、どうしようか」
↓3
1アイドルとコミュニケーションをとる(キャラ指定)
2南に向かう
今日はここまで
P「時間がもったいないな、すぐに発とう」
「聞いたか?」
「ああ、砂漠の国の姫様が行方不明になったって話だろ」
「砂漠の国で何が起きてるんだろうな」
律子「プロデューサー」
P「ん?」
律子「ここ、ファム大農場の近くですよ、折角ですしファムに寄ってみませんか?」
P「そうだな、もしかしたら最上が開いてるかもしれないしな」
【ファム大農場】
P「ファムに来るのも久しぶりだな」
志保「美奈子さんは強敵でした」
美奈子「えへへ…」
「あぶなーい!」
P「ん?ぐへっ」スコーン
未来「プロデューサーさん!」
恵美「木材?」
???「ごめーん、大丈夫だった?」
律子「ああ、はい…って、のり子?」
のり子「えっ?あ、り、律子さん!?」
やよい「のり子さーん!薪できましたー?」
響「やよい!」
やよい「わー!響さん!お久しぶりです~!」
P「のり子、やよい」
のり子「プロデューサー…」
やよい「あ、のり子さん、時間が!」
のり子「おっと!みんな、夜にこの地図の場所に来てくれる?話したいことがあるんだ」
P「あ、ああ…」
やよい「急ぎましょー!」
のり子「静香は怒ると怖いからね、急ごう!」
P「夜まで時間があるな…どうしようか」
↓3
1アイドルとコミュニケーション
2寝る
P「律子」
律子「プロデューサー、どうしたんですか?」
P「いや、適当に散歩してたら見かけたからさ、何してるんだ?」
律子「アイテムの補充ですよ、東と北でかなり使っちゃいましたんで」
P「ああ…手伝おうか?」
律子「あ、じゃあこのリスト持っててもらえますか?」
P「はいよ」
律子「これも使えそうね」ヒョイ
P「あの…律子さん?」
律子「なんですか?」ヒョイヒョイ
P「リストにないものばっかりな気がするんですが」
律子「リストにはなくても必要なものってあるじゃないですか、それですよ」
P「明らかに必要無さそうなものまであるように見えるが?」
律子「先行投資ですよ」
P「あんまり買いすぎるなよ?」
律子「わかってますよ、あ、これもいいかも」ヒョイ
律子「…元の世界ではプロデューサー殿とこうして一緒に買い物に行く機会ってあまりありませんでしたね」
P「そうだな」
律子「ふふっ、なんだか新鮮で楽しいわ」
P「ちゃんと帰れたら一緒に買い物しようか」
律子「お、いいんですか?じゃあお願いしますね!」
P「おう、荷物もちくらいなら出来るからな」
律子「その言葉、後悔しても知りませんよ?」
P「ま、お手柔らかにな」
律子の親愛度が上昇しました
【饂飩倶楽部】
P「指定された場所はここだが…なんだこれ」
未来「すごい豪邸ですね…」
律子「裏口から入ればいいのかしら」
P「ん?あそこから光が漏れてるな、少し見てくる」
静香「ふう、毎日たくさんのお客さんが来て大変だわ…でも、疲れた後のお風呂は沁みるわね」
P「なんだ、すごい湯気だな?」
静香「!誰!?」
P「!この声、静香か!?」
静香「まさか…プロデューサー!?なんでここに!?」
P「静香、どこにいるんだ?湯気でなにも見えないんだ」
静香「こっち来ないでください!」
P「って言われてもな…あ、いた」
静香「あっ…」
P「えっ」
静香「~~~~!!!」スパアァン
P「」
P:HP0
未来「静香ちゃーん!」ガバッ
静香「きゃっ、未来!?」
未来「久しぶり!元気だった?」
静香「元気だから離れなさい」
未来「ぶー」
P「」プラーン覗き魔
律子「久しぶりね」
静香「はい、お久しぶりです」
ひなた「静香さん、明日の仕込み終わったよ~」
静香「ありがとう、ひなた。のり子さんとやよいさんにもう休むように伝えてくれるかしら?」
ひなた「わかったよ~」
静香「それで未来、話って?」
未来「あ、うん、実は…」
静香「なるほど、魔王を倒して元の世界に帰るために旅をしているのね」
未来「うん、それで劇場のみんなを探して一緒に魔王を倒そうって」
静香「…」
未来「だから静香ちゃん、私達と一緒に魔王を倒して元の「嫌よ」帰ろ…えっ?」
静香「私は元の世界に帰る気はないわ」
未来「な、なんで?元の世界には静香ちゃんのお父さんやお母さんだっているし友達だって…」
静香「だから嫌なのよ」
未来「…?」
静香「元の世界に帰れば…私はまたタイムリミットに怯えながら暮らさないといけない」
静香「私の道は私で作りたいのに、あの人はそれを許してはくれない」
静香「でもこの世界ならタイムリミットもないし、私は私の好きなことができる」
静香「私の道は誰にも縛られないし縛らせない」
静香「私は、この世界で生きるわ」
未来「でも静香ちゃん、アイドルはどうするの?静香ちゃんの夢だったんでしょ?」
静香「…それは」
未来「逃げちゃダメだよ、静香ちゃん」
静香「未来に何がわかるって言うの!?元の世界に帰ったところで私には時間がないのよ!私には…もう…時間が…」
未来「じゃあ静香ちゃん、私と勝負しようよ」
静香「勝負?」
未来「うん、私と静香ちゃんで決闘して、静香ちゃんが負けたら私達と一緒に帰ろう?」
静香「いいわよ。…もし私が勝ったら…二度と私の前に現れないで」
未来「…うん」
静香「勝負は明日、閉店後に行うわ」
未来「わかった」
静香「…今日はもう遅いから泊まっていきなさい」
未来「ありがとう、静香ちゃん」
一時中断
【最上本店】
P「しかし開店前からすごい人だな」
静香「開店以来客足が途絶えたことはありません」
P「そういえば静香、各地にも同じような店があったけど、あれは?」
静香「私の饂飩倶楽部で一定以上の成績を残した優秀者に店を出させているんです」
P「ふーん…俺達が行ったときには閉まってたからさ、店を出しながら旅をしているんだと思ってたよ」
静香「半年に一度、饂飩倶楽部で全店舗同時研修をやっていますからちょうど時期が被ったのかもしれませんね」
静香「そんなことよりプロデューサー、未来じゃなくて私についてていいんですか?」
P「未来なら心配ないよ」
静香「…たいした自信ですね、私に負けるかもしれないのに」
P「それはないかな、むしろ心配なのはお前の方だよ、静香」
静香「…それは、どういう意味ですか」
P「言葉通りだよ、お前は今自由だって言ってたけど自由なんかじゃない、親の鎖に縛られたままだ」
静香「…」
P「静香、元の世界に帰って親御さんと話し合え、自分の気持ちを正直にぶつけろ」
静香「…無駄ですよ、あの人は私の気持ちなんて…」
P「やりもしないうちから諦めるのか」
静香「やらなくたってわかります、私の両親ですから」
P「どうだろうな」
静香「…っ!開店するので出ていってください」
P「…」
静香「…私だって」
P「静香」
静香「まだいたんですか、早く出ていってください」
P「扉開けてくれ、重くて開かないんだ」
静香「…」
未来「…」
P「未来」
未来「あ、プロデューサーさん、どうしたんですか?」
P「珍しく頭を使って考え込んでるみたいだな」
未来「珍しくって酷くないですか?」
P「ちゃんと考えてて偉いってことだよ」
未来「そ、そうですか?でへへ…」
P「…」
未来「私、静香ちゃんが言うタイムリミットってよくわからないし私になにかできることもないと思うんです」
未来「でも私は静香ちゃんにアイドルはやめてほしくない」
P「ならその気持ちをぶつければいい」
未来「でも…」
P「悩んでも仕方ないだろ、いつも通りおバカな春日未来の全力でぶつかっていけ」
未来「プロデューサーさん…」
P「静香は自分の殻に篭ろうとしている、そこから引き摺りだせるのはお前だけだ、自信を持て」
未来「…はい!」
P「いい返事だ」
未来「なんかスッキリしたらお腹空きました!」
P「なんか食べに行くか」
未来「プロデューサーさんの奢りですか!?」
P「仕方ないな、どこがいい?」
未来「うーん…」
静香「…」イライラ
P「未来はまだ来ないのか?」
千早「所さん達が探してるみたいですが…」
P「何かあったんじゃないだろうな…」
未来「ごめんなさーい!寝てましたー!」
P「未来…」
静香「未来…ふざけてるの?」
未来「ふざけてなんかないよ、静香ちゃん」
静香「なら時間通りに来なさい」
未来「はーい!」
静香「まったく…」
P「俺が立会人になる、ルールはどうする?」
静香「負けを認めたら…それ以外は無制限でお願いします」
P「未来は?」
未来「私もそれでいいです」
P「…本当に危険だと判断したら止めるからな」
静香「未来、一切の手加減はしないわよ」
未来「手加減なんてしたら怒るよ、静香ちゃん」
静香「そう」
P「はじめ!」
>>336
福田のり子(18) Da
http://i.imgur.com/v3053TO.jpg
http://i.imgur.com/9fLifzB.jpg
>>336
高槻やよい(14) Da
http://i.imgur.com/lKQ9y0D.jpg
http://i.imgur.com/TmF8YVy.jpg
>>346
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/XcP2c9j.jpg
http://i.imgur.com/lHkXpA9.jpg
>>349
木下ひなた(14) Vo
http://i.imgur.com/1ZFwPO0.jpg
http://i.imgur.com/awcZycD.jpg
未来「いくよ静香ちゃん!たあああ!」ブンッ
静香「!」ヒュン
ガッ
未来「やっ!たあ!」ブンッブンッ
静香「バカ正直に正面から…それもそんな大振りな攻撃で!」ブンッ
未来「わっ!」
静香「足元がお留守よ!」ガッ
未来「わぷ!」ドタッ
静香「はああああ!」バババババ
未来「うっ、くっ!」
静香「守ってばかりじゃ勝てないわよ!」
静香「はっ!やっ!」
未来「静香ちゃんの攻撃が激しくて近付けない…!」
静香「その程度で、私に着いてこいって言ったの?なめないで!」シュッ
未来「!」バッ
ガッ
静香「!突きに合わせてシールドバッシュを!?」
未来「やあああ!」ブンッ
静香「ちょっとは賢くなったようね、未来!」
未来「私だって昔のままじゃないから!」
静香「でも私には届かないわ」
未来「えっ?きゃあっ!」
静香「隙あり!」ドッ
未来「うあっ!」ドサッ
静香「…勝負ありね」
P「…」
静香「…プロデューサー?」
P「まだ勝負は終わっていない」
静香「どう見ても決着はつきました、未来は気を失い私は立っています、完全に私の勝ちです」
P「普通の勝負ならそうだろうな、だが静香、この決闘ルールを忘れたか?」
静香「ルール?…!でも、未来はもう! 」
P「未来はまだ負けを認めていない、故に決闘は続行だ」
静香「あなたは!」
未来「まだだよ…静香ちゃん…私はまだ…負けてない…!」
静香「未来…!」
未来「私は絶対に負けを認めないから…静香ちゃんの心に私の気持ちが届くまで…絶対に…!」
未来「」ドサッ
静香「はあ…はあ…もう、やめてよ…私にこれ以上やらせないで…」
未来「ううっ…」ググッ
静香「未来!もう立たないで!私はこれ以上やりたくない!」
未来「じゃあ…私の勝ちだよ…」フラッ
静香「どうしてそこまで必死になるのよ…自分のことじゃないのに…!」
未来「静香ちゃんは…私の…憧れで…ライバルで…一番大切な…友達だから…私は…静香ちゃんがいたから…アイドルになろうって…」
静香「…未来…」
未来「だから…私は…静香ちゃんと一緒に…トップアイドルになりたい…!輝きの向こう側を、一緒に見たい!」
静香「でも…私は…」
未来「諦めないでよ、静香ちゃん…私の知ってる静香ちゃんは…気が強いけど…優しくて…いつも頑張ってて…うどんキチで…絶対諦めない強い子だよ…」
静香「…」
未来「だから静香ちゃん…私も諦めない!」
静香「…わかったわ、これが、最後の一撃」
未来「…」
静香「私の全身全霊をかけた気持ち、未来に受け止められるかしら?」
未来「大丈夫、だって静香ちゃんの気持ちだもん」
静香「そう…じゃあ、行くわよ!」
静香「…」スッ
未来「…!」
のり子「あの構えは!」
P「知ってるのか?」
のり子「静香の使う技の中で正真正銘最強の一撃…『天翔麺閃』!」
のり子「あんなにボロボロじゃ耐えきれないよ、プロデューサー!」
P「それでも俺は、未来を信じる」
のり子「プロデューサー…」
静香「未来!」
未来「静香ちゃん!」
カッ
未来「ん…」
静香「おはよう、未来」
未来「静香ちゃん…いてて」
静香「律子さんやプロデューサーが傷薬を作っているから、完成するまでまだ寝てなさい」
未来「どうなったの…?」
静香「私の負けよ」
未来「と言うことは…」
静香「私達も着いていくわ、元の世界に帰るために」
未来「ありがとう静香ちゃん!」ガバッ
静香「ちょ、ちょっと未来!怪我をさせたのは私だけど怪我してるんだから大人しくしてなさい!」
未来「でへへ…」
静香「もう…」
未来「元の世界に帰ったらね」
静香「?」
未来「私も一緒に説得するよ、静香ちゃんのお父さん」
静香「未来…」
未来「静香ちゃんにアイドル続けさせてください!って」
静香「ふふっ、プロデューサーと同じこと言ってるわね」
未来「プロデューサーさんはなんて?」
静香「私がアイドルを続けられるように土下座してでも頼み込むって」
未来「プロデューサーさんらしいなぁ…でもね、静香ちゃん」
静香「?」
未来「みんな、そうだよ、静香ちゃんにアイドルやめてほしくない」
未来「だって私達はみんな静香ちゃんのこと大好きなんだから」
静香「…」
未来「だからね、みんなでお願いするよ」
静香「未来…ありがとう」
未来「どういたしまして。…でへへ」
静香「では、改めてよろしくお願いします」
のり子「足は引っ張らないからさ!」
やよい「うっうー!皆さんとお出かけ楽しみですー!」
ひなた「みんなよろしくだよ~」
P「ああ、よろしくな!…ところで静香」
静香「はい」
P「万が一親御さんに反対された場合、どうする?」
静香「許してもらえるまで頼み込みます」
P「それでもダメだった場合は?」
律子「ちょっとプロデューサー…」
静香「あり得ないですね、ただ万が一完全に反対されたら…」
P「されたら?」
静香「家出します」
P「…よし、決意は本物みたいだな」
静香「はい」
P「任せろ、静香、絶対にアイドル続けさせてやるから」
静香「ふふっ、期待しないで待ってます」
P「もし家出したらうちに来るといい、部屋も空いてるしな」
「…!?」
静香「ええ、考えておきます」
P「ん。よし、今日は一日自由行動だ、各々好きに過ごしてくれ、解散!」
Pの行動
↓3
1アイドルとコミュニケーション(キャラ指定)
2一人で時間を潰す
未来「…」
P「どうしたんだ?ボーッとして」
未来「あ、プロデューサーさん…」
P「なにか悩みでもあるのか?」
未来「私、静香ちゃんのことわかってるつもりだったけど…実はわかってなかったのかなって」
P「…」
未来「私、静香ちゃんの悲しみとか、そういうのまったく見えてなかったんですよね」
未来「友達だって言ってもこれじゃあんまり説得力ないですよね」
P「…未来が説得力という言葉を知っていたなんて…!」
未来「ひどい!」
P「冗談だよ、場を和ませるためのプロデューサージョークだ」
未来「もう…」
P「…人は誰にだって人に触れられたくないこと、話したくないことがある」
P「静香にとってタイムリミットの話は触れられたくないことだっただろう」
P「でも未来はそれを引き出せたじゃないか」
未来「…」
P「触れられたくない弱い部分、それを見せてくれるほど静香は未来を信頼してるんだよ」
未来「…静香ちゃん」
P「あの静香からそんな部分を引き出せたんだ、未来は十分誇っていい」
未来「…はい!」
P「…元気が出たみたいだな」
未来「はい!なんだかスッキリしました!」
P「それなら良かったよ」
未来「プロデューサーさん、ありがとうございました!」
P「気にするな、それより静香が呼んでるぞ」
静香「未来ー!」
未来「静香ちゃーん!」
P「行ってこい」
未来「はい!」
静香「プロデューサーと何を話してたの?」
未来「でへへ、内緒!」
静香「?」
未来の親愛度が上昇しました
静香が仲間になった!
ひなたが仲間になった!
のり子が仲間になった!
やよいが仲間になった!
一旦ここまで
【炎の洞窟】
P「…あつい」
静香「溶岩地帯ですから」
律子「溶岩地帯を抜けた先に迷いの森があるんですね」
P「なんで溶岩の向こうに森があるんだ…」
のり子「なんか西にある火山からここまで流れてるみたいだよ?」
P「迷惑な」
環「にんげん!ここからさきはとおさないぞ!」
P「ん?」
環「このさきはたまきのなわばりだからはいっちゃだめなんだぞ!」
P「おお、環、こんなとこにいたのか」
環「あれ?もしかしておやぶん?」
P「おう、環の親分だぞ」
環「おやぶーん!」バッ
P「環ー!」
ズシン
P「」
環「おやぶんひさしぶりー!あれ?おやぶんは?」
律子「あんたの下敷きよ」
P:HP0
P「環はずっとここにいたのか?」
環「うん!でも友達いっぱいできたから寂しくなかったぞ!」
P「そうかそうか」
環「おやぶんたちどこか行くの?」
P「南にある迷いの森にな」
環「たまきもいくー!」
P「そうかそうか、よし、一緒に行こうか」
環「うん!」
環が仲間になった!
P「暑かった…」
未来「風が気持ちいい…」
恵美「汗でベトベトだよ~…」
美奈子「汗をかいてカロリーを逃がすなんてとんでもない!逃げた分以上を補給しましょうね!」
志保「結構です」
環「うみもりゅうなんだ!」
海美「そうだよ、水の龍!」
環「たまきもひのりゅうなんだぞ!」
海美「じゃあ私達龍竜コンビだね!」
環「おおー!なんかかっこいい!」
静香「サラマンダーは蜥蜴では?」
海美「…」
環「…」
亜美「…」
やよい「ちょっと空気読めてないかなーって」
静香「え!?私が悪いの!?」
【迷いの森】
P「辺り一面樹しかないな」
律子「これだけ深い森なら人が迷ってしまっても仕方ありませんね」
P「みんな、絶対にはぐれないようにするんだ」
「はい!」
P「目印をつけておくか…」ピッ
千早「プロデューサー、本当にまっすぐ進んでいるんでしょうか、なんだか方向感覚がなくなって少し気分が…」
P「その筈なんだが…」
響「プ、プロデューサー!」
P「どうした、響?」
響「これ、目印をつけた樹だぞ…」
P「これは…!?」
このみ「周りの樹全部に目印が!?」
あずさ「あ、あらあら…」
風花「一体どうなって…」
【迷いの森の外】
P「少し後退したらそのまま出られた…俺達はまったく進んでいなかったのか」
律子「周りの樹で方向感覚を狂わせ前に進ませる、進めば進むほど方向感覚をなくし戻りたくてもさらに迷ったらどうしようという意識を植え付けることで後退するという意思をなくす…たいした森ですね」
P「しかしここを突破しないことにはな…」
律子「ゲームとかだと道順があってその通りに進めばたどり着けたりするんですが…」
P「うーん…」
↓3
1いつでも戻れるからトライ&エラーを繰り返す
2環に森を燃やしてもらう
P「とりあえず下がればすぐに戻れることがわかったわけだ、なら手当たり次第にいくしかないか」
静香「無計画ですね」
P「うっ…し、仕方ないだろ?」
環「たまきがもりをぼわーってもやせばいいかも!」
P「それは最終手段だ」
志保「…プロデューサーさんに長い紐かなにかを持たせて空を飛んでもらって引率してもらうのはどうでしょうか」
P「なるほど、試してみるか」
P「…しかし空から見ても見渡す限り樹しかないな」クイッ
のり子「ん?反応あったよ!それ!」グイッ
P「えっ」クンッ
P「うわあぁぁぁ!!」
志保「のり子さん、引っ張ったら…」
P「…ああぁぁ!!」ボスン
律子「やっぱり…」
のり子「あちゃー…ごめんねプロデューサー」
P「」
P:HP0
このみ「次は私が持つわ」
律子「このみさんなら安心ですね」
このみ「ふふっ、このみお姉さんに任せなさい!」
P「でもこのみさんが持ってると風船もらって喜んでる子供みたいに見えますね」
このみ「」
P「あ、あれ?手繰り寄せてどうしたんですか?」
このみ「…」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン
P「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」
このみ「ふんっ!」ビタァン
P「」
響「やよい、こう言うときなんて言う?」
やよい「えーっと、雉も鳴かずば撃たれまい?」
あずさ「やよいちゃんは賢いわね~」
やよい「えへへ…」
P:HP0
P「…こっちか」
クイックイッ
律子「プロデューサーから反応、右よ」
真「律子、看板があるよ」
近くない 遠回り
← →
昴「…」
亜美「りっちゃん、どうする?」
律子「そうね…」
↓2
1左
2右
律子「プロデューサーにも相談しましょう」クイッ
P「どうした?」
律子「看板があるんですが…プロデューサーはどう思いますか?」
P「…さっき空から見てたら右のほうが奥に続いているように見えた、だから右に行こう」
律子「わかりました、引き続き引率をお願いします」
P「…あれは、何か出っ張りのようなものが?」
クイックイッ
律子「!正面に何かあるわ」
静香「ボタン…?」
このみ「いい、みんな、何があるかわからないから迂闊にさわ「ポチ!」ダメ…よ…」
静香「みぃらぁいぃ!!」
未来「ごめんなさーい!」
ゴゴゴゴゴゴ
可憐「な、何が起きてるんですかぁ!?」
昴「下から…何か来る!!」
ゴゴゴゴゴゴ
恵美「た、建物?」
P「何があった!?」
千早「プロデューサー、地面から建造物が…」
P「これは…俺が今さっき空から見たやつだ」
響「ここにいるぞ」
響「感じる、魔王の力、ここに四天王がいるぞ!」
P「ようやくか…」
志保「行きましょう」
P「ああ、みんな、準備はいいか?」
「はい!」
P「よし、行くぞ!」
【闇兎の神殿】
P「中は複雑…でもないか」
未来「ひろーい!」
やよい「天井が見えないです~!」
美奈子「…」
P「どうした、美奈子」
美奈子「あ、いえ…何でもないです…」
P「なんでもないわけないだろ、顔が真っ青だぞ」
美奈子「…実は、ここに足を踏み入れたときから体が重くて…」
P「体調不良か?ひなた」
ひなた「?」
P「美奈子の調子を見てやってくれ」
ひなた「わかったよぉ」
P「さて、とりあえず奥に進むか…?」
志保「プロデューサーさん、下がってください」パァン
P「うおっ!?」
キィン
真「四天王のお出ましみたいです」
「気配は完全に消してたのに…なんでわかったの?」
志保「その割りには魔力とかまったく隠れていませんでしたが」
「仕方ないか、私の全身から醸し出す力がオーラになって抑えきれないから」
P「たいした自信だな」
「迷いの森を抜けてここまで来たことは誉めてあげる。でも、ここでゲームオーバーだよ」
志保「!」パァンパァン
「もう、せっかちだね」
P「ひなた、やよい、美奈子と一緒に下がっていてくれ」
やよい「はい!」
ひなた「わかったよぉ」
「何人来ようが一緒だよ、私には勝てない」
P「やってみなくちゃわからないだろ」
「仕方ないなぁ…じゃあこの魔剣ダークラビットで」
ドォン!
杏奈「杏奈が全部終わらせてあげる」
P「杏奈…!」
魔王に逆らう愚か者たちに、裁きを
バッ
千早「速い!?くうっ!」ズサー
杏奈「兎の跳躍力は凄いんだよ?人間なんかとは比べ物にならないくらい」
昴「たあああ!」
杏奈「そして」
ガッ
昴「うわあぁぁぁ!!」
杏奈「脚力も」
P「包囲しろ!まずは動きを封じるんだ!」
ザッ
杏奈「…」
P「360度すべてを囲った!もう高速移動はできないぞ!」
杏奈「…これで囲んだつもり?甘い、上ががら空き」バッ
響「かかったぞ!ライトニングディスオベイ!」
リベ子「グオオォォォ!!」
響「空中なら防御もままならないでしょ!」
杏奈「…」ガシッ
響「えっ?」
杏奈「邪魔」ブンッ
響「うわぁぁ!」ドォン
響「ううっ…リベ子、大丈夫か?」
リベ子「グルルル…」
環「燃えちゃえ!」ゴッ
杏奈「温い」ガンッ
環「いたい!」
海美「行くよ!一閃!」
キィン
杏奈「…この程度?」
海美「戦ってるのは私だけじゃないよ!」
エミリー「破邪の矢で!」
杏奈「!」ゲシッ
海美「うあっ!」
エミリー「きゃあ!」
P「杏奈!足癖が悪いぞ!俺はそんな子に育てた覚えはない!」
杏奈「杏奈もあなたに育てられた覚えはない」
未来「たあ!」
杏奈「…勇者、まだ目覚めてない?」
未来「たあ!たあ!」ガンッガンッ
杏奈「ちょっと期待外れ、かな、勇者は強いのかと思ったのに…目覚めてないなら今のうちに殺らせてもらう」
未来「きゃあ!」
杏奈「とどめ」
ギィン
静香「未来は…やらせない!」
杏奈「…!歯応えがありそうな人間」
静香「私が生きている限り、未来を殺させはしないわ、絶対に!」
杏奈「じゃああなたを動けなくしてから目の前で勇者を殺してあげる」
杏奈「絶望にうちひしがれながら闇に飲まれるといい」
静香「これ以上好きにはさせないわよ」
美奈子「…」
ひなた「美奈子さん、応急処置しかできないんだけんども…」
美奈子「うん、大丈夫、体が動きさえすれば…隙を見てやれるから」
ひなた「…できる限り急ぐべさ」
美奈子「お願い」
志保「静香!」パァンパァン
杏奈「…」タンッ
静香「はあっ!」
杏奈「…」キィン
志保「当たれ!」パァンパァン
杏奈「…面倒くさい!」
亜美「とりゃああ!」ブンッ
真「はああああ!」ヒュッ
杏奈「!」ガッ
ドォン
真「よし!手応えあり!」
恵美「今だよ可憐!一斉攻撃!」
可憐「は、はい!」
ドオオォォォォン!
P「…やったか!?」
律子「ちょ!プロデューサー余計なこと言わないでください!」
杏奈「…ちょっと効いた」
恵美「やっぱあれくらいじゃダメか…」
杏奈「杏奈もちょっとだけ本気を出してあげる」
ヒュン
真「消え、うわぁぁ!」ズドン
千早「真!」
風花「さらに速くなってる…」
のり子「いくら速くたってぇ!」
杏奈「!」
のり子「こっちに来るってわかってればいくらでも対処できる!」スカッ
のり子「…えっ?」
杏奈「残念、偽者」
のり子「きゃああ!」
静香「のり子さん!…はっ!」
杏奈「これで終わり」
静香「!」
ギィン
静香「…?」
志保「っ!っっ…!」ギチギチギチギチ
静香「し、志保…!」
杏奈「…」
志保「戦闘中に…呆けるなんて…!どういうつもり…?」
静香「わ、私は」
志保「はやく…立て直して…!」
杏奈「邪魔だよ」ギィン
志保「!」
ザンッ
志保「」ドサッ
P「志保ぉぉぉぉぉ!!!」
静香「し、志保…」
P「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」
律子「プロデューサー!無茶です!」
杏奈「…」ガシッ
P「くっ!離せ!このっ!」
杏奈「…」ギュッ
P「ぐあああああ!!」ミシミシミシミシ
静香「プロデューサー!このっ!」
杏奈「…」ポイッ
P「」
静香「よくも二人を!」
杏奈「動きが単調だよ、簡単に見切れる」
律子「静香!冷静になりなさい!」
このみ「静香ちゃん!」
海美「静香!」
杏奈「つまんない、激昂してこんなにも動きが散漫になるなんて…所詮人間は人間かぁ」
静香「何を!」
杏奈「あなたの相手は飽きたよ、邪魔だから寝てて」ザンッ
静香「なっ…そん…な…」ガクッ
杏奈「…」フーッ
杏奈「あとは勇者を始末するだけ…ダークバインド」
このみ「なっ!?」
風花「か、体が!」
あずさ「う、動けない…」
杏奈「これで邪魔は入らない」カツカツカツカツ
未来「ん…」
杏奈「…」
志保「」
P「」
静香「…」
未来「あれ…志保…?プロデューサーさん…?…静香…ちゃん…?」
杏奈「勇者、闇に飲まれよ」スッ
未来「…!」
ガシッ
杏奈「なっ、月兎!?何で!動けるはずないのに!」
美奈子「本当は指一本動かなかったけど…ひなたちゃんが中和してくれたんだよ!」
杏奈「…!あのヒーラーが!」
美奈子「回復役を叩くのはゲームの基本なのに、それを怠った杏奈ちゃんの敗けだよ!」
杏奈「でもまだ本調子じゃない月兎なんか!」
美奈子「倒すのは私じゃない!」
杏奈「えっ」
美奈子「未来ちゃん!」
未来「…」スッ
杏奈「この力は…!」
美奈子「未来ちゃんを後回しにしたのは失敗だったね」
杏奈「くうっ!」
未来「たとえみんな死なないとしても…やっぱり私にはみんなが死ぬのは耐えられない」
未来「だから、もう誰も死なせないように…私が!守る!」
杏奈「勇者の力…!」
未来「たああああああ!!」ズバッ
杏奈「うああああああ!!」
カッ
杏奈「」ガクッ
未来「はあ…はあ…」
杏奈「」パアアアア
杏奈「ん…ここ…どこ…?杏奈は…何してたの?」
このみ「杏奈ちゃんが…元に戻った?」
海美「見て!あれ!」
律子「鎧…?」
未来「多分…ですけど、これ春香さんが着てた鎧だと思います」
律子「春香が…じゃあ勇者の鎧ってこと?」
未来「はい」
杏奈「…!プロデューサーさん…!静香…!志保…!しっかりして…!」
このみ「律子ちゃん、ひなたちゃん!三人の回復を!」
律子「はい!」
ひなた「うん!」
杏奈「あ、杏奈も…!」
静香「うっ…」
未来「静香ちゃん!」
静香「み、未来…どうなったの…?」
未来「杏奈はちゃんと元に戻ったよ!」
静香「そう…よかったわ」
志保「…静香」
静香「志保…」
志保「もし次に同じことがあっても、助けないから」
静香「ええ、同じ轍は踏まないわ」
志保「…期待してるわ」
静香「それと…助けてくれてありがとう」
志保「別に、お礼なんていいわ…仲間なんだから」ボソッ
静香「ふふっ、そうね…」
志保「…」
一旦ここまで
P「」
律子「プロデューサー殿はまだ目を覚まさないけど…みんなの回復も終わったみたいだし一旦アスガルドに戻りましょう」
P「う…む…」
いぬ美「ばう!」
響「あ、プロデューサーが起きたみたいだぞ!」
律子「おはようございますプロデューサー、気分はどうですか?」
P「あまり良くはないな…今どこだ?」
律子「ファムを越えた辺りです」
P「…負けたのか?」
律子「いえ、なんとか勝てました」
P「そうか…志保は無事か?」
律子「はい、完全に回復しました」
P「それなら良かったよ…」
律子「一旦百合子の所に戻りますけど、それでいいですか?」
P「…」
律子「プロデューサー?」
P「あ、ああ、すまん、なんだ?」
律子「もう、しっかりしてくださいよ?百合子の所に戻りますけど、いいですか?」
P「ああ、問題ない」
P「…」
P(なんだ?この感じは…)
律子「もうすぐアスガルドですよ」
P「ん」
【大図書館】
受付「プロデューサー様、望月杏奈様、春日未来様、どうぞお入りください」
未来「あれ、私もですか?」
受付「はい、そのように承っております」
【知識の迷宮】
P「百合子ー」
百合子「お帰りなさい、プロデューサーさん」モグモグ
紗代子「お帰りなさい」モグモグ
P「お、紗代子目を覚ましたのか」
紗代子「その節はご迷惑をお掛けしました」
百合子「紗代子さんのリライブは完了しました…未来、これを」
未来「これは?」
百合子「勇者の盾だよ」
未来「勇者の?」
百合子「四天王はそれぞれ勇者の防具を封印していて倒すことでそれが入手できるんだよ」
未来「あ、だから」
百合子「勇者の鎧と勇者の盾を手にいれたから残りは二つ、勇者の籠手と勇者のサークレット、これを手に入れると魔王への道が開けるから」
未来「あと二つ…」
P「一つは麗花が持ってるんだろ?勝てるのか…」
百合子「…麗花さんと戦うときのヒントが一つ、目に写るものすべてを信じてはダメです」
百合子「よく見れば必ず突破口はありますので」
P「…覚えておくよ」
紗代子「プロデューサー、事情は百合子から聞きました、私も連れていってください」
P「ああ、歓迎するよ」
杏奈「…百合子さん、杏奈は…どうすればいいの?」
百合子「杏奈ちゃんはどうしたいの?」
杏奈「杏奈は…」
百合子「杏奈ちゃんが思った通りにすればいいんだよ、誰かに言われたからじゃなくて、自分の意思で」
杏奈「…杏奈は…みんなのために、プロデューサーさんのために戦いたい…いっぱい傷つけちゃったけど…みんなの力になりたい…!」
百合子「うん、それが杏奈ちゃんの答えだよ」
杏奈「うん…!」
伊織「失礼するわよ」
P「伊織!」
伊織「あら、プロデューサーじゃない、ちっさくなったって話は本当だったのね」
百合子「こんにちは、伊織さん」
伊織「百合子、例の件なんだけど」
百合子「あの件ならプロデューサーさん達に任せてみるのはどうですか?」
伊織「こいつらに?」
百合子「プロデューサーさん達は四天王を二人撃破しています、戦力としては十分だと思いますよ?」
伊織「それもそうね…」
P「なんの話だ?」
伊織「西の四天王に関する話よ」
P「西の?」
伊織「そ、今西の四天王の軍勢と一悶着あって戦争状態なのよ」
伊織「うちの軍のトップエースもいるんだけど一人じゃどうしようもなくてね」
伊織「まあつまり人手が足りないからあんたたち行ってきてくれない?」
P「ふむ…」
↓2
1北の四天王討伐に向かう
2伊織からの依頼を受けアスガルド軍の援軍に向かう
P「すまない伊織、先に北から潰しておきたいんだ」
伊織「あらそう、ま、いいわ、北が終わったら手伝ってもらうわね」
P「すまない」
伊織「せいぜい頑張りなさい、私達が帰れるかはあんたたちに掛かってるんだから」
P「ああ」
伊織「貴音、帰るわよ」
貴音「ええ」
P「た、貴音いたのか」
貴音「ふふっ、姿を消していたので気が付かなくても仕方ありません」
貴音「ではあなた様、御武運を」
百合子「今のメンバーならきっと勝てますよ、プロデューサーさん!」
P「ああ」
紗代子が仲間になった!
杏奈が仲間になった!
P「北に向かうまで時間がある、何をしようか」
↓3
1アイドルとコミュニケーションをとる(キャラ指定)
2特になにもしない
連取りは勘弁
直下
>>422
水瀬伊織(15) Vo
http://i.imgur.com/dRw0s2u.jpg
http://i.imgur.com/Uab10wB.jpg
>>427
四条貴音(18) Vo
http://i.imgur.com/7z8eAXy.jpg
http://i.imgur.com/niQdhzb.jpg
P「エミリー」
エミリー「仕掛け人さま、どうされたのですか?」
P「いや、散歩でもどうかなと思ってな」
エミリー「お供いたします」
P「大都市の割りには空気は綺麗なんだよな、ここ」
エミリー「車が通っていないからかもしれませんね」
P「魔導車とかいうのはあるみたいだけどな」
エミリー「魔法で動く車…凄いです」
P「どういう原理なんだろうか…」
P「…む?」ストッ
エミリー「仕掛け人さま、どうされました?」
P「…むう、うまく飛べないな」
エミリー「まあ、お疲れでしたらどこかでお休みになりますか?」
P「うーむ…そうだ!」
エミリー「?」
エミリー「なるほど、仕掛け人さまが頭に乗るとこんな感じなのですね」
P「これなら散歩の続きもできるな」
エミリー「はい」
P「エミリーはどこか見たいところはないか?」
エミリー「仕掛け人さまと同じ場所ならどこまでも…」
P「…そうか」
P「エミリーはこの先不安とかないのか?」
エミリー「ありません」
P「言いきったな」
エミリー「仕掛け人さまや劇場のみなさんがいます、みなさんがいるなら私に怖いものはありません」
P「…そうか、エミリーは強い子だな」
エミリー「みなさんのおかげです」
P「必ずみんなで帰ろうな」
エミリー「はい!」
エミリーの親愛度が上昇しました
P「それじゃあこれから麗花にリベンジしにいくぞ!みんな、準備はいいか?」
「はい!」
P「出発!」
P「ん?なんだか気になる山だな…」
↓2
1寄ってみる
2気にせず進む
P「…まあいいか、帰りにでも寄るとしよう」
【廃病院】
紗代子「こ、これは…」
杏奈「凄い量の魔力…に何か混じってる…?」
P「待ってろよ麗花、今度こそ倒す!」
【院内】
P「みんな、気を付けろ、麗花がどこから来るかわからない以上全方向を警戒するんだ」
「…」
P「後は…?…」ストッ
志保「プロデューサーさん、どうしたんですか?」
P「わからん…体が重くて飛べないんだ」
静香「死にすぎて体調不良になったのでは?」
P「そう思うならもう少し丁寧に扱ってほしいな」
響「とりあえずいぬ美に乗っとくといいぞ」
P「すまんいぬ美、世話になる」
いぬ美「ばう」
P「前回は院長室にいたからもう一度院長室に行ってみよう」
【院長室】
麗花「あら、また来てくれたんですね」
P「今度は倒す」
麗花「今度も鬼ごっこでいいですか?また私が鬼をやりますね」
P「…杏奈、紗代子、何かわかるか?」
紗代子「はい」
杏奈「目の前の…麗花さん、偽者…」
P「話が噛み合わないのはいつものことだから気にしてなかったが…やっぱりそうか」
杏奈「多分…どこかに、この現象を…発生させてる原因があると思う…」
紗代子「逃げながら探すしかありません」
杏奈「未来、何か…感じない…?」
未来「ん、違和感はあるんだけど…」
麗花「それじゃあ行きますよー」
杏奈「違和感が…強くなる方向に向かって走って…みんな、それについていく…」
未来「うん」
P「走れ!」
ガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッガラッ
P「あれはどうなんだ?」
杏奈「あれも…偽者…」
紗代子「魔力が産み出してるイミテーションですね、でも戦闘力はあるみたいですから捕まったら大変なことになると思いますよ」
P「じゃあ捕まるわけにはいかないな!」
未来「…右!」
P「そこは壁だぞ!?」
杏奈「違う…壁じゃない…」
紗代子「幻影です!」
スルッ
P「なっ…」
紗代子「百合子の言っていた目に写るものすべてを信じてはダメというのはこの事ですね」
P「なるほど、じゃあ入ったときと形が変わっていても…」
杏奈「変わってない…魔法で、変わっているように…見せているだけ…」
P「なら館内図はそのまま使えるな!」
未来「左です!」
未来「この部屋です、一番違和感があるのは」
P「…さあ、何が出てくる…?」
ガラッ
P「…無機質な部屋だな」
杏奈「プロデューサーさん、あれ…」
和三盆
プリン
トランペット
P「…なんだあれ?」
紗代子「恐らくですが、あれが発生源です」
杏奈「でも…本物は一つだけ…」
P「間違えるとどうなるんだ?」
杏奈「多分…みんな仲良く永遠にモルモット…」
P「勘弁願いたいな…」
未来「うーん…どれが本物かわかんないよ…」
P「この中でもっとも麗花が大事にしそうなのは…」
↓3
1和三盆
2プリン
3トランペット
P「…トランペットでいこう」
紗代子「わかりました」
杏奈「プロデューサーさん…トランペットを選ぶ理由は…?」
P「麗花が自分の好きな食べ物をそのまま置いておくことはないはずだ」
杏奈「それだけ…?」
P「もう一つ、このトランペット、きちんと手入れがされている、つまり麗花はこれを気に入ってるってことだ」
杏奈「…」
P「まあ…結果はわからないが、やるしかないさ、未来頼む」
未来「はい」
杏奈「剣で、一撃で…断ち切って…」
未来「うん!たあっ!」カッ
ぷっぷかぷ~
パァン!
紗代子「!結界が」
杏奈「これで、もう惑わされない…」
P「決着をつけよう」
杏奈「いる…エントランスに…」
【エントランス】
麗花「流石ですね、私の凄いバリアーを突破するなんて」
P「…」
麗花「私、楽しくなってきちゃいました、楽しく踊りましょう?」
P「これ以上好き勝手にはさせないさ、行くぞみんな!」
わさんぼーん!
一旦ここまで
パァン
麗花「ふふっ、楽しいですね♪」スルッ
志保「攻撃が…!」
のり子「掠りもしないなんて!」
P「杏奈のように速くて当たらないんじゃない…普通に目で追える動きなのになぜ当たらないんだ!?」
麗花「それ」ヒュン
亜美「わわわっ!」ピッ
紗代子「どれだけ警戒しても飛んでくる意識外からの攻撃…強敵ですね…!」
麗花「うーん…みんなが代わる代わる攻撃してくるからあまり攻撃できないなぁ…そうだ!」
麗花「みんながその人数で戦うなら私も増やしてもいいよね?」
昴「何をだよ?」
麗花「私を、だよ♪」
P「えっ?」
麗花「うーん…えいっ!」
麗花B「えいっ!」
麗花C「えいっ!」
麗花D「えいっ!」
麗花E「これくらいかなぁ…」
このみ「みんな!きっとまた幻影よ!惑わされないで!」
紗代子「違います!」
あずさ「紗代子ちゃん?」
杏奈「全部…本物…」
麗花「じゃあ行きますよー」ヒュン
P「くっ、手分けして攻撃だ!」
麗花B「あなたたちは私達と」ポポポポポ
麗花C「遊びましょう♪」ポポポポポ
このみ「あ、泡…?」
昴「視界が悪いな…」パチン
ボボボボボボボン!
恵美「!?泡が爆発した!」
志保「くっ!」パンパン
ボボボボボボボン!
麗花D「ふふっ、こっちですよ♪」ヒュン
可憐「きゃあっ!」
紗代子「爆風と爆音で相手の位置が掴めない…!」
麗花E「えーい!」ヒュンヒュン
亜美「わっとっと…てやぁ!」ブンッ
麗花E「ふふっ♪」スルッ
亜美「うあうあー!なんで掠りもしないのさー!」
真「このぉ!」
ポポポポポ
昴「真、下がれ!」
真「くうっ!」
ピシュン
ボボボボボボボン!
P「このままじゃじり貧だ…!」
杏奈「風の精霊達よ…」
恵美「杏奈が風のフィールドを作ってくれたから一旦逃げ込もう!」
紗代子「泡は風に阻まれてこっちにはこれないみたいですね」
律子「今のうちに体制を建て直しましょう」
ひなた「みんな、ちょっとじっとしててねぇ」パアア
美奈子「動かないとカロリーも喜びますからね!」
P「お前だけ叩き出すぞ」
静香「視界は劣悪、攻撃は届かない、攻撃が全く読めない…かなり厳しいですね」
志保「泡は視界を歪ませるし触れたら爆発、しかも一つ爆発するとその爆風で他の泡も誘爆するから迂闊に触れません」
恵美「遠くで爆発させても今度は煙でなにも見えないしね」
P「杏奈のお陰で風で遠ざけられることはわかったが…」
律子「風…それですよ、プロデューサー!」
P「なに?」
律子「強い風を起こして泡を麗花のほうにやって爆発させるんです」
P「それなら多少は視界も確保できるか…よし、やってみよう」
P「杏奈、頼む」
杏奈「…エアバースト」ブワッ
麗花「せっかくのシャボン玉が…」
P「志保!恵美!可憐!エミリー!今だ!」
麗花「!」
ボボボボボボボン!
P「よし、これなら泡を完全に遠ざけられるぞ!」
麗花「ふう…びっくりしちゃいました」ザザッ…
響「…ん?」
麗花B「風を起こすのは私達も得意です!」
麗花C「いきますよー」
麗花D「すーっ」
「ぷっぷかぷ~」ブワッ
ボボボボボボボン!
P「ぐっ!」
響「杏奈、自分に合わせて!」
杏奈「…?」
P「どうした響」
響「多分だけど、麗花に攻撃が当たらない理由がわかった気がするぞ!」
P「何!?」
響「でもまだ確証が持てないから、ちょっと試させてほしいさー」
P「…わかった、任せる」
響「任された!」
響「杏奈、せーので風を起こして!」
杏奈「わかった…」
響「行くぞ、リベ子!」
オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン「グオオォォォ!!」
響「せーの!」
ブワッ
P「泡が麗花を通りすぎたぞ!?」
響「今だ、リベ子!泡を壊して!」
リベ子「グオオォォォ!!」
ビシャン!
ボボボボボボボン!
麗花「いたっ!」ジジッ
P「効いた!」
響「やっぱり!みんな、麗花の本体じゃなくて副腕と背中の火花を散らしてるところを狙うんだ!」
麗花「気付かれちゃった…」
麗花B「ふうー」ポポポポポ
麗花C「ふうー」ポポポポポ
杏奈「エアバースト」ブワッ
麗花D「ふうー」ポポポポポ
麗花E「ふうー」ポポポポポ
響「リベ子!」
リベ子「グオオォォォ!!」
志保「!」パァン
チュイン
麗花D「!」ジジッ
静香「はああああ!!」ザンッ
麗花E「!」ジジッ
ビシャン!
ボボボボボボボン
麗花D「あっ」ボフン
麗花E「失敗しました」ボフン
シュウゥゥゥゥゥ…
真「き、消えた…?」
紗代子「そういうことだったのね…」
あずさ「紗代子ちゃん、何かわかったの?」
杏奈「…背中の副腕コネクタを介して…魔翌力で自分のコピーを作ってた…」
紗代子「麗花さんの魔翌力が直接動いているから私達はどれが本物かわからなかったんです」
杏奈「…でも、コネクタがないと魔翌力は形を保てないから…」
このみ「コネクタを壊すことで形状崩壊を起こさせたのね」
風花「じゃあ攻撃が当たらなかったのは?」
紗代子「恐らく魔法で異なる次元にいるからだと思います」
杏奈「…でもそのままだと向こうも攻撃できない…だから攻撃する一瞬だけ…こちらの次元に座標を合わせて実体化してる…」
紗代子「こちらの次元に座標を合わせるのもあのコネクタを介してるはずです」
杏奈「つまりあのコネクタは…文字通り麗花さんと繋がってる…」
なんかNARUTOで見たことある気がするぞそれ
P「あのコネクタさえ破壊できれば…」
紗代子「こちらの次元に姿を現すしかなくなりますね」
P「よし、一気に行くぞ!」
麗花B「」ボフン
麗花C「」ボフン
シュウゥゥゥゥゥ
P「残るはあと一人!」
麗花「…」パスン
ガラン
のり子「副腕を…」
海美「外した?」
麗花「ん~!」ノビー
P「な、なんだ、何をする気なんだ」
麗花「いっちに、さんし!いっちに、さんし!」グイッグイッ
麗花「重いものも下ろしましたし」ヒュン
千早「きえ」スパァン
麗花「そろそろちゃんと戦いましょうか」
千早「」ガラッ
>>478
NARUTOって中忍試験?辺りから見てないんだけど今そんなことになってるのか…
>>480
オビトって奴が相手が殴って来た体の部位のところだけ異空間に移動させてすり抜けるように見せかけたっていう技があった
同じく攻撃する時はすり抜けられないから攻撃してきた時を狙ってうんちゃらかんちゃらみたいな
>>482
ありがとう
真「くうっ!」ズザー
ヒュン
杏奈「!」
ギィン
杏奈「…!」ギチギチ
麗花「杏奈ちゃん、腰が入ってないよ?」ドンッ
杏奈「うっ!」
紗代子「やあ!」ヒュン
麗花「紗代子ちゃん、動きが単純だよ」
昴「たああ!」ブォン
麗花「ほっ」スタッ
ポポポポポポポポポポポポポポポ
恵美「また泡だよ~!」
響「もう一度吹き飛ばして」
麗花「ふあふあ、ふーっ!」ブワッ
パチンパチン
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボン!
響「けほっけほっ!り、リベ子!ストライクディスオベイ!」
リベ子「グオオォォォ!!」ガガガガガガ
麗花「…」ズドォン
リベ子「」ドガァン
響「リベ子!」
のり子「うわぉ綺麗なアッパーだぁ…」
杏奈「相手が魔王の力の塊なら…未来が一撃入れたら…全部終わる…」
志保「私達が全力で道を開くわ」
静香「…未来、行くわよ」
未来「…わかったよ」
未来「…」グッ…
ポポポポポポポポポポポポポポポ
麗花「ふあふあ、ふーっ!」
ダッ
紗代子「いきます!」
杏奈「未来、後は…!」
パチンパチン
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボン!
志保「あなたに託すわ」
静香「未来!」
パチンパチン
ボボボボボボボン!
未来「静香ちゃん!志保!」
P「止まるな、未来!」
未来「…はい!」
ポポポポポ
未来「!」
P「いぬ美!」
いぬ美「ばう!」ブンッ
ボボボボボボボン
P「」
未来「てやああぁぁ!」ヒュン
ギィン!
麗花「未来ちゃん、残念でした」キン
パキン
未来「け、剣が…!」
麗花「ゲームオーバーだよ」ヒュン
ザクッ
未来「ううっ…!まだ…まだ終わってない!たああああ!」ドゴォ
麗花「いたたた…」
未来「あ、あれ?」
麗花「うーん、負けちゃった、でも楽しかったよ未来ちゃん!はい、これお土産」
未来は勇者のサークレットを貰った!
未来「あ、ありがとうございます」
麗花「それじゃあまたね♪」
未来「あ、麗花さ…いない…」
一旦ここまで
ひなた「ふぅ…これで大丈夫だよぉ」
律子「ひなた、お疲れさま」
P「そうか、麗花はどこかに行ってしまったか…」
未来「はい…」
P「まあどこかでまた会えるだろう、その時にでも仲間にしよう」
未来「はい!」
P「しかしそのサークレットしてるとあれだな、INT上がったように見える」
未来「あいえぬてぃー?」
P「かしこさだよ」
未来「むー!私バカじゃないですよ!」
P「はいはい、みんな帰る準備してるから手伝ってこい」
未来「むー…」
P「…」
いぬ美「ばう」
ハム蔵「ヂュヂュ」
P「…わかってるよ」
律子「プロデューサー、起きてください」
P「…」
律子「プロデューサー」
P「ん、すまん、寝てたのか」
律子「寝てたのか、じゃありませんよ」
恵美「廃病院を出てから大体7日だけどその間一回も起きなかったよ?」
P「…マジか」
志保「お疲れでしたら一旦休息をとってはどうですか、いざというときに使い物にならないと困りますので」
P「…いや、大丈夫だ」
志保「…そうですか」
【知識の迷宮】
百合子「おかえりなさい、プロデューサーさん」
伊織「麗花を相手にしてよく無事だったわね」
P「みんなのお陰だよ」
伊織「ま、無事に戻ってきて安心したわ」
P「なんだ、心配してくれてたのか?」
伊織「当然でしょ?」
P「お、おう?」
伊織「あんたたちには約束通り西に向かってもらうわ」
P「西か…手強いか?」
伊織「四天王だから弱くはないはずよ、ただアスガルド軍は数に押されているって話だから向こうの個々の力は弱いかもしれないわね」
P「なるほどな」
伊織「ま、あんたたちがいるなら大丈夫よ、だから勝ってきなさいよね!」
P「おう、任せとけ」
百合子「プロデューサーさん、残る防具はあと一つです」
百合子「頑張ってくださいね」
P「ああ」
P「さて、何をしようか…」
↓3
1アイドルとコミュニケーションをとる(キャラ指定)
2忠告通り体を休める
響「あ、プロデューサー、ハム蔵たちと一緒だったのか」
P「どうしたんだ?」
響「ハム蔵たちと散歩しようかなって思ってたんだー、プロデューサーもどう?」
P「じゃあお供しようかな」
響「そういえばプロデューサー」
P「ん?」
響「最近飛んでないけどどうしたんだ?」
P「あ、いや、たまには歩こうかなと」
ハム蔵「ヂュ(旦那、強がりを…)」
P「黙ってろ」
響「ふーん…」
いぬ美「ばう(乗りな、プロデューサー)」
P「すまんな」
響「あ、みてみてプロデューサー!ほら、あれ!」
P「…」
響「プロデューサー?」
P「ん、ああ、すまん、なんだ?」
響「プロデューサー、本当に大丈夫?疲れてない?なんだか顔色が悪いぞ…」
P「ああ、大丈夫、大丈夫」
響「…ちょっと休憩しよっか!」
響「ここ、木陰になってるから涼しくて気持ちいいんだぞ!この前見つけたんだ!」
P「そうか…」
響「…プロデューサー、ちょっとだけ寝てていいぞ、起こしてあげるから」
P「…」
響「もう寝てるし…」
P「…」
響「ハム蔵、いぬ美、何か知らない?」
ハム蔵「ヂュ…(知ってはいるけど…)」
いぬ美「ばう(本人が言わないなら私は言わないわ)」
響「なんでさ?」
いぬ美「ばう(彼があなたたちに隠してるからよ、響、察しなさい)」
響「うーん…」
P「…っ、ぐっ」
響「プロデューサー?」
P「かっ、あ、ぐっ…!」
響「ちょ、ちょっと、悪い夢でも見てるのか!?」
P「ぐあっ…うぐっ…」
響「えーっと、えーっと…そうだ!」
響「~♪~~♪~♪」
P「ぐっ、あっ…………………」
響「~♪~♪~~♪」
P「…」
響「自分が怖い夢を見たときにあんまーがよく歌ってくれた子守唄、プロデューサーにも効いたみたい」
P「…」
響「…」ナデリ、ナデリ
響「プロデューサー、ゆくいみそーれ」
響の親愛度が上昇しました
【???】
???「東も北も南も、勇者を倒せなかったのです」
???「…」
???「器はもうすぐ満たされるけど…まだ少し時間がいるのです」
???「残る四天王はお前だけなのです、器に力を注ぎきるまで、勇者の足止めをするのです!」
???「任せといてや」
???「これ以上期待を裏切らないでほしいのです」
???「わかってるって!あ、せやせや」
???「?」
???「別に勇者を足止めするのはかまへんけどな」チャキッ
???「別に倒してしもうてもかまへんやろ?」
P「さあ、西に向かうぞ!」
「敵多数!押されています!」ババババ
「持ちこたえろ!」ババババ
「て、敵が爆発物を…!うわあぁぁぁぁぁ!!」
「くそっ!エースが来るまで持ちこたえろ!あと少しだ!」
「うわあぁぁぁぁぁ!!」
「ぎゃああぁぁぁぁ!!」
「ちくしょうがぁ!!」ババババババババ
「防衛ライン、突破されます!」
「早く来てくれー!頼むー!」
???「…お待たせしました」
「こ、この声は」
???「北上さん、お願いします」
麗花「はーい!」チャキッ
???「リトルミズキ、計測をお願いします」
リトルミズキ『別にいいけど…本当にここで核を使うの、瑞希?』
瑞希「攻めるにも撤退するにも、まずは敵を減らします。…ドーン」
リトルミズキ『…わかったわ、北上さん、東に15度、南に3度』
麗花「…」
リトルミズキ『誤差修正完了、発射して』
麗花「えーい!」ボンッ
ズオオォォォォォォォォ!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
麗花「わあ!更地になりましたね!」
リトルミズキ『五、六体残ったわよ、どうする?』
瑞希「勿論、仕留めます、リトルミズキ」
リトルミズキ『はいはい、ライフルビットを使うわ』
瑞希「お願いします。…頼んだぞ」
ピシュンピシュンピシュン
リトルミズキ『…殲滅完了よ』
瑞希「流石です」
リトルミズキ『そろそろこっちにも増援が来る頃よ、一旦戻りましょう』
瑞希「了解。…帰ろう」
麗花「また誘ってね~♪」
一旦ここまで
リトルミズキ『瑞希、来たみたいよ』
貴音「真壁瑞希、お待たせしました」
瑞希「四条さん、お待ちしてました、増援は…」
貴音「ふふっ、焦らずとも紹介しますよ」
P「軍のトップエースって瑞希の事だったのか」
瑞希「…プロデューサー、ですか?」
P「ああ、久しぶりだな」
瑞希「リトルミズキと同じくらいの大きさになっています。…驚いた」
リトルミズキ『…』10cm
P「?」9cm
リトルミズキ『ふっ』ドヤァ…
P「あ?」
貴音「戦況はどうですか?」
瑞希「第一防衛ラインでドンパチしています」
貴音「形勢は?」
瑞希「4:6くらいです」
貴音「あまり芳しくはないようですね…」
瑞希「ですがみなさんが来てくれたので、あれを動かそうと思います」
貴音「完成したのですか?」
瑞希「はい」
貴音「ならば参りましょう、今こそ反撃の時です」
P「ぐぬぬ…」
リトルミズキ『ぐぬぬ…』
瑞希「みなさん、お久し振りです」
茜「元気してたー?茜ちゃんはね~……チョー元気に「こちらに、装備があります」」
茜「」
律子「これ、本物?」
瑞希「はい、近づいて剣を振るより手っ取り早いです」
未来「わ、なんか本格的!」
瑞希「防弾チョッキもありますので、みなさん装備が整ったら集まってください」
瑞希「敵の本拠地はここから西に100km言ったところにある巨大要塞『コーシエン』です」
瑞希「途中にいくつか町がありますが敵の手に落ちているので立ち寄らない方がいいかと」
P「じゃあ無補給で一気に向かうのか?どうやって?」
リトルミズキ『いーっ!』
P「」ビキッ
瑞希「移動には特殊な手段を使います、ただ護衛が必要です」
紗代子「私達でそれを守ればいいのね?」
瑞希「はい」
瑞希「敵に押されつつある今、前線を押し上げることは味方の士気にも関わりますので、全力でお願いします。…おー」
P「しかしここだけ銃で戦うのか…世界観どうなってるんだほんと」
P「まあいい、明日の作戦まで時間があるし何をしようか」
↓
1アイドルとコミュニケーションをとる(キャラ指定)
2ゆっくり休む
志保「…」カチャカチャ
P「志保、何してるんだ?」
志保「ルーンマグナムのメンテナンスです、最近疎かにしていましたから」カチャカチャ
P「ふむ」
志保「用がないのでしたらもういいですか?メンテナンスに集中したいので」
P「手伝おうか?」
志保「別に、一人でも大丈夫です」
P「そういうな、もしかしたら何か見落とすかもしれないだろ?」
志保「…わかりました、ではお願いします」
P「ああ」
P「志保、このパーツはどうする?」
志保「濡らした布で拭いてください」
P「わかった」
P「志保」
志保「それは」
P「志保、これは」
志保「ふふっ」
P「どうした?」
志保「いえ、昔読んだ絵本に職人さんを手伝う妖精さんのお話があったことを思い出して…」
志保「今のプロデューサーさん、絵本の中の妖精さんにそっくりです」
P「そ、そうか…喜んでいいのやら」
志保「…予定よりも早く終わりました、プロデューサーさん、手伝ってくださってありがとうございます」
P「気にするな」
志保「せっかくですので…お茶でもいかがですか?」
P「お、いいな」
志保「私のお気に入りを御馳走しますね」
志保の親愛度が上昇しました
瑞希「ではみなさん、配置についてください」
リトルミズキ『システムオールグリーン、いつでもいけるわよ瑞希』
律子「レーダー感度良好よ」
瑞希「わかりました、エンジン点火」
キイィィィィン
瑞希「戦艦ゼノ、発進します」
未来「わー!」
静香「すごい技術ね…」
未来「静香ちゃん、探険しようよ!」
静香「はいはい」
P「武装はついていないのか?」
瑞希「はい、ゼノはまだ未完成なのでシールドしかついていません」
P「だから露払いがいるわけか」
瑞希「はい」
律子「敵を確認したわ」
P「よし、出撃だ!」
コオオォォォ
P『降下準備!』
志保「…」カチッ
静香「志保、いつものハンドガンで戦うの?」
志保「そうよ、でも瑞希さんが新しいモードを実装してくれたから、それの試し撃ちでもあるわ」
静香「新しいモード?」
志保「ビームモードって言っていたわ」
静香「ビームガン…強そうね」
志保「違うわよ静香」
静香「?」
P『降下開始!』
志保「ビームマグナムよ」
バギュヴゥウゥン!
バチバチ ドーン!
静香「すごい威力ね」ババババ
志保「威力が高すぎて人に向けては撃てないわね」バギュヴゥウゥン
静香「プロデューサーに撃ったら蒸発しそうね」ババババ
志保「ふふっ、そうね」バギュヴゥウゥン
未来「敵は…機械?」パンッパンッ
志保「アンドロイド…かしら?」バギュヴゥウゥン
瑞希『敵はアンドロイドです、気にせず撃破してください』
未来「はーい!」
【コーシエン】
???「なんやって?」
「第一防衛ライン、突破されました!」
???「どうなってんねん!昨日まで押してたやんか、何で攻めこまれてんねん」
「それが、増援が来たようで…」
???「言い訳はええねん、さっさと結果だしぃや!」
「は、はっ!」
???「このタイミングで増援やと…?まさか勇者がもう来たんか…?でもこんな速度で進軍できるわけないし…」
P「敵は人に見えたが…アンドロイドだったか」
律子「ああ…だからレーダーに映るんですね」
恵美「でもアンドロイドなら気兼ねなく倒せるね!」
P「ああ」
瑞希「…アンドロイド故に疲れも痛みもありません、腕がもげても、足がちぎれても、機能が停止しない限り襲ってきます」
瑞希「だから私達は不利を強いられていました、火力が足りませんでしたから」
P「実弾がメインなら確かにそうなるか…」
このみ「バズーカでもないとね…ライフルじゃ一撃は無理よね」
瑞希「みなさんが来てくれて助かりました、あのままではそう遠くないうちに攻め落とされていたと思います」
P「ギリギリだったのか…」
瑞希「ですが、みなさんが来てくれたので100万人力です、ここから巻き返します」
P「ああ、頑張ろうな!」
P「地上部隊、様子はどうだ?」
静香『殲滅完了です、回収してください』
P「わかった」
途切れ途切れで申し訳ない、一旦ここまで
P「初戦は快勝か、この勢いのまま進めばいいが」
瑞希「まだまだ敵は少ないです、油断してはいけません」
P「わかってる」
瑞希「私は少し外します。…如月さん、篠宮さん、少しお話が」
千早「真壁さん、どうしたの?」
瑞希「ついてきてください」
可憐「は、はい…」
リトルミズキ「もうすぐ第二次防衛ラインよ、攻撃部隊は出撃準備して」
響『準備できてるぞー!』
P「投下するぞ」
亜美『オーケーだよ兄ちゃん!』
P「投下!」
響「リベ子、ペン太、シンク郎!出てきて!」
リベ子「グオオォォォ!」
オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン「キシャアアアア!」
クリアウイング・シンクロ・ドラゴン「ぎゃおーん!」
亜美「んっふっふー!最近やられてばっかだったからオメーバンガイしないとね!」
美奈子「アンドロイドはご飯食べれないのかな…いや、きっとどこかにエネルギータンクかなにかあるはずだからそこに詰め込めばいいよね!」
瑞希「こちらの新装備、如月さんと篠宮さんに託します」
千早「これは…」
瑞希「あなたたちなら必ず使いこなせます」
可憐「これで…私も、もっとみんなの役にたてる…?」
瑞希「では、私は戻ります」
千早「待って、真壁さん」
瑞希「はい」
千早「何故、私達なのかしら?」
瑞希「…守りたいものを守る力と強くなりたいと思う力、それぞれの思いが一番強いと思う人に、これを渡そうと思ったからです」
千早「…そう、ありがとう、真壁さん。あなたの期待に応えてみせるわ」
瑞希「はい」
響「よーし、大分減ってきたぞ!後ちょっとだ!」
亜美「亜美たちにかかれば余裕っしょー!」
美奈子「よかった、アンドロイドでもちゃんとお腹いっぱいになるんだね!じゃあもっともっといっぱいにしないとね!」
亜美「よーし、このまま一気に」ガシッ
亜美「ん?わわっ!?」
響「あ、亜美!?」
美奈子「亜美ちゃん!」
律子「プロデューサー!亜美が敵に!」
P「わかってる!静香、志保!降下して亜美を救出しろ!」
『はい!』
亜美「引き…摺られる…!」グググッ
響「亜美!今助けるぞ!ペン太!」
ペン太「キシャアアアア!」
響「…!?敵の動きが変わって!?」
亜美「ひ、ひびきん!」
美奈子「っ!この!」
静香「ダメ…このままじゃ…!」
志保「間に合わない…!」バギュヴヴヴン
亜美「わああああ!!」バサッ
P『逃げられる!』
響「シンク郎!お願い!」
シンク郎「ぎゃおーん!」
ババババッ
志保「っ!邪魔よ!」バギュヴヴヴン
静香「この!」ババババ
美奈子「亜美ちゃん…!」
………………………………
P『…反応ロスト、逃げられた…』
響「あ、亜美いぃぃぃぃ!」
P「くそっ!俺のミスだ…もう少し第二部隊のメンバーを増やしていれば…!」
瑞希「…この部隊編成はアンドロイドを殲滅しつつ進軍するには最適でした。…敵が捕獲方向に動きを変更しなければ」
P「今まであんな行動は取らなかったんだよな?」
瑞希「はい、こちらに対しては常にサーチアンドデストロイでした」
律子「ここに来て急に戦い方を変えてくるなんて…」
瑞希「双海さんはコーシエンに囚われているはずです、今はこのまま進むしかありません」
P「…ああ、必ず亜美を助け出すんだ」
【コーシエン】
???「防衛ラインのアンドロイドを時間稼ぎモードに変更しといて、その間にうまいこと捕まえたアレの調整するから」
「はっ!」
???「ええもん見つけたわ…アレが完成すればこっちのもんやで」
???「なあ、アタシの出番はいつくるんだ?」
???「もうちょい後ちゃう?まあここに踏み込む前に潰すから出番はないかもしれんけど」
???「はあ…暇だなぁ」
???「暇ならあんたの好きなダンスでもしときーや」
???「そうだね、体鈍っちゃうとあれだし、ちょっと踊ってくるよ」
???「勇者と真壁、ここに来るまでにたっぷり消耗させたるわ」
静香「敵が守りに入ってる!」
志保「明らかに時間稼ぎされてるわね」
このみ「それでも突破するしかないわよ!」
海美「そうそう!」
杏奈「…」
紗代子「必ず亜美ちゃんを助け出します!」
響「自分、亜美が連れていかれるのを阻止できなかった…だから!必ず助け出して見せるぞ!」
真「その意気だよ、響!」
昴「全力で行こう!」
瑞希「まもなく最終防衛ラインです。…プロデューサーは?」
律子「また寝てるわ」
瑞希「…」
律子「最近多いし睡眠時間が長いのよ」
瑞希「では仕方ありません、私が指揮をとります」
瑞希「最終防衛ライン攻略戦、開始します。攻撃部隊は降下してください。…ごーごー」
恵美「今までで…っはあ、一番、多いね!」
貴音「流石は最終防衛ライン…といったところでしょうか」
志保「っく!」ザッ
静香「志保、後ろ!」
志保「!」
バッ
ピシュゥン
志保「…!?」
ピシュゥンピシュゥン
風花「あれは…?」
千早「志保、無事かしら」
志保「千早さん…その姿は…」
千早「真壁さんが作っていた装着型兵装『ミリオンアーマーよ』」
一旦休憩
あずさ「!みんな、逃げて!ミサイルよ!」
千早「撃ち落とします!」ピシュゥン
ピシュゥン
環「おおいよー!」ボワワ
可憐「ロ、ローゼンビット…!お願い…!」
ピンッピンッ
ズドドドドド
静香「可憐さんもミリオンアーマーを…」
千早「このまま押し切るわ!」
【コーシエン】
「最終防衛ライン突破されました!」
???「予定より早いやんか…ビグザムを出し!死んでも防衛させ!」
「はっ!」
???「ちょーっと甘く見すぎたか…?この速度でこられると間に合わんかも…」
???「ならアタシが出るよ、このアーマーがあれば足止めにはなるだろ?」
???「…頼むわ」
???「任せときなって、アタシの力を見せてやるよ」
瑞希「一旦休息をとります」
環「なんで?敵はめのまえなのに」
瑞希「みなさん疲労が蓄積しています、このまま行っても限界が来て倒されるだけです」
律子「確かにそうね、私は瑞希の意見に賛成だわ」
瑞希「まもなくアスガルド軍の本隊が合流、先行しますので私達はそれを支援します」
瑞希「それまでゆっくりしていてください」
「コーシエンは目の前だ!一気に攻め込むぞ!」
ピロロロロロロ
「た、隊長!前方から高エネルギー反応!」
ギュオオォォォォォ!!
ズドドドドド
「アスガルドの雑魚共め、このコーシエンはやらせはせん、やらせはせんぞー!」
リトルミズキ「ミズキ、本隊から入電!敵巨大兵器により本隊は壊滅状態、至急救援を求む。よ!」
瑞希「…みなさん、調子は?」
律子「問題ないわ」
このみ「おかげで体力満タンよ!」
瑞希「…わかりました、ゼノはこのまま直進し」
瑞希「コーシエンに特攻します」
「撃てー!撃ち落とせー!」
P「対空攻撃がまるで針山のようだな、ジャブローみたいだ」
響「なにそれ?」
P「なんでもない。降下後ビグザム…敵巨大兵器を真っ先に落とすぞ、あれが俺の知っているものと同じなら弱点も同じはずだからな」
「はい!」
P「行くぞ!」バッ
千早「篠宮さん!」
可憐「は、はい!」
千早「私達が降下を援護します!」
P「助かる!行くぞ、みんな!」
「うるさい蟻どもが…消えるがいい!」
ズオォォォォ!
P「敵巨大兵器の懐に飛び込むぞ!あれは飛び込まれると弱いからな!」
静香「射撃は行わないんですか?」
P「あいつは射撃に対するバリアみたいなものを持っている、だから撃つだけ無駄なんだ」
志保「なるほど…」
P「あれさえ落とせば最大の驚異は排除できる、頼むぞ!」
P「っちぃ!地上のビグザムがこんなにも面倒だとは!」
このみ「圧倒的な弾幕…迂闊に近づいたら一瞬で消し炭ね」
「ふははははは!ビグザムは無敵だ!」
P「なんとか隙を作らないと…!」
ビシュンビシュン
バチチチチ
「な、なにぃ!?」
P「ビーム!?どこから!」
ブォン
「ぬう!」
P「あれは…麗花!?」
麗花「こんにちはプロデューサーさん、瑞希ちゃんのお願いで来ました!」
「たかが一匹増えたところでぇ!」
麗花「プロデューサーさん、これ、どうやって倒すんですか?」
P「接近して攻撃を叩き込めばいいんだが…なにぶん固くてな」
麗花「あ、円盤みたいな形に穴が開いてますね、あそこで黒ひげ危機一髪をやればいいんですね!」
P「えっ」
麗花「いきまーす!」
麗花「一本目ー♪」
ドスッ
麗花「二本目ー♪」
ドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッドスッ
麗花「27本目ー♪」
ザシュン
「ぬおおおお!こ、このビグザムが…たった一人に敗れるなど…!」
バチチチチ…ドオォォォォン!
P「ビグザムの上半身が吹き飛んだ…」
このみ「危機一髪どころかやられたわね」
麗花「プロデューサーさん、今から私も手伝いますね」
P「あ、ああ、心強いよ」
麗花「よろしくお願いします」
麗花が仲間になった!
P「ビグザムを倒したことでコーシエンまでの道ができた!突入するぞ!」
真「プ、プロデューサー!ゼノが!」
ボンッ
昴「ゼノが…沈む」
P「…っ、今は進むしかないんだ、行くぞ…!」
【コーシエン】
茜「パスワードはプリティー茜ちゃん…っと」ピッピッピッ
P「茜、何してるんだ?」
茜「爆破だよプロちゃん!この基地のいたるところに爆弾を仕掛けて汚ねえ花火を打ち上げるんだよ!」ピッピッピッカチッ
P「そ、そうか」
茜「よしOK!」
静香「防衛戦力がほとんどいないようです」
可憐「アンドロイドの匂いがほとんどしません…」
P「戦力を出払っているのか?だが罠の可能性の方が高い、警戒は怠るな」
カシャッ
P「…広い部屋だ、ここが中心部か?」
律子「コーシエンの名の通りマウンドになってますね」
昴「なんか野球やりたくなってきたよ…」
P「帰れたらいくらでも出来るさ」
???『ようここまで来たな』
未来「!」
P「奈緒…」
奈緒『私のホームで好き勝手するなんて許さへんで、と言いたいところやけどまずは誉めたるわ、勇者』
未来「でへへ、誉められちゃった…」
静香「未来…」
奈緒『けどここまでや、うちの選手は強いからな、一瞬でコールドゲームまで持っていったるわ』
???「…」
???「…」
P「亜美…歩…」
さあ、ここでゲームセットやで
一旦ここまで
歩「先手必勝!」ダッ
P「来るぞ!」
可憐「ローゼンビット、行って!」
歩「そんなのアタシには当たらないよ!」
このみ「速い…!」
可憐「ローゼンビット、フィールドを張って!」
ブン
ヂヂヂヂヂ
歩「うわっ、厄介なものを!」
亜美「歩ちん、亜美が破ったげるよ!」ズドン
P「パイルバンカーだと!?」
歩「サンキュー亜美!でも一発で充分だ!」ブォンブォン
可憐「フィ、フィールドが持たない…!」
静香「このっ!」ババババババ
志保「逃がさない!」パァンパァン
歩「よっ、ほっ!」ブォンブォン
亜美「当たんないよーん」
P「まるで空中でダンスしてるみたいに避けやがる…!」
歩「隙あり!」ブォン
パリィーン!
可憐「きゃあっ!」
響「可憐!」
歩「どう?アタシの高出力ビームダガーA3の切れ味は」ブォンブォン
昴「ピョンピョン飛び回りやがって…!」
歩「あはははは!追い付けないだろー!」ブォンブォンブォンブォン
亜美「こっちががら空きぃ!」
未来「わわっ!」
恵美「未来!大丈夫!?」
未来「かすっただけ!」
歩「その隙は逃がさない!」ブォン
ギィン
あずさ「未来ちゃん!」
風花「間に合った!」
未来「あずささん、風花さん!」
歩「邪魔されたか!」ブォンブォン
歩「でも一気に詰めれば…!」プシュー…
歩「あれ?」
OVER HEAT
歩「マイガー!」
ユラッ
歩「あっ」
P「なにか言いたいことは?」
歩「えーっと、リンチはちょっと…」
ぎゃー!
奈緒「…」
「だ、大丈夫ですか?」
奈緒「あかん、頭痛いわ…あんな使い方してたらすぐにオバヒするんわかってるやろうに…」
奈緒「ヘリ出して、撤退するで」
「はっ!」
歩「」
亜美「あらら、歩ちんやられちゃった」
千早「亜美、余所見してる暇があるのかしら?」ピシュゥン
亜美「へーきへーき、だってこのキリングアーマーさえあれば亜美は無敵だかんね」
千早「そう、じゃあ遠慮は要らないわね」ピシュンピシュン
P「あとは亜美だけだ!」
亜美「んっふっふー、そう簡単にはいかないよ!」
真「亜美…!相変わらずすばしっこい!」
亜美「とりゃあああ!」
ギィン
杏奈「…接近戦なら」
紗代子「私達が相手よ!」
亜美「うえっ!?もっちーはちょっときつい!」
亜美「というかこんなに人数差あるなんて卑怯だよー!」
律子「亜美、いい言葉を教えてあげるわ」
亜美「いい言葉?」
律子「勝てば官軍ってね」
一旦中断
P「数の暴力か…どっちが悪役かわからんな」
律子「勝てばいいんですよ勝てば!Win is Justice!」
P「律子テンション高いな…どうした?」
律子「いえ、特に理由は」
亜美「このままじゃまずい!」
響「亜美ー!」
亜美「ひびきん!?」
響「いい加減にぃ…目を覚ませぇ!」ブォン
亜美「マジカルハン…うぼっ!」スカァン
亜美「」ドサッ
昴「響ナイス投擲!」
響「ふふん!」
P「とにかく亜美をアーマーから引き離すぞ」
千早「…!プロデューサーまだです!」
P「なに?」
亜美「」ユラッ
P「亜美…?」
亜美「 装備者ノ意識喪失ヲ確認、戦闘力100%発揮。対象ノセン滅ヲ開始…」
ドォン
響「な、なんだ!?」
亜美「」ギギギ…
千早「アーマーに搭載されたAIにコントロールを奪われたようです」
麗花「あのアーマーのAIさんがわるさをしてるんですね」
真「でも…」
海美「いくら性能を100%発揮してもさ」
紗代子「動きが単調じゃ意味がないわ!」
ブッピガン!
亜美「アーマーノ損傷ヲ確認、迎撃態勢二移行」
律子「所詮はプログラム、決められた動きしか出来ない!」
亜美「アーマー損傷率…80%オーバー…指示ノ更新ヲ要請…要請…ヨヨヨヨヨ」ジジジジジ
麗花「アーマーさんだけを壊して亜美ちゃんを助けます」ブゥン
P「頼む麗花!」
麗花「たああああ!」
ブッピガン!ブッピガン!
亜美「…」ジジジジジ
可憐「ローゼンビット、二人を守って…!」
ドオォン
麗花「大成功!ぶい!」
響「亜美ー!無事かー!」
亜美「…」
千早「今は意識を失っているわ。春日さん、あとで浄化をお願い」
未来「はーい」
プシュー…
P「奥のベンチが開いた…行くぞ!」
バラララララララ
P「な、なんだ!?」
奈緒「やるやんか!今日のところはこれで退いたるわ!でも私は負けてへんからな!」
未来「ヘリコプター!私も乗りたい!」
P「言ってる場合か!逃げられるぞ!」
志保「くっ」バギュヴヴヴン
千早「撃ち落とします!」パシュン!
パシィンパシィン
志保「!」
千早「ビームが弾かれる!?」
静香「実弾なら!」ババババババ
奈緒「そんなもん届かへんで」
P「くそっ!逃げられてたまるか!」
ドオオォォォン!
P「えっ」
ザッ
瑞希「間に合いました。…いぇい」
P「瑞希!無事だったのか!」
瑞希「プロデューサー、私達は死にません」
P「ああ…そうだったな」
瑞希「武器庫にあったスティンガーミサイルを使いました」
P「なるほどな…よし、奈緒を回収して…ん?」
サァー…
このみ「夜?ついさっきまで太陽が…」
やってくれるやんか…
のり子「奈緒の声が!」
私に本気を出させるなんてそうそうないで、光栄に思いや
恵美「あれは…!」
バサァ…
奈緒「本気で潰したるわ!」
P「マイディアヴァンパイアか!」
ヴァンパイアクイーンの力、見せたるわ!
美奈子「月が、見えた…」
ゴゴゴゴゴ
P「み、美奈子?」
フワッ
P「美奈子が…飛んだ…」
奈緒「月兎か…」
美奈子「私が奈緒ちゃんを倒します!」
奈緒「たかが一人で何ができんねん」
美奈子「…」スッ
奈緒「そ、それは…!」
美奈子「ふふっ、美味しそうでしょ?」
奈緒「たこ焼き…!」フラッ
美奈子「私達の仲間になるなら、お腹一杯食べさせてあげるよ?」
奈緒「…!」ゴクッ
貴音「ああ…たこ焼き…」フラフラ
響「貴音ぇ…!落ち着けぇ…!」ズルッズルッ
奈緒「うううっ…あかん、あかん、私にはやらなあかんことが…!」
美奈子「そっかぁ残念だね、こんなに美味しいのに」はふっ
美奈子「あふっ、あふっ」
奈緒「…っ!っ!っ!」
美奈子「うん、美味しい!」
奈緒「…さい」
美奈子「うん?よく聞こえないよ?ほら、大きな声で!」
奈緒「仲間になりますから食べさせてください!」
美奈子「じゃあ一旦降りよっか」
奈緒「はい」
ストッ
美奈子「はい、あーん」
奈緒「あーん!あふっ、あふっ!」
奈緒「んー!何百年ぶりかのたこ焼きやー!」
貴音「たこ焼きを…わたくしにもあーんを…!」
美奈子「…計画通り」ニヤッ
奈緒「んー!」
未来「てやぁ!」スパァン
奈緒「」
P「よーし仕留めたな、帰るぞー」
奈緒「」
未来「勇者の籠手もありましたよ!」
未来は勇者の籠手を奪った!
茜「お?みんなも終わった?」
瑞希「野々原さん、お疲れ様でした」
茜「茜ちゃんにかかればお茶の子さいさいなのだよ!」
律子「みんなー、いくわよー」
貴音「わたくしのたこ焼きは何処に?」
P「ないよ」
貴音「」フラッドシャア
響「よっこいっせっと」
貴音「」
奈緒「」
P「百合子のところいくぞー」
瑞希「私達は事後処理があるので後ほど合流します」
P「わかった、待ってるぞ」
【知識の迷宮】
百合子「おかえりなさいプロデューサーさん」
P「ただいま」
百合子「ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも…私にしますか?」
P「勇者の防具が全部揃った、この先どうすればいい?」
百合子「むー…」
百合子「勇者の防具の次は勇者の剣を手に入れる必要があります」
P「どこにあるんだ?」
百合子「そんなに焦らないでください、足元を掬われますよ」
P「むっ…」
百合子「未来のおかげでかなり早くできそうですが奈緒さんのリライブもありますし、少しゆっくりしていてください」
P「…わかったよ」
P「ゆっくりと言われてもなぁ…何をしようか」
↓3
1アイドルコミュ
2ゆっくりした結果がスキップだよ!
P「お?麗花がいるな、声をかけてみるかな」
P「おーい、麗花ー」
麗花「どうしたんですか、プロデューサーさん?」ニュッ
P「うおぉぉぉ!?」ビクゥ
麗花「?」
P「お、おま、今屋台にいたのになんで地面から出てくるんだ!?」
麗花「プロデューサーさんに声をかけられたのでワープしちゃいました♪」
P「ワープ…?」
P「まあいい、暇なら散歩しないか?」
麗花「いいですよー」
P「…これ、どこに向かってるんだ?」
麗花「街の外の草原です」
P「なんで?」
麗花「広いところのほうがお散歩のしがいがあるじゃないですか♪」
P「そんなもんか?…まあ、そんなもんか」
P「うん、いい風だ、いぬ美もそう思うだろ?」
いぬ美「ばう」
麗花「よいしょ」ガシッ
P「へっ?」
麗花「それじゃあプロデューサーさん、お空のお散歩を楽しみましょう♪」ビュン
P「ぎゃああああ!」
麗花「うーんよく飛んでる!」
P「」
麗花「私も飛ぼう!」ヒュン
麗花の親愛度が上昇しました
伊織「瑞希、あんたの送ってくれたゼノのデータのおかげでようやく完成したわ」
瑞希「良かったです」
伊織「百合子の準備も整ったみたいだし、私達も行くわよ」
瑞希「はい」
【知識の迷宮】
奈緒「いやーあはは…ごめんなさい」
P「気にするな、無事に帰ってこられたんだ」
奈緒「プロデューサーさん…」
百合子「さて、みなさん移動しましょうか」
P「どこにいくんだ?」
百合子「アスガルド城へ」
【アスガルド城】
伊織「遅いわよ」
百合子「ごめんなさい伊織さん」
伊織「瑞希と茜ももう来てるわよ」
百合子「はい」
P「伊織、何をするんだ?」
伊織「あんたたち勇者の剣を取りに行くんでしょ?勇者の剣は空にあるわ」
P「空に?」
伊織「そうよ、そして行くための手段を用意してあるわ、ついてきなさい」
P「ここは?」
伊織「アスガルド軍のドックよ、ここに空に上るための足があるわ」
P「…」
瑞希「プロデューサー」
P「瑞希か、事後処理はもういいのか?」
瑞希「はい」
伊織「瑞希、起動の方は?」
瑞希「大丈夫だ、問題ない」
伊織「そう」
瑞希「ではみなさん、シートに座ってください」
P「あ、ああ…」
伊織「瑞希、コントロールは任せたわよ」
瑞希「はい」
P「伊織もついてくるのか?」
伊織「そうよ」
百合子「プロデューサーさん、お待たせしました、そろそろ私も同行します」
P「百合子も…ということはそろそろ終盤ってことか」
百合子「まだ後半です」
P「マジかよ…」
伊織「大丈夫よ、私達なら」
百合子「そうですよ、プロデューサーさん!」
P「…ああ、そうだな!」
瑞希「では、起動します」
伊織「よし、じゃあ行くわよ!戦艦『ゼノグラシア』発進!」
奈緒が仲間になった!
伊織が仲間になった!
貴音が仲間になった!
瑞希が仲間になった!
茜が仲間になった!
P「ゼノグラシア…」
伊織「あんたたちが乗っていたゼノはゼノグラシアの試作機よ、おかげで完成したわ」
P「なるほどな」
伊織「着くまでに一日はかかるわ、それまでゆっくりしてなさい」
P「ゆっくりって言われても…今日まで結構ゆっくりしてたんだけどな…」
伊織「…」ズイッ
P「な、なんだよ」
伊織「嘘つき」
P「…!」
伊織「まあいいわ、好きにしてなさい」
伊織「…」
P「…」
未来「プロデューサーさん、着きましたよー」
P「ん…ああ」
未来「…プロデューサーさん、本当に大丈夫ですか?顔色があんまりよくないような…」
P「大丈夫だ」
未来「…」
【勇者の神殿】
P「ここに勇者の剣が?」
伊織「そうよ」
未来「…」
伊織「入るわよ」
琴葉「…待っていました」
P「琴葉…」
琴葉「この奥に、勇者の剣があります。…ただ」
P「ただ?」
琴葉「剣の力は少し弱まっていますから力を取り戻す必要があります」
未来「大丈夫です!」
P「未来」
未来「勇者装備が揃ってるんだから力だってすぐ戻ってきます!」
P「お気楽だな…」
琴葉「ふふっ、その粋よ。…さあ、剣を抜いて」
未来「はい!」
ピタッ
P「どうした?」
未来「これ抜いたら7年経ってたとかないですよね?」
P「ないない」
琴葉「さあ…どうかしら?」
未来「えーい!」スポッ
P「音が軽いな」
ピカー
P「台座から光が!」
春香『ふわー…よく寝たー!』
P「春香!?」
未来「春香さん!」
春香『わわっ!プロデューサーさんに未来ちゃん!?ね、寝起きでボサボサなのに!』
P「春香…なんか透けてないか?」
春香『えっ、透けブラですか?もうー恥ずかしいですよプロデューサーさん!』
P「なに言ってんだお前」
琴葉「春香さん」
春香『琴葉ちゃん…約束通り守ってくれてたんだね…ありがとう』
琴葉「いえ、目覚めて良かったです」
春香『うん』
未来「この剣、すっごく軽くて扱いやすいですね!」
春香『うん、最初は重い剣使ってたんだけど…あまりに転ぶ私を心配して百合子ちゃんが作ってくれたんだ』
P「百合子万能だな」
春香『未来ちゃん、よろしくね』
未来「はい!あ、千早さんも仲間にいるんですけど会いに行きませんか?」
春香『ほんと!?行こう!』
P「琴葉、俺達も行こう」
琴葉「プロデューサー、その前にあなたの体の事でお話があります」
P「…なんだ?」
琴葉「気付いていらっしゃるとは思いますが、プロデューサー」
P「さて、な。なんの事か俺にはさっぱり…」
琴葉「誤魔化すのはやめてくださいプロデューサー」
P「…俺がもはや飛ぶことすらままならない事と関係あるのか?」
琴葉「私もあなたもこの世界では妖精族です」
P「まあ、そうだな」
琴葉「妖精族は魔物の力に非常に弱い…勿論個人差はありますが」
P「…」
琴葉「妖精族が魔物の魔力を浴びると体に異常をきたします、魔物の力が強ければ強いほど進行は早いです」
P「…それで?」
琴葉「あなたは魔物の魔力を…それも四天王の魔力を二度も直接流し込まれている」
琴葉「もし次に四天王…またはそれ以上の敵から攻撃を受けたらあなたは…」
琴葉「完全に死んでしまう」
一旦ここまで
P「…」
琴葉「…正直、何度も考えました。…この先の戦いであなたが命を散らすくらいなら、いっそこの世界で永遠に生きてしまおうかと」
P「琴葉」
琴葉「わかっています、これはあくまでも私の願い、あなたがそれを望まないことも。…それでも、やっぱり願ってしまいます」
P「…」
琴葉「この先私も同行します、あなたを死なせないためにも、必ず、私が護ります」
P「…危なくなったら俺に構わず逃げる、それさえ約束してくれるなら構わない」
琴葉「それは…!」
P「琴葉が俺を守ろうとしてくれているように、俺だってみんなを守りたいんだ。俺に構ってアイドルがやられるなんて冗談じゃない」
P「頼む」
琴葉「…っ、約束、します…」
P「ありがとう、無力なプロデューサーですまない」
琴葉「いえ…」
P「さ、行こう琴葉、みんなが待っている」
琴葉「…はい!」
P「…」
【???】
???「四天王は全滅して寝返り、おまけに勇者は剣まで手に…」
???「…まあいいのです、器に力は宿ったのですから」
???「あふぅ」
???「ただそろそろ目障りになってきたのです、もう姫が直接手を下してもいいころなのです」
???「まつりー、お腹すいたのー」
まつり「ほ?台所におにぎりが置いてあるので自由に食べてほしいのです」
???「ありがとうなのー」
まつり「姫はちょっと出掛けてくるのです、戸締まりはしっかりするのですよ?」
???「いっふぇらっふぁーい」モグモグ
まつり「口にものをいれて喋るのは行儀が悪いのです!」
???「ゴクン…いってらっしゃーい」
まつり「行ってくるのです」
P「もう魔王のところに乗り込むか?」
琴葉「いえ、それは危険です、まだ春香さんは目覚めたばかりですし」
春香『元の世界みたいに春香ちゃんって呼んでほしいなぁ』
琴葉「…春香ちゃんは目覚めたばかりですし、なにより未来ちゃんがまだ完全に勇者として覚醒した訳じゃありませんから」
P「剣を抜けたのにか?」
琴葉「はい、確かに剣を抜けるくらいには勇者の力は発揮していますが、まだ完全じゃありません」
琴葉「それに勇者の剣も防具も、長年の封印により力が弱まっています、今のまま挑んでも返り討ちにあうだけです」
P「俺達はどうすればいいんだ?」
琴葉「勇者の装備に衰弱の魔法をかけた悪魔を倒す必要があります」
P「悪魔?」
百合子「魔王の側近だった悪魔がいるんです」
琴葉「そして悪魔と戦うためには天使の協力が必要不可欠です」
P「ということはまずはその悪魔を倒すために天使の力を借りるわけか」
琴葉「はい」
P「わかった、じゃあそれでいこう」
百合子「天使はとある教会に人の姿で身を隠していますが…プロデューサーさんならすぐにわかりますよ」
P「なるほど、うちのアイドルの誰かってことか」
琴葉「教会はここから西に50km先です、行きましょう」
恵美「ん?琴葉、プロデューサーの部屋から出てきた…何してるんだろ、琴葉ー!」
琴葉「恵美…どうしたの?」
恵美「や、琴葉がプロデューサーの部屋から出てくるのが見えたからさ。何してたの?」
琴葉「プロデューサーが寝てしまったから部屋まで運んでたのよ」
恵美「あー、プロデューサーまた寝落ちしちゃったんだ」
琴葉「ええ、百合子ちゃんから話は聞いていたから焦らなくてすんだけど」
恵美「一度寝ると少なくとも三日は起きないからねー…ホント、どうしちゃったんだろ」
琴葉「慣れない体で疲れが取れないのかもしれないわね」
恵美「うーん…あ、それよりさー」
琴葉「?」
恵美「プロデューサー、運んでみてどうだった?」
琴葉「どうって…別になにも」
恵美「そっかー…琴葉は運ぶより運ばれたい側だもんねー」
琴葉「そ、そんなことないわよ」
恵美「にやにや」
琴葉「もう、恵美!」
恵美「にゃはは、冗談だってー」
琴葉「恵美!待ちなさい!」
恵美「アタシは捕まらないよー」
【天使の教会】
P「教会に着いたぞ!」
響「着いたのは五日前だけどね」
P「うっ…」
律子「プロデューサー、本当に大丈夫ですか?」
P「体に異常はないんだけどなぁ…」
志保「三日以上眠り続けるのは異常だと思いますが」
P「…でも今はそんなことはどうでもいいんだ、重要なことじゃない」
琴葉「…プロデューサー」
P「とりあえず入ろう」
カチャ…
「エンドレスサーベルですよ~」
P「えっ?」ザクザクザクザク
P「」
未来「ぷ、プロデューサーさんがリアル黒ひげ危機一髪に!」
P:HP0
「ま、待って朋花ちゃん、相手は魔物じゃないよ…」
朋花「あら…本当ですね~、よく見たらプロデューサーさんでした」
「まずはプロデューサーを助けましょう」
真「この声…雪歩!?」
雪歩「真ちゃん!?あ、会えて良かったですぅ!」
真「雪歩無事だったんだね、良かった…」
雪歩「うん!あ、再会を喜びたいけど先にプロデューサーを…」
P「酷い目に遭った」
雪歩「…あれ?」
真「この世界じゃボクたちは死なないみたいでね」
雪歩「あー、だから」
朋花「ごめんなさいプロデューサーさん、魔力を感じたので魔物と間違えてしまって」
P「いや、気にするな、間違いは誰にでもある」
朋花「ありがとうございます」
雪歩「プロデューサー達はどうしてここへ?」
P「お、雪歩も一緒だったか、実は俺達は魔王を倒して元の世界に帰るために旅をしているんだ」
P「それで魔王を倒すために必要な装備を揃えたんだが…魔王の側近の悪魔とやらがかけた衰弱の魔法のせいで力を発揮出来ないらしくてな」
P「まずは悪魔を倒すことになって悪魔を倒すなら天使の協力が必要だって言われたからここに来たんだ」
朋花「なるほど~、私達の協力が必要なんですね~」
P「私…達?」
雪歩「はい、私と朋花ちゃんはこの世界だと天使なんですぅ」
P「そうなのか、一人だけだと思ってたよ」
朋花「あと一人いますよ~」
P「なに?」
雪歩「星梨花ちゃんも実は一緒にいるんです」
P「星梨花もか」
静香「星梨花!?」ガタッ
恵美「星梨花!?」ガタッ
P「座ってろ」
雪歩「星梨花ちゃんが戻ってくるまでもう少しかかりますのでゆっくりしていてください。あ、お茶淹れてきますね」
P「雪歩のお茶久しぶりだなぁ」
↓3
1アイドルコミュ(仲間の中から一人、百合子は除き雪歩、朋花は含む)
2特になにもせず時間を潰す
恵美........中身漏れてる
>>625
天空橋朋花(15) Vo
http://i.imgur.com/lXE9SWP.jpg
http://i.imgur.com/uRYGUYA.jpg
萩原雪歩(17) Vi
http://i.imgur.com/LxlicgI.jpg
http://i.imgur.com/72McWQ9.jpg
星梨花「ただいま戻りました」
雪歩「星梨花ちゃん、おかえり」
星梨花「あ、雪歩さん、ただいまです!」
P「おかえり星梨花」
星梨花「…え?もしかしてプロデューサーさんですか?」
P「ああ」
星梨花「うわぁ久しぶりですプロデューサーさん!小っちゃくなっちゃったんですね」
P「まあな…」
星梨花「!そうだ」ヒョイ
P「せ、星梨花?」
星梨花「プロデューサーさんが小さくなってるならいつもして貰ってるこれが出来ますね 」ナデナデナデナデ
P「せ、星梨花、恥ずかしい!」
星梨花「暴れちゃめっ!ですよ」
静香「うぎぎ…」
恵美「うぎぎ…」
琴葉「雪歩ちゃん、ちょっと相談が」
恵星梨花静
美 P 香
琴葉「えっ、なにこれ」
雪歩「琴葉ちゃん、どうしたの?」
琴葉「あ、実はちょっと相談が」
雪歩「あ、じゃああっちで話を聞くね」
春香『百合子ちゃん、この後どうするの?』
百合子「悪魔を倒しに行く必要があるんですけど…実は私も悪魔のいる場所は知らないんですよね」
奈緒「一応四天王やった私らも探ってはみてんねんけどひっかからへん」
杏奈「多分…気配消してる…」
律子「こういうのって四天王で集まったりしなかったの?」
紗代子「集まりはしてましたけど、いつも座標が指定されていて一度たりとも同じ場所で集まることはなかったんです」
律子「つまり手掛かりはなしってことね…」
未来「…」
麗花「未来ちゃん、どうしたの?」
未来「うーん…なんだか体に纏わり付くような嫌な気配が…」
杏奈「…未来、それってどんな感じ…?」
未来「うまく言えないけど…なんか黒くてぐるぐるしたのが暴れてる感じ。しかもどんどん近づいてる」
杏奈「…!」
紗代子「みんな、戦闘準備して!はやく!」
未来「…来る!」
朋花「…!どうやら結界が破られたみたいですね~」
ドオォォォォン
???「…」
P「まつり…お前が悪魔だったのか」
まつり「ほ?妖精ごときがまつりを呼び捨てにするなど許されないのです。身の程を知るのです」
P「来るか…!」
まつり「まずはまつりを裏切った愚か者ども…その後に天使ども…勇者とその他の雑魚は後でゆっくり嬲り殺してあげる」
P「…嘘だろ」
杏奈「」
奈緒「」
紗代子「」
麗花「はあ…はあ…」
まつり「ほ?この程度なのです?」
百合子「プロデューサーさん、一旦退きましょう」
P「あ、ああ」
まつり「逃がさないのです」
静香「スモークグレネードを!」
ボフン
まつり「ほ?目眩ましなど無意味なのです」
ピシピシピシピシ
まつり「当たらないのです」
ピカッ
まつり「!」
ボボボン
静香「志保、何を撃ったの?」
志保「瞬光式徹甲榴弾よ」
P「ゼノグラシア、出るぞ!」
一旦ここまで
一旦乙です
>>634
箱崎星梨花(13) Vo
http://i.imgur.com/N5VmJ5F.jpg
http://i.imgur.com/gtlM5aE.jpg
>>639
徳川まつり(19) Vi
http://i.imgur.com/oeyQYmh.jpg
http://i.imgur.com/Uyn9LLO.jpg
P「くそっ、やっぱり追ってくるか」
瑞希「ゼノグラシアより速いです。……追いつかれるのは時間の問題」
P「対空迎撃も効果なしか…まずいな」
ガァン!
律子「エンジンに被弾したわ!」
まつり『鬼ごっこは終わりなのです、まずはブリッジを破壊して…』
春香『それ以上はやらせないよ、まつりちゃん!』
まつり『ほ?力を失った先代勇者ごときに何が出来るのです』
春香『私の真の力、見せてあげる!』カッ
まつり『…ただ光っただけ、目眩ましにもならないのです』ツル
まつり『ほ?』
ビタァン!
P「まつりが顔からこけた!」
まつり『い、痛い…でもただこけただ』ツル
ビタァン!
まつり『』
瑞希「バレルロールします。……振り落とす」
グルングルン
P「あ、落ちていった」
伊織「一旦不時着するわよ、エンジンがやられた状態で飛ぶのは危険だから」
P「わかった」
【神秘の山】
伊織「どうやらアスガルドの北みたいね、ちょうど良いわ、アスガルドから予備のパーツを取ってくるわ」
P「ああ」
P「しかし凄いな春香、霊体なのにあんな力があるなんて」
春香『実は勇者だった時ほとんどあの魔法で乗り切ったんです』
春香『相手が空を飛んでない限り魔法が解けるまでずっとこけ続けるから便利でした』
P「この山、寄ろうかと思ったんだけど機会がなかったからな、ちょうどい」ヒュッ
星梨花「あ、あれ?プロデューサーさんが」
未来「星梨花、プロデューサーさんどこかで落としたの?」
星梨花「しっかり抱えてたんですけど…」
『んっふっふ→兄ちゃんは預かった!返してほしくば参上までくるがいいー!さらば!』
星梨花「た、大変です!プロデューサーさんが攫われちゃいました!」
惠美「アタシは星梨花を攫いたいかなぁ」
静香「駄目ですよ惠美さん、その役目は私のものです」
千早「私は高槻さんを攫いたいわ」
やよい「う?」
律子「あんた達…」
響「さすがにプロデューサーが不憫だぞ…」
亜美「あの声は…」
【山頂】
P「で、俺を攫ってどうする気だ?真美」
真美「真美は真美じゃないよ、天狗だよ兄ちゃん」
P「はいはい、天狗でもなんでもいいけど頭を掴んであんな速度で飛ぶのはやめてくれよな、危うく体とさよならしてブロッケン伯爵になるところだったよ」
真美「なにそれ?」
P「気にするな、それよりも目的を教えてくれ」
真美「みんなが来たら説明するから兄ちゃんはそこで待機よろよろー」
P「…」
究極魔法 ドン・ガラ
自身に敵対の意思を持つ相手にかけた場合、相手は魔法が解けるまで転び続ける
自身にかけた場合、派手な音を立てあざとく転ぶことが出来る
琴葉「真美ちゃん、お待たせ」
真美「琴葉お姉ちゃんにゆきぴょんにゆーり、待ってたよん」
P「琴葉、百合子、雪歩…これはどういうことだ?」
琴葉「プロデューサーの状態を考えて相談したんです」
雪歩「プロデューサーの中の魔力はどうやっても消せないから…」
百合子「だから少しでも緩和する手段を探しました」
真美「というわけで兄ちゃん、大人しくしたまえ、天井のシミを数えてたらすぐ終わるよん」
P「まて、そんなこといつ覚えた」
琴葉「私達がやるのは気休め程度ですが…」
雪歩「それでも飛べるくらいには回復するはずですぅ」
P「…わかった、よろしく頼む」
百合子「こっちは終わりました」
真美「こっちもOKだよー」
雪歩「あ、じゃあこっちも準備するね」
琴葉「プロデューサー、陣が完成したらそこを出ないでくださいね…不便だとは思いますが」
P「いや、ありがとう」
未来「あー、やっとついた…」
真「だらしないなぁ」
真美「ふははは!よくぞ辿り着いたな!」
亜美「真美!」
真美「兄ちゃんはあそこで寝ておる!」
昴「ほら、やっぱり心配なかったじゃん」
のり子「だねー」
琴葉「プロデューサーが目を覚ますまで時間があるわ、だからここで修行を積もうと思うの」
真「確かに…今のボク達じゃまつりは倒せない…」
静香「それで強くなれるのなら…」
志保「やります」
真美「んっふっふ→そういうと思ってたよ!」
琴葉「みんな、頑張ろう!」
一旦ここまで
響「でも修行って言っても何するんだ?」
琴葉「実はこの山、色々住んでたり保管されたりしていて修行にはぴったりなの」
真美「そゆこと、と言うわけでひびきんは山のどこかにいる4せーりゅーの力を借りてきてねん」
響「4せーりゅー?」
琴葉「4征竜はこの山に住むと言われている4つの属性を司る竜たちよ」
響「その竜たちに会えば良いんだな?わかったぞ!」
琴葉「海美ちゃん、やよいちゃん、ひなたちゃんは山の神殿で英雄の力を手に入れてちょうだい」
海美「英雄の力?」
真美「なんかはるか昔の強い人の魂が入ってるらしいよー」
海美「それを取ってくれば良いんだね?」
琴葉「ええ、でも神殿には試練が」
海美「やよい、ひなた、行くよ!」
琴葉「…」
未来「みんな行っちゃったけど…私は?」
百合子「未来には重要な仕事があるから」
琴葉「未来ちゃんには春香ちゃんと一緒に剣に力を貯めてほしいの」
未来「え?でも」
春香『勇者の剣にはね、勇者の力以外に発揮できるものがあるんだ』
琴葉「それは夢の力」
未来「夢?」
春香『夢を想う力、人の願いの力、それが勇者の力と合わさって本当の力を取り戻す』
春香『私達が想った沢山のありがとうを、これから訪れる沢山のようこそを、夢に変えて剣に注ぐんだよ』
未来「は、はい」
春香『大丈夫、未来ちゃんなら出来るよ』
琴葉「プロデューサーが目覚めるまで大体1週間…それまでに仕上げないと」
真美「んじゃ真美は亜美のしゅぎょーを手伝ってくるね」
百合子「いってらっしゃい」
それから1週間…
志保「女子校なら普通だから!女子校なら普通だから!」
可奈「し、志保ちゃん…この世界に女子校はないよ…」
静香「この大きな骨、良い出汁が取れそうね」
亜利沙「あ、ありさの骨マイクがー!」
翼「ねえねえ静香ちゃん、出来たら食べさせてほしいなー。だめ?」
エレナ「モモコはウサギでイクがテントウムシ、ワタシがイヌだヨ!」
桃子「桃子もテントウムシで良かったのに…」
P「…目が覚めたら知らない世界だった」
未来「あ、プロデューサーさん起きたんですね」
P「ああ…とりあえず現在の状況を教えてくれ」
琴葉「久しぶりに再会した子や修行の為に色々我慢していたことが解放されて…その」
P「ああ、つまりははっちゃけてるわけか」
琴葉「はい」
P「ま、この世界に着いてから色々あったからな…休息はとっても本当に休まる時ってのはなかったし今は好きにさせてやるか」
琴葉「…プロデューサーがそう言うなら」
P「そういえばあずささんはどうした?見当たらないみたいだが」
琴葉「それが、ここ数日見かけなくて」
P「また迷子になったのか…」
琴葉「山からは出ていないはずです、結界に異変はありませんでしたから」
P「うーん…あずささんはどこにいったんだ…?」
あずさ「あらあら、プロデューサーさん、私をお捜しですか?」
P「あずささん!今までどこに!」
あずさ「私の役目を果たしに」
P「役目?」
あずさ「はい」
P「その役目とは?」
あずさ「うふふ、それは~」
バチバチバチバチ
P「!?」
琴葉「け、結界が!?」
あずさ「今ここでまつりちゃんに居場所を知らせついでにあなたたちを倒すことよ」
P「あ、あずささん!?一体何を!」
あずさ「うふふ、プロデューサーさん、不思議に思わなかったんですか?」
あずさ「みんなが私が迷子にならないようにパーティーの中心に囲っていたのに私が忽然と姿を消すことに」
P「…!」
あずさ「みんなが私は迷子になって当然と思ってますから、色々とやりやすかったです」
P「あなたは一体…!」
あずさ「私は魔女」
あずさ「まつりちゃんと同格の、深淵の魔女!」バチィ
琴葉「きゃあ!」
P「琴葉!」
あずさ「さ、プロデューサーさん、覚悟してくださいね?」
P「くっ!」
あずさ「アビスライトニング!」
桃子「育!お願い!」
ゴーレム中谷「うん!任せて桃子ちゃん!」
バチィ
ゴーレム中谷「うう…桃子ちゃん、静電気痛いよぉ…」
桃子「静電気くらいなら我慢して」
あずさ「ゴーレムは電気を通さない…なら、これよ!アビスウェーブ!」
響「タイダ郎!タイダルウェーブだ!」
タイダル「しゃー」ザバァ
あずさ「!」
響「へへーん!間に合ったぞ!」
未来「プロデューサーさん!」
あずさ「あらあら、集まってきちゃったわね、時間をかけ過ぎちゃったかしら」
律子「あずささん!なんでこんなことを!」
あずさ「律子さん、人はね、孤独に耐えられる生き物ではないのよ。…ねえ?百合子ちゃん」
百合子「…」
あずさ「一旦退かせて貰うわね」
響「逃がさないぞ!テン吉!」
テンペスト「がおー」
あずさ「あらあら…」
響「嵐の檻だ!そう簡単には破れないぞ!」
あずさ「そうみたいね、でも」
響「き、消えた!」
あずさ「私には通用しないわ」
エレナ「アズサァ!」
あずさ「!」
エレナ「やっと正体を現したネ!ずっと探してたヨ!」
あずさ「そういえばエレナちゃんと昴ちゃんの国を滅ぼしたこともあったわね」
昴「え?」
エレナ「動物の真似をして、ずっと耐えてきたけど、やっとチャンスが巡ってきたネ!」
あずさ「うふふ、あの時のようにまた、無様に這いつくばらせてあげようかしら?」
エレナ「そうはいかないヨ!ワタシだって強くなったからネ!」
桃子「育!」
ゴーレム中谷「うん!」
あずさ「アビスフリーズ」
ゴーレム中谷「も、桃子ちゃん!」
桃子「育!?どうしたの!?」
ゴーレム中谷「ひ、ひざがうごかないよ!」
桃子「!膝が凍ってる…!」
あずさ「アビスウィンド」
ゴーレム中谷「わわ!も、桃子ちゃん!こけちゃうよ!」ドシーン
育「いたたた…」
桃子「も、戻っちゃった…」
あずさ「プロデューサーさん」
P「!」
あずさ「私を止めたければ、この世界のどこかにある光り輝く水晶の塔を見つけてください」
P「水晶の塔…」
あずさ「私もまつりちゃんも、そこで待っていますよ」
P「あずささん!待ってくれ!」
あずさ「うふふ、さようなら」
P「…くっ」
伊織「なるほど、あずさがそんなことを言ってたのね」
P「ああ」
伊織「百合子、あんた何か知らない?」
百合子「…」
P「百合子?」
百合子「あ、はい」
P「大丈夫か?」
百合子「はい、ぼーっとしてただけです」
P「ならいいが…」
百合子「光り輝く水晶の塔の話でしたよね?」
P「ああ」
百合子「この世界の書物にはある伝説があるんです」
P「伝説って?」
響「ああ!」
百合子「今から3000年前、世界には光が溢れたそうです」
P「光が?」
百合子「はい。この世界、実は光と闇が拮抗してまして、それで世界のバランスが取れているんです」
百合子「ただ、何百年、何千年に一度、この光と闇のバランスが崩れます」
百合子「このバランスが完全に崩れたときどうなるかはわかりません、一説では光と闇を超えた混沌が世界を飲み込むと言われています」
百合子「3000年前の光が氾濫した時、闇は勇者を送り込み、光の氾濫を阻止したそうです」
P「勇者か…」
百合子「…1000年前、春香さんが魔王を倒したとき、勇者の力は完全に発揮されていました」
百合子「それは光と闇のバランスが取れ、勇者の力が両方の力を発揮できたからです」
百合子「しかし今、勇者の防具は闇の力を失っている…」
P「…つまり」
百合子「闇の氾濫が起きているとみて間違いないでしょう」
律子「でも1000年前、魔王がいたなら闇の氾濫が起きてたんじゃないの?」
百合子「魔王は闇の存在ではないんです」
伊織「なんですって?」
百合子「魔王は光でもなく闇でもない…さっきも言った混沌の力の権化です」
P「混沌…か」
百合子「光り輝く水晶の塔…クリスタルタワーはこの世界のバランスを支える役割を持っています」
百合子「あずささんやまつりさんのように混沌の軍勢がクリスタルタワーを支配しているとしたら…」
P「好き勝手に世界のバランスを変えることも可能ってことか」
百合子「はい」
百合子「クリスタルタワーは普段姿を見せることはありません」
百合子「勇者がすべての試練をクリアし、覚醒した時だけ、その姿を現すと言われています」
P「勇者の覚醒か…」
律子「今の未来はどうなの?」
百合子「勇者の装備自体はほとんど完成しています、ただ…」
P「ただ?」
百合子「未来自身がまだ夢の力を扱えていません、夢の力は混沌に対抗できる力なので扱えるようにならないと…」
P「たとえクリスタルタワーに突入出来たとしても厳しいってことか…」
久々の更新、一旦ここまで
百合子「春香さんが未来に夢の力の使い方を指南していますが…」
P「あまり成果は上がっていないか…」
百合子「夢の力は勇者しか使えませんから、私達も何も出来ません」
P「…あずささんは止めたければクリスタルタワーに来いと言った」
P「確証はないがしばらくは攻めてこないはずだ、ならばその間に未来に夢の力を使えるようになって貰わないとな」
琴葉「私は桃子ちゃんや真美ちゃん、百合子ちゃんと再度結界を張ります」
P「頼んだ」
未来「わわ!」
春香『うーん…うまくいかないね』
未来「はい…」
春香『夢の力らしいエネルギーは感じるんだけどね…』
未来「春香さんは」
春香『うん?』
未来「春香さんは、どうやって力をコントロールしたんですか?」
春香『うーん…それがね、私は最初から制御出来てたからよくわからないんだよ』
未来「何が足りないんだろ…」
春香『少し休憩しよっか』
未来「はい」
P「おーい」
春香『プロデューサーさん』
伊織「調子はどうかしら?」
未来「伊織さん…」
未来「あんまり進んでなくて…」
春香『ごめんなさい』
P「あ、いや、急かしてるわけじゃないから安心してくれ」
伊織「それで、目処は立ちそう?」
春香『ちょっとわからないかな』
未来「ごめんなさい…」
伊織「春香、ちょっと聞きたいんだけど」
春香『うん』
伊織「夢の力はありがとう!という気持ちとようこそ!という気持ちで構成されてるのよね?」
春香『それだけじゃないけど大体そうだよ』
伊織「わかったわ、なら解決策があるんだけど」
未来「本当ですか!?」
春香『どうするの?』
伊織「ライブよ」
春香『え?』
伊織「私達はアイドルなんだから、ありがとうという気持ちとようこそという気持ち、一度に増幅するにはライブをするのが一番よ」
春香『でも、譜面とか設備はどうするの?』
P「それについては問題ない、亜利沙」
亜利沙「はい!ありさの頭の中には今まで765プロが歌ってきた歌がすべて入ってます!」
亜利沙「つまりどんな曲でも楽譜が作れますよ!」
伊織「楽器とかもアスガルドの魔道具でなんとかなるわ」
P「どうする?もし夢の力にならなかったとしても、気分転換にはなると思うが」
未来「…」
春香『未来ちゃん…』
未来「ラ、ライブ…本当に出来るんですか!?」
P「あ、ああ」
未来「私、やりたいです!」
P「やる気十分だな」
未来「はい!私、元の世界に帰るまでは歌ったり踊ったり出来ないと思ってたから…楽しみです!」
P「よし、それならライブの準備に取りかかろう」
伊織「会場は抑えてあるわ」
春香『お客さんは何人くらい入れるの?』
伊織「アスガルドで一番大きい箱だから…100万かしらね」
春香『ひゃ、ひゃく…』
P「俺はちょっと律子の所に行ってくるよ」
P「律子」
律子「プロデューサー、話は聞いてます」
P「それなら話は早い、律子、お前には」
律子「わかってます、プロデューサー見習いとしてしっかりサポートしますから」
P「は?」
律子「え?」
P「お前にはアイドルの一人として出て貰うぞ?」
律子「えっ」
P「まあアイドルのまとめ役はしてもらうかもしれないが」
律子「わ、私も…」
【アスガルド】
P「みんなのレッスンはバッチリだ」
P「多少ブランクのあるメンバーもいたが…」
P「やっぱり身体が覚えてるんだな、すぐに何とかなった」
P「…もうすぐ本番だが、どうしようか」
↓2
1アイドルコミュ(百合子以外の仲間のアイドル)
2本番突入
P「律子」
律子「プロデューサー…」
P「だいぶ緊張してるみたいだな、ガチガチだぞ?」
律子「そりゃあそうですよ、ライブなんて久しぶりなんですから」
P「まあな」
律子「しかもこの世界の人達は私達のことを全く知らない…私達の歌が受け入れられるかわかりません」
律子「もし失敗したらと思うと…」
P「…てい!」ビシッ
律子「あたっ!」
律子「な、何するんですか!」
P「始める前から失敗を考えてどうする」
律子「でも…」
P「いいか律子、駆け出しだった頃を思い出せ」
律子「駆け出しだった頃…」
P「あの頃、俺達は失敗ばかりだった、でもな」
P「誰もめげずに頑張ったじゃないか、だから今…変なことに巻き込まれてるけど、ここにいる」
P「一度の失敗がなんだ、失敗したならそれを巻き返せる成功を見せれば良いんだ」
P「それに律子一人じゃない、みんながいる」
P「一人が失敗しても、その分皆で背負う。皆が失敗しても、俺が背負ってやる」
P「だから行け、律子。失敗なんか気にするな!」
律子「…もう、勢いで押すのは相変わらずですね」
P「強引じゃないとやっていけないからな」
律子「でも今はその強引さに感謝しますよ、我ながら単純ですけど、今の言葉で元気付けられましたから」
律子「それじゃあプロデューサー、いってきます!」
P「おう、精一杯楽しんでこい!」
律子「もしあずささん達が見てるなら、戻ってきたくなるような最高のステージを!」
P「お前たちなら絶対出来る!」
律子「はい!」
律子の親愛度が上昇しました
未来『みなさんこんにちは-!』
春香『私達、765プロでーす!』
伊織『あんた達!今日は特別に、私の仲間が来てくれたわよ-!』
ワーワー
イオリーン!デコチャーン!
伊織『今いおりんとかデコちゃんって言った奴ら後で処刑するわよ!』
ゴメンナサーイ
伊織『ふん!』
春香『今日は会場のみなさんに、私達の歌を聴いてもらおうと思います!』
未来『私達が贈る最初の曲!聞いてください!【Welcome!!】』
【???】
「ねえまつりー、テレビつけていい?」
まつり「行儀よく食べるのなら構わないのですよ?」
「ありがとうなのー」ピッ
『~♪』
まつり「!」
あずさ「まつりちゃん、おかずが…あら」
「ねえまつり、この人達何をやってるの?」
まつり「…無駄な抵抗なのです」
「そうなの?」
まつり「そうなのです」
「ふーん…この人達、なんだかすっごくキラキラしてるのに無駄だなんて凄く勿体ないって思うな」
まつり「…」
あずさ「…」
「?」
未来「はあ…はあ…」
P「大丈夫か?」
未来「は、はい…プロデューサーさん」
P「ん?」
未来「すっごく楽しいです!」
P「そうか」
未来「はい!360°みーんなお客さんで…」
未来「私、お客さんから出てる楽しいオーラ?が感じられて…私もどんどん楽しくなっちゃって!」
未来「今ならなんだってできそうです!」
P「その意気だ!」
未来「プロデューサーさん」
P「どうした?」
未来「今、私の中に知らないメロディーが溢れてきてるんです」
P「知らないメロディー?」
未来「はい、でも何でだろう…知らないはずなのに、わかるんです、この歌の力が」
P「…」
未来「もしかしてこれが…?」
P「今はその歌、仕舞っておけ」
未来「でも」
P「先に歌うべきものがある、伝えてこい、ここにいるお客さんたちに、最高のありがとうを」
一旦ここまで
アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!
未来「プロデューサーさん」
P「頃合いだな…どうだ?」
未来「はい、今なら春香さんに教えて貰った力…使えると思います!」
P「アイドルっていうのは夢を与える存在だ、でも夢を与えると同時に夢をもらうってことを忘れちゃいけない」
未来「夢をもらう…」
P「この世界に来て何一つアイドルらしいことが出来なかった、だからきっと未来の中で夢が薄れてたんだな」
未来「私の夢は…」
P「未来の持ってた夢、思い出したか?」
未来「私の…私の夢は!」
未来「みんなの前でアイドルとして歌いたい!」
未来「あ…」
P「どうした?」
未来「心が…凄く暖かい…」
春香『未来ちゃん、夢を思い出したんだね』
未来「春香さん」
春香『今ならきっと、未来ちゃんは先に進めるよ』
未来「…はい!」
春香『さ、行こっか。ハルカナミライを目指して!』
未来「はい!…プロデューサーさん!」
P「ん」
未来「行ってきます!」
P「ああ、行って来い!」
未来『みんなー!アンコールありがとー!』
春香『せっかくなので、新曲を歌いたいと思います!』
おー!
未来『それでは聴いてください!』
春香『ミリオンスターズで!』
『Dreaming!』
未来「お待たせしました!」
P「全員揃ったな。百合子、どうだ?」
百合子「はい、アスガルドの北、古代の民の迷宮と呼ばれる遺跡近くにクリスタルタワーらしき反応が出ています」
P「未来が覚醒した証拠だな…」
伊織「ただクリスタルタワー自体は結界に守られていてゼノグラシアじゃ直接乗り込めないらしいわ」
百合子「だから古代の民の迷宮を通ってクリスタルタワーの根本から上がっていく必要があります」
P「根本から…か」
律子「クリスタルタワーの規模はどのくらいあるのかしら」
百合子「詳しいことはわかりませんが…資料によるとその高さは雲を突き抜け広さは東京ドームの20倍以上だとか」
P「なんで東京ドーム換算なんだ…」
律子「馬鹿みたいに広いし高いってことね」
伊織「アイテムは持てる限り持ったし現状揃えられる最高の装備も揃えたわ」
百合子「後は…」
P「乗り込むだけだな」
P「…」
エミリー「仕掛け人さま」
P「エミリー、どうした?」
エミリー「この先に何があっても、私が仕掛け人さまをお守りします」
P「…」
エミリー「私にとって仕掛け人さまは大切な殿方です、だから私は、この命に代えても、お守りします」
P「危なくなったら俺を捨てて逃げる、これだけは約束してくれ」
エミリー「駄目です、仕掛け人さまのいない未来なんて私にとって何の価値もありません。だからその時は私もともに逝きます」
P「エミリー…駄目だ、怒るぞ」
エミリー「では、怒られないように二人とも無事に、生きて帰りましょうね、仕掛け人さま」
P「…ああ、そうだな、生きて帰ろう」
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