P「みんなにTOEICを受けてもらうぞ」 (61)
春香「えっ…?と、TOEICですか?」
千早「どうしたんですかいきなり…」
P「実はな、今度やるバラエティー番組の企画で必要になってな」
P「その番組には、765プロ全員出演するから、全員に受けてもらうよ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426716752
律子「ちなみに、公開テストですか?IPテストですか?」
P「いいや、違うよ。試験場所のこともあるし、今回はIPテストで受けてもらう。」
律子「なんだぁ…せっかくだから私も受けて、スコア更新目指そうと思ってたのに…」
P「おお。流石律子だな。既に受験してたか」
律子「ええ。何回かは受けてますし、TOEICに関する対策パターンもきっちり覚えてますよ」
早速>>2で文法ミスです。申し訳ないです…
P「ほー、そうか。まぁ、受けてみたらどうだ?」
律子「そうですね。平均スコアを保持できてるかチェックも兼ねて受けてみます」
P「小鳥さんもどうです?せっかくの機会ですし」
小鳥「ええっ?わ、私もですか?」
P「小鳥さんの英語力…見てみたいなぁ」
小鳥「そそ…そうですねぇ!せっかくなので受けてみましょう!(ピヨ…試験なんて何年ぶりかしら…)」
P「と、いうわけでだ。番組で必要になったから、みんなの英語力チェックも兼ねて、TOEICの試験を受けてもらうぞ。」
伊織「ホントにいきなりね…いつやるの?」
P「今でしょ」
伊織「…は?」
P「…オホン」
P「えー、試験についてだが、明日の10時からだ。30分前までには事務所に来るように。リスニングテストの音チェックもあるしな」
響「ええっ!?あ、明日なのか!?それじゃあ、勉強できないじゃないか!」
P「大丈夫だ。お前らの今持ってる英語力で取り組んでくれれば問題ない」
P「まぁ、TOEICは対策の仕方によっては、前日対策で10点20点は上げられるしな。その辺は各自、自由にしてくれ」
P「と、いうわけで今日は解散。みんな気をつけて帰れよー」
(バタンッ
真「ほ、本当にいきなりだなぁ」
雪歩「どうしよう…私、TOEICなんて受けたことないよぉ…」
やよい「あ、あのっ…TOEICってなんですかぁ?」
真美「真美も知らない!」
亜美「亜美も!」
貴音「わたくしも、とーいっくというのは初耳です」
律子「簡単に言うと、英語のテストよ。200問の選択問題形式で990点満点」
律子「聞いて解く問題が100問、読んで解く問題が100問。今や世界中でたくさんの人が受けてる世界共通テストよ」
やよい「はわっ…なんだか難しそうですー…」
真美「でも、選択形式なんでしょ?」
亜美「つーことはっ」
真美「鉛筆転がして選んで」
亜美「正解する可能性も…」
真美・亜美「あるっしょ!」
律子「まぁ…そうね。けど、全問をそれでやっちゃったら、相当運が良くない限りは、点数酷いことになるわよ」
真美「うあうあー!!でもでもっ…真美たちまだぴっちぴちのちゅーがくせーだよぉー!?」
亜美「英語の能力なんて、まだまだヒヨッコレベルだよぉ!」
やよい「あう…わ、私もまだ英語はよく分かりませんー…」
律子「そうね…やよいはともかく、亜美と真美にはまだ厳しいかもしれないわね…」
美希「あふぅ…それってどんくらいかかるのー?なんだか眠くなりそうなの…」
律子「2時間よ。確かに、あのテストは後半がすごくしんどくなるわ…」
春香「と、とにかく!明日はみんな頑張ろうねっ!」
響「よしっ!最下位には何か罰ゲームしようよっ!」
雪歩「えええっ!?は、罰ゲーム!?」
千早「我那覇さん。それだと、亜美、真美はともかく、高槻さんが可愛そうだわ」
響「フッフッフ…案外そうでもないぞ」
響「TOEICは選択形式だ…運が良ければ、意外と良い点数になったりしてな」
響「それに、TOEICのテストは経験慣れが結構重要で、英語が出来る人でも、初受験で案外低い点数になったりする人もいるんだぞ」
千早「そ、そんなものなのかしら…」
律子「私はともかく、受験経験のある人ってどれくらいいるのかしら」
響「自分は受けたことあるぞ!」
あずさ「私も、短大で1度受けさせられたわねぇ」
律子「私を含めて3人か…」
響「よしっ!じゃあ、自分たち3人はハンデとして、スコアが600点を越えなかったら強制罰ゲームで!それでいいだろ!?」
あずさ「あらあら~」
律子「まぁ…それならいいけど…」
千早「…みんながそれでいいならいいわ。それで、どんな罰ゲーム内容なの?」
響「フッフッフ…」
響「その日1日だけ、犬のモノマネをして過ごすってのはどうだ!」
雪歩「い、犬ゥ…!?」
美希「アハッ!なんだかおもしろそうなの」
真「地味にきつい罰ゲームだなぁ」
伊織「のぞむところよ!にひひっ」
貴音「真剣勝負ですね」
真美「んっふっふ~。こりゃ負けられませんな~」
亜美「こりゃ、提案したひびきんを一泡吹かせてやりたいですなぁ…」
やよい「わ、私も頑張りますっ!」
あずさ「今日はちょっと復習しようかしら~」
律子「…久々に腕試しだわ」
千早「リスニング…聞き漏らさないようにしないと…」
春香「き、緊張してきたぁ…」
小鳥「(きょ、今日はゲームせずに、明日に備えて早く寝よ…)」
-----数日後…
P「よし。みんな集まったな。こないだ受けたTOEICのテストの結果が来たから発表するぞー」
一同「ゴクリ…」
P「…じゃあ、まず最初に…春香」
春香「は、はいっ!」
P「480点だ」
春香「…これって、いいんですか?悪いんですか?」
P「そうだな…春香の年齢層からして見ると、高いほうだな。」
春香「ほ、ホントですか!?やったぁ!」
P「次に、千早」
千早「はい」
P「すごいな。720点だ」
千早「…大きいわね」(ボソッ
P「ん?何か言ったか?」
千早「い、いえ。何も」
P「特にリスニングの点数が良かった。450点だ」
千早「ありがとうございます」
P「次に亜美」
亜美「はいは~い!」
P「うん…まぁ、中学生だと少し厳しかったかな。290点だ」
亜美「うあうあうあー!!サイコロパワーでもダメだったかぁ!このままだと罰ゲームだよぉ…!」
P「ん?罰ゲーム?」
亜美「そうなんだよー!ひびきんがやろーって…」
P「ほほう…」
P「次に真」
真「はいっ!」
P「うん。いいぞ。460点だ。まさしく高校生の平均スコアだ。」
真「本当ですか!?やっりぃー!」
P「ちゃんと日頃勉強してるんだな。えらいぞ」
真「えっへへ///」
P「真美」
真美「ほ、ほいさ!」
P「よし。350点だ」
真美「うぇ!?まぢで!?やったぁ!亜美に勝ったぁ!」
亜美「あー!!!真美ずるいずるい!やっぱそっちの鉛筆にしときゃよかったよぉ!」
真美「んっふっふ~。すまぬのぉ亜美」
P「まぁ、お前ら2人はまだまだ伸びしろがある。勉強サボらずにがんばれよ」
亜美真美「ふぁーい」
P「じゃあ次は…響!」
響「は、はいっ!!!」
響「(ふふふっ…今回リーディングの調子が良かったからな…600越えは確定だぞ…)」
P「…うん!いいぞ!595点だ!」
響「うぉっしゃぁー!やった……え?」
P「千早もそうだが、響ももしかして経験者か?」
千早「いえ。私は初受験です」
響「…あ、あれ?」
P「そうなのか。アレは結構初受験者には厳しいとは思ったんだが…さすがだな千早」
千早「ありがとうございます」
響「」
(トントン
響「!?」
亜美「忘れてないよねぇ?ひびきん?…お手」(スッ
響「へ…まさか…自分で自分を苦しめるなんて…うが…ゎん」(ポフッ
P「何やってんだお前ら?」
P「次は、雪歩だな。」
雪歩「は、はいっ…」
P「…雪歩もすごいぞ!高校生平均スコア余裕超えの530点だ」
雪歩「えっ?ほ、本当ですか?」
雪歩「や、やりましたぁ!」
P「やったな雪歩。何か対策したのか?」
雪歩「は、はいっ。テスト前日に、前日対策法を調べて、勉強してたんですぅ」
P「偉いぞ雪歩」
雪歩「ありがとうございますぅ」
響「わぉん…」
P「次は貴音だ」
貴音「どきどき…」
P「…400点だ。…うーん…ちょっと意外だったな」
貴音「はて…?何故でしょう」
P「貴音のポテンシャルと…謎に包まれた出身地…からして、良い点数になるとは思ったんだがなぁ…」
貴音「…?わ、わたくしは、何かよくない事を…?」(オロオロ
P「い、いや!大丈夫だ。悪くはない点数だぞ!」
貴音「そうでしたか…それはよかったです」(ホッ
貴音「しかし…とーいっくというもの…非常に面妖でした。分かる問題が少なかった故に、解答用紙は空白だらけになってしまいました…」
P「…え?貴音、分からない問題は、全部空白にしたのか!?」
貴音「えっ?ええ…」
P「(あちゃぁ…一言アドバイスしておくべきだったな…)」
響「ワン!ワン!」
P「えー・・・次はー…って、響?さっきからなんで四つん這いになってるんだ?」
響「あっ…これh……」
響「わん」
P「え?」
亜美「プククッ…」
P「ま、まぁいいや。次はあずささんです」
あずさ「どうだったのかしら…」
P「流石ですあずささん。630点です」
あずさ「あらぁ!スコア更新だわ!」
P「短大に居た頃に受けた経験があるんです?」
あずさ「はい。その時、必死に勉強しましたから、だいぶ対策パターンを覚えてたんでしょうねぇー」
あずさ「ただ、Part7は相変わらずよく分かりませんでしたねぇー。後半はほとんどCをマークしてましたよ。うふふっ」
P「Part7は900点代の人でも鬼門ですからねぇ。仕方がないですよ」
響「」(トテテテテテ
P「さて、次だが…今から言う2人は、765プロ内での最高得点獲得者だ」
P「伊織、890点。律子、845点だ。」
律子「なっ…!?伊織!?」
伊織「…にひひっ」
P「律子はともかく、伊織すごいな。TOEICは受けたことあるのか?」
伊織「ないわよ。けど、スーパーアイドルとして、英語ができるのは当然よね」
律子「さ、さすがはお嬢様ね…英才教育ってやつなのかしら…」
伊織「まぁ、私に言わせれば、300点以下の人は英語のセンスが無いわね。幼稚園に戻ったほうがいいんじゃないかしら」(チラッ
亜美「あー!いおりんバカにしたー!」(プンスカ
響「(プロデューサーの足くさいぞ…)」(クンクン
P「ひ、響?」
P「残るは3人。…えっと、次は…やよいだな…」
やよい「」(シュン
P「や…やよい?」(アセアセ
やよい「…分かってます。私が最下位なんです…」
P「や、やよい…まだ諦めちゃだめだぞ。ホラ、小鳥さんや美希の方が下かもしれないし…なっ?」
やよい「…今のセリフで、私が290点以下なことは分かりました…」
P「あっ…」
伊織「…っ」(オロオロ
P「え、えっと…やよい。…250点だ」
やよい「わぁぁぁぁん!!私、幼稚園に戻りますぅ!」
P「お、おい!やよい落ち着け!」
伊織「お、落ち着きなさいやよい!あのテスト、見る限りだと、結果には運も混じってくるわ!きっと、たまたま今回は…」
やよい「一生懸命がんばったんですー!でも、私は幼稚園児なんですー!」(ポロポロ
やよい「うぇえええん!犬のモノマネやりますぅー!」(ガルーン
P「へっ?い、犬!?」
P「ま、まて!やよい!最後まで聞け!大丈夫だ…安心しろ…」
やよい「ぐすっ…」
P「やよい、最下位はお前じゃないんだ…」
やよい「ぐすっ…えっ?」
P「いいから。落ち着け。なっ?」
美希「ムニャ…」(スヤスヤ
響「ウガー…」(スヤスヤ
P「えっと…次…美希だ」
美希「」(スヤスヤ
P「美希。10点だ…」
一同「ええっ!?」
美希「ん…あふ…寝ちゃってたの…」
美希「どしたの?みんな大声で…」
P「美希…お前、10点だぞ…」
美希「あれ?0点じゃないの?ミキ、テスト中眠くて寝ちゃってたら、いつのまにか終わってたの」
P「…やっぱりな。寝てたんだな」
P「TOEICではな、絶対に0点になることはないんだ。最初からみんな10点を持った状態でスタートする。…加点方式じゃないから意味合い的には違うが…」
P「とにかくだ。美希。お前は実質0点…つまり、最下位なんだよ…」
美希「だよねー。ミキ、罰ゲームおもしろそうだなーって思ってたけど、最初からミキで決まってたんだよねぇ…」
P「そういや、罰ゲームの内容ってなんなんだ?」
美希「んっとねー。犬のモノマネをするの」
P「え?犬のモノマネって、さっきから響がずっとやってる…」
春香「響ちゃんを含めた、3人の受験経験者は、600点ボーダーを定めてて、それを越えなかったら強制罰ゲームにしてるんです」
P「そうか…なるほどな」
響「わんわん!」
P「と、いうことは、罰ゲームは響と美希か?…響はもう既にやってるみたいだが…」
響「わんわん!くぅーん…」
(スリスリ
貴音「ひ、響?そ、そんなに足を擦っては…汚れてしまいますよ」
美希「それじゃあ、美希も犬になるの…わぉん!」
P「うおぅ!?」
美希「ハニー、ハニー」(スリスリ
P「(ふ、2人の女の子が…事務所で…四つん這いとは…アングル的にも倫理的にもちょっと危ないな…)」
P「(捕まる前に…っと)」
P「んじゃあ、後日スコアシートはテレビ局に送っておくから!俺、この後打ち合わせがあるから、今日は解散だ!お疲れ様!」
(バタンッ
春香「ふぅーっ!なかなかの結果で安心したなぁー」
千早「ええ。そうね。これからは、自分の苦手な部分を克服できるように頑張らなくちゃ…」
千早「(990点…なんて響きの良い数字なのかしら…)」(ムネチラ
亜美「こうなったら、もーっと強力な鉛筆を作るしかないっしょ!」
真美「護符をつけなきゃねぃ!」
真「普通に勉強しようよ…」
雪歩「私、次は600点目指しますぅ!」
響「きゃいん!きゃいん!」
美希「あふ…」(スヤ
律子「次は…伊織のスコアを抜かなきゃ…」
貴音「とーいっく…なかなかの強者でした」
あずさ「私、頭脳はまだまだ学生時代のままみたいねぇ…うふふっ」
やよい「うう…でもでもっ…美希さん真面目に解いてたら、きっと私が…」
伊織「もうっ!やよい!クヨクヨしないの!」
やよい「伊織ちゃん…」
伊織「私がみっちり教えこんであげるわっ。私にかかれば、1ヶ月で春香は越えさせてみせるわよ」
春香「うぇっ!?わ、私?」
伊織「にひひっ」
春香「くぅー…私も頑張らなくちゃ!」
伊織「だからやよい、安心しなさい」
やよい「伊織ちゃぁん…」(グスッ
(ガチャッ
P「あぶないあぶない。忘れてたよ」
やよい「ぷ、プロデューサー?」
P「小鳥さんの結果を言うのを忘れてたよ」
小鳥「えっ…!?わ、わたしはもういいじゃないですかぁー!ねっ?みんなよく頑張ったわ!これからも応援しt」
P「160点です」
小鳥「えっ」
一同「えっ」
P「それじゃ、お疲れ様でーす」
(バタンッ
小鳥「…」
一同「…」
響「」(ジーッ
小鳥「…へへっ」
小鳥「アォーーーーーーーーーーン!」
Stop! This is the end of the SS. If you finish before time is called, you may go back to >>1 check your work.
終わりです。TOEIC奮闘中にむしゃくしゃして書きました。
千早の点数は正直配点ミス。
ありがとうございました。
>>1のスコアは
>>49
1月のを受けて、580でした…600越えたい
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