笑美「アイドルなってすでに４年……そろそろおとなっぽい服も欲しいなあ」

モバP「スーツ以外の着用許可が下りたから俺も欲しい」

笑美「へーそうなんや。じゃあ次のオフ、どこぞで待ち合わせしておでかけしよか」

モバP「下野公園のポジ公前なんかどうでっか」

笑美「ええな。じゃあそこで、１０時くらいに待ち合わせな！」

〜下野公園

モバP「久しぶりのおしょと気持ちいいのおおおおおお！

　　　 明日へ続く風感じちゃうん！
　 黄金の精神感じちゃうのぉおおおおおっあああああ！！！」ｴﾍｶﾞｵﾀﾞﾌﾞﾙﾋﾟｰｽ

笑美「おーはりきっとるな。

　　　ほないこか！」

〜弓矢連合レディース

ｶﾘｽﾏ店員1「侵入者だ！」

ｶﾘｽﾏ店員2「いらっしゃいませえっ！！」ﾕﾐﾔﾋｭﾝﾋｭﾝ!!

笑美「おー威勢がええなあ」ﾊﾞｽﾊﾞｽﾊﾞｽﾝ!!

女「今日はどのようなお洋服をおさがしですか？」

笑美「これが欲しいってのはないんやけど、おとなっぽいのが欲しいねん。
　　　
　　　適当にいくつかみつくろてくれる？」

女「じゃあ、こちらのワンピースなんていかがですか」

笑美「おっ、夏っぽくてええなあ」

女「素人らしい安直な褒め言葉ですね！
　　ありがとうございます！」

笑美「喧嘩売っとんのか！　たしかに素人かも知れんが！」

女「試着室はこちらになります」

笑美「ほな合わせてみよか」ｶｰﾃﾝﾄｼﾞ

女「サイズはいかがでしょうか！」ｶｰﾃﾝｱｹ

笑美「はやいわ！　まだ自分の服すら脱いどらんわ！！」

女「お〜ぴったりじゃないですか！」

笑美「当たり前やウチが着てきたんやからな！！

　　　もうちょっとほっといてーな」ｶｰﾃﾝﾄｼﾞ

笑美「試着室ってなんでいつもより服脱ぐの手間取りよるんやろ」ｼﾀｷﾞｽｶﾞﾀ

女「サイズはいかがでしょうか！」ｼｬｲﾆﾝｸﾞｽﾏｲﾙ

笑美「だからはやいわ！　ジャック・ニコルソンか！！」

女「お似合いですよ！」

笑美「お前には何が見えよるんや！　バカには見えん服か！！」

女「自分がバカだとようやく認めるんですね」

笑美「しばくぞ！　ようやくってなんや！
　　
　　　入ってきたときからウチはバカ面さらしとったんかいな！！

　　　もうこんな服いらんわ！！」ｼﾁｬｸｼﾂｶﾗﾃﾞﾙ

女「服着ろよ」

〜弓矢連合メンズ

笑美「あの女店員マジ許さんわ……Pのほうはどうなっとんやろ」

オスのｶﾘｽﾏ店員「私の今着てるやつとかどうですか？」

モバP「あなたのお下がりはちょっと……」

笑美「くれるわけあるかい！

　　　おんなじの買えいうことや！」

オスのｶﾘｽﾏ店員「え〜結構似合うと思いますよ」ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ

笑美「おもむろにボタン外すな！　客に尽くすタイプの店員か！」

オスのｶﾘｽﾏ店員「それ以外の店員がいるんですか？」

笑美「さっきレディースのほうにおったぞ！　あの女店員！！」

オスのｶﾘｽﾏ店員「当ブランドには男性店員しかいないのですが」

笑美「こわっ！　たしかに女店員やなくて女って表記になっとったなあ！！

　　　誰やったんやアイツ！？」

モバP「ちょっと何言ってるか分かんない」

笑美「わかってくれや！　もう４年の付き合いやろ！

　　　ウチはもう１７になったんやで！！」

モバP「ん？」

笑美「ん？」

オスのｶﾘｽﾏ店員「？」

笑美「まあええか」

笑美「そんで、服は決まったんかいな」

モバP「いつもママが選んで着せてもらってるから…」

笑美「幼稚園児か！　４０過ぎのおっさんが母ちゃんにやってもらっとるんか！！

　　　そのうち母ちゃん泣くぞ！　

　　　ババアになっても息子に服着せなあかんのかって！！」

モバP「俺のママは１０代だぞこのババア！」

笑美「誰がババアや！　お前はそのババアのおかげで食ってけるんやろうが！」