貞子「………!」青年「ウワァァァ…あ?」 (16)
青年「………」
貞子「あれ?なんか私の身体…小さくない?」(全長7cm)
青年「まあ、スマホで見てたんで」
貞子「…どうしよう、私一度出たら出たとこにいた人殺さないと戻れないんだけど」
青年「そんなこと言われても…」
貞子「………」
青年「…こ、こう、呪い[ピーーー]とかはできないんですか?」
貞子「無理よ、私物理的に[ピーーー]感じの幽霊だから。それともなに?呪い殺されたいの?」
青年「いえ!呪い殺されたくなんてないです!」(180cm)
貞子「だいたいさ、なんで呪いのビデオをスマホで見るわけ?テレビで見るでしょ?」
青年「いや、家テレビないんで」
貞子「ああ、今増えてるらしいわね…」
青年「まあ、ニュースとかも見ないですから…」
貞子「………」
青年「………」
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貞子「…ねえ、なんか喋りなさいよ」
青年「いや、あの、はい…すみません…」
貞子「いや、別に謝らなくていいから」
青年「す、すみません…人とちゃんと話すの久しぶりで…」
貞子「え?なに、貴方家族や友達はどうしたの?」
青年「…一年前に事故で死にました。それ以来引きこもってます」
貞子「…なんか、ゴメンね?」
青年「い、いえ!いいんです、引きずって家から出られなくなって引きこもりになったのは自分ですし!」
貞子「友達は?貴方学生でしょ?」
青年「大学に入ってすぐだったもので…高校までもボッチだったので」
貞子「…本当にゴメンね」
青年「だ、大丈夫ですから!気にしないでください、えっと…それじゃあ、貞子さんはなんで家に?」
貞子「ああ、貴方呪いのビデオ見たでしょ?最近じゃランダムで行くようになってたんだけど…まさかスマホは盲点だったわ、仲間にも知らせとかないと」
青年「あ、仲間とかいるんですね?」
貞子「そりゃ種類も多いしいるわよ、最近じゃメリーの奴が結婚したとかで…て、どうしたの?なんか落ち込んでるけど…」
青年「いや、あの、幽霊とかにも友達とかいるのに自分が不甲斐なくて」
貞子「…ま、まあ大丈夫よ!ヨースケとかいう奴なんて友達いない上に花子に振られたらしいしそいつよりかは全然マシよマシ!」
青年「…なんか、ありがとうございます」
貞子「…まあ、元気出しなさいよ。それよりも気になってたんだけどこの部屋汚すぎでしょ、片付けとかしてないの?」
青年「男の一人暮らしなもので、片付けとか苦手ですし」
貞子「あーもう、こんな部屋にこれから住むんじゃ気が滅入っちゃうわ!ほら、早く片付ける!」
青年「は、はい!…え、これから住む?」
貞子「当たり前でしょ、私貴方が死ぬまで貴方から離れられないんだからね!」
青年「え、えぇ…」
こうして、僕と貞子さんとの奇妙な共同生活は幕を開けたのだった。
久しぶりだからミスが多い…こっちでいきます、明日更新
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