紫「まずはこれを見てほしい」

真希「これは？」

紫「実は全国の刀使にアンケートとっていてな・・・」

寿々花「いつの間にそんなことを・・・」

紫「その中で特に多かった意見をまとめてみた」

夜見「えーと・・・」

『S装備のデザインがダサい』

『S装備かっこ悪い』

『女の子が着用するようなデザインじゃない』

夜見「これは・・・」

結芽「S装備に関する文句しかないじゃーん」

紫「そうなんだ・・・どうにあのデザインが不服らしくてな・・・」

寿々花「そうだったんですの・・・」

結芽「確かにアレダッサイよね～私も前々から思ってたんだ」

真希「下らん、荒魂との戦いは常に生きるか死ぬかの真剣勝負、見てくれを気にしている暇は・・・」

紫「だがこれは彼女たちの士気に関わる事だ、真剣に考えねばなるまい」

紫「カッコイイと思ったんだけだな・・・アレ」ﾎﾞｿッ

夜見「・・・・・」

紫「まぁそういう事だから、お前達も力を貸して欲しい」

真希「・・・わかりました、我々でよければ力になりましょう」

寿々花「世間へのイメージアップにもなりそうですしね」

夜見「紫様のご命令とあれば、私も断る理由はありません」

結芽「いいよ暇だから～」

紫「感謝する、とりあえず紙と色鉛筆を渡すから各自思いついたデザインを描いてくれ」

寿々花「今ここでですの？」

紫「じっくり考えて描いてほしい、後・・・」

結芽「後？」

紫「ない色があったら言ってくれ、雪・・・スタッフに買いにいかせるから」

夜見（今のは聞かなかった事にしましょう）

～1時間後～

寿々花「できましたわ！」

紫「ほう、見せてみろ」

寿々花「はい」ｽッ

紫「これは・・・」

真希「今までのS装備とそんな変わってなくないか？白い部分が多いが」

寿々花「フフフ・・・」

寿々花「この空白の部分に企業名とかシンボルマークを入れることができるのですわ！」

紫「広告塔か」

寿々花「これでスポンサーも入るし我々の活動を世間に理解してもらえるように・・・」

真希「それはなんというか・・・」

結芽「寿々花おねーさんやらしー」

寿々花「何でですの！？」

～さらに1時間後～

結芽「でーきたー！」

紫「どれどれ・・・」

真希「これは・・・」

寿々花「随分ゴテゴテしていますわね・・・」

結芽「強そうでしょ！」

結芽「肩にキャノン砲つけてねー、背中の羽で自由自在に空飛んで・・・」

夜見「もう御刀関係ありませんねそれ」

結芽「あと、腕が4本になって一気に４本御刀を・・・」

真希「それは・・・」

寿々花「すごい絵面になりそうですわね・・・」

紫「・・・・・」

夜見「できました」

紫「そろそろまともな奴が欲しいな・・・どれ」

紫「！」

真希「これは・・・」

寿々花「ジャージ・・・ですわね」

夜見「やはり世の中はシンプルイズザベスト・・・」

夜見「ジャージなら誰もデザインに文句は言わないでしょう」

真希「確かにそうかもしれんが・・・」

寿々花「これだと防御力皆無ではありませんこと」

夜見「あっ・・・」ｼｭﾝ

結芽「だ、大丈夫だよ夜見おねーさん、私は好きだよジャージ」

夜見「ありがとうございます」

寿々花「そういえば、真希さんの案はできたんですの？」

真希「うっ！そ、それは・・・」

夜見「できたんですね」

ﾊﾞﾋﾞｭﾝ!

結芽「はいとったー！」

真希「あ！こら！」

結芽「どれどれ・・・おっ」

紫「これは・・・」

～数日後～

エレン「みなさーん！新型のS装備が届きましたよ～」

可奈美「ホント！？早く見せて！」

エレン「まぁそう慌てずに・・・オープン！」ﾊﾟｶッ

薫「おおう・・・」

姫和「これは・・・」

紗耶香「祭りで見た巫女服みたい・・・でもヒラヒラでスカート短い」

舞衣「可愛い・・・紗耶香ちゃん早速着て！」

可奈美「動きやすそうだね！」

薫「まぁ、カッコよくはあるかな」

エレン「何でも特殊な繊維で防御力も高いそうですよー！」

姫和「ほう・・・お、これがマニュアルか」ﾋﾟﾗ





～デザイン案　獅童真希～

姫和「見なかったことにしよう・・・」

紫「そうだ、親衛隊の制服も和風にするか」

真希「それはちょっと・・・」


～おわり～