【ミリマスSS】ミリP「かおりの湯?」 (22)

キャラ崩壊


【P自宅】



ミリP(以下P)「はぁ……緊張したぁ~…」ガクッ



歌織「ふふっ、お疲れ様でしたPさん」



P「は、ははは……なんのこれしき。歌織さんも色々とセッティングをしてくれて、ありがとうございました」



歌織「いいんです、私も久しぶりに家族揃って食事が出来て楽しかったですから」ニコッ



P「あ…そういえば、仕事が忙しくて、なかなか家族で食事する機会があまり無いって言ってましたね」



歌織「はいっ。だから今日は、とても良い機会をPさんに貰ってしまいました♪」



P「すみません……もうちょっと歌織さんにお休みをあげて、ご家族で過ごす時間も増やしたいとは思ってるんですけど…」



歌織「そんな事、お気になさらないでください。私、毎日のお仕事も楽しいですから」



P「そう言って貰えるとありがたいです。ふぅ……」



歌織「お水持ってきましょうか?」



P「うう……すみません、お願いできますか?」



歌織「はいっ、ちょっと待っててくださいね」


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歌織「どうぞ、お水です」



P「ありがとうございます……ごくごく、ぷはぁ、ふぅ……お陰でちょっと生き返りました」



歌織「ふふっ、そんなに緊張なさってたんですか?」



P「そりゃもう!昨日なんか一睡もできませんでしたし、家を出る直前なんて、シアターのイベントで使った防弾チョッキを着込んで行こうか迷ったくらいで」



歌織「まぁ…!うふふっ。Pさんったら、相変わらず冗談がお上手なんですね♪」



P(マジなんですよ歌織さん!)



歌織「父も今日はすごく機嫌が良いみたいでした。お酒をあんなに飲む事なんてめったにしないんですけど」



P「えっ、ほ、本当ですか?なんだか俺、歌織さんのお父様にすっごく睨まれ…いえっ、すごい眼力で見られてたような気がするんですけど?」



歌織「す、すみません…!あれは父の癖なんです……」



P「癖ですか?」



歌織「人間観察、って本人は言ってました。なんでも戦場を生き抜くには、人の見極めが肝心だから、常に目を光らせておかないと、って」



P「そ、そそっ、そうなんですか!戦場……戦場かぁ……」



P(ダメだったら、やっぱりスナイパーに撃たれてたのかな…俺)

歌織「言葉には出しませんでしたが、Pさんの事、凄く気に入ってくれてたと思います」



P「あはは……そうだと嬉しいです」



歌織「まだ不安、ですか?」



P「うーん……そうですね。正直言ってまだ少し不安です」



P「交際相手のご家族に、お付き合いの報告に行くなんて初めての事なので、何か気づかないうちに粗相をしてしまったんじゃないかって、そればっかり考えちゃって……」



歌織「大丈夫です!Pさんの事はきっと、父も母も気に入ってくれてますよ」



P「あはは、歌織さんにそう言って貰えると心強いですね」



歌織「はいっ。だって、Pさんは……」



歌織「私が世界で一番大好きな人ですから、だから心配いりません♪」ニコッ



P「……」



P(こ、この人は、人をドキドキさせるようなセリフをサラッと……ぐぬぬ)



P「あ、あの~……歌織さん?そう言ってもらえるのは、凄く光栄でありがたいんですけど、微妙に大丈夫な理由になってないような気がするんですが」



歌織「まぁ…!そうなのですか?えーっと、つまりですね、私はPさんが、すっっごく魅力たっぷりって事が言いたくて…」

P「わーっ!ストップ、ストップです!ありがとうございます歌織さん、お陰で前向きな気持ちになれました!」



歌織「本当ですか?うふふっ、それなら良かったです♪」



P(あのまま喋らせてたら、歌織さんまたサラッと爆弾投下していきそうだしなぁ……)



歌織「あのっ。Pさん?」



P「はい、なんですか?」



歌織「えっと、すみません、私もお水を頂いてもよろしいですか?」



P「どうぞどうぞ。じゃあ、さっき持ってきてもらったので、今度は俺が持ってきますよ」タッタッタ



歌織「あっ……!私は、この飲みかけのお水でも……」



P「はい、どうぞ歌織さん」



歌織「ありがとうございます……」シュン



歌織(うぅ……せっかく、莉緒ちゃんから教えてもらった、ドキドキ間接キス作戦を試すチャンスだったのに…)



P(歌織さん、俺の飲みかけの水見てどうしたんだろう?)

歌織「ん…こくっ……。ふぅ、落ち着きました。ありがとうございます、Pさん」



P「いえ、これくらい」



歌織「私も、今日は少しだけ緊張してしまいました……」



P「歌織さんも緊張してたんですか?」



歌織「はいっ。Pさん、先程お付き合いしてる方のご両親にお会いするのは、初めてって仰ってましたよね?」



P「ええ、確かに言いましたけど…?」



歌織「あれ、私もなんです。両親に紹介するの、初めてなので…浮かれてしまって、変な様子をPさんに見せてしまわないか、不安でいっぱいでした」



P「えっ、か、歌織さんも初めてだったんですか?」



歌織「そうですよ?私が家族に紹介した男性は、Pさんが初めてです」



P「そ、そうなんですね。俺が初めて……」



P(歌織さん、めちゃくちゃ美人だし、お嬢様だし、既にお見合い的なのを経験してたりしたのかな~とか勝手に思ってたけど)



歌織「それだけじゃないですよ?男性と手を繋いで歩いたり…」

歌織「キ、キスをしたりっ…///」



P(すみませんお父様、歌織さんが可愛いすぎたので、告白された時に……つい)



歌織「一緒にいて心地よく思えたり、少し触れられただけで、恥ずかしいくらい胸がドキドキしてしまったり……」



歌織「全部、ぜーんぶ、貴方が……私の初めてなんですよ?ふふっ♪」ニコッ



P「か、歌織さん……」ドキドキ



P(やばいかおりさんちょうかわいい)



P「俺も全部、歌織さんが初めてです。こんなに自分の隣にいて欲しいって、心から思えた人は……貴女だけ、歌織さんだけです」



歌織「Pさん……///」



歌織「嬉しい……私、とっても嬉しいです♪」



歌織「あの、Pさん。これからも、私に……歌織に、たくさんの初めてを教えていただけますか…?」



P「ええ、もちろんです。歌織さんも、俺に教えてくださいますか?」



歌織「はいっ、任せてください♪」



P「歌織さん……」ドキドキ



歌織「Pさん……」ドキドキ



P(歌織さんの瞳……凄く潤んで、熱っぽくて……なんかこう、このままガバッと!)

P(ま、待て待て俺!なんかもう流されて、色々と間違ってしまいそうだぞ?落ち着け!)



P「そ、そういえばー!歌織さんのお母様からケーキを頂いたんでした、これは早く冷蔵庫に入れないとですねっ!」アセアセ



歌織「あっ、そ、そうですねっ。すっかり忘れてしまってました!早く入れないと、ダメになってしまいますからね!」アセアセ



P(ふぅ……危なかった)




その後



『ゴールデンウィークも後半に突入しました!こちらのフラワーパークでは、連日多くの人で賑わっておりーー』




歌織「わぁ…!Pさん見てください、とっても綺麗なお花畑がテレビに映ってますよ♪」



P「おお、本当ですね。色とりどりで凄く綺麗だ」



歌織「二人で一緒に行ってみたいですねっ?」ニコッ



P「ほんと……すみません……ゴールデンウィークだっていうのに、どこにも連れて行ってあげられなくて……」ズ-ン



歌織「あっ、そ、そういう意味で言ったんじゃないんですよっ!?そのままの意味で、Pさんと一緒に行ってみたいなって思って」アセアセ



P「そ、そうでしたか。ほっ……」



歌織「それに、休みがとれなくても、こうして二人で一緒に居られるだけで私は幸せですから」ニコッ



P「か、歌織さん…!」ウルウル



P(俺はなんてダメな奴なんだ!歌織さんだって絶対に遊びに行きたいに決まってるのに、歌織さんの言葉に甘えてしまっていて…)



P「歌織さん、今年のゴールデンウィークは無理でしたが、今年の夏休みならなんとか俺が頑張って確保してきますので」

P「えっと……その時は、一緒にどこか行きませんか?もちろんご家族で旅行に行く計画でしたら、そっちを優先ーー」



歌織「Pさんと行きます!!」キラキラ-ン



P「えっ、い、良いんですか?」



歌織「はいっ♪よろしくお願いしますね、Pさん」



P「ええ、任せてください!なんとしても夏休みを取ってきますから!」



P(もう最悪の場合は、社長に土下座して頼もう!それで無理ならきっと音無さんがなんとかしてくれるはず!)



歌織「それじゃあ、早速どこに行くか決めませんか?」ワクワク



P「えっ、もう決めるんですか?まだ五月ですけど」



歌織「だって、だって、私楽しみで今から待ちきれないんですもの♪」ウキウキ



P(こ、子供だ……)



歌織「プロデューサーさんは、どこに行きたいとか希望はありますか?」




P「そうですね~……温泉とかどうでしょう?」



歌織「わぁ…!良いですねっ♪」



P「仕事柄、イベント会場とかテーマパークとかは結構行ってるので、たまにはそういう騒がしい所じゃなくて、温泉旅館とかでのんびりできたらなぁ…と」



歌織「良いですよね温泉。露天のお風呂に入ったり、美味しいお料理をいただいたり」

P「ええ、温泉って癒されますよね」



P(まぁ、本音を言うと歌織さんの浴衣姿が見たいだけなんですけども、でもこれって是非もないよネ!)



歌織「温泉……癒し……湯」



歌織「……!」ピコ-ンッ



歌織「そういえばPさん、お風呂にまだ入ってらっしゃらないですよね?」



P「ええ、これから入ろうかなと」



歌織「でしたら、私準備してきますね!」ワクワク



P「えっ?いや、そこまでは流石に悪いですよ」



歌織「いえいえ、私に任せてくださいっ!では、お借りしますね」



P「えっ、あっ、歌織さん?」



P(急にどうしたんだろう?)



その後



歌織「Pさん、お風呂の準備できましたよ」



P「ありがとうございます。すみません、色々とさせてしまって」



歌織「いえいえ、気になさらないでくださいっ♪私が好きでやっている事ですから」



P「それじゃあ、せっかく準備して頂いたので、早速お風呂に入ってきますね」

歌織「はいっ。私の事は気にしないで、ごゆっくりどうぞ♪」ニコッ



P(何故だろう……歌織さんの笑顔を見ると、いつもは嬉しいはずなのに、今回ちょっぴり不安なのは)




お風呂タイム



P「はぁ……気持ちいい」



P(もしかして、何かあるのか?って勘ぐってたけど、特に何もないな。やっぱり歌織さんはただの天使だったんだ)



P(歌織さんは裏表のない素敵な人です)



歌織「Pさん?お湯加減いかがですか?」



P「あっ、歌織さん。ええ、丁度いい湯加減ですよ」



歌織「それなら良かったです。あの、Pさん?ここに温泉の素があるんですけど、ぜひ使ってみませんか?」



P「温泉の素ですか?」



P(はて、そんなの家にあったかな?でも温泉気分が味わえるなら、使いたいよな)



P「じゃあ、使います。ちなみにどこの温泉の素ですか?」



P(有名どころだと、草津の湯とか別府の湯とかあるけど)

歌織「えーっと……か、かおりの湯です///」



P「かおりの湯?」



P(聞いた事ないな、かおり……香り?つまり良い匂いがするお湯って事かな?)



P「ありがとうございます。それじゃあ、そこの浴室のドアのとこに置いてて貰えれば、あとで取りますので」



歌織「い、いえっ、行きます!」



P「行く?行くってどこ……どぉええっ!?」















歌織「あ、あの…すみません、失礼しますね?」(バスタオル一枚姿)



P「」

寝ます!

P(浴室、バスタオル一枚、男女、何もおきないはずはなく……)



P「いやーっ!ダメだダメだ、しっかりしろ俺!負けるな理性!」



歌織「Pさん?」



P「ちょっ、待ってください!少しだけ後ろ向いててください!」



歌織「後ろですか?」クルッ



P(い、今のうちに自分の大事なところをタオルで隠さなくては!)アタフタ



P「お、オーケーです。あの…か、かっかか、歌織さん!?これはいったい?」アセアセ



歌織「あ…えっと、はいっ。Pさんが日頃お仕事でお疲れだと思いまして」



歌織「なので、私がその……温泉気分で、い、癒して差し上げたいな…って///」



P「い、癒すって言われましてもですね、その…いくら恋人同士といっても、男女がお風呂で一緒というのは」アタフタ



歌織「いけませんか?」



P「い、いけませんよ。やっぱりこういうのは……」



P(我ながらヘタレだと思うけど、歌織さんのバスタオル一枚姿に理性を保っていられる自信がないんです!)



歌織「むぅ……そんなイジワルな事をおっしゃるのなら、無理にでも」



P「え、ええっ!ちょっ、歌織さん何を近づいてきて」

歌織「先程言ったでしょう?温泉の素、使いませんか?って、そうしたらPさん、使いますって仰ったじゃないですか♪」



P「いや、そりゃ温泉の素は使いたいですけど……ま、まさか!」



P(かおりの湯って、文字通り歌織の湯って事だったのか!?)



歌織「ん……ふぅ、やっぱり二人で入ると少し密着してしまいますね。ふふっ♪」



P「はぁ……これは、一本取られたというヤツなんでしょうか?」



歌織「ふふっ、突然こんな事してすみません。でも、Pさんを癒して差し上げたいというのは本当ですからねっ?」



P「あ、ありがとうございます。でも少々……いや、かなり大胆すぎますよ、歌織さん?」



歌織「すみません。私、夢中になったら止まらなくって♪」



P(や、やっぱり子供だ、この人!)



歌織「えっと、ちなみにですね?」



歌織「この温泉の効能は……」



歌織「Pさんが、私の事をもっと、もっと好きになる……とかでしょうか。なんて…///」モジモジ



P「……顔、真っ赤ですよ?」



歌織「うぅ……今のはちょっと、我ながら恥ずかしすぎました…///」



P「なら、言う前に自重してください」

歌織「はい、次から気をつけます……」シュン



P「一応その……う、嬉しかったですけどね?」



歌織「まぁ…!Pさんっ♪」ダキッ



P「か、歌織さん!?その格好で抱きつくのは完全にアウトなヤツでは!?」



その後



歌織「んっ……ふぅ……どう、ですか?」



P「あっ、か、歌織さん……」



歌織「ここ、良いんですか?ふふっ…じゃあもっと強くしますね?しゅっ、しゅっ♪」



P「は、はげしっ……も、もっと優しくお願いします……」



歌織「優しくですね?はい……ふふっ、これくらいですか?」



P「あ、ああっ!今度はゆっくり過ぎて、もどかしいです……もっと、動いて欲しい……」



歌織「じゃあ……んっ、はぁ…ぁ」



P「ま、また、そんな激しく…!歌織さんっっ……っふ」



歌織「うふふっ、我慢ですよPさん?しゅっ、しゅっ♪ごしごし♪」



※背中を洗ってもらっているだけです

入浴終了



P「はぁ……」グッタリ



P(なんか、背中を流してもらっただけなのに、ドッと疲れた……)



歌織「とっても良い時間でしたね♪」スッキリ



P(なんて良い笑顔なんだ、心なしか肌がツヤツヤしてるし)



歌織「Pさんはどうでしたか?」



P「……そうですね、貴重な体験をさせて頂きました、ありがとうございます歌織さん」



歌織「うふふっ、それなら良かったです♪」



P「でも、次からは、ああいう事はやめてくださいね?」



歌織「むぅ、やっぱりそこはダメなんですね?」



P「当然です。その……」



P「俺も男ですから、歌織さんみたいな魅力的な女性にああいう事をされると、正直、堪らなくなってしまうというか……」



P(正直、さっきは良く耐えたよ俺)



歌織「Pさん…あ、あのっ」



歌織「……な、なってしまっても良いんですよ?」



P「へ?」

歌織「その、Pさんなら、私はいつでも……だ、大丈夫ですからっ!」



歌織「だから、我慢なんてなさらないでください。ねっ…?」



P「……」フラッ



P(もう、ゴールしちゃおうかな?)



P(ま、待てっ!俺の理性どこにも行かないで!)



P「お、お気持ちは嬉しいです。けど……俺的には、まだそういう事をするには早い気がして……」



歌織「わかりました……」シュン



P「すみません、歌織さん!」



歌織「いいえ…大丈夫です。そうですよね、まだ私達、お付き合いしてから日が浅いですものね」ニコッ



P「い、いずれ、ちゃんと待たせた責任は取りますので」



歌織「うふふっ、よろしくお願いしますね♪」



P(ほっ……)



歌織「でも、あまり待たせ過ぎると……」ギュッ



P「か、歌織さん!?」



歌織「いずれ、私の方が我慢できなくなって、童話に出てくる狼のように、寝ているPさんを襲ってしまうかもしれませんね?ふふっ♪」(耳元で囁き)



P「き、ききっ、気をつけましゅ……」ガクブル



P(女の子ってすごい…)

短いですが今日はここまでです

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