安価で女装ギャルゲー風SS part17 (986)
私立SS女学院。それは名誉あるらしいどっかのお嬢様学校。
主人公の貴方は女装してこの学院に転入する事になりました。
そして貴方はこの学院で暮らしていかなければなりません。
女学院と言うからには通う生徒は全て女子、それも上から下から右から左の十人十色千差万別。
この学院で誰と出会い誰とどのような関係を持つのか。どのような生活を送るのか。どのような運命を辿るのか。
全てはプレイヤーである貴方たちの選択次第。
貴方は一生徒として学生生活を無事送れるのか、それとも誰かと……?
このスレは安価と時々コンマを使用したギャルゲー風安価スレです。
安価を使用する都合上恐ろしく進行が遅れる場合があります。
【警告!】このスレはオリジナルキャラクターを使用して進行します。
【警告!】また地の分があるので、それらが苦手な人は注意してください。
前スレ 安価で女装ギャルゲー風SS part16 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370011416/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371823676
プレイヤーの皆さま、はじめまして。
私、このゲームを進行させて頂きます、進行システムプログラムです。
気軽にシステムさんとお呼びください。
このゲームは、簡単に言うと、ヒロインと主人公の感情値を上げてクリアしよう、そんなゲームです。
期限はゲーム時間でだいたい40週間。その間に、特定のキャラクターといい感じな関係になってください。
【!】システムさんが作ったQ&A。
Q、やっちゃいけない事ってなに?
A、スレを荒らす事と他のプレイヤーの迷惑になる事とシステムさんにえっちな質問をする事。
Q、連投とか連続安価取りあり?
A、連投は基本的に認めていませんが、状況的には致し方無しの場合もあります。つまり、普段はやらないでください。
連続で安価を取るのは認めています。それでもやっぱり、普段は遠慮してもらえると助かります。
Q、安価が無効になる事ってあるの?
A、安価先のレス内容が選択肢、進行状況と一致しない場合、無効になる事もあります。
その場合、安価の下、または上のレス、状況によっては再安価で進行させて頂きます。
Q、性格って何?
A、主人公の性格です。性格によって、発生する選択肢が変化します。自由行動が制限される事もあるので、頭に入れておいてください。
Q、システムさんってなに?
A、設定上15歳の女性型進行システムプログラムです。ドジっ娘と言うかバカ娘です。好きな食べ物は甘いものだそうです。
【!】システムさんでもよく分かる! 簡単な登場人物紹介。
・主人公:貴方 性格:温和・怠惰 誕生日:8月13日 特殊設定:『超能力・心』『異形の子』
このスレの主人公。名前は伏せられているため「貴方」「——」と表示される。分かり易く言うと二代目。
心を読む超能力『読心』の持ち主にして『アザーティ』の子供。人間として平和に生きる為、学院にやってきたようだ。
虚弱(後述)を「日常の象徴」とし、自分の平和の維持する目的にしている節がある。あとしれっと好意を告白した。
今は学院祭に向けて、お化け屋敷製作を頑張っている。背景担当。
・ヒロイン:虚弱 【よく貧血で倒れる虚弱な生徒】 誕生日:7月24日
貴方のクラスメイト。いつも貧血に苦しんでいる。保健室にいる事が多いようだ。背がでかい。
主人公が異形の子であり超能力を持ち、更に男だと告白された唯一のヒロイン。あと犬を飼ってるらしい。
自分が吸血鬼である事を主人公に告白。夜な夜な外を出歩き、散歩をする事が多い。
主人公との喧嘩があったが、自分の非を反省したか寂しさに耐えられなかったか、仲直り。
ただ、好意を抱いている事を告白されちゃった。また、避けられる日々が続く……?
・ヒロイン:鉢巻 【頭に鉢巻きを巻いた少女】
三年生。いつも頭に鉢巻きを巻いている。時既に遅かった。
・ヒロイン:愛 【愛を唱える異様な少女】 誕生日:10月17日
二年生。本人曰く愛を求めている。主人公の相談役として一役買っている。誕生日が近いので何か考えるべし。
・ヒロイン:男装【転入生にして男装の麗人】 誕生日:12月3日
二年生。何故か男装をしている。取り巻きの所為で接触が難しい。おっぱいがでかい。
・ヒロイン:銀鎖 【狭義では厨二病に属される変な生徒】 誕生日:6月6日
一年生。銀色のチェーンを腰にぶら下げている。黒魔術研究所に所属している。
その実態は得体の知れない怪物「闇」を退治する闇祓い。夜になるとパトロールを開始する。
主人公が『アザーティハーフ』であると知る数少ない人間である。最近、脚を負傷したらしい。
・その他:先輩 【儚げな雰囲気の美人】
三年生。主人公同様女装した男性。女装生活で困った時や聞きたい事がある時はこの人に頼ろう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちが昼食を求めて食堂に行く時間だ。
なにやら誤解を招く表現であるが、生徒たちは比較的お淑やかである。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
そう言えば、虚弱はどうしているだろう。
貴方の予想では、保健室にいる事になっているのだが……。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、男装の所に行く
4、自由行動
↓2
専ブラの唯一の弱点は1000近い事に気付けない事ですね。
ンなもん見とけって話ですよねすんません……ああ、前のスレからこのスレに誘導するの、どうしよう……。
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
そうしながら虚弱を探すと……虚弱は、ソファに腰掛けてお弁当を食べていた。
しかし貴方が来た事を知ると、目を丸くして、急に慌てだして、お弁当箱を片付け始める。
……嫌われちゃったのかな。そんな考えさえ、貴方の頭によぎる。
虚弱の行動は意外と素早く、もうお弁当箱を片付けてしまった。
だけど、その場を離れず、じっとソファに座ったまま。
……とりあえず、貴方は
1、話しかける
2、様子を見る
3、帰る
4、自由行動
↓2
2、様子を見る
貴方は、様子を見る事にした。虚弱の考えが、さっぱり分からない。
とりあえず入口で止まっていては迷惑なので、二歩隣に移動して、様子を窺う
虚弱は何かを堪えているのか、ぷるぷると体を震わせ、しかしやはりソファから動こうとしない。
虚弱にこれと言った動きも見られないので、貴方も動けない。
保健の先生はまるで状況が理解出来んと言う様子だが、黙ったままの貴方に話しかける事もできないようだ。
そうして状況が動かないまま、数分が経過する。
虚弱「——、しゃんっ」
いやにしゃっきりとしている声で虚弱は貴方を呼ぶ。
噛んじゃった事には触れないようにしようと心に決めてから、貴方は返事をする。
貴方「は、い」
虚弱「なにか、用、ですか」
どうして片言なのか、それを聞ける状況ではない。
ただ一つ分かるのは、虚弱がものすごく緊張していると言う事だ。
……どうしてくれよう。貴方は
1、自由行動
2、特に用はない
↓2
2、特に用はない
貴方「いえ。用と言うほどの事は無くて……」
虚弱「……そう」
貴方「ただ、虚弱さんの様子が気になったので……」
虚弱「げ、元気、です……」
貴方「はい、元気そうで、何よりです」
虚弱「……お、おかげ、さまで」
貴方「私、何もしていませんよ」
虚弱「……ご飯、食べます。女の子の食事する姿を見るのは、良くない……」
早口でまくしたてるように、しかし慣れていないのでやや舌足らずな感じで、虚弱は言った。
なんて今更な言葉だろうか。貴方はいくらだって、虚弱が食事する姿を見たと言うのに。
保健の先生も不思議に思って貴方の方を見るではないか。どう説明すれば良いのだ。
どうにも様子が変だが……それは、虚弱も貴方の事を意識している、と言う事なのだろうか。
どの方向に意識しているのかは、今の段階では分からないが……。
貴方「……で、では、失礼します」
この場にいても、貴方は一応邪魔なだけだ。そう判断し、保健室を出ようとする。
虚弱「が、学院祭……頑張ってね」
そんな事を、虚弱は貴方に背中を向けたまま言う。
……こればかりは、言葉通りに受け取っても良いだろう。
貴方「はい」
貴方はそれだけ言って保健室を後にした。
虚弱がちゃんと登校してきていると分かっただけ、安心か。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
しかし、今日はもう何かと疲れた気分だ……ゆっくりしたい。
今朝の貴方も、不可解な気分と頭痛に襲われたし、無理はしない方が良いだろう。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
2、のんびり過ごす
貴方は無理をせず、教室でのんびり過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭の準備に取り掛かる。
意外と時間が無い物で、結構大慌てな作業となる。
*1「では、これから買い出しに出かけます」
*2「うん!」
*1「他の役割を受け取った人からも頼まれたので、結構多いです」
*3「この人数で行くのは、やはり正解でしたね」
*1「はい。それから、学院から出ても私たちはこの学院の生徒です」
*1「きちんと規律を守って、迷惑を掛けず、騒がず、慎ましく努めましょう」
*4「分かっていますわ」
*1「では、出発しましょう。他のクラスの生徒たちもいるかもしれませんが、気を引き締めて」
貴方「はい」
まるで引率の先生のようだ……貴方はつい、そう思う。
リーダーを請け負う以上、プレッシャーも相当なのだろう。自然と態度もこうなってしまうに違いない。
そんな事を思いながら、貴方たちは学院を出発する。
忘れていました。
直後のレスのコンマで判定
1234…無事調達完了 567…時間かかった 890…難航
コンマ「8」
□——————□
|街 ・ そのへん|
□——————□
*1「えっと、えっと、次は、次は……」
*2「お、重い……これ、最後に買った方が良かったんじゃ……」
*3「こ、ここはどこでしょうか……」
*4「これ、帰れるのでしょうか……」
貴方「……頑張りましょう。それ、持ちます」
思ったより、難航した。
結局、学院に戻ってこられたのは、門限ギリギリの時間だった。
これでは他のクラスの誰かに会うのは勿論、寄り道だってできるはずもない……。
どこかで、貴方のクラスの出し物の評判が少し落ちた気がする……。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
調達した物を教室に一先ず置いて、ようやく今日の全てを終えた貴方たちのクラス。
上手く事が運べば、今日から作業に入れただろうだけに、少し惜しい。
とは言え、貴方はもうくたくただ。部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/10・月:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/11・火:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/ 8・土:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/ 9・日:終了)
↓2
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
……夢中で、スレ立てるのとかスレの残り確認するの忘れてました。
なんかもう、昨日と言い今日と言い、ホント、手間かけさせてすみません……。
次の再開は一日空けての6月23日の21:00を予定しています。
システムさんのメンテナンスをさせてください。このままじゃ次に何をやらかすか分かったもんじゃありません。
それではみなさま、お休みなさいませ。
こんにちは、システムさんです。
ごめんなさい、ちょっと、今日は再開できなくなりました。
「なんで……?」と言うのはシステムさんも思う所なので、お許しください……。
明日の21:00に、今度こそ再開したいと思います。すみませんが、よろしくお願いします。
こんばんは、システムさんです。
学院祭で他の人からの頼み、バッサバッサと斬り捨てまくってますね。
まあ、まともなのが無いから仕方が無いと言えば仕方が無いのですが。
あ、昨日は再開できなくて済みませんでした。
では、直後のレスで天気判定ほい
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/10・月:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/11・火:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/ 9・日:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1、↓3の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/14(金)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、部屋を出る前に考える。
虚弱の部屋に行っても、良いのだろうか。
昨日の事を考えると、また断られそうな気がしてならない。
今の貴方と虚弱の状態で、毎朝毎朝尋ねられるのも鬱陶しいはずだ。
とは言え、行かないとなるとそれはそれで、貴方としてもストレスが溜まる。
とりあえず、貴方は
1、虚弱の部屋に行く
2、やめておく
3、自由行動
↓2
2、やめておく
……まあ、止めておこう。昨日の今日だ、また追い返されてしまうかもしれない。
嫌われているわけでは、無いとは思いたいが……。
さて、食堂に行かないならば行かないで、これからどうしよう。
貴方は食堂に向かう事もできるし、部屋で休む事もできる。
二年生の�内であれば、他の人の部屋に行く事もできる。
先に校舎に向かうと言うのも良いかもしれない。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋にいよう
3、他の人の部屋に行く
4、先に校舎に行く
5、自由行動
↓2
1、食堂に行く
貴方は食堂に行く事にした。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
食堂はいつも通り、様々な顔色の生徒でごった返していた。
大体の生徒は、来る学院祭について話しているようだ。
そんな中、貴方は
直後のレスのコンマで判定
267…虚弱 145…愛 389…男装 0…誰とも会わなかった
コンマ「7」
貴方「あ」
虚弱「あっ……」
貴方は、ばったり虚弱と会ってしまった。
貴方は朝食を受け取り、席を探している最中に。虚弱は、たった今食堂に入ってきたらしい。
互いに足を止めて、今にも顔を顰めそうな微妙な顔をした。
こんな空気になるのが嫌だったから虚弱の部屋に行かなかったと言うのに、意味が無いではないか。
しかし虚弱は毎朝朝食を食べるように心掛けているのだから、こうなる事は予測すべきだったはずだ。
ならどうすれば回避できたか。貴方が食堂に行かなければ? それは論外だ、貴方だってご飯は食べたい。
とすれば貴方か虚弱のどちらかが気を付けるべきだったのだろうが……。
貴方は席を探すのに気を取られていたし、虚弱は恐らく気を抜いていたのだろう。
言うなれば、間が悪かったと言う他あるまい。
虚弱「お、おはよう……」
虚弱は一歩後ずさりながらも、貴方に挨拶する。
俯いている上に、細く、喧騒に掻き消されてしまいそうなほど小さな声だったが、貴方の耳に届いた。
貴方「おはようございます……虚弱さん」
虚弱「……先に、来てたんだ」
貴方「ええ、まあ。……今は、一人の方が虚弱さんも過ごしやすいかと思って」
虚弱「……そんな事も、ないんだけど……」
その言葉、実に怪しい所だ。少なくとも、ギクシャクとした空気になるだろう。
とは言え、その言葉を信じるならば、今後は虚弱を朝食に誘っても良いと言う事になるか。
昨日のは、まだ心の準備ができていなかったとか、そういうことなのかもしれない。
虚弱「……せ、折角だから、さ……一緒に、食べようよ」
貴方「あ、はい。そうですね。じゃあ、私は先にどこか適当な場所を探しておきます」
虚弱「あ、うん……じゃあ、私は、ご飯取ってくる……」
そして、まるで流れ作業のように一緒に食べる事が決まってしまった。
虚弱は貴方の隣を通り過ぎて、朝食を受け取りに行く。
本来ならば付いて行きたい所だが……今の貴方の両手は、既に朝食が乗ったプレートで塞がれている。
この状態で歩き回るのは他の人に迷惑だ、よろしくない。
貴方は先に二人分の席を確保して、虚弱を待った。
暫くして、貴方を発見した虚弱と合流し、一緒に朝食を食べる事にした。
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
ぎこちない雰囲気であったが……ただ、満たされるようだったのは確かだ。
あの告白で、虚弱の意識のみならず貴方の意識も変わってしまったのだろう。
虚弱をより、女性として、好きな人として見ている気分だった。
まあ、悪くない。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持って、どうしようか考える。
虚弱に嫌われているわけではないと分かった後で何だが、虚弱の部屋に行っても良いのだろうか。
いや、ほら、何か、行き辛いじゃないか。一緒にいると恥ずかしいと言うか……。
……貴方は、今更になって何を言っているのだろう。
虚弱の側に立って考えるだけならば、恐らく行っても大丈夫だろう。
昨日は保健室行きではあったが、登校もしたようだから。飽くまで虚弱側の視点で感がた時の話である。
貴方は
1、虚弱の部屋に行く
2、校舎に行く
3、自由行動
↓2
1、虚弱の部屋に行く
貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現した。
虚弱「……お、おはよう……」
貴方「あ、おはようございます……さっき言いませんでしたっけ……?」
虚弱「あ、うん……言った」
貴方「……その、行きましょう?」
虚弱「うん……」
……やはり、ギクシャクしてしまう。
虚弱がそう言う対応をするから、貴方も影響を受けてしまうのだ。
どうにも、気が強くありたい物だが……難しい。
ああ、そう言えば、虚弱はいつに返事をくれるのだろう……。
そんな事を考えながら、貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておく
↓2
1、自由行動「実は俺……孕みっ子萌えなんだ」
……ここで自分の性的嗜好とか言ったら、絶対に嫌われちゃうだろうな。
しかしながらいつかは知られてしまう事だろうし、虚弱と誠実な付き合うをするつもりならば、正直に吐いた方が良い。
とは言え、言って良い事と悪い事、言うべき事と言わなくていい事と言うものがある。
貴方の嗜好は……間違いなく、悪い事で言わなくていい事だ。
と言うか、周囲に生徒がいる中でそんな事を言えるか!
冷静に考えたら、貴方は何をしようとしているのだろう……。
貴方は他に、虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
1、自由行動「虚弱と手を繋ぐ」
貴方は虚弱と手を……繋ぐ前に、確認をしておく。
貴方「虚弱さん……手を、繋いでも?」
虚弱「やだ」
まさかの即答である。しかも、普段のこの時間の虚弱からは想像できないほどはっきりと。
あまりにしっかりとした拒絶だったばかりに、貴方も思わずびっくりしてしまった。
虚弱「……あ、ごめん。え、なんだって……?」
そしてこの、実はよく聞こえていなかったと言うオチである。
恐らくは、色々集中できていなかったのだろう。今の虚弱は、複雑な心境のはずだ。
自分の隣には、自分の好意を示した男性がいて、その人はずっと傍にいて。
虚弱の貴方に対する感情は知り得ないが、それ次第では注意が散漫になっても仕方が無い。
条件反射的に何を口走ろうとも、仕方が無い。
しかしそれで口から出てきた言葉が「やだ」って……。
貴方「……その、ですから……手を繋いでも良いですかって……」
一度断られた手前もう一度言わなければならない貴方の気持ちたるや。
一応、傷心である。ああ やはり以前と今では対応が違ってしまうのだ、それもこんなにはっきりと。
……今、貴方の心は冷え切っているようだった。
虚弱「えっ……」
そして改めて聞いた時のこの対応は、またもや貴方の心に傷を付けた。
虚弱「……まって」
虚弱は貴方に時間を要求した。貴方の返答を聞く前に、何かを考え、しかし決めあぐねいているようだった。
難儀なのは、貴方だけではないのだ……それに気付いたのは良かったが、しかし貴方は傷だらけ。
暫くして、虚弱は顔を上げて、ぎこちなく言った。
虚弱「……うん、いい、よ」
同時に、貴方にそっと手を差し出す。
貴方「あ、はい……」
貴方は釣られるように、その手をそっと握った。
貴方の手に触れると、虚弱の手はぴくりと震える。
温かかった。今日は、やけに血が通っている気がする。
虚弱「……あったかい……」
貴方「そ、そうですね」
どうやら、やけに血が通っているのは貴方の手も同じのようだ。
貴方は他に、虚弱と何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もう満足
↓2
1、自由行動「虚弱の指を舐めまわす」
欲を言えば、虚弱の手を舐め回したい。
……まあ、できるわけがない。
他に誰もいなければ……お願いしたら、許してくれたら、いいな。
そんな事を考えながら、貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□
校舎に着いた貴方は、いつものように虚弱を保健室に連れていく……いこうとすると、虚弱に断られてしまった。
虚弱「今日は、良いから……教室、行って」
そう言って、虚弱は貴方から離れる。繋いだ手も、するりと抜けられてしまった。
貴方は
1、わかった
2、でも……
3、何故?
4、自由行動
↓2
2、でも……
貴方「でも……」
そう、すごすごと引き下がるわけにはいかないのだ。
虚弱は、無礼を承知で言うがいつ倒れるか分かった物ではない。
貴方が少し目を離しただけで、それでその途中に倒れてしまう事だって考えられる。
その時、虚弱の傍にいなかった事を後悔したくない。
その時、虚弱を助けられなかった事を想像したくない。
あと、単純に少しでも虚弱の傍にいたい。
食い下がる。理由など、ちゃちだろうがなんだろうが。
虚弱はそんな貴方を見て、眉を顰めるように困ったような顔をする。
虚弱「……——さん、遅刻、多いじゃん……」
貴方「うっ」
虚弱「……私の、所為でしょ?」
貴方「いえ、決してそんな事は」
虚弱「……私にも、——さんの事を、心配させてほしい」
……それは、ちょっとずるい言葉だと思う。
貴方は
1、「ずるい」
2、「わかった……」
3、「やだ」
4、自由行動
↓2
1、「ずるい」
貴方「ずるい……と、思います」
虚弱「……——さんだって、いつもそうやる」
貴方「ぐう」
確かに、貴方はいつも「心配だから」の理由一つによるごり押しで、虚弱に関わってきた。
それを、今、やり返されただけ。いや、やり返されたと言うのは変な話か。
虚弱も虚弱なりに責任を感じて、貴方を心配しているのも事実だろう。
貴方には、どうしようもない……だから、ずるいのだ。代わりにぐうの音も出ない。
虚弱は、小さく溜め息を吐くと、もう一度貴方に近寄って、貴方の手を握る。
虚弱「ね、お願い……」
追加でそう言われてしまうと、もはや貴方には手の出しようも無い。
貴方「……分かりました。だったら、気を付けてくださいね……?」
虚弱「うん……分かってる」
小さく頷き、虚弱はまた貴方から離れて、そのまま保健室の方へとのろのろと向かった。
おぼつかない足取りに、のんびりとした歩み。
思わず虚弱の方に歩み寄ってしまいそうな気持ちを抑えて、貴方は教室に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方が教室に着いた時、教室には既に貴方を除く生徒全員が登校してきていた。
時間を見ると、ギリギリだ。これでは、虚弱の言葉を否定できない。
あの問答が無ければもっと早かった、と言うのは言わないお約束だ。
貴方は肩を落としながらも、自分の席に向かい、鞄を置く。
そのまま、ホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは昼食を求めて食堂に向かう。
そう言えば、今日は金曜日。食堂では「週替わり定食」が販売されている。
今日はそれ目当てに食堂に向かう生徒が多いだろう。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
強いて言うなら、学院祭の背景を完成させるくらいだ。
とは言え、今できるのはその構図をざっくり決める程度だろう。
虚弱は……どうしているだろう。今日もお弁当を突いているのだろうか。
また昨日のように、変な拒絶をされたら、どうしよう……。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、背景絵製作
5、自由行動
↓2
4、背景絵製作
貴方は背景を作る事にした。
と言っても、できるのはその構図を決めるくらいだが……。
まあ、それが作れるのであればマシである。実際に使うかどうかは、またその時と言う事で。
貴方は鞄からいつものノート二号を取り出し、製作に取り掛かった。
……趣旨としては、ものすごく恐怖を煽る絵。貴方的にはSAN値を削り相手を殺す程の絵。
恐怖を煽るのは、難しい。まして、絵単体では難しすぎる。
自分で言いだした手前、今更辞めるわけにはいかないのだが……さてどうしたものか。
とりあえず、やらなければどうにもならない。
直後のレスのコンマで判定
一の位のコンマが高ければ高いほど怖い。「0」は「10」と言う扱い。
コンマ「8」
貴方が描いた絵のラフと言うかネームだが……まあ、貴方の個人的な意見だが、恐い方だ。
ただ、所詮素人のイラストと言うべきか、少しばかりわざとらしい。
それはシャーペンによる下書きに過ぎないからであって、実際に色を付けてみると別かもしれない。
……と言うか、和風の怖い背景絵って、ものすごく難しい。
貴方は、厄介な仕事を受け持ったものだと、大きな溜め息を吐いた。
まあ、これはこれで出来が良い。ノートに残して置くとしよう。
放課後、これを元に絵を描くかどうかを決めれば良いか。
ちょっとだけであるが、絵の練習にもなったし。
貴方はそんな事をしながら、お昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
別の背景絵の下書きを作るのも良いだろうが、10分程度では精度が落ちてしまうかもしれない。
それならばのんびり過ごした方が、放課後に余力を残す意味でも良さそうだ。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
怖い絵の練習
すみません、ちょっと席を離れていました。で、これなんすか?
人口流産剤なんて世の中あるんですね。でも学院にはありませんよ!
有効でない行動が選択されました。
安価は無効となります。
システムさん判断で安価下の>>82で進行します。
1、自由行動「怖い絵の練習」
貴方は怖い絵の練習をする事にした。
学院祭に向けて、少しでも腕とクオリティを上げておきたいものだ……。
まあ、一番良いのは、周囲の品質に合わせた絵を作る事だ。
絵が良くても周囲が駄目なら浮いてしまう。周囲が良すぎると絵が駄目ならそれもまた然り。
……それが難しいのだから、儘ならない物である。
そんな事を考えながら、貴方は鞄からいつものノート二号を取り出し、怖い絵の練習を始める。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭の準備に取り掛かる。
貴方たち小道具班であるが、貴方は他の人とは別の作業に取り掛かる。
もちろんそれは、背景絵を完成させる事だ。
一応、それの下地は作った。十分の出来だと思うし、他の人の評価も悪くはなかった。
だが、手を掛ければもっと良い物が作れる気がする……。
貴方は
1、作った下絵(8)で作る
2、下絵をもう一つ作る
3、自由行動
↓2
2、下絵をもう一つ作る
貴方は下絵をもう一つ作る事にした。候補はいくらあっても良い。
貴方は鞄からいつものノート二号を取り出し、製作に取り掛かる。
……しかしながら、恐怖の感覚がまるで分からない。
貴方と言う存在は原初を辿ればそれに通ずる。なんたって、彼のアザトースの孫に当たる生き物なのだから。
ただそうなだけで、さっぱりな物はさっぱりである。嗚呼もどかしい。
虚弱「……なに、してるの?」
うんうんと唸っている貴方の背後から話しかけてくる誰か。
声で気付けたが、貴方は思わず振り返る。そこにいたのは、間違いなく虚弱だった。
虚弱は後ろから、ノートに影を落とさないようにしながら覗き込んでいたのだ。
貴方「虚弱、さん」
虚弱「絵?」
貴方「あ、はい……小道具を作る役割に回ったのですが……考えてみたら私、不器用なので」
貴方「背景の製作を名乗り出て、こうして任されたのです」
貴方「……それで、虚弱さんはどうして……?」
虚弱「ん? いや、ほら……一応、私もクラスの一員だから。手伝おうかなと思って」
虚弱「でも、私、役割を決める時にいなかったから、無いんだよね、仕事」
虚弱「で、——さんを見つけたから、手伝おうと思ったんだけど……」
そこで一度言葉を止めて、虚弱は貴方のノートを見る。
それから、頭をポリポリと掻くような仕草をしてから、誤魔化すように笑う。
虚弱「……ごめん、私もさっぱり」
貴方「う、うーん……」
とりあえず、現段階では虚弱の助力は得られなさそうだ。
貴方は虚弱に見られながら、恐怖を煽る絵の下地を作っていく……。
直後のレスのコンマで判定
一の位のコンマが高ければ高いほど怖い。「0」は「10」と言う扱い。
コンマ「2」
貴方「……あ」
虚弱「どしたの?」
貴方「……これ、怖いですか?」
虚弱「ぜんぜん」
虚弱は首を振って、まるで誤魔化す素振りも無く答えた。
貴方「そりゃそーですよねえ……」
先ず、恐怖と言う概念の話どころではない。
これは、なに? というそんな次元だ。
まるで纏まりも無く、まるで意図も見出せず、まるで……。
とにかく、恐怖とは程遠い。
虚弱「恐怖が何たるかと言うのを疑うよね」
貴方「追い打ち、止めてください」
虚弱「あ、ごめん」
……まあ、一応この下絵は取っておこう。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった気がする。
結局、今日はあまり貴方の作業が進まなかった……。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
あの後、貴方は虚弱と一緒に下校した。
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/10・月:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/11・火:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/ 9・日:終了)
↓2
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
進行中に言おうと思っていたのに忘れていました。
休日でも、自分の教室に行けば学院祭の準備が可能です。必要な物は全部置いてあります。
次の再開は6月25日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
まあ主人公の前に誰かが既に来ていたと考えてくださいな。細かいこたー都合の良い方向に進ませます。
こんばんは、システムさんです。
直後のレスで天気判定
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/10・月:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/11・火:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1、↓3の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
5番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
5番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/14(土)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、部屋を出る前に虚弱の部屋に行って良いものかどうかを考える。
虚弱の対応を見る限り、もうそれほど遠慮をしなくても良いとは思うが……。
貴方は
1、虚弱の部屋に行く
2、やめておく
3、自由行動
↓2
1、虚弱の部屋に行く
貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……お、はよう」
躊躇いがちに言って、虚弱はいそいそと部屋から出る。
その間、貴方と視線を合わせようとしないのは……。
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……うん。ご飯、だよね……」
貴方「はい。そのつもりでした」
虚弱「じゃあ……」
部屋の鍵を掛けて、虚弱は貴方の方へと振り向く。
下唇を噛み何かを堪えているような顔をしていた。
それを見て、よもや貴方がまたやらかしたのかと不安になるのも一瞬の事。
虚弱は一思いに、貴方の手を両手で掴んだ。
虚弱「……行こう」
虚弱の声は、まるで緊張で震えているようだった。
その顔には、ちょっとばかりの後悔が浮かんでいるように見える。
まるで何が起きているのか分からない状況だが……。
貴方がするべき事は、今すぐにでも状況を動かす事だと理解するのは、そう難しくない。
貴方「あ……はい。行きましょう」
貴方は虚弱と手を繋ぎながら、一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ昼食の時間になる事に気付く。
今日は休日だ、貴方は自由に過ごす事ができる。
休日であるが、校舎に行けば学院祭の準備を進める事ができるだろう。
一応、貴方の仕事は重要な物である。修正やら作り直しやらのハプニングを想定するなら、一日だって休むべきではない。
雨の日であるが、作業するのは屋内だ、大丈夫だろう。
貴方は食堂に向かっても良いし、部屋で過ごしても良い。
校舎に行って、学院祭の作業の続きをするのも良いだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、寝る
5、学院祭の準備を進める
6、自由行動
↓2
5、学院祭の準備を進める
貴方は学院祭の準備を進める事にした。
ところで、貴方の仕事は背景の製作である。
で、今の所背景の製作には取りかかっていない。
構図を決める段階でうんうん唸っているのだ。
下絵をもう一つ作るのであれば、自室でもできるので、わざわざ校舎に行く必要はない。
この下絵で行く、と言うのを決めたのであれば、校舎に向かっても良い。
貴方は
1、下絵A(8)で作る
2、下絵B(2)で作る
3、もう一つ下絵を作る
4、自由行動
↓2
1、下絵A(8)で作る
貴方は最初に作った下絵で作る事にした。
まあ、二つ目よりはマシだろう……実際にそれを見ながら、貴方は思う。
貴方は下絵を描いたノート二号を小脇に抱えて、傘を持って部屋を出た。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方の推測通り、休日であるにも関わらず教室には結構な数の生徒がいた。
雨である事、これと言って予定が無い事を合わせて、こうして作業に取り掛かる生徒が多いのだろう。
そのおかげで、わざわざ先生から教室の鍵を預かる必要が無いのはありがたい。
作業をしているクラスメイト達との挨拶を済ませて、貴方は作業に取り掛かった。
ある程度進んだが……この調子では、完成にはあと五回、六回で済めば良い方か。
他の生徒たちは背景を貴方に一任している。作業をするのは貴方一人と言う事だ。
何故? 小道具製作を任された誰一人として絵に自信が無いらしいからだ。
これで貴方も絵を描けなかったらどうするつもりなのだろう……まあ、みんなで頑張るのか。
他の生徒の作業が終われば、貴方の作業も手伝ってくれるだろう。
とりあえず作業をしていた貴方だが、そろそろ夕食の時間になる事に気付く。
空腹には勝てない、と言う様子で、食堂に向かう人も多い。
貴方は……まあ、頑張れば行けるだろう。
ただ、明日には外出の予定がある。今の内に、得られるエネルギーは欲しいものだ。
貴方は
1、作業を続ける
2、寮に戻る
3、自由行動
↓2
2、寮に戻る
今日の作業はこの辺で終了にして、貴方は寮に帰る事にした。
また明日……は難しそうだから、明後日の放課後の貴方に任せる事としよう
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻ってきた貴方は、とりあえずベッドに腰掛ける。
部屋に戻ってきたのは良いが、何をして過ごそう。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、寝る
5、自由行動
↓2
1、食堂に行く
貴方は食堂に行く事にした。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
普段と比べると、食堂にいる生徒の数が少ないように思えた。
夕食も食べずに、学院祭の準備に精を出しているのだろう。
食事を抜くのは感心しないが……懸ける情熱があるのは良い事だろう。
貴方には、いまいち関係の無い話だろうが。
そんな事を考えながら、夕食を受け取った貴方は適当な席を探す。
直後のレスのコンマで判定
358…虚弱 124…愛 679…男装 0…席を見つけた
コンマ「0」
貴方は無事、空いている席を発見した。
両手が塞がった状態でうろつくと言うのは、どうにも不安で仕方が無い。
こうしてあっさり見つかってくれるのは、とてもありがたい事なのだ。
貴方は一人で夕食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/10・月:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/11・火:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
↓2
1番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
ゲームを続行しますか?
続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(5分経過まで)
↓2 続行or続行しない
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 16(日)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
今日、貴方は外出する事ができるが、その前に虚弱を迎えに行かなければならない。
それを義務と錯覚しているのは、何か間違えている気がするが……まあいい。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん、おはよう」
貴方「はい、おはようございます……」
こうして、改めて貴方が迎えに来る事も慣れたのだろうか。
虚弱は以前と同じような様子で貴方に対応する。
何と言うか、ぎこちなさの中にある初々しさも良かったと言うか。
このように慣れられてしまうと少し寂しいような気もする。
そんな事を考えている間に、虚弱は部屋の鍵を掛けて、貴方へと歩み寄る。
それから、少し躊躇うように動きを止めて、しかしやっぱり貴方の手を握る。
虚弱「……行こ」
貴方「はい」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、いつの間にやら夕食の時間になっている事に気付く。
今日は休日だ、貴方は自由に過ごす事ができる。
そう言えば、今日、貴方は外出する事ができる。
何か用があったとしても、今の時間からならば十分に間に合うだろう。
休日であるが、校舎に行けば学院祭の準備を進める事ができるだろう。
貴方は食堂に向かっても良いし、部屋で過ごしても良い。
校舎に行って、学院祭の作業の続きをするのも良いだろう。
一度昼食を食べてから外出する事もできる。
その場合、出発の時間が必然的に遅れてしまうが、それは仕方が無い。
貴方は
1、外出する
2、昼食を食べてから外出する
3、部屋で過ごす
4、他の人の部屋に行く
5、寮の外に出る
6、学院祭の準備を進める
7、寝る
8、自由行動
↓2
1、外出する
貴方は今すぐ外出する事にした。
今日は幸い晴れているし、行動する分には問題無いだろう。
気候も程良く、良い外出になりそうだ。貴方の面倒臭がる心も、少しは誤魔化せる。
貴方は制服から私服に着替えて、必要な物を詰めた鞄を持って、部屋を出た。
□—————'□
|街 ・ 学院前|
□,—————□
とりあえず学院から出た貴方だが……貴方はどうして、外出しようと思ったのだろう?
1、愛の誕生日プレゼントを入手するため
2、水族館の下見
3、適当にぶらぶら
4、自由行動
↓2
1、愛の誕生日プレゼントを入手するため
そう、貴方は愛の誕生日に贈るプレゼントを入手する為に外出したのだ。
一応、先輩から聞いたアドバイスによると、本などを贈ると良いらしい。
それも「愛」の文字からは遠いような、普段愛が読まないような物を贈る。
……あまり具体的な話ではないが、まあ参考までにと考えれば良い案だ。
問題なのは、本と一口に言っても多すぎて話にならない事だが、それはそれ。
もしくは、本人の希望である今夏に発売した新作の成人向けゲーム……。
正直、今の貴方の身分を考えるのであれば、それだけは選択してはいけないだろう。
しかし、愛が一番喜んでくれそうなのは、それだ。
誕生日のプレゼントは、自分が贈りたい物を贈るべき、だったか。
愛の言葉を借りるなら、その通りに動けば良いのかもしれない。
……非常に、難しい!
貴方は
1、本をあさる
2、意を決して例のブツを買う
3、何か考える
4、自由行動
↓2
2、意を決して例のブツを買う
……まあ、下手に考えるより、分かっている物に手を伸ばした方が良いだろう。
たとえば変な物を買って、それで貴方が怒られるのは非常に嫌なのだ。
と言う事で、貴方はそう言うものが売っていそうなお店に向かう事にした。
正直、ああ言った場所には立ち寄りたくないが……。
□——————————□
|街 ・ ゲームショップ(萌)|
□——————————□
貴方が辿り着いたのは、如何にも愛が欲しがっているゲームが置いてありそうなお店。
日本全国にぽつぽつとチェーン展開しているお店らしく、貴方の地元でもこう言ったお店はあった。
俗に「アニメオタク」と十把一絡げで語られる人たちが訪れる場所だ。
言いたい事は色々あるが……入るしかあるまい。
貴方は一つ溜め息を吐いて、店内に入った。
休日の昼間と言う事もあってか、店内には人が多くいた。
眼鏡の装着率が異常に高いのは、恐らくテレビやパソコンの画面を近距離で見過ぎている所為だろう。
自堕落な生活をすると、まるで比例するかのように視力も落ちていってしまうのだ。
まあ、それはそう言った生活をしている人に限らず、日本に生きる現代人の宿命とも言えよう。
なんて、そんな事を言っている場合ではない。
……そもそも、愛が欲しがっているゲームってなんだっけ?
直後のレスのコンマで判定
123456…思い出す 7890…忘れた!
コンマ「9」
……いかん、忘れてしまった!
思えば、貴方がその情報を見たのは最初で最後の一度だけ。凡そ一ヶ月ほど前の事である。
愛だって本気で言っているとは思わなかったから、すっかり記憶の片隅に追いやってしまったのだ。
そのまま、ところてん方式でぽろんと。
憶えている方がおかしい、と思いたい。ああ、あの時真面目に情報を見ていれば良かった……!
後悔しても仕方が無い。
とりあえず、貴方は
1、諦めよう
2、店員に聞いてみよう
3、探そう
4、自由行動
↓2
1、諦めよう
貴方は、素直に諦める事にした。ここ、居心地悪いし……。
正直、学院の誰かに発見されて、変な噂をされてしまうのは嫌だ。
貴方は急いで、店の外に出た。
……さて、これで一つ潰えてしまったわけであるが。
愛へのプレゼント、ちゃんと用意できるのだろうか。
先行きが不安で仕方が無い。
そんな時、ピンと閃く。別に物で無くても良いのだ。
いや、物ではあるのだが、要するに食べ物なり飲み物なり。
愛の場合は、貴方にお茶を贈った。貴方も同じようにすれば良いのだ。
とは言え、お茶に関しては一日どころか百日千日の長があるだろう愛に対して、お茶っ葉を贈るのは大したチャレンジ。
だとすれば他の物になるわけだが、果たして……。
貴方は
1、本をあさる
2、何か考える
3、自由行動
↓2
2、何か考える「お茶に合うお菓子」
……お茶。と言えば……和菓子?
貴方の中には、そう言った印象がある。貴方だって意外と和菓子が好きなのだから。
そうだ、お茶と言えば和菓子である。和菓子を贈れば……。
しかしそれには少しばかり難がある。要するに食べ物だ。
食べ物と言うのは時を置けば痛んでしまう。
愛の誕生日は明日。一日のラグがある。その間に、味が落ちてしまうとも限らない。
繊細な和菓子となれば、一日の差だって馬鹿にできた物ではない。
かと言って、明日に買いに行く事は今更不可能だ。
外出許可だって取れないだろうし、そもそも学校だし……。
と、ここまで考えたがそれは貴方がイメージとして抱く和菓子に限った場合の話だ。
和菓子と一口に行っても、「もなか」や、なんか保存が効くのが色々ある。
また、和菓子以外にも、お茶に合うだろう菓子はいくらでもある。
貴方の趣味が先行して悩んでしまったが、それは贅沢をした場合の話なのだ。
さて、そうと決まればお菓子を買いに行くわけだが……。
貴方は
1、和菓子にしよう
2、駄菓子の詰め合わせにしよう
3、洋風のお菓子にしよう
4、自由行動
↓2
3、洋風のお菓子にしよう
貴方は洋風のお菓子にする事にした。
つまりは洋菓子……って、日本茶に合うのだろうか?
まあ、今時ならば日本茶に合うケーキやらなにやらあるだろう。
日本人はそう言う所を、自分好みに改造する事に長けている。
そんな希望的観測をしながら、貴方はそう言った物が置いてありそうなお店に向かった。
□——————□
|街 ・ 洋菓子店|
□——————□
洋菓子店に着いた貴方だが、売っている商品がさっぱり分からない。
ちなみにケーキ屋とは一線を画すお店のようだが、それもさっぱり意味が分からない。
洋菓子店って、ケーキ屋の事ではなかったのだろうか……。
それはさておき、貴方はしっかりと見た目で吟味する。
お茶に合いそうな物は、視覚情報も大事なのである。
たとえば日本茶とショートケーキが並んでいるとしよう。
揃ってセットだとして、美味しそうに見えるだろうか? 貴方には見えない。
たとえ実際に食べてみて、中々イケる風味だったとしても、「ああ、たぶん舌が麻痺しているのだ」としか思えない。
と言う事を考えると、幅がえらい狭くなりそうだが、それは仕方が無い事だろう。
保存についての説明も店員に尋ねて、そこから更にお茶に合いそうな物を絞る。
結局、ある程度までは絞れた為、ケチケチせずそれらを幾つか纏めて購入した。
これで、愛は喜んでくれるのだろうか……不安を覚えつつ、貴方は学院に戻った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
学院に戻った貴方は、購入したお菓子をそれぞれに適した保存環境下に置き、明日まで持ち堪える事を祈った。
店員にしっかりと聞いたため、恐らくは大丈夫だろうが……。
と言うか、この学院の寮って、生徒でも使える調理場があったらしい。
希望する生徒は、そこで自分のお弁当を作っても良いのだとか。
材料などは、寮で作る食材で余った物を分け与えてくれるそうだ。
なんでも、料理の腕を上げる為の教育の一環だとか。言ったもん勝ちな感じが尋常でない。
とは言え、そのおかげで貴方はお菓子を保存できるのだから、感謝はするべきだっただろう。
冷蔵庫を借りられたと言うのは、非常に心強い。
……思えば貴方って、この寮の事を殆ど知らないのだろう。
基本的には部屋と食堂を行き来し、その他学生寮受付に行くとか、購買に行くとか、その程度だ。
いつか、暇な時に探索するのも良いかもしれない。
さて、それはそれとして、部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ夕食の時間になる事に気付く。
貴方は食堂に向かっても良いし、部屋で過ごしてもいい。
寮の外に出て、ちょっとばかり散歩するのも良いだろう。
流石にこの時間になると、学院祭の準備を進めるのは難しいかもしれないが……。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学院祭の準備を進める
6、寝る
7、自由行動
↓2
3、他の人の部屋に行く「虚弱」
貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
念の為、いつの時間に行こう?
1、今すぐ
2、夕食の時間が終わってから
↓2
2、夕食の時間が終わってから
念の為、貴方は夕食の時間が終わってから行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「はあーい……。あ、——さん……」
貴方「こんばんは、虚弱さん。少し、良いですか?」
虚弱「うん……どうしたの?」
貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
1、自由行動「チェスで勝負する」
貴方「チェス、しませんか?」
貴方は「すぺとらせっと」を虚弱に見せるように持ち上げて、そう尋ねる。
虚弱「あっ……チェス、チェスね、うん、チェス」
一方虚弱、何か別の話が来ると思っていたようだ。
しかし実際に来るのはいつものチェスのお誘いで、面食らったというところか。
一体、貴方が何を言うと思っていたのだろう……虚弱が想定する事だろうから、貴方自身に関係のある事だと思うが。
虚弱「……うーん。ちょっと、今は、やめておく」
そして、断られてしまった。
普段と言うか、今まではあっさり了承してくれていただけに、ちょっと意外だった。
しかしながら、虚弱にだって予定と言うものがある。
夜に予定って何があるのか、と普通なら考える所だが、虚弱は深夜に散歩をするのだ。
今日は虚弱の調子があまり良くなくて、貴方に付き合っていると体力を消耗するとか。
気分的に、今日は何のしがらみも無く散歩したいからやめておくとか。
何にしたって平たく言えば貴方が拒まれている事には変わりないが、一応理由はあるのだ。
それが容易く思い浮かぶだけに、無理は言えない。
貴方「そうですか……残念です」
虚弱「ごめんね。じゃあ……——さん」
虚弱「おでこ」
貴方「え?」
虚弱「おでこ」
思わず聞き返しても、返ってくる言葉は同じだった。
虚弱は、「つい言っちゃったのかな?」と勘違いしてしまうほどに唐突に、そんな単語を言ったのだ。
それは。昔懐かし、虚弱が別れ際に、貴方に行った挨拶のような行為の要求。
次第に、心臓の鼓動が激しくなる。
貴方は
1、おでこを出す
2、にげる
3、自由行動
↓2
1、おでこを出す
貴方「あ、はい……」
はっとして、貴方はおもむろに額を晒し、虚弱に差し出す。
背中を少しばかり丸めて、虚弱の唇が届きやすくする。
虚弱「じゃあ、失礼して」
虚弱は一歩進み出て、貴方の頭を固定するように両の手を添える。
それから、少し背伸びをして、貴方の額に、軽くキスをした。
まるで一瞬の接触だった。
行為を済ませた虚弱は、背伸びを止めて、貴方の頭から手を離して、一歩後ろに下がる。
虚弱「おやすみ、——さん」
そして、何でも無いように、そう言った。
顔を上げて、虚弱の顔を見ると……これと言って変わりはない。耳が赤い程度だ。
貴方「は、い。おやすみなさい……」
虚弱「うん」
最後に虚弱は貴方に微笑みかけ、そして、部屋の中に戻って行った。
……いや、まだ、確定したわけではない。
だから、喜ぶのは勝手だが、まだ、抑えよう。
しかし、これは、事実上の……。
貴方は、額に手を添える。
相変わらず、虚弱のしっとりとした唇の感触が残るようだった。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。
それから、先ほどの事を思い出して、足をばたばたとさせる。
それに疲れた頃、そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
□—————□
|虚弱の部屋|
□—————□
扉を閉めた虚弱は、扉に寄りかかって、そのまま固まる。
暫くして、自分の唇に触れる。この部位には、あまり自信はない。
キスの感触は、他の人よりは劣るのではないかと思っている。虚弱の性格が自身を卑下する傾向にある事を除いても。
唇をなぞり、それから、扉を離れてベッドに向かう。
ベッドに腰掛けて、自分の部屋を見渡し、テーブルと椅子を見つめる。
了承していれば、今頃、ここで自分と彼はチェスをしていたのだろう。
それを幻視し、虚弱は頭を振る。立ち上がり、ベッドに向き直って、力の限りベッドにダイブする。
そのまま、虚弱はベッドに横たわる。
何かをしていないと、先ほどの事を思い出してしまいそうなのだ。
ちょっと気を抜けば、今だって。
虚弱「……やってしまったー……」
ぽつりと、虚弱は呟く。足を軽くバタバタとさせて、ベッドを叩く。
恐らく、アレで、自分の気持ちは伝わってしまっただろう。
だって久しぶりのキスだし。長い間やっていなかったし。
やらなくなったきっかけが、あの人が男だと知ったあの時だし。
今日やった理由だって、告白されてしまったからだし。
自分の心が筒抜けになっている気分だ。なんとももやもやして、普通ではいられない。
しかし、その対象があの人であると思うと、それほど悪い気分ではない。
虚弱「むふふ」
まあ、あの程度で終わるとは思ってほしくないものだ。
無言の肯定など趣味ではない。行為で代用など、主義ではない。
あの人にされた事、あの人にしてしまった事を考えたならば。
虚弱に許された返事の手段など、言葉にする以外にないのだ。
……と言うのは建前で、口で言わないとしっくりこないのである。
意外と——は、鈍い所があるのだから。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/11・火:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
↓2
2番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
日本茶に合う洋菓子ってあるんですかね?
システムさんは全体的に合わないと思っているのですが。
次の再開は6月26日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした 強引に押し倒さずに真面目に攻略した成果は出るのか(一周目はは8月に終わった)
誕生日プレゼントって一個だけ? 眼鏡の時かなんかに2つ用意できた気がしたんだけど
割と合うらしいな
>>175
あれは……まあ、恋人特権と言う事にしてください。
冷静に考えたら二つ三つ贈られたって迷惑ですし、優柔不断なのは嫌われる原因だと思いますし。
プログラム面での言い訳が欲しいのでしたら、怠惰だからと言う事で納得してください。
>>176
世界は広いですねー……と言うか、日本人って食えりゃ何でもいいのでしょうか。
逆に、日本茶は何にでも合う、と考えましょう。
こんばんは、システムさんです。
直後のレスで天気判定ほい
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
始める2:始めない0:思い出の部屋1
前回の続きから再開します。
2番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
2番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 17(月)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おあよう」
眠いのか、虚弱は少し舌足らず気味。それだけで、今日は元気そうだ。
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……噛んじゃった」
貴方「まあまあ、よくあります」
虚弱「……お腹、空いた」
貴方「では、行きましょう」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄と傘を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
もう虚弱の部屋に向かって良いのかどうかを悩む必要はない。
むしろ貴方が、今になっても緊張しているくらいだ。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄と傘を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました、行きましょう」
虚弱「うん……」
貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
今日の虚弱は比較的調子が良いらしく、教室で過ごすらしい。
貴方と虚弱が教室に着いた時、教室には既に殆どの生徒が登校してきていた。
時間を見ると、ちょっと危ない。貴方と虚弱は顔を見合わせて、ほっと一息吐く。
先生が来る前に自分たちの席に向かい、鞄を置いて、傘を机の隣に立て、座る。
そうして、ホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。授業が終わると同時に、虚弱は背伸びをして、眠たげに目を擦る。
ああ、やはりこの時間は眠いのだと、微笑ましく貴方は見つめていた。
その後虚弱は、鞄を漁り、何かを取り出すと……立ち上がって、教室を出ようとした。
……何処に行くのだろう? 貴方は
1、呼び止める
2、気にしない方が良いか
3、自由行動
↓2
2、気にしない方が良いか
まあ、気にしない方が良いだろう。
虚弱にだってやりたい事、予定、色々ある。
それに関して、貴方が一々介入するのはよろしくない。
と言うか、それについて怒られたばかりなので、ちょっと遠慮してしまう……。
この学院にいる間は安全だろうし、虚弱の調子も今朝の様子から考えても大丈夫。
貴方の心配が及ぶ程ではないと納得し、放っておく事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは昼食を求めて食堂に向かう。
学院祭への目標が決まったからか、昼食も食べずに作業に集中する生徒もいる。
今日は雨が降っている為に食堂に行く生徒が多いかと思ったが、そうでもないようだ。
今の貴方にこれと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
今日は愛の誕生日だ。一応、鞄の中には虚弱に贈るプレゼントを忍ばせている。
渡そうと思えばいつでも渡せるが……放課後になるとそうとも行かない。
実質的に、今か次の休み時間が最後になるだろう。
虚弱は鞄からお弁当箱を取り出し、もそもそと食べ始める。
背景製作の準備に取り掛かるのも良いが……それは放課後に任せれば良いだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、世界「愛」クラブに行く
4、銀鎖を探す
5、背景製作を進める
6、自由行動
↓2
「今日は愛の誕生日だ。一応、鞄の中には虚弱に贈るプレゼントを忍ばせている」まさかの虚弱
5、背景製作を進める
貴方は背景の製作を進める事にした。
とは言え、お昼休みを費やしたところで、ちょっと進められる程度だろう。
まあ、やらないよりかはマシである。
背景と言うからには、紙のサイズは巨大かつ膨大である。
また、先に描いた下絵通りに描けるとは限らない。よって、一度描いた下絵を紙の方に書き写す作業が必要なのだ。
一昨日はそれをして終わってしまった為、今日からようやく色付けに入る事ができる。
まったく以て、しんどい限りだ。
虚弱「……あ、もう作るの?」
作業に移った貴方を見て、お弁当を食べながら虚弱は尋ねる。
貴方「はい。思ったより、時間はありませんから。一日一時ですら惜しいものです」
虚弱「……手伝う?」
貴方「いえ。今はお昼ですから。なら、放課後にお願いします」
虚弱「……分かった、頑張る」
貴方「お願いします」
虚弱「——さんも、頑張って」
……そう言われてしまうと、張り切らずにはいられない。
貴方の能力、体力的に、虚弱の応援を貰っても作業効率に大した差はない。
しかし、喜びと言うのは持久力を上げる作用も認められるようなないような。
とにかく、貴方は背景製作を進めた。
これならば、今日から毎日、放課後に頑張るとして、あと五日ほどで終わるだろうか。
そんな事をして、貴方はお昼休みを過ごした。
>>199
いやほらもうメインヒロイン虚弱ですし虚弱ばっかりタイピングしてたから指が慣れちゃったと言いますか。
……ちょっと気付かずに>200をやったのですが、希望するなら再安価します。
↓1で このままor>>195の選択肢から選び直し(数字記入で)
3、世界「愛」クラブに行く
貴方は世界「愛」クラブに行く事にした。
□——————————————□
|学院校舎内・世界「愛」クラブ部室|
□——————————————□
特に何も考えずにここに来てしまったのだが、愛はお昼であってもいつもここにいるはずだ。
事実、部室の電気は点けられている。愛がここにいると言う証拠だろう。
貴方は部屋の扉を軽くノックして、反応を待つ。
愛「はあい、どうぞー」
やはり、愛ののんびりとした返事が聞こえてきた。
貴方はほっとしながら、扉を開けて部室に入る。
そして目に入る、雨の日名物炸裂した愛の頭髪。
どうにも、今日は炸裂具合に気合いが入っているように見える。炸裂具合ってなんだ。
貴方「お邪魔します、愛さん」
愛「おや、——さん。はい、どうぞ、座ってくださいな」
良く見ると、部室の真ん中に置かれている長机の上には、可愛らしく包装された小さな包みが幾つか置いてある。
恐らくは貴方の前に何人かが訪れ、誕生日をささやかに祝って、プレゼントを置いて行ったのだろう。
その数は中々に多く、教室でクラスメイトに渡されただろう数も合わせると相当になるはずだ。
愛の人柄を考えれば、納得できる量ではあるが。
愛「ちょっとお待ちください、お茶を今、用意しますから」
そう言って、愛は後ろの棚に仕舞ってあった湯呑を一つ取り出し、そこにお茶を注ぐ。
愛「そう言えば、今日はどんな御用でいらっしゃったのでしょう?」
貴方は愛に、何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、プレゼントを渡す
3、特に理由はない
↓2
2、プレゼントを渡す
貴方「愛さん、誕生日、おめでとうございます」
不意打ち気味に、貴方は愛にプレゼントを差し出す。
と言っても愛はそれが見えないだろうから、机の上に置いて、そっと愛の方へと寄せるだけだ。
愛「わお! これはこれは、ありがとうございますー!」
その顔は見えないが、喜んでいる事だけははっきりと分かった。
髪の毛の先っちょも、炸裂にめげずにぴょこんと跳ねたのだから、相当だ。
愛「他の方々も、——さんのように渡してくれたのですが……やはり、嬉しい物です」
貴方「ふふ。私のは、愛さんが好きな日本茶に合いそうな、洋菓子を用意しました」
愛「洋菓子? それは、珍しいー……」
貴方「愛さんの口に合うかは、分かりかねますが」
愛「いえ、とんでもないです。——さんが選んだ物でしたら、間違いないでしょう」
何処にその言葉を言うに値する根拠があるのか、果たして謎である。
しかしそれは【信頼】の証明であるような気がして、悪い気分ではない。
愛「うふふー……こう言う時、髪の毛の所為で前が見えなくて良かったと思います」
貴方「それは、どうして?」
愛「うっかりプレゼントを見るような事も無く、渡されるその時まで分からないからです!」
目の前が見えない事にそんな利点を見出すとは。
あまりに局地的過ぎて応用できないような気もするが……。
愛「ありがとうございます、——さん」
貴方「どういたしまして、愛さん」
そんな事をしながら、貴方はお昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
周囲を見ると、小道具班の何人かは、小道具の製作を進めている。
貴方もそれに倣いたい所だが、生憎貴方の役割は背景製作。
この短い時間では製作する為の準備を進めるだけで終わってしまう。
まあ、放課後に向けて体力温存、と言ったところか。
虚弱と言えば……特に何も無く、いつも通り机に突っ伏して横になっている。
眠っていると言う事はないだろうが、虚弱も体力を温存しているのだろう。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「窓の外を眺めながら背景のデザインを考える」
貴方はふと、窓の外を見つめる。
未だ雨は降り続けて、止む気配はない。放課後まで、ずっと続くだろう。
雨と言えば、比較的恐怖を煽るシチュエーションに使われる。
また、雨は比較的、人類にとっては災厄の前兆、もしくは災厄自体として見られる事が多い。
もしかしたら、雨に恐怖を煽る為の何かしらのヒントがあるのかもしれない。
と言っても、貴方は既に背景の製作を始めてしまっている。
手遅れと言うほどではないが、もう一度下絵を描き写さなければならない苦労を考えると……。
まあ、アイデアとして、一考の余地があるか。
もしかして、今の構図を越える物ができるかもしれない。
そう思い立ち、貴方は鞄からノート二号を取り出し、窓の外を眺めながら絵を描き始めた。
直後のレスのコンマで判定。
一の位のコンマが高ければ高いほど怖い。「0」は「10」と言う扱い。
コンマ「0」
……これは……なんか……もう……平たく言えば、原初に帰ったと言うか。
俗に、天才と馬鹿は紙一重と言う。才ある者と才の無い者の差は、ほんの小さな違いに過ぎない。
しかしながらその小さな差は、薄くも硬く、そして高い壁となって聳える。故に、天才は天才なのだ。
しかしながら、ひっくり返して言えば、馬鹿がちょっと間違っちゃうと天才の領域に踏み入れる事もあるのだ。
瞬間的にでも、たかが一瞬であっても、煌めきはそこにある。
また、小学生の頃に天才児やら何やらと囃し立てられた子は、どこにでもいるはずだ。
しかし時間が経つにつれ才能は薄れ……いや、本性を表し、凡才と成り果てる。
要するにちょっとばかり成長が早かっただけで、才能は他人とそう変わらないのだ。
だが、その時点での煌めきは、確かにそこにあった。
何が言いたいのかと言うと、これは正しく、ある意味ピカソ級だったあの頃の貴方が一歩間違えたらこうなる絵。
そう言うのが、一番、正しいだろう。
才能もへったくれも無く、ただ恐怖を煽る為だけにあるそれは……。
世に出すのも憚られる、呪いの絵に近しい物だった。
貴方は静かにノートを畳んで、鞄にしまった。
見なかった事にしよう。そして、今の絵で進めよう。
そう心に決めて、貴方は次の授業の準備を始めた。
……少しだけ、絵が上手くなったような気がする。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは一斉に、学院祭に向けての準備を進める。
貴方も周囲に遅れず、背景製作に取り掛かった。
虚弱「手伝う」
準備を進める貴方の隣で、虚弱はちょこんと座ってそう言った。
体育座りをする虚弱の姿が、なんとなく日本人形っぽく見えたが、気にしない事にしよう。
時間の都合で、虚弱にお化け役など難しいだろうし。
虚弱が自発的にそう言うのであれば、貴方に拒む理由はない。
もしかしたら、これが理由で虚弱がクラスに馴染めるかもしれない。
やっと、クラス全員で何かをすると言う事に、混ざれるかもしれないのだ。
貴方「そうですか? でしたら、色塗りを手伝ってください」
虚弱「分かった。……ここは何色、とか無いの?」
貴方「この構図に合った色を、塗ってください」
虚弱「そんなてきとーでいいの?」
貴方「では、深夜の日本人形展をイメージしながら描いてください」
虚弱「そんなの行った事ないけどなー……頑張る」
我ながら大雑把なアドバイスである。
しかしながら、多少腕が立ち、多少知識がある程度で、絵を描く事に関して貴方は素人である。
ここはどの色、あそこはどの色と貴方がとやかく言うより、それぞれの恐怖の感覚に任せた方がどうにでもなる。
それに塗りの違いは、場面が転換した事を暗喩する効果も期待できる。
また統一性の無い空間は精神に不安を与える作用も期待できそうな気もするので……。
あと、正直言って細かい指示が面倒だった。
怖そうな色、場所に合った色を作っている貴方の隣で、虚弱は筆を握ってじっと何かを考えている。
そして周囲をきょろきょろと見渡して、貴方のノート二号に目を付けた。
虚弱「……このノートとかに、書いてない?」
貴方「あっ、それは」
貴方が止める前に虚弱はノートを手に取り、パラパラとめくり……例の絵で手を止めた。
そしてぴたりと固まり、貴方が心配して声をかけようとしたその瞬間に、ぱたりとノートを閉じて、こう言った。
虚弱「ふ、ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう……」
貴方「……どうでした」
虚弱「なにこれ……」
貴方「……雨?」
そんな調子で、貴方と虚弱は背景の製作を進めた。
虚弱の手伝いもあり、あと五回ほどで、背景も完成しそうである。
そろそろ日が暮れてきた事だし、今日の所はこの辺で終わらせる事にした。
貴方「なかなか、進みましたね」
虚弱「いあいあ」
貴方「……気に入ったんですか、それ」
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と一緒に下校し、部屋に戻った貴方は、傘を置き、鞄を置いて、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/12・水:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
↓2
3番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
>>215でちょっと間違えました。
>虚弱の手伝いもあり、あと五回ほどで、背景も完成しそうである。
ここは
>虚弱の手伝いもあり、あと「四回」ほどで、背景も完成しそうである。
でした。計算ミスです。なんとなく、どう言う計算でやっているのかがバレた気がします。
次の再開は、6月27日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
□────────□
│■■|土|日|月|
|────────|
|午前| │ │○│ ○…自分のクラスで裏方
|────────|
|昼時| │ │ │
|────────|
|午後| │ │ │
□────────□
現在学院祭での主人公の予定はこんな感じ。
本当は役割を決める時に、希望する時間を選択してください、みたいな感じでおこうと思っていました。
でも作り終えた後で「このままじゃいらねーや」って事に気付いて、引っ込めました。
まあ、こうして使い道が見つかったのですから、良しとしますか。
学院祭での予定が増える度にここに記号が増えていくと思うので、まあ分かりやすいでしょう。
こんばんは、システムさんです。
それでは直後のレスで天気判定ほい
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
3番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
3番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 18(火)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん。おはよう……」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……変な、夢を見た……」
貴方「夢?」
虚弱からそのような事を語るとは珍しい。貴方は思わず尋ねた。
虚弱「……形容し難い、恐怖が……」
そこまで聞いて、貴方はピンときた。それは、ほぼ間違いなく、貴方の絵の所為だろう。
夢に見るとはよく言うが、まさか本当に見るとは……。
瞬間的な恐怖のみならず、多少ならば効果が持続するのだろう。
しかもその恐怖、貴方の起源に通じているのではないか?
貴方「……まあ、忘れましょう。悪い事は憶えていても仕方がありません」
虚弱「……そーする」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……じゃあ、行こうか」
そう言って、虚弱はさりげなく、手を差し出す。
貴方「はい、行きましょう」
貴方は少し驚いたが、喜んで、その手を取った。
貴方は虚弱と手を繋ぎながら、一緒に登校する事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「虚弱さんはホラーとか駄目な方?」
貴方「虚弱さんは、ホラーは駄目な方ですか?」
虚弱「うーん……駄目なのと、そうじゃないのがある……」
貴方「苦手なホラーと何とも無いホラーがあると言う事ですか?」
虚弱「うん……アメリカの、怪物とかが襲ってくるのは、平気……」
虚弱「何と言うか……ねえ。ちゃちいと言うか……」
虚弱「吸血鬼が出る奴とか……鼻水噴き出す……」
貴方「う、うーん……まあ、そうでしょうね」
もう少し表現を柔らかくできなかったものかと思うが、虚弱が貴方に気を許していると言う事で納得しよう。
つまり、自身が本物の怪物なのにびびってられるか、と言う話だろうか。
もしくは単純に、驚かすタイプのホラーに耐性があるのか。
虚弱「でも、日本のは……恐い。にじり寄ってくる感じが……」
貴方「あー……ジャパニーズホラーは、そこが特殊だと言われますよね」
虚弱「うん……後に響く怖いのは、ちょっと苦手……」
貴方「なるほど……話を纏めると、幽霊が苦手と言う事ですか?」
虚弱「まあ、そう言う事……」
どうやら虚弱は、幽霊の類が苦手らしい。
それから転じて、幽霊に関するホラーは苦手なようだ。
逆に、狼男やらグロいモンスターなどが出てくるホラーは大丈夫と。吸血鬼は大外れ。
虚弱「……——さんは、ホラーは苦手?」
貴方は、ホラーは駄目だっただろうか?
1、大丈夫
2、駄目
3、ちょいだめ
4、自由行動
↓2
1、大丈夫
貴方「いえ、大丈夫ですよ」
虚弱「……えー」
貴方「何ですか、その不満げな顔は……」
虚弱「だって……その顔でホラーが平気は、詐欺だと思う」
一体貴方はどんな顔に見られているのだろう。そんなにホラーが苦手そうだろうか。
裏を返せば気弱に見える、とも取れなくもない。ちょっと、へこむ。
貴方「そんな事言われても……大丈夫な物は大丈夫なのですから、仕方ありません」
貴方「それに、私も……虚弱さんと同じですから」
貴方の大本は、平たく言えば「恐怖」を司る神話体系だ。
人を発狂させる事においては他の神話を抜きん出ている、言わばキング・オブ・ホラー。
一応それに属する存在として、人間が作ったホラー話に一々ビビっていられない。
虚弱「……なんか、損だね、私たち……」
貴方「考え方次第だと思いますけれどね」
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□
校舎に着くと、虚弱は貴方から離れて、また一人で保健室に行こうとした。
虚弱「じゃあ、また、ここで……」
貴方「本当に、大丈夫ですか?」
虚弱「……いつまでも、——さんに頼ってばかりじゃ、いられないと思うから……」
ちょっと悲しい、巣立ちの宣言のようだった。
まるで子に旅立たれる親の気分だったのは、貴方の頭がおかしいからと言う事にしておく。
虚弱「頑張ってください……」
貴方「……分かりました」
貴方は虚弱と別れて、一人で教室に向かった。
まあ、これも学院祭が終わるまでの話だ。
それからは、また以前のように虚弱を保健室まで送れるはず。
それまで、この歯痒い気持ちを堪えれば良いのだ。
……できるだろうか、貴方に。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方が教室に着いた時、教室にはそれなりの数の生徒が登校してきていた。
時間を見ると、しかしホームルーム開始五分前。余裕が無いが、大丈夫なのだろうか。
……まあ、大丈夫か。このクラスの生徒だし。
そう思い、貴方は自分の席に向かって、鞄を置く。
それから席に座って、ホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
周囲の生徒たちは、この時間でできる限りの学院祭の準備をしている。
貴方が属する小道具班も、日本人形っぽい物の製作を頑張っているが、中々に難航している様子。
とは言え、貴方が知る限りは既に三体ほど作られている。
細かく見れば不出来な個所もそれはあるが、どうせ暗がりに設置するのだから関係ないのだ。
見た目だけでも日本人形らしきものを作れるのだから、意外とスペックの高い生徒たちだ。
貴方も準備を進めたい所だが……今の貴方にできる事は、実はこれと言ってない。
歯痒いものであるが、仕方が無い物と諦めて、別の事を考えよう。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノート二号を取り出し、ぱらぱらとページをめくる。
件の絵を見なかった事にして通り過ぎ、その次のページを開いて、置く。
……ちょっと透けて見えるが、気にしないようにしよう。
貴方はシャーペンを握り、絵の練習を始めた。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。お腹を空かせた生徒たちは、一斉に食堂に向かう。
腹が減っては戦はできぬ、と言う事で、今日は昼食を食べてから学院祭の準備を進める生徒が多いようだ。
今はまだ、お昼休みを費やすほど切羽詰まった状況ではない為、特に問題はないだろう。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱はどうしているだろうか。この時間ならば、お弁当を食べているはずだ。
大穴で眠っていると言うのもあるが、結構確立低め。
昼食と引き換えに学院祭の準備を進める事ができるだろう。
ただ、作業をする為の準備するのも撤去するのも時間が掛かるので、いまいち進まないかもしれない。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、鉢巻の所に行く
6、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
貴方が保健室に着いた時、保健の先生は席を外しているようだった。
仕方が無いので保健室内を見渡してみるが……虚弱の姿はない。
そしてベッドが一つ使用されている事から、虚弱は今、眠っていると見て間違いないだろう。
確率低い方の日だったらしい。まあ、時にはそんな日もある。
別に眠っているわけではなく、今日は余裕が無いから横になっているだけ、と言う可能性もある。
まあ、でも、ゆっくりさせてやる方が良いかもしれない。
貴方は
1、話しかける
2、教室に帰ろう
3、自由行動
↓2
2、教室に帰ろう
教室に帰ろう。虚弱が横になっているならば、どんな状況であれ話しかけるべきでない。
しかしそうなると、今朝のあの時、あの後、虚弱は大丈夫だったのか、気になってしまう。
そこまで気にすると、世の中ではストーカーと言われてしまうのだろうか。
そんな事を考えながら、貴方は教室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
生徒たちはやっぱり、僅かな時間を使ってでも学院祭の準備をしている。
いつ作業が難航するかも分からない以上、一分一秒でも惜しい、と言う状況なのだろう。
羨ましい奉仕精神だ。いや、自分の青春の為だから、奉仕ではないか。
それはそれとして、貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノート二号を取り出し、いつもとは反対側からページをめくる。
うっかり件のアレが目に入ったら、やる気が削がれると言うレベルではない。
我ながら、どえらい物を産みだした物である……。
そんな事を考えながら、貴方は絵の練習を始めた。
先ほどのページと同じ場所を使っているから、後ろが透けているが……さっさと消費してしまおう。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。ホームルームが終わった直後から、生徒たちは学院祭の準備を進める作業に取り掛かる。
貴方も遅れないように、背景製作の準備を進める。
そうしている間に、ふらっと虚弱が教室に訪れた。
貴方「あ、虚弱さん」
虚弱「お、頑張ってるう」
ちょっとご機嫌な様子なのか、虚弱は貴方に歩み寄り、傍でしゃがむ。
虚弱「あー……やっぱり、こっちで進めるんだ」
貴方「ええ。もう、これで作り始めちゃいましたから……」
虚弱「そーだよねえ。あと、あれ使うの、躊躇われるよね……」
貴方「ええ、まあ……」
そう話している間に準備は完了し、貴方はいよいよ背景製作に取り掛かる。
今日は、虚弱の調子がいまいちよろしくないそうで、邪魔にならないように見ているそうだ。
本人がそう言うなら、虚弱の精神衛生上にも、作業効率的にも、見ていてもらった方が良いだろう。
虚弱「がんばれー」
虚弱の、やる気を無くしちゃうような応援を受けながら、貴方は作業を進めた。
あと3回ほど、放課後に頑張れば、背景は完成するだろう。
先生3「みんなー、もう今日はこのくらいにしましょう」
そろそろ日が暮れてきた頃、教室に訪れた先生の言葉で、生徒たちは作業を中断させる。
貴方もそれに従い、片付けを始めた。
貴方「ふう……」
虚弱「お疲れ様でした」
ずっと見ていた虚弱も、片付けだけは足手まといにならないと判断したのか、それを手伝う。
貴方「はい……やはり一人だと、結構骨ですねー」
虚弱「でも、あとちょっとだよ」
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と一緒に下校し、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/13・木:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
↓2
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
もうちょっと続けられそうな気もしますけれどね。まあまあのんびりと。
次の再開は6月28日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
最近進撃の巨人安価スレが増えてきましたね。
もう放送から1クール経つわけですが、よくもまあぽんぽんとネタが思い付くものだと感嘆します。
それと同時に、これは安価スレが新たに立つ度にいつも思っている事なのですが……。
正直、SS速報を安価スレまみれにしている一因として、辞めたくなります。
ま、やめませんけどね! 少なくとも今回のエンディングに入るまでは。
そんなシステムさんです、こんばんは。
さて話長くなりましたが、直後のレスで天気判定よいそ
出来れば今回が終わっても辞めて欲しくないな
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 19(水)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはよー」
貴方「はい。おはようございます、虚弱さん。ご飯、食べませんか?」
虚弱「……うん、食べる」
そんな、お決まりと化した挨拶を済ませて、貴方と虚弱は一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
おせち料理では何が好き?
めちゃくちゃですわこりゃあ……。ンなもんただのスカトロ趣味のおっさんじゃないですか。
特に理由はありませんがシステムさん判断で、有効でない行動と判断されました。
安価は無効となります。
システムさん判断で安価上の>>271で進行します。下は同じクラスなので。
1、自由行動「おせち料理では何が好き?」
貴方「虚弱さんは、おせち料理の中では何が好き?」
虚弱「……突然だねえ」
確かに、我ながら唐突な質問だったと思う。
ただふと、おせちの事が頭に思い浮かんだのだ。正月にはまだ少し遠く、朝食のメニューもおせちとは程遠い。
まあ、そんな時もあるか。人間、一々行動に明確な理由など無いのだ。
虚弱「うーん……基本的に、全部空きだけど……強いて言うなら、黒豆かな」
貴方「黒豆。やっぱり、甘いからですか?」
虚弱「うん。栗金団もね、そうなんだけど……甘さの方向性では、黒豆の方が勝ち」
貴方「でも、おせちって基本的に甘いですよね」
虚弱「……太りそうだよね」
その悩み、実に女の子らしいが、貴方とはとんと無縁な話だった。
虚弱は、おせち料理の中では黒豆が一番好きらしい。
甘いから、と言う理由らしい。その他の味は……?
虚弱「じゃあ……——さんは?」
貴方はおせち料理の中で、何が一番好きだろうか?
1、自由行動
2、特に好きと言うものはない
↓2
伊達巻
正露丸を煮付けた物を料理と呼ぶのかどうかはそれとして、おせち料理に入っているのを見た事がありません。
それともアザーティ的には正露丸はお菓子みたいなものなのでしょうか。
その設定も面白いですが片親はクトゥルフ趣味の普通の人間なので、やっぱり食卓には出ないでしょう。
有効でない選択がされました。
安価は無効となります。
システムさん判断で安価下の>>279で進行します。
1、自由行動「伊達巻」
貴方「私はー……そうですね、伊達巻が好きです」
虚弱「伊達巻……なるほど。やっぱり、甘いから?」
貴方「ええ。私は、伊達巻が一番甘く感じますね。美味しいですし」
貴方「毎年正月におせち料理が出ると、伊達巻ばかり食べてしまって……父に怒られるんです」
貴方「『おれの分まで食うんじゃねー!』……って。それでも、食べてしまうんですけれどね」
虚弱「あはは……私は、そう言うの言われた事無いなあ……ちみちみ食べるから」
貴方「うーん、羨ましい限りです。まあ、私はもう少し、大人になるべきだとは思うのですが……」
貴方「伊達巻一つで親と争うって、後から振り返ると情けない物です……」
虚弱「……その前に、お父さんが大人にならないと駄目じゃない?」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました」
虚弱「はい……行きましょー……」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
……虚弱に流されるままに、手を繋ぎながら。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
今日の虚弱は比較的調子が良いらしく、教室で過ごすらしい。
貴方と虚弱が教室に着いた時、教室には既に貴方と虚弱除く生徒全員が登校してきていた。
時間を見ると、ちょっとギリギリである。すぐに先生が来るだろうから、貴方と虚弱は急いでそれぞれに席に向かう。
自分の席に着き、鞄を机の隣に掛ける。虚弱はそれから、当たり前のように机に突っ伏した。
あまりにも慣れた仕草で、貴方も見慣れているはずなのに、つい笑ってしまう。
そうして貴方は、ホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしていた貴方は、何をして時間を潰そうか考える。
とは言え、都合よく時間が潰せるものなど早々ない。
無理に何かをする必要もないのだ、のんびり過ごすのが一番良いだろう。
虚弱は……いつものように、机に体を預けている。
起きているのだろうが、話しかけない方が良いかもしれない。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノート二号を取り出し、貴方は絵の練習を始める。
……さっさと、このページを使いきってしまおう。
透けて見える後ろのページから、邪神を崇める声が聞こえてくるようだ。
今日の貴方は、別の意味で張り切って練習した。
直後のレスのコンマで判定
奇数で成功。偶数で失敗。
コンマ「9」
自分の作品に追い詰められたのか、今日はやけに筆が進んだ気がした。
しかしながら、これでようやく透けている恐怖とおさらばだ。
少しだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かったり、広場で寛いだり、校庭で遊んだり。
教室に残って、ちまちま学院祭の準備を進めている生徒もいる。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
貴方も学院祭の準備を進めても良いのだが……ちょっと、それの準備をするのに手間が掛かる。
あまり進まないような気もするし、今は止めておくべきだろう。
虚弱は、鞄からお弁当箱を取り出し、もそもそと食べ始めた。
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、自由行動
↓2
2、虚弱と話す
貴方は虚弱と話す事にした。
さて何を話そう?
1、自由行動
2、学院祭を一緒に回ろう
3、適当に話す
4、やっぱやめた
↓2
2、学院祭を一緒に回ろう
貴方「ねえ、虚弱さん」
虚弱「んー……?」
口をもごもごと動かしながら、虚弱は返事をする。
貴方「もしよければ、一緒に学院祭を回りませんか?」
虚弱「……んー」
虚弱は口を動かしながら、先ほどと同じ声を、ちょっと違う感じに出した。
考えながらご飯を噛み、飲み込み、虚弱は貴方を見つめる。
虚弱「……良いけど、いつが良い?」
あっさり、了承した。渋るものかと思っていたが、案外すんなりいくものだ。
さて、そうなるといつにしよう。
学院祭は三日。その内最終日の月曜の午前中は、貴方に予定がある。その時は駄目だ。
また、虚弱の調子の事を考えるならば、午前中は避けた方が良いだろう。
お昼時は、食事所が混むだろう代わりに、貴方のクラスのような出し物は空いているはずだ。
しかし、こう言ったお祭り事を楽しむのであれば、できるだけ早い方が良いかもしれない。
貴方は
□────────□
│■■|土|日|月|
|────────|
|午前| │ │○│ ○…お化け屋敷の裏方
|────────|
|昼時| │ │ │
|────────|
|午後| │ │ │
□────────□
以上の表から空いている場所を選択してください。複数選択化。
↓2
貴方「初日……土曜日のお昼と午後はどうですか?」
虚弱「うーん……連続、かあ……」
虚弱はお弁当箱を机に置き、腕を組んで考える。
流石に、連続で一緒に回るのは、虚弱の体力的に厳しかっただろうか……。
せめて二日に分けるとか、そう言う事を考えるべきだったかもしれない。
しかし、逐一合流しなければならない手間を虚弱に強いる事を考えると、それもどうだろう。
まあ、同じクラスなのだから合流は比較的楽だろうが。
虚弱は首を、凝りを解すようにぐるりと回してから、うーんと唸る。
虚弱「……分かった。いいよ」
貴方「……言った手前、ナンですけれど、大丈夫ですか?」
虚弱「……そこは、頑張る」
虚弱ははにかみ、それから、貴方の手をそっと触った。
虚弱「まあ、ほら……優先したい事って、あるから……」
貴方「あ……その、ありがとうございます」
これで、貴方は虚弱と一緒に学院祭を回る事ができる。
少し無理をさせてしまうかもしれないが……貴方が、サポートすればいいだろう。
【!】学院祭の時、【土曜日】の【お昼時】と【午後】に虚弱と一緒に学院祭を回る事になりました。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒にお昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしていた貴方は、何をして時間を潰そうか考える。
しかし今の貴方にできる事など限られている。放課後の為にのんびり過ごして、体力を温存したい物だ。
……って言うのは建前で、本当は何かをするのが面倒臭いだけ。
虚弱は、珍しく体を起こしている……と思えば、何やらノートに落書きをしている。
随分楽しそうだが、一体何を描いているのやら。また変なバケモンだったりして。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノート二号を取り出し、絵の練習を始めた。
虚弱「……あ」
貴方が絵の練習を始めたのに気付いたのか、虚弱はちょっと貴方の方へ寄って、ノートを覗き込む。
虚弱「……まともだ」
貴方「私が描く絵、どれもこれも「あんな」のじゃないですからね?」
そんな風に、虚弱と話しながら、絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭の準備を進める。
貴方も遅れないように、背景製作に取り掛かる。
虚弱「今日は、手伝う」
貴方「助かります。じゃあ、今日はこちらを……」
虚弱「はーい」
虚弱に少しだけ、負担にならないだろう程度の作業を任せる。
虚弱は絵心が無いように見えるが、こう言った絵を塗る作業は中々できるようだ。
絵が得意だの苦手だの一口に言っても、色々あるものである。
貴方は虚弱と役割を分担して、一緒に背景製作を進めた。
あと一回か二回ほどこの作業をすれば、一応背景は完成しそうだ。
ふと気付けば、そろそろ日が暮れてきた。
もう少しで夕食の時間になるし、先生の身回りも来る頃だ。
生徒たちは疲労した体を解しながら、片づけを始める。
虚弱「——さん、手際いいよねー」
貴方「我ながら驚きます」
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と一緒に下校し、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/14・金:終了)
↓2
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
やっぱり学院祭はデートに使わなきゃ勿体ないですよね。
本当は、みなさまから気付いてもらいたかったものですが……。
次の再開は、一日空けての6月30日を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
>>265,311
まあ、そういう時は製品版を乞うご期待、と言う事で。
発売日は未定ですが。嘘ですごめんなさい。
こんばんは、システムさんです。
辞める辞めないなんて話は縁起悪いので、もうやめてましょうか。ね?
では、直後のレスで天気判定
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
5番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
5番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 20(木)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはようございます」
貴方「はい、おはようございます」
虚弱はぺこりと軽いお辞儀をして、挨拶を済ます。
それから眠くなるようなゆったりとした動作で部屋を出て、鍵を掛ける。
虚弱「……じゃあ、行こうか」
貴方「はい、行きましょう」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「陥没乳首の美しさについてねっぷり語ろう」
……まあ、虚弱相手にする話ではないか。
食事中だし、他に人がいるし。
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「はあ……体が重い」
貴方「まあ、まあ。今日も、頑張りましょう」
虚弱「うん」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「人口流産剤の意味」
人工流産剤……だったか、そう言う物があると言う話を聞いた事がある。
平たく言えば、中絶をする為の薬だ。
基本的には強姦、もしくは障害児を妊娠してしまった時などに、任意的に使う事になるのだろう。
しかしながら、自らの不手際が原因で妊娠してしまった場合にも、それを使う女性も多い。
妊娠するつもりもなかったのに妊娠してしまった……避妊を怠っていた場合だ。
貴方は別に、それに対して怒りはしない。嘆きはするが。
何にせよ、命を弄んだ事実には変わりない。また母体にも悪影響を及ぼすのだから。
話がずれたが、その薬は、何のためにあるのか、と言う話。
を、虚弱に尋ねようかと、思った。思っただけで、やめた。
貴方は忘れていない。虚弱は、お嫁さんになる事が夢だった。
ちゃんと子供を持って、家庭を持つ事が夢だ。
なんとなく、そんな話をしてはいけないような気がした。
貴方「……難儀な物です」
虚弱「なにがー?」
貴方「いいえ……」
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
てかいつまで糞安価を採用するんだよ
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□
校舎に着くと、虚弱はそっと貴方から離れる。
虚弱「じゃあ、私はここで……」
もう三度目だが、まだまだ慣れない物である。
今生の別れのような辛さがる。なんとも、名残惜しい。
貴方「……本当に、送るくらい、だめですか?」
虚弱「……うん」
ちょっと躊躇って、虚弱はきっぱり言った。
優しい拒絶である。それだけに押す事ができず、貴方は口を閉ざすしかない。
こんな事ばかりでは、虚弱と恋人関係になったとしても、良い関係は築けない気がする。
相手の気持ちを推し量ったつもりで、すっとぼけた方向に進んでいる事はよくある話だ。
貴方「分かりました……」
しかしこの場でその話をしても、どうにもならない。
少なくとも、虚弱が落ち着ける場で、虚弱に余裕がある時でなければ……。
貴方は虚弱と別れて、一人で教室に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方が教室に着いた時、教室には既に殆どの生徒が登校してきていた。
時間を見ると、少し危ない。貴方は急いで、自分の席に向かう。
席に着いた貴方は、鞄を机の隣に引っ掛けて、ホームルームが始まるのを待った。
>>328
断る理由が見つからないからですね。問題無いじゃないですか、内容はクソでも。
正直言って嫌なら安価取ればいいですし、こっちだって取って欲しいですし。
そう言うのが嫌なら、申し訳ないですがこのスレから去ってもらうしかないですね……。
言っておきますが、システムさんだって頑張ってる事を理解してくださいよ!
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
たかだか十分足らずの休憩では何ができるか分かった物ではないが、まあ隣のクラスに行くくらいはできるだろう。
問題なのはそれが貴方にとって頗る面倒だと言う事だが……まあ、選択肢として一応。
貴方としては、何もせずに過ごしたい物だが……。
貴方は
1、自由行動
2、教室で過ごす
↓2
1、自由行動「他のクラスに行って、出し物が何か聞いてみる」
まあ、この時間を利用して、他のクラスに行って、学院祭の出し物が何かの聞くのも良いが……。
先に言った通り、正直めんどい。誰かに聞かなければならない手間を考えると、尚更。
やろうと思えば、この休み時間中に一学年全部の出し物を確認できるだろうが。
取り敢えず、どのクラスに行くか決めてからにしよう。
貴方は
1、一年生の
2、二年生の
3、三年生の
4、やーめた
↓2
2、二年生の
貴方は、二年生の出し物を確認する事にした。
時間の都合上、どれだけの教室を回れるだろうか……上手く知り合いに会えたなら良いが。
そう願いながら、貴方は重たい腰をよっこらしょと持ち上げ、教室を出た。
直後のレスのコンマで判定
123…全部のクラス聞けた 456…結構聞けた 789…あまり聞けなかった 0…めんどくなって帰ってきた
コンマ「2」
とりあえず、一通りのクラスの出し物を聞く事ができた。本気になりゃあこんなもんである。
実際は、すんなり知り合いに会う事ができた、と言うのが大きいだろう。
2-Aは紅茶専門の喫茶店を作るようだ。
紅茶と言う事で客層は絞られるだろうが、広く浅くするよりは良い、と言う事だろう。
道理で最近、どこかのクラスから心地良い紅茶の香りが漂ってくると思った。
2-Bは、教室内で小さな演劇をするらしい。その内容までは、もちろん教えてもらえなかった。
ただ、男装が属するクラスと言う事で、ある程度の想像ができるような気がする。
その他、映画の上映会、ミニゲームセンター、占い、まさかの案内所……。
それぞれの個性と言うか、文化祭らしさのあるめちゃくちゃなラインナップである。
どの日にどの出し物に回るか、決めるのも良いだろう。
まあ、その日その日の行き当たりばったりでも良い気もするが。
そう言えば、部活動での出し物はどうなっているのだろう。
貴方は部活動に参加していない為その事情は知らないが……。
基本的にはその部活動に則った出し物をするはずだから、内容を想像するのは容易いか。
気が向けば、そちらを確認しても良いかもしれない。
そんな事を考えながら、貴方は教室に戻った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。食堂に向かう生徒もいれば、学院祭の準備をちまちまと進める生徒もいる。
この辺りになってくるとピリピリした空気からの意見の衝突などもありそうな気もするが、それもなく。
方向性も、日本人形をそれらしく並べた後に、お化け役が日本人形に扮して出てくる、と言う事で決まったようだ。
衣装役も、作る衣装が通常と予備の二着で済むと喜んでいた。
後は、小道具係がどれだけ日本人形もどきを量産できるかにかかっているらしい。
背景製作を手伝う人は、哀しいかな少ない気がする。
さて、今の貴方にこれと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱は今、どうしているだろうか?
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、男装のところに行く
5、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
それから、虚弱の姿が見当たらなかったので、虚弱の事を尋ねてみると、どうやらベッドで横になっているらしい。
起きているかどうかは、分からないそうだ。
またこれである。本当に虚弱、大丈夫なのだろうか。
最近は教室に来る事が多いが、やはりそれは無理を押しているのではないだろうか。
その反動にこうして昼食を食べる余裕もないのならば……登校後のあの時間に、あんな問答なんてしている場合じゃないだろうに。
いや、それらは、今の所貴方の推測に過ぎない。
せめて虚弱自身に尋ねるまでは、確定するには気が早いだろう。
だとすれば、今は話しかけない方が良いかもしれない。
眠っているかもしれないのだから……。
貴方は
1、話しかける
2、やめておこう
3、自由行動
↓2
2、やめておこう
やはり、やめておこう。貴方の事で気を遣って、それで色々消耗したら申し訳ない。
貴方はこの場は諦めて、保健室を後にした。
やる事も無くなったので、優先度的に考えて昼食を食べて過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
先ほど、他のクラスまで出向いた所為……とは言わないが、ちょっと疲れた。
もう歩きたくない。ぐったりしたい。ちなみにこれはいつもの事で、実際はまるで疲れていない。
しかしやる事も無いのは本当なので、放課後に備えて体力を温存するのがいいだろう。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「男装に執事喫茶の誘いが来たか聞いてみる」
そう言えば、男装には執事喫茶の誘いが来たのだろうか。
貴方に来たくらいなのだから、男装に来ているのは勿論だろう。
もはやその時点で尋ねる意味は無いような気もする。めんどいし。
男装に会えるかどうかも分からない以上、無闇に出歩くのはちょっとイヤ。
貴方は
1、教室にいるだろう
2、そのへんにいるかも
3、やめたー
4、自由行動
↓2
1、教室にいるだろう
普段貴方は、どこで男装に会っているだろう。基本的には男装から来るか、教室か、食堂か。
とすれば、教室にいる可能性が高いはずである。それ以外は知らないだけだが。
まあ、隣の教室に行くくらいならば、屁でも無いか。
貴方は教室を出た。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-B|
□————————□
とりあえず男装の教室に着いた貴方だが、男装は……教室にいなかった。
しかし、貴方が見慣れた男装の取り巻きは教室にいる為、男装単独で教室を出ている事になる。
とすれば、ちょっと勿体ない事をしてしまったかもしれない。珍しく、男装と話せる機会だったと言うのに。
男装が取り巻き置いて行く程なのだから、それほどの用なのだろう。もしくはトイレ。
どちらにしても、取り巻きに居場所を尋ねて、それを貴方が追いかける……なんて事はできないか。
ちょっと話す程度ならば、ここで待っていても良いが、それは少しばかりかったるい。
残念だが、今は諦めよう。
貴方は大人しく教室に戻り、そこで過ごした。
なお、授業が始まってから暫くして、「取り巻きに尋ねれば同じ事だったかもしれない」と言う事に気付いた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭に向けての準備を始める。
貴方も遅れないように、背景製作の準備を始めた。
もう殆ど塗りも終わっている為、明日には完成する見込みだ。
念の為確認してみるが、変な塗りミスなどは見当たらない。流石貴方だ。
まあ、背景を作ったのは貴方だけではない。貴方に合わせた、虚弱の腕も称えるべきだろう。
虚弱のおかげで、作業が進んだ節もあるし。
虚弱「——さーん」
なんて事を考えていた貴方の背中に、突如圧し掛かってくるのは当然虚弱。
声は勿論、貴方の体に加わる重さからも判断は容易くあった。
貴方「おっと……もう、虚弱さん」
虚弱「はかどってますかー?」
貴方「今から始めようと言うところです。頭の上に顎を乗せないでください」
虚弱「いやあ……なんか、落ち着くんだよね」
貴方「……まったく」
虚弱「でも、邪魔したくないから、今はこのくらいで」
虚弱は貴方から離れ、しかし離れる際に軽く貴方の頬を名残惜しげに撫でた。
それから、いそいそと壁際によって、そこにそっと座りこむ。
虚弱「私はここで応援してる」
貴方「まあ、心強い」
貴方は虚弱に応援されながら、背景製作を進めた。
惜しくも少しだけ残してしまったが……まあ、明日に任せるとしよう。
先生3「みんなー、そろそろ時間だから、今日はもうおしまーい」
やる気を引っこ抜くような先生の言葉に、生徒たちは作業を中断して片付けを始める。
片付けだけは虚弱に手伝ってもらい、貴方も道具を片付ける。
虚弱「形になってきたねえ」
貴方「そうですね。我ながら、意外とできるものです」
虚弱「もうこれなら、アレ使わなくていいね」
貴方「……ちょっと、惜しい気もしますけれどね」
虚弱「いやいや、正気を保とう」
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と一緒に下校し、部屋に戻った貴方は、鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/15・土:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
↓2
1番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
ほじくり返すのは趣味ではないのですが、>>330について。
正直システムさんもうんざりしてるんですけどねえ……書いてある通り、採用しない理由が無いんですよ。腹立つ事に。
しかも採用しないと、自由行動の幅を狭めてしまうかもしれないので、それも嫌で……。
まあ、理由なんて漫画版ジーグよろしく「AOであるという理由だけで十分だ!」っつってもいいんですけどね。
我が儘ですがそれも嫌なんですよね。もう、贅沢言っていられる状況でないのは分かっているのですが。
まあ、それは後で考えます。次の再開は7月1日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
こんばんは、システムさんです。
一晩考えましたが、今後の事も考えてAOは完全に無視する事にしました。
そう言う事は本当に、心底嫌いなのですが、何しろ相手が相手ですし。客商売は客あってこそですし。
このスレに限らず他の所でもやるなっつってんのに中学生みたいな事繰り返している前科者ですからね。
まあ、それこそ前々からシステムさん自身が言っている通り、真面目になる方がアホらしいとも思いますが……。
とりあえず、今後末尾AOは安価下で進行したいと思います。
って、言っとけば今後来ないと思います。たぶん。
辛気臭い話はこのくらいにして、直後のレスで天気判定
マジかよ……何も末尾AOはクソAOだけじゃないのに
>>366
そう言う事言われるとお腹痛くなっちゃうのでやめてください。
別に、衆人環視の状況で浣腸だとか暇な時に正露丸食ったりする、なんて無茶を言わなきゃあ……こっちだって。
そんな事を言うのがAOばかりだからって言うだけで、まともなら普通に進行します。
こちらもこちらで、郷に入っては郷に従えと言う事で超ルール展開すれば良いだけの話なのですが。
その結果、自由行動の幅を狭めてしまうのではないかと言う事を恐れているのです。
したら今度は変な安価ばかり出す人があばれはっちゃくで、ああ言えばこう言う状況じゃないですか。
まあ、それも覚悟で、続けちゃっても良いんですけどね。それはそれでこちらの精神が持ちません。
儘なりませんよ、ほんと……。
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
1番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
1番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 21(金)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
気付けば、学院祭まであと一週間。思ったより余裕が無いものだ。
しかし貴方の仕事は今日で完了する予定だから、気楽な物である。
もうちょっと上手く事を運べば、予備の背景も作れたのかもしれないが……それは贅沢と言うものか。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……おはよう、——さん」
貴方「はい。おはようございます、虚弱さん」
無事、虚弱と合流した貴方は、虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「世界3大珍味って食べたことある?」
貴方「虚弱さんは、世界三大珍味って食べた事がありますか?」
虚弱「……あるもなにも、ここ、たまに出てくるじゃん」
貴方「えっ」
思わぬ事実に、貴方は驚き、今出されている朝食を見つめる。
残念ながら今朝の食事には珍味と呼ばれるそれらは入っていないようだ。
しかし、普段自分が何気なく食べているこの食事に、そのような高級食材が入っているだなんて……。
虚弱「まあ、気付かないのも無理はない……自然に隠されてるから」
貴方「なんでまた、そんな変な事を」
虚弱「さあ……高い物を高い物と意識するのは、貧乏みたいでよろしくないんじゃないかな……」
虚弱「あと、ちょっと洒落た感じにした方が、金持ちっぽいとか……」
虚弱の意見は、どちらかと言えば平民か貧民の視点から出る物のような気がする。
一応、虚弱の家もそれなりに裕福なはずなのだが……。
貴方「そうでしょうか……でも、せっかくならそれ単体でちゃんと食べたいですよね」
虚弱「……どうせ味無いから、同じ事だと思う」
貴方「はあ……」
高級食材も形無しの一言である。
しかし高級食材と言っても、フカヒレなどは味が無い、ゴムのようだと言う話をよく聞く。
それでも三大珍味に味が無いと言うのは聞いた事がないので、虚弱はきっと別の物を食べていたのだと思う。
それとも、飽くまで所詮は卵と茸と肝臓だと認識しているのだろうか?
まさかとは思うが、それはそれで何かと損しているような気がする。
貴方「ここ、本当にお嬢様が通う場所だったんですね……」
虚弱「……いるのは、お金持ちに限らないみたいだけどね」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました。行きましょう」
虚弱「うん……」
虚弱は頷き、貴方の手を取ろうとして、その動きを止める。
何かを考えているのか、とりあえず虚弱が動くのを待っていた貴方。
虚弱「……エスコート、お願いします」
少しの間を置いて、虚弱はそう言って、貴方の手を取った。
また、虚弱の気まぐれだろうか。貴方はくすりと笑い、それらしく頭を垂れた。
貴方「僭越ながら」
朝っぱらからそんな小芝居をしながら、貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 入口|
□————————□
校舎に着いた貴方と虚弱。虚弱はやっぱり、貴方から静かに離れた。
虚弱「じゃあ、ここまでで良いから……」
貴方「分かりました……」
欲を言えば、最後までエスコートをさせて欲しかった。
しかし、ここで食い下がってもくどいと言うものだろう。
貴方「では、気を付けて」
虚弱「うん」
貴方は虚弱と別れて教室に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方が教室に着いた時、教室には既に貴方と虚弱を除く生徒全員が登校してきていた。
時間的にもあまり余裕はないので、妥当と言うところだろう。
騒がしい生徒たちと挨拶を交わしながら、貴方は自分の席に座り、鞄を隣に掛ける。
そうして、ホームルームが始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
まあ、のんびりしながら過ごすのが一番良いだろう。貴方的には。
どうせできる事もするべき事も無いのだからたまには何かに気を囚われる事無く体を休めたい。
……と言うのは、明日が休日なのだから、そっちに回せば良いだけの話か。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノート二号を取り出し、貴方は絵の練習を始める。
そう言えば、背景製作の最中も実質的に絵を描いていたからか、少しばかり腕が上達したような、していないような。
恐怖を表現するためのコツを何気なく掴んだような、掴んでいないような。
なんとなく、そんな気がする。実際どうかは、貴方にも分からないが。
そんな事を考えながら、貴方は絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。食堂に向かう生徒もいれば、教室に残って学院祭の準備をする生徒もいる。
そう言えば、今日は金曜日。食堂では「週替わり定食」が販売されている。
それを目当てにして、食堂に行く生徒は多いだろう。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱はどうしているだろう。また、ベッドで横になっているのだろうか。
ここ一週間、虚弱が保健室に行く時に貴方が虚弱を尋ねても、虚弱はそうしている事が多かった。
今日もそうだとは限らないだろうがその原因を貴方なりに推察すると……。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、教室で過ごす(つまり何もしない)
4、自由行動
↓2
1、食堂に行く
貴方は食堂に行く事にした。
食堂では週替わり定食が販売されているが……どうしようか。
貴方としてはどちらでも良いのだが、悪い物でなければ食べてみたい物である。
しかし、他にも居るだろう生徒を押し退けて手に入れる、と言うのは趣味ではない……。
貴方は
1、買う(選択された場合、同時に安価先のレスのコンマで判定。3579…成功 124680…失敗)
2、いらない
↓2
1、買う コンマ「4」
貴方は週替わり定食を購入する事にした。
物は試しと言うし、たまには良いだろう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 食堂|
□————————□
食堂に着いた貴方は、並ぶ生徒の列に加わり、自分の番が来るのを待った。
しかし、残念ながら週替わり定食は貴方の遥か前方で売り切れてしまった。
並ぶ前から、貴方の前にいる生徒の数でなんとなく分かっていた事だが……期待していただけに、肩を落とした。
仕方が無いので、貴方は気分的に美味しそうだった五目ラーメンを注文して、適当な席を探す。
直後のレスのコンマで判定。
27…銀鎖 158…男装 46…鉢巻 390…無事席を発見
こんま「8」
貴方は、珍しく一人で昼食を食べている男装を発見した。
周囲に邪魔者……もとい貴方を妨害する人がいないのは幸いだ。
男装が一人と言うのは貴重だし、貴方は男装に話しかけようとする。
しかしその直前に、貴方は考える。
取り巻きがいない、という状況は……少し、怪しい。
男装が何かを言わない限り、そう言う事はありえないのだから。
もしかしたら、男装は今、一人になりたいのかもしれない。
何があったのかは知らないが……と言うか、貴方の想像に過ぎないが。
そう思うと、男装の背中がどこか寂しげに、そうとしか見えなくなる。
貴方は
1、やめておこう
2、話しかける
3、自由行動
↓2
1、やめておこう
……やめておこう。事情が何であれ、男装が一人でいるのは異常である。
異常とは即ち、首を突っ込んだら面倒臭いと言う事である。ほぼイコールである。
貴方が助けになれるとも限らないし、今は、一人にさせておくべきのはずだ。
貴方は男装の背中に応援の念を送ってから、その場を静かに離れた。
その後、貴方は空いている席を発見し、一人で昼食を食べた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
昼食を食べたおかげでエネルギーが確保できたが、代わりにちょっと眠くなってきた。
特に食後の英語の授業など、眠くなって当然である。
今の内に目を覚ました方が良いかもしれない。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
頭を活性化させれば、自然に目も覚めてくるはずだ。そうだと思いたい。
貴方が用意できる覚醒手段が、絵の練習をするくらいしかないのは、少し問題かもしれない。
慣れた作業は、脳に対する刺激が少ない。逆に、眠気が加速されてしまうかもしれないのだ。
まあ、これで目が覚めれば御の字というだけで、その効果は期待していない。
貴方は鞄からいつものノート二号を取り出し、絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
ちなみに目が覚めたかどうかと言うと、ほぼ変わらずであった。悪化しないだけ良しとする。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭に向けての準備に、ラストスパートをかける。
気付けば一週間しかないのだ、そりゃあ焦ると言うもの。
クラスの様子を見るに、材料追加の必要はなさそうである。
貴方も他の生徒に合わせて、背景製作の準備を始める。
そうしていると、教室にふらっと虚弱が現れた。
虚弱は教室をきょろきょろと見渡し、貴方を発見すると、真っ直ぐに貴方へと近寄ってきた。
虚弱「今からやるの?」
貴方の傍に立ち、準備の様子を見ながら、虚弱は尋ねた。
貴方「ええ。今日中に、終わりそうですから」
虚弱「じゃあ、手伝う」
貴方「大丈夫なんですか?」
虚弱「たぶん……」
傍に置いてあった絵の具筆を一本手に取り、それを見つめながら、虚弱は不安げに答える。
不安ならば、頼むから貴方の為にも休んでいてくれと思う。
しかし、折角虚弱が貴方の為にやる気を出していてくれているのだから、任せても良いだろう。
貴方は虚弱と一緒に背景の仕上げを行った。
貴方「……できた」
虚弱「おー……」
*1「あ、できましたかっ?」
*2「むむ、これは中々、良い出来だ」
*3「これならば、背景として充分に活躍してくれそうですね」
*4「あ、こんなところにも日本人形が……」
完成した背景は、中々に高評価を得られた。
ここで不評をくらっても、時間の関係でもう一度作れそうになかったので、内心ほっとした。
貴方「やりましたね、虚弱さん」
虚弱「いえーい」
その後、貴方は他の生徒の仕事を手伝おうとしたが、残っている仕事が細々した器用さ依存の物ばかりだったので、諦めた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と一緒に下校し、部屋に戻った貴方は、鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/16・日:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
↓2
2番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
ゲームを続行しますか?
続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(5分経過まで)
↓2 続行or続行しない
□—————□
|貴方の部屋| 10/22(土)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、それを心がけて虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……眠い」
虚弱は何度も目をしばしばと瞬かせて、目を擦る。
貴方「寝不足ですか?」
虚弱「ううん……眠いだけ」
それを寝不足、と言うのではないのだろうか。
まあ、虚弱は昨日普通に寝て、今朝も普通に起きて、その上で眠いのだろう。
貴方「じゃあ、ご飯やめます?」
虚弱「食べる……」
貴方「では、行きましょう」
虚弱「ん」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「好きな鍋料理とかある?」
貴方「虚弱さんは、好きな鍋料理はありますか?」
虚弱「……なべ、りょう、りぃ」
虚弱「うーん……」
虚弱「そうだなあ……」
虚弱は首を捻ったり、目を閉じて天を仰いだりして、答えを捻り出そうとする。
悩み方からして、恐らく好きな鍋料理が複数あるのだと思われる。
まさかこの反応で鍋を知らん、なんて事は無いだろう。
もしくは、鍋は知っているが、まともに食べた物が少ないのかもしれない。
虚弱は小食で、食べられる物もそれほど多くない。味わう余裕が無い事もしばしばだろう。
そう考えると、この質問は失敗だったような気がしないでも無い。
虚弱「むーううん……鍋料理って、何がある?」
貴方「あ、そっちですか……」
虚弱「え?」
貴方「いえ。鍋と言えば、すき焼きやらぼたん鍋やら、しゃぶしゃぶやらキムチ鍋やら……あるじゃないですか」
虚弱「あー、そうか……そう言うのも鍋かあ」
虚弱「……この具材が好きって言うのは、あるんだけど、鍋は……」
貴方「じゃあ、具でも良いです」
虚弱「なら……お豆腐」
お年寄りじゃあないんだから。
貴方「湯豆腐、というやつですか?」
虚弱「あっ、湯豆腐……。そっか、それもあったね……じゃあ、湯豆腐」
どうやら虚弱は、これと言って好きなお鍋料理は無いようだ。
強いて言うなら湯豆腐で、はっきり言うなら鍋に入っている豆腐が好きなようだ。
虚弱「……じゃあ、——さんは、どんなお鍋が好き?」
貴方はどんな鍋料理が好きだろうか?
1、自由行動(理由もあれば)
2、これと言って無い
↓2
1、自由行動「鴨鍋さ。めったに食べられないからな」
貴方「私は、そうですねー……鴨鍋でしょうか」
虚弱「鴨鍋……? 鴨南蛮……?」
貴方「それはお蕎麦ですね。アレです、カモがネギを背負って一緒に煮込まれると鴨鍋になります」
虚弱「言い方……」
貴方「ンンッ。お勧めですよ、意外と。鴨肉は食べ応えもそこそこありますし、栄養もありますし」
貴方「まあ、私の家では滅多に食べられないのですが……残念ながら」
虚弱「……分かった、今年の冬は食べてみる」
こんな早い段階から、虚弱が冬休みに一時帰宅する事が分かってしまった。
まだまだ先である事は分かっているのだが、今の内から少し寂しく思えてしまう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ昼食の時間になる事に気付く。
今日は休日だ、貴方は自由に過ごす事ができる。
休日であるが、校舎に行けば学院祭の準備を進める事ができるだろう。
もっとも、貴方の仕事は終わった為、できる事は手伝いくらいである。
そして、残っている仕事は衣装製作や日本人形量産など、手先に依存する物ばかり。
……邪魔にならないように、やめておこう。うん。
貴方は食堂に向かっても良いし、部屋で過ごしても良い。
寮の外に出て、気分転換に散歩をするのも良いかもしれない。
校舎に行って、学院祭の作業の続きをするのも良いだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、学院祭の準備を進める
7、寝る
8、自由行動
↓2
7、寝る
貴方は昼寝する事にした。
ここ最近、放課後に貴方は珍しく頑張っている。
その所為か、少し体に疲れが溜まっているようにも思える。
まあ、当日までの放課後、貴方は実質的にもうお役御免である。
強いて言うなら、配置に付いて相談をするくらいしかない。
だとしても、体を休めておくのは悪い事ではない。
貴方はベッドに倒れ込み、眠気に飲まれるのをじっと待った。
貴方が目を覚ました時、昼下がりのやや夕暮れに近い頃。
日差しは傾き、空はやや赤みがかる頃だった。
意識してみると、日が落ちるのが早くなってきたのが分かる。
微妙な変化に気付き、風情を感じながら、貴方は部屋で過ごしていた。
その内に、いつの間にか夕食の時間になっている事に気付いた。
流石に、この時間に校舎に向かっても、誰も学院祭の準備をしていないだろう。
貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
寮の外に出て、夜風に当たりながらの散歩をするのも良いかもしれない。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、自由行動
↓2
1、食堂に行く
貴方は食堂に行く事にした。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
普段と比べると、食堂にいる生徒の数が少ないように思えた。
夕食も食べずに、学院祭の準備に精を出しているのだろう。
これならば、貴方も教室に行っておけば……と思ったが、貴方に仕事は無いので関係なかった。
そんな事を考えながら、夕食を受け取った貴方は適当な席を探す。
直後のレスのコンマで判定
789…虚弱 123…愛 459…男装 0…席を見つけた
s
すみません。なんか9が二つありましたね。本当は以下の通りでした。でも問題無いので>>419で進行します。
678…虚弱 123…愛 459…男装 0…席を見つけた
コンマ「7」
席を探していると、貴方は既に食事を始めている虚弱を発見した。
貴方「あ、虚弱さん」
虚弱「ん? あ、——さん」
貴方「先に、来ていたんですね」
虚弱「うん、まあ……まあ、座る?」
貴方「では、失礼します」
貴方は虚弱の隣に座り、一緒に夕食を食べる事にした。
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
習い事とか何かしてた?
聞いたことあったっけ……?
探してみましたが、無いですね……システムさんも聞かれたような気もしますが。
とりあえず、それで進行します。
1、自由行動「習い事とか何かしてた?」
貴方「虚弱さんは、習い事は何かしていましたか?」
虚弱「してなーい」
虚弱はあっけらかんとした調子で、すぐに答えた。
虚弱「学校終わったらすぐ、家に帰ってた。冗談抜きで命懸けだったから」
貴方「あー……」
虚弱「あと、興味が無かったんだよね。恥ずかしながら、荒んでた時期があったから」
貴方「す、荒んでいた……」
虚弱「うん。不良とかじゃあ、ないよ? 悲観的になってた事があるんだ。刹那主義みたいだった」
貴方「う、うーん……」
虚弱の言葉一つ一つが、冗談めかして言われている癖に、まるで笑えない。
特に荒んでいたと言う話など、笑えたとしても渇いた笑いしか出ないだろう。
虚弱「——さんは、何か習い事はしてたの?」
貴方は何か、習い事をしていただろうか?
1、自由行動
2、やってなかった
↓2
ピアノとダンス(社交ダンス的なの)
なんか得意にしとけば使えるかも
1、自由行動「ピアノとダンス(社交ダンス的なの)」
貴方「一応、社交ダンス……と、ピアノしていましたね」
虚弱「……なんで、そんなにピアノを苦々しく?」
貴方「いえ、ちょっと……ピアノだけは、頑張ってもどうにもならなかった物で」
貴方「あの時ばかりは、自分の不器用さを恨みました」
貴方「なかなか辛い物ですよ、知識はあるのに実践できない歯痒さは……」
虚弱「……辛かったんだね、よしよし」
貴方「……まあ、ダンスの方は普通にできました。ちょっと、慣れるまでに手間取りましたが」
虚弱「——さんは本当に、全体的に不器用だねえ」
貴方「恥ずかしながら……」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に夕食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を瞑り、今日一日を振り返った。
直後のレスのコンマで判定。
奇数なら目が覚める。偶数ならそのまま就寝。
コンマ「3」
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
深夜。ふと目を覚ました貴方は、外を見て、次に月明かりに照らされた時計を見て、状況を確認する。
どうやら、また夜中に目が覚めてしまったらしい。
最近無かっただけに、やはり昼寝が原因なのだと再確認する。
昼寝、やめようかとも思ったが、やはり昼寝は貴方の安らぎであると同時に生きている事を実感する貴重な時間なので、やめない事にした。
さて、目が覚めてしまったからにはどうしよう。
今更になって、体に疲労が溜まっている事を理解する。どうにも、一度横になったら体が重いのだ。
今日の所は、大人しくこのまま眠っていた方が良いと思うが……。
貴方は
1、外に出る
2、寝る
3、自由行動
↓2
1
2、寝る
いや、こう言う時に無理をすると、いつも後で手痛いしっぺ返しを食らうのだ。
逆に言うと、そんな事ばかりだから貴方は怠けた性格になったのかもしれない。
……まあ、それはとんだ責任転嫁であるが。
やはり、夜中はちゃんと規則正しく寝るべきなのだ。
と言う事で、貴方は布団を被り直し、再びまどろみに落ちるのを待った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/17・月:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
↓2
3
3番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
これで実は以前にも同じ安価やってて、しかも矛盾していたら赤っ恥青っ恥ですね。
ああどうか神様システムさんにたまには間違わない時をください……。
さて次の再開ですが、すみませんがまた一日空けての7月4日を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
夜遅くまで乙でした
>>428貴方「いえ、ちょっと……ピアノだけは、頑張ってもどうにもならなかった物で」
自分で安価とっといてあれだけど、主人公ピアノは弾けたみたい
521 ◆EEWQeQ.ZIg saga 2013/06/13(木) 21:48:56.13 ID:ZHmz+E/Bo
1、自由行動「ピアノ」
貴方「ええ、一応、ピアノなら弾けますが……」
虚弱「あ、あるのね……」
こんばんは。例によって遅れたわけですが、どうしましょう。
システムさん的にはちょっとならできそうなので、とりあえず直後のレスで天気判定しときますか。
10分以上待ってもレス無しって事は、これ以上待っても無駄そうですね。
よく見たら>>439の予告だって間違えてるし、そらあ人なんて来るわけありません。
申し訳程度に、>>440に対応した>>428の修正をしておきます。やっぱり間違えていましたね。
前の安価は忘れるわ予告は間違えるわ遅刻はするわ……げんなりです。
次の再開は今度こそ、明日の21:00に再開したいと思います。ほんと、ごめんなさい。
ぴゃー。だからあれほど更新してからレスしろと。
予定変更です、再開します。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
始める3:始めない0:思い出の部屋0
前回の続きから再開します。
3番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
3番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/23(日)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、それを心がけて虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……ああ、——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「うん、おはよう……」
貴方「学院祭、あと一週間足らずですね」
虚弱「楽しみだねー……」
何気なく、貴方は言ってみただけだった。そして、虚弱の反応は正直言って予想外だった。
虚弱は今まで、そう言った事には非協力的だった。事情があるとは言え、体育祭も、修学旅行も。
それらに比べると学院祭、つまり文化祭なのだが、その負担が少ないのだろうが……。
虚弱「……なに、その、顔?」
貴方「あ、いえ……さ、食堂行きましょう」
虚弱「今……なんか、ごまかした?」
貴方「まあ、まあ……」
どうにか誤魔化しごり押し、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋で過ごしていた貴方は、そろそろ昼食の時間になる事に気付く。
今日は休日だ、貴方は自由に過ごす事ができる。
休日であるが、校舎に行けば学院祭の準備を進める事ができるだろう。
もっとも、貴方の仕事は終わった為、できる事は手伝いくらいである。
手先の事ならば貴方はむしろ役立たずだが、完成度を上げる為の相談などには協力できるかもしれない。
学院歳まであと一週間もない今、出せるネタ、使えるネタはあればあるほど良いのだ。
それらが思い付く事を期待して、ちょっくら教室に行くのも悪くはないだろう。
貴方は食堂に向かっても良いし、部屋で過ごしても良い。
寮の外に出て、気分転換に散歩をするのも良いかもしれない。
校舎に行って、学院祭の作業の続きをするのも良いだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学生寮受付に行く
6、学院祭の準備を進める
7、寝る
8、自由行動
↓2
8、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。今日はせっかくの休日なので、絵具を使っての練習だ。
ここ最近、放課後には学院祭の準備に時間を取られていた。
その所為とは言わないが、絵の練習をする纏まった時間が今まで無かった気がする。
別にそれに文句はないし、貴方も自主的に参加していたし、そもそも放課後に時間があったとしても絵の練習をしていたかも怪しい。
まあ、偶の休日だ。のんびり過ごすのも悪くはないが、絵の練習をするのも悪くはないだろう。
ただ、たまには本気を出して絵を描いてみたい物だ。
練習ではなく、絵を描こうと思ってやったのは虚弱をモデルにしたあの時くらいしかない。
練習ばかりで、この絵具を全て使い切ってしまうのも、申し訳ないし。
しかし、それももう少し実力が伴ってからの話だろう。
中途半端な力を手に入れると背伸びしたくなるのが人の常。
一度は身分を思い知るのも悪くはないが、面倒なので貴方はやらないのだ。
そんな事を考えながら、貴方は絵の練習の準備を終わらせる。
開いたスケッチブックに向かい合うようにして座り、筆を握って、絵具を程良く混ぜ合わせる。
そうして、絵の練習を始めた。
貴方は絵の練習をして過ごした。
少しだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
気が済むまで絵の練習をした貴方。やはり好きな事をすると、気分が晴れるようだ。
ただ、準備と片付けに体力と気力を奪われてしまうため、プラスマイナスで言うならギリギリプラスか。
それからずっと部屋で寛いでいた貴方は、そろそろ夕食の時間になる事に気付く。
長時間集中すると、どうにもお腹が空いてしまう。
部屋で過ごすよりかは、夕食を食べた方が健康的だろう。
貴方は食堂に行っても良いし、部屋で過ごしても良い。
気分転換に、寮の外に出て散歩するのも良いだろう。
学院祭の準備をしに行っても良いかもしれないが、流石にこの時間になると貴方にできる事は無いかもしれない。
1、食堂に行く
2、部屋で過ごす
3、他の人の部屋に行く
4、寮の外に出る
5、学院祭の準備を進める
6、寝る
7、自由行動
↓2
3、他の人の部屋に行く「虚弱」
貴方は虚弱の部屋に行く事にした。
念の為、いつに行こうか?
1、今すぐ
2、夕食の時間が終わってから
↓2
2、夕食の時間が終わってから
念の為、夕食の時間が終わってから虚弱の部屋に向かう事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉が開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「はい……あ、——さん」
貴方「こんばんは、虚弱さん
虚弱「うん、こんばんは……なんか、朝に会ったのにこうしてもう一回挨拶するのって、変な気分」
貴方「そうですか? ……そうかもしれませんね」
虚弱「どうなんだろうねー。あ、ごめんね、どうしたの?」
貴方は虚弱に、何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、特に理由はない
↓2
1、自由行動「チェスしませんか」
貴方「もし暇なら、チェスしませんか?」
虚弱「うん、そうだろうと思った」
虚弱は軽く笑いながら、扉を更に開き、体を脇に寄せる。
虚弱「いいよ。入って」
貴方「では、お邪魔します」
貴方は虚弱の部屋にお邪魔する事にした。
□—————□
|虚弱の部屋|
□—————□
虚弱の部屋にお邪魔した貴方は、とりあえず奥の方の席に座る。
虚弱「ちょっと待っててね。紅茶、出すから……」
貴方「お構いなく……いえ、頂きます」
暫く時間が掛かりそうなので、貴方はのんびり、駒を並べる事にした。
そうしている内に、漂ってくる紅茶の香りに、貴方は顔を上げる。
今日は、以前のとは違う種類の物を淹れたらしい。以前より、風味が良い気がする。
その拍子に、貴方は部屋を見渡す。そう言えば、今日は少し片付いているような気がする。
たまたま最近掃除をしたのだろうか。何にしても、あまりジロジロ見るのは良くないか。
駒を並べ終えて、少しして、虚弱が二つのティーカップを持ってやってきた。
虚弱「お待たせしました。はい、どうぞ」
貴方「頂きます」
貴方がカップを受け取るのを確認して、虚弱は貴方に向かい合うように座る。
それから、盤面を確認して、満足げに頷く。
虚弱「……よし。どっちが先攻にしよっか?」
貴方「あ、虚弱さんからでどうぞ」
虚弱「そう? じゃあ、お言葉に甘えて……」
貴方は虚弱とチェスをする事にした。
三回勝負。↓1〜3のレスのコンマで勝敗判定。
1469…勝利 235780…敗北
コンマ「3」「0」「9」
貴方「チェック」
虚弱「参りました」
淡々とした、追い詰めと降参であった。
今の所三回勝負、貴方の一勝二敗である。
しかしながら、一回目は虚弱が先攻だった。
チェスと言うのは先攻が有利なゲームで、後攻は引き分けに持っていければ良い方だと言う。
貴方から先攻を譲っておいてそんな言い訳は無いだろうとは思うが、敗北の材料はあるのだ。
ちなみに二回目は貴方が先攻を貰ったにも関わらず敗北したので、まあ負けは負けである。
三回目はじゃんけんで公平に貴方が先攻をもぎ取り、なんとか三連敗は免れたと言うわけだ。
と言っても、勝負の内容は我ながら悪くはなかったと思いたい。
貴方は言わば付け焼刃で、虚弱は地力がある。その差が明確に現れる時があるとは言え、基本的に力量は拮抗しているらしい。
振り返ってみればあそこで上手くやっていたなら引き分けにだってできたかもしれない。
あそこで上手くやっていたなら、首尾良く勝てた事だろう。
事が終わってから冷静になってみると、改善点があるわあるわ。
こう言った盤面の勝負では良くある話なので、前向きに考えよう。
貴方「いやあ……やっぱり強いですね」
虚弱「自慢できる事と言えばこれくらいしかないからね。容易く負けられない」
虚弱は自慢げに言って、紅茶の残りを飲む。
時間が経ち、すっかり冷えてしまい。香りも損なわれてしまったようだ。
勿体無いだ、そんな事も気にならないくらいに勝負に集中していたのだろう。
虚弱「うーん……今日はもう、これくらいにしようか」
時計を見ると、そろそろ十時に近い頃。
貴方はまだまだ余裕だが、明日は普通に学校がある事を考えると、夜更かしは禁物。
虚弱の事を考えても、長い時間にお邪魔するわけにはいかないだろう。
貴方「そうですね……じゃあ、片付けましょうか」
虚弱「うん」
二人掛かりとなるとすぐに片付き、貴方は「すぺとらせっと」を小脇に抱えて、部屋の扉に向かう。
虚弱「あ、待って」
部屋を出ようとした貴方を、虚弱は呼び止め、小走りで歩み寄る。
虚弱「おでこ、おでこ」
そして、当たり前のようにそう急かした。
心を許している証明なのだろうと思うと嬉しい半面、心の準備ができていない為焦る。
そもそも貴方、告白の返事を貰ってすらいないと言うのに……。
とりあえず、貴方は
1、おでこを出す
2、今は受け取れない
3、自由行動
↓2
1、おでこを出す
まあ、貰える物は貰っておくと言うか、断る理由が無いと言うか。
正直返事を貰っていないだとか、そんな安っぽい理由で断るほど貴方は間抜けじゃない。
ただ、断る事を知らない愚か者であるのかもしれない。
前髪を退かして額を晒しながら、自分の事ながら呆れてしまう。
貴方「はい……」
虚弱「ん」
虚弱はそっと、貴方の額におやすみのキスか、お別れのキスをした。
外国では挨拶代わりに頬にキスする習慣ある事から、額にするこれはおやすみのキスに該当するのだろう。
または、前から別れ際にしていた事から、虚弱的にはお別れのキスなのかもしれない。
虚弱の中でどこがどのキスとか決まっていたり、決まっていなかったり、どっちにしたってそうなったら貴方の推測はほぼ無駄である。
つい、やる事が無いと、そんな無駄な事を考えてしまう。
ちなみに、貴方は目を瞑っている。目を開けばすぐ傍には虚弱の胸元があるからだ。
貴方に限ってそんな事は無いだろうが、罷り間違って劣情を催し暴走、なんて事が無いように迂闊な真似はしない。
ほんの少し長いキスをして、虚弱はそっと貴方から離れる。
虚弱「はい……バイバイ、——さん」
貴方「はい。お休みなさい、虚弱さん」
虚弱「うん、おやすみ」
貴方は虚弱に手を振られながら、虚弱の部屋を後にした。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は、ベッドに倒れ込んだ。
結局、今日も返事を貰えなかったか……チェスに乗じて騙し騙しに引き出そうとしたが、失敗である。
虚弱も虚弱で、タイミングを図っているのかもしれない。
深夜にでも会えば、ぽろっとこぼしてくれたりしないだろうか……。
まだまだ、やきもきする日々は続きそうである。
そんな事を考えながら、貴方は目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/18・火:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
↓2
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
今日は一文が長いですね。纏まりが無い証拠です。
既に言いましたが、次の再開は7月4日の21:00を予定しています。
明日こそ遅刻せず、無事に再開したい物です。
それではみなさま、お休みなさいませ。
>>428修正。
貴方「一応、社交ダンス……と、ピアノしていましたね」
虚弱「……なんで、そんなにピアノを苦々しく?」
貴方「いえ、ちょっと……ピアノだけは、少し嫌な思い出がありまして……」
貴方「今でこそまともな音が出ますが、あの時ばかりは、自分の不器用さを恨みました」
虚弱「まともな音って……」
貴方「なかなか辛い物ですよ、知識はあるのに実践できない歯痒さは……」
虚弱「……辛かったんだね、よしよし」
貴方「……まあ、ダンスの方は普通にできました。ちょっと、慣れるまでに手間取りましたが」
虚弱「……昔から、——さんは本当に、全体的に不器用だったんだねえ」
貴方「恥ずかしながら……」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に夕食を食べた。
夏に入ってからボケてんのか、日付の感覚が狂ってきました。絶好調です。
こんばんは、システムさんです。
では直後のレスで天気判定
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
ちょっと忘れ物をしましたが、問題無いので進めましょう。
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 24(月)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
そう言えば、そろそろ貴方はアレの時期。
今日から四日間は、あまり動き回ったりする事ができないだろう。
それを考えると、背景製作が間に合って本当に良かった。
それを頭に叩き込み、いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「うん、おはよう……」
一先ず挨拶を交わしてから、虚弱はじっと貴方を見つめる。
訝しむような顔をしたかと思えば、次に納得したのかうんうんと頷く。
虚弱「そうか、もう、そんな時期か……」
どうやら、貴方がアレの時期になった事を察したらしい。
互いにアレの周期を知っている関係って、なんか、悪い気分ではないが変な感じ。
虚弱「大変だね、——さんは……」
虚弱と比べると貴方の苦労などへでもないと思うのだが……。
貴方「あはは……食堂、行きましょうか」
虚弱「そだね……」
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
しかし今の自分の事を考えると、あまりぺちゃくちゃ喋るのはやめて0くべきかもしれない。
1、自由行動
2、やめておこう
↓2
開幕からガタガタですね。大丈夫なんでしょうか、本当に……。
>しかし今の自分の事を考えると、あまりぺちゃくちゃ喋るのはやめておくべきかもしれない。
こうですね。Oと0のキーが近いからって間違えませんよね、普通
2、やめておこう
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……じゃ、行こうか」
貴方「はい、行きましょう」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておく
↓2
1、自由行動「虚弱さんが今までにとったテストの点数で一番悪かったのって何の科目?」
ふと、貴方は、思った。
虚弱は今までで、テストで一番悪い点数を取ったのはどの科目なのだろう、と。
貴方がもう少しアホならば、特に何も考えずに虚弱にそれを尋ねていた事だろう。
考えてみれば、尋ねられて、自分の汚点をあっさり喋るだろうか?
はっきり言って貴方は答えない。たとえば相手が虚弱ならば、尚更だ。
自分の好きな人には、あまりそう言った部分を晒したくない物である。
加えて言えば、虚弱は女の子。男子である貴方とはまず、思考が異なる。
虚弱の事だから教えてくれるだろうと高を括るのは、それこそ愚かしい事だ。
つい最近、そうして虚弱を知ったつもりになって痛い目を見たばかりだし。
まあ、恥を晒せと言ってあっさり晒す人が何処にいるのか、と言う話だ。
互いの事を知るのは悪い事ではないが、知るべき事は選ぶべきだと思う。
テストの点数如きで、そんなに真面目になるのも変な話なのだろうか……?
それでも貴方は
1、尋ねる
2、やめとく
↓2
2、やめとく
まあ、地雷が埋まっているかどうかも分からないような地雷原をわざわざ踏む必要も無いか。
知っても知らなくても、別に貴方は虚弱に幻滅もしないし、何も思わないだろう。
ただふと興味が沸いただけで、その内に消えてしまうはずだ。
そんなちょっとした興味本位で地雷を踏みかけたと考えると、もう少し行動を慎重にするべきなのかもしれない……。
貴方は他に、虚弱と、話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2
10分経過したのでシステムさん判断で>>498で進行します。
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
今日の虚弱は比較的調子が良いらしく、教室で過ごすらしい。
貴方と虚弱が教室に着いた時、既にホームルームが始まっていた。
今日は貴方もせかせか歩くわけにもいかなかったから、普通に遅刻をしてしまった。
先生3「あ、虚弱さんに——さん。また遅刻ですか?」
貴方「はい……すみません」
虚弱「……ごめんなさい」
先生3「ううん……仕方ないとは言いたいけれど、次からは気を付けてね? さ、早く座って」
先生にちょっとだけ注意を受け、貴方と虚弱は揃って自分の席に向かう。
鞄を置き、席に着き、小さく溜め息を吐いた。怒られると、なんにしてもへこむ。
虚弱はと言うと、貴方とは違いあまり気にしていないようだ。
慣れているのか、どうにもできないからと諦めているのか。
とりあえず欠伸なんかしちゃっているので、貴方が気にかける必要はないだろう。
貴方はホームルームを受けながら、そのまま過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
と言っても、今の貴方はアレ。いくら暇と言っても、それが付き纏って仕方が無い。
今日は特に何もせず、のんびり過ごした方が無難そうである。
虚弱はと言うと、やっぱり机に突っ伏していた。
その様子からは余裕のよの字も見受けられないが……まあ、大丈夫だと思いたい。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
2、のんびり過ごす
貴方はのんびり、休み時間を過ごした。
絵の練習をするのも良いが、やはりこんな時間が一番良い。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かったり、学院祭に向けての作業で進められる物を進めたりしている。
結局小道具製作と言って、作ったのは殆ど日本人形モドキとなってしまった。
しかも貴方、その作業には一切手を付けていない。本当に貴方、小道具製作なのだろうか……?
裏方としての仕事も少ないように感じるし、貴方は本来の仕事を全うできていない気がする。
まあ、背景をほぼ貴方一人で作った事には感謝されているが。
学院祭の準備は、今の貴方に手伝える事は無さそうだ。
さて、今の貴方にはこれと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱は鞄からお弁当箱を取り出し、もそもそと食べ始めた。
たまには食堂で食べたりしないのだろうかと、時々思ったりする。
誘ってみれば、今度行けたりするのだろうか?
貴方は
1、食堂に行く
2、虚弱と話す
3、屋上に行く
4、自由行動
↓2
2、虚弱と話す
貴方は虚弱と話す事にした。
ところで、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、適当に喋る
3、特にない
4、やっぱやめる
↓2
1、自由行動「学園祭で気になる出し物とかある」
貴方「虚弱さん、虚弱さん」
虚弱「はむ?」
貴方「虚弱さんは、学院祭で気になる出し物はありますか?」
虚弱は口をもごもごと動かしながら首を捻り、何かを考えている様子。
やがて口に入っている物を飲みこみ、首を反対方向へ捻り、うーんと唸ってまた数秒。
虚弱「……楽しめる所がいいなあ。せっかくだから」
貴方「楽しめる所?」
虚弱「のんびりしたり、ゆっくりするのは、いつもできるから……」
虚弱「——さんも一緒なら……ちょっとははしゃげるかなって」
そう言って、虚弱は俯いてはにかみ、頬を掻いた。
……思わぬ所で、知らぬ内に貴方は頼られていたのだ。
いまいち、貴方の想定通りに事が運ばない物である。てっきり、虚弱はまた貴方に遠慮する物だと思っていたから。
だからこそ、虚弱がやりたい事があるのならば、それに付き従いサポートするつもりだったのだ。
虚弱「このクラスみたいに、お化け屋敷が他にもあるなら、行ってみたいよね……」
貴方「……私でよければ、付き合いましょう」
虚弱「よければって言うか……もう、一緒に回る約束してるし」
貴方「あ、そうでしたね」
虚弱「……忘れてた?」
貴方「まさか! 忘れるわけがないです」
虚弱「ホントかなあ……」
貴方「誓って!」
虚弱はどうやら、アトラクション的な感じの出し物が気になるようだ。
これと言った物を指定はしないが、たとえばどこかの組のミニゲームセンターのようなものだろう。
虚弱と回る時は、それを念頭に入れて、虚弱の体の事を忘れないようにしながら、行く場所を選ぶ事にしよう。
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒にお昼を過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
今の貴方はアレである事を考えると、また何もせずに過ごした方が良さそうな気もする。
幸い、貴方はそう言った事を退屈なのだとは思わない。
むしろ貴重な、体を休める良い機会だとさえ思っているくらいだ。
叶うのなら授業もサボって惰眠を貪りたいくらい……まあ、できるものならやりたいと言う話だが。
虚弱はと言うと、また机に突っ伏していた。
五時限目の授業はいつも通りに受けていたので、眠っていると言う事はないだろう。
……はあ、構ってほしい。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓1
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
しかし、くどいようだが今日の貴方はアレである扱い。
それの演技をするのに集中し過ぎて、もしかしたら絵の練習の方に集中できないかもしれない。
まあ、暇潰し程度になるならば、効率など二の次だ。
そう考え、貴方は鞄からいつものノート二号を取り出し、絵の練習を始める。
直後のレスのコンマで判定。
奇数で成功。偶数で失敗。
コンマ「4」
休み時間が終了するまで、結局貴方は、いまいち絵の練習に集中できなかった。
貴方は学んだ。やはり無理はしない方が良いのだ。貴方のような、なんでもかんでも不器用な人間は特に。
二つの作業を並列して行うのが不可能だと、こんなつまらない事で思い知った。
ああ……へこむ。
貴方は鞄にノートを終い、先生が来るのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは寮に帰らず、学院祭の準備を進める。
貴方も……と思ったが、貴方の仕事はもう終わっているのだった。
アレである事になっているが、多少手伝うくらいならばできるだろう。
しかし、今の貴方に何ができるだろう?
虚弱「——さん、どうする? 帰る?」
虚弱は貴方に尋ねる。どうやら虚弱は帰るつもりらしい。
貴方の手伝いが終わったら、もう学院祭の準備には興味が無いのだろうか。
あまりよろしくない考え方だ。貴方としては、虚弱にはクラスに協力的であって欲しい。
完全に役立たずな貴方とは違い、今の虚弱は足手まといになる事はないだろう。
ならば、準備を手伝う事で、少しでも印象を変えるべきだと思う。
そうすれば、クラスメイトたちは虚弱に優しくなるかもしれない。
この教室が虚弱にとって、過ごしやすい環境になるかもしれない。
なんて……たかだか赤の他人の貴方に、そこまで虚弱の心配をする権利はない。
ただ思うだけで、ただ考えるだけ。言ってみるのも悪くはないだけ。
貴方は
1、一緒に帰る
2、「準備を手伝わないんですか?」
3、まだ帰らない
4、自由行動
↓2
1、一緒に帰る
貴方「……そうですね、帰りましょうか」
貴方は、虚弱と一緒に帰る事にした。
虚弱が良いと考えるなら、貴方は何も言わない。
貴方に、虚弱の何かをどうこうする権利はない。
ならば今は、虚弱と一緒に帰っても問題はないだろう。
虚弱「分かった」
頷き、鞄を持って立ち上がる虚弱を見ながら、貴方は思う。
虚弱の事を考えている振りをすればするほど、何故だろう。
貴方と虚弱の距離が開けているような気がする。
貴方が、虚弱への理解を怠っているような気がする。
貴方が、虚弱から離れていっているような気がする。
恋愛って、人を好きになるって、難しい。
虚弱「どしたの?」
貴方「疲れました」
虚弱「うーん」
貴方は虚弱と帰る事にした。
□———————————□
|学院敷地内 ・ 校舎入口前|
□———————————□
時期が時期だからか、下校時間になっても寮までの道に生徒の姿は見られない。
どのクラスも、学院祭の準備を頑張っているのだろう。
これだけ露骨だと、まるで貴方と虚弱がサボっているみたいにも見える。
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に下校した。
□————————□
|学院敷地内 ・ 噴水|
□————————□
虚弱「ねえ、——さん」
噴水に差しかかった時、虚弱は足を止めた。
貴方「どうしました?」
虚弱「座ってこーよ、ちょっと」
噴水を指差して、虚弱は貴方に提案する。
虚弱がそんな事を言うなんて珍しい。何か、あるのだろうか。
人がいつもと違う行動をすると裏があると考えるのは、人の悪い癖だと思う。
裏があるにせよ無いにせよ、珍しい事に変わりない。
貴方「はい、いいですよ」
せっかくなので、貴方は虚弱の誘いに乗る事にした。
噴水に並んで腰かけ、校舎を見つめる貴方と虚弱。
やや赤みがかった空を背景に聳える校舎。こうして、まともに校舎の姿を見るのは、三度目か。
背後から流れる噴水の音が、どうにも背筋に寒気を与えてくる。
虚弱「もう二週間くらい前になるのかなあ」
貴方「なにがですか?」
虚弱「——さんが、告白してから」
貴方「あー……あと二日で、二週間ですね」
虚弱「細かーい」
貴方「ちょっとズレが生じると、正確に言いたくなっちゃいません?」
虚弱「うーん、私は気にした事ないかな」
貴方「あ、そですか……」
虚弱「それで、告白だよ。考えてみたんだけどね」
貴方「はい」
虚弱「正直に言うと、私は——さんが好きです。もちろん、——さんが言ったのと同じ意味で」
貴方「……はい」
虚弱「反応、薄い」
貴方「言葉から、まだ続きがあると想像できるので。喜ぶにはまだ早いでしょう」
虚弱「うーん、鋭い。まあ、そうなんだ……好きなんだけど、それは本当に良い事なのかなって」
虚弱「好きだって言われて、浮かれたけどね。少し考えてみたら、そんな場合じゃなかった」
虚弱「私は——さんの足枷になりたくない。私の所為で——さんが縛られるのが許せない」
虚弱「いつ倒れるかも分からない。まともにデートもできない。夜行性だし」
虚弱「——さんの迷惑にしかならないのが分かり切っている。楽しい事なんか、忘れるくらいに」
虚弱「そう言う意味では、私は私自身が大っ嫌い」
虚弱「……踏ん切りが、付かないんだよ。——さんを愛していいのかどうかの……」
虚弱「そのくせ、「好きでした、でも気持ちには応えられません」って言えないの」
虚弱「どっちつかずのまま、ずるずる、返事を遅らせちゃった」
貴方「どうして、今に?」
虚弱「——さんがせーりって事は、明日は私もそうって事じゃん」
虚弱「そうなったら、また長引いちゃうなって思って」
虚弱「あと、学院祭までには、言いたかった。変な気持ちのまま、——さんの事で心を痛めたくなかった」
虚弱「……ちょっと、待って。覚悟が決まらない……」
虚弱は両手で顔を覆い、深く呼吸する。
何度も、何度も、自分の中の弱音を追い出すかのように。
しかし溢れるような臆病な気持ちは、何度そうしても虚弱の体から消える事はない。
貴方は
1、自由行動
2、言葉を待つ
3、「もういいよ」
↓2
2、言葉を待つ
貴方は、じっと言葉を待った。
できる事と言えば、催促と取られないようにしながら、黙って待つだけ。
それしかできない自分に腹が立つ。それしかできない状況に腹が立つ。
実に、この世界は異物に優しくない。
虚弱「ふぅー……。ごめんね、いつも」
貴方「私も好きでやっている事です」
虚弱「知ってる……ねえ、——さん」
貴方「はい、なんですか?」
虚弱「私の、何が好きなの?」
……貴方は、虚弱の何が好きだろうか。
↓2で自由行動
貴方「顔です」
虚弱「……正直だね」
貴方「そう言う意味では……一目惚れでも、あったかもしれません」
虚弱「えー……」
貴方「ただ、その意識は曖昧で、好きと言う感情には到達できないような物だったのでしょう」
貴方「敢えて虚弱さんの好きな所を上げるとするなら……顔と、私は言います」
虚弱「……ふふ、そっか。逆に、信用できるね……」
虚弱「そんな限界のある信用じゃあ、やっぱり私は——さんの傍にいられないや」
虚弱「私の傍にいると、——さんは腐ってしまう。私はそれも辛いから」
貴方「……どうして」
虚弱「今まで、ありがとうございました」
虚弱「楽しかったです。さようなら」
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/19・水:終了)
↓2
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
想定通りに進みました。どうしてくれようホトトギス状態なのですがどうしましょうか、これ。
次の再開は7月5日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
確定ではないですね。虚弱の性格・性質上あり得た一つです。それを確定って言うのでしょうか……。
虚弱がどうしようもない構ってちゃんだと早期に気付けたなら、変わっていたのかもしれませんね。
虚弱が攻略対象から外れる的な意味で。
じゃあここから攻略するの無理ってことか
虚弱が面倒くさい女だと早期に気付く→こんなヒロイン誰が攻略するか!
って意味で攻略対象から外れるって事じゃないかな?
確定じゃないってことは答え(好きなところ)があるって事。逆に言えば答えを見つけないといけないという事……。
>>538
既に書かれていますが、プレイヤーから見ての攻略対象から外れると言う意味ですね。
あんまり言いたくはありませんが現在のヒロインたち、ぶっちゃけハズレばっかりな気もします。
>>539
「私の何処が好き?」って女に言わせている時点で男としてポンコツだと思いますがね。
まあまあ、逆に考えましょう。正解があるだけで、間違える事が不正解と言うわけではないのです。
間違えちゃった時は、諦めてそれで進んでも良いと思います。
と言う事でこんばんは、システムさんです。
愛される資格が誰にでもあると思ったら大間違いなのです。偉い人にはそれが分からんのです。
開幕から意味不ですね。さて直後のレスで天気判定ほい
最後の質問は複数の安価にしてそれの複合って感じにした方がよくない?
一つの安価で正解しろってのは無理な気が、そのまま進んで攻略できるんならいいけど
>>542
最初はそうしようかと思ったのですが……あのシーンで下手な鉄砲数撃ちゃ当たるって、嫌じゃありません?
誠意が欠けて見えると言うか、演出的にしっくりこないと言うか。
まあ、当てられる気があるなら複数安価にしても良いと思います。
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
セーブデータを読み込みます。
再開するデータを選択してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
↓2
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
このデータから再開する場合、その一日を【朝】【昼】【放課後】の希望する場面から再開する事ができます。
シーンのショートカットを行いますか?
【注意!】その場合、それまでの行動はやり直す前と全く同じとなります。
【注意!】ショートカットを行わない場合、天気判定は改めて行われます。
1、【朝】から >>487
2、【昼】から >>504
3、【放課後】から >>515
4、しない(選択された場合、安価先のレスで改めて天気判定)
↓2
4番のデータの【放課後】から再開します。
データの書き換えを行っています……。
書き換えが終了しました。
4番のデータを再開します。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは寮に帰らず、学院祭の準備を進める。
貴方も……と思ったが、貴方の仕事はもう終わっているのだった。
アレである事になっているが、多少手伝うくらいならばできるだろう。
しかし、今の貴方に何ができるだろう?
虚弱「——さん、どうする? 帰る?」
虚弱は貴方に尋ねる。どうやら虚弱は帰るつもりらしい。
貴方の手伝いが終わったら、もう学院祭の準備には興味が無いのだろうか。
あまりよろしくない考え方だ。貴方としては、虚弱にはクラスに協力的であって欲しい。
完全に役立たずな貴方とは違い、今の虚弱は足手まといになる事はないだろう。
ならば、準備を手伝う事で、少しでも印象を変えるべきだと思う。
そうすれば、クラスメイトたちは虚弱に優しくなるかもしれない。
この教室が虚弱にとって、過ごしやすい環境になるかもしれない。
なんて……たかだか赤の他人の貴方に、そこまで虚弱の心配をする権利はない。
ただ思うだけで、ただ考えるだけ。言ってみるのも悪くはないだけ。
貴方は
1、一緒に帰る
2、「準備を手伝わないんですか?」
3、まだ帰らない
4、自由行動
↓2
2、「準備を手伝わないんですか?」
貴方「準備を手伝わないんですか?」
遠慮がちに、貴方は尋ねてみた。
虚弱「いや、——さんが一緒に帰らないって言うなら、手伝おうかと思ってた」
虚弱「……んだけど、じゃあ、手伝う。でも、仕事あるかなあ」
どうやら虚弱は、手伝う気はあったらしい。優先度は貴方の方が高かっただけのようだ。
嬉しいような、反面虚弱のクラス内での立場を考えると複雑な気分。
貴方「ありますよ。手はあればあるほど良いですから」
虚弱「じゃあ、行くね。先、帰っててもいいから」
そう言って、虚弱は学院祭の準備に加わっていった。その様子を、貴方はそわそわしながら見守る。
少しばかり緊張した様子で、虚弱は手近なクラスメイトに話しかける。
クラスメイトは何度か頷き、それから、虚弱に何かを指示する。虚弱は頷いて、その方へと向かった。
どうやら、仕事を貰えたらしい。元々陽気と言うか能天気と言うか、そんな性質の生徒ばかりだったのが幸いか。
クラスメイト達はあっさりと虚弱を受け入れた。まあ、元々そうだったのかもしれないが。
たとえ教室に姿を現す事が少なくとも、相手は確かに存在しているし、その姿も見える。
ならば心配もするだろうし、受け入れる準備も済んでいると言うわけだろう。
さて、こうなると、予定の無い貴方は自由に過ごす事ができるだろう。
貴方はアレと言う事で、学院祭の準備を手伝わなくても良いらしい。
まあ、以前から手先が不器用であると発覚している貴方に、そう言った仕事を任せられないと言うのもあるだろうが。
虚弱は暫く帰れそうにない。待っているのも暇だろうし、虚弱の言葉通り先に帰った方が良いかもしれない。
貴方が待っているのを見ると、虚弱も作業に集中できないかもしれないのだ。
貴方は
1、寮に帰る
2、虚弱を待つ
3、世界「愛」クラブに行く
4、男装の所に行く
5、自由行動
↓2
2、虚弱を待つ
貴方は虚弱を待つ事にした。立っているのも変な話だから、椅子に座る。
寮に帰ってもどうせする事も無いのだから、問題はあるまい。
あるとすれば、虚弱の意識の邪魔にならないかどうかが心配である。
貴方はそのまま、学院祭の準備が終わるのを待った。
先生2「お前ら、時間だ。今日はもう帰れ」
日が暮れた頃、教室に現れたのは、何故か先生2。
相変わらずの眉間に皺を寄せた威嚇するような顔で、生徒たちに命令をする。
*「あの、先生はどうなさったのですか?」
先生2「手が離せないから私が代わりに来た。いいから、さっさとしろ!」
どうにも、厳しい態度を止められないらしい。
少しでも良いから生徒に対する口調やら何やらを柔らかくすればいいのにと思う。
恐らく他の生徒たちもそう思っているだろうが、そんな事口にする恐い物知らずはいない。
先生の言葉に従い、急いで片づけを始める。
虚弱「……帰っても良いって、言ったのに」
片付けをしながら、虚弱は貴方にそう言った。
貴方「でも、暇でしたから……」
虚弱「気になって仕方が無いの」
虚弱は、ちょっと強めに、貴方に言い聞かせるように言った。
やはり虚弱の言葉通り、さっさと帰るべきだったかもしれない。
少なくとも、教室にいるのは間違いだっただろう。似たような機会があれば、次からは気を付けよう。
それから暫くして、片付けも終了し、貴方は虚弱と一緒に下校した。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
↓2
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
ゲームを続行しますか?
続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(5分経過まで)
↓2 続行or続行しない
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 25(火)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。道理で貴方の髪の気分が悪いわけだ。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、ぐったりした様子の虚弱が姿を現した。
虚弱「…………あー……——さん」
どうやら、虚弱のアレは予定通り始まってしまったらしい。
これでは放課後に学院祭の準備をする事は勿論、学院祭の暇で食い込むだろうから……
……何なのだろう。虚弱は何かと、楽しめない宿命の下に生まれたとしか考えられない。
言いがかりなのは承知だが、まるで神が、虚弱の存在を嫌っているかのようだ。
貴方「大丈夫ですか……虚弱さん」
虚弱「……ぜんぜん」
貴方「そうですよね……とりあえず、ご飯は食べますか?」
虚弱「ん……」
貴方「では、行きましょう……」
貴方は虚弱を支えながら、一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
まあ、やめておくべきだろう。虚弱の具合が良くなってからでも遅くはないはずだ。
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄と傘を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄と傘を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……こんな日に限って、雨」
貴方「ああ、そうですね」
虚弱「……しんど」
貴方「校舎までですから……行きましょう」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
1、自由行動「学院祭を一緒に回る日、ずらした方がいいですかね?」
貴方「学院祭を一緒に回る日、ずらした方が良いですか?」
傘を差して並んで歩きながら、貴方は提案してみる。
虚弱「…………いや、いい」
少しの間を置いて、虚弱は答える。
虚弱「……なんで?」
貴方「あ、いえ……」
まさか、アレを気にして、なんて言えるものだろうか。
そう言う事を気にする人は多く、通常は口にしないのがマナーだ。
相手が女性で、言う側が男性ならばそれは当然守るべき事である。
後に回せば、虚弱の調子ももしかしたら良くなるかもしれない、と思っての事だったが……。
それにしても、虚弱はどうして断ったのだろう? 悩んだと言う事は、何らかの理由があるのだろう。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かう。
流石にこんな身体の調子で、一人で保健室まで行ける気力は無かったらしい。
虚弱「……——さん、今度こそ、心配する……」
と虚弱は言ったが、正にその通りである。今日ばかりは、虚弱を一人で行かせるつもりはなかった。
虚弱も貴方の事を分かってきたらしい。見透かされているとも言う。
また、時間的にも遅刻確定なので、虚弱も今は断っても無駄なのだと考えたのだろう。
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡潔に事情を説明し、ベッドを借りる。
そのベッドまで虚弱を連れていき、そのまま寝かせてやる。
と言っても、今日は荷物が多い為、鞄と傘を預かるだけである。
虚弱「しょ……っと。ありがと、——さん……」
貴方「いいえ、どういたしまして」
答えながら、貴方はベッドの傍にある小さいテーブルに鞄を置き、その隣に傘を立て掛ける。
貴方「では、私は教室に行きますね……」
虚弱「うん……」
貴方は虚弱に見送られながら、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
しかし、今の貴方はアレ。無闇に動き回るか、何かをするのは怪しまれて危険。
普段通りに過ごすのも変な話だし、何もしない方が無難だろうか。
貴方は
1、自由行動
2、教室で過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。昨日の事から何も学んでいない貴方である。
アレの演技を怠るわけにもいかないから、必然的に絵の練習に集中できなくなるだろう。
そんな状態で成果など見込めるはずもないだろうから、正直言ってそれならやらない方が良い。
別に暇だからと言って、何かをしなければいられないわけでもないし。
それでも貴方は
1、やる
2、やらない
↓1
2、やらない
まあ、やらない方が良いだろう。
惜しむほど時間に余裕が無いわけでもないのだから、休み時間くらいその通り休みたい。
絵の練習をする事によって心の休憩をしている事は否定できないのだが。
貴方はやっぱり何もせず、教室で過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かったり、現状でできる学院祭の準備を進めたり。
今日は雨が降っている為、食堂に行く生徒は多いだろう。
今日の貴方のクラスの生徒たちは、一先ず昼食を食べるようだ。
必要な物は大体製作が完了している。ここにきて、大分余裕ができたと言う所だろう。
お化け役が着る衣装も、順調に完成に近付いて行っているようだ。
今の所、特に問題無く準備が進んでいる。
このまま、何も無ければ良いのだが……。
さて、今の貴方にこれと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
しかし、アレである事を勘定に入れると、できる行動は限られてくるだろう。
昼食を食べるくらいならばしても大丈夫だろうが、それ以外となるとちょっと分からない。
虚弱は今、どうしているだろう。
貴方とは違い本当にアレなので、お弁当を食べているとかそんな余裕はないはずだ。
ベッドで横になっているのは間違いないだろう。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、自由行動
↓2
1、食堂に行く
貴方は食堂に行く事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 食堂|
□————————□
食堂は、やはりと言うかなんと言うか、学院祭の話で持ちきりだった。
準備が終わった、或いは終わらない。どこをどのように回るか。こんな事をするクラスがあった。
耳を澄まさずとも、そんな話ばかり聞こえてくる。全体的に、浮かれていた。
そんな中、どこか適当な椅子を探していた貴方は
直後のレスのコンマで判定
57…銀鎖 12…男装 34…鉢巻 6890…無事席を発見した
コンマ「5」
貴方は、一人で昼食を食べている銀鎖を発見した。
どうやら、足の怪我は治ったようである。足のギプスは外され、松葉杖もない。
周囲にまるで溶け込んでいない雰囲気を放っている所は、相変わらずである。
そう言えば、銀鎖は黒魔術研究会に所属しているのだった。
部活動も希望すれば、学院祭で何らかの行動ができるらしい。
貴方のクラスメイトでもある、特に片方がそんな絶好の機会を無視するはずも無く、何かを企んでいる様子だった。
銀鎖も、何かを手伝わされるのだろうか?
と言うか、銀鎖のクラスは何をするのだろうか?
気になるわけではないが、世間話がてら話しかけるのも悪くはないかもしれない。
貴方としては、面倒になる事間違い無しなのでスルーしたい所である。
貴方は
1、話しかける
2、見なかった事にしよう
3、自由行動
↓2
1、話しかける
貴方は話しかける事にした。いい加減、苦手意識を克服せねばなるまい。
誰かを苦手なままでいるのは、貴方の性にも合わないし。
貴方「こんにちは、銀鎖さん」
銀鎖「ああ、あなたですか。元気そうですね、相変わらず」
どうにも、言葉に裏がありそうな事を言う。
銀鎖が言うと、どんな言葉でも嫌味に聞こえてしまうのは、貴方の耳の所為なのだろうか。
貴方「銀鎖さんも。足の怪我、治ったんですね」
銀鎖「ええ、何日か前に」
ギプスで固定し松葉杖まで使うほどなのだから、相当の怪我をしたのだと思うのだが……。
そんな怪我が、一週間ちょっとで完治する物なのだろうか。
以前の事と言い、銀鎖の身体はどうにも治癒能力が高すぎる。
もしくは、それも闇祓いの力を使っているのかもしれない。
貴方「お昼、一緒に食べても良いですか?」
銀鎖「どうせ駄目と言っても強行するのですから、好きにすればいいんじゃないですか?」
許可を得たので、貴方は銀鎖と一緒に食べる事にした。
貴方は銀鎖と、何か話したい事があっただろうか?
まあ、答えてくれるとは思わないが……。
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「文化祭の出し物について」
貴方「そろそろ、学院祭ですよね」
銀鎖「はい。誰もが浮かれていて、腹が立ちます」
早速暗雲が立ち込める。この話、展開できるのだろうか。
貴方「銀鎖さんは、何かしますか?」
銀鎖「不本意ですが」
貴方「……何をするのでしょうか」
銀鎖「言ったところで、どうせ私の所に来ないのだから聞かなくても良いじゃないですか」
まったく以てあまのじゃくである。
そうやってはぐらかすくらいならば素直に言った方が手間もかからないだろうに。
その手間さえ惜しまない程に、貴方の事が嫌いだと言うのだろうか。
貴方「言い方、ありますよね……」
銀鎖「そうですね」
銀鎖は箸を置き、貴方ににっこりとほほ笑みかけて。
銀鎖「嫌です」
これまたまあ清々しいほどにばっさりと切り捨てた。
相手が銀鎖で無ければ空いた口が塞がらないレベルである。
……どうにも、銀鎖に嫌われてしまっているらしい。
先日のあの一件の所為だろうか。あの程度の事で、銀鎖が貴方に対する見方を変えるとは思えないが。
結局、銀鎖が学院祭に何をするかを聞き出せなかった。
貴方は見た目的には、銀鎖と一緒に昼食を食べた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
まあ、何もしない方が良いのだろうけれど。
最近は休み時間にも絵の練習をしている事が多かったから、たまにぐったりすればそれっぽく見えるかもしれない。
貴方は
1、自由行動
2、教室で過ごす
↓2
2、教室で過ごす
貴方は特に何もせず、教室でのんびり過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭の準備を始める。
貴方の教室の後ろには、恐ろしい数の小さい日本人形がずらりと並んでいる。
これが当日、それらしく並べられていると思うと、中々に恐怖を煽るような気がする。
一先ずは十分と判断し。生徒たちは別の作業を中心的に手伝っていく。
今の貴方に、これと言ってできる事はない。予定も無い為、貴方は自由に過ごす事ができる。
そう言えば、虚弱はどうしているだろう。
流石に、アレの日の時まで、学院祭の準備を手伝おうとは思うまい。
とすると保健室にいるわけだが、果たして起きているのかどうか。
帰る準備をしながら、貴方はこれからどうしようかを考える。
本来なら、真っ直ぐ寮に帰るべきだろう。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
どうやら虚弱は、ベッドで横になっているらしい。
だが、起きているかどうかは分からないそうだ。
流石に放課後にもなれば、眠っていると言う事はないだろう。
そう高を括ってぐっすり、なんて事になったら笑えないが。
放課後だから時間もあるし、ベッドから出てくるまで待つ事もできるだろう。
貴方は
1、話しかける
2、寮に帰る
3、自由行動
↓2
1、話しかける
貴方は話しかける事にした。
虚弱が使用しているベッドまで行き、カーテン越しに虚弱の名を呼ぶ。
貴方「虚弱さん、起きていますか……?」
虚弱「……起きてる」
どうやら、虚弱は起きていたらしい。
返事まで不安になる程の時間が空いていた為やらかしたと思ったが……貴方はほっとする。
貴方「入っても良いですか?」
虚弱「んー……」
鳴くような、抑揚からして肯定と思しき返事が聞こえる。
ちょっと不安になるが、考えていても仕方が無い。貴方は一思いに、カーテンをそっと開く。
虚弱はいつも通り、胸の上で両手を組んで横になっていた。
いつになっても、見慣れない。
貴方「調子は、どうですか?」
虚弱「……悪い」
貴方「ふふ……そうですよね」
虚弱「へへ……。帰るの……?」
虚弱は貴方に、一緒に下校するかどうかを尋ねているようだ。
虚弱の具合次第だと考えていたが……これは、もう少し待った方が良さそうにも思える。
しかし、虚弱が大丈夫と言うなら……いや、それは駄目だろう。
貴方は
1、自由行動
2、一緒に帰ろう
3、まだここにいる
↓2
3、まだここにいる
貴方「いえ。もう少しここにいます」
虚弱「……そう? じゃあ……私、もう少し、寝る……」
そう言って、虚弱は目を瞑り、少しして、ゆっくりと寝息を立て始めた。
やはり、無理をしていたのだろうか。今起きていたのだって、貴方を待っていたのかもしれない。
申し訳ないが……悪い気分ではなかった。
そう思ってしまう自分を恥じつつも、やはり嬉しい気持ちは誤魔化せない。
自分の思い込みと考える事で、なんとかそんな気分を叩き壊す。
貴方「……ゆっくり、どうぞ」
すっかり眠ってしまっている虚弱の頭を軽く撫でながら、貴方は囁く。
こうして、虚弱の傍に付き添えるのであれば……それだけでも幸せである。
貴方は虚弱に付き添いながら、放課後を過ごした。
3、まだここにいる
貴方「いえ。もう少しここにいます」
虚弱「……そう? じゃあ……私、もう少し、寝る……」
そう言って、虚弱は目を瞑り、少しして、ゆっくりと寝息を立て始めた。
やはり、無理をしていたのだろうか。今起きていたのだって、貴方を待っていたのかもしれない。
申し訳ないが……悪い気分ではなかった。
そう思ってしまう自分を恥じつつも、やはり嬉しい気持ちは誤魔化せない。
自分の思い込みと考える事で、なんとかそんな気分を叩き壊す。
貴方「……ゆっくり、どうぞ」
すっかり眠ってしまっている虚弱の頭を軽く撫でながら、貴方は囁く。
こうして、虚弱の傍に付き添えるのであれば……それだけでも幸せである。
貴方は虚弱に付き添いながら、放課後を過ごした。
虚弱が目を覚ましたのは、そろそろ日が暮れようかと言う頃。
虚弱が眠ってから、一時間ほど経過したくらいである。
虚弱「んあ……」
仮眠とも言えない睡眠から目覚め、虚弱は状況を確認する。
貴方「あ、起きました?」
虚弱「……まだ、いたの?」
貴方「まだと言っても、対して時間経っていませんよ」
虚弱「そう……」
虚弱は静かに目を閉じ、深く呼吸を繰り返す。
またそのまま眠ってしまうのかと思ったが、虚弱は身体をゆっくりと起こして、近くに置いてある鞄に手を伸ばす。
貴方「そろそろ、帰りますか?」
虚弱「……そうする」
貴方は虚弱と一緒に下校した。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/20・木:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
↓2
1番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
最後、変な風になりましたね。確認を怠ると痛い目を見るってどうしてシステムさんは学ばないんでしょうね。
まあ、確認したってやらかす時はやらかすわけなんですけれどね。どうしようもないですね、システムさんは。
結局無かった事にしたわけですが、これが吉と出るか凶と出るか。
知っているだけっていうのは、愚かしい事だと思いますよ。戯言ですけど。
次の再開は7月6日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
事態の引き延ばしを図る主人公しかし……忍び寄る新たな事件!
まあ、無いんですけどね。そんなの。あったらシステムさんの頭爆発します。
こんばんは、システムさんです。
それでは直後のレスで天気判定ほい
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
1番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
1番のデータを再開します。
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、ぐったりとした様子の虚弱が姿を現した。
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……うます……」
具合が悪く、舌も頭もよく回っていないのだろう。
偶然にも挨拶をしたつもりが味の評価を行っていた。
当然ながら虚弱の意図せぬ所なので、わざわざそこを深く突っ込まない。
貴方「食堂、行きます?」
虚弱「……行く」
虚弱は項垂れるように頷き、ふらふらと貴方へと近付き、その手を取る。
学院祭までには調子が良くなって欲しいと思うが……まあ、無理な話だろう。
こればかりはどうしようも無いのだから。
そう言えば、この世には生理の痛みを抑える痛み止めがあるそうだが、虚弱はそれを服用しているのだろうか。
デリカシーの無い話なので、虚弱本人に聞かない方が良いのだろうが。
そんな事を考えながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
まあ、やめておくべきだろう。
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました」
虚弱「…………休みたーい……」
貴方「なら、休みますか?」
虚弱「……いじわる」
貴方「虚弱さんの好きにしたら良いと思いますよ」
虚弱「……わかったよう……」
珍しく弱音を吐いたが、虚弱はやっぱり校舎に行く事にしたらしい。
やっぱり虚弱にも、とても辛い日と言うものがあるのだろう。
そんな日だとしても、貴方にできるのはこうして支える素振りをするくらいだ。
貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かう。
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡潔に事情を説明する。
それからベッドを借り、虚弱をそこまで連れていく。
虚弱「ううん……からだおもい……」
なんて、そんな事を言うのだから。貴方だって、そんなにハッスルできる時期ではないと言うのに。
それでもどうにか、虚弱をベッドに寝かせてやる。
貴方「ふう……大丈夫ですか?」
念の為、貴方は虚弱に尋ねてみる。
虚弱は目をぎゅっと瞑ったまま顔を顰めて、ゆっくりと首を横に振った。
悪いと答える余裕すら無いのだから、相当である。
貴方に何かできる事は……まあ、無いだろう。
せいぜい隣にいる事しかできないし、なのに貴方は授業がある為ここにいる事ができない。
まさか、保健の先生がいる手前で堂々と授業をサボるなんて……。
貴方は
1、サボっちゃう
2、「ゆっくりしてください……」
3、自由行動
↓2
この娘は構ってちゃんだけど、縛るのは嫌なんでしょ? まじで何が正解なのか分からない
本気で体調悪そうなので「1」
2、「ゆっくりしてください……」
貴方は虚弱の看病をしたい気持ちをぐっとこらえて、微笑みかける。
貴方「ゆっくりしてください……」
虚弱「……する」
か細く、虚弱は答える。そして力を抜き、ゆっくりと目を閉じて……静かな呼吸を始めた。
貴方はそっとその場を離れ、保健室を後にした。
少しでも虚弱が楽になるように祈りながら。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かうか、学院祭の準備を進める。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
と言っても、今の貴方はアレと言う扱い。あまり動き回らない方が良さそうだ。
そう言えば、虚弱は大丈夫だろうか。
今朝は珍しく、学校を休みたいと言うほどに具合が悪かったようだ。
確かにその通りだったようだし……心配である。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
虚弱はやっぱり、ベッドで横になっているらしい。
起きているかどうかは分からないが、様子から言って話しかけない方が良いらしい。
それは、貴方もそう思う。
ただ、今日と言う日に虚弱が元気なわけが無い。貴方は、虚弱がそう言う状態だと分かってここに来た。
希望的観測の下にここに来たのか、それでも虚弱の傍にいるのか。
小難しい事を抜きに言うと、引くか、行くか。
貴方は
1、様子を窺う
2、傍にいよう
3、教室に帰ろう
4、自由行動
↓2
2
2、傍にいよう
それならば、傍にいよう。そうでなければ、ここに来た意味が無くなってしまう。
貴方は先生に断ってから、虚弱がいるベッドまで行く。
閉められたカーテンを静かに潜り、その中に入る。
虚弱は胸の上で両手を組み、安らかな寝息を立てて眠っていた。
昼間と言うのは、虚弱にとって地獄でしかない。
こうして眠り、意識を手放す事で、その苦痛から一時的に逃れる事ができる。
だから、彼女の寝顔はどこか苦しそうで、しかし安らいでいるのだろう。
貴方はベッド傍のスツールに腰掛けて、そのまま過ごした。
まさか、眠っている虚弱に何かしら手を出す事なんてできるはずもない。
まあ、出しちゃう時もあるかもしれないが。
……別に、変な意味ではない。
結局虚弱は、お昼休みの間目を覚まさなかった。
残念なようで、むしろ安心した気もする。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
まあ、何もしない方が良いのかもしれない。
半分体裁、半分貴方の怠惰な欲望である。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「オバケ屋敷の最後の仕上げ」
貴方は、クラスの出し物であるお化け屋敷の最後の仕上げをする事にした。
……つって、何をする? 何をしたら良いのだろう?
第一貴方はアレなのだから、できる事は限られている。
予定では明後日には自由に動けるはずだから、その日までに待っても良い。
しかしその日は、その翌日である学院祭本番の為の飾り付けに時間を使うはずだ。
やはりタイミングは今か、明日しかないのか……。
貴方は
1、自由行動
2、何したらいいのか思い付かなかった
3、……適当にやろう
↓2
2、何したらいいのか思い付かなかった
ちょっと考えてみたが、何をしたら良いのかが思い付かなかった。
何より、休み時間が少ないのが足を引っ張って仕方が無い。
今の内に考えて放課後に実行する事もできただろうから、もう少し真面目に考えてみるのも良かったのかもしれない。
まあ、思い付かなかったのならばそれで、のんびり過ごせば良いだろう。
貴方は諦めて、教室で過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭の準備を急いで進める。
本番まであと三日。準備に使える時間は、実質的に今日と明日しかない。
しかし、教室内は特別焦っていると言うような事も無く、飽くまでマイペースに準備を進めている。
お化け役の生徒なんか、完成した衣装を着てはしゃいでいる始末だ。まあ、似合っているのだけれど。
さて、貴方はアレである為、学院祭の準備に参加するのは難しい。
特に予定も無いし、自由に過ごせると言っても良いだろう。
まあ、大人しく寮に帰った方が良いのかもしれない。
そう言えば、虚弱はどうしているのだろうか。
この時間になれば、体の調子も良くなっているはずだ。普段ならば。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
同時に、ソファに腰掛けている虚弱の姿が目に入った。
貴方は驚いた。まさか、ベッド以外の場所にいるとは思わなかったからだ。
取り分け今日は具合が悪かったようだから、放課後にまで引っ張ると思っていた。
とりあえず、貴方は虚弱に話しかける事にした。
貴方「虚弱さん……?」
虚弱は振り返り、眠たげな眼で貴方を確認する。
虚弱「……ああ。——さん」
貴方「大丈夫なんですか?」
虚弱「……わるい、けど……早く帰った方が、気も楽かと思って……」
なるほど、それは確かに一理ある。
他人の目からすれば、保健室でゆっくり休んで、もう少ししてから寮に帰っても良いのではないかと思う。
虚弱「……ああ、そだ……。帰ろ……?」
虚弱は手に持った鞄の取っ手をきゅっと握り、貴方に尋ねた。
貴方は
1、一緒に帰る
2、もう少しいよう
3、先に帰って
4、自由行動
↓2
1、一緒に帰る
貴方「はい、帰りましょう」
貴方は鞄を持ち直して虚弱に手を差し出す。
虚弱は柔らかく笑って、その手を取った。
虚弱「……うん」
貴方は虚弱と一緒に帰る事にした。
□———————————□
|学院敷地内 ・ 校舎入口前|
□———————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
貴方は虚弱と一緒に下校した。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/21・金:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
↓2
2番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
ゲームを続行しますか?
続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(5分経過まで)
↓2 続行or続行しない
5分経過しましたが安価先にレスが無かったので、今日はここまでとなります。
お疲れさまでした。
もう、彼女にとって何が良いとか、そう言う事を考える事自体が間違っているのだと思います。
次の再開は7月7日、七夕の日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
すみません、見間違えていましたね……しかしなんか、やたらシステムさんとこ重いんです。
レス一個書きこむのも何度かエラー起きてるので、やっぱり今日はこのまま終了とさせてください。
乙でした
なんか>>1の「この娘はこうやって攻略すべき」って考えと、
見てるこっちが感じた「この娘とはこうやれば付き合えるのかな?」っていう考えが全く一致してない感じ?
まあ一致していないと言えば一致していませんね。
ここまで合っていないと、システムさんの価値観がやっぱりおかしいのだと思うくらいです。
余計な事を言うと誤解を招くばかりなので、下手な発言はしませんけどね。
あ、遅れてごめんなさい。こんばんは、システムさんです。
そうそう、何か適当なお願いを書いていただければ、叶うかもしれませんよ。
ええ反省などしないのがシステムさんクオリティです。
では、直後のレスで天気判定
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
2番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
2番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 27(木)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
今日で、貴方のアレは終了する事になっている。
なんだかんだで貴方にとっては大した苦でも無いので、あっと言う間である。
まあ、まだまだ今日一日が残っている為、気を抜かずに挑むとしよう。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、ぐったりとした様子の虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん。おはよう……」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
一先ず挨拶を済ませて、虚弱はのろのろと、ふらふらと、部屋から出て、鍵をかける。
それから、まるで彷徨うように貴方の元へと向かい、その腕にしがみ付く。
虚弱「……つかりた」
貴方「ええっ。ま、まだまだこれからですよ?」
虚弱「……はあ。行こ……」
貴方は虚弱を支えながら、一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
まあ、やめておくべきだろう。確か、今すぐ話したい事も無かったはずだ。
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
貴方「お待たせしました」
虚弱「あい……」
貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておく
↓2
1、自由行動「学院祭、成功するといいですね」
貴方「明後日、いよいよ学院祭ですね」
虚弱「……うん」
貴方「成功、するといいですね」
虚弱「そーだねー……」
虚弱はやる気無く、そう聞こえるだけなのだろうが、答えた。
この調子では、やはり虚弱は学院祭のその日も具合が悪いままなのだろう。
何と言うか、残念だ。仕方が無い事とは言え、それでも……。
貴方「せめて、楽しみましょうね」
虚弱「……おー」
虚弱はまたやる気無く、片腕を掲げた。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かう。
認めたくはないが、こうして虚弱の送り迎えができる事を嬉しく思っている自分がいる。
保健室に着いた貴方は、保健の先生に挨拶しつつ簡単に事情を説明する。
それからベッドを一つ借りて、虚弱をそこまで連れていく。
虚弱をそこに寝かせてやると、虚弱は緊張を解くように深い溜め息を吐いた。
虚弱「……ありがと、——さん」
貴方「どういたしまして。では、私はこれで失礼します」
虚弱「うん……いってらっさい」
貴方「……ふふ、行ってきます」
貴方は虚弱に見送られながら、保健室を後にした。
教室に着くころには、もちろん遅刻である。既に一時限目が始まっていた。
毎度の事ながら、流石にこの問題はどうにかできないものだろうか……。
まあ、どうにもできないか。仕方のない事なのだから。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かったり、教室に残って学院祭の準備をしたり。
我がクラスは意外と余裕がある物で、食堂に向かう生徒の数が多い。
単純にマイペースなだけ、と言う意見もあるだろうが、物事は良い方向に考えた方が気が楽である。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
と言うか、アレなので、あまり下手な事はできないと言うのが正しいか。
それでも食堂に向かうくらいはしても良いだろうし、目的の場所に向かっても怪しまれはしないと思う。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
どうやら虚弱は、ベッドで横になっているらしい。
起きているかどうかは分からないが、できれば話しかけないでほしいそうだ。
*「……って、——さんに言うのも変な話よね。——さんなら、虚弱さんも喜ぶと思うわ」
そう言ってくれるのはありがたいが、相手の意思が確認できない以上は素直に喜べない。
さて、一先ずは想定通りである。
昨日の場合、虚弱は眠っていた。貴方が傍に寄ってもぐーすかぴー。
結局、貴方が意を決して虚弱の傍にいようとしたのも、殆ど無意味だったと言うわけだ。
まあ、貴方にとっては無駄ではなかったのだが……。
昨日の事を考えると、今日も眠っていのだろう。そんな気がする。
昨日は起こさなかったから良かったものの、今日も起こさないとは限らない。
それを考えると、今日はやめておいた方が良いのかもしれない。
起きちゃったら起きちゃったで……という考え方は、どうにもできない。
貴方は
1、傍にいる
2、やめておく
3、自由行動
↓2
2、やめておく
今日は、やめておこう。昨日のは、言わば賭けのような物だったのだ。
結果的に悪くはなかっただけで、もう二度とあんな心臓に悪い事はお断りである。
貴方は諦めて、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
一応考えてみるだけで、何もしない方が良いのかもしれない。
そんな事言って、結局何かするのかもしれないけれど。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。ほら言わんこっちゃない。
頭ではそう思っていても、手が勝手に鞄の中のノート二号へと延びて行ってしまうのだから仕方が無い。
しかし、例によってアレの演技に集中しなければならないため、あまり捗らないかもしれない。
それにしても暇なので、成果が見込めるかどうかは二の次と考えよう。
そう頭を切り替え、貴方は絵の練習を始めた。
直後のレスのコンマで判定
奇数で成功。偶数で失敗。
コンマ「8」
結局、絵の練習と言いながらノートに新たに発生したのは変な落書きであった。
いまいち、上達した気もしないし……まあ、いいか。
目的の一つである暇潰しにはなったのだから、前向きに考える。
貴方はノートを鞄にしまい、次の授業が始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭の準備を進める。
他の生徒たちが作業の準備をする中、貴方だけが帰る準備をしていると言うのは、ちょっと居心地が悪い。
……いや、よく見ると、貴方以外にも帰ろうとしている生徒がいる。
その生徒はちゃんとした予定があるのだろうか。それとも貴方と同じ事情?
考えても良い事にはならなさそうなので、貴方は気にしない事にした。
ただ、ちょっと他の生徒たちに悪く思うだけ。
さて、今の貴方にこれと言った予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
放課後にもなれば、虚弱も目を覚ましているだろう。
今すぐ帰るかどうかは、虚弱の体調次第となるだろうが……。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、男装を探す
6、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方が保健室に着いた時、保健の先生は席を外していた。
保健室を見渡しても虚弱の姿が見えない事から、まだベッドで横になっている事が推測できる。
起きているのかどうかは、いまいち分からないか。
まあ、起きていないならば待てばいいし、今ならば話しかけても大丈夫なような気がする。
貴方は
1、話しかける
2、待ってみる
3、自由行動
↓2
2、待ってみる
貴方は待ってみる事にした。
虚弱がベッドで休んでいるなら、無理に動かす必要はない。
虚弱に余裕が戻ってきてから、それからでも遅くはないだろう。
そう判断し、貴方はソファに腰掛けて、鞄を隣に置く。
そのまま、虚弱が出てくるのを待った。
一時間ほど経った頃、保健の先生が戻ってきて、ちょっとばかり世間話に興じていた最中に、ふらっと虚弱が出てきた。
貴方と先生の話声で気づいたらしく、虚弱はのんびりと、貴方へと近寄る。
虚弱「……いたんだ」
貴方「虚弱さん。はい、少し前から……」
虚弱「……気付かなかった」
虚弱は一度言葉を切って、ふうと呼吸してから、改めて口を開いた。
虚弱「……じゃあ、帰ろっか……」
貴方「そうですね。時間も時間ですから」
虚弱「……せんせ、さよならー……」
*「はい、気を付けてね。——さん、お願いね」
貴方「任されました。行きましょうか」
貴方は虚弱と一緒に下校した。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/22・土:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
↓2
3番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
ゲームを続行しますか?
続行するのならば、安価先のレスで天気判定を行います。(5分経過まで)
↓2 続行or続行しない
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 28(金)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
明日はいよいよ学院祭。待ちに待った学院祭。正直そんなに待っていない学院祭。
生徒たちの親族など、招待された人も来るそうなので、とりわけ騒がしい期間になる事は間違いないだろう。
今の内に、多少の苦労は覚悟しておこう……。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、ぐったりとした様子の虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「ん……おはよ」
貴方「ご飯、食べられます?」
虚弱「くう……」
貴方「じゃあ、行きましょう」
虚弱「……あい」
貴方は虚弱を支えながら、一緒に食堂に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 食堂|
□————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……ああ、——さん」
貴方「はい、なんですか?」
虚弱「あ……ううん……なんか、呼んでみただけ……」
貴方「そうでしたか」
虚弱「……行こーか」
貴方「はい、行きましょう」
貴方は虚弱と一緒に登校する事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かう。
貴方と虚弱が保健室に着いた時、保健の先生は席を外しているようだった。
明日の学院祭の事で、朝から会議をしているのだろうと言う事で、貴方たちは納得した。
先生が来るまで待ちぼうけと言うわけにもいかないので、心の中で謝罪しつつ、ベッドを一つ拝借する。
虚弱をベッドまで連れていき、そこにゆっくりと寝かせてやる。
貴方「大丈夫ですか?」
虚弱「ん……ありがと」
貴方「いいえ。ゆっくり、してくださいね」
虚弱「……分かった」
貴方は念には念をと、もう一度注意してから、虚弱が使用しているベッドのカーテンを閉じ、保健室を後にした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは食堂に向かったり、教室に残って学院祭の準備をしたり。
そう言えば、今日は金曜日。食堂では「週替わり定食」が販売されている。
その所為か、今日は昼食を抜いてまで学院祭の準備をしようとする生徒が少ない。
反比例して、食堂に行く生徒の数は多い事だろう。
今の貴方には、これと言った予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
虚弱は今、どうしているだろう。
まあ、また昨日のように寝ているのだろうが……。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、男装の所に行く
4、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
どうやら虚弱は、今日もベッドで横になっているようだ。
先生からは再三同じ注意をされているので、今更意識する必要も無い。
やはり今日も、虚弱は横になっているらしい。
それならば今日も、大人しく諦めるべきなのだろうか。
たしか、今の貴方に、虚弱に今すぐ伝えなければならない用事など無かったはずだし……。
強いて言うなら、明日の事に付いて相談するくらいか。
貴方は
1、話しかける
2、やめておこう
3、自由行動
↓2
2
10分経過したのでシステムさん判断で>>719で進行します。
2、やめておこう
まあ、やめておこう。それほど重要な話も無いのだから。
少なからず虚弱に無理を強いる可能性があるのであれば、回避するに越した事はないだろう。
貴方は諦めて、保健室を後にした。
する事も無くなったので、食堂に行って昼食を食べた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
アレの呪縛から解放された今、貴方はいよいよ自由に過ごす事ができる。
そしてやる事と言えば、教室でのんびり過ごす事だけ。
まるで変わっていない。それでいいのである。
貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「3年の出し物が何か聞きに行く」
そう言えば、貴方は二年生の出し物が何なのか、あらかた聞いている。
だが、他の学年はまだまだである。
その理由は言わずもがな、面倒だからである。
まず階が違うのもその通りだが、学年が異なると言うのは大きな壁なのである。
学校と言うのは小規模のジェネレーションギャップ。学年一つ異なるだけで文化も異なるのだ。
その所為とは言わないが交流が難しく、特に貴方のような半引きこもりのものぐさには大した試練。
正直面倒だし、その日になって確認すれば良いと言う節はある為、あまり行きたくはない。
好き嫌いをしている場合ではないと言うは、分かっているのだが……。
それでも貴方は
1、行く
2、行かない
↓2
2、行かない
貴方は、やっぱり行かない事にした。
こう言う事、良くない事だとは分かっているのだが、どうにも素直になれない。
それもまた貴方の愛嬌だと思おう。ちょっと、自分を愛しすぎている気もするが。
貴方は気分を変え、のんびり教室で過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは学院祭の最終準備に取り掛かる。
必要な小道具は全て揃えた。あとは、教室をお化け屋敷らしく改造するだけである。
今日は貴方も元気と言う設定なため、その準備を手伝う事ができる。
なお、配置は相談に相談を重ねて既に決定してある為、生徒たちはそれに従えば良い。
それには、背景係の貴方の意見も採用されている。
*1「その布はこちらにかけてください。あ、その人形は……」
貴方「これは、こっちに張り付けてください。それで、これは出口付近にします」
*2「——さあん、これ色違うけど、本当にここー?」
貴方「それは演出だと思ってください。あっ、替えが無いので、慎重に扱ってくださいね……?」
*3「作りましたね、人形……」
*4「壮観ですね……素人の手作りですが、却って不気味な感じが出ていていいですね」
黒研1「呪われよ眼、呪われよからくり……汝、嗤いたまえ、嗤いたまえ……」
黒研2「我流でも呪詛を練り込むのは流石にどうかと思うよ。せっせぱっぱ」
黒研1「ああ呪いが」
*1「あ、一体貸してくれますか? 窓の外にぶら下げるのに、使いますから」
そんな調子で、貴方のクラスの教室はお化け屋敷へと姿を変えていった。
準備を終えた貴方たちは、時間も時間なので、今日の所は解散と言う事になった。
明日の朝、まだ時間に余裕があるだろうから、その時に続きをすればいい。
とは言え、もうする事など無いから、新たに何らかの提案をして、実現可能ならばそれを組み込むくらいか。
外は既に暗いが、今から下校を開始する生徒ばかりだ。
こんな時間なのに、なんだか通常の下校時間だと錯覚してしまいそうになる。
そう言えば、まだ校舎に残っている人はいるのだろうか。
貴方は
1、寮に帰る
2、虚弱
3、愛
4、銀鎖
5、男装
6、鉢巻
7、自由行動
↓2
2、虚弱
貴方は虚弱を探してみる事にした。
もしかしたら、校舎に残っているかもしれない。
そうなると虚弱の居場所を推測する所から始まるのだが、まあ十中八九保健室にいるだろう。
貴方は進路を校舎入口から保健室に変更し、そこへと向かった。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方だが……困った事に、そもそも保健室の電気が点いていない。
どうやら、今は誰もいないようだ。
貴方が来る少し前に保健の先生は保健室を後にして、入れ違いになる形で貴方がここに来た……のだろうか?
とにかく、この様子では虚弱は既に寮に帰っている事だろう。
確かに、こんな時間になるまで保健室にいるわけもないか。
貴方は諦めて、寮に帰る事にした。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/23・日:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
↓2
4番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
次の再開は7月8日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
こんばんは、システムさんです。
次の周回の為に新ヒロインをいくらか製作してるんですけどね。
まあこれがまた見事に厄介そうな子ばかりで困ります。普通の女の子って難しいんですね。
思い返してみれば、最初の周回はヒロインのバランスが良かったように思えます……。
……後の事なんかより今をどうにかしろよって感じですけどね。
では、直後のレスで天気判定
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
4番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
4番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 29(土)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
……雨が降っている。学院祭の初日だと言うのに、なんと都合の悪い。
まあ、今更天気に対して文句を言っても仕方ないのは分かっているが……。
貴方は歯を磨き、髪を梳かし、制服に着替えて、ベッドを整える。
今日からいよいよ学院祭。生徒たちが待ちに待った、重大なイベントだ。
今日の貴方の予定は……。
お昼時と、午後に続けて、虚弱と一緒に学院祭を回る事になっている。
それを忘れないようにして、学院祭を楽しもう。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、ぐったりした様子の虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「……今日、憶えてる……?」
貴方「一緒に回る予定ですか? 憶えていますよ」
虚弱「……お願いしますね」
貴方「はい、楽しみましょう」
虚弱「……保健室にいるから、迎えに来てくれたら嬉しい」
貴方「承りました」
そんな話をしながら、貴方は虚弱と一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、必要な物を詰めた学生鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
貴方「お待たせしました、行きましょう」
虚弱「うん……みんな、浮かれてたね……」
貴方「そうですね。大イベントですからねー」
虚弱「……いいことだ」
虚弱は、どこか嬉しそうに言った。虚弱も虚弱で、楽しみにしていたのだろう。
浮かれているのが目に見えて分かる。そして、恐らく貴方も。
貴方と虚弱は、一緒に校舎に向かった。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
1、自由行動「他クラスの出し物では何に注目してるの?」
貴方は虚弱に、学院祭で何か注目している出し物があるかどうかを聞こうとして、やめた。
思い出してみれば、貴方は以前に、似たような事を聞いていたのである。
その時虚弱は、楽しめる物であればそれでいいと言っていた。
たとえば貴方のクラスのようにお化け屋敷や、ミニゲームを担当する出し物の事か。
喫茶店的な物でゆっくり、と言うのは求めていないのだろう。
その上で、もう一度虚弱に確認するのは変な話である。
まあ、前と虚弱の気持ちが変わっていると言う事もあるだろうし、再確認するのも悪くはないかもしれない。
それを加味しても、虚弱に無駄に疲労させるのは良くないとも思うが。
それでも貴方は
1、聞く
2、聞かない
↓2
2、聞かない
貴方はやっぱり聞かない事にした。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かった。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、一緒に保健室に向かう。
こんな日でも、虚弱の送り迎えは忘れないのだ。
それにしても、少し見ない間に、学院中は学院祭らしい雰囲気へと姿を変えていた。
元々の不可侵な領域らしさは損なわず、生徒たちの思い思いのはっちゃけが見て取れる。
保健室に着いた貴方は、保健の先生に虚弱を預けて、急いで教室に向かった。
貴方「後で、迎えに来ますね」
虚弱「はあい……がんばってー」
……まあ今日は貴方、何もしないのだけれど。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
貴方が教室に着いた時、教室では生徒たちがまだまだできる事を模索している最中だった。
先生の姿が見えないのは……先生も先生で、学院祭の対策などを会議しているのだろう。
とりあえず、貴方もそれに参加する事にした。
貴方「おはようございます」
*1「——さん、おはようございます」
*2「ううん……私はもうこれで良いと思うんだけどなあ」
*3「なにか無い物でしょうか……」
*4「うーん……」
貴方は何か、お化け屋敷のクオリティを上げられるようなアイデアを出せるだろうか?
1、自由行動
2、思い付かなかった
↓2
2
10分経過したのでシステムさん判断で>>757で進行します。
まあ、これは無理難題ですよね。いちおうやってみただけです。
2、思い付かなかった
暫く貴方たちは悩んでみたものの、これと言って思い付かなかった。
既に出来が完成形だと言う事で納得し、貴方含めたクラスメイト達は大人しく先生が来るのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
学院祭が始まる少し前。先生からの注意の時間である。
こう言った催しには付き物の時間ではあるが、浮かれた生徒たちにはちょっと鬱陶しい感じ。
先生3「みんな、今日と言う日を待っていたと思うわ。私だって待ったんだから!」
先生3「でもね、だからと言って、浮かれ過ぎるのはだめよ? 今日は、みんなの家族だって招待されているんだから」
先生3「明日なんか、一般の方もいます!」
先生3「この学院、そしてみんなの品位が疑われるのはせんせい非常に悲しいです!」
先生3「と言う事で、飽くまで女の子らしくお淑やかに、学院祭を楽しみましょうね」
先生からの注意が終わった時、クラスメイト達は……なんとなく、わざとらしいお淑やかさを演じていた。
意外と、ちょっと雑な節がある事を気にしていたのだろうか。
それからまた少しして。
いよいよ、学院祭が始まった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
午前中。学院内は、生徒のみならず、その家族の人で溢れていた。
……と、普通なら言うのだろう。
この学院、あまりに広すぎて、生徒の家族を含めたとしてもまだ通路に余裕がある。
広場や校庭にも出し物がある為、そちらに行っている人が多いのも原因かもしれない。
そうか、この学院は校舎よりもそれ以外の敷地の方が広いのか……。
なんて事を思いながら、貴方は当ても無く彷徨っていた。
見回してみれば、普段と違う華やかな飾りつけが気分を昂らせる。
香ばしい匂いがするから嗅いでみれば、それは肉を焼く匂い、醤油を焦がす匂い、ソースを焦がす匂い。
漂う紅茶の香りやら、なにやら……とにかく、飲食物の匂いがするのだ。
朝食を食べて暫くしていないと言うのに、腹が空いてくる。
その誘惑に負けてふらっと立ち寄るのも悪くはない。
とりあえず、一先ずは何があるのかを見回ってみるのが良いかもしれない。
もしくは、知り合いがいるだろう場所に行ってみるのも良いかもしれない。
そう言えば貴方ったら、特に確認もしていなかったのだから。
とりあえず、貴方は
1、自由行動
2、知り合いの所に行こう
3、適当に回ろう
4、体育館に行ってみよう
5、広場に行ってみよう
6、校庭に行ってみよう
↓2
2、知り合いの所に行こう
貴方は知り合いの所に行く事にした。
どの人の所に行こう?
1、虚弱
2、愛
3、銀鎖
4、男装
5、鉢巻
6、先輩
7、先生3
8、先生2
9、先生1
10、黒研の二人
↓3
2、愛
貴方は愛の所に行ってみる事にした。
ちらっと教室を見た限りでは、愛は教室にいなかったようだ。
だとすれば、世界「愛」クラブにいるのだろう。
そう言えば、世界「愛」クラブは何か出し物的な物をやるのだろうか?
やったとして、何をしているのだろう? 恋愛講座とか?
愛の事だから、何もせずのんびり過ごしていたりして……。
とりあえず、貴方は世界「愛」クラブに向かう事にした。
□——————————————□
|学院校舎内・世界「愛」クラブ部室|
□——————————————□
世界「愛」クラブの部室前に着いた貴方の目に飛び込んできたのは、その入口から伸びる人の列であった。
数えてその数……ざっと十人超。もっぱら女の子。一体愛は、何をしているのだろう。
そう言えば、貴方は学院祭における学院の案内を受け取っていたのであった。
それを取り出し、世界「愛」クラブの部室を探してみると……。
……そこにあるのは、「恋愛相談室」の文字。なるほど、この列も納得である。
その殆どが学院の生徒で、それ以外は紹介を受けた家族なのだろう。
恋愛相談と書いてあるからと言って、こんな胡散臭い場所に入る人なんかいないはずだ。
なのにこの列。恐らくは、前々から愛の評判はそれなりに良かったのだろう。
貴方が知らない間にちょくちょく相談を受けたりして。
そして、こんな形で見えない積み重ねが見えるようになったと。
それにしてもこれでは……例え貴方が知り合いでも、割り込んで入る事は許されないだろう。
愛に会うためには、並ぶしかないようだ。相談したい恋愛事もない……わけじゃないが相談できないのに。
まあ、時間はあるし、ついでに挨拶しにいっても良いかもしれない。
貴方は
1、並ぼう
2、やめとこう
3、自由行動
↓2
1、並ぼう
貴方は並ぶ事にした。列の最後尾に付き、順番が来るのを待つ。
それにしても、他に並んでいる人の顔を見ると、思う所がある。
思いつめたような表情をする人や、ちょっとだけ恥ずかしそうにする人。
如何にも、何か悩みを持っていると言うような表情の人ばかりである。
そんな中、相談する気も無く、ただ挨拶ついでに並んでいる貴方と来たら。
別に悪い事ではないのだろうとは思うが、どうにも気分として落ち着かない。
並んで一時間ほどだろうか。あっと言う間に十人越えの列は消化されていき、貴方の番。
一人に着き五分しか相談をしていない計算になるが、ちゃんと話し相手になったのだろうか。
部室から出てくる人たちの顔からは、いまいち見分けは付かない。
愛「次の方、どうぞー」
ちょっと「よそいき」な感じの、それでも間延びした愛の声が聞こえて、貴方は部室に入る。
貴方「失礼します」
部室内は……至って変わらず、普段とほぼ同じである。
異なる所と言えば、長椅子の方向が九十度回転していて、まるでカウンターテーブルのようになっている事か。
ちなみにほぼ同じと言う事は、お茶がセッティングされている所も相変わらずである。
……客に、出しているのか。お茶。
愛「おや、その声は——さんではありませんか!」
入るなり、愛はすぐに貴方だと気付いた。
愛「よく来てくれましたー。ささ、座ってくださいな」
貴方「ああ、いえ。私はただ挨拶に来ただけなので……」
愛「そんな事を言わずに、どーぞ」
愛は髪の毛からにゅっと両腕を出し、貴方を正面の椅子に座るように促す。
……貴方は見慣れていてなんとも思わないが、初見の人は愛のこの姿をどう思うだろう。
上半身が髪の毛に覆い隠されて何も見えない、顔すら見えない愛の姿を。
貴方だって、初めて見た時には「髪の毛おばけ」と思った物である。
貴方「……そこまで言うなら、失礼します」
愛に押されて、貴方は愛と向かい合うように座る。
このようにテーブルを挟んで向かい合うと、なんとなく相談してしまいたくなる気分になる。
愛「まま、お茶でもどうぞ」
貴方「どうも。頂きます」
愛から湯呑みを頂き、貴方はお茶を一口啜る。
季節柄、そろそろ寒くなってくる頃合いだ。温かいお茶は、微妙に冷える身体に染みる。
貴方「……美味しいです」
愛「今日のは気合いを入れて厳選しましたからねっ。自信がありますからー」
愛の髪の毛先がひょこっと跳ねた。なるほど、自信に溢れているらしい。
貴方「そう言えば、結構お客さんが来ているんですね。私の後も、何人か並んでいました」
愛「そうですか。やはり、愛に迷う人は多いのですね。悩ましい事です」
愛「愛に迷う事自体は、素晴らしい事だと思います。愛すると言う事を、更に極めようとしているのですから」
愛「しかし、その為に苦しむのは……あまりよろしい事ではないですね」
貴方「……全くです」
……貴方は
1、自由行動
2、お暇する
↓2
1、自由行動「クラスの出し物の方はどう?」
貴方「そうそう、クラスの出し物の方はどうですか? たしか、紅茶専門の喫茶店だとか……」
愛「そのとーりですね。紅茶となるといかんせん私の管轄外ですが、何故か頼られましてねー」
愛「どれが美味しい紅茶か、なんて飲み比べまでしました。とても美味しかったですー」
貴方「あら。では、これを機に紅茶も嗜んでみたりするのでしょうか?」
愛「それも良いですが、やはり私は日本茶の方が好きですね」
そう言って、愛は傍に置いてあったお茶っ葉を詰めた缶を、愛おしげに撫でる。
愛「私はこちらがあるので、喫茶店の方のお手伝いはできませんが……成功を祈っていますよ」
愛「この髪では、お客様を相手に飲食店などできませんからね」
貴方「それも、そうですね」
そんな事言ったら、一対一のタイマンでこんな事もできないとは思うが……。
貴方はそんな話をしながらお茶を頂き、世界「愛」クラブの部室を後にした。
まだまだ一日目だが、愛は愛で学院祭を楽しんでいるようだ。
……貴方の恋愛相談は、できなかったが。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
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【!】10/29【土曜日】の【お昼時】と【午後】に虚弱と一緒に学院祭を回ります。
お昼時。お腹を空かせた人たちが、専ら飲食店に集まる時間だ。
この時間、貴方は虚弱と一緒に回る事になっている。
一先ず貴方は、虚弱を迎えに行く事にした。
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|学院校舎内 ・ 保健室|
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保健室に着いた貴方は、忙しそうな保健の先生に挨拶をする。
初っ端から色々と怪我をした生徒がいる事はいるらしく、その処置に追われているらしい。
包丁で指を切った、転んで膝を擦り剥いた、肉刺が潰れた……などなど。
そんな人たちを横目に、貴方は虚弱が使っているベッドへと向かう。
カーテンは閉じられているが、貴方との約束がある為、眠っていると言う事はないだろう。
貴方「虚弱さん、——です」
そっと、貴方は話しかける。
虚弱「……あー、うん……」
変わらず、具合が悪そうな虚弱の声の後に、カーテンの向こうで、ごそごそと蠢く音がする。
ちょっとして、カーテンが開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「……お迎え、ごくろー……」
貴方「どういたしまして……大丈夫ですか?」
虚弱「…………さあ。でも、いく……」
どうにも不安の残る返事である。
お迎え御苦労なんて、そんな冗談を言える余裕があるなら、大丈夫なのだろうとは思うが……。
貴方「分かりました。さ、行きましょう……」
貴方は虚弱をさせながら、一緒に保健室を出た。
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|学院校舎内 ・ 廊下|
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とりあえず廊下に出てきた貴方と虚弱。
貴方「虚弱さん、どこか回りたい所はありますか?」
虚弱「……まかせる」
念の為尋ねてみれば、とんでもないブレードを付けてブーメランが帰ってきた。
まあ……予想の範囲内ではある。虚弱は興味がある出し物を、具体的には言わなかった。
恐らく、どこで何をやるのかを知らず、また今も確認していないのだろう。
どうやら虚弱は、貴方に判断を委ねるらしい。さて難しいぞ。
虚弱は楽しめる場所を集中的に回りたいらしい。遊べたり、お試しで弓が撃てたり……か?
しかし今の虚弱の様子だと、そう言った事を楽しめそうにない。
それに今はお昼時だ。虚弱はお腹が空いているのかもしれない。
それを探す為に歩き回るのも、虚弱に負担を掛けてしまいそうだ。
思ったより、難しいデートになりそうだ。
とりあえず、貴方は
1、何かを食べよう
2、どこかで遊ぼう
3、ゆっくり寛ごう
4、自由行動
↓2
1、何かを食べよう
貴方「お腹、空きません?」
虚弱「…………空いた」
貴方「時間も時間ですし、ご飯を食べるのはどうでしょう?」
虚弱「……分けっこ、しよ……」
分けっこ。と言うのも、一人前を頼んでも一人では食べ切れないからだろう。
賢明な判断である。貴方としても、実はありがたい。
こう言う物は、食べ歩きをするのが醍醐味の一つでもあるのだ。
他の人の迷惑になる事を考えると、実際に食べながら歩く事はできないのだが……。
虚弱の体力を考えても、休みながら色々回るのが良いかもしれない。
貴方「分かりました。それなら……」
どこか、適当な飲食店は無いだろうか?
貴方は学院祭の案内を見ながら、適当な場所を探す。
……三年生の教室軍に、そう言ったお店が多いのは何故だろう。
それはさておき、貴方は
1、焼きそば!
2、パンケーキが美味しそう
3、焼きとうもろこしを……
4、ご飯じゃないけどクレープ
5、ご飯じゃないけど大判焼き
6、自由行動
↓2
2、パンケーキが美味しそう
貴方「パンケーキ……」
虚弱「え……?」
貴方「……はっ。パンケーキの文字を見ていたらつい言ってしまいました……」
虚弱「あー……いいねえ、ぱんけーき……」
貴方「美味しそうですよね。じゃあ、ここにしましょうか」
虚弱「うん……はちみつぅ……」
意外と、虚弱が賛同してくれた。虚弱ったら、一体何を食べさせて良いのかが分からないのだ。
勘で選択するしかないと言うのに、貴方と来たらまさかの怪我の功名である。
まあ、虚弱が楽しそうなので、良しとしよう。
貴方は虚弱と一緒に、パンケーキを売っていると言う教室に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 教室|
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目的の場所に着いた貴方と虚弱は、店員もとい生徒に案内されて、適当な席に座る。
お昼時ではあるが、あまり人は来ていないようだ……パンケーキはご飯と言うよりおやつだから?
そのおかげですんなり座れたのだから、良しとしよう。
店内は、カントリーチックな飾りが多少ある程度で、教室の面影を残していた。
素朴な感じだが、それがむしろ居心地が良い感じがする。
普段自分たちが過ごしている場所だからだろうか?
虚弱「……なんか、いいね……」
貴方「そうですね」
どうやらこの店では、ホットプレートで生徒が焼くらしい。
心配事が二つある。一つ、腕前。二つ、ブレーカー。
前者はクリアできたから続行できたのだろうとして、後者は……まあ、この学院でそんなケチくさい事は言わないか。
注文をして、待つ事数分。貴方と虚弱の前に、手作りパンケーキが出された。
手作りであるが、形に崩れはあまり見られず、素人にしては良くできていると思う。
虚弱「おー……」
ぐったりしていた虚弱も、整った形のパンケーキに感嘆の声を漏らす。
貴方「すごいですね、これ……」
虚弱「うん……食べよ、たべよ……」
虚弱に急かされ、貴方は蜂蜜を中心から満遍なく垂らす。
それから、一口サイズに切って……
1、「あーん」
2、先ずは毒見
↓2
1、「あーん」
貴方「はい、虚弱さん。あーん」
虚弱「あー……」
虚弱は、特に何の反応もせず口を開く。あまりにもあっさりしすぎて貴方の方が驚いた。
虚弱は、「あーん」と言う行為にあまり意味を求めていないのだろうか……。
ちょっと複雑な気分になりながら、しかし口を開けて待つ虚弱の無防備な姿に愛らしさを感じてしまう。
思わず笑ってしまい、そうしながら、貴方は虚弱の口にパンケーキを運んでやる。
虚弱「……んむ」
虚弱はフォーク先のパンケーキに食らい付き、もくもくと咀嚼を始める。
虚弱「……おお、おいしい……」
貴方「あ、そうですか?」
虚弱の評価を聞き、貴方も一口食べてみる。
その時、まるで虚弱に毒見をさせてしまったみたいだと気付いた。
……確かに、美味しい。味は「タネ」の段階から決まっているような物だが、このパンケーキは及第点を与えられる。
焼き加減も程良く、ダマや生の部分が無い。また、器用にもふんわりとした食感だ。
甘く、食感も良く、蜂蜜によってその甘さは更に引き立てられる。
貴方「あ、本当に……」
虚弱「……もーひとくち」
貴方「あ、はいはい……あーん」
虚弱「あー……」
貴方は虚弱とパンケーキを分けっこして食べた。
意外と美味しかったのもあるが……それを食べて、気分が良くなったらしい虚弱を見れて、ちょっと嬉しかった。
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|学院校舎内 ・ 廊下|
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午後。生徒たちにも疲れが見え始める……どころか、まるで深夜のように逆にテンションが上がる頃。
むしろ、学院祭と言うものに慣れ、また気分も開放的になってくる頃だろう。
貴方と虚弱は、休みを挟みながらも、適当に校舎を回っていた。
そろそろ日も傾く頃だから、校舎の外にも出て問題は無いだろう。
貴方「虚弱さんは、どこか行ってみたい場所はありますか?」
虚弱「うーん……——さんに、任せる」
結局、こうなるのである。予想の範囲内なので、貴方はうろたえずに思考を切り替える。
食べ歩き的な事は、あの後も色々したので、特に必要はなさそうである。
まあ、学院は広い。まだまだ食べていない物も多いので、そこに行ってみるのも良いだろう。
虚弱の具合もマシになってきた頃合いだし、そろそろ虚弱が行きたいだろう所を回ってみるのも良いかもしれない。
貴方は
1、まだ食べよう
2、どこかで遊ぼう
3、ゆっくり寛ごう
4、自由行動
↓2
2、どこかで遊ぼう
貴方「では、そろそろ何か遊べる所を探しましょうか」
虚弱「そーしよー……」
虚弱も快諾してくれた事だし、よほど無理な事でなければ、激しい動きもできるかもしれない。
虚弱が楽しむ事を考えるならば、静かにできるものの方が良いのだろうが。
貴方は再び、学院祭の案内を見ながら何か適当な場所を探す。
そう言えば、これがあるのならば、案内所なる物は必要ないのではないだろうか?
……まあ、できる事とできない事があるのだ。これを見て分からない人は、そこに行けと。
そこに行く為の道が分からないのであれば、結局だめだめなのだが、深くは言わない事にする。
さて、流石に遊ぶ出し物となると、各所に散らばっているようだ。
連続して遊ぶと言うのは、難しそうである……。
貴方は
1、ミニゲームコーナー
2、科学の実験
3、うちのお化け屋敷
4、コスプレ写真館……?
5、弓射的……?
6、自由行動(今更だけど出し物勝手に創造可)
↓2
1、ミニゲームコーナー
貴方「この、ミニゲームコーナーと言うのはどうですか?」
虚弱「ふむ……面白そう」
貴方「あの教室でコーナーって、どうするのでしょう?」
虚弱「……狭さ的に、三つがせいぜいだよね……」
貴方「その結果、一つ一つがミニサイズになってしまったと」
虚弱「……ああ、だからミニゲームコーナー……」
貴方「なるほど……」
そんな話をしながら、貴方と虚弱は一緒にミニゲームコーナーに向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 教室|
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目的の教室にやってきた貴方と虚弱だが……思ったより、人が多かった。
主に、小学生や中学生の男の子……恐らく生徒の弟たちだろう子供だ。
やはり男の子はこう言う物が好きなのだろうか。
虚弱「……——さんも、こう言うの、好き……?」
貴方「どうでしょうねー。一人では乗り気になれないと思います」
そんな話をしながら、貴方と虚弱は順番が回ってくるのを待つ。
ようやく空いたコーナーの一角に案内されると……それはバスケットゲームとでも言うものか。
設定された位置からバスケットゴール目がけて五つのゴムボールを投げ入れると。
位置によって点数が設定されており、その点数次第で賞品がもらえるようだ。ガチャガチャの景品程度の物だろう。
投げやすい位置の得点は低く10点、ちょっと低い位置にある物は20点。
10点のゴールに囲まれ、入り辛い位置のゴールは30点。よくある点数設定だ。
賞品を貰えるのは、70点以上から。絶妙に難しい。
貴方「じゃあ、虚弱さん」
虚弱「あ、私見てるから……」
貴方「……えっ?」
虚弱「頑張ってねー……」
……なんとまあ、思わぬ押し付けを食らった物である。
そもそも貴方、こう言った事はあまり得意ではないのだが。
一発目は犠牲にするとして、それで感覚を掴めるかもしれない。
貴方「……見ていてくださいよ」
貴方のやる気に火を付けた代償は重い事を、思い知らせてやろうではないか。
さて、どこを狙おう……。
1、10点のゴール(同時にレスのコンマで判定。1235679…成功。480……失敗)
2、20点のゴール(同時にレスのコンマで判定。偶数…成功。奇数…失敗)
3、30点のゴール(同時にレスのコンマで判定。678…成功。1234590…失敗)
↓1〜5 ただし↓1の判定は一律 0…成功。123456789…失敗(連投あり)
コンマ上から「3、8」「2、6」「3、6」「2、1」「3、6」
意外と、入る物である。30点のゴールとか。
得点設定的に、10点は安全圏に入るまでは論外である。
そして、貴方の器用さ的に、安全圏は一つとして存在しない。
その為、ほぼ常に30点を狙いに行っていた。
その結果、一発目は犠牲に、二発目は20点ゴールに、三発目は見事30点ゴールに。
四発目は狙いが逸れたばかりか20点ゴールの沸きを虚しく落下していった。
その時点で、貴方は20点ゴールを狙えば良かったのだが、この際何処を狙っても同じなので思い切って30点を狙ったら……入っちゃった。
総得点数80点。見事、賞品獲得の圏内であった。
*「この中から一つ賞品をどうぞー」
柔らかい笑顔を浮かべて、生徒が貴方に籠を差し出す。
……本当にガチャガチャの景品みたいな物しかない。
貴方は
1、猫っぽいこれ
2、手足が生えた気持ち悪い野菜
3、デフォルメされた変なバケモン
↓1
1、猫っぽいこれ
貴方「……じゃあ、これを」
そう言って、貴方はラインナップの中から一番まともそうな物を選んだ。
猫のようだが、どうにも猫らしくない気がする猫っぽいそれ。
見れば見るほど愛嬌があるようで、あざといようで、腹黒いようで……。
まあ、でも、ある意味猫らしさを出せていると思う。
それを持って、貴方は虚弱の許へと向かう。
虚弱「おめでとー……」
貴方「ありがとうございます。これ、貰いました」
虚弱「なにそれ……犬?」
貴方「あ、虚弱さんには犬に見えるんですね……」
虚弱「え? ——さんは……?」
貴方「私は猫に見えますが」
虚弱「……あー……。ねこ……?」
貴方「納得できないなら、それで良いです」
虚弱「うーん……。じゃ、行こうか……」
話もそこそこに、今度は虚弱の番だと思っていたら、虚弱はそのまま教室を出ようとする。
あまりにも自然だった物だから、貴方は思わず止めてしまった。
貴方「虚弱さんは、やって行かないんですか?」
虚弱「……うん。——さんがやってるの見て……満足」
虚弱「ほら、次、行こ……」
虚弱は貴方の手を取り、ちらりと、目配せする。
虚弱が一瞥したその方を見ると……人がいっぱいいた。
このままここにいても、迷惑になるだけ、と言う事だろう。
貴方「……分かりました。行きましょう」
それならばと貴方は納得し、虚弱と一緒に教室を出た。
貴方は残念に思ったが……それでも虚弱が楽しそうだったので、良しとしよう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
学院祭の一日目が終了し、貴方と虚弱は一度教室に向かった。
虚弱はともかく、貴方の場合は鞄を持ってきてしまっているのだ。正直いらなかった。
虚弱「お、良い感じな出来……」
お化け屋敷へと変貌した教室を見て、虚弱は楽しそうな声を上げる。
その後、鞄を回収し、不慮の事故などで破損した場所、修正の余地がある場所を多少弄くってから、今日の所は解散となった。
□—————□
|学院敷地内|
□—————□
虚弱「……ねえ、——さん」
帰り道の途中、虚弱は口を開いた。
貴方「はい、なんですか?」
虚弱「……今日は、ありがと……。私、楽しかった……」
虚弱「——さんと一緒に回れて……楽しかった」
足を止めず、ぽつりぽつりと語るように、虚弱は言った。
聞き間違えようのない、貴方への感謝の気持ちだった。
貴方は
1、「それなら良かった」
2、「どういたしまして」
3、猫っぽいのあげる
4、自由行動
↓2
4、自由行動「自分も虚弱とまわれて楽しかった」
貴方「私も、虚弱さんと回れて楽しかったです」
虚弱「……ほんとう?」
貴方「本当ですよっ!」
嘘な物か。貴方は今日、本当に、楽しかったのだ。
まるで、恋人のような気分になれた……それだけで、貴方は良かった。
まさかミニゲームをパスされるとは思わなかったが、その分を差し引いてもお釣りがくるほどだ。
虚弱はじっと貴方を見上げたかと思えば、俯いた。
そして、貴方の手を握る力を、少し、強くした。
虚弱「……帰ろ。今日はつかれたあ……」
何を言うのかと思えば、先ほどまでの会話をぶった切るそんな言葉。
あまりにも突然で、思わず、笑ってしまった。
貴方「そうですね、帰りましょう」
虚弱は今日、無理を押して貴方と一緒に学院祭を回ったのだろう。
だって、普段ならば保健室で休んでいるのだから。
一刻も早く、休ませてやるのが良いだろう。
それと、もしかしたら、照れ隠しなのかもしれないし。
貴方は虚弱と一緒に、寮に帰った。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
……犬には、見えなかったよなあ。
そんな事をふと思いながら目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/24・月:終了)
↓2
5番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
そら、イベントとなるとすぐこれですよ。長々とすみません……。
次の再開は7月9日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
如何にコピペ可能と言っても携帯でこれをぽちぽちするのは大変だったでしょうに……。
その原動力はなんなのか、システムさんは実に知りたいですね。興味深いです。
まあ、触らぬ神に祟り無しってヤツでしょうけれどね。こんばんは、システムさんです。
それでは直後のレスで天気判定ほい
すみません、ちょっと再開が遅れます。
またいつも通り、30分までには戻ってくると思うので、すみませんがお願いします。
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/29・土:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
5番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
5番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 30(日)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
今日は学院祭二日目。今日に限り、一般公開もするそうだ。
昨日とは比べ物にならない来客が予想されるだろう……移動も困難になるかもしれない。
まあ、今日は貴方も特に予定はないので、一日中部屋に籠る事もできる。
……非常にもったいないのは言うまでも無いが。
いつもの行動を終えた貴方は、それを心がけて虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、ぐったりした様子の虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん、おはよう」
貴方「はい、おはようございます」
そう言えば虚弱は、今日はどうするのだろう。
本当なら、昨日だって部屋でゆっくりするつもりだったのかもしれない。
貴方と一緒に回る予定があった為に、頑張って校舎に向かったのだとしたら……?
貴方「今日は、虚弱さんはどうするのですか?」
勿体ぶっても仕方が無いので、貴方は尋ねる事にした。
虚弱「…………休もうかなぁ」
貴方「そうですか……じゃあ、迎えに行かなくても大丈夫です?」
虚弱「……ああ、うん、そだね……」
どうやら虚弱は、今日は部屋でゆっくり過ごすらしい。
学院祭であるが、仕事が無いのなら部屋で過ごしても構わないのだ。
とりあえず虚弱に確認をしてから、貴方は一緒に食堂に向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
まあ、やめておこう。
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度部屋に戻った貴方は、身嗜みを改めて整えて、それから校舎に向かった。
一先ずは校舎に行って、それからどうするかを決めれば良いだろう。
一年に一度の学院祭なのだから、部屋で過ごすだけと言うのはもったいない。
ただ、今日は人が多い為、あまり自由に動けないかもしれない。
それを考えると、やはり部屋で過ごすのも良いかも……。
まあ、兎にも角にも、先ずは教室に着いてからだ。
虚弱は一日中部屋にいるそうだから、気が向けばそこに行けば良いだろう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
教室に着いた貴方は、クラスメイト達との挨拶を済ませて、教室を見渡す。
広さの都合上、迷路状にする事はできなかった。貴方のクラスのお化け屋敷は、残念ながら一本道。
展覧会と言う設定なので、別に迷路にする必要はないのだが……。
その分だけ、クラス総員によって細かい所は凝ったつもりである。
評価を聞くに、中々に悪くないらしい。とりあえず、生徒たちからの受けは良いようだ。
それが「外」の世界にも通じるのかどうか、不安ではある。
その為に、今日だって完成度を高める為の会議を怠らないのだ。
貴方はクラスメイトと喋りながら、学院祭二日目が始まるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
午前中。二日目が開始して数十分もすれば、学院内はお客様でいっぱいになった。
……いっぱいと言っても、それでもまだまだまともに移動ができるくらいの余裕はあるのだが。
まったく以て、この学院の敷地はどれだけ広大なのかが改めて分かる。
聞くには、ここの学院祭はレベルが色々と高いようで、楽しみにしている地元の人も多いらしい。
他校の生徒も来る事があるらしい。それを意識すると、気が引き締まるようだ。
さて、まるで追い出されるかのように教室から出てきた貴方。
今日一日中、貴方にはこれと言った予定はない。貴方は自由に、学院祭を楽しむ事ができるだろう。
二日目ともなると生徒たちも手慣れてくる……はずなのだが、外からも人が来る事を意識してか、やはりぎこちない。
お昼頃には慣れてきて、自由奔放にはっちゃけている事だろう。
とりあえず、貴方は
1、自由行動
2、知り合いの所に行こう
3、適当に回ろう
4、体育館に行ってみよう
5、外に出てみよう
6、部活動を回ってみよう
↓2
ごめんなさい、選択肢に忘れ物がありました。
1、知り合いの所に行こう
2、適当に回ろう
3、体育館に行ってみよう
4、外に出てみよう
5、部活動を回ってみよう
6、帰ろう
7、自由行動
この選択肢で、↓1でもう一度選択してください……。
1、知り合いの所に行こう
貴方は知り合いの所に行く事にした。
どの人の所に行こう?
1、愛
2、銀鎖
3、男装
4、鉢巻
5、先輩
6、自由行動
↓2
5、先輩
貴方は先輩の所に行く事にした。
何処にいるのかはさっぱり分からないが、とりあえず先輩の教室に行けば居場所が分かるだろう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 3-B|
□————————□
*1『だれかぼくをささえておくれ。それだけでぼくはがんばれるんだ』
*2『きみがよわねをはくなんて、めずらしいね。わかったよ、ぼくがささえるよ』
*1『ありがとう。ぼくのせなかは、あなたにあずけるよ』
*2『じゃあぼくは、ずっときみをおうえんするよ』
先輩の教室に着いた時……先輩の教室では、人形劇が行われていた。
手に嵌めた手作りパペットが小さな劇場で、陽気に、しかしどこか切なく物語を進めていた。
思わず口を閉ざしてしまうような雰囲気に、貴方は教室の中に入れずにいた。
そう言えば、先輩の教室の出し物は……人形劇、と書いてあった。
時間毎に公演が決まっているらしく、その都度、別の物語をするそうだ。
内容からして、恐らくはオリジナルだろう。その脚本を作る手間を考えると、大したチャレンジだ。
その甲斐あってか、それなりに人は入ってきているらしい。
ただあまり受けていない様子。どれだけの時間をやっているのかは知らないが、飽きている人もいるようだ。
*1『ぼくはつかれちゃったよ。だから、おやすみ』
*2『うん。おやすみ。いつのひかめをさましたとき、ぼくはまたきみのせなかをささえるよ』
何やら物哀しげなオチを付けて、人形劇は幕を下ろした。
パペットを嵌めた三人の生徒が劇場の物影から姿を現し、見てくれた人たちに一礼をする。
その出来に対しての賛美の拍手は、まあまあ妥当な程に送られた。
残念ながら、その中に先輩の姿は無い。
どうやら、貴方と同じように暇を貰っているようだ。これは厄介。
貴方は隙を見て、生徒の一人に先輩の事に付いて尋ねてみた。
貴方「あの、失礼します」
*1「あら、どうしました?」
上級生特有の余裕とでも言うのだろうか、生徒は柔らかく微笑む。
その姿は正に上品であり、お嬢様然としている。これが学院祭の為に作った姿だと思うと、複雑である。
貴方「先輩さんはどちらにおられるのでしょう?」
*1「先輩さん……確か、眼鏡さんと一緒に学院祭を回る、と言っていましたわ」
これまた厄介な事になった。なんとまあ、デートの最中と言うではないか。
貴方「そうですか……ありがとうございました。人形劇、とても面白かったです」
*1「そう言ってくれると、嬉しいです」
貴方は先輩の教室を後にしながら、考える。
どうやら先輩は、愛しの恋人とデートの最中のようだ。
邪魔をするわけにはいかないし、今は会わない方が良いのかもしれない。
貴方は
1、先輩を探す
2、適当に回ろう
3、体育館に行ってみよう
4、外に出てみよう
5、部活動を回ってみよう
6、帰ろう
7、自由行動
↓2
2
なんかもう↓1にするのつい忘れちゃうんですよね……五回連続って言うのはアレなので>>834で進行させてください。
2、適当に回ろう
貴方は予定を変更して、適当に回る事にした。
そうするだけでも何か新たな発見があるかもしれない。
特に当ても無く歩き回っていた貴方。
時に飲食物の匂いに空いてきた小腹を刺激され、時に面白そうな出し物に興味を惹かれ。
時に自分のクラスまたは部活動の出し物に沿ったコスプレ的な衣装を着ている呼子にナンパされ。
まあ、学院祭らしさを楽しんでいると言えば、楽しんでいた。
*「失礼、お嬢様」
そんな時、妙に低く凛々しく作った、女性の声が貴方を呼び止める。
思わず振り返れば、そこにいるのは……使用人のような格好をした、いつだったかの三年生だった。
貴方を執事喫茶に誘った、彼女である。
貴方「あなたは……」
*「憶えていましたか。あれ以来うんともスンとも言わないので、すっかり忘れていると思っていました」
生徒は、見るからに執事だと言わんばかりの格好をしていた。
よく見れば、それは生徒たちが自らの手で作ったものだと言うのが分かる。
もちろん、生徒本人が作ったわけではないのだろうが……人数分、恐らくは十人以上にあう執事服を作ったのだろうか。
もしそうならば、それだけでどれだけ手間を掛けているかが分かる。
貴方もこれを着る羽目になっていたかもしれないのか……そう考えると、やらなくて良かったような、ちょっと勿体ないような。
学院祭という雰囲気に当てられて、思考がお馬鹿になっているかもしれない。
*「そんな過ぎた事はどうでもいいんです。せっかくなので、立ち寄っていきませんか?」
*「もちろん、この服を着せようだなんて思いません。一人のお客様、お嬢様としてお迎えさせて頂きます」
*「あ、そうです。このチケットを……」
そう言って、生徒は胸ポケットから一枚の黒い紙を取り出す。
その紙を受け取り、それに書かれている文字を確認する。
飲み物無料券。……白い文字で、そう書かれていた。もう少し、雰囲気に浸らせればよい物を。
*「私はあなたをいつでもお待ちしております。それでは、失礼致します」
貴方にチケットを渡して満足したのか、生徒は一度お辞儀をして、踵を返し、向こうへと言ってしまった。
……あの姿。集客効果がありそうである。
貴方のクラスも似たような事をやっているが、僅かながらに執事喫茶の方がレベルが高いか。
それだけ、この出し物に力を注いでいるのだろう。
まあ、たしかに。せっかくなので、行ってもいいかもしれない。
気分が向いたら、で良いのだ。真面目に考える必要はないだろう。
貴方は貰ったチケットをポケットにしまい、学院祭を再び回り始めた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
お昼頃。この時間になると、飲食店の出し物が混んでくるだろう。
貴方のお腹も少し空いてきた頃。何かを食べて腹ごしらえをするのも良いかもしれない。
今の時間ならば、先輩に会えるだろうか? それとも、一日中眼鏡とデート?
後者の可能性の方が明らかに高そうなので、今日は諦めた方が良いのかもしれない。
そう言えば、先ほど貰ったあのチケット。執事喫茶の飲み物無料券。
せっかくもらったのだから、使わなければもったいない。行くのも、ちょっと気まずいが。本来ゲストとして呼ばれるはずだった貴方、それを蹴飛ばし、いけしゃあしゃあと赴くのは……ちょっと。
そこまで責任を感じる必要も無いのだろうが、これがなかなかどうして。
一通り見て回ったし、人が多くなってきた事を考えて、今日の所は寮に帰っちゃうのはどうだろう。
選択肢として、一考の余地有りである。
とりあえず、貴方は
1、知り合いの所に行こう
2、適当に回ろう
3、体育館に行ってみよう
4、外に出てみよう
5、部活動の出し物を回ってみよう
6、寮に帰ろう
7、自由行動
↓2
6、寮に帰ろう
貴方は寮に帰る事にした。
飽くまで、一旦寮に帰るだけである。
もしかしたら、気分が代わってもう一度出るかもしれないのだ。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
部屋に戻ってきた貴方は、少しばかりの疲労を感じる身体を解しつつ、ベッドに腰掛ける。
換気の為に開けた窓から、外の喧騒がよく聞こえる。
客を呼ぶ声、子供がはしゃぐ声、生徒が喜ぶ声、先生(具体的にはあの人)が怒鳴り散らす声。
今日がお祭りで、それがこの学院で行われている事を、改めて認識するようだった。
さて、一度寮に戻ってきたのだが、どうしよう。
貴方は
1、部屋で過ごす
2、他の人の部屋に行く
3、学生寮受付に行く
4、寝る
5、自由行動
↓1
5、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。こんな時にまで絵の練習をする貴方、もはやバカとでも言える。
とは言え、寮に帰ってきた手前なんだが、やる事が無いのだから仕方が無い。
それに、今日は学院祭。普段とは異なる光景が描ける。異なるインスピレーションが働く。
そう考えると、絵の練習をするのも、強ち悪い事ではないのだと思う。
そう考えながら、貴方はいつものノート二号と筆入れを取り出し、窓際にてセッティングする。
絵具を使うのも悪くはないのだが、そうすると準備と片付けに手間取る上に、集中し過ぎて時間が潰れてしまう。
また、たまにはこうして普通に写生をする事で、これまた普段と違った何かが得られるのかもしれないのだ。
なんて、貴方もそれらしい言い訳ができるようになった物である。
そんな事を考えながら、貴方は窓の外の風景をノートに描き起こす。
結構、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
午後。昼下がりと言う時間帯の所為か、外の様子も落ち着いてきた頃。
貴方はシャーペンを置き、固まった身体を解しつつ、考える。
そろそろ、もう一度校舎に向かっても良いかもしれない。
この時間になると、どこか落ち着ける場所が混んでくるはずだ。
逆に、昨日のミニゲームコーナーなどのような、遊べる場所は空いているはず。
また、本格的なご飯の飲食店は空くが、おやつ的な物を出しているお店は混むだろうか。
昨日の事を踏まえて、貴方が今更ながら発見した法則である。
どうせなら虚弱も連れ出したい所だが……流石に無理だろう。
大人しく一人で向かうか、このまま部屋で過ごすか。
貴方としてはどちらでも構わない。
貴方は
1、部屋にいよう
2、校舎に行こう
3、広場に行こう
4、体育館に行こう
5、自由行動
↓1
2、校舎に行こう
貴方はもう一度、校舎に行く事にした。
この時間ならば、また別の事があるかもしれない。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
とりあえず校舎に着いた貴方。なんとなく、当ても無く適当な場所に来てしまった。
校舎に来たのは良いが、これからどうしよう。まさかまた部屋に戻る、なんて事はできない。
どうせなら何か出し物を見ていきたいのだが、どうするか。
貴方は
1、知り合いの所に行こう
2、適当に回ろう
3、部活動の出し物を回ってみよう
4、自由行動
↓2
1、知り合いの所に行こう
貴方は知り合いの所に行く事にした。
どの人の所に行こう?
1、愛
2、銀鎖
3、男装
4、鉢巻
5、先輩
6、自由行動
↓2
3、男装
貴方は男装の所に行く事にした。
恒例ながら、どこにいるのかがさっぱり分からない。
例によって、先ずは教室に行ってみるのが良いだろう。
そう言えば、男装のクラスは小さな演劇をするらしい。
内容は不明だが、もしかしたらそこで会えるかもしれない。
……なんとなく、男装を主役にしていそうだから。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-B|
□————————□
貴方が男装の教室に着いた時、まだ演劇は始まっていなかった。
どうやら準備中らしく、生徒たちが手作りの舞台を整えている最中だった。
この状況の中、教室に入るのは少々申し訳ないが……かと言って躊躇っていては、更に時間が掛かってしまう。
まさか劇が一つ終わるまでずっと待ちぼうけ、と言うわけにもいくまい。
貴方は教室に入ると、一番近くにいた生徒に尋ねる事にした。
貴方「あの、すみません。男装さんは、どちらに?」
*「男装さんなら……たしか、取り巻きの子たちと一緒に学院祭を回っているはずよ」
*「おかげでこっち、手が少ないの。まあ、男装さんには頑張ってもらっているから仕方が無いのだけれど」
どうしてこうも、今日の貴方は間が悪いのだろう。
今度は男装が、取り巻きと一緒に学院祭を回っていると言うではないか。
男装にとってはある種のファンサービス。取り巻きにとっては貴重な時間。
どう頑張っても、貴方に邪魔する権利はないし、その余地も無い。
貴方「そうですか……ありがとうございます」
*「ああ、せっかくだから、見ていかない? メインの男装さんはいないんだけど……」
貴方「あー……考えておきます」
誤魔化しながら、貴方は教室を後にした。
さて、男装にすら会えなかったとなると、どうするか。
もうこのまま、他の誰にも会えないような気すらしてきたが。
とりあえず、貴方は
1、男装を探してみよう
2、適当に回ろう
3、部活動の出し物を回ってみよう
4、自由行動
↓2
2、適当に回ろう
貴方は適当に回る事にした。
そうするだけでも何か新たな発見があるかもしれない……って、同じ事をさっきも考えたか。
*1「あのー、すみませーん」
暫く一人で回っていると、貴方は見知らぬ男性に呼び止められた。
この学院にいると、男の人との接点が極めて薄れてしまう事から、少し驚いてしまった。
貴方「ひ、ひゃい。なんでしょう……?」
振り向いた貴方の目に入るのは……貴方と同い年くらいの男の子だった。
恐らくは、他校の生徒と言うやつだろう。これを機に、お嬢様学校の生徒とお近付きになる、という魂胆か。
そして、その対象として貴方に狙いを定めたと。残念、大外れである。
そう言ってやりたいのは山々だが、今の貴方は一女子生徒。そのように振る舞わなければならない。
*2「この辺にさあ、お勧めの、なんかないかな?」
*1「できれば、そこまで案内してほしいんだけど……頼めるかな」
どこか自信に溢れたその口ぶりは、貴方ならば「落とせる」と踏んでの事か。
憐れみすら憶える滑稽なその姿は、同じ男子としては複雑な気分。
貴方「その……」
先生2「ナンパか、良い身分だな」
ゾクリと、背中に寒気が走った。脳天から突き抜けるような冷たい感覚。そしてこの声。
恐る恐る振り返れば……そこにいるのは、やはり、先生2。
*1「え……誰」
先生2「……うちの生徒を誑かさないで貰いたい。そんな事の為に、我が校は一般公開をしているわけではないのだ」
*2「チッ、先公か……そんなつもりじゃなかったんですけどね。スンマセンしたぁ」
先生だと見抜くや否や、男の一人の態度が急に悪くなる。
この年頃の男子と言うのは、教師を軽んじる傾向にある。大人ぶりたい年頃なのだ。
それが先生の琴線に触れてしまったのは、言うまでも無い。
先生は無言で、男の肩にぽんと手を乗せると……。
先生2「手が掛かる生徒は「 大 好 き 」だ」
不気味な笑顔で、そう言った。ぎこちなく、笑っているのかどうかさえ分からないような。
確実に言える事は、まあ笑っていないと言う事。
それに、何らかの危機を感じたのか、男二人は先生の手をそっと払いのけ、その場を立ち去って行った。
先生2「ふう……ああ言う輩が来る事を考えると、一般公開も考え物だな」
先生2「気を付けろよ——。特にお前は美人の部類だからな」
貴方「……はあ」
あまり嬉しくない褒め言葉である。
先生2「うん。節度ある態度で、学院祭を楽しめ」
そう言って、先生もまた、どこかへと向かっていった。
……状況が状況だったので気付かなかったのだが、助けてくれたのだろうか?
なんとなく、先生と言う人のイメージが可笑しくなっていく。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
学院祭の二日目が終了し、貴方は一度自分の教室に向かう。
今日は鞄が無いので回収に向かう必要はないのだが、まあ終了後のお化け屋敷の修正なりなんなりがあるのだ。
行ってみれば予想通り、一般公開には付き物と言うべきか、マナーの悪い客によって破損した物が幾つかある。
中には、恐らく子供が悪気なくやってしまった物もあるのだろう。
*1「ああっ、日本人形の首がもげてる!」
*2「……これ、こっちの方が恐くない?」
*3「見栄えが悪いですし、治しましょう」
*4「この際分離できるようにすると言うのは……」
そんな悲劇も、見方によっては意外なチャンスになったりする物なのだから、分からない。
まあ、曲がりなりにも学院祭を楽しんでいるのは、確かか。
その後、色々な個所を修繕、変更などをして弄くってから、解散となった。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
部屋に戻ってきた貴方は、ふらふらとベッドに向かい、そのまま倒れ込む。
……あの首がもげた日本人形。夢に出そうだ……。
そんな事を思いながら目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/25・火:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/29・土:終了)
↓2
1番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
一応、このキャラはこの時間だとこう言う事をしている、と言うのは決めているんですね。
ですから……まあ本当に間が悪いんです。あるんですね、そんな事。
そうそう。ナンパ程度で先生が介入してくる事ってあるんですかね?
次の再開は一日空けての、7月11日を予定して言います。
それではみなさま、お休みなさいませ。
久々に付けたエアコンからスイカの臭いがしたそうです。ちゃんと掃除しないからそうなる。
こんばんは、システムさんです。
>>896
パンフレットって、学院祭のですよね? 何度か主人公が使ってるじゃないですか。
返信と同時に直後のレスで天気判定
案内持ってる以上、演劇が何時何分から始まるか分かるんだから、
>>852で運悪く会えないなんてことはないはずなんだけど……
それとも男装は準備を手伝っていないだけじゃなくて、特定の時間の劇にしか出演してないの?
>>865
その学校の規模にもよりますが、そう言うのって書いてある物なんですかね?
見た目がややこしくならないように、どこで何をやる、程度しか書かかない物と思っていたのですが……。
あと、男装はメインなだけで、いつもいるとは限りません。
だから言ってるじゃないですか間が悪いだけだって!
すみません。少し遅れましたが、ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/30・日:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/29・土:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
1番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
1番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 10/ 31(月)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
今日は学院祭三日目。一般公開もせず、生徒たちの家族を招待する事も無く。
なんと今日は、生徒たちだけで楽しむ日らしい。その為だけに、貴重な授業時間を一日分無くしているのだ。
ゆとり教育も真っ青な程の時間の無駄遣いである。大丈夫か、そんなので。
とは言え、一日中遊んでいられるのであれば、生徒たちも嬉しい所と言う感じか。
学院長が一体何に重きを置いているのかはまるで分からないが……良いと言うのだから、良いのだろう。
いつもの行動を終えた貴方は、それを心がけて虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
暫くして、部屋の扉がのんびりと開き、ぐったりした様子の虚弱が姿を現した。
虚弱「……——さん」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
虚弱「ん……はよ」
貴方「今日も、部屋で過ごすのですか?」
虚弱「……そーする、つもり」
貴方「そうですか……わかりました」
どうやら、今日も虚弱は部屋で過ごすらしい。
なんとも言えない無力感が、急に貴方の心にふつふつと沸き起こる。
貴方「行きましょうか」
それを振り払い、貴方は虚弱に手を差し出す。
虚弱は、その手を掴み、そのまま腕にしがみ付いた。
貴方は虚弱と一緒に食堂に向かう事にした。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
もっとも、今の虚弱に話しかけるのは酷というものかもしれないが……。
1、自由行動
2、やめておく
↓2
2、やめておく
貴方は虚弱と一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
一度部屋に戻った貴方は、身嗜みを改めて整えて、それから校舎に向かった。
今日、貴方は午前中にお化け屋敷の裏方として働く事になっている。
その時間は教室にずっと詰めっ放しになるだろう。
虚弱は一日中部屋にいるそうだから、気が向けばそこに行けば良いだろう。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
教室に着いた貴方は、クラスメイト達との挨拶を済ませて、自分の仕事を確認する。
どうやら棒に結んで垂らした糸に人形を括りつけ、機を見計らってそれを揺らす、と言う物らしい。
機と言うのは言わずもがな、人が来た頃の事だろう。
貴方はボードによって隔てられたスペースに隠れ潜み、客をおどかせば良いようだ。
これならば不器用な貴方でも問題無くこなせそうである。
貴方は釣り竿とそれに括りつけた人形を受け取り、隠れる場所の指示を受ける。
それから、先にその任に付いていたクラスメイトからある程度のアドバイスを受ける。
もっとも、こんな単純作業にアドバイスもへったくれも無いような気もするが。
試しに棒を伸ばし、人形を空中にぶら下げてみると……。
……明るいからか、恐いと言うよりちょっと滑稽である。
貴方は揺らす強さ、揺らし方などを自分なりに確認して、開始時間になるのを待った。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
午前中。時間になり、貴方は教室の中央に当たる僅かなスペースに隠れて潜んでいた。
お化け屋敷と言う事で電気を消している為、当然ながら貴方が潜んでいる場所も暗い。
もともと暗い場所がそんなに好きでない上に、板を挟んだすぐ先には日本人形が山ほど……。
そして貴方の手元にある棒の先には、まるで餌のようにぶら下がった日本人形。
なんとなく、ボードをよじ登って貴方を見下ろし、甲高い笑い声を上げる日本人形を幻視しそう。
なんて事を考えている内に、どうやらお客さんが入ってきたようである。
*1「わっ……ちょっと、すごいね」
*2「せせせ、しぇんぱい……私、こういうのホント苦手でえ……!」
*1「だって、そう言う人を怖がらせるためにお化け屋敷ってあるんでしょ?」
*2「な、泣いたら……責任取ってくださいよぅ……」
そんな話声がボード越し、ボードと天上の間をくぐって貴方の上から聞こえてくる。
なるほど、これでお客さんの位置を把握すれば良いのだ。
ここは貴方が過ごしてきた教室、声の場所から位置を割り出すなど、余裕のよっちゃんイカ。
少しばかり、糸先の日本人形から遠いようだ……今動かしても、気付きそうにない。
貴方は
1、今だ!
2、まだまだ……
↓2
2、まだまだ……
まだまだ……もう少しである。
*1「ほらほら見て、背景とかこれすごいよ」
*2「ほんとうです、お花畑がとても綺麗」
*1「目を開けてから感想を言いなさいよ」
少し近付いてきたようだ……ちょうど、日本人形が目の前にあるか。
貴方は
1、今だ!
2、まだまだ
↓2
1、今だ!
今だ! 動かすならば、今しかない。
貴方は間隔を研ぎ澄まし、棒を僅かにひょいと動かす。
恐らくボードの向こうでは、日本人形がふらりと揺れている事だろう。
*2「ひぅ! う、動いた、うごいたぁ……!」
*1「うわっ、こんなところにも……」
*2「は、はやく行きましょうよお……」
*1「でもこれ、一体欲しいなあ」
*2「こんなの貰ったら絶交しますからね!」
……貴方が揺らした日本人形に驚いたのは、恐がりな片方だけ。
もう片方はホラーに耐性があるのか、それとも冷めているのか、ちょっと微妙だった。
とは言え、仕事は十分に果たせたと言って良いだろう。
どうやらこんな感じで、やっていけば良いらしい。
しかし、繊細な作業である。水を傍らに常備させるのも納得の仕事だ。
しかも、途中でお便所にも行けないときている。水の飲み過ぎも注意と言うわけだ。
お化け屋敷の裏方……なかなか奥が深い!
貴方は時々水分補給をしながら、裏方として働いた。
貴方の働きを総じて言うなら……まあまあと言ったところだろうか。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
お昼頃。この時間になると、飲食店の出し物が混んでくるだろう。
貴方のお腹も少し空いてきた頃。何かを食べて腹ごしらえをするのも良いかもしれない。
貴方の仕事も無事終了し、貴方はまた自由に過ごす事ができる。
生徒たちのみで楽しむ文化祭も、なかなか貴重と言えるだろう。
もしかしたら、出し物も何か変わっているのかもしれない。
そう言えば、貴方が昨日貰った執事喫茶のチケット。
行くのは正直気が引けるが、かと言ってこれを使わないともったいない。
実質的にそこでは男装し、ゲストも呼んでいるようだ。
男装が似合う生徒はいくらか貴方にも心当たりがある為、もしかしたら……?
でも、会ったら会ったで気まずいので、やっぱり行かない方が良いのかもしれない。
とりあえず、貴方は
1、知り合いの所に行こう
2、適当に回ろう
3、体育館に行ってみよう
4、校舎の外に出てみよう
5、部活動の出し物を回ってみよう
6、寮に帰ろう
7、自由行動
↓2
2、適当に回ろう
貴方は適当に回る事にした。
そうするだけでも何か新たな発見があるかもしれない。思考放棄とでもなんとでも言え。
校舎の中をうろうろしていた貴方は、見憶えのある銀色の物体を視界の隅で捉えた。
条件反射的にその方を見れば……やはりそこには、銀鎖の姿があった。
学院祭でもあの銀色のチェーンは外さないらしい。律義なんだか無法者なんだか。
ただ気になるのが、どうして彼女は真っ黒なマントを羽織っているのだろう。
それもどこで売っているのかも分からないような立ち襟マント。まるでコスプレをしているようである。
コスプレ自体は、今の期間だけならば変な話ではない。
昨日の執事喫茶の生徒なり、貴方のクラスの日本人形なり、自分たちの出し物に合ったコスプレをして集客するクラスはいくらでもある。
まあ彼女のいつもの姿がコスプレと言えばコスプレと言えなくも無いのだが……って、そんな事はどうでも良いのである。
銀鎖もどこか不機嫌そうであるし、もしかしたら不本意な衣装なのかもしれない。
たとえば、彼女は黒魔術研究会に所属しているようだから、その集客の為に……とか?
とかなんとか考えている内に、銀鎖と接触してしまった。
銀鎖「あなたは……」
貴方「こんにちは、銀鎖さん……その格好は?」
思わず尋ねると、銀鎖は呆れるように溜め息を吐き、ふいと顔を逸らした。
銀鎖「これで客を集めろと言われたのです。黒魔術子爵、だそうですよ」
黒魔術子爵って。黒魔術と言う異様な名前も然る事ながら、子爵と言う微妙さ。
貴方「はあ、それはまた……大変ですね」
銀鎖「まあ、これを着て黒魔術らしく振る舞えば良いらしいので、その点はマシでしょう」
つまり、今は銀鎖、自由行動の最中らしい。
なんとなく全容が見えてきた。銀鎖の暇に、黒研1がこの仕事を押し付けたのだろう。
恐らくは鬼の居ぬ間に洗濯をしたに違いない。迂闊に部活に入るとこうなるらしい。くわばらくわばら。
それはそれとして、どうやら今なら、銀鎖と一緒に学院祭を回っても良いようだ。
貴方は
1、見送る
2、提案する
3、応援する
4、自由行動
↓2
2、提案する
貴方「では今、暇と言う事ですか?」
銀鎖「そう言う事になりますが」
貴方「でしたら、私と一緒に回るなんて……」
言った途端、銀鎖の不機嫌そうな顔が更に不機嫌そうに歪んだ。
まるで嘔吐する瞬間を目の前で見てしまったかのような、そんな顔。
貴方「……どうでしょう」
ああ銀鎖にとって貴方は吐瀉物に等しいのかと内心傷付きつつ、最後まで言い切る。
銀鎖「……一応聞きますが、何故?」
加えて何故と聞かれたものだ。遠回しに断られているのだが、抵抗の余地は与えられた。
抵抗するかどうかは、貴方の銀鎖に対する気持ち次第。
貴方は
1、ですよねー
2、せっかくだから
3、理由が必要か?
4、自由行動
↓2
2、せっかくだから
貴方「せっかくですから……学院祭」
銀鎖「そんな気まぐれに付き合わされる側の気持ちを考えた事がありますか?」
相変わらず、銀鎖のツッコミは的確に傷を作って広げてくる。
思わず「うぐっ」と呻き声を上げてしまった。確かに、理由が雑過ぎたかもしれない。
だが、貴方と銀鎖の関係なんて、そんなもんだと思う。
だから、言葉は間違っていなかったと思いたい……強いて言うなら、関係自体か。
銀鎖「私はただ遊んでいるのではありません。見回りを兼ねています」
銀鎖「邪魔なので、ついてこないでください」
そう言って、銀鎖は貴方の隣を通り過ぎて行ってしまった。
……それならそうと、最初から言って断ってくれればいいのに。
変な期待を持たせるから、貴方が傷付いてしまうのだ。
まあ、銀鎖にとって、貴方なんてそんな物なのかもしれない。
仮にも、一週間の夜を共に戦った仲なのに……それも、銀鎖にとっては大した事ではないのか。
貴方は銀鎖の後ろ姿を見送りながら、大きな溜め息を吐いた。
□————————□
|学院校舎内 ・ 廊下|
□————————□
午後。三日続く学院祭と、高まったテンションに追い付けず、生徒たちにも疲れが見え始める。
この時間ならば、どこに行ってもすっかすかに空いているだろう。
強いて言うならゆっくりできる場所、カフェやら劇などをしている場所は、多少混んでいるかもしれない。
そう言えば貴方、体育館は勿論部活動の所などは一切立ち寄っていない。
一切と言うと語弊があるか。愛の部室には立ち寄ったから。
あの後愛は、どれだけ相談を受けたのだろう……昨日なんか大変だっただろうに。
最後の最後、どこか行ってみるのも良いかもしれない。
今から寮に帰ると、片付けの為にもう一度校舎に行く手間が面倒だ。
とは言え、する事が無くなったと判断するならば、寮に戻っても良いだろう。
とりあえず、貴方は
1、知り合いの所に行こう
2、適当に回ろう
3、体育館に行ってみよう
4、校舎の外に出てみよう
5、部活動の出し物を回ってみよう
6、寮に帰ろう
7、自由行動
↓2
6
1、知り合いの所に行こう
貴方は知り合いの所に行く事にした。
大体会えず終いだが、流石にこの日、この時間ともなれば、その辺を右往左往しているなんて事はあるまい。
……そうだと信じたいところである。
どの人の所に行こう?
1、愛
2、銀鎖
3、男装
4、鉢巻
5、先輩
6、自由行動
↓2
3、男装
貴方は男装の所に行く事にした。
前回は男装の自由時間と被ってしまった為に会えなかったが、流石に二度目はないだろう。
これで会えなかったら……何かが操作していると考えよう。
高を括っていると言われる程、甘い思考はしていないはずだ。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-B|
□————————□
男装の教室に着いた時、どうやら劇が始まる直前のようだった。
そっと教室に入ると……用意されている席は既に生徒でいっぱいで、座れる余裕などなかった。
それでも劇を見ようと、立ち見をする生徒までいる。
意外と評判が良いのだろうか? それとも男装人気に引っ張られて?
まあ、期待しても大丈夫だろう。貴方は静かに、適度に舞台が良く見えそうな場所に向かい、壁に背中を預ける。
劇は教室の、黒板側を舞台にして行われる。授業が劇に変わった、と言えば分かりやすいか。
雰囲気を出す為か教室中のカーテンは閉められている。まるで開始前の映画館にいる気分だった。
少しして、いよいよ劇が始まる。
幕が上がり……そこには、手には安っぽちい弦楽器、衣装としてぼろきれを纏った男装がスタンバイしていた。
男装「この世は自由であるべきだ。オレは、つくづくそう思う」
普段より低く作った声で、男装は語り始める。
一人称が「僕」ではなく「オレ」であるところから、男装は真面目に演じている事が分かった。
男装「しかしだな、世間は許してくれなかった。具体的には、お袋だ」
男装「毎日自由に遊んで、誰にも迷惑をかけずに過ごしていたと言うのに、怒られちまったよ」
男装「挙句、仕事を見つけるまで帰ってくるな、とまで言われてしまった」
おっとなんだか、突然地雷のような火薬の香りが漂い始めてきた。
風貌からして現代ではないだろう。恐らくはファンタジー。
しかし発言はどう聞いても俗に言うニート、無職の放蕩野郎の発言だ。
……学院のアイドル男装にこんな事を言わせて大丈夫なのだろうか?
周囲の様子を窺う限り、大丈夫らしい。貴方はほっとして、劇の続きを見る。
*1「アニキ!」
*2「でていっちまうのかい?」
*3「待ってくれよ。アニキがいなくなったら、オレたちぃ」
舞台の両脇から男の子のような衣装を着た生徒と、手に嵌めた小汚いパペットが姿を現す。
パペットは方やウサギ、方やトラだろうか。彼らはどうやら男装演じる何者かを「アニキ」と呼んで慕っているらしい。
人間のみならず動物まで手懐けるとは……何物かは、そう言う事に長けた人のようだ。
男装「安心しろよ、オレは帰ってくるさ。ただ少し離れるだけ」
男装「それに、ちょうど世界を見てみたかったんだ。そのついでに、仕事を探してくるよ」
そう言って、男装は楽器をくるりと回し、奏でながら舞台の袖に消えていった。
男装演じるキャラクターを、アニキと変わりに言おう。だって名前が全然出ないんだもん。
アニキは故郷を離れて、世界中を旅した。
暑い国に着いた。暑い国は水を求めて人民たちの争いが起きていた。
アニキは構わず、水を頂戴して飲み干した。人民たちはアニキを非難した。
男装「オレが水を持ってきていたら、あんたらはオレを襲っただろうに」
男装「被害者ぶって善人面するなよな。文句があるなら他所へ行きな」
アニキはそう言い残し、暑い国を旅立った。
暑い国はその後、反乱によって滅び、人民は遠く旅に出た。無謀な旅によって、人民は一人残らず死んだ。
と、ナレーションが淡白に言った。
次に、険しい針のような山が聳える谷間の国に着いた。
針の山には怪物が棲んでいて、国の人間はその脅威に晒されていた。
アニキはふと思いつき、酒を持って怪物の所に行った。そして怪物と酒を飲み交わし、友達になった。
男装「お前の所為で困っている人たちがいるんだが、どうにかならないかな?」
怪物役「私もこれが行き方だから、どうしようもねえなあ」
男装「そいつは仕方ないな」
アニキは納得して、山を降りた。
針の山の怪物はその後、谷間の人間を全て食らい尽くした。そして、飢えて死んだ。
と、ナレーションが淡白に言った。
次に、海辺の国に着いた。海辺の国は長い嵐に見舞われていて、漁に出られずに困っていた。
無謀な若者が一人、嵐の中へ寮に出ようとしていた。アニキはその若者に話しかけてこう言った。
男装「オレ、そう言う自由は嫌いだぜ。まあ、どうするかはお前しだいだけれどさ」
男装「生きる為に死んでちゃあ、何のために生きたいのかがさっぱりだ」
アニキは若者を説得したんだかしていないんだか、とにかくそう言って嵐の海へと船をこぎ出した。
若者はアニキに倣って嵐の海へと飛び出し、波に呑まれて死んだ。その後、嵐は止んだ。
と、ナレーションが淡白に言った。
次に、飢餓に覆われた国に着いた。アニキはそこで、一人の少女と出会った。
少女の両親は飢えて死に、少女もまた飢えて死にかけていた。
見ていられなかったアニキは、少女に食べ物を恵んでやった。
男装「ここにいたって良い事無いし、ずっと苦しいままだと思う」
男装「だけど外に出たらすぐに死んじまうから、ここにいた方がいいぜ」
少女に忠告して、アニキは飢餓の国を出た。
その後飢餓の国は金山を掘り当て、豊かな国になった。
少女は国によって保護され、すくすくと育ち、結婚して子供を産んで幸せに暮らした。
と、ナレーションが淡白に言った。
次に、誰もいない国に着いた。誰もいない国ならば仕方が無いと、アニキはそこを去ろうとした。
しかしアニキはその土を見て、崩れた家屋を見て、ぽつりと呟いた。
男装「オレが一国の主になったら、お袋は驚くだろうな」
アニキはその国に留まり、一人で開拓を始めた。
アニキの口八丁手八丁によって、誰もいない国は瞬く間に栄えた国へとなった。
そこを作ったアニキは国王として崇められ、絢爛豪華な城で暮らす事になった。
ある日、アニキはその国を去った。次の国王を指定する置手紙を残して。
最後に、アニキは故郷に戻ってきた。
男装「結局誰も、自由になれないんだよな」
故郷の入口でそう呟き、アニキは自宅に戻った。
こっぴどく叱られた後、アニキはまた追い出された。
それから、手下と歌を歌いながら、アニキは自由気ままに過ごした。
……そして、幕が下りた。
暫くして、幕の向こうでどたばたと忙しない音が聞こえたかと思えば、再び幕が上がった。
主人公である男装を中央にして、出演した生徒たちが並び、手を繋ぎ、観客へ一度お辞儀をする。
そのまま、また、幕は閉じられた。
教室は拍手に包まれた。貴方ももちろん、拍手を送った。
劇が終わった後、隙を見て、貴方は男装に話しかけた。
貴方「男装さん」
男装「ん……やあ、——さん! もしかして、今の劇を見ていてくれたのですか?」
男装は纏っていたぼろきれを脱ぎ捨てて立ち上がり、貴方に歩み寄る。
貴方「はい。とても良い演技でした」
男装「フフ、恥ずかしいですね。慣れない言葉遣いですから、苦労もしました」
貴方「ああ、そうでしたよね。「オレ」だなんて。格好良かったと思いますよ」
男装「嬉しい言葉ですが……生憎と、僕は「僕」の方が口に合うので」
男装「……劇は、どうでしたか? 楽しんでもらえましたか?」
貴方は
1、面白かった
2、よく分からなかった
3、あまり趣味に合わなかった……
4、自由行動
↓2
2、よく分からなかった
貴方「実は……よく分かりませんでした」
声を潜めて、貴方は申し訳なく思いながら言う。
決して、貴方の理解力が無いわけではないのだと思いたい。
この物語は、言うなれば複雑で意味がありそうに見せかけている……ように見えるのだ。
しかし残念ながら、物語の構築が甘いのか、意味深なそれは雰囲気でしか伝わっていないような気がした。
雰囲気で誤魔化しているが……結局、よく分からない物は分からないのである。
そんな返事に対して、虚弱は苦笑いをしながら、頬をぽりぽりと掻いた。
男装「あはは……だと思います。正直、演じている僕ですら、最後まで分かりませんでしたから」
貴方「そうなんですか?」
男装「……よく分からないのは、その所為かもしれませんね。役者の理解が足りないと、演技にそのまま出てしまうのです」
男装「僕があと少しでも賢明であったならば、——さんを満足させる事ができただろうに!」
男装「残念でなりません……」
日頃から芝居がかった言動をしながらその発言、説得力が皆無である。
貴方はその後、男装とちょっと世間話をしてから、男装の教室を後にした。
男装はあと何回か、同じ劇をするらしい。大変である。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
学院祭が終了し、貴方は一度自分の教室に戻る。
これから、すっかり魔改造したこの教室を元に戻さなければならないのだ。
なんたって明日は普通に学校があるのだから、このまま授業を受けるわけにもいかない。
と言う事で生徒たちは大急ぎで撤去作業を始める。
*1「楽しかったですねー、学院祭」
*2「ねー、この人形どうする? 捨てるの、恐いよね……」
黒研1「ふっふっふ……ならばそれ、ウチで引き取ろうか」
黒研2「呪いをかける実験で使えそうだよね」
*3「ああっ、またこの人形の首がもげてる!」
*4「ちゃんと治したはずなのに……これこそ正に、呪いっ……!」
*「キャー!」
なんて。学院祭が終わっても、生徒たちはどこか楽しげ。
この時間が終わる事を、誤魔化しているようにも見えるのは……流石に邪推か。
先生3「はいはーい。みんな、早く進めないと、明日の授業が大変よう!」
先生も手伝ってくれたおかげか、片付けはあっさり終わってしまった。
……なかなか、名残惜しい物である。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
煌びやかな学院祭ムードから、普段の学院へと姿を戻したその道を帰ってきた貴方。
部屋に戻り、普段よりも疲労を感じた身体を揉み解しながら、ベッドに腰掛けて一息吐く。
それから、体を倒し、ぽふんとベッドに預ける。
そのまま目を閉じ、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/30・日:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/26・水:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/29・土:終了)
↓2
2
>>906 「そんな返事に対して、虚弱は苦笑いをしながら、頬をぽりぽりと掻いた。」また虚弱が他のヒロインの出番を浸食しにきたのか!
2番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
どうやらゲームマスターが通っていた高校は小学校だったようですね。どうりでバカなわけです。
一クラスが自分の教室でするわけですから、細かな時間を記載する必要はないと思っていたのですがねー……。
>>911
実は何度か虚弱と描き間違えそうになりました。
こんな調子では、もう次の周回ができないような気がします。
次の再開は7月12日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
乙でした
>>913 システムさん虚弱とのシーンが書きたくてうずうずしてる感じ?
文化祭で来校してきた中学生やその親に良い印象を持たせて、入学する人を増やすためにパンフレットに分かりやすく書いてただけで、
ゲームマスターやこのssの高校がそこに力を入れてなければそんなもんなんじゃない?
というか、一クラスが勝手に演劇するような高校の照明と音響の機械(アンプとか)ってどうなってるの?
>>914
「どうなってるの?」と聞かれても、どうにもなっていないと答えるしかありません。
演劇つっても、本当にちっちゃい物ですから。照明も無いし音響もありませんし、むしろ寸劇って言った方が正しかったですね。
ただ手作りの舞台モドキの上でしょっぱくやっていくだけです。
体育館でやるならば相応の機材も揃っているのですが、その枠を他の出し物(大体部活系)に取られちゃっている感じです。
あと、別に虚弱とのシーンを特別書きたいわけでは無くて、ただ手がそれで慣れちゃってるだけなんです。
ヒロイン=虚弱ってアホみたいにインプットされてますからね……半年以上もだらだらやってる代償です。
昨日の演劇のアレ、ゲームマスターが温めに温めて置いた投稿用の小説のネタだとしたら……?
まあ、ンなわけ無いんですけれどね。とあるキャラを見ていたらふと思いついただけです。
こんばんは、システムさんです。
では直後のレスで天気判定
予定した時間になりました。
ゲームを再開します。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/30・日:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/31・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/29・土:終了)
データがセーブされています。
最後にセーブしたデータの続きから始めますか?
また、思い出の部屋に行く事ができます。
思い出の部屋に行きますか?
↓1〜3まで多数決 始めるor始めないor思い出の部屋 その他を除き同数の場合↓2、↓1の順で優先
多数決なので決定しました。
前回の続きから再開します。
2番のデータを読み込んでいます。
読み込みが完了しました。
2番のデータを再開します。
□—————□
|貴方の部屋| 11/ 1(火)
□—————□
貴方は目覚まし時計の喧しいベルで目を覚ます。
貴方は目覚まし時計を止め、ベッドから抜け出す。
そして窓に近寄り、天気を確認する。
うん、いい天気だ。
昨日までのお祭りが、まるで夢の中の出来事だったかのようだ。
もしくは、意識だけがその方へと未だ取り残されている気分。
まあ、貴方の都合などお構いなしに、学院祭の翌日から普通に学校がある。
気持ちのオンとオフと言うのは、それほど容易な物ではないのだが。
そんな事を思いながら貴方は歯を磨き、制服に着替えて、ベッドを整える。
いつもの行動を終えた貴方は、虚弱の部屋に行く事にした。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
虚弱の部屋の前に着いた貴方は、部屋の扉を軽くノックして反応を待つ。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、虚弱が姿を現した。
虚弱「——さん。おはよう……」
貴方「おはようございます、虚弱さん」
挨拶をしつつ、貴方は虚弱の様子を窺う。どうやら、アレが治まったようだ。
学院祭が終了したその翌日に調子が良くなるなんて……虚弱はつくづく、恵まれていない。
虚弱の中にある深層意識が、そう言った行事に対しての拒否反応を示しているのか?
そんなわけ、無いか。
貴方「食堂、行きましょう?」
虚弱「はーい……」
貴方は虚弱と一緒に、食堂へと向かった。
□——————————'□
|二年生学生寮内 ・ 食堂|
□,——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「大イベントも終わったね」
貴方「一年に一度の大イベントも、終わりましたね……」
虚弱「ねー……」
貴方「また暫くは、静かな日々になりそうです」
虚弱「次は……えっと……クリスマス、かな?」
貴方「……あまり長く無いですね」
虚弱「一年は短いから……」
貴方「そんな……お年寄りみたいな事を言って」
虚弱「ほほほ……伊達に生きとりゃしませんよ……」
貴方「生まれて二十年も行っていないのに?」
虚弱「……長生きすれば良いってもんじゃないし……」
貴方「殺伐としていますね、なんだか……」
見事に話が脱線したが、貴方は虚弱とそんな話をしながら一緒に朝食を食べた。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、一度部屋に戻った貴方は、鞄を持ってもう一度虚弱の部屋に向かった。
□—————————'□
|二年生学生寮内・5階|
□,—————————□
再び虚弱の部屋の前に到着した貴方は、部屋の扉を軽くノックする。
少しして、部屋の扉がのんびりと開き、鞄を持った虚弱が姿を現す。
虚弱「……あ、なんだか」
部屋から出てきた虚弱は、ぼーっとして貴方を見ながら、何かに気付いた様子。
貴方「どうしました?」
虚弱「……体が、疲れてる」
そして何かと思えば、あまり大した話ではないと言うオチ。そんな事だろうと思った。
貴方は肩を落としつつ、内心重大な事で無くて良かったとほっとしつつ、言い返す。
貴方「あー……まあ、とりあえず校舎に行きましょうか」
虚弱「……うん」
貴方は虚弱と一緒に校舎に向かう事にした。
□——————————□
|学院敷地内 ・ 学生寮前|
□——————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
2、特にない
貴方は虚弱と一緒に登校した。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
校舎に着いた貴方と虚弱は、真っ直ぐに保健室に向かう。
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡潔に事情を伝えて、ベッドを一つ借りる。
そのベッドまで虚弱を連れていき、横になるのを手伝ってやる。
虚弱「ふう……。最近は日も弱くなってきたから……あまり大変じゃない」
貴方「そうなんですか? 季節によっても、左右されるんですね……」
となると、やはり夏休み中に虚弱を連れ出すのは無理だったのではないだろうか?
太陽には嫌われ季節にも振り回され、もはや哀れと言うのさえ憚られる程だ。
虚弱「うん……あっ」
貴方「ど、どうしました?」
虚弱「……流れで、送ってもらっちゃった」
どうやら、虚弱はまたもや一人で保健室に行くつもりだったらしい。
今日はなんだか、虚弱に驚かされる事が多い。まだ一日が始まったばかりだと言うのに。
貴方「そんな事ですか……」
虚弱「えへへ……でもまあ、学院祭終わったから……いっか」
貴方「そうです。……じゃあ、私は教室に行きます」
虚弱「ん……がんばってね」
貴方「はい」
貴方は虚弱に見送られながら、ちょっとだけ急いで教室に向かった。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
耳を澄ませば誰も彼もが昨日までの学院祭の話ばかり。
どの出し物が良かった、どのクラスが良かった、ここが良かった、体育館の出し物が……。
そんな話がひっきりなしに聞こえてくる。
別に悪い事だなんて言わない。ただ、やはりみんなはみんななりに学院祭を楽しんだのだと、改めて思うだけ。
貴方はどうだっただろう? ……考えたところで、過去に戻れるわけでもないが。
さて、貴方は
1、自由行動
2、のんびり過ごす
↓2
1、自由行動「絵の練習」
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノート二号を取り出し、貴方は絵の練習を始める。
そう言えば、貴方は学院祭の時期ですら、部屋に戻って絵の練習をしていた。
どれだけ、絵を描くのが好きなのだろう。まあ、好きなんだけど。
天秤にかけてどっちを取る事もできないが、その時の気分は絵を取ったのだろう。
今となっては、思い出せもしない不思議な記憶である。
そんな事を考えながら、貴方は絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
お昼休み。生徒たちは揃って食堂に向かうが、どこか動きが鈍い。
昨日までの疲れが今になっても取れていないのだろう。三日間、はしゃぎ通したような物だから。
どちらかと言えば広場などに行く生徒の方が多いらしく、今日は食堂が混まないかもしれない。
つい先日まで、この時間でも教室に残って日本人形をちくちく作っていた生徒ばかりだったと言うのに……。
元ある姿に戻っただけとは言え、少し寂しい気分。
今の貴方に、これと言って予定はない。貴方は自由に過ごす事ができる。
食堂に行っても良いし教室でのんびり過ごしても良い。
そう言えば、虚弱はどうしているだろう?
今朝の様子から言って、今の時間も元気だとは思うが。
貴方は
1、食堂に行く
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、男装の所に行く
6、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は、保健の先生に簡単に用件を伝える。
同時に虚弱を探してみると、虚弱はソファに座ってお弁当を食べていた。
あの後姿を見るのも……なんだか久しぶりである。
最近はなんだかんだ忙しかったり虚弱の具合が悪かったり避けられたりと、そんな事ばかりだったから。
さて虚弱、貴方が教室に入ってきた事に気付くと、一先ずはお弁当箱を置いて、貴方を手招きする。
招かれては断りようがない、と言う事で、貴方は虚弱へと歩み寄る。
貴方「具合、良さそうですね」
虚弱「……まあ、ね。ちょっと、ぼーっとするけど……」
それは虚弱が言う持病の貧血の所為だろう。いつもの事である。
と、無碍にするのも可哀想なので、少しは真剣に考えてやろう。
貴方「寝てなくても、良いんですか?」
虚弱「……だって、お腹、空いたし……」
やはり疲労や苦痛に勝るのは食欲か。
虚弱ってば、もしも元気だったならそれなりに大食いだったのかもしれない。
所で、貴方は虚弱に何か用があっただろうか?
1、自由行動
2、特に用はなかった
↓2
2、特に用はなかった
そう言えば、別にこれと言った用はなかったのであった。
まあ、虚弱が元気であれば、用が無くても一緒にいちゃいけないわけではないのだ。
貴方「隣、良いですか?」
虚弱「うん、どーぞ……」
虚弱は少し身を寄せて、貴方もソファに座れるようにする。
充分に座れるほどの余裕はあったはずなのだが……虚弱の方が気になるのだろう。
そう納得して、貴方は虚弱の隣に腰掛ける。左足の太腿の下に、虚弱の温もりを感じた。
貴方がちゃんと座れた事を確認すると、虚弱は膝に乗せたお弁当箱を手に取り、再び食べ始めた。
小さく一口分取って、口に運び、小さく口を動かして噛んで、飲んで。
虚弱「……急いで食べるね」
貴方に遠慮してか、そう言った。
貴方「ああ、ゆっくりでいいですよ」
貴方は虚弱と一緒にお昼休みを過ごした。
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
休み時間。次の授業の準備をしながら、貴方は何をして時間を潰そうか考える。
特にやる事も無いが、特に課された縛りも無いので、自由に行動できるだろう。
もっとも、貴方の気分が向かなければ自由もクソも無いのだが。
貴方は
1、自由行動
2、絵の練習
3、のんびり過ごす
↓2
2、絵の練習
貴方は絵の練習をする事にした。
鞄からいつものノート二号を取り出して、貴方は絵の練習を始める。
こうして習慣化してくると、特に考える事も無くなってしまうのである。
せいぜい、学院祭の時に獲得した猫っぽいんだか犬なんだか分からない変なのをスケッチしてみようと思い立つくらい。
貴方は絵の練習をして過ごした。
ちょっとだけ、絵を描くのが上手くなった……気がする?
□————————□
|学院校舎内 ・ 2-C|
□————————□
放課後。生徒たちは寮に帰ったり、部活動に向かったり。
耳に入った情報によると、部活系は未だに学院祭の片付けが済んでいない所があるらしい。
それだけ準備を凝り過ぎたのか、それとも他の事に人員が割かれて人が足りなかったのか。
なんにしても、大変である。
そんな事を思いながら、帰る準備をしつつ、貴方はこれからどうしようかを考える。
貴方は
1、寮に帰る
2、保健室に行く
3、世界「愛」クラブに行く
4、屋上に行く
5、男装の所に行く
6、自由行動
↓2
2、保健室に行く
貴方は保健室に行く事にした。
□—————————□
|学院校舎内 ・ 保健室|
□—————————□
保健室に着いた貴方は保健の先生に簡単に用件を伝える。
それから虚弱の姿を探してみると、虚弱はベッドでは無く、ソファに腰掛けていた。
また無理をしているのではないか、という貴方の心配をよそに、虚弱は貴方に気付く。
虚弱「あ、——さん」
ソファから立ち上がり、鞄を手に提げて、貴方の方へと歩み寄る。
虚弱「かーえろ」
そして、貴方の言葉を待たずに、提案してきた。
……まあ、虚弱だって自分の身体の事なのだから、よく分かっているだろう。
貴方が無理をしている、していないの判断をしても、何の役にも立ちやしない。
それはそれとして、貴方は
1、一緒に帰る
2、まだ帰らない
3、自由行動
↓2
1、一緒に帰る
貴方「いいですよ。帰りましょう」
四の五の言わず、貴方はにっこりと微笑んで、了承した。
貴方が心配しても、虚弱は悩むだけ。虚弱が悩んでも、貴方が心配するだけ。
双方、触れ難い関係になりつつある。打破したい所であるが、どうにも居心地が良いのである。
虚弱「ん」
虚弱は貴方の手を取り、優しく握る。貴方も、優しく握り返す。
貴方は虚弱と一緒に帰る事にした。
□———————————□
|学院敷地内 ・ 校舎入口前|
□———————————□
貴方は虚弱と、何か話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、特にない
↓2
1、自由行動「虚弱と一緒にいると居心地がいいということを伝える」
貴方「私、虚弱さんと一緒にいると、居心地がいいんです」
虚弱「えっ……」
突然に言った貴方が悪いのか。虚弱は驚いて、足を止めて、目を丸くして貴方を見つめる。
虚弱「……あ、うん、そう……」
そして戸惑いながらも、辛うじて返答を果たす。
……貴方、今、変な事言っちゃったのかな?
しかし既に告白さえしている身、それ以上恥ずかしい事もあるまいと考え、訂正も補足もしなかった。
虚弱「そっか……そうなんだ」
貴方「……そうなんですよ。今まで、言った事ありませんでしたけれど」
貴方「そうでなければあなたを好きにならないよ。きっと、僕は」
声を潜めて、虚弱にだけ聞こえるように、貴方は続けた。
もしかしたら虚弱は忘れているかもしれないから、再び自分の想いを伝えてみた。
それが吉と出るか凶と出るか、さっぱりである。
虚弱「……そう言えば、その答え、そろそろ言わないとね」
貴方「これは前に言いましたけれど、あれは自己満足なので……そんなに気にしないでください」
虚弱「でもほら、礼儀としてさあ……」
告白をした側とされた側、揃って変な会話である。
貴方は他に、虚弱と話したい事があっただろうか?
1、自由行動
2、もういいや
↓2
2、もういいや
貴方は虚弱と一緒に下校した。
□—————□
|貴方の部屋|
□—————□
虚弱と別れ、部屋に戻った貴方は鞄を置き、ベッドに倒れ込む。
そう言えば、部屋に戻る途中で虚弱が何か言いたそうにしていたが……。
結局何も言わなかったので、貴方も聞かずにスルーしてしまった。
もしアレが告白の返事だったとしたら……いや、それは考えないようにしよう。
虚弱が言わない、と言う事は聞いてほしくない事、と言う事かも知れないし。
さっきまであれだけ返答にこだわっていたのだから、言わないままと言うのも考え辛い。
……もしかしたら貴方が催促するのを待っていたりして? それこそないか。
いろいろと考えながら貴方は目を閉じて、今日一日を振り返った。
一日を終了します。
これまでの行動を記録します。
データをセーブする位置を決定してください。
1.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/30・日:終了)
2.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/31・月:終了)
3.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/27・木:終了)
4.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/28・金:終了)
5.貴方 温和・怠惰 [Birth: 8/13] (10/29・土:終了)
↓2
3番に貴方のデータをセーブしています。
セーブが完了しました。
これまでの行動をシステムにセーブしています。
セーブが完了しました。
お疲れさまでした。
前のスレの悲劇もありますからね、たとえ続きができそうでもやらないでおきます。
そんなん意識しとけよ、とは我ながら思うのですが……それができるならシステムさんは悩みません。
ホント、なんだってシステムさんはこうもポンコツなんでしょうね……。
まあ、次の再開の前に次スレ立てておきます。
次の再開は7月13日の21:00を予定しています。
それではみなさま、お休みなさいませ。
ちょっと早いですがこんばんは、システムさんです。
とりあえず新しいスレ立てました。未だにこの緊張には慣れません。
安価で女装ギャルゲー風SS part18 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373707835/)
それで、なんでこんなに早く来たのかと言うとまあオマケをして埋めるか普通に進行するかを聞きたかったんですね。
天気判定含めて残り30チョイですか。それなら新しいスレで爽やかに再開したいなと思って。
まあまあ一先ずは直後のレスで天気判定ほい。
同時にオマケか普通にか選んでくださいな。
まあそりゃそうですよね。時間まで結局待機になるわけですからそれならオマケを選びますよね。
つったって何すりゃいいのかさっぱりなのは相変わらずなんですけどね。
さてどうしましょう?
1、ラジヲ的なもの(調子に乗ってる証拠)
2、安価何でもありのおフザケ時空(一レスが短め)
3、ストックのあるヒロインの先行公開
4、なんかネタください
↓2
あー、まあ、前もっての情報欲しいですよね。普通はありますからね、そう言うの……。
いまいち未だに設定が纏まっていないのもあるので、ちょくちょく書きながらになりますけど良いですかね?
先行公開なのでフィルターネームで出しますね。それで内容を察してください。
1、剣士
2、針金
3、ロボ
4、志望
5、劇
6、番長
7、双子
8、正義
↓2で見たいの選んでください。え? 聞かずに全部出せ? そいつぁお断りです。
4、志望
SS女学院三年生。小説家志望だが、見栄っ張りでプライドが高くて、いつもピリピリしている。志望と言うのはそう言う意味。
自分の書く物を貶されるのが大嫌いで、そのくせ批判だけは一人前。それが日常生活でも出るのでちょっと嫌われ気味。
それなりに本は読んでいる為ジャンルに偏りはなく、その気になれば様々な物を書けるそうだが事実は定かではない。
今時珍しい原稿用紙派だが、投稿などをする時にはわざわざワープロなどに書き写す。
「素人が口を出すな! てやんでい!」
彼女に対して、何か質問はありますか?
1、ある(なんか書いてください)
2、無い
↓1
志望「好きな作家? かーっ、下らない! ナンセンスな質問だわ!」
志望「私が将来、羽ばたく作家になったとして、だったらこいつら全員敵。蹴落として、夜な夜な背中をブッ刺しに行くレベル」
志望「文体や表現が好みの人はいるけれど、絶対に、絶対に! 虫唾が走るわ!」
志望「まあそれでも強いて言うならあ……たとえばこの人のこの本とか。ほら見て、こっちのページのこの文、右から四行目の句読点の下!」
志望「ここから先の文がほら! 分かる? 分かる? 視点の人物の心境を簡潔かつ繊……」
……彼女に対して、他に何か質問はありますか?
1、ある
2、もうない
↓1
とんでもない子でしたね。誰かこのどうしようもない彼女を矯正してやってください。
あと好きな作家。別にこちらに素養が無いからはぐらかしたわけじゃないですよ? 本当ですよ?
スレが埋まるまでやります。
1、剣士
2、針金
3、ロボ
4、劇
5、番長
6、双子
7、正義
↓2
2、針金
私立SS女学院三年生。校舎の一室を占拠し、授業をサボって殆どそこで過ごしている生徒。
その部屋には、何故か針金が感知センサーのように張り巡らされており、それが不気味さを加速させる。
更には彼女自身も、針金を、時には鞭、時には縄と言った具合に、自由自在に操る。
成績は優秀であるものの、問題ある授業態度から教師たちからも疎まれ気味。彼女は学院の中では孤独である。
しかし、その様は孤高。常に含むような笑顔を顔に張り付け、まるで余裕があるように見せつける。
不気味な針金の扱い方をするが、普通に針金細工も得意である模様。
「よーおこそ、我が針金細工の城へ」
彼女に対して、何か質問はありますか?
1、ある
2、ない
↓1
針金「何故、と言われても難しいわねえ……物心ついた時には、もう針金をいじっていたから」
針金「まあ、好きだった理由はあると思うわ。こんな物を、ずっと触っていたんだから」
針金「……ずっと触っていたからって、好きとは限らないんだけどねぇ」
針金「今日から人に尋ねる時は、それを気を付けた方が良いと思うわ」
彼女に対して、他に何か質問はありますか?
1、ある
2、もうない
↓1
変な子大量生産。ちなみに彼女はゲームマスターが見た夢をヒントに作ったらしいです。道理でイミフ。
これ、スレが埋まるまでに持ちますかね? 今更ながら不安デス。
1、剣士
2、ロボ
3、劇
4、番長
5、双子
6、正義
↓2
6、正義
私立SS女学院二年生。幼い頃よりヒーローに憧れていて、いつしか自分もそうなりたいと思っている。
困っている人を見過ごせない人格であるのはもちろん、それを遂行するための肉体強化も怠らない。
明るく、優しく、どんな事にも前向きで、失敗も容易く成功への糧として見せる。嫉妬を買い易いが、ひた向きさを慕う人間もまた多い。
反面、学業の方は疎かになっている。本人もそれが悩みである様子。
最近は、巷に出没する謎の「正義のヒーロー」への憧れを強く見せている。自称「ヒーロー」ファンクラブ会員一号。
「変……身ッ! ……この肘の角度と左手の位置が重要ね」
彼女に対して、何か質問はありますか?
1、ある
2、ない
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