初夏のアライ実験 (163)


このssには不快になるような表現があります。

三部作の予定で「初夏のアライ実験」は第一部の内容とするつもりです。

ss初心者、書き物初めてなので多めにみててね。

いろいろな理由で更新が遅れることが多いと思います。





晩春の季節。森の中で新たな生命が生まれようとしていた。

アライさん「…う、産まれるのだぁ…!」

人間界であまりに増えすぎてしまった‘害獣‘アライさんの誕生である。ヒトの形をして、ヒトの言葉を話すが、アライさんはヒトの心を理解できない。よって、獣のように森にすみ、暮らしているのである。



夏休みが始まった。ある一人の大学生が車で山を登っていた。某県内の山のふもとに暮らす祖父を訪ねたのであった。

ワンボックスの軽自動車のエンジンを止め、木造建築の家のインターフォンを鳴らした。

おじさん「よく来たな、俺君」

俺「ああ、お世話になるね、おじさん」

おじさん「夏休みの間はここを自分の家だと思って、ゆっくりするといい。ただし、俺には畑作業を手伝ってもらうよ。」


俺「もちろんやるよ。」
俺は久々に会った祖父との会話を弾ませ、家に入っていった。祖父の家は古いが、実に清潔感のある立派な一軒家であった。まだこの時は、俺は平凡な夏休みを送るのだと思っていた。しかし、このひと夏は俺の人生を大きく変えるものとなるのだが、もちろんそんなことは知る由もない…




おじさん「おう、俺君。畑に行くぞ。起きろー」

初夏の朝に独特な、清々しい目覚めであった。

俺「すぐに支度するよ」



祖父のトラックに乗りながら会話をしている。

おじさん「そういえば、昨日わなを仕掛けておいたんだったな。俺君、もしかしたらかかってるかもしれないぞ」

俺「かかってるって何が?イノシシやアライグマとか?」

おじさん「へへっ。惜しい。今はアライさんがかかる時期なんだ。やつらは今の時期、繁殖を終えて子育てをするからな。食料を求めてよく畑を荒らすんだ」

アライさんと呼ばれる害獣はテレビでよく見かけるが、生で見たことはない。



畑にて…

おじさん「おい!俺!かかってるぞ、アライだ!」

俺は出会ってしまった。俺の人生を変えてしまう存在に。眼前にはアライさんがいた。

アライさん「ヒトなのだ!おいお前ら-、アライさんをここから出すのだー!」ガンガン

第一印象は‘‘うざい‘‘であった。

おじさん「俺君、面白いものを見せてあげようか」


俺「?」

おじさん「アライさん、どうしたんだい。大丈夫か」

祖父は腰を下ろしてアライさんに話しかける。

アライさん「見てわからないのかー!このあみあみのかごから出られないのだ、アライさんの危機なのだ!」

おじさん「かわいそうに、今出してあげよう…ただし、一つ条件がある」

アライさん「そんなのどうだっていいのだ!早く出すのだ!」

おじさん「ふん、そうかい…こっちの言うことを聞かないならアライさんの言うことも聞いてあげないね」

アライさん「げぇ!?き、聞くのだ!だから助けるのだ!」

俺には祖父が何をしたいのかさっぱりわからなかった。

おじさん「アライさんの住処を教えてくれないか?アライさんの友達になりたいんだよ」

アライさん「分かったのだぁ!とにかく出すのだ!」

祖父がガチャガチャとわなの入り口を開けたその時!

アライさん「やったのだぁ!逃げるのだぁ!」

俺は、唖然とした。アライさんが逃亡宣言をしたこともそうだが、そのアライさんは体がわなから出るよりも早く、その言葉を口にしたからだ。

おじさん「今…なんて言った?逃げるだって?」

祖父は腰まで出かかったアライさんの体をふんじばった。

アライさん「ぴぃぃぃぃぃいい!?」グシャッ

おじさん「ヒトを出し抜こうとしたわけだ…」

祖父は自分の体重をかけ、圧迫する。

アライさん「ごめんなひゃい!謝るから助けるのだぁ!」

おじさん「…わかったよ。じゃあ、アライさんの住処を教えてくれるね?」

俺「なるほど…アライさんの子どももついでに狩れるというわけだ。」


アライさん「ここなのだ」エッヘン

アライさんはなぜか威張っている。結局、罠かごから出してもらえてないというのに。

俺「木の空洞の中?」

俺が近づくとネチョっとしたものを踏んづけた感触を感じた。

おじさん「あちゃー。俺君、やっちゃたね。アライさんは糞を自分の巣の外に放る習性を持つんだ」

アライさん「当然なのだ!アライさんはなぁ、きれい好きなんだぞぉ!お前はまぬけなのだぁ!」ゲラゲラ

偉そうな態度にむかっ腹が立つが、しかとした。

アライさん「おーいチビたち!出てくるのだ!」

そこで俺はまた唖然とするような光景に出会った。

アライちゃん1「なのあー!」ヒューーボテッ

アライちゃん2「おかーしゃんのこえなの…らぁ!」ヒューボテッ

アライちゃん3「ぽんぽんがくーくーいってるのら。はやくおまんまたべゆのら…のらーー!」ボテン

アライちゃん4「おねーしゃたち、きょうはアライしゃんにもまんまちょーだいなのだ…」ヒョコッ

…受け身も取れないアライちゃんがボトボトと落っこちてくる。

アライちゃん1「うあああああああぁぁあっぁん!!いじゃいいいぃぃぃぃぃ!!」

アライちゃん2「いもーと!アライしゃんの上からさっさとどくのだぁ!」ポカポカ

アライちゃん3「いじゃいのらぁ!あらいしゃんをたたいちゃ、やなのらぁ!」グスグス



アライちゃん4「…ひとしゃん、おかーしゃはどこなのだ?」

おじさん「ここだよ」

そういって祖父はかごの中のアライさんを見せる。

アライさん「チビたち!今すぐこのヒトを倒すのだぁ!こいつら、アライさんを閉じ込めた巨悪なのだ!」

俺「!?」
アライちゃん1「そんなことゆってないで、はやくおまんまよこすのあ!」

アライちゃん2「いもーと!アライしゃんにあやまゆのら!」ポカポカ

アライちゃん3「やべてぇ!おかーしゃ、こいつガイジなのらぁ!ころしゅのらぁ!」アタマカカエ

アライちゃん4「そんなことよりおまんまーーー!」ンギャーー


おじさん「俺君、こいつらをどう思う?」

俺「どうって、馬鹿としか言いようがない。この幼齢で言葉を話すのはすごいけど…」

おじさん「こいつらの言語習得はフレンズ化の影響だよ。しかし、思いやりという概念が十分に発達しないまま、アライグマの生命力を頼りに大繁殖してしまったんだ」




歪な存在…駆除の対象…俺はこの生物に対してそんな思いを持ち始めた。



続く


おじさん「よし、このアライちゃん達も持って帰るか」



そういって、祖父は乱暴にアライちゃんを罠の中に詰め込んだ。



アライちゃん1「おかーしゃ、おまんまもってないのあ?」


アライちゃん2「そんなことより、あらいしゃんたちのききなのら!」


アライちゃん3「おかーしゃ、あらいしゃんのぽんぽんがくーくーゆってるのら。かわいそうらと思わないのら?」


アライちゃん4「あらいしゃんはいちゅもおねーしゃたちにおまんまくわれてるのら!」


アライちゃん1~3「「「うるしゃいのら!」」」バキッペシッゲシッ


アライちゃん4「ゔぁあああああああん!!いじめゆなーー!!」


アライさん「みんなヒトにつかまってしまったのだ…危機なのだ!」


おじさん「黙らないと今すぐに殺すぞ」


アライファミリー「「「「「ぴぃぃぃぃぃぃぃいい!!」」」」」





俺と祖父が畑仕事をしている間、アライさんたちは放置された。



アライさん「なんでさっき、ヒトを攻撃しなかったのだ?アライさんたち全員殺されるのだ…」


アライちゃん1「さっきはきからおちていたかったのあ!おかーしゃのせいなのあ!」


アライちゃん2「そうなのら!そのうえ、いもーとにのしかかられたのら!」


アライちゃん3「おねーしゃはしゅぐぼーりょくをふるうのら、あたまおかしいのら!」



アライちゃん4「やだーーーー!しにたくないのらーーーー!!」


アライちゃん1「…!!そ、そうなのあ!あらいしゃんのかわいしゃでひとしゃんをほねぬきにするのあ!」


アライちゃん2「ひとしゃんはあらいしゃんたちをかわいがるのかー?」


アライちゃん1「あたりまえなのあ!みんなでこびうるのだ!」


アライちゃん3「さすがおねーしゃなのら!ひとしゃんがきたらかわいさあぴーるすゆのら!」


アライちゃん4「いちばんかわいいのはあらいしゃんなのら!のあーー!」


アライさん「お前たち…。一理あるのだ。チビたちのかわいさは天下一品なのだ!天下とるのだ!」


アライちゃん‘s「「「「てんかとるのりゃ~!!!」」」」






俺「罠かごが騒がしいな…」


おじさん「アライさんを捕まえるといっつもやかましいんだよなぁ。悪いんだけど、俺君、アライさんたちの始末をしといてくれないかい?なんというか…その…そういうことには慣れておいたほうがいいと思って…」



俺は医学部生だった。祖父の言う「そういうこと」とは、そういうことなのだろう。




実験台…生物…解剖…




ここから、俺のアラ虐が目覚めた。








アライちゃん2「ひとしゃん!きくのだ!ひとしゃん!」


俺「何?」


アライちゃん2「あらいしゃんはしまいのなかでいちばんかわいいのら!だからあらいしゃんだけはころしちゃだめなんだぞぉ!」


俺「ほう…」


アライさん「!?お前は家族を売るのかぁ!?許さないのだ!」バキッ



アライさんはチビを力の限り殴った。籠に押し付け、さらに続けて殴ったり蹴ったりする。



アライさん「お前は一家の恥さらしなのだ!くずなのだ!」バキッベシッ


アライちゃん2「や、やめちぇ…。やめちぇ…」アタマカカエ


アライちゃん1「いましゅぐにしねばいいのあ!」ペシッ


アライちゃん3「あらいしゃんのほうがかわいいのら!」ゲシッ


アライちゃん4「ふだんのおかえしなのりゃ!くらえー!」ペシッ



驚くべきことに、アライさん一家はリンチをし始めた。リンチされているアライちゃんは頭を抱えて、激しい暴力に涙と血を流している。



アライちゃん2「やめちぇ…」ブリュヒブリュブリリリプスーーブリュッ



ついでに糞ももらした。



俺「今日の夜から一人ずつ殺すね。じゃ、またあとで」




祖父と再び畑作業をして、夕飯を食べた。



俺「おじさん、作業小屋ってまだ使ってる?」


祖父「うん?あそこで何かすんのか?今はもう使ってないが道具は残ってるよ」



作業小屋というのは畑のすぐ隣にあるちょっとした作業場である。祖父は休憩所として使ったり、車をいじったりするために使っていた。今は物置のようになっているがそこそこ広い小屋だ。



俺「アライさんたちを処理するのに作業小屋を使わせてもらおうと思って…」


祖父「かまわないよ。しかしアライさんって頭が悪すぎて、どうにも苦手でね…。あれを相手にするならシカやイノシシのほうがましだ。」


俺「…ふふ。たしかに。ありがとう。使わせてもらうよ」



祖父のトラックを走らせ、畑に向かう。トラックを路駐させて車から降りるとどこか非日常感が感じられ、わくわくした。アライさんたちは作業小屋の屋根下に置いてきた。電灯はあたりにほとんどない。暗くなってきたので懐中電灯を点けた。







夜風が心地よく通り過ぎる。








俺「やあ、アライさんたち。誰から死にたい?」







続く


作者です。
改行について、こんなに開けた方が読みやすいかな?と思案しながら思い切って二行ずつ開けたのですが、ちょっと広すぎたみたいですね。善処します。
他にも、これはこうした方が読みやすいという意見があったらぜひ教えてください。


アライさんファミリー「「「「「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいい!!」」」」」

アライちゃん1「たちゅけてーーー!!」ビエエエエン

アライちゃん3「しにたくないのらーーーー!!」

アライちゃん4「やぁぁぁだああああ!!」

アライちゃん2「…ぅう...」ピクピク

アライさん「…すぴーー」


俺は作業場の鍵を開けた。ほこりも積もっておらず、実に清潔であった。


パチン 


電気も生きている。


…しかし、そこには驚くべき先客がいた。


アライしゃん「まぶしいのだーー」メカクシ

アライちゃん1「まぶちい!まぶちい!」

どこから入ったかはしらないが見知らぬアライしゃんがいた。

俺は素早く近寄って、手にしていた懐中電灯で後頭部を力の限り殴った。とっさの出来事だった。

アライしゃん「うぎゃっ!」バキィ

続けて思いっきり右目を蹴り上げた。

アライしゃんは0.5mほど吹っ飛んだ。

アライしゃん「ぴいいいぃいぃぃぃいいいい!!!いじゃいいいぃぃぃぃぃ!!」

俺「(なんだこいつ…)おい、お前、どうやってここに入った?」

アライしゃん「うう…うぎゅ…いじゃい…」

今度は近くにあったバールで頭頂部を殴打した。

アライしゃん「いだ…っ…!!」

俺「今度答えなかったら殺す。いいね?どこから入ってきたんだい?」

アライしゃん「あそこ…あそこなのだぁ…」ユビサシ

俺「ははあ、窓か」

その作業小屋には高いところにだけ横長の窓が取り付けられていた。鍵を閉めてなかったから侵入できたのだろう。

俺「器用な奴だ…。まあいいや」

作業場には食べ物はないし、荒らされた跡もないのでつい昨日か今日侵入したのだろう。俺はタオルと網を持ってきた。


アライちゃん1「そこのおまえ――!ひとをやっちゅけるのだーーー!!」

アライちゃん3「たちあがるのらーー!!」

アライちゃん4「あいちゅ、だめなのら。いたがってて、やくにたたないのら」

アライさん「くーーー。すぴーーーーー」

アライファミリーは一心にアライしゃんを応援するが、当のアライしゃんはというと…

アライしゃん「うぅぅぅぅぅううう…びえええええええええん!!!」

唐突で理不尽な暴力に耐えかねているようだ。俺は嗜虐心を刺激されて、いかに残酷に処分するか考えている。

俺「うーん。どうしようかなぁ、こいつ…。じゃあ、医学部生らしく解剖してやるとするか」

俺はアライちゃんたちの罠かごを解剖が見えるように木の椅子の上に立てかけてやった。

俺「特等席で見せてやるよ」

アライちゃん‘s「「「ぴっ!!?」」」ビクビク

アライさん「ぐごーーーーー」

…このアライさんは朝からずっと起きてたため、眠気が限界に達し寝てしまっているのだろう。全く起きる気配がない。

俺は泣いているアライしゃんを椅子に座らせ、手と足を縛り付けた。口にはタオルを猿轡代わりに巻き付けてやった。この間わずか5秒。そして、汚れてもいいようにビニールを床に敷いた。


アライちゃん1「こわいのあ…どうにかしてにげないと…」

アライちゃん3「いもーちょ!おまえがぎせいになるのら!」ペシッ

アライちゃん4「ぴっ!?やぁなのだ!このがいじ!!」アタマカカエ



俺「あとはあれだ…。ああ、あった」

それは巨大な解体用ナイフだった。俺は祖父がこれでイノシシの解体をしていたことを思い出したのだ。

俺「よしやるか」



アライちゃん4「!!おねーしゃ!あれをみゆのら!」

アライちゃん4は罠かごの開閉部が自分たちの真上にあることに気付いたようだ。

アライちゃん1「でぐちなのあー!いもーちょ!あしばになゆのあ!」

アライちゃん4「ぴっ!?なんであらいしゃんなのら!いちゅもいちゅも!おねーしゃたちはあらいしゃんをいじめゆのら!」

アライちゃん3「もんくゆうなー!」ペシィ



俺はまず毛皮(服)をはぎ取った。

アライしゃん「――――!!――――!!!」

そして、アライしゃんの局部から縦にナイフを入れた。



アライちゃん‘s「「「!?」」」

アライちゃん1「いもーちょ!はやく!はやくおまえがあしばにならないとでぐちにとどかないのあ!ききなのだー!」



アライしゃん「――――――――!!!!!!」

アライしゃんは苦痛に顔をゆがめている。体を切り裂かれる痛みに必死に耐えようとしているのが俺には面白くてたまらなかった。

俺「(へえ、気絶すると思ったけど、野生の動物だからなのか精神力は強いようだな)」

そしてアジの開きみたいに胸部まで切り裂いた。内臓があふれ出そうだ。

俺「(それにしても切れ味いいなぁこのナイフ。さすがおじさんのナイフだ)」



アライちゃん2「あらいしゃんも…にげゆ…のら…」

アライちゃん4「おねーしゃ!たちゅけて!たちゅけて!」アタマカカエ

アライちゃん1&3「「おまえもあいちゅとおなじように!ぼこぼこにしてやるのりゃーー!!」」ペシッゲシッ

アライちゃん4「うぶっ!うげぇ!うぬぬぅ!いちゅかおまえたちなんてころちてやるのら!ふくしゅーすゆのら!」アタマカカエ




次に俺は骨盤の上側を添うように切り開いた。つまり、腹を逆(虐)Tの字に切り裂いたのだ。これは後に「アラ開き」と呼ばれる神業であった。

アライしゃん「!!!!!!!」

アライしゃんは上を向き、目を見開き苦しんでいる。

それからは観察・解剖を交互に繰り返した。



アライちゃん4「うゆぅ…」

アライちゃん1「とどかないのあ…」

アライちゃん3「にげゆーーー!!!にーーーげーーーゆーーーーのーーーだーーー!!!」



俺「ふう、一人でやるには骨が折れるなぁ。でも、勉強になった。フレンズの体の構造は人間とほぼ変わらないんだな。でも尻尾は尾てい骨が発達しているように見える。ヒトとどのような違いがどんなふうに体構造に影響するのか、非常に興味深いな…」ブツブツ

アライしゃんはというと未だに生きている。内臓部の七割が破壊されているというのに。また、心臓は3分の1程露出しているがまだ拍動は続いている。しかし、顔面蒼白で、目は虚ろだ。マジカルウォーターハンドでも修復は不可能だろう。

俺「(それじゃ、一番楽しみしていたことをやるか!)」

俺は細長く、鋭い釘を取り出し…

ブッッチュ!!

脳天に勢いよく突き刺した。

アライしゃんは目、鼻、口から鮮血をほとばしらせている。

そのまま手に持っていた金槌で…

パコォオン!!

その瞬間だった。

縛り付けられたアライしゃんはこれでもかというほど体をよじらせ、手足をゆすぶらせた。

これが俗にいうゴキガイイジムーブである。

椅子は倒れこんだが、なおゴキガイジムーブを続ける。

ガッシャーン!

アライファミリーの罠かごが置いてある椅子に勢いよくぶつかり、罠かごは下に落ちる。

アライちゃん1「うげっ!」

アライちゃん2「ぴっ!?」

アライちゃん3「いちゃい!」

アライちゃん4「うぐっ!」

アライさん「!な、なんなのだ!?」




続く。


俺「おかーさんもお目覚めかい。気分はどう?」

アライさん達は目の前に動くアライしゃんを見た。

アライさん「ひっ!ひいいいいいい!!」

アライちゃん1「こ、こわいのらー!!」

アライちゃん2「だ、だちて…」

アライちゃん3「!でぐちがよこにあゆのら!」

アライちゃん4「に、にげゆーーー!!!」

罠かごが椅子から落ちて、罠かごの出口が側面になっていた。

ガシャガシャ!

俺「あ、あかないのだー、という」

アライちゃん3「あ、あかないのらー!!」

俺「そりゃあそうでしょ」


俺はゴキガイジムーブがおさまったアライしゃんを一瞥してこう言った。

俺「誰かひとり助けてあげるよ。こうなりたくないだろ?」


アライファミリー「「「「「…!」」」」」


アライちゃん1「そ、それならあらいしゃんできまりなのあ!あらいしゃんはひとしゃんしゅきしゅきなのだ!」

アライちゃん3「い、いちばんかわいいのはあらいしゃんだぞぉ!ひとしゃん、しゅき!しゅきーーー!」

アライちゃん4「あ…あらいしゃんもたすかりたいのら!ひとしゃ~ん、しゅきなのらぁ」

アライさん「ひ、ヒトに好きって言えって言ったのは、アライさんなのだ!こいつら本心じゃないのだ!助けてもらうのはアライさんなのだ!」

俺は笑いが止まらなかった。

俺「くっくっくっ。なんか生き方がこすくない?アライさん。じゃ、おかーさんアライさんは俺のこと嫌いなんだね」

アライさんは自分の失言に気付いたようだ。

アライさん「あっ!ち、ち、違うのだぁ!アライさんはその辺ばっちりなのだ!ヒトのことは好きに決まってるのだ!」

俺「それは無理があるだろ…ま、いいや。助けてやるよ」

アライさん「ほ、本当かぁ!やったのだー!」

俺「お前じゃなくて、一番小さいこいつ」

アライさん「!!?なんでぇ…」

アライちゃん4「やったのらぁぁぁあああ!!たしゅかった!あらいしゃんだけはたしゅかったのら!」


アライちゃん1「うぅ…ずるい!ずるいのあ!こんながいじがたしゅかってあらいしゃんがしぬなんておかしいのあ!」

アライちゃん3「たしゅかるまえにこりょしてやるー!」バキッ

俺「おい。俺はそいつを助けると言ったよね。それ以上殴ったらお前を一番先に殺してやる。いや、決定だ。今夜はお前を殺す。そうする」

俺はアライちゃん3を指さして宣言した。

アライちゃん3「ぴぃいいい!なんで!なんで!あらいまだおいしいものたくしゃんたべたいのにぃぃぃぃ!!」

アライちゃん4「ざんねんながや、これはもうけっていしたのら。ふはははー!おまえらー!がいじどもぉ!いままでよくいじめてくれたなー!そのうらみ、ひとしゃんがはらしゅのりゃ!ひとしゃん、はやくだしてほしいのらぁ♪」

そして、俺は一番小さいアライちゃんだけを別のかごに移した。

アライちゃん4「やったのらぁ!ひとしゃん、ほんとうにしゅきしゅきなのら~!」

アライさん「うぐぅぅぅうううう!うううううぅううううううううぅぅぅう!!ずるいぃぃぃぃぃぃぃい!!」

アライちゃん1「しねぇ!がいじぃ!あらいしゃんのこともすくおうとしろぉ!おねーしゃんがいままでめんどうみてやったのあ!わすれたのかぁ!?」

アライちゃん2「うぅ…。あらいしゃんのほうが…かわいいのりゃ…」

アライちゃん3「…」ガチガチブルブル

アライちゃん4「まったく、おかーしゃたちはみぐるしいのりゃ。いまだにいきたいなんておこがましーのりゃ」ノヒャヒャヒャ


俺「よし、君は俺の手伝いをしてくれるかな?」

アライちゃん4「するのりゃーー!まずはあいつをころしゅのりゃ?」

アライちゃん3「…!」ビクゥ

俺「そうだよ」

アライちゃん4「よっしゃあーー!いままでのうらみ!はらしゅのりゃーーー!!」

俺はアライちゃん4を取り出そうとトングを持ち出した。

アライちゃん3は恐怖に打ち震えながらも何か打開策を考えているようだ。そして…。

アライちゃん3「!!そうなのりゃ!ひとしゃん!あらいしゃんのはじめてをあげるのりゃ!これはめーあんなのりゃ!」

俺「へえ、ヴァージンか。面白い…」

アライちゃん4「ひとしゃん!あんなぶすとなんてやるひつようないのりゃ!!いたぶってころしゅのりゃ!」

俺「君の実の姉妹じゃないの?いたぶって殺すなんて…」

アライちゃん4「!?ごめんなしゃいなのりゃ!ひとしゃんのやりたいように…」

俺「いや、いたぶって殺すっていうのはとても素敵な提案だ。アライさんの虐待…アラ虐ってとこかな。うん、いい響きだ」

続く


GWは更新できそうにないです。

ごめんなさい。


アライちゃん4「ひとしゃん、あらいしゃんはいちゅもいじめられてきたのりゃ。あいちゅらにしかえししたいのりゃ」グスグス

アライちゃん4は泣きまねをしている。

俺「分かった。君の復讐に付き合おう」

アライちゃん3「ぴぃぃぃぃぃいいいいい!!!!」

俺はトングでアライちゃん3のはらをつまんで籠の外に出した

アライさん「ちびぃいいい!」

アライちゃん2「いもーちょ…」

アライちゃん1「そ、そいつはすきにしていいから、あらいしゃんたちだけはたしゅけてぇ…」

アライちゃん4「おもいあがゆなぁあ!おまえもしぬのりゃ!さけられないうんめいなのりゃ!」

俺「何回も言わせないでよ。全員、殺すって」

アライちゃん4「なのりゃーー☆」

トングに挟んだアライちゃん3に思いっきり力をかけた。

アライちゃん3「うびゅぅぅぅぅぅうう!」

俺「耐久テストだよ。ほらほら腹筋に力入れて」

さらに強くトングを握る。

アライちゃん3「うぎゅぅぅぅぅぅうううう!!!!!!!」

アライちゃん4「がんばえっ!がんばえっ!のひゃひゃひゃひゃ!!」シッポフリフリフリ

アライさん「ちびいいいい!!!人間!これ以上やったら本当に死んじゃうのだ!!」

俺「まだ殺さないよ」

そして思いっきりアライちゃん3を床にたたきつけた。

ベシィイイイン!

アライちゃん3「うぎゅっ!!!」ベチャ


アライちゃん1「ううう…あらいしゃんはあんなめにあいたくないのあ…!」

俺「おい、起きろ」

俺はアライちゃん3の頭をつかみ、先ほど処理したアライしゃんのはらわたに頭を突っ込んだ。

アライちゃん3「~~~~!!!」バタバタ

なんとか窒息せずに済んだアライちゃん3の顔は血にまみれていた。

俺「不思議なのはその耳と尻尾だよなぁ。ちぎってみようか」


アライちゃん3「にげ…ゆ…のあ…」

俺はそのアライちゃんを再びトングで持ち上げた。

俺「耳からちぎるよ」

アライちゃん3「やーなのりゃぁぁぁああ!!!」ジタバタシッポフリフリフリ

俺は両耳を一気にナイフで引きちぎった。しかしそれはケモ耳ではなく、ヒトの方の耳である。

ズバッ!

アライちゃん3「あぎゃぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」

俺「あ~、これはいい」

俺はアラ虐に浸っている。

そして、ピンチばさみを取り出し、ケモ耳を切りとっていく。

ザクザク

アライちゃん3「あああああぎゃぁぁああああ!!!!」

しかし、肉一片でつながっている。

アライちゃん3「あ…あ…あらいしゃんのおみみしゃん…」

俺「自分で引きちぎれ。そうしたら命だけは助けてやる」

アライちゃん3「…!?本当なのりゃ…!?」



俺「やらないと助からないよ。あと10秒」

アライちゃん3は自分のケモ耳をちぎろうとする。絶大な痛みが伴うが、生きるために全力で引っ張る。

アライちゃん3「うううう!!んりゃーーーー!!!」

ブチィイ!

アライちゃん3「いじゃいいいぃぃぃぃぃ!!いじゃいけど!これでたしゅかっ…」

バツン!!

俺は間髪入れず今度は尻尾を同じ要領でぎりぎりまで切り取った。

アライちゃん3「ぴぎゅうううううううう!!!!!」

俺「ほら今度は尻尾だよ。ちぎれ。じゅーう、きゅーう、はーち、」

アライちゃん3「やくしょくがちがうのあ!ううぅぅぅ!!」

俺「なーな、ろーく、ごー」

アライちゃん3「しっぽは…あらいしゃんのしっぽはなによりもたいせちゅなのあ…」

俺「よーん、さーん」

アライちゃん3「うぐぅうう!でもぉ!!なんとしてでも!!あらいしゃんいきりゅのあああああ!!」

尻尾を自分の前に持ってきて上に引っ張る。

ミチミチ…

ブチィ!!

アライちゃん3「ぴぎゅるるるるうううううううう!!!」

アライちゃん4「おお!ほんもののがいじになったのりゃ!!のひゃーーww」



アライちゃん3「も、もうかえしてぇ…!もりにかえゆぅ…!」

俺「まあまあ、あせらないで…そのヴァージンを俺にくれるっていうのはどうなったの?」

アライちゃん3「うう…大きくなったら…あげゆかりゃ…もう…いたいのやぁなのあ…」

俺「そんなこと言わないでよ」

グチュゥ

俺はドライバーをアライちゃん3のヴァギナに思いっきり差し込んだ。

アライちゃん3「あんぎゃああああああ!!あああああ!!!!!」

アライちゃん1「ぴぃいいいいいいいいい!!あんなの、じぇったい、いちゃいのらぁ!!」

そのままドライバーでアライちゃん3を持ち上げた。まるでフランクフルトを持ち上げているように見える。

アライちゃん3「いじゃいいいぃぃぃぃぃ!!あああああああああ!!!!!!」

根元まで刺さったようだ。

俺「太さは足りないけど、長さはそこそこだろ?」

アライさん「いやなのだぁ…!いっそのこと殺すのだぁ...!」

ズポン

そして俺はドライバーを引き抜いた。次はアナルに血まみれドライバーを突っ込んだ。

グシャ

アライちゃん3「ぴぃいいいいいいいいいいいぃいぃぃいぃぃぃいい!!!!!!」

俺「元気なスクリーミングだなぁ」



ズブッ
アライちゃん3「がぶっ!」

引き抜くと同時にアライちゃん3は吐血した。もう命が長くないことを物語っている出血量だ。

俺「もう死んじゃうね。アライちゃん。残念だな」

アライちゃん4「あんなやつ!しんでとうぜんのやつなのりゃ!!あらいしゃんのいじめられたときのいたみは!こんなものじゃなかったのりゃあ!」

アライちゃん3「い、いもーちょ…」

アライちゃん4「!! さっさとしぬのりゃ!」

アライちゃん3「ひとにねがえったおまえだけは……ゆ…ゆるさないのあ…」

その一言を言い残してアライちゃん3は死んだ。

アライちゃん4「!!」

アライちゃん4「うううう!!のりゃああああぁあぁぁぁあぁぁぁぁああああああん!!!!」ビエーン

俺「(うるさいなぁ)泣くことはないよアライちゃん。こいつらは殺されて当然のことをしてきた、そうでしょ?」

アライちゃん4「そうなの…りゃ…。」グスグス

アライさん「ちびぃぃぃぃぃぃ!!おい!ひと!!」

俺「何?」

アライさん「お前だけは許さないのだ!!」

俺「許さなかったらどうするのさ」

アライさん「お前をこr…」

ガッシャーーーン!

アライさんが言葉を言い終わる前に俺はアライちゃん3の死体を罠かごにたたきつけた。

俺「ふぅ…まだ立場が分かってないようだね。よし、次の処刑はアライさん、君に決めた」

アライさん「ぴっ!?そ…それは話が違うのだぁ」

俺「?じゃあ次はだれが死ぬか決めなよ」

アライちゃん1&2「ぴっ!?」

アライさん「…」

アライちゃん1&2「…」ビクビク

アライさん「このチビを好きにしていいのだ…」グイ



アライちゃん2「!のりゃ…やあなのら…」

アライさんは(リンチによって)今にも死にそうなアライちゃん2を差し出した。

俺「なるほど」

アライさん「だから…アライさんと、この一番でっかいチビは見逃してほしいのだ…」

俺「…なるほど。生き残れないような仲間を犠牲にするという選択は生物学的に正しいよ」

アライさん「じゃ、じゃあ…!」

俺「じゃあ、アライさんたちを助ける代わりにそのアライちゃんの処刑を手伝ってもらうよ」

アライちゃん1「うゆぅ…!やるのりゃ!!せにはらはかえられない?のりゃ!はいすいのじん?なのりゃ!」

アライちゃん1は自分が助かると分かって舞い上がっているようだ。

アライさん「…し、しかたないのだ。許すのだチビ…」

アライちゃん2「...」

アライちゃん2は絶望しているのだろうか、一言も言葉を発しない。

アライさん「それで何をやればいいのだ?」

俺「殺すのは一夜に一匹ずつだよ」

アライさん「そ…そうだったのd…」

俺「食べてみてよ」

アライさん「…え?」

俺「明日の夜までにそいつを食べるのが、処刑だよ。おなか減ってるでしょ?」

アライちゃん2「…ひぃぃぃぃぃぃ!」

アライちゃん1「ぴぃぃぃぃいいいい!!」ビエエエェェェェエエン

俺はアライちゃん3の死体をそのままに、使った道具をきれいにして片づけた。



アライちゃん4の入った別のかごと懐中電灯を回収してトラックに乗せた。

アライちゃん4は疲れて寝てしまったようだ。

アライちゃん4「あらい…しゃんは…なぁ…ちゅよいんだぞぉ…」

寝言を発している。どうやら、安心して熟睡しているようだ。



俺「お帰りー」

アライちゃん4入りのかごを庭において俺は帰宅した。

玄関の電気はついていたものの、部屋の電気が消えていたので祖父は寝ているようだ。

俺は風呂に入って、寝た。



俺のアラ虐はまだまだ終わらない…。




続く


次の日の朝。

前日の興奮が忘れられないのか、俺どことなく眠りが浅かったようだ。

俺「おはよう」

おじさん「ああ、おはよう。今日も畑に行くからな」

俺「はいよ。じゃ、朝ご飯は俺が作るよ」

そして今日も畑仕事をし、日が暮れた。

おじさん「今日も作業場に行くのかい。ま、あまり口を挟むことではないが、あんまり道具を乱暴に使ったり、作業場の床を汚すようなことはなるべくさけてくれよなー」

俺「うん、気を付けるよ」

実際、俺は完璧に後処理を行っていた。

アライちゃん4はトラックの後ろに野晒しで放置されていた。

俺「アライちゃんこれあげるよ」

そういって、俺は野菜の切れ端を与えた。

アライちゃん4「ありがとうなのりゃー!でもあらいしゃんはあらいしゃんなのだ!ちびかあらいしゃんって呼んでほしいのだ!」

俺「いや、アライちゃんはアライちゃんだよ」

アライちゃん「うゆぅ…こどもあちゅかいなの…」

アライちゃん4の言い分を最後まで聞き終えることなく俺はトラックに乗り、エンジンを点け、作業場に向かった。

夕焼けがやけに紫を帯びた不思議な光景だった。


俺「日が暮れるのも遅くなったなぁ」

アライちゃん4の入った籠をもって、作業場の扉を開けた。

アライさん「ぴっ!?」

アライちゃん1「ひとしゃんなのだ!ひとしゃん!あらいしゃんはいもーちょたべたのだ!」

俺は、すでに息絶えたアライちゃん2を一瞥した。内臓が飛び出している。

俺「へぇー。やるじゃん。親のアライさんは子供を食べなかったのか…。処分はでかい方からだな」

アライさん「う…うゆぅ…!食べるのだ!」クチャクチャ

アライさんはアライちゃんを急にむさぼり始めた。

アライちゃん4「おかーしゃん!もうおそいのだぁ!しょぶんけっていなのらぁ!!」キャッキャ

アライさん「うるさいのだ!!ちびぃ!!このガイジが!」

俺「まあまあ、たしかにこの子の言う通り、君はすでに手遅れだ。子どものことを最後まで思いやったつもりになって死ねるんだ。上等じゃないか」



アライちゃん1「たしゅかった…のあ…」ホッ

アライさん「やぁあぁぁぁだぁぁぁぁぁああ!!!!」

急にアライさんはゴキガイジムーブにも似た動きで駄々をこね始めた。

俺は例の解体用ナイフを取り出した。

俺「暴れるなら…こうだ…」

ズプッザクッ

俺は先日のアライしゃん解体の際に、体の仕組みをほぼ把握していた。

アライさん「あ“ぁぁぁぁぁぁあああああ!!!いだいぃぃぃぃぃいいいい!!手と足がぁぁぁあ!??」

その結果としてアライさんの四肢の重要な腱を一瞬で切ることは造作もないことであった。

アライさん「うごかなぃぃぃいいいいい!!!」

俺「うん、これで作業しやすい」

アライさんを籠の中からトングで取り出し、椅子に縛り付けた。

アライさん「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいい!!!やぁぁぁぁああだぁぁぁぁああ!!!!」ジタバタジタバタシッポフリフリフリ




アライちゃん4「ひとしゃん!どうやってしょけいすればいいのら?」

俺「今日はこれだ」

そういって、ポケットからホッチキスを取り出した。しかも、分厚い紙の束を貫通できるようなごつい代物であった。

アライちゃん4「それなんなのら?」

俺「これはホッチキス。とっても役に立つ道具さ」

アライちゃん4「ほっちきゆ?よびづらいのら」

俺「これをどうやって使うかというとね、アライちゃん、餌あげるから顔出して」

アライちゃん4「??ごはんなのかー?」

ギュゥゥ…スポン!

アライちゃん4は大きな頭を籠にめり込ませ強引に顔を出した。

バチン!

その瞬間俺はアライちゃん4の下唇を針金で貫いた。

アライちゃん4「いっ、いぢゃいぃぃぃいぃいいいいい!!!」ビエエエェェェェエエ

アライさん&アライちゃん1「ぴっ!!!?」

俺「泣くなよ」

アライちゃん4「なんでぇぇぇええええ!!!なんでこんなことするらぁぁぁあああああ!!!!」ビエエエェェエ

俺「…」

俺「泣きわめくなって」

バチン!

俺は再び針金を貫通させた。




アライちゃん4「あぁぁぁああああああ!!!やめりょぉぉぉぉおおおお!!」

バチン!

三度目だ。

俺「黙らないと痛いのが続くよ」

アライちゃん4「もぉぉぉぉおおおおやぁぁぁなぁぁぁぁあああ!!!」ビエエエェェ

バチン!

今度は上唇だ。

アライちゃん4「うぐっ!!ひっく!うぎゅう!」

アライちゃんは唐突な攻撃から必死に鳴き声を抑えようとしている。

アライさん「う、うぬぅ…。あれはヒトの使う武器なのだ!ひとはこれだから卑怯なのだぁ!!!」

アライちゃん1「は、はやくにがしてぇ!!もうやなのあーー!」

アライちゃんファミリーも戦慄しているようだ。

俺「アライちゃんは俺に処分を手伝ってくれるって言ったよね。これは、お母さんアライさんにこれから何が起きるかを理解させる重要なデモンストレーションなのさ」

アライちゃん4「ぴぃぃ…うわぁぁぁあああああああん!!!!いじゃいいい!!!」

アライちゃん4は痛みに我慢できないようだ。

バチン!

アライちゃん4「うぶっ!」

俺「一回で黙ったらこんなことにはなってないんだよ。ところで、このホッチキスの威力はどうだい?お母さんに説明してあげて」

アライちゃん4「うぎゅうぅぅぅう!うぅぅうううう!!!」

バチン!

俺「もう唇は満杯だね。ほらはやく」

アライちゃん4「どってもぉ!!とぉおっても!!いぢゃいのらぁあ!!」

俺「…このくらいで勘弁してやるか」



アライちゃん4のめり込んだ頭を押して、籠の中に戻した。

アライさん「ひぇえええ!」

椅子に縛られたアライさんはこれから自分の身に何が起こるか察したようだ。俺はアライさんの方へ向き直す。

俺「問題はね、どの部位からがいいかってことさ」

アライさん「や、やめるのだ…。どうしてこんなことするのだ…」

俺「どうしてって…。俺がやりたいからやるんだよ。アライさんだって、なんで生きてるの?ねぇ?」

アライさん「い…生きるのに理由はないのだ…。生きたいから生きるのだぁ」

俺「それと同じ。俺もアラ虐したいからやるのさ。その過程にたまたまアライさんが死ぬ必要があるわけ」

俺とアライさんは論争を繰り広げる。

アライさん「あ…アラ虐やめるのだ…。アラ虐なんてする必要ないのだ…」

俺「する必要があるかどうかは人によって異なる。アライさんはする必要ないからやらないだけで、俺はする必要があるからやる」

アライさん「やだぁぁああ!!やめてぇぇぇええ!!」

俺「ディスカッションは終わりだね。始めようか」

カチカチカチ

アライさんを恐怖させるため、音を鳴らしてホッチキスを近づける。

アライさん「ぴぃぃいいいいい!!やぁぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁあああ!!!」




続く



カチカチカチカチカチカチカチカチカチ

アライさんを恐怖させるため、音を鳴らしてホッチキスを近づける。

アライさん「ぴぃぃいいいいい!!やぁぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁあああ!!!」

バチン!

右のケモ耳の一番上の部分だ。

アライさん「ああぁぁああああああ!!!いだいぃぃぃいいい!!!」

アライちゃん1「お、おかーしゃんもこりょされゆのあ…」

そして、俺は次に例の巨大ナイフを取り出した。

俺「子どもの時からの疑問なんだけど、腕の骨折の痛みと、腕をまるごと無くしたときの痛みはどっちが痛いんだろうね?骨折した腕を無くしたら骨折の痛みは無くなるんだろうけどね」

次にナイフでおもむろに針金のついた右耳の上部を切り始めた。

アライさん「ぴっっっぎゃあああぁあぁあぁあああ!!!!」

ズパッ!

切り取った小さな肉片には針金がついていた。

バチン!

切り取ったところのすぐ下を再びホッチキスした。

アライさん「びゃぁぁああああああ!!!!」シッポフリフリフリ

そして切り取る。

俺「…」

俺は熱中していた。


俺「耳はやや硬めの軟骨からできており、構造は複雑。血管も集中している」

アライさん「ちびぃぃぃいいい!!!たじゅけろぉぉおおおおお!!!アライさんの危機なのだぁぁああ!!!」

アライちゃん1「お、おかーしゃは、あらいしゃんのぎせいだったのあ。だからたしゅけゆわけにはいかないのあ!」

アライちゃん4「あらいしゃんだっていたいいたいなのらぁ!」ビエェェェエン

アライさん「このぉぉぉおお!!がいじどもがぁぁああ!!!」

俺「…」

バチン!

アライさん「あぎゃっ!!」

ズパッ!

アライさん「うぎゅっ!!」

ホッチキスで留めてはその部分を切り取る…これが15回繰り返されて、アライさんはようやく右耳を失った。

俺「どうだい。右耳だけなくなっちゃったけど、感想は?」

アライさん「この…がいじめ…!あらいさんはなぁ!いだいなんだぞぉ!?敬うべき存在なんだぞぉ!」

バキィ!

俺は思いっきり顔面を蹴った。

俺「俺は感想を聞いたんだ。アライさんが偉大かそうじゃないかはどうでもいい」

アライさん「う、うぐぐぅぅうう!!」ギシギシ

アライさんは泣きながら捕縛を解こうとしている。

ゴン!

今度はバールで頭頂部を殴った。

アライさん「あがぁぁ!!」

俺「もういいや」

俺はホッチキスを置きナイフをつかんだ、アライさんの座っている椅子の後ろに回り込んだ。そして尻尾をつかみ根元をナイフで切り取った。

ズパァ!

アライさん「いっだぁあああ!!!」

俺はアライさんファミリー全員に見えるように切り取った尻尾を置いた。



アライちゃん1「しっぽをなくちたあらいさんはほんもののがいじなのあ…」

俺「?しっぽを無くしたら本物のガイジ?」

アライちゃん1「うゆ!ひとしゃんしらないようだかりゃおしえるのあ!あらいしゃんたちのしっぽはじゅうようなからだのいちぶなのあ!あいでんちちーなのあ!」

俺「へぇ。なるほど。じゃあ、尻尾を無くしたこいつはアライさんかどうかも分からないね」

アライちゃん1「そういことなのあ!」

俺「教えてくれてありがとう。その舌足らずな話し方はとっても不快だけどね」

アライちゃん1「うゆ…」

俺は尻尾を床に置き、うなぎを開くようにナイフを入れた。

スパァ

アライさん「なにするのだぁぁああああ!!!アライさんのしっぽぉぉおおおおお!!!かえせぇぇええええ!!!」

俺「尻尾は軟骨が繊維質な筋肉に包まれている。毛を取り除けばそんなに大きくないね」

俺は内部構造に夢中になっている。

アライさん「聞いているのかぁぁあああ!!!くそうんこがぁぁああああ!!!かえせぇぇぇえええええ!!!」

俺「長さは約57cm、直径は9cm程と…」

アライさん「うあああああああ!!!このばかぁぁぁぁあああああ!!」




俺「よし、アライさん君の尻尾はポイだ」

俺は観察を終え、アライさんの尻尾を袋に投げ捨てた。

アライさん「ううぅぅ…!アライさんはなぁ…!偉大なんだぞぉ…!」

俺「俺も医大だよ」

アライさん「お前なんか全然偉大じゃないのだぁ…!アライさんは本当に偉大なんだぞぉ…!」

俺「尻尾もないのに?右耳もないのに?アライさんはさぁ‘‘ガイジ‘‘なんじゃないの?おい、アライちゃんたち、どう思う?」

アライちゃん1「…!」

アライちゃん4「がいじなのら!しっぽしゃんのないあらいしゃんはがいじだっておかーしゃがいってたのだ!」

俺「唇ピアスした君もガイジだけどね」

アライちゃん4「ぴぃぃぃいいい!!!ひとしゃんがむりやりぱっちんしたのらぁ!!ひとしゃんのせいなのらぁ!!」

俺「生意気だね。死にたいの?」

アライちゃん4「うぐぐぅ…!」

俺「君はどう思う?」

アライちゃん1「おかーしゃんは、あらいしゃんのそだてのおやなのあ…。おかーしゃんをがいじよばわりできないのあ…」




カチカチカチカチ

俺はアライちゃん1にホッチキスを近づけた。

アライちゃん1「ぴっ…!」

俺「もう一回聞くよ。あいつはガイジだよね?」

アライちゃん1「が、がいじなのあ!!まぎれもないがいじなのあ!!!」

アライさん「ぴぃぃぃぃいいいいいいい!!!おまえらぁぁあああああ!!!親に向かってなんてこと言うのだぁぁぁああ!!!」

アライさんは実の娘たちに‘‘ガイジ‘‘呼ばわりされてひどく泣きわめいている。

俺「さて、アラガイジさん。アラ虐はまだまだ続くよ」

そういいながら俺はペンチを持ち出した。

ペンチをおもむろに口の中に突っ込み、

ミチミチミチミチ

前歯をありったけの力で引き抜こうとする。

アライさん「ぴぃぃぃいいいい!あががががががっががっ!!」

ブチィ

一本歯を抜き取った。

アライさん「いっっ…じゃああああああいぃぃいいいいい!!!」

俺「歯科医の真似事は初めてやったけど、なかなかいい悲鳴を聞けるね」



ブチィ

アライさん「ぴぎゅううううううぅぅぅううう!!」

泣きわめいているアライさんの歯を抜いて、アライさんが泣きわめいて、抜いて、泣いてというのを18回繰り返した。

俺「コツをつかむと意外に簡単に抜けるもんなんだね、歯って。でももう飽きたな」

そういって、ペンチを洗って棚に戻すと。アライさんが話しかけてきた。

アライさん「ふごごごご、ふご、ふご!!ふぐぐふご…」

バキィ

俺「何言ってるか分からない」

アライさんを黙らせるための鋭い右ストレートがアライさんの左頬に突き刺さる。

アライさん「ぶげっ!」

俺「なんだか眠くなってきたなあ。そろそろ死んでもらうよ、アラガイジさん」

アライさん「ぴいーーーーーっ!!ぴーーーーっ!」

俺「笛みたいな面白い音出すね」



俺はネイルガンを取り出した。

俺「何か言い残したことはある?」

アライさん「ぴいーーーーーーーーっ!!!ぴっ!ぴっ!ぴーーーーーーーーーっ」

俺「試合終了だね」

ズガン!!

アライさん「」ビグビグビグビグジタバタシッポフリフリフリフリフリ

俺「いい、ゴキガイジムーブだね」

俺はゴキガイジムーブが終わるまで感慨深さに浸っていた。



続く

<<89
了承しました!


俺「いい、ゴキガイジムーブだね」

俺はアライさんのゴキガイジムーブが終わるまで感慨深さに浸っていた。


そして、後始末をしていると…。

アライちゃん1「ひとしゃん…あらいしゃんもりにかえれゆのあ?」

アライちゃん4「あらいしゃんもおうちかえりたいのら…」

アライちゃんたちが話しかけてきた。

俺「アライちゃんたちは野生の中で生きていくには能力と頭が足りなさすぎるからね。明日から俺が教育してあげる」

アライちゃん1「ぴっ!?まだかえれないのあ!?」

アライちゃん4「もうかえりたいぃぃぃいい!!!」

俺「死にたいの?」

アライちゃん‘s「ぴっ!!!」

俺「今のままだと俺に殺されるか、野生動物に殺されるかだよ」

俺「俺がしっかりと教育してあげるから。もう少しの辛抱だよ」

アライちゃん1「う、うゆぅ…!がまんすゆのあ…」コスリコスリ

アライちゃん4「うゆ…!あらいしゃんはひとしゃんのいうことにしたがうのら」コスリコスリ



俺「えらいえらい」

俺「じゃあ、まず一つ約束しよう。今から君たちをここに置いていくけど、決してケンカしないこと。汚い言葉遣いもダメ。OK?」

アライちゃん1「ちっ…こんなうらぎりものがいじと…」

アライちゃん4「あっ!ひとしゃん!こいちゅさっしょくきたないことばづかいなのら!」ユビサシ

俺「うん。次、今みたいな汚い言葉使ったら処刑ね」

アライちゃん1「うぎゅう!わかったのあ…。あらいしゃんそのへんばっちりなのあ!」

俺「じゃあ、俺はそろそろ帰るよ」

俺は二匹がそれぞれ入っている籠をわざとくっつけ合わせた。そして、アライちゃんたちの様子を録画するためにカメラを机に置いた。

俺「よし、じゃあ、また明日」



俺はトラックで暗い夜道の帰路に就いた。

そして祖父の家に向かう途中…

俺「!?」キキィーーーー

俺は何か目の前にうごめくものを見てブレーキを踏んだ。

俺「なんだ!?」

トラックを降りて懐中電灯で照らすとそこには…

アライちゃん幼「のりゃっ!のりゃ!のりゃ!」

体長40㎝程の生まれたばかりだと思われるアライちゃんがいた。

俺はこのアライちゃんが親に捨てられたものだと分かった。やせ細り、警戒心が皆無だからだ。親を失った野生のけもの独特の特徴だ。もちろんすべてのけものに当てはまるわけではないが。

アライちゃん幼「のりゃ!のりゃりゃ!」

俺「言葉も話せないようだ。このままだったら間違いなく死ぬ…。今すぐこいつを殺すのもいいが…」

俺は何かを思いついたように決断した。

俺「いや…こいつは実験材料だ」

そういってアライちゃんの首のファーをつまんで助手席に乗せてやった。

…ふとした俺の思い付きだったが、このアライちゃん幼は10年後にある事件を起こす引き金となる。もちろんこの時の俺はそんなことを知る由もない。



そのころ一方、作業部屋では…

アライちゃん1「ぺっ!あんなひとしゃんにしたがうふりをするのもちゅかれゆのあ…」

アライちゃん4「おねーしゃ、それはちがうのら」

アライちゃん1「なにがちがうのあ?」ヨチ

アライちゃん4「おねーしゃはひとしゃんにしたがうふりじゃなくて、したがってるのら。いいなりなのら!」

アライちゃん1「おまえ!あらいしゃんをばかにすゆのか!」プンスカ

さっそくアライちゃんたちはケンカをし始めた。

アライちゃん4「ふん!じっさいにいってゆこととやってゆことがちがうのら!」

アライちゃん1「だって!あらいしゃんはしにそうなめにもあったんだぞ!あらいしゃんがかわいそうなのあ!」

アライちゃん4「かわいそーなのはあらいしゃんのほうなのら!くちびゆいいたいいたいされたのら!ききなのらー!」

アライちゃん1「ざまーみろなのあ!おまえはまぬけだからそんなんになるのあ!それにくらべてあらいさんはよわたりじょうじゅなのあ!」

アライちゃん4「だ、だけどおまえはかぞくをたべたのら!」

アライちゃん1「うゆさい…」

アライちゃん4「いっしょうそのことをせおっていくのら!」

アライちゃん1「うゆさいうゆさいうゆさーい!!!」ガシャン!

アライちゃん4「ぴっ!ぎゃくぎれなのら!」

アライちゃん1「おまえだってかぞくをうらぎって、いきてるんだぞぉ!だめなんだぞぉ!しねぇ!しんじゃえぇえ!!」ビエエエェェェェエエ

アライちゃん4「うぎゅうぅうぅうぅううう!!うらぎってないのら!!おねーしゃんこそしねばいいのだああああ!」ビエエエェェェェエエ



アライちゃん1「うえええええええええええええん!!」ビエエエェェェェエエ

アライちゃん4「うえええええええええええええん!!」ビエエエェェェェエエ

アライちゃん1「ひっく!ひっく!」

アライちゃん4「ぐすっ!ぐすっ!」

アライちゃん1「いもーちょぉ…」

アライちゃん4「…なんなのらぁ」

アライちゃん1「ここをだっしゅちゅすゆのあ…」

アライちゃん4「!!」

アライちゃん4「そ…そんなこともしひとしゃんにみちゅかったら…」

アライちゃん1「ひとしゃんもかんぺきじゃないはずなのあ!あれをみゆのあ!」ユビサシ

アライちゃん1が指さしたのはカメラだった。

アライちゃん4「うゆ?わ…わすれものなのら?」

アライちゃん1「そうなのりゃ!あのひとしゃんもまぬけなところあるのあ!だからなんとかすればここからにげれゆのあ!」

アライちゃん4「ま、まちゅのら!あしたになれば、ひとしゃんはあらいしゃんたちをにがしてくれゆっていってたのら!」

アライちゃん1「いもーちょ!めをさましゅのあ!あんなみそっかすがやくしょくをまもゆわけないのあ!ころしゃれゆのあ!」

アライちゃん4「!…たしかに…そうなのりゃ…!あいちゅはかぞくをころちたみそっかすなのりゃ!」

アライちゃん1「いまこそ!しまいのうちゅくしいきずなぱわーみせゆのあ!」

アライちゃん4「そ、そうなのら!あんなやちゅ!‘‘ひとしゃん‘‘じゃないのら!‘‘ひと‘‘なのらぁ!」

アライちゃん1「そうときまったらだっしゅつのしゅだんをかんがえゆのあ!きっとだっしゅつできるはずなのあ!!」

アライちゃん‘s「「なのりゃーーーー!!!!」」コスリコスリコスリコスリシッポフリフリフリ


俺「っていうのが録画内容なんだけど…心当たりあるよね?」

アライちゃん1「」

アライちゃん4「」

俺はこうなることを望んでいたかのように口元には笑みを浮かべている。

俺「残念だな…アライちゃんたち。二人とも今日この場で死ぬことが決定だ」

アライちゃん幼「のりゃぁ!のりゃぁ!」

アライちゃん幼は大きい虫かごに入れてある。

俺「新しい実験試料も手に入れたしね。この子にはアライさんという生物がどのようなものか知ってもらう」

アライちゃん1「なんで!こうなるのあ!」

アライちゃん4「ひ…ひとしゃん…、はなしをきいてほしいのりゃ」

俺「‘‘ひとしゃん‘‘だって?いいよ、‘‘ヒト‘‘で。俺に従ったふりをしておいて、本心では馬鹿にしていたんだろう?それはもう俺にばれちゃったんだから無理して取り繕う必要もない」

アライちゃん1「あ、あれは…」

アライちゃん4「ひとしゃん!あれはおねーしゃが無理やり…」

ガシャン!

その言葉を全て言わせる前に俺はアライちゃん‘sの入った罠かごを蹴飛ばした。

アライちゃん1&4「「!!!」」ビクゥゥ!!!

アライちゃん幼「!!」ビクゥ!

アライちゃん幼「びぇえええええええん!!びぇええええん!!」

俺「もう、話はいいね?さて、じゃあどうやって〆ようか」



アライちゃん1「ぴぃぃぃぃいいいいいいい!!!やぁぁぁああああだぁぁぁあああ!!!」ジタバタ

アライちゃん4「ごめんなさいなのりゃぁぁぁあああああ!!にどとさからわないからぁぁぁあああ!!!」

俺「ん?二度と逆らわない?」

アライちゃん4「ひとしゃんにふくじゅーすゆのりゃぁぁ!だからあらいしゃんだけはゆるしちぇぇぇえええええ!!」

俺「いいとも。君は俺に逆らわないんだね?」

アライちゃん4「そうしゅゆのりゃ…。だからたしゅけて…」

アライちゃん1「あらいしゃんもふくじゅーすゆのあ!そのてんばっちりなのあ!」

俺「オーケー。それじゃあ何をしてもらおうかなぁ」

アライちゃん幼「ううううぅのりゃぁぁあああああん!!」ビエエエェェェェエエ

俺「じゃあ、この子を泣き止ませて。それくらいできるよね?」

アライちゃん1「!おやすいごようなのあ!」

アライちゃん4「あらいしゃんにおまかせなのりゃー!」


続く


俺の命令は一見簡単に思えるかもしれないが、あくまでアライちゃんたちも知能が発達した幼児であることを忘れてはならない。

俺は、アライちゃん1とアライちゃん幼をアライちゃん4の入っている籠に入れた。

アライちゃん幼「のりゃぁぁあああああん!!のりゃぁぁあああああん!!」ビエエエェェェェエエ

アライちゃん1「う、うゆ!どうすゆのあ!いもーちょ!?」アセアセ

アライちゃん4「こいちゅ…ぜんぜんなきやみそうにないのりゃ…」ウユゥ

アライちゃん1「そもそもなんでないてゆのあ!?なにもけがもしてないのあ…」

アライちゃん4「わかったのりゃ!こいつぽんぽんがくーくーなのりゃ!ひとしゃん!こいちゅにたべものやるのりゃ!」

俺「食べ物はないよ」

アライちゃん4「!」

アライちゃん4「じゃあどうしたらいいのりゃ!?」

アライちゃん1「い、いや…たべものあゆのあ…」


アライちゃん4「!?どこなのあ!?おねーしゃ!?かくしもってないではやくだしゅのりゃ!」

アライちゃん1「いもーちょ!そのくちびゆのかたいのをとってちをだしゅのあ!」

アライちゃん1は姉妹の死体を食べてその命をつないできた。それと同様にアライちゃん幼にも生き血を飲ませることで空腹を満足させることができると考えたのだ。あくまで血を流すのは自分以外の誰かと考えているようだが…。

アライちゃん4「や!やぁなのりゃ!いたいいたいのやぁなのりゃ!」

アライちゃん1「そうすゆしかみちはないのあ!」ドシッ!

アライちゃん1はアライちゃん4に対して体当たりをかました。

アライちゃん4「やめりょぉぉおおおおお!!!いたいいたいやなぁあぁああああ!!」ジタバタシッポフリフリフリ

アライちゃん1「くりゃえーーー!!」

ビシュッ!バシュッ!

アライちゃん1は小さな爪でアライちゃん4の顔面をひっかく。ストレス発散も兼ねているのだろうか、明らかに過剰にひっかいており、アライちゃん4の顔は血だらけになった。

アライちゃん4「いじゃいぃぃいいいいい!!うわぁぁあああああん!!!」

そのとき、意外なことが起こった。

アライちゃん幼「…!」ピタッ





俺「あ、泣き止んだ」

アライちゃん幼は自分より大きいアライちゃんの泣く姿を見て泣き止んだようだ。

アライちゃん4「なんであらいしゃんばっかこんなめにあうのりゃぁぁあああああ!!!もうやなぁぁあああああああ!!」ジタバタシッポフリフリフリ

ビシュ!

その時、アライちゃん4のゴキガイジムーブのごとく振り回している腕がアライちゃん幼に当たってその目をひっかいた。

アライちゃん幼「ぴぎぃぃぃいいいいい!!のりゃぁぁあああああん!!」ジタバタシッポフリフリフリ

俺「おや」

アライちゃん1「ああっ!せっかくなきやんだのにぃ!このくずがいじ!!」ベシィ

アライちゃん4「いじゃいいぃいいいいいい!!あらいしゃんがかわいそうなのあ!!あらいしゃんのききなのりゃあ!!」ビエエエェェェェエエ

俺「あーあ。せっかく生き延びるチャンスをやったのに。一番下の妹ちゃん。君は処刑決定だ」

アライちゃん4「もうかえりたいぃぃぃいい!!!かえゆぅぅううううう!!もりにかえゆぅぅぅうううう!!」

俺はトングでアライちゃん4を引きずり出し、縄で手足を縛った。

俺「君にはがっかりしたよ。服従できない子は処分だからね」




アライちゃん4「ひとしゃん!!あらいしゃんのはなしをきくのりゃ!」

俺「…なんだい」

アライちゃん4はここを乗り越えなければ本当に自分が殺されることを分かっていた。

アライちゃん4「あらいしゃんは、このかぞくのもとにうまれてよかったとおもったことはいっかいもないのりゃ!」

俺「…」

アライちゃん4「あらいしゃんのおかーしゃはいっちゅもおねーしゃたちをひいきすゆがいじなのりゃ。おねーしゃたちはあらいしゃんをなぐったりけったりすゆのがだいすきなのりゃ」ウルウル

アライちゃん1「おまえぇ!そうやってあらいしゃんたちをわゆものにすゆつもりかぁ!?」フゥーーッ!

俺「…それで?」

アライちゃん4「だけど!ひとしゃんがあらいしゃんたちのかぞくをこよしてくれて!ほんとうにうれしかったのりゃ!」

俺は特にこの言葉に驚きもしなかった。もともとアライさんという種族は「思いやりという概念が発達しないまま知能を得た存在」ということを祖父が言っていたからだ。

アライちゃん4「あらいしゃんは!ひとしゃんのかぞくになりたいのりゃ!」

アライちゃん1「!?」

俺はその言葉を聞いておもむろにカメラを操作し始めた。

俺「へぇー。じゃあ、これについてはどう説明する?」



アライちゃん4『!…たしかに…そうなのりゃ…!あいちゅはかぞくをころちたみそっかすなのりゃ!』
アライちゃん1『いまこそ!しまいのうちゅくしいきずなぱわーみせゆのあ!』
アライちゃん4『そ、そうなのら!あんなやちゅ!‘‘ひとしゃん‘‘じゃないのら!‘‘ひと‘‘なのらぁ!』




俺「姉妹のうつくしいきずなパワーはどこにいったんだろうねぇ」

アライちゃん4「そ、それは…」

俺「俺が思うにね、君はこの世に生を受けたこと自体が間違った生物なのさ」

アライちゃん4「ぴっ!?」

俺「理由は大きく3つある。まず一つは君がアライさんであること。アライさんという生物は不完全かつ、根本から邪悪な存在だ」

アライちゃん4「ぴぃぃ!!」

アライちゃん1「…」

俺「あの7年前のあの騒動は記憶に新しいよ。とても嫌な事件だった。君たちは知らないだろうけどね」

アライちゃん1&4「「?」」

俺「二つ目は君の倫理観が破綻していること。多分、君は自分のために常に周りが都合よくなくてはならないと考えている。それがかなわないとき、泣きわめいて自分をごまかすんだろう。最初の君の姉妹が死んだときみたいにね」

アライちゃん4「ああ…あぎゅ…」

俺「三つ目は以上の二つが、俺の嗜虐心をくすぐること。アラ虐はこうじゃなきゃいけないけれどね」

アライちゃん4「ぴぎゅぅぅぅぅぅううううううううん!!!ぴぃぃぃいいいいいいいいい!!!」


どうやら、アライちゃんはこの状態で打つ手がないと分かったようだ。
俺はアライちゃん4を取り出そうとトングを籠に突っ込んだ。
アライちゃん4「やぁぁぁああああああだぁぁぁあああああ!!!!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
しかし、アライちゃん4はかごの中で必死にヨチって逃げている。
俺「…」
俺「…君…分かるね…?」
アライちゃん1「ぴっ!?」
俺「捕まえてよ」
アライちゃん1「あ、あらいしゃんにおまかせなのあーー!まちぇぇぇぇぇぇぇえええええ」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「ぴっっっぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい!!!くゆなぁぁぁぁぁ!!」


ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ

籠の中で、アライちゃん幼を中心にヨチり鬼ごっこが始まった。

アライちゃん幼「のあーーー♪」キャッキャッ

俺「よっと」ガシッ

俺はタイミングを見計らってアライちゃん4を捕らえた。

アライちゃん4「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいい!!!!!!はなせぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」ジタバタシッポフリフリフリ

俺「暴れるなって」

ボキィ

俺はとらえたアライちゃん4の両足をペンチで折った。俺は握力が強かった。

アライちゃん4「ぴぃぃぃぃぃいぃぃぃいっぃぃいぃぃぃぃぃい!!!!いじゃいぃぃいいいいい!!」

俺「もうヨチヨチできないねぇ」



続く

作者です。
最近忙しすぎてなかなか更新ができません。
本当に申し訳ないのですが、長期的にやっていくつもりなのでよろしくお願いします。
もともと、二部と三部のストーリーは考えてあるので作品は完成させるつもりです。
これからもどうぞよろしくね。


アライちゃん4「ぴぃぃぃぃぃいぃぃぃいっぃぃいぃぃぃぃぃい!!!!いじゃいぃぃいいいいい!!」

俺「もうヨチヨチできないねぇ」

その時

アライちゃん幼「んふぅぅぅ///」ブリュブリュブリュ

アライちゃん幼が唐突に糞を漏らした。アライちゃん幼は毛皮のスカート部分がなく、おむつになっている。そのおむつは大量の糞を受け止めきれず、じわじわと溢れている。

俺「…」

バキッ

俺はアライちゃん幼を殴りつけた。

俺「糞を漏らすな。ここは君のトイレじゃないんだからね」

アライちゃん幼「ぴぃぃぃぎゅぅぅぅぅぅぅぅうう!!」ビエエエェェェェエエ



俺「まあ、ちょうどいいから使わせてもらうか」

俺は糞をスコップですくい、アライちゃん4の口元までもっていった。

俺「食え」

アライちゃん4「ぜーーーーーったい!!やぁなのりゃ!!!」

俺「…」ズイッ

俺はさらに糞を乗せたスコップを近づけた。

…ぷぅぅぅうううん

アライちゃん4「うぎゅっ…うっ…」ブンブン

俺「…」

…ぷぅぅぅうううん

アライちゃん4「…っ!!くっちゃぁぁぁぁああああい!!!」

ガスッ

アライちゃんが我慢できず、口をあんぐり開けた瞬間、俺はアライちゃん4の喉元までスコップを突っ込んだ。

アライちゃん4「ぉぉぉぉおごぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!おごぉぉぉおお!!!」

グリグリ

さらに押し込み、スコップを回転させる。扁桃腺のあたりの肉がそげていく。

アライちゃん4「ぴごっごおごごおごおおおおおおおおおお!!!」



ズポォ

アライちゃん4「ひゅーーーーーっ!!!ごはっ!!!ひゅーーーーーっ!!!」ゲホッ

俺「お味のほどは?」

アライちゃん4「ぴぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃいいいいい!!!!」

ガコォン!

スコップで頭を殴りつける。

俺「なんで毎回、一回目で俺の質問に答えてくれないのかなぁ?」

ガコォン!

俺「君が」

ガコォン!

俺「糞の味の感想を言うまで」

ガコォン!

俺「殴るのをやめないからね」




俺「殴るのをやめないからね」

アライちゃん4「ぴぎゅっ!!ぴぎゅっ!!ぴぎゅっ!!」

俺「味は?」

アライちゃん4「ひ、ひとしゃん、おねがいだから…ひどいこと…やめちぇ…」

俺「…味が分からなかったのかな?じゃあ、もう一度味わってもらうね」

スコップにもう一度糞を乗せた。

アライちゃん4「ぴぃぃ…!」

俺「口を開けるんだ」

アライちゃん4「…!」フルフルフルフル

俺「開けなさい」

アライちゃん1「いもーちょ!はやうひとしゃんのゆうとおりにするのあ!!」

アライちゃん4「…」フルフルフル

俺「そうか…」

俺は糞を乗せたスコップを床を汚さないよう置いた。


アライちゃん4「ふぅー!ひとしゃんよようやくあきらめたのr…」

そしてアライちゃん4の小さい右脚を両手で握ると…。

ギュゥゥゥゥ

アライちゃん4「ぴぃぃぃぃいいいいいいい!!!あんぎゃぁぁぁぁあああああああ!!!あんよぉぉぉっぉぉおぉおおおおおお!!!!!ぴぃぃぃぎゅぅぅぅぅぅぅぅうう!!」

ぞうきんを絞るようにねじり始めた。

ボキボキボキ

骨が折れる音がする。

アライちゃん4「ぴぎゅぅぅぅぅぅううううううううん!!!ぴぃぃぃぎゅぅぅぅぅぅぅぅうう!!」

泣きわめいている時を見計らって俺はスコップを握った。

俺「ふんっ!」

アライちゃん4「うぶぅぅ!!」

思いっきりスコップを口の中にぶち込んだ。喉の奥に突き刺さる勢いだ。



俺「今度は味が分かるようによーく味わうといい」

俺はグリグリと音が鳴る勢いでスコップに回転運動を加える。

俺「ほらほら」グリグリ

アライちゃん4「ぴっぎぃぃぃぃいいいいいいい!!!ぐぴぃぃぃいいいいいい!!!」

俺「いい声で鳴くねぇ」グリグリ

ズポォ

アライちゃん4「ごぼほぉぉ!!げほぉぉ!!」

スコップを引き抜くと同時にアライちゃん4は吐血した。

俺「味は?」

アライちゃん4「ぐぎゅぅぅ!!」

ガスン!

俺はスコップをアライちゃん4の左目に突っ込んだ。

アライちゃん4「ぴぃぃぃぃいいいいいいい!!!おめめぇぇぇええええええ!!!!」カタメオサエ

俺「なーんだ。まだ喋れるじゃないか。糞の味のレポートを優先してほしいな、アライちゃん」


アライちゃん「ぴぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃいいいいい!!!!」うんこのあじなんてくさいとしかいいようないのりゃぁぁぁあああああ!!」ビエエエェェェェエエ

ガスン!

俺は右目の眼球もつぶした。

俺「最初からそう言ってくれよ。罰として君の眼はもう二度と見えないようにしといた」

アライちゃん4「おめめいじゃいぃぃぃぃいいいいいいいい!!!まえみえないぃぃぃいいいいいいいいい!!!」

俺「(たまらないね)」

カチカチカチカチ

盲目のアライちゃん4にホッチキスの音を聞かせてやると

アライちゃん4「ぴぃぃぃいいいい!!ぱっちんのおとすゆぅぅぅうう!!こあいのりゃぁぁぁぁぁああ!!!」ビエエエェェェェエエ

よたよたと腕を使って這っている。

俺「どこに行こうとしてるのさ?」

ガシッ

アライちゃん4「ぴっ!!」

左足をつかむ。

俺「もう、アライちゃんは終わりなのにさぁ」

ボキボキボキ

俺は左足をぞうきんのように絞る。



アライちゃん4「ぴぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃいいいいい!!!!」

俺「アライちゃんはここで死ぬのさ」

ドカァ

次にアライちゃんの頭を蹴り飛ばした。

アライちゃん4「ぴぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃいいいいい!!!!」

アライちゃんは首の筋肉が十分でないためこの攻撃は致命的であった。

アライちゃん4「くびぃぃぃいいいい!!!くびいちゃいぃぃぃいいいいいい!!!」

俺「首が痛いのかい。治してあげよう」

ボキボキボキ

今度は右腕を絞る。

アライちゃん4「あぁぁあああああぎゃああああああ!!!!」

俺「首の痛みはどこか行った?」

アライちゃん4はもう何が何だかわかっていない。ただ見えないところからの暴力を受け止めるだけだった。

ボキボキボキ

アライちゃん4「ぴっぎぃぃぃぃいいいいいいい!」

左手を絞る。

俺「初めて見たときから君が一番いい悲鳴をあげると思っていたよ。期待通りだ」

アライちゃん4を踏んづけて体重をかけていく。

アライちゃん4「ぐえぇぇぇえええ!!!」




俺「天国から地獄に落とされた気分を味わせたかったんだ」

アライちゃん4「ぐうぅぅうぅうう!!!」

俺「見事に舞い上がってたね。自分がどんな目に合うかも知らずに」

アライちゃん4「ぐほぉ!」カハッ

俺「最後だ、何か言いたいことはある?」

アライちゃん4「ひと…しゃ…いの…ち…だけ…は…」

俺「?ひと“しゃん”?おかしいね、君は俺のことを“ヒト“って呼んでたのに」

アライちゃん4「た…しゅ…け…t」

俺「ふん!」

グッ!!

アライちゃん4は息絶えた。



アライちゃん幼「のあぁーーのあぁーー♪」キャッキャッ

アライちゃん1「」サァァーーー

最後に残ったアライちゃん1は青ざめている。

俺「最後は君になっちゃったね」

アライちゃん1「」

続く


アライちゃん1はどうしてこんなことになったのか分からなかった。

自分を守ってくれる肉壁はもういない。

脱出も無理だと分かった。

その時アライちゃん1がとった行動は…

アライちゃん1「ぴぃぃぃいいいいいいい!!!!!!やだぁぁあああああああ!!!ちにたくないのあぁぁああああああ!!!かえゆぅぅぅううううううう!!!もりにぃぃぃいいいいい!!!かえゆぅぅぅううううううう!!!」ジタバタシッポフリフリフリ

現実逃避であった。

俺「おや、君もかまってちゃんだなぁ。すぐに行くよ」

俺は手早くアライちゃん4の処理を終えた。



俺「さーあ、どうしようか」

この極限状況の中、アライちゃん1はある一つの思考に至った。

アライちゃん1「!!そうなのあ!!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん1「こいちゅがどうなってもいいのかぁああ!!!?」

アライちゃん1はアライちゃん幼に爪を向けた。

アライちゃん幼「??のあぁーー?のりゃっ!」

俺「ふーん、なるほど。人質か」

アライちゃん1「あらいしゃんはなぁー!!いだいなんだぞぉ!!これでおまえもてもあしもだせないのあぁーー!!!」

俺「…」

アライちゃん1「ふはははー!!あらいしゃんはぴんちをちゃんしゅにかえゆのあ!このくそばかうんこのひとふぜいがぁ!!さっさとあらいしゃんをもりにかえせぇ!!」ピカピカガイジガオ


俺「…」

アライちゃん幼「?? のりゃぁぁあ♪」キャッキャ

アライちゃん1「このがいじみてゆだけでむかつくのあ!!ちのうのひくい、くそがいじこたいなのあ!!」

俺「…」

アライちゃん1「ひとぉ!はやくあらいしゃんをもりにかえしぇえ!!」キャシャァァ

アライちゃん1は小さい牙をひん剥いて威嚇する。

俺「いい感じにヘイトがたまってきたよ。やる気が湧いてくるな」

アライちゃん1「うゆぅ!!はやくしろぉ!!いまやあらいしゃんのほうがたちばがうえなのあ!」



罠かごの中で叫ぶ。俺はそれを見下ろしながら言った。

俺「ありきたりなセリフだけど、今すぐそいつを放せば許してあげよう。しかし、そのアライちゃんを傷つけた瞬間に君をディスパッチだ」

アライちゃん1「おまえ、がいじなのかぁ?あらいしゃんにきにいらないことゆうと、こうだぞぉ!!」

チュピッ

アライちゃん1は小さい爪でアライちゃん幼の右目を切り裂いた。

アライちゃん幼「ぴっっ!!ぴぃぃぃいいい!!!びえぇぇええええん!!!」ビエエエェェェェエエ

俺「やれやれ…」

アライちゃん1「ふははははー!あらいしゃんやっぱりちゅよいのあ!!さいきょーなのあ!!おいひとがいじ!!このいだいなあらいしゃんをまえにひれふせぇ!!かすごみうんこがいじがぁ!!!」


俺「そろそろいいかな…」
アライちゃん1「あらいしゃん、のろまはきらいなのあ!!はやk…」


ガッシャアン!!

俺は罠かごごと蹴り飛ばした。

アライちゃん1「ぴぇやぁっ!?」ボテッ

そして罠かごの中に手を突っ込んでアライちゃん1の胴体をつかんだ。

俺「はい形勢逆転。残念だったね。惜しいところまで行ったと思うよ、アライちゃん」

そういいながら握る手に力が入る。

アライちゃん1「ぴぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃいいいいい!!!!」ミシミシミシ



俺「でも俺は優しいからね、チャンスをあげよう」ブンッ

アライちゃん1を床にたたきつける。

アライちゃん1「ぴぃぃっ!!」ボテッ

アライちゃん1「にっ!にげゆぅぅぅうううう!!」ヨチヨチヨチヨチ

ヨチヨチで逃げ出す。ドアに向かっているようだ。意外なことに、俺は黙ってみている。

ドアの前までたどり着いたようだ。

アライちゃん1「にげゆ!にげゆぅぅぅ!!やなぁ!!しぬのやなぁ!!」カリカリカリ

俺はドアをひっかくアライちゃん1のそばに近寄り優しく言葉をかける。

俺「ドアも開けられないアライちゃんを強くしてあげよう」



アライちゃん1「ぴぃ…」

俺「立て。二本足で」

アライちゃん1「ぴぃいい…」

グシャッ

俺はアライちゃん1を踏んずけて転らせる。

俺「ぴぃじゃないんだよ。ヨチラーを卒業しろって言ってるんだよ。さあ立て」

アライちゃん1「くしょぉぉおおお!!」プルプルプル

アライちゃん1はドアに寄りかかりながら二本足で立とうとする。

アライちゃん1「ううううううぅ!うゆぅ!」ボテッ

一般にアライちゃんは体に対して頭の比重が非常に高い。よって、二本足で立つことはまず不可能である。これを知りながら俺はアライちゃん1に試練を与えている。

アライちゃん1「む、むりなのあぁ!あらいしゃんまだたちぇないぃ!!」




ギュウゥゥ

俺はアライちゃん1の頬をつねる。

アライちゃん1「ぴぎぃぃいいいい!!いじゃいいじゃい!!」

俺「まったく、あまえてるなぁアライちゃんは。こんなんでよくさいきょーとか言えたね」

アライちゃん1「しゃ、さいきょーなのあ!」

つねる力を強める。

俺「じゃあ二本足で立つことぐらい簡単だろ?ヨチラーはさいきょーにはなれないんだよ。アライちゃんは自分がどれだけ貧弱な存在かわかってない」

アライちゃん1「ひ、ひんじゃくじゃないのあ!!ちゅよいのあ!!たぁーーーー!!」ピシュピシュ

アライちゃん1は俺のつねっている手をひっかいているが、爪は鈍く力も弱いため皮膚をなでるだけだ。

俺「ノーダメ。ダメージなしだよ。ねぇ、こんなんでも自分のことさいきょーとか言えるの?」

アライちゃん1「あらいしゃんが…よわい?」



アライちゃん1「い、いや!あらいしゃんにはおかーしゃがいるのあ!」

俺「君のおかーさんは君がガイジと言ってショックを受けながら死んだじゃないか。お母さんはもういない。なんでアライちゃんはお母さんに頼っちゃうような弱い存在なんだね」

アライちゃん1「くしょぉぉおおおおお!!ばかにしやがってぇぇぇええええ!!」プルプルプル

アライちゃん1は再び立とうとする。

アライちゃん1「うゆぅ!」ボテッ

俺「君は実に、弱くて、頭も悪くて、情けないねぇ」

アライちゃん1「ぴぃぃぃいいい!!!しかたないのあぁあああああ!!あらいしゃんまだこどもなのあぁああああ!!!」ビエエエェェェェエエ

アライちゃん1はいよいよ泣き出した。



俺「おやおや?きみの言うさいきょーは嘘だったのかい。ねえ?」

アライちゃん1「あらいしゃんはこれからちゅよくせいちょーすゆのあぁぁ!!!」ビエエエェェェェエエ

俺「そこだ。これから君は強くなるという点において君は侮れない。アライさんという種族は人間にはない底知れぬ悪意を持っているからだ。アライさんという種族は自ら人との共存という道を捨てたのさ」

アライちゃん1「よくわかんないけどにがしてぇぇえええ!!あらいしゃんはひととはいっしょにいられないのあ!!」

俺「いいや。逃がさない。アラ虐は今からスタートするのさ」



続く

長らく間が空いてしまい、すいませんでした。
更新します。


俺「さあ、味わえ」

ジュゥゥゥゥゥ

俺はアライちゃん1の右足の太ももをはんだごてで焼く。

アライちゃん1「ああああああああじゅぅぅううううううう!!」

俺「今から君にいくつか質問していくが、変な答えを言うたびに君に今みたいに熱いのを味わってもらうよ。応えなくても焼く。はい、第一の質問、アライちゃんは弱いよね?」

アライちゃん1「ぴっ!?あらいしゃんは…あらいしゃんは…」

俺「…」

アライちゃん1「ちゅよいのあ…。ばんぶつのれいちょうなのあ!」

俺「不正解」ジュゥゥゥゥゥ

アライちゃん1「ああああああああああじゅぅううううういいいいいいい!!!!」ジタバタシッポフリフリフリ

俺「もう一回聞こうか。アライちゃんは弱い?」

アライちゃん1「うううううゆうぅうううううう!!」

俺「うゆじゃないんだよ」ジュゥゥゥゥゥ

アライちゃん1「うぎゅぅぅぅうううううう!!!」



その時、俺は意外な感覚に襲われた。

俺「…!こいつ…!」

俺「いいにおいがする。肉が香ばしく焼けた匂いだ…」

アライちゃん1「あらいしゃんたえものじゃないのあぁぁああ!!!」

俺「…」

俺の頭に一瞬よからぬことが思い浮かんだが、その思いはすぐに頭から消え去った。

俺「…まあいいや。俺はアライちゃんを痛めつけたいだけだし。じゃあ、次の質問ね。アライちゃんはおバカさんかな?」

アライちゃん1「…うぅぅううう」グスッ

俺はペンチを握り、焼けた皮膚の部分を思いっきりつねる。

アライちゃん1「いっっじゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ」ジタバタシッポフリフリフリフリ



俺「ほら、ちぎれちゃうよ。早く質問に答えた方がいいんじゃない?」

アライちゃん1「ぉぉぉおおおおおおおぉおおううううう!!ぴぃいいいいいいいいいい!!」

俺「なるほど。アライちゃんは頭がおバカさん過ぎて答えられなんだね。よーくわかった。第2問は正解にしてあげよう」

そういいながら、俺はペンチを握る手に力をこめる。

ブチィ!

アライちゃん1「ぴっぃっぎゃぁぁああああ!!!!」ジタバタシッポフリフリフリフリ

俺「はい、じゃあ次の質問」

アライちゃん1「あらいしゃんはなぁああ!!いだいなんだぞぉおおお!!うんどうのうりょくもたかいし!おばかしゃんじゃないのあぁ!!!」ピィイイイイイイイイイイ!!

俺「はい、うそだね。次行こう」

アライちゃん1「きけぇぇぇえええええ!!!ひとぉおぉおおおおお!!!」

俺「はいはい、次行こう。とにかく」

アライちゃん1「のぉぉぉぉぉおおおおおおああああああん!!!!のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおあああぁぁああああん!!!!」ジタバタシッポフリフリフリフリ

アライちゃん1は俺が全く話を聞いてくれないと思い、大声で泣きだした。




俺「…どんな鳴き声だよ」

俺「まあいいや、次の質問。アライちゃんは所かまわず糞を垂れ流す?」

アライちゃん1「そんなのあたりまえなのぁぁぁあああ!!アライさんのうんこは!!もりのえいようなんだぞぉ!!」

俺「正解」ジュッ

右目を焼いた。

アライちゃん1「ぅうううぎゃぁぁああああ!!!!めがぁぁあぁあああああ!」

俺「どうだ、目玉の水分が蒸発する痛みは。想像を絶する痛さだろう」

アライちゃん1「なんでぇえぇぇぇ!!せいかいしたのあぁ!!」

俺「正解だからって、罰を与えないとは言ってないよ。」

アライちゃん1「もういやなのああぁあぁぁあああ!!!」ジタバタシッポフリフリフリフリ

俺「よし、分かった。次が最後の質問ね」

アライちゃん1「やなぁぁぁぁ!!!やぁぁあなぁぁぁあああ!!!」ジタバタシッポフリフリフリフリ

俺「じゃあ、正解したら罰は与えないよ。本当に」

アライちゃん1「…ほ、ほんとうなのあ?」

俺「ただ、答えを間違えたら死んでもらう」

アライちゃん1「ぴっ!?やなのあ!!しぬのやなのあ!!!」




俺「とても簡単さ。アライちゃんはきっと正解できるようなイージーな問題だよ」

アライちゃん1「うぬぬぅぅ…ぐぬぅぅ…!」

俺「やらなくちゃ、どっちみち殺されるよ」

アライちゃん1「あらいしゃんやるのあ!おまえみたいなくそがいじにはくっぷくしないのあ!」

アライちゃん1決意をしたようだ。顔が引き締まった。

俺「よし。じゃあいくよ」

俺「アライちゃんは死ぬべき存在でしょうか」

アライちゃん1「う、うゆっ?」クビカシゲ

アライちゃん1は一瞬間をおいてから理解した。ここから逃げられないことを。

俺「さあ…!答えは!」

アライちゃん1「うゆぅ…うゆぅ!!」

アライちゃん1の選んだ選択は…!


続く

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年05月06日 (日) 04:41:13   ID: jiHgCY5-

こいつはいいss

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