俺「クリスマスはマミさんと過ごしたい」 (28)

俺「んですけどどうですかね」

マミ「ど、どうですかねって」

俺「どうせ予定ないでしょう」

マミ「し、失礼ね。予定くらいあるわ」

俺「後輩たちのクリスマスパーティーに、呼ばれてもないのに乱入する予定ですか」

マミ「うっ」

俺「だからそんなアホなことしてないで俺も過ごせばいいじゃん」

マミ「うーん・・・」

マミ「なんていうかその、あなたの気持ちは嬉しいのだけど」

マミ「なんか下心しか見えないのよねえ」

俺「えー、そりゃまあ下心しかないからね」

マミ「えっ」

俺「そりゃそうだよ。そんないい身体してたら下心しかうまれねえよ」

マミ「い、いい身体!?」

俺「本当反則だわー。マジでー。
他の魔法少女ってほぼ全員貧相な身体つきだから、余計マミさんの身体目立つんだよね」

マミ「そ、そうかしら」

俺「うん、ほんと魅力的」

マミ「わ、わたしね」

俺「ん」

マミ「自分のこと太ってると思ってたの」

俺「いやデブではあるよ」

マミ「!?」

俺「そりゃあだって。デミさんはマブだよ」

マミ「逆になってるわよ」

俺「うーん。なんかさ、実際はそんなに太ってないのかもしれないけど」

マミ「え」

俺「なんか3話でもまどかにケーキで魔法少女になれとか言ってたし、すぐ紅茶とか飲むし、なんか食ってばっかのイメージがあるんだよね」

マミ「い、いやそれは」

俺「まあうまく言えないけど考えといてってことで」

マミ「うーんそうね。考えておくわ」

マミ「あ、そうそう」

俺「?」

マミ「わたしはいいけど、あんまり他の子にスタイルの話とかしないほうがいいわよ」

俺「・・・・・・」

俺「ほんとに好きなんだけどなあ」

俺「ってなわけなんだよ」

さやか「なーにあんたまた素直に誘えなかったの?」

俺「ばかちげーよ。最初はストレートに言ったんだよ。
クリスマスはマミさんと過ごしたいって」

さやか「それでそれで?」

俺「なんか下心しか感じないみたいに言われた」

さやか「あちゃー・・・だからマミさん相手に下ネタはやめとけって言ったのに」

さやか「きっとマミさんの中であんたはそういう下ネタの人みたいなイメージになってんじゃないの」

俺「・・・・・・」

俺「そういうお前はどうなん」

さやか「ど、どうなんって。普通に恭介と過ごすけど」

俺「あー、上條もう退院したんだっけか」

さやか「うん、最近ね。まだ学校に戻れるのは冬休み明けだろうけど。お見舞いとかありがとね」

俺「いやいや。そうか、お前もリア充か」

さやか「悪いねー。まあ頑張りたまえよ」

俺「はあ」

俺「で、ほむらはどーすんの」

ほむら「決まってるじゃない」

俺「ですよね」

ほむら「巴マミはあなたが抑える作戦のはずよ。何をやっているの」

俺「い、いやあ。それがなかなかうまくいかなくて」

ほむら「言い訳はいらないわ。とにかく、私とまどかの邪魔だけはしないで頂戴」

俺「ふええ」

杏子「んであたしのところに泣きついてきたってわけか」

俺「俺の話聞いてくれんのなんて杏子だけだよお」

杏子「いーぜ。あたし結構あんたのこと気に入ってるからな」

杏子「食べ物もくれるし、口うるさいことも言わねーし」

俺「お、マジ?じゃあクリスマスどう?」

杏子「マ、マミはどうすんだよ」

俺「もうこの際杏子でもいい気がしてきた」

杏子「な、何言ってんだよ!ばかじゃねーの!」

杏子「あたしは2番目の女なんてお断りだからな!」

俺「どこでそんなセリフを・・・」

俺「まあ冗談だよ。ほんとマミさんになんとか振り向いてもらえねーかな」

杏子「うーん・・・」

杏子「もうそもそもあんたの外見がマミの好みじゃないのかもな」

俺「ふぁっ?」

今日の俺

さやか「ケーキおいしいね、俺」

俺「んー、そうだな」

さやか「俺のもおいしそうだなぁ…ね、一口ちょうだい?」

俺「いいよ、ほれ」

さやか「いただきっ…んーおいしい♪」

さやか「あたしのも食べていいよー」

俺「いや、俺はいいよ」

さやか「いいからいいから、ほらあーん」

俺「む…あーん」

さやか「どう?」

俺「うん、うまい」

さやか「でしょー?えへへ」

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