【モバマス】桃華「Pちゃま、桃華ママってなんですの?」 (20)

桃華「私、もしかしてファンの方々からママと呼ばれていますの?」

P「ブーッ!ゲホッゲホッ……」

桃華「まぁPちゃま!お茶を吹き出して、お行儀が悪いですわよ」サスサス

P「ゲホッ……す、すまん……どうしたんだ桃華。いったいどこでその機密情報を!」

桃華「き、機密情報なんですの?えっと、先日の私と蘭子さんの誕生日に、事務所のつい、ついっと……」

P「ツイッター?」

桃華「そう、それですわ。事務所のツイッターで、2人の写真を載せたでしょう?」

P「あぁ、遊びで蘭子と服を入れ替えて撮ったやつか。桃華はなんでも似合うよなぁ」ナデナデ

桃華「も、もう!子供扱いしないでくださいまし!」ニヘー

P「かわいい(かわいい)」

桃華「コホン……それで、ツイッターというものをよく知らなかったので、どういうものかちひろさんに見せてもらいましたの。
その時に載せた写真も見せてもらったのですけど、『桃華ママ可愛い』とか、『ママと蘭子ちゃん誕生日おめでとう!』とか、
『ママすき。いつもありがとう』とか、『蘭子ちゃん服パッツンパッツンじゃねーか!』とか、『エッッッッッッ!!』などなど
ファンの方々からのお返事が書かれていまして」


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P「千川ァ!」バタン

ちひろ「ひゃあ!な、なんですかいきなり小脇に桃華ちゃんを抱えて現れて!早苗さん達に通報しますよ!?」

P「すみませんそれは勘弁してください」ガタガタ

桃華「Pちゃま、お姫様抱っこ!そんな抱え方ではなくてお姫様抱っこしてくださいまし!」

ちひろ「はぁもう……びっくりして心臓が飛び出るかと思いましたよ」

P「え、いったい何色の心臓なんでしょうね興味深い」

ちひろ「もしもし、ポリスメン?」

P「すみませんでしたーッッッッ!!!」ズサーッ

桃華「……相変わらず仲がよろしいのですね」ムスーッ

ちひろ「で、いったいどうしたんです?」

P「どうしたんです?じゃないですよ。なにアイドルに事務所の目を通してないSNSのコメントを見せてるんですか。大人組ならまだしも年少組に」

ちひろ「え?なんのことです……って、あ、そういえば」チラッ

桃華「……」プクーッ

P「……なんでむくれてんの?」

桃華「別に、むくれてなんていませんわっ」プクーッ

P「……」ツンツン

桃華「プスー」

桃華「も、もう!」

P「かわいい(ごめんごめん)」ナデナデ

ちひろ「かわいいけどイチャイチャするなら他所でやってくださいよ」

ちひろ「確かに注意不足でしたね……以後気をつけます、すみません」

桃華「ぷ、Pちゃま!ちひろさんを怒らないでくださいまし!わ、私が無理を言って見せてもらいましたの!その時にちょっとだけ皆さんのお返事が見えてしまって……」

P「いや、別に怒ってるわけじゃないよ。でもSNSって良い影響も悪い影響もあるから気をつけとかないとさ。幸いそんなにアレなコメントは無かったみたいだけど」

ちひろ「うちの子達を悪く言う人ってあんまりいないですけど、それでもたまーに心無いこととか、教育上よろしくない事を言う人がいますからねぇ」

P「アイドルのモチベーションにも関わってくるから、事務所の方針で、多感な時期の高校生以下の子達にはあんまりSNSをさせないようにしてるんだ。とは言ってもどうしてもやりたいって子や、大人組にはうちで決めたルールを守ることを条件に許可を出してはいるけどな」

桃華「条件って、例えばどんなものですの?」

P「自分の話題については検索しないようにとか、身内以外とやりとりする時は事務所の許可を取ってからとか、仕事の情報は解禁日厳守とかそういうの。ま、ちゃんと守れてるかあやしい奴もいるけど。特に佐藤とかしゅがーとかはーととか」





佐藤「……むっ、今どっかのロリコンに特に理由もなくディスられた気がする……」

川島「心ちゃーん、次の店行くわよー。早くしないと置いてっちゃうからねー」

佐藤「あぁん、待って待ってー☆」


イクワヨイクワヨイクワヨー! カエデチャン、サラスヴァティメルトアウトシナイデ

桃華「ふうん、そうなんですの……確かに悪いことを書かれたりしてるのを見てしまったら、気分が落ち込んだりするかもしれませんものね」

P「そうそう。ってわけで今更だけど、今後何かSNSやそういった類のものを見たくなったり、やりたくなったら一応俺か事務所に言ってくれ。というか桃華はあんまりそういうの興味なさそうだと思って、ちゃんと言っておかなかった俺が悪かった。ごめんな桃華」

ちひろ「そうだそうだー、ちゃんと仕事しろー」

P「ぐぬぬ……言い返せねぇ……と、ともかく使い方さえ間違えなきゃ便利だし面白いもんだけど、特に有名人の場合は面白いばっかじゃないから気をつけようぜって話!」

桃華「はい、Pちゃまっ」

P「うん、いいお返事」ナデナデ

桃華「もうっ!子供扱いしないでっていつも言ってますのに!」ニヘヘ

P「顔と発言が伴ってないぞー」

桃華「それでPちゃま、ちひろさん、どうして私はママと呼ばれていますの?」

P「(う、そういや本題はそれだった……)」

P「う、うーん。諸説あるんだろうけど……」

ちひろ「(説て)」

P「(どうしましょう?)」チラッ

ちひろ「(ガンバ)」

P「(それ死語ですよ)」

ちひろ「(マ?)」

P「(無理して若者ぶらないでください)」

ちひろ「(おいまだ若いわピッチピチだわなんなら触ってみろや)」

桃華「むーっ、Pちゃま!ちひろさんと目だけで会話しないでくださいまし!」

P「いやいや、目だけ会話できるほど千川とは仲良くないよ」

ちひろ「全くですよ」

P「で、話を戻すけど、それだけ桃華が大人っぽいってことじゃないかな」

桃華「それだけですの?大人っぽい方なら美波さんとか、凛さんとか、文香さんとか他にも沢山いらっしゃると思いますけど……」

P「あー、その系統とはまたちょっと違うっていうか……いや、一部界隈ではあいつらもママって呼ばれてるのかもしれん……」

桃華「……Pちゃまは私のどんなところが大人っぽいと思っていますの?」ジッ…

P「う……うーん、参ったな、なんて言うんだろ。こう……桃華からは包容力を感じるというか、いやいい歳した大人が12歳の女の子に包容力を感じるってどうなんだって気はするけど、そうだな、いつも側にいてくれるし、頑張ってることはちゃんと気付いて褒めてくれるし、嬉しいことがあったら一緒に喜んでくれるし、辛いことや悲しいことがたったら慰めてくれるし、一緒に頑張りましょうって言ってくれるし、それでいて甘やかすだけじゃなくて、たまに怒ったり、呆れたり、叱ったりしてくれるし、でも最終的に全部許してくれるからすごく優しくてさ。それに12歳なのに精神的にしっかり自立してて、歳下どころか歳上の面倒もみてくれるし。この前のステージで仁奈のフォローもちゃんとしてくれたしな。あぁそうそう、事務所で泥酔して寝てた楓さんに毛布を掛けてくれたのも桃華だろ?そうは言っても年相応な部分もあるし、そういったギャップがたまらないというか、ほんとすき。ちょっと世間知らずなとこもあって、たまに天然なのも可愛いし、桃華に頼られると頑張ろう!ってなるし、守ってあげたくなるし天使だしそれから……」


桃華「も、もう大丈夫です!もう十分伝わりましたから!///」カーッ

P「そうか?十分どころか、まだ10分の1も伝えきれてないと思うけど」

ちひろ「(ていうか途中から大人っぽさとか包容力関係なくなって桃華ちゃんのどこが好きかって話になってるんですけど)」

桃華「うぅ……///」プシュー

P「(照れる桃華かわえぇ……)」

ちひろ「(桃華ちゃんは可愛いけどあんたはキモいです)」

P「(テメェ……)」

P「……とにかく、桃華のそういったところにファンのみんなは母性というか、母親のような優しさを感じてるんじゃないかな。悪ノリしてママって言ってる連中もいるんだろうけどさ」

桃華「そ、そうなんですのね……嬉しいような恥ずかしいような……」

P「ツイッターの返信にも『桃華ママ可愛い』、『ママと蘭子ちゃん誕生日おめでとう!』、『ママすき。いつもありがとう』って書いてあったんだろ?きっとみんなそんな桃華が好きなんだよ。ママって呼ばれるのは複雑かもだけど、ちょっとだけなら大目に見てあげてもいいんじゃないかな?」

桃華「……ふふっ、そうですわね。とはいっても子供どころか、まだ結婚もしていませんけれど……ねっ?」ギュッ

P「ヴッ!!(心肺停止)」

桃華「Pちゃま!?」

ちひろ「安心してください、110に通報しました」

P「やめろォ!」ガバッ

ちひろ「それにしてもあのツイートの反響すごいですねぇ」

桃華「ねぇちひろさん、私が読んでも大丈夫なお返事をいくつか読み上げてくださいませんか?」

ちひろ「いいですよ。そうですねぇ、『やみのまポーズの桃華ちゃんかわいい!』、『 誕生日おめでとう!すき!』、『こ、こんなにかわいい写真をタダで!?』……いったいうちの事務所をなんだと思ってるんですかね」

桃華「まぁ。ふふふっ」

P「…………いてっ、まだ何も言ってないでしょうが」

ちひろ「ふーんだ、どうせまた失礼なことを考えてたんでしょうに」

ちひろ「えー、他には『蘭子!いったいなんて格好を!けしからん!実にけしからん!』……アカウント名双翼の片割れっていったいどこの二宮飛鳥さんですかね……後で注意しておきましょう」

P「(あすあす……気持ちはわかるわ)」

ちひろ「ん、なんですこれ。『世界一可愛いぞ桃華ァ!蘭子ォ!もっと投票券よこせ千川ァ!悪どい商売しやがって!鬼!悪魔!強欲な壺!』、ふんっ、稼げる時に稼いで何が悪いんですかっ!というか緑色ですけどあんな顔してませんっ!」

P「(強欲なのは認めるんだな……)」

ちひろ「……って、あれ。この人のアイコンに写ってる車、見覚えがありますね」

P「」ギクッ

ちひろ「うーん、どこでしたっけ。確か最近見た気が……」

P「じゃ、じゃあ桃華、そろそろいい時間だし帰ろうか。送って行くぞ」

ちひろ「……そういえば、どこかの誰かさんが乗ってる車がこの人のアイコンに写ってる車と一緒でしたねぇ。あれれー?色も同じじゃないですか?」

P「ぐ、偶然ってあるもんですねぇー(棒)」

桃華「Pちゃま?どうしたんですの?すごい汗ですわよ?」フキフキ

ちひろ「……」カタカタカタ ッターン!

P「……」ピロリン

ちひろ「おやおや、プロデューサーさん。何か通知がきたみたいですよ。見なくていいんですか?

P「え、えぇ、そうですね……」チラッ

スマホ『346プロダクションさんからダイレクトメッセージが届きました』

『お前を見ているぞ(赤いゼリーの画像付き)』





P「ひぃぃっ!!」

ちひろ「ごめんなさい桃華ちゃん。プロデューサーさん、まだお仕事が残ってるみたいですから、私が送りますね」

桃華「まぁそうなんですの?ではお言葉に甘えさせていただきますわ。Pちゃま、あまり無理をしてはいけませんわよ?それでは、御機嫌よう♪」バタン

ちひろ「……もしもし、早苗さん?あら、今日も瑞樹さん達と飲み会ですか?へぇ、今日はバレンタイン反省会の皆さんも一緒なんですね。ちょうどいいです。ロリコンを1人更生して欲しいんですけど。えぇえぇ、もちろん、皆さんでどうぞ」バタン

P「……と、飛べよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」






このあとめちゃくちゃ





おわり

桃華の誕生日だったのでSSを書いてみました(激遅)
HTML依頼出してきます

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