ガンダムなんてプロパガンダ (8)

ナギナタ

ベテラン「ガンダムなんて連邦のプロパガンダだろ?」

男「そうですね~実際にいるかも分かりませんし」

元エリート「フン!たった一機のMSに踊らされ過ぎた、出会ったら我々で倒せば良いのだ」

新兵「まあ、実際、射線に真っ直ぐ突っ込んできて無傷で未来予知じみた射撃をする奴なんて流石にいないっすよ」

ベテラン「そうそう!そんな奴がいたらエスパーさ!いても俺のザクで倒すさ!なにせ俺のザクは他より1.5倍、性能が良いからな!」

新兵「いや、僕のゲルググ倒すっよ」

元エリート「違う私とドムだ!」

男「俺のドムだ!って言いたいけど俺たちは哨戒部隊なんだから出会わないでしょ…」

ベテラン「隊長さん…それ言ったらダメでしょ」

男「そろそろ任務の時間だしね、行こうか」

ベテラン「へいへい」


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男「ア・バオア・クー周辺の哨戒任務だが、敵と遭遇しないとは限らないんだ、油断するなよ」

元エリート「あったとしても小競り合い程度だ…そんな事でやられるような奴はこの小隊に居ないさ」

ベテラン「まあ、そうさな」

新兵「僕は雑魚なんでみなさんに守ってもらいますよ」

ベテラン「おいおい…うちでいちばん最新鋭のゲルググ乗りそれを言ったらダメだろ」

男「おしゃべりはそこまで任務に集中しよう」

男「センサーの誤差かもしれないけど、今遠くで何かが爆発したみたいなんだ」










ガンダム「……」

ベテラン「…ガンダムだったりしてな」

新兵「まさか…こんなところにあり得ませんよ!」



ーーービシューーーン!!!

新兵「うわあああ!隊長!やられました!隊長!」

ベテラン「落ち着け!右腕をやられただけだ!」

新兵「はぁはぁ」

元エリート「敵はどこだ!このままだと全滅するぞ!」

男「残念だが!センサーの範囲内には敵はいない!」

元エリート「化け物か!どれだけきょりがあるとおもっている」

ベテラン「へっ!こりゃあ本当にガンダムか?」

男「わからない!だが敵は未知数だ!撤退するぞ!俺たちはただの哨戒部隊!後は上に任せれば良い!逃げるぞ!」

元エリート「よし!皆んな!散開してできるだけジグザグに動け!ア・バオア・クーに戻るぞ!」



ーーービシューーーン!

元エリート「光った!」

ベテラン「くそ!メインカメラをやられた!」

男「なんて射撃をする!俺たちを逃さないつもりか!」

新兵「あ!センサーに反応あります!敵は一機みたいです!敵はガンダムです!」

元エリート「ゲルググのセンサーだからようやく位置を掴めたんだ、元に俺たちのセンサーに反応はない!」

男「各機!ミノフスキー粒子の濃いところを通りながら撤退するぞ!」

ーーービシューーーン!ビシューーーン!


新兵「あっ」

ーーードガーン!

ベテラン「新兵!!ちくしょう!!!悪魔め!!」

男「やめろ!逃げるんだ!自分の命も大切だろ!」

元エリート「無駄だ!俺たちは逃げられないんだ!見たか…奴はあの距離で一発も外してないんだぞ…」

男「それでも、逃げる方が戦うよりも生存できる可能性がある!」

元エリート「いや違うな!奴が俺達をつけ狙う理由はたぶん近くに母艦があるからだ!」

男「そうか!俺たちが部隊を発見して、それが木馬なら大部隊が動くわけか!」

元エリート「そうだ!だから奴は報告する前に俺たちを全滅させるつもりだろう」

男「逃げる意思がなければ助かるかもしれないわけか?」

元エリート「そうだ…最も相手が残虐性のない奴に限るがな…どうする?」

男「いや採用する!お前の案の方が生存できる可能性がある!奴に近づいてわざと機体を行動不能にする!」

男「なんとかガンダムの近くに辿り着くぞ!そしてベテランを助けてから降伏する!」

元エリート「よし!生き残るぞ!」

ベテラン「おらぁ!マシンガンとバズーカのプレゼントだ!」

ガンダム「」ビュ-ン!

ベテラン「嘘だろ!あの弾幕を真正面から全て避けたのか!」

ガンダム「」ビ-ムサ-ベル

ベテラン「サーベルだと!くそったれ!俺相手にライフルは無駄遣いって言いたいのかよ!」

ベテラン「舐めやがって!新兵の仇だ!一発だけでも当ててやる!」

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