前作
穂乃果「ことりちゃんと海未ちゃんが最近遊んでくれない...」
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海未(初めて男と会ったあの日から、早くも一月程経ちました。私には実は、あの日から誰にも言えないある悩みを抱えてしまいました...)
海未(最初の数日は悔しさや恥ずかしさから涙が止まりませんでしたが、今となってはこれが普通なのだと、屈辱的な事実を受け入れるしかありませんでした...)
海未ママ「おはよう海未ちゃん。あら、今日もやっちゃったみたいですね」
海未「////」グッショリ
海未「あ、あの...お母様///そ、そんな目立つところに干さないで...////」
海未ママ「無茶言わないで下さい。布団を干すにはベランダに掛けるしかないのですよ」
海未(私は、あの日から夜尿症を患ってしまったのです...///)
海未ママ「海未ちゃん。ちょっとお話いいですか?」
海未「はい、なんでしょうか?」
海未ママ「海未ちゃん。貴女の夜の粗相について、母からは特に何か言うつもりはありません。ですが...こうも毎日失敗ばかりされると、洗濯がとても大変なのです」
海未「////」
海未ママ「ですから、コレを」つ1万円
海未ママ「これを持って、ドラッグストアへ行ってきて貰います。後は、言わなくてもわかりますね?」
海未「は、はぃ...////」カァァァ
〜〜〜〜
海未「とうとう来てしまいました...ドラッグストア////」
海未「さ、幸いまだ朝方なのでほとんど人が居ませんし、知ってる人に見つかる前にさっさと目的を...「あれ?海未ちゃん?」
海未「ひゃいいっ!?////」ドキーン!
男「やっほー海未ちゃん」
海未(よ、よりにもよって貴方なのですか!?)ガーン
男「偶然だな。こんなとこで会うなんて」
海未「あの、男はどうしてこんな朝からここへ?」
男「今朝妹が捻挫しちまったみたいでさ...湿布貼ったはいいんだけどちょうど中身が全部切れちゃったみたいで...海未ちゃんは?」
海未「わ、私は...その...///」
男「?」
海未「......////」
男(急に黙りこんだ。一体どうしたんだ?)
「あー!男君だ!」
男「ん?...あ、女先輩、おはようございます」ペコリ
女「おはよう!こんな朝からドラッグストアで何してるの?」
男「湿布買いに来たんです。先輩は?」
女「お菓子買いに来た♡」
男「そういや先輩、コンビニよりここのドラッグストアのが近いって言ってましたもんね」
女「うん!」
女「それで、そっちの君は?」
海未「あ、私は園田海未と申します」ペコリ
女「園田、海未...ってもしかして、あのμ'sの園田海未ちゃん!?」
海未「は、はいそうですが...」
女「うわー!本物に会えるなんて感激!」
男(μ'sって本当に人気なんだな)
女「ところで、海未ちゃんがどうして男君と一緒にこんなとこに居るの?デート?」
男「違います///偶然会っただけです。さっきも言ったと思いますが俺は家の湿布買いに来ただけです」
女「ふーん......海未ちゃんは?」
海未「......風邪薬を買いに来ました」
男「もしかして、家族の人が風邪引いたとか?」
海未「...そんなところです」
男「そっか...海未ちゃんも大変なんだな。」
女「そういうことなら任せてよ!私、ここにはよく来るから風邪薬が何処にあるかわかるし」
男「おおなるほど!流石女先輩!」
海未(ええっ!?)ガーン!
女「海未ちゃんこっちだよ。ついてきて!」
海未「は、はぃ...」
女「はい、コレでいい?」
海未「あ、ありがとうございます...」
女「困ったときはお互い様だよ!」
男「えーと、湿布湿布...」
海未「で、では私もう行きますね!」ピューン!
女「ばいばーい!」
海未「ど、どうしましょう...目的の物がまだ手に入ってません...でも今戻るとまた男達と鉢合わせすることにも...」
海未「こ、このまま風邪薬だけ持ってレジで精算すべきか、一度戻るべきか...///」
海未「...戻りましょう。一度レジ精算してからまた訪れるのは流石に気不味いです!」
海未「...ですがその前にトイレに行きたいです。風邪薬は一旦適当な所に置いておきましょう」ギュルル
〜〜〜〜
海未「うう、お腹はすっきりしましたが今度は緊張で心臓が...///」
海未「...では、行きましょうか///」バクバク
海未「お、思ったよりあっさり辿り着きました...あ、あとはこれを持ってレジ精算に...////」
海未(だ、誰にもバレませんようにっ!!////)バクバクバクバク!
女「あれ、海未ちゃん?」
海未「ひゃああっ!!?////」ドキーン!
女「今頃は風邪薬持って帰ってるものだと思ってたんだけど...それは?」
海未「あ、あぅぅ////」カァァァ
女「どうして海未ちゃんがそんなものを?というか、渡した風邪薬はどうしたの?」
海未「......じ、実は...」
〜〜〜〜
女「そっか。そんなことが...」
海未「ぐすっ、情けないですよね。高校生にもなって、夜尿症だなんて...」ポロポロ
女「そんなことないよ。私は海未ちゃんがおねしょしてても情けないとは思わないし、幻滅したりもしないから」
海未「...本当に?」
女「本当だよ。えーと...とりあえず顔洗って来ようか。こっちは、私が精算しておいてあげるから」
海未「/////」コクッ
海未「あの、何から何まで本当にありがとうございました///」
女「いいっていいって!さっきも言ったけど、困ったときはお互い様だから!」
海未「で、でも私は...先輩のことを騙して...」
女「風邪薬のこと?いいよ別にそのくらい。ってかこんなこと、普通は打ち明けられないって。ましてや、好きな人の前では言えないでしょ?」ニヤニヤ
海未「////」カァァァ
女(本当に可愛いなぁもうっ!海未ちゃん推しからしたら男君が羨ましくて仕方ないよー!)
海未「あ、あの...先輩」
女「ん?なーに?」
海未「女先輩は、その...男と、どういった関係なんでしょうか?」
女(あー、やっぱそれ聞かれるかー...まあ、当然っちゃ当然かな?)
女「...別に、野球部の先輩と後輩ってだけだよ。私マネジャーだからね」
海未「そ、そうなんですか...良かった」ホッ
女「じゃあさ、今度は私からの質問なんだけどね...海未ちゃんはどういった理由で男君のこと好きになったのかな?」
海未「えええっ!?...そ、それ......答えないとダメですか?///」
女「ダ〜メ♡私も、海未ちゃんの質問に答えたんだから。ね?」
海未「ぅぅぅ...///」
海未「わ、笑わないで聞いてくださいね...////」
女「勿論」ニヤニヤ
海未「...オチンポ様が、とても大きそうなとこです///」
女「え゙っ?」
海未「じ、実はですね...一度だけスボン越しに勃起したのを見たことがありまして///」
女「」
海未「しかもことりから、外国人のハーフだって聞かされた時にはもう...気付いたら射止められてました///」
女(海未ちゃんから○ん...////何て言葉聞きたくなかった)
海未「あっ!も、勿論私が粗相した時も優しく対応してくれたり、粗相のことを黙ってくれていたりと好きになった要因は他にもありますよ!」
海未「ただやはり...体付きから好きになってしまったのがほとんどで////」
女(私の持っていた...海未ちゃんの清楚なイメージが、音を建てて崩れていく......)
海未「あ、家はここです」
女(デッケー...1度でいいからこんな大きな家に住んでみたい......)
海未「よかったら、お礼にお茶でもいかがですか?」
女「えっ!?いいの?わーい!!」
〜〜〜〜
海未ママ「粗茶ですが、どうぞ」コトッ
女「あ、ありがとうございます///」
海未ママ「こちらこそ、娘のお買い物を手伝って頂いて、ありがたい限りです」
女「...えへへ///」
女「はぁ〜〜たまにはこうやってまったりと過ごす休日ってのも有りかもね///」
海未「あの...」
女「ん?どうかした?」
海未「先輩さえ良ければ、また遊びに来てくれますか?」
女「それは勿論!」
〜〜〜〜
男「あ、先輩からLINE来た」
女『海未ちゃんの家なう』
男「ん?確か海未ちゃん、家族の人が風邪引いたって言ってたよな。先輩はお見舞いにでも行ったのかな?」
ピロン...
男「お、また何か来た...えーと?」
女『あんまりぼやぼやしてたら取っちゃうからね♡』
男「と、取る?何のことだ...?」
おしまい
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