男「女奴隷...か」 (25)
男「やあ、初めまして。奴隷を一人買いたいんだが」
奴隷商「ああ、いらっしゃい。奴隷?どんなのが良いんだい?」
男「誰でも構わないよ」
男「そんじゃ、これはどうだい?大して何もできないでくの坊だが上等な身体をしている」
奴隷「ひっ...」ガタガタ
男「わかった。彼女を買おう。いくらだい?」
奴隷商「金貨5枚でどうだ?」
男「わかった。これでいいかい?」
奴隷商「毎度あり。しかしあんたは少し変わってるな」
男「変わっている?」
奴隷商「奴隷を買っていくやつは大抵皆、目的が決まってる。労働力とか、性奴隷とかな」
奴隷商「あと、奴隷に『彼女』とか『1人』とかいう呼び方をするやつも珍しい」
男「そうなのか...まあいいや、ありがとう。またよろしく頼むよ」
奴隷商「はいよ。じゃあな」
男「よし。じゃあ行こうか」
奴隷「ひっ...」ビクビク
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男「ここが僕の家だよ。大して広くないけどね」
奴隷「し...失礼します...」(私、ここで飼われるのか...また虐められるのかな...)
奴隷「あ、あの...私は何をすれば...?」
男「うん。君には僕のお手伝いをしてもらうよ」
奴隷「お手伝い...?」(何だろう...やっぱり強く当てられて虐められるのかな...?)
男「その前に、お風呂に入っておいで。お湯張ってあるから。かなり汚れている」
奴隷「え...?あ...そんな!私は奴隷です!ご主人様の家のお風呂に入らせていただくことなど...!」
奴隷「外で水を浴びてきます!」
男「うーん...困ったな...」
男「じゃあ、これは主人からの命令だよ。うちのお風呂に入りなさい」
奴隷「わ、分かりました。それでは...」
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奴隷「ふぅ...」カポーン
奴隷(あの人...どういうつもりなんだろう)
奴隷(私は奴隷なのに...お風呂だなんて)
男『服、脱衣室に置いておくから。これを着るといい』
奴隷「えっ、あっ、はい...」
奴隷(どういうつもりなんだろう...)
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奴隷「あ、あの...お風呂、ありがとうございました...」
男「ああ、どういたしまして。服、サイズぴったりだね。お湯加減はどうだったかな?」
奴隷「はい...ちょうどよかったです」
奴隷「でも...本当に良かったんでしょうか...?」
男「...と、言うと?」
奴隷「私なんかがお風呂なんて、そんな贅沢...」
奴隷「それに...こんなきれいな服まで...」
男「...」
男「んー、そうだね、その前にまずルールを決めようか」
奴隷「ルール、ですか?」
男「そうだ。ルールはただ一つ、僕の娘になりなさい」
奴隷「...娘ですか...?」
男「そう、娘。娘は自分の家のお風呂に入って恐縮したりしないだろう?」
男「そういうことだよ。僕は君を絶対に虐めたりはしない。だから安心していい」
奴隷「...」
男「わかったかい?」
奴隷「...はい、わかりました」
男「んー、まずそこから直そうかな?」
奴隷「えっ?」
男「その敬語。自分の父に敬語を使う娘なんてそうそういないよ?」
奴隷「いや...でも...」
男「まあ突然ってことにもいかないだろうから、ゆっくり直していこう」
奴隷「はい...」
奴隷(娘...)
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男「そうだ、ここまで来てまだ君の名前を聞いていなかったね」
奴隷「...私に名前はありません。今までずっとただの物として扱われてきましたから...」
男「そうか...じゃあ僕が君に名前を付けてあげよう」
奴隷「んー...そうだ。アリアなんてどうかな」
奴隷「...アリア...」
奴隷「っ...」ポロポロ
男「えっと、どうして泣いているんだい?泣かないで...」
奴隷「嬉しいんです...名前なんて初めて付けてもらったから...」
男「そうか、喜んでもらえて光栄だよ。それじゃ、これからよろしくね、アリア」
アリア「...はいっ」
早速書き溜め切れた。
続きは来週中に
>>6
しまった、訂正
×奴隷「んー...そうだ。アリアなんてどうかな」
〇男「んー...そうだ。アリアなんてどうかな」
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翌日
男「よし、じゃあ今日から僕のお手伝いをしてもらうから」
アリア「はい、よろしくお願いします」
男「うん、じゃあまずは...」
男「料理を覚えてもらおうかな」
アリア「料理...ですか?」
男「そう、料理。僕は料理はからっきしでね。アリアに作ってもらいたい」
アリア「しかし...私も料理を知りません...」
男「まあ、そうだろうね。...僕は教えられないけど、これを使うといいよ」
男(これまでは良くて残飯、悪ければ何もなし、なんて生活を送っていたのだろう...)
男(この子にはもう悲しい顔はしてほしくないな)
アリア「あの...これ、なんですか?」
男「...! 料理本。本、だよ。知らないかな?」
男(まさかここまでとは...)
アリア「知らないです...ごめんなさい...」
男「...謝る必要はないよ。これは本って言ってね――」
アリア「はい――、はい――、」
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男「これで分かったかな?」
アリア「はい...なんとなくですが...」
男「うん、まあ今日のところはそれでいいよ。まずはそこから、ゆっくり覚えていこう」
アリア「...はい」
男(...正直ここまでとは思わなかったな。ただ、)
男(必要最低限の文字の読みはできるようだ、そこについては助かった)
男「よし、それじゃあ今日は外食にしようか」
アリア「外食...?」
男「そのままだよ。『外』でご飯を『食べる』んだ」
アリア「お外で食べるのですか...?」
男「んー、厳密にはお店の中だけどね。まあ詳しいことはついてくれば分かるさ」
アリア「は、はいっ」
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市街地
アリア「わぁ...わぁ...!」キョロキョロ
男「アリア、あんまりはしゃぐと転んでしまうよ」
アリア「えっ、あっ、きゃっ...!」ヨロリ
男「おっと、大丈夫?」
アリア「は...はい...申し訳ありませんっ!」
男「謝らなくていいって。はしゃいでしまうのは仕方ないさ」
アリア「しかし...ご主人様にこんな...」
男「はい、そこ」
アリア「えっ...?」
男「僕は君のご主人様じゃないよ?」
男「僕は君の父親なんだから、そんな呼び方はしないで、『男』とか『お父さん』とか『パパ』とかって呼んでくれると嬉しいな」
アリア「いや...でも...」
男「ルール、忘れたのかい?それに『ご主人様』だなんて呼ばれたら僕の方がむず痒いんだ」
男「だから...ね」
アリア「はい...お父さん」
男「うん、それでいいよ、アリア」
アリア「...///」
とりあえずここまで
また夜に更新するかも
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友「あれ?男じゃん」
男「やあ、友。買い物かい?」
友「まあな。おやっさんが大食らいなもんで、すーぐ食材がなくなっちまう」
男「そっちは大変なんだな」
友「まあその分報酬はいいからn...男、お前」
男「ん?どうした?」
友「それ、街はずれの店で売ってた奴隷だよな!そうだよな!」
アリア「っ...」
友「へぇ、いい身体してんじゃん!今度俺にもヤラせてくれよ!」
アリア「ひっ...」ブルブル
男「友!なんてこと言うんだ!」
友「へ?」
男「この子は僕の娘だ。」
友「...は?」
男「聞こえなかったか?この子は僕の娘だ。娘にそんな言葉をかけるなんて、いくら僕でも許せないよ」
友「いや...だってお前の娘は...」
男「それ以上言うな」
友「あ...悪い」
男「気にしなくていい、それじゃ、また。行こう、アリア」
アリア「は、はい...」
友「何だってんだよ...」
申し訳ない、PCぶっ飛んだせいで書き溜めも全部飛んだ
来週中には更新する
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アリア「あの...ごsh、お父さん」
男「ん?」
アリア「さっきの方は...?」
男「ああ、僕の古い友人だよ。...本当に悪いことをしてしまったね」
アリア「い、いえ、私は気にしてませんので...」
男「そうかい?ならいいんだが...まぁ彼には強く言っておくことにするよ。」
アリア「はい...」
男「...まだ気になってることがあるのかい?」
アリア「あっ...いえ、何でもありません...」
男「僕の娘のことかな?」
アリア「っ...はい...」
男「...大したことじゃないよ。帰ったらアリアにも教えてあげるよ。」
アリア「いえ...ご無理はなさらなくても」
男「いいんだ。打ち明けたら気持ちも晴れるって言うだろう?だから聞いてほしいんだ」
アリア「そういうことでしたら...」
男「それじゃ、買い物を済ませてしまおう」
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