男「鬱だ… …そうだ>3しよう」 (57)

男「救われたいんだ…」

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仕事

男「そうだ…仕事だ、仕事をしよう…」

男「でも俺は引きこもりニート。仕事なんて持っちゃいない。」

男「ぁあッ…仕事ってどこで貰えるんだッ。一先ず↓3だ…」

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男「ハローワークか… おれもお世話になる日が来るとはな。どれ、求人情報検索っ…と」

男「なるほど…↓3か。ここなら、うつ病のおれでも大丈夫、か…?」

バウンティーハンター

ハロワ「AV男優募集!(注:食糞アリ)」

男「」

男「いや、いやいやいやいやいや」

男「なんでハロワにAV男優募集…?ていうか食糞…?おかしいって、余計に鬱が酷くなっちゃうって」

求人申し込むorもうちょっと探す↓3

探し直し

男「ない…ないないわ。ほぁービックらこいた、ハロワって結構攻めてんだナァ…」

男「さて他を…っと、↓3ならおれにも合ってるかな…」

脳波VRMMORPGのテスター


男「うおーっ 仮想現実にアクセスできてあれこれしてなんやかんやできるやつじゃんかあ!こんな仕事受けてもいいのかよぉ、うつ病治っちまうよぉ、うへへ」

申し込みますか?↓2

エントリー

(数日後…)

ティウンティウンティウン

男「あれを頭に… 実物でみると中々無骨なもんだな」

エントリーして直ぐ面接を受けたが、面接官は履歴書を流し見した程度。面接はすぐに終わり、即日で採用通知が届いた。
あまりに速すぎたので、そこはかとなく不安を覚えたが、うつ病がああだこうだ言えた立場ではない。雇用して頂いたことに感謝せねば。

とにかくテスターとして職務を果さなければならない。
ところで、どんなゲームをおれはやるんだ…?

どんなゲーム? ↓3

とにかく壁や角、隙間に向かって全力ダッシュやジャンプをするデバック


ゲーム社員「このゲームのコンセプトは『痴漢を犯して警察に追いかけられる』というものです」

ゲーム社員「あなたたち社会の塵芥には相応しいゲームでしょう?」ニヤリ

こいつはひどい。
だが、反論も出来ない。
むしろ痴漢を堂々と行えるなんて、引きこもりの身では早々出来なかっただろう。

色々な思いを抱きつつ、シュミレーターを頭につける。
付け加えると、イチモツは既にギンギンだ。

プシュー

男「これがゲームの世界なのか。分かってはいたけど、良く出来ているなぁ」ギンギン

ちなみにここはどこ?↓3


新宿二丁目


――なんだここは。

見渡す限り、一面が火の海、血の海。
金切り声と悲痛な叫びが響き渡り、どす黒い空気に充ち充ちている。
もし名付けることが許されるなら、ここがまさしく『地獄』だろう。

男「なんてことだ…地獄じゃゲームにならないじゃないか」

しかし、テスターとしての職務は果たさねばならない。
気は乗らないが、とにかく辺りをうろついて、痴漢できそうな女を探すことにした。

↓3 痴漢できそうな女は見つかった?&どんな女?

スライム


ひととおり探索すると、少し開けた土地に不思議なものが見えた。

男「あれは…ジェル…?」

近づくと、そのゼリー状のものは脅えたように震えていた。
よおく見ると眼と口がついている。
昔やったゲームでこんなモンスターがいたことを思い出した。
確か…『スライム』だったか。

スライム「…」

スライムはどうやら人語を介さないようだ。
話しかけてみても、ビクビクと脅えた反応を返すだけだ。
また、スライムが何か喋るということもない。

男「スライムなんていても別に…」

…あれっ、いやでも、もしかしたら――

男「…スライムくーん?」

スライム「…」

スライムは人語を介さない、いやそんなことはこの際どうだっていい。
おれはそのままスライムを抱き上げて――

スライム「!?!?!?」

男「…あらよっと、ああ、やっぱり、スライムにも」

穴はあるのだ。

↓3 どうしましょう?


いやだめだ、何を考えてるんだ、おれは。
イチモツがギンギンだったり、地獄にいたりで、思考回路がショートしちまってるみたいだ。

男「ごめんよ、スライムくん。変な真似をして悪かったね。」

スライム「…」

そう言ってスライムを元の場所に戻した。

どうしたものだろう。地球ならまだしも、地獄だと女のアテなんて見当もつかない。
上手い手立ても思い付かないので、ここはのんびりスライムくんでも観察することにした。
いや、穴があるのだから、スライムちゃん、なのかな…。

観察を続けてしばらくすると、スライムちゃんは…

↓3 何か起きた?


男「!?」

スライムちゃんがいきなり凄い音をたて始めるやいなや、グリュングリュクブリュブリュン捻れて、遂には――

おれと同じ身体になった。


男「ってなワケあるかーーい!」

うわあ…。スライム(だったもの)ガン見だよ、ガン見…。

こ、これは…。
まずい。色々あたまが纏まりきらない。
このスライムだったものが、いつの間にやら、おれの身体に変わりやがった。

しかし、人間の形をしているということは、人語を介すこともあるのだろうか? とにかく、聞いてみなければ進まない。

男「あの…僕の言ってること分かりますか?」

↓3 スライムの反応

「ちがう…こうじゃない……一体なにがちがうんだ…」ブツブツ


スライム「%☆△△◎◇◎▲▲←●」

男「あ、あの?」

スライム「№㊦ФФШХРλλσヰΓ≒∝」

男「えーと…」

うわー。わっかんねー。
北朝鮮のニュースキャスターみたいなテンションなのは分かるけど、全然何言ってるかわかんねーよ。ちょっとこえーよ。

スライム「∋∋∋♯♭♪ヵ」クイクイ

男「え?あ、えーと…」

何を言ってるか分からないけど、手招きしてるみたいだ。
あ、そのまま歩き方出した。
まあ、ついていってみるか。やることもないし。

スライム「】≦××≧∞=++℃」

男「あ、はい。ん?これは…」


↓3 ついていった先には?

人気のない林

\ ⊂[J(スライム)し  
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スライム「≦℃℃】㊥〝㊤㍻≦】】」

ああ、言わずとも分かる。でも、なんで、ここに――

男「ハロワかよ!」

男「結局、ゲームの中でもハロワかよ!」

男「オッケー!こんなクソゲーじゃなくてもっとちゃんとした良い仕事探せってことだよな!?ウンウンわかるわかる!」

スライム「㊦℃×】ヵヵヵ…≦㊥㊥」

男「お前の言ってることはわかんねーよ!」


色々と言いたい気持ちも抑えて、おれはまたハロワのお世話になった。
ハロワの相談員さんは親身になって、おれの話を聴いてくれた。
今では求人を申し込んで、面接に行く日々に明け暮れてる。 いわゆる就活ってやつだ。
今度こそ、ちゃんとした仕事見つかるといいなぁ。

スライム「二十連敗目だけどな」

男「喋れたのかよ!」


おしまい

クソスレでしたが、つきあってくれたひとありがとうございます
またどこかでお会いしましょう

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