鷹富士茄子「幸せ注入ちょこれーと」 (14)

茄子「おはようこざいま~す♪」

茄子「…………あら?」キョロキョロ

茄子「誰もいない…?でも開いてたし…」ウーン

茄子「仕方ないし、誰か来るまで待って……あ」

P「………zzz」グー

茄子「プロデューサー発見♪」フフッ

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茄子「むむむ…」ジー

茄子「ソファーで寝てる…また泊まり込みですかぁ?」

P「……zzz」

茄子「お疲れ様です♪」ナデナデ

P「んむっ……zzz」

茄子「ふふっ♪」ツンツン

P「ぐっ……zzz」

茄子「……あ、そうだ」

茄子「こんな機会でもないと撮らせてもらえませんからね~」カシャッ

茄子「ふふっ。プロデューサーの寝顔写真ゲットです♪早速待ち受けにしちゃいましょう。良いですか~?」

茄子「いいぞ(裏声)」

茄子「ありがとうございます。では、遠慮なく♪」

茄子「う~ん……それにしても全く起きる気配ないですねぇ」ツンツン

P「………zzz」

茄子「プロデューサー、あなたの愛しの茄子ですよ~」ヒソヒソ

P「………zzz」

茄子「早く起きなきゃイタズラしちゃいますよ~」ヒソヒソ

P「………zzz」

茄子「いいんですか~?あなたの大好きな茄子が好き勝手しちゃいますよ~?」ヒソヒソ

P「………zzz」

茄子「むぅ~。これはしばらく起きなさそうかなぁ…。じゃあ今のうちに…」

P「………ふがっ⁉」ビクッ

P「う………あー………」キョロキョロ 

P「あー………寝てたかー…」ガシガシ

P「……なんかさっきまで凄く良い夢見てた様な…思い出せん…」

P「……毛布?ちひろさん…はないか。誰か来たのか…?」

茄子「あ、プロデューサー起きましたか?」

P「ん?………茄子?」

茄子「はい、あなたの茄子です。おはようございます♪」

P「おはよう…」

茄子「ふふっ。寝癖可愛い。いまご飯作ってますから、先に顔洗ってきてくださいね、あなた♪」

P「ああ、うん。わかった…」ノソノソ

P「………あなた?」ウン?

P「ふぅ~……って、茄子⁉」

茄子「プロデューサー、ご飯ですよ~♪」

P「いや、待って。色々おかしくないか⁉」

茄子「さあさあ、冷める前に食べちゃいましょ~!」

P「茄子さん⁉」

茄子「どうぞ、茄子特製たぬきそばです♪」

P「いい匂い」グー

茄子「おかわりもありますよ~」

P「ああ、もういいや。いただきます」

茄子「はい。召し上がれ」

P「ズルズル……あ、うまい…」

茄子「やった♪」ニコニコ

P「…ご馳走さま。美味かったー」

茄子「お粗末さまです。実家からお取り寄せしたかいがありましたね。はい、お茶どうぞ♪」

P「ああ、ありがと……ほふぅ」ズズズ

P「実家……出雲そば?」

茄子「はい。普通は冷たいお蕎麦なんですけど、まだまだ寒いですからね~」

P「確かになあ。いつまで続くのやら」 

茄子「お昼はたまにぽかぽかしてきてるんですけどねぇ」

P「なー………いや、じゃなくて!」

茄子「?…どうしました?」

P「だから、なんで茄子がいるんだ⁉カギは⁉」

茄子「プロデューサーに会いに来ちゃいました♪カギは開いてましたよ?」

P「締め忘れてたー……ちっひにどやされる…」アチャー

茄子「大丈夫ですよ~。ちひろさんはまだ来てませんから、二人だけの秘密にしちゃいましょう」

茄子「おかげで私も入れましたし」フフッ

P「とりあえずまあ、火急の用とかではないんだな?」

茄子「むぅ。プロデューサーに会いたくなっちゃうのはじゅーぶん火急の用ですよ?」プクー

P「はいはい。ってももう少し時間考えろよ…まだ5時だぞ」

茄子「思い立ったが吉日と言いますし♪」

P「茄子が言うと洒落に聞こえん…」

茄子「ふふっ。現にプロデューサーに会えましたから♪」

P「まあ良いや。……ふわぁ」

茄子「あら、おっきなアクビ。もう少し寝ますか?」ポンポン

P「いや、仮眠は取れたから…何で膝叩いてんだ?」

茄子「プロデューサーが望んでも望まなくても膝枕をしちゃうためです♪どうぞ!」ポポン

P「だから大丈夫だって…」

茄子「さあ!」ポポポン

P「…………はい」

茄子「むふー」ニコニコ

P「満足か?」

茄子「はい。プロデューサーはご不満ですか?」ナデナデ

P「………いえ、正直最高です」

茄子「ふふふ。次の時はプロデューサーがしてくださいね♪」

P「次があればな」

茄子「きっとありますから大丈夫ですよ♪眠ければ寝ちゃっても良いですからね~」

P「流石にそれは。まだやる事あるし」

茄子「むう。働き過ぎはダメですよ?」

P「分かってはいるんだけどなぁ」

茄子「もう。仕方ないですね~。でも私たちのタメですから、許しちゃいます」

P「茄子は優しいなぁ」

茄子「大好きなプロデューサーには特に優しい事に定評のある茄子ちゃんですから♪」

茄子「そうだ。わたし、プロデューサーに渡すものがあったんです」ポム

P「渡すもの?何か頼んでたっけ?」

茄子「そ・れ・は……じゃーん!」

P「ん?」

茄子「茄子特製、愛情と幸運特盛りの本命手作りちょこれーとです♪」

P「あ、ああ。そういや今日がバレンタインか」

茄子「あー。プロデューサー忘れてましたね?」プクー

P「いやいや。ここ最近ずっとバレンタイン関連の仕事ばっかりだったから日にち感覚がな?」

茄子「もう。そう言う事にしておいてあげます」

P「スイマセン…。いや、でも嬉しいよ。ありがとな。…よいしょ」ムクッ

茄子「むっ。まだ起き上がっちゃダメですよ」グイ

P「ええ…」

P「でも流石にこのままだと食べにくいし…」

茄子「ふふっ。それは私があーんしてあげますから大丈夫です♪」

P「なっ⁉」

茄子「それにですね、これはまだもうひと手間仕上げが残ってるんです」

P「仕上げ?ラッピングまで終わってるのに?」

茄子「はい。まずはこれを開けまして~」

P「あ、開けちゃうんだ」

茄子「さ、どうですか?これが茄子特製チョコで~す♪」

P「おー。上手いもんだな。このまま売れるくらいだ」

茄子「ふふっ。色々特訓しましたからね♪」

P「しかし、ますます完成してる様にしか見えないけど…」

茄子「ここからが大切なんですよ♪」

P「?」

茄子「では…おいしくな~れ♪…んっ」チュッ

P「‼⁉」

茄子「ふふっ。茄子の愛情と幸せの追加注入完了です。はい、プロデューサー。あ~ん」

P「待て待て待て!」

茄子「あ~ん♪」アーン

P「……あ」パクッ

茄子「お味はどうですか?」

P「……美味しいです」

茄子「やった♪ではもう一口…んっ」チュッ

P「毎回するの、それ⁉」

茄子「あ~ん♪それとも直接注入しちゃいます?プロデューサーさえ良ければ私は良いですよ?」

P「茄子さん⁉」




おしまい♪

以上、読んでくださった方ありがとうございました!
おかしい。もっとマイルドにする予定だったのに。だだ甘になってる。砂糖の分量間違えた
バレンタイン茄子とかいう財布へのダイレクトアタック。え?結果?…ハハッ 

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