志希「お兄ちゃんと仲良くなりたい」 (9)


前作の設定を引き継いでます。

↓ これの少し後の話になります
【モバマスSS】「過去と欲望とすべての解放」

※注意事項

多大な独自解釈を含んでおります。泰葉のキャラがちょっと変ですが今回出てきません

志希、乃々、周子の三人が喋っているだけです

見たくない人は泰葉・ほたる・美優・周子はPと関係がある。

志希はPの種違いの妹という設定だけ把握すればOKです


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518168884



【事務所~泰葉部屋】

志希「どうすればいいかにゃ?」

乃々「なんで森久保なんですか・・・?いじめですか」

志希「ん~とね?同じ妹キャラだから!」

乃々「・・・森久保は妹きゃらではないんですけど・・・」

周子「まあ妹みたいなもんじゃない」

乃々「うぅ・・・」

志希「周子ちゃんもだよ~?ちゃんと協力してほしいんだけどな~?」

乃々「そ、そういわれましても、森久保とは状況が違いすぎませんか・・・?」

周子「てかさー志希ちゃんや」

志希「なんだにゃ?」

周子「相談したいならそのモードやめようよ」

志希「・・・あ、そうだね。そりゃ失礼だよね。ごめんなさいね乃々ちゃん」

乃々「!?」

志希「えっと、あの、・・・乃々ちゃん。私どうすればいいかな?」

乃々「!?」

周子「驚くのはわかるけどね」

周子「・・・志希ちゃんは誘惑イビルの三人だけだとは割とこんな感じなんだ」

乃々「えぇ・・・普段は一体どういうことなんですか・・・」

志希「・・・あのね、何ていうかね。・・・スタートを間違えたよね」

周子「最初どうしたんだっけ?よろしく~♪!とかやっちゃったんだっけ?」

乃々「・・・普通に話しかければよかったのでは・・・?」



志希「違うの!・・・乃々ちゃん、想像してみて?」

志希「お兄ちゃんにさ、本気で睨まれながら『は?消えろよ』って言われるとしたらどう?」

乃々「・・・駄目です無理です。そんなことされたら森久保は消滅します」

志希「絶対そうなると思ったの!」

周子「まあ、おおまかには話聞いたけど絶対いい印象は持てないよね」

志希「・・・正面から会って、私という存在にいい印象が生まれるわけないじゃん」

乃々「森久保もお父さんから改めて聞きましたけど、そのお・・・」

志希「それにあれだ。あのテンションじゃなかったら『・・・離れろ』の時点で多分心折れてる」

乃々「・・・想像しただけできついんですけど」

周子「やばいね~。アタシがやられたらどうだろ?」

周子「・・・あ、無理だこれ。下手すりゃ一日凹むわ。あたし何やったんだって思うわ」

志希「・・・でしょ?そりゃね?素の私でもテンションは高いほうだよ?」

志希「でもね。そういうのじゃなかったの。あれは」

乃々「・・・わかります。でもその流れでよく異動できましたね」

志希「私をスカウトしたプロデューサーさんがね?すぐ手続きしてくれたんだ」

周子「菜々さんのプロデューサーが?」

志希「うん。事情を触りだけ話したらさ」

志希「兄妹は仲良くした方がいいよ!うまいことやれば彼に渡せるから!って言ってくれて」

乃々「さ、さすが、ウチで一番やさしいプロデューサーとの噂のお方・・・」

志希「あとで聞いたんだけど裏で聖人って呼ばれてるらしいねあの人」

※菜々さんのプロデューサーは他にPCSの三人としゅがはを担当しています。アシスタントはいません。

周子「打算で動いてないからPさんも断れなかったんだろうなあ」

志希「うん。感謝してる。レッスン場にきてくれたときも菜々さんがなんかやってくれたみたいだし」

乃々「そうなんですか?

周子「Pさんが奥のトレーニングルームに入って、アタシ達がレッスン受けてた時にさ」

志希「トレーニングルームに向かう菜々さんをフレちゃんが見つけたんだよ」

乃々「おお・・・」

志希「多分なんかいってくれたんだと思う」

周子「凄いよね菜々さん。さすが大先輩だわ」

乃々「・・・あ、あの、ちなみに具体的にどうしたいんですか?」

志希「・・・どうしよう?何がしたいんだろう私」

乃々「・・・少しお話しながらまとめてみましょう?」

志希「・・・うん」

周子「(よかった。泰葉よりマシな流れになりそう)」




志希「どうしようかな・・・やっぱりちゃんと話したほうがいいかな?」

周子「んー。やっぱりどこを終着点にするかによるよね」

志希「・・・せめて乃々ちゃんくらいの距離がいい」

乃々「・・・あの。森久保くらいというのは」

志希「・・・好きに甘えられてくっついても怒られない。本来の妹ポジションみたいになりたい」

乃々「!?・・・あ、あの。森久保はべ、べつに妹ポジでは・・・」

志希「・・・机の下で何も言わず頭だけだしてPさんが無意識に頭撫でてるくらいの距離感?」

乃々「!?」

志希「レッスン行くのを嫌がったら手を繋いで連れてって貰ってるよね?」

乃々「あ、あの」

周子「逃げようとしたらすぐみつけてるよね。あれは付き合いの長さなのかなやっぱり」

乃々「この流れやめてほしいんですけど!」

志希「いいじゃん。私なんて失踪したらそのままほっとかれたんだよ?」

周子「2日でやんなくなったもんね。ほんとにほっとかれるから」

志希「うん・・・乃々ちゃんが今いる場所がさ」

乃々「・・・はい」

志希「ちゃんと妹やってた私だったかもしれないって考えるとちょっと切ないの」

周子「・・・まあね」

志希「・・・正直しょうがないかなとも思ってたんだ。だってさ、一番触れられたくない存在じゃん私」

乃々「・・・志希さん」

志希「マッマのことも全く解決してないし、・・・まあそもそも解決する気もないけども」

志希「・・・正直どうやっても無理なのかなって思った、でも、レッスン場に見に来てくれた」

志希「・・・で、一緒にご飯行こうって。別に二人だけでもいいって言ってくれた」

周子「アタシも一緒だったけどね」

志希「初ライブの前緊張してた私に手を握って何があっても守ってやるから頑張れって言ってくれて」

乃々「お、おぉ」

志希「こんなんあれでしょ。諦められないでしょ?私ちゃんとした妹になりたいよ」

乃々「志希さん!森久保は全面的に協力しますけど!」

志希「・・・ありがとう。乃々ちゃん、具体的にどうしようかなあ」

周子「・・・いいこと考えた。癒やしキャラ目指すっていうのは?乃々ちゃん的な」

乃々「・・・も、森久保は癒やしキャラなんですか?

周子「多分Pさんはアタシが聞いたところによると癒やしを求めているはずなんだ」

乃々「・・・?みなさんがいるじゃないですか?」

周子「・・・なんかね。激しい人がいるみたいで」

しきのの「!?」

乃々「・・・あ、あの具体的には」

周子「アタシも詳しくは知らないし聞いてない。Pさんと夜話した時にそう感じただけだし」

志希「いいなあ。あたしもピロートークしたいなあ」

周子「・・・ぼかしてんだからその辺突っ込むのやめてくんない?」

乃々「・・・今はどういう状態なんですか?」




周子「わかりやすく言うとね。まあ美優さんが一番多いのは揺るぎないんだけどさ」

志希「うん。アイドルじゃないもんね」

周子「で、みんなのお仕事のスケジュールに合わせて交代で二人きりタイム作ろうねって感じになってるんだ」

志希「そういえば結局お兄ちゃん引っ越したって言うけど近いの?」

周子「うん。当初の予定通り、部屋の数減らしてお風呂とキッチン広いとこにしたみたい」

乃々「・・・皆さんはそれでいいんですか?」

周子「・・・美優さんが隣の部屋に引っ越してくるまでは文句なかったよ」

しきのの「!?」

周子「・・・Pさん絶句してたよ。これはさすがにアカンと思ってアタシもそこのマンションに引っ越したの」

志希「それもおかしいと思うんだけど」

周子「・・・隣は無理でもフロアを同じにできてよかったよほんと」

乃々「あ、もしかして・・・泰葉さんやほたるちゃんが周子さんの家泊まりに行くのって・・・」

周子「うん。そうだよ?」

乃々「知りたくなかったんですけどぉ・・・」

志希「そんな周子ちゃんはどうなのさ」

周子「Pさんいわく一番まともだって言ってた。一番普通って」

志希「具体的には?」

周子「流石に言わないよ。・・・こらそこ、残念がらない」

乃々「・・・べ、別に森久保は」

志希「ま、まあこう言うの興味あるのはある意味で健全だよ?」

乃々「森久保が興味ある感じにしないでくださいよぉ・・・」

周子「で、そう考えると癒やしキャラを目指していけばいいんじゃないかなーって」

志希「具体的にどうしよ?」

乃々「・・・あの、今嫌なことに気づいたんですけど」

周子「どしたの?」

乃々「最近泰葉さんのお部屋にいったらですね。細いロープが置いてあって」

志希「ロープ?なんでまた」

乃々「理由を聞いたら、最近洗濯物が増えてしまって干すために買ったって言ってたんです」

周子「一人暮らしならあるあるじゃないの?」

乃々「・・・寮には無料の乾燥機があるんですよ」

しきしゅーこ「・・・あっ」

乃々「最近アイマスクが常にカバンに入ってるのも・・・」

乃々「まゆさんから長めのリボンを見繕ってもらっていたのももしや・・・」

周子「乃々ちゃんストップ!それ以上いけない!」

志希「えぇ・・・うそぉ」

周子「この話やめ!本筋に戻すよ!」


~~作戦会議中~~


志希「・・・よし。じゃあこの作戦で決まったね」

乃々「じゃあそれだと森久保はじゃまになると思うので帰りますね」

志希「・・・ごめんね?乃々ちゃん。今度埋め合わせするから」

乃々「いえいえ。がんばってください」

周子「アタシはここにいるわ。アタシがここにいたほうが多分ばれない」

志希「・・・ありがとね二人共」



P「ただいま~・・・ふ~疲れた」

周子「おかえり。なんかあった?」

P「いや、悠貴と菜々さんで地区毎の全ての坂走る番組の収録についてったんだけどさ」

P「おわったら菜々さんが動けなくなりかかけてたのがわかったから、家まで車で送ってきたんだ」

周子「ウサミン星いってきたんだ・・・悠貴ちゃんは?」

P「先に女子寮に置いてきた。打ち上げできなくなっちゃってごめんって言ったけど許してくれたよ」

周子「あー、それはしょうがないね。今度埋め合わせしてあげなね?」

P「もちろん。さて、仕事片付けるか・・・」

P「・・・」

???「(・・・頭を出して)」

P「・・・」ナデナデ

P「・・・ん?なんかいつもと感触が・・・」

志希「・・・にゃはは~!びっくりした?」

P「お、おお。志希だったのか。すまん、つい。てかなんでこんなとこに」

志希「いーよいーよ!ちょっと机の下入ってみたくなっちゃってさ!丁度乃々ちゃんいなかったし!」

P「悪かった、嫌だったろ?ごめんな?」

志希「・・・お兄ちゃんは嫌だった?」

P「いや、別に?」

志希「・・・そっか!じゃあアタシも帰るね!じゃあね~」

P「・・・行っちゃったよ。なんだったんだ?」

周子「・・・さあね~、お詫びに晩ご飯でも連れてって上げれば?」

P「・・・そうだな。そうすっか。行ってくるわ。志希!ちょっと待て!」

周子「(・・・あんだけ前降っておいて、頭撫でられるだけでいいんだなあ」

P「・・・?なんか言ったか?後お前も来るだろ?準備しとけ」

周子「なんでも~?」

周子「あ、もちろんアタシも行くし、ついでに悠貴ちゃんとさっき帰ったばかりの乃々ちゃんも誘おーよ」

P「よしそうすっか。おーい!志希ー!」





志希「・・・はーい!呼ばれて飛び出て志希ちゃんだよ~!」



おわり!

以上です 依頼出してきます。これ書いてる最中に悠貴のコミュが来るとは思いませんでした

ひゃっほう

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