ガヴリールの家
ガヴリール「またやられちまった!あああああぁぁぁぁっっーーーーーもう、腹が立ってきたーーー!!」
ガヴリール「こうなったら鬱憤晴らしにヴィーネ達にカンチョーをお見舞いしてやるか」キランッ
ガヴリール「まず、カンチョーをお見舞いする相手はヴィーネにしよう……。よし、さっそくあいつの家に……」ニヤリ
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ヴィーネの家
ガヴリール「いやあ、悪いねー。急に来てあがりこんじゃってさぁ」
ヴィーネ「ほんと急よね。まぁ、ガヴの行動には多少慣れてきたから別に構わないけど」
ガヴリール「慣れてきて助かる」
ヴィーネ「はぁー。じゃあ、ちょっと待てて…お茶でも入れるから」スタスタ
ガヴリール(バカめ、私に背を向けやがって)ニヤニヤ
ヴィーネ「そうそう。ガヴ、用事ってなn」トクトク
ガヴリール「(今だ!)カンチョッ♩」ブスッ
ヴィーネ「ひ゛き゛ゃ゛あ゛あ゛!?」
ガヴリール「わはははははっ、大成功!!」
ヴィーネ「……っ……っ」プルプル
ガヴリール「くぅ~、少しだけスカッとしたぜぇー。」
ガヴリール「んじゃあな、ヴィーネ。」スタスタ
ヴィーネ「…………ガヴ」
ガヴリール「んっ…なんd、ヒィッ!!??」ビクッ
ヴィーネ「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「お、おい、いきなりそんなオーラ出すなよっ!?」ビクビク
ヴィーネ「この…………おバカ駄天使ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」オオワザハツドウ
チュドーーーンッ!!
ガヴリール「ぎえええぇぇぇぇーーっ!!!!!」
ガヴリール「いてて…。ヴィーネの奴め、たかがカンチョーされたぐらいで部屋一つ吹き飛ばす程の技を使うか、普通」ボロボロ
ガヴリール「まぁいいや。」
ガヴリール「次はサターニャにするか。今度はあいつの家に…」ニヤリ
サターニャの家
ガヴリール「急に来て悪かったなぁ」
サターニャ「それは別に構わないけど、珍しいわね…アンタがうちに来るなんて」
サターニャ「ハッ、さてはこの大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルに勝負でも挑みに来たの? それとも私の弟子にしてもらうべく頭でも下げにきたのかしら?♩♩」ニヤニヤ
ガヴリール「アホらし…。勝手にほざいてろ」
サターニャ「な、なによっ!?」
サターニャ「で……アンタ、何しにうちに来たのよ?」
ガヴリール「その前にお茶でもくれねぇかな? こっちとら客人だぞ?」
サターニャ「そっちから来ておいて図々しいわね!? でも、まぁいいわ。ちょっと待ってなさい?」スタスタ
ガヴリール(バーカ。私に背を向けた時点でお前はバカなんだよっ♩)ニヤニヤ
サターニャ「ったく…」トクトク
ガヴリール「(今だ!)カンチョッ♩」ブスッ
サターニャ「い゛き゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛!?」
ガヴリール「あははははっ、また大成功!」
サターニャ「……っ……っ」プルプル
ガヴリール「サターニャにカンチョーしたら大分、スッキリしたなぁ。」
ガヴリール「もういいや。あばよっ、サターニャ」
サターニャ「ガヴリール!!!」ムクッ
ガヴリール「うぉっ、びっくりしたぁ!? なんだよ?」
サターニャ「なんだよ、じゃないわよっ!? 今のは一体どういうつもりよ!!!」バンッ
ガヴリール「チッ、ただのストレス解消だよ…。気にすんな」
サターニャ「っ!? くぅぅ………ふっ、」プルプル
ガヴリール「んっ、なんだ? ふっ、なんだよ?」
サターニャ「ふざけんなぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
バキドコボコッ!!
ガヴリール「どわあああぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!!」
ガヴリール「アタタタ…。ったく、サターニャの奴、カンチョーされただけであんなに殴るか、普通」ボロボロ
ガヴリール「にしても、あいつ本気で怒るとあんなに強くなるとは…。案外、侮れないのかもしれないな。」
ガヴリール「さて、最後はラフィエルだな。本来ならサターニャでスッキリしたが、せっかくだからついでにあいつにもお見舞いしてやるか、カンチョーを…」ニヤリ
ラフィエルの家
ラフィエル「いらっしゃーい、ガヴちゃん♩」ニコニコ
ガヴリール「おう、急にあがりこんで悪いな、ラフィエル」
ラフィエル「いえいえ、ガヴちゃんなら大歓迎ですよ。もちろん、ヴィーネさんやサターニャさんもご一緒にいらっしゃったらもっと大歓迎ですけど」ニコ
ガヴリール「そうか…。」
ラフィエル「それで、大事なお話とは一体?」
ガヴリール「その前にお茶をくれないか? ここまで歩いてきたから、喉が渇いてさぁ」
ラフィエル「あっ、すみません。私としたことがうっかりお茶を出し忘れてましたー。ちょっと待っててくださいね?」スタスタ
ガヴリール(はい。私に背を向けた時点で、私のチャンスっと)ニヤニヤ
ガヴリール「(ラフィエルは察しやすいから、すぐにでも…えいっ!)カンチョッ♩」ブスッ
ラフィエル「ん゛き゛い゛い゛い゛い゛!?」
ガヴリール「ぎゃはははははっ、またまた大成功!」
ラフィエル「……っ……っ」プルプル
ガヴリール「ついでとはいえ、カンチョーしたらラフィエルの珍しく、面白い光景が見れたなぁ。」
ガヴリール「さぁて、さっそく帰ってネトゲの続きでもすっかぁ! またな、ラフィエル」
ガシッ!
ガヴリール「んっ?」チラッ
ラフィエル「」ゴゴゴゴゴ
ガヴリール「えっ!?」ビクッ
ラフィエル「」ムクッ
ラフィエル「ガ~~~ヴ~~~ち~~~ゃ~~~ん~~~??♩♩」ニコニコニコニコ
ガヴリール「ヒィィーッ!!??」ビクビク
ラフィエル「これはどういうことですか~?」ニコニコニコニコ、ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「っ!?(表面上は笑顔が保たれているが、背後からは異様なオーラを感じるっ!!??)」
ラフィエル「ちゃんと説明…してくれます、よね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ガヴリール「いや、その……」アタフタ
ラフィエル「んっ♩♩♩?」ニコニコニコニコ
ガヴリール「あっ、いえ……実は」カクカクシカジカ
ラフィエル「成る程~。つまりは鬱憤晴らしにこういう事を始め、ヴィーネさんにサターニャさんとお見舞いしてスッキリはしたけど、私はついでとしてこういう事をお見舞いされた…と?」
ガヴリール「………はい」
ラフィエル「そうでしたか…。うふふっ……うふふふふふふふふふっ♩♩♩」ニコニコニコニコニコニコ
ガヴリール「ら、ラフィエル!?」ビクビク
ラフィエル「ガヴちゃん?」
ガヴリール「は、はい!?」ビクッ
ラフィエル「今回、ガヴちゃんのやった事はガヴちゃんにとっては軽いものと思っていても、私たちからすれば苦痛を感じるものです。分かりますか?」
ガヴリール「……」コクンッ
ラフィエル「ましてや、ヴィーネさんだけでなくサターニャさんにまであれをお見舞いした…。今回、ガヴちゃんはやり過ぎです……なので、お灸を据えないといけませんね?♩♩♩」ニコリ
ガヴリール「えっ、ちょ、ちょっと待って!? 確かに今の話を聞いてやり過ぎたとは思ったが、流石にお灸を据えるって問題じゃないだろ?!」
ラフィエル「いえ、ガヴちゃんにはしっかりと反省してもらわないと」ニコニコ
ガヴリール「」
ラフィエル「では、始めますよ。覚悟してくださいね、ガヴちゃん?」ニコリ
ガヴリール「あっ、ちょ、おいっ………うぎゃあああああああっっっーーーーーー!!!!!!」
その日、ラフィエルにたっぷりとお灸を据えられたガヴリール。それから、数日はラフィエルに対し怯え続けていたという…。
☆完☆
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