艦娘と提督の鎮守府炬燵話
すぐ読めるお話
あとお酒の描写が入っているので、ダメな方は戻ってね
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矢矧「寒いのは分かったからこの書類だけ終わらせてくれる?」
提督「いやぁ、炬燵に入るとね。いかんせん進まんのよねぇ…」
天津風「貯めてるからいけないんでしょ。もう…」
提督「ははは…」
矢矧「提督はお仕事を後に回す癖。何とかしたほうがいいと思うわよ」
提督「なんだかなぁ…本部からの要請とか返答面倒くさいんだよ」
天津風「そんなに大変なの?」
提督「一応向こうもお偉いさんだから、文章とかちゃんとしないとだしな」
矢矧「それに送ってくるのは無理難題が多いから。提督の気持ちもわからないでもないけどね」
金剛「でも皆からの嘆願書とかはすぐ返事しますよネ?」
提督「近くてかわいい女の子のお願いと、むさくるしい遠くのおっさんへの堅苦しい要請を比べるとな。必然的にそうなる」
天津風「そんな理由なの?」
提督「まあぶっちゃけ」
矢矧「まったく……」
天津風「……はい、みかんむいたけど」
提督「お、食べる食べる。あ~ん」
金剛「ズルいネ!私も食べるデース!あ~ん!」
天津風「はいあなた。金剛は届かないから自分で食べてね。」
金剛「うぅ…むいたみかんだけ渡されまシタ…むぐむぐ……」
提督「んむ…うまい。ありがとな天津風」
天津風「べ、別に暇だからむいてるだけよ…はい、これで最後」
提督「ん…よっしゃ、最後頑張る」
天津風「ん。頑張って」
矢矧「もう少しで終わるから頑張ってちょうだいね」
提督「へいへい。…天津風もうちょっと深く座ってくれる?」
天津風「深く…んしょ……。こんな感じ?」
提督「おっけい。そこでもうちょっと待っててな?」
金剛「うぅ~…提督の膝まで座ってるなんて、うらやましいデース!」
提督「金剛いろいろでっかいからダメ。天津風はちょうどいいしあったかいからいいんだ。うりうり」
天津風「ちょ、ちょっと頭撫でないで!」
金剛「ホワーイ!」
矢矧「いいから早く終わらせて。金剛も茶化さないの」
提督「はい」
金剛「ハ~イ」
矢矧「まったく…執務室じゃなくて和室で仕事してるのはやっぱり失敗だったかな…」
提督「そんなことはないぞ矢矧。ここで座ってあったまってかつ効率よく仕事を終わらせることができる。素晴らしいじゃないかこたつ」
金剛「そうデース。それに今執務室のヒーターも壊れて修理中デスし、ここでみかんたべつつまったりお仕事するデース」
矢矧「別にちゃんとしてくれればいいのよ…ね、提督?」
提督「わかったわかった。」
天津風「早く終わらせてね?私も提督のお酒早く飲みたいの」
提督「俺の?うぅん。年明けだしいいの出すかぁ…」
天津風「私あれが飲みたいわ。十四代?…っていうの」
提督「十四代かぁ……あれいいやつだからなぁ…」
天津風「………ダメなの…?」
提督「わかった。わかったから悲しそうな目をしてこっちを見ないでくれ」
金剛「いぇ~い!ようやく十四代が飲めマース!ナイスね天津風!作戦通りネ~!」
提督「え、なに今の涙目ウソなの?」
天津風「ふふっ。あなたってば涙目には弱いってみんな知ってるわ」
提督「ちくしょう…」
金剛「男に二言はナッシングねテイトクー!」
提督「わかったよ…ただしこれ終わって鍋食う時にな」
金剛「お鍋デスカー。なんか去年も食べた気がしマース」
提督「年末年始のこの時期は鍋食べるって決まってるのうちは」
金剛「へ~」
提督「あっ。すっげぇどうでもよさそう」
金剛「知っても知らなくてもいい話題ですからネー」
提督「さよで…よし。これが最後だな?」
天津風「……あ、あなた。ここに誤字あるわよ」
提督「マジで?……ホントだ。これは書き直しだなぁ…ということでお仕事終わり!」
矢矧「はいお疲れ様。最後の書類は明日直して渡すわね」
提督「頼む。さぁて鍋だ鍋」
ガラリラ
サラトガ「提督。失礼します。厨房からお鍋持ってきました」
提督「ナイスタイミングだサラトガ。こたつの上に置いてもらえる?金剛そこのガスコンロ置いてくれ」
金剛「オーキードーキー」
提督「サラトガ。この上に置いて」
サラトガ「はい。了解です」
提督「今日は出汁何かな?」
サラトガ「間宮さんの話では…鮭を乾燥させた……dried bonitoと、kelpを入れているそうです」
提督「鰹節と昆布ね了解…天津風。そこの棚から人数分のお皿とってくれる?」
天津風「え…動いちゃうの?」
提督「俺も手伝わなきゃだし。また後で座りな?」
天津風「むぅ……わかったわ。」
矢矧「お酒持ってくるわね」
金剛「十四代をお願いしマース!」
提督「いつものとこにおいてあるからよろしく」
矢矧「りょうかい」
提督「頼むな~…サラトガ、具材はどうした?」
サラトガ「それでしたら…」
ガラリラ
初月「提督。失礼する」
涼月「失礼いたします…提督。お鍋の具材を持ってきました」
提督「お、ナイス。こっちこっち。こたつの上に置いてくれ」
初月「わかった」
金剛「すごい量デスね~」
提督「人も増えてるしな」
天津風「ねえあなた。何人で食べるの?」
提督「えぇっと…俺、矢矧に金剛、天津風にサラトガ、それに初月と涼月で7人…」
バァン!
秋月「ご相伴にあずかりに来ました!」
照月「来ました!」
提督「…9人分で」
天津風「ん。わかったわ。今来た二人、手伝ってもらえる?」
秋月「了解です!」
照月「わかりました!」
初月「提督。僕らもいいのかい?」
提督「気にするな。人数増えると思って量は多いから」
涼月「提督…ありがとうございます」
提督「3人ともこたつ入りな。廊下歩いて寒かったろ」
サラトガ「いえそんなことは…でも、こたつの魅力には逆らえませんね…」
初月「本当に…暖かいな。ふぅ……」
涼月「ええ……」
矢矧「提督。お酒持ってきたわ」
提督「ありがと……お、真澄あるじゃん。」
矢矧「頂き物だけど、とりあえず持ってきたわ」
提督「さっすが……おいまて。なんだこれ?」
矢矧「なにって…十四代?」
提督「お前これ双虹じゃねぇか!ほかにあったろ十四代!」
矢矧「だって…飲みたいじゃない?」
提督「飲みたいじゃない?じゃねぇだろ~!」
矢矧「いひゃいいひゃい!」
提督「飲みたい口はこの口か~!?」
サラトガ「oh……秘書艦の矢矧さんにこんなにお茶目なところが…」
初月(なあ涼月姉さん。双虹って?)
涼月(そうね…すごくおいしいお酒よ)
初月「すごくおいしいお酒……飲んでみたいな!」
金剛「ほら。初月もうそういってることですし、諦めて出すデース」
提督「ぐ……くそぅ」
矢矧「うぅ……頬が痛いわ…」
提督「うるせぇ!お茶目にたっかいお酒持ってきやがって……」
天津風「何やってるのよあなた…ほらお皿とポン酢とか持ってきたから」
秋月「今回はごまだれで食べてみます!」
照月「あ!いいなぁ…私は持ってきた柚子ポン酢に刻んだ大葉を入れて食べる!」
初月「な!姉さん達そんな食べ方を!」
涼月「私は最初はポン酢で…」
サラトガ「ゴマに…柚子に…ポン酢……どれを使うか迷ってしまいますね。」
天津風「小皿に分ければそれぞれ楽しめるわ。はいお皿」
サラトガ「Really? Thanks 天津風!」
天津風「どういたしまして」
金剛「ほらほら。みんな座るデース!」
提督「ちくしょう……俺の双虹……」
金剛「また一緒に買いに行きましょ~提督。矢矧も付いてきてくれマスシ」
提督「ほんとか?」
矢矧「わかったわ…今度行きましょ」
提督「なら許す」
天津風「甘いんだから……ほらあなた。最初は真澄でいい?」
提督「おっけ。サラトガも日本酒でいい?というか今日本酒しかないけど」
サラトガ「no problem!日本のお酒は大好きですので大丈夫ですよ。」
秋月「司令!早く食べましょう!」
提督「ん……それでは皆さん。今年もよろしく。では!」
かんぱ~~~い!!!(デース!)
おわり。メンバーは前回のイベント頑張ってくれた子達(と涼月)
この後酔った矢矧と金剛を布団に連れてってくんずほぐれつする話が欲しいです(懇願
↓前に書いたやつ
提督「さみぃ」
提督「さみぃ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480962309/)
冬の鍋はうまいポン酢に大葉入れるだけで変わるからみんなも試してみて
あとレモン絞って醤油にみりんで食べてもうまい
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