【艦これSS】或る鎮守府の短篇集【なのです!】 (321)

【『電』、着任なのです!】


電「電です。どうかよろしくお願いします」

提督「おう、宜しく」

電「え、えっと、司令官さん、早速なんですが、ひとつ聞いても良いですか?」

提督「ん?なんだ?」

電「どうして私を選んだんですか?他にも配属希望の子はいっぱい居たのに……」

提督「どうしてってそりゃお前、“好き”だからに決まってるだろ?」

電「えっ!? す、好き!?ですか!?」ドキッ!

提督「そうだ」

電「そ、そんな、いきなり好きだなんて言われても私……///」カァァ



提督「いや~、俺、駆逐艦の中じゃ特Ⅲ型の艦橋が一番好きなんだよね」

電「そうなんですか、特Ⅲ型の艦橋が一番……って、艦橋?」






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375607008

【司令官さんは軍ヲタなのです】


提督「うむ、前面が丸みをおびた馬蹄形の艦橋。睦月型以前にも甲型にもないあの独特の構成美が好きなんだ」

電「そ、そう言うことだったのですか、吃驚しちゃいました」

提督「吃驚?そんなにおかしな事言ったか?」

電「い、いえ、そう言うわけじゃ……! あれ?でもやっぱりちょっとおかしいかも……?」ムムム…

提督「あー、無理して肯定しなくても良いぞー」

電「す、すいません。 ところで司令官さん」

提督「なんだ?」

電「今の発言はつまり、顔で私の事を選んだ、って理解で良いんですか?」

提督「………………まあぶっちゃければそうだ」

電「……出来れば今のは否定して欲しかったのです」ゲンナリ




【はじめての建造なのです!】


提督「最初は初期値で良いんだな?」

電「それで大丈夫だと思うのです」

提督「んじゃ、オール30でポチっとな!」


『残り20分』パッ


提督「20分だな」

電「20分なのです」

提督「流石に暇だな。出撃してみるか?」

電「えっ?大丈夫なのですか?」

提督「なんとかなるだろ?バカゲーの○鉄の咆哮でさえ最初は改装無しで行けるし……」

電「えっ、くろがねのほう……なんですか?」

提督「なんでもない、こっちの話だ。兎に角行くぞ!」

電「は、はいっ!」



【20分後】

初雪「初雪です。宜しく……ってどうしたの?」ボロボロ?

電「う~、やられちゃったのです……(ボロボロ」きゅー

提督「いや、ちょっと甘く見てただけだ。気にしないでくれ」

初雪「?」



【はじめての仲間なのです!】


初雪「改めて、初雪です。宜しく……」

電「宜しくお願いしますなのです」

提督「…………」ジーッ

電「? 司令官さん?」

初雪「……なに? 私の顔に何か付いてる?」

提督「初雪ってさ、特Ⅰ型駆逐艦だよな?」

初雪「そうだけど?」

提督「特Ⅰ型は確か露天艦橋だった筈。 まさかとは思うが髪がヅラだったり、十円ハゲが何処かにあったりとかは……」

初雪「……12.7センチ砲と63センチ魚雷、どっちくらいたい?」(-_-#)ビキビキ



【更なる仲間なのです】

【編成終了後】

白雪「白雪です。 って、あの、ボロボロですけどなにかあったんですか?」

提督「い、いや、気にしないくれ……」ボロボロ

初雪「…………」(-_-#)つーん

電「あ、あはは……」

白雪「?」


提督「兎に角、これで我が第一艦隊も三隻だ。これでさっきのようなことにはなるまい!」

白雪「さっき?」

電「電と司令官さんだけで一度様子を見てきたのです」

初雪「……で、見事に返り討ち」

白雪「なるほど……」

電「配属早々死ぬかと思ったのです」



【で、戦闘終了】

提督「うむ、今度は綺麗な完勝だな」アットウテキデハナイカワガグンハ

電「あれ?司令官さん、新しい仲間が居るみたいですよ?」

提督「なに?仲間とな?」


深雪「深雪だよ! ってゲェッ!?電!?」

電「はい?」ワタシ、デスカ?

深雪「うわーっ!来るな寄るな近寄るなーッ!」ガタガタ

電「あ、あれ?」

白雪「……深雪ちゃん、電ちゃんとなにかあったの?」

初雪「さぁ?」

提督「魂に刻まれし因縁か……」ナントイウヒニク…





今回はここまで
猫空襲で暇になったらまた来るのです

携帯からなので投下ペースは遅くなるのです
なお、内容はウチの鎮守府(プレイ)を参考に作り出したフィクションなのです
キャラがたまに崩れるかもなので気を付けてください。




【火力不足なのです】


「霞よ!」
「霰です」
「菊月だ」
「三日月です」

ワーワー!キャッキャ!


提督「大分増えたな」

電「仲間がいっぱいなのです」

提督「全部駆逐艦だけどな」

電「えっと、司令官さんは駆逐艦だけじゃ不満ですか?」

提督「いや、不満とかはない。不満ではないんだが……」チラッ


【ほしゅードック】
初雪「……もうヤだ。引き篭る」←【大破・修繕中】
白雪「後がつかえてますから、早めに出てきて下さいね?」←【大破・修繕待ち】
長月「私に休息など必要ないのだが、これも命令なのだ……」←【中破・修繕待ち】
叢雲「ドック入りだけでも屈辱なのに、まさか待たされるなんて……!」←【中破・修繕待ち】



提督「火力不足で敵に撃ち負けて怪我人続出なのは流石に……な?」

電「ごめんなさいなのです……」←【大破・修繕中】

提督「……ドック増設するか」つ【¥2000】






【軽巡洋艦なのです】


提督「軽巡洋艦が来たと言うのは本当か!?」

電「『神通』さんが来たらしいのです」

提督「ほう、二水戦旗艦の『神通』か、こりゃ期待出来るな」

電「そんなにすごい人なのですか?」

提督「うむ、探照灯照射で自らを犠牲にしてコロンバンガラ沖夜戦を勝利に導いた武勲艦だ」

電「それは強そうなのです」



神通「軽巡洋艦、『神通』です。どうかよろしくお願いします……」オドオド

提督「」

電「」





【水雷戦隊、出撃なのです!】


神通「? ……あの?どうかしましたか?」

提督「神通、早速で悪いがちょっとタイム」

神通「はぁ……?」


コソコソッ!!

電「司令官さん、なんだか大人しそうな人ですよ?」ヒソヒソ

提督「いや、まだ分からん。戦場に出ると性格が変わるのかもしれん」ヒソヒソ

電「電にはそうは見えないのです……」ヒソヒソ

提督「とりあえずまずは実戦を見てから判断しよう」ヒソヒソ



【で、戦闘――】

神通「うぅ……、狙い撃ちされました。これじゃあ戦い難いです……」ボロボロ←【集中砲火で撃ち負けた】

提督「あばばばば……(白目」チーン

電「司令官さん!しっかりして下さい!」





【戦艦レシピなのです】


提督「こうなったら仕方ない。戦艦レシピだ」

電「戦艦レシピ、ですか?」

提督「うむ、資源は食うが、戦艦若しくは巡洋艦がほぼ確実に手に入る建造方法だ」

電「うわっ、数値の一部がこれまでの10倍はあるのです!?」

提督「と言う訳で、『電』あとは任せた」ガシッ!

電「ええっ!? 電がやるのですか!?」

提督「なるべくレベルが高い方が良いのが出るらしいからな!」

電「そんなぁ……」

提督「何が出ても『電』を恨んだりはしないからさ。頼む!」

電「……分かりました。やってみるのです」



【で、結果は……】


足柄「足柄よ。砲雷撃戦が得意なの。よろしくね」

電「ごめんなさいなのです」

提督「……分かってた。分かってたよこのオチは……」

足柄「って、来た早々あからさまにガッカリしないで!?」ガビーン!





【飢えた狼さんなのです】


提督「いやいや、流石に冗談だって」

足柄「本当ですか?」(;¬_¬)アヤシイ…

提督「本当も本当、妙高型は重巡洋艦の中じゃ一番好きだしな」

足柄「“一番”……?」ピクッ

提督「ああ、新旧WLからフジミ、ニチモ1/500にアオシマ1/350まで各種プラモを揃えるぐらいには好きだ」

足柄「各種プラモを揃える……」

提督「ピラミッド型に纏まった主砲から程好く大きい艦橋、流れるような誘導煙突……、写真やプラモを見るたびに平賀設計(※)の美が凝縮された良い艦だと思うね」

足柄「そ、そんな、褒めてもなにも出せませんよ~」テレテレ

電「あれ?司令官、その模型は射撃指揮所と測距儀が離れてるから『妙高』だってこの間言って……」

提督「シーッ!それ以上はお口にチャック!!」

足柄「へー、ほ~、ふ~ん……」(-_-#)ビキビキ




(※)平賀氏
妙高型を設計した平賀譲造船技官の事
船としての性能と多大な攻撃力の両立に成功する軍艦設計の鬼才。
どれだけ凄いかと言えば話を聞いた軍の方がそんな重武装艦造れるか!と反対した程。

設計が奇抜な反面、作りは保守的で、新技術を嫌う面があり、
また自信の設計で軍部が無茶を言う口実を作ってしまい、妙高型以降、設計界から追い出される。

妙高型の他に、軽巡洋艦『夕張』や『古鷹』型重巡洋艦などを設計


【みんなでチャレンジなのです】


電「と言う訳で戦艦さんは造れなかったのです」

叢雲「電は甘いわねぇ。私なら一発で戦艦を引き当てる自信があるわ!ちょっと貸しなさい」


「吾輩が利根である!」


初雪「ん……頑張る」


「五十鈴です。水雷戦隊の指揮ならお任せ!」


白雪「それでは私も……」

「艦隊のアイドル、那珂ちゃんダヨー」


「なら今度は私だー!」「いやいや、ボクだよー!」

提督「資源が溶けるから止めてええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」





【水上機母艦なのです】


電「水上機母艦、ですか?」

提督「そうだ。上からのお達しでな。造らないとならんらしい」

電「資源はあるのですか?」

提督「このレシピの要になるボーキサイトはたっぷりある。戦艦レシピだと使わないからな」

電「なら大丈夫そうですね」

提督「ただし鉄鋼がレシピ一回分しかない」

電「」

提督「なぁに大丈夫さ、この水上機母艦は空母系ではもっとも出易い。出易いハズレを引くんだから簡単さ」

電「そうなのですか?」

提督「そうなんだよ。 それに空母自体はクエストで手に入るらしい、まぁ気楽にやってくれ」

電「分かりました。頑張るのです!」ポチットナ、ナノデス!


【残り6時間】パッ


提督「6時間か……」

電「6時間なのです。 ……って、6時間!!?」

提督「流石、空母系ともなると長いな」

電「あ、あれ?司令官さん?司令官さんは驚かないのですか?」

提督「ん? ああ、空母系が造るのに時間食うのは何処のゲームも一緒だからな(※提督の決断とか)」

電「そう言うものなんですか?」

提督「ああ、そう言うものなんだ。さて、足柄たち起こして、資源地帯に突撃してくるか……」

電「えぇっ!?また行くのですか!? 電、もう渦潮で目を回すのは嫌なのです……」

提督「かと言って足柄たちを連れて行かない訳にはいかんだろ?火力足りてないんだし」

電「うぅ~……」

提督「レベルも燃料もあるに越したことはないんだ。ほら、行くぞ」



【残り5時間55分】ピッ…ピッ…ピッ…





【はじめての母艦なのです】


電「うぅ~、気持ち悪いのです……」だう~ん

足柄「流石の私もコレはキツいわ……ウッ!?」

利根「わ、我輩はまだ行けるぞい……」(=_=;)フラフラ

叢雲「とかなんとか言って、足元がフラフラじゃない」

神通「」チーン

五十鈴「」チーン

提督「おっかしぃなぁ~、6時間連続渦潮とかぶっちゃけあり得んだろ」

電「ら、羅針盤さんに聞いて欲しいのです」イナヅマニキカレテモコマルノデス

提督「まあ良いか、それよりそろそろ母艦が出来る頃だな。ちょっと見に行くぞ」



【けんぞードック】

チーン!

電「司令官さん、母艦さんが出来たようなのです!」

提督「ふむ、そうらしいな。さ~て、『千代田』かな?『千歳』かな?」


??「翔鶴型航空母艦一番艦、『翔鶴』です」キラキラキラ…

提督&電「えっ?」





【世紀の正規空母さんなのです】


翔鶴「翔鶴型航空母艦一番艦、『翔鶴』です」

提督「」(゚Д゚)ポカーン

電「」(゚Д゚)ポカーン

翔鶴「……先輩方に少しでも近づけるように瑞鶴と一緒に頑張りま……って、あのぅ、どうかされました? お二方とも顔色が……」

提督「おかしいな、渦潮のやりすぎで幻覚が見えるぞ」

電「電にも見えるのです」

提督「こりゃいよいよ不味いな。家具屋で布団買ってきて今日はもう寝よう」

電「電はもう一度ドックに入りますね」

翔鶴「あ、あの! 私は夢でも幻でもありませんから!」ゲンカクジャナイデスヨ!?

提督「マジで?」

翔鶴「本当に本当です」

提督「実は一字違いで水上機母艦『瑞穂』(※)だった、とかでなく?」

翔鶴「そんなオチはありません。 それに一字違いなのは私じゃなくて、妹の『瑞鶴』です」

提督「」

電「」

提督「」チラッ

電「」チラッ

翔鶴「?」

提督「い、電……」ガタガタ

電「し、司令官さん……」ガタガタ



提督「やったぞ正規空母だ!よくやった! 超グッジョブ!マジグッジョブ!!」(T▽T)b
電「やったのです!これが電の本気なのです!!」\(T▽T)/


翔鶴「やっと信じていただけましたか……」ホッ…

利根「ふむ、提督、ちょっと言い難い事なのたが……」

足柄「ウチに正規空母を養える程の資源って、ありましたっけ?」

提督&電「あっ……」(゚Д゚)




※水上機母艦『瑞穂』
千歳型水上機母艦の準同型艦。
千歳型と違い新型戦艦(後の『大和』)に搭載を検討していた大出力ディーゼル機関を積んだのだが、これが見事に失敗。
タービンを積んだ千歳型と違いドック入りを繰り返す病弱娘に。

太平洋戦争開戦時には落ち着いていたものの1942年5月、日本近海を航行中、米潜水艦の攻撃で沈没。
駆逐艦など小型艦艇を除くともっとも早く沈められた日本軍艦になってしまった。

今朝はここまで

序盤の仲間集めまでサラッとやりました。
暫く電ちゃんや足柄さん、十二鈴…もとい五十鈴ちゃんを主力に、
遠征の駆逐艦娘、母港警備の翔鶴さんでお送り致します。

そんなわけで次回からは戦闘&遠征編になる予定です。
書き貯めが溜まるか猫空襲が来たら来るのです。
それでは。ノシ


赤城「出番マダー?」


【訓練なのです】


提督「今日は訓練を兼ねて遠征航海を行う」

「エーッ!?」
「ヤダー!」
「……引き篭りたい」

龍田「はーい、第二艦隊旗艦の龍田よ~。今日はよろしくね~」ニコニコ

提督「こちらは教導官の軽巡洋艦『龍田』だ。教官の言う事をしっかり聞くんだぞー」



白雪「教官ってどんな方かと思いましたが、優しそうな方ですね」

電「ちょっと安心したのです」

叢雲「あら?姿が見えないけど、深雪は何処に行ったの?」

電「そう言えば今日は見てないのです」

白雪「あっ、見て下さい!あそこ!」



深雪「いやー、寝坊しちゃったよ。深雪さまとしたことが……シッパイシッパイ」

深雪「あっ、教官! 今日はよろし……」ザクザクザクッ!

龍田「…………」(^_^#)ニコッ

深雪「……へ?えっ……?」

電「や、槍なのです!?」

白雪「いったい何処から?」

叢雲「もしかしなくても龍田教官でしょ?」マッタクミエナカッタケド…



龍田「私の訓練に遅刻して来た上に後ろに立つなんて、いい度胸ねぇ~。 決めたわぁ、貴女、今日の標的艦にしてあげる」

深雪「」ガクガク((((TдT;))))ブルブル


駆逐艦娘's(((この人は逆らっちゃいけない人だ(なのです)!!)))





【続・訓練なのです】


深雪「」チーン

<ミユキチャンシンデルー?
<シッ、ミチャダメダヨ!

龍田「じゃあ次は単縦陣から単横陣への切り替え行動をやるわよ~。 3人か4人くらいでペアを作りなさ~い」



【で……】

電「第一チーム、特型チームなのです」

初雪&白雪&叢雲「オーッ!」


三日月「第二チーム、睦月型組です」

長月&菊月「征くぞ」
文月「おーっ!」


霞「第三チーム、混ぜこぜチームよ! ……って、なんでこの組み合わせなのよ!?」

霰&初春&皐月「いや、聞かれても困る」

提督「仕方ないだろ、揃わないモノは揃わないんだから」





【続々・訓練なのです】


龍田「単横陣は対潜の基本よ~。一番艦が横へ避けたら後ろの子は加速しながらその横に並びなさ~い」



白雪「まずは横に避けますね」

叢雲「加速するわ!最大戦速!」

初雪「……ん、続けて加速する」

電「更に続くのです! って、はわわっ!?」ツルッ!ガシッ!

初雪「ちょっ、服掴まないで……」フラッ…

叢雲「って、前見なさいよ!前!!」

初雪「皆さん落ち着いて……って、きゃあああぁぁぁっ!!?」


どんがらがっしゃーん!!


提督「あちゃー……」

龍田「あらあら、大惨事ねぇ……」




(※)単横陣
後ろの艦が横に出るやり方と、一斉回頭(同じタイミングで同じ方向に向きを変えるやり方)がある。
同じ速度で出来るのでタイミングさえあわせれば回頭の方が楽。

戦前の訓練時に撮影された駆逐隊や、インド洋での第三戦隊(金剛型四姉妹)の写真が有名。
前者が【単縦陣→単横陣】で横に出るやり方、後者が【単横陣→単縦陣】で順次回頭である。


【補給が終わるまでが訓練なのです】


龍田「それじゃあ今日の訓練はおしまいよ~」


初雪「……やっと終わった」ボロッ…

電「からだのあちこちが悲鳴をあげてるのです」ボロボロ…

叢雲「だいたい電たちのせいよね?」ズタボロ…

初雪&深雪「」チーン


叢雲「はぁ、疲れたわ。こんな日は早く補給を受けて休むに限るわ……」

文月「ふー、まにあってよかったぁ~」

長月「物資の在庫があそこまで無いとはな……」

皐月「あと三人分しかないんだってー」

叢雲「」チラッ

電「」チラッ

初雪「」チラッ

白雪&深雪「?」←【やっと気が付いた】


電&叢雲&初雪「急ぐのです(急げーっ)!!」ズドドド!

白雪&深雪「えっ!?いきなり置いてきぼり!?」ガビーン!





【MVPなのです】


【資源地帯攻略中――】

足柄「10門の主砲は伊達じゃないわ!大勝利ーッ!!」キラキラキラ\MVP!/キラキラキラ


【前略)攻略中――】

足柄「前略)伊達じゃないわ!大勝利ーッ!!」キラキラキラ\MVP!/キラキラキラ


【略)――】

足柄「前略)大勝利ーッ!!」キラキラキラ\MVP!/キラキラキラ



利根「なに、また足柄が一番なのか? 悔しいのぅ……」←【基礎経験値】

叢雲「でも、ウチで一番火力があるのはアイツなのよねー」←【基礎経験値】

電「…………」←【基礎経験値+旗艦ボーナス】




(※)
MVP経験値>旗艦経験値
育成&軽快艦旗艦時あるある


【電が旗艦なのです?】


電「はぁ……」

翔鶴「あら電さんじゃない。 どうしたの?溜め息なんかついちゃって」

電「あっ、翔鶴さん……」

翔鶴「何か悩み事でもあるの? 私で良かったら聞きましょうか?」

電「で、でも……」

翔鶴「大丈夫、誰かに話したりは絶対にしないから……」

電「えっと、それじゃあ、ちょっとだけ聞いて欲しいのです」



翔鶴「ふぅん、なるほど、MVPを毎回足柄さんが……」

電「はい、艦隊の主力は電じゃなくて足柄さんだと思うのです」

翔鶴「で、旗艦をやっていく自信が無くなっちゃったのね?」

電「…………(コクリ」

翔鶴「それはまた難しい問題ですね。私からは何も言えそうもないわ。ごめんなさい」

電「そう……ですか……」シュン

翔鶴「……でも、提督ならどうかしら?」

電「えっ?司令官さん、ですか?」

翔鶴「ええ、提督ならきちんと答えてくれると思いますよ。 電さんの疑問に」ニコッ

電「…………」





【電が旗艦なのです!】


電「……司令官さん」

提督「ん?どうした電?こんな夜更けに……」

電「……司令官さん、司令官さんはどうして旗艦を変えないんですか?」

提督「え?旗艦……? あっ、もしかして結構負担だったのか?旗艦任務」

電「い、いえ、そうじゃなくて! ……そう言う話ではない……のですが……」

電「……艦隊で一番活躍してるのは足柄さんなのに、どうして電が旗艦のままなのかな?と……」

提督「そりゃお前、お前がウチの主力だからに決まってるだろ?」

電「え?で、でも最近のMVPは毎回足柄さんが……」

提督「MVP? ああ、あれは昼戦で足柄が駆逐艦食いまくってるだけだろ? 夜戦で敵さんの旗艦に毎度毎度トドメ刺してるのは何処のどいつだ?」

電「あっ……」

提督「敵さんにキチッとトドメを刺すのも重要な任務だ。こう見えて、結構頼りにしてるんだぞ、お前らの夜戦」

電「…………」

提督「それにな、アイツは少々喧しすぎる。敵地で目立って被弾しまくるヤツに旗艦は任せられん」

電「言われてみればそんな気がするのです」


~~~~~~~足柄さんの軌跡~~~~~~~

足柄「全砲門撃て、撃……って、ふにゃぁ!?」チュドム! ←【中破】

足柄「弾幕を張りなさ……ふにゃぁーっ!!?」チュドーン! ←【大破】



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


提督「分かったら今日はもう寝ろ。明日も早いぞ」

電「司令官さん……。分かりましたなのです。おやすみなさいなのです!」

バタン


提督「……負けん気が出てきたか、電もだいぶ旗艦らしくなってきたじゃん」





【演習なのです】


提督「今回の演習相手なんだが、空母が旗艦だ」

電「空母、ですか?」

ざわ……
 ざわざわ……


提督「しかも正規空母だ」

足柄&利根「なっ!?」

<イッコウセンアカギ、デマス!
 <イッコウセンアカギ、デマス!


五十鈴「ちょっと、私の対空強化改装も出来てないのに勝てるの?」

提督「確かに我が艦隊の対空兵装は貧弱だ。 そこで、今回は助っ人を用意した」

足柄「助っ人、ですか?」

利根「いったい何処の誰なのだ?」


翔鶴「翔鶴型航空母艦、『翔鶴』です。 今日は皆さんのエアカバーを担当させて頂きます。どうか宜しくお願い致します」

電「翔鶴さん!?」

足柄「なるほど、目には目を、正規空母には正規空母を、ですか」

提督「そう言うことだ。 翔鶴、今日は任せたぞ」

翔鶴「はい、お任せ下さい!」



【で、演習終了後……】

提督「ふむ、演習はすべてB判定以上か……、翔鶴の経験値稼ぎにもなったし、結果は上々だな」

電「司令官さん、お手紙が届いたのです」

提督「ん?補給科から? 今日の演習分の請求か?」ドレドレ



燃料…まあフツー
弾薬…それなり

ボーキサイト…超いっぱい



提督「」ポーン!( Д ) ゚ ゚




いい話で終わると思った?
残念、世の中そんな甘くねーのです!

今回の翔鶴さんはいいお姉さんでしたが、本格参戦後は一番のMVP泥棒になると言う罠
世の中は非情である。

そしてさりげに龍田さん初登場。
我が鎮守府では彼女は未だに第二艦隊で教鞭を振るっています。
まさしく頼れるお姉さんです。


>>26
と言う訳で出番ですよ!赤城さん!
なお、この鎮守府に来るのはまだ先の模様。


【ドック入りなのです】


【資源地帯・敵主力艦隊と交戦中】

ズドム!

電「ひゃあっ!?」チュドーン!

提督「不味い、貰ったか!?」

電「うぅ、ボロボロなのです……」ハズカシイノデス…

提督「他の艦は無事か!?」

足柄「私は大丈夫よ。 でも五十鈴と神通が……」


五十鈴「くっ、上部兵装が……」←【中破】

神通「」チーン ←【大破】


提督「これ以上の進撃は無理だな。 仕方ない、一時撤退する! 全艦、魚雷を投棄して反転、戦場を離脱せよ」(※1)

電「りょ、了解なのです!」



【帰投後・ほしゅードック】

提督「電は損傷率八割か……、撤退中にもう一発くらったのが痛いな……」

電「うぅ、司令官さん、ごめんなさいなのです……」

提督「いや、相手は戦艦の主砲だったんだ、仕方ない」

電「でも、せめて魚雷だけでもマトモに撃てていれば……」

提督「あの距離からじゃ例え酸素魚雷でも命中率はたかが知れてるよ。とにかく今はゆっくり休め。分かったな?」(※2)

電「はいなのです……」




(※1)魚雷を投棄
艦船を轟沈させる威力を持つ魚雷だが、扱いを間違えると自艦に致命傷を負わせる両刃の剣でもある。
特に日本の酸素魚雷は動力の酸素自体が爆発的に燃えるので大変危険で
発射前の魚雷に弾が当たって誘爆したことにより沈んだ艦も多数存在する。
精密機械の魚雷は高価で貴重なものなのだが、被害を抑えるために棄てていく事は結構あった。

余談だが、架空戦記小説界隈には毎度毎度魚雷誘爆で日本軍艦を撃沈させる書き手が居る。


(※2)酸素魚雷でも当たらない
酸素魚雷は燃焼性の良さから射程距離と隠密性にかけては世界トップレベルの魚雷だったが、それでも命中率は芳しくなかった。
今のホーミング魚雷と違い、撃ったら最後、修正の効かない魚雷は敵の予想針路を狙って撃つ。
その為、相手が向きを変えたせいで無駄弾になったり、波で変な方向に逸れたりと、トラブルも多かった。
また、調整の難しさから信管の調整ミスは各国が犯しており、不発だったり、早期自爆したり、色々と大変な代物だった。

そんな訳で提督の皆さん、艦むすが雷撃に失敗しても怒らないでやって下さい。
俺鎮守府からのお願いです。m(__)m


【入渠中なのです】


電「…………することがなくて暇なのです」

電「よく考えてみたら、一人きりになるのは久しぶりなのです……」

電「最近は艦隊に居たし、その前も姉妹いっしょだったのです……」

電「……雷たちは今ごろ何をしてるのかな? 気になるのです」


コンコン


電「はーい、なのです」

提督「電、入るぞ」

電「司令官さん? えっと、修理はまだ終わってませんよ?」

提督「いや、そうじゃなくてだな。ちょっと会わせたいヤツが居るんだ」

電「会わせたい人、ですか?」

提督「おい、入っていいぞ」

響「……久しぶり」

電「!」





【久々の再会なのです】


電「……響、なのです?」

響「他の誰に見えるんだい? 暁や雷になった覚えはないんだけどね」

電「間違いなく響なのです……」

提督「鎮守府近海に居たのを初雪たちが見付けたんでな、ウチまで連れてきた。 お前のお姉さんなんだろ?」

電「はい、4人姉妹の次女で響なのです。でも、会うのは久しぶりなのです」

提督「ふむ、そうか。 響、暫く電のそばに居てやってくれないか?」

響「いいのかい?司令官。鎮守府見学の予定は……?」

提督「なに、こんな中小司令部、何時でも見れるさ。それより、姉妹で積もる話もあるんだろう?」

電「司令官さん……。 ありがとう……」

響「司令官、Спасибо(スパスィーバ)」

電「えっ?すぱ……?なんです?」(・・;)???

響「あっ……、えっと、スパスィーバと言うのはロシア語で……」



提督「…………」

提督「さて、邪魔者は退散しますかねぇ……」ヤレヤレ





【旗艦代行よ!】


提督「と言う訳で足柄、電が入渠している間、旗艦はお前に任せる」

足柄「はい!わっかりましたぁ!」

提督「で、早速で悪いんだが……」

足柄「出撃ですか!?」

提督「いや、演習だ」

足柄「演習ですか?」

提督「ああ、上級将官(※)の部隊とな。御披露目みたいなものだからな、粗相のないように頼むぞ?」

足柄「なるほど、そう言う事ですか……。分かりました、了解です!」



【で……】

陸奥伊勢日向扶桑山城「よろしくお願いします」

提督「あっ、言い忘れていたが、上級将官の艦隊はオール戦艦の重火力部隊だから頑張れよー」


足柄「聞いてませんよそんな事!?」イヤァァァァッ!!?

ドーン!ドーン!チュドーン!




(※)将官
軍隊の階級を表す言葉で『~将』をまとめて指すもの。
大将、中将、少将、准将(日本ではあまり例が無い)がこれにあたる。

大将は連合艦隊司令長官クラス、中将は艦隊司令クラス、少将は戦隊司令クラスだが、例外も多い。
提督、と聞いてパッと名前が挙がる人たちはだいたいこの階級である。


【はじめての改装なのです】


五十鈴「五十鈴、損傷修復完了しました!」ビシッ!

提督「うむ。 ん?そう言えば五十鈴、前回の戦いで改装出来るレベルになったんだよな?」

五十鈴「えっ、あっ、はい、なりました!」【現在のレベル/レベル12】

提督「どうせドックに居るならついでだ、一緒に改装もやっちまうか?」

五十鈴「っ! はい!お願いします!」

電「良いなぁ……なのです」【現在のレベル/レベル15】



【改装終了】

五十鈴「改装工事終了よ!」バーン!

提督「ふむ、高角砲に酸素魚雷、それに対空電探(※)か……」

五十鈴「新兵器がこんなに沢山……」ウットリ

提督「とは言え今の敵は戦艦だし、対空より火力が欲しいんだよな。 ……よし、高角砲と電探外して20センチ砲積むぞ」

五十鈴「そんなーッ!!?」Σ( ̄□ ̄;)ガーン!



(※)電探
所謂、レーダーの事である。
今となっては当たり前の装備だが、太平洋戦争でその真価を発揮するまで効果を疑問視する声もあった。

なお、レーダーを使い日本海軍を圧倒した米軍だが、そのアンテナには日本の八木博士が開発した『八木アンテナ』が積まれており、
戦後、米軍のレーダーを見せて貰った海軍関係者が、驚くと言う笑うに笑えない珍エピソードもある。


日「このアンテナの“YAGI”って、どー言う意味?」(・・;)?

米「ハァ?お前んとこの八木博士の“YAGI”だぜ?なに言ってんの?」(゚Д゚)

日「えっ?」

米「えっ?」



これは負けるわ(確信)


短いけどここまでー

茶化してますが足柄さんは今でも我が鎮守府最強の巡洋艦なのです。
(巡洋艦最強であって艦隊最強とは言ってない)

そしてついに五十鈴さんが十二鈴に……。
(なお、この五十鈴さん、今はソナー積んで対潜活動をしている模様)


ではまた後日~


10日組か。自分も同期だけどここまで詳しくプレイ内容覚えてないわ
初心にかえったつもりで楽しませてもらいます

しまった、電探のエピソードは戦後の米軍じゃなくて戦時中のイギリス軍捕虜だった……
お詫びして訂正します。m(__)m


>>47
(・∀・)ノナカーマ

ゲット順のソートと苦労した面の記憶程度しか参考にして無いけどね。
作劇的に前後してる所もあるし

だから1-2とか超空気だし、1-3は渦潮と戦艦がヤバかったな~とか、1-4は敵の空襲がががが……とか、そんな程度
ぶっちゃけウチのプレイってテンプレ通りのプレイなんで、躓く所では躓くし、地雷は全部踏み抜いてる。我ながらワロスww

久々に弩ハマりしたゲームだからってのが大きいかもしれん


【りべんじなのです!】


電「電、復帰なのです!」

提督「うむ、しっかり治してきたか?」

電「大丈夫なのです!」

提督「よろしい、ではそろそろ借りを返しに行こうではないか!」

電「おー! なのです!」


【で……】

電「し、司令官さん!また渦潮なのです!?」

足柄「ふにゃぁぁぁっ!?」

提督「またかーッ!!」





【押してもダメなら引いてみろ!なのです】


提督「どうなってるんだこの海域は……、フル面子揃った途端渦潮コースしか出てないぞ……」

足柄「うーん、その面子がダメなんじゃないですか?」

提督「面子が? 一理あるかもしれないな」

神通&五十鈴「えっ!?」ビクッ!?

足柄「そうと決まったら早速私を旗艦にして……」

提督「足柄、利根、悪いが今日は水雷戦隊で突貫してみることにする。今回は残ってくれ」

利根「分かった。なら休ませて貰おう」

足柄「」


提督「おーい、誰か初雪と白雪呼んでこーい」

電「了解なのです」


足柄「……」

足柄「…………」

足柄「………………悔しくなんかないわ」クスン



【なおこの出撃は単なる資源拾いになった模様】





【翔鶴さん、出番なのです】


提督「重巡を主力にすれば渦潮、水雷戦隊なら資源拾い……一体どうしろと言うんだ羅針盤の神は……!」ウガーッ!

電「司令官さん、落ち着いて欲しいのです!」アワワ…

ガチャ…

翔鶴「提督、電さん、お茶が入りましたよ」

提督「ん?ああ、翔鶴か、悪い……」

翔鶴「いえ、たまの演習以外、やることもありませんし……」

提督「悪いな、空母運用出来るほど余裕がなくて……って、空母?」ジーッ…

翔鶴「提督?どうかしましたか?」ワタシノカオニナニカツイテマス?

提督「ものは試しでやってみるか……」

電&翔鶴「?」





【得意分野なのです?】


神通「で、翔鶴さんを艦隊に入れたら……」

電「あっさりボス戦となのです……」

五十鈴「ホント、世の中何がどう作用するか分からないわねぇ……」

足柄「とは言え、良かったのかしら?戦艦と殴りあう所に空母を連れてきちゃって……」

翔鶴「私の事でしたら気にしないで下さい。こう見えて耐久は高い方ですし、それに……」

電&足柄&五十鈴「それに?」

翔鶴「被害担当艦になるのは慣れっこ(※)ですから……」ズーン……


全員(お、重い! 空気が重すぎる……)




(※)被害担当艦
姉妹艦であり幸運艦と呼ばれた瑞鶴との対比で使われる。
翔鶴が瑞鶴と一緒に行動した珊瑚海海戦、南太平洋海戦、マリアナ沖海戦で翔鶴のみがやたら被弾したことからこう呼ばれる。

珊瑚海海戦と南太平洋海戦では爆撃のみであり、何とか生還したが、マリアナ沖海戦では潜水艦の魚雷を受け大量に浸水。
何度やられても立ち上がり戦い続けた翔鶴は、遂にその姿を海面下に没したのである。
(艦これ作中で翔鶴がやたら潜水艦を気にしてるのはこのせいだと思われる)


【戦闘開始なのです】


翔鶴「提督、偵察機が敵艦隊を発見しました」

提督「よし、先手をとるぞ!第一次攻撃隊を出せ!」

翔鶴「はいっ!」ヒュンヒュンヒュン!ブォォォン


足柄「敵の陣形が乱れたわ!行くわよ、目標、敵駆逐か……」

攻撃隊「」ブォォォン…!
敵駆逐艦「ギャー!」チュドーン


五十鈴「見えたわ!目標、敵軽巡洋艦、撃ち方はじ……」

攻撃隊「」ブォォォン…
敵軽巡「ギャー!?」チュドーン!



翔鶴「提督、先制空襲で軽巡洋艦1隻を撃沈、駆逐艦2隻大破です」

提督「うむ、宜しい!」


足柄&五十鈴(もう翔鶴(アイツ)一人で良いんじゃないかな?)





【敵戦艦のターンなのです】


利根「二人とも何をぼさっとしておるのだ、敵の砲撃が来るぞ!」

五十鈴「ッ!」

足柄「しまった、気を抜いてる場合じゃ……!」


ドーン!ドーン!ドーン!


電「撃ってきたのです!」

提督「全員衝撃に備えろ!」

電「っ!」


ズドーン!ズドーン!チュドーン!


提督「ちっ、誰か食らったか! 被害知らせ!」


電「電、大丈夫なのです」
足柄「足柄、大丈夫よ」
五十鈴「五十鈴、被害ありません」
利根「吾輩も問題ないぞ」
神通「神通、大丈夫です……」

提督「? 全員被弾なしだと? どう言うことだ?って、まさか!?」


翔鶴「て、提督……、私やっぱり怪我しやすいみたいです……」ボロ…ッ←【中破に限りなく近い小破】

提督「翔鶴ーッ、しっかりしろーッ!!!傷は浅いぞーッ!!」





【決着なのです】


提督「とにかく、翔鶴が敵の砲撃を引き受けてくれたお陰で何とか夜戦に持ち込めたぞ! 残りは二隻だ、叩き潰せ!」

足柄「10門の主砲は伊達じゃないの!その雷装を活かせず沈みなさい!」

敵雷巡「ギャー!」

五十鈴「雷巡轟沈!残りは戦艦よ!」

利根「まずは吾輩の砲撃をくらうがよい!」


ドーン!ドーン!ギャー!
敵戦艦「ウボァ-」←【中破】


提督「よし、今がチャンスだ! 電、左雷撃戦用意……、全魚雷、発射ァ!」

電「命中させちゃいます!」バシュ!


シュルシュルシュル……


提督&電「…………」ゴクリ…


シュルシュルシュル……チュドーン!
敵戦艦「ギャアアア!?」←【撃沈】


神通「敵戦艦に魚雷命中。 敵戦艦、撃沈です」

利根「やった!やったぞ!」

足柄「中々やるじゃない。流石、ウチの旗艦ね」

翔鶴「電さん、おめでとう」

提督「よくやったな電、大金星だ」ナデナデ

電「あっ、あの……、その……///」カァァ…



電「……ありがとう」エヘヘ…





【戦闘終了なのです】


電「アハハ、ナノデス……(白目」チーン

翔鶴「電さん!しっかり……、しっかりしてください!」アワワ…



白雪「あの、電ちゃんどうかしたんですか?」アワフイテル…

叢雲「また被弾でもしたの?」ソノワリニコワレテナサソウダケド…

五十鈴「MVPをね、雑魚敵掃討した翔鶴さんに持っていかれちゃったのよ」

足柄「戦艦を沈めたのは電なんだけどねぇ。利根との共同戦果扱いになっちゃって……。 現実って非情よね」

白雪&叢雲「あー……」


翔鶴「しっかりしてください電さん! 電さーん!」

電「」チーン




MVP泥棒、翔鶴さん伝説はっじまるよ~


イベント第一海域で燃料燃やし尽くしたので来ました。
軽巡洋艦育成を後回しにしたツケがががが……

思い返すと五十鈴さん、神通さんのピークはこの辺で、以後暫く重巡+翔鶴さん(と旗艦の電ちゃん)のターンだったよな~
と、書いててボンヤリ思い出しました。

そしてソート順をみた結果とんでもない事実が……
この辺は次回以降やります。それでは


【戦艦レシピ再びなのです】


電「司令官さん、みんな集まったのです」

足柄「全員召集だなんて何があったんです?出撃ですか?」

利根「御主はいい加減その戦闘脳をなんとかした方が良いと思うぞ?」

提督「……今日集まって貰ったのは他でもない。皆にはこれから戦艦レシピを回して貰う」

電「またなのですか?」

提督「上から扶桑型戦艦を配備しろ、とつつかれまくってな。造らないわけにはいかなくなったんだ」

足柄「なるほど、なら仕方ないかもしれませんね」

五十鈴「でも万年赤貧鎮守府のウチに戦艦を養う余裕なんてあるの? 翔鶴だけでも精一杯なんでしょ?」

翔鶴「あ、あははは……」(^_^;)


提督「そこは問題ない。上から『配備しろ』とは言われたが、『運用しろ』とは一言も言われてはいない」

電「? どういう意味なのですか?」

提督「つまり造るだけ造って、運用するのは一月後、一年後でも構わないと言うことだ」


全員(うわぁ、放置する気満々だこの人!!)





【足柄にお任せよ!】


足柄「それじゃあ先ずは私からやらせて貰うわね」

提督「大丈夫か?」

足柄「まっかせてください!提督の望む艦娘は私の望む艦娘! 絶対お望みの艦娘を出して見せるわ!」



【で……】

那智「貴様が司令官か、私は那智。宜しく頼む。 って、足柄じゃないか」

足柄「那智姉さん!?」

提督「そうかそうか、足柄は姉さんの事が恋しかったんだな。すまんな、気付いてやれなくて……」ポンポン

電「感動の再会なのですね……」ウルウル

五十鈴「イイハナシダナー」

足柄「い、いえっ、これは違うんです!」

那智「えっ!? ソウナノカ!?」!Σ( ̄□ ̄;)ガーン!

足柄「あっ、那智姉さん、別に那智姉さんが嫌だとかそう言う意味じゃ……」o(T△T=T△T)oアタフタ


提督(面白い……)ニヤニヤ
利根(面白い……)ニヤニヤ
五十鈴(面白い……)ニヤニヤ





【五十鈴にお任せ!】


五十鈴「じゃあ次は私がやってみるわ。 と、その前に戦艦って何時間ぐらいだったかしら?」

提督「確か4時間以上、だった気がするな」

五十鈴「4時間以上ね……。じゃあ行くわよ!」


『4時間30分』パッ!


提督「おっ!」
足柄「げっ!?」
翔鶴「あら?」
利根「ふむ……」

電「4時間以上なのです!」

五十鈴「ふふん、ざっとこんなものよ。 さ、提督、炙ってみて下さい」



【で……】

日向「伊勢型戦艦2番艦、日向よ。一応覚えておいて」

利根「惜しいな……」(¬_¬)ジーッ

足柄「ええ、限りなく惜しいわ……」(¬_¬)ジーッ


五十鈴「orz」チーン

提督「い、いや、胸を張って良いんだぞ五十鈴? 紛れもなく我が鎮守府初の戦艦なんだから……、な!?」






【電の番なのです】


提督「さて、気を取り直して次は……、そうだな、電にやって貰おうかな」

電「えっ!?電が、ですか? でも電は前に一度……」チラッ

足柄「?」ヨンダ?

提督「最初に言っただろ?今日は戦艦レシピをやって貰う為に集まって貰った、って」

電「うぅ~、わ、分かったのです……」



『建造レシピましーん』バ
入力【???/???/???/???】 バーン!


電(うぅ、緊張するよぉ~……)ブルブル

翔鶴「(電さん、電さん……)」チョンチョン

電「(? 翔鶴さん?)」コソコソ

翔鶴「(電さん、このレシピでやってみて?)」つ【400/100/600/30】

電「(このレシピは?)」コソコソ

翔鶴「(最近見付かった最新の戦艦レシピよ。 戦艦が出易いみたいなの)」コソコソ

電「(!? それは本当なのですか?)」コソコソ

翔鶴「(ええ、試してみて下さい)」

電「(分かったのです! ところで……)」

翔鶴「?」

電「翔鶴さんはなんでこんなレシピを知ってたのですか?」

翔鶴「えっ!? い、いえ、それは……、な、なんでもいいじゃないですか、たまたまですよ。たまたま……」(-_-;)

電「?」


翔鶴(い、言えない! 妹の瑞鶴と会いたくて、日夜レシピの情報を集めてるだなんて、恥ずかしくて絶対言えないッ!)(ノД`)ワーン





【新・戦艦レシピなのです】


電「えっと、【400/100/600/30】で、えいっ!」ナノデス!


『5時間』パッ


電「ご、5時間……?」

提督「おおっ!?」
足柄「あら?」
利根「ほほぅ……」
五十鈴「負けた……orz」
翔鶴「…………」ニコニコ


電「えっ!?5時間と言う事は、戦艦なのです!?」

提督「お、落ち着け電! ま、先ずは炙ってみるんだ!」

叢雲「先ずはアンタが落ち着きなさい」

初雪「……ここに来てようやく出番」

白雪「とにかく!炙ってみましょう、ね?電ちゃん?」

電「わ、分かったのです!」



長門「私が戦艦長門だ、よろしく頼むぞ」



全員(す、スゴい人来ちゃったーっ!!?)!Σ( ̄□ ̄;)ガビーン!





【びっく7さんなのです】(※1)


長門「ん?どうしたんだ? 鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして?」

提督「い、いや、だって、その……、なぁ?」

利根「狙っておったのは扶桑型なのに、尽くその上を行かれたら普通に驚くと思うぞ」

足柄「悪かったわね、私だけ下で……」

提督「いや、一言もそんな事は言ってないからな?」

長門「ふむ、よく分からないが、この鎮守府はまだ中小の鎮守府なのか?」

翔鶴「まあ、そんなところですね。 オヒサシブリデス、ナガトサン」

長門「ほぅ、翔鶴も居るのか。赤城は居るのか?」

翔鶴「いえ、赤城さんはまだうちには……」

長門「……なるほど、大体分かった。暫く私は動かない方が良いのだな?」

提督「理解が早くて助かります」

長門「なに、最近、手軽なレシピが出回っているせいか、鎮守府を何軒か破産させてしまったからな。それに、聯合艦隊旗艦が颯爽と先陣を切る時代でもあるまい」(※2)

提督「出て来て戴いたのにすいません」ペコペコ



電「司令官さんが頭を下げてるのです」

足柄「あれが聯合艦隊旗艦の風格なのね……。ミナライタイワ」




(※1)ビック7
ワシントン軍縮条約により保有を認められた戦艦の内、41センチ(又は16インチ)砲を積んだ7隻の戦艦こと。

日本の長門型(2隻)、アメリカのコロラド級(3隻)、イギリスのネルソン級(2隻)が当てはまる。
ネルソン級の姿は変態紳士イギリスの代表例とも言えるので一見の価値アリ。



(※2)颯爽と先陣を切る時代でもない

日露戦争までは総大将が前線に出て戦う事はよくあった。
が、戦争の規模が地域が限定されたものから世界大戦へと発展し、電信・無線技術が発展すると、
総大将は後方から指示だけ飛ばし、前線に出ない形に変貌していった。

現場特有の狭窄に囚われず柔軟な視点から作戦が立てられるなど、メリットも大きかったのだが、
明治の先例に倣い、前線指揮型の戦術に染まりきった当時の海軍では、その利点を生かしきることは出来なかった。

この点、アメリカは柔軟で、情報を重視し、綿密な戦略を練った結果、序盤の苦境をはねのけ、日本を敗戦へとおいやった。
時代に即時対応できた者と、出来なかった者の差があの結末なのである。


【定番のオチなのです】


提督「さて、扶桑型は出なかったが、戦艦は手に入れた訳だし、今日の所はこの辺で……」

利根「何を言っておるのだ? 吾輩がまだ回してないであろう?」

提督「えっ、いや、あの資源がそろそろ……」

利根「気にするでない、電のやった新レシピを吾輩が回せばすぐだ!」


叢雲「私も回すわよ!」
文月「文月もやるぅ~」
神通「で、では私も……」
那珂「那珂ちゃんもやっちゃうよー!」
那智「ふむ、それでは私も回してみようかな?」



提督「資源が……、資源が溶けて……あはは……」\(^o^)/オワタ

電「司令官さん!しっかりしてくださいなのです!」



【なお、以降どれだけやっても巡洋艦しか出なかった模様】




画期的な新レシピを試してみようと思い、模倣する。
先人の戦果にあやかろうと、新レシピに何度となくすがり付く。

そうして気付いた時には、無数の艦娘や装備の山。
そして枯渇した資源。


こんな経験はありませんか?
私はあります。ええ、思いっきり!


ゲット順でソートした結果、翔鶴さん(1-3クリア前)と赤城さん(1-4クリア)の間に大量の巡洋艦の群れがありました。
そして、その中に混じる『日向』と『長門』の文字。

ええ、すべてを悟りましたよ。
スレの流れに流されて、全資源を食いつくした狂乱の一夜を……


暫く出撃すら儘ならなかったんだよなぁ。我ながらバカだなぁ。
皆様、くれぐれも資源と艦隊の運用は計画的に、俺鎮守府からのお願いです。m(__)m


次回はみんな大好き慢心さんが登場!


出来るのかなぁ……


【利根さんとカタパルトなのです】


【配属直後の頃】

利根「バカな!?カタパルトが不調だと!?」

提督「なにぃ!?」ミッドウェーフラグカ!?

電「大変なのです!」アタフタ



【資源地帯攻略の頃】

利根「カタパルトが不調だと!?」

電「またなのですか!?」ガビーン!

提督「…………」



【そして今……】

利根「カタパルトが(ry」

提督&電「いい加減にしろ(なのです)!!」





【古傷なのです?】


提督「毎度毎度カタパルト不調カタパルト不調って、お前のカタパルトはどうなってるんだ!?」

利根「そ、それは……、そう!吾輩のカタパルトはちと特殊で……」

提督「俺の記憶が正しければ、カタパルトが特殊なのは『大淀』(※)で、利根型のカタパルトは妙高型と同じ型だった筈だが?」

利根「う゛っ……」


足柄「? イマナンダカヨバレタヨウナ…?」
那智「アシガラモカ? ワタシモソンナキガシテナ…」


提督「で?カタパルトがなんだって?」

利根「あ、その……、なんだ? そ、そう!実は吾輩はかのミッドウェーでカタパルトに矢を受けてしまってだな……!」(※2)

提督「……零式水偵没シュートしても良いんだぞ、オイ」キジュウツンデヤロウカ?キジュウ

利根「以後気を付けます!(土下座」




(※)軽巡洋艦『大淀』
潜水艦部隊に後方から指揮を出す潜水艦隊旗艦として計画された軽巡洋艦。
当時開発中だった超高性能水偵を運用する為、専用の格納庫と大型カタパルトを装備しているのが特徴だった。

が、肝心の超高性能水偵が失敗作で、大淀は生まれながらにして失職。
カタパルトは撤去され格納庫を司令部施設にして、聯合艦隊旗艦として使用された。

昭和20年7月の呉大空襲で転覆・沈没。(艦これ未実装)


(※2)ミッドウェー
歴史の転換点となったミッドウェー海戦にて、利根のカタパルトが故障した故事から。
長年の間、この時の出遅れがミッドウェーの敗因とされていたが、両軍の位置関係を詳しく調べた結果、この説は否定されている。


【油断大敵なのです】


【南西諸島沖にて】

電「司令官さん、また資源なのです!」

提督「連続で資源回収とは美味しいな。 敵も出てこないし、今回は当たりを引いたか?」

足柄「敵主力が見付かった海域も近いですし、案外行けるかも!」

五十鈴「ここの敵さえ倒せば鎮守府近海の制海権を得たも同然! やっと外海へ乗り出せるのね!」ウットリ

那智「おいおい、そう言うことは敵主力を倒してから言ってくれないか?」

翔鶴「そうですよ。昔から油断大敵と言いま……、 ッ!て、提督!偵察機から『空母を含む敵艦隊発見』の報告が!」

提督「空母だと!? で、敵艦隊がこちらに気付いた様子は!?」

翔鶴「……提督、敵空母は攻撃隊を発進済みのようです」

全員「!!!」





【対空戦闘なのです】


提督「ちぃ、先手を取られたか!」

電「ど、どうするのですか!?司令官さん!?」o(T△T=T△T)oアタフタ

提督「落ち着け! 足柄、高角砲でもって対空戦闘用意! 翔鶴は待機中の攻撃隊の発艦を急げ!」

足柄&翔鶴「了解!」

五十鈴「……私たちはどうするの?高角砲なんて積んでないわよ?」

提督「なんとか回避でやり過ごす以外ないわな。 気だけは抜くなよ?」

電&五十鈴「…………(ゴクリ」

那智「来たぞ!敵の攻撃隊だ!」

提督「えぇい、南無三!なるようになれだ!対空戦闘始めッ!!」



【で……】

赤城「航空母艦赤城です!空母機動部隊ならお任せくださ……」

提督「スマン、挨拶なら後にしてくれ!今ちょっと手が離せないんだ!」

赤城「えっ……? えぇっ!?」


電「ウゥ、ハズカシイヨォ…」←【中破】
足柄「コノワタシガ、ココマデヤラレルナンテ…」←【大破】
翔鶴「ワタシッテ、ケガシヤスイノカシラ?」←【中破】
五十鈴「ダ、ダイジョウブ、スコシヤスメバ、ナントカナリマス…」←【大破】

提督「お前らしっかりしろ! 今、ドックに入れてやるからなーッ!おーい、修繕班!修繕はーん!」(※)



赤城「えっ、なに……これ? ここは野戦病院か何かですか……?」

那智「今現在に限定すればあながち間違いじゃないな」




(※)
ちなみにネタなどでよくみる衛生兵は軍医だけでなく医療行為を行う兵全般を指す。
つまり包帯処置しかできなくても衛生兵は衛生兵です。


【一航戦なのです】


赤城「改めまして、航空母艦赤城です」

提督「うむ、宜しく」

電「よろしくお願いしますなのです」

提督「さっきは悪かったな。放置するような真似をして……」

赤城「いえ、大変だったのは分かりますし、気にしてませんから……」

提督「で、赤城は正規空母か……」

赤城「はい、空母機動部隊を編成するならお任せくださ……、って、翔鶴さん!?」

翔鶴「あっ、赤城さん! お久しぶりです」

赤城「えっ、あ、な、なんで翔鶴さんが此処に!?もしかして私、要らない子ですか!?一航戦の座は既に翔鶴さんのものなんですか!?」ヽ(*TДT)ノ

翔鶴「落ち着いてください赤城さん! 私はまだ五航戦です!」(※)

赤城「まだ? まだと言う事はそのうち……」!Σ( ̄□ ̄;)ガビーン

翔鶴「違います!違うんです! あー、もうどうやって説明したら……」



電「赤城さんと翔鶴さんはなにがあったのです?」

提督「触れて欲しくないトラウマ、ってヤツだ。そっとしておいてやろう」




(※)まだ五航戦
元々一航戦(第一航空戦隊)は赤城・加賀の2隻で構成されていたが、
ミッドウェーで両艦とも撃沈され、空席となってしまったので、翔鶴・瑞鶴ら五航戦が繰り上げで一航戦になった事から。

因みに蒼龍と飛龍が構成していた二航戦は、飛鷹・隼鷹が引き継いでいる。


今日はここまでー
赤城さんより先に翔鶴さんが艦隊にいたらこうなる気がします。
最近はレシピが広まったから多そうだけど……

ま、五航戦トラウマと言うか五航戦コンプレックスは公式だし、仕方ないね。(ゲス顔


利根さんのネタはリアルでツッコミを入れてた事案です。
お前、いつまで故障してんだよ、と……

誰か利根さんのカタパルトに汚名返上の機会を与えてやって下さい。お願いします。


【強化なのです】


提督「南西諸島攻略の為に、艦隊の対空能力を上げないと不味いな」

電「どうするのですか?司令官さん」

提督「ん~、そうだな……。 電、そう言えばお前確かあと少しでレベル20だったよな?」

電「あっ、はい、そうなのです」←【レベル19】

提督「先ずは改造出来るまで鍛えようと思うんだが……、電、大丈夫か?」

電「はい、大丈夫なのです!」モンダイナイノデス!

提督「よーし、いい返事だ。 それじゃあ龍田教官、電の事、任せたぞ」

龍田「は~い、任せて~」

電「えっ!?」Σ( ̄□ ̄;)





【防空戦闘訓練なのです】


龍田「うふふ、電ちゃんは第一艦隊で旗艦をしてるそうねぇ……」

電「は、はいなのです……」( ;∀;)ガクガク

龍田「と、言うことはぁ、実戦経験もウチの鎮守府トップなんでしょう?」

電「い、一応そうだと思うのです……」(・・;)?

龍田「ん~、そうなるとアレかなぁ……」ニコッ

電(あれ?龍田教官が笑ってるのです。 もしかして今回の訓練は結構簡単だったり……)


龍田「なら実戦形式で大丈夫よねぇ。 翔鶴さん、航空隊の方、全力でお願いしますねぇ」

翔鶴(電さん、ご免なさい!)(;>人<;)ペコペコ

電「やっぱりそんな事はなかったのです!!?」!Σ(T□T;)ガーン!





【改造なのです】

電「し、死ぬかと思ったのです……」グッタリ

提督「だいぶお疲れだな……。だが、これで電もレベル20だな」

電「はい、ようやく改造出来るのです!」エヘン

提督「んじゃまあ、早速で悪いがドックの方に行ってくれ、準備は出来てるから」

電「はいなのです!」



【で、改造終了】

電「電あらため、電<改>なのです!」ジャーン!

提督「おっ、主砲が半自動の長10センチ高角砲になってるじゃないか!」(※)

電「長10センチ高角砲?」コレデスカ?

提督「うむ、高角砲だが初速が速いから対艦戦闘でも使える傑作高角砲だ。いいモノつけて貰ったな」ナデナデ

電「えへへ……なのです」


五十鈴「ナンデイナヅマダケ…ナンデイナヅマダケ…」(# ̄З ̄)ブツブツ…

足柄「い、五十鈴?高角砲と電探を取っちゃった事は謝るわ。だから机をかじるのは止めてくれない?」(-_-;)コワイ




(※)長10センチ高角砲
正式名称は六五口径九八式一〇糎高角砲。
艦これで、電たちが改造後に装備してるのがコレ。

防空駆逐艦『秋月』や装甲空母『大鳳』など、次世代の艦に搭載する高角砲として誕生。
『秋月』型では対空用の高角砲でありながら対艦戦闘にも度々用いた。

『電』たちの初期装備がその機構上、対空戦闘では毎分4発が限度だったのに対し、此方は毎分15発と四倍近い性能を誇る。
故に当時の日本では量産出来ず、結局上記艦船に装備されただけだった。

艦これで大半の駆逐艦が改造で装備出来るのは夢と言っても過言ではないと思う。


【近代化改装なのです】


電「司令官さん、また電の武装セットなのです」

提督「またか。いくらなんでも五着も予備は要らないぞ?」

電「どうしますか?司令官さん?」

提督「ん~、電は改造も済ませたし、電の強化に使うか……。電、近代化のエサにしちゃって良いぞ」

電「了解なのです」


ニア『イナヅマブソウセットナノデス!』カチッ
ニア『イナヅマブソウセットナノデス!』カチッ
ニア『イナヅマブソウセットナノデス!』カチッ
ニア『イナヅマブソウセットナノデス!』カチッ
ニア『キョウハナンノヒ? ネノヒダヨー』カチッ


水雷(+5)
ニア【宜しいですか?】カチッ


提督「ん?おい、今変な声混じらなかったか?って、子日ーッ!!?」!Σ( ̄□ ̄;)ガビーン

電「あっ!?間違って押しすぎちゃったのです!?」!Σ( ̄□ ̄;)ガビーン



【なお、子日ちゃんは沖ノ島海域攻略中までお預けだった模様】




(※)
保護機能がつくまでやらかした提督は多いと思う。
多いと思いたい……。


【一航戦赤城、○ます!】


提督「よーし、対空能力も上げたし、リベンジと行こうじゃないか」

電「オー!なのです」
足柄「やるわよ!」
那智「腕がなるな」
利根「うむ、出陣だな」
五十鈴「今度は負けないわよ!」
翔鶴「はい、頑張ります!」


赤城「ちょっと待って下さい!」

提督「ん?どうした赤城?」

赤城「提督、対空能力を上げたいなら護衛の戦闘機を増やせば良いと思うんです!」

提督「戦闘機を?しかしだな、そうなると攻撃力が……」

赤城「搭載機数の多い私なら、攻撃力を維持したまま戦闘機が増やせます!」

提督「んー、翔鶴、悪いんだが今回は遠慮して貰って良いか?」

翔鶴「あっ、はい、分かりました」スコシ、ザンネンデスガ…

提督「と言う訳で赤城、行くぞ」

赤城「はい、一航戦赤城、出ますッ!!」ビシッ!



【数分後……】

赤城「一航戦赤城、寝ます!」スヤァ…←【大破】

提督「初っぱなから重巡にタコ殴りにされて戦線離脱とか嘗めとんのかゴルァ!!」ヽ(#`Д´)ノ

電「し、司令官さん!落ち着いてくださいなのです!」(>□<;)





【夜戦マスター電なのです!】


翔鶴「提督、夜間につき、攻撃隊発進不可能です!」←【結局翔鶴さんを入れて出撃しました】

提督「宜しい!昼を凌いだだけで十分だ! 水雷戦隊、突入せよ!」

五十鈴「了解!艦載機の出せない空母なんて、もう怖くないわ!」

足柄「夜戦ならこっちのものよ!見てなさい!」

利根「弾着観測は吾輩に任せてもらおう!観測機、発進!」(※)

那智「足柄、利根!突撃するぞ!」



電「電の本気を見るのです!」



~電の勇気が世界を救うと信じて!~
【ご愛読、ありがとうございました!】



電「って、まだ終わりじゃないのです!!」ヽ(*TДT)ノカッテニオワラセナイデホシイノデス!


【なお、敵空母部隊の撃滅には普通に成功したようです】




(※)弾着観測と観測機
戦艦や巡洋艦に積まれた偵察機のもう一つの役目。
長距離戦や夜間戦闘では艦から着弾を確認するのが難しいので、上空に偵察機を飛ばして補佐して貰っていた。
日本海軍には偵察機の他に弾着観測専用の観測機も存在する。
零式水上観測機は戦闘機に襲われてもある程度戦えるなど色々おかしい。

他にも夜戦では吊光弾(敵を照らすための照明弾)を投下したり、水上偵察機の役割は多かった。

まだ終わりじゃありません。
まだ終わりじゃありませんよ?
大事なことなので二度言いました。


鎮守府近海海域はこれで終了です。
巷で人気の某戦艦姉妹をお待ちの皆様、少々お待ちください。
出番まで、あと少しです。

胸が豊満な高雄型姉妹をお待ちの皆様、今暫くお待ちください。
アタゴンも川内さんもこの頃はマジで引けなかったのです。今ではボロボロ出ますが……


このゲーム、物欲センサー強すぎだと思います。いやホント


【ノルマ建造なのです】


電「今日もオール30建造だけなのですか?」

提督「資源がないのは仕方ないだろ……ん、またタブリ(武装セット)か……」

電「次で今日のノルマはおわりなのです」

提督「ほい、オール30……ポチっとな」つ


雷「雷よ!カミナリじゃないわ!」


提督「また電の武装セットか……。おーい電、エサが来たぞー」

電「はーい、なのです」テトテト…

雷「待って!私はカミナリでも電でも無いわ!!?」!Σ( ̄□ ̄;)ガビーン





【誰かと間違えて居ませんか?】


提督「いきなり間違えて悪かったな。スマン……」

雷「キチンと分かって貰えたみたいだし、気にしてないわ、司令官!」

提督「ん~……」

雷「? どうしたの?私の顔に何かついてる?」

提督「いや、雷って、スラバヤ沖海戦での敵兵救助エピソードで主に扱われてる方だよな?」(※)

雷「歴史家が何て言ってるかまでは知らないけど、救助の話は本当よ!」エヘン

提督「性格と言うかキャラ付け的に雷より電の方がメインに見えてくるんだが……、俺の気のせいか?」

雷「どういう意味よ司令官!?」ヽ(#`Д´)ノ

電「あわわ!? い、雷、落ち着くのです!」( ̄□ ̄;)!!




(※)スラバヤ沖の敵兵救助
『雷』の名を(戦後だいぶ過ぎて)有名にしたエピソード。

救助された元英兵のサムエル・フォール卿により日本でも知れ渡ったが、
それ以前から書籍(光人社刊・特型駆逐艦『雷』海戦記ほか)などではサラッと取り上げられている。
(さも当たり前、ような扱いだったので注目度が低かった?)


【旗艦のひみつなのです】


雷「そう言えば電は艦隊旗艦やってるんだっけ?」

電「はい、そうなのです!」エヘン

雷「艦隊旗艦に選ばれると絶対に轟沈しないそうじゃない、アレってどうなってるの?」

電「えっ、話さないとダメ……ですか?」

雷「話すだけならタダじゃない。教えてよ!」

電「えっと、恥ずかしい話なのであまり漏らさないで欲しいのですけど……」

雷「大丈夫、絶対に喋ったりしないわ!」サア、ハヤク!

電「実は、旗艦には作戦前に浮き輪が渡されるのです」

雷「浮き輪? じゃあなに?もしもの時は浮き輪を頼りに帰ってくるの?」

電「そんな感じなのです」コレナノデス つ◎

雷「ふーん、案外貧乏臭いのね。と言うか浮き輪ぐらいなら艦隊全員に配れば良いじゃない」ホントニウキワナノネ…

電「えっと、確か司令官さんの話だと……」



電「その浮き輪、桐で出来た超高級品らしいのです」(※)

雷「あ、うん、凄く納得したわ」




(※)桐材
日本で採れる木材で軽くて耐水性に優れることから箪笥などに用いられる。
その特性から軍艦の不沈対策として『空き部屋に桐材を充填しては?』と実際に提案された事がある。
現実には実行されなかった為、架空戦記でネタになった事も。


【重巡祭り(?)なのです】


【カムラン半島沖にて】

電「司令官さん、妙高さんを見つけたのです!」

妙高「妙高です」ペコリ

雷「司令官、羽黒さんを見つけたわ!」

羽黒「は、羽黒です。よろしくお願いします……」オドオド

提督「流石外海、重巡がゴロゴロ見つかるなー」


足柄「姉さんたちが野良重巡してる海域、って一体……」ヒソヒソ
那智「言うな。それ以上言うんじゃない」ヒソヒソ
翔鶴「戦力的には貴重ですからね。あんまり言ってあげない方が良いかもしれません」ヒソヒソ


雷「司令官!また仲間を見つけたわ!」

提督「おー、凄いな。で、今度は何だ?高雄型辺りか?」

霧島「あー、あー、マイクチェックマイクチェック……。よし。はじめまして、私、霧島です!」

提督&電(重巡通り越して巡洋戦艦来ちゃったーッ!!?)!Σ( ̄□ ̄;)ガビーン!





【知性的?いいえ、武闘派なのです】


雷「戦艦を見つけてしまうなんて、流石私ね!」ポンポン

霧島「あはは……。ミツケラレテシマイマシタ…」

提督「ばっ、止めろ!」

電「雷、今すぐ離れるのです!」ズザザ!

雷「ふぇっ!?」

霧島「提督?」


提督「雷、お前は途中で戦線離脱してる(※)から知らないと思うが、霧島は綾波が半身不随にした米戦艦をタコ殴りにした超武闘派戦艦だぞ?」(※2)

電「そうなのです!見た目に騙されてはダメなのです!」

雷「えっ!?そうなの?」ナニソレ、コワイ


霧島「あの、提督?いくら史実でも本人の前で言わないで貰えません?」(--;)




(※)途中で戦線離脱
『雷』は比叡が沈んだ第一夜戦で大破しており、第二夜戦には『電』だけが参加している。
なお、第一夜戦では『暁』轟沈もしている為、『電』は他の駆逐艦と組んでこの戦いに参加した。


(※2)米戦艦をタコ殴り
第三次ソロモン海戦第二夜戦での出来事。
単独で突撃した『綾波』が護衛の駆逐艦を撃沈破した為、米戦艦は丸裸にされていた。
更に『綾波』を迎撃しようとした米新鋭戦艦『サウスダコタ』は機器の操作ミスから
電源系統に不備を生じ、その隙に『霧島』が横合いから殴りに行く形でタコ殴りにした。


『霧島』が『サウスダコタ』を撃破する前に、もう一隻の米戦艦『ワシントン』が更に乱入。
結局、『霧島』の方が撃沈され、この海戦は日本側の敗北で終わった。


【そして歴史は繰り返す】


長門「おっ、霧島も来たのか」

日向「霧島か……、久しぶりだな」

霧島「お久しぶりです、長門さん、日向さん」ペコリ


霧島「それにしても私より先に二人も戦艦が居るなんて……」

長門「ははは、実際は母港警備の置物扱いだがな」

日向「貧しいのはどうにもならないからな」

霧島「うーん、そうなると私も暫く出番は無い感じなのかしら?」

長門&日向「いや、それは無いんじゃないか?」キッパリ

霧島「えっ?」ダンゲンサレタ?


提督「おーい、霧島ーっ!」チョットコイ

霧島「あら?提督?」ナンデスカ?

長門&日向「……………」


霧島「えっ?私を第一艦隊に、ですか?」

提督「燃費は良い方だし、速力も申し分ないしな。 頼むよ」

霧島「はぁ、分かりました……」


長門&日向(ですよねー……orz)




(※)
実際には長門型はおろか扶桑型の速力ですら、世界的には早い方に分類される。
イタリア海軍?あそこはまぁ、スピード狂だから……。


今日はここまでー

と言う訳で、ウチの初の金剛型は霧島さんでした。
第三次ソロモン海戦の事があったのであのキャラ付けに疑問を感じたのは俺だけでは無い筈。


【快進撃なのです?】


【バシー沖にて】

電「司令官さん、敵艦隊撃滅成功なのです!」

提督「よし、良いぞ!」



足柄「改装完了!今日から私は足柄<改>よ!」

翔鶴「翔鶴<改>、改装完了です」

提督「大変結構!」



提督「<改>になる主力面子も増えてきたし、噂に聞く沖ノ島海域に行ける日も近いか?」

電「頑張るのです!」

霧島「! 提督、敵機襲来です!」

ちゅどーん!
赤城「きゃあああっ!?ユウバクヲフセイデ!?」←【大破】
提督&電「あっ……」



【ほしゅードック】

赤城「一航戦赤城、寝ます!」←【残り13時間】

雷「赤城さーん、ドック開けてよ~」←【中破・30分】


提督「……暫く皆のレベル上げだな」コノザマジャ、コワクテイケナイ…

電「電もその方が良いと思うのです」





【空母がいっぱいなのです】


飛鷹「出雲ま……じゃなくて飛鷹です!」
隼鷹「商船改造空母、隼鷹でーす!」ヒャッハー
祥鳳「軽空母『祥鳳』です」
千代田「水上機母艦『千代田』です!」

電「航空母艦がいっぱいなのです!」

提督「うーん、軽空母か……(チラッ」


翔鶴「♪~~♪~~……」←【小破・お風呂中】
赤城「Zzz…」←【大破・爆睡中】


提督(翔鶴は兎も角、赤城の代わりに誰か育てた方が良いかも知れないな。問題は誰を育てるか、だが……)

雷「見て見て司令官!私やったわよ!」

提督「? どした?」

雷「じゃーん、空母レシピで『加賀』さんを手に入れたわ!」

加賀「どうも」

提督「早速で悪いが第一艦隊に来てくれ!」キリッ!


飛鷹&隼鷹&祥鳳&千代田「来て早々お役御免!?」!Σ( ̄□ ̄;)ガビーン





【一航戦と五航戦なのです】


【第一艦隊詰所】

加賀「提督、五航戦の子が居るなんて話、聞いてないのだけど?」

提督「五航戦の子? ああ、翔鶴か」

加賀「五航戦の子なんかと一緒にしないで」

提督「んな事言われてもな。 翔鶴はウチじゃ古参の空母だし……」

加賀「一緒にしないで」

提督「…………」



雷「加賀さんは翔鶴さんと何かあったの?」ヒソヒソ

電「い、雷!そう言うことはあまり聞かない方が良いのです!?」アワワ…

翔鶴「あ、あはは……(苦笑」



提督「うーん……、よし、翔鶴ー、ちょっとこっち来い」

翔鶴「はい?なんですか?」

提督「コレ付けて」つ【電探】

翔鶴「はい?わ、分かりました……」ゴソゴソ

提督「付けたな? よし翔鶴、お前の所属は何処だ?」

翔鶴「何処って、それは五航……! いえ、一航戦です」(※)

加賀「ッ!!?」

提督「と言う訳だ。ウチに五航戦の子は居ないから安心して艦隊に加わってくれ」

加賀「……はぁ、分かりました。受けさせて頂きます」




(※)翔鶴と一航戦と電探
赤城の時にも説明したが、ミッドウェー以降の繰り上げで翔鶴は五航戦から一航戦になった。
外観上の相違としては、艦橋に電探が付いていれば確実に一航戦時代である。
(他にも機銃が増えている)

加賀撃沈後の話ゆえ、ある意味これ以上ない挑発だが、屁理屈言ってるのはお互い様と言う訳で


【流石にフォローしきれません】


加賀「それにしても赤城さんはどうしたのですか?母艦戦力なら赤城さんでも……」

提督「ああ、赤城なら……」チラッ



【×ほしゅードック ○赤城さんの個室】

赤城「? 何か用事ですか?」パクパクモグモグ



提督「理不尽クリティカルでネカフェ生活ならぬ寝ドック生活してるよ」

加賀「ああ、なんだか凄く納得出来ました」

提督「……アレをなんとかしてくれたら翔鶴の件、考え直しても良いぞ」

加賀「五航戦の子はウチには居ない、それで決着でしたよね?」

赤城「ナンノハナシデスカー?」





【比叡さんなのです】


【建造で比叡さんが来ました】

比叡「気合、入れて、行きます!」

提督「おー、霧島に続けてお次は比叡かー」

霧島「比叡お姉様、お久しぶりです」

比叡「久しぶり~」キャッキャッ



電「これで金剛型は2隻目なのです!」

翔鶴「金剛型のうち、第3戦隊第2小隊が揃った訳ですね」(※)



五十鈴「第3戦隊第2小隊……」
足柄「つまり後の第11戦隊(※)ね……」
那智「第11戦隊と言えばガダルカナルだな」
利根「そうだな。第三次ソロモンだな」


霧島&比叡「第三次ソロモン……?」ビクッ!!?

提督「こらお前ら、第一艦隊から外されて不満なのは分かるが、縁起でもない事を言うんじゃない」シャレニナラン…




(※)第3戦隊第2小隊と第11戦隊
太平洋戦争開戦時、金剛型4姉妹は4隻で第3戦隊を編成していた。
が、貴重な金剛型を4隻纏めて同じ場所で運用するのは勝手が悪いため、
基本的に2隻ずつ二組の戦隊に分かれて行動していた。
組み合わせはたびたび変わり、第2小隊が比叡と霧島だったのは主に真珠湾攻撃の時。

その後、正式に2隻ずつの別の戦隊に分けられ、比叡と霧島は第11戦隊を編成。
死地である第三次ソロモン海戦に参加し、果てたのである。


【さよならなのです】


電「失礼します……」ガチャ…

提督「電か……」

電「司令官さん、話が有るってなんですか?」

提督「うむ……、悪いんだが電、明日から第三艦隊に異動して貰う」

電「第三艦隊……なのですか?」

提督「ああ、川内型が揃ったからな。 五十鈴を旗艦として新設される遠征艦隊だ」

電「つまり、電の旗艦のお仕事はおしまい、なのですね……」シュン…

提督「すまないな……」



提督「戦艦どもが資材をバカ食いするのに物資輸送に行ける高レベル駆逐艦がウチには居ないんだよ!!?」ヽ(*TДT)ノウワーン!

電「分かっているのです! 鎮守府の懐事情はよーく、分かっているのです!」(;>_<;)



五十鈴「予備戦力を育てないからそうなるのよ……」
雷「鼠輸送とかやるのよね?」
響「遠征か、悪くない」
初雪「……やっと地獄(龍田教導隊)から抜けられる」
白雪「資源集め、頑張りましょう」


龍田「あらあら、新人さんは貴方たちなのねぇ~」ウフフフフ…
睦月型's「…………」\(^o^)/ニートセイカツオワタ





【遅すぎたのデース】


提督「と言う訳で、駆逐艦たちに頑張って貰っているので、皆は自己の研鑽に励むように!」

翔鶴&加賀&赤城「はいっ!」
霧島&比叡「了解です!」

提督「で、悪いんだが重巡の皆はローテーションを組んでその間の補佐をお願いする」

足柄「分かったわ」
那智「了解した」
利根「分かったぞ」
羽黒「分かりました」



提督(これでレベル上げの体制は万全だな。 とは言え戦艦2隻じゃちょい火力不足だな。高速の金剛型がもう一隻欲しいところだが……)チラッ

長門&日向「?」

提督(とりあえずあの2隻のレベルを上げる方向で行くか……)




【数日後……】

金剛「英国で生まれた、帰国子女の金剛デース!」ヨロシクオネガイシマース!

提督「おいコラ、来るのが遅いんだよ!」ヽ(#`Д´)ノ

金剛「え?」ナンデオコッテルノデースカ?(・・;)


翔鶴「あはは……」←【レベル40台後半】
霧島&比叡「え、えっと……」←【既に改】
日向「まあ、その、な……」←【既に航空戦艦】
長門&加賀「…………」ナニモイウマイ←【もうすぐ改】
赤城「Zzz…Zzz…」←【安定の爆睡中(レベル18)】




今日はここまでー

沖ノ島攻略に伴いとうとう電が旗艦から外れました。
代わりにキャラの濃い人たちが増えてますが……

それにしても赤城さんの理不尽クリティカルは、あれって仕様なんですかねぇ?

乙乙

大抵の攻撃は避けちゃうからクリる時だけ当たっちゃうんだとか何とか聞いた
電ちゃんは…うん、改にせんとそろそろ第一じゃキツいもんね…

>>137
いえ電<改>にはなってたんですよ。
レベルも30台後半でMVP泥棒筆頭の翔鶴さんを除けば当時2位でしたし。

ただ、少数精鋭の艦むすが戦線と遠征を支え、後は兎に角建造だー!な無計画鎮守府だったので
レベル1や2の艦むすばっかと言う目も当てられない状態だったのです。

で、第三艦隊を組めるようになってみたら遠征に必須の駆逐艦がスッカスカだったと、
結果、第一艦隊から第六駆逐隊娘を引っこ抜く羽目になった訳です。
あー、笑えないw



なお、今現在俺提督は遠征隊から駆逐艦を引っこ抜いて3-2攻略隊と新規遠征隊を慌てて育てて居る模様。
これから始めようって人は決してこの鎮守府を見習ってはいけません。
建造とレベル上げは計画的に


【フラグに要注意】


翔鶴「提督、沖ノ島海域に行くのですか?」

提督「うむ、戦力的には悪くないし、一度行ってみようかと」

加賀「腕試しと言う訳ですか。そうなると無様な姿を曝すわけにはいきませんね」

提督「そう言う訳で皆、今日は頑張ってくれ!」

全員「了解!」



【で……】

翔鶴「提督、敵水雷戦隊、完全撃滅成功です!」

加賀「続いて先行していた索敵攻撃隊から入電、『戦艦を含む敵艦隊を発見。攻撃するも撃破ならず』とのことです」

提督「来たな……。 ここからが本番だ。全艦、陣形を単横陣に! 警戒を密に……」

霧島「発砲炎視認! 敵弾きます!」

提督「バカな!?いくらなんでも早すぎる!?」


ズドン!
加賀「くっ! ……甲板に火の手が……」←【大破】

提督「遠距離砲撃で一撃大破だと!? 沖ノ島の敵戦艦は化け物か!?」

比叡「敵艦隊更に発砲! 敵の第二撃が来ます!」

提督「くっ!撤退だ、撤退! 反転180度、急げ!」

金剛「ちょっと待つネ、提督!」

提督「なんだ、どうした!?」

金剛「単横陣(マルチ隊形)からの反転180度は死亡フラグと相場が決まっているネ! 左120度くらいにした方が良いと思いマース!」(※)

提督「言ってる場合か弩阿呆ぉぉぉっ!!」




(※)反転180度は死亡フラグ

最近リメイクされている某宇宙戦艦アニメネタ。
敵の射線上に居るのにそこから抜けようともしない、失策中の失策。
かませ役の悲哀とも。

余談だが、旧軍ヲタ的に反転と言うと敵前撤退の栗田ターンが有名。
当の本人である栗田提督が黙して語らなかった為、未だに議論になる戦史上の謎である。


【さぁ皆で考えよう】


提督「と、言う訳で今回の惨敗について反省会を行おうと思う」

全員「…………」(´・ω・`)ショボーン

提督「先ずは、そうだな航空支援担当の翔鶴、加賀、何かあるか?」

翔鶴「えっ!? あっ、え、えっと……」

加賀「……全体的に攻撃力が不足していると考えます。空母が居ない艦隊相手に殆ど攻撃が通らないのは致命的かと」

提督「それは俺も気になっていた。二人とも現状での艦載機はどうなってる?」

翔鶴「私は零戦52型、彗星艦爆、天山艦攻の三機種です。 <改>になった時の初期装備ですね」

加賀「私は<改>にはなっていないので、艦攻は97式です。艦爆は開発した彗星ですが……」

提督「97式では不足と見るべきだな。最低でも天山、望むなら流星が欲しいところだ」

翔鶴「打撃力の低い艦爆をやめて、艦攻を多めに積むのはどうでしょうか?」

提督「それをするには艦戦も増強しないとだぞ? 52型ではなく紫電か烈風辺りの新型機が……」


赤城「あの、提督? 一つ宜しいでしょうか?」

提督「ん? なんだ、赤城?」

赤城「流星とか烈風とか、提督たちはなんの話をしてるんです?新手の食べ物か何かですか?」(※)

提督「あー、うん、色々言いたいことはあるが、断じて食い物ではない。それは覚えとけ」




(※)赤城の台詞で「彗星」が話題に挙がらない理由

「彗星」艦爆が空母艦載機として本格運用されたのは昭和19年のマリアナ沖海戦からだが、
ミッドウェー海戦の際、二航戦に試験的に偵察機として配備されていた為だと思われる。(暫定名称は「二式艦上偵察機」)

実際には発艦前に母艦ごと炎上してしまい、このデビュー戦は幻となってしまった。


【続・さぁ皆で考えよう】


提督「次は砲戦部隊だ。思った事を言ってくれ」

霧島「……はい」ノ

提督「よし霧島」

霧島「こちらが単横陣を採っていた事もありますが、敵に丁字をとられた事も原因の一つだと思います」

長門「確かに、あれは痛かった。金剛以外の全艦が41センチ砲を持っていたのに、アレで実質封じられてしまったからな」

提督「丁字不利か……、こればかりは彩雲を作るしかないな……」

赤城「彩雲? 提督、それは新手の食べ……」

提督「赤城、お前は少し黙ってろ」





【続々・さぁ皆で考えよう】


金剛「そう言えば長門サン、二斉射目の砲撃外してましたよネー?」

長門「ギクッ!」

比叡「そう言えば長門さんって、41センチ砲と36センチ砲のフル主砲装備でしたっけ?」

霧島「あー、その装備だと命中率は悲惨な事になりますねぇ……」

金剛「15.5センチ副砲は比叡と霧島しか持ってませんからネー。もっと命中率を上げるべきだと思いマース」

提督「となると15.5センチ副砲もあと最低二つは要る訳だな?」φ(._.)メモメモ



赤城「(『ギクッ』って口で言う人久しぶりに見ましたね……)」ヒソヒソ

加賀「(赤城さん、ここは見て見ぬフリをする場面かと……)」ヒソヒソ

翔鶴(どうしよう……、どっちの話にも全く入れない……)




(※)
主砲オンリーの脳筋装備で命中率に泣いた人は多いと思いたい。


【頑張れ翔鶴さん】


提督「と言う訳で暫く開発は艦載機の開発に重点を置く。翔鶴、頼んだぞ」

翔鶴「どこまでやれるか分かりませんが、頑張ります!」エイッ!


\艦上偵察機『彩雲』 の 開発に成功しました/


提督「おっ!」

翔鶴「提督、私やりました!」

提督「いきなり目当ての一つをゲットとは幸先が良いな。 翔鶴、このペースで次も頼む」

翔鶴「はいっ!」




加賀「で、出来たのがこの彩雲の山、だと?」

翔鶴「スイマセンスイマセンスイマセン……」(;>_<;)ペコペコ

提督「うん、何となくそんな予感はしてたんだ……」ソンナウマイハナシ、アルワケナイヨナー




(※)
レア装備が出たと思ったら、同じ物しか出ないのも多くの人が経験したかと(ry


【金剛さん@頑張りすぎ】


提督「金剛には<改>になってもらって41センチ砲と15.5センチ副砲を手に入れて貰うぞ」

金剛「任せてくだサーイ!提督の為に必ず手に入れてみせマース!」



提督「よし金剛、あの輸送艦を目標に射撃訓練だ!」

金剛「全砲門、ファイヤーっ!!」ドーン!ドーン!ドーン!

\補給艦撃破目標達成!/ペカー



提督「次はあっちの空母がターゲットだ!」

金剛「全砲門、ファイヤーっ!!」ドーン!ドーン!ドーン!

\空母3隻撃沈達成!/ペカー



金剛「これでフィニッシュ? な訳無いデショ!まだまだ行きマース!」

提督「ちょっと待った!今日はここまでだ!」

金剛「えー!なんでデスか? 折角調子が出てきたのニー」ブーブー

提督「行きたいのは俺も同じさ。だが……」アレミロ、アレ

金剛「?」アレ、デスカ?



\タマナシ…/
【弾薬庫】<アパム、タマモッテコイ、アパーム!!


提督「弾が無ければ無意味なんだよ……」

金剛「oh……」




(※)
戦艦のレベル上げで弾切れに悩んだ人も(ry


【遠征隊は今日も平和なのです】


白雪「ボーキサイト輸送任務、終わりました!」

五十鈴「よろしい。 じゃあ次は鼠輸送任務よ」

初雪「えー、また行くの?」ツカレタ、モウヤスミタイ…

五十鈴「あら、鎮守府近海13周ツアーの方が良かったかしら?」

初雪「鼠輸送任務でお願いします」

雷「でも、気持ちは分かるわ。 私もたまには魚雷で敵をパーっと吹っ飛ばしたいもの」

響「補給線で海戦か……。 邪魔になるドラム缶、潜水艦の襲撃、襲い来る反跳爆撃(※)……」

白雪&初雪&雷「ひっ!?」

五十鈴「コラそこ!洒落にならないから止めなさい」

電「あ、あはは……」




(※)反跳爆撃

河原で子供がやってる水切り遊び(石を投げて跳ねさせて遊ぶアレ)の要領で爆弾を落とす攻撃方法。

通常の爆撃より操縦が容易で、尚且つ当たり所によっては魚雷と同等の効果を発揮する為、やられると厄介。
かの有名な木村提督も、この方法で乗艦の「白雪」を撃沈させられている。

なお、響の台詞にある内容は実際の護衛任務や鼠輸送であった悲劇。
現実は非情である。

(脳筋装備じゃ)いかんのか?


【図鑑の謎・龍田の謎】


提督「ふーむ……」

金剛「提督ーっ、なにを見てるんデースか?」

提督「ん? ああ、ウチの所属艦名簿と損傷記録だ」

翔鶴「えっ?そんな記録もあるんですか?」

提督「ああ、ダメコンとか装備の見直しとか、色々重宝するんでな」

金剛「ん? 提督ー、損傷記録の無い子が何人か居マスヨー?」

提督「ああ、一回も出撃してないのが何人か居るからな……」

翔鶴「あら? 提督、龍田さんって既に<改>でしたよね? その割りには損傷記録が無いように見えるのですが……」

金剛「そう言えばどうして龍田は教導隊勤務ばかりで、前線に出ないのデスか?」

提督「ああ、龍田ね……」


提督「アイツが実戦に出ると何故か毎回駆逐艦(訓練生)だけがズタボロになって帰ってくるんでな……」

金剛「オー、それは凄いデース。龍田はミラクルシップなのデスネー」(・∀・)つ∩ヘェーヘェーヘェー

翔鶴「あの、それってまさか……」((((゜д゜;))))

提督「翔鶴、何を考えているのかはよーく分かるが、それ以上言うんじゃない」




(※)
ゲームの仕様上、明らかに偶然。が、疑いたくもなる。
なお、ウチの龍田さんは3-2レベリングにてようやく中破した模様。

投下終了ー
2-4初挑戦は2戦目でボロ負けしました。
ここから長い長い、沖ノ島海域攻略の始まりです。
はい、見事に典型的なドツボです。
俺鎮守府のズタボロっぷりにご期待下さい。

次回あたり、あの新参ホイホイさんの出番かなー。
ところで皆さん、ウチの陽炎型八番艦さん、どこかで見ませんでしたかね?


>>158
当たらなければどうと言うことはないって、赤い人が言ってました!



>>44でちょっと指摘したいが、あれって陸軍がシンガポール、マレーシアとかの英国が占拠してた地域(どこか忘れた。)に侵略して、英通信所を包囲・陥落させた時の話じゃなかったけ?
通信所の書類に書かれた「『YAGI』の文字は一体何の秘密兵器か?それとも特殊作戦の暗号なのか!?」と日本軍が血眼になって情報収集したが、全く解らず終い。
そこで思い切って通信所で捕えた英軍捕虜兵に聞いたら「それはお前のTOUHOKU UNIVERSITYのProfesser、MrYAGIが開発したアンテナだ!」って話だったような・・・。



>>164
>>48でも訂正しましたが、>>44は間違いで、その通りですー

たまーに勘違い解説を平然と書いてるので指摘がありましたら遠慮なくお願いします。


【珍しいモノ】


加賀「それで、本日の予定は?」

提督「沖ノ島入口で哨戒と言う名の雑魚狩りだな」

金剛「えー、また栗田ターンするのデースか? いい加減飽きたのデース!」

提督「<改>になるまで進軍禁止と言っただろ?今は耐える場面だ」アト、クリタターンイウナ

金剛「ぶー! 巡洋艦と駆逐艦は見飽きたのデース!たまには何か珍しいモノが見たいのデース!!」


提督「あのなぁ、俺たちは物見遊山に来た訳じゃないんだぞ?」

金剛「でもでもデモー!」

提督「はぁ……」

那智「司令官、ちょっと……」ツンツン

提督「ん?那智か、どうした?」

那智「いや、実はだな、羽黒が変なものを見つけて来たらしくて……」

提督「変なもの?」テキノセンスイカンカ?
金剛「変なモノ!?」トレジャーデスカ!?

那智「兎に角、一緒に来て見てくれ」

提督「?」
金剛「(・∀・)ワクワク」





【一発だけなら……】


羽黒「と、止まって下さ~い!!」(><;))) ノロノロ…

足柄「コラー!止まりなさーい!!」(`へ´*)ノ

島風「私に追い付けたら止まっても良いよ~!」ムリダトオモウケドー! (・∀・)三三 ビュ-ン!!



提督「…………」

那智「羽黒が見つけたので保護しようとしたのだが、あの通りすばしっこくてな……」

提督「…………金剛」

金剛「なんデスか?提督ぅ~」

提督「あのバカに弾をぶち当てられたら今日はお前の好きな海域でレベリングして良いぞ。 ただし撃つのは一発だけだ。分かったな?」

金剛「任せるネ提督! 私の本気、見せてあげるデース!!」ドドーン!!



島風「オゥッ!?」チュドーン!!

羽黒&足柄「Σ(・ω・`)!?」アッ…



島風「味方相手に撃つなんて提督ひどーい!!」プンプン!

提督「味方? ああ、悪い、さっきのは誤射だ」

島風「誤射ってそんな事ある訳ないでしょ!? ねー、みんなもそう思うよねー?」

金剛「い、一発だけデスからネー……」(;¬_¬)
那智「い、一発か、なら誤射だな」(;¬_¬)
加賀「誤射ね……」( ¬_¬)
足柄「誤射よねー」( ¬_¬)
羽黒「さっきのは誤射じゃ……誤射です。 ……多分」(>.<;)



島風「だったらせめて目線くらい合わせてくれないかな?」





【一人前のれでぃー】


『駆逐艦『暁』を手に入れました!』


暁「暁よ!一人前の“れでぃ”として扱ってよね!」( ̄^ ̄)エヘン

提督「ふむ、“一人前”ねぇ……」ジー

暁「( ̄^ ̄)エヘン」ぺたーん……

提督「…………」ンー…

暁「? 司令官?」(;・_・)ドウカシタノ?

提督「安心しろ暁、世の中にはそのくらいの大きさでも十分需要はあるぞ」(^_^)/ナデナデ…

暁「そ、そっちはこれから一人前になるの!!」アト、アタマヲナデナデシナイデ!!ヽ(*///Д///)ノ





【一航戦の誇り】


提督「くそ~、何度やってもレア以上が『彗星』しか出ない……」

翔鶴「最初に『天山』が出た時には、今日こそやれる!と思ったのですが……」

提督「艦爆の『彗星』は出てるんだからそれが艦攻に逸れれば問題ない筈なんだがなぁ……」

翔鶴「なかなか上手くいきませんねぇ……」ハァ…

提督「よし、ちょっと気分を変えてみよう。 加賀、赤城、開発レシピ回してみろ」

加賀「私たちが、ですか?」

提督「巷じゃ評判なんだろ? 『一航戦はレア機材を引っ張ってくる』、って」

加賀「そんな根も葉もない噂、一体どこから……」

赤城「いつの間にそんな評判が……、分かりました。一航戦の実力、見せてあげます!」

加賀「えっ?」アカギサン?



【で……】

加賀「……やりました」ドヤッ!
【零戦52型】【流星】【零戦52型】【天山】ペカー


赤城「」チーン
【96式】【97式】【99式】【97式】



提督「うん、まあこんなこともあるさ」アカギノホウガ、レベル1ダケヒクイモンナ?ナ?

赤城「テイトク、イッコウセンハカガサンダケデヘンセイシテクダサイ……」ワタシハモウムリデス…





【兵どもの夢の跡】


『金剛が<改>になりました』

金剛「提督ーぅ!約束デースよ! 沖ノ島にレッツゴーデース!」

提督「はいはい、分かった分かった。今日から進撃許可してやる」

金剛「やりましたデース!」

比叡「やっとお姉様と共に戦えるのですね……!」

提督「やれやれ、単純な奴らだなぁ……」ハハハ…

霧島「提督……」

提督「?どうした?」




霧島「残念でしたね。『榛名』、建造出来なくて……」

提督「言うな霧島。それを今言わないでくれ……」


山城's「「「「姉様ドコー!!?」」」」ゴチャ…←【レベリング中に回した戦艦レシピの結果】





【東へ行くのデース】


金剛「早速アタック開始デース! 全艦、ゴーイーストネー!」

提督「おい、ちょっと待て、確認されてるルートは北東だぞ?」

金剛「ノーノー甘いネ提督、スイート過ぎるネ。 私は高速戦艦デスよ? 進むならゴーストレートあるのみデース!」

提督「大丈夫かオイ? 次で栗田ターンとか勘弁だぞ?」

金剛「そんな定番のオチはしないから大丈夫ネー」



【で……】

翔鶴「提督!敵の空母機動部隊です!!」

加賀「最後の最後でしくじったようですね」

提督「金剛の弩阿呆は何処だああぁぁぁぁぁっ!!?」ダイソンガイカクテイジャネーカ!!

霧島「金剛お姉様なら『紅茶が飲みたいネー』とか言いながらまっすぐ帰りました!」





【さまよえる艦むすたち】


【霧島の場合】

翔鶴「もうっ!?なんで私ばっかり!?」

提督「また南東からの敵機動部隊ルートか!?」

霧島「くっ、こんな筈では……!」



【比叡の場合】

比叡「これが今回の成果です!」つ【資源】

長門「」チーン
翔鶴「」チーン
金剛「」デース

提督「うん、資源獲ってターンしても最後に大損害受けちゃ意味ないよな?」



【長門の場合】

提督「最初の分岐点で北西……問題外だな、撤退だ」

長門「そんな!?」ガビーン!?



翔鶴&加賀「提督、私たち、レベル60(40)の大台が見えてきたのですが……」

提督「こんな方向音痴どもに旗艦なんか任せられるか!! 今度から旗艦は空母にする!!」

金剛&霧島&比叡&長門「えーっ!!?」


【なお、北東ルートには空母旗艦でも入れなかった模様】





【その頃の遠征隊なのです】


雷「そう言えば、他所の鎮守府では敵泊地に突入して潜水艦を探すのが流行ってるらしいわ」

響「ふぅん、潜水艦ね」

白雪「ウチの艦隊は行かないのでしょうか?」

電「よく分からないのですけど、暫くは沖ノ島の戦いに専念すると思うのです」

初雪「……根拠は?」

電「鎮守府で潜水艦と戦えるレベルの艦娘が、電と龍田さんくらいしか居ないのです」

駆逐艦娘「あっ……」←【まだ<改>になってない】





今日はここまでー

2-4の真のラスボスは羅針盤
誰がなんと言おうと異論は認めない。


と言う訳で時系列的にはイベント海域が始まりましたが、俺鎮守府は2-4攻略モード一色です。
本当に出なかったんです、北東ルート……

北西にも滅多に行かず、行くのは南東直行からの機動部隊ルートばかり……
ホント、沖ノ島は地獄だぜー!フゥハハハ-



で、そんな最中でドロップしたので正直島風の印象薄いです。
いつの間にか居た、ぐらいのレベルです。
寧ろ暁型ラストでようやく来た暁の方が印象深い。


ところで雪風って実装されてるんですかね?(すっとぼけ


【思い立ったが吉日】


翔鶴「提督、本日一回目の出撃はどちらにしますか?」

提督「…………沖ノ島だ」

翔鶴「えっ?」

提督「沖ノ島に行くぞ! 翔鶴、主力艦隊に召集をかけてくれ」

翔鶴「は、はいっ!」



【数分後、沖ノ島北東ルート最深部手前】

比叡「で、北東ルートを引いたかと思ったらあっという間に最深部、ですか……」

金剛「アッサリ過ぎて拍子抜けデスネー」

提督「お前ら何回空振り突撃かましたと思ってるんだ? レベルだけなら既にオーバーキルだぞ?」

加賀「なんにせよ、ここまで来たらあとはこの先にいる敵を叩くだけ」

長門「だな。 総力を挙げて戦うまでだ」

提督「頼むぞ、お前らならきっとやれると、俺は信じてる!」キリッ




霧島「ところで提督、鎮守府の備蓄燃料が今回の出撃分にも満たない数値だったのは、私の気のせいですか?」

提督「言うな。言うんじゃない!」





【覚悟完了!】


翔鶴「第一次攻撃隊より入電。『敵二番艦及び三番艦に命中を確認、同2隻は大破認定』以上です」

提督「敵艦隊の戦艦は4隻だったよな?」

翔鶴「はい、彩雲隊が発見した敵戦艦は4隻です」

提督「半数を叩いた計算か……」

翔鶴「…………」

提督「翔鶴、各艦に発令、全艦、旗艦翔鶴を先頭に単縦陣に、これより最大戦速(※)で敵艦隊に突撃する!」

翔鶴「了解、陣形及び最大戦速、発令します」



提督「…………悪いな、もしかすると第二次攻撃隊は出せないかもしれない」

翔鶴「良いんですよ提督、最初から覚悟は出来てます。それに……」

提督「?」

翔鶴「私って、根っからの『被害担当艦』ですから……」ニコッ

提督「…………バカ野郎、洒落になってないぞ」

翔鶴「あら、滑っちゃいましたか?」

提督「慣れん事言うからそうなるんだ。 “次は”上手いこと言えよ、翔鶴」

翔鶴「了解です。提督」




(※)最大戦速
その艦で出せる最大速力の事。
艦隊で発令する場合は一番遅い艦に合わせる。
(今回の組み合わせだと長門の25ノット)


【いつものクセ】


長門「見えたぞ!敵艦隊だ!」

金剛「やっとお目見えデスか、待ちくたびれたのデース」

翔鶴「旗艦より各艦へ、『主砲砲戦目標敵戦艦、確実に敵をしとめよ』です!」


霧島(確実に、ね……。 艦攻隊が雷撃を加えたのは敵の二番艦と三番艦……)

比叡(つまり、狙い目は……)


霧島&比叡「敵の旗艦のすぐ後ろ2隻!!」キリッ!



長門「全砲門、撃てぇーっ!!」ドーン!!
\駆逐艦撃沈!/ギャー

金剛「撃ちます、ファイヤー!」
\駆逐艦撃沈!/ギャー



霧島「な・に・を!やってるんですか?そこの二人はああぁぁぁぁぁっ!!」ヽ(#`Д´)ノビキビキ

長門&金剛「あ、いや、その……ゴメンナサイ」(-_-;)イツモノクセガツイ…





【宴のはじまり】


霧島「兎に角、邪魔な雑魚は倒しました。後は艦攻隊が手傷を負わせた戦艦2隻を沈めればこちらの優勢勝ち……」

加賀「敵一番艦に発砲炎。 来るわよ」

長門「遂に来たか!?」

金剛「狙いは!?敵の狙いは何処ネー!?」

比叡「この方角は……翔鶴? お姉様、狙われたのは旗艦『翔鶴』です!」

長門&霧島「なっ!?」
金剛「提督ーッ!!」


ドカーン!!


比叡「旗艦翔鶴に直撃弾!少なくとも中破以上!」


全員「!!?」

加賀「翔鶴……!」ギリッ…





【空母終了のお知らせ】


提督「やれやれ、まさか本当に翔鶴が第二次攻撃隊を出せなくなるとはな……。 翔鶴、被害は?」

翔鶴「甘めに見ても大破判定は免れませんね。 被弾と同時に火薬庫に注水したので、機関系統に被害はありませんが……」

提督「船としては生きてても、空母としては死んだも同然、か……」

翔鶴「さっきも言いましたが、砲戦距離に入った時点で覚悟は出来てました。主力である霧島さんたちを守れたなら本望です」


ドカーン!!
<クッ、カンパンニヒノテガ…
<カガ、シッカリスルネー!!


提督「今度は加賀か……、翔鶴どころか完全に第二次攻撃隊終了のお知らせじゃないか……」

翔鶴「ですが、戦艦部隊は無傷です」

提督「まったく、空母を旗艦にしたのは俺だが、空母に盾になれとは言ってないぞ、馬鹿者が……」ヤレヤレ





【反撃のお時間です】


比叡「行くよ、霧島!」

霧島「ええ、いつでも行けますよ、比叡お姉様!」

比叡「翔鶴と加賀の仇!」

霧島「キッチリ返させて貰います!」


比叡&霧島「主砲目標敵二番(三番)艦! 撃てぇーっ!!」ドドーン!!


ドカーン!!
\敵二番艦撃沈!/
ドカーン!!
\敵三番艦撃沈!/


長門「これで残りは2隻だ!このまま押し切るぞ!」

金剛&比叡&霧島「了解(ネー)!!」



金剛「まずは私から行くネー! 全砲門、ファイヤー!!」
長門「全主砲、斉射。……てぇーい!」
比叡「撃ちます、当たって!」
霧島「主砲、敵を追尾して……、撃てぇーっ!」




加賀「……敵四番艦撃沈、敵一番艦は中破し後退しています。 現状は優勢勝ち、と言った所かと……」

翔鶴「提督、追撃しますか?」

提督「敵の旗艦は丸裸にされて逃げ出したんだろう? なら、もう十分だ」

加賀「それでは?」

提督「ああ、全艦に集合するよう下令。 帰るぞ、俺たちの鎮守府に……」

翔鶴「はい、了解です」





【大井提督が助走つけて殴るレベル】


金剛「提督ーぅ、装備を治すための鋼材が足りないネー!」

比叡「と言うか空いてるドックがありませーん!」

長門「私に補給する弾薬が足りないのだが……」

霧島「言わなくても分かっていらっしゃると思いますが、燃料も足りません」

加賀「……提督、艦載機を補充したらボーキサイトが底をつきました」


提督「あー、はいはい、分かったからもう少し待てー! 翔鶴ー!米帝からの資材輸入はまだかー!?」

翔鶴「あ、あの……それが……」

提督「?」

翔鶴「現在、鎮守府全域に猫空襲(通信エラー)が多発していて、資材輸入の手配が出来ません……」スイマセン

提督「…………」\(^o^)/オワタ



艦娘たち「「「資材マダー!!?」」」




(※)大井提督
海軍大佐で海上護衛総司令部参謀を務めた大井篤提督の事。
沖縄戦での『大和』特攻の際、輸送船護衛に使う燃料まで持っていかれてしまいぶちギレ。

戦後、この辺の話を纏めた『海上護衛戦』と言う本を出している事もあり、日本では護衛戦の重鎮的な評価をされている。

が、日米では評価が正反対で、詳しくは割愛するが、戦争の難しさを物語っている。
気になった方は調べてみると良いかと。


【ただいまなのです】


電「今までお世話になりましたなのです」ペコリ

五十鈴「何言ってるのよ。世話になったのは寧ろこっちの方じゃない」レベルテキナイミデ

雷「後は任せるけど、本当に大丈夫?」

暁「だ、大丈夫に決まってるじゃない!」←【実質初任務】

叢雲「大丈夫よ、初雪たちとは以前組んでたし……、それより、自分の心配をしなさいよ」

電&雷「え?」



【第一艦隊控え室】

翔鶴「あっ、電さん!それに雷さんも、お久しぶりです」

電「翔鶴さん!お久しぶりなので……す……?」

翔鶴「?」←【レベル60】

電「」


霧島「あっ、そう言えば今日から第一艦隊復帰でしたね」←【レベル45】
加賀「資源集め、お疲れ様」←【レベル40】
比叡「また宜しくお願いしますね!」←【同上】
金剛「二人とも久しぶりデスネー、また宜しくお願いするネー」←【レベル35】


電「あ……あ……」←【レベル38】
雷「えっと、その……」←【レベル18】



電&雷「短い間でしたがお世話になりました(なのです)!!」

全員「!!!?」




(※)
レベルは近似値です。
もっと早く確定ルート引けてたらなぁ……。


【駆逐艦のお仕事なのです】


提督「レベル差でお役御免とかないから、二人とも落ち着け」アハハハ

電「で、でも……!」

提督「次の敵はな、いくらレベルが高くてもコイツらじゃどうにもならないんだよ」

雷「! それって、もしかして……」

提督「ああ、我が鎮守府も流行りの潜水艦掘りに繰り出そうと思う。対潜攻撃は任せたぞ」

電「司令官さん……!」パァアア…



提督「ま、その前にレベリングと資源集めなんだけどな」


【燃料庫】【ボーキサイト】<ヤバイヨヤバイヨ!!


電「連続バシー沖&オリョール海ツアーですね。分かりますなのです」





【新人さんなのです】


提督「と言う訳でもう一人第一艦隊チームに加えるぞ、入れ」

由良「長良型軽巡『由良』です。宜しくお願いします」

電「由良さん、ですか?」

提督「うむ、由良は対潜に長けてるんでな、まずは雷と由良に<改>になって貰う」

雷「対潜って、五十鈴さんや龍田教官じゃダメなの?」

提督「五十鈴と龍田以外に遠征隊の旗艦やれる軽巡が居ないんだよ……」ジンツウヲミナライニツケテハイルガ…

雷「ああ、例によって例のごとく遠征要員足りてないのね……」ナットクシタワ…





スレの皆さんの沖ノ島突破レベルが低すぎて>>1のストレスがマッハ(挨拶

と言う訳で今日はここまでー

羅針盤にさえ勝てれば何とか勝てました。
(艦これスレに貼ったらレベルだけならオーバーキル言われました)
まあ翔鶴さんと加賀さんはフルボッコくらったんですがネー。

思い返してみても翔鶴さんは見事な被害担当艦っぷりでした。
第一ターンのフラ戦の砲撃を引き受けてくれなかったらどうなっていた事か……
因みに第二ターンでは第一ターンで中破していた加賀さんが狙われました。
フラ戦が空母好きの可能性が微レ存?



次回からイベント海域戦です。
電たちも復帰し、由良を加え、更には待望のあの子までくる予定です。
それではまた次回。



【最前線なのです】


提督「今日はキス島海域で哨戒任務を行う」

雷「キス島?」

由良「確か北方の最前線基地で、敵に包囲されている島、でしたよね?」

提督「うむ、そのキス島だ」

雷「敵に包囲されている島!?」

電「大変なのです!助けに行かないと……」アワワ…

提督「あー、それがな……」


提督「キス島周辺は暗礁が多くてな、敵も味方も近寄ることすら出来ない島なんだ」

電&雷「なんでそんな島に基地を作ったの!?」ガビーン




(※)
暗礁云々は当SS内の独自設定です。
ゲーム本編の設定とは関係ありません。


【久々の出撃なのです】


提督「と言う訳で、島自体は包囲されているが今のところは安心して良いぞ」

電「それは安心とは言わないと思うのです」

提督「その通りだと思うが、敵に圧力を掛けつつ、救出の策を練る事ぐらいしか出来ないのも事実だ。分かってくれ」

雷「……納得出来ないけど、ムリヤリ納得しておくわ」

由良「ところで提督さん、そんな最前線に私みたいな素人を連れてきちゃって大丈夫なの?」

提督「ああ、その点は問題ない。 さっきも言った通りキス島周辺は暗礁が多くてな……」



提督「出てくる敵も大型の割合が物凄く低いんだ」

雷「ひゃっはー!見て見てカモよ!カモがいっぱい居るわ!」アハハハ!
\駆逐艦撃沈!/ギャー!

電「みなぎってきたのです!」ナノデス!
\雷巡撃沈!/ギャー!


由良「なにこの子たちこわい」

提督「おー、おー、また派手にやってるなー」

翔鶴「色々溜まってた感じですね……」(-_-;)

提督「仮にも旗艦してたのが結構な期間、遠征任務オンリーだったからな」ワカランデモナイ





【探し物はこれですか?】


提督「で、終わってみれば見事に完封勝ち、と……」

翔鶴「艦隊に集結を発令しますね。 あら?そう言えば由良さんは?」

雷「あれ?」

電「戦闘が終わった時にはちゃんと居ましたよ?」


由良「提督さーん!」オーイ!


提督「ん?なんだ居るじゃないか……。 どうした由良ー、何かあったかー?」

由良「えっと、すぐそこで新しい仲間を見つけたんだけど……」

提督「おっ、仲間か!でかしたぞ、お手柄じゃない……か……!?」


榛名「はじめまして、榛名と申します」ペコリ

由良「見て見て、戦艦見つけちゃった!」ドヤァ


翔鶴「これは……」

提督「…………」

由良「あれ……?」テイトクサン?

榛名「あの……えっと……、もしかして私、来て早々何か粗相を……」

翔鶴「いえ、そうじゃないんですけど……」チラッ

提督「うん、ただちょーっと遅かったなぁ、って……、アノレシピトノタタカイッテ、イッタイ……」チーン

電「はわわ!司令官さんしっかりするのです!」





【おせおせ翔鶴さん】


提督「と言う訳で金剛型四姉妹も無事揃った訳だが……、次はどのレシピを回そうか……」

翔鶴「提督、空母レシピを回しましょう」ズイッ!

提督「ん?いきなりどうした翔鶴?」

翔鶴「空母レシピを回しましょう」ズイズイッ!

提督「いや、だからどうしたと……」

翔鶴「空・母・レ・シ・ピ!」ズイズイカク!

提督「あっ、はい……」ドウゾ





【いけいけ翔鶴さん】


翔鶴「今まで集めてきた情報を纏めると、このレシピを使えば……」つ【300/30/999/400】

翔鶴「待っててね瑞鶴、すぐに引き当ててみせるから!」グッ!


翔鶴「………………」
<ヒャッハー!

翔鶴「…………」
<イズモマ…ジャナクテ…

翔鶴「……」
<ドクトクナシルエットデショー

翔鶴「」
<ナカチャンダヨー



提督「翔鶴!もう良い、もう良いから休むんだ!」

翔鶴「止めないで下さい提督!一生のお願いです!」(つTдT)つズイカクー

提督「却下だ却下! お前の入渠に使う資材まで使おうとするとか認められるか!」





【翔鶴さんは限界なのです】


提督「それで?皆から見て翔鶴は大丈夫そうなのか?」

電「呼び止めようとしてスカートを掴んじゃったのですけど、妹さんと間違えられたのです」

五十鈴「遠征から帰ってきたら「お帰りなさい瑞鶴」って言われたわ……」ツインテールノセイカシラ?

榛名「先日は誰も居ない更衣室で“瑞鶴さん”と服装の相談をしていました」

由良「この間の執務室清掃の時も何度か虚空に向かって話し掛けてたような……」

雷「大丈夫……、では無さそうね……」

金剛「提督ー、こうなったら『瑞鶴』を引き当てるしかないネー」

提督「そうは言っても、こればっかりはなぁ……」

電「…………」





【一肌脱ぐのです!】


電「司令官さん、一度電が空母レシピをやってみるのです!」

提督「電が?」

雷「大丈夫なの? 翔鶴さんが何回引いてもダメだったのよ?」

電「やる前から諦めたら絶対出ないのです!」

五十鈴「良いんじゃない?この子、何気にくじ運あるし……」

由良「えっ?そうなの?」

提督「確かに、翔鶴と長門を引き当てたのは紛れもない事実だ。 ……よし電、やってみろ!」

電「はいなのです!」【300/30/999/400】ナノデス!



『残り6時間』パッ



全員「!!!」





【(久々に)電の本気を見るのです!】


電「はわわ!6時間なのです!?」

雷「えっ?6時間って……、えっ!?」

五十鈴「間違いなく翔鶴型のタイムテーブルね……」ドンダケモッテルノヨ、コノコ…

金剛「凄いネー!本当に一回で引き当てたのデース!」

由良「ちょっと翔鶴さん呼んでくるね!」

榛名「待って下さい、まだ翔鶴さんの装備セットの可能性もあります」

全員「あ……」


提督「…………由良、翔鶴呼んでこい」

由良「えっ……」

提督「良いから」

由良「分かりました」タタタ…


榛名「良かったんですか?」

提督「どっちにせよ最終的には翔鶴も知るんだ。それに……」

金剛「?」

提督「あれだけ待ち焦がれてたんだ。最初に会わせてやりたいのが心情ってもんだろう?」

榛名「…………そう、ですね。榛名もそう思います」





【続・(久々に)電の本気を見るのです!】


翔鶴「アラアラ、ズイカクッタラ……」ぽけー

金剛「完全に心ここに有らずデスネー」

由良「お風呂場でボーッとしてたからバケツぶっ掛けてみたんだけど……」ダメダッタミタイ…

提督「……電、高速建造バーナーだ」

電「はいなのです!」ポチットナ、ナノデス!


<ファイヤー!『残り6時間』ゴォォォ!!

全員「…………」ゴクリ…


<ファイヤー!『残り3時間』ゴォォォ!!

翔鶴「スゴイホノオネー……」


<ファイヤー!『残り0分』チーン

電「…………」(>人<)カミサマオネガイシマスナノデス!



??「翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です。 って、あれ?翔鶴姉じゃん!」

翔鶴「瑞……鶴……?」





【イイハナシダナー】


翔鶴「瑞鶴……、瑞鶴ー!」ダキッ

瑞鶴「きゃっ!?ど、どうしたの翔鶴姉?」

翔鶴「ああ、本当に瑞鶴なのね。夢じゃないんですね……」ギュー


金剛「oh、見事な再会劇だったのデース」
由良「由良、ちょっと貰い泣きしそう……」
榛名「榛名、感激しちゃいました」
五十鈴「おめでとう、祝福するわ」パチパチパチ…
電「翔鶴さんが無事再会出来て良かったのです」ホッ…
雷「これで丸く収まったわね」ウンウン…


瑞鶴「ちょ、ちょっと!皆見てる!皆見てるから!」アワワ…

提督「あっ、俺ら今回は単なる背景なんで」ニコニコ

電「気にしないで下さいなのです」ニコニコ

瑞鶴「こんな状況じゃ気にするに決まってるじゃないッ!!」ヽ(*///Д///)ノバカー!





【レベルを上げて経験で避ける】


提督「本日からレベル上げに榛名と瑞鶴も加わる事になったぞ」

榛名「宜しくお願い致します」
瑞鶴「よろしくお願いするわね!」

電&雷「はーい、こちらこそ(なのです)!」

提督「と言う訳で翔鶴、レベル上げ中のエスコートを頼む」

翔鶴「はいっ!分かりました!」



【対空戦闘中】

雷「司令官、そっちに敵の爆撃隊が行ったわ!」

提督「全艦回避運動!」

翔鶴「了解です!」ヒョイ!←【回避】

瑞鶴「空母瑞鶴、了か……きゃあっ!?」ズドン!←【小破】

榛名「瑞鶴さん!?」



【砲雷撃戦中】

ドーン!ドーン!ドーン!

電「司令官さん、撃ってきたのです!」

提督「警報発令!全艦回避っ!」

翔鶴「取り舵いっぱい!」ヒョイ←【回避】

瑞鶴「面舵いっ……きゃあああっ!?」チュドーン!←【大破】

由良「うわ……もろ直撃……」イタソー…



【戦闘終了後】

翔鶴「瑞鶴、大丈夫?」

瑞鶴「…………じゃない」

翔鶴「えっ?」

瑞鶴「被害担当どころか、逆にひょいひょい避けまくるなんて、私の知ってる翔鶴姉じゃない!」。・゜゜(ノДT)ノワーン

翔鶴「ええっ!?」Σ( ̄ロ ̄lll)ガビーン



由良「さりげなく酷い事を言ってる気がするのは由良の気のせいかな?」

提督「同意するがあまり言ってやるな……」ワルイノハシジツナンダ…

電「複雑な事情、なのですね……」





探すのをやめた時、見つかる事もよくある話で(白目)

と言う訳で沖ノ島突破直後に榛名さん&瑞鶴さんが来ました。
榛名さんは出る、って言われてましたので、「やったー」程度だったのですが、瑞鶴さんの時は目を疑いましたね。

沖ノ島攻略中、居もしない妹に話し掛ける翔鶴さんを見るのが痛ましく、空母レシピを何度か回していました。
が、何度回しても全滅していたのが、電を旗艦に戻してレシピ入れたら一発でしたからね。
建造6時間の表示を見ても

「ああ、また翔鶴さんですね、分かります」

とか考えてた位ですから。
電ちゃんマジ五航戦キラー。
間違いなく電ちゃんは我が鎮守府に舞い降りた女神。異論は認めない。



二航戦?さて、知らない子ですね?(吐血


【いざ出撃!なのです】


提督「由良のレベルも上がってきたので早速潜水艦掘りに行くことにしよう」

電&雷「はーい(なのです)!」

提督「先日榛名が来たことで第四艦隊が組める様になった。そこで今回は主力艦隊を二つに分けようと思う」

翔鶴「二手に、ですか?」

提督「当該海域は敵の泊地ゆえ一度で落とせる海域では無いからな。ローテーションを組んで効率よく攻める」


提督「第一艦隊は『電』を旗艦に『翔鶴』『飛鷹』『金剛』『霧島』『由良』の六隻だ」

電「了解なのです!」

提督「第四艦隊の旗艦は『雷』だ。 それに『加賀』『隼鷹』『比叡』『長門』『五十鈴』を付ける」

雷「分かったわ、司令官!」

提督「『瑞鶴』『赤城』『榛名』『日向』は補充要因だ。損傷艦が出たら交代で出て貰う」

赤城「何時でも出られるよう備えますね」モグモグ

提督「まああまり手間を掛けないようにはするけどな。作戦は以上だ。各員の健闘を祈る!」

全員「了解ッ!」





【世の中そんなに甘くない、なのです】


【攻略一回目:第一艦隊】

提督「ふむ、どうやら潜水艦の出ないルートを引いたようだな」

電「このままなら皆さん無傷で行けそうなのです」

提督「ハハハ、それが出来れば苦労は無いなぁ」

翔鶴「提督、偵察機が新たな敵艦隊を発見しました。敵艦隊は戦艦を含む水上打撃部隊です!」

提督「お出ましか、全艦単縦陣!砲雷撃戦用意!」

霧島「やっと私たちの出番ですね、金剛お姉様」

金剛「待ちくたびれたのネー。ここは私たちに任せて下サーイ!」

提督「任せたぞ、二人と……」

飛鷹「敵戦艦発砲!目標は……って、私!?きゃあっ!?」ズドーン!←【中破】

提督&電&金剛&霧島「あっ……」





【苦汁の決断なのです】


提督「……で?第四艦隊の方の首尾は?」

雷「えっと、敵主力の手前までは行ったんだけど……」

提督「手前の戦艦にやられた?」

雷「……一回目は隼鷹さんが大破して、二回目は五十鈴さんと隼鷹さんが……」

提督「二人が中破ね……。この被害なら撤退もやむを得ないか……」

雷「ホッ…」

提督「それで?第四艦隊は敵の潜水艦とも交戦したようだが、軽空母による対潜爆撃はどうだったんだ?」

雷「えっと、命中率は半々、ってところだった気がするわ」

提督「潜水艦に対する手数は多い方が良いと判断しての軽空母投入だったが、逆に打撃力不足になったか……」

電「…………」

提督「……仕方ない、『隼鷹』『飛鷹』を抜いて『瑞鶴』と『赤城』を投入する。 電たちには悪いがペアの軽巡と二人で敵の潜水艦に対処してくれ」

電「分かりましたなのです」
雷「分かったわ」


電「し、失礼しましたなのです」パタン…



提督「………………」

提督「…………」

提督「……なかなかどうして、上手くいかないもんだなぁ」ハァ…





【どうしても気になるのデース】


【攻略XX回目:第一艦隊】

瑞鶴「ここの敵は潜水艦だけみたいね」

金剛「ウーン……」

提督「ん?どうした金剛?唸り声なんか上げて……」

翔鶴「何処か調子でも悪いんですか?」

金剛「イエ、そう言う訳デハないんデスが……」チラッ


由良「狙って……、てー!」


金剛「あの掛け声(?)を聞いているとナゼか力が抜ける気がするのデス……」

提督「言いたい事は良く分かるが、由良には絶対言うなよ?」アレモコセイダ…





【決着をつけるのです!】


翔鶴「敵水上部隊撃滅! 残すは敵旗艦の潜水艦だけです!」

提督「なんだかんだと言いつつあと一息のところまで追い込めたか!」

金剛「HEY電! 後は任せたのデース!」

電「電の本気を見るのです!」

由良「よーく狙って……てー!」


ズドーン!
\敵潜水艦撃沈!/ギャー!

瑞鶴「やった!撃沈よ!」

霧島「やりましたね!提督!」

提督「よーし、これで更に次の海域に……」



しーん……


翔鶴「…………あら?」
金剛「…………アレー?」
霧島「…………ん?」
瑞鶴「…………へ?」


由良「出来……ない?」

電「……出来ないのです」

提督「ま、まさか……」チラッ



『耐久ゲージ』
●□□□□□□□□□<モウイッカイアソベルドン!



全員「もう嫌ッ!!」





【最後の敵、なのです】


金剛「こうなったら自棄ネ!もう一回付き合ってあげるのデース!」

瑞鶴「そうよ!あと一回倒せば終わりなんでしょ?やってやるわ!」

金剛「私たちの期待を裏切ったツケは大きいのデース!!」


提督「ばっ……、お前らちょっと待て!」

電「あわわわ!金剛さんに瑞鶴さんも落ち着くのです!」

翔鶴「電さんの言う通りですよ瑞鶴! 今はちょっと待ちなさい!」

瑞鶴「なんで止めるのよ翔鶴姉!」

金剛「そうデスよ提督!今の私たちは誰にも止められないネー!」レッツ・ゴーネー!

提督「だからお前らちょっと待っ……」




【通信エラーが発生しました】





【潜水艦の代償】


【第一海域をクリアしました】

電「これが潜水艦なのです?」

提督「うむ、どうやらそうらしい」

伊168「イムヤよ、宜しくね! ところで一つ聞きたいんだけど……」チラッ


雷「…………」ジー
翔鶴「…………」ジー
瑞鶴「…………」ジー
金剛「…………」ジー
加賀「…………」ジー
由良「…………」ジー
赤城「…………」モグモグ


伊168「潜水艦ってそんなに珍しいの?」

提督「いや、そう言う事は決して無いんだが……」アハハ…



【燃料庫/弾薬庫/ボーキサイト】<すっからかん!


全員「(恨みがましい視線)」ジー

伊168「?」

提督(知らぬが仏だな。この場合……)





第一海域攻略の為に休日丸一日と資源を溶かしたのは私です(挨拶
第二海域以降みたいに回復する訳でも無いのにバカやってますネー(白目

ほぼ対潜要員の艦隊で第一海域突入した人とか一体何処の異次元人ですか?
間違いなくレベル不足のせいでしょうけど……


と言う訳で次回は第二海域には直ぐに行かずにレベルアップ回です。(別名クエスト回りとも言う)
完全にグタグタプレイの様相を呈してますが、お付き合い頂ければ幸いです。
それでは~


【駆逐艦集合なのです】


電「司令官さん、突然駆逐艦だけ集合って、何かあったんですか?」

提督「うむ、北方戦域のキス島から救援要請が来ているのは電たちにも言ったよな?」

雷「暗礁が多くて近寄れない、って島でしょ?聞いたわ」

提督「そのキス島なんだが、喫水の浅い駆逐艦なら行ける見通しが立った」

全員「!!?」

電「そ、それじゃあ……」

提督「ああ、キス島救援の為の駆逐艦部隊編成の任務が来た。 今日はその面子を決めようと思う」

駆逐艦娘「!」

電「…………」ゴクリ…





【選抜なのです】


提督「と言う訳で勝手にだが俺の方で編成を決めさせて貰った。今から呼ばれた者は前に出ろ。 まず電~」

電「は、はいなのです!」(>_<)オドオド

提督「雷~」

雷「はーい司令官!」(^o^)ノヤッタワ!

提督「続いて響~」

響「……ん」(・_・)



島風(まあここまでは順当ね。 三人ともレベル高いし……)

島風(暁型で三人まで来たから多分『暁』も当確ね……)


提督「四番目、暁~」

暁「と、当然よ!」( ̄^ ̄;)ヨカッタ…


島風(ほ~らね? これで残りは二枠)

島風(ウチの鎮守府に『雪風』は居ないし、島風の当選は確定的ね!だって速いもん!)


提督「よーし、五人目と六人目一気に行くぞー」

島風(きたきたきたー!!)ワクワクテカテカ


提督「五月雨と夕立~」

五月雨「はい!お任せ下さい!」

夕立「えっ?私、呼ばれたっぽい?」


島風「エエェェェェェェ( ̄□ ̄;)ェェェェェェ!!?」ガビーン!





【意義あり!】


島風「なんで!?どーして島風が呼ばれないの!?」

提督「いや、なんでって言われてもな……」

島風「北方だよ!?速いんだよ!?高性能なんだよ!?島風を入れない理由が無いでしょ!?」

提督「いや、速いって言ってもな……」



提督「歩調を合わせての艦隊運動とか苦手だろ?お前……」

島風「ガーン!」Σ( ̄ロ ̄lll)ソウダッタ…



提督「電たちは近代化改修で白露型と大差ない速力(※)だし、暗礁地帯の艦隊運動に過大な速力は要らないしな……」

島風「」

提督「と言う訳でお前は暁たちが抜けた後の遠征隊を頼む」マカセタゾ

島風「」


提督「あ、そうそう、資源確保の為第四艦隊も遠征任務に回すからその面子も発表するぞー」



島風「………………」

島風「…………」

島風「……島風、悔しくなんかないもん」クスン…




(※)近代化改修で大差ない速力
ゲームなどだと特型駆逐艦の速力は38ノットだが、これは新造時のもので、
友鶴事件や第四艦隊事件を受けての船体補強改修や戦時改修で重量が増えた為最終的に34~35ノットにまで低下している。

赤城や加賀の搭載機数など、カタログスペック=ゲームスペックとなる戦略ゲームの欠点とも言える現象。


【同じ特型なんだけど……】


提督「暁と響の代わりに綾波と敷波、新設の第四艦隊は島風と朝潮型の四人に任せる」

駆逐艦娘「はーい、了解でーす!」



朝潮「やっと私たちの出番ね!」

荒潮「うふふふ、腕が鳴るわねぇ~」

満潮「ようやく回ってきた出番が遠征隊って、どー言う判断してんのよ……」

大潮「まあまあ、お仕事が無いよりマシでしょ?」

満潮「それはそうだけど……」

朝潮「とりあえず皆と一緒で良かったわ」

荒潮「そうねぇ~。 それに比べてあっちは……」チラッ



綾波「綾波です。宜しくお願いします」
敷波「敷波だよ~!宜しくね~」
初雪「ん……よろしく」
白雪「宜しくお願いしますね」

叢雲「新人だからって容赦はしないわよ?」



荒潮「一人だけ凄く浮いてる気がするわ~」

五十鈴「ほらそこ!そう言う事はあまり言わないの!」←【第四遠征艦隊旗艦】





【最近の流行り】


提督「と言う訳でまずは演習で腕を磨いて貰う。金剛、引率は任せたぞ」

金剛「allright提督ー、私に任せるネー!」

五月雨「演習って、私たちレベルも全然なんですけど大丈夫なんですか?」

提督「ん?ああ、勝率なら問題ないぞ」



暁「えいっ!」つミ【爆雷】

響「やるさ」つミ【爆雷】

伊168「ヤバッ!急速潜航!」

伊58「でち!」



提督「ここ数日、演習と言えば潜水艦ばっかだからな」

五月雨「あー……」

夕立「なんか地味っぽ~い」





【世界のビック7(?)】


提督「勝率を稼いだところでお次はガチ演習だ」

長門「新人教育か……。 よし、私がこの子たちの分まで一働きしようではないか!」エヘン!

五月雨「うわー、助かりますー」キャッキャ!

提督&電「…………」



~昼戦~

翔鶴「皆さん、先制空母成功です!」

長門「よし、この長門に続けぇッ!!」ドドーン!

駆逐艦「ドコネラッテルノー?」【回避】

長門「あれ?」



~夜戦~

翔鶴「ごめんなさい、戦艦と空母が一隻ずつ残りました!」

雷「任せて!」
電「任せるのです!」


電&雷「魚雷発射ッ!!」バシューッ!


ドカーン!チュドーン!
<ヤラレター!



五月雨「うわー、凄いです二人とも!」

夕立「流石に場数踏んでる人は違うっぽーい」



長門「」ズーン…←【昼戦で大破】

提督「うん、まあそう言う事もあるさ」アト、ツギカラセンカンネラッテネ?





【ウィークリー任務なのです】


【敵泊地第一海域】

由良「提督さん、潜水艦の掃討、終わったよ」

提督「よし、このままボスの潜水艦も倒しに行ってしまおう」

翔鶴「了解です。 全艦、進撃!」

電「司令官さん、潜水艦掘りは終わったのにどうしてまた来たんですか?」

提督「ん、ああ、実はな……」



提督「潜水艦多数の掃討任務が下りてきたんで確実に数を稼げるここで稼ごうかと……」

電「新海域(第二海域&ステージ4)で稼ぐ、って選択肢はなかったんですか?」





【慢心、ダメ絶対なのです】


提督「電にそう言われちゃ仕方ない、第二海域行ってみるか」

雷「もう、司令官は心配性ねー。何もないからもうちょっとシャキッとしてよ!」

金剛「そうデスよ提督ー。大丈夫デスって、私に全て任せるネー!」

提督「そうは言うがな、実際には簡単な事じゃ……」

瑞鶴「攻撃隊帰還、敵の砲撃が来るわよ!」

金剛「大丈夫大丈夫、私だってレベルが上がってるんデスからこれくら(ちゅどーん!」←【大破】

霧島「金剛お姉様!?」

金剛「」チーン

提督「誰が心配性だって?」

雷「ああ、うん、ごめんなさい……」





なお、暫く第二海域は進軍禁止になった模様。


全キャラ最低一艦保持政策の為に予備の響が居なくて白目のバカ提督は私です。
綾波&夕立と、ペア運用するための敷波磯波五月雨を全力育成してた俺提督涙目。
まあ駆逐艦で一番レベルが高い電がレベル69だった時点でどうにもならんのですが(顔面蒼白




アンソロの翔鶴姉が不幸カワイイですねー。
相変わらずウチの翔鶴姉は妹よりヒョイヒョイ避けてますが……

あと、庇うシステムで庇いに入った駆逐艦が回避しまくるのはどういう状況なんですかねぇ?
そこで避けたら庇った旗艦にぶち当たるんじゃないのかしら?


【格差社会なのです】


北上「スーパー北上さまだよぉ」
愛宕「改装しゅーりょー。 えっ?そこは改装してないわ、自前よぉ」ウフフ


電「ここ最近、改造ラッシュなのです」

翔鶴「今までは、その時その時の主力しか育成してませんでしたしね」

金剛「デモデモ、戦力が厚くなるのは良い事だと思いマース!」

足柄「まあ正論ね」

榛名「あのぅ……」

電&翔鶴&金剛&足柄「ん?」



霧島「お姉様方、教導役を独占なさるのはやめてもらえませんか? レベルの差がとんでもない事になってるんですが……」(¬_¬)←【レベル50代】

雷「そうそう、私たちにもやらせてよ」(¬_¬)←【レベル40くらい】

妙高「少し嫉妬してしまいますね」(¬_¬)←【レベル25】



金剛「あー……」←【レベル65】
翔鶴「ご、ごめんなさい……」←【レベル80代】
電「ごめんなさいなのです」←【レベル55】
足柄「妙高姉、顔怖い!顔怖いから!」←【レベル40】






【スーパー北上さまと開幕雷撃】


北上「開幕雷撃?」

提督「うむ、先日千歳が持ってきた甲標的を装備する事でやれるらしい」

北上「ふーん、ま、強化してくれるなら良いけどねー」



【で……】

提督「どうだった?開幕雷撃」

北上「初手から敵を一撃で落とせるのはイイねぇ……スカッとするよ」

提督「結果は上々のようだな。 よし、そのまま第一艦隊と一緒に第二海域に行ってくれ」

北上「いいよー…………って、あれ?」





【スーパー北上さまは休みたい】


翔鶴「提督、第一艦隊、ただいま戻りました」

提督「お疲れ、今回はボスまで行けたみたいだな」

電「北上さんが凄かったのです!」

北上「うぅ~、そんな事より早く治した~い。ちょっとドック行ってくるね……」←【大破】

提督「ああ、ちょっと待った北上」

北上「えっ?」ナニ?

提督「忘れ物だぞ」つ【バケツ】

北上「………………えっ?」


提督「第二海域はゲージ回復式だからな。休んでる暇はない、すぐに出るぞ」

北上「鬼!悪魔!人でなしぃっ!!」





【第一艦隊では日常なのです】


北上「も、もうダメ、死ぬ……」バタ-ン!

暁「うわぁ!?ど、どうしたの!?」

北上「そこの駆逐艦、こ、コレを提督に……ガクッ」つ【33号電探】

暁「しっかりして!傷は浅いわ! 誰か!誰か衛生兵!」

電「その心配はいらないのです暁」

暁「心配ないって、じゃあどうして北上さんは倒れてるのよ!?」

電「えっ?どうしてって、ただバケツリレーでボス周回を10回ぐらいやっただけなのです」

暁「10回!? 10回も休憩無しで行かせたの!?」

翔鶴「えっ?でも、第一艦隊だといつもの事ですよ?」

金剛「ネー?」

電「そうなのです!」

暁「…………暁、キス島作戦参加するの止めようかな」





【撤退作戦よ!】


【第一回突入作戦】

電「敵の攻撃が来るのです!」

雷「そんな攻撃、当たらな……きゃあっ!?」ズドーン!←【大破】

夕立「うわー、一撃で大破とか戦艦の砲撃っぽい?」



【第二回突入作戦】

五月雨「皆さん、敵の攻撃が来ますよ!」

雷「そんな攻撃、当たらな……きゃあっ!?」ズドーン!←【大破】

電「雷! しっかりするのです!」



【第九回突入作戦】

響「……来るよ」

雷「そんな攻撃、当たらな……きゃあっ!?」ズドーン!←【大破】




【ほしゅードック】

雷「司令官、ゴメンね、また私のせいで突入失敗しちゃって……」

提督「いや、罐もタービンも着けずに突入させてるのはこっちなんだ。お互い様だろ?」

雷「でも、私が原因で10回も失敗してるんだよ!?」

提督「まあ敵がお前と電しか狙わないからな」ヤツラハロリコンカ?

雷「で、でも!電は毎度毎度しっかり避けてるじゃない!」

提督「ん、いや、まあ、確かにそうだが……」

雷「……私、突入部隊の中じゃ二番目にレベルが高いのに、これじゃあ皆に合わせる顔が無いわ」ハァ…

提督「…………」

雷「ねぇ司令官、私を外して別の子を連れて行って? このままじゃ、いつまで経っても助けに行けないわ」

提督「雷…………」

雷「そ、それじゃあ司令官、今日はもう休ませて貰うね!」タタタッ…バタン…




提督「合わせる顔がない、ねぇ……。 そうなるとこの手しか無いか……」





【奥の手なのです】


提督「よーし皆、砲と魚雷を一つずつ残して後はコレを着けてくれ」つ【応急修理要員】

五月雨「これは……ダメコン、ですか?」

提督「ん?ああ、基本はこれまで通り中破撤退するがな。 まあ、御守り代わりだと思ってくれ」

夕立「もしかして、また罐の開発に失敗したっぽい?」

提督「アーアーキコエナイー、キコエナイゾー」

電「あれ? 司令官さん、雷の分のダメコンが見当たらないのです」

雷「ッ!?」

提督「ん?ああ、それなら良いんだ。 雷には今回……」

雷「…………」ヤッパリ、ワタシハ…



提督「雷には……、コレを着けて貰うからな」つ【33号電探】

雷「えっ?」





【アプデ二日前のお話です】


雷「司令官、これは……」

提督「見て分からんか? 渦潮対策の電探だ。 お前には旗艦をやって貰う」

雷「私が旗艦って……良いの?旗艦なのにズタボロにされちゃうかもなのよ!?」

提督「いつもの事だろ?電や翔鶴が何回大破したと思ってるんだ?」

雷「でも……」

提督「はいはい、これはもう決定事項なので不満は受け付けません。大人しく旗艦やっとけ、分かったな?」ポンポン

雷「司令官……」

雷「…………」

雷「……分かったわ。この雷、司令官の為に頑張っちゃうんだから!」





【いざ突撃なのです】


flagship戦艦「ウボァー」

雷「敵が見えたわ!flagship戦艦よ!」

提督「よし、全艦単縦陣!最大戦速!」

五月雨「単縦陣ですか?単横陣じゃなくて?」

提督「単横陣でも当たれば結果は一緒だ。ダメコンも積んでるし、ここは一気に押し通るぞ!」

夕立「なんか提督さん、少し自棄っぱちっぽい?」

暁「まったく、無茶苦茶な命令ばっかりで疲れちゃうわ」

提督「おーい、愚痴るのもその位にしとけー。そろそろ敵の射程内だぞー」


flagship戦艦「ウボァー」
ドーン!ドーン!ドーン!


電「司令官さん!撃ってきたのです!」

提督「始まったか……、よし、全艦突撃!一気に突っ切るぞ!」

雷&電&響&暁&五月雨&夕立「了解ッ!!」





【作戦終了】


白雪「あの、雷さんたちからの続報は……」

翔鶴「まだ入ってないわ。戦艦を含む艦隊と交戦したのは確かなようですけど……」

瑞鶴「それにしたって遅すぎじゃない? もしかして敵戦艦に全員……」

金剛「それは無いと思いマスネー。そうならないようにダメコンを積んで行ったんデスし……」

羽黒「でもでも、もしかしたらって事も……」

足柄「…………大丈夫よ」

羽黒「えっ?」

足柄「ウチの鎮守府、攻略に失敗する事は何度かあったけど、轟沈は一回たりとも無いの。電と提督(あの二人)なら大丈夫よ」

加賀「そうね。それは私も同感だわ」

長門「ふむ、どうやら二人の言う通りのようだな」

由良「えっ?」

長門「見ろ、六隻全員、還ってきたぞ」




五月雨「ふぅ……、私たち、帰ってこれたんですね……」←【中破】

暁「あ、暁が居たんだし、この結果は当然よ!」←【小破】

提督「ん?なんだなんだ?全員で出迎えか?」

雷「あっ、そう言えば電文打つの忘れてたわ」

提督「オイ……」

響「でもまあ、こう言うのも悪くない……」

夕立「何て言うか、いかにも凱旋、って感じっぽい?」

提督「言ってる場合か! ったく、お前ら、こー言う時に言う言葉、分かってるよな?」

電「もちろんなのです。せーの!」



『ただいま(なのです)!』

『おかえりなさい!』






こうして電たち、駆逐艦だけの大作戦、キス島撤退作戦は終わりました。
このあと、駆逐艦だけの第一艦隊は解隊され、電たちはいつもの任務に戻りました。

最近は潜水艦が出てくる事が多いので、ローテーションで第一艦隊に入っています。
翔鶴さんのレベルには追い付けませんが、ようやく金剛さんくらいのレベルになれました。

仲間はあの後も増え、司令官さんは母港の拡張とやりくりに毎日頭を悩ませています。
賑やかな鎮守府を見ていると、電一人しか居なかった頃が嘘のような、そんな気さえ……



提督「電ー、そろそろ出撃するぞー?」

電「あっ、はーい、なのです!」デモチョットソノマエニ…


φ(._.)カキカキカキ…


電「書けたのです!」フゥ…

提督「おーい電ー?本当に置いてくぞー?」

電「はわわわ!待って欲しいのです、司令官さん!」タタタッ…



電「それで司令官さん、今日は何処に出撃するのですか?」

提督「んー、そうだなー、とりあえず今日は……」





戦いは辛いことの方が多いです。
けど、司令官さんや皆と過ごす日々は楽しくて、
この先、どうなるのかは電には分からないけど、皆と一緒に頑張ればきっと乗り越えられる。

そう、電は思っているのです。






【或る鎮守府の短篇集・完】


4-4攻略中、電(レベル71)で初めてダメコンを発動させて嫌な汗をかきまくったのは私です。
戦艦部隊で削りきれなかった姫を羽黒さんが夜戦でオーバーキルして狂喜乱舞したのも私です。


だいぶ間が開いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?
プレイ日記もどきのような内容でお送りしてきたSSですが、キリが良いので3-2攻略(8月末アップデート直前)で完結とさせて頂きます。

フラ戦強化前ゆえ、作中のはほぼ不可能になってますが、まあご愛敬と言うことで
単縦陣でフラ戦の攻撃全回避とか間違いなくリアルラック以外の何物でもないでしょうし、電探がついた今では無理でしょう。
(実際、アプデ後の再戦は見事に食らう食らうw)


長らくお付き合い頂き、ありがとうございました。
またどこかで見かけたら、その時はよろしくお願いします。(呉鎮の方は翔鶴と電で放置してたら私かも知れません)


皆さまの良き提督ライフが末永く続く事を祈りつつ、それでは。ノシ



このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom