睦月「それも、ベッドの枕の脇にスマフォを置くみたいに置いてあるんだけど…どうして?」
如月「吹雪ちゃん…」
吹雪「それは、>>3だからだよ」
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今日が睦月ちゃんのパンツの日
吹雪「それは、今日が睦月ちゃんのパンツの日だからだよ」
睦月「今日が睦月のパンツの日…?」
如月「何言ってるのこの人」
吹雪「睦月ちゃん、今日が何月か分かる?」
睦月「えっと、一月だよね?」
吹雪「そう、つまり…旧暦で言うと睦月なんだよ!」
如月「だからどうしたのよ」
睦月「そ、そっか…だから睦月のパンツを…」
睦月「って、だからどうしたっていうにゃしぃ!?」
如月「睦月ちゃん、それ今私が言ったわよ」
睦月「それに、質問に答えてないよ吹雪ちゃん!」
睦月「睦月のパンツの日に、睦月のパンツで何をしてたの!?」
如月「きっとナニよ! ナニに決まってるわ!」
吹雪「…今日は睦月ちゃんのパンツで>>6をする日なんだ」
悪魔を呼び出す儀式
吹雪「睦月ちゃんのパンツで悪魔を呼び出す儀式をする日なんだよ!」
如月「はぁ、もうダメね、吹雪ちゃんは。なんとかしないと」
睦月「睦月のパンツで悪魔を呼び出す儀式…」
吹雪「うん…そうなんだ。悪魔を呼び出す儀式に睦月ちゃんのパンツが必要でね、しょうがなく借りたんだよ」
吹雪「あ、そういえば如月ちゃん、さっきナニが何やらかんやら言っていたけど何のことを言っていたの?」
如月「なっ…/// ふ、吹雪ちゃん、話を逸らさないで!」
如月「そ、そもそも、どうして吹雪ちゃんは悪魔を呼び出す儀式なんてしてるのよ!」
如月「悪魔を呼び出す儀式に睦月ちゃんのパンツが必要って言うのも怪しいわ…」
睦月「確かにそうにゃし…悪魔を呼び出す儀式に睦月のパンツが必要なんてありえないにゃし!」
睦月「それに、そもそもどうして吹雪ちゃんは悪魔を呼び出す儀式なんてしてるにゃ!?」
如月「ねぇ、睦月ちゃん? さっきから私の言葉を反復しているの気づいてる?」
吹雪「睦月ちゃん、如月ちゃん。これを見て」
睦月「…!」
睦月「吹雪ちゃんが、睦月のパンツを頭にかぶった…!?」
吹雪「すぅーはぁー…」クンクン
如月「…変態ね」
吹雪「…てぇぇいっ!!!」
睦月「吹雪ちゃんがいきなり叫んだ!?」
如月「インチキ占い師がよくやりそうな叫び声!」
吹雪「二人とも、気を付けて、そろそろ来るよ!」
>>8 何が起きた?
睦月の魔王化
睦月「ぐっ…!!」
如月「む、睦月ちゃん? ど、どうしたの!?」
吹雪「如月ちゃん、私の後ろに!」
如月「え、え? ど、どうなっているの…?」
睦月「ぐぅぅ…に、にげ、て…如月ちゃん、吹雪ちゃん…」
如月「ちょっ…む、睦月ちゃん、大丈夫っ!?」
吹雪「如月ちゃん、ダメだよ!」グイッ
如月「睦月ちゃんのパンツかぶっている人は黙ってて!」
吹雪「…」
睦月「ぐがぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!」
如月「きゃぁぁっ!」
吹雪「やっぱり、今日現れたね…」
魔王睦月「にゃしし…にゃしししししし…」
如月「ちょっ…睦月ちゃん、どうしたの?」
吹雪「如月ちゃん下がって…今の睦月ちゃんには何を言っても無駄だよ」
如月「ちょっと、吹雪ちゃん、これは一体どういうことなの?」
吹雪「騙しててごめんね、如月ちゃん。実は今日は睦月ちゃんのパンツの日じゃなくて睦月ちゃんが魔王化してしまう日なんだ」
如月「一体どういうことなの…」
吹雪「如月ちゃんはこの鎮守府に最近来たから分からないよね」
吹雪「実は、去年の今日…睦月ちゃんが突然魔王化したんだ」
如月「そんな…」
吹雪「去年の今日、私は睦月ちゃんと睦月ちゃんの部屋…今は睦月ちゃんと如月ちゃんの部屋になっている部屋だね」
吹雪「私と睦月ちゃんはそこで遊んでいたんだ。それでその最中…睦月ちゃんは突然魔王化したんだ」
如月「で、でもなんで、睦月ちゃんが魔王になんて…」
吹雪「それは分からない…けど、去年、睦月ちゃんは魔王化している最中に私に言ったんだ…『助けて、吹雪ちゃん』って」
吹雪「その時、いきなり睦月ちゃんの部屋のタンスの中の…今私がかぶっているこのパンツが光りだしたんだ」
如月「…いきなり、ラノベ臭くなってきたわね」
吹雪「そして、その光出したパンツはまるで私に『私をかぶって』と言っているようだった」
吹雪「本当に、そんな気がしたんだ。だから、私はその…睦月ちゃんのパンツを頭にかぶったんだ」
吹雪「パンツをかぶった瞬間、そのパンツは私に語りかけてきたんだ。『勇者として魔王を…睦月ちゃんを助けてください』ってね」
吹雪「ちなみに、私はこれを『パンツの意志』と呼んでいるよ」
如月「どんどんラノベっぽくなっている気がするわ…」
睦月「長いな…」シュン
如月「き、消えた!?」
睦月はいきなりその場から消えた。
いや、ただの艦娘である如月には消えたように見えた。
如月「ふ、吹雪ちゃん、睦月ちゃんが…」
如月の声を遮るように、爆発音が轟いた。
爆発音と響いた後、吹雪と睦月はお互いの武器を合わせていた。
睦月「にゃしし…去年の私とはわけが違うぞ、パンツの意志に導かれし者…勇者吹雪よ」
吹雪「ぐっ…」(は、速い…)
如月「そんな…どうして…。睦月ちゃん、やめて!」
睦月「…煩い小蝿だ」シュンッ
吹雪「如月ちゃん、危ない!」シュンッ
刹那、如月の前には睦月が立っていて、その下には、吹雪が倒れていた。
当然、如月には何が起きたかは分からない。しかし、睦月が吹雪を傷つけたという事だけは理解した。
如月「…ふ、吹雪ちゃん?」
睦月「にゃしし…やはり、一年間力を溜めていた分だけかなり強くなっているようだ」
吹雪「ぐっ…」
吹雪は、なんとか立ち上がろうとするが、力が入らない。
その時、吹雪の下半身が光を帯びた。まるで、昨年、吹雪が『パンツの意志』を受け継いだ時のように。
「如月…いや、勇者如月よ。私をかぶって、吹雪を助けるのだ」
如月「だ、誰…?」
「気づいているのだろう。吹雪が今履いているパンツだ」
如月「なんとなくわかるけど…認めたくなかったのよ!」
睦月「にゃしし…勇者吹雪、これでお前も終わりだな…」
魔王と化した睦月は武器を倒れたままの吹雪に武器を向ける。
吹雪「ぐっ…わ、私は、約束したんだ。睦月ちゃんを助けるって…」
「早くするんだ、勇者如月よ。このままでは、お前の友達である睦月も吹雪を助からない」
吹雪の下半身から声が聞こえる。
如月「…分かったわよ! 吹雪ちゃん、腰を上げて!」
吹雪「えっ…」
突然の如月の乱入に、吹雪も睦月も気がひるむ。
しかし、吹雪はいちはやく気を留めなおし、腰を上げた。
そう、この時、睦月の判断は一瞬遅れたのだ。
睦月「ちっ…余計なことはさせぬぞ!」
吹雪に向けて、睦月は武器を構えなおし、攻撃を放つ。
しかし、判断の一瞬遅れた睦月の攻撃は、何かにかき消された。
睦月「…何が起きた」
如月「何とか間に合ったわね」
そこには、吹雪のパンツをかぶった如月がいた。
如月「さっきまで、吹雪ちゃんが履いていたパンツだから吹雪ちゃんの体温が…///」
吹雪「如月ちゃん…!」
なんとか立ち上がった吹雪が如月に話しかける。
吹雪「おまたがすーすーするよ…」
如月「ふ、ふざけている場合じゃないわよ!」
吹雪「で、でもありがとう、助かったよ」
如月「…睦月ちゃんを助けるためだもの」
睦月「にゃしし…この際、一人増えたところで私は止められない」
睦月は、気にも留めない様子で再び武器を構える。
その様子を見て、如月は吹雪に質問する。
如月「吹雪ちゃん、去年はどうやって睦月ちゃんを止めたの!?」
吹雪「え、えっと、去年は>>14っていうやり方で睦月ちゃんの中の魔王を封印したんだ!」
睦月の衣服を剥ぎ取りパンツを燃やす
吹雪「そう、去年は睦月ちゃんの下半身を裸にして、その剥いだ服の中のパンツを燃やしたんだよ」
吹雪「そうしたら、睦月ちゃんは気を失って、次に起きた時には何事もなかったように普段の睦月ちゃんに戻っていたんだ」
如月「なんで、全部変態チックなの!?」
吹雪「とにかく、睦月ちゃんの下半身の服を全部脱がさないと始まらないよ!」
睦月「にゃしし…貴様ら如きに私の動きを止められるとでも思うのか…愚かな」シュン
睦月が超速で動く。
しかし、今度は吹雪も如月も睦月の動きを目で追って、身体も反応している。
吹雪「如月ちゃん、私が睦月ちゃんの動きを止めるから、如月ちゃんは睦月ちゃんの服を剥いで!」
如月「…私が睦月ちゃんを抑える方でもいい?」
吹雪「別にいいけど…どうして?」
如月「いや、なんというか…睦月ちゃんの服を脱がすってなんか…恥ずかしいような…///」
吹雪「わ、分かったよ…」
睦月「作戦会議は終わったか?」
如月「…吹雪ちゃん、睦月ちゃんを助けるわよ」
吹雪「うん…!」
その後、吹雪と如月は激闘の末、睦月のパンツを燃やし、睦月を助けることが出来た。
吹雪「ありがとね、如月ちゃん」
如月「いや、むしろ吹雪ちゃんに感謝したいわ。一緒に睦月ちゃんを正気に戻してくれてありがとね」
吹雪「えへへ、いやいや、如月ちゃんがいなかったら助けられなかったよ」
吹雪「…でも、来年もまた起こるかもしれないからその時は」
如月「そうね、その時はまたよろしくね」
パンツをかぶったまま、二人は語り合ったとさ
終わり
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