絶対に笑ってはいけない海軍24時【艦これ】…その2 (702)

まさかの2スレ目
ガッテム編からの続きです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446480355

>>14
絶対に笑ってはいけない海軍24時【艦これ】
絶対に笑ってはいけない海軍24時【艦これ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422324113/)

>>1よ、スレ立てしてから1レスだけしか書いてない状態だと立て逃げ扱いされちゃうぞ

>>16
前スレ誘導忘れてました、申し訳ありません

>>17
すみませんでした。まだ向こうのスレが少し残ってるので先にあちらを消費します。今日中にはこちらに移る予定です

ガチャ

瑞鶴「?」

提督「お前たち大変だ」

吹雪「あっ、司令官こんばんは」

プリ「お仕事の時間なの?」

秋月「大変って何がですか?」

提督「聞いてくれ。ついさっきのことなんだが…」

提督「どうやら駆逐艦の2大派閥が倉庫で大喧嘩を始めたみたいなんだ」

瑞鶴「!?」

プリ「ほ、本当ですか!?」

提督「俺たち提督は責任を持ってその喧嘩を止めなくてはならない」

提督「という訳でお前たち。仲裁をするから倉庫まで行くぞ」

秋月「わかりました!」

プリ「了解!行くよっ!」

瑞鶴「ねぇ、吹雪…」

吹雪「わかってる…駆逐艦の大喧嘩って本家でいうところの…」

陽炎「そうね、アレよね…」

吹雪「…こんな汚れ芸までやらされるんだね…誰がやるのかはわからないけど…」

【倉庫】

提督「到着した」

提督「この中で駆逐艦が暴れているぞ。気を付けて仲裁に向かってくれ」

プリ「うん、わかった」

秋月「私にお任せください!」

瑞鶴「さぁ入るわよ…」ガチャ

吹雪「体を張りまくる艦娘は誰なのかな?」

陽炎「相手は駆逐艦って言ってたわね…ここまで出ていない駆逐艦って誰がいたかしら…?」

瑞鶴「…」ソローリ



睦月「コルァ!何が吹雪型駆逐艦にゃしい!生意気な奴らめ!」ドカバキ

叢雲「あぁ!?吹雪型の劣等種の癖に何をほざいてんのよ!」ドカバキ

如月「睦月型は吹雪型よりも先輩なのよ!?私たちをもっと敬いなさい!」ドカバキ

深雪「雑魚に敬う言葉などない!!帰れ帰れ!」ドカバキ

皐月「なんだと!強いだけの駆逐艦が何を言うんだ!」ドカバキ

初雪「…強くて悪いか!」ドカバキ

長月「黙れ!睦月型は世界一の駆逐艦なんだぞ」ドカバキ

磯波「吹雪型がいなけりゃイージス艦は生まれてなかったって説もあるんですよ!?」ドカバキ

望月「イージスいなくても睦月で充分だろ!」ドカバキ

白雪「馬鹿じゃないの!?」ドカバキ

【睦月型駆逐艦と吹雪型駆逐艦で大喧嘩】


秋月「…わぁ」

瑞鶴「…うわーお」

プリ「大乱闘してる…」

陽炎「思ったより酷いことになってるわね…」

吹雪「これはひどい…」

秋月「ちょ、ちょっと…」

深雪「おぉん?なんだお前!」ギロ

秋月「ひっ!」ビクッ

吹雪「ちょい、みんな落ち着いて…」

陽炎「殴りあいは良くないわよ!やめなさい!!」

長月「ええい!これが落ち着いていられるかってんだ!」

望月「なんか吹雪型の連中が私たちは睦月型より数倍強いとか生意気をほざいてんだよ!」

白雪「何よ、本当のこと言っただけじゃない」

皐月「なんだと!得意のパンチ喰らわせるぞ!」

叢雲「て言うかあんたは吹雪型一番艦でしょ!?だったらこっちの味方しなさいよ!」

吹雪「そ、そういう訳には…」

瑞鶴「あ、あのね、アンタたち…汚れた展開になる前にさっさと喧嘩やめた方が…」

如月「あーもう貴方たちもごちゃごちゃ五月蝿いわね!」

睦月「見学者は黙ってあそこにある椅子に座って見てて!邪魔だから!」スッ

陽炎「あっ…」

【睦月の指さす方向に5つの椅子が】

吹雪「…」

陽炎「…まぁ、こうなるわね」

瑞鶴「もうこのまま成り行きを見守りましょう…」

プリ「着席ー…」ストン

睦月「こうなったら、吹雪型と睦月型でどちらが優れているか決めようではないかー!」

叢雲「のぞむところよっ!いいわよね皆!」

磯風「当たり前ですー!」

吹雪(ああ、吹雪陣は私がいないから叢雲がリーダーやってるのね)

白雪「ところで、どのようにして戦うの?」

皐月「やっぱり駆逐艦に必要なのは…耐久!」

望月「すぐにやられてしまうような駆逐艦はいけない!そこで…」

如月「互いに体を張り合って、よりよく耐えた方が優れた駆逐艦だというルールで対決よっ!」

深雪「わかったー!いいだろう!」

叢雲「吹雪型の実力、見せてやるわ!」


陽炎「…とうとう始まっちゃった」

吹雪「姉妹分の情けない姿を見るのは忍びないわぁ…」

瑞鶴「秋月、プリンツ。先に言っておくけどこの先ちょっと酷い光景が流れるから。覚悟しといてね」

秋月「? わかりました」

プリ「…私、この先に起こること、何かわかったような気がする…」

次回から睦月型と吹雪型の聖戦が始まります

なお本家の元ネタとの関係上、この場面はR-17,18くらいになるかもしれません。ご容赦くださいませ

あと、前スレが少し残ってるので埋めてくれると>>1が主に喜びます

磯風がまじっとるがな

磯波「・・・私は?」


正直このネタはやらないと思ってました(白目)

>>29
>>30
やらかしてしまいました
磯風ではなくて磯波でした

睦月「よーし!先攻は頂く!」

睦月「まずは如月ちゃん!行くが良いぞ!」

如月「わかったわ!行っちゃうからね!」

【睦月型参謀 如月】

如月「私の耐久力、見せてあげるわ!」

皐月「いっけー如月!」

長月「吹雪型共をあっと言わせてやれ!」

如月「もちろんよ!さぁ長月、アレを持って来なさい!」

長月「うい」ガラガラ

如月「吹雪型の皆…これで勝負よ!」

磯波「!?」


吹雪「あっ…」

陽炎「アレは…確か…」

初雪「…なに、これ?」

如月「見て驚きなさい!これが連続股間叩きマシンよ!!」ババーン!

磯波「連続股間叩き!?」

【連続股間叩きマシン登場】


吹雪「…いきなり来たかぁ…」

秋月「え!?なんですかアレ!?」

瑞鶴「あれ?あれはね、本家の『絶対に笑ってはいけない大脱獄24時』で出てきた、股間を連続で叩くためのマシンよ」

秋月「それくらい見ればわかりますよ!?アレで何するつもりなんですか如月さん!」

陽炎「…言ったでしょ、酷い光景を見るって」

プリ「あぁ、予想通りだ…」


如月「まずはこのマシンの使い方の説明をするわ」

如月「まず、逆立ちになりこのムチが股間に当たるようにセットするの」

如月「そしたらスイッチを押す」

如月「そうするとこの機械はただひたすら股間を殴り続ける!要するに襲い掛かる驚異的な悶絶に耐えなさいって話よ!」

深雪「くっ、なんて恐ろしいマシンなんだ!」

初雪「…耐えるには強い精神が必要!」

秋月「いやいや冷静になんてこと説明してるんですかぁ!?!?」

瑞鶴「完全にテンションおかしくなっちゃってるわね皆…」

陽炎「もうこれほとんどリアクション芸人と変わりがないわよ…」

如月「まぁ、チキンな吹雪型にはこれに挑戦する気力すらないでしょうね…ふふふ…」

睦月「逃げてもいいんだぞー!んー!?」

叢雲「馬鹿にして!お望みなら吹雪型の実力を見せてやるわ!」

叢雲「深雪!あんたの出番よ!」

深雪「深雪様の実力、見せてやるぜっ!」ドーン!

【吹雪型切り込み隊長 深雪】

如月「あら、いい根性」

深雪「ふはは如月ぃ!吹雪型を侮ると大変なことになるぜ!」

深雪「あたしが先にこいつを使ってやる!そしてあたしの圧倒的耐久に恐れ戦くがいい!」

如月「な、なんですって!?正気なの!?」

白雪「よーし頑張れ、深雪ー!」

初雪「頑張れー!」

深雪「1番手、深雪!行くぞ!」

深雪「うおーっ!」バッ

深雪「…」バッ

深雪「…くっ」バッ←自力で逆立ちが出来ない

吹雪「wwwwwwwww」

陽炎「wwwwww」

プリ「wwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwww」

秋月「wwwww」

デデーン
全員、アウトー

陽炎「いだっ!」スパーン

秋月「あん!」スパーン

プリ「いっ!」スパーン

瑞鶴「そこからかよ!」スパーン

吹雪「幸先悪すぎ…」スパーン

如月「ゆっくり、ゆっくりよ…」←深雪を支えてる

磯波「深雪、大丈夫?」←深雪を支えてる

深雪「ごめん…ありがと…」←逆立ちに成功

深雪「…待たせたな!改めて深雪、出撃するぜ!」キリッ

秋月「ああいうときはお互いに協力するんですね…」

プリ「あと別に私たち待ってないから…」

吹雪「ていうか逆立ちしてるから、深雪のパンツ丸見えだ…」

陽炎「うわぁ、何よあの夢のようなエロマシン」

瑞鶴「…吹雪もいつも丸見えな癖に」

吹雪「瑞鶴うるさーい!」

白雪「深雪、準備はいい?」

深雪「もちろんだぜ!さぁスイッチを入れろー!!」

望月「ほい」カチッ

【連続股間叩きマシン、作動】

深雪「うおおおおおおーーー!!」クワッ

プリ「は、始まった…!」

ピシッピシッ

深雪「…くっ…ふっ…んっ!あう…!」

ビシッビシッ

深雪「っん…ああっ!うう…くぅぅ~!」

ビシッ!バシッ!

深雪「やっ!うあっ!やめ…このっ!くあっ!?はんっ!」

バシーン!バシーン!

深雪「はぁぁんっ!?はぁぁぁぁっ!駄目だ!止めてぇぇぇぇぇっ!!」

吹雪「無駄に喘ぐなwwwwwwwwwww」

陽炎「くっwwwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwwwwwww」

プリ「wwwwwwwww」

瑞鶴「なんでこんなのでwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

深雪「はあっ…はあ…どうだ!」ヒクヒク

白雪「よく頑張ったわ、深雪…」


吹雪「サービスシーンのはずなのに…」スパーン

瑞鶴「シチュエーションのせいで滑稽にしか見えない…」スパーン

陽炎「喘ぎ声聞いて笑ったのはたぶん人生で初めてだわ…」スパーン

秋月「同じくです…」スパーン

プリ「驚くくらいに興奮できない…」スパーン


皐月「ふーん、少しはやるじゃん」

深雪「はぁはぁ…素直に負けを認めろ!」

長月「残念ながら無理な話だ。なぜならうちの如月は…」

長月「最初からフルパワーで叩かられても平然としていられるんだぞ!」

如月「うふふ…その通り」

深雪「!?」

秋月「!?」

叢雲「な、なんですって!?」

睦月「さぁ如月ちゃん、吹雪型に見せてやるにゃしい!」

望月「睦月型の、根性を!耐久力を!」

如月「任せて!」バッバッ←逆立ち出来ない

吹雪「wwwwwwww」

瑞鶴「だからwwwww」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー

吹雪「のわー!」スパーン

瑞鶴「うぎゃ!」スパーン

睦月「ごめん、如月ちゃんの体持ってあげて」←如月を逆立ちさせてる

叢雲「睦月は足をよろしく」←如月を逆立ちさせてる

如月「ごめんなさいね…2人とも…」

陽炎「一瞬だけ表れる、睦月型と吹雪型の協力のとき…」

吹雪「もうこのまま和解すりゃいいのに」ヒリヒリ

如月「…よし!セット出来たわ!さぁ、スイッチを入れなさい!」

皐月「ファイトー如月ー!」

睦月「如月ちゃんがんばー!」

望月「ほいさ」カチッ

【連続股間叩きマシン、作動】

バシーン!バシーン!

如月「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!そこはぁーーーっ!!!」

吹雪「wwwwwwww」

陽炎「初っぱなから飛ばすなwwwww」

バシーン!バシーン!

如月「んひぃぃぃぃ!!いぃっ…んっ…くぅぅ~~~!!?だめっ!だめぇぇぇ!!!」

バシーン!バシーン!バシーン!バシーン!

如月「あっ!あっ!!ああっ!!!やだっ!!!ひゃっ!!!あんっ!!!私を…どうする気なのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

プリ「wwwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

吹雪「wwwwwwwwwwwwww」

瑞鶴「お前が持って来たくせに何を言ってるんだwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

陽炎「全く持ってエロスを感じないのが腹立つ…」スパーン

プリ「普通にpixivのR-18でも見かけそうなシチュのはずなんだけどなぁ…」スパーン

如月「はぁ…んはっ…あっ…」ヒクヒク

如月「…うぅ…どう!?睦月型の実力は!」

叢雲「くっ…まぁ他の艦と比べて多少の根性はあるってことはわかったわ」

睦月「はっはー!これで睦月型は吹雪型に…」

叢雲「…でもその程度で勝ったつもりでいられるなんてお笑い草ね」

如月「え!?」

秋月「またヘンなのが出てくるんですか…!?」

叢雲「初雪、持ってきなさい!吹雪型に伝わるあのマシンを!」

初雪「応!」

叢雲「こいつで、睦月型をギャフンと言わせてやるわよっ!」

初雪「持ってきた」

叢雲「ふっ、見なさい睦月型!」

深雪「お前たちの目の前で圧倒的存在感を誇る、このマシンを!」

睦月「!?」

陽炎「!?」

皐月「こ、これは…まさか!」

長月「これは…凄い!」

叢雲「ふふ…どう?驚いたかしら?」

叢雲「これぞ、吹雪型最終兵器…三角木馬サイクリングマシンよ!!」ドドーン!

吹雪「wwwwwwwww」

デデーン
吹雪、アウトー

プリ「…こんなものが吹雪型に伝わってるんだ」

吹雪「アホか!そんなわけないでしょ!」スパーン

【三角木馬サイクリングマシン、登場】

瑞鶴「これまた随分ストレートなものを…」

陽炎「この子たちは一体何を目指しているんだろう…」

吹雪「こんなの…もう私の知ってる吹雪型じゃない…!」


如月「一応聞いてみるけど、このマシンは一体何なの?」

磯波「見ての通りです!それではこのマシンの使い方について説明をしましょう」

磯波「まず、普通にこの三角木馬に乗ります」

磯波「次に自分で木馬についてるペダルをこぎます」

磯波「そうすると三角木馬が前後左右に動き出します!迫りくる痛みに悶絶せずより長くペダルをこいだ方が勝ちです!」

皐月「な、なんだってー!」

瑞鶴「だからさwwwwwwwww」

吹雪「なんでそんなアホなルールで戦おうとするのwww?」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー

吹雪「くっ!」スパーン

瑞鶴「うわぁっ!」スパーン

皐月「うーん…これはちょっとボクは引いたなぁ…」

如月「企画とは言ってもかなりヤバめのマシン…だし…」

磯波「おや?皆さん怖じ気ついてしまったのですか」

深雪「情けないなー」

叢雲「やれやれ、やっぱり睦月型は吹雪型の下位艦娘…残念だけどここは私たちの勝ちってことで」

長月「待て!ここは私が行こう」ドーン!

白雪「!?」

睦月「え!?」

【睦月型副将 長月】

如月「ちょっと長月!正気!?」

望月「ありゃ流石に吹雪型の悪ふざけだろ!プライドとかそういうのが大丈夫じゃなくなるから…」

長月「大丈夫。心配するな皆、私は…」

長月「薄い本でこんな感じのマシンを見たことがある!イメトレはバッチリだぞ!」

プリ「ちょっとwwwwwwwwwwwww」

陽炎「待てwwwwww待ってwwwwwwww」

瑞鶴「聞き捨てならない言葉があったんだけどwwwwwwww」

吹雪「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、プリンツ、アウトー

叢雲「…いいの?」

長月「いいから早くしろ!準備するんだ!」

深雪「お、おう」

プリ「イメトレって…意味深…」スパーン

瑞鶴「酷いカミングアウトだわ…」スパーン

吹雪「いや、むしろ返って男らしさすら感じさせるよ」スパーン

陽炎「色々ともうだめだ…」スパーン


初雪「…準備できた」

長月「では三角木馬に乗らせてもらうぞ」ヨジヨジ

【長月、三角木馬に搭乗完了】

長月「よし。時間を測るためのタイマーをセットしてくれ」

長月「よーいスタートの声と同時にこぎ始めるからな」

如月「う、うん」

睦月「長月ちゃん…無理しなくていいからね…」

叢雲「タイマーセット出来たわ。準備はいい?」

長月「もちろんだ。始めてくれ」

白雪「…じゃ、よーい…」

白雪「スタート!」

長月「うおおおお!!!」キコキコキコキコ

ギッコンギッコン

長月「んほぉーーーーっ!?!?なんだこの感覚はぁーーー!!!」ガクッガクッ

吹雪「wwwwwwwwwwwwwwww」

陽炎「なんでいきなり全力を尽くすのよwwwwwww」

長月「はあはあ…ぬぉぉぉぉぉぉぉ!!!」キコキコキコキコ

ギッコンギッコン

長月「ぐっ!揺れる…!アソコが痛い!…痛いっ!!だが…痛すぎる訳でもない…!!」ガクッガクッ

長月「んっ…!んん!はあっ!なるほど三角木馬とはこういうものか…!!んきゃっ!!」ガクッガクッ

長月「うっ!あっ!うあっ!!やんっ!!!なんという僥倖!!ふははははははっ!!!」ビクンビクン

瑞鶴「おいw僥倖言うなwwwwww」

秋月「なんでこれで高笑い出来るんですかwwwwwwwww」

プリ「もうやめてってばwwwwおねがいwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

長月「はー…はー…さすがにこれ以上は無理だ…」ヒクヒク

皐月「長月…」

叢雲「時間は16秒…よくこんなのに16秒も頑張ったわね」

深雪「本当だよ…」

望月「…ん?僥倖とか言ってた割にはちょっと短すぎじゃねーの?」

睦月「長月ちゃんは最初から全力でこいでたからこんなもんだよ」

長月「とにかく!睦月型の力はこれでわかっただろう!」

白雪「そうね、確かにわかったわ…」

初雪「そりゃあもう引くくらいに…」

叢雲「持ってきてなんだけど、本当にこれをこぐとは思ってなかったし…」

長月「ははは!どうだ!」

陽炎「…なんで長月って二次創作…特にSSじゃ変態扱いされてるのよ…」

秋月「性格が若葉さんと似てるからとか…でしょうか?」

吹雪「もうこれわかんない…」

初雪「…でもこれで、私たちもこれに乗らなくちゃいけなくなったね…」

白雪「しかも、通常のこれを上回るパワーの状態でね…」

叢雲「わ、わかってるわよ!うるさいわね!」

叢雲「とりあえず強化よ!深雪、追加パーツを持ってきて!」

深雪「ウイッス」ダッ

吹雪「?」

プリ「追加パーツ…?」

陽炎「嫌な予感が…いや、良い予感がしたらしたでおかしいけど」

深雪「持ってきたぜ」

叢雲「深雪ありがと。さぁ見なさい睦月型!」

睦月「?」

【三角木馬サイクリングマシン用追加デバイス登場】

瑞鶴「???」

秋月「なんですか…?」

叢雲「これは言わば、マシンを強化するための改装アイテム」

叢雲「これを三角木馬サイクリングに接続すると…」

叢雲「なんと!三角部分に電流が走るようになるわ!」

長月「!?」

望月「はぁ!?」

【なんと、マシンは電撃三角木馬サイクリングマシンに強化】

如月「そんな滅茶苦茶な…」

秋月「一気に危険マシンになっちゃいましたね…!」

吹雪「念のためもう一回言うけどこんなん吹雪型に伝わってないからね!」

叢雲「ふふ…三角木馬の痛みは倍増…この状態の木馬でも、吹雪型は耐えてみせる!」

皐月「くっ…!」

睦月「これは…ちょっとなぁ…」

叢雲「ふふん、どうよ!」ドヤ

深雪「…で?どうする?」

磯波「こんなマシンに、誰が乗るの?」

叢雲「え?もちろん決まってるわよ」

叢雲「行きなさい!磯波!!」

磯波「えっ!?私ですか!?」ガビーン

磯波「わ、私ですか…?私なんですか!?」

白雪「頑張って、磯波!」

初雪「…頼んだ。よろしく」

磯波「えぇー…」

プリ「あっ、磯波嫌がってる…」

秋月「いや誰だってそうですよ…」

陽炎「私だって股間に鈍痛と電撃を同時に喰らいたくない…」

磯波「…うぅ、わかりましたよ」ヨジヨジ

磯波「…磯波、いつでも行けます!どうぞ!」

【磯波、三角木馬に乗る】

瑞鶴「覚悟決めたわね、あの子…」

吹雪「無茶ぶりをさせられるのは、リアクション芸人枠の定め…」

睦月「タイマーセットできたよー」

叢雲「磯波、あんたのタイミングで始めていいからね」

磯波「じゃ、じゃあ早く始めてください!」

深雪「わかったわかった…それじゃよーい」

深雪「スタート!」

磯波「行きます!」キコキコ

ギッコンギッコンビリビリビリビリ

磯波「ひやああああああああああああああ!!!???」ドサーッ←崩れ落ちた

吹雪「wwwwwwwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwww」

プリ「wwwwwwwwwwww」

瑞鶴「はえーよwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

望月「ありゃ、記録は2秒」

深雪「情けないなぁ…磯波」

磯波「ままま、待って…で、電流の強さの設定、間違ってないですかぁ!?」ビクンビクン

叢雲「大丈夫のはずよ…ちゃんと4mAで設定したし…」

睦月「ん…?違うよく見て!これ40mAになってるよ!」

叢雲「あ、ホントだ。やば」

磯波「やばじゃないですよぉおお!致死量近いじゃないですかぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

瑞鶴「ww」

陽炎「wwwww」

デデーン
陽炎、瑞鶴、アウトー

瑞鶴「いぃっ!」スパーン

陽炎「うぐ!」スパーン

秋月「ところで、致死量ってどれくらいでしたっけ?」

プリ「えーと、たしか50mA~1A以上くらいだったかな?」

秋月「え?それほとんど死んでるじゃないですか!」

吹雪「ギャグ補正で奇跡的に無傷で済んだからオッケー」

磯波「そういう問題じゃないですぅ!」

叢雲「さぁ、次はそっちの番よ」

白雪「今度はどんなものを持ってくるのかしら?」

秋月「…まだ続くんですね」

吹雪「たぶん5人ずつ全員やるまで終わらないよ…」

睦月「うぅん、そうだねぇ…」

睦月「決めた!吹雪型もぶっ飛んだものを持ってきたんだからこっちもぶっ飛んだもので対抗しよう!」

皐月「ふぇぇ!?」

望月「…ってことはさ、アレを持ってくんの?」

睦月「そうだね!じゃあ望月ちゃん、それ持ってきてくれる?」

望月「…うう、まぁ別にいいけどさ…」ダッ


瑞鶴「…何を出す気…?」

陽炎「会話的に何かまたヘンなのが出てきそうね…」

プリ「だいたい私たち、どうしてこんな戦いを見なくちゃいけないの…?」

>>陽炎「…なんで長月って二次創作…特にSSじゃ変態扱いされてるのよ…」
  秋月「性格が若葉さんと似てるからとか…でしょうか?」

ちょっとそこの二人と>>1にじっくり話があるんだが

望月「ほいよ」スッ

睦月「よーし!見て!皆!」

睦月「これが、睦月型のスペシャルアイテムだよ!」

初雪「!?」

吹雪「これは…?」

プリ「ん…布???」

【睦月型、黒い布を持ち出す】

秋月「???」

白雪「何を出したかと思えば…」

深雪「布って。それがどうしたってゆーの」

睦月「ふふん、侮るなかれ!これはただの布じゃないんだよ!」

叢雲「ふーん??」

初雪「…どういうこと」

睦月「見てて!これを…広げると…」

睦月「ほら!」バッ

秋月「…え?ああっ!」

瑞鶴「あれは…!?」

睦月「これは、島風ちゃんのパンツだよ!!」

【スペシャルアイテム 島風パンツ】

陽炎「盗んできたの?」

睦月「ちゃんと許可とって借りたよ!」

初雪「…で?それがどうしたの」

叢雲「それで耐久力を見せつけるって、出来るの?」

白雪「もしかしてこれを着けて恥ずかしさに耐えろとか、そういうこと?」

磯波「そんなの、さっきの三角木馬と比べたらよっぽど楽じゃ…」

睦月「甘い!そんなヌルいことを睦月型はしないもんね!!」

睦月「まぁ確かに穿くとこまでは合ってるけど、その先があるんだよ!!」

プリ「先…?」

陽炎「島風のパンツ穿いて何する気…?」

睦月「じゃー今回の耐久バトルのルール説明をするよ」

睦月「まずは普通に島風パンツを穿く」

睦月「そしてその状態でパンツを力一杯に上方向へ引っ張り…」

睦月「そのままパンツを前後に擦り付ける!!迫りくる快楽にどれくらい長く耐えられるか勝負にゃし!」

吹雪「wwwwwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwwwwwww」

プリ「wwwwwwwww」

瑞鶴「もう隠す気ないんかwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

プリ「思いっきり快楽って言った…」スパーン

吹雪「もはやなんでもありなんだね…」スパーン

睦月「さぁ!どうする吹雪型!受けてたつ?逃げる?」

磯波「そんな勢いよく言われましても…」

白雪「叢雲ちゃん…」

叢雲「く…いいわよ!その勝負、相手になってやるわ!!」

叢雲「白雪がね!!」

白雪「ほわっとっ!?」ゴーン

【吹雪型副将 白雪】

白雪「ここで私の出番なのね…」

磯波「頼みます、白雪ちゃん!」

初雪「派手に散ってこーい」

白雪「他人事だと思って…」

望月「ほらよ、島風のパンツ。穿いて」スッ

皐月「限界と思ったら素直にストップをお願いするんだよ」

白雪「わかってるわよ…」←パンツ受け取った

白雪「…」

白雪「ところで、今穿いてるパンツなんだけど…」

睦月「もちろんそんなの脱ぐに決まってるよ」

如月「一張羅で勝負するのよ!さぁ早く準備しなさい!」

白雪「…はいはい」ヌギヌギ

白雪「穿いたわ」

吹雪「…妹分が、こんな破廉恥な姿に…」

皐月「こっちもタイマーの準備できたよ」

睦月「それじゃ、パンツ持ち上げるよー」

白雪「ええ…ゆっくりね…」

如月「よいしょー!」グイーッ

白雪「ゆっくりって言ったでしょーが!!!」ビクーン!

望月「それじゃ、始めるからなー」

初雪「…頑張って」

叢雲「無茶はやめるのよ、白雪!」

白雪「あーっ!応援とかいいから!!早く始めてぇぇぇぇ!!!」ビクッビクッ

プリ「wwwwww」

陽炎「wwwwwwwww」

デデーン
プリンツ、アウトー

プリ「どうしてこんなに笑えるの…」スパーン

陽炎「だいたいが雰囲気のせいだから…」スパーン

長月「それじゃ、よーい…」

長月「スタート!」

睦月「くらぇえええ!!!」コスコスコスコス

白雪「あーーー!!!そんなつよく駄目ぇーーー!!駄目っ!!ひゃあーーーっ!!!!!」ビクーン!

吹雪「くっwwwwwwwwww」

瑞鶴「滑稽wwwwwwwww」

プリ「めっちゃ食い込んでるwwwwww」

如月「そーれ、引っ張っちゃうわよぉ!」コスコスコスコス

白雪「ああ!待って!見られてる!見られてるから!!ああーーーっ!!!」ビクッビクッ

睦月「そうれ後ろからもイチニ、イチニ!」コスコスコスコス

白雪「止めてぇ!皆に見られてるのにぃ!!ふっ!うあっ!んきゃあああああっ!」ビクッビクッ

如月「あら?声が上ずってきたわよ?大丈夫?」

白雪「大丈夫じゃないって!いいから早く止めろぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」ジタバタ

睦月「ぐわぁ!痛い痛い!暴れないで!」

秋月「wwwwww」

陽炎「wwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

白雪「あっ…あっ…あん…」ビクッビクッ

叢雲「記録は9秒…まぁ頑張った方よね」

陽炎「これは酷すぎる」スパーン

瑞鶴「もうテンションが中学生のそれだわ…」スパーン

プリ「なんでこんなに体張るのかな、この子たち…」スパーン

秋月「でもこれも一応向こうの仕事ですし…」スパーン

吹雪「こんなんで給料貰えるのか…世知辛いなぁ…」スパーン

睦月「それにしても敏感なんだね、白雪ちゃん」

白雪「うるさい…」ヒクヒク

如月「お疲れ様ね」

磯波「それより、次はそちらの番ですよ」

初雪「…この恐怖の耐久バトルを、誰がやるのか決めたの?」

睦月「あーそうだった、決めなきゃいけなかった」

睦月「そうだねぇ…こっちのチャレンジャーは…」

睦月「皐月ちゃん!ゴー!!」

皐月「うぇっ!?ボクぅ!?」

【睦月型切り込み隊長 皐月】

皐月「…なんでボクなの」

睦月「筋トレしてるからこういうのには一番疎そう」

皐月「そんな訳ないからね!?」

如月「とにかく頑張ってね、皐月!」

初雪「…なるほどそっちは皐月を出すか」

白雪「はぁ…はぁ…さっきの仕返しはコイツにやっていいってことね…!」

皐月「やめて!八つ当たりしないでよ!」

望月「ほら皐月。島風パンツだ。さっさと穿いて」

長月「お前は睦月型、そして佐世保代表として強さを見せつけなくてはならない」

睦月「文月ちゃんにいいとこ見せたいんでしょ!!」

皐月「あのねさっきからちょこちょこと陽抜設定を盛り込んでくるのやめてよっ!」

陽炎「w」

デデーン
陽炎、アウトー

陽炎「メメタァー!」スパーン

皐月「うう…穿いたよ…スースーする」///

吹雪「あ、恥じる姿ちょっとかわいい…」

陽炎「やば、何かに目覚めそう」

長月「タイマーの準備も出来た。いつでも行ける」

如月「よーし、じゃあ始めちゃいましょーか」

初雪「パンツ上げるよ。よいしょ」グイッ

白雪「ふんっ!」グイーッ

皐月「ひいいいっ!」ビクッ

長月「それではよーい…」

長月「スタート!」

白雪「くらえやぁあああああああ!!!!スーパーおパンツ擦りぃぃぃぃぃ!!!!」コスコスコスコス

皐月「あーーーーっ!!!!!やだっ!はやいっ…速すぎっっ!!!」ビクッビクッ

吹雪「ちょっと何その技名wwwwwww」

瑞鶴「変な名前つけんなwwwwwww」

皐月「あっ!あっ!あっ!うそっ!んっ!!」ビクビクビクゥ

初雪「…お?どうしたどうした感じちゃったか?」コスコスコスコス

プリ「変に雰囲気つくらなくていいからwwwwww」

陽炎「誤解を招くwwwww!」

皐月「~~~~っ!!!ちょっ…もう限界!駄目だって!」ガクガク

白雪「ぬおおおおおお!!!どりゃあああああ!!!!」コスコスコスコスコスコスコスコス

皐月「やめろ!もうやめるんだっ!お願いだから止めてぇぇぇぇぇぇっ!!!」ガクッガクッ

吹雪「必死wwwwww」

秋月「本当、どうして私はこんなのでwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

皐月「うわぁん…ぐすっ…」ヒクヒク

長月「…8秒か。惜しいな」

陽炎「くそ…また笑っちゃった…」スパーン

秋月「私も途中まで耐えていたのに…」スパーン

プリ「ほんとにどうしてエロスを感じることが出来ないの…?」スパーン

瑞鶴「だから環境のせいだっていってるでしょ…」スパーン

吹雪「これが電車の中とかそういうシチュだったら、たぶんエロい」スパーン


睦月「むー、なかなかやるじゃん…」

磯波「どうです!」

如月「次こそは負けないんだからね!」

長月「ではそっちの番だ。今度は何を持ってきてくれるんだ?」

叢雲「そうね…そっちがエロで推してくるんなら…」

叢雲「決めたわ。深雪、アレを出しちゃいなさい!」

深雪「へいへい」ダッ

深雪「よいしょ、よいしょ…」ガラガラ

叢雲「持ってきたわね。これで勝負よ!」

望月「!?」

吹雪「こ、これは…?」

瑞鶴「でっかい水槽…!?」

【巨大水槽、登場】

叢雲「どや!」

秋月「ちょっと待ってください、何かあの中で泳いでませんか?」

陽炎「魚…?魚よね、アレ」

プリ「お魚のいる水槽で何するの…?」

吹雪「んん…?」

叢雲「さぁ見なさい睦月型!これが私たちの新兵器!」

磯波「凄いでしょう!驚いたでしょう!!」

睦月「いや…なに?これ」

如月「これでどうやって戦うっていうの」

長月「まさか水族館でもやる気なのか?」

叢雲「違うわよ馬鹿。そんなわけないじゃない」

白雪「今からやることは、この魚と一緒に泳いで貰うのよ」

皐月「??」

如月「???」

叢雲「あーっ!察しが悪いわね!」

深雪「いいかお前たち聞いて驚け!この水槽の中に入っている魚は…」

深雪「なんと!いわゆるドクターフィッシュって魚なんだぜ!」

皐月「!?」

如月「なっ…!?」

秋月「ドクターフィッシュってなんですか?」

吹雪「西アジアに住んでる、ガラルファって名前の魚だよ」

吹雪「人の皮膚を餌にすることもある、非常に珍しい生態で有名な魚だね」

秋月「人の皮膚!?危険生物じゃないんですか?」

陽炎「大丈夫大丈夫。皮膚って言っても角質部分だけだし歯も無いから安全だよ」

瑞鶴「まぁ一応、人の水虫を媒介する事件があったらしいんだけど個人で買ったものなら問題無いでしょ」

秋月「そうなのですか…」

プリ「えっ、じゃあ叢雲たちが今からやろうとしてるのは…」

陽炎「…それはたぶん、察しの通り」


長月「なるほど読めたぞ!叢雲っ!」

睦月「叢雲ちゃんがこれでやろうとしている戦いの内容が!」

叢雲「そう。まぁ一応この戦いのルールを説明しておくわ」

叢雲「見れば分かると思うけど、挑戦者はこの水槽に入ってもらうの」

叢雲「だけどその前にパンツを脱ぎ、制服も開帳しブラを外さなくてはならない…」

叢雲「そうして上下の秘部が丸出しになった格好、すなわち防御力がガタ落ちした状態でどっちが長く水槽に入っていられるか勝負よっ!」

瑞鶴「wwwww」

陽炎「ww」

プリ「やっぱり…wwwwwwww!」

デデーン
陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー

陽炎「ドクターフィッシュの悪用…」スパーン

瑞鶴「世の中でドクターフィッシュをこんな風に使ってる奴っているの…?」スパーン

プリ「可哀想なガラルファ…」スパーン

長月「よし!ルールはわかったぞ!」

睦月「そうと決まれば始めるにゃしい!」

叢雲「あ、そうだ。水槽が大きいからこの戦いは2人同時に入って戦ってもらうわよ」

白雪「これならどっちが先に耐えられなかったかわかるからね。さぁ、そっちは誰を出す?」

睦月「そんなの決まってるよ!このドクターフィッシュ責め水槽に入ってもらうのは…」

睦月「望月ちゃん!さぁ行くのだー!」

望月「…まぁそろそろ自分かなって、思ってたし…」

【睦月型精鋭 望月】

叢雲「それならこっちは、初雪を出すわ!!」

初雪「…わかった。頑張る」

【吹雪型参謀 初雪】

陽炎「おー、初雪vs望月…夢の対決か」

陽炎「これは普通に面白そうかも」

プリ「シチュエーションが良ければだけどね…」

白雪「準備よ。脱ぎなさい」

望月「あーあ、流石にノーパンはちょっと恥ずかしいなー」ヌギヌギ

初雪「制服、一度ボタン外して終わったらまた着けるの面倒…」ヌギヌギ

皐月「脱いだらここの飛び込み台の上に立ってよねー」

磯波「2人とも準備が出来たらよーいドンしますので、そしたら同時に水槽に飛び込んでくださーい」

望月「はいはい、わーってるわーってる」

初雪「…準備できた。始めていいよ」←飛び込み台の上に立った

叢雲「それなら開始するわよ」

睦月「望月ちゃんしっかり長く入ってねー!」

深雪「頑張れー!初雪ー!」

白雪「では、よーい…」

白雪「スタート!」

望月「…」

初雪「…」

望月「…」

初雪「…」

秋月「…?」

プリ「…あれ?」

望月「…」

初雪「…」

望月「…」

初雪「…」

叢雲「…」イライラ

叢雲「ビビってないではやく入りなさいよっ!」ドンッ

望月「ギャーッ!!」ボチャーン

初雪「おわぁー!!」ボチャーン

吹雪「wwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwwww」

プリ「wwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、アウトー

吹雪「いだっ!」スパーン

陽炎「ふわっ!」スパーン

プリ「あーっ!」スパーン

望月「叢雲ぉぉん!!いきなり突き落とすんじゃねぇよ!まだ心の準備ができてなぎゃあああああああ!?!?」←ドクターフィッシュに食いつかれた

初雪「私たちアンニュイだけど一応女の子だし、こういうのには抵抗がああああああああんっ!!!?」←ドクターフィッシュに食いつかれた

吹雪「リアクションwwwwwwwwwww」

瑞鶴「さすがはドクターフィッシュだwwwww」

望月「うひゃゃひゃひゃゃひゃ!!くすぐったいくすぐったいっ!!首はらめぇぇぇぇぇぇっ!!!」バシャバシャ

初雪「ふわぁぁぁぁ!!やぁだ触らないでー!ぎゃああ脇にきたぁぁぁぁぁ!!!」バシャバシャ

望月「ああっメガネ落ちた!どこ!見えない!!あああああああ!!!見えないから魚が余計くすぐったく感じるよぉぉぉぉ!!!」バシャバシャ

初雪「うおおおおおおお!!!私の乳首食われてる!乳首乳首乳首乳首乳首ぃぃぃぃぃぃん!!!!」バシャバシャ

秋月「wwwwwww」

陽炎「なんだこれwwwwwwwww」

プリ「乳首を連呼しないでwwwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「なんか、バカ殿とかドリフのコントみたいなの思い出す…」スパーン

瑞鶴「まるでひと昔前の無茶苦茶なバラエティ番組を見てるような…」スパーン

陽炎「ていうかこの2人がこんなに悶絶したの、初めて見た気がする…」スパーン

秋月「レアシーンですね…」スパーン

プリ「言ってる場合じゃないから!」スパーン


望月「んあーっ!!アソコ入ってきやがった!!ダメダメダメダメ!!そこはつついちゃ駄目だぁーー!!!」バシャバシャ

初雪「敏感なところ!そこは!もうやだ争ってる場合じゃない!早く脱出を…!!」バシャバシャ←水槽から出ようとした

望月「わ、私も…!女としての限界が…」バシャバシャ←水槽から出ようとした

望月「どわぁぁぁぁぁ!?」ボチャーン←ガラスが滑って出れない

初雪「なああああっ!!」ボチャーン←ガラスが滑って出れない

吹雪「wwwwwwwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwwwwww」

プリ「wwwwwwww」

瑞鶴「くそうwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「こんな、二段構えだったなんて…」スパーン

瑞鶴「これはあの2人に同情しちゃうわ…」スパーン

白雪「ほら望月、掴まりなさい」

皐月「初雪も、ほら…」

望月「うううう…ありがとう…うううう…」ザバーッ

初雪「…はぁ…はぁ、助かった…」ザバーッ

【初雪&望月、同時に救助】

秋月「どうやら引き分けに終わったみたいですね」

陽炎「地味に吹雪型が睦月型を、睦月型が吹雪型を助けてるのが感動する…」

深雪「お疲れさん、2人とも」

長月「ドクターフィッシュプール、どうだった?」

望月「…色んな意味で死ぬかと思った」グッタリ

初雪「もうこのまま、永遠に異種姦され続けるのかと思った…」グッタリ

吹雪「おいwwww異種姦言うなwwwwwww」

陽炎「初雪wwwwwww」

プリ「wwwwwwwwwwwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、アウトー

吹雪「きゃひん!」スパーン

陽炎「まだ犯されてはないでしょ!」スパーン

プリ「そんな表現はだめっ!」スパーン

秋月「そう言えば思ったんですけど、これって今どちらが優勢なんですか?」

吹雪「知らないよもう…どっちでもいい」ヒリヒリ

陽炎「でも確かに…勝敗は実際どうなってんのよ?」ヒリヒリ

叢雲「くっ、結局ここまででは勝負はつかなかったようね」

睦月「そうみたいだね…!接戦激戦の互角の戦いだよ!」

瑞鶴(あっ互角だったんだ)

プリ(互角だったんだね)

叢雲「仕方ない、こうなったらアレで勝負をつけるしかないわ!!」

睦月「そうだね、アレしかない!」

叢雲「大将同士の決戦!!」

睦月「駆逐艦に伝わる、伝説のの競技!」

叢雲&睦月「相撲で勝負よ(にゃしい)!!」ドーン

【吹雪型大将 叢雲】

【睦月型大将 睦月】

吹雪「…来たか」

陽炎「来ちゃったのね」

瑞鶴「定番の、最悪の大将同士の決戦が…」

プリ「え…相撲?ん、普通…??」

秋月「ここまで酷い戦いばかりだったのに…あ、でも上半身裸になるってとこはちょっとアレですね」

吹雪「そうじゃない、そうじゃないんだ秋月…プリンツさん…」

瑞鶴「これはきっとただの相撲じゃないのよたぶん…いや、絶対に!」

陽炎「最悪のレギュレーション付きの相撲だと思う…」

秋月「?」

プリ「た、確かにここまでの流れ的にはものすごーく嫌な予感しかしないけど…」

睦月「最終決戦のルールの説明をするよ」

叢雲「最終決戦はさっきも言った通り、相撲で勝負するわ」

睦月「でももちろんただの相撲じゃ面白くないし、最終決戦には相応しくない。そこでちょっとルールを変える必要があるにゃし」

叢雲「その新ルールとは」

叢雲「お互いの女性器に生理食塩水を注入したまま相撲をして、先に絶頂した方が負け。というルールで勝負よっ!!」

吹雪「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

プリ「えええwwwwwwwwwwwwwwwww」

瑞鶴「ついに言いやがったwwwwwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwwwwwwww」

秋月「何ですってwwwwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

陽炎「とうとう包み隠さず絶頂とか言ったわね…」スパーン

吹雪「今のNGワードじゃないの…?」スパーン

プリ「駄目でしょ。ぜったい駄目でしょ…」スパーン

秋月「言ったのが叢雲さんってのもまた…」スパーン

瑞鶴「酷さを倍増させてるわ…」スパーン


睦月「…」

叢雲「何よ、どうしたの」

睦月「ごめん、聞こえなかった。もっかいルール説明して?」

叢雲「しょーがないわね…」

叢雲「お互いの女性器に生理食塩水を注入したまま相撲をして、先に絶頂した方が負け。というルールで勝負よっ!!」

吹雪「wwwwwwww」

秋月「wwwwwwwww」

プリ「wwww」

陽炎「wwwwwwww」

瑞鶴「何度も言うなwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「叢雲ちゃん…」ヒリヒリ

陽炎「酷さの極限進化は加速する…」ヒリヒリ

叢雲「そうと決まればさっそく準備よ!」

叢雲「皆!生理食塩水を持ってきて!」

睦月「睦月型も生理食塩水を持ってくるにゃしい!!」

深雪「オッケー」ダッ

長月「ちょっと待ってろ…」ダッ

長月「ほら、持ってきたぞ」スッ

睦月「よーし!それを私のアソコの中に入れてー!」

叢雲「ゆっくり…ゆっくりよ…!」

初雪「あっ」ズボォ

叢雲「ゆっくりっていったじゃないっ!!」ビクーッ

吹雪「wwwwwwww」

プリ「だからそんな誤解を招くことはwwwwwww」

陽炎「いやもうこれに誤解も何もないわよwwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、アウトー

初雪「…」ドピュッドピュッ←挿入中

叢雲「はうっ!んっ!くっ…」ビクビクッ

皐月「…」ドピュッドピュッ←挿入中

睦月「あぁ~っ…ううああぁ…」ビクビクッ

吹雪「…私たちは、何を見ているんだ」

秋月「えっちなはずなのに、恐ろしく面白い光景ですかね…」

プリ「皆まで言わなくていいから…」

瑞鶴「それよりひとつ言っていいかしら。今の効果音おかしくなかった?」

陽炎「さぁ?ちょっとよくわかんなかった」

瑞鶴「いや、今のは明らかに初雪と皐月にいけない勘違いを引き起こすような効果音が出てた気がしたんだけど」

プリ「…w」

吹雪「…気づかないふりしてたのにw」

デデーン
吹雪、プリンツ、アウトー

吹雪「どぴゅどぴゅはいけない!」スパーン

プリ「もうやめてぇ!」スパーン

初雪「入れ終わった。抜くよ」

叢雲「んっ…くうっ!!」キュッ

叢雲「ふ…ふふ…私は準備出来たわよ!そっちは!?」フラフラ

皐月「あーごめん、睦月のガード意外とかたくて…」

長月「やっと半分入れ終わったとこだ。もう少しだけ待ってくれ」

睦月「ごめんね、叢雲ちゃん…」

叢雲「えっ!?はっ…ちょっとぉ!?」

叢雲「だめっ…はやくしてくれないと!私!でちゃう!」

長月「あ、あと少しだから…!」

磯波「頑張って閉めててください!」

叢雲「そんな…!んあっ!?あっ!!」

叢雲「~~~~~~っ!!!!!」

叢雲「だめぇぇぇぇぇ!!!イクぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」ビシャビシャビシャビシャ

吹雪「嘘つくなwwwwwww」

陽炎「生理食塩水だろそれはwwwwwww」

瑞鶴「成分は一緒かもしれないけどwwwwwww」

プリ「こんなの馬鹿馬鹿しいよwwwww」

秋月「wwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「あ、ありのまま今起こったことを話すよ!私の目の前で叢雲が絶頂したと思ったら爆笑が起きたんだ!」ヒリヒリ

陽炎「何を言ってるのかわからねーと思うが(以下略」ヒリヒリ

瑞鶴「あのさAVとかじゃないんだからさ…」ヒリヒリ

プリ「もっと、仕事選んでよぉ…」ヒリヒリ

秋月「流石にこの仕事は、ちょっとアレですよね…」ヒリヒリ


睦月「…んっ!」キュッ

睦月「お待たせ叢雲ちゃん!今やっと入れ終わっ…」フラフラ

深雪「ごめん、叢雲は入れ直ししてるから…」

白雪「すぐ入れるから、ちょっと待っててくらる?」

睦月「!?」

睦月「あっ…やっ…!きちゃう…きちゃうっ!!!」

睦月「やあぁぁぁぁぁあんっ!!!!イッちゃうよぉーーーー!!!」ビシャビシャビシャビシャ

プリ「wwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwww」

秋月「ww」

陽炎「wwwwwwwwwww」

吹雪「負の連鎖きたwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

叢雲「タイミング良くして…睦月が入れ終わったら抜くのよ…」

初雪「はいはい」ドピュドピュ

皐月「睦月、叢雲が待ってるからアソコ開いて!」ドピュドピュ

睦月「そう言われても…!」

皐月「…ふぅ、入れ終わったよ!抜くよ!」ズルッ

睦月「よ、よーし!今度こそ…!」フラフラ

叢雲「今よ初雪!抜いてっ!」

初雪「んー」ズルッ

叢雲「さ…さぁ睦月、勝負よ…」フラフラ

叢雲「…ってあれ…!?アソコが…うまく閉じられない…!ポタポタ

睦月「私も…!?なんでぇ!?」ポタポタ

叢雲「こ、こんなのって…!」ポタポタ

叢雲「なんでよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」ビシャビシャビシャビシャ

睦月「あっ!あっ!あっ!あああぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ!!!!」ビシャビシャビシャビシャ

吹雪「wwwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwww」

秋月「wwwwwwwwww」

プリ「wwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「興奮するとアソコは勝手に開いてきちゃうからね…」スパーン

陽炎「そうなると完全に閉められなくなっちゃうのよね…」スパーン

秋月「身体って不思議です…」スパーン

叢雲「くっ…くぅ…はぁ…はあ…!」

睦月「はぁはぁっ…ああ…はっ…」

【叢雲&睦月、戦闘続行不能】

叢雲「…睦月型は吹雪型の格下と思ってたけど」

叢雲「正直ここまでやるとは思ってなかったわ。凄いじゃない…」

睦月「…そっちこそ、凄い根性だったにゃしい…」

深雪「駆逐艦はやっぱり睦月型が先輩だな。やるじゃん!」

如月「いえ、時代は吹雪型のような駆逐艦を求めていると思うわ」

白雪「そんな!睦月型のような熟練者も必要ですよ!」

皐月「熟練なんて…やっぱり性能は吹雪型の方が上だし…」

初雪「…戦闘は機体の性能だけじゃ決まらない」

望月「そうか…?まぁ、別にいいけどさ…」

磯波「同じ駆逐艦同士、これからも切磋琢磨していきましょう!」

長月「そうだな!私たちは、好敵手だ!!」

【駆逐艦、お互いを認めて和解へ】

秋月「あっ…無事に終わりましたね」

吹雪「良かった…本当に終わってよかった…!!」

プリ「ずっとこのままだったらどうしようかと…!」

陽炎「この時間は色々と目に毒だったわぁ…」

瑞鶴「何か、なんでもいいから綺麗なものが見たい…」

【何とか暴れ駆逐艦の暴走を止めた提督たち】

【しかし、この後も休むことなく新たな仕事を命じられることとなる…】

提督「お前たち、お疲れ様」

秋月「あっ…提督…」

瑞鶴「提督さん…よく見たら綺麗だね…」

提督「どうしたんだ。気でも狂ったか」

吹雪「うん…。はっきり言ってそれに近い状況ですよ…」

プリ「私たちにはさっきのは刺激が強すぎたよぉ…」

提督「よくわからんが、次の仕事の説明をするぞ」

提督「次の仕事は報告会。運営に関わる者や一部の艦娘たち集まって、情報の交換をし合うんだ」

提督「お前たちは新任だから特別にそれの見学の許可が出たから」

提督「見に行ってお前たちも情報収集してこい」

吹雪「はーい…」

瑞鶴「気分のリフレッシュにはなるわね…いってきます…」

陽炎の性格について指摘を受けたので、蛇足かもしれませんが主人公5人の(個人的な)設定について説明すると

吹雪→初期艦。目上の人には敬語でもちょくちょく偉そうなのはそのせい
陽炎→陽抜での性格を非常に緩くしたもの。ちょっとエッチ気味なのは、陽抜本編でエロ本読んでたからそれの強調
秋月→書いた当時は一番新しい実装艦(一番後輩)だから誰にでも敬語
プリ→同人誌っぽい性格。素直、純粋、でもえっち
瑞鶴→よく二次創作で見かける瑞鶴

となっています。育てていて後から気づいたのですが、秋月は普通に駆逐仲間相手のときはタメで話しそうな感じだっので驚きましたね…

次回更新は来週になりそうです
ようやく終わりが見えてきたのでラストまで頑張ります

ちょっとずつ更新再開です
それにしてもイベントの新艦娘はどんな子なのか楽しみですね

【21時00分 報告会】

【提督たちはそれの見学のため、ミーティングルームへと向かった】

提督「着いたぞ、ここだ」

吹雪「おじゃましまーす…」ガチャ

瑞鶴「こんばんわー」


大淀「これより、艦娘報告会を始めます」

大淀「一同、礼」ペコ

明石「お願いしまーす」ペコリ


秋月「あれ、もう始まってた…?」

プリ「はじまりの挨拶してる…」

提督「おっと、どうやら我々は少し遅刻してしまったようだな」

提督「てなわけでお前たちは邪魔にならないよう、あそこにある椅子に座って見学をするんだぞ」

プリ「はいっ」

秋月「了解でーす」

陽炎「ん…?そう言えばこの流れは…」

陽炎「吹雪、今気づいたけどこれ、報告会っていうのは…」

吹雪「うん。間違いなく本家で言うとこの暴露大会だよね…」

瑞鶴「自分の秘密をばらされる反面、他の人の秘密も知ることが出来る天使と悪魔的な時間だよ…」

大淀「本日、報告会にお集まり頂いたのは常任メンバーの私、伊良湖、明石と」

大淀「鎮守府新聞係の皆さんのようですね」

青葉「こんばんわー!鎮守府新聞、記者代表の青葉ですぅ!」

古鷹「今晩は宜しくお願いします」

加古「たくさん面白い情報を持ってきたからな。そっちからも新聞になりそうなネタを頼むなっ!」

衣笠「互いに有益な情報を交換し合いましょー!」

【新聞係 青葉&衣笠&古鷹&加古】

【鎮守府運営 大淀&明石&伊良湖】

プリ「わぁ、いっぱい集まってる」

秋月「大淀さんは2回目の登場ですね」

吹雪「あの人は鎮守府のことなら何でも知ってそうな感じがするからなぁ…」

陽炎「あの人たちから何を言われるのか怖いわぁ…」

大淀「それでは報告をしていきましょう」

大淀「誰か、面白い情報を言いたいことがある人はいますでしょうか?」

加古「じゃあアタシから行くよー」

大淀「では、どうぞ」

加古「あのさ、アタシが今から話すのは…」

加古「秋月って奴の話なんだけど…」

秋月「!?」

秋月「わ、私ですか!?」

瑞鶴「最初の犠牲者は秋月になっちゃったか」

陽炎「加古さんは秋月のナニを教えてくれるのかねぇ」


明石「秋月…って言ったら元駆逐艦、現提督の秋月さんですか?」

加古「そうそうその秋月のこと」

加古「秋月が昔は貧乏だったって話は有名じゃん?それに関する面白い情報があるんだよ!」

伊良湖「ふむふむなるほど」

大淀「では、それについて詳しく話してください」

加古「おっけー、えっと…」

加古「秋月は今でこそ軍人になってお金も貰って人並にお金を使うことを知ってるじゃん?」

加古「だけどまだ秋月がここに来たばかりの頃覚えてる?あの子、本当に驚くほどの貧乏生活してたんだよね」

加古「で、そんな秋月がここに来て間もないある日のことなんだけど…アタシはその日は休日で、古鷹と一緒にレストランに行ったんだ」

加古「私たちがハンバーグ食べてたら、なんとそのレストランに秋月が入ってきたんだよ」

加古「多分、はじめて給料を貰ったんだろうな。秋月はアタシたちに気付かずわくわくしながらレストランのメニューを眺めてたんだ」

加古「秋月が貧乏ってことは当時から有名だったし、恐らく秋月にとってレストランは初めてなんだなってアタシたちも察しがつくわけよ」

加古「だからアタシたちは秋月がどんなものを何を注文するかこっそり見てたんだ。秋月の初めての贅沢は何にするのか、ってね」

明石「ふむむ、ここまではほのぼのした話ですね」

伊良湖「結局秋月さんは何を注文したんですか?」

加古「それな。秋月が何を食べたかと言うと…」

加古「あいつ、悲しいことにライスだけ頼んで店の外に行って排気口から流れる料理の匂いをおかずにライスを食べてたんだよ…」

加古「初めての贅沢がそれって…悲しすぎじゃないかなぁ…」


秋月「wwwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwwwwwwwww」

デデーン
秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー

瑞鶴「秋月…」スパーン

陽炎「プライド、無いの…?」スパーン

秋月「過去の話ですから!今はそんなことしません!」スパーン

吹雪「そうだよね、今は頼むのはライス大盛りだもんね秋月」

秋月「吹雪さんの言う通りです!全くもうっ!」

プリ「え?これってそういう問題なの?」


加古「更に言うと私たちが座ってた席は秋月がいた排気口のすぐ近くだったからなぁ」

加古「窓から見える秋月の姿がすんごい気まずかった…」

古鷹「今でもレストランに行って窓の外を見るとたまーに秋月ちゃんを思い出しちゃいますね…」

伊良湖「なるほど。私も今度、秋月ちゃんに何か作ってあげようかしら…」

大淀「加古さん、面白い話をどうもありがとうございました」

大淀「次は、誰が情報を話してくれますか?」

青葉「では青葉が行きましょう!」

大淀「わかりました。青葉さん、お願いします」

青葉「私がこれから話すのは…」

青葉「陽炎さんの話です」

陽炎「…私か」

吹雪「何をやらかしたの?陽炎」

陽炎「何もないわよ!…たぶん!」


青葉「陽炎さんがラノベの主役をやってるのは皆さんもご存じですよね?」

伊良湖「もちろんですよ」

青葉「確か、最終巻が12月の下旬くらいに発売なんですけど…」

青葉「青葉もそれを新聞のネタにしようと、陽炎さんにラノベをやりきった感想を取材に行ったんですよね」

青葉「その時の陽炎さんに関してお話があるんです」

明石「おー、記者っぽい情報だ」

伊良湖「どのようなお話なんでしょう?」

陽炎「取材…?確かにされたけど何もやらかしてないわよ…?」

瑞鶴「へっ?そんなまさか」

秋月「でも青葉さん、陽炎さん関連で話をしようとしてますよ?」

陽炎「何を言われるのか最後までわからないパターンが一番つらい…」


青葉「えーと、まずは取材中の陽炎さんの様子ですが…」

青葉「陽炎さん、完結したことへ対して嬉しそうでしたがやっぱり終わることへの寂しさもあったみたいです」

青葉「まぁ自分が主役を務めたラノベなのでそれは当たり前なのかもしれませんが…」

青葉「取材中に『もうあの6人で集まることも終わりかぁ』なんて発言してたあたり名残惜しさもとても大きいものだったのでしょう」

明石「そりゃ、まぁねぇ…」

青葉「その後は大変だったとことか、完結記念打ち上げの様子とか、陽炎さんは色んなことを青葉に話してくれました」

青葉「だけどその話の内容も陽炎さん本人の頑張ったことばかりじゃなくて、ラノベの同じ出演者の曙さんたちや愛宕さんたちのことまでしっかり話してくれて、やっぱり陽炎さんは優しいお姉ちゃんキャラなんだなって改めて感じましたね」

伊良湖「そのあたりはさすが陽炎さんですよね」

明石「あの年なのに細かい気配りがよく出来てると思います」

青葉「はい。で、そこまでは良かったんですけど」

明石「?」

陽炎「!?」

青葉「陽炎さん、ラノベが完結して少々気が舞っていたのでしょうか…」

青葉「取材が終わった後、何故か青葉に『まぁあなたも完結記念に飲みなさい!』なんてビールを持ち出して来たんですよ」

青葉「確かにあのラノベで飲酒描写はありましたが流石の青葉も駆逐艦にビールはマズイと思って断ったんです」

青葉「でも陽炎さんはしつこく私にビールを飲ませようとするんですよ。『何よ私の酒が飲めないの』とか言った時は正直めんどくさいと思いました」

明石「お姉ちゃんキャラ特有の絡みですね」

伊良湖「面倒見がよすぎるとこうなっちゃうんですよ」

青葉「しばらくそんな攻防戦が続きました。青葉は断り続けました。青葉も取材という仕事中なんで飲酒は駄目ですし…」

青葉「青葉もこれ以上はいけないと思って『そのビールは出演者の皆さんと一緒に飲んでください!』って陽炎さんに言ってやったんです」

青葉「…で、それに対する陽炎さんの発言が」

青葉「『こういう酒は、アンタ以外と飲む気になれないのよ!』」

青葉「でした」

青葉「青葉…これ、口説かれてます?」ポッ

陽炎「…」

陽炎「wwwwwwwwwww」←自分の発言の意味に気づいた

プリ「wwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwwwww」

吹雪「wwwwwwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー

吹雪「えぇ…ついに青葉もターゲットに…」スパーン

プリ「大きな記念のお酒を青葉以外の人に飲ませたくないって…どれだけ青葉のことが好きなの」スパーン

陽炎「ち、違うのよ、アレは記者特権って意味で…」スパーン

瑞鶴「この女たらし!」スパーン

陽炎「違うから!」


大淀「青葉さん、ありがとうございました」

大淀「それでは次は…」

古鷹「あ、じゃあ私いきます!」

大淀「古鷹さんどうぞ」

古鷹「はっ、はい!私が話すのは…」

古鷹「瑞鶴さんのことですけど…」

瑞鶴「おっと…ここで私…」

吹雪「年長者は何をばらされちゃうのかな?」

古鷹「瑞鶴さんと言えば、一緒に話のネタにされるのが瑞鶴さんの先輩である加賀さんですよね」

古鷹「そんな加賀さんから聞いた話があるんですけど…」

瑞鶴「!?!?」

古鷹「瑞鶴さんには葛城さんっていう後輩がいますよね」

古鷹「ある日、瑞鶴さんと葛城さんが加賀さんの下で訓練していた時のこと…」

古鷹「加賀さん的にちょっと困ったことが起こったそうなんです」

明石「うーむ、登場人物の時点で既に面白いんだけど」

吹雪「嫌な予感しかしないメンバーじゃん」

陽炎「でこぼこ3人組だもんねぇ」

瑞鶴「あんたたち、そんな酷い言い草しなくてもいいでしょ!?」

古鷹「その訓練は加賀さんにとって初めて葛城さんを指導した訓練でした」

古鷹「本当は、いつもは瑞鶴さんが葛城さんを指導しているのですが、瑞鶴さんの勧めで葛城さんも加賀さんのことをよく知ってもらうためにそうしたらしいのですけど」

古鷹「とりあえず初の共同訓練ですし、加賀さんは日本正規空母の基本であり要でもある弓道の訓練を行ったのです」

古鷹「それも的のど真中に矢を射るというシンプルな内容を行いました」

古鷹「ですが瑞鶴さんはとにかくそれが苦手で、なかなか矢が真ん中に当たらないんですよね」

古鷹「葛城さんと加賀さんは見事に数発で決めたのに対し、瑞鶴さんは何回やっても当たらない…」

古鷹「そこで加賀さんは瑞鶴さんに居残り訓練を命じました」

古鷹「これは加賀さんにとっては日常茶飯事で、瑞鶴さんにとっても毎度のことで慣れていたのですが…」

古鷹「…その時、事件は起きてしまったのです」

古鷹「加賀さんの居残り命令に対して…」

古鷹「葛城さんが『瑞鶴さんに居残りは似合わない!スパルタなんて時代遅れ!』なんて言っちゃったんですよ」

古鷹「葛城さんは瑞鶴さんをとても尊敬しているので、瑞鶴さんの尊厳を守るためにそう言ったんでしょうけど…」

古鷹「その言い方もなかなかキツくて、流石の加賀さんも怒るどころか逆にへこんじゃったみたいなんですよね」

古鷹「ですが瑞鶴さんにとって加賀さんも尊敬する先輩です」

古鷹「この状況をヤバイと思ったのか、瑞鶴さんも加賀さんのフォローに向かいました」

古鷹「それで瑞鶴さんが加賀さんに言った言葉が…」

古鷹「『加賀さんは優しい女ずい!』だったそうです」

古鷹「それに対して加賀さんから返事が来ています」

加賀『貴方の後輩がいる前でずいとか言われてもリアクションに困るわ…』

古鷹「…だそうです」

瑞鶴「wwwwwwwwwww」

デデーン
瑞鶴、アウトー

陽炎「こりゃ恥ずかしいわ…」

瑞鶴「加賀さんの前だとつい素が出て甘えたくなるのよ…」

吹雪「ちなみに、葛城さんの前でずいとか言った経験は?」

瑞鶴「無いから恥ずかしいのよ!?」

秋月「私も噂に聞くずいずい言ってる瑞鶴さんを見てみたいですー」


大淀「古鷹さん、ありがとうございました」

大淀「では、次は…」

衣笠「4人の中で残ってるのは私しかいないっしょー」

衣笠「と、言うわけで衣笠さんが話すのは…」

衣笠「ドイツから来た、プリンツオイゲンって人の話」

プリ「ええ、私!?」

瑞鶴「プリンツは日本に来たばかりのカルチャーショック話とか出そうよね」

衣笠「あのね、プリンツがこっちに来たときの話なんだけどさ」

衣笠「プリンツは友達をつくるために、色々試行錯誤してたわけよ」

衣笠「で、その一つに何か面白いことを言うって作戦があったんだけど」

衣笠「面白いっても中身はただダジャレを言うだけなんだよね」

衣笠「んで、その内容は『ドイツ語で女性は『Damen』…つまりデーモン…すなわちドイツ語学上で言うと、女性はヒト科ではなく、悪魔だという事に… 』っていうものなの」

衣笠「まぁ、これが面白い程に誰からも相手にされかった訳で」

衣笠「本人も受けないことに気づいてこのジョークを言うのをすぐやめたんだけどさ」

衣笠「なんでこのジョークが全く相手にされなかったのか理由があることを本人は知らないんだよね」

プリ「へっ?」

衣笠「その理由は」

衣笠「既にもう、ビスマルクが来たときに艦隊の皆に言いまくってて皆飽きてたんだ」

プリ「ふえええーーーっ!!??」

吹雪「wwwwww」

陽炎「www」

秋月「wwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、アウトー

吹雪「プリンツさん、そこまで驚くものなの…?」スパーン

陽炎「オーバーリアクションなんじゃ…」スパーン

プリ「いやだって、私もビスマルク姉さまと思考回路が同じだったから、嬉しくて…」

瑞鶴「あぁ、そういう…」


青葉「…はい!これで我々4人の情報は以上です」

古鷹「いかがだったでしょうか?」

伊良湖「全て面白い情報でした。提供を感謝します」

明石「ありがとうございます、皆さん」

衣笠「いいってことよ!次はそっちが話す番だし!」

加古「そっちからも面白ーい情報を聞かしてちょーだい」

大淀「了解しました。では私から話しましょう」

大淀「私が話すのは…」

大淀「吹雪さんのことです」

吹雪「来たか…私が…」

陽炎「私たち5人の中で話されてないのは吹雪だけだからね」


余談だけどドイツ語の女性の原形は「Dame」で「Damen」は複数形な
さらに言えば「女性」じゃなくて「ご婦人」が正しい訳やで
女性は「Frau」の方が合ってるし正しい

古鷹「大淀さんといえば、話すのは…」

大淀「はい。鎮守府ができたばかりの話です」

瑞鶴「大淀吹雪は互いに最古参組…」

プリ「大淀は任務艦、吹雪は初期艦だもんね」

陽炎「私たちの知らない吹雪を教えてくれるのかしら」

秋月「まだ艦娘となったばかりの吹雪さん…どんなのか気になります!」

吹雪「期待しないでよ。たぶん、大したことない話だと思うから…きっと」

大淀「それは鎮守府が出来てまだ2、3日も経っていない日のこと」

大淀「鎮守府にいるのは私と明石と提督と吹雪さんだった頃ですが…」

大淀「同年代の子がいないこともあって、吹雪さんは少し寂しそうにしていました」

大淀「提督は装備を充実させてから出撃を行いたいらしく、開発に夢中になってたせいで建造も行わなかったので、そうなってしまったのですが…」

大淀「それではいつまで経っても吹雪さんは一人ぼっちのままです」

大淀「吹雪さんは私に尋ねました。『お友だちが欲しい』って」

大淀「そこで私も吹雪さんに姉妹艦というものがいることを伝えました。今は一人でも、提督が動き出せばすぐに姉妹たちが集まることも伝えました」

大淀「吹雪さんはそれを聞いて喜んでましたね。すぐに会えたらいいなって跳ねてましたよ」

大淀「そこで私も、吹雪さんに姉妹艦のことを知ってもらおうと艦艇の図鑑を貸し出しました」

大淀「可愛いですよね。吹雪さんもまだまだ子供だったんです」

プリ「へぇー、可愛いね!吹雪!」

秋月「吹雪さんにもこんな時代があったんですね」

瑞鶴「今はこんなのになってるけど、まだまだ未熟な頃があったのね!」

吹雪「…」←既に恥ずかしい

大淀「私はそんな可愛い吹雪さんが本を読んでる様子を見たくて、つい魔がさしてこっそり覗きに行ってしまったのです」

大淀「私としては、いつか現れる姉妹艦を想像して喜んでるのかなと思って見に行ったのですけど」

大淀「実際の吹雪さんは…」


~~~
~回想~

吹雪『吹雪型二番艦は…白雪かぁ!』

吹雪『白雪ちゃん…どんな子なのかなぁ、私の姉妹だから私にそっくりだったりして!』

吹雪『三番艦は初雪、四番艦は深雪だね』

吹雪『初雪ちゃんは初ってついてるから幼くて元気がよさそう!ふかゆきちゃんはなんだか柔らかそうな名前だなぁ、きっと大人しい子なんだろうな』

吹雪『それにしても面白い!吹雪型なだけに私の姉妹艦には『雪』の文字がついてるよ!』

吹雪『覚えやすいなぁ!これならいつ姉妹が来てもすぐに名前を覚えられるー!』

吹雪『よーしよし、次の五番艦は誰なのかな?』

吹雪『…』

吹雪『…吹雪型五番艦、叢雲?』

吹雪『…』

吹雪『ホワイッ吹雪型ピーポォーーッ!!??』

吹雪『急に覚えにくくなったぁーー!!??これじゃちゃんと姉妹の名前覚えれるか心配だよぉーーー!!』ゴロゴロ

~~~~
~~~

大淀「…と」

大淀「荒れに荒れていました」

瑞鶴「wwwwwwwwww」

吹雪「荒れる言うなwwwwww」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー

陽炎「いやーいい話だった」

秋月「吹雪さんの過去がついに明らかにされましたね」

プリ「吹雪って昔からそういう性格だったんだね!」

吹雪「それどういう意味!?」スパーン

瑞鶴「感動でもなんでもないからっ!」スパーン


青葉「大淀さん、どうもありがとうございました」

青葉「では次は…伊良湖さん、何か情報をお願いできますか?」

伊良湖「わかりました」

陽炎「あれ?まだ続くの?」

吹雪「私たち5人はもう言われたはずじゃ…」

伊良湖「私が話すのは提督のことです」

吹雪「ふおっ!?司令官!?」

瑞鶴「割かしどうでもいい情報の予感がっ!」

伊良湖「少し前に、提督が私たちに迷惑をかけた話があるんです」

明石「提督が?伊良湖さんと間宮さんに?」

伊良湖「はい。私たちの店は利用券を使って甘味を提供する制度になっているんですが…」

伊良湖「提督にとってその利用券は、課金をするかイベントに勝利するか手に入らないような貴重なものでして…」

伊良湖「それでどうやら、艦娘の皆さんに『利用券はもったいないからあまり使うな』って言ってたみたいなんです」

伊良湖「しかしそれだと私たちの店にお客さんが来てくれない…」

伊良湖「だから私たちも艦娘の皆さんに『利用券なんかいいから食べに来て』って言ったんですよ」

吹雪「…あー、そう言えばそんなことあったような…?」

プリ「言われたら思い出すような話…だよね?」

伊良湖「私と間宮さんは確信しましたね。これでまたお客さんが、艦娘の皆が来てくれるって」

伊良湖「…その直後でした」

伊良湖「食べ放題と勘違いした提督と赤城さんがやって来て…」

伊良湖「甘味をほとんど食べ尽くしてしまったのです!!」

伊良湖「貴方は呼んでいません!!提督!!!」

吹雪「wwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwwww」

プリ「wwwww」

陽炎「wwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「…司令官」

陽炎「アンタ、実はかなりのアホでしょ」

提督「…」

瑞鶴「しらを切るんじゃないっ!」

プリ「私だって、食べたかったよ…」

秋月「うらやましいです…」

提督「一応、間宮から羊羮で殴られるという制裁は喰らったんだけどな」


伊良湖「ですから皆さんに伝えてください…遠慮なく食べにきてくださいと…」

衣笠「はーい、任せてー」

青葉「メモしなくちゃ。えーと、司令官はアホと…」メモメモ

加古「アレの犯人って提督だったんだな…」

青葉「それでは、最後は明石さんが残りましたね」

青葉「明石さん!最後にいっちょ面白い情報をお願いします!」

明石「はーい。私が話すのは…」

明石「青葉さんの話ですけど…」

青葉「んっ!?」

青葉「私ですか!?なんでですか!?」

明石「私が個人的に経営してる売店でのできごとなんですけどね」

青葉「あれっ無視された」

明石「実は売店の裏に、お盛んな子に向けたR-18コーナーをこっそり作ってるんですよ」

明石「まぁそこではエロ本を売ったりオ◯ニーグッズをしてるんですが」

明石「やっぱり一番人気なのは提督グッズな訳なんです」

明石「提督セクシー抱き枕とか、提督淫乱ボイスとか、かなり売れて儲けてるんですよね」

明石「だけどそういった人気商品を作るには素材が必要で、青葉さんによる提督の盗撮・盗聴によって提供されているです」

明石「なにせ、上手く提督を撮れるのがここじゃ青葉さんしかいませんからね」

青葉「…」

吹雪「おや、なんだか危なそうな話に…」

陽炎「ちょっと面白そうかも…」

明石「んで、これは1週間前の話なんですが」

明石「私は新しい提督グッズを作るべく、青葉さんにまた盗撮をお願いしたんです」

明石「新しいグッズとは言っても抱き枕カバーの新バリエーションですけどね」

明石「私としては、ふつーに提督を撮って戴くくだけでよかったのですが…」

明石「その日の青葉さんはナニを考えていたのか、どうやらちょっと青葉さんもお盛んだったみたいで」

青葉「撮ってきた写真が…」

明石「提督の性器のドアップでした」

明石「…どうやって撮ったんです?」

吹雪「…」←ちょっと生々し過ぎて笑えない

陽炎「…」←同上

瑞鶴「…」

秋月「…」

プリ「…」

青葉「滑ってんじゃないですか明石さぁん!!」

青葉「青葉の黒歴史なのに…」

明石「あ、そうそう。ちなみに剛毛でした」

吹雪「w」

プリ「ww」

陽炎「w」

デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、アウトー

明石「これでいいですか?」

青葉「そういう問題じゃないです!!」

大淀「まぁとにかく、これで報告会は終わりです」

伊良湖「本日はお集まりありがとうございました」

青葉「えっちょっと皆さん!?勝手に終わらないでくださいよ!」

衣笠「ほら青葉、帰るよ」

古鷹「あんまり長居したら迷惑でしょ」

加古「はや帰って寝よーぜ、青葉…」ウトウト

青葉「待ってー!青葉のあんまり知られたくない秘密がー!」ズルズル

ガチャ
バタン

吹雪「…」

プリ「提督」

陽炎「どれくらい剛毛なんですか?」

提督「本人の前で普通聞く?それ」

【21時30分 再び休憩室へ】

吹雪「どっこいしょ、きゅーけーい」

陽炎「おばあさんじゃないんだからどっこいしょとな言わないの」

プリ「それにしても、もうすっかり夜になっちゃったねー」

秋月「21時をこえちゃいましたね。もうすぐ消灯時間の22時です」

瑞鶴「でもさ、提督に消灯時間なんてあると思う?」

秋月「…無いでしょうね」

吹雪「あっ、ということは今からの仕事は…」

ガチャ

提督「気付いたようだな、吹雪」

吹雪「やっぱり来ましたか」

プリ「今からの仕事はなーに?」

提督「お前たちの予想通り、今からの仕事は夜の見回りだ」

吹雪「やっぱりですね」

提督「もうすぐ消灯時間…だが奴らは年頃の女の子。ちゃんと消灯時間に寝ようとしない奴らは駆逐艦にも戦艦にも非常に多い」

提督「今の時間は消灯直前。そこでお前たちには消灯までは艦隊の皆に睡眠の催促を」

提督「消灯後はちゃんと寝ているかの見回りをしてもらう」

提督「睡眠不足で次の日の仕事が疎かになってしまっては困るからな。ちゃんと寝かせるように頼むぞ」

吹雪「了解でーす」

陽炎「わかったわ。任せて」

提督「まずは鎮守府にいる奴等の追っ払いだ」

提督「よくのんびりとギリギリまで鎮守府に居座ろうとしてる奴が時々いるが、俺たちはそういった奴らをちゃんと22時までに寮へと誘導しなくちゃいけない」

提督「消灯すると真っ暗になるからな。ふらふら歩かれて怪我でもしたらたまらん」

提督「と、いうわけでこの鎮守府を歩き回り、居座ってる艦娘を見つけたら叱ってくれよな」

秋月「はいっ!」

提督「ちなみに艦娘はのんびりしやすい給湯室とか食堂とかに集まってることが多いから」

提督「そこら辺を中心に探してみてくれ」

プリ「はいはーい」

吹雪「それじゃ、いってきまーす」

【21時40分 睡眠催促】

【給湯室】

陽炎「とりあえず給湯室に着いたわ」

瑞鶴「提督さん、この辺を探せって言ってたよね」

吹雪「ほんとかなぁ…どれどれ」

秋月「…あっ、いますね」

鬼怒「ふわぁ~…むにゃむにゃ…」

羽黒「あわわ…起きてください、鬼怒さん…」

【眠りかけ 鬼怒】
【付き添い 羽黒】

鬼怒「うぅ~ん…ふわぁ…」

羽黒「こんなとこで寝たら風邪引いちゃいます…起きて…!」

吹雪「ありゃ、寮に戻る前に先に寝ちゃったのかこの人は」

秋月「給湯室って畳や座布団とかあってくつろぐのに最適ですからね」

プリ「タタミは横になると気持ちいいよー!」

陽炎「私もこうやって寝転がってたら落ちちゃうことってよくあるわー」

羽黒「起きてー」ペチペチ

鬼怒「んあー…」zzz

秋月「起きませんね」

吹雪「鬼怒さんはいつも運動してるから寝つきがいいんだよ」

陽炎「メリハリのある性格だからね。羨ましいわ」

瑞鶴「でも一応起こしてあげないと…」

プリ「しっかり寮まで送ってあげなきゃ」

羽黒「鬼怒さん、鬼怒さん…」ペチペチペチペチ

鬼怒「んごぁー」zzz

羽黒「うぅ…ぜんっぜん起きませぇん」

羽黒「ここで寝たらいけないのに…」

羽黒「で、でもこっちにも手はありますから…これを使って起こします!」

吹雪「?」

瑞鶴「?」

羽黒「…」ゴソゴソ

羽黒「…いきます」スッ

陽炎「!」

秋月「あれは…」

吹雪「洗濯バサミ!」

【洗濯バサミ登場】

羽黒「あの、ごめんなさい、鬼怒さん」

羽黒「これで…起きてください!」バチンッ

鬼怒「ぐぅー」zzz←鼻に洗濯バサミ

秋月「wwwww」

陽炎「wwwwwwwww」

吹雪「起きろよwwwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、アウトー

秋月「あいたっ!」スパーン

陽炎「ふぐっ!」スパーン

吹雪「しぇー!」スパーン

鬼怒「ごぁー…」zzz←まだ起きない

羽黒「…」

羽黒「洗濯バサミは、まだ沢山あります」

瑞鶴「!?」

プリ「まだ挟むっていうの!?」

羽黒「これでっ…!」バチンッ

鬼怒「んぅー…」zzz ←耳に洗濯バサミ×4

羽黒「これなら…!」バチンッ

鬼怒「むにゃー…」zzz←顎に洗濯バサミ×3

羽黒「これ以上、寝かせません…!」バチンッ

鬼怒「ふみゅー…」zzz←瞼に洗濯バサミ×2

瑞鶴「待てwwww落ち着けwwwww」

秋月「鬼怒さんwwww鬼怒さんがwwwwww」

陽炎「見るに耐えない姿になってるwwwwwww」

プリ「これ痛いよwww絶対にwwww」

吹雪「勘弁してやってwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「くっそー…」ヒリヒリ

陽炎「鬼怒さんも鬼怒さんでなんで起きないの…」ヒリヒリ

羽黒「うう…こんなにやってるのに起きないなんて…」

鬼怒「ふんがー…」zzz←見るに耐えない姿

羽黒「こうなったら…こうなったら…!!」

羽黒「奥の手を使うしかありません!!」

プリ「お、奥の手!?」

瑞鶴「今度は何をするの!?」

羽黒「♪~♪~」←鼻歌

瑞鶴「!?」

プリ「!?」

羽黒「ぐーちょきぱーでーぐーちょきぱーでー♪」

羽黒「なにつくろー、なにつくろー♪」

羽黒「みぎてがぐーで、ひだりてもぐーで♪」


羽黒「鬼怒」←鬼怒のポーズ

鬼怒「鬼怒」ガバッ←起床

吹雪「wwwwwwww」

秋月「wwwww」

瑞鶴「wwwwwww」

陽炎「wwwwwwwww」

プリ「wwwww」

デデーン
全員、アウトー

※イメージ画像
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira094899.png


羽黒「鬼怒さん!」

鬼怒「やー、ごめんごめん。つい寝ちゃってたぁ…」

鬼怒「迷惑掛けちゃった?ほんとごめんねぇ、私のために…」

羽黒「いえっ、起きてよかったです!はい!」

鬼怒「じゃあ寮へ帰ろっか」スタスタ

陽炎「出たよ…鬼怒さんの得意技…」

吹雪「いいなぁ、持ちネタある人は…羨ましい」スパーン

秋月「鬼怒さん、洗濯バサミだらけのまま帰って行きましたね…」スパーン

プリ「あれ、肌にダメージありそうなんだけど…」スパーン

瑞鶴「鬼怒は気にしそうにないからいいんじゃない…?」スパーン

【給湯室の艦娘を追い出した提督たち】

【彼女たちは場所移動をし、食堂へ向かった】

~~~

【食堂】

吹雪「今度は食堂」

プリ「ここにも艦娘たちがいるって言ってたっけ」

瑞鶴「…いるわいるわ。あれは…」

秋月「レーベレヒトさんにマックスさんですね」

Z1「…」

Z3「…」

【食堂 レーベレヒトマース&マックスシュルツ】

プリ「あっ!レーベとマックスだー!」

陽炎「食堂のカウンター席に座ってるわね」

瑞鶴「何かを待ってるみたい…?」

秋月「あの二人は何をしているのでしょうか…?」


Z1「ねぇマックス。これは本当の話なのかい?」

Z1「消灯時刻直前に、食堂のカウンターに料理人が現れるってこと…」

Z3「本当よ。ビスマルクから直接聞いたもの」

Z3「知る人ぞ知る食堂の裏メニューがこの時間だけで食べられるのよ」

Z3「だからもう少しだけ待ちましょう」

Z1「うん…」


瑞鶴「ほぇ、裏メニュー???」

秋月「そんなのあったんですか?」

【レーベ、マックス、裏メニューの捜索中】

プリ「えっビスマルク姉さまから直接!?私はそんなの聞いてないよー!」

吹雪「落ち着けプリンツさん。私だって知らなかったから」

陽炎「むしろ私も驚きたいくらいだから」

秋月「それに料理人って…こんな時間に一体誰が出てくるのでしょうか?」

瑞鶴「居酒屋勢はちゃんと鎮守府居酒屋に行くはずだし…?」

秋月「…と、噂をすれば、アレは…!」

??「…」スタスタ

Z1「あっ!」

Z3「ほらレーベ。やっぱり来たみたいだわ」

Z3「これが、噂に聞く夜の料理人…」

Z3「谷風よ」

谷風「…」ドーン

吹雪「!?」

瑞鶴「!?」

【料理人 谷風】

吹雪「…谷風て」

瑞鶴「料理、出来るの?」


Z1「わぁ、噂は本当だったんだぁ…」

谷風「ん…谷風さんに何か用事かい?」

Z1「は、はい。噂を聞きつけ、ここで何か食べさせて貰えると…」

Z3「私たちここ初めて来たの。貴方は一体何を作るのか教えてくれるかしら」

谷風「…つまりお前さんたちは何も知らずにここへ来たってことかい?」

Z3「ええ、まぁ…」

Z1「そういうことになりますね…」

谷風「てやんでい!!」クワッ

Z1「」ビクッ

Z3「」ビクッ

谷風「ここは秘密の食堂…そんな生半可な気持ちで来られちゃ困るなぁ」

谷風「こちとらプロだぜ。よくわかってないような小娘を相手にしてるほど暇してないんだ」

谷風「ここでちゃんと食事をしたいのなら、しっかりと情報をあちゅっ…集めてから」

吹雪「ちょいww」

陽炎「大事なとこで噛むなww」

デデーン
吹雪、陽炎、アウトー

吹雪「うごっ!」スパーン

陽炎「ひあっ!」スパーン

谷風「あー、ごほん…」

谷風「まぁいいや。せっかく来てくれたんだから教えてあげよう」

谷風「谷風さんがつくるのは、うどんさ」

Z1「うどん?」

Z3「あの白くて太いの?」

谷風「そうともさ。それがここの唯一のメニューさ」

Z1「1つしか無いの?」

谷風「そうだよ。下手に他のメニューを作って他のメニューに気を取られたらうどんの質が落ちちまうからな」

谷風「うどんだけに集中することによって生まれる、最高のうどん…それがうちのうどんさ」

谷風「もし他のものが食べたかったら帰ってくれてもいいんだぞ」

Z1「いえっ、ではうどんをください」

Z3「私もお願いします」

谷風「わかった。うどん2つ、ちょっと待ってくれ」


瑞鶴「…裏メニューがうどんて」

吹雪「食堂でいつでも普通に売ってるし」

プリ「何かどこかが普通のやつと違うんじゃない?」

陽炎「普通に考えたらその可能性が高いわね」

谷風「…」←厨房の中に入った

Z1「…」

Z3「…」

Z1「…あの人、頑固っぽい人だね」

Z3「そうね…だけどヤーパンの頑固者の作る料理は総じて美味しい傾向にあるという話を聞いたことがあるわ」

Z1「そうなの?」

Z3「そうらしいわ。頑固だからこそ料理へのこだわりがどうとかこうとかで美味しくなるそうよ」

Z3「プリンツが言ってたもの。間違いない情報よ」

Z1「へぇー」

吹雪「…ドイツの子たちに何を教えてんの」

プリ「w」

デデーン
プリンツ、アウトー

プリ「いたい!」スパーン

陽炎「プリンツさんもどっからそういう情報を仕入れたの…」

プリ「ヤーパンの漫画から…」ヒリヒリ

瑞鶴「やっぱりね…」

吹雪「だいたい想像できるわ…」

谷風「…」スッ

Z1「!」

Z3「あっ」

谷風「待たせたな。完成したぞ」

Z1「えっ?早かったね」

吹雪「厨房に入ってから5分くらいしか経っていないような…」

谷風「まぁ細かいことは気にすんなって」

谷風「それよりも見て。これが、谷風さんの自信作うどん…」

谷風「赤いきつねだ」スッ

吹雪「wwwwwwwwwwwww」

瑞鶴「カップ麺wwwwwww」

秋月「wwwwww」

プリ「wwwwwwwwww」

陽炎「こらwwwwwおいwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「散々振ってそれかぁ…」スパーン

陽炎「ていうかこれシ◯ラの持ちネタじゃないの…」スパーン

プリ「確かにこれ私も好きだし美味しいけどさ…」スパーン

秋月「私もこれ初めて食べたときは感動しましたけど…」スパーン

瑞鶴「裏メニューがジャンクフードは酷い!」スパーン


谷風「さぁ、お食べ」

Z1「…」

Z3「…」

谷風「…」

Z1「見てマックス!とても美味しそうだよ!」

Z3「今どき発泡スチロールの器を使うなんてなかなか個性的ね。流石だわ」

吹雪「wwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwwww」

陽炎「www」

プリ「知らなかったのwwww」

デデーン
吹雪、秋雨、陽炎、プリンツ、アウトー

谷風「うどんは勢いよく食うものだ。やってみろ!」

Z1「じゅるるるるるるっ!じゅっ!熱っ…でもおいしい!」ズルズル

Z3「これは…!深海棲艦との戦いの疲れが癒されるわ!」ズルズル

谷風「そうだろう?なんせ、赤いきつねだからな」

Z1「Prima!」ズルズル

谷風「あはは、深海棲艦が怖くて赤いきつねは食えねーからな!」


吹雪「…プリンツさん」

プリ「…はい?」

陽炎「漫画よりもさ、他に教えることがあったでしょ…」

プリ「そんなこと言われたってぇ…」

Z1「ごちそうさまでした」

Z3「Danke、また来るわ」

谷風「おうよ!いつでも来なー!」

【艦娘、食堂から撤収】

吹雪「あっ、帰ってった」

陽炎「ほんと何だったのこの時間…」

秋月「で、でもこれで食堂の艦娘を寮に帰すことはできましたし!」

プリ「これでおっけー!…なのかな?」

瑞鶴「これで給湯室、食堂と行ったわよね」

プリ「えぇっと、次は…」

提督「お前たち」ヌッ

プリ「わわわわっ!!?提督!?」ビクッ

秋月「急に出てきてびっくりしちゃいました…」

提督「お前たち、追い出し作業ご苦労様だった」

提督「とりあえず、お前たちに伝えたいことがあってここに来たぞ」

陽炎「へっ?私たちに伝えたいこと…?」

瑞鶴「追加の仕事とか何かかしら?」

提督「まぁ遠からずも近からずだな」

提督「お前たちに伝えたいこと、それは…」

提督「時間を見てみろ」

吹雪「?」

提督「今の時間は、21時59分50秒だ」

プリ「!」

瑞鶴「じゃあ、私たちに伝えたいことって…」

提督「そうだ。消灯時刻のお知らせだ」

提督「せっかくなのでカウントダウンをするぞ」

プリ「はーい!3…」

秋月「2」

吹雪「1!」

瑞鶴「消灯!」

パッ




■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

吹雪「…暗っ!!」

提督「当たり前だろ。電気切ったんだぞ」

陽炎「ま、前が見えない…」

プリ「あ、なんかふかふかしたのに当たった。これ誰?」

秋月「秋月です」

瑞鶴「くっ」

提督「ほら懐中電灯」ペカー

吹雪「あっ…明るい」

提督「よし、では改めて連絡事項を伝えるぞ」

提督「お前たちに伝えることは、消灯後の仕事内容の再確認だ」

陽炎「再確認…っても仕事内容は見回りでしょ?」

提督「そうだな。今からお前たちは鎮守府の見回りをしてもらう」

提督「だがその見回りのルートを教えてなかったから今から伝えるって話だ」

瑞鶴「なるほどね」

提督「見回りのルートは…まずは寮に行き、ちゃんと艦娘たちが眠っているかの確認だ」

提督「その次は司令部の見回り。不審者がいないかの確認をしてもらうぞ」

提督「最後は倉庫などをチェックして、これで見回りは終わりだ。ちゃんと全て回って異常がないか確認してくれよ」

瑞鶴「了解、わかったわ」

プリ「結構な長旅だねー」

吹雪「またこんな疲れそうな仕事を…」

提督「文句を言うな。一応今日の分の仕事はこれを持って全て終わりだからな」

提督「これが終わったらおやすみタイムだ。残りの仕事はまた明日だからゆっくりと眠ってくれ」

秋月「それ本当ですか!」

プリ「やったー!疲れたからはやく寝たーい!」

吹雪「…次の日まで続くのか」

瑞鶴「始まったのが9時だったから…終わるのも9時なのよね…」

提督「以上で連絡は終わりだ。それじゃ消灯後もよろしくな」

秋月「はーい」

提督「…っと、最後に一つ」

プリ「?」

提督「この時間は、特別に笑っていいことを許可されている」

吹雪「!」

プリ「えっ?ほんと?」

提督「おう。だがその代わり、驚いたらアウトになるからな。気を付けろよ」

提督「提督たるもの何事にも動じずに見回りをしてくれ。それじゃあな」

秋月「わかりましたー!」

陽炎「…やっぱり始まったわね」

吹雪「本編で言う、驚いてはいけない編が…!」

瑞鶴「くっ…心臓にダメージ来そうだわ…」

【22時00分 消灯】

秋月「それじゃあ出発です!」

プリ「吹雪、懐中電灯でしっかり前を照らしてね!」

吹雪「はいはい」

陽炎「最初の目的地は…寮だったっけ」

瑞鶴「ここからだとそれなりに長い距離があるわ…」

吹雪「でも行くしかないよ、仕事だし…怖いなぁ…」

陽炎「これで今日は終わりなんだから、頑張りましょう…」

~~~

秋月「♪~♪~」テクテク

プリ「よるの~ちんしゅふ~♪あるこ~あるこ~♪」テクテク

吹雪「…」ビクビク

瑞鶴「…」ビクビク

陽炎「…」ビクビク

秋月「…なんで吹雪さんたちは怖がってるんですか?」

プリ「そうだよ。暗いのは夜戦で馴れてるでしょ。お化けとか今さら怖いわけないのに」

吹雪「2人とも冷静に考えて。向こうが驚いたらアウトって言ってるのに驚かせに来ないと思う?」

陽炎「笑っていけなかったときも笑わせに来てたでしょ。だから…」

プリ「えー?たぶん大丈夫だよー!」

秋月「私たち、いつも命懸けの仕事をやってるんですよ!ちょっとのことなら驚いたりしません!」

瑞鶴「それフラグじゃん…」

吹雪「とにかく、そろそろ何か出てきそうな気がするよ…」

吹雪「…」テクテク

秋月「…」テクテク

陽炎「…」テクテク

瑞鶴「…」テクテク

プリ「…何も出てこないじゃん」テクテク

吹雪「うーん、こんなはずじゃ…」

陽炎「もしかしたら出てくるのって寮に着いてからじゃない?」

陽炎「司令官も寮に行けって言ってたし。道中シーンはカットする気とかそういうのでしょこれ」

瑞鶴「その可能性は高いわねー。もうすぐ寮に着いちゃうし」

プリ「なーんだ。そうなの」

秋月「とりあえず寮までは楽勝ルートってことですね!」

吹雪「ふー、なら少しリラックスしても大丈夫かな…」

陽炎「そうね、心構えは寮にしてからでいいってわかるし…」

ガッチャーン!!

吹雪「ふぉぉーーーっ!!?」ビクーッ

秋月「きゃあーーーっ!!?」ビクーッ

陽炎「ぬぉあああっ!?!?」ビクーッ

プリ「わあぁぁぁぁぁぁ!!」ビクーッ

瑞鶴「うひぃぃぃぃぃ!!??」ビクーッ

【突然、割れる窓】

デデーン
全員、アウトー

吹雪「…」←腰が抜けた

プリ「…」←同上

熟練見張員「…」スタタタ

熟練見張員「クラァ!!」←デコピン

秋月「いったぁい!」バチコーン

瑞鶴「唐突に仕掛けんの止めてよ!」バチコーン

陽炎「でもプリンツさんも秋月もこれでわかったでしょ…?」バチコーン

吹雪「こんな感じで、驚かせに来るってことが…」バチコーン

秋月「はい…よくわかりました…」バチコーン

プリ「やっと私もわかったよ…これ、超苛酷じゃん…」

瑞鶴「そうよ…だから怖いのよ…」

秋月「き、気を取り直して行きましょう!」

プリ「まずは寮に向かわないと!」

吹雪「そうだね…いつまでもここでびくびくしてる訳にもいかないし…」

陽炎「さっさとこんな見回り、終わらせましょう…」

瑞鶴「よーし、じゃあ行くわよ」

プリ「今度こそ見回りスタート!」

ガタッガタガタ
ドサーーーッ!!!

天城「…」←天井から降ってきた
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira095333.jpg

瑞鶴「ぎょわぁぁぁぁぁぁ!!!」ビクーッ

プリ「いやぁぁぁぁぁぁ!!??」ビクーッ

吹雪「うおおおおおおおお!!??」カチッ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

陽炎「ちょっと吹雪!?なんで懐中電灯の電気消したの!!!」ビクーッ

吹雪「ご、ごめーん!驚きすぎてもう…!!」

秋月「もうなんなんですかー!!これぇー!!」←パニック

デデーン
全員、アウトー

瑞鶴「ぐわぁ!」バチコーン

プリ「痛いよぅ!」バチコーン

陽炎「それより吹雪…早く電気つけて…」ズキズキ

吹雪「そ、そうだね…つけるよ…」カチッ

パッ

天城「…!…!!」←落ちた痛みでのたうち回ってる

吹雪「wwwwwwwww」

プリ「wwwww」

陽炎「ちょっと怖いからやめてww」

天城「…」←撤収

陽炎「あー、びっくりした…」

秋月「ここまで驚いちゃうなんて思いませんでした…」

プリ「…私、心折られちゃったよ…」

瑞鶴「偶然ね…私も…」

吹雪「瑞鶴さんは最初っから七面鳥みたくビビリ全開だったくせに」

瑞鶴「何よ!吹雪もビビってたわよ!」

陽炎「ていうかこれでまだ見回りが始まったばかりなんて…先が思いやられる…」

プリ「もうすぐ寮に着くけど、何が私たちを待ち構えてるんだろ…」ビクビク

【寮に辿り着くために、真っ暗闇の中を歩く提督たち】

陽炎「吹雪が懐中電灯持ってるんだからね…しっかり案内しなさいよっ!」

吹雪「わかってるよ…とりあえずこの廊下を進んで…」

瑞鶴「…この奥に外に出るための渡り廊下があるはずよね」

陽炎「そうよ…あったわ」

吹雪「この渡り廊下を渡れば、そこの目の前には…」

プリ「私たちの寝床、艦娘寮が…!」

秋月「き、来ちゃいましたね…」

【提督一行、ついに寮に到着】

プリ「うわっ…寮の電気、全部切れてる…」

陽炎「恐ろしいくらいに暗いわね…」

秋月「夜の寮って、外からみたらこんな真っ暗なんですね…」

吹雪「とりあえず中に入るよ」ガチャ

瑞鶴「入り口に罠は…ないみたい」キョロキョロ

陽炎「よかった、いきなり不意をつかれたらどうしようかと…」

プリ「いつどこから相手が来るかわからないからドキドキしちゃうよ…」

秋月「いつもの寮なのに、どうしてこんなにも恐怖を感じちゃうのでしょうか…」ドキドキ

吹雪「うう、こんな怖い肝試しは人生で初めてだなぁ…」ドキドキ

瑞鶴「ていうか冬なのに肝試しって、季節外れすぎでしょ!」

秋月「いやそんなこと私に言われましても…」

陽炎「とにかく、先に進みましょう」

瑞鶴「そうね、さっさとこんな見回りは終わらせるわよ!」

吹雪「ううむ…なんとかここでの負担を減らす方法とかないかなぁ…」

プリ「そんな方法、あったら苦労しないよ…」

吹雪「だよね…そうだよねぇ…」

吹雪「…ん?待てよ…?」

秋月「?」

吹雪「そうだ!ちょっと待ってみんな!!私にアイディアがあるの!!」

秋月「わひゃっ!」ピクッ

瑞鶴「わっ!急に大きな声を出さないで!」

吹雪「あっ…ごめんごめん…」

陽炎「え!?吹雪、何か思い付いたの!?」

吹雪「うん。考えたんだけど、私たちは一応もう寮の中には入ったから、これで見回り完了ってことでいいんじゃない?」

陽炎「えっ?」

吹雪「司令官は寮を見てこいって言ったんだよ。なら入り口だけでも見回りは完了って言ってもおかしくないんじゃないかな」

瑞鶴「は?そういう問題なの?」

秋月「それは見回りって言わないんじゃあ…」

陽炎「でもその意見には賛成ね。吹雪の言ってることは間違いって言い切れないし、自ら危険に身を投じることもないんだし」

秋月「確かに変に活動範囲を広げてデコピンを喰らうのは私も嫌です」

吹雪「でしょ!?私かしこい!」

瑞鶴「まぁ…そうね。吹雪の言う通りよね」

プリ「吹雪、名案だよ!もう寮から出て次の場所に行こう!」

秋月「それでは寮から帰りましょう!」

吹雪「うん!それが一番だよっ!」

陽炎「吹雪もたまにはいいこと言うじゃない」

吹雪「吹雪の素晴らしい機転で、私たち5人のおでこは守られたのだった…」ドヤ

瑞鶴「何言ってんの…」

プリ「扉を閉めて…と」バタン

秋月「じゃあ次は司令室の見回りを…」クルッ←後ろ振り向いた

ダッダッダッダッダッダッダッ ダ ッ ダ ッ ダ ッ

鈴谷「待てやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」←髪を振り回しながら登場

瑞鶴「ぬぉおおおおおおお!?!?」

吹雪「ぎゃあああああああっ!!?」

陽炎「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

秋月「きゃあああああぁぁぁぁぁ!?」

プリ「だれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!??」

デデーン
全員、アウトー

鈴谷「よっと」フワサッ←髪を戻してる

プリ「あわあわあわ…」←腰が抜けた

鈴谷「はぁ…やっぱり保険かけといてよかったよ」

秋月「す、鈴谷さん…どうして…」

瑞鶴「びっくりした…本物の幽霊とかが来たのかと思った…」ガクガク

吹雪「ていうか鈴谷さん…やっぱりってどういうこと…?」

鈴谷「提督が言ってたんだよ。あいつら狡猾に逃げる可能性があるから、何か手を打っとくべきだってさ」

鈴谷「それで逃走防止のために、鈴谷は君たちが逃げようとしたら出てくるように命じられてたんだけど…」

鈴谷「そしたら見事、ビンゴ!ってねー!期待通りのリアクションしてくれてありがと!あははー♪」ケラケラ

瑞鶴「…」

陽炎「くそぅ…」

秋月「私たち…読まれてたんですね…」

吹雪「畜生!あのクソ司令かぁぁぁん!!!」クワッ

鈴谷「んじゃ、逃げずに見回り頑張ってね」バイバイ

瑞鶴「結局こうなっちゃうのか…」

秋月「私たちに逃げ場なんてないんですね…」

【寮の見回り、スタート】

秋月「改めまして、おじゃましまーす…っと」ガチャ

吹雪「来たくないのに帰ってきちゃった…」

瑞鶴「ほんと驚かすのは怖いからやめてほしいのよ…!デコピンというペナルティ付きとかありえないし…!」

プリ「お願い…驚かすときは事前に言ってよね…」ビクビク

陽炎「心臓に悪いから…ソフトに驚かせてよ…」ビクビク

吹雪「…ほわぁ!?」ビクッ

陽炎「なっ!?何!?吹雪!!」ビクーッ

吹雪「…いや、ごめん。何か罠かと思ったらただの壺だった」

陽炎「馬鹿やめてよ!そういうの!」

瑞鶴「今度こそ見回りを始めるわよ…」

プリ「懐中電灯を持ってる吹雪が先頭に行ってよね…」

吹雪「わかってるってば…みんなしっかりついてきて…」

秋月「はぁい…」ドキドキ

吹雪「まずは階段を上がるよ…」

ガタッ…ガタッ…

秋月「階段の足音が怖い…」

瑞鶴「あぁもうなんでこういう細かいとこに手が込んでるの…」

吹雪「この金がドックや母港拡張に使われたらどんなによかったことか…」

陽炎「ていうかこれ、歩いてたら底が抜けるとかそういうのは無いよね…?」

秋月「ま、まさか…」

瑞鶴「私たちに怪我をさせるような罠は飛んでこないでしょ…たぶんだけどさ」

プリ「2階についたー」

吹雪「見回りって廊下を歩くだけでいいんだよね?」

陽炎「いいでしょ、たぶん」

吹雪「じゃあ行くよ…」テクテク

秋月「…」テクテク

プリ「…」テクテク

瑞鶴「…」テクテク

陽炎「…」テクテク

吹雪「…!?」ビクッ

陽炎「どうしたの吹雪!?」

吹雪「誰か…前にいる!」

??「…」

秋月「あっ!本当です!」

プリ「ふえっ?誰??」

瑞鶴「もっとよく照らして。暗くてよく見えない!」

吹雪「そ、そうだね。えっと…あれは…」ペカー

弥生「…」

陽炎「や、弥生…?」

秋月「弥生さん…ですね」

【暗闇の中 弥生】

吹雪「…!」

秋月「!!…」

弥生「…」

プリ「…?」

瑞鶴「??」

陽炎「…この子なにやってんの?」

吹雪「確かにちょっとびっくりしたけど…」

プリ「何もしてくる気配はなさそう?」

瑞鶴「…まぁ弥生は無表情だし、懐中電灯で照らしてびっくりさせるために置いたのかも」

秋月「きっとそうですよね…なら今回はセーフです!」

吹雪「もう…次いくよ。次…」スタスタ

プリ「次はどうやって驚かせてくるのかな…」スタスタ

弥生「………」


弥生「見回りしてるなら『部屋で寝ろ』って注意してよ!!!」クワッ


吹雪「どっせぇぇぇい!!!???」ビクーッ

プリ「うひゃああああっ!!」ビクーッ

秋月「きゃあぁぁぁぁん!!??」ビクーッ

デデーン
吹雪、秋月、プリンツ、アウトー

弥生「弥生、ちょっと怒ってます」プンスカ

吹雪「そんなめんどくさいことで怒んないでよ!」バチコーン

プリ「叫ばなくてもいいのに!」バチコーン

秋月「いつも静かな弥生さんが怒ったらびっくりしちゃいます!」バチコーン

瑞鶴「でも確かに、弥生の言うとおり私たちは見回りの本質を間違っていたような気が…」

陽炎「ただ歩いて驚くことだけが見回りじゃない…はず」

弥生「そうだよ。あくまで仕事だからちゃんとしてもらわないと。提督でしょ?司令なんでしょ?」

プリ「今はそういうことに気にしてられないの!!」

秋月「自我を保つだけで精一杯なんですっ!」

吹雪「だいたいそう言うなら、弥生も弥生でちゃんと部屋で寝てよ!!」

弥生「…おっと、バレちゃったか」シュタタ

プリ「弥生、部屋に帰っていっちゃった…」

吹雪「話しかけないといけないパターンもあるなんて不意打ちすぎだよ…」

陽炎「さっきの弥生は、ホラーゲームでありがちの『罠っぽいけど触っていいのかどうかよくわからないギミック』と似てたわね」

瑞鶴「そういうのホラーゲームあるあるよね…」

吹雪「はぁ…次から気を付けよ…」

秋月「…あれ?」

プリ「どーしたの秋月?」

秋月「皆さん…前に何かあります!」

吹雪「えっ?」

プリ「また!?」

瑞鶴「今度は何?」

陽炎「んん…あれは…?」

瑞鶴「…なにあれ」

【目の前に、光っている黒い輪が】

吹雪「なんだこりゃ」

プリ「めっちゃ光ってるね」

秋月「あっ…でも黄色や紫色の光を出してて綺麗かも」

陽炎「謎すぎる物体ね…おそらくこれも罠なんでしょうけど」

秋月「ちょっと触ってもいいですかね?」

吹雪「いいんじゃない?知らないけど」

陽炎「…それにしても」

陽炎「なーんか、どっかで見たことあるんだよね…この輪」

瑞鶴「えっ?」

秋月「わー、綺麗…」

吹雪「私も触ってみよー」

ザクッ

秋月「」

吹雪「」

瑞鶴「!?」

プリ「!?」

??「お触りは…禁止されています~」

【秋月と吹雪の目の前に、薙刀が】

吹雪「…ぁ」

秋月「…ぇ」

陽炎「…あっ!思い出した」

陽炎「この輪っか…龍田さんの頭のやつだ!」

瑞鶴「…あっ、言われてみれば!私も思い出した!」

秋月「…」ガクガク

吹雪「…」ガクガク

龍田「うふふふ…」

龍田「その手…落ちても知らないですよ~?」

【輪っかの落とし主 龍田】

秋月「」

吹雪「」

龍田「私のこれ…ここに落ちてたのね…」スッ

龍田「よかった~。これ、無くしたら困るのよねぇ~」

龍田「これで安心して寝られるわ~…」スタスタ

【龍田、そのまま撤退】

秋月「」

吹雪「」

陽炎「…」

プリ「…」

瑞鶴「…龍田はもうどっか行ったわよ」

秋月「」←龍田が怖すぎて放心

吹雪「」←同上

デデーン
吹雪、秋月、アウトー

秋月「…」ギュッ

瑞鶴「…秋月、歩きにくいからちょっと離れて…」

プリ「よっぽど怖かったんだね…」

陽炎「誰だって急に眼前10cmくらいのとこに薙刀が降ってきたら怖いわよ!?」

吹雪「さっきは触らないといけなかったのに…今度は触っちゃいけないなんて…」ズーン

陽炎「それは吹雪の自業自得ね」

瑞鶴「企画陣にはめられちゃったわね」

プリ「こういうの、馬鹿の一つ覚えって言うんだよね?」

吹雪「なんでみんな私には辛辣なの!?もっと励ましてもよくない!?」

【まだまだ寮の見回りは続く…】

陽炎「はぁ…これいつになったら終わるのかな…」スタスタ

吹雪「早く終わってほしいよね…」スタスタ

秋月「何が起こるのか怖いです…」ビクビク

瑞鶴「ねぇ、誰か景気付けに歌でも歌ってよ…」

陽炎「結構な無茶ぶりするのね、瑞鶴さん」

吹雪「じゃあ…とーどけー、とーどけー、おーもいーよとーどけー♪」

瑞鶴「その歌は聴き慣れてるから他の歌が聴きたいなー」

吹雪「我儘!!」

陽炎「プリンツさんとかなんかないの?」

プリ「わ、私!?えーと…」

プリ「さー行くよー旅はー続くー♪響きー広がーればーやーみは遠ざかるー♪」

瑞鶴「…何この曲?」

吹雪「これ中の人ネタじゃん…」

秋月「プリンツさんの中の人…?うっ、頭が…」

陽炎「秋月、メタいよ」

プリ「ふーたつのー月がー重なりー♪」

吹雪「この曲の原曲って声質がちょっとプリンツさん寄りなんだよね…」

陽炎「ゲーム内での声はかなりちがったのにね」

瑞鶴「でもやっぱりプリンツの声は癒されるわぁ…」

秋月「つかの間の休息です…」

プリ「ふーたりは出ー会うー♪うーんめいーのよーうにー♪」

…オオオオウ…オオオオオオオウ…

プリ「…?」

プリ「誰か私と一緒に歌ってた?」

吹雪「へ?歌ってないよ」

秋月「私も歌ってないです」

プリ「???」

プリ「…幻聴かなぁ?」

陽炎「?」

瑞鶴「?」

…オオオオオオオウ!…オオオオオオオオオオオオオオウ!

秋月「!?」

陽炎「な、何よこの声!?」

プリ「やっぱり聞こえてた!?なになになに!?」

吹雪「まさかプリンツさんの声がうるさかったの!?」

プリ「ひどい!」

オオオオオオオウ!!オオオオオオオウ!!!

秋月「だんだん声が大きくなってきてます…!」

瑞鶴「誰なのよ!?出てきなさい!」

ガタガタッ!ガタッ!

吹雪「ひいっ!?」

秋月「かっ、壁が!?」

バキイッ!!

瑞鶴「出てきたぁ!?!?」ビクーッ

陽炎「きゃあああああ!!?」

プリ「ごっごめんなさぁい!!」

熊野「とおおぉぉぉ↑ぉぉおおお↓ぅ♪」

【壁から熊野登場】


吹雪「…」

瑞鶴「…」

陽炎「…」

秋月「…」

プリ「…えぇぇ」

デデーン
全員、アウトー

瑞鶴「…なんで私たちはこれにびくびくしてたんだろ…」

陽炎「怖いと判断能力とかいろいろ鈍るのかなぁ…」

熊野「とおおぉぉぉ↑ぉぉおおお↓ぅ♪」

吹雪「うるせぇ!」

秋月「よく聞いたらこの声は熊野さんだってすぐにわかりそうな気がするのに…」

プリ「なんか驚いてすっごい損したような、そう感じるよ…」

熊野「とおおおぉぉぉぉ↑ぉぉぉおおおおぉぉ↓ぅぅ♪」

吹雪「だからうるさいってーの!」

熊野「ぉぉぉぉぉぅ♪…」ピョンピョン←撤収

吹雪「もうやだこの人…」

プリ「跳ねながら帰っていったね…」

陽炎「御嬢様とは思えないわ…全く…」

秋月「あ、そう言えば熊野さんといえばですけど」

瑞鶴「?」

秋月「私はいつもおやつ用に鎮守府近くにあるパン屋でパンの耳を貰ってるんですが…」

秋月「この前、そこで熊野さんもパンの耳を貰ってるの見ちゃいました」

瑞鶴「えw嘘でしょwww」

吹雪「意外と庶民派なんだねあの人www」

陽炎「それはなかなかいいことを聞いたわww」

吹雪「まだまだ歩くよー」

秋月「はーい」スタスタ

陽炎「…」スタスタ

瑞鶴「…」スタスタ

プリ「…」スタスタ

吹雪「…」スタスタ

吹雪「おっ」

陽炎「今度はどしたの?」

吹雪「見て見てみんな」

瑞鶴「?」

吹雪「下り階段!」

プリ「あっ!ということは…」

吹雪「もうすぐ寮の見回りは終わりってことだね!」

陽炎「ここから1階に降りて出口まで行きましょう!」

【提督一行、下り階段に到着】

秋月「さっそく降りましょう!」テクテク

吹雪「よーし、これでひと区切りつくー」

陽炎「次は司令室か…そこにもまた何かありそう…」

プリ「司令室も驚かないように頑張ろー!」

瑞鶴「もう、皆すっかり気を抜いちゃって…」

瑞鶴「まだ油断しちゃ駄目よ。どこから相手が仕掛けてくるのかわからないんだから…」キョロキョロ

陽炎「いやぁさすがに階段じゃしないでしょ」

吹雪「そうだよ、瑞鶴さんはチキンだなぁ…」

瑞鶴「うーん…」

吹雪「上りの時も何もなかったし、絶対ここはだいじょう…」

照月「対空戦闘、よーい!」バッ

陽炎「!?」

吹雪「ふわっと!?」

【階段の下から、照月奇襲】

瑞鶴「ほらぁ!!」

プリ「うわぁ!?」

秋月「って、照月!?」

照月「てー!」←冷却ガス発射

吹雪「ぎゃあああああ!!!」

陽炎「ぎゃあああああ!!!」

プリ「つめたぁぁぁぁい!!」

秋月「照月ぃぃぃぃぃ!?!?」

瑞鶴「回避回避…っと」コソコソ

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

瑞鶴「慢心、ダメゼッタイ!」ドヤ

プリ「うわぁん!やられたぁ!」

照月「それー!」プシュー

秋月「照月っ…!もうやめ…っ!」

陽炎「ていうか長い!!まだやるの!?」

吹雪「ちょっ…もうやめてって…」フラフラ

吹雪「あっ」ツルッ

吹雪「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」ゴロゴロゴロ

照月「!?」

秋月「吹雪さぁん!?」

プリ「あっww」

瑞鶴「吹雪がwwwwwww」

【吹雪、足を踏み外し階段を転がり落ちる】

吹雪「ぐわぁー!いたぁい!!」

陽炎「懐中電灯係がやられたっw!」

プリ「吹雪www」

瑞鶴「落ち着いて行動しなさいってwwww」

秋月「ちょっと照月!!」クワッ

吹雪「!?」ビクッ

秋月「照月!あなた先輩である吹雪さんになんてことしてるのっ!!」

照月「ご、ごめん秋月姉!こうなるなんて思わなくて…!」ガクガク

陽炎「うぇっ!?秋月が珍しく怒ってる!?」

プリ「迫力あってちょっと恐い!」

吹雪「秋月!私は怪我無いから!平気だよ!」

瑞鶴「そうよ、大丈夫だから少し落ち着きなさい」

秋月「えっ…ですが…!」

照月「ほら吹雪さんもこう言ってるんだもん!だから見逃して欲しいな秋月姉!」

秋月「本人がそれを言っちゃ駄目!!」カッ

照月「ひゃああっ!!」ビクーッ

照月「吹雪さんごめんなさい!もうしませんからぁ!」←撤収

吹雪「だから怒ってないって…」

秋月「照月!これ終わったらお説教するからねーっ!」プンスカ

照月「それだけは勘弁してぇー!」

プリ「でもこうやって姉妹の交流を見てるとなんだか和んじゃうなぁ」クスクス

瑞鶴「うんうん。秋月はいいお姉さんだってのがよくわかるわ」

秋月「ふえっ!?いえっそんな、私は…」

陽炎「こういう時は素直に喜んどくもんよ、秋月」

陽炎「本当に秋月みたいな真面目な姉って威厳があって羨ましいわ。私もこういうの憧れちゃう」

秋月「そ、そうですかね?」

吹雪「…もしかしてそれ実体験?」

陽炎「ノーコメントで!」

瑞鶴「陽炎も陽炎でいい姉だと思うけどねー」

~~~


【提督一行はそのまま寮を去り…】

【再び鎮守府へと戻ってきた】


吹雪「ただいまー」

陽炎「ここからもどんどん見回りしていくわよー!」

秋月「今度は司令室を目指して歩かないといけませんね」

プリ「お昼前に行ったあの場所だよね!」

瑞鶴「早く寝られるように、頑張っていきましょう!」

【鎮守府の見回り、スタート】

吹雪「さー、行くよー」

瑞鶴「怖い雰囲気にもだいぶなれてきたし、こっからはさくっと行けるでしょ!」

プリ「秋月が空気を和ませてくれたおかげだね!」

秋月「え?そうですか?」テレ

陽炎「怖い雰囲気が無くなれば変にびくびくすることもないし」

吹雪「びくびくしてなけりゃ余分に驚くこともないから安心だね」

瑞鶴「それじゃさっさと司令室の見回りを終わらせるわよ!」

ズル…ズル…

吹雪「…?」

瑞鶴「何?この音」

ズルッ…ズルッ…

秋月「?」

プリ「??」

陽炎「何か、引きずってきてるような音…?」

ズルズルズルズルゴゴゴゴゴ!!

吹雪「…ってうわぁ!?」ビクッ

瑞鶴「ぬわぁーっ!!??」ビクーッ

秋月「なにあれぇ!?」ビク

プリ「あっ…あれは!」

陽炎「筑摩さんの巨大な顔!?!?」

筑摩「…!!!!」ズルズル

【巨大筑摩仮面、接近】

参考画像
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira095858.png

陽炎「ぎゃあああああああ!!!」

瑞鶴「なんか下半分が違う!?!?」

吹雪「ていうかでかいでかい!普通にこわい!」

プリ「このままじゃ筑摩に轢かれちゃうよぉ!」

秋月「な、なんとか廊下のはしっこに寄れば避けれそうです!」

吹雪「に、逃げろーっ!」

【廊下のはしっこへ逃げ出す提督一行】

筑摩「…!…っ!!」ズルズル

陽炎「あっ、後ろで筑摩さんが押し出してたんだ…」

吹雪「タイヤすら付けてないのか…」

秋月「大変そうですね…」

筑摩「よいしょ、よいしょ…」

デデーン
全員、アウトー

筑摩「はぁ…重い…」ズルズル

【筑摩、そのまま撤収】

吹雪「偽者の後ろに本物がいるなんて…」バチコーン

瑞鶴「どっかのバラエティ番組じゃあるまいし…」バチコーン

陽炎「ていうか怖い雰囲気なくても、驚くときは普通に驚いちゃったわね…」バチコーン

プリ「冷静に考えたらそりゃそうだね…」バチコーン

秋月「あんなのが急に前方に現れて驚かない人がいたらそれこそが驚きですよ…」バチコーン

瑞鶴「気を取り直して進むわよ!」

陽炎「この廊下を真っ直ぐ行ったら司令室ね」

吹雪「この司令室の見回りは早く終わりそう!」

秋月「それは安心ですね!」

吹雪「ならまた仕掛けられる前に素早く異動を…」

陽炎「…っと、待って。また目の前に誰かいるみたい」

プリ「えー、またなのー?」

瑞鶴「今度は誰?」

吹雪「ちょっと待って、いま懐中電灯で照らすから…」

吹雪「えっと、あれは…」

神通「…」ドォォォン



陽炎「」ゴウッ←ダッシュ

吹雪「かっ陽炎!?どこ行くの!?」

瑞鶴「はやっ!陽炎があんな素早い動きしてるの見たことないわ!」

秋月「なんで逃げるんです!?まだ何もやってないのに!」

プリ「陽炎ー!戻ってきてー!」

デデーン
陽炎、アウトー

\キャアアーー!/バチコーン

神通「…まだ何もやってないのにぃ…」ズーン

瑞鶴「気にしなくていいわよ、神通」

プリ「陽炎が勝手に逃げただけだよ!」

神通「でも、一応私にもこれをやれって言われた任務があるのですが…」

秋月「ちなみにそれはどのようなものだったんですか?」

神通「これを振り回せと、提督から言われておりまして…」スッ

吹雪「あっ」

秋月「これは」

神通「任務を達成できず、提督にあわせる顔がありません…」ズーン

【神通、鞭を取り出す】

瑞鶴「…大丈夫よ。たぶん提督の望む任務は達成できたはずだから」

神通「ほんとですか…?」

吹雪「どっちにしろここは陽炎だけを殺す罠だったみたいだね」

プリ「可哀想な陽炎…」

瑞鶴「司令室も近いし、陽炎も先に行っちゃったし、私たちも急ぐわよ」

吹雪「それじゃあね、神通さん」

神通「あと少し頑張ってくださいね!」


~~~


吹雪「着いたよ」

秋月「陽炎さんもいます!」

【吹雪提督一行、司令室前に到着】

陽炎「…遅かったわね」

瑞鶴「遅かったわねじゃないわよ」

吹雪「一人で勝手に猛ダッシュしてたくせに」

陽炎「そっ…それは…条件反射的なやつで…その」

陽炎「そうだ!ここが終われば見回りの半分以上が終了よ!早く入ってこの馬鹿みたいな見回りをちゃっちゃと終わらせましょう!」

吹雪「露骨に話をそらそうとするなっ!」

プリ「まぁいいじゃん。はやくはいろー」

秋月「扉、開けますね」ガチャ

瑞鶴「司令室の中、絶対何か仕組んであると思う…」

吹雪「流れ的にはバレバレなんだけどなぁ…」

陽炎「驚かすってわかってるのに驚くってのが腹立つわ…」

プリ「さーて、司令室には何が…」

秋月「あるのでしょうか?」

葛城「!?」ドーン

吹雪「!?」

瑞鶴「葛城!?」

瑞鶴「あんたここで何して…」

葛城「いやその…」

吹雪「ん?なんか挙動が変…」

秋月「葛城さん何か持ってますね」

葛城「」ギクッ

プリ「葛城、それなーに?」

葛城「いやこれは…あのっ…」

プリ「?」

陽炎「…」

陽炎「…葛城さん、あなたもしかしてだけど…」

陽炎「ギンバイ、やってんじゃないの?それ」

葛城「」ギクーッ

瑞鶴「あーっ!それ改装設計図!」

吹雪「もしかしてあの設計図、瑞鶴さん改二用のものなんじゃ…」

葛城「」ダッ

陽炎「あっ!逃げた!」

瑞鶴「お、追うのよ!」

??「その必要は無いわ!」

吹雪「え?」

秋月「だ、誰!?」

??「蝶のように舞い…」

??「蜂のように刺す!」ドゴォ

葛城「きゃあ!?」ドサーッ

陽炎「あっ!」

瑞鶴「アンタは…!」

プリ「舞風!?」

舞風「へへっ、こんばんは♪」

【司令室 舞風】

葛城「私の設計図…一枚足りなぃ…」ガクッ

秋月「ま、舞風さん…?」

吹雪「え…何この状況」

舞風「ごめんねー、実は提督一行さん達に謝んなきゃならないことがあるんだ」

プリ「ふぇ?」

舞風「あのね、葛城さんのことなんだけど…」

舞風「これ、ガチもののギンバイだよ」

瑞鶴「!?!?!?!?」

【ギンバイ 葛城】

舞風「ホントはここの部屋には舞風一人が配属されててね」

舞風「君たち提督が来たら私の得意なアクロバティックな踊りで驚かせる予定だったんだけど…」

舞風「ついさっき葛城さんがここに忍びこんでね。で、机を漁ってるじゃん?こっちもリアクションに困るわけよ」

舞風「台本に書かれてること一人一人違うみたいだし、もしかしたら葛城さんもここに配属なのかなって思ったけどやっぱ様子がおかしいんだよね」

舞風「なんか設計図設計図って呟いてたし。逆に舞風の方が怖かったわ」

吹雪「…はぁ」

舞風「んで、君たちが来て、葛城があのリアクションしてたでしょ?」

舞風「そんで舞風もギンバイだって確信して、今に至るの!あははー!」

瑞鶴「へぇー…」

陽炎「…そうなんだ」

秋月「葛城さん…」

プリ「この企画に便乗すれば成功するって思ってたんだね…」

葛城「あうう…」ズーン

瑞鶴「なんでギンバイなんかしたの。しかもよりによって設計図を」

葛城「ひぃ、瑞鶴先輩…」

吹雪「とりあえず訳を話してみたら?」

葛城「あぅ、それは、そのですね…」

葛城「早く私も改装したくって…雲龍姉さんに近付きたくて…」

葛城「で、瑞鶴先輩がそろそろ改装できるって話を聞いて、改装設計図を探しにここまで来ちゃったんです…」

吹雪「そっかぁ…」

瑞鶴「そっかじゃないわよ!?それなら私の改装はどうなるのよ!?」ガビーン

秋月「でも一回も改装してないなんてそれはそれで酷い話のような気が…」

プリ「なんだか気持ちはわかるような気がするよ…」

陽炎「プリンツさんがお姉様と慕う人はその改装設計図を2枚も使っちゃったからね…」

瑞鶴「うぐ…」

葛城「ごめんなさい…もうしません…」

瑞鶴「ま、まぁそこまで謝るなら私の提督特権で許してあげなくはないけど…」

舞風「憲兵に突きだしておきますね」

瑞鶴「アンタは鬼か!? ガーン

※後に瑞鶴の尽力もあって無罪になりました」

瑞鶴「葛城も苦労してるのよねぇ…」

陽炎「司令官に進言したらどう?改装は葛城を優先しろって」

瑞鶴「そうしとくわ…」

吹雪「司令室の見回りも終わったし、次は倉庫の見回りだったよね」

秋月「倉庫で見回りはおしまいです!」

プリ「やったー!これで寝られるよー!!」

吹雪「なら倉庫は外にあるからとりあえず庭に向かおっか」

プリ「はーい」

秋月「行きましょう!」

~~~

【鎮守府 庭】

秋月「ここを通れば倉庫です!」

吹雪「うぅ…寒い…」

瑞鶴「夜風が身に凍みるわぁ…」

プリ「もう12月だもんねぇ。ちゃんとあったかくしてないと風邪ひいちゃう」

秋月「防寒はしっかりしないと任務に支障がでちゃいます!」

陽炎「2人ともそんな短いスカートを履いててよくそんなこと言えるわね…」

吹雪「ほんと…2人は寒くないの?」

秋月「昔はお金的に防寒どころじゃなかったですし、今でも制服だから馴れちゃいました」

プリ「ドイツにいた頃はもうちょっと寒かったもん」

吹雪「なるほど、馴れか…」

陽炎「そうなの?じゃあ私もちょっとスカート短くしよっかな」

瑞鶴「いやその結論はおかしい!」

吹雪「冗談だよ。やっぱり冬はスカートとか長くするのが…ん?」

プリ「え?吹雪、どうしたの?」

瑞鶴「また何か発見した?」

吹雪「あれ見て」

陽炎「?」

秋月「?」

吹雪「これ…」

【吹雪、電話ボックスを発見】

陽炎「おっと…」

瑞鶴「あーっと…」

プリ「なにこれ?」

秋月「こんなとこに電話ボックスなんてありましたっけ」

陽炎「これね、本編では恒例のネタよ…」

吹雪「絶対何かある奴だよ…見ればわかるけど」

秋月「やっぱりそうですか…」

瑞鶴「こんなんスルー安定よね」

陽炎「それじゃ、さっさと倉庫に行きましょう」

??「待ていっ!」

吹雪「」ビクッ

??「ズーッズッズッ♪ジャーッジャンジャン♪」←夜戦BGM

プリ「!?」

陽炎「あ…この声は…」

??「ちょっと待ってよー。触るだけ触ってスルーってそりゃないよー!」

??「電話ボックスだよ電話ボックス!珍しいじゃん!誰か入ろうって思わないのー!?」

陽炎「…来たわね」

瑞鶴「夜って言ったらやっぱ出てくるよね…」

秋月「はい…私もこれは予想してました」

吹雪「それにしてもここで出てきたのはちょっと予想外…」

プリ「三水戦の旗艦…」

川内「やーせーんー!!」ドーン

吹雪「…川内さん」

【夜戦 川内】

川内「へーい!駆逐艦ズ!瑞鶴!それにおっぱいちゃん!」

吹雪(相変わらずうるさい…)

瑞鶴(テンション高っ…)

プリ(…おっぱいって)

陽炎「何か用ですか」

川内「何か用ですかって!酷いなぁ!さっき言ったじゃーん!電話ボックスぅ!」

吹雪「電話ボックス、とは?」

川内「あぁんもう吹雪のいけずー!電話ボックスは目の前にあるこれのことだよー!」

瑞鶴「そうじゃなくて、電話ボックスでどうしろって言うの?」

川内「見てわかるでしょー!入るの!こ・こ・に!はやくはやくー!」

秋月「…」

プリ「…」

瑞鶴(うるさい)

吹雪(怪しくて入りたくないから言葉濁してんのに…)

陽炎(早くどっかいってくれないかなぁ…)

川内「ほら早く入ってー!早くしないと夜が明けちゃうよー!」

川内「なーんもないよ!怪しくないよ!だからねっ!はやく!」

川内「電話ボックスに入るだけの簡単なお仕事だよー!さぁ誰かはやく電話ボックスー!」ピョンピョン

陽炎(うるっさい!テンション高すぎ!)

吹雪(歩く騒音と呼ぶにふさわしいよ!)

秋月(川内さんって昼は寝て夜に起きてるんですよね…)

プリ(夜戦の専門家ってことはわかるけど、夜で眠たくてテンション下がってる人のことも考えて…)

川内「あるぇー?誰も入らないのー?」

川内「大丈夫だって!電話ボックス!電話ボックス!はやく電話ボックス!」バタバタ

瑞鶴(うるせぇぇぇぇぇぇぇ)

プリ(手足をバタバタさせて子供みたい…)

陽炎(この人、ほんとに神通さんの姉なのよね?)

秋月(だけどこのままじゃたぶん、誰かが川内さんの犠牲になっちゃいます…)

吹雪(この人を黙らせて、かつ電話ボックスもスルーできる方法とかあればいいけど…)

吹雪(そうだ、いいこと考えた!)

秋月(?)

吹雪「川内さん」

川内「おっ!ついに入る気になっちゃったー?」

吹雪「いえ、そうじゃなくて」

川内「?」

吹雪「そんなに誰かを電話ボックスに入れたいのなら…」

吹雪「まず川内さんが入ったらどうかな、って思ったんですけど」

川内「!?」

瑞鶴「!」

秋月「!」

プリ「!」

陽炎「!」

陽炎(なるほど、吹雪の意図は…!)

川内「いやいや、待って、私は」

吹雪「だってそんなに入れ入れ言われたって怪しすぎますもん」

吹雪「川内さんが先に入って、何もなかったら私が入ってあげると言ってるんです」

川内「いや…お願い待って吹雪」

川内「私はあくまで企画陣だから…だから、その…」

陽炎「私も吹雪と同意見です!」バーン!

秋月「私もです!」

瑞鶴「もちろん私もよ」

プリ「川内が先に入ってよー!」

川内「!?」

【追撃を受ける川内】

川内「ちょっと、みんな…」

瑞鶴「確かに怪しいわねこの電話ボックス。何か仕組んであるんでしょ」

プリ「私にもわかるよ!これくらい!」

川内「無いよ!無いって…たぶん」

陽炎「無いなら入っても大丈夫よねー」

瑞鶴「でも本人による証明が、私たちは欲しいなー」

秋月「だから川内さんが先に入ってください!」

川内「で…でも…そんな」

吹雪「いいからさっさと入ってください」

川内「…」

瑞鶴「かわうち」

川内「…はい」

瑞鶴「入れ」

川内「…わかったよぉ…」グスッ

【とうとう押し負けてしまった川内】

吹雪(作戦成功!)

秋月(やりましたね!)

瑞鶴(なんだかんだで川内って押すと弱そうなイメージあるわ)

川内「…」ガチャ

川内「…入ったよ」

【電話ボックスの中に入る川内】

吹雪「…」

川内「…もう出ていい?」

瑞鶴「もう10秒待って」

川内「はいぃ…」

川内「…」

プルルルルルル プルルルルルル

川内「!」ビクーッ

【突然鳴り出す電話ボックス】

川内「ななななな、なに!?掛かってきた!」

吹雪「…やっぱりか」

陽炎「どっかから掛かってくるのよね、この電話」

瑞鶴「予想通りよ…」

プリ「ここからなにが起こるのかなぁ…」ワクワク

秋月「他人のを見てると面白いですね!」

プルルルルルル プルルルルルル

川内「…」

プリ「…」

川内「…」

瑞鶴「早く受話器を取りなさいよ」

川内「うっ…出なきゃダメ?」

吹雪「もちろん」

陽炎「何もないんでしょ?さぁ早く早く!」

川内「あぅぅ…ほんとは私も何が起こるか知らされてないのに…」

瑞鶴(そうだったの!?)

プリ(悪いことしちゃったかな…)

秋月(ていうかこれ、さっきの私たちと川内さんの立場が完全に逆になってますよね)

川内「じゃ、じゃあ、出るよ…」ガチャ

川内「もしもし…川内です…」

川内「…」ドキドキ



『我、夜戦(意味深)に突入す!』



川内「えっ」

吹雪「えっ?」

瑞鶴「へ?」

ドロッ…ドローッ…

ヒタッ

川内「んひゃああああああっ!!!!」ビクーッ!

吹雪「うおっ」ビクッ

瑞鶴「何よ急に大声出して!」ビクッ

川内「わっ私の身体中に!何か変な液がぁぁぁぁ!!なにこれぇ!!」ビクビクビクッ

陽炎「え?あ、確かに…」

秋月「なんか電話ボックスの上から大量に落ちてきてますね」

吹雪「これ何?」

プリ「これは…えっと、ローションだね」

川内「はぁ!?ローション!?」ガビーン

川内「ちょっ!気持ち悪い!」ゾクゾクッ

川内「早く出して…っあれ!?扉開かない!!」

吹雪「!?」

川内「うわぁぁ!!出してぇぇぇぇぇ!!こんな夜戦いやぁぁぁぁ!!」ギュウウウ

秋月「wwwwww」

瑞鶴「ガラスに顔を押し付けんなwwww」

川内「ていうかほんと、無理っ!こんなヌルヌルした身体…!」

川内「これじゃ戦闘のとき、上手く動かな…」

ブシャアアアアアアアア

川内「わあああああああああ!!??」ビクーッ!

吹雪「あ、こんどはスプリンクラー」

陽炎「多芸な電話ボックスね」

秋月「これは川内さんのローションを洗い流しているんです!」

瑞鶴「川内よかったじゃん。ヌルヌルとれて」

川内「良くなぁいっ!ちょっと水圧強い!痛いからお願いだからもうやめてーー!!」

ガチャ

川内「はぁ…はぁ…」←脱出

陽炎「あ、終わったか」

秋月「お疲れ様です、川内さん」

瑞鶴「水圧で服がかなりはだけちゃってるから直しなさいよ」

川内「くう…なんで、私がこんなことに…」グショグショ

吹雪「川内さんは最初それを私たちにやらせようとしてたんだよ?」

プリ「電話ボックスに入れって最初に言ったのは川内だよ!」

瑞鶴「悪いけどこれは罰が当たったんだと思うわ」

川内「うぅ…ごめん、みんな…」ズーン

秋月「あ、そう言えばさっき電話ボックスに入ってる間に熟練見張員さんがタオルを置いてってくれたみたいです」

秋月「風邪ひくまえに、どうぞ!」

川内「ぐす…ありがとう…秋月…」

【電話ボックスと川内を後に、再び倉庫に向かって歩き出す提督一行】

プリ「それにしても、さっきの川内さんはちょっと可哀想だったね」

陽炎「川内さんからすりゃ想定外のことだったでしょうしね…」

吹雪「いやまぁ私たちが犠牲にならなかったと考えたら可哀想でもなんでもないよ」

瑞鶴「本当なら私たちの誰かがローションまみれになってたかもしれないし…ああ恐ろしい」

秋月「川内さんのアプローチがちょっと下手だったおかげで助かりましたね」

吹雪「ほんとそれ…テンションだけで押し切ろうとするのは無理なんだよ」

プリ「ところで、もし本当に私たちの誰かが行かなくちゃいけなかったら、誰が犠牲になってたと思う?」

秋月「へっ?そうですね…」

吹雪「プリンツさんかなぁ」

瑞鶴「プリンツね」

陽炎「プリンツさんでしょ」

秋月「私もなんとなくプリンツさんだと思います」

プリ「…それ、ローションはエロティックだからっていう理由だけで決めてないよね?」

吹雪「…っと、そうこう会話してるうちに」

秋月「倉庫に着きましたね」

プリ「えっ?もう?」

【提督一行、倉庫に到着】

プリ「なんか早かったなぁ…」

瑞鶴「司令室から倉庫までの障害は川内だけだったからじゃない?。楽で良かったけど」

陽炎「なんか怖いのにも馴れたし。そうそう驚くことも少なくなってきてるわ」

プリ「デコピンが少ないのはやっぱりいいよね!」

吹雪「んじゃー、この倉庫の見回りも終わらせてさっさと寝るよー」

秋月「おー!」

吹雪「ちわーす」ガチャ

陽炎「出前じゃないんだから」

瑞鶴「ここが最後の見回りの場所よね」

秋月「きっとここにも何か仕組んであると思います」

吹雪「最後か…うーん」

瑞鶴「夜の部の最後って言ったら、やっぱアレが来るのかしら…」

プリ「とにかく最後まで気を抜かずに頑張ろー!」

【提督一行、倉庫のチェックを開始】

吹雪「まず…怪しいのは…」

陽炎「この資材置き場よね」

瑞鶴「大量のボーキサイトを狙って、某空母が隠れてそうな雰囲気がするわ」

秋月「それではチェックしましょう!」スッ

プリ「…うーん…」スッ

吹雪「…いないっぽい?」

瑞鶴「意外ね。絶対仕掛けてくると思ったのに…」

陽炎「まぁ、たまには予想が外れることだってあるでしょ」

瑞鶴「それにしても、こんだけ大量のボーキサイトがあったら…」

瑞鶴「ちょっとつまみ食いしてもバレないよね?」

吹雪「某空母ってお前のことか!?」

瑞鶴「あっ…つい」

吹雪「それにしてもよくこんな鉱物を食べられるよね…」

陽炎「私が食べたらお腹こわすどころの騒ぎにならないわよ…」

秋月「私も貧乏時代は石を食べて死にそうになったことはあります…」

瑞鶴「私は艦娘だもん。平気で食べられるもん」

プリ「戦艦だって鋼材食べてるし、その気になったらボーキサイトくらい食べられそうだよねー」

吹雪「まぁボーキサイトは置いといて、次行くよ、次」スタスタ

秋月「あ、はーい!」

瑞鶴「ボーキを見るとつい夢中になっちゃうわー」ガリガリ

陽炎「どさくさに紛れて食べてるし…」

吹雪「次は兵装置き場」

瑞鶴「出てくるとすれば、戦闘好きな子よね」

秋月「なら…足柄さんとか天龍さん?」

陽炎「でも誰もいる気配が無いわよ」

瑞鶴「うーん…怪しい…」

プリ「みんな!あれ見て!」バッ

吹雪「!!」

瑞鶴「誰か見つけたのねプリンツ!」

陽炎「お手柄だわ!」

プリ「蟹さんがいる!紛れ込んじゃったんだ!」

吹雪「ちがああう!」

瑞鶴「そうじゃないプリンツさん!」

秋月「ちゃんと逃がしてあげましょう!」

プリ「わ、わかってるよ」

プリ「海にお帰り~」スッ

瑞鶴「また誰もいなかったわね…」

吹雪「次はアイテム置き場」

陽炎「ここには高速修復材とかバーナーとか置いてあるけど…」

秋月「やっぱり、誰もいませんね…」

瑞鶴「かえって怪しいわ。これは罠よ。きっと」

瑞鶴「だれもいないと見せかけて、実はこの家具コインの山の中に誰かが…」

瑞鶴「…!」

吹雪「何かあったの瑞鶴さん!」

瑞鶴「…いや」

瑞鶴「ヒトデがいた…」スッ

陽炎「なんなのよ紛らわしい!」

プリ「今度はヒトデ…」

秋月「それにしても蟹にヒトデって、なんだか変な生き物ばかり出てきますね…」

吹雪「ん…?蟹…?ヒトデ…?」

吹雪「!!」ハッ

吹雪「フラグ立ってる!たぶん!!」

瑞鶴「は?」

陽炎「何よ吹雪、急に…」

秋月「フラグってなんのことですか?」

吹雪「いいから出るの!見回りは終わり!帰るよ!」

プリ「ふええ?」

陽炎「何なのそんなに慌てて…」

ガタガタガタガタ!!

瑞鶴「!?」

陽炎「な、何!?」

秋月「棚が…崩れていってる!?」

プリ「うわぁ!なになに!?なんなの!?」

吹雪「やっぱりこの展開か…!」

吹雪「走るよみんなー!逃げるよー!!」

プリ「に、逃げ!?」

陽炎「えっ!?じゃあもうこれクライマックス!?」

秋月「ちょっと、皆さん…崩れた棚を見てください…!」

秋月「そこから…大量の蟹とヒトデが出てきてます…!!!」

蟹「」カサカサカサカサ

瑞鶴「うわぁぁぁぁぁ気持ち悪い!!」

陽炎「蟹…ヒトデ…あっ!まさか、倉庫で待ち構えてた人っていうのは…」

吹雪「とにかく逃げろーっ!!」

朧「…」ゴゴゴゴ

朧「それ行け蟹さんヒトデさん!提督を追えー!!」ドーン!

秋月「ああっ!?蟹とヒトデの中から朧さんが出てきました!」

陽炎「や、やっぱりか…!!」

瑞鶴「こういう追いかけてくる系が、一番精神にキツい…!」

朧「それー!待てー!」

吹雪「倉庫の外へ逃げるよー!!みんなしっかりー!」

【外へと飛び出す提督一行】

吹雪「うおおおおおお!!」バッ

秋月「きゃあああああ!!?」バッ

瑞鶴「ひいいいいいい!!」バッ

プリ「わああああああっ!!」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira096067.png

朧「…!!」ダダダダ

蟹「」カサカサカサカサ

ヒトデ「」ウニョウニョ

秋月「まだ追ってきてますー!」ダダダダ

吹雪「あーっ!テレビで見てる分には全然こわくなかったのにー!」ダダダダ

瑞鶴「実物の大爆発ってやっぱこわいわー!!」ダダダダ

プリ「戦闘馴れしてても爆発はやっぱり迫力あるぅぅぅぅぅ!!!」ダダダダ

朧「…」←撤収

蟹「…」←撤収

ヒトデ「…」←撤収

秋月「はーっ、はーっ…」

プリ「こ、怖かったぁ…」

吹雪「本編の恒例ネタで驚いちゃうなんて…」

瑞鶴「でもこれでびっくりしない人はいないと思う…」

プリ「はぁ…心臓に悪い…」

秋月「そうですねぇ…」

吹雪「…あれ?」

吹雪「ねぇ、陽炎どこ行ったの?」

瑞鶴「えっ?」

プリ「まさか、逃げおくれて爆発に巻き込まれちゃった!?」

秋月「ええっ!?陽炎さん…そんなっ…!!」

吹雪「落ち着いて秋月、倉庫が爆発したんじゃないんだよ」

瑞鶴「よーく見て。倉庫は残ってる。だから陽炎は生き残ってるはずよ」

プリ「…ほんとだ。よく見たら爆発の煙が倉庫の後ろから出てる」

秋月「な、なら陽炎さんは…?」キョロキョロ

吹雪「たぶん、来た道を見れば…」

秋月「…あっ」

プリ「…いた」

瑞鶴「…転んでるわね」

陽炎「」チーン

吹雪「ほら起きて、陽炎」スッ

陽炎「ご、ごめん…」

瑞鶴「何やってんの…もう」

陽炎「しょうがないでしょ…躓いたんだから…」

陽炎「こけた後、蟹やらヒトデやらが身体中に潜り込んでその上朧に踏まれて大変だったんだからね…!」

秋月「悲惨ですね…」

プリ「ドンマイだよ、陽炎…」

タッタッタッ

吹雪「?」

提督「よっ、お前たち」ヌッ

吹雪「司令官」

陽炎「なんだ、朧が戻ってきたのかと思ったわ…」

提督「そんなわけないだろう」

提督「それよりも見回り、よくやってくれたな。ご苦労様だった」

提督「これで艦娘や俺たちも安心して眠ることができる。ありがとうな」

プリ「えへへ」

提督「と、いうわけで約束通り今日の仕事は全て終わりだ」

提督「休憩室に布団とか敷いておいたから今日はもうゆっくりと寝なさい」

瑞鶴「おー、やっと終わりかー」

陽炎「明日の分もまだちょっと残ってるみたいだけどね」

吹雪「それでもあとは寝るだけって考えると気が楽になるよ」

プリ「それもそうだね!」

秋月「では休憩室に戻りましょう!」

【休憩室】

吹雪「やったー…終わったー!」

プリ「はやく寝よーっ!」

熟練見張員「!」

瑞鶴「およ?」

秋月「見張り妖精さん、どうしてここに?」

熟練見張員「ほい」

陽炎「あっ、これは私の寝巻きと下着」

秋月「届けてくれたの?ありがとう!」

熟練見張員「…」ペコリ

瑞鶴「よかった。これでお風呂にも入れるわ」

吹雪「司令官が届けてたら暴動沙汰だもんね」

プリ「そうされたら流石の私も殴りかかりに行くかなぁ」

陽炎「果たして殴るだけで済むのかという問題もあるわよ」

瑞鶴「休憩室にお風呂ってあったっけ」

吹雪「うーん…」キョロキョロ

プリ「…あったよ!お風呂場ってここに書いてある」

吹雪「うおっマジで!?正直ここにあるとは思ってなかった!」

陽炎「けっこう至れり尽くせりなのね、この休憩室って」

瑞鶴「それならせっかくだし皆で入りましょうか」

瑞鶴「まとめて入った方が時間の効率もいいし、なにより皆で入ると楽しいし!」

秋月「そうですね!私も一緒に入りたいです!」

陽炎「せっかくこのメンバーで一緒になったんだから、私も一緒の風呂には賛成よ」

吹雪「主人公同士の縁だからね!共に今日の汗を洗い流そー!」

プリ「わーい!」

吹雪「よーし、お風呂場に…」

プリ「とつげーき!」ガチャ

綾波「ばあーーーーーーーっ!!!」バッ

吹雪「!?」ビクッ

秋月「!?!?」ビクーッ

【伏兵 綾波】

瑞鶴「」ビクッ

陽炎「」ビクッ

プリ「」ビクッ

綾波「えへへ」ドヤ

吹雪「…」

陽炎「…」

プリ「…」

綾波「?」

瑞鶴「…あの、言い辛いんだけど」

秋月「驚いていけない時間はもう終わってると思いますよ…?」

綾波「え?」

綾波「ええ~~~~~っ!!??」///

吹雪「wwwwww」

陽炎「wwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、アウトー

陽炎「笑っちゃいけないのは復活か…」スパーン

吹雪「これはこれで辛い…」スパーン

綾波「台本台本…あっ!」

綾波「私の立ち位置は庭でした!申し訳ございませんっ!」ペコペコ

秋月「庭…?川内さんがいた場所ですね」

瑞鶴「なるほど…通りであのとこは出てくる人が少ないなって思ったわ…」

プリ「綾波、ずっとここで待ってたんだね…」

綾波「し、失礼致しましたぁ!」ダッ←撤収

吹雪「改めて、お風呂に…」

プリ「よっ、よっ」ポイポイ

瑞鶴「ちょっと、脱いだ服くらい畳みなさいよ」

秋月「タオル、体に巻いた方がいいですかね?」

吹雪「それはもちろん巻く…と言いたいとこだけどssだし見えないから別に大丈夫でしょ」

瑞鶴「こらまたそんなメタい発言を…」

陽炎「巻きたい人は巻く、巻かない人は巻かないでオッケーよ」

カポーン…

吹雪「ごしごし…」

吹雪「…どーでもいいこと質問していい?」

瑞鶴「オッケーよ」

吹雪「私以外、みんな髪長いけどさ…」

吹雪「洗うのめんどくさくないの?」

陽炎「ぶっちゃけて言えば面倒よね」

瑞鶴「こんなもん馴れよ、馴れ」

秋月「結んでしまえば誤魔化せることもありますし…」

吹雪「へぇー」

プリ「あ、そうそう。面倒なのは洗うのだけじゃなくて…」

プリ「日本じゃお風呂入るとき、長い髪はタオルで固定しなくちゃいけないんだよね…これも面倒くさいって思うなぁ」

瑞鶴「…私それやってないけど…」

プリ「え?」

秋月「北上さんですらやってるんだから瑞鶴さんもやりましょうよ…」

※アニメ5話参照

カポーン…

プリ「体も髪も洗ったし…」

陽炎「湯船に入りましょっか」

瑞鶴「…この湯船、ちょっと小さくない?」

吹雪「大丈夫でしょ。5人なら入れるよ」

瑞鶴「そう…?」

ザバババ…

陽炎「あったかーい…生き返る…!」

吹雪「やっぱり狭いけど皆で入ると楽しいなぁ…♪」

秋月「気持ちいい…♪」

瑞鶴「…」

プリ「一日の一番の楽しみだよー!」

プリ「ねっ、瑞鶴!」

瑞鶴「…」

プリ「瑞鶴?」

吹雪「どうしたの、黙っちゃって」

瑞鶴「…私の隣」

秋月「え?私ですか?」

プリ「私も?」

瑞鶴「そうよ、あんたたち…」

瑞鶴「私の両側から、大きくて柔らかい感触があるのよ…!!」

秋月「…」

プリ「…」

吹雪「wwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwww」

秋月「wwwwww」

プリ「wwwwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

憲兵「オラァ!!」ガラッ

陽炎「キャーーーッ!!?憲兵さん!?」バッ

吹雪「こんなとこにまで入ってくるなんて!?」ババッ

秋月「み、見ないでください!」

プリ「ヘンタイ!」

憲兵「あ、その辺はちゃんと大丈夫です」

憲兵「実は私、女性なんですよ」ボイーン

吹雪「!?!?!?」

陽炎「そんなカミングアウトいらない!」

プリ「どっちにしろ叩くのはいけないって!裸だし!」

秋月「裸でお尻を叩くなんて恥ずかしいし痛いですっ!」

吹雪「いろいろとアウトだからー!」

憲兵「そんなん知るかオラァ!!」ヒュッ

吹雪「ぎゃわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」スパーン

秋月「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」スパーン

陽炎「ったぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」スパーン

プリ「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」スパーン

瑞鶴「…ざまぁ」

【入浴終了】

吹雪「酷い目にあった…」ホカホカ

秋月「まさか憲兵さんがお風呂にまで入ってくるなんて…」

陽炎「いい湯だったけどね…」

瑞鶴「いい加減に私の貧乳いじりをやめないからこうなるのよ」

プリ「別にいじってないし、勝手に瑞鶴が言っただけなんだけど…」

瑞鶴「なんか言った?」

プリ「Nein…」(いや…)

瑞鶴「とにかくこれで安心して寝ることができるわね」

吹雪「そうだね…私もそろそろ眠たくなってきた…」

プリ「じゃあ今日はもう寝よう!また明日!」

陽炎「枕投げとかしなくていいの?」

瑞鶴「別にいいわよ…」

吹雪「んじゃ、電気消すよー」

秋月「あっ…ちょっと待ってください!」

吹雪「?」

秋月「あの、最後に、これ…」

瑞鶴「え?」

プリ「あっ…これは…」

秋月「3枚目のDVD、見ませんか…?」

【秋月、最後のDVDを取り出す】

吹雪「忘れてた…」

陽炎「ていうか何も今さら…」

秋月「ごめんなさい…私、こういうの気になっちゃうタイプなんです…」

陽炎「気持ちはわからなくないけど…」

プリ「どうする?みんな、DVD見る?」

瑞鶴「うーん…寝る前だからなぁ…」

陽炎「どうしようかなぁ…」

吹雪「まぁいいじゃん、せっかくだし見ようよ」

瑞鶴「吹雪?」

吹雪「ここまで来たんだから最後までやり通さないとなんかスッキリしないじゃん?」

吹雪「それにうとうとしながら見るテレビって、なんか気持ちいいんだよねぇ…」

陽炎「吹雪、本当におばあさんみたいよ…」

瑞鶴「でも最後までしっかりやるってとこには私も賛成かしらね。やり残しに後悔したくないは私も一緒」

プリ「確かに精一杯全力は尽くしたいよね!」

秋月「皆さんありがとうございます!それでは…」

秋月「DVD、再生ですっ!」カチャッ

テレテテッテレー

秋月「始まりました!」

吹雪「内容はどんなのかなぁ」



【艦娘早押しクイズ ~新人戦~】

鹿島「どうもこんにちは。早押しクイズの時間です。司会はこの私、鹿島です」

鹿島「このクイズは、この冬に(本当は秋ですけど…)入ってきた艦娘の賢さを調査するための番組です」

鹿島「彼女たちの実力はどれほどなんでしょうか!?それでは自己紹介をお願いします!」

萩風「駆逐艦、萩風です。おぎかぜじゃありません」

嵐「同じく駆逐艦、嵐だぜ。音楽家じゃないぜ」

グラーフ「ドイツから来た空母、Graf Zeppelinだ。本日はよろしく頼む」



陽炎「…クイズ大会?」

プリ「あっ!グラーフだ!」

吹雪「みんなこないだ入ってきた娘ばっかりだね」

瑞鶴「まぁ寝る前に見るバラエティと考えたらこれはいいかも」

鹿島『ではさっそく参りましょう。第一問!』

鹿島『1945年までに、日本で鎮守府が置かれていた場所がありますが、それは横須賀、呉、佐世保、あと一つはどこでしょうか?』

吹雪「あっ、これは簡単なクイズだね」

プリ「私でも知ってるよ!答えは舞鶴だよ!」

瑞鶴「たとえ新入りでもこれくらいはわかるでしょ」

鹿島『さぁ皆さんわかりますか?』

嵐『もちろんよ!わかったぜ!わかったわかった!』

萩風『私も答えを知っています』

鹿島『解答をするときは手元のボタンを押してから答えてくださいね』

嵐『おう!これか!』ピンポーン

鹿島『では嵐さん、解答をどうぞ』

嵐『えっと…』

嵐『東京都!!』

鹿島『違います』

吹雪「wwww」

陽炎「wwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、アウトー

吹雪「初っぱなからこれか…」スパーン

瑞鶴「まぁ予想通りよね」

陽炎「間違えるにしてももっとマシな間違え方があるでしょ…」スパーン

鹿島『他に正解がわかるでしよま人はいますでしょうか』

萩風『私、わかりました』ピンポーン

鹿島『では萩風さん、どうぞ』

萩風『品川』

鹿島『違います』

瑞鶴「…w」

陽炎「また東京じゃないのw」

嵐『そらよっ!』ピンポーン

鹿島『再び嵐さん、解答をどうぞ』

嵐『ぐんまー!!』

鹿島『違います』

秋月「wwwwwww」

プリ「wwwwwww」

吹雪「思いっきり内陸地じゃんwwww」

デデーン
全員、アウトー

瑞鶴「ノリにやられた…」スパーン

吹雪「なんで内陸地に海軍基地をつくってんの…」スパーン

陽炎「ほら、岩川の例もあるからそういうのとか…」スパーン

秋月「あの人、適当に言ってるんじゃないんですよね…?」スパーン

プリ「さぁ…どうだろ…」スパーン

嵐『なんだー、違うのかー』

萩風『難しい問題ですね』

鹿島『では…グラーフさん、正しい答えとかわかりますか?』

グラ『当たり前だ。黙って見てれば酷い解答ばかり出てきて驚いていたところだぞ』

グラ『全く…私が正しい答えを出してやる!覚悟しろ!』ピンポーン

鹿島『ではグラーフさん、解答をどうぞ』

グラ『鎮守府があるのはこういうところだ…』

グラ『喫茶 たきざわ!』

吹雪「wwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwwwwww」

秋月「wwwww」

プリ「wwwwwwwww」

瑞鶴「どこだよwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

鹿島『あの、皆さん、違いますけど…』

萩風『新宿』ピンポーン

嵐『さいたまー!』ピンポーン

グラ『焼肉屋 ウエスト!』ピンポーン

鹿島『…答えが出ないようなので次にいきます』

嵐『えー』

鹿島『それでは第二問!』

鹿島『51cm砲を積むために設計された戦艦は、何型戦艦でしょうか?』

吹雪「お、これは艦これやってる人ならわかる問題かな」

秋月「答えは…紀伊型戦艦でいいんでしたっけ」

陽炎「そうよ。でも紀伊型は超大和型戦艦とも言うことがあるわね」

瑞鶴「そもそも紀伊型って名前も通称だけで、実際にその名がつけられたっていう確定的な資料は残ってないんだっけ?」

プリ「なんだか難しいお話だなぁ…」

鹿島『わかる人いますか?』

萩風『うーーむ…』

グラ『…わからないわ』

嵐『ヒント!ヒントくれ!』

鹿島『ヒント?そうですね…』

鹿島『和歌山あたりの地域を、こう呼ぶことがあります』

嵐『おお!わかった!』ピンポーン

鹿島『では嵐さん、どうぞ』

嵐『答えは…』

嵐『田舎ー!!』

鹿島『ちょっ!?怒られますよ!?』

吹雪「wwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwww」

秋月「wwwwww」

プリ「wwwww」

瑞鶴「おい待てwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「…田舎型戦艦って」スパーン

陽炎「そんな戦艦あってたまるか!」スパーン

瑞鶴「これには清霜も激おこよ、きっと…」スパーン

秋月「私の場合は貧乏型駆逐艦になるのでしょうか…」スパーン

プリ「秋月!?何言ってるの!?」

鹿島『えっと…次の方は…』

萩風『ヒントでわかりました!』ピンポーン

鹿島『では萩風さん、解答を』

萩風『陸の孤島』

鹿島『待って!それ嵐さんより酷いですよ!?』

吹雪「wwwwww」

瑞鶴「wwwwwwww」

グラ『…』ピンポーン

鹿島『グラーフさんどうぞ』

グラ『ワカヤマってどこだ?』

鹿島『ええ!?ボタン押してまで言うことですかそれ!?』

嵐『はっ!』ピンポーン

鹿島『あ、嵐さん』

嵐『和歌山っていうのはね、あれだ、蜜柑とラーメンが美味いけどね、それはもう田舎で田舎で…』

鹿島『あの!?お願いですから解答を…』

グラ『…』ピンポーン

グラ『いや私は地理的な意味で何処だと聞いたのだが…』

鹿島『ボタンを会話のための道具に使わないでくださぁい!!』

秋月「wwwwwww」

陽炎「wwwwwww」

プリ「wwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「和歌山の人たち、ごめんなさい…」スパーン

秋月「もう言いたい放題です…」スパーン

陽炎「これは酷い」スパーン

プリ「でも和歌山って名前、ちょっとかっこよくていいよね」スパーン

瑞鶴「え?そんなん思ったことないけど…」スパーン

萩風『陸の孤島が違うなら…廃墟県で』

嵐『和歌山の話してたらなんかラーメン食べたくなってきた。誰か!和歌山行こうぜ!』

グラ『だから和歌山の場所がわからん!東京なのかそれは!?』

鹿島『…』

鹿島『…第三問いきます』

鹿島『第三問。2015年秋イベントの期間はいつからいつまでだったでしょうか?』

吹雪「おっと、これは最近の出来事」

陽炎「満を期して秋月とプリンツさんがドロップするようになったイベント…2人は覚えてる?」

秋月「えぇっと…」

プリ「忘れちゃった。いつまでだったっけ?」

瑞鶴「11月18日から12月8日までね。本当は7日までだったけどメンテが延びたのよ」

萩風『これは簡単です!』ピンポーン

鹿島『萩風さんどうぞ』

萩風『11月18日から…12月7日まで…でしたっけ?』

鹿島『あっ!惜しいですね。違います』

グラ『わかったぞ』ピンポーン

鹿島『グラーフさんお願いします』

グラ『11月18日から12月6日までだったな、確か』

鹿島『惜しい!違う方向にずらしてください』

嵐『そうか!この問題貰った!』ピンポーン

鹿島『嵐さんどうぞ!』

嵐『東京から博多まで!!』

鹿島『問題の意味をずらせって言ったんじゃないですーー!!』

吹雪「wwwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwww」

プリ「wwwwwwwwww」

秋月「wwwwwww」

陽炎「酷すぎるwwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

鹿島『時間を…!時間をずらしてほしいんです!!』

萩風『なるほど!わかりました』ピンポーン

萩風『東京から博多まで5時間!』

鹿島『だからそうじゃなくって!』

嵐『なら上野から札幌まで19時間!!』ピンポーン

鹿島『あのっだから…!』

グラ『駅から自宅まで、徒歩7分だ!!』ピンポーン

鹿島『皆さんいい加減にしてください!!!』

吹雪「wwwwwwwww」

陽炎「なんだこれwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwww」

プリ「wwwwwwwwww」

秋月「もうイベント関係ないじゃないですかwwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「ある意味凄いなコイツら…」ヒリヒリ

瑞鶴「問題文を忘れちゃったのかしら…」ヒリヒリ

秋月「上野から札幌が19時間って、長いような短いような時間ですね…」ヒリヒリ

陽炎「そういう交通機関、どっかで聞いたことあるよ…」ヒリヒリ

プリ「ていうかグラーフ、どこで駅から7分とか覚えたんだろ…」ヒリヒリ


鹿島『…はぁ、なんか疲れてきた…』

鹿島『胃が痛くなりますね、これやるの…』

嵐『病気か?頑張れ!』

萩風『頑張れー!』

グラ『ガンバレ!』

鹿島『…くっ』

吹雪「wwwwww」

陽炎「wwwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、アウトー

鹿島『…四問目いきます』

鹿島『第四問。私たち艦娘が戦う敵はなんでしょうか?』

吹雪「あっ、この問題は…」

陽炎「露骨に簡単な問題きたわね」

瑞鶴「深海棲艦以外に何があるって言うのよ…」

秋月「流石に間違いようがないでしょう」

プリ「嫌な予感はするけど…」


鹿島『さすがにこの問題は…不正解するわけ無いですよね…?』

嵐『あったりまえだぜー!』

萩風『なりたてとは言え私たちも艦娘です。間違えるはずがありません』

グラ『むしろいきなりこんな簡単な問題が出てきて驚きだよ』

鹿島『今までの問題も簡単だったはずなんですけど』ボソ

グラ『どうした何か言ったか』

鹿島『いえ何も…』

鹿島『では今回は一斉に解答してもらいましょうか。それでは皆さん、せーので解答をお願いします』

嵐『へーい』

グラ『了解した』

鹿島『では、せーの…』

嵐『大本営!』

萩風『お肌の乾燥』

グラ『贅沢』

鹿島『違いますよぉぉぉ!!??』

吹雪「wwwwwww」

陽炎「wwww」

秋月「wwwwwwww」

プリ「wwwwwww」

瑞鶴「wwwww」

デデーン
全員、アウトー

嵐『え…大本営が敵って聞いたことあるけど…』

鹿島『それデマですよ!?信じちゃダメ!!』

萩風『肌が乾燥して荒れたまま海に出ると潮風で肌にダメージが…ケアはしっかりしないと』

鹿島『もっと艦娘として気にかけるべきとこがありますよね!?』

グラ『日本に先に来てたUボートから、贅沢はオリョクルというものを引き起こす敵だと聞いたが』

鹿島『確かにそうですけど!それは直接の敵じゃないですからぁぁぁぁ!!』

瑞鶴「ここまで解答が酷いとは」

陽炎「ていうかさっきから、鹿島さん大変そうだね…」

陽炎「ボケ3に対してツッコミ1か…。疲れるのも無理ないわ」

秋月「新任早々こんな仕事をやらされたストレスで疲れが長引かなければいいんですが…」

鹿島『はぁ…次で最終問題です』

嵐『えっ?もう?』

萩風『時間が経つのは早いですね』

グラ『もう少しやってもいいのだぞ』

鹿島『嫌です!ぜったいイヤ!』

陽炎「嫌がりすぎでしょw」

デデーン
陽炎、アウトー

陽炎「うわぁ!」スパーン

鹿島『第五問!このゲームの名前は「◯◯これくしょん」。◯◯に入る言葉を入れてください!』

吹雪「問題のレベル下がり過ぎでしょ!」

秋月「根本的な問題ですよね…」

瑞鶴「これは流石に間違えないで欲しいわ…」

プリ「大丈夫だよ…たぶんだけど」

鹿島『ヒントは「か」で始まって「い」で終わる言葉です』

吹雪「すかさずヒント入れてきた!」

陽炎「絶対に正解させる体勢に入ったわね」

プリ「これはもう大丈夫」

グラ『貰った!』ピンポーン

鹿島『グラーフさん、バシッと決めちゃってください!』

グラ『任せろ。正解は…』

グラ『貝』

鹿島『ああもおおおおおぅっ!!!!』ガクーン

秋月「wwwwwww」

陽炎「安直wwwwww」

吹雪「貝これwwwwwww」

プリ「そんなゲームじゃないwwwwww」

瑞鶴「もうやめwwwww」

デデーン
全員、アウトー

嵐『サザエ!』ピンポーン

萩風『イモガイ!』ピンポーン

グラ『ムール貝だ!』ピンポーン

鹿島『違います!!貝から離れてください!』

嵐『ん…そうか!やっとわかった!』ピンポーン

嵐『あさりしじみはまぐりお姉さん!』

鹿島『えっ!?何ですって!?』

嵐『浜の人気者!』

吹雪「ちょっとそれwwwwwwwwww」

瑞鶴「誰かさんのことじゃないのwwwwwww」

プリ「そのお姉さん、私の隣にいるよwwwww」

陽炎「そんなんこれくしょんしてどうすんのwwwww」

秋月「何のゲームですかwwwww」

デデーン
全員、アウトー

秋月「もうお腹いたいぃぃぃぃ…」ヒリヒリ

吹雪「勘弁してぇ…」ヒリヒリ


鹿島『いいですか!?もう一回言いますよ!?』

鹿島『入る言葉は「か」から始まって「い」で終わる4文字の言葉で、私たちのことを言うんですっ!』

嵐『ぐぬぬ…?』

グラ『難しいな』

萩風『私、ついにわかりました』ピンポーン

鹿島『では萩風さん、そろそろ正解を…』

萩風『かわいい』

鹿島『自分で言いますか!?それをっ!!』

吹雪「wwwwwww」

秋月「wwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwwww」

プリ「wwwwww」

陽炎「でも今のは上手いww」

デデーン
全員、アウトー

鹿島『かわいいじゃ駄目なんです!』

嵐『かわいくない』ピンポーン

鹿島『そういう問題じゃなくて!』

グラ『おしとやか』ピンポーン

鹿島『もうヒント完全無視じゃないですか!』

萩風『逆に聞きますけど答えってなんなんです?』ピンポーン

鹿島『それきいちゃったらクイズになりませぇん!!』

吹雪「wwwwwwwwwww」

瑞鶴「もうなんなのwwww」

陽炎「正解する気ないでしょwwwww」

秋月「鹿島さん大変wwww」

プリ「頑張れwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

嵐『なら、答えは…』

鹿島『だから!それは…』

【艦娘早押しクイズ~新人戦~ 完】

吹雪「…フェードアウトする形で終わった」

陽炎「はぁ…寝る前なのに笑い疲れた」

秋月「一番最後のDVDが一番酷かったですね」

瑞鶴「コイツら全員香取さんに再教育して貰わないと…」

プリ「グラーフ…しばらく見ないうちに愉快になったんだなぁ…」

吹雪「んじゃあ、DVDもこれで全部消化したことだし」

瑞鶴「そろそろ寝よっか、皆」

秋月「はーい!」

プリ「お布団は敷いてあるし、あとはこのまま夢の世界に入るだけだね!」

陽炎「ふわぁ…それじゃおやすみ」

秋月「おやすみなさい…」ウトウト

吹雪「うん。また明日ね!」

プリ「お布団あったかぁい…」

瑞鶴「毛布もふわふわ…」

吹雪「…この企画、ほんとこういうとこにお金使うの惜しまないよねぇ…」ウトウト

陽炎「寝るときは…これがいい方向にはたらくなんて…思わなかったわ…」ウトウト

秋月「…ふみゅ…」ウトウト

瑞鶴「…」ウトウト

プリ「………」ウトウト

ガラッ

吹雪「………?」

秋月「誰か………入って………きた?」

島風「…!」バァァァァン!

吹雪「…あれ……は…」

プリ「しま………かぜ……」

島風「ねーんねーんころーりよー!おころーりーよー!」

瑞鶴「……」

秋月「こもり…うた…」

【子守歌 島風】

島風「♪~」

吹雪「…」

瑞鶴「…」

秋月「…」

島風「ぼうやはよい子だーねんねしなー!」←ノリノリ

陽炎「…」

プリ「…うぅん」ネガエリ

島風「ねんねんころりよねんねんねんねん!」←テンポ上がってる

島風「ころころころころロリロリロリロリ!!」←テンポ250くらい

プリ「うるさぁいっ!!!」ガバッ

吹雪「wwwww」

瑞鶴「wwwwwww」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー

プリ「うるさいうるさい!寝れない!」バタバタ

島風「…おぉう」

吹雪「まさかプリンツさんがキレるとは…」スパーン

瑞鶴「ちょっと予想外だった…」スパーン

プリ「私、寝付くと起きないけど寝るのを邪魔されたら怒る人だから…」

陽炎「その気持ち凄いわかる…」

秋月「じゃあ、もう一度寝ましょう…」ウトウト

島風「…」←退室

秋月「今度こそ…ふあぁ…」ウトウト

吹雪「…」ウトウト

陽炎「…」ウトウト

瑞鶴「…」ウトウト

プリ「…」ウトウト


ガラッ

陽炎「………」

瑞鶴「………?」

プリ「またぁ…?」

秋月「今度は誰ですか…」

早霜「…」バァァァァン!

プリ(早霜…)

吹雪(えぇ…今度は何…)

早霜「ねーんねーん、ころりーよ、おーこーろーーりーよ♪」

早霜「ぼーうやはーよいーこだー♪ねんねーしなー♪」←超上手い歌

瑞鶴「……え………」ウトウト

秋月「あっ………これ………」ウトウト

陽炎「とても……きもちいい………」ウトウト

プリ「あれ………?こんな…の………すぐ…落とされ…ちゃ……う……」ウトウト

早霜「ぼうやーのーおもーりは、どこーへ行ったー♪」

早霜「あーのやーまー、こえーてー♪里ーへ行ーったー…♪」

吹雪「…zzz」

陽炎「zzzzz」

瑞鶴「z」

秋月「zz」

プリ「zzzzzzzz」

【提督5人、爆睡】

早霜「…」

早霜「よし、上手く寝てくれたわ」

吹雪「zzz」

プリ「zzzzzzz」←既に口から涎

早霜「それでは…」

早霜「後は、お願いします」←退室

ガラッ

祥鳳「…」ドォォォン!

祥鳳「…」コソコソ

祥鳳「…」スッ←5人の真ん中に立った

吹雪「zzz」

陽炎「zzzz」

秋月「zz」

瑞鶴「zzzzz」

プリ「zzzzzzzzz」

祥鳳「…」スゥー…


祥鳳「ショウホウホーウ!!」

祥鳳「ショウホウッホーーーーウ!!!」

祥鳳「ホーウホーウホーウホーウ…」←セルフエコー

吹雪「…」ピクッ

瑞鶴「…」ピクッ

秋月「…」ピクッ

陽炎「…」ピクッ

プリ「zzzzzzzz」

吹雪「うぅん…」←起きた

陽炎「…んぅ」←起きた

プリ「zzzzzzzzz」←寝てる


祥鳳「…」

祥鳳「ショウホウホーーウ!」

祥鳳「ショウホウッホーーーーーウ!!!」

祥鳳「ホーウホーウホーウホーウ……」

秋月「んっ…!」

瑞鶴「…くっ…!」

祥鳳「ショウホウホーーウ!」

祥鳳「ショウホウッホーーーーーウ!!!」

祥鳳「ホーウホーウホーウホーウ…」

吹雪「…」

祥鳳「ショウホウッッッホォーーーーーーウ!!!!!」

祥鳳「ホーウホーウホーウホーウ…」

瑞鶴「wwwwwwww」

陽炎「wwwwwwww」

秋月「wwww」

吹雪「しつけぇよwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー

秋月「なんなんですかそれぇ…」スパーン

瑞鶴「くそ…本家の鉄板ネタ入れないでよ…」スパーン

陽炎「こっちは気持ちよく眠っていたのに…」スパーン

吹雪「てか祥鳳さん…なんですかその格好は…」スパーン

祥鳳「アンソロに出てきたギャル祥鳳です。似合ってるでしょ?」

【祥鳳、きらびやか】

吹雪「くっ…せっかく眠りについたのに…」

瑞鶴「目が覚めちゃったじゃない…」

秋月「それよりプリンツさん、なんで起きないのですか…?」

陽炎「この寝付きのよさが羨ましいよ…」

プリ「zzzzzzzzzz」

祥鳳「それじゃ、おやすみ」

秋月「おやすみなさい…」

瑞鶴「もう来ないでいいわよ」

祥鳳「はいはい」ガチャバタン

吹雪「ふわ…もっかい寝よ…」

陽炎「みんなもおやすみ…」ウトウト

プリ「zzzzz」

吹雪「…」

陽炎「…」

秋月「…」

瑞鶴「…」



ガラッ!

祥鳳「ショウホウホォーーーウ!!!!」

祥鳳「ショウホウッッッホォォォォーーーーウ!!!」

祥鳳「ホーウホーウホーウホーウ…」

吹雪「wwwwwwwwwwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwwwwwwwwww」

秋月「wwwwww」

陽炎「なんでまた来たのよwwwwwwwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー

吹雪「いだーっ!」スパーン

秋月「きゃん!」スパーン

陽炎「うわあ!」スパーン

瑞鶴「あげーっ!」スパーン

プリ「zzzzzzzz」



【1時00分 就寝】



吹雪「うぅん…zzz」

吹雪「えぇ…アニメ2期は私が島風ちゃんの格好するなんて…むにゃ」←夢をみてる

秋月「zz…お母さん…あったかいね…zzz」

陽炎「うぅっ…なんでっ…なんでいびきにはガ行が似合うのよ…!…zzz」

プリ「わぁん…シュトーレン500個なんて食べきれるわけなぁい…zz」

瑞鶴「うーん…加賀さん改二で搭載数が200をこえるなんて…zzz」



【吹雪、秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴の5人は明日の執務に備え、疲れを癒すために睡眠を貪るのだった…】

とうとうクライマックスです!思えばここまで長かった…
最後までよろしくお願いします!

見直してたらミスを発見しました。
>>364の鹿島のセリフ
鹿島『他に正解がわかるでしよま人はいますでしょうか』

『他に正解がわかる方がいますでしょうか』です。
予測変換が暴発してしまったのです

_____
____
___

【時は過ぎ、時刻は6時00分】

【間もなく夜も明けようとしているその頃】

吹雪「ぐぉー…スピー…」

秋月「すやすや…」

陽炎「むにゃむにゃ…」

瑞鶴「ぐっすり…」

プリ「zzzzzzzz」



??「…」コソッ

【無防備な提督たちに、一人の影が忍び寄っていた】

??「…」スタスタ

??「…」←陽炎の目の前でスタンバイ

??「…」


不知火「…」ドーン!

不知火「…」

不知火「…」バッ

不知火「ふんっ!」←フライングボディプレス

陽炎「…ぐふっ…」ドガッ

陽炎「…」←寝ぼけてる

陽炎「…」ムニャムニャ

陽炎「…いっだぁぁぁぁぁぁぁ!!??」ゴロゴロゴロ

吹雪「…んぁ?」←起きた

秋月「んっ…?」←起きた

瑞鶴「ほぇ…?」←起きた

プリ「zzz」←寝てる

陽炎「あがぁぁぁぁぁぁ!!!なんなのぉぉぉぉぉぉ!!??」←悶絶

【提督一同、起床】

吹雪「なーに陽炎…こんな朝早くから騒いで…」

瑞鶴「いま何時だと思ってんの…」

プリ「zzzz」

陽炎「いや違っ…!誰かが私の体の上に飛び込んできて…!!いたたっ…!」←まだ悶絶してる

秋月「誰って誰ですか…」ウトウト

吹雪「陽炎が寝ぼけてるだけじゃないの…?」ウトウト

陽炎「ほんとだって…!鳩尾に当たったもん…!的確に急所を狙われたような気がする…!!」

瑞鶴「それ夢の中の話じゃないの…?」ウトウト

吹雪「夢の中で喰らったダメージは錯覚して現実の痛みになるってことがあるからね。よっぽど酷い夢だったんでしょ」

陽炎「夢…?そ、そうかな…そう言われるとなんだかそんな気がしなくもないような…」

不知火「違います。朝なので皆さんがたは早く起きてください」ヌイッ

瑞鶴「ふおっ!?」ビクッ

吹雪「うわぁ!!」ビクッ

陽炎「お前かぁぁぁ!!!」

【目覚まし 不知火】

不知火「おはようございます、皆さん」

陽炎「おはようじゃないわよこの馬鹿!!」

秋月「不知火さん、いつの間にこの部屋へ…」

吹雪「ここに何しにきたの…」

不知火「はい。実は司令からの伝言を預かっておりまして」

瑞鶴「提督さんからの伝言?」

プリ「zzz」

不知火「司令からの伝言は『お前たちに朝食を用意した。7時までに身支度をし、食堂に来い』とのことです」

不知火「遅刻厳禁ですので、余裕を持って動けとの命令も入ってます。伝言は以上です」

吹雪「う…朝ごはんか…」

瑞鶴「まーたなんか嫌な予感がする伝言ね…」

秋月「私は食べられるだけ満足なんですけど…」

陽炎「…待って。不知火。用事ってそれだけ?」

不知火「はい。陽炎にフライングボディプレスをかましたのは気分的な問題ですので。気にしないでください」

陽炎「何よそれぇぇぇぇぇ!!!私、やられ損じゃないのぉぉぉぉぉ!!!」

吹雪「wwwwwww」

秋月「wwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwww」

プリ「zzzzzzzz」

デデーン
吹雪、秋月、瑞鶴、アウトー

不知火「では、不知火はこの辺で」ガチャ

吹雪「目の前で夫婦漫才すんなし!」スパーン

秋月「陽炎さんと不知火さんって仲良しですね!」スパーン

瑞鶴「見ていて楽しいわー」スパーン

陽炎「ボディプレス喰らう方は全然楽しくないわよ!?」

吹雪「まぁまぁ。それはさておき、食堂に行くための準備しなくちゃ」

秋月「着替えて、身なりを整えて、歯みがきをしないといけません!」

瑞鶴「それと、これの処理もね」

吹雪「え?これってどれ?」

瑞鶴「これ」スッ

秋月「あ…」

陽炎「ほんと、この人はぐっすり眠るのね…」

プリ「zzzz」

【プリンツ提督、まだ起きない】

吹雪「起きろー、プリンツさーん」ペチペチ

プリ「ふにゃぁ…zz」

秋月「やっぱり起きないですね」

陽炎「瑞鶴さん、不知火みたいにボディプレスをやってよ。起きるかもしれないから」

瑞鶴「いやプリンツの胸には触りたくないんだけど」

陽炎「w」

デデーン
陽炎、アウトー

陽炎「瑞鶴さぁん!!」スパーン

吹雪「しかしどうすんの?このままじゃたぶんプリンツさんはずっと寝てるよ?」

秋月「逆に放っておいたら7時くらいに起きたりしませんかね?」

瑞鶴「無理ね。おそらく結局起きなくて遅刻しちゃうってのがオチだわ」

陽炎「着替えの時間もあるんだし、司令官も余裕を持てって言ってたし、やっぱりちゃんと起こしてあげないと」

秋月「ふむむ…」

吹雪「けどどうやって起こすの」

陽炎「うーん…」

プリ「zzzz」スヤスヤ

秋月「誰か凄いうるさい人が来てくれれば起きるかも…?」

吹雪「無理でしょ。ショウホウホーウでも起きなかったんだよ?」

吹雪「ただ騒ぐだけじゃ、たぶん起きないんじゃ…」

??「それはどうかなっぴょん!」ガチャ

吹雪「!?」ビクッ

秋月「あっ!あなたは!」

陽炎「卯月!?」

卯月「ぷっぷくぷぅー!」バーン!

【目覚まし2 卯月】

卯月「起きない人がいると聞いて我慢できずに駆けつけたっぴょーん!」

瑞鶴「卯月か…確かに卯月はうるさいからなぁ」

陽炎「しかも加えて卯月はしつこいからね。昨夜の祥鳳さんは単発的なうるささだったけど卯月ならプリンツさんを起こせるかも」

卯月「どさくさに紛れて罵倒されてる…?」

卯月「まぁ気にしないっぴょん!卯月がプリンツを起こしてあげるっぴょん!!」

吹雪「おお、これは期待できる」

秋月「頑張ってください!卯月さん!」

プリ「z」

卯月「そうぴょん…まずは…」

卯月「手始めにくすぐり攻撃いくっぴょん!」

吹雪「寝てる人相手なのに?」

卯月「もちろんっぴょん!卯月のくすぐりで落ちない者なんかいないっぴょん!」

陽炎「なんという自信…」

卯月「だって卯月はプロのくすぐり師だからね!」

秋月「くすぐりにプロとかあるんですか…」

卯月「細かいことは気にしないぴょん!じゃあ…」

卯月「こちょこちょこちょこちょ!」

プリ「…?」

【卯月、くすぐり開始】

プリ「うぅん…」ネガエリ

陽炎「おっ、寝返りしたわね」

吹雪「もしかして効いてる!?」

秋月「プリンツさん、今少し起きたんじゃないですか?」

瑞鶴「さすが卯月ね!もっとやっちゃいなさい!」

卯月「了解ぴょん!こちょこちょこちょこちょ!!」

プリ「んぅ…?」←目が開いた

秋月「あっ!起きました!」

瑞鶴「あんなに起きなかったプリンツがいともたやすく!」

陽炎「凄いわ卯月!見直した!」

卯月「どうぴょん!うーちゃんの実力は!」

吹雪「じゃあ、せっかくだからこのままプリンツさんが大笑いするまでくすぐり続けちゃって」

瑞鶴「いつまでも寝てる罰を与えちゃいなさい!」

卯月「プリンツを笑いの渦に巻き込んでやるぴょーん!」

プリ「…」ポケー

プリ「…」←寝ぼけてる

プリ「…」←卯月を見た

卯月「こちょこちょこちょこちょ!」

プリ「…!」

プリ「でっかいぬいぐるみだぁ…」ガシッ←卯月を抱き締めた

卯月「ぬおおおおおおお!!!???」ビクーッ

吹雪「wwwwwww」

瑞鶴「wwwwwww」

陽炎「www」

秋月「wwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー

吹雪「すっごい声だったなぁ…」スパーン

瑞鶴「ぬおーって、ウサギの鳴き声じゃないわよ」スパーン

卯月「気のせいだっぴょん!おいプリンツ!うーちゃんを離すっぴょん!」

プリ「んん…zzz」←また寝た

卯月「こらあああああ!!」

陽炎「wwwww」

秋月「wwwwwww」

デデーン
秋月、陽炎、アウトー

秋月「んひぃ!」スパーン

陽炎「またぁ!」スパーン

卯月「プリンツ!はなせー!はーなーせー!!」

吹雪「卯月、工夫をして!捕まったことを逆手にとってみたらどう!?」

瑞鶴「例えば、そのままプリンツを押し倒して暴れてやるとか!方法はあるはずよ」

卯月「そ、それだっぴょん!アドバイス助かるぴょん!」

卯月「どりゃあ!」グイッ

プリ「zz」ステーン

卯月「よ、よし!馬乗りになれたっぴょん」

卯月「ここからうーちゃんの反撃が…!」

プリ「すぴぃ…」ガシッ

卯月「うぇっ!?」

吹雪「!?」

陽炎「!?」

プリ「ぬいぐるみ…逃げちゃだめ…」グイーッ

卯月「ちょっ、ふみゃあああああ!!?」ステーン

瑞鶴「あっ!卯月とプリンツの立ち位置が…」

秋月「逆転しちゃいました!?」

プリ「zzz」←卯月に覆い被さってる

卯月「こんなのちがうううううう!!!うーちゃんが乗りたいのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」バタバタ

【卯月とプリンツ、だいしゅきホールド状態】

吹雪「wwwwww」

秋月「wwwwwwwww」

陽炎「卯月弱いwwwwwww」

瑞鶴「どうしてこうなったwwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー

プリ「zzz」ぎゅーっ

卯月「助けてぇ…!」バタバタ

吹雪「卯月の力を持ってしても駄目なのか…」スパーン

秋月「もう打つ手はないのでしょうか…」スパーン

陽炎「でもこれはこれでちょっと微笑ましい光景ね」スパーン

瑞鶴「朝から和むわぁ…」スパーン

卯月「和んでる場合じゃないっぴょおおおおん!!」

卯月「もうやだ!誰かビスマルクを連れてくるっぴょん!あの人ならコイツの起こし方くらい知ってるはずっぴょ…」

プリ「ビスマルク姉さま…!?」パチ←起床

卯月「え」

陽炎「あっ、起きた」

秋月「起きましたね」

吹雪「卯月の苦労は一体…」

卯月「…ぴょん」ガクッ

プリ「おはよ、皆…」ムニャムニャ

プリ「って、あれ?卯月がなんでここに?」

吹雪「ああ、それは」

秋月「かくかくしかじかで…」

プリ「えっ、私、寝ぼけてそんなことをしてたの!?ごめんね卯月!」

卯月「お前きらいっぴょん!ばーかばーか!!」ダッ ガチャバタン

プリ「ご、ごめんなさい…」

吹雪「卯月、逃げた…」

瑞鶴「ところでプリンツはいつもどうやって起きてんのよ…」

プリ「ビスマルク姉さまから叩き起こして貰ってる…」

陽炎「まぁそうでしょうね…」

秋月「ビスマルクさんは朝に強そうなイメージありますからね」

吹雪(あの人は子供っぽいから早起きは得意そうなんだよなぁ)

瑞鶴「さて、プリンツさんも起きたことだし」

吹雪「今度こそ準備をしなくちゃ」

陽炎「着替えは…っと、昨日の提督服と一緒かな」

瑞鶴「くっ、やっぱりか…」

秋月「七面鳥服は続投ですね」

プリ「私、着替える前にシャワー浴びてきたいんだけど」

吹雪「はいはい。でも7時には食堂に行かないといけないから出来れば早くね」

陽炎「それにしても朝シャワーって、外国人みたいだわ」

プリ「外国人だよ!?これでもドイツで生産された生粋の重巡だよ!?」

瑞鶴「わかってるから。さっさと行ってきなさい」

プリ「はーいっ」

【風呂場】

プリ「♪~」

プリ「よっ、と」ポイポイ←服を脱いでる

プリ「やっぱり朝もシャワーを浴びて、寝るときに出た汗を落とさないとね」

プリ「それじゃ、入ろっと」ガラッ



プリ「ん…?誰かいる?」

瑞穂「キャーッ!!?覗きーっ!!」

プリ「!?」ビクッ

【先客 瑞穂】

プリ「えっ!?なんで!?瑞穂いつの間に!?」

瑞穂「み、見ないでくださーい!」

プリ「見ないでって…私も女だし、別に気にすることはないんじゃ…」

瑞穂「出ていってください!」サッ

プリ「!?ちょっと、シャワーをこっち向けるのはやめ…」

瑞穂「えーい!」ブシャー

プリ「あばばばばばばばっ!?あっつい!!」

【シャワーを直撃してしまうプリンツ提督】

【その頃、休憩室】

吹雪「ふー、一段落ついたー」

秋月「プリンツさんがシャワーを浴びてる間、私たちも着替えましょうか」

瑞鶴「そうねー、着替えは時間かかるし…」

\キャー!ノゾキー!/
\!?/

瑞鶴「…」

陽炎「…なに、今の?」

秋月「プリンツさんと、誰かの声が…」

\デテイッテクダサーイ!/
\チョット、シャワーヲコッチニムケルノハヤメ…/

\アバババババババ!!!/

吹雪「………」

瑞鶴「………」

秋月「………」

陽炎「……くすっw」

吹雪「wwwwww」

瑞鶴「wwww」

秋月「wwwwwww」

デデーン
吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、アウトー

~数十分後~

ガラッ

プリ「酷い目にあった…」←風呂場から出てきた

陽炎「おかえりプリンツさん」

吹雪「なんかお風呂で叫んでたよね」

秋月「何か変なことでもあったんですか?」

プリ「あぁ、それね…」

プリ「瑞穂がいて、熱湯かけられたの…」

瑞鶴「よくわからないけど大変だったってことはよくわかるわ…」

吹雪「企画陣も朝っぱらから仕掛けすぎでしょ…」

陽炎「残りは3時間程度だっていうのに、この先に凄い不安を覚えるわ…」

吹雪「次は歯でも磨くかぁ」

プリ「艦娘でも歯は綺麗に保ちたいよね!」

陽炎「うーん…私、朝ごはんを食べてから歯磨きする派なんだけど」

吹雪「ええ?今日くらいは我慢してよ」

瑞鶴「そうよ。どっちでも似たようなもんだしさぁ」

陽炎「いやいや全然違うわよ。歯磨き粉の味で朝ごはんの味が変になっちゃったりするんだから」

吹雪「そりゃそうだけどさぁ…」

瑞鶴「食事のあと、歯を磨く時間が無かったらどうするの?」

陽炎「あっ、それは確かに…どうしよう」

秋月「大丈夫です!木の枝で歯磨きをすればそんな問題はすぐに解決しちゃいますよ!」

吹雪「…」

陽炎「秋月…あのさあ…」

瑞鶴「軍人なんだから、ちゃんと歯磨き粉くらいは使いなさい…」

プリ「さりげなく明かされる、秋月の悲しい貧乏時代…」

陽炎「まぁ瑞鶴さんの言う通りか。私も歯磨きしよっと」

吹雪「さーて、この部屋に歯ブラシはあるのかなぁ」

瑞鶴「そりゃもちろん洗面台に…ってあれ、無いわね」

プリ「歯ブラシが無かったら歯磨きできないよ」

瑞鶴「しゃーない、こうなったら爪で歯垢を削り落とすか…」

吹雪「げっ!瑞鶴さん汚い!!」

プリ「しかも爪じゃあ細かい歯垢は取れないし!」

秋月「だったらなおさら木の枝で歯磨きをすればいいのでは?」

プリ「だからそれは駄目だってば!」

陽炎「秋月は無人島生活でもする気なの!?」

コンコン
ガチャ

吹雪「ん?」

秋月「誰か入ってきました?」

妖精「…」スッ

瑞鶴「あれ?妖精さん」

陽炎「どうしたの?私たちに何か用?」

妖精「ホレ」←歯ブラシを持ってきた

瑞鶴「あっ!それは…!!」

陽炎「それ、私の歯ブラシ?」

秋月「わざわざ届けてきてくれたんですか?」

妖精「テイトクメイレイ」

プリ「わーい!ありがとう!」

吹雪「よかった。これで歯磨きができる」

陽炎「歯磨きしないと気持ち悪いからね。助かったわ!」

妖精「ドウゾ」スッ

陽炎「ありがとう、妖精さん」

妖精「ホイ,ハブラシ」スッ

秋月「ありがとうございます!」

吹雪「秋月、あんなに木の枝を推していたのに普段はやっぱり普通の歯ブラシを使ってるのか」

秋月「何を言ってるんですか!?当たり前ですよ!」

妖精「オマエマチモ,ホラヨ」スッ

吹雪「あ、どもども」

プリ「ごめんね、わざわざ」

妖精「サイゴ,キグルミオンナ」スッ

瑞鶴「はいはい、ありがと」

瑞鶴「…ん?」

陽炎「?」

瑞鶴「」ピタッ

吹雪「??」

プリ「ふぇ?瑞鶴どうかした?」

瑞鶴「あの…」

瑞鶴「これ、加賀さんの歯ブラシなんだけど…」

吹雪「えw」

陽炎「マジかwwwww」

プリ「www」

デデーン
吹雪、陽炎、プリンツ、アウトー

妖精「マチガエタ」

瑞鶴「間違えたじゃないわよ!?私の歯ブラシに取りかえて!!」

妖精「メンドクサイ」

瑞鶴「なんですってー!!」

秋月「まぁ多少いいじゃないですか」

陽炎「そうよ。瑞鶴さんは加賀さん大好きでしょ?」

瑞鶴「なんでよ!?別に嫌いじゃないけど…好きじゃないわ!加賀さんなんて!」

プリ「いやなんでって言われても説得力が…」

吹雪「一瞬でその歯ブラシを加賀さんの物だって見抜いた人にそんなことが言えるとはねー」ニヤニヤ

瑞鶴「あっ…それは…」

瑞鶴「」プシュー←言葉が出ない

陽炎「綺麗に地雷を踏み抜いたわね」

秋月「赤面して固まっちゃいました」

吹雪「w」

デデーン
吹雪、アウトー

吹雪「ぐわぁ!」スパーン

~~~

吹雪「シャカシャカ」

秋月「くちゅくちゅ…」

瑞鶴「…」

【提督一行、歯磨きも終了】

瑞鶴「ふぅ…」

吹雪「瑞鶴さん、加賀さんの味はどうだった?」ニヤニヤ

プリ「甘かった?それとも酸っぱかった?」ニヤニヤ

瑞鶴「おい、次その話題に触れたらしばき倒すわよ」

陽炎「はいはい」

秋月「善処しまーす」

陽炎「着替えて身なりも整えたし、歯磨きもしたし…」

プリ「これで完璧だね!」

秋月「それでは、準備も整ったことですし…」

吹雪「食堂へ行こっか、みんな」

瑞鶴「なんとか7時に間に合いそうでよかったわ」

陽炎「しかし朝ごはんか…何が出てくるのかなぁ…」

陽炎「朝くらいまともなものを食べさせて欲しいよね」

【こうして朝支度を終えた提督たち】

【彼女らは、朝食を求めて食堂へと向かった】

【食堂】

提督「…」

吹雪「来ましたよ、司令官」

提督「む、来たか」

陽炎「おはよう、司令官」

秋月「おはようございます!」

プリ「Morgen!」

瑞鶴「朝ごはん食べにきたわよ」

提督「よしよし。不知火から話は聞いているようだな」

提督「朝食は一日のエネルギー源を得るための大切な行事だ」

提督「朝食を食べずして一日の執務をこなすことはできない。しっかり食べて、元気をつけてくれ」

プリ「わっかりましたー!」

秋月「もちろんです!」

提督「では、朝食を用意しよう」

提督「…とその前に、ちょっと朝食について説明をさせてもらう」

吹雪「?」

瑞鶴「説明?朝食に?」

提督「実は朝食は趣向を変えて、提督1人に1人ずつ料理人を用意しているんだ」

吹雪「えっ?」

秋月「それはなんでですか?」

提督「一人が複数人に料理をつくるよりも、一人だけを相手にして料理に集中した方が味の質が上がると思ってな」

提督「かっこよく言えば、提督専属の料理人ってとこだが…」

提督「とりあえず、朝食を作ってくれた5人の料理人をお呼びするぞ」

提督「来てくれ!シェフたち!」

吹雪「専属料理人…?」

陽炎「一体誰が…」

大鯨「おはようございます」

瑞鳳「朝ごはん、つくったよ!」

秋月「あっ!大鯨さんに瑞鳳さん!」

瑞鶴「おおお!料理が得意そうな人!これは期待!」

最上「僕もつくったんだ」

黒潮「ウチの朝ごはん、期待してや~」

陽炎「おっ!黒潮と最上さんもいる!」

吹雪「なんだ、意外と朝ごはんって普通っぽい」

瑞鶴「まぁ昨日の昼の隼鷹の再来ってとこかしらね。この中の誰か一人がハズレ的な」

秋月「料理が少ないとか、やたら手が抜かれているとかそんな感じみたいでしょうね」

プリ「ん?あと一人は誰…」



磯風「おはよう司令たち。私も料理をつくったんだ」


吹雪「」ピタッ

陽炎「」ピタッ

瑞鶴「」ピタッ

秋月「」ピタッ

プリ「」ピタッ

【朝食係 瑞鳳・大鯨・最上・黒潮・磯風】

吹雪「」

陽炎「」

提督「さぁ見ろ。この5人がお前たちを担当する朝食係だ」

提督「お前たち一人一人に、この中の誰か一人がつくから…」

瑞鶴「」

秋月「」

プリ「」

提督「…?おい、聞いてるのか?」

吹雪「」

秋月「」

陽炎「」

プリ「」

瑞鶴「」

【提督一同、茫然】

吹雪「い、磯風…!?ここで出すの…!?」ヒソヒソ

瑞鶴「比叡ですら自重されたのに、なんで…!?」ヒソヒソ

秋月「磯風さんと言えば、秋刀魚焼くときに七輪を爆破してしまったんですよね、この人…」ヒソヒソ

陽炎「そうそう。火力アップとか言いながら秋刀魚にガソリンを注いでたあの娘の姿を見たとき、ついに頭がやられたのかと思ったわ…」ヒソヒソ

プリ「やばいよね…やばいよね…」ヒソヒソ



提督「とりあえず、誰がどの料理人がつくかを決めたいんだが…」

吹雪「!」

提督「決め方はさくっとくじで決めるぞ」

提督「ここに5つの紙を一枚引いて、その紙に書いてある料理人が担当になるからな」

提督「一体誰が専属料理人になるのか、わくわくしながら引いてくれ」

瑞鶴「できるかぁ!!」

陽炎「生死がかかってるのよ!?」

プリ「くじっていう完全に運試しっていうのが辛い…!」

吹雪「朝から酷いことになりそうだ…!」

提督「くじはこの箱の中だ。さぁ引け」

吹雪「公平に一斉に引くよ、一斉に!」

瑞鶴「誰が磯風を引いても恨みっこ無しだからね!」

陽炎「ハズレを引く確率は20%…生き残る可能性は80%もある!」

秋月「さすがの私もガソリンを飲んだら死んじゃうかも…」

プリ「瑞鶴なら生き残れるかもしれないから瑞鶴が磯風の料理を食べればいいかもしれな」

瑞鶴「嫌よ馬鹿!みなまで言わせないわよ!」

吹雪「よし、私が引くくじは…」ゴソゴソ

吹雪「これだっ!」バッ

秋月「私はこれ!」バッ

陽炎「ハズレさえ引かなければ…!」バッ

プリ「当たれーっ!」バッ

瑞鶴「でりゃあ!」バッ

吹雪『瑞鳳』

陽炎『黒潮』

秋月『大鯨』

瑞鶴『最上』



プリ『磯風』バーン!



吹雪「よっしゃあああああ!!!」

陽炎「良かったああああっ!!!」

秋月「やったぁーーーーー!!!」

瑞鶴「あ、プリンツ…」

プリ「」

プリ「」ガクッ

提督「専属料理人が決まったようだな」

プリ「」

秋月「プリンツさん…」

提督「ではそのままさっそく朝食にするぞ」

提督「えーと、まずは…」

提督「大鯨!秋月提督に朝食を持ってこい!」

大鯨「はい!」

大鯨「お持ちしました」スッ

秋月「あっ、これは…!」

大鯨「大鯨自慢の朝食、和定食です♪」

【白米、味噌汁、卵焼き、鮭の切り身】

秋月「わぁ、おいしそう…!!」

大鯨「気に入って貰えてうれしいです!」

プリ「」←羨みの目つき

瑞鶴「プリンツ、ドンマイ…」ポン

提督「次だ。次は黒潮!陽炎提督に朝食を」

黒潮「はいな。ウチが作ったのは…これや!」

陽炎「…おおう」

【お好み焼き、たこ焼、串カツ】

陽炎「おいしそう…だけど朝から重すぎよ…」

黒潮「文句言わんといてやー!」

プリ「…そうだよ…いいじゃん…食べ物なんだから…」

陽炎「…プリンツさん」

吹雪「プリンツさんが本当に哀れすぎる…」

提督「んじゃ次。最上、瑞鶴提督に朝食を頼む」

最上「はーい、僕のはこれだよ」スッ

瑞鶴「私の朝食は?」

瑞鶴「…」

【ウインナー、いなり寿司×2】

瑞鶴「……………」

最上「……………」

陽炎「…おおう」

瑞鶴(リアクションし辛いもん出てきた…)

吹雪(このメニューはアレを連想させる…)

瑞鶴「…」

陽炎「…」

秋月「…」

最上「…」

最上「あのね皆、こう見えて…」

瑞鶴「?」

最上「僕、この役やるの乗り気じゃなかったんだよ…」ズーン

瑞鶴「wwwwwww」

陽炎「www」

吹雪「wwwwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、アウトー

瑞鶴「じゃあするなよ…」ヒリヒリ

陽炎「ただでさえ下品なネタなんだから…」ヒリヒリ

提督「それでは次の朝食を用意するぞ」

吹雪「あっ、次は私かな…」

瑞鶴「だんだんプリンツの死期が近づいてきてる…」

プリ「縁起でもないこと言わないでよ!?」

提督「次の朝食は…」

提督「磯風!プリンツに朝食を用意しろ!」

吹雪「んっ!?」

秋月「ええっ!?」

瑞鶴「あれ?磯風がトリじゃないの…?」

陽炎「どう考えても磯風がハズレなのに…?」

プリ「もしかして私の死期が近づいただけなんじゃ…」

磯風「私が用意した朝食は…」

磯風「これだ」

吹雪「!!!」

プリ「あっ!!」

【磯風朝食、ファミマのパン】

プリ「磯風、これは…?」

吹雪「待って待って!磯風、『つくった』って言ったよね!?」

磯風「実は司令に言われてちょっとファミマの工場見学に行ってきたんだ」

磯風「その時に記念でつくってきたものがこのパンでな」

磯風「ボタンを押すだけだったから簡単に作れたぞ!」

吹雪「!」

プリ「ほんと!?」

磯風「これからはオートマチックで料理をつくる時代だと実感した、すばらしい体験だったな!」ウンウン

プリ「え、それなら…」モグモグ

プリ「おいしい!」

磯風「そうか!よかった!」

提督「流石に死者を出すわけにはいかんからな…」ヒソヒソ

瑞鶴「なんだ…そうだったの、提督さん…」ヒソヒソ

吹雪「な、ならハズレ枠は…!」

提督「それではラスト、瑞鳳!吹雪に提督に朝食を!」

瑞鳳「はーい!吹雪提督!」

瑞鳳「卵焼き、たべりゅ?」スッ

吹雪「!?!?!?」

【卵焼き(天山和え)】

吹雪「なんだこりゃあ!!!」ガビーン

瑞鶴「天山に卵焼きがかかってるwwwwww」

陽炎「まずそうwwwww」

秋月「まさかハズレが瑞鳳さんだったなんてwwwww」

プリ「でも本当に良かったwwwwww」

デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー

吹雪「…」カジカジ

瑞鶴「吹雪、無理して食べなくても…」ヒリヒリ

秋月「天山を食べたら歯を痛めますよ…」ヒリヒリ

吹雪「いいの!卵のトロみと、天山の固さが何とも言えないハーモニィを生み出してるからいいの!」カジカジ

陽炎「強がってる…」

プリ「吹雪って昨日の昼も悲惨なご飯だったよね…」

瑞鶴「恐ろしい程に食事の運がないわね、吹雪…」

吹雪「うるさいうるさーい!」

【こうして朝食を食べ終わった提督たち】

プリ「ごちそうさまー」

秋月「ごちそう様でした」

陽炎「うぷ…満腹…」

瑞鶴「まぁ朝食は満足だったわね」

吹雪「…」カジカジ

提督「よし、ではこのまま朝一番の仕事に移ってもらおうか」

秋月「はいっ!」

提督「朝の最初の仕事は遠征部隊の報告受け取りだ」

提督「これから遠征に行ってきた艦隊が帰ってくるから、お前たちは彼女たちから遠征の報告書を受け取ってもらうぞ」

提督「遠征報告は非常に重要なものだからな。昼の執務をして気づいていると思うが、この報告無しでは資材の管理などすることはできない」

提督「またもちろんこれには遠征で疲れた奴らを労る目的も含まれている。メンタルケアの方も忘れないようにして、この仕事に臨んでほしい」

プリ「了解です!」

提督「報告は執務室で受け付けるからな。では皆、ついてこい」

瑞鶴「へいへい」

陽炎「…行くわよ、吹雪」

吹雪「…」カジカジ

【執務室】

プリ「着いたね」

提督「さぁ、ここで報告を待つんだ」

吹雪「うう…おなかすいた…」ズーン

秋月「吹雪さん、結局卵しか食べてないですもんね…」

プリ「誰か食べ物持ってる人いないかな…いたら吹雪に食べ物を恵んであげて」

陽炎「仕方ないわね…実はたこ焼を食べきれなかったからパックに入れてもらってたの。これ吹雪にあげるわ」

吹雪「ええっ!?うわぁぁありがと陽炎ぉーー!!!」

プリ「おお!さすが陽炎お姉さん!」

瑞鶴「よかったわね、吹雪」

吹雪「ほんほはよ!うへひいよ!はふがはげほうおへーひゃんはよぉ!!」モグモグ

陽炎「こら物を口にいれたまま喋らないの」

コンコン
ガチャ

吹雪「っ!?」モグモグ

提督「お前たち、来たみたいだぞ」

秋月「!」


五十鈴「ただいまー」

名取「第2艦隊帰投、遠征の報告に来ました…」

【第2艦隊、帰投】

瑞鶴「遠征部隊は五十鈴と名取かぁ」

提督「うむ。まず報告に来たのは第2艦隊のようだな」

提督「彼女たち第2艦隊は遠征のプロの集まりだ。報告も模範的にやってくれるからお前たちもここは苦労することはないだろう」

秋月「本当ですか?」

吹雪「ほんほ?」モグモグ

提督「大丈夫だ。まぁ聞いてろ」


五十鈴「申し上げます!」

五十鈴「我々第2艦隊『遠征専門隊』は資源輸送任務を実行、そしてそれの完遂に成功いたしました」

五十鈴「報酬として燃料50、弾薬250、鋼材200、ボーキサイト50、そして家具箱を1つ頂戴しております」

五十鈴「それらは既に倉庫に収納しておきましたので、後でご確認下さい」

名取「これは報告書です…」スッ

陽炎「あっ、どうも」

瑞鶴「確かに簡潔で手早い報告ね。模範的だわ」

プリ「凄い!これがプロ…!」

提督「どれどれ、報告書は…」

提督「なるほど、いつもの輸送ルートに深海棲艦の影を多く見た…か」

提督「ではこちらも新しい輸送ルートの検討をしておく。お前たち、重要な報告をご苦労だった」

名取「ありがとうございます」

提督「ではお前たちはもう下がっていい。寮で寝るなりなんなり、ゆったりと休んでいてくれ」

五十鈴「はい!了解しました!」

名取「それでは失礼します」

ガチャ
バタン

提督「…と、報告はこんな感じに受け付けていくぞ」

プリ「ふむふむ」

陽炎「本当に受け付けるだけなのね」

提督「まぁ早い話そういうことだ」

提督「んじゃ、第3・第4艦隊も次々と戻ってくるからそいつらのこともよろしくな」

プリ「はーい」

秋月「お任せください!」

吹雪「ふひははれはふるほはなぁ」モグモグ

瑞鶴「えっ、何て?」

秋月「吹雪さんまだ食べてたんですか…」

吹雪「はっへ…」モグモグ

陽炎「アンタ、どんだけ空腹だったのよ…」

コンコン
ガチャ

吹雪「!」

陽炎「っと、来たか」



初春「帰投じゃの」

村雨「遠征からもどりましたー」

朝潮「これから報告をします!」

【第3艦隊、帰投】

瑞鶴「今度は3人で来た」

プリ「それじゃあ報告をおねがーい」

村雨「はいはーい」

村雨「私たち、北方鼠輸送作戦に行ってきたの」

村雨「もちろん、任務は完遂してきました!無事に燃料と弾薬を持ち帰ることに成功したわよ」

初春「ちょっと危ない事故もあったが、なんとか無事に帰投できたぞ!」

秋月「それはお疲れ様です!」

陽炎「ん?危ない事故って?」

瑞鶴「何かあったの?」

初春「あぁ、それは…」

初春「北方鼠輸送作戦には資材を詰めるためにドラム缶が必須ということは知ってるな?」

吹雪「しっへる」モグモグ

初春「うむ。だがドラム缶は大きく荷物にもなるから、持ったままで敵に発見されるとピンチに陥ってしまうんじゃな」

秋月「!」

村雨「いや、あれは本当に危なかったわ…さすがに死ぬかと思っちゃった」

朝潮「私もです…もう二度とあんなのはゴメンですよね…」

プリ「ま、まさか…」

陽炎「あなたたち…輸送中に奇襲を!?」

初春「いや、敵の目を欺くためにドラム缶の中に入って移動してたら訳のわからない場所へ漂流していたんじゃ」

村雨「波に流されて楽…と思ってたけど海流のことすっかり忘れてたのよね…」

朝潮「これはその流された場所で撮った写真です」

【エスカロップの写真】

瑞鶴「w」

陽炎「北海道じゃんw」

デデーン
陽炎、瑞鶴、アウトー

陽炎「まぁ、惨事じゃなくて良かったわ…」スパーン

瑞鶴「近場で、しかも日本で良かったじゃないの」スパーン

村雨「そんなこんながあって、なんとか私たちは北方海域まで行くことができたのです」

朝潮「これは報告書です。ご覧下さい」

プリ「うん、どれどれ…」

『えんせいが せいこうできて よかったです あさしお』

瑞鶴「wwww」

秋月「wwwww」

陽炎「子供かよwwwww」

プリ「かわいいw」

デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー

吹雪「…!…!」モグモグ←口一杯なので笑うことができない

秋月「いったた…」ヒリヒリ

瑞鶴「あんなの報告書じゃない…」ヒリヒリ

陽炎「朝潮は癒しだから…」ヒリヒリ

村雨「では報告は以上です」

初春「わらわたちは寝る。またの」

ガチャ
バタン

プリ「あっ、みんな帰ってったね…」

秋月「今回の報告は雑でした…」

瑞鶴「それにしても第2と第3艦隊でこんなにも差があるとは…」

陽炎「あとは第4艦隊か。最後は誰が報告に来るんだろ…」

吹雪「もうふぐたこやひがなくなふ…」モグモグ

陽炎「吹雪も吹雪でいつまで食べてんのよ…」

コンコン
ガチャ

瑞鶴「おっと、最後の遠征部隊が…」

秋月「来たみたいですね」

プリ「あれ?あの娘たちは…」



イク「…」

ハチ「…」

しおい「…」

【第4艦隊、帰投】

陽炎「来たわね、潜水艦部隊…」

瑞鶴「艦これ界の過労死枠が…」

イク「…第4艦隊『死ぬまで働き隊』…」

ハチ「ただいま、帰投しました…」

しおい「…睡眠時間も大切だよ…?」

【第4艦隊、疲労困憊】

秋月「…」

プリ「…なんだか…」

秋月「やつれてません?この人たち…」

瑞鶴「きっと何度も連続で遠征に駆り出されたんでしょうね…」

陽炎「まぁ一応、遠征の報告を…」

イク「…」

ハチ「…」

しおい「…」

吹雪「…?」モグモグ

瑞鶴「どしたの、皆…」

プリ「急に黙っちゃって…」

ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…

吹雪「!?」ビクッ

陽炎「な、何このカウントダウン」

瑞鶴「でもなんか聞いたことあるような音…」

プリ「あっ、これって…」


しおい「1秒ごとに遠征は展開する」

しおい「出撃では実現不可能な、新しい24時間…!」

ハチ「不死身の潜水艦が帰って来た」

イク「24時間 遠征にいく娘」ドーン

~24 TWENTY FOUR~
~潜水艦派遣演習~



プリ「wwwww」

瑞鶴「思い出したwwww」

陽炎「某ドラマかww」

秋月「24時間遠征に行ってきたってことなんですねw」

吹雪「…ふぐっ、…ふぅ」←吹き出しそうになった

デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、瑞鶴、アウトー

瑞鶴「とうとうトゥエンティフォーまで出しちゃったとは…」スパーン

陽炎「24時間遠征なだけに24と被せるなんて安直すぎよ…」スパーン

秋月「なんですか、新しい24時間って…」

プリ「だけどあのドラマって面白いよねー」スパーン

吹雪「ははひほたへへははったらははっへはよ」モグモグ


イク「…と、そんなわけで遠征を成功させてきたのね」

しおい「もう帰っていいかな?」

秋月「え、えっと、その前に何か報告があれば言ってください」

ハチ「報告?そうね…」

ハチ「お言葉ですが大統領(提督)、休憩をさせてください」

しおい「私には(遠征の)後戻りなんて存在しない」

イク「イィック・バウアー、限界突破(疲労が)」

陽炎「wwwwwww」

吹雪「ぶほぁっww!!」←ついに吹き出した

秋月「www」

瑞鶴「wwwwwww」

プリ「またジャックバウアーネタをwww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「…3秒ルール」ヒョイパク←吹き出したたこ焼食べてる

瑞鶴「げぇ吹雪汚い!!」スパーン

陽炎「吐いたもの食うな!」スパーン

吹雪「だってもったいないし…」ヒリヒリ

プリ「せめてそれ人前ではやらないでよ…」スパーン

秋月「…」スパーン←昔の自分もやってたから何も言えない


イク「…んじゃ、今度こそ、イクらは休ませてもらうから…」

しおい「少なくともまる一日は起こさないでね…」

吹雪「ああうん、そりゃもちろん…」

プリ「しっかり休んでね、みんな…」

秋月「お疲れ様です…」

ハチ「グーテナハト…」スタスタ

提督「待った」

吹雪「?」

瑞鶴「提督さん?」

提督「駄目だ。奴らをまだ帰らせては駄目だ」

秋月「!?」

陽炎「え、司令官、何…」

提督「いいかお前たち、あの潜水艦たちに…ごにょごにょ…と伝えろ」

吹雪「…ええ」

秋月「…それ、私たちが言うんですか?」

提督「もちろんだ。提督なんだろう?」

陽炎「そりゃそうですけど…」

提督「だったら仕事だ。これも提督として大切な経験だから、しっかり言ってやれ」

プリ「…わかりました」

瑞鶴「…はぁ。これは辛いわね…」

イク「おやすみなのね…」スタスタ

吹雪「あのー、潜水艦の皆さん…」モグモグ

ハチ「?」

しおい「どうしたの…?」

プリ「大変申し訳ないんだけど…」

秋月「またしても命令が…」

ハチ「…?」

しおい「…何」

陽炎「えーと、そのぉ…」

瑞鶴「今度は今すぐ、48時間遠征『潜水艦派遣作戦』に行ってこい、だって…」

イク「は?」

しおい「…」

ハチ「…」



テーレテッテテーン

~48時間part2 帰ってきたばかり~



瑞鶴「wwwwww」

プリ「来ると思ったwww」

陽炎「ドラマと映画ネタばっかりねwww」

吹雪「ぐふぅッwww」←また吹き出した

秋月「だから吹雪さんもwwwww」

デデーン
全員、アウトー

しおい「…」

ハチ「…」

イク「…チッ」

ガチャ
バタン

プリ「…行ったね」

秋月「潜水艦、酷使されてますね…」

陽炎「ていうかうちにはもうレーベがいるのに、なんで48時間遠征に出したのよ…」

瑞鶴「それは確かに…なんでなの提督さん」

提督「それはまだまだ海外との交易が云々」

プリ「あー、そういうのって大変だよね…」

吹雪「ていうか今思ったけど、2日で海外を往復ってスケジュールはかなりシビアなんだよなぁ…」

提督「さてと、とにかくこれで遠征報告は終わりだ」

提督「現在時刻は7時30分。あともう少しでお前たちの提督業も終わりとなる」

提督「これから最後の仕事を言い渡すから、残り時間までしっかりとやりきってくれよな」

瑞鶴「やれやれ…やっとおしまいか…」

吹雪「ここまで長かったなぁ…」

秋月「なんだかんだであっという間だったような気もしますけど、やり遂げた感じはありますよね!」

プリ「うん!提督の言う通り、最後まで頑張ろー!」

陽炎「司令官、最後の仕事って何?」

提督「うむ。お前たちに最後に与える仕事とは…」

ズドォォォォォン!!

提督「ッ!?」

プリ「ふわぁっ!?」ビクッ

瑞鶴「んなっ!?何よ!?」ビクーッ

吹雪「な、何!?地震!?」

秋月「違う…!今のは爆発の音です!」

陽炎「爆発!?なんでそんな…」

提督「…チッ」

吹雪「…司令官?」

瑞鶴「これは一体…」

提督「まずいな…」




提督「深海棲艦の襲撃だ」

吹雪「!!!」

秋月「そんな…なんでこんな時に…!」

陽炎「よりによって本拠地襲撃してくるなんて、生意気ね…!」

吹雪「くっ…!年末くらい空気読んでよ深海棲艦っ!!」

提督「いいかお前たち!!よく聞け!」

提督「通告をする!お前たちの最後の任務は予定を変更し…」

提督「鎮守府の防衛をしてもらうぞ!最後は提督らしく、お前たちに他艦娘を率いて深海棲艦を撃滅してくれ!」

提督「なおこれよりお前たちは提督でありながら再び『艦娘』としても行動してもらう!お前たちも海に出て深海棲艦と戦ってほしい!」

瑞鶴「もちろんよ!提督さん!」

プリ「言われなくたってやっちゃうよ!!」

吹雪「行くよ、皆!」

吹雪「提督…及び駆逐艦吹雪!出撃します!」ダッ

提督「…っと、最後に忠告を忘れていた」

秋月「?」

吹雪「なんですか!この緊急時に!」

提督「あくまでこの企画は9時に終了するようになっている」

提督「だから緊急事態・戦闘中とは言っても…」

提督「絶 対 に 笑 っ て は い け な い ようにしてくれよ」

瑞鶴「!?」

プリ「それくらいわかってるってば!笑ってる余裕なんてきっと無いし!」

提督「ならいい。では、武運を祈る!」

陽炎「皆急ぐわよ!港へ!!」

秋月「はいっ!」

【7時30分】

【最終任務 決戦、深海棲艦】

【横須賀鎮守府、そして5人の提督たちの運命は…?】

ついに、ラストスパート!
エンディングまで応援よろしくお願いします!

【港】

【出撃準備中】

秋月「対空砲、長10cm砲ちゃん、電探…よし!」

プリ「えっと、私の艤装は…」ガチャガチャ

陽炎「タービンは…今回はいらないかな」


瑞鶴「…ねぇ吹雪」

吹雪「?」

陽炎「瑞鶴さんどうした?」

瑞鶴「ちょっと聞きたいんだけど…」

瑞鶴「あの提督の最後の忠告、あれをどう思った?…」

吹雪「…うん、司令官の忠告は何かを含んだ言い方だったよね…」

吹雪「こんな緊急時なのに、わざわざ『絶対に笑ってはいけない』って言ったのは…やっぱり…」

瑞鶴「まさかとは思うけど、深海棲艦も企画陣とグルになってるとしか思えないわ…」

金剛「出撃デース!」

叢雲「行くわよっ!」

天龍「うおーっ!!」



秋月「私たち以外の艦娘も次々に出撃していってます!」

プリ「総力戦…!まさに決戦って感じがするよ!」

陽炎「それにしても本土決戦かぁ…2014夏イベを思い出すわ」

吹雪「ていうか、最後は艦娘総動員でやるんだね…」

瑞鶴「まぁ最後だからこそ、ド派手な感じでいきたいのでしょうね…」

吹雪「こんな状況で、いつ誰が仕掛けてくるのやら…」

秋月「私たちも急いで準備を…」

??「…!」ワーワー

??「…!」ギャーギャー

秋月「…?何か騒ぎ声が聞こえます」

プリ「どうしたんだろ?何か揉めてるみたいな声だ」

陽炎「えっと、この声は」

瑞鶴「隼鷹と妙高と那智の声ね」



隼鷹「おい、お前大丈夫なのか?いいから休めよ」

妙高「そんな状態で出撃なんて…やっぱり貴方は部屋で休んでいた方が…」

那智「何を言っている!隼鷹!妙高!」

那智「皆が出撃しているのだぞ!私だけ出ない訳にはいかんだろう!」

【揉め事 隼鷹&妙高&那智】

吹雪「出撃のことで揉めてるっぽい」

プリ「那智がなんか出撃を止められてるけど…」

秋月「どうしたんでしょう。病気か何かでしょうか…」



那智「私は出る!早く装備を!」

妙高「那智!私の言うことを聞きなさい!」

隼鷹「アタシも妙高に賛成だな…そんな状態で出撃してお前に何が出来るって言うんだ」

那智「なんだと!この私を馬鹿にするか!」

那智「私とて那智戦隊と呼ばれた女だぞ!ここで黙って退く訳にはいかんのだ!」

妙高「でも…」

隼鷹「…あのよ、那智…」

隼鷹「お前、まだ昨日の飲み会の2日酔い覚めてねーだろ…」

妙高「そんな服を着忘れるような状態で、出撃すると言われてもこちらが心配になるだけです…!」

那智「それがどうしたぁ!」スッポンポーン

【那智、全裸】

吹雪「wwwwwww」

瑞鶴「wwwwwww」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー


憲兵「オラァ!」

陽炎「!?」

秋月「け、憲兵さん!?」

プリ「なんでこんな時まで…」

憲兵「そんなの知るかコラァ!!」ブゥン!

瑞鶴「いったぁい!!」スパーン

吹雪「あげぇー!!」スパーン

秋月「!?」

プリ「えっ、ええっ??」

陽炎「はっ…まさか!深海棲艦って言うのは…」

吹雪「皆もやっと気づいたみたいだね…」

瑞鶴「たぶん深海棲艦の襲撃もおそらく台本通りの出来事だと思うよ…」

吹雪「だからこの出撃中もおそらく、敵味方関係なく私たちを笑わせに来ると思うから気を付けてね…」

秋月「えっ…」

プリ「なら…」

陽炎「この出撃は、こんなに慌てることは…」

瑞鶴「無いわね」

陽炎「あほくさぁ!!」

那智「私は出る」ザバババ

妙高「ちょっ、待って…」

隼鷹「待つんだ!那智!」

【那智、全裸のまま大海へ】

秋月「…」

プリ「…」

陽炎「…」

瑞鶴「…」

吹雪「…」

秋月「私たちも出撃しましょうか」

プリ「そうだね…一応」

吹雪「これが最後の仕事なんだし、頑張ろっか」

瑞鶴「そうね。皆、海へ出るわよ」

陽炎「ばつびょー…」

【艦娘提督、出撃】

ザババババ…

プリ「気を取り直して、行くよ!」

瑞鶴「うう…冬の海は冷えるなぁ…」

陽炎「一応、索敵をお願いね」

吹雪「深海棲艦は…っと」キョロキョロ

秋月「電探で探してみます」

秋月「レーダー確認…っ!機影、ありです!」

プリ「いきなり!?もうこの辺に敵がいるの!?」

吹雪「いくらなんでも早く発見しすぎじゃないかなぁ…」

瑞鶴「そりゃ、企画のために深海棲艦が鎮守府のかなり近い場所にいるってことよ」

陽炎「でもこれでますます深海棲艦グル説が浮上してきたわね」

瑞鶴「これで本当の深海棲艦の奇襲だったら、我が海軍は恐ろしいまでの無能ってことになるからね…」

プリ「まぁこんなに接近を許すまでどれだけ警戒を怠っていたんだって話になるもんねぇ…」

吹雪「油断…鎮守府爆撃…うっ、頭が…」

吹雪「さーて、肝心の敵は?」

秋月「…あそこです!いました!」

プリ「あれは…タ級!」

タ級「クッククク…!」

タ級「艦娘、覚悟!」バーン!

【タ級、白鳥パンツ装備】

陽炎「wwwwwwww」

吹雪「やっぱり敵も笑わせにwwwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、アウトー

陽炎「いや、確かにタ級は深海のパンツ枠だけどさ…」スパーン

吹雪「これで深海棲艦も完全に企画陣に入ってたってことがわかったね…」スパーン

瑞鶴「なんてこったい…」

憲兵「…」ザバババ

プリ「ていうか憲兵さんまでわざわざ艤装つけて叩きに来てるし…」

タ級「フッフフフ…艦娘、覚悟!」←どっか行ってる

秋月「タ級の方も一切攻撃してくる気配も無いし…」

瑞鶴「もう滅茶苦茶ね、これ…」

陽炎「滅茶苦茶なのは最初からだったでしょ…」

瑞鶴「…それもそっか」

提督「おーい!お前たち!」ザバババ

吹雪「!?」

陽炎「司令官!?」

提督「やれやれ、やっと追い付いた」

瑞鶴「提督さんまでなんで艤装を…」

提督「うちでは提督も出撃するっていう設定を採用しているからだ」

提督「それに世の中には艦娘と同様に装備を装着できる提督もいるらしいからな。その提督は全身に探照灯を装備して自ら艦娘の盾となるという、男気溢れる提督として噂されているぞ」

提督「だから提督が出撃しても何ら問題は無いって訳だ」

プリ「いやそういう意味じゃなくって…」

吹雪「いやもうつっこむのめんどくさくなって来たよ…司令官が来たのって、どうせ案内係とかそういう役割でしょ…」

提督「まぁそういうこった」

提督「先程、空母部隊が出撃してな。空母は艦隊戦の核となる部分だからお前たちに指揮してほしいんだ」

提督「空母部隊の場所は俺が案内するから、お前たちは俺の後に続いてくれ」

陽炎「はいはい」

秋月「空母部隊なのに瑞鶴さんは入ってないんですね」

瑞鶴「私、今は提督だから…」

~~~

提督「いたぞ」

提督「あれぞ、我ら人類が誇る、空母機動部隊だっ!!」

吹雪「!」

加賀「ここは譲れません」

飛龍「徹底的に叩きます!」

蒼龍「そろそろ反撃よっ!」

翔鶴「改装された新しい飛行甲板と航空機材で!」

雲龍「空母の本当の力を見せてあげるわ」

大鳳「さぁ、やるわ!第六○一航空隊、発艦始め!」

【空母機動部隊、突撃】

吹雪「空母6隻編成…!」

陽炎「しかも精鋭の艦娘ばっかり!」

プリ「おおー!これは強いよ!」

秋月「かなり贅沢な編成です!」

瑞鶴「あーっ!羨ましい!私も混ざりたい!」

大鳳「と、いうわけで提督たち!大鳳率いる空母機動部隊参上です!」

大鳳「私たちを導いて、敵艦隊を殲滅してください!」

【空母機動部隊旗艦 大鳳】

吹雪「…マジか」

陽炎「いくら提督体験でも、私がこの面子たちに命令を出すことができるなんて…」

秋月「畏れ多いです…!」

大鳳「大丈夫。今の貴方は提督で、私は艦娘だから」

大鳳「提督の指示に従うのが艦娘です!どうか私たちに指揮をお願いします!」

吹雪「りょ…了解!」

プリ「わかった!頑張るよ!」

瑞鶴「じゃあとりあえず…誰か索敵機を出して!」

瑞鶴「まずは敵艦隊を見つけましょう。話はそれからよ!」

大鳳「了解!」

翔鶴「加賀さん、お願いします!」

加賀「わかったわ瑞鶴提督。索敵機、発艦始め!」バッ

瑞鶴「瑞鶴提督か…うふっ」ニヤニヤ

プリ「瑞鶴、顔に出てるよ」

秋月「よほど嬉しいのでしょうね…」

吹雪「ていうか憲兵さん!瑞鶴さん笑ってる!憲兵さん!!」

デデーン
瑞鶴、アウトー

瑞鶴「おい吹雪!?」

吹雪「ハッハァ!ざまぁーww!」

陽炎「吹雪」

吹雪「…あっ」

デデーン
吹雪、アウトー

吹雪「ああーっ!?」

瑞鶴「あんたアホなの!?」

憲兵「オラァ!」ブゥン

瑞鶴「うひぃっ!」スパーン

吹雪「どわぁ!!」スパーン

プリ「ねえ加賀、ところで敵は見つかった?」

加賀「…はい。敵艦隊見つけました。10時の方角にいるようです」

陽炎「わかったわ、そっちに敵がいるのね!」

瑞鶴「よし!それならそこへ向かうわよ!ついてきて、加賀さん!皆!」

加賀「…?」

加賀「貴方は提督なんだから、私にさん付けはやめた方がいいんじゃないかしら」

瑞鶴「…」

瑞鶴「…うふふ」ニヤニヤ

デデーン
瑞鶴、アウトー

瑞鶴「加賀さぁん!」

加賀「やりました」

秋月「…!っ」←笑いそう

陽炎「…ふぅっ」←笑いそう

秋月「改めて…10時の方角へ!」

吹雪「そこで何が私たちを待ち受けているのかな…」

陽炎「さぁ…でも碌でもないものが待ってるのは確かね」

ザババババ…

加賀「…この辺りにいます。気を付けて」

プリ「敵…敵は…」

瑞鶴「どこにいるのかな?」

雲龍「…いた。こっちに向かって来てる」

吹雪「!」

陽炎「あっ!あれは…」

イ級「イーッ!」










ポツーン

【敵、イ級1隻】

陽炎「wwwwwwwwwwww」

秋月「wwwwwww」

プリ「艦隊じゃなかったwwwww」

吹雪「この先の展開は読めたよwwwwww」

瑞鶴「これは駄目だwwwww」

デデーン
全員、アウトー

大鳳「攻撃隊、発艦始め!」バッ

蒼龍「大物を狙っていきましょう!」バッ

陽炎「大物www」

瑞鶴「どこがよwwww」

デデーン
陽炎、瑞鶴、アウトー

流星改「キィィィィィン」

イ級「ギャアアア!!!」critical! 7958

陽炎「イ級ゥゥゥゥゥーーーーー!!!」スパーン

瑞鶴「また罪の無いイ級がっ!!」スパーン

吹雪「あーあ…これは酷い…」

プリ「誰かさんの仇と言わんばかりの攻撃だぁ…」

秋月「私もこれだけの艦載機を相手にしたらどうしようも出来ません…」

イ級「」チーン

【イ級、轟沈】

加賀「良い作戦指揮でした。こんな艦隊なら、また一緒に出撃したいものです」MVP

瑞鶴「作戦指揮って…」

吹雪「敵一体を全力でボコっただけじゃん…」

秋月「酷すぎますね…」

加賀「勝ちは勝ちです。経験値は頂きます」

プリ「…ん?加賀さん、何かスカートから出てきてない?」

加賀「?」

陽炎「あっ、本当だ。なんか白い紙みたいなものが出てるわよ」

瑞鶴「加賀さ…加賀、それ何?」

加賀「え?」サワサワ

加賀「あぁ、これは…」

加賀「湿布です」

吹雪「wwwwwwwww」

デデーン
吹雪、アウトー

プリ「え?なんで湿布?」

吹雪「ほら、タイキックタイキック」

秋月「ん…?あっ!あの時の!」

瑞鶴「思い出した!ビデオレターのあれか!」

加賀「そうよ。比叡のキックは死ぬかと思いました…」

吹雪「辛いよね。私もタイキック喰らってからはずっと湿布貼ってたよ」

陽炎「吹雪、ずっとあの時から貼ってたの!?」

吹雪「お風呂では流石にはがしたけどね」

翔鶴「ご免なさいね、加賀さん」

加賀「腰に来ました」

吹雪「wwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwww」

秋月「wwww」

陽炎「wwwwww」

プリ「腰ww」

デデーン
全員、アウトー

【空母機動部隊の活躍により、敵に甚大なダメージを与えることに成功】

【提督たちは空母機動部隊と別れを告げ、また新たなる部隊との合流を目指した】

秋月「リンチでしたけど、すごい威力でしたね。空母の皆さん」

プリ「大活躍だったね!ダメージ凄かったよ!」

瑞鶴「はー、私もはやく改二になって活躍したいな…」

吹雪「ねえ…指揮を任されたのに、特に指揮してなくない?私たち…」

提督「吹雪、そういうのは気にしたら負けだ」

提督「現にリアルでも指揮は進軍と撤退の2択なんだからさ」

陽炎「え?」

提督「なんでもない」

吹雪「…」

提督「それより、次に合流する部隊のことだが…」

提督「…ん?」

瑞鶴「?」

秋月「どうしました、提督」

提督「見ろ…奴がいる!!」

陽炎「あっ…!あいつは!」

プリ「戦艦棲姫!」

戦艦棲姫「…!」ドォォン

【戦艦棲姫、出現】

吹雪「これはまた凄い大物が…」

瑞鶴「う…いつ見てもおどろおどろしいオーラ出してるわね」

提督「いや、奴だけでは無いぞ…!」

秋月「えっ!?」

提督「水中を見ろ!」

提督「潜水棲姫もいる!」

陽炎「っ!!」

プリ「うわぁっ!?」

潜水棲姫「キタノ…ネェ……?」

潜水棲姫「エモノタチ…ガァ……フフ…ハハハ…!」

【潜水棲姫も登場】

戦艦棲姫「私ハコイツノ護衛ダ…!」

潜水棲姫「コノ鉄壁!勝テルカシラ!?」

秋月「こ、この2人組は…!」

吹雪「まだ記憶に新しい、秋イベコンビ!」

プリ「潜水艦のボス…強そう!」

提督「くっ、これはなかなかの強敵だぞ…!」

提督「やむを得ん、ここは一旦下がって、態勢を…」

??「その必要はありません!」

??「私たちが奴らを仕留めてみせます!」

瑞鶴「!?」

陽炎「誰か来た!?」

潮「対潜装備はバッチリです!」

三日月「戦艦棲姫は無理でも、潜水棲姫は倒します!」

【対潜駆逐艦 潮&三日月】

プリ「潮!三日月!」

潮「覚悟してください!」

三日月「行きます!」

潜水棲姫「私ヲ倒ス…?アハハハハ!!」

潜水棲姫「コッチニハ戦艦棲姫ガ護衛ニイルンダゾ…!」

潜水棲姫「コイツガ私ヲ護ってクレル!貴様達ハ私ニ指一本触ルコトハ出来ナイ!」

潜水棲姫「サァ行クノダ!戦艦棲姫ィ!!」

戦艦棲姫「…!」ゴゴゴゴ

潮「爆雷!投げますっ!」

戦艦棲姫「…!」ゴゴゴゴ

ヒュー…ポチャン…
ドゴォォォォォン

潜水棲姫「イタァイ!!」

三日月「追撃です!」

戦艦棲姫「…!」ゴゴゴゴ

ヒュー…ポチャン…
ドゴォォォォォン

潜水棲姫「ヤメテヨォォォ!!」

潮「まだですっ!」

三日月「これで…どうですか!!」

戦艦棲姫「…!」ゴゴゴゴ

ヒュー…ポチャン…
ドゴォォォォォン

潜水棲姫「ダイソォォォォン!?攻撃吸エヨォォォォ!!」

戦艦棲姫「ダイソン言ウナァァァ!!」

吹雪「wwwwww」

陽炎「wwwww」

瑞鶴「wwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、瑞鶴、アウトー

戦艦棲姫「旗艦ガ沈ンダ…退クシカナイ」

潜水棲姫「ウッフフ、マタ モグルノカ…アノ、ミナゾコニ…テメーノセイダヨ!ダイソン!」チーン

三日月「勝った!勝ちました!」

潮「私たちの勝利です!」

吹雪「いやあのね…潜水棲姫は本当に可哀想だった…」スパーン

瑞鶴「あいつはゲームシステムに負けたのよ…」スパーン

陽炎「もっとこう…せめて開幕雷撃があれば一気に凶悪になったかもしれないのに…」スパーン

秋月「弱体化ギミックありましたけど、別に使わなくても普通にワンパン大破できましたもんね…」

プリ「でも対潜装備が九四式爆雷とかしか持ってない提督には助かったかも?」

提督「何とか危機は脱出できたな。危なかったよ」

吹雪「そうでもなかったですけど」

提督「気にするな。では今度こそ進むぞ」

提督「先程言えなかったから改めて言うが、次に会う部隊は水雷部隊だ」

提督「練度は高いとは言え、軽巡2隻、駆逐2隻で編成されているからな。脆さもまた併せ持っている」

提督「だからお前たちがしっかり指揮して、奴らを勝利へと導いてやってくれ」

秋月「はーい」

吹雪「…水雷戦隊なのに軽巡が2人って珍しい編成だね」

陽炎「水雷戦隊には細かい定義とか無いと思うし、別にいいんじゃない」

プリ「魚雷さえ撃てればなんでもいいんだよ。たぶん」

提督「さーて、その水雷戦隊は…」

提督「おぉ見つけたぞ。あそこだ」

プリ「えっと、あれは…」

瑞鶴「あれは…ん!?」



天津風「はぁっ…はぁっ…!」

雪風「天津風!しっかり!」

矢矧「くっ…やられた!皆、天津風を護る陣形を取って!」

阿賀野「大丈夫よ…!意識をしっかり持って天津風!貴方はまだ…!」

【水雷戦隊 阿賀野&矢矧&天津風&雪風】

【大破 天津風】


秋月「天津風さん!大破しちゃってます!」

吹雪「何だって!?こんなアホみたいな番組にも大破とかってあるの!?」

提督「くそ…少し我々の到着が遅かったようだ…」

提督「態勢を建て直すんだ!お前たち提督5人は水雷戦隊を指揮してやってくれ!」

瑞鶴「りょ、了解!」

陽炎「やってやるわよ!」

ル級「ククク…」ゴゴゴゴ

ネ級「フハハ…!」ゴゴゴゴ

チ級「チチチチ…」ゴゴゴゴ

ヌ級「ヌンヌン!」ゴゴゴゴ

【水雷戦隊の前には大量の深海棲艦が】

秋月「敵戦力は強大…!」

吹雪「相手に戦艦と空母がいる時点で辛いわ…」

矢矧「提督!私たちはどうすれば…!」

陽炎「この状態で勝ちを狙うのはもう無理に近いわ」

陽炎「とにかく生き残ることを考えて行動して!天津風を中心とした輪形陣をとるのよ!」

阿賀野「了解!提督さん!」

雪風「天津風、動ける…?」

天津風「な、何とか…!ううっ…」

ネ級「逃ガスカ…」

ル級「沈メ!」ドゴォン

プリ「!」

【ル級、天津風に向かって砲撃】

天津風「…ああっ…!」

阿賀野「あ…天津風!逃げて!」

吹雪「ふおっ!?これヤバイ奴じゃね!?」

瑞鶴「あれ実弾!?当たったらマジで沈むよ!」

陽炎「こ、このままじゃ…どうするの!?」

雪風「…!」

雪風「雪風が…盾になります!!」ダッ

矢矧「!!」

秋月「雪風さんっ!?」

陽炎「そんな!それは無茶よ!」

雪風「わああーーーっ!!」バッ

天津風「ゆき…かぜ…」

雪風「大丈夫!一緒に帰りましょう!」

雪風「雪風は絶対に沈みませんかr」

雪風「あっ!あそこにドングリ浮いてます!わーい!」ババッ

天津風「!?」

天津風「キャアアーーーッ!!」ドカーン

吹雪「wwwwww」

デデーン
吹雪、アウトー

吹雪「うがぁ!」スパーン

天津風「…」チーン

雪風「くっ…よくも天津風をこんな酷い目にあわせましたね!!」

秋月「いやどの口がそんなこと言ってるんですか…」

陽炎「それ半分くらい雪風のせいだからね…」

プリ「あのタイミングな逃げちゃ駄目…」

雪風「何を言ってるんですか司令!大破しても進撃さえしなけりゃどんな艦娘でも轟沈しないんですよ!」

雪風「だから別にこのタイミングで雪風が天津風を護らなくていいと判断しただけです!」ドバーン!

瑞鶴「wwwwww」

陽炎「雪風黒いww」

デデーン
陽炎、瑞鶴、アウトー

矢矧「…だけど、確かに天津風の仇は討たないといけないわね」

矢矧「私は敵を1隻でも多く沈めてみせる!行ってくるわ!」バッ

プリ「!」

陽炎「ちょ、ちょっと矢矧さん!」

矢矧「ハアッ!」

チ級「!?」

ヌ級「ヌゥッ…!」

矢矧「喰らいなさい!乱れ撃ちよ!!」

【矢矧、華麗なステップで攻撃をかわしつつ砲撃】

矢矧「やあーっ!」

ル級「ウウ…!」

チ級「ギャー!」轟沈

ヌ級「ヌヌヌ!」轟沈

吹雪「あっ…凄い」

秋月「これは格好いいです!」

陽炎「見事な動きね…さすが矢矧さんだわ!」

【次々に敵に損害を与えてゆく矢矧】

阿賀野「矢矧…!さすが私の妹ね!」

阿賀野「でも阿賀野も負けないわよ!私だって矢矧みたいにかっこよく敵を倒しちゃうんだから!」

阿賀野「行くよっ!」バッ

プリ「あ、阿賀野まで」

吹雪「…阿賀野さんにそんな動きが出来るなんて思えないけど…」

阿賀野「てややー!」バッ

阿賀野「…っと、あれ、足下が滑っ…!?」ザバザバザバ

阿賀野「わっ!たっ!あっ!」ドタバタ

阿賀野「あーっ!?」ツルッ

阿賀野「キャァァァーーーっ!?」ザバーン

プリ「wwwwwww」

陽炎「wwwwww」

秋月「wwwww」

瑞鶴「やっぱりかwwwwwwwww」

吹雪「滑り続ける男を思い出したwww」

デデーン
全員、アウトー

【参考『9秒間滑り続ける男』】

阿賀野「…」プカプカ

吹雪「普段できないことをやろうとするから…」ヒリヒリ

陽炎「無理にかっこよく振る舞おうとするから…」ヒリヒリ

瑞鶴「自分の運動能力的にわかるでしょ、できないってことくらい…」ヒリヒリ

秋月「大丈夫です?阿賀野さん…」ヒリヒリ

阿賀野「…」プカプカ

プリ「天津風も…」

天津風「…」チーン

陽炎「駄目っぽい…」

雪風「うーん、被害は甚大ですねー」

吹雪「なんで雪風は他人事なの…」

ネ級「落チロ」

矢矧「ぐうっ…!」大破

陽炎「…って、気づいたら矢矧さんもやられてる!」

吹雪「単機突入とかやっぱ無理だよ!」

雪風「大破2、無傷1、ドザエモン1…もはや逃げるのすら難しいですね」

秋月「だから雪風さんはどうして…」

プリ「ふざけてる場合じゃないよ!敵見てよ!」

ル級「フフ…次ハオ前タチダ…」

ネ級「マトメテ沈メテヤル」

チ級「覚悟!」

瑞鶴「私たち狙ってる!?」

吹雪「ちょお司令官!私たちまで痛い目にあうとか聞いてないですよ!」

秋月「もう駄目です!提督!助けて!」

提督「…」

ル級「沈メ!」ドゴォン

陽炎「やられるぅぅぅぅ!!?」

プリ「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

??「危ナイ!」バッ

吹雪「…!?」

ドゴォォォォォン!

??「…フゥ」

吹雪「え…!?」

【何者かに守られる提督一行】

秋月「え…あ…助かった…?」

??「間ニ合ッタ!無事カ!?」

??「怪我ハアリマセンカ?」

秋月「…って、ええええ!?貴方たちは…!」

プリ「わわわわ!なんで!?」

陽炎「あんたたち!?なんであんたたちが私たちを!」

??「約束シマシタ。受ケタ恩ハ返シマス」

??「ココハ私タチニ任セロ!」

吹雪「受けた恩?そんなの…」

吹雪「…はっ!そうか!思い出したよ!」

瑞鶴「昼の見回りの時の!」

レ級「ピンポーン!」

ツ級「吹雪、陽炎、秋月、プリンツ、瑞鶴!貴方タチヲ守リマス!」

【援軍 レ級&ツ級】

ツ級「対空砲撃!」

レ級「爆撃&雷撃アターック!」

ル級「ウボァーー!!!」轟沈

ネ級「ギャアアアアム!」轟沈

ヌ級「ヌーーーン!」轟沈

吹雪「あっ、凄い。敵が次々に落ちていく…」

瑞鶴「さすがレ級…」

陽炎「味方にすると超心強い…」

【敵深海棲艦の殲滅に成功】

ツ級「大破シタ2人ノ軽巡モ助ケテオキマシタ」

レ級「ココカラ私タチ100人軍団ガオ前タチヲ守ル!安心シロ!」

レ級軍団「ウォー!!」

ツ級軍団「ワァー!」

瑞鶴「…」

吹雪「…なんか凄いことになってない?」

陽炎「これもう世界最強の軍力持ってるって言っても過言じゃないよね」

秋月「まさかあの昼の奴がこんな感じで帰ってくるなんて思いませんでした…」

プリ「日本昔話でこんな感じの展開するやつ、みたことあるよ…!」

【ツ級によって無事に安全地帯まで運ばれた水雷戦隊と別れを告げ…】

【提督一行はレ級ツ級軍団と共に、新たなる戦地へと向かった】

レ級「…」ゾロゾロ

ツ級「…」ゾロゾロ

プリ「いやー、圧倒的な光景だね…」

秋月「私たち、もしかして今は最強かもしれません…」

吹雪「なんとなくピクミン思い出すよね、これ」

陽炎「なんかわかるわ。大量の戦力が私たちの後ろについてくるとことか…」

瑞鶴「オリマーさんもきっとこんな気分でピクミンを引き連れていったんでしょうね…」

秋月「ピクミン…?私、この前そのゲーム買いましたよ!」

吹雪「へ?秋月の部屋ってwiiUあるの?」

陽炎「おお!ついに秋月も贅沢を!」

秋月「まぁ私も年頃の女の子ですし、やっぱりゲームとか遊びたいかなって思っちゃいます…」

瑞鶴「いい成長よ秋月!女の子なんだからそうでなくちゃ」

プリ「私も今度、秋月の部屋にwiiUやりにいっていい?」

秋月「もちろんいいですよ!」

秋月「あ、でもゲームはうぃーゆーっていうのじゃなくてゲームキューブって名前のやつです。この前決心して買っちゃいました!」

吹雪「…」

陽炎「…」

プリ「…」

瑞鶴「…」

秋月「どうしました?」

吹雪「…リサイクルショップで800円くらいで売られてるやつじゃん…」

プリ「本体よりソフトの方が高いゲーム…」

陽炎「ゲームキューブの某レースゲームが新品5万くらいなのよね…」

秋月「?」

吹雪「ゲームキューブってことは初代か2のピクミンだよね」

陽炎「私、2やったことあるわ。2はかなり好きよ」

瑞鶴「私も2は蒼龍から借りてやったことある。でも途中でやめちゃったけど…」

プリ「なんで?」

瑞鶴「なんかすっごい怖い奴がいたのよ…」

吹雪「怖い奴?ピクミンに?」

瑞鶴「そうよ。確か、得体の知れない形をしていて、巨大で、気持ち悪くて、かつ触れたら即死なやつ…」

瑞鶴「あまりの恐ろしさに手が動かなくって、もうそっからピクミン2をプレイすることが出来なくなっちゃった…」

秋月「あ、私もそいつ見たことあるかも…」

陽炎「それもしかしてロードローラーに乗ってる?」

瑞鶴「そうそう!凄い勢いで追いかけてくるの!本当こわいのよ!」

吹雪「私はそれ知らないかな…」

プリ「私も…」

陽炎「知らない方がいいわ…深海に艦娘をプチプチつぶしていくやつがいるという妄想をしただけで恐怖で夜も眠れなくなるし…」

吹雪「なにそれ!?こわっ!」

瑞鶴「えっと、名前は確か…」

ヒュルルルルル…

吹雪「…?」

プリ「何?この音…」

瑞鶴「」ゾクッ

秋月「」ビクッ

陽炎「えっ…?これ、ま…まさか…!?」

ドスン!



港湾棲姫「ロードローラー だッ!!」バーン!

吹雪「!?」

プリ「わぁ!?」

瑞鶴「アメボウズーーー!!!!?」ビクーッ!

【アメボウズ 港湾棲姫】

港湾棲姫「クルナ…ト……イッテイル…ノニ……」ゴロゴロ

ツ級「ヒーッ!?」プチプチ

レ級「ギャーッ!」プチプチ

プリ「あーっ!ツ級とレ級が次々に潰されてくっ!地獄絵図!!」

吹雪「来るなって言う割に近づいてる向こうじゃんw」

陽炎「なんだこれw本当にピクミンかw」

デデーン
吹雪、陽炎、アウトー

吹雪「しゃあ!」スパーン

陽炎「きゃ!」スパーン

瑞鶴「ぎゃあああ!アメボウズいやぁぁぁぁぁ!!」ジタバタ

秋月「照月ぃぃ!おかぁさぁぁぁぁんっ!!助けてぇぇぇぇ!!!」ジタバタ

陽炎「こっちはこっちでトラウマスイッチ入っちゃってるし…」

プリ「でも確かに戦力が一瞬のうちに消されて怖いね、これは…」

吹雪「レ級は装甲がそんな極めて硬いって訳じゃないし、ツ級も一応軽巡だもんね…」

港湾棲姫「…」ゴロゴロ

吹雪「あっ!こっち来た!」

陽炎「やばいやばい、逃げよ」

レ級「コノママデハ私タチハ全滅シテシマウ!」←数体生き残った

ツ級「港湾ボウズヲナントカシナイト!」←同上

港湾棲姫「コリナイ コタチ……」

吹雪「いやなんとかするって言われても…」

陽炎「港湾棲姫めっちゃこっち来てるじゃん…もう逃げるので精一杯よ」

プリ「秋月…瑞鶴…ちゃんと走って…!」ズルズル

瑞鶴「あわわわわ…」←プリンツに引かれてる

秋月「ひいい…」←同上

レ級「残念ダガ私タチニハ港湾ボウズニ立チ向カウ術ハ無イ…」

ツ級「シカシ安心ヲ!奴ヲ倒ス方法ハ一ツダケアリマス!」

プリ「それは、何?」

レ級「私タチヲ、アソコニアル『深海ポンガシグサ』ニ投ゲテクレ!」

ツ級「ソウスレバ、パワーアップデキルハズデス!!」

プリ「…ぽんがしぐさ?」

陽炎「これもう完全にピクミンじゃん…」

吹雪「ピクこれ、始まります」

吹雪「…誰が投げるの」

レ級「頼ム!隊長吹雪!」

吹雪「私!?」

陽炎「あの時助けたのは吹雪だったからね…」

吹雪「くっ…しょーがない…よっと」

吹雪「…重ぉっ!?」ズシーッ

陽炎「そりゃそうよね…一応この人戦艦だし」

プリ「頑張れー!吹雪ー!」

吹雪「くっ…主人公補正で投げてみせる!」グイッ

吹雪「うりゃあ!!」ポーイ

レ級「!」

ツ級「!」

【レ級ツ級、深海ポンガシグサに投入】

吹雪「はー、入った入った」

プリ「どうなっちゃうのかな、こいつら…」

ポーン!

吹雪「!?」

北方棲姫「カエレッ!!」テテーン!

【ツ級レ級、北方棲姫に進化】


吹雪「なんかすごい進化した!?」

陽炎「どうなってんの!?」

プリ「ええ…見た目的にはむしろ退化してるんだけど」

吹雪「まぁこれで港湾棲姫倒せるならいいじゃん…」

吹雪「あれ倒せばこの2人も元通りになるし…」

秋月「照月!お願い!助けて!!」ジタバタ

瑞鶴「翔鶴姉!!代わりにお願いぃぃぃ!!」ジタバタ

プリ「…」

プリ「アメボウズって、そんな怖かったの?」

陽炎「まぁ…これはちょっとオーバーリアクションだけど…」

北方棲姫「コナイデ…ッテ…イッテル…ノ……」ボカボカ

港湾棲姫「ナニモ……ナニモ…ワカッテイナイ……」バタバタ

吹雪「おー、優勢」

陽炎「さすが力持ちね」

プリ「頑張れー!ほっぽピクミン!」

提督「よし。ここは北方棲姫に任せて先に進むぞ」

吹雪「最後まで観戦しないんですか?」

提督「すまんがもう、時間が少々無くてな…」

提督「また新しい部隊が我々を待っているから、取り合えず北方棲姫を信じて我々は先へ向かうぞ」

陽炎「はーい」

吹雪「まだ戦いは続くのか…」

プリ「ほらっ、瑞鶴秋月、行くよっ…!」ガシッ

秋月「がくがく…」ズルズル

瑞鶴「ひえええ…」ズルズル

ザババババ…

秋月「さっきはすみません、つい…」

陽炎「まぁアメボウズは仕方ないわよ…」

吹雪「次の部隊はどこにいるんですか?」

提督「えーと、この近くにいるはずだが…」

提督「…いたぞ。彼女たちもまた交戦中のようだ」

プリ「!」

瑞鶴「あれは…」


伊勢「追い詰めたぞ!空母ヲ級!」

能代「ここまでよ!覚悟しなさい!」

菊月「ここがお前の死に場所となる!」

ヲ級「…!」

【突撃部隊 伊勢&能代&菊月】

【敵艦 ヲ級】

吹雪「うお、ヲ級だ」

瑞鶴「アニメのラスボスよね…けっこうあっさり逝ったけど」

プリ「今回はさっきの天津風と違って私たちが有利な状況にあるんだね」

陽炎「ヲ級、中破してるっぽいし。相手は攻撃できないはずだわ」

秋月「これなら楽勝です!」


ヲ級「…」ジリジリ

伊勢「激しい戦いだったけど、もうここまでよ…!」

能代「貴方はもう沈みます!観念してください!」

菊月「ここでトドメをさしてやろうではないか」

ヲ級「クッ…」

伊勢「菊月、最後の一撃をヲ級にお願い」

菊月「わかった。任せろ」

菊月「私はこの時を待っていた…」

菊月「最近、長らく出撃がなく暇をもて余していた。だが今日またようやく戦果を挙げることか出来るのだ」

菊月「私の12cm単装砲も唸りをあげている」

菊月「この、出撃が無くて手入れを忘れてすっかりカビだらけになってしまった私の単装砲がな!」コンモリ

【菊月の単装砲、多すぎるカビでもこもこ】

陽炎「wwwwwwww」

秋月「wwwww」

デデーン
秋月、陽炎、アウトー

菊月「いくぞ!」スチャ

ヲ級「!」

菊月「うおおお!!」ポフッポフッ

【手入れをしてないせいで故障】

吹雪「wwwwww」

デデーン
吹雪、アウトー

吹雪「オモチャかよ…」ヒリヒリ

陽炎「あのカビすごいなぁ…」ヒリヒリ

秋月「サビじゃないってのもまた凄いですよね…」ヒリヒリ

ヲ級「…」

菊月「…」

伊勢「菊月…手入れくらい毎日しなさいよ…」

菊月「すまない…出撃が無いと手入れすら億劫になるんだ」

伊勢「その気持ちはわからなくはないけど駄目じゃないの!」

伊勢「なら…能代!ヲ級にトドメをさして!」

能代「了解!」

能代「見てなさい…私のこの」

能代「ドラム缶捌きを!」テテーン!

伊勢「!?」

吹雪「wwwww」

瑞鶴「wwwwww」

デデーン
吹雪、瑞鶴、アウトー

能代「必殺!」

能代「ドラム缶投げ!」ポーイ

ヲ級「!」

ガンッ
ボチャーン!
プカプカ…

ヲ級「…」

能代「…」

陽炎「wwwwwwww」

プリ「ww」

秋月「wwwww」

デデーン
秋月、陽炎、プリンツ、アウトー

伊勢「なんでドラム缶なのよ!?」

能代「羅針盤固定のために私が積みまくらないといけないんですっ!」

伊勢「だからってドラム缶で殴る程度の攻撃はいらないでしょ!」

能代「いいじゃないですか別に!」

能代「ケーキやチョコレートや箒などどうみても攻撃力のないもので攻撃しようとする娘とかと比べたらドラム缶なんかよっぽどマシですよ!!」

吹雪「wwwwwww」

プリ「wwwwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwww」

秋月「wwww」

陽炎「季節限定グラ勢の悪口やめてww」

デデーン
全員、アウトー

吹雪「でも確かにアレはね…」ヒリヒリ

秋月「完全武装解除状態で海に出てましたもんね…」ヒリヒリ

プリ「どうやって闘ってたんだろ…」ヒリヒリ

瑞鶴「ほらアレだ、チョコレートは熱するととてもあつくなるから…」ヒリヒリ

陽炎「ケーキは…もう知らん」ヒリヒリ


ヲ級「…」

伊勢「仕方ない…もう私がトドメをさすから!」

菊月「頼む」

能代「お願いします!」

伊勢「ヲ級、受けてみなさい!伊勢型の渾身の一撃を!」

伊勢「覚悟っ!」ダッ

ヲ級「…っ!」

ヲ級「…ククク」

能代「!?」

伊勢「な、何がおかしい!」

ヲ級「コレデ勝ッタ気デイルオ前タチガアマリニモ滑稽デナ…」ニヤ

菊月「なに?」

【不敵に笑みを浮かべるヲ級】

吹雪「おお?一体どういうこと?」

プリ「ヲ級、中破してるのにまだ戦うの?」

陽炎「いや、装甲以外の空母は中破したらもう攻撃できないはず…」

瑞鶴「でも仮にもアニメのラスボスだよ?きっと何か派手なアクションをしてくるはず…」

秋月「これから何が起こるのでしょうか…」

ヲ級「コレヲ見ロ」スッ

伊勢「?」

【ヲ級、自分の杖を持ち上げる】

菊月「なんだ、杖がどうした」

ヲ級「フフフ、コノ杖ニハ…」

ヲ級「笛ガ仕組マレテイルトイウコトヲ知ッテイルカ?」

菊月「?」

【ヲ級、杖の秘密を暴露】

能代「は?笛?」

伊勢「笛なんかでお前に何が出来るって言うの?」

ヲ「ククク…ソウ思ウカ…」

ヲ級「ナラバ、見テ驚クガイイ…」

ヲ級「コノ笛ノ音色ヲ…!ソノ力ヲ…!!」カプ

能代「!?」

【ヲ級、笛で演奏を開始】

ヒーコーヒー…ヒコヒー…

秋月「笛?」

瑞鶴「杖に笛って、なんかキカイダーを思い出すわね…」

プリ「でも笛をふいてどうするの」

陽炎「超音波攻撃…ってわけでも無さそうね」

吹雪「うーん、それなら…」


ホ級「…」ザバッ

ル級「…」ザバッ

吹雪「…んおっ!?」

秋月「ええっ!?」

陽炎「深海棲艦が…増えた!?」

ワ級「…」ザバッ

ヨ級「…」ザバッ

ニ級「…」ザバッ

【ヲ級の周りに、次々と深海棲艦が】

菊月「なん…だと…!?」

伊勢「これが…杖の力か!」

ヲ級「フハハ…ドウダ!」

ヲ級「コレガラスボスノ力ダ!!恐ロシイダロウ!」

吹雪「うおー、これは実戦で使われたら確かに脅威だなぁ」

瑞鶴「仲間を呼ばれたらちょっとキツイとこがあるからね…」

秋月「こっちは今は3人しかいません…とても不利です!」

プリ「どう突破するの!?これ!」

提督「それを考えるのがお前たち提督だろう」

吹雪「え、マジですか!?」

陽炎「私たち考えなくちゃいけないの!?」

吹雪「えーと、なら、アレだよ!」

吹雪「撤退」

秋月「こんな状態で逃げ切れるとは思えませんよ!?」

陽炎「だからといって戦う…ってのも無理だし…」

プリ「物量差がありすぎるよ…!たぶん無理だよ…!」

瑞鶴「真面目に考えても突破は無理でしょ!不利にも程がありすぎ!」

吹雪「くっ…こっちも敵に負けないくらいの戦力があればきっと大丈夫なのに!」

陽炎「そうよ!戦力!戦力さえあれば勝てる!!」

提督「なるほどな…それがお前たちの答えでいいか?」

陽炎「当たり前よ!これは流石に無理!」

吹雪「むしろどうやってこれに勝てって言うんですか!」

提督「わかった。ならばそれほどの戦力を用意しようではないか!」

瑞鶴「!?」

プリ「ふえっ!?」

提督「さぁ来い!我が横須賀鎮守府連合艦隊よ!」

提督「敵戦力を凪ぎ払い、ヲ級にトドメを刺すのだ!」

「「「ウオオオオオオオ!!!」」」

秋月「まさか、これ…!」

陽炎「全員、うちの艦娘…!?」

提督「そうだ。これが…」

提督「我らが持つ、最大の戦力だ!!」


飛龍「助けに来たよー!!」

霧島「パーティー会場はここのようだなぁ!!」

五十鈴「暴れまわってやるんだから!」

龍田「総勢100人を超えるこの面子に、逆らう馬鹿はどこかしらー?」

【全艦娘、突撃!】

【援軍、連合艦隊到着】

伊勢「皆…!」

日向「よくヲ級をここまで追い詰めた。後は私たちに任せろ」

睦月「菊月、お疲れ様!ここは睦月の出番にゃし!」

菊月「すまない、任せる」


吹雪「おお!これは少年漫画でよくあるご都合的な大援軍!」

瑞鶴「いざ目の前で見るとなるとやっぱりちょっと感動するわね!」

プリ「うわー、なんだか最終決戦みたい!」

秋月「こんなに仲間がいればとっても心強いです!」

提督「うむ。これだけの戦力だ。心強い存在になって貰わねば話にならん」

吹雪「ですよねー」

提督「あぁそうだ、せっかくだからこの連合艦隊の旗艦を紹介しておこう」

陽炎「旗艦?」

瑞鶴「そんなのがいるんですか?」

提督「当たり前だろう。旗艦がいるのといないのとでは士気に大きく差があるからな」

提督「という訳で、来てくれ!旗艦!」

プリ「!」


赤城「はい。今回の連合艦隊旗艦を任せて頂くことになった、赤城です」

陽炎「ぶっwwwwwwww!」

吹雪「?」

瑞鶴「??」

デデーン
陽炎、アウトー

陽炎「え…赤城さん…」スパーン

秋月「???」

プリ「え?赤城のどこがおかしかったの?」

陽炎「ごめん…気にしないで」←赤城のことは陽炎しか知らない

提督「では吹雪、秋月、陽炎、瑞鶴、プリンツよ」

提督「ここにいる面子は全員お前の部下だ!」

提督「いいな!確実な指示で暁の水平線に勝利を刻むのだ!!」

吹雪「了解です!司令官!」

瑞鶴「でも指示っていっても1つしかないけどね!!」

秋月「単縦陣!そして総攻撃ですっ!!!」

赤城「了解!全力で参りましょう!!」ダッ

今から寝て、起きたら大掃除して、終わったら書き留め…ここまで来て年末に間に合うか不安です…
とにかく次回で最後の更新です。最後までよろしくお願いします!

最後の更新です
結局書き留めは完成できませんでしたが…急いで書きます

【連合艦隊旗艦 赤城】

赤城「敵戦力は強大!全力を尽くすのです!」

赤城「私を先頭に、敵陣へ投入します!ついてきて!」

ビス「了解っ!」

霰「投入の援護をする…!」

【艦娘、突入開始】

秋月「皆すごい士気です!」

プリ「お互いの最大戦力のぶつかり合い!」

陽炎「…んで、私たちはどうする?私たちも艤装つけてるよ」

吹雪「そりゃもちろん…最後でこんな大規模な戦いだもん!」

瑞鶴「参加しなけりゃ損ってもんよ!年末だし!!」

陽炎「そうよね!いっくわよー!!」

プリ「おーっ!」

吹雪「たぁーっ!!」ドゴォン

陽炎「はぁっ!!」ドゴォン

イ級「…!」轟沈

秋月「対空は任せてください!」バババ

空母棲姫「ナニ…!?」

プリ「そこだー!ふぉいやーっ!ふぉいやぁー!!」ドゴォン

瑞鶴「アウトレンジで決めてやるっ!!」バッ

ル級「ウウ…!」轟沈

リ級「ワアッ…!!」轟沈

【圧倒的な力を見せつける艦娘】

赤城「やりますね、貴方たち!」

陽炎「もちろんよ!伊達に主人公してないもの!」

吹雪「やっぱり私たちは提督より艦娘なんだよね!」

プリ「戦ってる方が私たちに合ってるよ!」

瑞鶴「ええ!窮屈な司令塔になるより暴れまわれるこっちの方が楽しいわ!」

秋月「私も艦娘になって良かったです!」

赤城「いいですね…その調子でお願いします!」

吹雪「もちろんっ!」

ヲ級「クッ…!」

ヲ級「忌々シイ、艦娘ドモガッ!!」

ヲ級「エエイ!小賢シイ!」

赤城「どうです、ヲ級!」

舞風「これが私たちの力だー!」

ヲ級「ナ…ナラバッ!」

ヲ級「ソッチガソノ気ナラ、コチラモ最後ノ切リ札ヲ見セテヤル!!」

陽炎「!?」

吹雪「切り札!?」

ヲ級「集エ!深海棲艦!!」バッ

ヲ級「パワーヲ集中サセルノダ!ソノ怒リノママニ!」

ヨ級「!」

ヌ級「!」

ヲ級「フゥッ!!」←杖を取り出した

ヒーコーヒー…ヒコヒー…

【再び妖しい音色を奏でるヲ級】

吹雪「また笛…?」

プリ「今度は何なの…?」

瑞鶴「急激な頭痛に襲われるとか、そういうのじゃないよね…?」

陽炎「だからそれキカイダーじゃない…」

ゴゴゴゴ…

ワ級「…」フワッ

ロ級「…」フワッ

プリ「うっ!?」

秋月「わっ!な、何!?」

陽炎「あれは…深海棲艦が!」

吹雪「浮いてるっ!?」

瑞鶴「あっ…奴ら、集まって…?」

【合体を開始する深海棲艦】

プリ「!!!」

吹雪「あれはっ!」

赤城「そんな…馬鹿な!?」

ヲ級「見ヨ!」

ヲ級「コレガ、究極完全形態深海王…!!」

ヲ級「ディープアイズ・アルティメット・オーシャンデーモン!!」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098070.png



赤城「!!」

吹雪「…なんじゃこりゃあ!!」

陽炎「すごいもんでてきた!?」

【深海の最終兵器、始動】

超深海「グオオオオオオッ!!!」

超深海「キェアアアアア!!!」ドゴォンドゴォンドゴォン

時雨「うわぁっ!!」大破

夕立「ぽい゛っ!?」大破

【驚異的な力で暴れまわる究極完全形態深海王】

吹雪「おおおっ!?なんかとんでもない奴がでてきた!!」

瑞鶴「すっげーラスボスっぽい!強そう!!」

赤城「まずいです…このままでは一気に形勢逆転されてしまいます!」

赤城「我々の壊滅は免れません!何とかしなくては!」

秋月「えええ!?」

プリ「そんなのアリなの!?」

赤城「大変まずい状況ですね…」

超深海「ガアアアアアアア!!」ドゴォン

秋津洲「あべしっ!」大破

秋月「ああ!私の秘書艦娘が!」

プリ「どんどん仲間が傷付いていってる…!」

陽炎「やっぱりちょっとまずいわね…何とかできないの?」

赤城「わかっています…まずは作戦その1です」

赤城「ここは我らが最強の艦娘の力を借りましょう!」

瑞鶴「!?」

吹雪「最強の艦娘!?」

赤城「おそらくこの場にも来ているはずです…」

赤城「来てください!2人とも!」

ザババババ…

長門「…」ドン!

大和「…」ドン!

陽炎「おおっ!」

吹雪「あの人たちは!」

プリ「確かに最強戦艦の2人だっ!!」

【長門&大和、到着】

長門「…」

大和「…」

赤城「待っていましたよ。長門、大和」

秋月「長門さん大和さん、助けてください!」

プリ「あのでっかいのやっつけちゃって!」

長門「…」

大和「…」

吹雪「?」

陽炎「どうしたの大和さん長門さん。はやく…」

長門「…」

大和「…」

瑞鶴「…ん?」

吹雪「…あれっ?」

長門「…」

超深海「…」

大和「…」

瑞鶴「おい待てwwww」

吹雪「どこ行くのwwwww」

秋月「通り過ぎないでくださいよwwwww」

プリ「そっちは水平線の向こうだよwwwwww?」

陽炎「待ってってばwwwwねぇww」

デデーン
全員、アウトー

あれ…長門と大和のセリフの前にスペースめっちゃ打ったのに反映されてないでち…

長門「…」←どっか行った

大和「…」←どっか行った

吹雪「そういやあの人たち脱獄犯だったね…」

秋月「確かにそうでしたね…」

陽炎「あいつらどさくさに紛れて逃げた…」

瑞鶴「こんな時くらい助けてくれてもいいでしょうに…」

プリ「長門ぉ…」

超深海「グオオオオオオッ!!!」

超深海「フガアアアアアアアア!!!」ドゴォンドゴォンドゴォン

リべ「やだぁっ!?」大破

曙「くっそ…強すぎっ!!」大破

吹雪「あーっと!そうこうしてるうちにあいつがまたっ!」

陽炎「暴れ出したぁ!」

【まだまだ暴れ続ける究極完全形態深海王】

秋月「このままじゃ私たち負けてしまいます!」

吹雪「ていうか長門大和が役立たずになるとはねぇ…」

瑞鶴「赤城さんどうするのぉ!!」

赤城「大丈夫。作戦その2に移行します」

赤城「来てください!妙高さん!」

妙高「はい!」サッ

吹雪「え?」

プリ「妙高!?」

【妙高、見参】

プリ「妙高でどうするの?」

吹雪「妙高さんなんて雑コラで吹き飛ぶことくらいしかできないのに…」

陽炎「本人の前でそれを言うの!?」

赤城「いいですか皆さん。向こうは複数の深海棲艦が合体して生まれた化物です」

赤城「合体すれば、ねずみ算的に戦闘力が膨大し強大になる…おそらく私たち個人では奴の装甲を破壊することは無理でしょう」

赤城「ならば、こちらも合体で対抗するしかありません!それが作戦その2の内容です!」

秋月「合体!?」

瑞鶴「そんなことできるの!?」

赤城「幸い、合体実験は成功しています」

赤城「妙高!今こそその成果を見せてあげなさい!」

妙高「わかりました!行きます!」バッ

吹雪「!!」

妙高「妙高…」

妙高「フューゥゥゥゥジョンッッッ!!!」カッ

秋月「おおっ!?」

【非常に強い光で輝く妙高】

妙高「仲間たち…お願い!私に力を!」

夕張「はいっ!行きます!」バッ

衣笠「衣笠さんにお任せ!」バッ

扶桑「私なんかでよければ…」バッ

愛宕「私も一緒にぱんぱかぱーんっ!」バッ

【妙高の周りに集まる艦娘たち】

吹雪「妙高さんに愛宕さんたちが吸い込まれていく!」

プリ「ええ!?本当に合体しちゃうの!?」

陽炎「まるでサイバードラゴンみたいに!?」

秋月「ていうかこんなのもう人間じゃないでしょ!」

瑞鶴「いや、だから艦娘は人間じゃなくて艦娘だから…」

陽炎「私は人間なのよー!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

秋月「ってそうこうしてるうちに夕張さんたちが消滅しちゃいました!」

陽炎「はあ!?マジで妙高があの人たちを飲みこんだワケ!?」

瑞鶴「すんごぉい…」

妙高「…っふぅ」

妙高「見なさい…この超融合した、私の姿を!」ドン!

吹雪「あ…ついに合体を…!」

プリ「一体どんな姿に…?」

【合体成功】

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098072.jpg

吹雪「wwwwwwwwwwwwwww」

秋月「wwwwwwwwww」

陽炎「wwwwwwwwwwwwwwwwwww」

瑞鶴「wwwwwwwwwwww」

プリ「wwwwwwwwwwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

瑞鶴「出た…おーぷんの妖怪…」スパーン

吹雪「敵より味方の方が化物ってどういうことなの…」スパーン

陽炎「やっぱり妙高さんは雑コラ要因…」スパーン

秋月「あれで深海棲艦の凄い奴に勝てるわけが…」スパーン

プリ「ほんと…ん?」スパーン

うばふそうがさ改二「ウオオオオオオオオオ!!!!」パーンチ!

超深海「ギャアアアアアアアアア!!!」バキィッ!

吹雪「強いんかいwwwwww」

瑞鶴「すっげwwwwwww」

秋月「装甲貫いてますよwwwwww」

プリ「ありえない強さだねwwwwwww」

陽炎「逆に強すぎて腹立つわwwwwwwww」

デデーン
全員、アウトー

うばふそうがさ改二「フッハッハッハッハ!!!!」

吹雪「くっ…化物め…」ヒリヒリ

秋月「強いんですけど…なんかこう…」ヒリヒリ

陽炎「味方にはしたくないオーラが…」ヒリヒリ

瑞鶴「でもあの深海の化物は倒したし…」ヒリヒリ

プリ「残るのはヲ級のみっ!」ヒリヒリ

【究極完全形態深海王、轟沈】

ヲ級「コンナ…アリエン!!」

菊月「どうだっ!」

伊勢「今度こそ…追い詰めたぞ!ヲ級!」

赤城「いい加減に観念するのです!」

ヲ級「…!」ギリッ

ヲ級「コノ音色ハ使イタクナカッタガ…!」

ヲ級「ヤムヲ得ナイ!」バッ←杖を取り出した

赤城「…?」

ヒーコーヒー…ヒコヒー

【最後の音色を奏でるヲ級】

吹雪「…また?」

秋月「でも深海棲艦はあのでっかいのに全て合体したはずですし…」

プリ「もうヲ級の味方はいないんじゃ…」

ヲ級「…」

ヒーコーヒー…ヒコヒー…

ヒーコーヒー…ヒコヒー…

ガシャン!ガシャン!

吹雪「!?」

秋月「あっ!!」

ガシャン!ガシャン!

瑞鶴「なっ!?」

陽炎「わ、私の艤装が…!」

ガシャン!ガシャン!

プリ「全部、外れちゃってる!?」

赤城「え…!?なんで…!?」

【ヲ級の最後の音色には、武装解除効果が】

ヲ級「ハハ…驚イタカ」

ヲ級「コレガ…ゲームバランスヲ崩壊サセカネナイ、私ノ最強ノパワー!」

赤城「!」

プリ「そんなっ…!」

ヲ級「私ノ笛ニハ、艤装トノ同調率ヲ狂ワセル効果ガアルノダヨ」

ヲ級「コノパワーサエアレバ、貴様タチハモウ赤子同然」

ヲ級「深海本部カラ援護ヲ待チ、来タトコロガ艦娘ノ敗北ダ!」

秋月「ううっ…!」

ヲ級「ドウダ?悔シイカ?」

ヲ級「ダガドンナ命乞イヲシテモ、私ハ必ズ艦娘ヲコロチュ」

ヲ級「ジャナクテ、殺ス!!!」

吹雪「wwww」

陽炎「大事なとこで噛むなwwww」

デデーン
吹雪、陽炎、アウトー

吹雪「あうち…」ヒリヒリ

陽炎「もう少し頑張ってよ…」ヒリヒリ

プリ「でも、艤装が無かったら攻撃できないよ…」

瑞鶴「これどうするの…赤城さん…」

赤城「…」

赤城「どうすることも…できません…!」

秋月「!?」

瑞鶴「なっ…!?」

瑞鶴「そんな馬鹿な!何かあるでしょ!」

赤城「ありません!無いのです!」

赤城「ていうかそもそもその打開策を考えるのは提督の仕事じゃないんですか!?」

瑞鶴「それも…そうか…」

吹雪「でも武装は無いんだよ?」

秋月「武器が無いと…攻撃できない…」

陽炎「ヲ級も落とすことはできない!」

プリ「うう…ここまで来たのに詰んだの…?」

酒匂「ぴゃああああ!砲塔が…砲塔が無いっ!!」

吹雪「酒匂さん…」

陸奥「うう…着きなさいよ!私の砲塔!」

瑞鶴「陸奥…」

プリ「皆、最後まで戦おうとしてる…」

秋月「この声に答えられないなんて…悔しいです!」

陽炎「何か…何か…」

吹雪「方法は絶対にあるはず…!そもそもこれ、企画された番組だもん…!」

吹雪「ここを切り抜ける方法は、絶対にあるはずなんだから…!」

瑞鶴「…そうよ。私だって諦めないわよ!」

秋月「せっかく提督になったんです!ここで終わってしまうなんて…!」

プリ「認めないよ!最後まで頑張るんだから!」

陽炎「私たち、主人公だからっ!!」

酒匂「ぴゃああ…!」

陸奥「くっ…!」

吹雪「酒匂さん…陸奥さん…!」

秋月「絶対に、勝ってみせますから…!」

瑞鶴「貴方たちも頑張って…!お願い!」

陽炎「酒匂さん、陸奥さんも諦めないで!」

プリ「そうだよ!酒匂、陸奥………?」ピタッ

吹雪「酒匂さん…陸奥さん…」

瑞鶴「酒匂…クロスロード…」

秋月「そして…」

陽炎「陸奥さん?」

プリ「…」

【何かの結論に行き着いた提督一行】

ヲ級「ハハハ…ハハハ!」

ヲ級「貴様タチニ兵器ハ無イ!私ノ勝チダ!」

吹雪「…ねぇ」

瑞鶴「…うん。私も同じ事思った」

秋月「おそらく私も同じ事を思ってます…」

プリ「誰が行く?」

陽炎「…」

陽炎「そりゃ、このゲームの主人公でしょ」

瑞鶴「そうね。頼むわ主人公」

秋月「お願いします!吹雪さん!」

吹雪「…え?私!?」

プリ「一番目立つ役だよ!」

吹雪「…」

吹雪「そこまで言われちゃ、しょうがないかな…」

瑞鶴(ちょろい)

ヲ級「ハハハハハ!ハハハハハハッ!!」

酒匂「こ、このまま負けちゃうの…?」

陸奥「あと一歩なのに…!」

吹雪「陸奥さん」

陸奥「あら?」

吹雪「スミマセン」ガシッ

陸奥「えっ?」

吹雪「うおおおおおおおおお!!」ダッ

陸奥「あらあらあらっ!?」

【吹雪、陸奥を掴んでヲ級に全力疾走】

ヲ級「ハハハ…ヲッ!?」

吹雪「くらえええええええ!!!」

吹雪「これが…この1年の…!」

吹雪「集大成の!!一撃だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ブゥン

ヲ級「ヲヲヲヲヲヲヲっ!!??」

陸奥「あらーっ!?」

【陸奥を全力でヲ級に投げつける吹雪】

瑞鶴「これたぶんまずい!離れよう!」

秋月「そうですね!逃げましょう!」

陽炎「吹雪!後はよろしく!」

プリ「先に待ってるからね!」

赤城「生きてまた会いましょう!」

吹雪「でぇぇぇぇぇやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ヲ級「ウワァァァァァァァァ!!!!」

吹雪「これがアニメでの…私の怒りだぁ!!」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098081.jpg

秋月「吹雪さああああああああん!!!」

陽炎「吹雪ぃぃぃぃぃぃ!!!」

プリ「凄い爆発だぁぁぁぁ!!」

瑞鶴「え!?これ大丈夫なの!?死んでない!?」

提督「我々は先に横須賀に行こう。吹雪の帰りを待つのだ」

赤城「きっと吹雪は…帰ってきます」

【ヲ級、轟沈】

【勝利!S】

【9時00分】

【横須賀鎮守府 母港】

秋月「吹雪さん…」

陽炎「生きてるかな…」

提督「大丈夫だ」

提督「吹雪は生きてる…あれを見ろ!」

瑞鶴「あ…水平線の向こう!」

プリ「吹雪だ!おーいっ!!」



吹雪「…」

吹雪「殺す気かぁ!!!!!」ボロッ

提督「吹雪!」

【吹雪、生還】

吹雪「あのねぇ司令官!これ酷すぎ!!」

吹雪「私としてはもっと弱い爆発だって思ってたのに、こんな危険なものだなんて…」

秋月「吹雪さん!おかえりなさい!」

吹雪「ちょっ!秋月抱きつかないで!」

陽炎「吹雪!」バッ

瑞鶴「吹雪!お疲れ!」ダキッ

プリ「やっぱり吹雪が一番の主人公だよ!」ギュッ

吹雪「ちょっ重い!むぎゅ!」

提督「最後の提督の仕事を終え、お前たちの絆がまた深まったようだな」

提督「そうだ。これこそが…艦娘のあるべき姿だ!」

吹雪「なんでいい感じに締めようとしてるんですか!?無責任過ぎますよ!司令官っ!!」

赤城「いいえ。艦娘はこれで良いのです」

陽炎「!」

吹雪「あ、赤城さん!?」

赤城「仲間を大切に想い、生きることを第一に考える…」

赤城「素晴らしいです。これからもその心を大切に持っていてください」

吹雪「えっ?あっ…はい」

瑞鶴「さすが赤城さん…綺麗に纏めてくれた…」

陽炎「ていうか司令官、これ赤城さんがこの番組を締める役割なんですか?」

提督「思い出してみろ。この鎮守府の名前は『ギーアカアルミ光り横須賀鎮守府』なんだぞ?」

提督「赤城がこの番組で重要な役割なのは言うまでもないだろう」

陽炎「ええ!?赤城さんはおばちゃん役じゃなかったんですか!?」

プリ「!?」

秋月「おばちゃん!?」

提督「それよりももうすぐで終わりだ」

赤城「最後はこの番組の恒例、『替え歌』で締めましょう!」

吹雪「替え歌!?」

瑞鶴「ここまでしっかりやるのか…」

赤城「内容はこの番組全てを振り替える歌となっています」

赤城「これまでの思い出と共に、聞いてくださいね」

プリ「はーい!」

赤城「それでは聞いてください」

赤城「『暁の水平線に 年末ver』」

http://m.youtube.com/watch?v=Si3Es92eyvU

赤城「あの海の…」


赤城「向こうへーっ!!」

~絶対に笑ってはいけない海軍24時~

~エンディングテーマ『艦娘想歌・暁の水平線に(年末ver)』~

栄光の日 私の思い

【案内役:提督】【出オチ:大井】

刻むの 扶桑の芸に

【受験生:木曾】【母:球磨】
【乗客:霰】【ジャック:天龍】
【警察:霞】【少女:電 響】
【芸人:扶桑 山城】
【マネージャー:時雨】

在りし日 懐かしいラッパに

【音楽隊:夕雲 巻雲 長波 秋雲】

決意と驕り 笑いの海

小さい秘書 睨んで
顔を上げて 武蔵さん

【秘書:清霜】【大提督:武蔵】
【乱入者:武蔵】

磨いた胸 まな板 輝く
駆逐艦 若葉だ

【司会:大淀】【お知らせ:金剛】
【大本営:若葉】【歌唱:日向】
【体操:愛宕 雲龍 龍驤】

今こそ放つ 加賀に
比叡タイキック!

【ビデオレター:加賀 翔鶴】
【お仕置き:比叡】

九七の凡ミス 鳥海

【提督秘書:秋津洲 三隈 高雄】

子日の零
解き放つの執務へと

【エリート:子日】【ポンコツ:鳥海】


九九の俳句 フジツボ

【昼食:隼鷹】


いつまでも、どこまでも

輝いて、貫いて、さぁ!

(間奏)

受け継いだ陸を確かめ

【広報:まるゆ あきつ丸】

こらえるの この笑
力の限り

【フィギュア:妙高】


どうしてあの2人は捕まってるの?

【営倉:長門 大和】【入浴:白露 曙】
【食堂:間宮 五月雨】【工廠:風雲 朝雲】
【ハッピーガール:伊168】


そんなエビフライはいらないわ

【助っ人:榛名】
【鬼:涼風 香取 Littorio Roma Libeccio】

鶴のように 気高く
見回り セリフを覚えて

【出門:浦風】【子供:暁 Bismarck】
【母親:鳳翔 雷】
【ヤンキー:北上 阿武隈】【猫:多摩】
【犬:時津風】【飼い主:初風】
【迷子:春雨】【警察:野分 那珂】
【親子:摩耶 文月】【カフェ:千歳 千代田】
【釣り人:呂500】【女神:荒潮】
【副産物:伊58】
【いじめっ子:満潮 大潮】
【いじめられっ子:レ級 ツ級】


野郎の雅を 睨んで
暁の向こう 体育

【刀剣男子:三日月宗近 同田貫正国 大倶利伽羅 山伏国広 燭台切光忠】
【実況:長良 鳴狐】
【もんまり:速吸 次郎太刀】

今放つの 渾身のパネル
ビンタ届いて

【晩食:足柄】【パネル:蒼龍 利根】
【相談役:山雲】
【相談者:高波 敷波 江風 初霜 浜風】
【改二艦娘:飛龍】【司会:飛鷹】
【質問者:漣 海風 由良】
【看守長:霧島】【ドラム缶:夕張】
【アイテムビデオ:夕立】


吹雪型・睦月型
絶頂、始め!

【暴れ駆逐艦:叢雲 白雪 初雪 深雪 磯波 睦月 如月 皐月 長月 望月】

彗星のように瞬くの
暴露話

【報告会:大淀 明石 伊良湖】
【新聞係:青葉 衣笠 古鷹 加古】
【居眠り:鬼怒】【目覚まし:羽黒】
【料理人:谷風】【客:Z1 Z3】


蟹たちの追憶

【天井:天城】【監視係:鈴谷】
【夜遊び:弥生】【落とし物:龍田】
【壁:熊野】【対空:照月】
【巨大顔:筑摩】【棒立ち:神通】
【司令室:舞風 葛城】
【電話ボックス:川内】
【爆発:朧】


くぐり抜けて
島風や早霜へと…

【驚かせ:綾波】
【クイズ:萩風 嵐 Graf Zeppelin】
【司会:鹿島】
【子守歌:島風 早霜】【絶叫:祥鳳】

不知火が今 飛び越えるぬい

【目覚まし:不知火 卯月 瑞穂】

卵かかる 天山

【朝食:瑞鳳 磯風 大鯨 最上 黒潮】


働くの
あの潜水艦のように

【遠征:五十鈴 名取 朝潮 初春 村雨 伊19 伊8 伊401】


九七のバスト 那智よ

【全裸:那智】
【機動部隊旗艦:大鳳】

いつまでも、どこまでも


九九の深海 決戦

【対潜部隊:三日月 潮】


ほっぽの零
解き放つの 雪風

【水雷戦隊:阿賀野 矢矧 天津風 雪風】
【味方:レ級 ツ級 北方棲姫】

陸奥を爆破して
突き進め

【決戦部隊:伊勢 能代 菊月】
【連合艦隊旗艦:赤城】
【最終兵器:酒匂 陸奥】


いつまでも、どこまでも

【主演】
【吹雪】【秋月】【陽炎】
【Prinz Eugen】【瑞鶴】


前スレ>>35の約束を、今!!




~年末大晦日スペシャル~
絶対に笑ってはいけない海軍24時【艦これ】

完!!


赤城「ふぅ…」

赤城「ご静聴、ありがとうございました♪」ペコリ

提督「これを持ってお前たちの提督体験は終了だ!24時間もよく頑張ってくれた」

吹雪「あっ…ついに!終わったんだ!」

瑞鶴「やったぁー!終わったー!ついに解放されたぁー!!」

陽炎「ここまでよく頑張ったわ私たち…!めでたしめでたしよ!」

プリ「と、いうことは…」

提督「そうだ!あけましておめでとう、だ!」

吹雪「新年2016年!」

瑞鶴「迎えることができたのね…!」

提督「せっかくなので赤城に新年の抱負を言ってもらおう」

提督「か、ん、こ、れ、で新年の抱負を言ってみろ!」

赤城「はい!」

提督「かんこれの、『か』!」

赤城「『か』華麗に戦います!」

提督「かんこれの、『ん』!」

赤城「…ん!?それは無理でしょ!」

吹雪「wwwww」

陽炎「wwww」

提督「抱負はもういいや…では年も明けたし、改めて挨拶をしようか」

吹雪「そうですね…皆さん、あけましておめでとうございます!」

プリ「ございまーす!」

秋月「艦これも無事に新年を迎えることが出来ました!」

陽炎「応援、ありがとー!こんな番組にも1年付き合ってくれて、感謝するわ!」

瑞鶴「それじゃあ吹雪!最後の締めをよろしくね!」

吹雪「うん!わかった!」

吹雪「じゃ、せーの…」



「2016年も、艦これ!始まります!」


The END

終わりです。約1年のお付き合いをありがとうございました。私が今まで書いたSSの中で最高のSSです。本当に感謝の言葉しかありません。
見直すと誤字脱字があったり、発言してる娘やケツバットされる艦娘を間違えていたりなど結構な数の書き間違いが色々あって迷惑をおかけしましたが、これにて無事に完結となります

このssには2015年までに実装された全ての艦娘が出演しているはずなのでやり残したことは何もありません…のですが、前スレ>>1000で続編希望と言われてますね…
流石にまた1年近く長々やるのもアレなんでこれは違う番組のネタをまたちょっとだけ書きます。
やる内容は…またしても正月特番のアレです。登場人物も同じ5人のメンバーでやる予定です。

いつになるかは未定ですが、またその時にもう一度お会いしましょう
今年も一年、良い年になりますように…



スレを読みなおしていたら一部画像が消えていたのでそれらを再アップロードしてから依頼出してきます。
それでは、さようなら!

>>614
かなり凝っててわろた

ようやくアップロードできました

前340 とりうみ1
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098088.png

前350 とりうみ2
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098089.png

前430 プリンツ頭妙高
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098091.png

前439 妙高頭プリンツ
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098090.png

前865 蒼龍バズーカ
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098095.jpg

前866 大漁利根
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098094.jpg

前867 きもいっぽい
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098092.jpg

前884 陽炎
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098093.jpg

>>681
実はそれもおーぷんから引っ張ってきたやつなんです

では依頼をいってきます

って、アップロードした画像を見直したら蒼龍と利根が逆ですね…すみません

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月27日 (日) 11:34:22   ID: 27RWUnCt

最後まで期待してる!

2 :  SS好きの774さん   2016年01月01日 (金) 03:31:22   ID: WSYXOXvh

大変お疲れ様でした。

3 :  SS好きの774さん   2016年01月02日 (土) 02:34:26   ID: exyjC3yF

大変お疲れ様!
終わったと思うと
何か寂しい感じがするね。

4 :  SS好きの774さん   2016年01月03日 (日) 20:34:10   ID: 29LdfoGc

よかった

5 :  SS好きの774さん   2016年07月02日 (土) 23:08:05   ID: 2pxbimc3

アニメ2期はもうこれでいいよ

6 :  SS好きの774さん   2016年07月09日 (土) 11:30:03   ID: EJaaZBOb

パクりなのは分かったんだけど、これ実際の元ネタの作者はどう思ってるんだろうな?

勝手に使ってるとかなら何か言われそう

7 :  SS好きの774さん   2016年09月13日 (火) 15:46:33   ID: x8Vagqh_

替え歌まであるとか優秀すぎ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom