【回答者:卯月】
卯月「ええ!? そ、その……ええっと……」カァァ
卯月「ママとパパが、コウノトリさんにお願いすると」
卯月「は、運んできてくれるんですよ……」モジモジ
【回答者:凛】
凛「何でそれ私に聞くかな……」
凛「コウノトリ……え? 卯月もそう言ってたの?」
凛「納得いかないから聞きに来た? じゃあ……キャベツ畑で生まれるんだよ」
【回答者:未央】
未央「コウノトリとキャベツ畑はダメ?」
未央「むむ……仁奈ちゃんにはまだ早いぞ!」
未央「大人になれば自然と分かるから、大丈夫だよ」ニコッ
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【回答者:智絵里】
智絵里「うぅ……どうして私に……」カァァ
智絵里「う、うさぎさんが運んでくるんだよ。うさぎの国から」
智絵里「ちゃんと答えて欲しいって? あぅ……ごめんね、上手く言えない」
【回答者:かな子】
かな子「お菓子の国から……そういうのはもういい?」
かな子「んーと……あ! お菓子食べない? 美味しいよ!」
かな子「これもあげるよ、あとこれも!」
【回答者:杏&きらり】
杏「アメあげるから答えて欲しいって?」
杏「かな子ちゃんにはぐらかされたのか……んー」
杏「きらりー、代わりに答えてあげてー」
きらり「……」プシュー
杏「顔真っ赤で固まってるし」
【回答者:みく&李衣菜】
みく「杏チャンにみくなら知ってるって言われた!?」
みく「全く、何てことするにゃ……。あ、あのね」
みく「赤ちゃんは……男の人と女の人がキスするとできるにゃ……」カァァ
李衣菜「ロックじゃないなぁ」
みく「うるさいにゃ!! なら李衣菜ちゃんが説明してみてよ!!」
李衣菜「えっ」ポッ
みく「ほら、どうせ上手くできるわけないにゃ」
李衣菜「な、何だとー!?」
【回答者:美波&アーニャ】
アーニャ「赤ちゃんはどこから来るか、デスか?」
美波「そうね……どう説明しようかしら」
アーニャ「私に任せてくだサイ」
アーニャ「赤ちゃんは、お父さんとお母さんが願いを込めながらキスをすると」
アーニャ「キャベツ畑に実って、それを察知したコウノトリさんが」
アーニャ「運んできてくれるんデスよ」
美波「詰め込んだわね……」
【回答者:蘭子】
蘭子「ぁ……赤しゃんは……」モジモジ
蘭子「男の人と、女の人が……はぅ……」カァァ
【回答者:美嘉】
美嘉「赤ちゃんはどこから来るか!?」カァァ
美嘉「っと危ない……! 周りには、誰もいないか……よかった」
美嘉(な、何て答えよう。普通にコウノトリで説明する?)
美嘉(でもカリスマで通ってるアタシがそんな常套句を使っていいのかな)
美嘉(アタシらしさを混ぜた方がいいよね……うーん……)
【回答者:まゆ】
まゆ「美嘉ちゃんは考え込んでて答えてくれなかった、と」
まゆ「いいですよ。何を聞きたいの?」
まゆ「……赤ちゃんはどこからやって来るか?」
まゆ「そうですねぇ……私も知りたいです」
まゆ「できればプロデューサーさんに教えて欲しいですね。手とり足とり……うふ」
【回答者:瑞樹&楓】
楓「赤ちゃんはどこからやって来るか」
瑞樹「人生における永遠のテーマね」ムム
楓「そうですね……私たちも研究中なんですよ」ムムム
瑞樹「ふふ、なんてね。そんなにガッカリしないで? ちゃんと教えてあげるわ」
瑞樹「赤ちゃんは、お母さんのお腹の中からやって来るの」
瑞樹「? お父さんは関係無いのかって?」
楓「お父さんは魔法をかけて、赤ちゃんの種を、お母さんのお腹の中に預けるんです」
瑞樹「ちょっと、それアウトじゃない?」ヒソヒソ
楓「気にしすぎですよ」ヒソヒソ
【回答者:夏樹&拓海】
夏樹・拓海「ごふっ!?」
拓海「けほっ、の、飲み物飲んでる時に何てこと聞きやがる!!」
夏樹「ごほっ……まあまあ、子供なんだから仕方ないだろ」
夏樹「で、何だっけ? お母さんのお腹に?」
夏樹「赤ちゃんの種を預ける方法、か。魔法だよ魔法」
拓海「そんなんじゃ納得できないってか。ませてるな」
夏樹「拓海」
拓海「?」
夏樹「あとは任せた!」スタタタッ
拓海「はあっ!? こらてめぇ!!」
拓海「くそ、覚えてやがれ……あ、あの……な……」
拓海「どうするかって、いうと……」モジモジ
拓海「あー面倒くせぇな!! 気合だよ気合! 大抵のことは気合で何とかなるんだ!!」カァァ
【回答者:時子】
時子「セックスで仕込むのよ」
【回答者:菜々】
菜々「はいっ!? せ、せせせぇ……せっく……す……!?」
菜々「って何なのかを聞きたいんですか? どうして……?」
菜々「ふむふむ……なるほど、そういうことですか。全くあの人は、なんてド直球な説明を……」
菜々「えっと、せっく……す、のことは忘れてください!」
菜々「赤ちゃんはウサミン星からウサミンが送り届けるんです! うーさみん!」ニコッ
菜々「あれ? どこ行くんですか、まだ説明してる途中ですよ!?」
菜々「くぅっ……次に聞かれる機会があったら、はぐらかさず答えられるようになりたい……!」グヌヌ
【回答者:フレ&志希】
フレ「わお! 出会い頭になんてことを聞くんだいこの子は!」
志希「興味を持つのはよいことだ♪ 教えてあげよう」
志希「セックスとは! 雄と雌が子孫を残すために行う儀式のことなのだー!」
フレ「声が大きいぞシキちゃん♪」
志希「だいじょうぶ、あたしに任せて?」
志希「まず用意するものがあります。それは」
フレ「それは?」
志希「水35リットル、炭素20kg、アンモニア4リットル、石灰1.5kg、リン800g…」
フレ「ってー、それ人体錬成に必要な材料やないかーい!」ビシッ
【回答者:文香】
文香「はあ……それはとても長い旅でしたね」
文香「知的欲求を満たすため……多種多様なアイドルの方たちに聞いて回って」
文香「行き着いたのは、私のもと……」
文香「……ええ……お教えしますよ。ですが仁奈ちゃんはまだ小さいので……」
文香「言葉に充分気を配らなければいけませんね……私なりに尽力します」
文香「その前に……仁奈ちゃんが今まで質問したアイドルの方々を、許してあげてくださいね」
文香「嘘をついたり、はぐらかしたり……皆さんは困っていたんです……」
文香「……そうなんですか……余計な心配でしたね」クスッ
文香「慌てないでください……分かっていますから。説明の切り口はどうしましょうか……」
――――――――
――――――
――――
仁奈「プロデューサー!」スタタッ
P「おはよう仁奈。今日も元気が有り余ってるなぁ」
仁奈「えへへ。仁奈、じんたいのしんぴを知ったですよー!」
P「人体の神秘?」
文香「プロデューサーさん……実は……」ヒソヒソ
P「文香か。なになに」
P「あー……なるほどな」
文香「直接的には伝えず、本人もはっきりと理解をしていませんが」
文香「信じきっているので……見守ってあげてくださると……」
P「もちろんだ。ありがとうな文香」
文香「いえ……」
仁奈「2人で何を話してるですか?」
P「ん? 仕事の話だよ」
仁奈「怪しいでごぜーます」
P「本当だよ」ハハ
仁奈「……あっ」
仁奈「文香おねーさん! 仁奈、気づいたことがあるですよ!」
文香「何でしょうか……」
仁奈「この前、文香おねーさんが教えてくれたことが本当なら」
仁奈「プロデューサーと文香おねーさんも、赤ちゃんを作れるですか?」
P・文香「!?」
P「ふ、文香。どんな説明をしたんだ」ヒソヒソ
文香「だ……男性と女性が一晩同じ布団で過ごすと……」カァァ
文香「……新しい命が生まれると……」プシュー
P「文香!? 頭から煙が出てるぞ!!」
仁奈「違うですか?」
P「いや、その……まあ……当たってるけどな」
P「ただし、もう一つ条件があるんだ」
仁奈「じょーけん?」
P「そうだ、それはな。愛だ」
仁奈「あい」
P「うん。赤ちゃんを作ることは、男女の間で愛が無ければやってはいけないんだ」
P「仁奈のママとパパも愛があったから成功した」
仁奈「へぇー! 奥がふけーですね!」キラキラ
まゆ「その説明が本当なら」
P「!!」
まゆ「まゆとプロデューサーさんなら、作れますよね」
まゆ「赤ちゃん」ポッ
仁奈「作れるですか!?」
P「いいや、一方的な愛ではダメなんだ。よく覚えておくように」ヒソヒソ
まゆ「今一方的って言いましたか?」ガシッ
P「!!!」
まゆ「そうだったんですね……でも」
まゆ「一晩一緒のお布団で過ごせば、プロデューサーさんも気が変わってくれますよ」ズザザザ
P「俺をどこへ連れてく気だ!?」
まゆ「愛の巣です♡」
仁奈「仁奈も作るとこ見てーですよ!」キラキラ
P「子供は見ちゃいけませんッ!! 大人になってからな!?」
P「いいか仁奈、文香と今俺が言ったことをちゃんと守るんだぞ!!」
P「プロデューサーとの約束だぞ!! ……くっ、何でこんなに力が!?」グイグイ
まゆ「晶葉ちゃんにパワーアップの装置を作ってもらいましたぁ」
P「放してくれぇぇぇ! 文香! 仁奈にしたように、まゆにも説明を!!」
文香「ぁぅ……」モジモジ
P「文香ぁぁぁ!! 助けてくれぇぇぇ!!」
ちひろ「その後、まゆちゃんの隙を見て何とか脱出したプロデューサーさんは」
ちひろ「まゆちゃんの暴走が収まるまで、隠れながら生活する日々を過ごしたらしいですよ」
仁奈「ちゃんちゃん♪ でごぜーます!」
おわり
今の小学3年生って作り方とか知ってるんだろうか
読んでくださってありがとうございました
エイ!(エイ!)ケイ!(ケイ!)エイ!(エイ!)ア、ディー!(ディー!)
エンド、オー!(オー!)エンド、ケイ!(ケイ!)エンド、オウ!(オー!)
オーケイ!(イヤホー!)
だと思ったのに
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