リヴァイ「…」 (31)

※本編とは全く関係ないオリジナルです

※短編(?)です

※ナレーション(?)の視点が変わるかもです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371713362

いつからだろう…
リヴァイがあんな状態になったの
…ペトラたちが死んだ日
多分その日からだと思う

ハンジ「リヴァイ…会議始まるよ」

リヴァイ「…」

ハンジ「…先に行っとくね」

リヴァイ「…」

ハンジ「…」スタスタ

リヴァイ「…」ガタッ

なんにも喋らなくなってしまった
…というより感情をなくしてしまった

本当に動く抜け殻みたいだ

エルヴィン「索敵班のメンバーは…」

リヴァイ「…」

ハンジ「…」

いつもならここでも発言する
…しなくても頷いたりなんらかの仕草はある

でも何も動かない

エルヴィン「…」チラ

リヴァイ「…」

エルヴィン「では、索敵班のメンバーは…」

エルヴィンも今のリヴァイの状態をわかっている
分かっていても…何もできない

リヴァイは訓練の時だけ体を動かす

リヴァイ「…」ザシュ

いつもの立体起動の訓練なら声を出していた
旧リヴァイ班のときは生き生きしていた

…ただ、今は作業をしているみたいだ

目が死んでいる

リヴァイ「…」

終わったらすぐに自分の部屋に戻る ノックをしても返事をしない

ごはんの時間でも出てこず、毎回モブリットが

モブリット「兵長…置いときますね」

と、返事のないのをわかっていながら言って飯を置いていく
そして飯を食べ終わり見てみると少ししか減っていない

…最近やつれている

人類最強の精神がここまで折れた…その理由は2つある

1つ目は今までのリヴァイ班の中で1番まとまっていて仲が良かった

本人は気づいていない…いや、気づかないようにしていたのか

リヴァイはペトラが好きだった

それはペトラも同じだった
だが2人ともそのことを口に出さずに生活していった

また、グンタ エルド オルオもバカだがいいやつばかりだった

…それをたった1回の壁外調査でなくしてしまった

それが2つ目の理由だった

普通ならリヴァイ班が全滅などあり得ることではない
リヴァイ班はいつもトップレベルのメンバーだ

今回も4人の成績は討伐補佐も含め199体という膨大な戦力

…その4人が知能があるとはいえたった1体の巨人に殺されてしまった

愛する者 共に過ごした気の良いバカ…それら1時間ほど離れただけで殺された

…心の傷はとてつもなく深いはずだ
リヴァイ班が全滅したのは今回だけではない

…だが今回のメンバーは…

,,,,
良すぎた…

そう良すぎたのだ…
リヴァイはなかなか笑わないが、あいつらといた日はいつも笑っていた

…そいつらを奪われたのだ
原因はこれだろう 間違いなく

…いや、もう1つあった

…自分だけ生き残ったことだろう
あいつらを守れなかった
自分だけ生き残った

この2つの罪悪感と後悔だろう

リヴァイはこの2つの気持ちに帰られてしまったのだ

〜リヴァイの部屋〜

リヴァイ「…」

ここまで 夜再投下

理由が一つなのか二つなのか三つなのか
断定なのか予想なのかはっきりしてくれ

>>11 3つです 書いた後もう1つ思い浮かんで…すいません
再開

いつからだろう…
こんな自分になったのは…

…何にもしたくなくなった…やる気がなくなったのは…

夢に出るのはあいつらのことばっかりだ…

…………………………

だが俺には1つ目的がある…

巨人を殺すこと

…今までしてきたことなのに…
何故だが殺したくなる…

多分今巨人と出会えば理性を失うだろう…

キョジンヲコロシタイ

…今俺の心の中はこれで満たされている

もうすぐ第58回目の壁外調査だ…

それまでに…万全な状態でいなければな…
死わ…なぜだか全く怖くなくなった

やっとだ…やっと…

キョジンヲコロセル

〜壁外調査前日〜
リヴァイ「…ふっ!」ザシュ ザシュ


ハンジ「…エルヴィン…リヴァイやけに気合入ってるね」

エルヴィン「…明日は壁外調査だからな」

エルヴィン「…何かを償いたいのか」ボソッ

ハンジ「え?」

エルヴィン「…いやなんでもない」

リヴァイ「…」

部屋に帰り椅子に座る

眠気は全く来ない 腹もすかない
興奮しきっている

全身が熱い 

リヴァイ「…まっててくれ皆…」

リヴァイは一睡もすないまま朝を迎えた

壁外調査が始まった

エルヴィンが考えた陣形はいかに巨人と戦わないか
だが俺は巨人を殺したいから索敵班にいる

モブ「2時の方向に巨人3体!7m級と12m級2体!」

モブ「…やばいな」パン

リヴァイ「…!!!」ダッダッダ

モブ「兵長!?」

無意識に動いていた

気づいたら巨人は3体とも死んでいた

…なぜだか快感を覚えていた

モットコロシタイ

それから俺は巨人を殺しまくった
多分1人で30体は狩っただろう

ガスは尽き 刃はぼろぼろになっていた

そこにエルヴィンが

「撤退だ、戻れ!」

俺は心の中で舌打ちしながら従った
今回は大幅に行路を確保できたし死人も限りなく少なかった

リヴァイが索敵班で大活躍したおかげだった

ガスと刃を補給し撤退を開始した

町に帰還

町民「おお、今回は死人が少ないな…」

町民「ああ、流石は調査兵団だ」

勝手なことばかり言う町民

…お前らに俺の気持ちがわかるか…




!!!

あれは……



ペトラの父親

…ペトラの父親の顔を見た瞬間驚愕した

…なんて目をするんだ

憐れむような目…たまらなくなった
怒鳴りそうになったがなんとか気持ちを落ち着かせた

後ろから冷たい目線を浴びている気がした

…それはまるで巨人を殺している俺を否定するかのような目だった

〜リヴァイの部屋〜

死にたい

生まれて初めてそう思った
あの目を思い出すたびに吐きそうになった

リヴァイ「…」

涙が出てきた
何に対しての涙かはわからない

でも止まらなかった



泣き止んだころには腹が減っていた

久しぶりに腹が減った気がする

扉を開けて飯を取ろうとすると
手紙があった

リヴァイへ

南の丘に
私とエルヴィンで墓を作った

明日行ってやれ

ハンジ

リヴァイ「…」

リヴァイ「…あいつらの…墓」

飯を平らげたあとすぐに墓に向かった

墓についた

左から エルド グンタ オルオ

…そしてペトラ

リヴァイ「エルド、グンタ、オルオ、ペトラ」

自然に声が出ていた

言い終わった後 また泣いた
…胸がいっぱいになった

リヴァイがいない
探しても見つからない

ハンジ「…あそこか」

墓についた
見るとリヴァイが泣いている

声はかけない

ハンジ「…戻ろう」

墓の前に花が植えてあった

ヒルガオ  花言葉は絆

リヴァイは顔を上げた

リヴァイ「…戻るか」

駄文すいません m(__)m

次があるならもっと推敲してから貼ってくれ
例えば>>13とか>>25とかどっちやねんってなる

>>29 すいません 文抜けてるの今気づいた… 申し訳ない

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