リサとロゼリアの話です。
暗い話です。
よろしければお付き合いください
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友希那「リサ…」
リサ「…ごめんね、友希那。ちょっときびしくなってきちゃって」
友希那「…」
リサ「あはは、身体がついていかなくてね…」
あこ「リ、リサ姉…」
リサ「もう、十二分に力を注ぐ事もできないんだ…」
燐子「そ、それでも!」
リサ「アタシが嫌なんだ!」
紗夜「…」
リサ「…みんなには申し訳ないと思ってる」
友希那「…リサ、ごめんなさい。私はあなたの事を何も分かっていなかった」
リサ「友希那が謝る事じゃないよ」
友希那「…」
リサ「…アタシは友希那とずっと一緒にいたおかげでロゼリアのみんなともこうして出会う事ができた」
あこ「…」
燐子「…」
紗夜「…」
友希那「…」
リサ「友希那と紗夜から始まって、あこがオーディションを受ける時に一緒に演奏して、最後に燐子が入って来てくれて…」
燐子「…」
リサ「少しすれ違う事もあったけどコンテストにも出場したね。優勝できなかったのは悔しいけど…」
あこ「つ、次こそは…」
リサ「…友希那のお父さんの曲を演奏しようって事もあったね。本番前日に練習を延長したけど不思議と楽しかった」
紗夜「…私もそんな気がします」
リサ「本番には友希那のお父さんも来てくれて一歩前へ進めた気がしたよ」
友希那「…えぇ」
リサ「そういえば、私が練習に行けなかった時はアクシデントばかり起きたっけ?」
燐子「え、えっと…」
リサ「練習しすぎるのは悪い事じゃないと思うよ。でも、たまには一息つくのも大切だと思うよ。それに、紗夜が差し入れを作ってくれるようになったし」
紗夜「まだまだです…」
リサ「そういえば、紗夜はあのお祭りから日菜との距離が近づいたんだよね」
紗夜「え、えぇ…」
リサ「日菜からあの日から紗夜の話しをよく聞くようになったよ。すっごい笑顔で話すから聞いてるこっちまで嬉しくなっちゃうよ」
紗夜「ま、まったく日菜は…」
リサ「燐子とあことは海へも行ったね。海水浴も楽しかったけど、海の家でひまりや彩と一緒に仕事が出来たのも楽しかったなぁ…」
燐子「…」
リサ「紗夜が調子の乗らない時もあったね。でも、自分の音を見つけれる事を祈ってるからね」
紗夜「…必ずみつけてみせます」
リサ「それで、作詞もしたなぁ…ロゼリア以外にもポピパやアフロ、ハロハビのみんなにも手伝ってもらったなぁ…」
あこ「…」
リサ「他にもいろんな事があったなぁ…文化祭やハロウィンパティーなんかもあったっけ」
燐子「…」
リサ「ロゼリアでライブもやったね。あの時の興奮は今でも忘れないよ」
あこ「リ、リサ姉ぇ…」
リサ「あこはすっごい優しくてみんなの仲を良くしようと頑張ってくれてたね」
あこ「…」
リサ「…あこは頼りになるんだ。巴からもよく話しを聞くし。あこはきっと一番成長してるんだと思う」
あこ「グスッ…」
リサ「あこと出会えて…そして、あこがロゼリアのドラマーで良かった」
あこ「…り、りざねぇ」
燐子「今井さん…」
リサ「燐子はもっと自信を持って欲しいかな。私は燐子が凄いやつだって事をもっとみんなに知って欲しい」
燐子「…」
リサ「燐子と始めてバンドで演奏した時、その時ロゼリアが始まったんだ…。あの日の事は昨日のように覚えてるよ」
燐子「い、今井さん…」
リサ「燐子と出会えて…そして、燐子がロゼリアのピアニストで良かった」
燐子「…っ、い、いまいざん…」
紗夜「今井さん…」
リサ「紗夜は本当は優しくてバンドの事やみんなの事を考えてくれてたね」
紗夜「…」
リサ「紗夜がクッキーをつくって来た時はびっくりしたよ。それに美味しかったし。また食べたかったなぁ」
紗夜「いつでも、作ってきますから…」
リサ「紗夜と出会えて…そして、紗夜がロゼリアのギタリストで良かった」
紗世「…っ…!」
友希那「リサ…」
リサ「友希那…友希那は大分変わったと思う。いい意味で。それに今は一人じゃない…アタシが信じる最高の仲間がいる」
友希那「…」
リサ「ロゼリアはアタシの信じる最高の居場所…それを作ってくれてありがとう」
友希那「リサ…」
リサ「友希那と出会って…よかった…」
友希那「…リ、リサぁ」
リサ「…一つ、一つ挑戦出来ることを見つけて挑戦出来る事が楽しかった」
あこ「…」
リサ「大変な事もあったけどみんなといれて沢山のステージにたって…」
燐子「…」
リサ「大好きなみんなと過ごせた時間は本当に夢のようだった」
紗夜「…」
リサ「ステージに立つ事は為に必死に練習して辛い時もあったけど…それでも、なんだか温かくてみんながいたから頑張れた」
友希那「…」
リサ「…最後まで一緒に入れなくてごめん。これからアタシの進む道はみんなと違いけど今迄と変わらずみんなが進み続ける事を祈っているよ」
友希那「リサ…」
リサ「残された時間はあと僅かだけど全力で駆け抜けるから…」
紗夜「…えぇ、分かっでいます」
あこ「…っ…。う、うん!」
燐子「い、いまいさん!」
友希那「…最後まで私たちらしくいきましょう!」
リサ「うん…!」
短いですが、以上になります。
本当にありがとうございました!
これからも頑張ってください!
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