シャル「ねえ、一夏」 (31)
一夏「ん? どうしたんだ? シャル」
シャル「ちょっと見て欲しいものがあるんだけど……」
一夏「おう?」
シャル「ちょっと部屋まで来てくれるかな?」
一夏「ああ、いいけど……」
一夏(一体なんなんだ?)
―――――――――――
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シャル「どう? ラウラ」
ラウラ「変化はない。 まあ当然だがな」
鈴「あ、一夏」
箒「一夏」
セシリア「とりあえず、これを見ていただけますか?」
一夏「みんなもいるのか……」
一夏「って、なんだこれ?」
シャル「昨日、突然カウントダウンが始まったんだよ」
一夏「……この画面」
一夏「どう見てもISのシールドエネルギー表示だな」
ラウラ「うむ」
シャル「ネットでは様々な憶測が飛んでるね」
ラウラ「新たなコンテンツやソシャゲ」
セシリア「小説の展開発表……」
鈴「でも、一番有力視されてるのは」
箒「ISのゲームみたいだ」
一夏「へえ……」
シャル「一夏も聞かされてないんだ……」
一夏「ああ、初めて知ったよ」
一夏「それにしてもゲームか……」
一夏「あ! もしかして、スパロボに参戦!とか!?」
シャル「一夏は、スパロボが本当に好きなんだね」 クスッ
箒「それならば、スーパーヒロイン戦記に全員参加、とか、あるかもしれないな」
ラウラ「何!? では、私やシャルロットも参戦できるのか!?」
シャル「ラウラ、落ち着いて……」
鈴「それはないんじゃない? この前バンナムのHP更新あったばかりだし」
ラウラ「くっ……鈴は参加が決まっているから余裕だな」
セシリア「鈴さん……否定は良くないですわ」
一夏「そういやあれもS・RPGだったな」
箒「一夏もぜひ、買ってくれ」
一夏「ああ、楽しみにしてる」
一夏「けど、そうじゃないなら」
一夏「一体何だろうな?」
ラウラ「ゲームでくくると……アクションゲームが有力視されているな」
シャル「となると……ガン○ムみたいになるのかな?」
セシリア「まあ! それは面白そうですわ!」
箒「背面を見るタイプになるのか、それともコクピット目線になるのか……」
鈴「……コクピット目線はないと思う」
ラウラ「? 鈴、なぜそう思う?」
鈴(制作側が、あたし達のお尻を使わない訳ないじゃない……)
ラウラ「鈴?」
鈴「こ、根拠はないわ! 女のカンよ!」///
ラウラ「ふむ……そうなのか」
シャル「後は、アドベンチャーか、恋愛シュミレーションだね」
一同「あー……」
一夏「一番ありそうだよな……」
鈴「カプ中多いもんね……IS」
セシリア「ですけど、そうなると……」
箒「……どうして私を見るんだ? セシリア」
セシリア「な、何でもございませんわ」
ラウラ「当然、嫁は私一択だよな?」
一夏「ほ、他は、どんなのだろうな?」
シャル「ボク個人は、IS、まさかの劇場版!」
シャル「だったらいいな~とか思ってるんだ」
箒「なる程……面白そうだ」
鈴「でも、今までの展開で劇場版が出来る程の内容、あるのかな?」
セシリア「……うーん。 少々難しいですわね」
シャル「だから、劇場版オリジナルって感じで」
ラウラ「ふむ、いいな」
ラウラ「たとえば、学園を狙う悪の組織との戦い……期待してしまうな」
一夏「いいな、それ!」
一夏「劇場版IS、オリジナル展開……アリだと思うぜ!」
シャル「ふふふ、いいよね」
シャル「いったい、どんな発表かな?」
ラウラ「時間を計算すると、明日8月9日の正午に明らかになる」
鈴「すぐ公開したらいいのに」
箒「まあマーケティングの手法の一つだろう」
セシリア「このやり方は、ユーザーの期待を裏切ったら」
セシリア「後で恐ろしい反動が来てしまいますわ……」
一夏「……考えたくないな」
鈴「……原作者みたいな アレじゃない事を祈るばかりね」
シャル「……それは言わないでよ、鈴」
ラウラ「気持ちはわかるがな」
セシリア「そ、それでは、明日のお楽しみ、という事で……」
箒「そうだな……遅い時間だし」
鈴「もう寝ましょ」
一夏「おう。 じゃ、また明日」
一体何なのか?ドキドキしてます……!
―――――――――――
一夏「どうだ? ラウラ」
ラウラ「うむ」
ラウラ「残り二時間を切り、緊急を告げる赤い警告画面になっている」
ラウラ「と、言っても、ついさっきネットに繋いだので」
ラウラ「いつ切り替わったのかは、分からないが」
一夏「ホントだ」
一夏「……零落白夜を使ってる時は、なるべく見たくない表示だな」
シャル「それはボク達も同じだよ」 クス
シャル「はい、お茶を入れてきたよ、二人共」
一夏「おっ、サンキュー」
ラウラ「いただこう」
シャル「ネットの方もだいぶ落ち着いたみたいだね」
ラウラ「まあ、結果を見てから、というのが大方の意見だろう」
一夏「他にもいろいろ話題があるしな」
シャル「そういえば昨日、地震の誤報があったね?」
ラウラ「単純なシステムエラーの様だな」
一夏「ケータイが鳴った時は、ビビったけどな」
シャル「何事もなくて良かったよ」
一夏「確かに」
一夏「もうすぐ二期が始まるのに、始めから分割画面になるのかと思った……」
ラウラ「自然災害はどうしようもないからな……」
ラウラ「それにしても日本の夏は暑いな」
シャル「ホントだね。 何て言うか……暑さの質?が違う気がする」
一夏「日本は高温多湿だからな……」
一夏「何かの記事で、タイの人が36度くらいで暑い?日本人は暑がりなんだな」
一夏「という意見があったんだけど……」
一夏「日本に来て、何で36度でこんなに暑いんだ!と、思ったそうだ」
シャル「あはは、わかるな、それ」
ラウラ「タイでは、気温が40度を超えるのも珍しくない、と聞くからな」
シャル「やっぱり、湿度が高いからなんだね」
ラウラ「うむ」
ラウラ「タイは湿度が低く、気温が40度を超えても」
ラウラ「日陰に入れば、涼しくしのげるそうだ」
―――――――――――
ラウラ「いよいよ一時間を切ったな」
シャル「うん」
シャル「ドキドキするね」
一夏「何が告知されるのかなぁ」
コン コン
セシリア「ラウラさん、入ってもよろしいですか?」
ラウラ「うむ。 構わない、カギも空いているぞ」
ガチャ
セシリア「失礼します」
鈴「お邪魔しまーす」
箒「邪魔をするぞ」
一夏「お? みんなも来たのか」
箒「やはり気になってな」
鈴「落ち着かないわよ」
セシリア「わたくしもですわ」
鈴「で? 何か変化は?」
ラウラ「警告画面になったくらいだな」
鈴「ふ~ん……」
シャル「あ、みんなにもお茶を入れるね?」
箒「すまない、いただこう」
箒「あれから、いろいろ考えたんだが……」
箒「逆の告知もあるのでは ないだろうか?」
セシリア「逆の告知?」
箒「IS二期の制作、中止……とか」
シャル「や、止めてよ! 箒!」
鈴「縁起でもない事言わないでよ!」
セシリア「いくら何でも不吉すぎますわ!」
ラウラ「さすがにそれはないだろう……」
一夏「これだけ期待させといて、そんな告知だったら」
一夏「制作会社に大量のカミソリが送られるぞ……」
―――――――――――
箒「いよいよ10分を切った」
一夏「けっこう長く感じるもんだな」
ラウラ「刻一刻と無くなる時間……正直、落ち着かない」
鈴「時限爆弾を連想させるしね……」
シャル「ボクはトゥエン○ィ・フォーかな」
セシリア「○ャック・バ○アーですわね」
鈴「あたし、あのドラマの良さがわかんない……」
シャル「まあ、確かに人を選ぶかも」 クス
セシリア「毎回、ピンチをどう切り抜けるのか、楽しみですの」
ラウラ「私も好きではないな」
ラウラ「組織の中において、スタンドプレーに走るのは、どうもな」
一同(おまいう……)
セシリア「一分を切りましたわ……あと少し」
鈴「ドキドキする……」
箒「頼むぞ……いいものであってくれ!」
シャル「ゲームかな……映画かな……それとも……?」
ラウラ「お、落ち着け……!」
ラウラ「落ち着くのだ、ラウラ・ボーデヴィッヒ!」
一夏「さて、何が出るのやら……!」
一夏「来た!」
シャル「ゲームプロジェクト……やっぱりゲームだったね」
ラウラ「イグニッションハーツ……?」
セシリア「どの様な内容なのでしょうか?」
箒「そのあたりが書いてないな……」
鈴「何でよ!? 一番重要なところでしょ!?」
一夏「ハードは……PS3とヴィータ」
一夏「今年の秋、発売予定……か」
一夏「やっぱりIS二期との連動ゲームだったな」
ラウラ「大方の予想通りだったか……」
シャル「映画じゃなかった……」
セシリア「これ、挿絵が二期のモノですわね?」
シャル「あ、ホントだ」
鈴「一部で不評買ってる……」
箒「鈴、それ以上は駄目だ」
ラウラ「さすがにこれだけでは、判断ができないな」
ラウラ「続報を待とう」
一夏「そうだな」
一夏「これも先の予想ににあったけど」
一夏「アクションか、S・RPGか、はたまたアドベンチャーか」
ラウラ「それとも恋愛シュミか」
一夏「そ、それじゃ、そろそろ締めるか!」
鈴「ちょっと待って、一夏」
鈴「これ、今年の秋なのは、アニメだけじゃない?」
一夏「あ……本当だ。 うっかりしてたな」
一夏「今年の冬が、ゲームの予定だった」
一夏「まあともあれ、みんなの期待は裏切らなかったかな?」
鈴「まあね」
セシリア「予想の範疇でしたけど……」
箒「中止とかでなくて、本当に良かった」
ラウラ「うむ。 それではまた会おう」
シャル「テレビアニメ、インフィニット・ストラトス二期の放送」
一同「お楽しみに~!!」
終わり
ゲームだったか~。
映画、いい予想だと思ったんだけどなー。
どんな内容か分からんけど、シャルでニヤニヤするぜ!
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