【NEW GAME SS】青葉「一気飲み?」 (10)

青葉「皆さんはお酒の一気飲みをした事ありますか?」

ゆん「なんや、唐突に?」

青葉「昨日ニュースで「最近居酒屋に来るお客の間でお酒を一気飲みするのが増えている」って話題を見まして…。それで皆さん大人ですし、実際に一気飲みをした事があるのかなって気になりまして…」

はじめ「う~ん。まぁ、私は普段からゆっくり飲む方だから、ないかな!」

コウ「一気飲みには少し興味あるけど、実際にした事はないな!」

ひふみ「私は………ゆっくり飲む……から…ない」

りん「私もないわね! そもそも一気飲みなんて体に良くないわ」

ゆん「ウチの場合はすぐに酔い潰れるやさかい。一気飲みなんて、まず絶対に無理や」

青葉「やはりそうですか。実は私も……///」エヘヘッ

ゆん「ほぉー、そうなんや……って、青葉ちゃんは未成年やから、飲酒はせーへんやろっ!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511277536

コウ「つーか、青葉はなんでそんな事を聞くんだー?」

青葉「えっ?」

コウ「そもそも青葉ってまだ未成年だろ! 未成年が酒の話をするなんて、あまりないぞ?」

青葉「いや、なんというか、小学生の時にふと見た漫画で大人たちが集まって「イッキ!イッキ!」ってコールし、一人が酒を一気飲みするって場面を見たことがありまして、それで昨日のニュースにあった「一気飲み」を見たら、ふと思い出したので、いっそのこと皆さんに……という訳で!」

ゆん(小学生の時にそないな宴会のようなのが出てくる漫画を見るなんて……なんか渋いなぁ。)

りん「その、青葉ちゃんって本当に10代? 前の初任給の時もそうだけれど、たまに渋い話をするのよね」

コウ「あっ、それ分かるー!」

青葉「わ、私はまだ未成年ですけど、もうすぐ大人ですし。それに働いていますので社会人として、酒の席とかどうなのかなって勉強したいだけです!!」

はじめ「はははっ、まぁ、社会人についてもっと勉強したいって真っ直ぐな所は青葉ちゃんらしいよね!」

ひふみ「真面目…な青葉ちゃん……イイっ///」

コウ「というか、一気飲みの話とは別に酒の話してたらマジで飲みたくなってきた……」

はじめ「あっ、私もです!」

ゆん「せや! 昨日、えぇ店見つけたんやけど、よかったらこの班で飲みに行きまへんか?」

コウ・はじめ「「賛成ーーーー♪♪」」

りん「ちょっとコウちゃん!? 今日は残業のはずじゃ?」

コウ「じゃあ、今日の残業は無しにしようか、りん!」

りん「えっ?」

コウ「今日ぐらいは無しにしても構わないだろうし、また明日にでも持ちこせば大丈夫だろ!」

りん「で、でも……」

コウ「たまにだし、ね?」

りん「もぅ、しょうがないわね。たまには羽を伸ばす事も大事でしょうし、いいわ♪」

コウ「よっしゃあ、サンキューりん!」

ひふみ「ねぇ……?」

ゆん「なんですか、ひふみ先輩?」

ひふみ「日本酒……は?」

ゆん「日本酒もあるみたいですよ! 外の看板に記してありましたし」

ひふみ「良かった……///」

青葉「…………」

はじめ「青葉ちゃんどうしたの、浮かない顔して?」

青葉「あっ、いえ、皆さん。楽しんできてくださいね♪」

ゆん「えっ?」

青葉「んっ?」

ゆん「何を言うとるや、青葉ちゃん? 青葉ちゃんも一緒に行くやろ!」

青葉「えぇっ!?」

コウ「おいっ! なんでそこ、びっくりするんだよ?!」

青葉「確かに私も行きたいですけど、飲みに行くって事は皆さんでお酒を飲むという事…つまりはお酒の席なので、未成年の私は居ない方がよろしいのかと……」

はじめ「別に酒を飲める人だけって言ってる訳じゃないし、むしろ未成年の青葉ちゃんは青葉ちゃんでジュースでOKだよ?」

青葉「…………」

りん「青葉ちゃんも私達班の立派な仲間よ! 参加しないでどうするの?」

青葉「あっ、でも……」ポンポン

青葉「?」クルッ

ひふみ「」

青葉「ひふみ先輩?」

ひふみ「青葉ちゃんも……来ないと……ダメ…だよ」

コウ「そうそう、ひふみんの言う通り、青葉も来るんだ!!」

はじめ「別に私たちに気を遣う必要はないからさ!」

青葉「皆さん……分かりました。私も参加させて頂きます!」

~居酒屋~

コウ「そんじゃあ、乾杯ーー!!」

一同「かんぱーーい!!!」

ゴクゴクゴクッーー!!

はじめ「ぷはぁっ♪」

コウ「うめぇっーー♪」

りん「たまにはいいわねー♪」

ゆん「ウィッ///」

青葉「ゆんさんは前の歓迎会みたく、もう酔ってますね!」

ひふみ「………」

青葉「ひふみ先輩は変わらずに大人っぽく、ゆっくり飲みますねぇっ!!」

ひふみ「ふぇっ!?///」

コウ「おいおい、ゆん、すぐに酔うなっての! ほらっ、ひふみんもゆっくりじゃなくてもっと、グイっと行こうぜーー!!」

ゆん「っ?/////」

ひふみ「えっ、えぇと……///」

りん「こらこら、コウちゃん!? そんなに強くないゆんちゃんとひふみちゃんに勧めのは可哀想よ!」

はじめ「八神さんも相変わらずですね、ははは」

青葉(前の歓迎会みたいな盛り上がりになりましたね……)

コウ「おい、青葉! これ食べてみろ?」

青葉「えっ、またロシアンですかっ!?」

コウ「いいから食べてみろって?」

青葉「は、はい! ……んっ!?」パクッ

青葉「甘ーっ!? 八神さん、ハチミツ入れましたねっ!!」

コウ「ピンポーン、正解だよ♪ あはははっ、今回も上手くいったなー!!」

はじめ「青葉ちゃん、また八神さんに遊ばれてるね!」

青葉「あぁ~、口の中が甘ったるかった……」

りん「青葉ちゃんっ!!////」

青葉「遠山さん、まさか?」

りん「新人は先輩にお酒を注ぐもの……前回教えた基本、忘れたのっ!!!/////」

青葉「そうでしたー!? はい、ただいまー!!」トクトク

コウ「おー、出た出た! りんの酒乱だ!!」

ひふみ「りんちゃん……また横暴な面、出ちゃった……ね」

りん「うん! ビールの注ぎ方、少しは様になって来たようね!!//////」

青葉「はい。前回の反省から、少し勉強しまして!」

はじめ「おぉ、こっちも出た! 青葉ちゃんの成長!!」

ゆん「う~んっ/// 青葉ちゃんは…成長するもん、やっ、ウィ~////」

コウ「んっ?」

ポスター『特大ジョッキの生ビール、及び大き目の焼酎グラスの日本酒が一気飲みし放題!! 一気飲みですので挑戦する方はどうぞ、お気軽に!』

コウ「おっ、これいいな!! すみませーん!」

店員「はい!」

コウ「この一気飲みし放題って奴で、特大ジョッキの生ビール4つと大き目の焼酎グラスの日本酒1つ、持ってきてよ!」

店員「かしこまりました!」

はじめ「特大ジョッキの生4つに大き目の焼酎グラスの日本酒1つって、青葉ちゃん以外の全員の分ですか?」

コウ「そうだけど?」

ひふみ「待って…コウちゃん!? 大き目って……私、そんな…には」

コウ「遠慮するなって、ひふみん! おい、青葉ー?」

青葉「はい?」

コウ「今日、質問した一気飲みの件だけど、私は興味があるから今からするぞ!」

青葉「えっ?」

コウ「ついでに青葉以外の面々もするから、私ら大人がどれだけ一気飲みが出来るか、しっかりと目に焼き付けろよな?」

青葉「え、えぇと!?」

はじめ「もぅ、何を言っているのかが良く分からなくて、青葉ちゃんが混乱してますよ?!」

コウ「要約すれば度胸だよ! 初めてやる一気飲みを私らが無謀にも挑戦しようとする、という事は度胸がないと出来ない!! 仕事だって一緒だ…。度胸がなければ難しい事になっても続かないし、ましては乗り越えられない!! だからこそ、今、一気飲みをしようとする私らの度胸は、仕事に望む事と同じく強い度胸だと、そう捉えてほしいって事さ!!」

青葉「は、はい!?」

はじめ「私らって、八神さんが勝手に巻き込んだんじゃっ!?」

ひふみ「うん……」

コウ「あぁ、とにかくもう頼んだんだ! 皆で一気飲みに挑戦するしかないんだろー!!」

りん「へっ//////」

ゆん「んっ//////」

青葉(そういえば、出来上がってる遠山さんとゆんさん…完全に意思を無視されてますね……)

店員「へい、おまちー! ごゆっくりどうぞ!!」

「特大ジョッキの生4つ、大き目の焼酎グラスの日本酒1つ」ドン

青葉「わぁっー、大きいですね!!」

コウ「へぇ~、ビアガーデンとかで良く見る大きなジョッキだな! それにしても「生ビール」を一気飲み、考えただけでもワクワクしてきたなぁ!」

はじめ「どこがですか……。でも、確かにビアガーデン並みに大きいですし、ビールも美味しそうだな!!」

りん「これ、飲めばいいのかっ!!//////」

ゆん「う~ん、とことんやったるで……ぇ/////」

ひふみ「私は、一気…じゃなくて……チビチビで…行こう……と」

青葉「頑張ってください、皆さん!!」

コウ「皆、一気に行くぞーーーー、乾杯ーーーーー!!!」

一同(青葉以外)「「「「かんぱーい!(かん…ぱい!)(かんぱーーーーーいっ!!////)(かんぱ~~~~~いっ!////)」」」」

ゴクゴクゴクゴクッーーーー!!!!!

コウ「ぷはぁーーー、あはははははっ、もう最高~♪♪//////」

はじめ「なんだかー、楽しく、あはははは、なってきたなぁ~♪///////」

りん「おかわりー!! さっきの特大、おかわり持ってくるっーーー!!!///////」

ゆん「う~ん、無理はせえへん方がいいわっ~~//////」

青葉「凄い。皆さん、ほとんど一気に飲み干して……って皆さんっ!? なんだか様子がおかしいような……」

ひふみ「大きな…ジョッキで…飲んだから……完全に…出来上がってる…みたい……だ…ね。」

青葉「あっ、ひふみ先輩は大丈夫なんですか?」

ひふみ「うん……。私は…比較的…ゆっくり……飲んだ…から」

コウ「ひふみ~~ん、そんなチビチビ飲んなって! おい、はじめーー!!」

はじめ「了解~~♪ ニヒヒッ、ひふみ先輩をホールドっ♪♪」ガシッ

青葉「はじめさん、ひふみ先輩に何をっ!?」

ひふみ「ちょっ、は、はじめちゃんっ!?///」

コウ「こうしないとひふみん逃げるだろ~? だからこうしたんだよ!! さて、ほぉ~~ら、ひふみんっ♪ たっぷり飲ましてやるからな!!」

ひふみ「こ、コウちゃん……ちょっと…待っ…んっ!?/////」クイッ

青葉「ひふみ先輩ーーっ!?」

ひふみ「」グビグビ

ひふみ「ぷ、はぁ…………/////」

コウ「どうだ、ひふみん? 気分は??」ニヤリ

ひふみ「うん、良いかもっ♪/////」ニコッ

青葉(ひふみ先輩が笑顔にっ!? 表情も何気に柔らかいーっ?!)

はじめ「でしょー?////」

りん「おかわりはまだか~~~?/////」

ゆん「ウチは~~?//////」

コウ「よぉし、皆、もう一杯一気飲みで行くぞ~♪///」

一同「おぉ~!!!」

青葉(皆さん、一気飲みで出来上がって、なんだかきりがありません……)

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom